JP3815715B2

JP3815715B2 - Curtain wall system

Info

Publication number: JP3815715B2
Application number: JP2001156819A
Authority: JP
Inventors: 清人小野; 晴久鎌田
Original assignee: 新日軽株式会社
Priority date: 2001-05-25
Filing date: 2001-05-25
Publication date: 2006-08-30
Anticipated expiration: 2021-05-25
Also published as: JP2002349004A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種のカーテンウォール工法（構造）に容易に対応可能とされるとともに、同一建物内で組み合わせ可能としたカーテンウォールシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、カーテンウォール工法によって建物の外壁を構築する場合、予め四周を分割方立および横枠からなる枠材にカーテンウォールパネルを組み込んだカーテンウォールユニットを順に取り付ける、所謂ユニット工法（以下、フルユニット方式スプリットマリオン工法ともいう。）と、施工場所において躯体に方立を取り付けたならば、これら方立間に無目を取り付けて開口枠を形成し、各開口にカーテンウォールパネルを取り付ける手順による、所謂ノックダウン方式とが知られている。
【０００３】
近年は、これらユニット方式とノックダウン方式との中間的な方式として、分割方立および横枠とからなるハシゴ形カーテンウォールユニットを順に取り付けた後、カーテンウォールパネルの取付けを行う、所謂ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法と、施工場所において躯体に方立を取付けたならば、これら方立に縦枠および横枠からなる枠材にガラス、パネルなどを組み込んだ、所謂セミユニット方式バックマリオン工法とが存在する。これら２者のカーテンウォール工法は、方立を別体として躯体に先行して取付けるか否かの点から分類すると、前記ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法はユニット工法に分類され、前記セミユニット方式バックマリオン工法はノックダウン工法に分類される。また、カーテンウォールユニットとしてパネルまで組み込んで一括で施工する点から分類すると、前記セミユニット方式バックマリオン工法はユニット工法に分類され、前記ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法はノックダウン工法に分類される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
前記ユニット工法は、予め方立および横枠を組み立てた枠材にパネルを嵌め込んだカーテンウォールユニットを順に取り付けるものであるため、施工は効率的であるけれども、各ユニット間の取り合い及び止水構造等が複雑になるなどのデメリットがある一方、後者のノックダウン工法は、構造は簡略化されるけれども、現場で方立と横枠との連結作業、パネル嵌め込み作業等を行わなければならず、かかる作業に手間と時間が掛かるため、作業が省力化かつ効率化されないなどの問題がある。
【０００５】
また、メーカー側においても、仮に前述した４つのカーテンウォール工法にそれぞれ対応した商品を持つ場合、各工法毎にすべての形材、部品等を準備しておく必要があり、製作および管理が煩雑であるとともに、在庫管理品数が膨大となるなどの問題があった。
【０００６】
そこで、本出願人は先の特願2001-85803号において、複数種のカーテンウォール工法に容易に対応可能であるとともに、構成部品の在庫管理等を簡素化し得るカーテンウォールシステムを提案した。かかるカーテンウォールシステムは、方立部と、パネル面を構成する窓部とに構造的に分離した構造とされ、前記方立部を構成する代替可能な複数種の方立部材と、前記窓部を構成する代替可能な複数種の窓部構成部材とが予め用意され、前記複数種の方立部材と複数種の窓部構成部材とがカーテンウォール工法に応じた構造条件の下で任意に組合せ可能とされるものであり、これにより工法間での部材の共通化を図ることができ、メーカー側では、複数のカーテンウォール工法を商品として用意しながら、各構成部材を一元的に管理出来るようになるなどの利点がもたらされるようになる。
【０００７】
前記工法変更可能なカーテンウォールシステムは、部材の共通化によって煩雑な生産管理及び在庫管理を不要としながら、用意された複数種のカーテンウォールシステムから建物毎に品質の安定した工法を安価で提供し得るようになることはもちろんであるが、同一建物の中で複数の工法を組み合わせて採用すること、およびリニューアル時において、ユニット工法で構築した外壁の一部を、たとえばノックダウン工法によって改装したいなどの要求があり、前記特願2001-85803号ではその具体的構造の詳細が未提案であった。
【０００８】
そこで本発明の主たる課題は、複数種のカーテンウォール工法に容易に対応可能としたカーテンウォールシステムにおいて、同一壁面内で異工法を組み合わせ可能とするためのカーテンウォールの具体的構造を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項１に係る本発明として、複数種のカーテンウォール工法を同一建物内で組み合わせ可能としたカーテンウォールシステムであって、
前記カーテンウォール構造は、方立部と、パネル面を構成する窓部とに構造的に分離した構造とされ、前記方立部を構成する代替可能な複数種の方立部材と、前記窓部を構成する代替可能な複数種の窓部構成部材とが予め用意され、前記複数種の方立部材と複数種の窓部構成部材とがカーテンウォール工法に応じた構造条件の下で任意に組合せ可能とされ、
前記代替可能な複数種の方立部材として、外部形状を共通とするとともに、方立同士を直列的に接合するために方立間に跨って挿入される方立接合用内挿部材の挿入位置を共通とする単一断面構造の方立と、左右対の関係で組み合わされる分割方立との２種が用意され、前記単一断面構造の方立を使用するカーテンウォール工法と、前記左右対の関係で組み合わされる分割方立を使用するカーテンウォール工法とが隣接する方立境界部では、前記方立接合用内挿部材として左右一組の部材が用いられ、前記左右一組の方立接合用内挿部材の一方端側を共に前記左右対の分割方立内に挿入するとともに、他方端側を共に前記単一断面構造の方立内に挿入し、前記単一断面構造の方立を使用するカーテンウォール工法と、前記左右対の関係で組み合わされる分割方立を使用するカーテンウォール工法とを縦方向に連続させるようにしたことを特徴とするカーテンウォールシステムが提供される。
【００１０】
請求項２に係る本発明として、前記代替可能な複数種の窓部構造部材の内、横枠構成部材として、単一断面構造の横枠と、上下対の関係で組み合わされる分割横枠との２種が用意され、前記単一断面構造の横枠を使用するカーテンウォール工法と、前記上下対の関係で組み合わされる分割横枠を使用するカーテンウォール工法とが隣接する縦方向境界部では、前記単一断面構造の横枠を使用するカーテンウォール工法側の横枠として前記分割横枠の下横枠または上横枠を用いることにより、前記単一断面構造の横枠を使用するカーテンウォール工法と、前記上下対の関係で組み合わされる分割横枠を使用するカーテンウォール工法とを縦方向に連続させるようにした請求項１記載のカーテンウォールシステムが提供される。
【００１１】
請求項３に係る本発明として、複数種のカーテンウォール工法を同一建物内で組み合わせ可能としたカーテンウォールシステムであって、
前記カーテンウォール構造は、方立部と、パネル面を構成する窓部とに構造的に分離した構造とされ、前記方立部を構成する代替可能な複数種の方立部材と、前記窓部を構成する代替可能な複数種の窓部構成部材とが予め用意され、前記複数種の方立部材と複数種の窓部構成部材とがカーテンウォール工法に応じた構造条件の下で任意に組合せ可能とされ、
前記代替可能な複数種の方立部材として、単一断面構造の方立と、左右対の関係で組み合わされる分割方立との２種が用意され、前記単一断面構造の方立を使用するカーテンウォール工法と、前記左右対の関係で組み合わされる分割方立を使用するカーテンウォール工法とが隣接する横方向境界部では、前記単一断面構造の方立を使用するカーテンウォール工法側の方立として、前記左右対の関係で組み合わされる分割方立を使用するカーテンウォール工法側に使用されている一方側分割方立と組み合わせ可能な他方側分割方立を用いることにより、前記単一断面構造の方立を使用するカーテンウォール工法と、前記左右対の関係で組み合わされる分割方立を使用するカーテンウォール工法とを横方向に連続させるようにしたことを特徴とするカーテンウォールシステムが提供される。
【００１２】
請求項４に係る本発明として、前記代替可能な複数種の窓部構造部材の内、縦枠構成部材として、単一断面構造の縦枠と、左右対の関係で組み合わされる分割縦枠との２種が用意され、
前記単一断面構造の方立および単一断面構造の縦枠を使用するノックダウン工法と、前記左右対の関係で組み合わされる分割方立および左右対の関係で組み合わされる分割縦枠を使用するカーテンウォール工法とが隣接する横方向境界部では、前記ノックダウン工法側の方立として、前記左右対の関係で組み合わされる分割方立および左右対の関係で組み合わされる分割縦枠を使用するカーテンウォール工法側に使用されている一方側分割方立と組み合わせ可能な他方側分割方立を用いるとともに、前記左右対の関係で組み合わされる分割方立および左右対の関係で組み合わされる分割縦枠を使用するカーテンウォール工法側に使用されている分割縦枠の一方側縦枠と組み合わせ可能とされる他方側縦枠を用いることにより、前記ノックダウン工法と、前記左右対の関係で組み合わされる分割方立および左右対の関係で組み合わされる分割縦枠を使用するカーテンウォール工法とを横方向に連続させるようにした請求項３記載のカーテンウォールシステムが提供される。
【００１３】
ここで、前記請求項１および請求項２に係る発明は、縦方向に異工法のカーテンウォールを連続させる場合の具体的構造を提案し、前記請求項３および請求項４に係る発明は、横方向に異工法のカーテンウォールを連続させる場合の具体的構造を提案するものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔本カーテンウォールシステム〕
本発明に係るカーテンウォール構造は、図１に示されるように、ノックダウン工法ＫＤ、ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵ、セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭおよびフルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭの４つの工法（構造）間において、最大限に部材の共通化を図ることにより、最小限の部材変更により、複数種のカーテンウォール工法に容易に対応可能であるとともに、構成部品の在庫管理等を簡素化したカーテンウォール構造である。
【００１５】
具体的には、カーテンウォール構造は、相対的に室内側に位置する方立部と、相対的に室外側に位置しパネル面を構成する窓部とに構造的に分離した構造とされ、同図に示されるように、前記方立部に関しては、ノックダウン工法ＫＤおよびセミユニット方式バックマリオン工法ＢＭの方立を共通化するとともに、ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵおよびフルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭの方立を共通化し、一方前記窓部では、縦枠に関し、前記ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵ、セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭおよびフルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭの縦枠を共通化するとともに、横枠に関し、セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭおよびフルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭの横枠を共通化したものである。これら前記複数種の方立部材と複数種の窓部構成部材とは、カーテンウォール工法に応じた構造条件の下で任意に組合せ可能とされる。
【００１６】
以下、本システム構成の理解のために、具体的にセミユニット方式バックマリオン工法ＢＭ、フルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭ、ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵ、ノックダウン工法ＫＤの順で工法変更手順を交えながら、これらのカーテンウォール構造について詳述する。
【００１７】
〔セミユニット方式バックマリオン工法〕
セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭに係るカーテンウォール構造は、建物躯体（床）の端部に固定された方立支持金具によって、水平方向に間隔をおいて上下方向に沿って方立２，２…を架け渡した後、この方立２，２…を支持部材として、縦枠３Ａ、３Ｂおよび上・下横枠４Ａ、４Ｂ、図示例では中間横枠５を含んで枠状部材を構成するとともに、この枠状部材の室外面側に縦押縁６Ａ、６Ｂおよび横押縁７Ａ、７Ｂを取付けガラスＧ、Ｇ（複層ガラス）を嵌め込んだパネルユニットＵ_BMを順に取り付けるようにした構造のカーテンウォールである。
【００１８】
前記方立２は、図２に示されるように、内空に隔壁を備え２つの中空室を有する断面略方形状の型材で、室外側面の両側縁部には、部材長手方向に沿って縦枠３Ａ、３Ｂに当接する突片２ａ、２ｂが形成されている。
【００１９】
前記方立２は、建物躯体の床端部に固定される方立支持金具によって支持される。具体的には、図１９および図２０に示されるように、躯体Ｆの端部にアンカー金具５０が埋設固定されるとともに、このアンカー金具５０に頭部が嵌合支持され、かつネジ部を外部に突出させて設けられた固定用ボルト５１およびナット５１Ａによってファスナー５２を固定し、一方前記方立２の上部側に取付け金具５３をボルト６４，６４によって固定し、この取付け金具５３とファスナー５２との間にライナー金具５５を介在させた状態で固定用ボルト５６およびナット５６Ａによって締結している。なお、前記取付け金具５３の上部にはボルト保持用筒５３ａが一体的に設けられ、かつこのボルト保持用筒５３ａに挿入された上下方向調整ボルト５７の先端が前記ライナー金具５５より延在する上部フランジ片５５ａの水平面に当接することにより据え付け時に方立２の鉛直方向の建付けが調整されるようになっている。なお、前記ボルト保持用筒５３ａの内面に雌ネジを設け、上下方向調整ボルト５７を螺入してもよい。
【００２０】
前記方立２、２の接続部では、上下方向に直列的に配設される方立２，２間に跨って挿入される左右一組の内挿部材により、すなわち相対的に下段側の方立２の上端中空部に下半部が挿入され、上半部が上段側方立２の下端中空部に挿入された左右一組の方立接合用内挿部材４８、４８により方立２、２の連続性が確保されるようになっている。
【００２１】
前記方立接合用内挿部材４８、４８について、図２８に基づいて更に詳述すると、前記方立２の内空部に設けられた仕切り壁２ｅによって形成された２つの中空室２Ａ、２Ｂの内、室内側に位置する中空室２Ａにおいて、両側壁の内面に突片２ｃ、２ｄが形成され、前記仕切り壁２ｅと前記突片２ｃ、２ｄとで挟まれた位置に前記左右一組の方立接合用内挿部材４８、４８がそれぞれ中間ウエブ４８Ａの外面側を方立２の内壁面に対向させるように配向しながら夫々挿入されている。前記方立接合用内挿部材４８、４８はそれぞれ、断面略コ字状を成す所定長さの形材で、中間ウエブ４８Ａの内面側にはナット幅に相当する間隔をおいてナット回り止め用突片４８ａ、４８ｂが部材長手方向に沿って形成され、上側方立または下側方立の一方側（本例では下側方立）において、方立２の側壁及び方立接合用内挿部材４８を貫いて挿入された固定ボルト６４に螺合するナット６５を前記ナット回り止め用突片４８ａ、４８ｂの間に配設し締結するようになっている。
【００２２】
また、前記方立接合用内挿部材４８の両端側フランジ４８Ｂ、４８Ｃ部においては、先端および基端部にそれぞれ凸部４８ｃ〜４８ｆが設けられ、方立２内に挿入する際の接触面積を低減し挿入を容易化している。なお、前記凸部４８ｃと凸部４８ｅとの間であって、かつ方立接合用内挿部材４８と方立２の内壁面との対向面の間にはライナーを介在させるようにしている。
【００２３】
方立２の固定が完了したならば、前記パネルユニットＵ_BMが取り付けられる。前記パネルユニットＵ_BMを構成する縦枠３Ａ、３Ｂの内、一方の縦枠３Ａは図２に示されるように、略方形断面の縦枠本体の室外側面において、その内方側にガラス支持部２０を備えるとともに、外方側に室外側に延在する押縁取付け片２１を備え、かつ外側見込み面にはウインドバリア取付け片２２ａとレインバリア取付け片２２ｂとが形成されている。他方の縦枠３Ｂも同様に、略方形断面の縦枠本体の室外側面において、その内方側にガラス支持部２０を備えるとともに、外方側に室外側に延在する押縁取付け片２１を備えるが、外側見込み面には前記ウインドバリア取付け片２２ａに係止されたウインドバリア２３が当接する突片２４ａと、前記レインバリア取付け片２２ｂに係止されたレインバリア２５が当接する突片２４ｂとが形成されている。前記押縁取付け片２１，２１には、それぞれ縦押縁６Ａ、６Ｂが取り付けられ、ガラスＧ、Ｇを間に挟んで、室内側および室外側にそれぞれ施工されたバックアップ材・シーリング材３４、３４により前記ガラスＧ、Ｇが嵌合溝内に支持されている。前記縦枠３Ａ、３ＢはパネルユニットＵ_BMが隣接配置された状態で左右対の関係で組み合わされる。
【００２４】
また、前記縦枠３Ａ、３Ｂの室内側面には、後述のフルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭ、ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵにおいて、背面側の分割方立１３と連結するために、断面Ｌ字状係止片２６ａ、２６ｂおよび板状突片２７ａ、２７ｂが設けられている。
【００２５】
一方、前記パネルユニットＵ_BMを構成する上・下横枠４Ａ、４Ｂの内、一方の上横枠４Ａは図４に示されるように、断面略方形状の横枠本体の室外側に延在して下方側に向けてガラス嵌合溝を形成するように押縁取付け用延在片２８が形成されるとともに、背面側には部材長手方向に沿ってボルト頭部嵌合用リップ条溝２９が形成されている。前記押縁取付け用延在片２８には横押縁７Ａが取付けられ、前記横枠本体に取り付けられたガラス背面支持用ガスケット３０と、バックアップ材・シーリング材３１によってガラスＧ、Ｇが前記ガラス嵌合溝内に支持されている。
【００２６】
また、他方の下横枠４Ｂは、断面略方形状の横枠本体の室外側に延在するとともに、上方側に向けてガラス嵌合溝を形成するように押縁取付け用延在片３２が形成されるとともに、背面側には部材長手方向に沿ってボルト頭部嵌合用リップ条溝３３が形成されている。前記押縁取付け用延在片３２には横押縁７Ｂが取付けられ、ガラスＧ、Ｇを間に挟んで、室内側および室外側にそれぞれ施工されたバックアップ材・シーリング材３４、３４により前記ガラスＧ、Ｇがガラス嵌合溝内に支持されている。前記上横枠４Ａ、下横枠４Ｂは、パネルユニットＵ_BMが隣接配置された状態で上下対の関係で組み合わされる。
【００２７】
他方、中間横枠５は、図３に示されるように、単一中空断面の横枠本体の室外側面に、上下段配置でそれぞれ上側ガラス用押縁取付け片３５と、下側ガラス用押縁取付け片３６とが設けられ、前記上側ガラス用押縁取付け片３５に取り付けられた横押縁８Ａによって上側ガラス嵌合溝が形成されるとともに、前記下側ガラス用押縁取付け片３６に取り付けられた横押縁８Ｂによって下側ガラス嵌合溝が形成される。ガラスＧ、Ｇは、室内側および室外側にそれぞれ施工されたバックアップ材・シーリング材３４／ガラス背面支持用ガスケット３０によりガラス嵌合溝内に支持されている。また、室内側面には、部材長手方向に沿ってボルト頭部嵌合用リップ条溝３７が設けられている。
【００２８】
前記構造のパネルユニットＵ_BMは、方立２に対して取付け用ブラケット９を用いて取り付けられる。前記取付け用ブラケット９は、断面Ｌ字状のピース状部材で、方立側フランジ９Ａおよび横枠側フランジ９Ｂのそれぞれには、方立ボルト挿通孔９ａおよび横枠ボルト挿通孔９ｂが形成され、前記方立ボルト挿通孔９ａおよび方立２を貫いて挿通された方立ボルト１０により方立２の両側に前記取付け用ブラケット９，９が固定される。前記パネルユニットＵ_BMの取付けに当たっては、図示しないクレーン設備等によって前記パネルユニットＵ_BMを取付け位置まで吊り運搬したならば、前記上・下横枠４Ａ、４Ｂおよび中間横枠５の背面側に形成されたボルト頭部嵌合用リップ条溝２９、３３，３７に対して、横枠固定ボルト１１の頭部１１ａを嵌合させ、背面側に突出するネジ部１１ｂを前記取付け用ブラケット９の横枠ボルト挿通孔９ｂに挿通し、ナット１２により締結するようにする。
【００２９】
前記パネルユニットＵ_BMを隣接配置した状態では、水平方向に隣接するパネルユニットＵ_BM間では、図２に示されるように、隣接する縦枠３Ａ、３Ｂ間においてレインバリア２５，ウインドバリア２３によって気水密性が確保されるようになっているとともに、上下方向に隣接パネルユニット間Ｕ_BM間では、図４に示されるように、シールパッキン４２により気水密性が確保されるようになっている。一方、目地交点部では、隣接する上・下横枠４Ａ、４Ｂ間においては、上横枠４Ａの上面側に気密バリヤ３９を一体的に備えるレインバリア３８が配設され、このレインバリア３８の舌片が下横枠４Ｂの下面に接触することにより、およびこれの室内側位置において、さらに気密バリヤ４１を一体的に備えるウインドバリア４０を設けることにより、目地交点部から雨水等が浸入するのを確実に防止するようになっている。前記レインバリア３８、ウインドバリア４０は水平方向に隣接するパネルユニットＵ_BMの上横枠４Ａ、４Ａ間に跨って所定の区間長に亘って配設される。
【００３０】
〔フルユニット方式スプリットマリオン工法〕
フルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭに係るカーテンウォール構造は、方立を左右の分割構造とし、分割方立を一体的に備える縦枠３Ａ、３Ｂ、上・下横枠４Ａ、４Ｂおよび中間横枠５によって枠状部材を構成するとともに、この枠状部材の室外面側に縦押縁６Ａ、６Ｂおよび横押縁７Ａ、７Ｂを取付けるとともに、ガラスＧ、Ｇ（複層ガラス）を嵌め込んだパネルユニットＵ_SMを順に建物躯体（床）の端部に固定された方立支持金具に取り付けるようにした構造のカーテンウォールである。
【００３１】
前述のセミユニット方式バックマリオン工法ＢＭに係るカーテンウォール構造を本フルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭに係るカーテンウォール構造に変更するには、図５に示されるように、方立２の変更のみで対応できるようになっている。具体的には同図に示されるように、単一断面構造の前記方立２に代えて、左右対の分割方立１３Ａ、１３Ｂからなり、左右の関係で組み合わされ一体を成す方立１３が使用される。ここで、前記方立２の外部形状、すなわち縦寸法Ａ×横寸法Ｂと、前記分割方立１３の外部形状（Ａ×Ｂ）とは同一とされる。
【００３２】
一方側の分割方立１３Ａは、略方形状の中空断面を成し、対向面の室内側寄り位置には凹部１３ａが形成されているとともに、室外側の面には部材長手方向に沿って板状突片１３ｂ、Ｌ字状突片１３ｃが夫々形成されている。他方の分割方立１３Ｂも同様に、略方形状の中空断面を成し、対向面の室内側寄り位置には突片１３ｄが形成され、室外側の面には部材長手方向に沿って板状突片１３ｆ、Ｌ字状突片１３ｅが夫々形成されている。
【００３３】
前記分割方立１３Ａを縦枠３Ａの室内側面に一体的に組み付けるには、前記分割方立１３Ａの室外側面に形成されたＬ字状突片１３ｃを縦枠３Ａの室内側面に形成された断面Ｌ字状係止片２６ａに係止するとともに、分割方立１３Ａの室外側面に形成された板状突片１３ｂを縦枠３Ａの室内側面に形成された板状突片２７ａと重ね合わせ、両者を貫通する連結リベット４３，４３…によって連結を図る。この連結部には縦方向に沿ってカバー材４４が取り付けられる。
【００３４】
一方の分割方立１３Ｂを縦枠３Ｂの室内側面に一体的に組み付ける場合も同様に、前記分割方立１３Ｂの室外側面に形成されたＬ字状突片１３ｅを縦枠３Ｂの室内側面に形成された断面Ｌ字状係止片２６ｂに係止するとともに、分割方立１３Ｂの室外側面に形成された板状突片１３ｆを縦枠３Ｂの室内側面に形成された板状突片２７ｂと重ね合わせ、両者を貫通する連結リベット４３，４３…によって連結を図る。この連結部にも縦方向に沿ってカバー材４４が取り付けられる。
【００３５】
前述した以外の構造部分、具体的に縦枠３Ａ、３Ｂ、上・下横枠４Ａ、４Ｂ、中間横枠５、縦押縁６Ａ、６Ｂ、横押縁７Ａ、７Ｂ等については、前記セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭの場合と全く同様であるため、同符号を付して説明は省略する。
【００３６】
以上、分割方立１３Ａ、１３Ｂを含みながら構成されたパネルユニットＵ_SMは躯体（床）に固定された方立支持金具に対して順に取り付けられる。前記方立支持金具は、図２１および図２２に示されるように、躯体Ｆの端部にアンカー金具５０が埋設固定されるとともに、このアンカー金具５０に頭部が嵌合支持され、かつネジ部を外部に突出させて設けられた固定用ボルト５１およびナット５１Ａによってファスナー５２が固定された構造のもので、前記分割方立１３の上部側に取付け金具５３をボルト・ナット５４，５４および裏当材５８を用いて固定しておき、図示しないクレーン設備等によって前記パネルユニットＵ_SMを取付け位置まで吊り運搬したならば、前記取付け金具５３とファスナー５２との間にライナー金具５５を介在させた状態で固定用ボルト５６およびナット５６Ａによって締結し固定する。なお、前記取付け金具５３の上部にはボルト保持用筒５３ａが一体的に設けられ、かつこのボルト保持用筒５３ａに挿入された上下方向調整ボルト５７の先端が前記ライナー金具５５より延在する上部フランジ片５５ａの水平面に当接することにより据え付け時に分割方立１３の鉛直方向の建付けが調整されるようになっている。なお、前記ボルト保持用筒５３ａの内面に雌ネジを設け、上下方向調整ボルト５７を螺入してもよい。
【００３７】
前記分割方立１３、１３の接続部（図８）では、相対的に下段側の分割方立１３Ａ、１３Ｂの上端中空部に下半部が挿入され、上半部が上段側分割方立１３Ａ、１３Ｂの下端中空部に挿入された左右一組の方立接合用内挿部材４８、４８により前記分割方立１３の連続性が確保されるようになっている。前記方立接合用内挿部材４８、４８について、図２９に基づいて更に詳述すると、前記分割方立１３Ａにおいては、中空部の側壁中間部に形成された左右一対の突片１３ｇ、１３ｈと室内側壁部１３ｉとで囲まれた位置に、上下方向に直列的に配設される分割方立１３Ａ、１３Ａに跨って前記方立接合用内挿部材４８が中間ウエブ４８Ａの外面側を分割方立１３Ａの内壁面に対向させるように配向しながら挿入されている。ここで、前記方立接合用内挿部材４８の分割方立１３Ａ内における挿入位置と、方立２内における方立接合用内挿部材４８の挿入位置とは一致するようにしている。
【００３８】
一方、前記分割方立１３Ｂにおいては、中空部の側壁中間部に形成された左右一対の突片１３ｊ、１３ｋと室内側に形成された突片１３ｌ、１３ｍとで囲まれた位置に、上下方向に直列的に配設される分割方立１３Ｂ、１３Ｂに跨って前記方立接合用内挿部材４８が中間ウエブ４８Ａの外面側を分割方立１３Ｂの内壁面に対向させるように配向しながら挿入されている。この分割方立１３Ｂ側においても、前記方立接合用内挿部材４８の分割方立１３Ａ内における挿入位置と、方立２内における方立接合用内挿部材４８の挿入位置とは一致している。
【００３９】
前記方立接合用内挿部材４８、４８はそれぞれ、方立２の接合に用いた部材と同一の部材とされ、前述の如く、断面略コ字状を成す所定長さの形材で、中間ウエブ４８Ａの内面側にはナット幅に相当する間隔をおいてナット回り止め用突片４８ａ、４８ｂが部材長手方向に沿って形成され、上側方立または下側方立の一方側（本例では下側方立）において、方立２の側壁及び方立接合用内挿部材４８を貫いて挿入された固定ボルト６４に螺合するナット６５を前記ナット回り止め用突片４８ａ、４８ｂの間に配設し締結するようになっている。また、前記方立接合用内挿部材４８の両端側フランジ４８Ｂ、４８Ｃ部においては、先端および基端部にそれぞれ凸部４８ｃ〜４８ｆが設けられ、分割方立１３Ａ、１３Ｂ内に挿入する際の接触面積を低減し挿入を容易化している。なお、前記凸部４８ｃと凸部４８ｅとの間であって、かつ方立接合用内挿部材４８と分割方立１３Ａ、１３Ｂの対向面との間にはライナーを介在させるようにしている。
【００４０】
〔ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法〕
ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵに係るカーテンウォール構造は、方立を左右の分割構造とし、分割方立を一体的に備える縦枠３Ａ、３Ｂ、上下二段の中間横枠５によって構成されるハシゴ形の面材をパネルユニットＵ_LUとして順に建物躯体（床）の端部に固定された方立支持金具に取り付けた後、枠状部材の室外面側に縦押縁６Ａ、６Ｂおよび横押縁８Ａ、８Ｂを取付けるとともに、ガラスＧ、Ｇ（複層ガラス）を嵌め込むようにした構造のカーテンウォールである。
【００４１】
前記フルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭに係るカーテンウォール構造を本ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵのカーテンウォール構造に変更するには、図９に示されるように、上・下横枠４Ａ、４Ｂを単一断面構造の横枠、具体的には前記セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭおよびフルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭに係るカーテンウォール構造において、中間横枠５として用いた横枠に変更するのみで足りる。これ以外の構造部分、具体的に分割方立１３，縦枠３Ａ、３Ｂ、縦押縁６Ａ、６Ｂ、横押縁８Ａ、８Ｂ等については、前記フルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭの場合と同様であるため、同符号を付して説明は省略する。
【００４２】
分割方立１３Ａ、１３Ｂを含みながら構成された前記パネルユニットＵ_LUを躯体（床）に固定された方立支持金具に対して順に取り付けたならば、縦枠３Ａ、３Ｂおよび中間横枠５，５に縦押縁６Ａ、６Ｂおよび横押縁８Ａ、８Ｂを取付けるとともに、縦枠３Ａ、３Ｂおよび中間横枠５，５によって囲まれた枠内に対して、ガラスＧ、Ｇを嵌め込み、ガラスＧ、Ｇを間に挟んで室内側および室外側にそれぞれ施工されたバックアップ材・シーリング材３４、ガラス背面支持用ガスケット３０により支持するようにする。
なお、前記分割方立１３、１３の接続構造は、前記フルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭと全く同様である。
【００４３】
〔ノックダウン工法〕
ノックダウン工法ＫＤに係るカーテンウォール構造は、建物躯体（床）の端部に固定された方立支持金具によって、水平方向に所定の間隔をおいて上下方向に沿って方立２，２…を固定した後、前記方立２，２の室外側面に縦枠１４を取り付けるとともに、上下方向に所定の間隔で横枠（無目）を架け渡して窓部開口枠を構成し、この開口枠の室外側に横押縁７Ａ'、７Ｂ'を取付け、ガラスＧ、Ｇ（複層ガラス）を嵌め込むようにした構造のカーテンウォールである。
【００４４】
前記ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法に係るカーテンウォール構造を本ノックダウン工法に係るカーテンウォール構造に変更するには、分割方立１３、縦枠３Ａ、３Ｂおよび中間横枠５，５を変更する。
【００４５】
具体的には、図１３に示されるように、前記分割方立１３に代えて単一断面構造の方立２を使用するとともに、図１４に示されるように、前記縦枠３Ａ、３Ｂおよび縦押縁６Ａ、６Ｂに代えて左右両側に夫々ガラス嵌合溝を形成するようにした縦枠１４を使用する。また、図１５に示されるように、中間横枠５，５に代えて中間横枠１８，１９を使用する。
【００４６】
より詳しく説明すると、前記方立２は、前記セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭにおいて使用した方立２がそのまま使用される。また、前記縦枠１４は、方立２の室外側面に取り付けられる断面Ｔ字状を成す中間連結部材１５、この中間連結部材１５にビス４５，４５…によって連結される断面逆Ｔ字状を成す縦枠本体１６、およびこれら中間連結部材１５および縦枠本体１６の両側に夫々取り付けられ、ガラス背面側を支持するためのガラス支持部１７ａ、１７ｂを有する側枠１７Ａ、１７Ｂとから構成されるもので、ノックダウン工法ＫＤに専用で使用される部材である。
【００４７】
一方、前記中間横枠５は機能の点、すなわち上側および下側にそれぞれ開口を向けたガラス嵌合溝を形成している点から言えば、本ノックダウン工法ＫＤにおいてもそのまま使用することもできるが、断面形状の縮小化を図るとともに、前記縦枠本体１６の見付け外観との整合を図るために、専用の中間横枠１８，１９を使用するようにしている。前記中間横枠１８，１９はほぼ類似形状の断面をしているが、腰部に使用される中間横枠１９には、上面の室内側より位置に腰壁嵌合溝を形成するために起立壁１９ｃを有する断面形状となっている。
【００４８】
前記中間横枠１８，１９は共に、略方形断面を成す横枠本体の室外側面に断面略Ｌ字状を成す押縁取付け片１８ａ、１９ａを有し、この押縁取付け片１８ａ、１９ａの上面側に横押縁７Ａ'を取り付けるとともに、下面側に横押縁７Ｂ'を取付け、上側および下側にそれぞれ開口を向けたガラス嵌合溝を形成するようになっている。
【００４９】
施工に当たっては、先ず建物躯体（床）の端部に固定された方立支持金具に方立２、２…を固定する。固定態様は、前記セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭの場合と同様である（図１９および図２０参照）。
【００５０】
次いで、図１６に示されるように、方立２，２…の室外側面に対して前記中間連結部材１５を連結ビス４６，４６…によって固定するとともに、この中間連結部材１５に縦枠本体１６を連結する。前記縦枠本体１６の中間横枠１８，１９配設部位には両側にそれぞれ横枠支承金具４７，４７を取り付け、これら横枠支承金具４７，４７間に横架させるようにして中間横枠１８，１９を取り付ける。その後、前記中間連結部材１５、縦枠本体１６の両側にそれぞれ側枠１７Ａ、１７Ｂを取り付けて、ガラス嵌合溝を構成する。
【００５１】
こうして、方形枠状のガラス嵌合溝が形成されたならば、横押縁７Ａ'、７Ｂ'を取付け、ガラスＧ、Ｇを嵌め込むとともに、室内側および室外側にそれぞれ施工されたバックアップ材・シーリング材３４またはガラス背面支持用ガスケット３０により支持するようにする。なお、前記方立２、２の接続構造は、前記セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭと全く同様である。
【００５２】
以上、セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭ、フルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭ、ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵ、ノックダウン工法ＫＤの順で工法変更手順を交えながら、これらのカーテンウォール構造について詳述したが、本構造に係るカーテンウォールシステムの場合には、代替可能な複数種の方立部材と、前記窓部を構成する代替可能な複数種の窓部構成部材とが相互に嵌め合い可能であるとともに、異なる工法間で横枠同士が相互に嵌め合い可能となっているため、１つの建物の壁面内で異なる工法のユニットまたは部材を組み合わせて壁面を構成することが可能になる。すなわち、カーテンウォールの水平方向および縦方向に対し、セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭ、フルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭ、ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵ、ノックダウン工法ＫＤの４種類の中で任意の組み合わせが可能とされる。
【００５３】
具体的に水平方向への組み合わせについて、方立２を使用するセミユニット方式バックマリオン工法ＢＭと、分割方立１３を使用するフルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭおよびハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵとの境界部では、図２３に示されるように、前記セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭ側の方立として例外的に分割方立１３Ａを用いるようにすればよい。
【００５４】
また、方立２を使用するセミユニット方式バックマリオン工法ＢＭと、分割方立１３を使用するフルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭおよびハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵとの境界部では、図２４に示されるように、ノックダウン工法ＫＤ側の方立１３Ｃとして、フルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭおよびハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵの分割方立１３Ａと嵌め合い可能とされる分割方立、具体的には方立中空部（本体）の対向面側に分割方立１３Ａの凹部１３ａに係合する突片１３ｄを備えるとともに、方立中空部の室外側から一体的に延在する縦枠部分に、ウインドバリア２３が当接する突片２４ａと、レインバリア２５が当接する突片２４ｂとが形成され、かつ室外側見付け面部分をノックダウン工法ＫＤで使用した縦枠本体１６の見付け面部分に近似させた断面形状の方立１６’を用い、これに側枠１７Ｃを取り付けるようにすればよい。
【００５５】
一方、縦方向への組み合わせについては、中間横枠５を使用するハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵおよびノックダウン工法ＫＤと、分割される上・下横枠４Ａ、４Ｂを使用するセミユニット方式バックマリオン工法ＢＭおよびフルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭとの境界部では、図２５に示されるように、ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵ、ノックダウン工法ＫＤ側の横枠として例外的に下横枠４Ｂを用いるようにすればよい。なお、相対的に前記セミユニット方式バックマリオン工法ＢＭおよびフルユニット方式スプリットマリオン工法ＳＭが上側で、前記ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵおよびノックダウン工法ＫＤが下側である場合には、ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法ＬＵ、ノックダウン工法ＫＤ側の横枠として例外的に上横枠４Ａを用いるようにする。
【００５６】
この場合、本カーテンウォールシステムでは、前記方立２および分割方立１３の外部形状（断面寸法Ａ×Ｂ）を共通としているため、外見的にも違和感無く、方立２と分割方立１３とが連続するようになっているとともに、方立同士を接続するための部材として、方立内における挿入位置を共通とする左右一組の方立接合用内挿部材４８，４８を用いるようにしているため、断面形状の異なる方立２と分割方立１３とであっても、図２６および図２７に示されるように、前記左右一組の方立接合用内挿部材４８，４８の一方端側を共に前記左右対の分割方立１３Ａ、１３Ｂ内に挿入するとともに、他方端側を共に前記単一断面構造の方立２内に挿入し、両方立２，１３を上下方向に連結することができるようになっている。
【００５７】
また、本カーテンウォールシステムでは、経年後にカーテンウォールの一部を同工法のカーテンウォールはもちろんのこと、異工法のカーテンウォールにより補修または外装表面材の取替えが可能となる。このリニューアル時の便宜のために、本カーテンウォール構造では、たとえば図４に示されるように、横枠の室内側において、横枠に設けられた蓋板係止具６０と、額縁本体６１とに跨って開口自在の蓋板６２が取り付けられ、前記横枠が封鎖されるようになっている構造において、前記蓋板６２は額縁本体６１との固定に用いられているボルト６３を取り除いた後、前記蓋板係止具６０を回転中心として開いたとき、横枠部分が露出するようになっており、内装仕上げ材（膳板、ブラインドボックス、腰壁等）を破壊する必要なく、容易にリニューアル工事が行えるようになっている。
【００５８】
ところで、本実施形態例では、相対的に室内側に方立を有し、室外側にパネル面を構成する窓部を有する構造のカーテンウォールを例に採り説明を行ったが、相対的に室外側に方立を有し、室内側にパネル面を構成する窓部を有する構造のカーテンウォールに対しても同様に適用することができる。
【００５９】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明によれば、複数種のカーテンウォール工法に容易に対応可能であるとともに、構成部品の在庫管理等を簡素化し得るようになる。また、部材の共通化に加えて、方立接合用内挿部材の工夫、一部の特定形状の方立（ノックダウン工法の隣接境界で用いる。）の使用等により、同一建物の中で工法変更を容易に行い得るようになるとともに、リニューアル時においても、外装材の貼り替えが可能となり、省力化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図１】本カーテンウォールのシステム構成説明図である。
【図２】セミユニット方式バックマリオン工法における水平横断面図（図１のII−II線矢視図）である。
【図３】セミユニット方式バックマリオン工法における中間横枠部縦断面図（図１のIII−III線矢視図）である。
【図４】セミユニット方式バックマリオン工法における上・下横枠部縦断面図（図１のIV−IV線矢視図）である。
【図５】セミユニット方式バックマリオン工法からフルユニット方式スプリットマリオン工法へ変更する場合の部材変更図である。
【図６】フルユニット方式スプリットマリオン工法における水平横断面図（図１のVI−VI線矢視図）である。
【図７】フルユニット方式スプリットマリオン工法における中間横枠縦断面図（図１のVII−VII線矢視図）である。
【図８】フルユニット方式スプリットマリオン工法における上・下横枠縦断面図（図１のVIII−VIII線矢視図）である。
【図９】フルユニット方式スプリットマリオン工法からハシゴユニット方式スプリットマリオン工法へ変更する場合の部材変更図である。
【図１０】ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法における水平横断面図（図１のX-X線矢視図）である。
【図１１】ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法における中間横枠縦断面図（その１）（図１のXI-XI線矢視図）である。
【図１２】ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法における中間横枠縦断面図（その２）（図１のXII-XII線矢視図）である。
【図１３】ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法からノックダウン工法へ変更する場合の部材変更図（その１）である。
【図１４】ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法からノックダウン工法へ変更する場合の部材変更図（その２）である。
【図１５】ハシゴユニット方式スプリットマリオン工法からノックダウン工法へ変更する場合の部材変更図（その３）である。
【図１６】ノックダウン工法における水平横断面図（図１のXVI-XVI線矢視図）である。
【図１７】ノックダウン工法における中間横枠縦断面図（その１）（図１のXVII-XVII線矢視図）である。
【図１８】ノックダウン工法における中間横枠縦断面図（その１）（図１のXVIII-XVIII線矢視図）である。
【図１９】方立２を使用する場合の方立支持部平面図である。
【図２０】その側面図である。
【図２１】分割方立１３を使用する場合の方立支持部平面図である。
【図２２】その側面図である。
【図２３】水平方向への異なるカーテンウォール工法の組み合わせ要領図（その１）である。
【図２４】水平方向への異なるカーテンウォール工法の組み合わせ要領図（その２）である。
【図２５】縦方向への異なるカーテンウォール工法の組み合わせ要領図である。
【図２６】図２５のXXVI-XXVI線矢視図である。
【図２７】図２５のXXVII-XXVII線矢視図である。
【図２８】方立２、２の接合部を示す要部拡大断面図である。
【図２９】分割方立１３，１３の接合を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
ＢＭ…セミユニット方式バックマリオン、ＳＭ…フルユニット方式スプリットマリオン、ＬＵ…ハシゴユニット方式スプリットマリオン、ＫＤ…ノックダウン、２…方立、３Ａ・３Ｂ…縦枠、４Ａ…上横枠、４Ｂ…下横枠、５…中間横枠、６Ａ・６Ｂ…縦押縁、７Ａ・７Ｂ・８Ａ・８Ｂ…横押縁、９…取付け用ブラケット、１３…分割方立、１４…縦枠[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a curtain wall system that can easily cope with a plurality of types of curtain wall construction methods (structures) and can be combined in the same building.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when building the outer wall of a building by the curtain wall method, a so-called unit method (hereinafter referred to as a full unit) in which a curtain wall unit in which a curtain wall panel is incorporated in advance into a frame material consisting of a dividing frame and a horizontal frame is attached in advance. This is also called the split-marion method.) If you install a stand on the frame at the construction site, you can install an open frame between these stands and install a curtain wall panel in each opening. A so-called knock-down method is known.
[0003]
In recent years, as an intermediate method between these unit methods and knockdown methods, a so-called ladder unit method in which a curtain wall panel is attached after a ladder-shaped curtain wall unit consisting of a split stand and a horizontal frame is attached in order. There is a split marion method and a so-called semi-unit type back marion method in which glass, panels, etc. are incorporated into a frame material consisting of vertical and horizontal frames if a vertical is attached to the frame at the construction site. To do. These two curtain wall construction methods are classified according to whether or not they are installed in front of the frame with the vertical as a separate body. The ladder unit type split marion method is classified as a unit method, and the semi unit type back marion method is used. The construction method is classified as a knockdown construction method. Moreover, if it classify | categorizes from the point which installs to a panel as a curtain wall unit and constructs collectively, the said semi-unit system back mullion method will be classified into a unit method, and the said ladder unit system split mullion method will be classified into a knockdown method.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Since the unit construction method is to attach curtain wall units in which panels are fitted in order to a frame material in which a vertical and horizontal frame are assembled in advance, the construction is efficient, but the structure between each unit and the water stop structure While the structure of the latter knock-down method is simplified, the work of connecting the vertical and horizontal frames, panel fitting work, etc. must be performed at the site. Since this work takes time and effort, there is a problem that the work is labor-saving and not efficient.
[0005]
On the other hand, if the manufacturer has a product corresponding to each of the four curtain wall methods described above, it is necessary to prepare all the shapes, parts, etc. for each method. In addition, there were problems such as an enormous number of inventory management products.
[0006]
In view of this, the present applicant proposed in Japanese Patent Application No. 2001-85803 a curtain wall system that can easily cope with a plurality of types of curtain wall construction methods and can simplify the inventory management of component parts. Such a curtain wall system has a structure that is structurally separated into a vertical part and a window part that constitutes the panel surface, a plurality of alternative vertical members that constitute the vertical part, and an alternative that constitutes the window part A plurality of possible types of window component members are prepared in advance, and the plurality of types of vertical members and a plurality of types of window component members can be arbitrarily combined under structural conditions according to the curtain wall construction method. As a result, it is possible to share parts among construction methods, and the manufacturer can manage each component centrally while preparing multiple curtain wall construction methods as products. Benefits come to be brought.
[0007]
The curtain wall system capable of changing the construction method can provide a construction method with a stable quality for each building from a plurality of types of curtain wall systems prepared, while eliminating the need for complicated production management and inventory management by sharing parts. Of course, it is necessary to combine multiple methods in the same building, and at the time of renewal, you want to renovate part of the outer wall built by the unit method by, for example, knockdown method In the Japanese Patent Application No. 2001-85803, details of the specific structure have not been proposed.
[0008]
Therefore, the main problem of the present invention is to provide a concrete structure of a curtain wall that enables different methods to be combined in the same wall surface in a curtain wall system that can easily cope with a plurality of types of curtain wall methods. is there.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, as the present invention according to claim 1, a curtain wall system capable of combining a plurality of types of curtain wall construction methods in the same building,
The curtain wall structure is structured to be separated into a vertical part and a window part constituting the panel surface, and a plurality of alternative vertical members constituting the vertical part and an alternative constituting the window part A plurality of possible window component members are prepared in advance, and the plurality of types of vertical members and the plurality of window component members can be arbitrarily combined under structural conditions according to the curtain wall construction method,
As the plural kinds of alternative vertical members, the insertion position of the interpolating member for vertical bonding inserted between the verticals in order to connect the verticals in series while having the same external shape Are prepared in two ways: a single-section structure standing in common and a split-standing structure combined in a left-right pair relationship, and a curtain wall construction method using the single-section structure standing, and the left-right pair In the vertical boundary where the curtain wall construction method using the split verticals combined in the relationship is adjacent, a pair of left and right members are used as the interpolating member for the vertical joint, and the pair of right and left vertical joints And inserting one end side of the insertion member into the left and right pair of split vertices and inserting the other end side into the single cross section structure. Combined with the curtain wall method to be used Curtain wall system characterized in that so as to continuously and curtain wall construction method in a vertical direction using a split side elevational to be I is provided.
[0010]
As the present invention according to claim 2, of the plurality of types of replaceable window structure members, as a horizontal frame component member, a horizontal frame having a single cross-sectional structure and a divided horizontal frame combined in a vertical pair relationship Two types are prepared, and in the longitudinal boundary portion where the curtain wall method using the horizontal frame of the single cross-sectional structure and the curtain wall method using the divided horizontal frame combined in the upper and lower pair relationship are adjacent, Curtain wall method using the horizontal frame of the single cross-sectional structure by using the lower horizontal frame or the upper horizontal frame of the divided horizontal frame as a horizontal frame on the curtain wall method side using the horizontal frame of the single cross-sectional structure, The curtain wall system according to claim 1, wherein the curtain wall construction method using the divided horizontal frames combined in the upper and lower pair relationship is continuously provided in the vertical direction.
[0011]
As the present invention according to claim 3, a curtain wall system capable of combining a plurality of types of curtain wall construction methods in the same building,
The curtain wall structure is structured to be separated into a vertical part and a window part constituting the panel surface, and a plurality of alternative vertical members constituting the vertical part and an alternative constituting the window part A plurality of possible window component members are prepared in advance, and the plurality of types of vertical members and the plurality of window component members can be arbitrarily combined under structural conditions according to the curtain wall construction method,
As the plurality of kinds of alternative vertical members, two types of a vertical section having a single cross-sectional structure and a divided vertical combination combined in a left-right paired relationship are prepared, and the single-section structure is used. At the lateral boundary where the curtain wall method and the curtain wall method using the split vertices combined in the left-right paired relationship are adjacent, the curtain wall method side using the single-section structure stand is used. As described above, by using the other side split stand that can be combined with the one side split stand used on the curtain wall construction method side using the split stand combined in the left-right pair relationship, The curtain wall construction method using a vertical and the curtain wall construction method using a split vertical combined in the left-right paired relationship are continuously arranged in the lateral direction. Curtain wall system is provided.
[0012]
As the present invention according to claim 4, of the plurality of types of replaceable window structure members, as a vertical frame constituent member, a vertical frame having a single cross-sectional structure and a divided vertical frame combined in a left-right pair relationship Two kinds are prepared,
A curtain using a knock-down method using a vertical of a single cross-sectional structure and a vertical frame of a single cross-sectional structure, and a split vertical frame combined in a left-right pair relationship and a split vertical frame combined in a left-right pair relationship Curtain wall construction method using a split vertical frame combined in the left-right paired relationship and a split vertical frame combined in the left-right paired relationship as the knockdown method side stand at the lateral boundary where the wall method is adjacent Curtain using a split vertical frame combined in a left-right paired relationship and a split vertical frame combined in a left-right paired relationship while using the other-side split verticals that can be combined with a one-sided split stand used on the side By using the other side vertical frame that can be combined with one side vertical frame of the divided vertical frame used on the wall construction side, the knockdown The curtain wall system according to claim 3, wherein the construction method and the curtain wall construction method using the split vertical frame combined in the left-right pair relationship and the divided vertical frame combined in the left-right pair relationship are laterally continuous. Provided.
[0013]
Here, the invention according to claim 1 and claim 2 proposes a specific structure in the case where curtain walls of different construction methods are continued in the vertical direction, and the invention according to claim 3 and claim 4 A concrete structure is proposed in the case where curtain walls of different construction methods are continuous in the direction.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[This curtain wall system]
As shown in FIG. 1, the curtain wall structure according to the present invention includes four methods (knockdown method KD, ladder unit type split mullion method LU, semi-unit type back mullion method BM, and full unit type split mullion method SM). Curtains that can easily accommodate multiple types of curtain wall construction methods and simplify inventory management of component parts, etc. It is a wall structure.
[0015]
Specifically, the curtain wall structure is structured so as to be structurally separated into a vertical part relatively located on the indoor side and a window part relatively located on the outdoor side and constituting the panel surface. As shown in the figure, regarding the vertical portion, the knockdown method KD and the semi-unit type back mullion method BM are made common, and the ladder unit type split mullion method LU and the full unit type split mullion method SM are changed. On the other hand, in the window portion, regarding the vertical frame, the ladder unit method split mullion method LU, the semi unit method back mullion method BM and the full unit method split mullion method SM are used in common, and the horizontal frame, Semi-unit type back mullion method BM and full-unit type split It is obtained by sharing the horizontal frame of Marion method SM. These plural kinds of upright members and plural kinds of window portion constituting members can be arbitrarily combined under the structural conditions according to the curtain wall construction method.
[0016]
Below, in order to understand the system configuration, concrete method change procedures are performed in the order of semi-unit type back mullion method BM, full unit type split mullion method SM, ladder unit type split mullion method LU, knockdown method KD. However, these curtain wall structures will be described in detail.
[0017]
[Semi-unit type back mullion method]
The curtain wall structure according to the semi-unit type back mullion construction method BM is made up of vertical 2, 2, ... in the vertical direction at intervals in the horizontal direction by vertical support brackets fixed to the end of the building frame (floor). , And the vertical frame 3A, 3B and the upper and lower horizontal frames 4A, 4B, in the illustrated example, the intermediate horizontal frame 5 is used as a frame member, Panel unit U in which vertical pressing edges 6A and 6B and horizontal pressing edges 7A and 7B are attached to the outdoor side of the frame-shaped member and glass G and G (multi-layer glass) are fitted. _BM It is a curtain wall of a structure that is attached in order.
[0018]
As shown in FIG. 2, the stand 2 is a mold having a substantially rectangular cross section having a partition in the inner space and having two hollow chambers. Protrusions 2a and 2b that are in contact with the frames 3A and 3B are formed.
[0019]
The stand 2 is supported by a stand support bracket fixed to the floor end of the building frame. Specifically, as shown in FIGS. 19 and 20, the anchor fitting 50 is embedded and fixed at the end of the housing F, the head is fitted and supported by the anchor fitting 50, and the screw portion is externally attached. The fastener 52 is fixed by a fixing bolt 51 and a nut 51 </ b> A provided so as to protrude from the side, and on the other hand, a mounting bracket 53 is fixed by bolts 64, 64 on the upper side of the stand 2. It is fastened by a fixing bolt 56 and a nut 56A with a liner metal fitting 55 interposed therebetween. A bolt holding cylinder 53a is integrally provided on the upper part of the mounting bracket 53, and an upper end of the vertical adjustment bolt 57 inserted into the bolt holding cylinder 53a extends from the liner metal fitting 55. The vertical installation of the vertical 2 is adjusted at the time of installation by contacting the horizontal surface of the flange piece 55a. In addition, a female screw may be provided on the inner surface of the bolt holding cylinder 53a and the vertical adjustment bolt 57 may be screwed in.
[0020]
In the connection part of the verticals 2 and 2, a pair of left and right insertion members inserted between the verticals 2 and 2 arranged in series in the vertical direction, that is, on the relatively lower side. The lower half is inserted into the upper end hollow portion of the upright 2 and the upper half is inserted into the lower end hollow portion of the upper stage side stand 2 by a pair of left and right sets of vertical joining insertion members 48, 48. The continuity of 2 is ensured.
[0021]
28 will be described in more detail with reference to FIG. 28. The two hollow chambers 2A, 2B formed by the partition wall 2e provided in the inner space of the vertical 2 will be described in detail. In the hollow chamber 2A located on the inner side, the protruding pieces 2c and 2d are formed on the inner surfaces of both side walls, and the pair of left and right sets are positioned between the partition wall 2e and the protruding pieces 2c and 2d. The vertical joining insert members 48 and 48 are respectively inserted while being oriented so that the outer surface side of the intermediate web 48 </ b> A faces the inner wall surface of the stand 2. The vertical joining insert members 48 and 48 are each a predetermined-length member having a substantially U-shaped cross section. The intermediate web 48A has an inner surface side provided with an interval corresponding to a nut width for preventing the rotation of the nut. The projecting pieces 48a, 48b are formed along the longitudinal direction of the member, and on one side of the upper side or the lower side (in this example, the lower side), the side wall of the stand 2 and the insertion member for the stand joint A nut 65 screwed into a fixing bolt 64 inserted through the nut 48 is disposed between the nut detent projections 48a and 48b and fastened.
[0022]
Further, in the flanges 48B and 48C at both ends of the insertion member 48 for vertical joining, convex portions 48c to 48f are provided at the distal end and the base end, respectively, and the contact area when inserted into the vertical 2 is increased. Reduces and facilitates insertion. A liner is interposed between the convex portion 48c and the convex portion 48e and between the opposing surfaces of the vertical joining insertion member 48 and the inner wall surface of the vertical member 2.
[0023]
When fixing of the vertical 2 is completed, the panel unit U _BM Is attached. Panel unit U _BM As shown in FIG. 2, one vertical frame 3A of the vertical frames 3A and 3B is provided with a glass support 20 on the inner side of the outdoor side surface of the vertical frame body having a substantially rectangular cross section. A pressing edge mounting piece 21 extending outward is provided on the outer side, and a wind barrier mounting piece 22a and a rain barrier mounting piece 22b are formed on the outer prospective surface. Similarly, the other vertical frame 3B is provided with a glass support portion 20 on its inner side on the outdoor side surface of the vertical frame main body having a substantially square cross section, and a pressing edge mounting piece 21 extending outwardly on the outer side. However, a protrusion 24a with which the wind barrier 23 locked to the wind barrier mounting piece 22a abuts on the outer prospective surface, and a protrusion 24b with which the rain barrier 25 locked to the rain barrier mounting piece 22b abuts. Is formed. Vertical pressing edges 6A and 6B are attached to the pressing edge mounting pieces 21 and 21, respectively, and the glass G and G are sandwiched between them by backup materials and sealing materials 34 and 34 respectively installed on the indoor side and the outdoor side. Glasses G and G are supported in the fitting grooves. The vertical frames 3A and 3B are panel units U. _BM Are combined in a left-right paired relationship in a state of being adjacently arranged.
[0024]
Further, on the indoor side surfaces of the vertical frames 3A and 3B, a cross-section L-shape is formed so as to be connected to the rear-side split stand 13 in a full unit type split marion method SM and a ladder unit type split marion method LU described later. Locking pieces 26a and 26b and plate-like protrusions 27a and 27b are provided.
[0025]
On the other hand, the panel unit U _BM As shown in FIG. 4, one upper horizontal frame 4A of the upper and lower horizontal frames 4A, 4B that extends is extended to the outdoor side of the horizontal frame body having a substantially rectangular cross section and directed downward. The edge mounting extension piece 28 is formed so as to form a glass fitting groove, and a bolt head fitting lip groove 29 is formed along the longitudinal direction of the member on the back side. A side pressing edge 7A is attached to the extension piece 28 for attaching the pressing edge, and the glass G, G is inserted into the glass fitting groove by a glass back support gasket 30 attached to the horizontal frame body and a backup material / sealing material 31. Is supported within.
[0026]
Further, the other lower horizontal frame 4B extends to the outdoor side of the horizontal frame main body having a substantially rectangular cross section, and is formed with an extension piece 32 for attaching a ledge so as to form a glass fitting groove toward the upper side. In addition, a bolt head fitting lip groove 33 is formed on the back side along the longitudinal direction of the member. A lateral pressing edge 7B is attached to the extending piece 32 for attaching the pressing edge, and the glass G, by the backup materials and sealing materials 34, 34 respectively installed on the indoor side and the outdoor side with the glass G, G interposed therebetween. G is supported in the glass fitting groove. The upper horizontal frame 4A and the lower horizontal frame 4B are arranged on the panel unit U. _BM Are combined in a top-bottom pair relationship in a state of being adjacently arranged.
[0027]
On the other hand, as shown in FIG. 3, the intermediate horizontal frame 5 has an upper glass pressing edge mounting piece 35 and a lower glass pressing edge mounting piece respectively arranged in an upper and lower stage on the outdoor side surface of the horizontal frame body having a single hollow section. 36, and the upper glass fitting groove is formed by the lateral pressing edge 8A attached to the upper glass pressing edge mounting piece 35, and the lateral pressing edge 8B attached to the lower glass pressing edge mounting piece 36 A lower glass fitting groove is formed. Glasses G and G are supported in the glass fitting groove by the backup material / sealing material 34 / glass back surface supporting gasket 30 respectively installed on the indoor side and the outdoor side. Further, a bolt head fitting lip groove 37 is provided along the longitudinal direction of the member on the inner side surface.
[0028]
Panel unit U having the above structure _BM Is attached to the vertical 2 using the mounting bracket 9. The mounting bracket 9 is a piece-like member having an L-shaped cross section, and a vertical bolt insertion hole 9a and a horizontal frame bolt insertion hole 9b are formed in each of the vertical side flange 9A and the horizontal frame side flange 9B. The mounting brackets 9 and 9 are fixed to both sides of the vertical 2 by vertical bolts 10 inserted through the vertical bolt insertion holes 9 a and the vertical 2. Panel unit U _BM When installing the panel unit U by a crane facility (not shown), etc. _BM When the frame is suspended and transported to the mounting position, the horizontal frame is opposed to the bolt head fitting lip grooves 29, 33, 37 formed on the back side of the upper and lower horizontal frames 4A, 4B and the intermediate horizontal frame 5. The head portion 11 a of the fixing bolt 11 is fitted, and the screw portion 11 b protruding to the back side is inserted into the horizontal frame bolt insertion hole 9 b of the mounting bracket 9 and fastened by the nut 12.
[0029]
Panel unit U _BM Panel units U that are adjacent in the horizontal direction _BM As shown in FIG. 2, the air barrier is secured between the adjacent vertical frames 3 </ b> A and 3 </ b> B by the rain barrier 25 and the wind barrier 23, and between the adjacent panel units U in the vertical direction. _BM In the meantime, as shown in FIG. 4, the air-tightness is secured by the seal packing 42. On the other hand, at the joint intersection, a rain barrier 38 integrally provided with an airtight barrier 39 is disposed on the upper surface side of the upper horizontal frame 4A between the adjacent upper and lower horizontal frames 4A, 4B. When the tongue piece contacts the lower surface of the lower horizontal frame 4B, and the wind barrier 40 that is integrally provided with the airtight barrier 41 is provided at the indoor side position thereof, rainwater or the like enters from the joint intersection. Is surely prevented. The rain barrier 38 and the wind barrier 40 are horizontally adjacent to the panel unit U. _BM The upper horizontal frames 4A and 4A are disposed over a predetermined section length.
[0030]
[Full unit type split marion method]
The curtain wall structure according to the full unit type split mullion construction SM has vertical frames 3A and 3B, upper and lower horizontal frames 4A and 4B, and an intermediate horizontal frame 5 which are divided into left and right divided structures. A panel unit U that constitutes a frame-shaped member, and has vertical pressing edges 6A, 6B and horizontal pressing edges 7A, 7B attached to the outdoor surface side of the frame-shaped member, and glass G, G (multi-layer glass) fitted therein _SM Is a curtain wall having a structure in which is attached to a vertical support bracket fixed to the end of the building frame (floor) in order.
[0031]
To change the curtain wall structure related to the semi-unit type back mullion method BM to the curtain wall structure related to the full unit type split mullion method SM, as shown in FIG. It can be done. Specifically, as shown in the same figure, instead of the vertical section 2 having a single cross-sectional structure, a horizontal pair 13 is formed of left and right divided vertical branches 13A and 13B. used. Here, the external shape of the vertical 2, that is, the vertical dimension A × the horizontal dimension B, and the external shape (A × B) of the divided vertical 13 are the same.
[0032]
The one side split stand 13A has a substantially rectangular hollow cross section, and a recess 13a is formed at a position closer to the indoor side of the opposing surface, and a plate along the longitudinal direction of the member is formed on the outdoor side surface. A protruding piece 13b and an L-shaped protruding piece 13c are respectively formed. Similarly, the other split stand 13B has a substantially square hollow cross section, a protruding piece 13d is formed at a position closer to the indoor side of the opposing surface, and a plate-like shape along the longitudinal direction of the member on the outdoor side surface. A protruding piece 13f and an L-shaped protruding piece 13e are formed respectively.
[0033]
In order to assemble the divided stand 13A integrally with the indoor side surface of the vertical frame 3A, an L-shaped protruding piece 13c formed on the outdoor side surface of the divided vertical 13A is a cross section formed on the indoor side surface of the vertical frame 3A. While latching to the L-shaped latching piece 26a, the plate-like projecting piece 13b formed on the outer side surface of the split stand 13A is overlapped with the plate-like projecting piece 27a formed on the inner side surface of the vertical frame 3A. Are connected by connecting rivets 43, 43. A cover member 44 is attached to the connecting portion along the vertical direction.
[0034]
Similarly, when one split stand 13B is integrally assembled to the indoor side surface of the vertical frame 3B, the L-shaped projecting piece 13e formed on the outdoor side surface of the split vertical 13B is formed on the indoor side surface of the vertical frame 3B. The plate-like projecting piece 13f formed on the outer side surface of the split stand 13B is overlapped with the plate-like projecting piece 27b formed on the inner side surface of the vertical frame 3B. Together, connection is achieved by connecting rivets 43, 43. A cover member 44 is also attached to this connecting portion along the vertical direction.
[0035]
For the structural parts other than those described above, specifically the vertical frames 3A and 3B, the upper and lower horizontal frames 4A and 4B, the intermediate horizontal frame 5, the vertical pressing edges 6A and 6B, the horizontal pressing edges 7A and 7B, etc. Since this is exactly the same as the case of the marion method BM, the same reference numerals are given and the description is omitted.
[0036]
As described above, the panel unit U configured to include the split stand 13A and 13B. _SM Are attached in order to the vertical support bracket fixed to the frame (floor). As shown in FIGS. 21 and 22, the vertical support metal fitting has an anchor metal fitting 50 embedded and fixed at the end of the housing F, and a head portion fitted and supported on the anchor metal fitting 50, and a screw portion. The fastener 52 is fixed by a fixing bolt 51 and a nut 51A provided so as to protrude to the outside, and a mounting bracket 53 is attached to the upper side of the split stand 13 with bolts and nuts 54 and 54 and a backing. The panel unit U is fixed by using a material 58 and is not shown by a crane facility (not shown). _SM Is hung and transported to the mounting position, it is fastened and fixed by the fixing bolt 56 and the nut 56A with the liner metal fitting 55 interposed between the mounting metal fitting 53 and the fastener 52. A bolt holding cylinder 53a is integrally provided on the upper part of the mounting bracket 53, and an upper end of the vertical adjustment bolt 57 inserted into the bolt holding cylinder 53a extends from the liner metal fitting 55. The vertical installation of the split stand 13 is adjusted at the time of installation by contacting the horizontal surface of the flange piece 55a. In addition, a female screw may be provided on the inner surface of the bolt holding cylinder 53a and the vertical adjustment bolt 57 may be screwed in.
[0037]
In the connecting portion (FIG. 8) of the split stand 13, 13, the lower half is inserted into the upper hollow portion of the lower split stand 13A, 13B, and the upper half is the upper split stand 13A. The continuity of the divided stand 13 is ensured by a pair of left and right sets of vertical joining insertion members 48, 48 inserted into the lower hollow portion of 13B. 29 will be described in more detail with reference to FIG. 29. In the split vertical 13A, a pair of left and right projecting pieces 13g, 13h formed in the middle portion of the side wall of the hollow portion, In the position surrounded by the indoor side wall portion 13i, the vertical joining insertion member 48 divides the outer surface side of the intermediate web 48A across the split ridges 13A and 13A arranged in series in the vertical direction. It is inserted while being oriented so as to face the inner wall surface of the upright 13A. Here, the insertion position of the vertical joining insert member 48 in the split stand 13A and the insertion position of the vertical joining insert member 48 in the stand 2 are made to coincide with each other.
[0038]
On the other hand, in the split stand 13B, the vertical direction is at a position surrounded by a pair of left and right projecting pieces 13j and 13k formed in the middle portion of the side wall of the hollow portion and the projecting pieces 13l and 13m formed on the indoor side. Is inserted while being oriented so that the outer surface side of the intermediate web 48A faces the inner wall surface of the divided stand 13B across the divided stand 13B, 13B arranged in series. Has been. Also on the side of the split vertical 13B, the insertion position of the vertical joining insertion member 48 in the split vertical 13A coincides with the insertion position of the vertical joining insertion member 48 in the vertical 2. Yes.
[0039]
The vertical joining insert members 48 and 48 are the same members as those used for joining the vertical 2, and as described above, they are shaped members of a predetermined length having a substantially U-shaped cross section, and an intermediate member. On the inner surface side of the web 48A, nut detent projections 48a and 48b are formed along the longitudinal direction of the member with an interval corresponding to the nut width, and one side of the upper side or the lower side (in this example, In the lower side standing), a nut 65 that is screwed into a fixing bolt 64 that is inserted through the side wall of the upright 2 and the insertion member 48 for vertical joining is interposed between the nut detent projections 48a and 48b. It is arranged and fastened. Further, in the flanges 48B and 48C at both ends of the vertical joining insertion member 48, convex portions 48c to 48f are provided at the distal end and the proximal end portion, respectively, and are inserted into the divided ridges 13A and 13B. The contact area is reduced to facilitate insertion. A liner is interposed between the convex part 48c and the convex part 48e, and between the interposing member 48 for vertical joining and the opposing surface of the divided stand 13A, 13B.
[0040]
[Ladder unit type split mullion method]
The curtain wall structure according to the ladder unit type split mullion construction method LU is composed of vertical frames 3A and 3B, which are divided into left and right divided structures and integrally provided with the divided vertical frames, and an intermediate horizontal frame 5 having two upper and lower stages. Panel unit U shaped face material _LU Are attached to the vertical support bracket fixed to the end of the building frame (floor) in order, and then the vertical pressing edges 6A and 6B and the horizontal pressing edges 8A and 8B are attached to the outdoor surface side of the frame member, and the glass G and G The curtain wall has a structure in which (multi-layer glass) is fitted.
[0041]
In order to change the curtain wall structure according to the full unit type split mullion construction method SM to the curtain wall structure of the ladder unit type split mullion construction method LU, as shown in FIG. It is only necessary to change to the horizontal frame used as the intermediate horizontal frame 5 in the horizontal frame of one cross-sectional structure, specifically, the curtain wall structure according to the semi-unit type back mullion method BM and the full unit type split mullion method SM. The other structural parts, specifically, the dividing stand 13, the vertical frames 3A and 3B, the vertical pressing edges 6A and 6B, the horizontal pressing edges 8A and 8B, and the like are the same as in the case of the full unit type split marion method SM. The same reference numerals are given and the description is omitted.
[0042]
The panel unit U which is configured to include the split ridges 13A and 13B _LU Are attached to the vertical support brackets fixed to the frame (floor) in order, and the vertical pressing edges 6A, 6B and the horizontal pressing edges 8A, 8B are attached to the vertical frames 3A, 3B and the intermediate horizontal frames 5, 5, Glasses G and G are fitted into the frame surrounded by the vertical frames 3A and 3B and the intermediate horizontal frames 5 and 5, and backup materials are constructed on the indoor side and the outdoor side with the glass G and G interposed therebetween. Support by the sealant 34 and the glass back support gasket 30.
In addition, the connection structure of the dividing ridges 13 and 13 is exactly the same as the full unit type split mullion construction method SM.
[0043]
[Knockdown method]
The curtain wall structure according to the knock-down method KD has vertical supports 2, 2... Along the vertical direction at predetermined intervals in the horizontal direction by vertical support brackets fixed to the end of the building frame (floor). After fixing, the vertical frame 14 is attached to the outdoor side surfaces of the vertical walls 2 and 2, and a horizontal frame (invisible) is spanned at predetermined intervals in the vertical direction to form a window opening frame. This is a curtain wall having a structure in which lateral pressing edges 7A ′ and 7B ′ are attached to the outdoor side, and glass G and G (multi-layer glass) are fitted.
[0044]
In order to change the curtain wall structure according to the ladder unit type split mullion method to the curtain wall structure according to the present knockdown method, the dividing stand 13, the vertical frames 3A and 3B, and the intermediate horizontal frames 5 and 5 are changed.
[0045]
Specifically, as shown in FIG. 13, a vertical section 2 having a single cross-sectional structure is used in place of the divided stand 13, and as shown in FIG. Instead of the pressing edges 6A and 6B, a vertical frame 14 in which glass fitting grooves are formed on both the left and right sides is used. Further, as shown in FIG. 15, intermediate horizontal frames 18 and 19 are used instead of the intermediate horizontal frames 5 and 5.
[0046]
More specifically, as the vertical 2, the vertical 2 used in the semi-unit type back mullion method BM is used as it is. The vertical frame 14 has an intermediate connecting member 15 having a T-shaped cross section attached to the outdoor side surface of the vertical 2 and an inverted T-shaped cross section connected to the intermediate connecting member 15 by screws 45, 45. A vertical frame main body 16 and side frames 17A and 17B which are attached to both sides of the intermediate connecting member 15 and the vertical frame main body 16 and have glass support portions 17a and 17b for supporting the glass back side. Therefore, it is a member used exclusively for the knockdown method KD.
[0047]
On the other hand, the intermediate horizontal frame 5 can also be used as it is in the knockdown method KD in terms of function, that is, from the point of forming glass fitting grooves with openings on the upper and lower sides, respectively. However, in order to reduce the cross-sectional shape and match the appearance of the vertical frame body 16 with the found appearance, dedicated intermediate horizontal frames 18 and 19 are used. The intermediate horizontal frames 18 and 19 have substantially similar cross-sections, but the intermediate horizontal frame 19 used for the waist part has a standing wall for forming a waist wall fitting groove at a position from the indoor side of the upper surface. The cross-sectional shape has 19c.
[0048]
Both of the intermediate horizontal frames 18 and 19 have pressing edge mounting pieces 18a and 19a having a substantially L-shaped cross section on the outdoor side surface of the horizontal frame body having a substantially rectangular cross section, and on the upper surface side of the pressing edge mounting pieces 18a and 19a. The side pressing edge 7A ′ is attached, the side pressing edge 7B ′ is attached to the lower surface side, and glass fitting grooves having openings on the upper side and the lower side are formed.
[0049]
At the time of construction, first, the vertices 2, 2,... Are fixed to the vertical support bracket fixed to the end of the building frame (floor). The fixing mode is the same as that of the semi-unit type back mullion method BM (see FIGS. 19 and 20).
[0050]
Then, as shown in FIG. 16, the intermediate connecting member 15 is fixed to the outdoor side surfaces of the vertices 2, 2... By connecting screws 46, 46. Link. Horizontal frame support brackets 47 and 47 are attached to both sides of the intermediate frame 18 and 19 in the vertical frame main body 16, and the intermediate horizontal frame 18 is horizontally mounted between the horizontal frame support brackets 47 and 47. , 19 is attached. Thereafter, side frames 17A and 17B are attached to both sides of the intermediate connecting member 15 and the vertical frame main body 16 to form glass fitting grooves.
[0051]
When the rectangular frame-like glass fitting groove is formed in this way, the side pressing edges 7A 'and 7B' are attached, the glasses G and G are fitted, and the backup material and sealing respectively constructed on the indoor side and the outdoor side. It supports by the material 34 or the gasket 30 for glass back surface support. In addition, the connection structure of the verticals 2 and 2 is exactly the same as that of the semi-unit type back mullion method BM.
[0052]
The curtain wall structure has been described in detail in the order of the semi-unit type back mullion method BM, full unit type split mullion method SM, ladder unit type split mullion method LU, knockdown method KD in this order. In the case of the curtain wall system according to the present structure, the plurality of alternative vertical members and the plurality of alternative window constituent members constituting the window portion can be fitted to each other. Since the horizontal frames can be fitted to each other between different construction methods, it becomes possible to configure the wall surface by combining units or members of different construction methods within the wall surface of one building. That is, any combination of the semi-unit type back mullion method BM, the full unit type split mullion method SM, the ladder unit type split mullion method LU, and the knockdown method KD with respect to the horizontal and vertical directions of the curtain wall. Is possible.
[0053]
Specifically, for the combination in the horizontal direction, the boundary between the semi-unit type back mullion method BM that uses the vertical 2 and the full unit type split mullion method SM and the ladder unit type split mullion method LU that use the dividing ridge 13 In the section, as shown in FIG. 23, it is only necessary to exceptionally use a split stand 13A as a stand on the semi-unit type back mullion method BM side.
[0054]
Further, FIG. 24 shows a boundary portion between the semi-unit type back mullion method BM using the vertical 2 and the full unit type split mullion method SM and the ladder unit type split mullion method LU using the dividing ridge 13. As described above, as a vertical stand 13C on the knockdown method KD side, a split stand that can be fitted with a split stand 13A of a full unit type split marion method SM and a ladder unit type split marion method LU, specifically, a method A protrusion 13d that engages with the recess 13a of the split stand 13A is provided on the opposite surface side of the vertical hollow portion (main body), and a wind barrier is provided on the vertical frame portion that extends integrally from the outdoor side of the vertical hollow portion. A protrusion 24a with which the contact 23 contacts and a protrusion 24b with which the rain barrier 25 contacts; The use of a mullions 16 'of the cross-sectional shape which is approximated to find surface portion of the vertical frame body 16 used in the knock-down construction method KD, this may be to attach the side frame 17C.
[0055]
On the other hand, for the combination in the vertical direction, the ladder unit type split mullion method LU and knockdown method KD using the intermediate horizontal frame 5 and the semi-unit type back mullion using the divided upper and lower horizontal frames 4A and 4B. At the boundary between the construction method BM and the full unit type split mullion method SM, as shown in FIG. 25, the lower horizontal frame 4B is exceptionally used as a horizontal frame on the ladder unit type split mullion method LU and the knockdown method KD side. What should I do? If the semi-unit type back mullion method BM and the full unit type split mullion method SM are on the upper side and the ladder unit type split mullion method LU and the knockdown method KD are on the lower side, the ladder unit method is used. The upper horizontal frame 4A is exceptionally used as a horizontal frame on the split marion method LU and knockdown method KD side.
[0056]
In this case, in this curtain wall system, since the external shape (cross-sectional dimension A × B) of the vertical 2 and the divided vertical 13 is common, the vertical 2 and the divided vertical 13 As a member for connecting the verticals, a pair of left and right vertical insertion members 48, 48 having a common insertion position in the verticals are used as members for connecting the verticals. Therefore, even in the vertical 2 and the split vertical 13 having different cross-sectional shapes, as shown in FIGS. Both sides are inserted into the pair of left and right split vertices 13A and 13B, and the other end is inserted into the vertical section 2 of the single cross-sectional structure, and both the ridges 2 and 13 are connected in the vertical direction. Can be done.
[0057]
Moreover, in this curtain wall system, after a lapse of time, a part of the curtain wall can be repaired or replaced with an exterior surface material by a curtain wall of a different construction method as well as a curtain wall of the same construction method. For the convenience of this renewal, in this curtain wall structure, for example, as shown in FIG. 4, on the indoor side of the horizontal frame, the lid plate locking device 60 provided on the horizontal frame and the frame body 61 are connected. In a structure in which an openable lid plate 62 is attached and the horizontal frame is sealed, the lid plate 62 is removed after the bolts 63 used for fixing to the frame body 61 are removed. When the lid plate locking tool 60 is opened around the center of rotation, the horizontal frame portion is exposed and can be easily renewed without the need to destroy interior finishing materials (plates, blind boxes, waist walls, etc.). Construction is now possible.
[0058]
By the way, in the present embodiment example, the explanation has been made by taking the curtain wall having the structure having the standing on the indoor side relatively and the window part constituting the panel surface on the outdoor side as an example. The present invention can be similarly applied to a curtain wall having a structure that has a stand on the outside and a window portion that forms a panel surface on the indoor side.
[0059]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to easily cope with a plurality of types of curtain wall construction methods, and it is possible to simplify inventory management of component parts. Also, in addition to the common use of members, the construction method in the same building, such as by devising the interpolating member for vertical joints, using some specific shape verticals (used at the adjacent boundary of the knockdown method), etc. In addition to being able to make changes easily, it is possible to replace the exterior material even during renewal, thereby saving labor.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram of the system configuration of the curtain wall.
FIG. 2 is a horizontal cross-sectional view (a view taken along the line II-II in FIG. 1) in a semi-unit type back mullion method.
FIG. 3 is a vertical cross-sectional view (a view taken along the line III-III in FIG. 1) of an intermediate horizontal frame portion in a semi-unit type back mullion method.
FIG. 4 is a vertical cross-sectional view (a view taken along the line IV-IV in FIG. 1) of the upper and lower horizontal frame portions in the semi-unit type back mullion method.
FIG. 5 is a member change diagram when changing from a semi-unit type back mullion method to a full unit type split mullion method.
FIG. 6 is a horizontal cross-sectional view (a view taken along line VI-VI in FIG. 1) in the full unit type split mullion construction method.
FIG. 7 is a vertical cross-sectional view of the intermediate horizontal frame in the full unit type split mullion method (a view taken along the line VII-VII in FIG. 1).
FIG. 8 is a vertical cross-sectional view of the upper and lower horizontal frames (a view taken along the line VIII-VIII in FIG. 1) in the full unit type split mullion method.
FIG. 9 is a member change diagram when changing from a full unit type split mullion method to a ladder unit type split mullion method.
FIG. 10 is a horizontal cross-sectional view (as viewed from the line XX in FIG. 1) in a ladder unit type split mullion construction method.
FIG. 11 is a vertical cross-sectional view (part 1) (a cross-sectional view taken along line XI-XI in FIG. 1) of an intermediate horizontal frame in a ladder unit type split mullion method.
FIG. 12 is a vertical cross-sectional view (part 2) (a cross-sectional view taken along line XII-XII in FIG. 1) of an intermediate horizontal frame in a ladder unit type split mullion construction method.
FIG. 13 is a member change diagram (No. 1) when changing from a ladder unit type split mullion method to a knock-down method.
FIG. 14 is a member change diagram (No. 2) when changing from a ladder unit type split mullion method to a knock-down method.
FIG. 15 is a member change diagram (No. 3) in the case of changing from a ladder unit type split mullion method to a knock-down method.
FIG. 16 is a horizontal cross-sectional view (a view taken along the line XVI-XVI in FIG. 1) in the knock-down method.
FIG. 17 is a longitudinal cross-sectional view (part 1) of the intermediate horizontal frame in the knock-down method (a view taken along line XVII-XVII in FIG. 1).
18 is a vertical cross-sectional view (No. 1) of the intermediate horizontal frame in the knockdown method (a view taken along line XVIII-XVIII in FIG. 1).
FIG. 19 is a plan view of a vertical support portion when the vertical 2 is used.
FIG. 20 is a side view thereof.
FIG. 21 is a plan view of a vertical support portion when a split vertical 13 is used.
FIG. 22 is a side view thereof.
FIG. 23 is a diagram (part 1) showing a combination procedure of different curtain wall construction methods in the horizontal direction.
FIG. 24 is a combination diagram (part 2) of different curtain wall construction methods in the horizontal direction.
FIG. 25 is a combination diagram of different curtain wall construction methods in the vertical direction.
26 is a view taken along the line XXVI-XXVI in FIG. 25. FIG.
27 is a view taken along the line XXVII-XXVII in FIG. 25. FIG.
FIG. 28 is an enlarged cross-sectional view of a main part showing a joining part of the verticals 2 and 2;
FIG. 29 is an enlarged cross-sectional view of the main part showing the joining of the split stanchions 13 and 13;
[Explanation of symbols]
BM ... Semi-unit type back mullion, SM ... Full unit type split mullion, LU ... Ladder unit type split mullion, KD ... Knock down, 2 ... Vertical, 3A / 3B ... Vertical frame, 4A ... Upper horizontal frame, 4B ... Lower Horizontal frame, 5 ... Intermediate horizontal frame, 6A, 6B ... Vertical pressing edge, 7A, 7B, 8A, 8B ... Horizontal pressing edge, 9 ... Mounting bracket, 13 ... Split stand, 14 ... Vertical frame

Claims

A curtain wall system that can combine multiple types of curtain wall construction methods in the same building,
The curtain wall structure is structured to be separated into a vertical part and a window part constituting the panel surface, and a plurality of alternative vertical members constituting the vertical part and an alternative constituting the window part A plurality of possible window component members are prepared in advance, and the plurality of types of vertical members and the plurality of window component members can be arbitrarily combined under structural conditions according to the curtain wall construction method,
As the plural kinds of alternative vertical members, the insertion position of the interpolating member for vertical bonding inserted between the verticals in order to connect the verticals in series while having the same external shape Are prepared in two ways: a single-section structure standing in common and a split-standing structure combined in a left-right pair relationship, and a curtain wall construction method using the single-section structure standing, and the left-right pair In the vertical boundary where the curtain wall construction method using the split verticals combined in the relationship is adjacent, a pair of left and right members are used as the interpolating member for the vertical joint, and the pair of right and left vertical joints And inserting one end side of the insertion member into the left and right pair of split vertices and inserting the other end side into the single cross section structure. Combined with the curtain wall method to be used Curtain wall system characterized in that so as to continuously and curtain wall construction method in a vertical direction using a split side elevational being I.

Of the plurality of types of window structural members that can be substituted, two types of horizontal frame constituent members, a horizontal frame having a single cross-sectional structure and a divided horizontal frame combined in a vertical pair relationship, are prepared. At the border in the vertical direction where the curtain wall method using the horizontal frame of the cross-sectional structure and the curtain wall method using the divided horizontal frame combined in the upper and lower pair relationship are adjacent, the horizontal frame of the single cross-sectional structure is used. By using the lower horizontal frame or the upper horizontal frame of the divided horizontal frame as the horizontal frame on the curtain wall method side, the curtain wall method using the horizontal frame of the single cross-sectional structure is combined in the relationship of the upper and lower pairs The curtain wall system according to claim 1, wherein the curtain wall construction method using the divided horizontal frame is continued in the vertical direction.

A curtain wall system that can combine multiple types of curtain wall construction methods in the same building,
The curtain wall structure is structured to be separated into a vertical part and a window part constituting the panel surface, and a plurality of alternative vertical members constituting the vertical part and an alternative constituting the window part A plurality of possible window component members are prepared in advance, and the plurality of types of vertical members and the plurality of window component members can be arbitrarily combined under structural conditions according to the curtain wall construction method,
As the plurality of kinds of alternative vertical members, two types of a vertical section having a single cross-sectional structure and a divided vertical combination combined in a left-right paired relationship are prepared, and the single-section structure is used. At the lateral boundary where the curtain wall method and the curtain wall method using the split vertices combined in the left-right paired relationship are adjacent, the curtain wall method side using the single-section structure stand is used. As described above, by using the other side split stand that can be combined with the one side split stand used on the curtain wall construction method side using the split stand combined in the left-right pair relationship, The curtain wall construction method using a vertical and the curtain wall construction method using a split vertical combined in the left-right paired relationship are continuously arranged in the lateral direction. Curtain wall system.

Of the plurality of types of window structural members that can be substituted, two types of vertical frame constituent members are prepared: a vertical frame having a single cross-sectional structure and a divided vertical frame combined in a left-right paired relationship,
A curtain using a knock-down method using a vertical of a single cross-sectional structure and a vertical frame of a single cross-sectional structure, and a split vertical frame combined in a left-right pair relationship and a split vertical frame combined in a left-right pair relationship Curtain wall construction method using a split vertical frame combined in the left-right paired relationship and a split vertical frame combined in the left-right paired relationship as the knockdown method side stand at the lateral boundary where the wall method is adjacent Curtain using a split vertical frame combined in a left-right paired relationship and a split vertical frame combined in a left-right paired relationship while using the other-side split verticals that can be combined with a one-sided split stand used on the side By using the other side vertical frame that can be combined with one side vertical frame of the divided vertical frame used on the wall construction side, the knockdown Method and, curtain wall system according to claim 3 which is adapted to continuously and curtain wall construction method in a lateral direction using a split side elevational and divided vertical frame combined in relation to the left and right pairs that are combined in relation to the right and left pairs.