JP3816808B2 - 伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は伝送装置及び揺らぎ調整方法に関し、特にATM(Asynchronous Transfer Mode)セルベースの通信時に、揺らぎを調整してセルの伝送を行う伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ATMはデータ、音声、動画などからなるマルチメディア通信をそれぞれが必要とする速度や品質に合わせて1つのネットワークで提供するコネクション型の通信方式であり、標準化されて開発が進んでいる。
【0003】
ATMセルベースの通信では、呼の追加や削除などによる帯域増減に伴って送信セルの揺らぎが生じる。図10は送信セルの揺らぎを説明するための概念図である。ユーザAのセルをCa1〜Ca4、ユーザBのセルをCb1〜Cb4とする。また、ユーザAのセルCa1〜Ca4とユーザBのセルCb1〜Cb4は、同じ情報量であり、送信回線は、ユーザ1人分の容量しかないとする。
【0004】
最初、ユーザAのみにサービスが適用されており、その後、ユーザBの呼が追加されたとする(ここでは説明を簡単にするために、4つのセルのまとまりで考える)。
【0005】
回線がユーザ2人分の容量があれば、ユーザA、Bのセルを同時に送信することができる。ところが、回線容量はユーザ1人分しかないため、ユーザAのセルを送信した後に、ユーザBのセルを送信することになる。すると、ユーザBのセルは、図に示すように遅延して送信されることになる。
【0006】
このように、呼接続時などで帯域が変動すると、目標(理想)とする送信位置と、実際の送信位置とが異なる場合が生じる。これを送信揺らぎと呼ぶ。図の場合のユーザBの送信揺らぎ量は、ユーザAの4つのセルCa1〜Ca4の時間分となる。
【0007】
従来では、この送信揺らぎによって生じるセルの遅延量を低減させるため、シェーピングによる調整が行われている。シェーピングとは、送信セルの間隔を空けて、セル遅延変動(CDV:Cell Delay Variation)を一定値以下に抑える制御のことをいう。
【0008】
図11はシェーピングを説明するための図である。図10に対して、シェーピングを適用した場合について示す。まず、ユーザAのセルCa1〜Ca4のそれぞれの間隔を1セル分空けて帯域を拡散させる。そして、空いた部分(余剰帯域)に、追加接続されたユーザBのセルCb1〜Cb4を挿入して、この状態で送信する。
【0009】
このように送信間隔を空け、ユーザA、Bのセルを交互に送信することにより、図10の場合と比べて、ユーザBの遅延を抑制することが可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来のシェーピング制御では、送信セルの間隔が常に一定間隔で空けられるため、遅延を回避できないセルが発生する場合があり、伝送品質の低下を引き起こすといった問題があった。
【0011】
図12は従来のシェーピングの問題点を示す図である。スロット1〜4は、送信位相の間隔を示しており、それぞれのスロットには呼が割り当てられる。スロット1には呼Va、Vb、スロット2には呼Vcが割り当てられ、スロット3、4には、呼は割り当てられていない。
【0012】
また、シェーピングを行う前のシェーピング前送信セルとして、呼Vaは、セルCa1、Ca2の2つのセルに生成される。同様に、呼Vbは、セルCb1、Cb2となり、呼Vcは、セルCc1、Cc2となっている。
【0013】
従来のシェーピングでは、最初のスロット1の割り当て呼の数により、送信間隔が一律に設定される。ここでは、スロット1に2つの呼が割り当てられているので、1セル分空けた送信間隔が設定されることになる(スロット1の割り当て呼がnのとき、n−1セル分の送信間隔が空く)。
【0014】
すると、シェーピングを行った後のシェーピング後送信セルでは、スロット1を対象として、1セル分空けられた送信間隔に対し、区間k1に、Ca1、Cb1、Ca2、Cb2の順番にセルが挿入される。
【0015】
次にスロット2を対象として、セルCc1、Cc2が挿入されることになるが、1セル分の送信間隔が空けられることが設定されているので、シェーピング後送信セルとしては、区間k2に対し、Cc1、空き、Cc2となる。
【0016】
シェーピング後送信セルの各セルの並びを見ると、呼Va、Vbは交互に送出されるので、呼Va、Vbに対しては遅延回避が施されているが、呼Vcは後方に置かれてしまい、遅延が回避されていないことがわかる。このように、従来のシェーピングのように、送信間隔を一律に設定するのみでは、遅延を回避できないセルが発生する場合が生じる。
【0017】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、使用帯域に合わせた揺らぎ調整を行って、揺らぎによるセルの遅延を効率よく抑制し、高品質な伝送制御を行う伝送装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、セルの伝送を行う伝送装置1において、分散パラメータの受信前では、入力セルからデータポインタ情報を生成し、分散パラメータの受信後では、分散パラメータにもとづくデータポインタを生成し、セルデータとしてペイロードを格納する入力セル処理部10と、セルを出力する際の目標送信位相を設定する目標送信位相設定部20と、データポインタ情報及びデータポインタを滞留して、データポインタ情報にもとづき、レート値を算出し、目標送信位相とレート値との関係から分散パラメータを設定する滞留部30と、データポインタにもとづき、セルデータを読み出してセルに組み立て、負荷分散したセルを出力するセル組み立て部40と、を有することを特徴とする伝送装置1が提供される。
【0019】
ここで、入力セル処理部10は、分散パラメータの受信前では、入力セルからデータポインタ情報を生成し、分散パラメータの受信後では、分散パラメータにもとづくデータポインタを生成し、セルデータとしてペイロードを格納する。目標送信位相設定部20は、セルを出力する際の目標送信位相を設定する。滞留部30は、データポインタ情報及びデータポインタを滞留して、データポインタ情報にもとづき、レート値を算出し、目標送信位相とレート値との関係から分散パラメータを設定する。セル組み立て部40は、データポインタにもとづき、セルデータを読み出してセルに組み立て、負荷分散したセルを出力する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の伝送装置の原理図である。伝送装置1は、入力セル処理部10、目標送信位相設定部20、滞留部30、セル組み立て部40から構成され、ATMセルベースの通信時に、揺らぎを調整してセルの伝送を行う。
【0021】
入力セル処理部10は、後述する分散パラメータの受信前では、入力セルからデータポインタ情報を生成し、分散パラメータの受信後では、分散パラメータにもとづくデータポインタを生成する。また、セルデータ(ATMセルのペイロード部分)としてペイロードを格納する。
【0022】
目標送信位相設定部20は、セルを出力する際の目標とする送信位相を設定し(上位CPUから指示される)、滞留部30へ送信する。
滞留部30は、データポインタ情報及びデータポインタを滞留して、データポインタ情報にもとづき、レート値を算出し、目標送信位相とレート値との関係から分散パラメータを設定する。“データポインタ情報”と“データポインタ”の違いについては図3で後述する。
【0023】
セル組み立て部40は、データポインタにもとづき、入力セル処理部10からセルデータを読み出してATMセルに組み立て、送信間隔が調整され負荷分散したセルを出力する。
【0024】
ここで、従来ではセルの送信間隔は一律に定められていたが、本発明により、負荷分散すべき出力セルに対して、図に示す低レート分散、中レート分散、高レート分散といった3つのパターンの送信間隔を設定できるようになる。これにより、従来のような特定のセルのみが遅延を回避することができないといった問題点を解決し、セル遅延を効率よく抑制することが可能になる。
【0025】
次に各ブロックの詳細構成について説明する。図2は入力セル処理部10の構成を示す図である。入力セル処理部10は、終端部11、データポインタ情報生成部12、セルデータバッファ13から構成される。
【0026】
終端部11は、入力セルに対して、データユニット単位に終端する。データユニットとは、ユーザ単位のセルデータのまとまりのことである。例えば、セルCa、CbがユーザAに関するATMセルであるならば、セルCa、Cbからそれぞれ抽出したセルデータのまとまりが、ユーザAに対する1つのデータユニットとなる。
【0027】
データポインタ情報生成部12は、分散パラメータの受信前では、入力セルからデータポインタ情報(図3でフォーマット構成を説明する)を生成し、分散パラメータの受信後では、分散パラメータにもとづくデータポインタを生成する。セルデータバッファ13は、セルデータを格納する。格納されたセルデータは、セル組み立て部40により読み出されて出力される。
【0028】
図3はデータポインタ情報のフォーマット構成を示す図である。データポインタ情報Dは、データポインタ、帯域値、占有時間から構成される。
データポインタは、セルデータバッファ13のアドレスと、後述のデータポインタ滞留メモリのアドレスに該当する。帯域値は、割り当てられた呼が必要とする帯域値のことである。占有時間とは、データユニットの占有時間のことである(送信帯域の何スロット分占有しているかということ)。
【0029】
ここで、データポインタ情報生成部12では、分散パラメータの受信前では、データポインタ、帯域値、占有時間からなる1つのデータポインタ情報を生成する。また、分散パラメータの受信後では、データポインタ(分散パラメータの種類によってデータポインタの個数は異なる。図6で後述する)のみが生成されることになる。
【0030】
図4は滞留部30の構成を示す図である。滞留部30は、データポインタ情報滞留メモリ31、データポインタ情報分離部32、レート値算出部33、分散パラメータ設定部34から構成される。
【0031】
データポインタ情報滞留メモリ31は、データポインタ情報生成部12から送信されたデータポインタ情報またはデータポインタを滞留する。データポインタ情報分離部32は、データポインタ情報滞留メモリ31から出力された信号がデータポインタ情報の場合には、データポインタ、帯域値、占有時間の3つに分離し、データポインタはセル組み立て部40へ送信し、帯域値と占有時間はレート値算出部33へ送信する。
【0032】
また、データポインタ情報滞留メモリ31から出力された信号がデータポインタの場合には、分散パラメータによって決まる送信間隔分空けて(図9で後述)、データポインタをそのままセル組み立て部40へ送信する。
【0033】
レート値算出部33は、帯域値及び占有時間から、レート値を算出する。レート値とは、負荷を分散させる(データユニットを分割させる)ために使用する値である。
【0034】
分散パラメータ設定部34は、目標送信位相設定部20から送信された目標送信位相と、レート値とを受信し、目標送信位相とレート値との関係から分散パラメータを設定し、入力セル処理部10へ送信する。
【0035】
図5はレート値算出部33の構成例を示す図である。レート値算出部33は、エンコーダ33aとメモリ33bから構成される。エンコーダ33aは、帯域値と占有時間の情報から、メモリ33bをアクセスするためのアドレスをエンコードする。
【0036】
メモリ33bには、低レート、中レート、高レートのいずれかのレート値(以下、低レート値、中レート値、高レート値と呼ぶ)が格納されており、エンコーダ33aで生成されたアドレスにより読み出されて、いずれかのレート値が出力される。
【0037】
次に分散パラメータについて説明する。分散パラメータ設定部34は、目標送信位相と、低レート値、中レート値、高レート値のいずれかとの関係から分散パラメータを設定する。
【0038】
具体的には、前スロットのレート値が、レート値算出部33において、低レート値と算出された時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れる場合には、前スロットの呼に低レート分散パラメータを設定し、入力セル処理部10へ送信する。
【0039】
また、前スロットのレート値が、レート値算出部33において、中レート値と算出された時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れる場合には、 前スロットの呼に中レート分散パラメータを設定し、入力セル処理部10へ送信する。
【0040】
さらに、前スロットのレート値が、レート値算出部33において、高レート値と算出された時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れていない場合には、前スロットの呼に高レート分散パラメータを設定し、入力セル処理部10へ送信する。なお、このような分散パラメータの設定に関し、図7で中レート分散パラメータの場合について後述する。
【0041】
次に分散パラメータによる負荷分散について説明する。図6は負荷分散を説明するための概念図である。入力セルCa〜Cdの4つのセルについて考える(単一ユーザに対するセルとする)。入力セルCa〜Cdはヘッダとセルデータから構成され、入力セルCa、Cb、Cc、CdそれぞれのセルデータをPa、Pb、Pc、Pdとする。
【0042】
入力セルCa〜Cdは、終端部11により、セルデータPa〜PdからなるデータユニットUが構成される。また、データポインタ情報生成部12は、データユニットUに対し、負荷分散前のデータポインタ(データポインタ情報の中のデータポインタのこと)を生成する。
【0043】
その後、滞留部30で分散パラメータが設定される。データポインタ情報生成部12が低レート分散パラメータを受信した場合には、データポインタ情報生成部12は、セル数分のデータポインタ(ここでは4つのデータポインタa1〜a4)を生成する。そして、図に示すように、データポインタa1〜a4に対応して、データユニットUは4つに分割される。
【0044】
また、データポインタ情報生成部12が中レート分散パラメータを受信した場合には、データポインタ情報生成部12は、2つのデータポインタa5、a6を生成する。そして、図に示すように、データポインタa5、a6に対応して、データユニットUは2つに分割される。
【0045】
さらに、データポインタ情報生成部12が高レート分散パラメータを受信した場合には、データポインタ情報生成部12は、1つのデータポインタa7を生成する。そして、図に示すように、データポインタa7に対応して、この場合はデータユニットUは分割されない。
【0046】
次に負荷分散について具体例をあげて説明する。図7は中レート分散パラメータによる負荷分散の例を示す図である。図は、目標送信位相A2に2つの呼接続(呼V1と呼V256)が行われた時の負荷分散状態を示すタイミングチャートである。呼V1がセル化されてセルC1、呼V256がセル化されてセルC256とする。
【0047】
送信スケジュールは、周期的にサンプリングされ、その単位は送出周期A1として定義されている。また、送信スケジュールは、目標送信位相A2で1スロット単位に配置される。この例では、先頭にV1、後尾にV256という呼設定があるものとする。
【0048】
また、セルC1、C256に対する使用帯域を、実送信帯域A3の波形のように示す。ここでは、送信帯域がセルC1<セルC256という関係があるとする。実送信帯域A3を見ると、セルC1は1スロット分の帯域で収まるが、セルC256は帯域が高く、2スロット分の帯域が必要となっている。
【0049】
実送信帯域A3のままでセルC1とセルC256を送信しようとすると、送信状態A4に示すように、セルC256は2スロット分必要であるため、セルC1が1スロット分遅延することになる。この1スロット分の遅延はセルC1の送信揺らぎ量となる。
【0050】
一方、送信状態A5、実送信帯域A6は、本発明を実施した場合のタイミングチャートを示している。セルC256に対し、中レート分散パラメータによる2つのデータポインタにより、セルC256を2つに分離し、その間にセルC1が入る位相となっている。
【0051】
このように、現在処理中の呼(セルC1)が目標送信位相に対して遅れる場合には、 前スロットの呼(セルC256)に中レート分散パラメータを設定して、送信間隔を調整して負荷分散することにより、セルC1の遅延を抑制している。
【0052】
次に伝送装置1に対する負荷分散制御(揺らぎ調整方法)として、データポインタの流れを中心に、中レート分散パラメータによる負荷分散を例にしてフローチャートを用いて説明する。図8は負荷分散前の動作を示すフローチャートである。
〔S1〕入力セル処理部10は、セルデータバッファ13内に、負荷分散対象データを、1つのデータポインタで格納する。
〔S2〕滞留部30は、1つのデータポインタを受信し、目標送信位相にもとづきデータポインタを読み出し、セル組み立て部40へ送信する。
〔S3〕セル組み立て部40は、受信したデータポインタの指し示すセルデータをセルデータバッファ13から読み出し、ATMセルとして組み立てた後に出力する。
【0053】
図9は負荷分散制御時の動作を示すフローチャートである。ただし、滞留部30で分散パラメータが中レート分散パラメータと設定された後の動作を示す。
〔S11〕入力セル処理部10は、中レート分散パラメータを受信すると、2つのデータポインタを生成し、滞留部30へ送信する。
〔S12〕滞留部30は、2つのデータポインタを受信する。そして、1スロット分の空き帯域を作るために、データポインタを1スロット分遅延させて、セル組み立て部40へ送信する。
〔S13〕セル組み立て部40は、1スロット空けて送信されるデータポインタを受信し、データポインタの指し示すセルデータをセルデータバッファ13から読み出し、1データポインタ毎にATMセルを組み立て、負荷分散されたATMセルを出力する。
【0054】
以上説明したように、本発明の伝送装置1は、目標送信位相と、実際に割り当てられている送信帯域から分散パラメータを設定して、最適なデータユニットの分割を行い、送信間隔を調整して負荷分散されたATMセルを送信する構成とした。これにより、揺らぎによるセルの遅延を効率よく抑制することができ、高品質な伝送制御を行うことが可能になる。
【0055】
(付記1) セルの伝送を行う伝送装置において、
分散パラメータの受信前では、入力セルからデータポインタ情報を生成し、前記分散パラメータの受信後では、前記分散パラメータにもとづくデータポインタを生成し、セルデータとしてペイロードを格納する入力セル処理部と、
セルを出力する際の目標送信位相を設定する目標送信位相設定部と、
前記データポインタ情報及び前記データポインタを滞留して、前記データポインタ情報にもとづき、レート値を算出し、前記目標送信位相と前記レート値との関係から前記分散パラメータを設定する滞留部と、
前記データポインタにもとづき、前記セルデータを読み出してセルに組み立て、負荷分散したセルを出力するセル組み立て部と、
を有することを特徴とする伝送装置。
【0056】
(付記2) 前記入力セル処理部は、データポインタ、帯域値、占有時間からなる前記データポインタ情報を生成するデータポインタ情報生成部を有することを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0057】
(付記3) 前記滞留部は、レート値算出として、前記帯域値と前記占有時間にもとづきアドレスを生成し、あらかじめメモリ内に格納されている、低レート、中レート、高レートのいずれかのレート値を前記アドレスで指定して求めるレート値算出部を有することを特徴とする付記2記載の伝送装置。
【0058】
(付記4) 前記滞留部は、前スロットのレート値が低レート用の時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れる場合には、前スロットの呼に低レート分散パラメータを設定し、前スロットのレート値が中レート用の時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れる場合には、 前スロットの呼に中レート分散パラメータを設定し、前スロットのレート値が高レート用の時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れていない場合には、前スロットの呼に高レート分散パラメータを設定する分散パラメータ設定部を有することを特徴とする付記3記載の伝送装置。
【0059】
(付記5) 前記入力セル処理部が有するデータポインタ情報生成部は、前記データユニットに対し、分散パラメータが前記低レート分散パラメータの場合には、セル数分のデータポインタを生成し、前記中レート分散パラメータの場合には、2つのデータポインタを生成し、前記高レート分散パラメータの場合には、1つのデータポインタを生成することを特徴とする付記4記載の伝送装置。
【0060】
(付記6) 前記入力セル処理部は、入力セルに対して、データユニット単位に終端する終端部と、分散パラメータの受信前では、前記入力セルからデータポインタ情報を生成し、前記分散パラメータの受信後では、前記分散パラメータにもとづくデータポインタを生成するデータポインタ情報生成部と、セルデータとしてペイロードを格納するセルデータバッファと、から構成されることを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0061】
(付記7) 前記滞留部は、前記データポインタ情報及び前記データポインタを滞留するデータポインタ情報滞留メモリと、前記データポインタ情報にもとづき、レート値を算出するレート値算出部と、前記目標送信位相と前記レート値との関係から前記分散パラメータを設定する分散パラメータ設定部と、前記データポインタ情報を受信した場合は、前記データポインタ情報を分離し、前記データポインタを受信した場合には、分散パラメータによって決まる送信間隔分空けてデータポインタを送信するデータポインタ情報分離部と、から構成されることを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0062】
(付記8) セルの揺らぎを調整する揺らぎ調整方法において、
セルに割り当てられている送信使用帯域からレート値を算出し、
セルを出力する際の目標送信位相と、前記レート値から分散パラメータを設定し、
前記分散パラメータにもとづき、入力セルに対するデータユニットの負荷分散を行って、送信間隔が調整され負荷分散したセルを出力する揺らぎ調整方法。
【0063】
(付記9) 前スロットのレート値が低レート用の時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れる場合には、前スロットの呼に低レート分散パラメータを設定し、前スロットのレート値が中レート用の時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れる場合には、 前スロットの呼に中レート分散パラメータを設定し、前スロットのレート値が高レート用の時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れていない場合には、前スロットの呼に高レート分散パラメータを設定することを特徴とする付記8記載の揺らぎ調整方法。
【0064】
(付記10) 前記データユニットに対し、分散パラメータが前記低レート分散パラメータの場合には、セル数分のデータポインタを生成し、前記中レート分散パラメータの場合には、2つのデータポインタを生成し、前記高レート分散パラメータの場合には、1つのデータポインタを生成することを特徴とする付記9記載の揺らぎ調整方法。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の伝送装置は、入力セルからデータポインタ情報を生成して、レート値を算出する。そして、目標送信位相とレート値との関係から分散パラメータを設定し、分散パラメータにもとづくデータポインタを生成し、負荷分散したセルを出力する構成とした。これにより、揺らぎによるセルの遅延を効率よく抑制することができ、高品質な伝送制御を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伝送装置の原理図である。
【図2】入力セル処理部の構成を示す図である。
【図3】データポインタ情報のフォーマット構成を示す図である。
【図4】滞留部の構成を示す図である。
【図5】レート値算出部の構成例を示す図である。
【図6】負荷分散を説明するための概念図である。
【図7】中レート分散パラメータによる負荷分散の例を示す図である。
【図8】負荷分散前の動作を示すフローチャートである。
【図9】負荷分散制御時の動作を示すフローチャートである。
【図10】送信セルの揺らぎを説明するための概念図である。
【図11】シェーピングを説明するための図である。
【図12】従来のシェーピングの問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 伝送装置
10 入力セル処理部
20 目標送信位相設定部
30 滞留部
40 セル組み立て部

Claims (5)

  1. セルの伝送を行う伝送装置において、
    分散パラメータの受信前では、入力セルからデータポインタ情報を生成し、前記分散パラメータの受信後では、前記分散パラメータにもとづくデータポインタを生成し、セルデータとしてペイロードを格納する入力セル処理部と、
    セルを出力する際の目標送信位相を設定する目標送信位相設定部と、
    前記データポインタ情報及び前記データポインタを滞留して、前記データポインタ情報にもとづき、レート値を算出し、前記目標送信位相と前記レート値との関係から前記分散パラメータを設定する滞留部と、
    前記データポインタにもとづき、前記セルデータを読み出してセルに組み立て、負荷分散したセルを出力するセル組み立て部と、
    を有することを特徴とする伝送装置。
  2. 前記入力セル処理部は、データポインタ、帯域値、占有時間からなる前記データポインタ情報を生成するデータポインタ情報生成部を有することを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  3. 前記滞留部は、レート値算出として、前記帯域値と前記占有時間にもとづきアドレスを生成し、あらかじめメモリ内に格納されている、低レート、中レート、高レートのいずれかのレート値を前記アドレスで指定して求めるレート値算出部を有することを特徴とする請求項2記載の伝送装置。
  4. 前記滞留部は、前スロットのレート値が低レート用の時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れる場合には、前スロットの呼に低レート分散パラメータを設定し、前スロットのレート値が中レート用の時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れる場合には、前スロットの呼に中レート分散パラメータを設定し、前スロットのレート値が高レート用の時に、現在処理中の呼が目標送信位相に対して遅れていない場合には、前スロットの呼に高レート分散パラメータを設定する分散パラメータ設定部を有することを特徴とする請求項3記載の伝送装置。
  5. 前記入力セル処理部が有するデータポインタ情報生成部は、前記データユニットに対し、分散パラメータが前記低レート分散パラメータの場合には、セル数分のデータポインタを生成し、前記中レート分散パラメータの場合には、2つのデータポインタを生成し、前記高レート分散パラメータの場合には、1つのデータポインタを生成することを特徴とする請求項4記載の伝送装置。
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