JP3818713B2 - Hot air heating device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、耐熱温度の比較的高い電子部品と耐熱温度の低いリード付き部品との混載プリント基板のリフロー半田付けや、フロー半田付けに際して接着剤硬化をするためなどに使用する熱風加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、面実装部品をプリント基板に半田付けする方法として、リフロー法とフロー法が用いられている。
【0003】
リフロー法は、プリント基板にソルダーペーストを印刷等で塗布してその上に電子部品を装着し、その状態のプリント基板を加熱することで、ソルダーペーストを溶かし、半田付けするというものである。この時の加熱装置がリフロー装置である。
【0004】
面実装部品のフロー法は、プリント基板に接着剤を塗布してその上に電子部品を装着し、接着剤を硬化させた後、プリント基板を反転し、噴流式半田槽にプリント基板を浸けることで、半田付けをする方法である。この場合、プリント基板にはリード付き部品も実装してあることが多いので、接着剤硬化時の加熱には、リード付き部品のある側の温度はできるだけ低くする必要がある。そのため、前記プリント基板の熱風加熱装置には、プリント基板の接着剤塗布面の温度は接着剤の硬化温度、例えば140℃以上の温度に加熱でき、プリント基板のリード付き部品の実装面は、リード付き部品の耐熱温度以下、例えば100℃以下の温度にすることが要求される。
【0005】
従って、リフロー加熱と、接着剤硬化加熱とはそれぞれ違う設備を使用していたが、同じ設備でリフロー加熱と接着剤加熱が可能な装置の要求が出ており、その結果色々な加熱装置が開発された。
【0006】
その一例を図8に示す。プリント基板1は搬送装置2によって、搬送経路を矢印Aの方向へケーシング3の内部を通過する。ケーシング3の内部では、矢印aに示すようにケーシング3の内部へ送り込まれた空気が、噴き出しノズル4から矢印bのように噴き出され、その空気の一部は矢印cを経て排気口5から矢印dのように排気され、残りの空気はケーシング3の内部で循環している。
【0007】
リフロー半田付け時には、パネルヒータ6a,6b,6cおよび7a,7b,7cでケーシング3の内部を赤外線で加熱し、噴き出しノズル4からの空気で攪拌されてプリント基板1の均一加熱が実現されている。
【0008】
また、フロー半田付けの接着剤硬化時にはパネルヒータ7a,7b,7cと噴き出し噴き出しノズル4からの空気流をOFF状態にし、排気口5から矢印dのように排気しながら、パネルヒータ6a,6b,6cだけで加熱する。このようにして、ケーシング3内の雰囲気温度をさげ、プリント基板1の下面温度を低く保つ方法などが開発されてきた。
【0009】
しかし、最近になり、リフロー加熱時においても、プリント基板の半田付け面と前記半田付け面とは反対側の面とで、温度差を付ける要望が出てきた。そのため、プリント基板の両面で温度差を付ける方法として、特開平3−8391号公報には、循環ブロワと冷風ブロワを備え、流出口から出る風を選択的に吹き出せるようにした例が開示されている。
【0010】
また、特開平4−271192号公報等には、予備加熱室やリフロー室の上部側に、外気を下方に吹き付けるようにした例が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
プリント基板の半田付け面と前記半田付け面とは反対側の面とで温度差を付けるために、熱風加熱装置として赤外線加熱を採用すると、プリント基板と電子部品の赤外線吸収率の差や、熱容量の差により、同一基板内の温度差や、部品間の温度差が大きくなるという問題があった。
【0012】
また、特開平3−8391号公報に開示されているように、熱風加熱装置に循環ブロワと冷風ブロワを備え、流出口から出る風を選択的に吹き出せるようにすると、循環ブロワに戻ってくる熱風は、プリヒートゾーンからとリフローゾーンからの熱風が混ざって戻るため、低温に設定したゾーンの熱風よりも高くなり、結果的に、低く設定しているゾーンの温度が、設定温度より上昇してしまい、実施不可能な加熱温度プロファイルができるという問題があった。
【0013】
さらに、特開平4−271192号公報に開示されているように、各ゾーンの上部に外気導入送風機を設けても、基板上面を下面より低くはできても、基板上面を下面より高くできないし、設定温度も制限される。また、基板の下面側の半田を溶かすので、重い電子部品の場合には落下するという問題がある。
【0014】
本発明は前記問題点を解決し、風量が多く均一加熱に適している熱風循環熱風加熱装置において、プリント基板の両面に温度差を付けられるようにすると共に、その温度差を基板の種類に合せて、設定できる熱風加熱装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の熱風加熱装置は、プリント基板両面の各ケーシングの少なくとも一方に外気混合手段を設けて、各ケーシングに温度差をつけられるようにしたものである。
【0016】
この本発明によると、異なった温度に設定した熱風を各ケーシング内でそれぞれ循環させ、各ケーシングの少なくとも一方に外気混合手段を設けて循環している熱風と外気とを所定の割合で混合することで、一旦熱風温度を下げ、その熱風を所定の温度に加熱することで、基板の両面で温度差を付けることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の熱風加熱装置は、プリント基板を搬送する経路を中央にしてその両側に、発生した熱風を前記プリント基板に吹き付けるとともに吹き付けた空気の一部をそれぞれのケーシング内で循環させる第1,第2の熱風発生装置を設け、第1,第2の熱風発生装置の少なくとも一方には、外気をケーシング内に取り込んでケーシング内の循環空気流に混合する外気混合手段を設け、且つ取り込んだ外気が送風機とヒータ近傍を通過した後で前記プリント基板に吹き付けるように構成するとともに、前記熱風発生装置のケーシングは、搬送方向に沿って両サイドに設けた空気室と、該空気室の上部を接続した連通部と、該空気室の下部間を連通する所定間隔で設けた複数の噴出しノズルと、前記連通部の中央部に設け且つ前記送風機に連なり吸引する吸気口と、前記連通部内に設けられたヒータとを備えたことを特徴とする。
【0018】
この構成によると、外気混合手段を設けることで、外気とケーシング内を循環した熱風とが混合されて温度が低下し、これをヒータ加熱で所定の温度に調整した後、吹き出すことができる。従って、各ケーシングを循環する熱風が接触することがなく、温度が同一となることがないため、それぞれのケーシングで異なった温度を保つことができる。
【0019】
請求項2記載の熱風加熱装置は、請求項1において、外気混合手段を、熱風発生装置のケーシング内で空気を循環させる送風機の近傍で一端が開口し他端が前記ケーシングの外部で開口したダクトで構成したことを特徴とする。
【0020】
この構成によると、前記ダクトの送風機の吸入口近傍は、ケーシングの外部で開口した部分に比べて負圧になっているため、ほぼ室温程度の低い温度の空気がケーシング内に吸い込まれ、ケーシング内の熱風と共に送風機に吸い込まれる。従って、混ざりあった空気は加熱ユニット内の設定温度以下になり、加熱用ヒータで温度コントロールができるようになる。
【0021】
請求項3記載の基板用熱風加熱装置は、請求項1において、外気混合手段を、熱風発生装置のケーシング内で空気を循環させる送風機の近傍で一端が開口し他端が前記ケーシングの外部で開口したダクトと、前記ダクトの通路に介装された流量調整手段とで構成したことを特徴とする。
【0022】
この構成によると、流量調整手段、具体的にはダクトの外気導入用空気取入口に、流量調整用ダンパーまたは補助送風機などを設けることにより、送風機に吸入される外気の比率を容易に変えることでき、各ケーシングで異なった温度を保つことができる。
【0025】
この構成によると、基板上面を基板下方より高温に加熱することで、リード付き部品と面実装用部品の混載基板をフロー半田付けする際の接着剤の硬化時において、リード付き部品の温度上昇を抑えられる。
【0026】
以下、本発明の各実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3は本発明の(実施の形態1)を示す。
【0027】
本発明の熱風加熱装置は図1に示すように、プリント基板1は搬送装置2によって上手側から下手側へ矢印Aの方向へ搬送される。この搬送装置2の搬送経路を中央にしてその上下の両側には、熱風発生装置としての加熱ユニット8a〜8c,9a〜9cが配置され、さらにその下手側には、搬送装置2の搬送経路を中央にしてその上下の両側に冷却ユニット10,11が配置されており、それぞれの運転を制御することによって、リフロー半田付けやフロー半田の場合の接着剤の硬化のいずれでも行うことができる。
【0028】
上下の加熱ユニット8a〜8c,9a〜9cはいずれも構成が同じであるので、ここでは図2と図3に基づいて加熱ユニット8aの構成を例に挙げて説明する。
【0029】
搬送装置2の搬送経路の上方位置に配置された加熱ユニット8aのケーシング12は、図2に示すように搬送装置2の搬送面13に対向する部分に凹部14が形成された断面形状がコの字形で、下面が閉塞した空気室15a,15bの上部の相互間が連通部16で接続されている。
【0030】
前記の凹部14には、空気室15a,15bの下部の間を連通するように複数の噴き出しノズル17が前記の搬送方向に沿って、図3に示すように所定間隔で設けられている。
【0031】
この噴き出しノズル17は、上記のように空気室15a,15bの下部の間を連通するとともに、搬送装置2の搬送面13に対向する位置には、スリット18が形成されている。
【0032】
図3は熱風発生装置8aと9aを組み合わせた断面図であり、加熱ユニットの外気流入口側は加熱ユニットの中央部を断面したものであり、反対側は手前側加熱ヒータと外部カバーの中間で断面したものである。
【0033】
ケーシング12の凹部14の天井部分の中央には、図3の左断面に示すように円形の吸気口19が穿設されている。ケーシング12の連通部16には、ターボファン20の吸込口が吸気口19から吸引するように送風機21が取り付けられている。
【0034】
ケーシング12の連通部16の内部には、ターボファン20を挟むように、空気室15a,15bと連通部16との接続部に、ケーシング12の長手方向に沿ってヒータ22a,22bが配設されている。
【0035】
このようにケーシング12を構成して送風機21を運転すると、ケーシング12の吸気口19の付近が負圧になり、搬送装置2の搬送面13の付近の空気が、噴き出しノズル17の間に形成される吸い込み部23を介して吸気口19から連通部16に吸い込まれる。
【0036】
連通部16に吸い込まれた空気は、ターボファン20によって連通部16の周囲に吐き出され、ヒータ22a,22bで加熱されて空気室15a,15bの下部に送風され、噴き出しノズル17のスリット18から搬送装置2の搬送面13や、この部分を通過するプリント基板1に熱風24が吹き付けられる。
【0037】
搬送装置2を間に挟んで加熱ユニット8aの下側に配設された加熱ユニット9aからも同様に熱風24が搬送装置2の搬送面13や、この部分を通過するプリント基板1に熱風24が吹き付けられる。
【0038】
また、加熱ユニット8aには、ケーシング12の内部を循環する熱風に外気を混合するためにダクト25が設けられている。具体的には、ダクト25の一端はケーシング12の凹部14にあって先端は天井部分の吸気口19の近傍で開口している。ダクト25の他端は連通部16を貫通して大気で開口している。
【0039】
このようにダクト25を設けているため、送風機21を運転して吸気口19の近傍が負圧になると、ダクト25を介して外気を矢印26で示すように吸い込んで、循環する熱風に混合される。
【0040】
このようなダクト25を設けていない場合には、加熱ユニット8a,9aのケーシング内の温度が異なると、搬送装置2の近傍では、加熱ユニット8aからの熱風と加熱ユニット9aからの熱風が混ざりあい、高い温度の熱風と低い温度の熱風の中間の温度になる。この混ざりあった熱風が低い温度に設定している加熱ユニットに吸い込まれると、ケーシング内の温度は設定温度より高くなるため、ヒータでは温度コントロールできなくなり、時間経過と共に、低い温度に設定した方のケーシング内の温度が上昇してしまう。
【0041】
この実施の形態のように外気混合手段であるダクト25を設けることで、加熱ユニット8a,9aのケーシング内の温度が異なる場合でも、設定温度が低いほうのケーシング内の温度をヒータによって設定温度にコントロールできる。
【0042】
さらに、噴き出しノズル17とその間にある吸い込み部23の数を増やし、噴き出しノズル17と吸い込み部23のピッチを短くすることで、熱風の水平方向に流れる距離を短くでき、各加熱ユニットから噴き出された熱風の混ざり合う比率を少なくできる。その結果、ダクト25からの外気の流入量が少なくても、一対の加熱ユニット8a,9aで温度差が付けられるようになる。具体的には、噴き出しノズル17のピッチを150mm以下にすると効果が顕著であることが、実験的に確かめられている。
【0043】
(実施の形態2)
図4は(実施の形態2)を示す。
この(実施の形態2)は(実施の形態1)における加熱ユニット8a,9aの各ダクト25の外気流入口27に風量調整用のダンパー28と軸流送風機タイプの補助送風機29を設けたものである。
【0044】
これによると、ダンパー28で風量を制限したり、補助送風機29で送風量を増やすことで、加熱ユニット8a,9aでの循環空気流の温度をより正確に管理できる。
【0045】
特に、補助送風機29を付けることにより、加熱ユニット8a,9aのうちで低い温度に設定している方の外気の送風量を増やすことができ、外気流入口27より吸い込まれた空気流は高い温度に設定している方に流れ出て熱風温度を下げるため、ヒータの電気消費量は増加するものの、一対の加熱ユニット8a,9a間の温度差をより大きくできる作用を有する。
【0046】
なお、上記の(実施の形態1)では、ダクト25を加熱ユニット8a,9aの両方に設けているが、どちらか一方の加熱ユニット設けるだけでも良い。
上記の(実施の形態2)では、ダンパー28と補助送風機29の両方をダクト25に設けて流量調整手段としたが、ダンパー28と補助送風機29の一方だけをダクト25に設けて流量調整手段とすることもできる。さらに、(実施の形態2)では加熱ユニット8a,9aの両方に流量調整手段を設けたが、加熱ユニット8a,9aの一方の加熱ユニットに設けるだけでも効果を期待できる。
【0047】
次に、本発明の具体例を説明する。
(実施例1)
図4の熱風加熱装置を用いて、熱硬化性接着剤でプリント基板の表面に電子部品の固定を行った。
【0048】
プリント基板としては、図5に示すようにプリント基板1の片面に耐熱温度の比較的高いフラットパッケージIC30a〜30cを接着剤でプリント基板1に仮接着し、他面に耐熱温度の低いリード付き部品である電解コンデンサ31を搭載したものを使用した。
【0049】
加熱ユニット8aは、ダンパー28aを閉じて熱風循環のみで加熱して熱硬化性接着剤を硬化させ、熱風発生装置9aは、補助送風機29bを回し、ヒータ電源をOFFとして空冷風をプリント基板1に吹き付けた。
【0050】
フラットパッケージIC30a〜30cを接着剤で仮接着した側のプリント基板1の表面温度と、フラットパッケージICの温度33と、電解コンデンサの温度34のそれぞれの温度プロファイルを図6に示す。
【0051】
図6から分かるように、接着剤塗布面のプリント基板の表面温度32は約150℃に、またフラットパッケージICの温度33は約135℃と、接着剤塗布面のプリント基板は接着剤の硬化温度である140℃以上の温度に加熱できた。また、プリント基板の電解コンデンサの温度34は、電解コンデンサ31の耐熱温度より低い100℃以下の温度にすることができた。
【0052】
(実施例2)
プリント基板の片面に耐熱温度の比較的高いチップ部品とフラットパッケージICが既にリフロー半田付けしてあり、プリント基板の他面に耐熱温度の比較的低いコネクタがソルダーペーストの上に装着してある基板を、(実施の形態1)の装置を使用してリフロー半田付けをした。
【0053】
加熱ユニット8aは外気導入をしながら205℃の熱風で加熱し、加熱ユニット9aは、外気導入をせずに熱風循環のみで235℃の熱風で加熱した。図7は、チップ部品とフラットパッケージICを搭載した基板表面温度35と、コネクタをリフロー半田付けする面のコネクタ温度36の温度プロファイルを示す。
【0054】
この図7から分かるように、チップ部品とフラットパッケージICを搭載した基板表面温度35は220℃まで昇温しているが、コネクタ温度36は170℃に抑えることが可能となった。加熱ユニット8aのケーシンング内の温度よりコネクタ温度36が低いのは、コネクタの熱容量が大きく、205℃近くになる前に冷却が始まったためである。
【0055】
【発明の効果】
以上のように本発明の熱風加熱装置によると、プリント基板を搬送する経路を中央にしてその両側に、発生した熱風を前記プリント基板に吹き付けるとともに吹き付けた空気の一部をそれぞれのケーシング内で循環させる第1,第2の熱風発生装置を設け、第1,第2の熱風発生装置の少なくとも一方には、外気をケーシング内に取り込んでケーシング内の循環空気流に混合する外気混合手段を設け、且つ取り込んだ外気が送風機とヒータ近傍を通過した後で前記プリント基板に吹き付けるように構成するとともに、前記熱風発生装置のケーシングは、搬送方向に沿って両サイドに設けた空気室と、該空気室の上部を接続した連通部と、該空気室の下部間を連通する所定間隔で設けた複数の噴出しノズルと、前記連通部の中央部に設け且つ前記送風機に連なり吸引する吸気口と、前記連通部内に設けられたヒータとを備えたことにより、各ケーシング内の温度を異なったものにすることができる。
【0056】
また、熱風発生装置のケーシング内で空気を循環させる送風機の近傍で一端が開口し他端が前記ケーシングの外部で開口したダクトおよび、前記前記ダクドの通路に介装されたダンパーや補助送風機等の流量調整手段を構成することで、各ケーシング内に取り込む空気の流量を調節することができ、均一加熱特性も良好になり、ヒータの消費電力を少なくできるという有利効果も得られる。
【0057】
このようにプリント基板の両面の各ケーシング内に温度差をつけることで、同じ熱風加熱装置でリフロー加熱と接着剤加熱ができる。
すなわち、プリント基板の両面の温度を調節できるため、リード付き部品と面実装用部品の混載基板であっても、品質の良いリフロー半田付けや接着剤の硬化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(実施の形態1)の熱風加熱装置の外観斜視図
【図2】(実施の形態1)の加熱ユニットの一部切り欠き斜視図
【図3】(実施の形態1)の上下一対の加熱ユニットの部分断面図
【図4】(実施の形態2)の上下一対の加熱ユニットの部分断面図
【図5】(実施例1)で使用した基板の斜視図
【図6】(実施例1)の温度プロファイル説明図
【図7】(実施例2)の温度プロファイル説明図
【図8】従来のリフロー装置の断面図
【符号の説明】
1 プリント基板
2 搬送装置
3 ケーシング
8a,9a 加熱ユニット〔熱風発生装置〕
17 噴き出しノズル
21 送風機
22 ヒータ
23 吸い込み部
28 ダンパー〔外気混合手段〕
29 補助送風機[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is relatively high and mixed PCB reflow soldering of the electronic component and the low heat temperature leaded components of the heat-resistant temperature, the hot air heating equipment to be used, such as for the adhesive cure upon flow soldering It is related.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a reflow method and a flow method have been used as methods for soldering surface-mounted components to a printed circuit board.
[0003]
In the reflow method, a solder paste is applied to a printed board by printing or the like, an electronic component is mounted thereon, the printed board is heated, and the solder paste is melted and soldered. The heating device at this time is a reflow device.
[0004]
Surface mount component flow method is to apply adhesive on printed circuit board, mount electronic components on it, cure the adhesive, invert the printed circuit board, and immerse the printed circuit board in a jet solder bath This is a method of soldering. In this case, since components with leads are often mounted on the printed circuit board, it is necessary to make the temperature on the side with the components with leads as low as possible for heating at the time of curing the adhesive. Therefore, in the hot air heating device of the printed circuit board, the temperature of the adhesive-coated surface of the printed circuit board can be heated to the curing temperature of the adhesive, for example, 140 ° C. or more. The temperature is required to be lower than the heat resistance temperature of the attached part, for example, 100 ° C. or lower.
[0005]
Therefore, different equipment was used for reflow heating and adhesive curing heating, but there was a demand for equipment capable of reflow heating and adhesive heating in the same equipment. As a result, various heating devices were developed. It was done.
[0006]
An example is shown in FIG. The printed
[0007]
At the time of reflow soldering, the inside of the casing 3 is heated with infrared rays by the
[0008]
Further, when the adhesive is cured by flow soldering, the
[0009]
However, recently, even during reflow heating, there has been a demand for a temperature difference between the soldering surface of the printed circuit board and the surface opposite to the soldering surface. Therefore, as a method of providing a temperature difference on both sides of the printed circuit board, Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-8391 discloses an example in which a circulation blower and a cold air blower are provided so that the air coming out from the outlet can be selectively blown out. ing.
[0010]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-271192 discloses an example in which outside air is blown downward on the upper side of the preheating chamber and the reflow chamber.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
In order to create a temperature difference between the soldering surface of the printed circuit board and the surface opposite to the soldering surface, if infrared heating is used as a hot air heating device, the difference in infrared absorption rate between the printed circuit board and the electronic component, or the heat capacity Due to this difference, there is a problem that a temperature difference within the same substrate and a temperature difference between components become large.
[0012]
Further, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-8391, when the hot air heating device is provided with a circulation blower and a cold air blower so that the air coming out from the outlet can be selectively blown out, it returns to the circulation blower. The hot air is mixed with the hot air from the preheat zone and the reflow zone, so the hot air is higher than the hot air in the zone set at low temperature, and as a result, the temperature of the zone set at low rises above the set temperature. Therefore, there was a problem that a heating temperature profile that could not be implemented was formed.
[0013]
Furthermore, as disclosed in JP-A-4-271192, even if an outside air introduction fan is provided at the upper part of each zone, even if the upper surface of the substrate can be made lower than the lower surface, the upper surface of the substrate cannot be made higher than the lower surface, The set temperature is also limited. In addition, since the solder on the lower surface side of the substrate is melted, there is a problem that it falls in the case of a heavy electronic component.
[0014]
The present invention solves the above-mentioned problems, and in a hot-air circulating hot-air heating apparatus that has a large air volume and is suitable for uniform heating, it is possible to attach a temperature difference to both sides of the printed circuit board, and to match the temperature difference with the type of the board. Te, and an object thereof is to provide a hot air heating equipment that can be set.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the hot air heating apparatus of the present invention is provided with an outside air mixing means in at least one of the casings on both sides of the printed circuit board so that a temperature difference can be given to each casing.
[0016]
According to the present invention, hot air set at different temperatures is circulated in each casing, and at least one of the casings is provided with outside air mixing means to mix the circulating hot air and outside air at a predetermined ratio. Thus, once the hot air temperature is lowered and the hot air is heated to a predetermined temperature, it becomes possible to provide a temperature difference on both sides of the substrate.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
According to a first aspect of the present invention, there is provided a hot air heating device in which a path for transporting a printed circuit board is centered, and the generated hot air is blown to both sides of the printed circuit board and a part of the blown air is circulated in each casing. , A second hot air generator is provided, and at least one of the first and second hot air generators is provided with an external air mixing means for taking outside air into the casing and mixing it with the circulating air flow in the casing. The configuration is such that the outside air is blown to the printed circuit board after passing through the vicinity of the blower and the heater, and the casing of the hot air generating device includes an air chamber provided on both sides along the conveying direction, and an upper portion of the air chamber. A connected communicating portion, a plurality of ejection nozzles provided at predetermined intervals communicating between the lower portions of the air chambers, and a central portion of the communicating portion and communicating with the blower. An intake port for sucking Ri, characterized by comprising a heater provided in the communicating portion.
[0018]
According to this configuration, by providing the outside air mixing means, the outside air and hot air circulated in the casing are mixed and the temperature is lowered, and after this is adjusted to a predetermined temperature by heater heating, it can be blown out. Accordingly, the hot air circulating through each casing does not come into contact with each other and the temperature does not become the same, so that different temperatures can be maintained in the respective casings.
[0019]
The hot air heating device according to
[0020]
According to this configuration, the vicinity of the inlet of the fan of the duct has a negative pressure compared to the portion opened outside the casing, so that air having a low temperature of about room temperature is sucked into the casing, It is sucked into the blower with hot air. Accordingly, the mixed air becomes lower than the set temperature in the heating unit, and the temperature can be controlled by the heater for heating.
[0021]
The hot air heating device for a substrate according to claim 3 is the hot air heating device for a substrate according to
[0022]
According to this configuration, by providing a flow rate adjusting damper, an auxiliary blower, or the like at the flow rate adjusting means, specifically, the outside air introduction air inlet of the duct, the ratio of the outside air sucked into the blower can be easily changed. Each casing can maintain a different temperature.
[0025]
According to this configuration, by heating the upper surface of the substrate to a higher temperature from below the substrate, the temperature of the leaded component is increased when the adhesive is hardened when the soldering of the mixed substrate of the leaded component and the surface mounting component is performed. It can be suppressed.
[0026]
Embodiments of the present invention will be described below with reference to FIGS.
(Embodiment 1)
1 to 3 show (Embodiment 1) of the present invention.
[0027]
As shown in FIG. 1, in the hot air heating device of the present invention, the printed
[0028]
Since the upper and
[0029]
As shown in FIG. 2, the
[0030]
A plurality of
[0031]
The
[0032]
FIG. 3 is a cross-sectional view of the combination of
[0033]
In the center of the ceiling portion of the
[0034]
Inside the
[0035]
When the
[0036]
The air sucked into the
[0037]
Similarly, from the
[0038]
The
[0039]
Since the
[0040]
When such a
[0041]
Even if the temperatures in the casings of the
[0042]
Furthermore, by increasing the number of the ejection nozzles 17 and the
[0043]
(Embodiment 2)
FIG. 4 shows (Embodiment 2).
In this (Embodiment 2), a damper 28 for adjusting the air volume and an auxiliary fan 29 of axial flow fan type are provided at the external
[0044]
According to this, the temperature of the circulating air flow in the
[0045]
In particular, by attaching the auxiliary blower 29, it is possible to increase the amount of the outside air that is set to a lower temperature among the
[0046]
In the above (Embodiment 1), the
In the above (Embodiment 2), both the damper 28 and the auxiliary blower 29 are provided in the
[0047]
Next, specific examples of the present invention will be described.
Example 1
The electronic component was fixed to the surface of the printed circuit board with a thermosetting adhesive using the hot air heating device of FIG.
[0048]
The printed circuit board, relatively high temporarily bonded the flat package IC30a~30c to the printed
[0049]
The
[0050]
FIG. 6 shows respective temperature profiles of the surface temperature of the printed
[0051]
As can be seen from FIG. 6, the
[0052]
(Example 2)
A chip component with a relatively high heat resistance temperature and a flat package IC are already reflow soldered on one side of the printed circuit board, and a connector with a relatively low heat resistance temperature mounted on the solder paste on the other surface of the printed circuit board These were reflow soldered using the apparatus of (Embodiment 1).
[0053]
The
[0054]
As can be seen from FIG. 7, the
[0055]
【The invention's effect】
According to a hot-air heating equipment of the present invention as described above, on both sides of the path for transporting the printed circuit board in the central, portion of the air blown with blow generated hot air to the printed circuit board to the respective casing And at least one of the first and second hot air generators is provided with outside air mixing means for taking outside air into the casing and mixing it with the circulating air flow in the casing. And the outside air taken in and blown to the printed circuit board after passing through the vicinity of the blower and the heater, and the casing of the hot air generator includes an air chamber provided on both sides along the conveying direction, A communication part connected to the upper part of the air chamber; a plurality of ejection nozzles provided at predetermined intervals communicating between the lower parts of the air chamber; and a front part provided in the central part of the communication part An intake port for sucking contiguous to the blower, by having a heater provided in the communicating portion, can be made different temperatures in each casing.
[0056]
Also, a duct having one end opened near the blower that circulates air in the casing of the hot air generator and the other end opened outside the casing, and a damper or an auxiliary blower interposed in the duct passage, etc. By configuring the flow rate adjusting means, the flow rate of the air taken into each casing can be adjusted, the uniform heating characteristics can be improved, and the advantageous effect that the power consumption of the heater can be reduced is also obtained.
[0057]
Thus, by making a temperature difference in each casing on both sides of the printed circuit board, reflow heating and adhesive heating can be performed with the same hot air heating device.
In other words, since the temperatures on both sides of the printed circuit board can be adjusted, high-quality reflow soldering and curing of the adhesive can be performed even with a mixed substrate of leaded components and surface mounting components.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a hot air heating apparatus of (Embodiment 1). FIG. 2 is a partially cutaway perspective view of a heating unit of (Embodiment 1). FIG. Partial sectional view of a pair of heating units [FIG. 4] Partial sectional view of a pair of upper and lower heating units in (Embodiment 2) [FIG. 5] Perspective view of a substrate used in (Example 1) [FIG. FIG. 7 is a temperature profile explanatory diagram of Example 1). FIG. 7 is a temperature profile explanatory diagram of Example 2. FIG. 8 is a cross-sectional view of a conventional reflow apparatus.
DESCRIPTION OF
17
29 Auxiliary blower
Claims (4)
請求項1記載の熱風加熱装置。The hot air heating device according to claim 1, wherein the outside air mixing means is constituted by a duct having one end opened near the blower for circulating air in the casing of the hot air generator and the other end opened outside the casing.
請求項1記載の熱風加熱装置。A duct having one end opened near the blower for circulating air in the casing of the hot air generator and the other end opened outside the casing, and a flow rate adjusting means interposed in the passage of the duct. The hot air heating apparatus according to claim 1, which is configured by:
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