【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、便座及び便蓋装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、便座は使用者が座する座部分と、その後端両側のヒンジ部と、座部分から上方に湾曲傾斜して延出形成されてヒンジ部と座部分とを連結する連結部とから構成され、便蓋は便器開口を覆う蓋部分と、その蓋部分から延出形成される後端両側のヒンジ部とから構成されていた。このため、便座の連結部と蓋部分とに隙間が生じ、便蓋倒伏状態で、使用者が座してしまうと、便蓋が割れてしまうことがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑み案出されたもので、便蓋倒伏状態で、便蓋の上に使用者が座っても割れない便蓋を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用及び効果】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明においては、便座・便蓋支持体に回転自在に支持される便座及び便蓋装置において、a)前記便座・便蓋支持体の前面に傾斜部を設け、b)便蓋は、便器の開口部を塞ぐ蓋部分と、その後端両側のヒンジ部と、前記蓋部分から上方に湾曲傾斜して延出形成されて前記ヒンジ部と前記蓋部分とを連結する連結部とからなり、c)便座は、使用者が座する座部分と、その後端両側のヒンジ部と、前記座部分から上方に湾曲傾斜して延出形成されて前記ヒンジ部と前記座部分とを連結する連結部とからなり、d)前記便座、便蓋倒伏状態での前記便蓋連結部と前記便座連結部との傾斜角を前記便座・便蓋支持体の傾斜部の傾斜角と略同一とし、連結部分にかかる荷重を便座・便蓋支持体で受けるので確実に便蓋の割れを防止することができる。しかも、前記便蓋を閉じた状態における、該便蓋の端部と装置本体との隙間、前記便座の端部と前記便座・便蓋支持体との隙間、及び前記便座と前記便蓋との隙間を、それぞれの隙間が略均一寸法となる微小隙間として設定し、
更に、前記便座の後部側側端部に水平部を形成して、前記便蓋の連結部に垂下縁を設け、前記便蓋に荷重がかかった際に前記垂下縁を前記水平部に当接可能としたので、ゴミ等が堆積して汚れることが少ない。
【0005】
そして、前記便座の後部側側端部に水平部を形成して、該水平部に前記便蓋の連結部に設けた垂下縁を当接可能としたので、便蓋倒伏時、便座上面が描くラインと便蓋縁部が描くラインとが略平行なラインとして見え、すっきりしたイメージを与えることができる。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に加え、前記微小隙間を2mmとしている。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して実施例について説明する。図1は本発明の実施例に係る衛生洗浄装置の便座、便蓋を取り外した状態での全体構成を示す斜視図、図2は便蓋を開いた状態での全体構成を示す斜視図、図3は便蓋、便座倒伏状態での全体構成を示す斜視図、図4は平面図、図5は正面図、図6は左側面図、図7は右側面図、図8は背面図、図9は装置本体の右側面図、そして図10、図11は装置本体30(内装機器省略)の分解斜視図である。
【0021】
【0022】
(外観部品全体構成の説明)図において、10は便蓋、20は便座、30は洗浄装置本体である。便蓋10及び便座20はヒンジブロック40及びソフト閉止ユニット50を介して、洗浄装置本体30に回動自在に支持される。なお、本実施例の説明で装置本体30、便座、便蓋支持部31bは共に便座、便蓋支持体のことである。
【0023】
【0024】
(装置本体30の説明)装置本体30は装置の外郭を形成する上ケース31と下ケース35と、後述する内装機器(付随機器)とからなり、上ケース31は前方に傾斜部31aを設ける。この傾斜部31aは便座20下面の傾斜部20fと便座20倒伏状態において重合するよう形成し、この傾斜角度は後述する洗浄ノズルの伸出角度と略同一とする。また、この傾斜部31aに連続して便座・便蓋支持部31bを形成する。便座・便蓋支持部31bは中央を隆起した膨出部の左右を前記傾斜部31aに連続した傾斜凹部31c、31cとして形成する。中央隆起部の側壁面31d、31dには、ヒンジブロック40と係合する係合突起32、32を設ける。この便座・便蓋支持部31bは、その頂上部に便蓋10並びに便座20の回転中心軸と同心の円弧状で且つ便蓋10倒伏位置を始点として便蓋10後端が開放した終点位置まで描く軌跡に略相似形状とした曲面部31fを備える。この曲面部31fには、運転状態等を表示する為の表示部用開口31g、便座20に着座した利用者を検出する為の人体検出センサ用開口31hが配置される。また、曲面部31fは中央の曲率を最も大きく、左右にいくに連れ小径とした樽形状とする。便蓋10の略開放位置部分からはその高さを維持する略フラット面31pとする。上ケース31の右側面には、操作部33aを、右後方上面にはリモコン受信部33bを設ける。そして、この樽形状の曲面部31f上を銘板34で覆うことにより、表示部用開口31g、人体検出センサ用開口31hを塞ぐ。この銘板34には、人体検出センサ用開口31hに対応する部分に半透明のスモーク板34aを一体に形成し、表示部用開口31gに対応する位置に透明部34bを一体に形成する。また裏側に熱カシメ用突起34cを4個所設け、上ケース31に設けた熱カシメ用孔31xにて熱カシメし、上ケース31に一体化する。この銘板34は二色成形により形成され、下面をパール調、上面を透明板とし、パール調下地側に文字、表示部用開口、人体検出センサ用開口を形成し、上側透明板にてその全てを覆うよう形成する。
【0025】
この表示部は、前記便座・便蓋支持部に支持された便座及び便蓋が閉じた状態及び開いた状態のいずれであっても、使用者が目視可能である位置に配置されている。すなわち、便蓋が倒伏状態に閉じているときには、表示部は便座の後端よりも後部側に露出し、便座を開放したときには、表示部は便座の下端よりも下側に、それぞれ使用者が便器に向かって立ち姿勢をとったときに楽な姿勢での視認が可能となっている。
【0026】
【0027】
下ケース35の両側方部35aは底面側に向けて傾斜させており、その右傾斜部には、便座コード取出口35b、電源コード取出口35c、傾斜部から側方に突出する突出部35dを設け、左傾斜部には便器自動洗浄ユニット等のオプション機器への電力及び信号を供給する為のオプション用コード取出口35eを設ける。なお、突出部35d下方は切り欠いており、側方には給水接続口35f及び水抜き栓用開口35gを設ける。上ケース31、下ケース35の他の部位は夫々の内装部品を説明する際に合わせて説明する。
【0028】
【0029】
上ケース31と下ケース35の連接構造を説明する。上ケース31前面側には、傾斜部31a前面より垂下された垂下壁31i内側に設けた係合爪31j、31j、傾斜部31a内側に設けた位置決拘束用突部31k、31kを設け、上ケース31背面壁31lに設けた第2係合爪31m、31mを設ける。下ケース35には、前面壁35hに、係合突部35i、35i、底面には位置拘束用ボス孔35j、35jを設け、下ケース35背面壁35kに第2係合突部35l、35lを設ける。この構成により位置拘束用凸部31k、31kを位置拘束用ボス孔35j、35jに合わせ、上ケース31の前部を下ケース35に押し込むと係合爪31j、31jが弾性変形しながら、係合突部35i、35iを乗り上げ、係合爪31j、31jが係合突部35i、35iに係合する。次に後部を押し込み、第2係合爪31m、31mが弾性変形しながら、第2係合突部35l、35lを乗り上げ、第2係合爪31m、31mが第2係合突部35l、35lに係合する。これにより、上ケース31と下ケース35とは一体化する。なお、本実施例では、第2係合爪31m、第2係合突部35lとの係合部分で連接を強固にするためにネジ止めを行っているが、このネジ止めは省略しても良い。
【0030】
なお、上ケース31と下ケース35との側面での合わせラインAを便座の下端が描くラインBの延長線上とし、且つ下ケース35の両側方に傾斜部35aを設けたので、下ケース35側面は影となり、取出口等は見えづらいので非常にコンパクトな印象を与える。また、突出部35dは逆に目立ち、水抜き等のメンテナンス作業部を認知させることができる。
【0031】
このようにして、上ケース31と下ケース35が連接されてなる装置本体30は、その嵩が約120mmとされ、成人であれば、片手の親指と中指とで何とか挟み持つことのできる寸法であり、局部洗浄装置の取付け工事などの際には、大変便利である。また、装置全体が薄型になったことにより、小さなサイズの梱包ですむので、持ち運びも楽であるし、梱包材も小型化できる。
【0032】
【0033】
(便蓋10の説明)便蓋10は、便器の開口部を塞ぎ上面が後部側ほど上方に反った凹形状となっている蓋部分10aを有し、その後端両側には、ヒンジブロック40、ソフト閉止ユニット50を介して前述の便座・便蓋支持部31bに回転自在に支持されるヒンジ部10bを有する。このヒンジ部10bは、蓋部分10aから下方に湾曲傾斜した連結部10cを介在させて、この蓋部分10aから延出形成する。便蓋10倒伏状態での連結部10cの傾斜角は傾斜部31aの傾斜角と略同一であり、連結部10cの両端側壁下端部が傾斜部31a上面と所定間隔(本実施例では2mmの微小隙間)空けて略一致するよう形成する。また、ヒンジ部10bはその内側にソフト閉止ユニット50を収納する収納部10dを形成する。ヒンジ部10bの上方曲面部10eは便蓋10倒伏状態において後述する便座のヒンジ部20c及びヒンジブロック40を覆い隠すよう収納部10dよりも内方に延出形成し、上方を曲面部31fと略相似な同心円弧状で且つ曲面部31fと連続面に形成する。
【0034】
【0035】
(便座20の説明)便座20は、中央部に開口20aを備える座部分20bを有し、その後部両側には、ヒンジブロック40、ソフト閉止ユニット50を介して前述の便座・便蓋支持部31bに回転自在に支持されるヒンジ部20cを有する。このヒンジ部20cは、座部分20bから上方に湾曲傾斜した連結部20dを介在させて、この座部分20bから延出形成する。また、ヒンジ部20cはその内側にソフト閉止ユニット50を貫通収納する為の収納開口20gを有する収納部20eを設ける。ヒンジ部20c上方曲面部20hは便座20倒伏状態においてヒンジブロック40を覆い隠すよう収納部20eよりも内方に延出形成し、上方を曲面部31f、ヒンジ部10bと略相似な同心円弧状で且つ便蓋10の略肉厚分小さい曲率で形成する。なお、便座20の連結部20dの下面には傾斜部20fを形成する。
【0036】
また、便座20の座面20bの後部側側端部に、便蓋10の折り返し状の連結部10cの垂下縁10gを当接可能な水平部20kを形成して、便座20や便蓋10の倒伏状態において、便蓋10の連結部10cを、その下端面が便蓋10の外周部垂下縁と水平な一直線上に揃うように形成して水平端部とすると共にその水平端部が装置本体30の傾斜部31aの近傍まで延伸するように形成している。
【0037】
【0038】
(便蓋10、便座20、装置本体30との関係の説明)便蓋10、便座20、装置本体30は前述のような形状とされているので、便蓋10、便座20倒伏時には、装置本体30の曲面部31fと便蓋10の曲面部10eとが同心円弧状の連続した面を形成するので、すっきりとした印象を与える。このすっきりとした印象は便蓋10や便座20の側面が、装置本体30の側面と同一平面上に形成されていることにより、さらに印象を強めることに成功している。また、ヒンジ部20cも同心状の形状としたので便蓋10を開放状態としても、すっきりとした印象を変えることは無い。また、便座・便蓋支持部31bの左右を傾斜凹部31cとして、そこを便蓋10、便座20のヒンジ部10b、20cとの回動空間としたので、便座20中央後端部20iを座面として利用することができる。また、便座・便蓋支持部31bの内方を収納空間としても有効利用しており、装置本体30のコンパクト化を図ることができる。
【0039】
さらに、装置本体30の最高高さ位置を、便蓋10の倒伏状態での便蓋10の最高高さ位置よりも低く、すなわち装置本体30のフラット面31pの上面を、便座20及び便蓋10のヒンジ部位置よりも低くしているので、局部洗浄装置の全体がコンパクト化され、装置の持ち運びやすさ等が向上している。
【0040】
なお、装置本体30には、便座20及び便蓋10のヒンジ部10b、20c間に、ヒンジ部10b、20cの最高高さと略同一高さとなり内部に機能部品を収納している膨出部を形成しているが、ここで言う装置本体30の最高高さ位置はこの膨出部を含まない。
【0041】
この膨出部はちょうど左右のヒンジ部10b、20cの間に収まりきるので、ヒンジ部10b、20cとの一体感がある。よって、便蓋10又は便座20の後方部にそれよりも高くそびえる部材がないため、この局部洗浄装置のコンパクトさを一層目立たせることに成功している。
【0042】
また、前記同心円弧の中心であり、便蓋10、便座20の回動中心をフラット面31pと略同一高さとする。こうすることで、便蓋10、便座20のヒンジ部10b、20cの回動軌跡はフラット面31pよりも後部に描かれず、傾斜凹部31cを余分に取る必要がなくなり、便蓋10倒伏状態での装置本体30との隙間を狭くすることができる。
【0043】
さらにまた、装置本体30の膨出部と、その枢軸方向外側にある便蓋10の一部分とで、その高さ及び曲面状の表面Rを略等しくしている。
【0044】
なお、便蓋10を閉じた状態で、便蓋10の端部と装置本体30との隙間、便座20の端部と装置本体30との隙間、及び便座20と便蓋10との隙間を、それぞれ約2mm程の略均一寸法の微小隙間として設定した。この微小隙間は、便座や便蓋を開放した状態でも、近い寸法に維持される。よって、従来の局部洗浄装置が有していた装置本体と便蓋の間の窪みなどを排除した、表面のでこぼこの少ないほぼフルフラットな表面を持ち且つ隙間レスとすることができた。よって、製品の意匠性が極めて向上するうえ、仮りに隙間に汚れが付着しても目立たない。
【0045】
【0046】
(ヒンジブロック40、ソフト閉止ユニット50の説明)図12は、装置本体30に対する便蓋10及び便座20の連接構造を示す概略断面図である。連接構造は、ヒンジブロック40とソフト閉止ユニット50とで構成され、ソフト閉止ユニット50は、便蓋10及び便座20が閉じるときに抵抗を与えて緩やかに動作するように緩衝装置(図示せず)を内蔵するヒンジ胴部51と、ヒンジ軸52とから構成され、ヒンジ軸52に対しヒンジ胴部51は回動自在とされている。なお、このヒンジ胴部51及びその周囲は便蓋10及び便座20の上面によって隠れるような構造とする。ヒンジブロック40には、ヒンジ軸52を挿入してこれらを固定支持するための支持孔40aを設ける。ヒンジブロック40の底部には、装置本体30に設けた係合突起32に対応して凹部40bを設ける。便蓋10及び便座20を装置本体30に連接するためのヒンジブロック40は、装置本体30に設けた係合突起32に凹部40bが嵌まり込んで固定される。
【0047】
収納部20eの開口20gの一部に位置決め凹部20jを、ヒンジ胴部51の一部に位置決凸部51aを設け、この凹凸により便座20の基端部に設けた収納部20eの一方をヒンジ胴部51と一体に回動するように固定し、他方の収納部20e内にヒンジ胴部51を貫通連結し回動自在に軸支させる。また、収納部10dの一部に位置決め凹部10fを、ヒンジ胴部51の一部に位置決凸部51bを設け、この凹凸により便座と固定された収納部20eとは逆側の便蓋10の基端部に設けた収納部10dをヒンジ胴部51と一体に回動するように固定し、他方の収納部10dをヒンジ胴部51に対し回動自在に軸支させる。
【0048】
【0049】
図13は、ヒンジブロック40、サポートカバー41と装置本体30に設けた係合突起32との連接構造を示す斜視図である。図において、ヒンジブロック40には、樹脂等から形成されるカバー41が設けられ、支持孔40aと同心円形状に若干突出して設けた支持ガイド40bに、支持ガイド40bと略同一形状の回動孔41aを回動自在に軸支することにより、ヒンジブロック40とカバー41は一体化される。カバー41の裾部内側にはロック爪41bが設けられ、片側には把手部41cが一体に設けられている。係合突起32前壁には、ロック爪41bが係合する係止溝32aが設けられる。なお、カバー41の側壁基端部内側には第2ロック爪41dが設けられ、ヒンジブロック40側壁には、第2ロック爪41dが弾性係合する第2係止溝40cが設けられる。ヒンジブロック40の凹部に、テーパ状の形状となっている係合突起32が挿入、嵌合する構造となっている。
【0050】
【0051】
図14は、ヒンジブロック40、サポートカバー41と装置本体30の係合突起32との連接状態を示す断面図である。サポートカバー41は折り返し部41eを設け、略断面略L字の形状をなしている。図13に示したロック爪41bは、強度確保のため、折り返し部41eに一体的に形成されている。第2ロック爪41dを第2係止溝40cに案内するために、溝40dがヒンジブロック40側壁に設けられた支持孔40aと同心円弧上に第2係止溝40cよりも浅く形成される。また、第2ロック爪41dと第2係止溝40cとのロックが確実となるよう第2係止溝40cと溝40dとの間に盛り上がり部40eを設けている。このように、第2ロック爪41dと第2係止溝40cとを弾性係合として補助ロック機構を形成しているので、ロック爪41bと係止溝32aとは弾性係合ではなく、単なる係合とすることができるので、ロック力の調整およびロック爪41bの耐久性の確保等が容易である。また、これにより設計の自由度が広がる。ヒンジブロック40の内部にはリブ40fがあり、係合突起32と嵌合する構造となっている。このリブ40fの高さ調整にて係合突起32との嵌合調整を行う。
【0052】
【0053】
図15は、ヒンジブロック40、サポートカバー41と装置本体30との連接状態を示す断面図である。図より明らかなように、連接状態では、ロック爪41bが係止溝32aに係合しているので、この状態では、ヒンジブロック40と係合突起32の係合は外れない。この際、上記カバー41の第2ロック爪41dとヒンジブロック40の第2係止溝40cとにより、回動方向も規制される。係合を外したい場合は、把手41cに指をかけて、第2ロック爪41dと第2係止溝40cとの弾性係合を解除して、カバー41を回動することにより、ロック爪41bと係止溝32aとの係合を解除し、便座20等を上方に持ち上げることでヒンジブロック40と装置本体30の係合を外すことができる。また、便座20等を取り付けるときは、係合突起32にヒンジブロック40を挿入する。係合突起32は外側先端程細くなっているため、ヒンジブロック40を挿入しやすく、便座20取付作業が容易となる。便座20の荷重等によるヒンジブロック40の支持孔40aの下向きの力は、ヒンジブロック40の下端と装置本体30との接触部により受ける構造となっている。下向きの荷重を装置本体30の表面にて受ける際には、ケーシング全体がたわみ内部部品を破損させる恐れがあるため、装置本体30の上ケース31の裏面に補強リブを配設している。
【0054】
【0055】
(内装部品の構成の説明)図16(a)は上ケース31を取り外した状態の装置本体30の斜視図、図16(b)は更に制御ユニットを取り外した斜視図、図17は各ユニットを取り外した分解斜視図である。図において、60はバルブユニット、70は熱交換ユニット、90は流調、脈動ユニット、110はノズルユニット、130は乾燥、脱臭ユニット、150は補助操作ユニット、160は第1制御ユニット、170は第2制御ユニットである。
【0056】
【0057】
(バルブユニット60の説明)図18にはバルブユニット60の分解斜視図、図19には一部断面図、図20、図21には組立てた状態での斜視図、図22、図23には下ケース35に設置する前の状態の斜視図、図24、図25には下ケース35に設置した状態での斜視図を示す。図において、61はバルブ躯体、62は給水接続管、63は水抜栓、64は温水ヒータ制御用のトライアック、64aはトライアック64の放熱板、61aは流路形成用板兼リモコン受光部取付板、65は調圧弁、65aは調圧弁用開口塞板、61bは第2流路形成用板兼リモコン受光部取付板、66は電磁弁、67は流出接続管、68は入水温サーミスタである。
【0058】
バルブ躯体61には、給水接続管62を取り付ける為の取付用開口61c、水抜栓63にて通常閉塞される水抜き開口61d、放熱板64aを取り付ける為の取付用貫通孔61e、流路形成用板兼リモコン受光取付板61aを取り付け流路形成するための流路形成用溝61f、調圧弁65を取り付ける為の取付用貫通孔61g、第2流路形成用板兼リモコン受光取付板61bを取り付け流路形成するための第2流路形成用溝61h、電磁弁66を取り付ける為の取付用開口61i、流出接続管67を取り付ける為の取付用開口61jを設ける。なお、図19に示すように取付貫通孔61eには逆止弁69を設け、また、水抜き開口61dから逆止弁69を経由しないで流路形成用溝61fに連絡するバイパス路61kと水抜き開口61dから逆止弁69を経由し流路形成用溝61fに連絡する本流路61lとを設ける。従って通常使用時の水の流れは、給水接続管62→開口61c→開口61d→本流路61l→(放熱板64a)→逆止弁69(貫通孔61e)→溝61f→調圧弁65→貫通孔61g→(塞板65a)→溝61h→電磁弁66→開口61i→開口61j→流出接続管67となる。
【0059】
給水接続管62は略L字形状に形成され、一端にフレキ管が螺合接続する雄ネジ部62a、他端にバルブ躯体61に回動自在に嵌合固定される嵌合挿入部62bを設ける。また、嵌合挿入部62bにはOリング(図示せず)を嵌め込む溝62c、抜け止め用フランジ62dを設ける。このような構成により、給水接続管62の嵌合挿入部62bを躯体61の開口61cに挿入した後、略U字形状の取付部材62eをネジにより躯体61に固定することにより抜け止め用フランジ62dが拘束され、躯体61に対し回動自在に固定される。なお、給水接続管62の雄ネジ部62aは通常下方に向けられて設置されるが、便器幅が大きい場合、便器が干渉して取付かない。従って、そのような幅広の便器に取り付ける場合には、給水接続管62を回動し、下ケース35に設けた給水接続口35fから側方に向けて給水接続管62の雄螺旋部62aを突出させてフレキ管(図示せず)と接続する。従って、幅広の便器であっても取付かないということはない。
【0060】
【0061】
水抜き栓63はつまみ63aと栓本体63bからなり、つまみ63aの中心部には栓本体63bとの接続の為の丸孔63cが開けられ、内側には躯体61との接続の為の雌ネジが形成されている。栓本体63bは、つまみ63aへの取付部63d及びOリング溝を形成すると共にストレーナ63eの一端を支持する基端部63f、ストレーナ63eの他端を支持するフランジ部63g、先端に設けられる止水弁部63hからなる。取付部63dは丸孔63cに回動自在でかつ外れないような構造とする。基端部63fに設けられる溝にはOリングが嵌め込まれ、水抜き栓63装着時に開口61dから水が漏れるのを防止する。同様に、止水弁部63hのOリングはバイパス路61kから開口61dへの水の浸入を防止する。このような構成により、水抜き時には、つまみ63aと躯体61との螺合を解いた後、つまみ63aを引き外すことで水抜き栓63を躯体61から取り外す。この際、つまみ63aと栓本体63bとは回動自在に構成するので、栓本体63bは回転すること無くOリングに回動力が伝わらないので、耐久性を増すことができる。水抜き栓63を取り外すと、バルブユニット60内の水は自重によりバイパス路61k、本流路61l、開口61cを夫々通って開口61dから外部に排出される。
【0062】
【0063】
リモコン用受光器169は、流路形成用板兼リモコン受光取付板61a及び第2流路形成用板兼リモコン受光取付板61bに設けた孔61qと、リモコン用受光器169の両側に設けた突起169aにより、バルブユニット60に挟着固定する。
【0064】
【0065】
なお、バルブユニット60の固定は、下ケース35の底面コーナー部に設けた突出部35d下方の開口35x及び側方の開口35gから夫々給水接続部62及び水抜き栓63を外側に引き出した後、バルブ躯体61に一体形成された2個所の取付部61m、61nを下ケース35に設けたボス36a、36bにネジ止め固定し、更にバルブ躯体61に一体形成された倒伏防止用フランジ61pを上ケース31と下ケース35の接続に使われたネジの先端で上から抑えつけることで行われる。
【0066】
【0067】
また、下ケース35へ組み付けた状態でのバルブユニット60収納時の嵩は110乃至120mm程度とし、後述するノズルユニット110(嵩110mm程度)にチューブの可動余裕(10mm程度)を採った嵩と略同一高さとする。
【0068】
【0069】
(熱交換ユニット70(加熱機構)の説明)図26には瞬間式熱交換ユニット70の分解斜視図、図27は断面図、図28は下ケース35に設置した状態での斜視図、図29は平面図を示す。
【0070】
熱交換ユニット70は熱交換部7A、温度安定部7B、出湯部7Cからなる。熱交換部7Aは、円筒状セラミックヒータ71、略円筒形状の熱交躯体72、バイメタルスイッチ73、水抜き栓74、温度ヒューズ75からなる。円筒状セラミックヒータ71には、熱交躯体72の開放端の一側を閉塞するための取付フランジ71aをガラス封止等で一体に設ける。熱交躯体72は略円筒状の円筒躯体72aと、温度安定部7Bと接続される接続開放室72bとで構成される。円筒躯体72aの開放端の一側にはセラミックヒータ取付部72c、他側には水抜き栓取付部72dを設け、円筒躯体72aの側壁面には、バイメタル取付用開口72eを貫通して設ける。バイメタルスイッチ73は、伝熱板73a、押え部材73b、バイメタルスイッチ本体73cよりなり、伝熱板73aを介して押さえ部材73bにより、前記バイメタル取付用開口72eにネジ4本で取り付ける。水抜き栓74は、ばね受け74a、止水ばね74b、水抜き弁体74c、ゴム製弁座74d、塞ぎ蓋74eから構成され、塞ぎ蓋74eにより前記水抜き栓取付部72dにネジ3本で取り付ける。温度ヒューズ75は円筒躯体72aの外郭に一体形成したヒューズ取付部(図示せず)と温度ヒューズ取付板75aに一体形成されるヒューズ取付部75bとで挟圧固定する。なお、その取付は温度ヒューズ取付板75aをネジ1本で円筒躯体72aに取付けることで行われる。円筒躯体72の温度ヒューズ取付部(図示せず)より上方には温度ヒューズ部が被水しないよう被水防止カサ72fを一体に設ける。円筒躯体72aと接続開放室72bとの隔壁には伝熱開孔72gと連絡孔72hとを設け、伝熱開孔72g上方には、フロートスイッチ収納室下部を形成する下部室72iを形成する。なお、伝熱開孔72gは金属製の伝熱板72jで塞ぐ。また、接続開放室72bには連絡孔72hと下部室72iとを連絡する連絡溝72kを形成する。また、連絡孔72h、下部室72i、連絡溝72kの周囲には連結用フランジ72lを形成する。
【0071】
【0072】
温度安定部7Bは、流路形成体76、出湯温を検知する湯温検知サーミスタ77、水の有無を検知するフロートスイッチ78、フロート室塞ぎ蓋79にて構成される。流路形成体76は、熱交躯体72への取付用フランジ76aと、フロートスイッチ78を収納する収納室76bとからなり、フランジ76aは、連絡孔72h、連絡溝72kの上方を覆うフランジ延出部76cを有し、このフランジ延出部76cには湯温検知サーミスタ77を挿入固定するサーミスタ取付孔76dを設ける。なお、フランジ延出部76cと連絡孔72h、連絡溝72kとで熱交換部7Aとフロート収納室76bとを連絡する連絡流路70aを形成する。収納室76bはフランジ76aよりも下方に垂下する垂下部76eと上方へ延出し上端を開放する円筒部76fとからなり、垂下部76eは下部室72i内に挿入され、垂下部72i下端にて伝熱板72jを押圧固定し、伝熱開孔72gを閉塞する。円筒部76f側壁上方には出湯部7Cに連絡する連絡開口76gを形成し、その連絡開口76gから接続部76hを延出形成する。円筒部76fの上端開放部にフロートスイッチ78が一体化されたフロート室塞ぎ蓋79をネジ止め固定する。
【0073】
【0074】
出湯部7Cは、出湯形成体80、調圧弁65に異常が起きた際所定圧力以上の圧力が2次側機器に加わらないようにするための安全弁ユニット81、火傷を負う程の高温となった際にヒータ71への通電を強制的に遮断するためのリミットサーミスタ82、通水が無い状態で、下流側に空気を取り入れる為のバキュームブレーカー83にて構成される。出湯形成体80は、温度安定部7Bと接続するための接続凸部80a、リミットサーミスタ取付部80b、安全弁取付部80c、バキュームブレーカー取付部80dを備える。なお、流路構成上、接続凸部80aとサーミスタ取付部80bとは略同一面上に、安全弁取付部80cとバキュームブレーカー取付部80dとは略一直線状に対向配置する。接続凸部80aは、接続部76hに挿入される挿入部80eと、取付用フランジ80fとで構成する。安全弁取付部80cは、安全弁挿通部80gと、固定用ネジ部80hとで構成する。安全弁ユニット81は、安全弁体81a、圧力設定ばね81b、逃がし流路81c、固定用フランジ81d、外周にOリング溝を形成した挿入部81eを一体に有する弁体押え部材81fからなり、挿入部81eを挿通部80gに挿入し、固定用フランジ81dをネジにより固定用ネジ部80hに固定することで出湯形成体80に一体化する。なお、弁体押え部材81fには、オーバーフロー流出路81gが形成される。このような構成により、通常、弁体81aは、出湯形成体80に形成された安全弁座80iにばね81bにて押圧され止水されているが、所定圧以上の水圧が加わると、安全弁体81aは開放し、オーバーフロー流出路81gからも水が流出し始め、流出口83cから流出する水の圧力を所定圧以下に調整する。バキュームブレーカー83は、バキュームブレーカー弁体83a、空気取込口兼オーバーフロー口83b及び流出口83cを有するキャップ83dにて構成する。この構成によりバキュームブレーカー83は、通水していない状態では、バキュームブレーカー弁体83aは重力により、出湯形成体80に形成したバキュームブレーカー弁座80jに着座し、通水時にはキャップ83dに形成した弁座83eに着座する。なお、安全弁80のオーバーフロー流出路81g及びバキュームブレーカー83のオーバーフロー口83bに接続される樹脂製チューブの他端は下ケース35中央部前面に形成される排出用トイ36vに固定する。従って、オーバーフローした水は排出用トイ36vを伝って便器内へ排出される。
【0075】
【0076】
熱交換ユニット70の組み付けは、熱交換部7Aと温度安定部7Bとをパッキンを介してフランジ72lとフランジ76aとで螺合固定し、更に、温度安定部7Bと出湯部7CとをOリングを介して接続部76hとフランジ80fとを螺合固定することで行われる。
【0077】なお、熱交換ユニット70の下ケース35への取付は円筒躯体72aの対角に設けられた取付フランジ72m、72nを下ケース35に設けたボス36c、36dにネジ止めすることにより行われる。
【0078】
【0079】
上記構成により、バルブユニット60の流出接続管67から熱交換ユニット70へ接続チューブを介して導入された水は、流水状態にて円筒状セラミックヒータ71の内部流路71b及びセラミックヒータ71と円筒躯体72aとで形成された円筒状流路72pで所定水温に温められ、連通孔72h、連絡流路70aを介してフロート収納室76bへと導入される。この収納室76bは10乃至20cc程度の容量を有し、フロートスイッチ78の動作ストロークを確保すると共に、攪拌室としても機能し、温度ハンチングを極小にする。収納室76bにより安定化された湯は、連絡開口76gを通って出湯部7C内に形成した流路80iを介して、バキューム弁体83aを押し上げ、流出口83cへと導出される。
【0080】
なお、下ケース35へ組み付けた状態での熱交換ユニット70の嵩は110乃至120mm程度とし、後述するノズルユニット110(嵩110mm程度)にチューブの可動余裕(10mm程度)を採った嵩と略同一高さとする。
【0081】
【0082】
(流調、脈動ユニット90の説明)図30は流調、脈動ユニット90の分解斜視図、図31は流調、脈動ユニット90の平面図、図32(a)は流調サブユニット92の断面図、図32(b)は流調サブユニット92のステータ92f、ロータ92dの平面図、図33は流調サブユニット92の各回転位置での切欠溝92mと流調溝92pとの重合状態((a)0度、(b)60度、(c)120度、(d)180度、(e)240度、(f)300度)、図34は流調サブユニット92の回転角度での切欠溝92mと流調溝92pとの重合面積、図35は脈動サブユニット94の断面図、図36は流調、脈動ユニット90の取付を説明する斜視図である。
【0083】
流調、脈動ユニット90は流調サブユニット92、脈動サブユニット94、防振プレート96からなり、流調サブユニット92に設けた取付孔92a、92bにより防振ユニット96の取付ボス96a、96bにネジ止め固定する。脈動サブユニット94は略対角に設けられた取付孔94a、94bを防振ゴム95a、95bを介して防振プレート96の取付ボス96c、96dにネジ止め固定する。なお、脈動サブユニット94のもう一方の対角下端には環状溝94c、94dを、防振プレート96のそれに対応する対角上面には弧状リブ96e、96fを夫々設け、その間に防振ゴム95c、95dを嵌装する。
【0084】
【0085】
(防振プレート96の説明)防振プレート96には流調サブユニット92及び脈動サブユニット94を取り付ける載置面の周囲に外輪壁96gを設け、載置面より1段下げて排出トイ96hを設ける。この構成により流調サブユニット92及び脈動サブユニット94への結露水等を排出トイ96h、下ケース35を介して便器へ排出する。また、外輪壁96gの一コーナー部を上方に延出形成し、内壁側を流調サブユニット92と脈動サブユニット94を接続するチューブのガイド壁96iとし、そのガイド壁96i上方には略倒コ字状のコ字状リブ96jを設け、このコ字状リブ96jにより流調サブユニット92と脈動サブユニット94への電力線、制御線等の配線を一括して保持する。防振プレート96の一方の対角には取付孔96k、96lを設け、他方の対角下面には弧状凹部96m、96nを設ける。また、外輪壁96gには前方に突出する略T字形状突起96pを設け、該突起96pは流調サブユニット92からノズルユニット110へ接続されるチューブを紐等(図示無)により締結固定する際に利用される。流調、脈動ユニット90の下ケース35への取付は後述する。
【0086】
【0087】
(流調サブユニット92の説明)流調サブユニット92は、流調ボディ92a、流調モータ92b、ロータシャフト92c、ロータ92d、ロータスプリング92e、ステータ92fから主に構成される。流調ボディ92aには、流入エルボ92g、バイパスポート92h、流出ポート92i、機能部収納室92jを設け、機能部収納室92j内にロータシャフト92c、ロータ92d、ロータスプリング92e、ステータ92fが収納される。ロータシャフト92c周囲にはYパッキン92rを嵌め込み、ロータシャフト92cと機能部収納室92jとの水密性を確保し、ロータシャフトの上方には流調モータ92bの出力軸と一体連結する連結用凹部92sを設ける。また、ロータシャフト92cとロータ92dとは位置拘束ボス92kによって回動不能に一体化する。ロータスプリング92eは、ロータ92dとロータシャフト92cとの間に嵌装し、ロータ92dをステータ92f側へ押圧し、ロータ92dとステータ92fとの面の水密性を確保する。ステータ92fは、切込凹溝92qにより位置拘束し、ネジにより流調ボディ92aに回動不能にシールパッキン92t、92uを介して固定一体化する。
【0088】
ロータ92dには扇状の切欠溝92mを設け、ステータ92fにはバイパスポート92hへ水を導く為のバイパス孔92n、流出ポート92i側への流量を調整して水を導く流調溝92pを設ける。
【0089】
上記構成により、流調モータ92bの回転がロータシャフト92cを介してロータ92dに伝達され、ロータ92dの切欠溝92mとステータ92fのバイパス孔92n若しくは流調溝92pとの重合状態を変更し、図34に示すような流量調節若しくは流路切換が行われる。
【0090】
【0091】
(脈動サブユニット94)脈動サブユニット94は、入水ボディ94a、ソレノイド94b、出水ボディ94c、円筒状内筒94d、略円筒形状のポール94e、略円筒形状のプランジャー94f、緩衝ばね94g、付勢ばね94h、断面コ字状の外郭ヨーク94iで構成する。なお、付勢ばね94hの弾性力が緩衝ばね94gの弾性力よりも大きい設定とする。ソレノイド94bは、樹脂性で非磁性材の円筒ボビン94p、円筒ボビン94pに巻き付けられる銅等からなる巻線94q、ボビン94pの外郭を囲む鉄等の磁性材からなる断面コ字状の内側ヨーク94rからなる。ボビン94p内に内筒94dを嵌め込み、この内筒94d内にポール94e、緩衝ばね94g、プランジャー94f、付勢ばね94hを組込み、入水ボディ94aのフランジ部94j、出水ボディ94cのフランジ部94kを外郭ヨーク94iと内側ヨーク94rとで挟着一体化する。プランジャー94f内には逆止弁94lが配置される。
【0092】
上記構成により、ソレノイド94bに通電がなされると、内側ヨーク94r→ポール94e→プランジャー94f→ヨーク94iと閉磁回路が形成され、付勢ばね94hの弾性力に抗して、プランジャー94fがポール94e側へ吸引される。この時、ポール94eとプランジャー94fとの間に形成されるチャンバ94m内の水は出水ボディ94c側へと圧送され、出湯口94tから樹脂製チューブを介してノズルユニット110へ送出される。ソレノイド94bの通電を遮断すると付勢ばね94hによりプランジャー94fは押し戻される。その際、プランジャー94f内の逆止弁94lが開き、流調サブユニット92から入水ボディ94a内の水は、チャンバ94m内に流入する。本実施例においては、70Hz乃至100Hzでソレノイド94bへの通電をオンオフする。なお、プランジャー94fが押し戻される際に、一次側に衝撃波が発生するので、それを打ち消すために、入水ボディ94aにはアキュームレータ94nを設ける。
【0093】
脈動ユニット94は70Hz乃至100Hzで駆動されるため、大きな振動が発生する。これは騒音の原因ともなるので、前述した通り、脈動ユニット94は防振プレート96へ防振ゴムを介して固定する。更に、これだけでは不十分である為、防振プレート96の取付孔96k、96lを防振ゴム95e、95fを介して取付ボス36e、36fへネジ止め固定し、防振プレート96の環状溝96m、96nを防振ゴム95g、95hを介して略十字ボス36g、略ト字ボス36hへ当接係止する。なお、防振プレート94の質量を増す為に、流調サブユニット92をネジ止め一体化する。このように多段防振を行うことで、下ケース35への振動伝達を極小とすることができる。
【0094】
【0095】
また、このような圧力変動を生じる脈動ユニット94のような機器にバキュームブレーカーを設けている為、バキュームブレーカ97の動作が不安定になってしまう。図61は本発明に用いたバキュームブレーカー97を説明するための要部拡大図である。図において、出水ボディー94cには空気流入路97dが設けられ、水圧がかかった際に、この空気流入路97dを塞ぐ為にバキュームブレーカー弁体97aが設けられる。このバキュームブレーカー弁体97aの移動を規制するリング状の規制部材97eを設け、この規制部材97eを形状記憶素子製の感温バネ97b及びバイアスバネ97cにて各バネがもう一方のバネ側に付勢するように作用して、バキュームブレーカー弁体97aを間接的に付勢している。なお、感温バネ97bは図62に示すように、低温では縮み、高温では伸びる特性を有し、その変態点は20℃乃至30℃となっている。
【0096】
このような構成であるから、通水が行われない時には、バキュームブレーカー97の温度は室温程度まで下がっており、バイアスバネ97cの付勢力により、規制部材97eは図61(a)の位置に押し下げられる。この時水圧はかかっていないので、弁体97aは空気流入口97dを開放する。なお、弁体97aには連通路97fを設けているので、空気流入路97dから出湯口94tへ大気が導入され、出湯口94tより下流側の配管内滞留水は後述するノズル噴出孔113d、113e、113fから排出される。熱交ユニット70により適温にされた湯が供給されると、水圧により弁体97aは空気流入口97dを塞ぐ。なお、湯の温度により感温バネ97bの付勢力が大きくなる為、バイアスバネ97cに抗して規制部材97eを空気流入口側に押し上げる。従って、弁体97aは拘束され、出湯中に出湯口94t側に負圧が発生したとしても、空気流入口97dを開放することは無い。すなわち、この感温バネ97bが、洗浄水が所定水温以上の時にバキュームブレーカーを動作させない動作制限手段となっている。
【0097】
よって、水圧変化により開閉を行うバキュームブレーカー97が洗浄水の圧力を変動する脈動ユニット94の近傍に設けられているに関わらず、洗浄水として湯が供給されている間はバキュームブレーカー弁体97aが開閉動作を行うことはなく、異音等の発生は生じない。
【0098】
【0099】
(ノズルユニット110の説明)図37はノズルユニット110の分解斜視図、図38は流路切換ユニット100の分解斜視図、図39は流路切換ユニット100の断面図、図40はノズル本体111の断面図、図41はノズルヘッド113の断面図、図42はノズルユニットの取付説明図である。
【0100】
ノズルユニット110は流路切換ユニット100、ノズル本体111、ノズル駆動ユニット120から構成し、流路切換ユニット100はノズル本体111後端に一体化され、ノズル本体111はノズル駆動ユニット120に摺動自在に取り付けられる。
【0101】
【0102】
(流路切換ユニット100の説明)流路切換ユニット100は、切換モータ101、モータ取付板102、伝達軸103、シール材104、流入孔105aを有する流路切換ボディ105、切欠溝106aを有する切換ロータ106、お尻1流出ポート107a、お尻2流出ポート107b、ビデ流出ポート107cを有する切換ステータ107にて構成する。
【0103】
【0104】
(ノズル本体111の説明)ノズル本体111は、ノズル胴体112、ノズルヘッド113、パッキン114、流入エルボ115からなり、ノズル胴体112後端には、流路切換ユニット100を収納する収納部112aを設け、該収納部112aの一側壁には流入孔112bを設け、該流入孔112bには流入エルボ115を接着または溶着等で一体化する。収納部112aの他側壁には、ノズル駆動ユニットへの連結部112cを設ける。ノズル胴体112の内部には、上方にお尻1流路112d、下方にお尻2流路112e及びビデ流路112fを形成し、先端にはお尻1連結用突起112g、お尻2連結用突起112h、ビデ連結用突起112iを設ける。
【0105】
ノズルヘッド113の後端には、お尻1連絡流路113a、お尻2連絡流路113b、ビデ連絡流路113cを設け、突起112g、h、iと流路113a、b、cとの間にパッキン114を介装する。ノズルヘッド113先端には、奥から順にお尻1噴出孔113d、お尻2噴出孔113e、ビデ噴出孔113fを設ける。お尻1噴出孔113dと流路113aとは直線流路にて形成されるが、流出ポート107b、107c、流路112e、112f、連絡流路113b、113cは中心からずれて配置されるので、お尻2噴出孔113e、ビデ噴出孔113fとお尻2連絡流路113b、ビデ連絡流路113cとは図41(c)に示すように偏芯して形成する。
【0106】
なお、ノズル胴体112の流入エルボ115付近には、流路切換ユニット100の配線を束ね固定するための断面コ字状配線収納リブ112jを設ける。
【0107】
【0108】
(ノズル駆動ユニット120の説明)ノズル駆動ユニット120は、ノズル本体111を摺動自在に支持するノズル支持台123、ノズル支持台123の右側後方に取り付けられるノズル駆動用モータ124、ノズル支持台123の左側後方に取り付けられ、ノズル駆動用モータ124に回動不能に固定される大プーリー125、ノズル支持台123の後端の取り付けられノズル本体111の移動を拘束するストッパ126、ノズル支持台123の前端及びストッパ126に取り付けられる2個の小プーリー127、大プーリー125及び小プーリー127及びノズル本体111の連結部112cに取り付け、ノズル本体111へモータの駆動を伝達するタイミングベルト128、ノズル支持台123に上下動自在に取り付けられタイミングベルトの弛みを調整する為のテンショナ129にて構成する。
【0109】
ノズル支持台123の先端にはノズル洗浄室121を設け、その側方には流調サブユニット92のバイパスポート92hに樹脂製チューブで接続される洗浄ポート122を形成する。
【0110】
【0111】
(ノズルユニット110の取付)ノズルユニット110の取付は、ノズルユニット110を下ケース35の左右動拘束壁36kに沿って前後方向にスライドさせ、駆動ユニット120に設けた取付フランジ123aを下ケース35に設けた上下動拘束リブ36i内に嵌め込み、取付フランジ123bを下ケース35に設けたボス36iにネジ固定することで行われる。
【0112】
上記構成により、ノズル用モータ124の正転逆転がタイミングベルト128によりノズル本体111に伝達されノズル支持台123の傾斜に沿って2個の小プーリー127間を往復動可能とされる。また、ノズル本体111収納時、ノズルヘッド113はノズル洗浄室121内に有り、洗浄ポート122から供給される水によりノズルヘッド113が洗浄される。
【0113】
ノズル本体111の伸縮方向の角度は、前述したとおり上ケース31の傾斜部31aと略同一であるが、この傾斜角(水平面から30乃至40度)は、本出願人の長年の研究により得られたものであり、単一のノズル本体111からおしり及びビデを狙うのに最適な角度であり、また、座る位置、体格等のばらつきを吸収できる最適な角度でもある。
【0114】
また、本実施例においては、ノズルユニット110の嵩は110mm程度で、上ケースの略フラット面31pの嵩は120mmとして、10mm程度の余裕を持った高さを有しているのは、ノズル本体111へ水を供給するチューブがノズル本体111と共に可動する必要があるため、この可動スペースを確保するためである。この余裕代は最低限必要なもので、もし、この余裕が無い場合には、チューブが上ケース31とノズルユニット110とで圧迫され、何れチューブは破損する。また、ノズルユニット110の奥行きは160mm程度であり、これも上ケースの奥行きと略等しい。
【0115】
【0116】
(乾燥、脱臭ユニット130)図43は乾燥、脱臭ユニット130の分解斜視図、図44は乾燥流路形成上体131の斜視図、図45は乾燥流路形成下体132の斜視図、図46は脱臭流路形成下体142の斜視図、図47は組立状態での斜視図、図48は(a)背面図、(b)正面図、(c)平面図、図49は一部を切り欠いた平面図、図50は乾燥ヒータの側面図及び斜視図である。
【0117】
乾燥、脱臭ユニット130は、乾燥流路形成上体131、乾燥流路形成下体132、汚水侵入防止壁133、乾燥ヒータ134、乾燥ヒータ収納箱135、乾燥用サーミスタ136、乾燥用ファン137からなる乾燥装置139と、目詰まり防止フィルタ141、脱臭流路形成下体142、脱臭流路形成上体143、脱臭触媒144、脱臭用ファン145からなる脱臭装置140とからなる。
【0118】
【0119】
(乾燥装置139(温風発生機構)の説明)乾燥流路形成上体131は、外壁面131a、上壁面131b、内壁面131c、脱臭流路形成面131dから構成され、乾燥流路形成上体131の外壁面131a、内壁面131cには下方に突出する乾燥ヒータ134収納用突起(図示せず)を3個所、側方に突出する乾燥用サーミスタ136収納用突起131fを1個所、側方に突出するヒータ線取出用突起131vを1個所設ける。更に、外壁面131aには下ケース35への取付部131tを設ける。また、乾燥流路形成上体131後端部131vよりも端は薄肉とし、乾燥用ファン挿入代を形成する。
【0120】
上壁面131bは、傾斜面131hと乾燥ヒータ収納面131iからなり、傾斜面131gには上側に突出する突出壁131jを設ける。この突出壁131jは、流調サブユニット92のバイパスポート92hとノズルユニット110の洗浄ポート122とを連結する樹脂製チューブの案内ガイドとして機能する。また、傾斜面131gと上ケース31の傾斜部31aとで樹脂製チューブを挟み、この樹脂製チューブにて脱臭用モータ145側への汚水浸入を防止する。
【0121】
内壁面131cの側方には脱臭流路形成部131dを形成する。この脱臭流路形成部131dは奥壁面131l、上壁面131bと連続形成される脱臭流路形成上面131m、脱臭吸込口132kを囲み脱臭流路形成上面131mから前部及び側部に垂下連設される周囲壁131pからなり、この周囲壁131pには乾燥流路下体132との係合凹部及び下ケース35への取付部131qを設ける。また、奥壁面131l後部には乾燥用モータ取付部131w及び脱臭流路形成下体142取付部131zを設ける。
【0122】
なお、乾燥流路形成上体131の前面部には、汚水浸入防止壁133用ヒンジ受け131yを設け、汚水浸入防止壁133の両側にはヒンジ133aを設ける。
【0123】
【0124】
乾燥流路形成下体132は、外壁面132a、底面132b、内壁面132c、脱臭流路形成面132dから構成され、乾燥流路形成下体132の外壁面132a、内壁面132cには乾燥ヒータ134収納用切欠132eを3個所、乾燥用サーミスタ136収納用切欠132fを1個所、ヒータ線取出用切欠132vを1個所設け、後端には乾燥用ファン137取付用切欠132gを設ける。なお、この取付用切欠132g付近の底面132bを先に行くに連れ薄くし、この付近の外壁面132aが弾性変形可能に形成する。更に、外壁面132aには下ケース35への取付部132tを設ける。また、乾燥流路形成下体132後端にストッパリブ132vを設け、乾燥用ファン挿入代を形成する。
【0125】
底面132bは、傾斜面132hと乾燥ヒータ設置面132iからなり、傾斜面132g裏側には下方に垂下する垂下壁132jを設け、下ケース35の開口36lとで脱臭吸込口132kを形成する。なお、垂下壁132jの側面壁には目詰まり防止フィルタ141係止用開口132uを設ける。
【0126】
【0127】
内壁面132cの側方には脱臭流路形成面132dを形成する。この脱臭流路形成面132dは奥壁面132l、底面132m、前壁132nからなり、前壁132nには、脱臭吸込口132kを囲む周囲壁132pが連設され、この周囲壁132pには乾燥流路上体131との係合爪及び下ケース35への取付部132qを設ける。また、前壁132nと周囲壁132pとの間には目詰まり防止フィルタ141取付用開口132r、脱臭流路形成下体142を仮固定するためのフック132sを設ける。目詰まり防止フィルタ141には係止突起141aと、弾性係止片141bを設け、前記開口132uに係止突起141aを挿入し、取付用開口132rに弾性係止片141bを弾性係合させることで目詰まり防止フィルタ141を開口132kに取付ける。
【0128】
【0129】
乾燥ヒータ134は、マイカ等の耐熱性を有する2個の支持板134a、134bを対称線部分に形成したスリットを相互に噛み合わせて接合し、それらの長手方向一端を固定金具134cを用いて挟持一体化して横断面X字形状となる主体134dを構成し、この主体134dの周部となる各支持体134a、134bの稜線部分に等間隔で複数の凹部134e、凹部134fを形成する。なお、凹部134eは傾斜を付けて形成する。また、この傾斜は上下の稜線で逆とする。以上のように構成してなる主体134dの外周、即ち、各支持板134a、134bの稜線部分において、該稜線上に形成した凹部134eに嵌合させて数本のコイル状電熱線134gを交互に、且つ各支持体134a、134bの一側から他側に向かって螺旋状となるように捲回する。なお、支持体134bは2枚のマイカ板からなり、温度ヒューズ134は2枚のマイカ板に収納用切込を設けその部分に挟み込み、2枚のマイカ板間で、リード線取出部134iと電熱線134g、電熱線134gと温度ヒューズ134h、温度ヒューズ134hとリード線取出部134jとを夫々結線接続し、このように結線された乾燥ヒータ134を乾燥ヒータ収納箱135内に収納しユニット化する。なお、支持体134aに設けた3個所の取付部134kは収納箱に設けたスリット135aから外側へ突出させる。ところで、従来は支持板134b上に温度ヒューズ134hが設置され、また、結線も支持板134b上で行われていたのだが、2枚のマイカ板の間で結線を行うようにしたので、乾燥用ヒータ134を従来よりも薄くすることが可能である。また、凹部134eを傾斜して設けたので、コイル場電熱線134g捲回時、外れにくくすることができ、作業性が向上する。
【0130】
乾燥用ファン137は中央にモータ(図示無)を一体化しており、その下部を吸込口(図示無)とし、周囲の一端を吐出口137aとする。また、乾燥用ファン137の周囲に2個所の取付部137b、137cを設ける。なお、この乾燥用ファン137は脱臭用ファン145と兼用する。
【0131】
【0132】
上記構成により乾燥装置139は次のように組立てられる。乾燥流路形成下体132の乾燥用サーミスタ収納用切欠132fにサーミスタ136を挿入し、乾燥ヒータ134が収容された乾燥ヒータ収納箱135の取付部134kをヒータ収納用切欠132eに嵌め込み、ヒータ線取出用切欠132vからヒータ用のリード線を取出した後、乾燥流路形成上体131の外壁面131aと乾燥流路形成下体132の外壁面132aとに設けた数箇所のスナップフィット構造(図示無)と、乾燥流路形成上体131の周囲壁131pと乾燥流路形成下体132の周囲壁132pとに設けたスナップフィット構造(図示無)とで一体化する。この際、乾燥ヒータ収納用突起(図示無)にてヒータ取付部134kが、乾燥用サーミスタ収納用突起131fにてサーミスタ136が、ヒータ線取出用突起131vにてヒータ用リード線が夫々の切欠内へ拘束される。また、乾燥流路形成上体131の内壁面131cと乾燥流路形成下体132の内壁面132cとは係合し、各々の外壁面131a、132a及び内壁面131c、132cと上壁面131b、底面132bとで乾燥用送風路を形成する。その乾燥用送風路の終端開口139aに汚水浸入防止壁133をヒンジ部133a、ヒンジ受け131yによって取付け、送風が無い時には汚水侵入防止壁133で開口139aを閉塞し、送風されると風の力で汚水侵入防止壁133を押し開き開口139aを開放する。乾燥用送風路の始端139bには、乾燥流路形成上体131後端部131vの乾燥用ファン挿入代及び乾燥流路形成下体132後端のストッパリブ132vによる乾燥用ファン挿入代を形成しており、この挿入代に乾燥用ファン137の吹出口137aを挿入する。この挿入は、乾燥用モータ取付部131w、乾燥用モータ取付部132wの間に取付部137cを嵌め込み、そこを中心に乾燥用ファン137を回して吹出口137aを開口139bに挿入する。この時、乾燥用ファン137の突部(組立ての為のスナップフィット部を兼用する)が取付用切欠132g内に弾性係合して仮固定される。その後、モータ取付部131w、取付部137c、モータ取付部132wとをネジにより固定一体化することで乾燥装置139は組立てられる。
【0133】
【0134】
(脱臭装置140)脱臭流路形成下体142は、中央に吸込開口142bを有するモータ載置面142a、開口142bから窪んで設けられる吸込ダクト形成壁142c、載置面142aから延出された脱臭流路形成上面142d、上面142d縁に突出して設けられるモータ拘束壁142e、脱臭触媒144を収納する触媒収納下部142f、触媒収納下部142fと載置面142aとを連絡する連絡流路を形成する為の側壁142gとで構成する。なお、触媒収納下部142f側壁にはスナップフィット用の拘束爪142hを左右夫々2個所設ける。また、載置面142aと上面142dの境部分裏面に垂下する垂下壁142iを、載置面142aには脱臭用モータ145固定用のボス142j、142kを、上面142dには乾燥装置139との一体化する為の取付部142lが夫々設けられる。
【0135】
脱臭流路形成下体143は、傾斜面143aと触媒収納上部143bにて構成し、傾斜面143a前端には、脱臭用モータ145の吹出口145aを挿入する為の挿入口143cを形成する。また、触媒収納上部143bの側壁にはスナップフィット用の拘束片143dを左右夫々2個所設ける。
【0136】
脱臭触媒144は、従来から使用されているものと同様で、活性炭等をハニカム形状に形成したものである。
【0137】
【0138】
上記構成により、脱臭装置140は次のように組立てられる。脱臭流路形成下体142の触媒収納下部142fに脱臭触媒144を挿入し、脱臭流路形成上体143をスナップフィット構造(拘束爪142hと拘束片143dの弾性係合)で脱臭流路形成下体142に一体化する。
【0139】
脱臭流路形成下体142の側壁142gと脱臭流路形成上体143の挿入口143cとで形成される脱臭用ファン挿入口に脱臭用ファン145の吹出口145aを挿入し、脱臭用モータ145を載置面142aに載置する。その際、脱臭用モータ145の取付部145b、145cは夫々固定用ボス142j、142kに、脱臭用モータ145外周はモータ拘束壁142eに、脱臭用モータ145の吸込口(図示無)は開口142bに夫々セットする。その後、取付部145b、145cを固定用ボス142j、142kにネジ固定することで一体化する。
【0140】
【0141】
(乾燥装置139と脱臭装置140との組立ての説明)上記のように組立てられた乾燥装置139と脱臭装置140は以下のように組立てられる。乾燥装置139の脱臭流路形成上面131m、脱臭流路形成面132dの夫々の縁部131m1、132d1、に脱臭装置140の吸込ダクト形成壁142c、モータ拘束壁142eの夫々の縁部142c1、142e1を挿入する。その際、乾燥装置139のフック132sに脱臭装置の垂下壁142iが弾性係合し仮固定される。その後、取付部142lを取付部131zにネジ固定することで一体化する。
【0142】
上記構成により、乾燥用送風路の下部に設けられた脱臭吸込口132kから吸込まれた悪臭は、脱臭流路形成上面131m、周囲壁131p、周囲壁132pで形成した導入ダクト140aから、脱臭流路形成下面132m、脱臭流路形成上面142dで形成した案内ダクト140b、吸込ダクト形成壁142c、開口142bを介して脱臭用ファン吸込口(図示無)へ吸引され、吹出口145aから脱臭触媒144へと送出され、触媒144の吸着脱臭により無臭化されて上ケース31背面に形成された吹出口32xよりトイレ室内へ排出される。
【0143】
また、下ケース35と乾燥、脱臭ユニット13との下部吸込空間140Sから乾燥用ファン137内に空気を吸引し、吸引された空気は乾燥ヒータ134で温められ終端開口139aから温風を吹出す。なお、温風サーミスタ136で温風温度を検出し、所定の温度となるよう乾燥ヒータ134の通電を制御する。
【0144】
この乾燥、脱臭ユニット130の下ケース35への取付は、取付部131t、132tを下ケース35に設けた取付ボス36jに、取付部131q、132を取付ボス36kに、取付部137bを取付ボス36lにネジ固定することで行われる。
【0145】
【0146】
(補助操作ユニット150)図51には補助操作ユニット150の拡大斜視図を示す。補助操作ユニット150は、スイッチが配置されるスイッチ基板151、スイッチ基板151及びホールICからなる便蓋の倒伏状態を検知するスイッチ基板(図示無) を一体化しケースに取り付ける取付基板152及び便蓋倒伏検知スイッチ基板(図示無)にて構成する。取付基板152には、下ケース35に設けた挿入ガイド36q、36qに差し込まれる下側拘束部152a、上ケース31に設けた二条リブ32aで挟み込まれる上側拘束部152b、上ケース31に設けたリブ32bにより押圧される押圧部152c、便蓋倒伏検知スイッチ基板(図示無)を挿入する挿入ガイド152d、便蓋倒伏検知スイッチ基板(図示無)を固定する固定爪152e、スイッチ基板151を固定する固定爪152f、スイッチ基板151に設けられるガイド孔151aを挿入するガイド用突起152gを設ける。また、スイッチ基板151の配線をまとめて保持する為の保持片152hを取付基板152の側周部に設ける。なお、便蓋倒伏検知スイッチ基板(図示無)は便蓋10のヒンジ部に収納された磁石10xの磁力を感知することで、便蓋の倒伏状態を検知する。
【0147】
【0148】
(第1制御ユニット160)第1制御ユニット160は、図15乃至図17に示されるように、ポッティングケース160aと制御基板(図示無)により構成され、ポッティングケース160aには、下端に下ケース35に設けたヒンジ受け36rに回動自在に支持されるヒンジ軸161、側壁に下ケース35のボス36tにネジ固定される固定孔162を有する。ポッティングケース160aの表面には主にAC負荷を制御する為の素子が配置される制御基板が配され、裏側には人体検知センサ165及び異常状態報知或いはリモコン信号受信確認音を発生するブザー167が取付けられる。また、下ケース35の中央付近に設けられた被水防止壁36tとポッティングケース160aの側壁とで制御基板への被水を防止する。ポッティングケース160aの右側壁には便座20が倒伏状態にあることを検知する為のホールIC等からなる便座倒伏検知スイッチ基板(図示無)を取付ける為の取付部168が一体に形成される。この便座倒伏検知スイッチ基板により便座20のヒンジ部内に設けた磁石20xの磁力を感知することで、倒伏状態を検知する。
【0149】
【0150】
図63に人体検知センサ165の取付構造を示す。160bは内部にスプリング160fを収納する位置決めボス、160cは小径部160d及び大径部160eを有し、内部にネジ溝を形成した取付用ボスであり、ポッティングケース160aの裏面に一体に形成される。人体検知センサ165は、センサ取付台165aと、発光素子及び受光素子を搭載したセンサ基板165fからなる。センサ取付台165a下面には位置拘束杆165b、環状ボス165cを設け、環状ボス165cには、取付用孔165gを設けるが、この取付用孔165gは、ポッティングケース160aの小径部160dよりも大きく、大径部160eよりも小さい径とする。人体検知センサ165の取付は位置拘束杆165bを位置決めボス160b内に嵌挿し、環状ボス165cを取付用ボス160cに係合載置した状態で、ネジ165dをワッシャ165eを介して取付用ボス160c内に螺合固定することで行われる。従って、上方への抜けは、位置拘束杆165bと位置決めボス160bとのラップ代及びワッシャ165eとで防止されるが、取付孔165gと小径部165d、環状ボス165cと大径部165eとは余裕があるため、その分左右及び上下に移動自在に固定されている。上ケース31には補整部材としての位置拘束用リブ32dが設けられているが、この位置拘束用リブ32dは下方では人体検知センサ165の幅よりも大きな間隔を有し、上方になるに連れ人体検知センサ165の幅と略同一の間隔としている。従って、上ケース31を下ケース35に取付ける際に、上ケース31に設けた位置拘束用リブ32dで人体検知センサ165の両側部を挟み込みながらスプリング160fに抗して下向きに付勢することで人体検知センサ165の取付位置が微調整され、最終的な位置に拘束固定される。
【0151】
【0152】
(第2制御ユニット170)図64には第2制御ユニット170の概略上面図を示す。
【0153】
第2制御ユニット170は、クランク形状のポッティングケース170aと主にDC負荷を制御する為の素子が配置される2枚の制御基板171、172により構成され、ポッティングケース170aには、下方に延びる4本の取付脚170b、制御基板と各内装機器の配線をまとめて保持する配線保持部170c、ポッティングケース170a裏面に一体に形成するチューブ保持部170d、ポッティングケース170a側壁に一体に形成する配線受けリブ170eを設ける。また、制御基板の部品の一つであるトランス170fには表示基板175を取り付ける。ポッティングケース170aをクランク形状とし、ノズルユニット110後端部のスペースを開放する開放部170gを設けることにより、ノズルユニットに接続される樹脂製チューブの移動スペースを確保する。また、前方にはヒンジ用スペース170hを設けることで、上ケース31の左右に傾斜凹部31cを形成することができる。制御基板171と制御基板172とは、コネクタ171aとコネクタ172aとで結線され、制御基板171の外周側171bにモータ等の負荷の接続配線を接続するためのコネクタを配置することで、制御基板171のパターン形成を容易にする。また、上ケース31とのクリアランスに最も余裕がある便座・便蓋支持部31bの中央隆起部の下方に位置する基板172には、放熱部品を集中的に配置する。これにより、基板の発熱による上ケース31の変形などを防止する。
【0154】
【0155】
(リモコン180)図52にはリモコン180の正面図を示す。リモコン180には、お尻1洗浄スイッチ181、お尻2洗浄スイッチ182、ビデ洗浄スイッチ183、止スイッチ184が設けられ、投光LED 185により、装置本体30の受光器169へと信号が送信される。リモコン180の表面には蓋186が設けられ、隠蔽部に設けられる脱臭入切スイッチ、ノズル洗浄用スイッチ、節電スイッチ等の比較的使用頻度の少ないスイッチ群189、液晶表示部188を隠蔽する。比較的使用頻度の少ないスイッチ群189の中でもムーブ入切スイッチ、マッサージ入切スイッチ、温度調節スイッチ、流量調節スイッチ等使用頻度が中程度のスイッチ189を蓋186隠蔽時にも操作できるように開口群187を設け、液晶表示部188のうち使用頻度が中程度のスイッチに関する表示部が露出するよう開口部188bを設ける。スモーク190の内部には発光LEDが配され、赤外線信号を装置本体30の受光部169に送信する。
【0156】
【0157】
次いで、リモコンのより具体的な実施例を図53、図54により説明する。
【0158】
図53(c)の正面図における最上面に、便器洗浄スイッチ「流す大」と「流す小」が設けられている。このスイッチは、左側の「流す大」は大便時の便器洗浄スイッチであり、「流す小」は小用時の便器洗浄スイッチである。スイッチの前面寄りには、横長な突起が設けられていて、そこが操作スイッチであることが意匠的にわかるように配慮されている。また、この突起により、このリモコンの上面にちょっとした小物(ヘアピンなど軽いもの)を仮置きした場合には、その小物の落下防止の役目も果たす。なお、この便器洗浄スイッチを設けず、局部洗浄装置の動作のみを遠隔操作するスイッチのみを設けるようにしてもよい。
【0159】
また、同図の便器洗浄スイッチの直下に、図面左側から順に、「止スイッチ」、「おしり洗浄スイッチ(お尻1洗浄スイッチ)」、「やわらか洗浄スイッチ(お尻2洗浄スイッチ)」、「ビデ洗浄スイッチ」、「乾燥スイッチ」が並設されている。この部分は、局部洗浄装置の最もよく使用されるスイッチであるので、スイッチ釦の大きさを大きくし、わかりやすい絵文字表示としている。また、個々のスイッチ自体は四角形であり、リモコンの前面と略面一となる形態なので、操作スイッチであることが意匠的にわかるよう、各スイッチの表面に小突起(止スイッチ)やエンボス加工(その他のスイッチの丸部分)を設けている。また、これらのスイッチは、従来のリモコンのスイッチと異なり、互いに四角形の辺同士を隣接させてリモコンの端から端までを操作スイッチが連続した形態となっている。このことにより、スイッチ個々の大きさを大きくすることができるので、操作時の的が大きくなり操作がし易くなった。また、弱視者にとっても主要操作スイッチが横一列に並んだ形態であるので、意匠的なまとまりがあるうえ、指先でのタッチによりスイッチ群の個々のスイッチの識別が可能となるので、弱視者にとっても操作のしやすいものとなる。
【0160】
なお、図52の実施例の投光LED の位置に乾燥スイッチを配置している関係上、図53の実施例では、便器洗浄スイッチの裏側に投光LED を内蔵させて、便器洗浄スイッチの側壁投光部からLED の投光を行っている。
【0161】
【0162】
さらに、上記主要操作スイッチの直下には、蓋により隠蔽された操作面に、洗浄や乾燥の諸設定値の変更を行う設定変更スイッチ部が設けられている。多数設けられた設定変更スイッチのうち、蓋閉止時には、ムーブ洗浄の入切り、マッサージ洗浄の入切り、水勢の強弱調節、ノズルの洗浄位置の前後調節のスイッチと水勢及び洗浄位置が表示された液晶表示部が、蓋に開けられた開口群から表面側に露出して、各スイッチが操作可能になっている。また、蓋開放時には、加えて、節電機能の設定スイッチ、ノズルそうじ用スイッチ(ノズル洗浄用スイッチ)、温水温度設定スイッチ、便座温度設定スイッチ、乾燥温度設定スイッチ、脱臭入切りスイッチが設けられている。さらに中央の液晶表示部は、前述の水勢及び洗浄位置の表示に加えて、節電機構の設定条件、温水温度の数値表示、便座暖房温度の数値表示、乾燥温度(高、中、低)、脱臭の有無を表示可能としている。
【0163】
【0164】
液晶表示部の表示内容を詳述する。表示部左上の「タイマー節電」の表示は節電タイマーのスイッチ入り時にのみ文字表示を行う。その下の「節電時間」では3時間、6時間、9時間の複数の設定時間から選択された時間を選択表示する。その下の「おまかせ節電」は、おまかせ節電の入り時にのみ文字表示を行う。なお、おまかせ節電とは、局部洗浄装置の使用履歴を記憶して装置自体で使用状態を推測し、その推測値により装置が自動的に人の使用状態には通電、非使用時には非通電もしくは小量通電とするものである。その下の水勢表示は、強弱スイッチの操作により使用者が選択した水勢までの棒線表示を行う。さらに、その下の洗浄位置表示は、前後調節スイッチにより選択された洗浄位置をノズル噴出絵の選択表示で示すものである。なお、水勢表示と洗浄位置表示の間に示される黒丸に4重円弧を施したマークは、各操作スイッチの操作時にのみ数秒間点滅表示するものである。スイッチ操作でこの表示が点滅すれば、リモコン側の回路は正常で、局部洗浄装置本体側の異常であることと推測でき、スイッチ操作してもこの表示が点滅しなければリモコンの回路あるいは構造面で異常があると推測でき、異常個所の特定がしやすいという利点がある。続けて、液晶表示部の右上部の温水温度表示は、設定された温水温度をデジタル表示する。その下の便座暖房温度表示は、設定された便座暖房温度をデジタル表示する。その下の乾燥温度表示は、高中低から選択された乾燥温度を選択表示する。その下の脱臭表示は、脱臭スイッチ入り時に脱臭の文字表示を行う。
【0165】
以上説明したように、洗浄や乾燥の諸設定値のうち、使用者の好みによって変更することが多い設定値のみ、蓋を開かずに変更でき、且つその変更部分のみ表示が外から見えるようになっているのである。これにより、多数の設定スイッチの多くを蓋の下部に覆っておきながら、使用者が日常使用する設定スイッチのみを外部に露出させて使い勝手を向上させている。
【0166】
【0167】
また、ムーブ洗浄の入切り、マッサージ洗浄の入切り、水勢の強弱調節、ノズルの洗浄位置の前後調節のスイッチは、蓋の表面側の縦一列に並んで配設されているうえ、2つのスイッチが対になって1つの機能の切換えを行うスイッチ(水勢の強弱調節、洗浄位置調節のスイッチ)では、対になるスイッチの間をスイッチより背の低い突リブにより結んでいる。このため、意匠的なまとまりがあるうえ、指先でのタッチによりスイッチ群の個々のスイッチの識別が可能となるので、弱視者にとっても操作のしやすいものとなる。
【0168】
また、水勢調節や洗浄位置調節では、スイッチは指先で押せる程度の小さな円形スイッチの表面に「強」、「弱」の表示を施し、水勢調節スイッチあるいは洗浄位置調節スイッチであることは、液晶表示部の文字表示にて識別するようにしている。したがって、スイッチが設けられた蓋あるいは操作面自体に文字が書かれていないので、長期間使用する間に文字が擦れて消えてしまうこともないうえ、スッキリとした外観が得られている。
【0169】
【0170】
なお、各設定変更スイッチのうち、蓋閉止時に蓋で隠蔽されるスイッチについては、蓋閉止時にそのスイッチの動作を禁止する機構とはなっていないため、閉じている蓋を強く押してしまうと蓋が撓んで知らぬうちにスイッチを押してしまい、使用者の意図に関わらず設定が変わってしまう可能性がある。この誤動作を防ぐために、断面図に示すごとく、蓋の裏面にスイッチ誤動作防止部を設けている。このスイッチ吸収部は、蓋をスイッチ側に押し込んだときに、スイッチが設けられた操作面に当接してそれ以上の押し込みがないようにする当接壁と該当接壁の内側を凹設させて当接壁が操作面に当接した時にスイッチの押し込みがないようにスイッチ頭部を収めるスイッチ収容部とで構成される。このスイッチ誤動作防止部を蓋閉止時に蓋で隠蔽されるスイッチに対応させて設けることにより、例えば使用者が知らぬうちに洗浄温度や便座温度が高くあるいは低くなることがなくなる等、スイッチの誤動作を防止できる。
【0171】
【0172】
(オプション機器用コンセント195)図65(a)には、オプション機器用コンセント195の概略背面図、図65(b)にはオプション機器用コンセント195の概略分解斜視図を示す。
【0173】
乾燥ユニット140の下部吸込空間140Sで、下ケース35の左背面コーナー部にはオプション機器用コンセント195を設ける。
【0174】
オプション機器用コンセント195は、ゴム等の弾性部材からなる防水ブッシュ196及びコンセント受体197からなる。防水ブッシュ196は、4つに分割される閉塞片196aとコンセント受体197が嵌合される嵌合部196bからなり、コンセント受体197は、電力供給の為のマイナス極197a、プラス極197b、下ケース35に取付ける為の取付部197c、第2制御ユニット170に接続するための接続線197dから構成される。このように構成されたオプション機器用コンセント195にオプション機器のコンセント198を差し込むことで、弾性部材からなる閉塞片196aが押し広げられ、コンセント198とコンセント受体197とが電気的に接続されることで、オプション機器に局部洗浄装置から電力が供給される。オプション機器を接続しない場合には、閉塞片196aにより、ケース内のゴミ等の侵入が防止される。なお、オプション機器としては、リモコン便器洗浄ユニット等(図示無)がある。
【0175】
【0176】
(本体着脱検知機構、水抜機構の説明)本実施例においても、特開平8−326130号等で提案した局部洗浄装置本体の着脱機構を備える。鉤状突起と鉤状凹部との係合による着脱機構については、特開平8−326130号の内容とまったく同様なので、本願では説明しないが、本体着脱検知機構、水抜機構においては異なるので、その点について、図66を用いて説明を行う。図において、1は便器(図示無)に固定される係合部材、2は水抜き用レバー、3は着脱検知バー、4は着脱検知スイッチである。1には突出部1aが設けてある。水抜きレバー2は、水抜栓74を付勢する水抜栓付勢部2aと下ケース35内壁面に沿って動作させる為のガイド部2bとでL字状に形成し、ガイド部2b中途には下ケース35に設けた水抜レバー用開口38から外部に突出する水抜き操作用取手2c、ガイド部2b終端裏面にはスライド溝2dを設ける。着脱検知バー3の回動軸3aにはバネ(図示無)を配置し、このバネのトーション力により常時は着脱検知バー3を着脱検知スイッチ4側に付勢する。なお、着脱検知バー3の終端上面には突起3bを設け、この突起3bは水抜きレバー2のスライド溝下端に干渉するよう配置される。着脱検知スイッチ4はマイクロスイッチなどから構成され、スイッチ杆4aが回動することでスイッチのオンオフが行われる。
【0177】
次に動作を説明する。図66(a)に示すように下ケース35を含む装置本体30を係合部材1に取付けた状態では、この突出部1aにより着脱検知バー3をバネのトーション力に抗して外側に開いた状態で保持する。この時、突起3bとスライド溝2dとは当接しているので、水抜きレバー2は動かすことができない。図66(b)に示すように装置本体30を係合部材1から取り外すと着脱検知バー3はバネのトーション力により、着脱検知スイッチ4のスイッチ杆4aを押し、スイッチオン状態とする。この時、突起3bはスライド溝2dの中程まで図上右方向に移動しているので、突起3bとスライド溝2dとには移動代が確保され、水抜きレバー2を操作することができる。この状態で図66(c)に示すように、水抜き操作用取手2cを図上右側に操作すると、水抜栓付勢部2aにより、水抜き栓74の水抜き弁体74cは押込まれ、ゴム製弁座74dから離座し、下ケース35下面に設けた水抜き孔39(図17参照)から水が排出される。水抜き操作用取手2cを戻し忘れた状態で図66(d)に示すように装置本体30を係合部材1に再度取付けると、突出部1aにより着脱検知バー3をバネのトーション力に抗して外側に開き、着脱検知スイッチ4をオフ状態にすると共に、突起3bとスライド溝2dにより、水抜きレバー2を元の位置へ押し戻す。従って、水抜き操作後水抜きレバー2を元に戻し忘れても、装置本体30を取付けることで水抜き操作は解除され、通常使用状態へと戻すことができる。
【0178】
【0179】
(動作の説明)図55には水路系ブロック図、図56にはお尻1洗浄スイッチを操作した時のタイムチャート、図57には前洗浄モードのフローチャート、図58には胴部洗浄モード1のフローチャートを示す。また、図67に、タイムチャートの変形例を示す。
【0180】
使用者が便座20へ着座すると人体検知センサ165により着座が検出される。この検出信号により、待機モードから捨水モードへと移行する。捨水モードでは、電磁弁66及びセラミックヒータ71への通電が開始と共に、流調サブユニット92をバイパスポート92h及び流出ポート92iの双方ともに開状態の位置へ移行し、お尻1噴出孔113d、お尻2噴出孔113e、ビデ噴出孔113f及び洗浄ポート122の全てのポートから水を吐出し、ノズルヘッド113の洗浄を行う。着座から所定時間(本実施例では15秒)経過若しくは所定温度(本実施例では30℃)をリミットサーミスタ68で検知すると、電磁弁66及びセラミックヒータ71への通電を停止し、捨水モードを終了し保温モードへと移行する。保温モードでは、セラミックヒータ71のワット容量1200W のうち20乃至100W 程度しか利用しない。というのも、貯湯式であれば、自然対流し易い構造を採っているのだが、本発明の熱交換ユニット70は瞬間式である為、自然対流が起こりにくい構造であるため通水の無い状態で1200Wのフル通電を行ってしまうと、核沸騰(特定箇所のみ加熱される)を起こし、熱溜りが発生し、おしり洗浄の際にハンチング(熱湯と冷水とが不定の周期で不安定に吐出される状態)を起こす可能性があるからである。なお、貯湯量はわずか(本実施例では10〜20cc程度)なために、低ワットであっても熱交換ユニット70内の湯は冷めることはない。
【0181】
【0182】
お尻1洗浄スイッチ181を押すと、保温モードから前洗浄モードへと移行する。前洗浄モードは、流路切換ユニット100の流路をお尻1流路107aに切換え、この切換動作が完了すると流調サブユニット92をバイパス孔92n側へと移行すると同時に、電磁弁66及びセラミックヒータ71への通電を開始し、洗浄ポート122からノズルヘッド113の洗浄を行う。リミットサーミスタ68で検知する出湯温度が所定温度(本実施例では30℃〜設定温度+2.5℃)範囲内が所定時間(本実施例では1.5秒)継続するか若しくは所定時間(本実施例では5秒)経過すると前洗浄モードからノズル胴部洗浄モード1へと移行する。ノズル胴部洗浄モード1では、ノズルモータ124へ通電を開始し、ノズル本体111を所定の位置へ移動する。その際、バイパスポート92hから湯は出たままなので、ノズル本体111の胴部分を洗浄することができる。ノズル本体111を所定位置へ移動完了すると、ノズル胴部洗浄モード1からソフトスタートモードへ移行する。ソフトスタートモードでは、流調サブユニット92をバイパス孔92nから流調溝92pへと切り替える。流調サブユニット92のロータ92dが設定流量よりも3ステップ低い位置へ移動するタイミングに合わせて、脈動サブユニット94を駆動し、お尻の洗浄を開始する。ロータ92dが設定流量の位置に移動完了するとソフトスタートモードから本洗浄モードへと移行する。なお、設定流量よりも数ステップ前の段階で脈動サブユニット94を動作させるのは、洗浄開始時点では洗浄水流路内に空気が入っているため、脈動サブユニット94を動作させると大きな音が発生してしまうので、その音を押さえ且つ設定流量よりも小流量の段階で脈動を発生させるためである。設定流量が小さく、3ステップ前から脈動サブユニット94を動作できない場合は、設定流量に達してから脈動サブユニット94を動作させる。
【0183】
本洗浄モードでは設定流量の洗浄を行う。
【0184】
【0185】
止スイッチ184を押すと、本洗浄モードからノズル胴部洗浄モード2へ移行する。ノズル胴部洗浄2では流調サブユニット92を流調溝92pからバイパス孔92nへ切換え、バイパス孔92nへの移行が完了すると、ノズルモータ124へ通電し、ノズル本体111を装置本体30内に収納すると同時に、流路切換ユニット100を流路117a、117b、117c全て開放する位置へと移行しておく。この時も、バイパス孔92nから湯が出たままなので、ノズル本体111の胴部分は洗浄される。ノズル本体111の収納を完了するとノズル胴部洗浄モードから後洗浄モードへと移行する。後洗浄モードでは、流調サブユニット92をバイパス孔92nから流調溝92pへと流路を切り替え、更に脈動サブユニット94を駆動して、噴出孔113d、113e、113fから湯を噴出し、ノズルヘッド113の洗浄を行う。所定時間(本実施例では3秒)経過後、電磁弁66及びヒータ71への通電を停止して後洗浄モードから水抜/保温モードへ移行する。水抜/保温モードではまずバキュームブレーカー83が作動して、バキュームブレーカー83から流調サブユニット92までの流路内の滞留水を排出する。そして、バキュームブレーカー97付近の滞留水温度が下がって感温バネ97bの付勢力が弱まり、バキュームブレーカー97が動作し、流調サブユニット92からノズルユニット110までの滞留水が抜ける。なお本発明の局部洗浄装置においては、脈動ユニット94などは冷めやすい樹脂材料で作製されているので、洗浄後間もなく水抜きが行われる。使用者が用を足し終え、離座すると、流調サブユニット92は初期位置であるバイパス流路のみを開放する位置へ移行する。この間、熱交換ユニット70の制御は前述した保温モードの制御を行う。
【0186】
【0187】
なお、滞留水の排出は、水圧有り(動圧時)の時に空気流入路97dを塞いでいたバキュームブレーカー弁体97aが、洗浄が終了して静圧となったときに開いて大気を配管内に導入することにより行われる、いわゆる配管内の水圧差を利用した動作である。これに代えて、洗浄水の温度により感温バネを動作させて、洗浄水が所定温度以上のときに弁体97aを閉じて洗浄水の排出を行わないようにして、洗浄水が低温となった時に弁体97aを開き、空気流入路97dから大気を導入して滞留水を排出してという水温のみによる水抜き機構とすることも可能である。しかし、洗浄水の圧力変化によるよりも温度変化による方が応答速度が遅いので得策ではなく、バキュームブレーカー97と水温による動作制限手段とを組合せる方が効果的なのである。
【0188】
【0189】
なお、お尻2スイッチ182、ビデスイッチ183を操作した際には、上記説明のお尻1流路107aをお尻2流路107b、ビデ流路107cに読替えた制御が行われる。
【0190】
【0191】
図59は着座中の各モードでの熱交換ユニット70の制御概念図を示す。捨水モードでは、入水温サーミスタ68によるフィードフォワード制御(以下FF1という)を行う。このFF1はできるだけ短時間で行うために、目標温度を60℃とした過剰通電を行う。この時の通電量演算式は、W(FF1)=α1×(60−Thc)
(W:投入ワット、α1:ゲイン、Thc:入水温サーミスタ68の検出温度)である。
【0192】
なお、湯温検知サーミスタ77により40℃を検知すると、捨水モードから保温モードへと移行する。保温モードでは、湯温検知サーミスタ77によるフィードバック制御(以下FB1という)を行う。このFB1ではヒータ通電量のマックス値を20Wとし、更に目標温度を60℃とした過剰なフィードバック制御を行う。この保温モード中にお尻1洗浄スイッチ181(若しくはお尻2洗浄スイッチ182、ビデ洗浄スイッチ183)の操作が行われると、保温モードから前洗浄モード〜後洗浄モードへ移行する。前洗浄モード〜後洗浄モードでは、当初フィードフォワード制御(以下FF2という)が行われる。このFF2では、目標温度を(設定温度+20℃)とした過剰通電を行う。この時の通電量演算式は、W(FF2)=α2×(Tt+20−Thc)
(W:投入ワット、α2:ゲイン、Tt:設定温度、Thc:入水温サーミスタ68の検出温度)である。
【0193】
【0194】
リミットサーミスタ82で(設定温度−5℃)を検知するとフィードバック制御(以下FB2という)+フィードフォワード制御(以下FF3という)へ移行する。このFB2は目標温度=設定温度とした湯温検知サーミスタ77によるフォードバック制御であり、FF3は目標温度を設定温度としたフィードフォワード制御である。この時の通電量演算式は、W(FB2+FF3)=α3×(Tt−Thc)+GP(Tt−Thh)+GI(Tt−Thh)+WI' +GD(Thh' −Thh)
(W:投入ワット、α3:ゲイン、Tt:設定温度、Thc:入水温サーミスタ68の検出温度、Thh:湯温検知サーミスタ77の検出温度、GP:比例ゲイン、GI:積分ゲイン、GD:微分ゲイン、WI' :前回の積分投入ワット数、Thh' :前回の湯温検知サーミスタ77の検出値)である。
【0195】
リミットサーミスタ82で(設定温−2.5℃)を検知するとFB2とはゲインを変更したフォードバック制御(以下FB3)を行う。このときの通電量演算式は、W(FB3+FF3)=α3×(Tt−Thc)+GP(Tt−Thh)+(GI' (Tt−Thh)+WI' )+GD' (Thh' −Thh)
(W:投入ワット、α3:ゲイン、Tt:設定温度、Thc:入水温サーミスタ68の検出温度、Thh:湯温検知サーミスタ77の検出温度、GP:比例ゲイン、GI' :積分ゲイン(GI' >GI)、GD' :微分ゲイン(GD' <GD)、WI' :前回の積分投入ワット数、Thh' :前回の湯温検知サーミスタ77の検出値)である。
【0196】
なお、リミットサーミスタ82で設定温度〜(設定温度+1.5℃)の検知であれば、前回までの通電量を維持する。更にリミットサーミスタ82で(設定温度+1.5℃)以上を検知すると、またFB2+FF3での制御を行う。
【0197】
【0198】
上記を整理すると(設定温度−5℃)まで・・・・・・・・・・FF2
(設定温度−5℃)から(設定温度−2.5℃)・・・・・・・FF3+FB2
(設定温度−1.5℃)から設定温度まで・・・・・・・・・・FF3+FB3
設定温度から(設定温度+1.5℃)・・・・・・・・・・・・前回の通電量を維持
(設定温度+1.5℃)から(設定温度+2.5℃)・・・・・FF3+FB3
(設定温度+2.5℃)以上・・・・・・・・・・・・・・・・FF3+FB2
このようにリミットサーミスタ82の検出温度によって、制御式を変更するのは、局部は非常に敏感な部分であり、オーバーシュートには敏感に反応するため、オーバーシュートを抑えるためである。また、リミットサーミスタ82が配置された部分は撹拌された後の安定した温度を検出できるからである。
【0199】
【0200】
図67に示すタイムチャートの変形例では、図56のタームチャートと比べると、着座検知時には前回使用した残水の捨て水をお尻1流路107aからの噴射で行い、お尻1洗浄スイッチ181を押すとノズルの前洗浄動作をバイパスポート92hからの噴射で行う点が大きく異なる。
【0201】
【0202】
なお、図60には上記制御を行った本発明の局部洗浄装置を用いて使用中に断水が起こった時の実験データを示す。
【0203】
本データから断水中には、本来必要な投入熱量の1/3程度で設定温度以上となることが分かる。このまま通電を続けてしまうと熱交換ユニット70が焼損してしまう可能性もあることから、本来必要な投入熱量の1/3程度の状態が5秒以上続いたときには、断水と判断して、全ての制御を停止するようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の便座20、便蓋10を取り外した状態での全体構成を示す斜視図
【図2】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の便蓋10を開いた状態での全体構成を示す斜視図
【図3】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の便蓋10、便座20倒伏状態での全体構成を示す斜視図
【図4】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の平面図
【図5】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の正面図
【図6】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の左側面図
【図7】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の右側面図
【図8】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の背面図
【図9】本発明の実施例に係る局部洗浄装置から便蓋、便座を外した装置本体の右側面図
【図10】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の装置本体30(内装機器省略)の分解斜視図
【図11】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の装置本体30(内装機器省略)の分解斜視図
【図12】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の装置本体30に対する便蓋10及び便座20の連接構造を示す概略断面図
【図13】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のヒンジブロック40、サポートカバー41と装置本体30に設けた係合突起32との連接構造を示す斜視図
【図14】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のヒンジブロック40、サポートカバー41と装置本体30の係合突起32との連接状態を示す断面図
【図15】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のヒンジブロック40、サポートカバー41と装置本体30との連接状態を示す断面図
【図16】(a)上ケース31を取り外した状態の装置本体30の斜視図、(b)制御ユニット160、170を取り外した斜視図
【図17】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の各ユニットを取り外した分解斜視図
【図18】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバルブユニット60の分解斜視図
【図19】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバルブユニット60一部断面図
【図20】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバルブユニット60を組立てた状態での斜視図
【図21】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバルブユニット60を組立てた状態での斜視図
【図22】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバルブユニット60を下ケース35に設置する前の状態の斜視図
【図23】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバルブユニット60を下ケース35に設置する前の状態の斜視図
【図24】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバルブユニット60を下ケース35に設置した状態での斜視図
【図25】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のバルブユニット60を下ケース35に設置した状態での斜視図
【図26】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の熱交換ユニット70の分解斜視図
【図27】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の熱交換ユニット70の断面図
【図28】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の熱交換ユニット70の下ケース35に設置した状態での斜視図
【図29】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の熱交換ユニット70の平面図
【図30】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の流調、脈動ユニット90の分解斜視図
【図31】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の流調、脈動ユニット90の平面図
【図32】(a)本発明の実施例に係る局部洗浄装置の流調、脈動ユニット90拡大断面図、(b)流調、脈動ユニット90のステータ、ロータの平面図
【図33】本発明の実施例に係る流調、脈動ユニット90の流調サブユニット82の各回転位置での切欠溝92mと流調溝92pとの重合状態((a)0度、(b)60度、(c)120度、(d)180度、(e)240度、(f)300度)
【図34】本発明の実施例に係る流調、脈動ユニット90の流調サブユニット82の回転角度での切欠溝92mと流調溝92pとの重合面積
【図35】本発明の実施例に係る流調、脈動ユニット90の脈動サブユニット94の断面図。
【図36】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の流調、脈動ユニット90の取付を説明する斜視図。
【図37】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のノズルユニット110の分解斜視図
【図38】本発明の実施例に係るノズルユニット110の流路切換ユニット100の分解斜視図
【図39】本発明の実施例に係るノズルユニット110の流路切換ユニット100の断面図
【図40】本発明の実施例に係るノズルユニット110のノズル本体111の断面図
【図41】本発明の実施例に係るノズルユニット110のノズルヘッド113の断面図
【図42】本発明の実施例に係るノズルユニット110のノズルユニットの取付説明図
【図43】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の乾燥、脱臭ユニット130の分解斜視図
【図44】図43の乾燥流路形成上体131の拡大図
【図45】図43の乾燥流路形成下体132の拡大図
【図46】図43の脱臭流路形成下体142の拡大図
【図47】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の乾燥、脱臭ユニット130の組立状態での斜視図
【図48】(a)本発明の実施例に係る局部洗浄装置の乾燥、脱臭ユニット130の背面図、(b)本発明の実施例に係る局部洗浄装置の乾燥、脱臭ユニット130の正面図、(c)本発明の実施例に係る局部洗浄装置の乾燥、脱臭ユニット130の平面図
【図49】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の乾燥、脱臭ユニット130の一部を切り欠いた平面図
【図50】本発明の実施例に係る乾燥、脱臭ユニット130の乾燥ヒータの側面図及び斜視図
【図51】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の補助操作ユニット150の拡大斜視図
【図52】本発明の実施例に係る局部洗浄装置のリモコン180の正面図
【図53】図52のリモコンの変形例を示す図で、(a)平面図、(b)蓋閉止状態の右側面図、(c)蓋閉止状態の正面図、(d)蓋開放状態の正面図
【図54】図53のリモコンのスイッチ誤動作防止部を示す断面図
【図55】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の水路系ブロック図
【図56】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の水路系タイムチャート
【図57】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の前洗浄モードのフローチャート
【図58】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の胴部洗浄モード1のフローチャート
【図59】本発明の実施例に係る熱交換ユニット70の各モードでの制御概念図
【図60】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の断水時の実験データ
【図61】本発明に用いたバキュームブレーカー97を説明するための要部拡大図
【図62】本発明に用いた感温バネの特性図
【図63】本発明の実施例に係る人体検知センサ165と取付説明図
【図64】本発明の実施例に係る第2制御ユニット170の概略上面図
【図65】(a)本発明の実施例に係るオプション機器用コンセント195の概略背面図、(b)本発明の実施例に係るオプション機器用コンセント195の概略分解斜視図
【図66】本発明の実施例に係る本体着脱検知機構、水抜機構の説明図
【図67】本発明の実施例に係る局部洗浄装置の水路系タイムチャートの変形例(図56の変形例)
【符号の説明】
10 ...便蓋
20 ...便座
31 ...上ケース
31a ...傾斜部
31b ...便座・便蓋支持部
31c ...傾斜凹部
31f ...曲面部
31g ...表示部
31h ...人体検出センサ
32 ...係合突部(係合突起)
35 ...下ケース
40 ...ヒンジブロック
50 ...ソフト閉止ユニット
70 ...熱交換ユニット
110 ...ノズルユニット[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to the structure of a toilet seat and a toilet lid device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a toilet seat is composed of a seat portion on which a user sits, hinge portions on both sides of the rear end thereof, and a connecting portion that extends from the seat portion so as to curve and incline and connects the hinge portion and the seat portion. The toilet lid was composed of a lid portion covering the toilet opening and hinge portions on both sides of the rear end extending from the lid portion. For this reason, a gap is generated between the connecting portion and the lid portion of the toilet seat, and if the user sits in the toilet lid lying down state, the toilet lid may be broken.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been devised in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a toilet lid that does not break even if a user sits on the toilet lid in a toilet lid lying state.
[0004]
[Means for solving the problem, operation and effect]
In order to solve the above-mentioned problems, in the invention of claim 1, in the toilet seat and toilet lid device rotatably supported by the toilet seat / toilet lid support, a) an inclined portion on the front surface of the toilet seat / toilet lid support And b) a toilet lid, a lid portion that closes the opening of the toilet bowl, hinge portions on both sides of the rear end thereof, and a curved and extending upwardly extending from the lid portion, and the hinge portion and the lid portion C) The toilet seat includes a seat portion on which a user sits, hinge portions on both sides of the rear end thereof, and a hinge portion extending upwardly from the seat portion so as to be curved and inclined. And d) the inclination angle between the toilet seat connecting portion and the toilet seat connecting portion in the toilet seat lying down state is determined by the inclination portion of the toilet seat / toilet lid support body. It is almost the same as the angle of inclination, and the load applied to the connecting part is received by the toilet seat / toilet lid support so that it is reliable It is possible to prevent the cracking of the lid.Moreover,When the toilet lid is closed, a gap between the end of the toilet lid and the apparatus body, a gap between the end of the toilet seat and the toilet seat / toilet lid support, and a gap between the toilet seat and the toilet lid Set each gap as a minute gap that has a substantially uniform dimension.,
Further, a horizontal portion is formed at the rear side end of the toilet seat, a hanging edge is provided at the connecting portion of the toilet lid, and the hanging edge is brought into contact with the horizontal portion when a load is applied to the toilet lid. Made possibleTherefore, it is less likely to accumulate dirt and dirt.
[0005]
AndA horizontal portion is formed at the rear side end of the toilet seat, and a hanging edge provided on the connecting portion of the toilet lid can be brought into contact with the horizontal portion. The line drawn by the toilet lid edge can be seen as a substantially parallel line, giving a clean image.
[0006]
Claim2The described invention is claimed.1In addition to the described invention, the minute gap is 2 mm.
[0007]
[0008]
[0009]
[0010]
[0011]
[0012]
[0013]
[0014]
[0015]
[0016]
[0017]
[0018]
[0019]
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing an overall configuration of a sanitary washing device according to an embodiment of the present invention with the toilet seat and toilet lid removed, and FIG. 2 is a perspective view showing the overall configuration with the toilet lid opened. 3 is a perspective view showing the overall configuration of the toilet lid and toilet seat lying down, FIG. 4 is a plan view, FIG. 5 is a front view, FIG. 6 is a left side view, FIG. 7 is a right side view, FIG. 9 is a right side view of the apparatus main body, and FIGS. 10 and 11 are exploded perspective views of the apparatus main body 30 (interior equipment omitted).
[0021]
[0022]
(Description of overall structure of external parts) In the figure, 10 is a toilet lid, 20 is a toilet seat, and 30 is a cleaning device body. The toilet lid 10 and the toilet seat 20 are rotatably supported by the cleaning device main body 30 via the hinge block 40 and the soft closing unit 50. In the description of the present embodiment, the apparatus main body 30, the toilet seat, and the toilet lid support portion 31b are a toilet seat and a toilet lid support body.
[0023]
[0024]
(Explanation of the apparatus main body 30) The apparatus main body 30 includes an upper case 31 and a lower case 35 that form the outer shell of the apparatus, and interior equipment (accompanying equipment) described later. The upper case 31 is provided with an inclined portion 31a in front. The inclined portion 31a is formed so as to overlap with the inclined portion 20f on the lower surface of the toilet seat 20 in the lying state of the toilet seat 20, and the inclined angle is substantially the same as the extension angle of the cleaning nozzle described later. Further, a toilet seat / toilet lid support portion 31b is formed continuously with the inclined portion 31a. The toilet seat / toilet lid support portion 31b is formed with inclined concave portions 31c and 31c that are continuous with the inclined portion 31a on the left and right sides of the bulging portion that is raised at the center. Engaging protrusions 32 and 32 that engage with the hinge block 40 are provided on the side wall surfaces 31 d and 31 d of the central raised portion. This toilet seat / toilet lid support portion 31b has an arcuate shape concentric with the rotation center axis of the toilet lid 10 and the toilet seat 20 at the top of the toilet seat / toilet lid support portion 31b, to the end point position where the rear end of the toilet lid 10 opens from the toilet lid 10 fall position. A curved surface portion 31f having a substantially similar shape is provided on the locus to be drawn. The curved surface portion 31f is provided with a display portion opening 31g for displaying a driving state and the like, and a human body detection sensor opening 31h for detecting a user seated on the toilet seat 20. The curved surface portion 31f has a barrel shape having the largest curvature at the center and a smaller diameter as it goes to the left and right. The substantially flat surface 31p that maintains the height of the toilet lid 10 from the substantially open position portion is used. An operation unit 33a is provided on the right side surface of the upper case 31, and a remote control receiving unit 33b is provided on the upper right rear surface. Then, by covering the barrel-shaped curved surface portion 31f with the nameplate 34, the display portion opening 31g and the human body detection sensor opening 31h are closed. A semi-transparent smoke plate 34a is integrally formed on the nameplate 34 at a portion corresponding to the human body detection sensor opening 31h, and a transparent portion 34b is integrally formed at a position corresponding to the display portion opening 31g. Further, four heat caulking projections 34 c are provided on the back side, and heat caulking is performed in the heat caulking hole 31 x provided in the upper case 31, and the heat caulking protrusion 34 c is integrated with the upper case 31. This nameplate 34 is formed by two-color molding, the lower surface is pearl tone, the upper surface is a transparent plate, the pearl tone base side is formed with characters, display portion openings, and human body detection sensor openings, all of which are formed by the upper transparent plate To cover.
[0025]
The display unit is arranged at a position where the user can see the toilet seat and the toilet lid supported by the toilet seat / toilet lid support unit, regardless of whether the toilet lid is closed or opened. That is, when the toilet lid is closed in a lying state, the display unit is exposed to the rear side of the rear end of the toilet seat, and when the toilet seat is opened, the display unit is below the lower end of the toilet seat. When standing on the toilet, you can see it in a comfortable position.
[0026]
[0027]
Both side portions 35a of the lower case 35 are inclined toward the bottom surface, and a toilet seat cord outlet 35b, a power cord outlet 35c, and a protruding portion 35d protruding sideways from the inclined portion are provided on the right inclined portion. Provided on the left inclined portion is an optional cord outlet 35e for supplying power and signals to optional equipment such as a toilet automatic washing unit. The lower part of the projecting portion 35d is cut out, and a water supply connection port 35f and a drain plug opening 35g are provided on the side. The other parts of the upper case 31 and the lower case 35 will be described together with the description of the respective interior parts.
[0028]
[0029]
The connection structure of the upper case 31 and the lower case 35 will be described. On the front side of the upper case 31, there are provided engaging claws 31j, 31j provided on the inner side of the hanging wall 31i suspended from the front surface of the inclined part 31a, and positioning restraint protrusions 31k, 31k provided on the inner side of the inclined part 31a. Second engagement claws 31m, 31m provided on the back wall 31l of the case 31 are provided. The lower case 35 is provided with engaging protrusions 35i, 35i on the front wall 35h, and position restricting boss holes 35j, 35j on the bottom surface, and the second engaging protrusions 35l, 35l are provided on the rear wall 35k of the lower case 35. Provide. With this configuration, the position restricting convex portions 31k, 31k are aligned with the position restricting boss holes 35j, 35j, and when the front portion of the upper case 31 is pushed into the lower case 35, the engaging claws 31j, 31j are elastically deformed and engaged. The protrusions 35i and 35i ride on, and the engaging claws 31j and 31j engage with the engaging protrusions 35i and 35i. Next, the rear part is pushed in, while the second engagement claws 31m and 31m are elastically deformed, the second engagement protrusions 35l and 35l are ridden, and the second engagement claws 31m and 31m are moved to the second engagement protrusions 35l and 35l. Engage with. Thereby, the upper case 31 and the lower case 35 are integrated. In this embodiment, screwing is performed to strengthen the connection at the engaging portion between the second engaging claw 31m and the second engaging protrusion 35l, but this screwing may be omitted. good.
[0030]
The alignment line A on the side surfaces of the upper case 31 and the lower case 35 is an extension of the line B drawn by the lower end of the toilet seat, and the inclined portions 35a are provided on both sides of the lower case 35. Becomes a shadow, and it is difficult to see the exit, so it gives a very compact impression. Further, the protruding portion 35d is conspicuous on the contrary, and can recognize a maintenance working portion such as drainage.
[0031]
In this way, the apparatus main body 30 in which the upper case 31 and the lower case 35 are connected to each other has a volume of about 120 mm, and for an adult, the apparatus body 30 can be held between the thumb and middle finger of one hand. Yes, it is very convenient when installing a local cleaning device. In addition, since the entire device is thin, it can be packed in a small size, so it is easy to carry and the packing material can be downsized.
[0032]
[0033]
(Description of the toilet lid 10) The toilet lid 10 has a lid portion 10a having a concave shape that closes the opening of the toilet and the upper surface warps upward toward the rear side, and hinge blocks 40, A hinge portion 10b is rotatably supported by the toilet seat / toilet lid support portion 31b via the soft closing unit 50. The hinge portion 10b extends from the lid portion 10a with a connecting portion 10c curved and inclined downward from the lid portion 10a. The inclination angle of the connecting portion 10c in the toilet lid 10 lying down state is substantially the same as the inclination angle of the inclined portion 31a, and the lower end portions of both end side walls of the connecting portion 10c are separated from the upper surface of the inclined portion 31a by a predetermined distance (in this embodiment, 2 mm The gap is formed so as to be substantially coincident with the gap. Further, the hinge portion 10b forms a storage portion 10d for storing the soft closing unit 50 inside thereof. The upper curved surface portion 10e of the hinge portion 10b is formed to extend inward from the storage portion 10d so as to cover the toilet seat hinge portion 20c and the hinge block 40, which will be described later, in the toilet lid 10 lying down state, and the upper portion is substantially the curved surface portion 31f. It is formed in a similar concentric arc shape and a continuous surface with the curved surface portion 31f.
[0034]
[0035]
(Description of Toilet Seat 20) The toilet seat 20 has a seat portion 20b having an opening 20a in the center, and the toilet seat / toilet lid support portion 31b described above is provided on both sides of the rear portion via a hinge block 40 and a soft closing unit 50. The hinge part 20c is rotatably supported by the motor. The hinge portion 20c extends from the seat portion 20b via a connecting portion 20d that is curved and inclined upward from the seat portion 20b. Further, the hinge portion 20c is provided with a storage portion 20e having a storage opening 20g for penetrating and storing the soft closing unit 50 therein. The upper curved surface portion 20h of the hinge portion 20c is formed to extend inward from the storage portion 20e so as to cover the hinge block 40 in the toilet seat 20 lying down state. It is formed with a smaller curvature than the thickness of the toilet lid 10. An inclined portion 20f is formed on the lower surface of the connecting portion 20d of the toilet seat 20.
[0036]
Further, a horizontal portion 20k capable of contacting the hanging edge 10g of the folded connection portion 10c of the toilet lid 10 is formed on the rear side end portion of the seat surface 20b of the toilet seat 20, and the toilet seat 20 and the toilet lid 10 are In the lying down state, the connecting portion 10c of the toilet lid 10 is formed so that the lower end surface thereof is aligned with the outer peripheral portion hanging edge of the toilet lid 10 to be a horizontal end, and the horizontal end is the apparatus main body. It is formed so as to extend to the vicinity of 30 inclined portions 31a.
[0037]
[0038]
(Explanation of the relationship between the toilet lid 10, the toilet seat 20, and the apparatus main body 30) Since the toilet lid 10, the toilet seat 20, and the apparatus main body 30 are shaped as described above, the apparatus main body when the toilet lid 10 and the toilet seat 20 are lying down Since the 30 curved surface portions 31f and the curved surface portion 10e of the toilet lid 10 form a concentric arc-shaped continuous surface, a clean impression is given. This clean impression has succeeded in further strengthening the impression because the side surfaces of the toilet lid 10 and the toilet seat 20 are formed on the same plane as the side surface of the apparatus main body 30. In addition, since the hinge portion 20c is also concentric, even if the toilet lid 10 is opened, the neat impression is not changed. In addition, the left and right sides of the toilet seat / toilet lid support portion 31b are inclined recesses 31c, and the toilet seat 10 and the hinge portions 10b and 20c of the toilet seat 20 are used as rotational spaces. Can be used as Further, the inside of the toilet seat / toilet lid support portion 31b is also effectively used as a storage space, and the apparatus main body 30 can be made compact.
[0039]
Furthermore, the highest height position of the apparatus main body 30 is lower than the highest height position of the toilet lid 10 when the toilet lid 10 is lying down, that is, the upper surface of the flat surface 31p of the apparatus main body 30 is placed on the toilet seat 20 and the toilet lid 10. Therefore, the entire local cleaning device is made compact, and the ease of carrying the device is improved.
[0040]
The apparatus body 30 has a bulging portion between the hinge portions 10b and 20c of the toilet seat 20 and the toilet lid 10 that is substantially the same height as the highest height of the hinge portions 10b and 20c and accommodates functional components therein. Although formed, the maximum height position of the apparatus main body 30 mentioned here does not include this bulging portion.
[0041]
Since this bulging part is just fit between the left and right hinge parts 10b, 20c, there is a sense of unity with the hinge parts 10b, 20c. Therefore, since there is no member that rises higher than that in the rear part of the toilet lid 10 or the toilet seat 20, the compactness of the local cleaning device has been made more conspicuous.
[0042]
Further, the center of the concentric arc and the rotation center of the toilet lid 10 and the toilet seat 20 are set to be substantially the same height as the flat surface 31p. By doing so, the rotation trajectories of the toilet lid 10 and the hinge portions 10b and 20c of the toilet seat 20 are not drawn on the rear side of the flat surface 31p, and it is not necessary to take an extra inclined recess 31c. The gap with the apparatus main body 30 can be narrowed.
[0043]
Furthermore, the height and the curved surface R of the bulging part of the apparatus main body 30 and the part of the toilet lid 10 on the outer side in the axial direction are made substantially equal.
[0044]
With the toilet lid 10 closed, the gap between the end of the toilet lid 10 and the apparatus main body 30, the gap between the end of the toilet seat 20 and the apparatus main body 30, and the gap between the toilet seat 20 and the toilet lid 10 are as follows. Each was set as a minute gap having a substantially uniform dimension of about 2 mm. The minute gap is maintained at a close dimension even when the toilet seat and the toilet lid are opened. Therefore, it was possible to have a substantially full flat surface with few bumps on the surface and eliminate gaps between the main body of the conventional local cleaning device and the recess between the toilet lid and the like. Therefore, the design of the product is greatly improved, and even if dirt is attached to the gap, it is not noticeable.
[0045]
[0046]
(Explanation of Hinge Block 40 and Soft Closure Unit 50) FIG. 12 is a schematic sectional view showing the connecting structure of the toilet lid 10 and the toilet seat 20 to the apparatus main body 30. As shown in FIG. The connecting structure includes a hinge block 40 and a soft closing unit 50. The soft closing unit 50 provides a resistance when the toilet lid 10 and the toilet seat 20 are closed, and a shock absorber (not shown) so as to operate gently. And a hinge shaft 52. The hinge body 51 is rotatable with respect to the hinge shaft 52. The hinge body 51 and its surroundings are configured to be hidden by the upper surface of the toilet lid 10 and the toilet seat 20. The hinge block 40 is provided with a support hole 40a for inserting and fixing the hinge shaft 52 therein. A recess 40 b is provided on the bottom of the hinge block 40 in correspondence with the engagement protrusion 32 provided on the apparatus main body 30. A hinge block 40 for connecting the toilet lid 10 and the toilet seat 20 to the apparatus main body 30 is fixed by fitting a recess 40b into an engagement protrusion 32 provided on the apparatus main body 30.
[0047]
A positioning recess 20j is provided in a part of the opening 20g of the storage part 20e, and a positioning convex part 51a is provided in a part of the hinge body 51. One of the storage parts 20e provided at the base end part of the toilet seat 20 is hinged by this unevenness. It fixes so that it may rotate integrally with the trunk | drum 51, and the hinge trunk | drum 51 is penetrated and connected in the other accommodating part 20e, and it pivotally supports. Further, a positioning recess 10f is provided in a part of the storage part 10d, and a positioning convex part 51b is provided in a part of the hinge body part 51. The toilet lid 10 on the opposite side of the storage part 20e fixed to the toilet seat by the unevenness is provided. The storage portion 10 d provided at the base end is fixed so as to rotate integrally with the hinge body 51, and the other storage portion 10 d is pivotally supported with respect to the hinge body 51.
[0048]
[0049]
FIG. 13 is a perspective view showing a connecting structure of the hinge block 40, the support cover 41, and the engagement protrusion 32 provided on the apparatus main body 30. In the figure, the hinge block 40 is provided with a cover 41 made of resin or the like, and a support hole 40a provided in a slightly concentric manner with the support hole 40a is provided with a rotation hole 41a having substantially the same shape as the support guide 40b. Are pivotally supported so that the hinge block 40 and the cover 41 are integrated. A lock claw 41b is provided inside the bottom of the cover 41, and a handle 41c is provided integrally on one side. The front wall of the engagement protrusion 32 is provided with a locking groove 32a that engages with the lock claw 41b. A second lock claw 41d is provided on the inner side of the base end of the side wall of the cover 41, and a second locking groove 40c for elastically engaging the second lock claw 41d is provided on the side wall of the hinge block 40. The engaging projection 32 having a tapered shape is inserted into and fitted into the recess of the hinge block 40.
[0050]
[0051]
FIG. 14 is a cross-sectional view illustrating a state in which the hinge block 40, the support cover 41, and the engagement protrusion 32 of the apparatus main body 30 are connected. The support cover 41 is provided with a folded portion 41e and has a substantially L-shaped cross section. The lock claw 41b shown in FIG. 13 is formed integrally with the folded portion 41e to ensure strength. In order to guide the second lock claw 41d to the second locking groove 40c, the groove 40d is formed shallower than the second locking groove 40c on a concentric arc with the support hole 40a provided in the side wall of the hinge block 40. Further, a raised portion 40e is provided between the second locking groove 40c and the groove 40d so that the second locking claw 41d and the second locking groove 40c are securely locked. Thus, since the auxiliary lock mechanism is formed by elastically engaging the second lock claw 41d and the second locking groove 40c, the lock claw 41b and the locking groove 32a are not elastically engaged but merely engaged. Therefore, it is easy to adjust the locking force and ensure the durability of the locking claw 41b. This also increases the degree of design freedom. A rib 40f is provided inside the hinge block 40, and is structured to be engaged with the engaging protrusion 32. The fitting adjustment with the engaging protrusion 32 is performed by adjusting the height of the rib 40f.
[0052]
[0053]
FIG. 15 is a cross-sectional view showing a connected state of the hinge block 40, the support cover 41, and the apparatus main body 30. As is apparent from the figure, in the connected state, the lock claw 41b is engaged with the locking groove 32a. In this state, the hinge block 40 and the engagement protrusion 32 are not disengaged. At this time, the rotation direction is also restricted by the second lock claw 41 d of the cover 41 and the second locking groove 40 c of the hinge block 40. When it is desired to release the engagement, a finger is put on the handle 41c to release the elastic engagement between the second lock claw 41d and the second locking groove 40c, and the cover 41 is rotated to thereby lock the lock claw 41b. And the locking groove 32a are released, and the toilet seat 20 and the like are lifted upward to disengage the hinge block 40 from the apparatus main body 30. Further, when attaching the toilet seat 20 or the like, the hinge block 40 is inserted into the engaging protrusion 32. Since the engagement protrusion 32 is thinner toward the outer end, the hinge block 40 can be easily inserted, and the toilet seat 20 can be easily attached. The downward force of the support hole 40 a of the hinge block 40 due to the load of the toilet seat 20 is received by the contact portion between the lower end of the hinge block 40 and the apparatus main body 30. When receiving a downward load on the surface of the apparatus main body 30, the entire casing may bend and damage internal components, and therefore reinforcing ribs are provided on the back surface of the upper case 31 of the apparatus main body 30.
[0054]
[0055]
(Description of Configuration of Interior Parts) FIG. 16 (a) is a perspective view of the apparatus body 30 with the upper case 31 removed, FIG. 16 (b) is a perspective view with the control unit further removed, and FIG. It is the disassembled perspective view which removed. In the figure, 60 is a valve unit, 70 is a heat exchange unit, 90 is a flow control, pulsation unit, 110 is a nozzle unit, 130 is a drying and deodorizing unit, 150 is an auxiliary operation unit, 160 is a first control unit, and 170 is a first control unit. 2 control units.
[0056]
[0057]
(Explanation of Valve Unit 60) FIG. 18 is an exploded perspective view of the valve unit 60, FIG. 19 is a partial sectional view, FIGS. 20 and 21 are perspective views in an assembled state, and FIGS. The perspective view of the state before installing in the lower case 35, and the perspective view in the state installed in the lower case 35 in FIG.24, FIG.25 are shown. In the figure, 61 is a valve housing, 62 is a water supply connection pipe, 63 is a water drain plug, 64 is a triac for controlling the hot water heater, 64a is a heat sink of the triac 64, 61a is a flow path forming plate and a remote control light receiving part mounting plate, 65 is a pressure regulating valve, 65a is a pressure regulating valve opening closing plate, 61b is a second flow path forming plate / remote control light receiving portion mounting plate, 66 is an electromagnetic valve, 67 is an outflow connection pipe, and 68 is an inlet temperature thermistor.
[0058]
The valve housing 61 has an attachment opening 61c for attaching the water supply connection pipe 62, a drainage opening 61d normally closed by a water drain plug 63, an attachment through hole 61e for attaching the heat radiating plate 64a, and a flow path forming member. A flow path forming groove 61f for mounting the plate / remote control light receiving mounting plate 61a to form a flow path, a mounting through hole 61g for mounting the pressure regulating valve 65, and a second flow path forming plate / remote control light receiving mounting plate 61b are mounted. A second flow path forming groove 61h for forming a flow path, a mounting opening 61i for mounting the electromagnetic valve 66, and a mounting opening 61j for mounting the outflow connection pipe 67 are provided. As shown in FIG. 19, a check valve 69 is provided in the mounting through-hole 61e, and the bypass passage 61k and water that communicate with the flow path forming groove 61f from the drain opening 61d without passing through the check valve 69 are provided. A main flow path 61l communicating with the flow path forming groove 61f through the check valve 69 from the opening 61d is provided. Accordingly, the flow of water during normal use is as follows: water supply connection pipe 62 → opening 61c → opening 61d → main flow path 61l → (heat sink 64a) → check valve 69 (through hole 61e) → groove 61f → pressure regulating valve 65 → through hole 61g → (blocking plate 65a) → groove 61h → electromagnetic valve 66 → opening 61i → opening 61j → outflow connecting pipe 67.
[0059]
The water supply connection pipe 62 is formed in a substantially L shape, and is provided with a male screw part 62a to which a flexible pipe is screwed and connected at one end, and a fitting insertion part 62b that is rotatably fitted and fixed to the valve housing 61 at the other end. . Further, the fitting insertion portion 62b is provided with a groove 62c for fitting an O-ring (not shown) and a retaining flange 62d. With such a configuration, the fitting insertion portion 62b of the water supply connection pipe 62 is inserted into the opening 61c of the housing 61, and then the substantially U-shaped attachment member 62e is fixed to the housing 61 with a screw, thereby preventing the retaining flange 62d. Is restrained and fixed to the housing 61 so as to be rotatable. In addition, although the external thread part 62a of the water supply connection pipe 62 is normally installed facing downward, when the toilet bowl width is large, the toilet bowl interferes and cannot be attached. Therefore, when attaching to such a wide toilet bowl, the water supply connection pipe 62 is rotated, and the male spiral portion 62a of the water supply connection pipe 62 protrudes sideways from the water supply connection port 35f provided in the lower case 35. And connect to a flexible pipe (not shown). Therefore, even a wide toilet bowl is not attached.
[0060]
[0061]
The drain plug 63 includes a knob 63a and a plug body 63b. A round hole 63c for connection to the plug body 63b is formed in the center of the knob 63a, and a female screw for connection to the housing 61 is provided inside. Is formed. The plug body 63b has a mounting portion 63d to the knob 63a and an O-ring groove and a base end portion 63f that supports one end of the strainer 63e, a flange portion 63g that supports the other end of the strainer 63e, and a water stop provided at the tip. It consists of a valve part 63h. The attachment portion 63d is structured to be rotatable in the round hole 63c and not to be detached. An O-ring is fitted in the groove provided in the base end portion 63f to prevent water from leaking from the opening 61d when the drain plug 63 is attached. Similarly, the O-ring of the water stop valve 63h prevents water from entering the opening 61d from the bypass passage 61k. With this configuration, at the time of draining water, the knob 63a and the casing 61 are unscrewed, and then the knob 63a is pulled off to remove the drain plug 63 from the casing 61. At this time, since the knob 63a and the plug main body 63b are configured to be rotatable, the plug main body 63b does not rotate and the rotational force is not transmitted to the O-ring, so that the durability can be increased. When the drain plug 63 is removed, the water in the valve unit 60 is discharged to the outside through the bypass 61k, the main channel 61l, and the opening 61c by its own weight.
[0062]
[0063]
The remote control light receiver 169 includes a hole 61q provided in the flow path forming plate / remote control light receiving mounting plate 61a and the second flow path forming plate / remote control light receiving mounting plate 61b, and protrusions provided on both sides of the remote control light receiver 169. It is clamped and fixed to the valve unit 60 by 169a.
[0064]
[0065]
The valve unit 60 is fixed after the water supply connecting portion 62 and the drain plug 63 are drawn out from the opening 35x below the protruding portion 35d and the side opening 35g provided at the bottom corner portion of the lower case 35, respectively. The two mounting portions 61m and 61n formed integrally with the valve housing 61 are fixed to the bosses 36a and 36b provided on the lower case 35 with screws, and the overturn prevention flange 61p formed integrally with the valve housing 61 is provided with the upper case. This is done by pressing from the top with the tip of the screw used to connect 31 and the lower case 35.
[0066]
[0067]
Further, the bulk when the valve unit 60 is housed in the state where it is assembled to the lower case 35 is about 110 to 120 mm, and it is almost the same as the bulk obtained by taking a movable margin (about 10 mm) of the tube in the nozzle unit 110 (about 110 mm) described later. Same height.
[0068]
[0069]
(Explanation of Heat Exchange Unit 70 (Heating Mechanism)) FIG. 26 is an exploded perspective view of the instantaneous heat exchange unit 70, FIG. 27 is a sectional view, FIG. 28 is a perspective view in a state where it is installed in the lower case 35, FIG. Shows a plan view.
[0070]
The heat exchange unit 70 includes a heat exchange part 7A, a temperature stabilization part 7B, and a hot water discharge part 7C. The heat exchanging portion 7A includes a cylindrical ceramic heater 71, a substantially cylindrical heat exchanger 72, a bimetal switch 73, a drain plug 74, and a thermal fuse 75. The cylindrical ceramic heater 71 is integrally provided with a mounting flange 71a for closing one side of the open end of the heat exchanger 72 by glass sealing or the like. The heat exchanger 72 is composed of a substantially cylindrical cylinder 72a and a connection open chamber 72b connected to the temperature stabilizing portion 7B. A ceramic heater mounting part 72c is provided on one side of the open end of the cylindrical casing 72a, a drain plug mounting part 72d is provided on the other side, and a bimetal mounting opening 72e is provided through the side wall surface of the cylindrical casing 72a. The bimetal switch 73 includes a heat transfer plate 73a, a pressing member 73b, and a bimetal switch main body 73c, and is attached to the bimetal mounting opening 72e with four screws by the pressing member 73b via the heat transfer plate 73a. The drain plug 74 is composed of a spring receiver 74a, a water stop spring 74b, a drain valve body 74c, a rubber valve seat 74d, and a closing lid 74e. The drain lid mounting portion 72d is connected with three screws by the closing lid 74e. Install. The thermal fuse 75 is clamped and fixed by a fuse mounting portion (not shown) integrally formed on the outer periphery of the cylindrical casing 72a and a fuse mounting portion 75b integrally formed on the thermal fuse mounting plate 75a. The attachment is performed by attaching the thermal fuse attachment plate 75a to the cylindrical casing 72a with one screw. Above the temperature fuse mounting portion (not shown) of the cylindrical housing 72, a water-preventing cover 72f is integrally provided so that the temperature fuse portion is not flooded. A heat transfer opening 72g and a communication hole 72h are provided in a partition wall between the cylindrical housing 72a and the connection opening chamber 72b, and a lower chamber 72i that forms a lower part of the float switch storage chamber is formed above the heat transfer opening 72g. The heat transfer hole 72g is closed with a metal heat transfer plate 72j. Further, a communication groove 72k that connects the communication hole 72h and the lower chamber 72i is formed in the connection opening chamber 72b. Further, a connecting flange 72l is formed around the communication hole 72h, the lower chamber 72i, and the communication groove 72k.
[0071]
[0072]
The temperature stabilizing unit 7B includes a flow path forming body 76, a hot water temperature detection thermistor 77 that detects the temperature of the hot water, a float switch 78 that detects the presence or absence of water, and a float chamber closing lid 79. The flow path forming body 76 includes a flange 76a for attachment to the heat exchanger 72 and a storage chamber 76b for storing the float switch 78. The flange 76a extends from the flange covering the communication hole 72h and the communication groove 72k. The flange extending portion 76c is provided with a thermistor mounting hole 76d for inserting and fixing the hot water temperature detecting thermistor 77. The flange extending portion 76c, the communication hole 72h, and the communication groove 72k form a communication flow path 70a that connects the heat exchanging portion 7A and the float storage chamber 76b. The storage chamber 76b includes a hanging portion 76e that hangs downward from the flange 76a and a cylindrical portion 76f that extends upward and opens the upper end. The hanging portion 76e is inserted into the lower chamber 72i and is transmitted at the lower end of the hanging portion 72i. The heat plate 72j is pressed and fixed, and the heat transfer hole 72g is closed. A communication opening 76g that communicates with the hot water discharge portion 7C is formed above the side wall of the cylindrical portion 76f, and a connection portion 76h is formed extending from the communication opening 76g. A float chamber closing lid 79 in which a float switch 78 is integrated is fixed to the open upper end portion of the cylindrical portion 76f with screws.
[0073]
[0074]
The hot water discharge section 7C has a safety valve unit 81 for preventing a pressure higher than a predetermined pressure from being applied to the secondary device when an abnormality occurs in the hot water forming body 80 and the pressure regulating valve 65, and the hot water temperature is high enough to cause burns. In this case, the limit thermistor 82 for forcibly shutting off the energization of the heater 71 and the vacuum breaker 83 for taking in air downstream without water flow. The hot water forming body 80 includes a connection convex portion 80a for connecting to the temperature stabilizing portion 7B, a limit thermistor mounting portion 80b, a safety valve mounting portion 80c, and a vacuum breaker mounting portion 80d. In connection with the flow path configuration, the connection convex portion 80a and the thermistor mounting portion 80b are disposed on substantially the same plane, and the safety valve mounting portion 80c and the vacuum breaker mounting portion 80d are opposed to each other in a substantially straight line. The connection convex portion 80a includes an insertion portion 80e inserted into the connection portion 76h and a mounting flange 80f. The safety valve mounting portion 80c includes a safety valve insertion portion 80g and a fixing screw portion 80h. The safety valve unit 81 includes a safety valve body 81a, a pressure setting spring 81b, a relief passage 81c, a fixing flange 81d, and a valve body pressing member 81f integrally including an insertion portion 81e in which an O-ring groove is formed on the outer periphery, and the insertion portion 81e. Is inserted into the insertion portion 80g, and the fixing flange 81d is fixed to the fixing screw portion 80h with a screw to be integrated with the hot water forming body 80. An overflow outflow passage 81g is formed in the valve body pressing member 81f. With such a configuration, normally, the valve body 81a is pressed against the safety valve seat 80i formed on the hot water forming body 80 by the spring 81b and stopped, but when a water pressure of a predetermined pressure or more is applied, the safety valve body 81a Is opened, and water begins to flow out from the overflow outflow passage 81g, and the pressure of the water flowing out from the outflow port 83c is adjusted to a predetermined pressure or less. The vacuum breaker 83 includes a cap 83d having a vacuum breaker valve body 83a, an air intake / overflow port 83b, and an outflow port 83c. With this configuration, when the vacuum breaker 83 is not passing water, the vacuum breaker valve body 83a is seated on the vacuum breaker valve seat 80j formed on the hot water forming body 80 by gravity, and the valve formed on the cap 83d when water flows. Sit on the seat 83e. The other end of the resin tube connected to the overflow outlet path 81g of the safety valve 80 and the overflow port 83b of the vacuum breaker 83 is fixed to a discharge toy 36v formed on the front surface of the center of the lower case 35. Therefore, the overflowed water is discharged into the toilet along the discharge toy 36v.
[0075]
[0076]
The heat exchanging unit 70 is assembled by screwing and fixing the heat exchanging part 7A and the temperature stabilizing part 7B with the flange 72l and the flange 76a through the packing, and further connecting the temperature stabilizing part 7B and the hot water outlet part 7C with an O-ring. This is done by screwing and fixing the connecting portion 76h and the flange 80f.
The heat exchange unit 70 is attached to the lower case 35 by screwing mounting flanges 72m and 72n provided on the opposite side of the cylindrical casing 72a to bosses 36c and 36d provided on the lower case 35. Is called.
[0078]
[0079]
With the above configuration, the water introduced from the outflow connection pipe 67 of the valve unit 60 to the heat exchange unit 70 via the connection tube is in a flowing state, and the internal flow path 71b of the cylindrical ceramic heater 71, the ceramic heater 71, and the cylindrical casing. 72a, and is introduced into the float storage chamber 76b through the communication hole 72h and the communication channel 70a. The storage chamber 76b has a capacity of about 10 to 20 cc, ensures an operation stroke of the float switch 78, functions as a stirring chamber, and minimizes temperature hunting. The hot water stabilized by the storage chamber 76b pushes the vacuum valve body 83a through the communication opening 76g and the flow path 80i formed in the hot water outlet portion 7C, and is led out to the outlet 83c.
[0080]
In addition, the volume of the heat exchange unit 70 in the state assembled | attached to the lower case 35 shall be about 110 thru | or 120 mm, and is substantially the same as the volume which took the movable allowance (about 10 mm) of the tube for the nozzle unit 110 (about 110 mm in bulk) mentioned later. The height.
[0081]
[0082]
(Explanation of Flow / Pulsation Unit 90) FIG. 30 is an exploded perspective view of the flow / pulsation unit 90, FIG. 31 is a plan view of the flow / pulsation unit 90, and FIG. FIG. 32B is a plan view of the stator 92f and the rotor 92d of the flow adjustment subunit 92, and FIG. 33 is a superposition state of the notch groove 92m and the flow adjustment groove 92p at each rotational position of the flow adjustment subunit 92. (A) 0 degree, (b) 60 degrees, (c) 120 degrees, (d) 180 degrees, (e) 240 degrees, (f) 300 degrees), FIG. FIG. 35 is a sectional view of the pulsation subunit 94, and FIG. 36 is a perspective view for explaining the flow adjustment and attachment of the pulsation unit 90.
[0083]
The flow adjustment / pulsation unit 90 includes a flow adjustment subunit 92, a pulsation subunit 94, and an anti-vibration plate 96. The mounting holes 92a, 92b provided in the flow adjustment subunit 92 are connected to the mounting bosses 96a, 96b of the anti-vibration unit 96. Secure with screws. The pulsation subunit 94 is fixed to the mounting bosses 96c and 96d of the vibration isolating plate 96 by screwing the mounting holes 94a and 94b provided substantially diagonally through the vibration isolating rubbers 95a and 95b. In addition, annular grooves 94c and 94d are provided at the other diagonal lower end of the pulsation subunit 94, and arc-shaped ribs 96e and 96f are provided on the corresponding diagonal upper surfaces of the vibration isolation plate 96, respectively. , 95d.
[0084]
[0085]
(Explanation of anti-vibration plate 96) The anti-vibration plate 96 is provided with an outer ring wall 96g around the mounting surface to which the flow control subunit 92 and the pulsation subunit 94 are attached, and the discharge toy 96h is lowered by one step from the mounting surface. Provide. With this configuration, condensed water and the like to the flow adjustment subunit 92 and the pulsation subunit 94 are discharged to the toilet through the discharge toy 96h and the lower case 35. Further, one corner portion of the outer ring wall 96g is formed to extend upward, and the inner wall side is a tube guide wall 96i that connects the flow control subunit 92 and the pulsation subunit 94. A U-shaped rib 96j is provided, and the U-shaped rib 96j collectively holds wiring such as a power line and a control line to the flow adjustment subunit 92 and the pulsation subunit 94. Mounting holes 96k and 96l are provided on one diagonal of the vibration isolation plate 96, and arc-shaped recesses 96m and 96n are provided on the other diagonal lower surface. Further, the outer ring wall 96g is provided with a substantially T-shaped protrusion 96p protruding forward, and the protrusion 96p is used for fastening and fixing the tube connected from the flow adjustment subunit 92 to the nozzle unit 110 with a string or the like (not shown). Used for The flow adjustment and attachment to the lower case 35 of the pulsation unit 90 will be described later.
[0086]
[0087]
(Description of Flow Control Subunit 92) The flow control subunit 92 mainly includes a flow control body 92a, a flow control motor 92b, a rotor shaft 92c, a rotor 92d, a rotor spring 92e, and a stator 92f. The flow control body 92a is provided with an inflow elbow 92g, a bypass port 92h, an outflow port 92i, and a functional part storage chamber 92j, and a rotor shaft 92c, a rotor 92d, a rotor spring 92e, and a stator 92f are stored in the functional part storage chamber 92j. The A Y-packing 92r is fitted around the rotor shaft 92c to ensure watertightness between the rotor shaft 92c and the functional portion storage chamber 92j, and a connecting recess 92s is integrally connected to the output shaft of the flow control motor 92b above the rotor shaft. Is provided. Further, the rotor shaft 92c and the rotor 92d are integrated so as not to be rotatable by a position restricting boss 92k. The rotor spring 92e is fitted between the rotor 92d and the rotor shaft 92c, presses the rotor 92d toward the stator 92f, and ensures the water tightness of the surfaces of the rotor 92d and the stator 92f. The stator 92f is constrained by a cut groove 92q, and is fixedly integrated with the flow adjustment body 92a by screws through seal packings 92t and 92u so as not to rotate.
[0088]
The rotor 92d is provided with a fan-shaped notch groove 92m, and the stator 92f is provided with a bypass hole 92n for guiding water to the bypass port 92h and a flow adjusting groove 92p for adjusting the flow rate toward the outflow port 92i to guide water.
[0089]
With the above configuration, the rotation of the flow adjustment motor 92b is transmitted to the rotor 92d via the rotor shaft 92c, and the superposition state of the notch groove 92m of the rotor 92d and the bypass hole 92n or the flow adjustment groove 92p of the stator 92f is changed. Flow rate adjustment or flow path switching as shown in 34 is performed.
[0090]
[0091]
(Pulsation Subunit 94) The pulsation subunit 94 includes a water inlet body 94a, a solenoid 94b, a water outlet body 94c, a cylindrical inner cylinder 94d, a substantially cylindrical pole 94e, a substantially cylindrical plunger 94f, a buffer spring 94g, and an urging force. A spring 94h and an outer yoke 94i having a U-shaped cross section are formed. The elastic force of the urging spring 94h is set to be larger than the elastic force of the buffer spring 94g. The solenoid 94b includes a cylindrical bobbin 94p made of resin and non-magnetic material, a winding 94q made of copper or the like wound around the cylindrical bobbin 94p, and an inner yoke 94r having a U-shaped cross section made of a magnetic material such as iron surrounding the outer periphery of the bobbin 94p. Consists of. An inner cylinder 94d is fitted into the bobbin 94p, and a pole 94e, a buffer spring 94g, a plunger 94f, and an urging spring 94h are incorporated into the inner cylinder 94d, and the flange portion 94j of the water inlet body 94a and the flange portion 94k of the water outlet body 94c are provided. The outer yoke 94i and the inner yoke 94r are sandwiched and integrated. A check valve 94l is disposed in the plunger 94f.
[0092]
With the above configuration, when the solenoid 94b is energized, a closed magnetic circuit is formed as follows: inner yoke 94r → pole 94e → plunger 94f → yoke 94i, and the plunger 94f resists the elastic force of the biasing spring 94h. Suctioned to the 94e side. At this time, water in the chamber 94m formed between the pole 94e and the plunger 94f is pumped to the side of the water discharge body 94c, and is sent from the hot water outlet 94t to the nozzle unit 110 via the resin tube. When the energization of the solenoid 94b is cut off, the plunger 94f is pushed back by the biasing spring 94h. At that time, the check valve 94l in the plunger 94f is opened, and the water in the incoming water body 94a flows from the flow adjustment subunit 92 into the chamber 94m. In this embodiment, the energization to the solenoid 94b is turned on / off at 70 Hz to 100 Hz. Since the shock wave is generated on the primary side when the plunger 94f is pushed back, an accumulator 94n is provided in the water entering body 94a in order to cancel it.
[0093]
Since the pulsation unit 94 is driven at 70 Hz to 100 Hz, a large vibration is generated. Since this also causes noise, as described above, the pulsation unit 94 is fixed to the vibration isolation plate 96 with vibration isolation rubber. Furthermore, since this is not sufficient, the mounting holes 96k, 96l of the vibration isolating plate 96 are screwed and fixed to the mounting bosses 36e, 36f via the vibration isolating rubbers 95e, 95f, and the annular groove 96m, 96n is abutted and locked to the substantially cross boss 36g and the substantially boss 36h via the vibration isolating rubbers 95g and 95h. In addition, in order to increase the mass of the vibration isolation plate 94, the flow adjustment subunit 92 is integrated with screws. By performing multi-stage vibration isolation in this way, vibration transmission to the lower case 35 can be minimized.
[0094]
[0095]
In addition, since the vacuum breaker is provided in a device such as the pulsation unit 94 that generates such pressure fluctuation, the operation of the vacuum breaker 97 becomes unstable. FIG. 61 is an enlarged view of a main part for explaining the vacuum breaker 97 used in the present invention. In the figure, an air inflow passage 97d is provided in the water discharge body 94c, and a vacuum breaker valve body 97a is provided to close the air inflow passage 97d when water pressure is applied. A ring-shaped restricting member 97e for restricting the movement of the vacuum breaker valve element 97a is provided, and the restricting member 97e is attached to the other spring side by a temperature-sensitive spring 97b and a bias spring 97c made of a shape memory element. The vacuum breaker valve element 97a is indirectly urged by acting so as to act. As shown in FIG. 62, the temperature-sensitive spring 97b contracts at a low temperature and expands at a high temperature, and its transformation point is 20 ° C. to 30 ° C.
[0096]
With this configuration, when water is not passed, the temperature of the vacuum breaker 97 is lowered to about room temperature, and the regulating member 97e is pushed down to the position of FIG. 61 (a) by the biasing force of the bias spring 97c. It is done. At this time, since no water pressure is applied, the valve body 97a opens the air inlet 97d. In addition, since the communication passage 97f is provided in the valve body 97a, the atmosphere is introduced from the air inflow passage 97d to the hot water outlet 94t, and the staying water in the pipe downstream from the hot water outlet 94t becomes nozzle ejection holes 113d and 113e described later. , 113f. When hot water adjusted to an appropriate temperature by the heat exchange unit 70 is supplied, the valve element 97a closes the air inlet 97d by water pressure. Since the urging force of the temperature sensitive spring 97b is increased by the temperature of the hot water, the regulating member 97e is pushed up to the air inlet side against the bias spring 97c. Therefore, the valve body 97a is restrained, and even if a negative pressure is generated on the side of the hot water outlet 94t during the hot water, the air inlet 97d is not opened. That is, the temperature-sensitive spring 97b serves as an operation limiting unit that does not operate the vacuum breaker when the cleaning water has a predetermined water temperature or higher.
[0097]
Therefore, regardless of whether the vacuum breaker 97 that opens and closes due to a change in water pressure is provided in the vicinity of the pulsation unit 94 that fluctuates the pressure of the cleaning water, the vacuum breaker valve body 97a is maintained while hot water is supplied as the cleaning water. Opening and closing operations are not performed, and no abnormal noise or the like occurs.
[0098]
[0099]
(Description of the nozzle unit 110) FIG. 37 is an exploded perspective view of the nozzle unit 110, FIG. 38 is an exploded perspective view of the flow path switching unit 100, FIG. 39 is a cross-sectional view of the flow path switching unit 100, and FIG. FIG. 41 is a sectional view of the nozzle head 113, and FIG.
[0100]
The nozzle unit 110 includes a flow path switching unit 100, a nozzle body 111, and a nozzle drive unit 120. The flow path switching unit 100 is integrated with the rear end of the nozzle body 111, and the nozzle body 111 is slidable on the nozzle drive unit 120. Attached to.
[0101]
[0102]
(Description of Channel Switching Unit 100) The channel switching unit 100 includes a switching motor 101, a motor mounting plate 102, a transmission shaft 103, a seal material 104, a channel switching body 105 having an inflow hole 105a, and a switching having a notch groove 106a. The switching stator 107 includes a rotor 106, a bottom 1 outflow port 107a, a bottom 2 outflow port 107b, and a bidet outflow port 107c.
[0103]
[0104]
(Description of Nozzle Body 111) The nozzle body 111 includes a nozzle body 112, a nozzle head 113, a packing 114, and an inflow elbow 115, and a storage portion 112a for storing the flow path switching unit 100 is provided at the rear end of the nozzle body 112. An inflow hole 112b is provided on one side wall of the storage portion 112a, and an inflow elbow 115 is integrated into the inflow hole 112b by bonding or welding. A connecting portion 112c to the nozzle drive unit is provided on the other side wall of the storage portion 112a. Inside the nozzle body 112 is formed a butt 1 flow path 112d on the upper side, a butt 2 flow path 112e and a bidet flow path 112f on the lower side, and a butt 1 connection protrusion 112g and a butt 2 connection protrusion at the tip. 112h, a bidet connection projection 112i is provided.
[0105]
The rear end of the nozzle head 113 is provided with a butt 1 communication channel 113a, a butt 2 communication channel 113b, and a bidet communication channel 113c, between the projections 112g, h, i and the channels 113a, b, c. The packing 114 is interposed. At the tip of the nozzle head 113, a bottom 1 ejection hole 113d, a bottom 2 ejection hole 113e, and a bidet ejection hole 113f are provided in this order from the back. The buttocks 1 ejection hole 113d and the flow path 113a are formed as straight flow paths, but the outflow ports 107b and 107c, the flow paths 112e and 112f, and the communication flow paths 113b and 113c are arranged so as to be shifted from the center. The bottom 2 ejection hole 113e, the bidet ejection hole 113f, the bottom 2 communication channel 113b, and the bidet communication channel 113c are formed eccentrically as shown in FIG.
[0106]
In the vicinity of the inflow elbow 115 of the nozzle body 112, a U-shaped wiring storage rib 112j for binding and fixing the wiring of the flow path switching unit 100 is provided.
[0107]
[0108]
(Description of Nozzle Drive Unit 120) The nozzle drive unit 120 includes a nozzle support base 123 that slidably supports the nozzle body 111, a nozzle drive motor 124 attached to the right rear of the nozzle support base 123, and a nozzle support base 123. A large pulley 125 attached to the rear left side and fixed to the nozzle driving motor 124 so as not to rotate, a stopper 126 attached to the rear end of the nozzle support base 123 and restraining movement of the nozzle body 111, and a front end of the nozzle support base 123 And the two small pulleys 127 attached to the stopper 126, the large pulley 125, the small pulley 127, and the connecting portion 112c of the nozzle body 111, and the timing belt 128 for transmitting the motor drive to the nozzle body 111, and the nozzle support base 123 Mounted to move up and down It is constituted by a tensioner 129 for adjusting the slack in the belt.
[0109]
A nozzle cleaning chamber 121 is provided at the tip of the nozzle support base 123, and a cleaning port 122 connected to the bypass port 92h of the flow control subunit 92 by a resin tube is formed on the side thereof.
[0110]
[0111]
(Mounting of the nozzle unit 110) The nozzle unit 110 is mounted by sliding the nozzle unit 110 in the front-rear direction along the left-right motion restricting wall 36k of the lower case 35, and mounting the mounting flange 123a provided on the drive unit 120 to the lower case 35. This is done by fitting into the provided vertical movement restraining rib 36 i and screwing the mounting flange 123 b to the boss 36 i provided on the lower case 35.
[0112]
With the above-described configuration, the forward / reverse rotation of the nozzle motor 124 is transmitted to the nozzle body 111 by the timing belt 128, and can reciprocate between the two small pulleys 127 along the inclination of the nozzle support base 123. Further, when the nozzle body 111 is housed, the nozzle head 113 is in the nozzle cleaning chamber 121, and the nozzle head 113 is cleaned with water supplied from the cleaning port 122.
[0113]
As described above, the angle of the expansion / contraction direction of the nozzle body 111 is substantially the same as that of the inclined portion 31a of the upper case 31, but this inclination angle (30 to 40 degrees from the horizontal plane) is obtained by the applicant's many years of research. It is an optimum angle for aiming at the buttocks and bidet from the single nozzle body 111, and is also an optimum angle for absorbing variations in sitting position, physique and the like.
[0114]
In this embodiment, the nozzle unit 110 has a bulk of about 110 mm, and the bulk of the substantially flat surface 31p of the upper case is 120 mm. The nozzle body has a height with a margin of about 10 mm. This is because the tube for supplying water to 111 needs to move together with the nozzle main body 111, so that this movable space is secured. This margin is minimally required. If this margin is not available, the tube is pressed by the upper case 31 and the nozzle unit 110, and the tube is eventually damaged. The depth of the nozzle unit 110 is about 160 mm, which is also substantially equal to the depth of the upper case.
[0115]
[0116]
(Drying and Deodorizing Unit 130) FIG. 43 is an exploded perspective view of the drying and deodorizing unit 130, FIG. 44 is a perspective view of the drying flow path forming upper body 131, FIG. 45 is a perspective view of the drying flow path forming lower body 132, and FIG. 47 is a perspective view of the deodorizing flow path forming lower body 142, FIG. 47 is a perspective view in an assembled state, FIG. 48 is (a) rear view, (b) front view, (c) plan view, and FIG. FIG. 50 is a side view and a perspective view of the drying heater.
[0117]
The drying / deodorizing unit 130 includes a drying channel forming upper body 131, a drying channel forming lower body 132, a sewage intrusion prevention wall 133, a drying heater 134, a drying heater storage box 135, a drying thermistor 136, and a drying fan 137. The apparatus 139 includes a clogging prevention filter 141, a deodorizing flow path forming lower body 142, a deodorizing flow path forming upper body 143, a deodorizing catalyst 144, and a deodorizing fan 145.
[0118]
[0119]
(Description of Drying Device 139 (Hot Air Generating Mechanism)) The drying flow path forming body 131 includes an outer wall surface 131a, an upper wall surface 131b, an inner wall surface 131c, and a deodorizing flow path forming surface 131d. The outer wall surface 131a and the inner wall surface 131c of 131 have three protrusions (not shown) for storing the drying heater 134 protruding downward, and one protrusion protrusion 131f for storing the thermistor 136 for protruding sideways. One protruding heater wire extraction protrusion 131v is provided. Further, a mounting portion 131t to the lower case 35 is provided on the outer wall surface 131a. Further, the end of the drying flow path forming upper body 131 is thinner than the rear end portion 131v to form a drying fan insertion allowance.
[0120]
The upper wall surface 131b includes an inclined surface 131h and a drying heater storage surface 131i, and a protruding wall 131j protruding upward is provided on the inclined surface 131g. The protruding wall 131j functions as a guide for a resin tube that connects the bypass port 92h of the flow control subunit 92 and the cleaning port 122 of the nozzle unit 110. Further, a resin tube is sandwiched between the inclined surface 131g and the inclined portion 31a of the upper case 31, and the resin tube prevents sewage from entering the deodorizing motor 145 side.
[0121]
A deodorizing flow path forming portion 131d is formed on the side of the inner wall surface 131c. The deodorizing flow path forming portion 131d surrounds the back wall surface 131l and the upper wall surface 131b and surrounds the deodorizing flow path forming upper surface 131m and the deodorizing suction port 132k. The peripheral wall 131p is provided with an engaging recess with the drying flow path lower body 132 and a mounting portion 131q to the lower case 35. Further, a drying motor mounting portion 131w and a deodorizing flow path forming lower body 142 mounting portion 131z are provided at the rear of the rear wall surface 131l.
[0122]
A sewage ingress prevention wall 133 hinge receiver 131y is provided on the front surface of the drying flow path forming upper body 131, and hinges 133a are provided on both sides of the sewage ingress prevention wall 133.
[0123]
[0124]
The drying flow path forming lower body 132 includes an outer wall surface 132a, a bottom surface 132b, an inner wall surface 132c, and a deodorizing flow path forming surface 132d. The outer wall surface 132a and the inner wall surface 132c of the drying flow path forming lower body 132 are for accommodating the drying heater 134. Three notches 132e, one notch 132f for storing the drying thermistor 136, one notch 132v for heater wire extraction, and a notch 132g for attaching a drying fan 137 are provided at the rear end. The bottom surface 132b in the vicinity of the mounting notch 132g is made thinner toward the front, and the outer wall surface 132a in the vicinity is formed so as to be elastically deformable. Further, the outer wall surface 132a is provided with a mounting portion 132t to the lower case 35. Further, a stopper rib 132v is provided at the rear end of the drying flow path forming lower body 132 to form a drying fan insertion allowance.
[0125]
The bottom surface 132b includes an inclined surface 132h and a drying heater installation surface 132i, and a hanging wall 132j hanging downward is provided on the back side of the inclined surface 132g, and a deodorizing suction port 132k is formed by the opening 36l of the lower case 35. The clogging prevention filter 141 locking opening 132u is provided on the side wall of the hanging wall 132j.
[0126]
[0127]
A deodorizing flow path forming surface 132d is formed on the side of the inner wall surface 132c. The deodorizing flow path forming surface 132d is composed of a back wall surface 132l, a bottom surface 132m, and a front wall 132n. A peripheral wall 132p surrounding the deodorizing suction port 132k is connected to the front wall 132n. An engaging claw with the body 131 and a mounting portion 132q to the lower case 35 are provided. Further, between the front wall 132n and the peripheral wall 132p, a clogging prevention filter 141 mounting opening 132r and a hook 132s for temporarily fixing the deodorizing flow path forming lower body 142 are provided. The clogging prevention filter 141 is provided with a locking projection 141a and an elastic locking piece 141b. The locking projection 141a is inserted into the opening 132u, and the elastic locking piece 141b is elastically engaged with the mounting opening 132r. A clogging prevention filter 141 is attached to the opening 132k.
[0128]
[0129]
The drying heater 134 has two support plates 134a and 134b having heat resistance, such as mica, joined to each other by engaging a slit formed in a symmetrical line portion, and sandwiching one end in the longitudinal direction with a fixing metal 134c. A main body 134d having an X-shaped cross section is formed integrally, and a plurality of concave portions 134e and concave portions 134f are formed at equal intervals on the ridge line portions of the supports 134a and 134b that are the peripheral portions of the main body 134d. The recess 134e is formed with an inclination. In addition, this inclination is reversed between the upper and lower ridge lines. In the outer periphery of the main body 134d configured as described above, that is, on the ridge line portions of the support plates 134a and 134b, several coil-shaped heating wires 134g are alternately inserted into the recesses 134e formed on the ridge lines. And it winds so that it may become a spiral shape from one side of each support body 134a, 134b toward the other side. The support 134b is made of two mica plates, and the thermal fuse 134 is sandwiched between the two mica plates, and is inserted between the two mica plates. The heating wire 134g, the heating wire 134g, the temperature fuse 134h, the temperature fuse 134h, and the lead wire lead-out portion 134j are connected to each other, and the drying heater 134 thus connected is stored in the drying heater storage box 135 to form a unit. Note that the three attachment portions 134k provided on the support 134a protrude outward from the slits 135a provided on the storage box. Conventionally, the thermal fuse 134h is installed on the support plate 134b, and the connection is also performed on the support plate 134b. However, since the connection is made between the two mica plates, the drying heater 134 is used. Can be made thinner than before. Moreover, since the recessed part 134e was inclined and provided, it can be made hard to come off at the time of winding the coil field heating wire 134g, and workability | operativity improves.
[0130]
The drying fan 137 is integrated with a motor (not shown) at the center, the lower part is a suction port (not shown), and the peripheral end is a discharge port 137a. In addition, two attachment portions 137b and 137c are provided around the drying fan 137. The drying fan 137 also serves as the deodorizing fan 145.
[0131]
[0132]
With the above configuration, the drying device 139 is assembled as follows. The thermistor 136 is inserted into the drying thermistor housing notch 132f of the drying flow path forming lower body 132, the attachment portion 134k of the drying heater housing box 135 containing the drying heater 134 is fitted into the heater housing notch 132e, and the heater wire is taken out. After taking out the lead wire for the heater from the notch 132v, several snap-fit structures (not shown) provided on the outer wall surface 131a of the drying channel forming upper body 131 and the outer wall surface 132a of the drying channel forming lower body 132; These are integrated with a snap fit structure (not shown) provided on the peripheral wall 131p of the dry flow path forming upper body 131 and the peripheral wall 132p of the dry flow path forming lower body 132. At this time, the heater mounting portion 134k is provided in the drying heater storage protrusion (not shown), the thermistor 136 is provided in the drying thermistor storage protrusion 131f, and the heater lead wire is provided in the heater wire extraction protrusion 131v. To be bound. Further, the inner wall surface 131c of the drying flow path forming upper body 131 and the inner wall surface 132c of the drying flow path forming lower body 132 are engaged with each other, and the outer wall surfaces 131a and 132a, the inner wall surfaces 131c and 132c, the upper wall surface 131b, and the bottom surface 132b. And form a drying air passage. A sewage intrusion prevention wall 133 is attached to the terminal opening 139a of the drying air passage by a hinge part 133a and a hinge receiver 131y. The sewage intrusion prevention wall 133 is pushed open to open the opening 139a. At the start end 139b of the drying air passage, a drying fan insertion allowance for the drying flow path forming upper body 131 rear end 131v and a drying fan insertion allowance due to the stopper rib 132v at the rear end of the drying flow path forming lower body 132 are formed. The air outlet 137a of the drying fan 137 is inserted into this insertion allowance. In this insertion, the attachment portion 137c is fitted between the drying motor attachment portion 131w and the drying motor attachment portion 132w, and the drying fan 137 is turned around the insertion portion to insert the air outlet 137a into the opening 139b. At this time, the protrusion of the drying fan 137 (also serving as a snap fit portion for assembly) is elastically engaged and temporarily fixed in the mounting notch 132g. Thereafter, the drying device 139 is assembled by fixing and integrating the motor attachment portion 131w, the attachment portion 137c, and the motor attachment portion 132w with screws.
[0133]
[0134]
(Deodorizing device 140) The deodorizing flow path forming lower body 142 includes a motor mounting surface 142a having a suction opening 142b in the center, a suction duct forming wall 142c provided recessed from the opening 142b, and a deodorizing flow extending from the mounting surface 142a. The path forming upper surface 142d, the motor restraining wall 142e provided protruding from the edge of the upper surface 142d, the catalyst housing lower part 142f for housing the deodorizing catalyst 144, and the communication channel for connecting the catalyst housing lower part 142f and the mounting surface 142a are formed. It is comprised with the side wall 142g. Note that two right and left restraining claws 142h are provided on the side wall of the catalyst housing lower portion 142f. Further, a hanging wall 142i that hangs down on the rear surface of the boundary portion between the mounting surface 142a and the upper surface 142d, a boss 142j, 142k for fixing the deodorizing motor 145 on the mounting surface 142a, and a drying device 139 on the upper surface 142d. Each of the mounting portions 142l is provided.
[0135]
The deodorizing flow path forming lower body 143 includes an inclined surface 143a and a catalyst housing upper part 143b, and an insertion port 143c for inserting the air outlet 145a of the deodorizing motor 145 is formed at the front end of the inclined surface 143a. Further, two right and left restraint pieces 143d for snap fitting are provided on the side wall of the catalyst housing upper part 143b.
[0136]
The deodorization catalyst 144 is the same as that conventionally used, and is obtained by forming activated carbon or the like into a honeycomb shape.
[0137]
[0138]
With the above configuration, the deodorizing apparatus 140 is assembled as follows. The deodorizing catalyst 144 is inserted into the catalyst housing lower part 142f of the deodorizing flow path forming lower body 142, and the deodorizing flow path forming upper body 143 has a snap fit structure (elastic engagement of the restricting claw 142h and the restricting piece 143d) with the deodorizing flow path forming lower body 142. To integrate.
[0139]
The blower outlet 145a of the deodorizing fan 145 is inserted into the deodorizing fan insertion port formed by the side wall 142g of the deodorizing flow path forming lower body 142 and the insertion port 143c of the deodorizing flow path forming upper body 143, and the deodorizing motor 145 is mounted. Place on the mounting surface 142a. At that time, the attachment portions 145b and 145c of the deodorizing motor 145 are fixed to the fixing bosses 142j and 142k, the outer periphery of the deodorizing motor 145 is the motor restraining wall 142e, and the suction port (not shown) of the deodorizing motor 145 is the opening 142b. Set each one. Thereafter, the mounting portions 145b and 145c are integrated by fixing them to the fixing bosses 142j and 142k.
[0140]
[0141]
(Description of Assembling of Drying Device 139 and Deodorizing Device 140) The drying device 139 and the deodorizing device 140 assembled as described above are assembled as follows. The deodorizing flow path forming upper surface 131m of the drying device 139 and the edge portions 131m1, 132d1 of the deodorizing flow path forming surface 132d are respectively provided with the suction duct forming wall 142c of the deodorizing device 140 and the edge portions 142c1, 142e1 of the motor restraining wall 142e. insert. At that time, the hanging wall 142i of the deodorizing device is elastically engaged with and temporarily fixed to the hook 132s of the drying device 139. Thereafter, the attachment portion 142l is integrated with the attachment portion 131z by screwing.
[0142]
With the above configuration, the bad odor sucked from the deodorization suction port 132k provided in the lower part of the drying air passage is removed from the introduction duct 140a formed by the deodorization flow path forming upper surface 131m, the peripheral wall 131p, and the peripheral wall 132p. The air is sucked into the deodorizing fan suction port (not shown) through the guide duct 140b, the suction duct forming wall 142c, and the opening 142b formed by the forming lower surface 132m and the deodorizing flow path forming upper surface 142d, and then from the outlet 145a to the deodorizing catalyst 144. It is sent out and discharged into the toilet room through the air outlet 32x formed on the back surface of the upper case 31 by being deodorized by adsorption and deodorization of the catalyst 144.
[0143]
Further, air is sucked into the drying fan 137 from the lower suction space 140S of the lower case 35 and the drying / deodorizing unit 13, and the sucked air is heated by the drying heater 134 and blows warm air from the terminal opening 139a. The hot air thermistor 136 detects the hot air temperature and controls the energization of the drying heater 134 so as to reach a predetermined temperature.
[0144]
The drying and deodorizing unit 130 is attached to the lower case 35 by attaching the attachment portions 131t and 132t to the attachment boss 36j provided on the lower case 35, the attachment portions 131q and 132 to the attachment boss 36k, and the attachment portion 137b to the attachment boss 36l. It is done by fixing the screw to.
[0145]
[0146]
(Auxiliary Operation Unit 150) FIG. 51 is an enlarged perspective view of the auxiliary operation unit 150. The auxiliary operation unit 150 includes a switch board 151 on which switches are arranged, a switch board 151 and a switch board (not shown) configured to detect the fall state of the toilet lid, and a mounting board 152 attached to the case and the toilet lid fall. It consists of a detection switch board (not shown). The mounting board 152 includes an insertion guide 36q provided on the lower case 35, a lower restriction portion 152a inserted into the insertion guide 36q, an upper restriction portion 152b sandwiched between two ribs 32a provided on the upper case 31, and a rib provided on the upper case 31. A pressing portion 152c pressed by 32b, an insertion guide 152d for inserting a toilet lid fall detection switch board (not shown), a fixing claw 152e for fixing a toilet lid fall detection switch board (not shown), and a fixing for fixing the switch board 151. A claw 152f and a guide projection 152g for inserting a guide hole 151a provided in the switch board 151 are provided. In addition, a holding piece 152 h for holding the wiring of the switch board 151 together is provided on the side peripheral portion of the mounting board 152. Note that the toilet lid fall detection switch board (not shown) detects the lying state of the toilet lid by sensing the magnetic force of the magnet 10x housed in the hinge portion of the toilet lid 10.
[0147]
[0148]
(First Control Unit 160) As shown in FIGS. 15 to 17, the first control unit 160 is composed of a potting case 160a and a control board (not shown). The potting case 160a has a lower case 35 at the lower end. A hinge shaft 161 rotatably supported by a hinge receiver 36r provided on the side wall, and a fixing hole 162 screwed to a boss 36t of the lower case 35 on the side wall. A control board on which an element for controlling the AC load is mainly arranged is arranged on the surface of the potting case 160a, and a human body detection sensor 165 and a buzzer 167 for generating an abnormal state notification or a remote control signal reception confirmation sound are arranged on the back side. Mounted. Further, the water-preventing wall 36t provided near the center of the lower case 35 and the side wall of the potting case 160a prevent the control board from being wetted. On the right side wall of the potting case 160a, a mounting portion 168 for attaching a toilet seat fall detection switch board (not shown) made up of a Hall IC or the like for detecting that the toilet seat 20 is in a lying state is integrally formed. By detecting the magnetic force of the magnet 20x provided in the hinge portion of the toilet seat 20 by the toilet seat fall detection switch board, the lying state is detected.
[0149]
[0150]
FIG. 63 shows a mounting structure of the human body detection sensor 165. Reference numeral 160b denotes a positioning boss for accommodating the spring 160f therein, and 160c denotes a mounting boss having a small diameter portion 160d and a large diameter portion 160e and having a screw groove formed therein, and is integrally formed on the back surface of the potting case 160a. . The human body detection sensor 165 includes a sensor mounting base 165a and a sensor substrate 165f on which a light emitting element and a light receiving element are mounted. A position restraint 165b and an annular boss 165c are provided on the lower surface of the sensor mounting base 165a, and an attachment hole 165g is provided in the annular boss 165c. The attachment hole 165g is larger than the small diameter portion 160d of the potting case 160a. The diameter is smaller than that of the large diameter portion 160e. The human body detection sensor 165 is attached with the position restraint 165b fitted into the positioning boss 160b and the annular boss 165c engaged with the mounting boss 160c. It is performed by screwing and fixing to. Accordingly, upward slipping is prevented by the lapping margin between the position restraining rod 165b and the positioning boss 160b and the washer 165e, but the mounting hole 165g and the small diameter portion 165d, the annular boss 165c and the large diameter portion 165e have a margin. Therefore, it is fixed so that it can move left and right and up and down accordingly. The upper case 31 is provided with a position restricting rib 32d as a correction member. The position restricting rib 32d has a larger distance below the width of the human body detection sensor 165, and the human body as it goes upward. The interval is substantially the same as the width of the detection sensor 165. Accordingly, when the upper case 31 is attached to the lower case 35, the human body is biased downward against the spring 160f while sandwiching both sides of the human body detection sensor 165 with the position restraining ribs 32d provided on the upper case 31. The mounting position of the detection sensor 165 is finely adjusted, and is restrained and fixed at the final position.
[0151]
[0152]
(Second Control Unit 170) FIG. 64 is a schematic top view of the second control unit 170.
[0153]
The second control unit 170 is composed of a crank-shaped potting case 170a and two control boards 171 and 172 on which elements for controlling a DC load are mainly arranged. The potting case 170a extends downward 4. A mounting leg 170b of the book, a wiring holding part 170c that collectively holds the wiring of the control board and each interior device, a tube holding part 170d that is integrally formed on the back surface of the potting case 170a, and a wiring receiving rib that is integrally formed on the side wall of the potting case 170a 170e is provided. A display board 175 is attached to a transformer 170f which is one of the components of the control board. The potting case 170a has a crank shape, and an open portion 170g that opens the space at the rear end of the nozzle unit 110 is provided to secure a moving space for the resin tube connected to the nozzle unit. Further, by providing a hinge space 170 h in the front, the inclined recesses 31 c can be formed on the left and right of the upper case 31. The control board 171 and the control board 172 are connected by a connector 171a and a connector 172a, and a connector for connecting a connection wiring of a load such as a motor is arranged on the outer peripheral side 171b of the control board 171 so that the control board 171 is arranged. This facilitates pattern formation. Further, heat dissipating parts are intensively arranged on the substrate 172 located below the central raised portion of the toilet seat / toilet lid support 31b having the most clearance with the upper case 31. Thereby, deformation of the upper case 31 due to heat generation of the substrate is prevented.
[0154]
[0155]
(Remote Controller 180) FIG. 52 shows a front view of the remote controller 180. The remote control 180 is provided with a butt 1 cleaning switch 181, a butt 2 cleaning switch 182, a bidet cleaning switch 183, and a stop switch 184, and a signal is transmitted to the light receiver 169 of the apparatus main body 30 by a light emitting LED 185. The A cover 186 is provided on the surface of the remote controller 180 to conceal the relatively infrequently used switch group 189 and the liquid crystal display unit 188 such as a deodorizing switch, a nozzle cleaning switch, and a power saving switch provided in the concealing unit. Among the switch group 189 that is relatively infrequently used, the opening group 187 so that the switch 189 with a medium use frequency such as a move on / off switch, a massage on / off switch, a temperature control switch, and a flow rate control switch can be operated even when the cover 186 is concealed. And an opening 188b is provided so as to expose a display portion of the liquid crystal display portion 188 relating to a switch having a medium use frequency. A light emitting LED is arranged inside the smoke 190 and transmits an infrared signal to the light receiving unit 169 of the apparatus main body 30.
[0156]
[0157]
Next, a more specific embodiment of the remote controller will be described with reference to FIGS.
[0158]
A toilet flushing switch “Large flow” and “Large flow” are provided on the uppermost surface in the front view of FIG. As for this switch, “Large flow” on the left is a toilet flushing switch for stool and “Small flow” is a toilet flushing switch for small use. A laterally long protrusion is provided near the front surface of the switch so that it can be clearly seen that it is an operation switch. The projection also serves to prevent the small item from falling when a small item (light item such as a hairpin) is temporarily placed on the top surface of the remote control. Note that this toilet flushing switch may not be provided, but only a switch for remotely operating only the operation of the local washing apparatus may be provided.
[0159]
In addition, immediately below the toilet flushing switch in the figure, in order from the left side of the drawing, “stop switch”, “wet washing switch (butt 1 washing switch)”, “soft washing switch (butt 2 washing switch)”, “bidet” “Cleaning switch” and “drying switch” are arranged in parallel. Since this portion is the most frequently used switch of the local washing apparatus, the size of the switch button is increased to make it easy to understand. In addition, each switch itself is a quadrangle and is almost flush with the front surface of the remote control, so that it can be designed to be an operation switch by design, a small protrusion (stop switch) or embossing ( The round part of other switches is provided. Further, these switches are different from the switches of the conventional remote controller in that the operation switches are continuous from end to end of the remote controller with the sides of the squares adjacent to each other. As a result, the size of each switch can be increased, which increases the target at the time of operation and facilitates the operation. For low-sighted people, the main operation switches are arranged in a horizontal row, so that there is a design unit and individual switches in the switch group can be identified by touching with a fingertip. It is very easy to operate.
[0160]
52, since the drying switch is arranged at the position of the floodlight LED in the embodiment of FIG. 52, in the embodiment of FIG. 53, the floodlight LED is built in the back side of the toilet bowl washing switch, and the side wall of the toilet bowl washing switch is arranged. LED floodlights are emitted from the floodlight.
[0161]
[0162]
Further, immediately below the main operation switch, a setting change switch unit for changing various setting values for cleaning and drying is provided on the operation surface hidden by the lid. Among the many setting change switches, when the lid is closed, moving cleaning is turned on and off, massage cleaning is turned on and off, the strength of the water is adjusted, and the front and back of the nozzle cleaning position is adjusted, and the liquid and the liquid are displayed. The display unit is exposed to the surface side from the opening group opened in the lid, and each switch can be operated. In addition, when the lid is opened, a power saving function setting switch, a nozzle cleaning switch (nozzle cleaning switch), a hot water temperature setting switch, a toilet seat temperature setting switch, a drying temperature setting switch, and a deodorizing on / off switch are provided. . Furthermore, in addition to the display of the water flow and the washing position, the central liquid crystal display unit displays the setting conditions of the power saving mechanism, the numerical display of the hot water temperature, the numerical display of the toilet seat heating temperature, the drying temperature (high, medium, low), deodorization The presence or absence of can be displayed.
[0163]
[0164]
The display content of the liquid crystal display unit will be described in detail. The “timer power saving” display in the upper left of the display section displays characters only when the power saving timer is switched on. Under the “power saving time” below, a time selected from a plurality of set times of 3, 6, and 9 hours is selectively displayed. The “Auto power saving” below it displays characters only when auto power saving is turned on. The automatic power saving means that the usage history of the local cleaning device is memorized and the usage state is estimated by the device itself. The quantity is energized. The water display below is a bar line display up to the water selected by the user by operating the strength switch. Further, the cleaning position display below it indicates the cleaning position selected by the front / rear adjustment switch by the nozzle ejection picture selection display. In addition, the mark which gave the quadruple circle to the black circle shown between a water flow display and a washing | cleaning position display blinks for several seconds only at the time of operation of each operation switch. If this display blinks when the switch is operated, it can be assumed that the remote control circuit is normal and that the local cleaning device itself is abnormal. If this display does not blink even when the switch is operated, the remote control circuit or structure Therefore, there is an advantage that it is possible to guess that there is an abnormality, and it is easy to identify the abnormal part. Subsequently, the hot water temperature display in the upper right part of the liquid crystal display unit digitally displays the set hot water temperature. The toilet seat heating temperature display below it digitally displays the set toilet seat heating temperature. The drying temperature display below it selectively displays a drying temperature selected from high, medium and low. The deodorizing display below the deodorizing character is displayed when the deodorizing switch is turned on.
[0165]
As explained above, only the setting values that are frequently changed according to the user's preference among various setting values for cleaning and drying can be changed without opening the lid, and only the changed parts can be seen from the outside. It has become. Accordingly, while many of the many setting switches are covered at the bottom of the lid, only the setting switches that are used daily by the user are exposed to the outside to improve usability.
[0166]
[0167]
In addition, on / off movement cleaning, on / off massage cleaning, water strength adjustment, and front / rear adjustment of the nozzle cleaning position are arranged in a line on the front side of the lid, and two switches In a switch that switches one function in pairs (water strength adjustment, washing position adjustment switch), the paired switches are connected by a protruding rib that is shorter than the switch. For this reason, there is a design unity, and individual switches of the switch group can be identified by touching with a fingertip.
[0168]
In addition, when adjusting the water flow or cleaning position, the switch displays a “strong” or “weak” indication on the surface of a small circular switch that can be pressed with a fingertip. This is identified by the character display of the part. Therefore, no characters are written on the lid provided with the switch or the operation surface itself, so that the characters are not rubbed and disappeared during a long period of use, and a clean appearance is obtained.
[0169]
[0170]
Among the setting change switches, the switch that is hidden by the lid when the lid is closed is not a mechanism that prohibits the operation of the switch when the lid is closed. There is a possibility that the setting is changed regardless of the intention of the user because the switch is pushed without knowing. In order to prevent this malfunction, a switch malfunction prevention unit is provided on the back surface of the lid as shown in the sectional view. This switch absorption part has a contact wall that makes contact with the operation surface provided with the switch so that there is no further pressing when the lid is pushed to the switch side, and the inside of the contact wall is recessed. The switch housing portion accommodates the switch head so that the switch is not pushed in when the contact wall comes into contact with the operation surface. By providing this switch malfunction prevention part corresponding to the switch that is hidden by the lid when the lid is closed, for example, the cleaning temperature and toilet seat temperature will not be raised or lowered without the user's knowledge. Can be prevented.
[0171]
[0172]
(Outlet 195 for optional equipment) FIG. 65A shows a schematic rear view of the outlet 195 for optional equipment, and FIG. 65B shows a schematic exploded perspective view of the outlet 195 for optional equipment.
[0173]
In the lower suction space 140S of the drying unit 140, an outlet 195 for optional equipment is provided at the left rear corner of the lower case 35.
[0174]
The optional equipment outlet 195 includes a waterproof bush 196 made of an elastic member such as rubber and an outlet receptacle 197. The waterproof bush 196 includes a closing piece 196a divided into four parts and a fitting portion 196b into which the outlet receptacle 197 is fitted. The outlet receptacle 197 includes a negative pole 197a, a positive pole 197b, An attachment portion 197 c for attachment to the lower case 35 and a connection line 197 d for connection to the second control unit 170 are configured. By inserting the outlet 198 of the optional device into the optional device outlet 195 configured as described above, the closing piece 196a made of an elastic member is expanded and the outlet 198 and the outlet receptacle 197 are electrically connected. Thus, power is supplied to the optional equipment from the local cleaning device. When the optional device is not connected, the closing piece 196a prevents intrusion of dust or the like in the case. An optional device includes a remote control toilet cleaning unit (not shown).
[0175]
[0176]
(Explanation of main body attachment / detachment detection mechanism and drainage mechanism) This embodiment also includes an attachment / detachment mechanism for the local cleaning apparatus body proposed in Japanese Patent Laid-Open No. 8-326130. The attachment / detachment mechanism by engagement between the hook-shaped protrusion and the hook-shaped recess is exactly the same as that disclosed in JP-A-8-326130, and will not be described in the present application, but is different in the body attachment / detachment detection mechanism and the drainage mechanism. Will be described with reference to FIG. In the figure, 1 is an engaging member fixed to a toilet (not shown), 2 is a draining lever, 3 is an attachment / detachment detection bar, and 4 is an attachment / detachment detection switch. 1 is provided with a protruding portion 1a. The drain lever 2 is formed in an L shape with a drain plug urging portion 2a for biasing the drain plug 74 and a guide portion 2b for operating along the inner wall surface of the lower case 35. A draining operation handle 2c protruding outward from a draining lever opening 38 provided in the lower case 35, and a slide groove 2d are provided on the rear surface of the guide portion 2b. A spring (not shown) is disposed on the rotation shaft 3a of the attachment / detachment detection bar 3, and the attachment / detachment detection bar 3 is normally urged toward the attachment / detachment detection switch 4 by the torsional force of the spring. A protrusion 3 b is provided on the upper end surface of the attachment / detachment detection bar 3, and the protrusion 3 b is disposed so as to interfere with the lower end of the slide groove of the drain lever 2. The attachment / detachment detection switch 4 is composed of a micro switch or the like, and the switch is turned on and off by turning the switch rod 4a.
[0177]
Next, the operation will be described. As shown in FIG. 66 (a), when the apparatus main body 30 including the lower case 35 is attached to the engaging member 1, the attachment / detachment detection bar 3 is opened outward against the torsional force of the spring by the protrusion 1a. Hold in state. At this time, since the protrusion 3b and the slide groove 2d are in contact with each other, the drain lever 2 cannot be moved. As shown in FIG. 66 (b), when the apparatus main body 30 is detached from the engaging member 1, the attachment / detachment detection bar 3 pushes the switch rod 4a of the attachment / detachment detection switch 4 by the torsional force of the spring, so that the switch is turned on. At this time, since the protrusion 3b moves to the right in the drawing to the middle of the slide groove 2d, a movement allowance is secured between the protrusion 3b and the slide groove 2d, and the drain lever 2 can be operated. In this state, as shown in FIG. 66 (c), when the draining handle 2c is operated to the right side in the figure, the drain valve body 74c of the drain plug 74 is pushed in by the drain plug urging portion 2a, and the rubber Water is discharged from a drain hole 39 (see FIG. 17) which is separated from the valve seat 74d and provided in the lower surface of the lower case 35. When the apparatus main body 30 is reattached to the engaging member 1 as shown in FIG. 66 (d) in a state where the drainage operation handle 2c is forgotten to be returned, the protrusion 1a causes the attachment / detachment detection bar 3 to resist the spring torsional force. Then, the attachment / detachment detection switch 4 is turned off, and the drainage lever 2 is pushed back to the original position by the projection 3b and the slide groove 2d. Therefore, even if the draining lever 2 is forgotten to be returned to the original state after the draining operation, the draining operation is canceled by attaching the apparatus main body 30 and can be returned to the normal use state.
[0178]
[0179]
(Description of Operation) FIG. 55 is a block diagram of the water channel system, FIG. 56 is a time chart when the buttocks 1 cleaning switch is operated, FIG. 57 is a flowchart of the pre-cleaning mode, and FIG. A flowchart is shown. FIG. 67 shows a modification of the time chart.
[0180]
When the user sits on the toilet seat 20, the human body detection sensor 165 detects the seating. This detection signal makes a transition from the standby mode to the wastewater mode. In the waste water mode, energization of the electromagnetic valve 66 and the ceramic heater 71 is started, and the flow control subunit 92 is shifted to the position where both the bypass port 92h and the outflow port 92i are in the open state. Water is discharged from all of the buttocks 2 ejection hole 113e, the bidet ejection hole 113f, and the cleaning port 122 to clean the nozzle head 113. When a predetermined time (15 seconds in this embodiment) elapses from sitting or a predetermined temperature (30 ° C. in this embodiment) is detected by the limit thermistor 68, the energization to the solenoid valve 66 and the ceramic heater 71 is stopped, and the water discharge mode is set. Ends and shifts to thermal insulation mode. In the heat retention mode, only about 20 to 100 W of the watt capacity 1200 W of the ceramic heater 71 is used. This is because, in the case of the hot water storage type, a structure that facilitates natural convection is adopted, but since the heat exchange unit 70 of the present invention is an instantaneous type, it is a structure in which natural convection is unlikely to occur, so there is no water flow. If full power supply of 1200 W is performed, nucleate boiling (heated only at a specific location) will occur, and heat accumulation will occur, and hunting (hot water and cold water will be discharged unsteadily at indefinite cycles) This is because there is a possibility of causing a state to be performed. In addition, since the amount of hot water storage is very small (about 10 to 20 cc in this embodiment), the hot water in the heat exchange unit 70 is not cooled even if it is low wattage.
[0181]
[0182]
When the buttocks 1 cleaning switch 181 is pressed, the mode shifts from the heat retaining mode to the pre-cleaning mode. In the pre-cleaning mode, the flow path of the flow path switching unit 100 is switched to the buttocks 1 flow path 107a. When this switching operation is completed, the flow control subunit 92 is shifted to the bypass hole 92n side, and at the same time, the electromagnetic valve 66 and ceramic The energization of the heater 71 is started, and the nozzle head 113 is cleaned from the cleaning port 122. The tapping temperature detected by the limit thermistor 68 continues within a predetermined temperature (30 ° C. to set temperature + 2.5 ° C. in this embodiment) for a predetermined time (1.5 seconds in this embodiment) or for a predetermined time (this embodiment) In the example, after 5 seconds), the pre-cleaning mode shifts to the nozzle body cleaning mode 1. In the nozzle body cleaning mode 1, energization of the nozzle motor 124 is started, and the nozzle body 111 is moved to a predetermined position. At that time, since the hot water remains discharged from the bypass port 92h, the body portion of the nozzle body 111 can be cleaned. When the movement of the nozzle main body 111 to the predetermined position is completed, the nozzle body cleaning mode 1 is shifted to the soft start mode. In the soft start mode, the flow adjustment subunit 92 is switched from the bypass hole 92n to the flow adjustment groove 92p. The pulsation subunit 94 is driven in accordance with the timing at which the rotor 92d of the flow adjustment subunit 92 moves to a position three steps lower than the set flow rate, and the butt cleaning is started. When the movement of the rotor 92d to the set flow rate is completed, the mode shifts from the soft start mode to the main cleaning mode. The reason why the pulsating subunit 94 is operated several steps before the set flow rate is that air is contained in the washing water flow path at the start of cleaning, so that a loud sound is generated when the pulsating subunit 94 is operated. Therefore, the sound is suppressed and pulsation is generated at a flow rate smaller than the set flow rate. When the set flow rate is small and the pulsation subunit 94 cannot be operated from three steps before, the pulsation subunit 94 is operated after reaching the set flow rate.
[0183]
In this cleaning mode, the set flow rate is cleaned.
[0184]
[0185]
When the stop switch 184 is pressed, the nozzle body part cleaning mode 2 is shifted from the main cleaning mode. In the nozzle body cleaning 2, the flow control subunit 92 is switched from the flow control groove 92p to the bypass hole 92n, and when the transition to the bypass hole 92n is completed, the nozzle motor 124 is energized and the nozzle main body 111 is stored in the apparatus main body 30. At the same time, the flow path switching unit 100 is shifted to a position where all of the flow paths 117a, 117b, and 117c are opened. At this time, since the hot water remains from the bypass hole 92n, the body portion of the nozzle body 111 is washed. When the storage of the nozzle body 111 is completed, the mode shifts from the nozzle body cleaning mode to the post cleaning mode. In the post-cleaning mode, the flow control subunit 92 is switched from the bypass hole 92n to the flow control groove 92p, and the pulsation subunit 94 is driven to eject hot water from the ejection holes 113d, 113e, 113f, and the nozzle The head 113 is cleaned. After elapse of a predetermined time (3 seconds in this embodiment), the energization to the solenoid valve 66 and the heater 71 is stopped, and the post-cleaning mode is shifted to the water draining / warming mode. In the water draining / warming mode, first, the vacuum breaker 83 is actuated to discharge the accumulated water in the flow path from the vacuum breaker 83 to the flow control subunit 92. Then, the staying water temperature near the vacuum breaker 97 is lowered, the urging force of the temperature-sensitive spring 97b is weakened, the vacuum breaker 97 is operated, and the staying water from the flow control subunit 92 to the nozzle unit 110 is discharged. In the local cleaning apparatus of the present invention, the pulsation unit 94 and the like are made of a resin material that is easy to cool, so that water is drained soon after cleaning. When the user finishes the use and leaves the seat, the flow control subunit 92 moves to a position where only the bypass flow path, which is the initial position, is opened. During this time, the heat exchange unit 70 is controlled in the above-described heat retention mode.
[0186]
[0187]
The accumulated water is discharged when the vacuum breaker valve body 97a that has blocked the air inflow passage 97d when the water pressure is present (during dynamic pressure) becomes static pressure after the cleaning is completed. This is an operation using a so-called water pressure difference in the pipe, which is performed by introducing the pipe into the pipe. Instead, the temperature-sensitive spring is operated according to the temperature of the washing water, and when the washing water is equal to or higher than the predetermined temperature, the valve body 97a is closed and the washing water is not discharged, so that the washing water becomes low temperature. It is also possible to use a water draining mechanism based only on the water temperature, in which the valve body 97a is opened, the atmosphere is introduced from the air inflow passage 97d, and the accumulated water is discharged. However, since the response speed is slower when the temperature changes than when the washing water pressure is changed, it is not a good idea, and it is more effective to combine the vacuum breaker 97 and the operation limiting means based on the water temperature.
[0188]
[0189]
When the hip 2 switch 182 and the bidet switch 183 are operated, the control is performed by replacing the hip 1 flow path 107a described above with the hip 2 flow path 107b and the bidet flow path 107c.
[0190]
[0191]
FIG. 59 shows a conceptual diagram of control of the heat exchange unit 70 in each mode during sitting. In the wastewater mode, feed-forward control (hereinafter referred to as FF1) by the incoming water temperature thermistor 68 is performed. In order to perform this FF1 in as short a time as possible, excessive energization with a target temperature of 60 ° C. is performed. The energization amount calculation formula at this time is W (FF1) = α1 × (60−Thc).
(W: input wattage, α1: gain, Thc: detection temperature of the incoming water temperature thermistor 68).
[0192]
In addition, if 40 degreeC is detected by the hot water temperature detection thermistor 77, it will transfer to a heat retention mode from a waste water mode. In the heat retention mode, feedback control (hereinafter referred to as FB1) by the hot water temperature detection thermistor 77 is performed. In FB1, excessive feedback control is performed with the maximum value of the heater energization amount being 20 W and the target temperature being 60 ° C. When the butt 1 cleaning switch 181 (or the butt 2 cleaning switch 182 or the bidet cleaning switch 183) is operated during the heat retention mode, the mode shifts from the heat retention mode to the pre-cleaning mode to the post-cleaning mode. In the pre-cleaning mode to the post-cleaning mode, initial feedforward control (hereinafter referred to as FF2) is performed. In this FF2, excessive energization with the target temperature set to (set temperature + 20 ° C.) is performed. The energization amount calculation formula at this time is W (FF2) = α2 × (Tt + 20−Thc).
(W: input wattage, α2: gain, Tt: set temperature, Thc: detection temperature of the incoming water temperature thermistor 68).
[0193]
[0194]
When the limit thermistor 82 detects (set temperature −5 ° C.), it shifts to feedback control (hereinafter referred to as FB2) + feedforward control (hereinafter referred to as FF3). This FB2 is Fordback control by the hot water temperature detection thermistor 77 with target temperature = set temperature, and FF3 is feedforward control with the target temperature set as the set temperature. The energization amount calculation formula at this time is W (FB2 + FF3) = α3 × (Tt−Thc) + GP (Tt−Thh) + GI (Tt−Thh) + WI ′ + GD (Thh′−Thh)
(W: input wattage, α3: gain, Tt: set temperature, Thc: detection temperature of incoming water temperature thermistor 68, Thh: detection temperature of hot water temperature detection thermistor 77, GP: proportional gain, GI: integral gain, GD: differential gain , WI ′: the previous integral input wattage, Thh ′: the detection value of the previous hot water temperature detection thermistor 77).
[0195]
When the limit thermistor 82 detects (set temperature −2.5 ° C.), the FB 2 performs Ford back control (hereinafter referred to as FB 3) with the gain changed. The energization amount calculation formula at this time is W (FB3 + FF3) = α3 × (Tt−Thc) + GP (Tt−Thh) + (GI ′ (Tt−Thh) + WI ′) + GD ′ (Thh′−Thh)
(W: input wattage, α3: gain, Tt: set temperature, Thc: detection temperature of the incoming water temperature thermistor 68, Thh: detection temperature of the hot water temperature detection thermistor 77, GP: proportional gain, GI ′: integral gain (GI ′> GI), GD ': differential gain (GD' <GD), WI ': previous integral input wattage, Thh': detection value of the previous hot water temperature detection thermistor 77).
[0196]
If the limit thermistor 82 detects the set temperature to (set temperature + 1.5 ° C.), the energization amount up to the previous time is maintained. Further, when the limit thermistor 82 detects (set temperature + 1.5 ° C.) or more, the control is performed with FB2 + FF3.
[0197]
[0198]
To arrange the above (set temperature -5 ℃) ... FF2
From (set temperature -5 ° C) to (set temperature -2.5 ° C) ... FF3 + FB2
From (set temperature -1.5 ° C) to set temperature ... FF3 + FB3
From the set temperature (set temperature + 1.5 ° C) ·············· maintain the previous energization amount
From (set temperature + 1.5 ° C) to (set temperature + 2.5 ° C) ... FF3 + FB3
(Set temperature + 2.5 ° C) or more ... FF3 + FB2
The reason why the control equation is changed according to the temperature detected by the limit thermistor 82 is to suppress the overshoot because the local portion is a very sensitive portion and reacts sensitively to the overshoot. Further, the portion where the limit thermistor 82 is disposed can detect a stable temperature after being stirred.
[0199]
[0200]
In the modified example of the time chart shown in FIG. 67, compared with the term chart of FIG. 56, the waste water used last time is discharged by injection from the buttocks 1 flow path 107a when seating is detected, and the buttocks 1 washing switch 181 is used. When is pushed, the point that the pre-cleaning operation of the nozzle is performed by injection from the bypass port 92h is greatly different.
[0201]
[0202]
FIG. 60 shows experimental data when water breakage occurred during use using the local cleaning apparatus of the present invention which performed the above control.
[0203]
From this data, it can be seen that in the water breakage, the temperature is over the set temperature at about 1/3 of the input heat amount that is originally required. If energization is continued as it is, the heat exchange unit 70 may be burned out. Therefore, when the state of about 1/3 of the originally required heat input continues for 5 seconds or more, it is determined that the water is shut off. To stop the control.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an overall configuration of a local washing apparatus according to an embodiment of the present invention with a toilet seat 20 and a toilet lid 10 removed.
FIG. 2 is a perspective view showing the overall configuration of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention with the toilet lid 10 open.
FIG. 3 is a perspective view showing the overall configuration of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention when the toilet lid 10 and the toilet seat 20 are lying down.
FIG. 4 is a plan view of a local cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a front view of a local cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a left side view of a local cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a right side view of a local cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a rear view of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a right side view of the apparatus body with the toilet lid and toilet seat removed from the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is an exploded perspective view of the apparatus main body 30 (interior equipment omitted) of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is an exploded perspective view of the apparatus main body 30 (interior equipment omitted) of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
12 is a schematic cross-sectional view showing the connecting structure of the toilet lid 10 and the toilet seat 20 with respect to the apparatus main body 30 of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
13 is a perspective view showing a connecting structure of the hinge block 40, the support cover 41, and the engaging protrusion 32 provided on the apparatus main body 30 of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention. FIG.
14 is a cross-sectional view showing a state in which the hinge block 40 and the support cover 41 of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention are connected to the engagement protrusion 32 of the device main body 30. FIG.
15 is a cross-sectional view showing a state in which the hinge block 40, the support cover 41 and the apparatus main body 30 are connected to each other in the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
16A is a perspective view of the apparatus main body 30 with the upper case 31 removed, and FIG. 16B is a perspective view with the control units 160 and 170 removed.
FIG. 17 is an exploded perspective view in which each unit of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention is removed.
FIG. 18 is an exploded perspective view of the valve unit 60 of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a partial sectional view of the valve unit 60 of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a perspective view of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention with the valve unit 60 assembled.
FIG. 21 is a perspective view of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention with the valve unit 60 assembled.
22 is a perspective view of a state before the valve unit 60 of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention is installed in the lower case 35. FIG.
23 is a perspective view of a state before the valve unit 60 of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention is installed in the lower case 35. FIG.
24 is a perspective view of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention with the valve unit 60 installed in the lower case 35. FIG.
25 is a perspective view of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention with the valve unit 60 installed in the lower case 35. FIG.
FIG. 26 is an exploded perspective view of the heat exchange unit 70 of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 27 is a sectional view of the heat exchange unit 70 of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 28 is a perspective view of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention when installed in the lower case 35 of the heat exchange unit 70.
FIG. 29 is a plan view of the heat exchange unit 70 of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
30 is an exploded perspective view of the flow and pulsation unit 90 of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention. FIG.
FIG. 31 is a plan view of the flow control and pulsation unit 90 of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention.
32A is an enlarged cross-sectional view of the flow conditioning and pulsation unit 90 of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention, and FIG. 32B is a plan view of the stator and rotor of the flow conditioning and pulsation unit 90.
FIG. 33 is a view showing the state of superposition of the notch groove 92m and the flow adjustment groove 92p at each rotational position of the flow adjustment subunit 82 of the flow adjustment / pulsation unit 90 according to the embodiment of the present invention ((a) 0 degree, (b ) 60 degrees, (c) 120 degrees, (d) 180 degrees, (e) 240 degrees, (f) 300 degrees)
FIG. 34 shows a polymerization area of the notch groove 92m and the flow adjustment groove 92p at the rotation angle of the flow adjustment subunit 82 of the flow adjustment / pulsation unit 90 according to the embodiment of the present invention.
35 is a cross-sectional view of the pulsation subunit 94 of the flow and pulsation unit 90 according to an embodiment of the present invention. FIG.
FIG. 36 is a perspective view for explaining the flow adjustment of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention and the attachment of the pulsation unit 90;
FIG. 37 is an exploded perspective view of the nozzle unit 110 of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 38 is an exploded perspective view of the flow path switching unit 100 of the nozzle unit 110 according to the embodiment of the present invention.
FIG. 39 is a sectional view of the flow path switching unit 100 of the nozzle unit 110 according to the embodiment of the present invention.
40 is a cross-sectional view of the nozzle body 111 of the nozzle unit 110 according to the embodiment of the present invention. FIG.
41 is a sectional view of the nozzle head 113 of the nozzle unit 110 according to the embodiment of the present invention. FIG.
FIG. 42 is an explanatory diagram of mounting of the nozzle unit of the nozzle unit 110 according to the embodiment of the present invention.
43 is an exploded perspective view of the drying and deodorizing unit 130 of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention. FIG.
44 is an enlarged view of the drying flow path forming upper body 131 of FIG. 43. FIG.
45 is an enlarged view of the drying flow path forming lower body 132 of FIG. 43. FIG.
46 is an enlarged view of the deodorizing flow path forming lower body 142 of FIG. 43.
47 is a perspective view of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention in the assembled state of the drying and deodorizing unit 130. FIG.
48 (a) is a rear view of the drying and deodorizing unit 130 of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention, and (b) is a front view of the drying and deodorizing unit 130 of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention. (C) Plan view of the drying and deodorizing unit 130 of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 49 is a plan view in which a part of the drying and deodorizing unit 130 is cut away in the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 50 is a side view and a perspective view of a drying heater of the drying and deodorizing unit 130 according to the embodiment of the present invention.
FIG. 51 is an enlarged perspective view of the auxiliary operation unit 150 of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 52 is a front view of the remote controller 180 of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
52 is a view showing a modification of the remote control of FIG. 52, (a) a plan view, (b) a right side view of the lid closed state, (c) a front view of the lid closed state, and (d) a lid open state. Front view
54 is a cross-sectional view showing a switch malfunction prevention unit of the remote control of FIG.
FIG. 55 is a block diagram of a water channel system of a local cleaning apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 56 is a waterway system time chart of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 57 is a flowchart of a pre-cleaning mode of the local cleaning device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 58 is a flowchart of the trunk cleaning mode 1 of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 59 is a conceptual diagram of control in each mode of the heat exchange unit 70 according to the embodiment of the present invention.
FIG. 60 shows experimental data at the time of water outage of the local cleaning device according to the example of the present invention.
FIG. 61 is an enlarged view of a main part for explaining a vacuum breaker 97 used in the present invention.
FIG. 62 is a characteristic diagram of a temperature-sensitive spring used in the present invention.
FIG. 63 is a human body detection sensor 165 according to an embodiment of the present invention and a mounting explanatory diagram.
FIG. 64 is a schematic top view of the second control unit 170 according to an embodiment of the present invention.
65A is a schematic rear view of an optional equipment outlet 195 according to an embodiment of the present invention, and FIG. 65B is a schematic exploded perspective view of an optional equipment outlet 195 according to an embodiment of the present invention.
66 is an explanatory diagram of a body attachment / detachment detection mechanism and a drainage mechanism according to an embodiment of the present invention. FIG.
67 is a modification of the channel time chart of the local cleaning apparatus according to the embodiment of the present invention (modification of FIG. 56).
[Explanation of symbols]
10 ... toilet lid
20 ... toilet seat
31 ... Upper case
31a ... inclined part
31b ... toilet seat / toilet lid support
31c ... inclined recess
31f ... curved surface
31g ... Display section
31h ... human body detection sensor
32 ... engaging protrusion (engaging protrusion)
35 ... lower case
40 ... Hinge block
50 ... Soft closing unit
70 ... heat exchange unit
110 ... Nozzle unit