JP3816235B2 - Plastic molding - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプラスチックシートを成形してなるプラスチック成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、プラスチックシートから成形され、小物の収納用に組立てて使用するプラスチック成形体が広く知られている。この種の成形体は、プラスチックシートを折り畳み、凹み部分によって所定の小物用収納部分を形成するようになっている。プラスチック成形体を組立てる場合には、折り重ねたシート体の周縁部分を熱融着する場合があるが、図5に示す成形体100のように、平面視円形状の小凸部101と、小凹部102との凹凸嵌合による仮止めを行い、横ずれを起こさないようにして熱融着したり、またはのり代を設けて接着剤により接着することもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、隣接シート体の一方を折り重ねて小凸部101と、小凹部102とを嵌合しようとしたとき嵌合がうまく行かない場合がある。これは、主に折曲線103を挟んで対向するように形成してなる小凸部101と小凹部102との位置が微妙にずれを起こしているためである。このような小凸部101と小凹部102の位置ずれを無くすには、精度の高い位置設定が必要であり、このことがプラスチック成形体100の成形コストを高くするという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、上記の問題点に着眼してなしたもので、低コストで成形することができ、しかも、接合面の強度を高める構造を備えたプラスチック成形体を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、折曲線の両側に互いに接面可能に形成された2枚のシート体の相互の接合面となるシート面の一方に小突起を形成するとともに、他方のシート面に当該小突起に嵌合可能で当該小突起に向かう方向の長さが長くなるように設定された長孔を形成し、上記小突起付シート体の周辺部に上記長孔付シート体の折返し方向と交差する方向に折返し可能なシート体を折曲線を介して延設し、このシート体に上記小突起に嵌合可能な小凹部を形成してある構成を有するプラスチック成形体に特徴がある。
【0006】
このプラスチック成形体は、一方のシート体に小突起に向かう方向の長さが長くなるように設定した長孔を形成してあるため、小突起に嵌合する際の位置ずれを吸収することができる。また、長孔付シート体の折返し方向と交差する方向に折返し可能なシート体を折曲線を介して延設してあるため、このシート体を折り重ねて熱融着すると、当該熱融着部分を補強することができる。熱融着する代わりにのり代を設けて接着剤により接着してもよく、この場合は、接着に用いる装置が簡便になり、生産性を向上することができる。
【0007】
また、前記小突起を平面視円形状に形成するとともに、その周側面に連続または断続的な円環状に突出する係止部か或いは凹む縮径部を形成した構成としてあるプラスチック成形体とするのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0009】
プラスチック成形体1は、未延伸PET、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネイト樹脂などの透明な熱可塑性プラスチックからなる適度な強度(腰の強さ)を有するプラスチックシートから形成したもので、シート地の厚さは100 μm 〜1000μm 程度とするのが好ましい。
【0010】
プラスチック成形体1は、真空、圧空成形或いは加熱、プレス成形等により形成してあり、図1〜図3に示す通り、略同大の矩形状シート体2とシート体3とを折曲線4を介して連設するとともに、シート体2の短手辺一辺部分に折曲線5を介してシート体6を連設してなっている。
【0011】
シート体2は、シート体3との接合面となるシート面2a側であって、長手辺2bよりの折曲線4から幅w1、折曲線5から幅w2の位置に平面視略円形状で直径5mm程度の小突起7を形成してある。また、シート面2a側から適宜な大きさに凹ませてなる小物収納用の凹部2cを形成してある。
【0012】
シート体3は、シート体2との接合面となるシート面3a側であって、長手辺3b(その外側にのり代aを延設)よりで折曲線4からの幅が幅w1と略同等の幅w3、短手辺3cからの幅がw2と略同等となるw4の位置に平面視楕円形状に切欠などして長孔8を形成してある。この長孔8は、小突起7に向かう方向の長さが長くなるようにして小突起7との位置関係を設定し、かつこの方向と直交する方向の幅を小突起7の幅よりも若干大きく形成してある。また、シート面3a側から凹部2cに対応する大きさに凹ませることによって、小物収納用の凹部3dを形成してある。
【0013】
シート体6は、シート体2の横幅と略同じ横幅を有し,シート体3の折返し方向と交差する方向に折返し可能となるように折曲線5から延設され、その延出幅がw5となる矩形状に形成してある。また、シート体2との接合面となるシート面6aであって、折曲線5からの幅がw2と略同等のw6で、短手辺6bからの幅がw1と略同等のw7となる位置にシート面6aの裏面に突出し、小突起2cよりも若干大きい大きさの平面視略円形状の小凹部9を形成してある。
【0014】
以上の構成を有するプラスチック成形体1を組み立てるには、先ず、シート体2または3を折り曲げて互いのシート面2a,3aを接面させる。すると、このとき、w3とw1とが略同等でかつw4とw2とが略同等であることより、小突起7と長孔8とが折曲線4を挟んで対称となる位置に形成されているため、長孔8が小突起7に嵌まり込む。このとき、長孔8は、小突起7に向かう方向の長さが長くなるように位置関係を設定し、かつこの方向と直交する方向の幅を小突起7の幅よりも大きく形成してあるから、w1とw3とに多少の相違があっても長孔8が長い分そのずれを吸収でき、小突起7に確実に嵌め込むことができる。したがって、小突起7と長孔8とを成形するときに、両者の位置関係に若干のずれが許容されることとなる。このように、特別に高精度の打ち抜きその他の成形作業が不要となるから、その分成形コストを削減することができる。
【0015】
次に、折曲線5を介してシート体6を折り曲げる。すると、w6とw2とが略同等でかつw7とw1とが略同等であることより、小凹部9と小突起7が折曲線5を挟んで対称となる位置に形成され、しかも、小突起7より小凹部9を若干大きく形成してあるため、小凹部9と小突起7が凹凸嵌合することになる。この状態において各縁辺部分を接着することにより、プラスチック成形体1とすることができる。
【0016】
なお、小凹部9と小突起7とが確実に嵌合するためには、w6とw2との間隔を揃えるように成形の精度を高める必要があるが、w6(w2)は、w1に比較して短く、それほどの高精度は要さない。
【0017】
プラスチック成形体1とする場合、シート体3の折曲げによる反返りがあるため、接着した縁辺部分にもこの反返りの力が作用するが、以上のようにシート体6を折り重ねてプラスチック成形体1とする場合には、シート体6がシート体3の反返りを押さえることになり、その分、接着した縁辺部分の強度を高めることができる。したがって、プラスチック成形体1は、閉鎖状態を強固に維持でき、凹部2cと凹部3dとで形成される小物の収納部分はもとより、シート体2とシート体3の接合面にも異物が侵入することを効果的に排除することができる。
【0018】
さらにまた、小突起7を図4に示すような形状としてある場合は、シート体3を折曲げて小突起7に長孔8に嵌め込んだ状態の一時的な維持、すなわち、シート体3の仮止めが可能になる。
【0019】
図4の(A)に示し小突起7は、その側面の中間部分において、円環状の係止部7aを形成したもの、同図(B)のものは、天端面の周縁部分に円環状の係止部7bを形成したものである。なおいずれも図示のものは、連続する円環状としてあるが、連続状でなく断続的にしても良い。また、同図(C)のものは、側面の中間部分を周面に沿って適宜凹ませて縮径部7cを形成したものである。
【0020】
小突起7を係止部7aまたは7b付にすると、これに長孔8に嵌め込む際、長孔8の内側周辺を、係止部7aまたは7bの通過後に下側から当接させて係止させる状態を維持することができ、縮径部7c付にすると、長孔8の内側周辺を縮径部7cに嵌め込んで係止させる状態を維持することができる。これらの係止状態を維持することによって、シート体3の仮止めが可能となる。かかる仮止めが可能になればシート体3、シート体6の順に順次折り重ねる際にシート体3を押さえつけることが不要となるので、その分成形作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック成形体の一例を示す展開状態の正面図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【図4】小突起の一例を示したもので、(A)は係止部を側面中間に形成したもの、(B)は天端面の周縁部分に形成したもの、(C)は縮径部を形成したものをそれぞれ示す側面図である。
【図5】従来のシート体の一例を示し(A)は展開状態の正面図、(B)は側面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック成形体
2,3,6 シート体
4,5 折曲線
7 小突起
8 長孔
9 小凹部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a plastic molded body formed by molding a plastic sheet.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a plastic molded body formed from a plastic sheet and assembled and used for storing small articles is widely known. This type of molded body is formed by folding a plastic sheet and forming a predetermined accessory storage portion by the recessed portion. When assembling a plastic molded body, the peripheral portion of the folded sheet body may be heat-sealed. However, like the molded
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when one of the adjacent sheet bodies is folded to try to fit the
[0004]
Accordingly, the present invention has been made in view of the above problems, and is intended to provide a plastic molded body that can be molded at low cost and has a structure that increases the strength of the joint surface. is there.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, a small protrusion is formed on one of the sheet surfaces which are the joint surfaces of two sheet bodies formed so as to be able to contact each other on both sides of the folding line, and the other sheet surface A long hole is formed so that the length in the direction toward the small protrusion can be increased and can be fitted to the small protrusion, and the folding direction of the sheet body with the long hole is formed in the periphery of the sheet body with the small protrusion. A plastic molded body having a configuration in which a sheet body that can be folded back in an intersecting direction is extended through a folding line, and a small concave portion that can be fitted to the small protrusion is formed on the sheet body.
[0006]
Since this plastic molded body is formed with a long hole set so that the length in the direction toward the small protrusion is increased in one sheet body, it can absorb a positional deviation when fitted to the small protrusion. it can. Further, since a sheet body that can be folded back in a direction intersecting with the folding direction of the sheet body with a long hole is extended via a folding line, when the sheet body is folded and heat-sealed, the heat-sealed portion Can be reinforced. Instead of heat sealing, a paste margin may be provided and bonded by an adhesive. In this case, an apparatus used for bonding becomes simple and productivity can be improved.
[0007]
In addition, the small projection is formed in a circular shape in plan view, and a plastic molded body having a structure in which a locking portion protruding in a continuous or intermittent annular shape or a recessed reduced diameter portion is formed on the peripheral side surface thereof. Is preferred.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0009]
The plastic molded
[0010]
The plastic molded
[0011]
The
[0012]
The sheet body 3 is on the
[0013]
The
[0014]
In order to assemble the plastic molded
[0015]
Next, the
[0016]
In order to securely fit the
[0017]
In the case of the plastic molded
[0018]
Furthermore, when the
[0019]
The
[0020]
When the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a developed state showing an example of a plastic molded body of the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
FIGS. 4A and 4B show examples of small protrusions, in which FIG. 4A shows a locking portion formed in the middle of a side surface, FIG. 4B shows a shape formed on the peripheral edge of the top end surface, and FIG. It is a side view which shows what formed each.
5A shows an example of a conventional sheet body, FIG. 5A is a front view in a developed state, and FIG. 5B is a side view.
[Explanation of symbols]
1 Plastic molding
2,3,6 sheet body
4,5
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12469598A JP3816235B2 (en) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | Plastic molding |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12469598A JP3816235B2 (en) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | Plastic molding |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11314665A JPH11314665A (en) | 1999-11-16 |
JP3816235B2 true JP3816235B2 (en) | 2006-08-30 |
Family
ID=14891817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12469598A Expired - Fee Related JP3816235B2 (en) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | Plastic molding |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3816235B2 (en) |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP12469598A patent/JP3816235B2/en not_active Expired - Fee Related
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JPH11314665A (en) | 1999-11-16 |
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