JP3814039B2

JP3814039B2 - Clamping device for suspension scaffold

Info

Publication number: JP3814039B2
Application number: JP1081997A
Authority: JP
Inventors: 好宏與那原
Original assignee: ジャパンスチールスインターナショナル株式会社
Priority date: 1997-01-24
Filing date: 1997-01-24
Publication date: 2006-08-23
Anticipated expiration: 2017-01-24
Also published as: JPH11128284A; JPH10205117A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は建築工事を行う際に使用する吊り足場を構築物に取り付けるための吊り足場用クランプ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
鉄骨構造物や鉄骨鉄筋コンクリート構造物を建築する場合には、鉄骨の組立工事における鉄骨材のボルト締め作業、溶接作業および鉄筋の組立作業などの建築作業に際して、構築物に吊り足場を取り付けるようにしており、この吊り足場において、作業者が前述した種々の建築作業を行うようにしている。
【０００３】
このような作業を行うための吊り足場としては、たとえば、実公昭６４−７１５４号公報、実開平３−３７１４号公報、実開平３−６３６５２号公報および実開平３−１２３０４４号公報に示されるようなものがある。多くの吊り足場は、構築物に固定される固定枠を有し、この固定枠の下端部には足場板が設けられ、固定枠の上方には通常複数本の手摺り枠が設けられており、足場板の上には固定枠と手摺りとにより囲まれた安全な作業空間が形成されるようになっている。
【０００４】
構築物に対する吊り足場の取り付けは、前記それぞれの公報に示されるように、支柱の上端部に揺動自在に取り付けられるねじ棒と、このねじ棒に対して軸方向に摺動自在に装着される爪金具つまり係合金具と、ねじ棒にねじ結合される蝶ナットとを有するクランプ装置によって行われている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
構築物に対して吊り足場を取り付ける際には、Ｉ型鋼からなる鉄骨梁の一方側部に支柱を配置した状態でねじ棒を鉄骨梁の上面にかけ、蝶ナットを回転させることによって爪金具を鉄骨梁の他方側部に接近移動させるようにしている。爪金具を鉄骨梁に係合させた状態のもとで、爪金具が鉄骨梁に確実に係合状態を保持するように、爪金具と鉄骨梁とがオーバーラップする寸法を充分に確保するようにしている。
【０００６】
したがって、吊り足場を鉄骨梁に取り付ける場合、および吊り足場を鉄骨梁から取り外す場合には、いずれも、蝶ナットを回転させて爪金具をねじ棒に沿って移動させるストロークもオーバーラップ寸法に対応して長くなる。爪金具と鉄骨梁とのオーバーラップ寸法は、安全性の観点により、たとえば、１００ｍｍ程度あるいはこれ以上に設定されている。このため、吊り足場の取り付けおよび取り外しに際しては、蝶ナットをこのような長いオーバーラップ寸法に遊び寸法を加えた長さ分だけ回転させて移動しなければならず、その作業に時間がかかり、作業性が良くない。
【０００７】
本発明の目的は、吊り足場の構築物に対する取付け作業および取外し作業を迅速に行い得るようにすることにある。
【０００８】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【００１０】
すなわち、本発明の吊り足場用クランプ装置は、吊り足場に取り付けられたねじ棒に軸方向に摺動自在に係合金具が装着され、この係合金具を構築物に係合して前記吊り足場との間で構築物を挟み付けるようにし、ねじ棒の先端部側にねじ結合された雌ねじ部材と係合金具との間にストッパあるいは締結力伝達部材を介在させるようにしている。吊り足場を構築物に吊り下げるために係合金具を構築物にクランプするには、ナットの締付け力を揺動アームあるいは締結力伝達部材をクランプ位置としてこれを介して係合金具に伝達する。そして、係合を解く場合には、雌ねじ部材と係合金具との間から揺動アームや締結力伝達部材を退避位置に設定する。
【００１１】
本発明にあっては、吊り足場を構築物に対して取り付けたり、取り外したりする際には、ねじ棒に対して僅かなストロークだけ雌ねじ部材を回転させれば良く、その作業を短時間で迅速に行うことができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【００１３】
図１は構築物の鉄骨梁１０に取り付けられた吊り足場１１を示す概略斜視図であり、この吊り足場１１は２本の支柱１２，１３を有し、それぞれ支柱１２，１３は横断面がコの字形状となった鋼やアルミニウムなどの金属製の型材により形成されている。これらの支柱１２，１３の間には、それぞれ断面四角形の金属製の中空棒材からなる２本の横桟１４，１５が固定されており、これらの支柱１２，１３と横桟１４，１５とにより固定枠１６が形成されている。
【００１４】
固定枠１６の下端部には、四辺形の足場枠１７がヒンジ部に設けられたヒンジピン１８を中心に回動自在に取り付けられており、足場枠１７には足場板１９が設けられている。
【００１５】
吊り足場１１が使用される際には、図１に示されるように、足場枠１７は水平状態となり、不使用時には垂直方向に回動して折り畳まれる。足場枠１７を水平状態に保持するために、支柱１２，１３の上端部には、それぞれヒンジピン２１を中心に回動自在に吊り支柱２２，２３が取り付けられている。それぞれの吊り支柱２２，２３は、横断面がコの字形状となり支柱１２，１３と同様の金属からなる型材により形成されており、内部に形成された溝が相互に対向している。足場枠１７の先端部両側には、ローラ２４が回転自在に取り付けられ、それぞれのローラ２４は吊り支柱２２，２３の溝内に入り込んでおり、足場枠１７を図１に示すように水平状態とした場合にローラ２４に当接する図示しないストッパが吊り支柱２２，２３の下端部に固着されている。足場枠１７をヒンジピン１８を中心に矢印で示す方向に回動させると、ローラ２４は吊り支柱２２，２３の溝に沿って転動することになり、足場枠１７を固定枠１６に対して平行となる位置まで折り畳むことができる。
【００１６】
足場枠１７の上方には、相互に所定の間隔を隔てて、２つの手摺り枠２５，２６が配置されている。それぞれの手摺り枠２５，２６は帯状の金属部材をコの字形状に折り曲げて形成されており、それぞれの端部においてヒンジピン２７，２８により支柱１２，１３に対して回動自在に取り付けられている。
【００１７】
それぞれの手摺り枠２５，２６と足場枠１７とには、２本の手摺り支柱２９が、図示しないヒンジ部材により連結されている。したがって、２本の手摺り枠２５，２６の一方、あるいは足場枠１７を操作してこれを水平状態から垂直状態に回動させると、これらは一体となって回動することになり、同様に、垂直状態から水平状態に回動させる際にも一体となって回動することになる。
【００１８】
このように折り畳み式となった吊り足場１１を鉄骨梁１０に取り付けるために、固定枠１６の上端部には、２つのクランプ装置３０がそれぞれ止め金具３１により揺動自在に取り付けられている。
【００１９】
図２は図１に示されたクランプ装置３０と止め金具３１を示す拡大斜視図であり、止め金具３１は湾曲部３１ａとねじ止め部３１ｂとを有し、板材を折り曲げることにより形成されている。ねじ止め部３１ｂには止め金具３１を支柱１２，１３にねじ部材を用いて締結する際に、ねじ部材が貫通する取付孔３２が形成されている。湾曲部３１ａには水平方向の水平スリット３３ａが形成され、この水平スリット３３ａに連通させて湾曲部３１ａの正面部には垂直方向の垂直スリット３３ｂが形成されている。さらに、湾曲部３１ａの下端部には底板３４が固定されている。
【００２０】
クランプ装置３０は止め金具３１の湾曲部３１ａ内に配置されてヒンジ部材として機能する円筒部材４１を有し、この円筒部材４１にはこれに対して直角方向に延びるねじ棒４２が固着されている。したがって、ねじ棒４２は水平スリット３３ａに沿って水平方向に回動するとともに、垂直スリット３３ｂに沿って垂直方向にも回動することになる。
【００２１】
このねじ棒４２には係合金具４３が軸方向に摺動自在に装着されており、この係合金具４３は、ねじ棒４２の外径よりもやや大きな内径を有し、ねじ棒４２が貫通する円筒形状のスリーブ４４と、このスリーブ４４にその軸方向に延びて固着された係合爪部材４５とを備えている。係合爪部材４５には切り欠き部４６が形成されており、この切り欠き部４６には、吊り足場１１を鉄骨梁１０に取り付ける際に、その鉄骨梁１０が入り込むようになっている。
【００２２】
スリーブ４４には、係合爪部材４５に対して円周方向に１８０度の位相をずらして支持片４７が固着されており、この支持片４７には２本の揺動アーム４８がピン４９により揺動自在に設けられている。揺動アーム４８の先端には板材をＵ字形状に折り曲げて形成されたストッパ５１が固着されており、このストッパ５１は、揺動アーム４８が図１に示すようにクランプ位置にまで揺動すると、ねじ棒４２を跨ぐ状態となる。
【００２３】
ねじ棒４２には、雌ねじ部材としてのナット５２がねじ結合されており、このナット５２にはこれを回転させる際に作業者により操作される棒状のハンドル５３が固着されている。このナット５２がねじ棒４２から抜け落ちるのを防止するために、ねじ棒４２の先端部には止めピン５４がねじ棒４２を貫通して固着されている。
【００２４】
このようなクランプ装置３０を組み立てるには、基端部で円筒部材４１が溶接されたねじ棒４２を、止め金具３１の湾曲部３１ａの内側から水平スリット３３ａに挿入する。次いで、ストッパ５１が溶接された揺動アーム４８を有する係合金具４３を、そのスリーブ４４の部分でねじ棒４２に嵌合させるとともに、ナット５２をねじ棒４２にねじ結合させる。さらに、ねじ棒４２の先端部に止めピン５４を固着する。このようにして、クランプ装置３０の組立が完了し、止め金具３１によりクランプ装置３０は吊り足場１１の支柱１２，１３に合計２つ取り付けられることになる。
【００２５】
このクランプ装置３０を有する吊り足場１１を鉄骨梁１０にクランプする手順について、図４を参照しつつ説明する。
【００２６】
まず、図４（Ａ）において二点鎖線で示すように、揺動アーム４８を開いてストッパ５１をナット５２の上方に退避させ、さらに係合金具４３をナット５２の近傍にまで移動させた状態で、止め金具３１の湾曲部３１ａを鉄骨梁１０の一方の側部１０ａに載置し、ねじ棒４２を鉄骨梁１０の上にほぼ平行に位置させる。このときには、二点鎖線で示すように、係合金具４３は鉄骨梁１０から離れて位置するとともに、係合金具４３の切り欠き部４６は鉄骨梁１０の他方の側部１０ｂに対向することになる。
【００２７】
この状態のもとで、係合金具４３を図４（Ａ）に実線で示す位置まで図において右側に移動させる。これにより、係合金具４３の係合爪部材４５が鉄骨梁１０に接触することになるとともに、係合爪部材４５と鉄骨梁１０は、寸法Ｓの長さだけオーバーラップすることになる。
【００２８】
次いで、揺動アーム４８を図４（Ｂ）に示すように、クランプ位置まで揺動させると、揺動アーム４８の先端のストッパ５１はねじ棒４２を跨ぐとともにナット５２に隙間Ｓ₀の間隔を隔てて対向する位置となる。
【００２９】
この状態でハンドル５３を操作してナット５２を回転させることにより、ナット５２を隙間Ｓ₀のストロークだけ移動させれば、図４（Ｃ）に示すように、ナット５２はストッパ５１に締め付けられる。これにより、係合金具４３と止め金具３１との間で、ねじ棒４２を介して吊り足場１１は鉄骨梁１０に対してクランプされることになる。
【００３０】
図４（Ａ）に示すように、ねじ棒４２を鉄骨梁１０の上に配置する際には、鉄骨梁１０と係合爪部材４５との間には遊び寸法Ｓ₁があるので、係合爪部材４５と鉄骨梁１０との干渉に注意を払うことなく、その作業を容易に行うことができる。鉄骨梁１０とナット５２との間は、遊び寸法Ｓ₁と係合金具４３の長さ寸法Ｓ₂との合計の距離だけ離れている。この長さ寸法Ｓ₂はオーバーラップ寸法Ｓを含む長さとなっており、オーバーラップ寸法Ｓは係合爪部材４５が鉄骨梁１０に確実に係合されるように、充分な長さとすることが必要となる。
【００３１】
したがって、揺動アーム４８およびストッパ５１が係合金具４３に設けられていない場合には、ナット５２を回転させて、遊び寸法Ｓ₁とオーバーラップ寸法Ｓとを合計した距離だけ回転移動させなければならないが、図示するクランプ装置３０を用いると、僅かな距離Ｓ₀だけナット５２を回転させて移動させることによって吊り足場１１を鉄骨梁１０にクランプすることができる。
【００３２】
試作したクランプ装置３０にあっては、オーバーラップ寸法Ｓが１００ｍｍ以上となっており、これに遊び寸法Ｓ₁が加わっていても、隙間Ｓ₀は１０ｍｍ程度で充分であり、ナット５２を回転させてクランプするために要する時間は、従来よりも大幅に減少することになった。ナット５２を回転させる際には、ナット５２に設けられた長い寸法のハンドル５３を操作することになり、蝶ナットを回転させる場合に比して、その回転操作を容易に行うことができる。なお、揺動アーム４８を１本の部材によって形成するようにしても良い。
【００３３】
図５および図６は本発明の他の実施の形態であるクランプ装置３０を示す図であり、これらの図において、前述したクランプ装置３０と共通する部材には同一の符号が付されている。
【００３４】
このタイプのクランプ装置３０にあっては、雌ねじ部材であるナット５２と係合金具４３との間には、締結力伝達部材５６が装着されるようになっている。この締結力伝達部材５６は、図６に示すように、断面Ｕ字形状となり、ねじ棒４２のうちナット５２と係合金具４３との間に配置されてクランプ位置となる締付け部５７を有しており、この締付け部５７には保持部５８が一体となっている。
【００３５】
この保持部５８は締め付け部５７の端部に一体となってその両側から延びて形成されており、保持部５８の先端部には連結プレート５９により相互に連結されている。このように、保持部５８が連結プレート５９により連結されていることから、締結力伝達部材５６がねじ棒４２から落下することが防止される。また、保持部５８は締付け部５７の長さＳ₃よりも短い寸法Ｓ₄に設定されており、図示する場合には、保持部５８の寸法Ｓ₄は締付け部５７の長さから係合金具４３のオーバーラップ寸法Ｓの長さを引いた値よりも短い寸法に設定されている。また、保持部５８にはガイドロッド６０が固定されている。
【００３６】
したがって、このクランプ装置３０を用いて吊り足場１１を鉄骨梁１０に締結するには、図６に示すように、締結力伝達部材５６の締付け部５７をねじ棒４２から離した状態の退避位置とする。このときには、前記実施の形態と同様に、係合金具４３を長いストークにわたりねじ棒４２に沿って摺動させることができることになる。係合金具４３を鉄骨梁１０に係合させると、図５に示すように、締付け部５７をねじ棒４２に配置して締結力伝達部材５６をクランプ位置とすることができる。この状態でナット５２を僅かなストロークだけ回転移動させることによって、クランプ装置３０をクランプ状態として、吊り足場１１を鉄骨梁１０にクランプつまり締結することができる。
【００３７】
図示する場合には、保持部５８を締付け部５７の図における右側端部に一体的に設けているが、左側端部に設けるようにしても良く、中央部分に設けるようにしても良い。また、連結プレート５９を断面半円形状としても良い。
【００３８】
また、それぞれの実施の形態において、雌ねじ部材としてはナット５２に代えて筒状のものを使用するようにしても良い。
【００３９】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【００４０】
たとえば、図示する吊り足場は折り畳み式となっているが、折り畳み式となっていない吊り足場の取り付けのためにも、本発明の吊り足場用クランプ装置を使用することができる。ねじ棒４２をその基端部で吊り足場１１に取り付ける方式としては、図示する円筒部材４１をヒンジ部材として使用することなく、球体を使用するようにしても良い。
【００４１】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【００４２】
(1).クランプ装置の係合金具と構築物とがオーバーラップする長さを充分に確保することができる。
【００４３】
(2).長いオーバーラップ寸法を有していても、係合金具を構築物に対して締め付ける際における雌ねじ部材の回転移動距離を大幅に短縮することができ、吊り足場の取り付け作業を迅速に行うことができる。
【００４４】
(3).これにより、吊り足場の据え付け作業や取り外し作業を迅速に行うことができるので、建築に要する工期を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】構築物に取り付けられた吊り足場の概略構造を示す斜視図である。
【図２】揺動アームが閉じた状態における図１に示されたクランプ装置を示す拡大斜視図である。
【図３】揺動アームが閉じた状態における図１に示されたクランプ装置を示す拡大斜視図である。
【図４】（Ａ）〜（Ｃ）はそれぞれクランプ装置を用いて構築物に吊り足場を締結する手順を示す工程図である。
【図５】他のタイプのクランプ装置における締結状態を示す拡大斜視図である。
【図６】図５に示すクランプ装置における締結解除状態を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
１０鉄骨梁
１１吊り足場
１２，１３支柱
１４，１５横桟
１６固定枠
１７足場枠
１８ヒンジピン
１９足場板
２１ヒンジピン
２２，２３吊り支柱
２４ローラ
２５，２６手摺り枠
２７，２８ヒンジピン
３０クランプ装置
３１止め金具
４１円筒部材
４２ねじ棒
４３係合金具
４４スリーブ
４５係合爪部材
４６切り欠き部
４７支持片
４８揺動アーム
４９ピン
５１ストッパ
５２ナット（雌ねじ部材）
５３ハンドル
５６締結力伝達部材
５７締付け部
５８保持部
５９連結プレート
６０ガイドロッド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a clamp device for a suspended scaffold for attaching a suspended scaffold used for building work to a structure.
[0002]
[Prior art]
When building a steel structure or a steel reinforced concrete structure, a suspension scaffold is attached to the structure during construction work such as bolting, welding and rebar assembling of steel in steel assembly work. In this suspension scaffold, the worker performs the various building operations described above.
[0003]
As suspension scaffolds for performing such work, for example, as shown in Japanese Utility Model Publication No. 64-7154, Japanese Utility Model Publication No. 3-3714, Japanese Utility Model Application Publication No. 3-63652 and Japanese Utility Model Application Publication No. 3-123044. There is something. Many suspension scaffolds have a fixed frame that is fixed to the structure, a scaffolding plate is provided at the lower end of the fixed frame, and usually a plurality of handrail frames are provided above the fixed frame, A safe work space surrounded by a fixed frame and a handrail is formed on the scaffold plate.
[0004]
As shown in each of the above publications, the suspension scaffold is attached to the structure with a screw rod that is swingably attached to the upper end portion of the column and a claw that is slidably attached to the screw rod in the axial direction This is performed by a clamp device having a metal fitting, that is, an engagement metal fitting, and a wing nut screwed to the screw rod.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
When attaching a suspended scaffolding to a structure, place a post on one side of a steel beam made of I-shaped steel, place a screw rod on the upper surface of the steel beam, and rotate the wing nut to attach the nail bracket to the steel beam. It is made to move close to the other side part. To ensure that the nail bracket and the steel beam overlap with each other so that the nail bracket is securely engaged with the steel beam under the condition that the nail bracket is engaged with the steel beam. I have to.
[0006]
Therefore, when attaching the suspension scaffold to the steel beam and when removing the suspension scaffold from the steel beam, the stroke of rotating the wing nut and moving the claw bracket along the screw rod also corresponds to the overlap dimension. Become longer. The overlap dimension between the claw fitting and the steel beam is set to, for example, about 100 mm or more from the viewpoint of safety. For this reason, when attaching and removing the suspension scaffold, the wing nut must be moved by rotating it by the length of the long overlap dimension plus the play dimension. Not good.
[0007]
An object of the present invention is to make it possible to quickly perform an attaching operation and a removing operation with respect to a suspended scaffold structure.
[0008]
The above and other objects and novel features of the present invention will be apparent from the description of this specification and the accompanying drawings.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Of the inventions disclosed in this application, the outline of typical ones will be briefly described as follows.
[0010]
That is, in the clamp device for a suspension scaffold according to the present invention, an engagement fitting is attached to a screw rod attached to the suspension scaffold so as to be slidable in the axial direction, and the engagement fitting is engaged with a structure to form the suspension scaffold. The structure is sandwiched between them, and a stopper or a fastening force transmission member is interposed between the female screw member screwed to the tip end side of the screw rod and the engagement fitting. In order to clamp the engagement metal fitting to the structure in order to suspend the suspension scaffold from the structure, the tightening force of the nut is transmitted to the engagement metal fitting through the swing arm or the fastening force transmission member as a clamp position. And when releasing engagement, a rocking | fluctuation arm and a fastening force transmission member are set to a retracted position from between an internal thread member and an engagement metal fitting.
[0011]
In the present invention, when attaching or detaching the suspension scaffold to or from the structure, the internal thread member may be rotated by a slight stroke with respect to the threaded rod, and the operation can be performed quickly in a short time. It can be carried out.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0013]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing a suspension scaffold 11 attached to a steel beam 10 of a structure. This suspension scaffold 11 has two support pillars 12 and 13, each of the support pillars 12 and 13 having a transverse cross section. It is formed of a metal mold such as steel or aluminum that has a letter shape. Between the columns 12, 13, two horizontal bars 14, 15 made of a metal hollow bar having a square cross section are fixed, and these columns 12, 13 and the horizontal bars 14, 15 Thus, the fixed frame 16 is formed.
[0014]
A quadrilateral scaffold frame 17 is attached to the lower end of the fixed frame 16 so as to be rotatable about a hinge pin 18 provided in the hinge portion, and a scaffold plate 19 is provided on the scaffold frame 17.
[0015]
When the suspended scaffold 11 is used, as shown in FIG. 1, the scaffold frame 17 is in a horizontal state, and is rotated and folded in the vertical direction when not in use. In order to hold the scaffold frame 17 in a horizontal state, suspension columns 22 and 23 are attached to the upper ends of the columns 12 and 13 so as to be rotatable about the hinge pins 21 respectively. Each of the suspension columns 22 and 23 has a U-shaped cross section and is formed of a mold material made of the same metal as the columns 12 and 13, and grooves formed inside are opposed to each other. Rollers 24 are rotatably mounted on both sides of the distal end portion of the scaffold frame 17, and the respective rollers 24 enter into the grooves of the suspension columns 22 and 23. The scaffold frame 17 is in a horizontal state as shown in FIG. In this case, a stopper (not shown) that contacts the roller 24 is fixed to the lower ends of the suspension columns 22 and 23. When the scaffold frame 17 is rotated in the direction indicated by the arrow about the hinge pin 18, the roller 24 rolls along the grooves of the suspension columns 22 and 23, and the scaffold frame 17 is parallel to the fixed frame 16. It can be folded to the position.
[0016]
Two handrail frames 25 and 26 are arranged above the scaffold frame 17 at a predetermined interval from each other. Each of the handrail frames 25 and 26 is formed by bending a band-shaped metal member into a U-shape, and is attached to the support columns 12 and 13 by hinge pins 27 and 28 at respective ends so as to be rotatable. Yes.
[0017]
Two handrail support columns 29 are connected to the handrail frames 25 and 26 and the scaffold frame 17 by hinge members (not shown). Therefore, when one of the two handrail frames 25 and 26 or the scaffolding frame 17 is operated and rotated from the horizontal state to the vertical state, these will rotate together, and similarly Also, when rotating from the vertical state to the horizontal state, the rotation is performed integrally.
[0018]
In order to attach the suspension scaffold 11 thus folded to the steel beam 10, two clamp devices 30 are swingably attached to the upper end portion of the fixed frame 16 by a stopper 31, respectively.
[0019]
FIG. 2 is an enlarged perspective view showing the clamp device 30 and the fastener 31 shown in FIG. 1. The fastener 31 has a curved portion 31a and a screwed portion 31b, and is formed by bending a plate material. . An attachment hole 32 through which the screw member penetrates when the stopper 31 is fastened to the columns 12 and 13 using the screw member is formed in the screw fixing portion 31b. A horizontal horizontal slit 33a is formed in the curved portion 31a, and a vertical vertical slit 33b is formed in the front portion of the curved portion 31a so as to communicate with the horizontal slit 33a. Further, a bottom plate 34 is fixed to the lower end portion of the curved portion 31a.
[0020]
The clamp device 30 includes a cylindrical member 41 that is disposed in the curved portion 31a of the stopper 31 and functions as a hinge member. A screw rod 42 that extends in a direction perpendicular to the cylindrical member 41 is fixed to the cylindrical member 41. . Therefore, the screw rod 42 rotates in the horizontal direction along the horizontal slit 33a and also rotates in the vertical direction along the vertical slit 33b.
[0021]
An engagement fitting 43 is slidably attached to the screw rod 42 in the axial direction. The engagement fitting 43 has an inner diameter slightly larger than the outer diameter of the screw rod 42, and the screw rod 42 passes therethrough. A cylindrical sleeve 44 and an engaging claw member 45 extending in the axial direction and fixed to the sleeve 44. A notch 46 is formed in the engaging claw member 45, and the steel beam 10 enters the notch 46 when the suspension scaffold 11 is attached to the steel beam 10.
[0022]
A support piece 47 is fixed to the sleeve 44 with a phase shift of 180 degrees in the circumferential direction with respect to the engagement claw member 45, and two swing arms 48 are fixed to the support piece 47 by pins 49. It is provided so as to be swingable. A stopper 51 formed by bending a plate material into a U shape is fixed to the tip of the swing arm 48, and this stopper 51 is moved when the swing arm 48 swings to a clamp position as shown in FIG. Then, the thread rod 42 is straddled.
[0023]
A nut 52 as a female screw member is screwed to the screw rod 42, and a rod-like handle 53 that is operated by an operator when rotating the nut 52 is fixed to the nut 52. In order to prevent the nut 52 from falling off the screw rod 42, a stop pin 54 is fixed to the tip of the screw rod 42 through the screw rod 42.
[0024]
In order to assemble such a clamp device 30, the screw rod 42 to which the cylindrical member 41 is welded at the proximal end portion is inserted into the horizontal slit 33 a from the inside of the curved portion 31 a of the stopper 31. Next, the fitting 43 having the swing arm 48 to which the stopper 51 is welded is fitted to the screw rod 42 at the sleeve 44 portion, and the nut 52 is screwed to the screw rod 42. Further, a fixing pin 54 is fixed to the tip of the screw rod 42. In this way, the assembly of the clamp device 30 is completed, and two clump devices 30 are attached to the pillars 12 and 13 of the suspension scaffold 11 by the stoppers 31 in total.
[0025]
A procedure for clamping the suspension scaffold 11 having the clamp device 30 to the steel beam 10 will be described with reference to FIG.
[0026]
First, as shown by a two-dot chain line in FIG. 4A, the swing arm 48 is opened, the stopper 51 is retracted above the nut 52, and the engagement fitting 43 is moved to the vicinity of the nut 52. Then, the curved portion 31 a of the stopper 31 is placed on one side portion 10 a of the steel beam 10, and the screw rod 42 is positioned substantially parallel to the steel beam 10. At this time, as indicated by a two-dot chain line, the engagement fitting 43 is located away from the steel beam 10 and the notch 46 of the engagement fitting 43 faces the other side 10b of the steel beam 10. Become.
[0027]
Under this state, the engagement fitting 43 is moved to the right side in the drawing to the position shown by the solid line in FIG. As a result, the engagement claw member 45 of the engagement fitting 43 comes into contact with the steel beam 10 and the engagement claw member 45 and the steel beam 10 overlap each other by the length of the dimension S.
[0028]
Next, as shown in FIG. 4B, when the swing arm 48 is swung to the clamp position, the stopper 51 at the tip of the swing arm 48 straddles the screw rod 42 and the nut 52 has a gap S ₀ . It will be a position facing away.
[0029]
By rotating the nut 52 by operating the handle 53 in this state, be moved to the nut 52 by a stroke of the gap S _0, as shown in FIG. 4 (C), the nut 52 is tightened on the stopper 51. Thereby, the suspension scaffold 11 is clamped with respect to the steel beam 10 via the screw rod 42 between the engagement metal fitting 43 and the stop metal fitting 31.
[0030]
As shown in FIG. 4 (A), when placing the threaded rod 42 on the steel beam 10, since between the steel beam 10 and the engagement claw portion 45 is slack dimension S _1, engaging The operation can be easily performed without paying attention to the interference between the claw member 45 and the steel beam 10. The steel beam 10 and the nut 52 are separated by a total distance of the play dimension S ₁ and the length dimension S ₂ of the engagement fitting 43. The length dimension S ₂ is a length including the overlap dimension S, and the overlap dimension S may be sufficiently long so that the engagement claw member 45 is reliably engaged with the steel beam 10. Necessary.
[0031]
Therefore, when the swing arm 48 and the stopper 51 is not provided on the engagement alloy tool 43, the nut 52 is rotated, unless it rotated moved a distance which is the sum of the play dimension S ₁ and overlap dimension S However, if the clamping device 30 shown in the figure is used, the suspension scaffold 11 can be clamped to the steel beam 10 by rotating and moving the nut 52 by a slight distance S ₀ .
[0032]
In the prototype clamping device 30, the overlap dimension S is 100 mm or more, and even if the play dimension S ₁ is added to this, a gap S ₀ of about 10 mm is sufficient, and the nut 52 is rotated. Therefore, the time required for clamping is greatly reduced compared to the conventional method. When the nut 52 is rotated, the handle 53 having a long dimension provided on the nut 52 is operated, and the rotation operation can be easily performed as compared with the case where the wing nut is rotated. The swing arm 48 may be formed of a single member.
[0033]
5 and 6 are diagrams showing a clamp device 30 according to another embodiment of the present invention. In these drawings, members common to the above-described clamp device 30 are denoted by the same reference numerals.
[0034]
In this type of clamping device 30, a fastening force transmission member 56 is mounted between a nut 52 that is a female screw member and the engagement fitting 43. As shown in FIG. 6, the fastening force transmission member 56 has a U-shaped cross section, and has a tightening portion 57 that is disposed between the nut 52 and the engagement fitting 43 of the screw rod 42 and serves as a clamping position. A holding portion 58 is integrated with the tightening portion 57.
[0035]
The holding portion 58 is formed integrally with the end portion of the tightening portion 57 and extends from both sides thereof, and is connected to the distal end portion of the holding portion 58 by a connecting plate 59. Thus, since the holding part 58 is connected by the connection plate 59, the fastening force transmission member 56 is prevented from dropping from the screw rod 42. The holding portion 58 is set to the short dimension S ₄ than the length S ₃ of the fastening portion 57, in the illustrated case, engagement alloy tool from the length of the dimension S ₄ is clamping portion 57 of the holding portion 58 The dimension is set to be shorter than the value obtained by subtracting the length of the overlap dimension S of 43. A guide rod 60 is fixed to the holding portion 58.
[0036]
Therefore, in order to fasten the suspension scaffold 11 to the steel beam 10 using the clamp device 30, as shown in FIG. 6, the retracted position in the state where the tightening portion 57 of the fastening force transmitting member 56 is separated from the screw rod 42. To do. At this time, as in the above-described embodiment, the engagement fitting 43 can be slid along the screw rod 42 over a long stalk. When the engagement fitting 43 is engaged with the steel beam 10, as shown in FIG. 5, the fastening portion 57 can be disposed on the screw rod 42 and the fastening force transmission member 56 can be set to the clamping position. By rotating the nut 52 by a slight stroke in this state, the suspension device 11 can be clamped or fastened to the steel beam 10 with the clamping device 30 in the clamping state.
[0037]
In the illustrated case, the holding portion 58 is integrally provided at the right end portion of the tightening portion 57 in the drawing, but may be provided at the left end portion or at the central portion. Further, the connecting plate 59 may have a semicircular cross section.
[0038]
In each embodiment, a cylindrical member may be used instead of the nut 52 as the female screw member.
[0039]
As mentioned above, the invention made by the present inventor has been specifically described based on the embodiment. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. Needless to say.
[0040]
For example, although the illustrated suspension scaffold is a foldable type, the suspension scaffold clamping device of the present invention can also be used to attach a suspended scaffold that is not foldable. As a method of attaching the screw rod 42 to the suspension scaffold 11 at the base end portion, a spherical body may be used without using the illustrated cylindrical member 41 as a hinge member.
[0041]
【The invention's effect】
Of the inventions disclosed in the present application, effects obtained by typical ones will be briefly described as follows.
[0042]
(1) It is possible to ensure a sufficient length of overlapping between the fitting of the clamp device and the structure.
[0043]
(2) Even if it has a long overlap dimension, the rotational movement distance of the female thread member when tightening the fitting to the structure can be greatly shortened, and the suspension scaffold can be attached quickly. be able to.
[0044]
(3) Thereby, the installation work and the removal work of the suspension scaffold can be performed quickly, so that the construction period required for construction can be shortened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic structure of a suspended scaffold attached to a structure.
FIG. 2 is an enlarged perspective view showing the clamping device shown in FIG. 1 in a state where a swing arm is closed.
FIG. 3 is an enlarged perspective view showing the clamp device shown in FIG. 1 in a state where the swing arm is closed.
FIGS. 4A to 4C are process diagrams showing a procedure for fastening a suspension scaffold to a structure using a clamp device, respectively.
FIG. 5 is an enlarged perspective view showing a fastening state in another type of clamping device.
6 is an enlarged perspective view showing a fastening release state in the clamp device shown in FIG. 5. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Steel beam 11 Suspension scaffolding 12, 13 Support | pillar 14,15 Crosspiece 16 Fixed frame 17 Scaffolding frame 18 Hinge pin 19 Scaffold board 21 Hinge pin 22, 23 Suspension support pillar 24 Roller 25, 26 Handrail frame 27, 28 Hinge pin 30 Clamping device 31 Stop Metal fitting 41 Cylindrical member 42 Screw rod 43 Engagement metal fitting 44 Sleeve 45 Engagement claw member 46 Notch 47 Support piece 48 Swing arm 49 Pin 51 Stopper 52 Nut (Female screw member)
53 Handle 56 Fastening force transmission member 57 Tightening portion 58 Holding portion 59 Connection plate 60 Guide rod

Claims

A suspension scaffold clamping device for fastening a suspension scaffold to a structure,
A threaded rod whose proximal end is attached to the suspension scaffold ;
An engagement fitting that is slidably mounted in the axial direction on the screw rod, and that engages with the structure and sandwiches the structure with the suspension scaffold,
A female screw member screwed to the tip end side of the screw rod;
A stopper that is fastened to the female screw member is provided at the tip, and the stopper is attached to the engagement bracket so as to be swingable between a clamp position where the stopper is fastened to the female screw member and a retracted position where the stopper is separated from the female screw member. And a swing arm
When the suspension scaffold is fastened to the structure, the fitting is slid until it is engaged with the structure, and the swing arm is swung from the retracted position to the clamp position. Thus, the suspension scaffolding clamp device, wherein the engagement fitting is fastened to the structure by the female screw member via the stopper and the swing arm .

A suspension scaffold clamping device for fastening a suspension scaffold to a structure,
A threaded rod whose proximal end is attached to the suspension scaffold ;
An engagement fitting that is slidably mounted in the axial direction on the screw rod , and that engages with the structure and sandwiches the structure with the suspension scaffold,
A female screw member screwed to the tip end side of the screw rod;
And a U-shaped section of the clamping portion and the holding portion in the longitudinal dimension is set to be shorter than the fastening portion is formed to extend from both sides of the clamping portion, the engagement alloy member and said female screw member of the screw rod Fastening force transmission mounted on the screw rod movably between a clamping position where the tightening portion is disposed between and a retraction position where the tightening portion is separated from between the female screw member and the locking bracket Having a member,
When the suspension scaffold is fastened to the structure, the fastening member is slid until the engagement metal fitting is engaged with the structure, and the fastening part is disposed at the clamp position, and the fastening part is moved. A clamp device for a suspension scaffold, wherein the engagement fitting is fastened to the structure by the female screw member .

3. The suspension scaffold clamping device according to claim 1, wherein a handle for rotating the female screw member is provided on the female thread member.