JP3813397B2

JP3813397B2 - Insecticide spraying device

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Publication number: JP3813397B2
Application number: JP31023899A
Authority: JP
Inventors: 英夫上村; 明彦渡辺
Original assignee: Yoshino Kogyosho Co Ltd
Current assignee: Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date: 1999-10-29
Filing date: 1999-10-29
Publication date: 2006-08-23
Anticipated expiration: 2019-10-29
Also published as: JP2001130657A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、殺虫剤噴射装置、とくに操作ボタンから手を離した後に噴射を開始するようにした殺虫剤噴射装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
エアゾール缶に殺虫剤を封入し、ボタンを押圧することで噴射ノズルから殺虫剤を噴射させるようにした噴射装置は、従来から知られている。
従来の噴射装置は、押ボタンその他の操作部材によって、エアゾール缶のステムを押し下げたり、または傾斜させたりして殺虫剤を噴射させ、押し下げ状態、または傾斜状態を維持することによって、缶内の全ての殺虫剤を噴射させ、閉め切った室内に充満させるようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の噴射装置では、所定の位置までボタンを押し下げると同時に噴射が始まり、そのために、人が退避する時間がなく、有害な殺虫剤を吸い込んでしまうということがあった。
また、退避することを気にしてボタンの押し下げが少ないと、殺虫剤を噴射させることができず、再度ボタン操作をしなければならないという問題もあった。
【０００４】
本発明は、上記問題を解決することを課題として、人が退避するタイミングをつかみやすくし、ボタンを押し下げ、手を離した後にしばらくしてから噴射が始まるようにした殺虫剤噴射装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、殺虫剤噴霧装置として、傾倒式バルブのステムに噴射ノズルを取着し、操作部材を装着した操作部材取付体をエアゾール缶に取着した殺虫剤噴射装置であって、噴射ノズルは、噴射口を具え揺動範囲が規制されたノズル筒と周縁下面に係止部を設けた係止板とを具備しており、操作部材は、噴射ノズルの係止板の係止部に係合する係止片を具備するとともに、弾撥力によって上方に付勢されていることを特徴とする構成を採用する。
【０００６】
殺虫剤噴霧装置の操作部材として、上記構成に付加して、操作部材が、ノズル揺動規制孔を具え、所定個所に係止片を垂設した頂壁と、操作部材取付体に嵌挿される側周壁とからなり、操作部材と操作部材取付体との間にばねが弾装され、操作部材が上下動自在に装着されていることを特徴とする構成を採用する。
【０００７】
操作部材取付体と操作部材の別実施形態として、操作部材取付体が、噴射ノズルの揺動規制孔を具えた頂壁を有するカバー筒を具備しており、
操作部材が、操作部材取付体に設けられた取付基台に装着され、下端に係止片を設けた押ボタンと押ボタンを上方に付勢するばねとからなることを特徴とする構成を採用する。
【０００８】
また、操作部材取付体と操作部材の他の実施形態として、操作部材取付体が、噴射ノズルの揺動規制孔を具えた頂壁を有するカバー筒を具備しており、操作部材が、操作部材取付体のカバー筒内に装着され、頂壁に下端を係止片とした押ボタンを具えた可撓板を形成した筒体であることを特徴とする構成を採用する。
【０００９】
操作部材取付体と操作部材のその他の実施形態として、操作部材取付体が、噴射ノズルの揺動規制孔を具えた頂壁を有するカバー筒を具備しており、操作部材取付体のカバー筒頂壁に、操作部材を構成する下端を係止片とした押ボタンを具えた可撓板を形成したことを特徴とする構成を採用する。
【００１０】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図１、２において、Ａは殺虫剤を封入し、エアゾールバルブを装着したエアゾール缶、Ｂはバルブに装着された噴射ノズル、Ｃはエアゾール缶Ａに装着された操作部材取付体、Ｄは操作部材取付体Ｃに装着された操作部材、Ｅはオーバーキャップである。
【００１１】
エアゾール缶Ａには、公知の傾倒式バルブが装着されており、バルブの上端に取着されたステム１がエアゾール缶Ａのマウンテンカップ２から上方に突出している。
マウンテンカップ２の下方には、取付環３がエアゾール缶Ａの本体から膨出するように形成されている。
エアゾール缶Ａ内には、噴射推進剤と殺虫剤が収納されており、ステム１が傾斜させられ、バルブが開かれたときに殺虫剤を噴射し、傾倒状態を維持して噴射を継続して殺虫剤を室内に拡散充満させるようにしている。
【００１２】
噴射ノズルＢは、ステム１の上端に嵌着されており、図３に示すように上端に噴射口４を設け、内部に流通孔５を穿孔したノズル筒６とその下端部からフランジ状に広がる係止板７とからなっている。
係止板７は、その周縁８に上方が内方に傾斜した案内面９とした案内リング１０を立設しており、係止板７下面の周縁８より内側下方には、円筒面１１を有する係止リング１２が垂設されている。
係止リング１２の円筒面１１の周面と、その周面と周縁８との間の係止板７下面とによって噴射ノズルＢの係止部１３が形成されている。
【００１３】
図４に示すように、操作部材取付体Ｃは、取付筒２０と環状の上板２１、上板２１に立設された内筒２２と外筒２３とからなっている。
取付筒２０は、その下端縁内周には内方に膨出する膨出部２４が設けられ、エアゾール缶Ａの取付環３の下側に係合するようになっており、取付環３を挟むようにして取付筒内周の上方には、複数個の縦リブ２５が配設されている。
【００１４】
内筒２２は、上板２１の内周縁より立ち上がるよう立設され、その上方部分は、縮径部２６となっている。
外筒２３は、取付筒２０の内周に沿って立ち上がるよう立設され、下端近くの外周には、膨出環２７が設けられ、上端内周縁には、膨出環２８が設けられている。
【００１５】
図５に示すように、操作部材Ｄは、前記外筒２３に嵌挿される側周壁３０と頂壁３１とを具えている。
側周壁３０の下端近くの外周には、外筒２３の膨出環２７に係合する膨出環３２が設けられており、側周壁３０の内側には、操作部材取付体Ｃの内筒２２の縮径部２６の内周に係合される案内壁３３が頂壁３１より垂設されている。
【００１６】
頂壁３１の中央部には、両端を噴射ノズルＢ先端部よりやや大きい径を有する半円状の円弧部３４，３５とした揺動規制孔３６が形成され、一方の円弧部３４の中心は、エアゾール缶Ａの軸心に一致するよう位置している。
頂壁３１の周縁部には、外縁を円弧とした窓３７が穿孔され、窓３７の外縁から係止片３８が垂下し、窓３７の外側には、手指の滑り止めのための突条３９が刻設されている。
【００１７】
係止片３８は、円弧状の垂下板４０とその下端に内方に突出するよう形成され、噴射ノズルＢの係止部１３に係合する断面円弧状の傾斜板４１とからなっている。
側周壁３０に沿う頂壁３１下面と、操作部材取付体Ｃの上板２１との間には、図１に示すように、コイルばね４２が弾装され、操作部材Ｄを上方に付勢している。
【００１８】
オーバーキャップＥは、図１に示されているように、頂壁４３と前記側周壁３０に嵌挿される側周壁４４とからなっており、側周壁４４下端内周には、外筒２３の膨出環２７に係合する膨出環４５が設けられている。
【００１９】
次に、本実施形態噴射装置の使用態様と作用効果について説明する。
まず、使用態様の概略について述べると、室内の所定の場所に噴射装置を置き、オーバーキャップＥを取って、操作部材Ｄを押し下げる。
次いで、操作部材Ｄから手を離すと、しばらくしてエアゾール缶Ａから殺虫剤の噴射が開始され、缶内の殺虫剤が室内に充満される。
【００２０】
そのときの作用効果を図６を参照して詳しく説明すると、操作部材Ｄの押し下げ時には、係止片３８の傾斜板４１が噴射ノズルＢの係止板７に係合し押し下げるように作用するが、ノズル筒６は、ノズル揺動規制孔３６の円弧部３４に圧接され、ステム１は傾斜しないので、係止片３８の傾斜板４１は噴射ノズルＢの係止板７周縁８の案内面９に圧接案内され、図６（ａ）に示すように、周縁８を乗り越えて係止板７の下方にまで下降し、コイルばね４２を圧縮する。
【００２１】
次いで、操作部材Ｄから手を離すと、コイルばね４２が復元して操作部材Ｄが上昇され、次いで、図６（ｂ）に示すように、操作部材Ｄの係止片３８の傾斜板４１の先端は、噴射ノズルＢの係止板７の下面に衝接してノズル筒６を傾斜させ、ノズル筒６が所定の角度まで傾斜するとステム１の傾倒によりバルブが開かれ、噴射ノズルＢから殺虫剤が噴射される。
操作部材Ｄから手を離してから、噴射開始までの時間は、本実施形態では約１秒であるが、コイルばねの弾撥力を変えることによって適宜設定される。
【００２２】
その際ノズル筒６先端は、ノズル揺動規制孔３６の他方の円弧部３５に圧接され、操作部材Ｄの係止片３８の傾斜板４１の先端が、噴射ノズルＢの係止板７周縁８の下面、すなわち係止部１３に係合した状態が維持され、バルブの開放状態を維持する。
かくして、エアゾール缶Ａ内のすべての殺虫剤が噴射され、室内に拡散、充満されることになる。
【００２３】
次に、第２実施形態について説明する。
本実施形態は、操作部材取付体に操作部材として押ボタンを取着した点が第１実施形態と異なるが、エアゾール缶Ａと噴射ノズルＢ、オーバーキャップＥは第１実施形態のものと同一であるので、同一の名称と符号を採用して図示するだけで説明を省略する。
【００２４】
図７において、Ｃａは操作部材取付体で、Ｄａは操作部材を構成する押ボタンである。
図７，８，９に示すように、操作部材取付体Ｃａは、取付筒５０とカバー筒５１と、押ボタン取付部５２とを具えている。
取付筒５０の下端内周には、内方に膨出する膨出環５３が設けられており、エアゾール缶Ａの取付環３の下方に係合するようになっている。
取付筒５０の膨出環５３の上方には、取付環３を挟むようにして、複数個の縦リブ５４が配設されており、取付筒５０の上端内周は、内方に突出する環状の段部５５となっている。
【００２５】
カバー筒５１は、側周壁５６と頂壁５７とを具えている。
側周壁５６は、取付筒５０より縮径され、段部５５内周縁より上方に延びるよう連設されており、その外周下端部には、膨出環５８が設けられている。
頂壁５７の中央部には、両端を噴射ノズルＢ先端部よりやや大きい径を有する半円状の円弧部５９，６０としたノズル揺動規制孔６１が形成され、一方の円弧部５９の中心は、エアゾール缶Ａの軸心に一致するよう位置している。
【００２６】
頂壁５７の押ボタン取付部５２の側には、押ボタン嵌挿部６２が設けられており、該押ボタン嵌挿部６２は、頂壁５７から垂下する円弧状の傾斜壁６３と、頂壁５７の中心方向に延びる側壁６４ａ，ｂと側壁６４の下端部と同一の高さまでを切欠部とした側周壁５６の一部６５によって形成されている。
【００２７】
押ボタン取付部５２は、取付筒５０の上端の段部５５から内方に延びるよう突設された基板６６と、該基板６６に立設された押ボタン保持筒６７とからなっている。
基板６６は、内側端縁６８と、側端縁６９ａ，ｂとからなり、基板６６の中央部から、エアゾール缶Ａの取付環３に向かって延びる傾斜端縁を有する板リブ７０が垂設されており、取付筒５０の下端に設けられた膨出部５３と共働して、縦リブ５４とともに取付環３を挟持するようにしている。
押ボタン保持筒６７は、その下端部は拡径され、ばね支持部７１となっている。
【００２８】
図１０に示すように、押ボタンＤａは、頂壁７２と該頂壁７２の外周縁から垂下する側周壁７３とを具えており、側周壁７３は、側周壁５６の一部６５に摺接する円弧壁７４と、側壁６４ａ，ｂに摺接する側壁７５ａ，ｂと内側壁７６とからなっている。
頂壁７２の中央部の所定位置には、前記押ボタン保持筒６７の筒内に嵌挿される室内杆７７が垂設されており、頂壁７２の下面には、一定高さのばね受けリブ７８が垂設されている。
【００２９】
操作部材取付体Ｃａの基板６６とばね受けリブ７８の間には、コイルばね７９が弾装されており、押ボタンＤａを上方に付勢するようにしている。
内側壁７６の下端部には、内方に突出するよう先端に円弧状の傾斜板８０を具えた係止片８１が設けられており、側壁７５には、側壁６４ａ，ｂの下端に係合する位置決め片８２ａ，ｂが設けられている。
【００３０】
次に、本実施形態噴射装置の使用態様と作用効果について説明する。
まず、使用態様の概略について述べると、前記第１実施形態と同様に室内の所定の場所に噴射装置を置き、オーバーキャップＥを取って、押ボタンＤａを押し下げる。
次いで、押ボタンＤａから手を離すと、エアゾール缶Ａから殺虫剤の噴射が開始され、缶内の殺虫剤が室内に充満される。
【００３１】
そのときの作用効果を図１１を参照して詳しく説明すると、押ボタンＤａの押し下げ時には、前記第１実施形態と同様に係止片８１の傾斜板８０が噴射ノズルＢの係止板７に係合し押し下げるように作用するが、ノズル筒６先端は、ノズル揺動規制孔６１の円弧部５９に圧接され、ノズル筒６のステム１は傾斜しないので、係止片８１の傾斜板８０は噴射ノズルＢの係止板７周縁８の案内面９に圧接案内され、図１１（ａ）に示すように、周縁８を乗り越えて係止板７の下方にまで下降し、同時にばね７９を圧縮させる。
【００３２】
次いで、押ボタンＤａから手を離すと、コイルばね７９が復元して押ボタンＤａが上昇され、次いで、図１１（ｂ）に示すように、押ボタンＤａの係止片８１の傾斜板８０の先端は、噴射ノズルＢの係止板７の下面に衝接してノズル筒６を傾斜させ、所定の角度まで傾斜するとステム１の傾倒によりバルブが開かれ、噴射ノズルＢから殺虫剤が噴射される。
押ボタンＤａから手を離してから、噴射開始までの時間は、ばねの弾撥力を変えることによって適宜設定される。
【００３３】
その際ノズル筒６先端は、ノズル揺動規制孔６１の他方の円弧部６０に圧接され、押ボタンＤａの係止片８１の傾斜板８０の先端が、噴射ノズルＢの係止板７周縁８の下面、すなわち係止部１３に係合した状態が維持され、バルブの開放状態を維持する。
かくして、第１実施形態と同様に、エアゾール缶Ａ内のすべての殺虫剤が噴射され、室内に拡散、充満されることになる。
【００３４】
次に、第３実施形態について説明する。
本実施形態は、係止片を設けた押ボタンと可撓板によって操作部材を構成するようにし、押ボタンの復元に合成樹脂の可撓性を利用したものである。
エアゾール缶Ａ、噴射ノズルＢ、オーバーキャップＥは第１実施形態のものと同一であるので、同一の名称と符号を採用して図示するだけで説明を省略する。
以下、操作部材取付体Ｃｂ、操作部材Ｄｂについて説明する。
【００３５】
図１２において、Ａはエアゾール缶、Ｂはノズル、Ｃｂは操作部材取付体、Ｄｂは操作部材、Ｅはオーバーキャップである。
図１２、１３に示すように、操作部材取付体Ｃｂは、取付筒９０とカバー筒９１とを具えている。
取付筒９０の下端内周には、内方に膨出する膨出環９２が設けられており、エアゾール缶Ａの取付環３の下方に係合するようになっている。
取付筒９０の膨出環９２の上方には、取付環３を挟んで、複数個の縦リブ９３が配設されており、取付筒９０の上端内周は、内方に突出する環状の段部９４となっている。
【００３６】
カバー筒９１は、側周壁９５と頂壁９６とを具えている。
側周壁９５は、取付筒９０より縮径され、段部９４内周縁より上方に延びるよう連設されており、その下端部内周には、膨出環９７が設けられ、外周には膨出環９８が設けられている。
頂壁９６の中央部には、ノズル揺動規制筒９９が立設されており、周辺部には、後述する押ボタンの挿入孔１００が穿孔されている。
【００３７】
ノズル揺動規制筒９９は、その上端縁は噴射ノズル中間部の径よりやや大きな径を有する半円状の円弧部１０１，１０２とする長孔１０３となっており、一方の円弧１０１の中心は、エアゾール缶Ａの軸心に一致している。
ノズル揺動規制筒９９の側周壁は、円弧部１０１側の側面が上端縁から下方に向かい外側に傾斜した円錐面となっており、その他の側面は、ほぼ垂直の壁面となっており、ノズル揺動規制筒９９の上端縁と側周壁９５内周によってノズル揺動規制孔９９ａが形成されている。
【００３８】
図１４に示すように、操作部材Ｄｂは、側周壁１０４と頂壁１０５を備えており、側周壁１０４は、その下端外周に設けられた前記膨出環９７に係合する膨出環１０６が設けられ、頂壁１０５がカバー筒９１の頂壁に接するよう定位置に係止されるようになっている。
【００３９】
頂壁１０５には、一定角度範囲の弦月状の開口１０７と、巾広の切込み１０８によって形成され、端部１０９を軸線として上下動可能とした一定巾の弧状の可撓板１１０が設けられ、可撓板１１０の中心部には、押ボタン１１１が設けられている。
押ボタン１１１は、可撓板１１０の内周縁から上下に延びるよう連設された係止板１１２と、それに続く頂板１１３と該頂板から垂下する側板１１４ａ，ｂ，ｃから形成され、係止板の１１２の中間部には、傾斜板１１５を具えた係止片１１６が設けられている。
【００４０】
次に、本実施形態噴射装置の使用態様と作用効果について説明する。
まず、使用態様の概略について述べると、前記第１実施形態と同様に室内の所定の場所に噴射装置を置き、オーバーキャップＥを取って、操作部材Ｄｂの押ボタン１１１を押し下げる。
次いで、押ボタン１１１から手を離すと、エアゾール缶Ａから殺虫剤の噴射が開始され、缶内の殺虫剤が室内に充満される。
【００４１】
そのときの作用効果を図１５を参照して詳しく説明すると、押ボタン１１１の押し下げ時には、前記第１実施形態と同様に係止片１１６が噴射ノズルＢの係止板７に係合し押し下げるように作用するが、ノズル筒６先端は、ノズル揺動規制筒９９の円弧部１０１に圧接され、ステム１は傾斜しないので、係止片１１６の傾斜板１１５は噴射ノズルＢの係止板７周縁８の案内面９に圧接案内され、図１５（ａ）に示すように、周縁８を乗り越えて係止板７の下方にまで下降し、同時に可撓板１１０を湾曲させる。
【００４２】
次いで、押ボタン１１１から手を離すと、可撓板１１０が復元して押ボタン１１１が上昇され、次いで、図１５（ｂ）に示すように、押ボタン１１１の係止片１１６の傾斜板１１５の先端は、噴射ノズルＢの係止板７の下面に衝接してノズル筒６を傾斜させ、所定の角度まで傾斜するとステム１の傾倒によりバルブが開かれ、噴射ノズルＢから殺虫剤が噴射される。
押ボタン１１１から手を離してから噴射開始までの時間は、可撓板１１０の弾発力によって適宜設定される。
【００４３】
その際ノズル筒６先端は、ノズル揺動規制孔９９ａの他方の円弧部１０２に圧接され、押ボタン１１１の係止片１１６の傾斜板１１５の先端が、噴射ノズルＢの係止板７周縁８の下面、すなわち係止部１３に係合した状態が維持され、バルブの開放状態を維持する。
かくして、エアゾール缶Ａ内のすべての殺虫剤が噴射され、室内に拡散、充満されることになる。
【００４４】
また本実施形態では、操作部材取付体Ｃｂと操作部材Ｄｂが別体であるので、操作部材の素材樹脂と肉厚を変えることによって可撓板１１０の弾発力を変え、押ボタン１１１の押込みから噴射開始までの時間を調節することができるという格別の作用効果がもたらされる。
【００４５】
次に第４実施形態について説明する。
本実施形態は、前記第３実施形態における操作部材取付体と操作部材を一体成形したもので、エアゾール缶Ａと噴射ノズルＢ、オーバーキッャプＥは、第１実施形態と同一であるので、同一の名称と符号を付して図示するだけとし、説明を省略する。
以下操作部材取付体Ｃｃと操作部材Ｄｃについて説明する。
【００４６】
図１６において、Ａはエアゾール缶、Ｂはノズル、Ｃｃは操作部材取付体であり、Ｄｃは操作部材取付体Ｃｃと一体成形された操作部材である。
図１６，１７，１８に示すように、操作部材取付体Ｃｃは取付筒１２０とカバー筒１２１とを具えている。
取付筒１２０の下端内周には、内方に膨出する膨出環１２２が設けられており、エアゾール缶Ａの取付環３の下方に係合するようになっている。
取付筒１２０の膨出環１２２の上方には、取付環３を挟むようにして、複数個の縦リブ１２３が配設されており、取付筒１２０の上端内周は、内方に突出する環状の段部１２４となっている。
【００４７】
カバー筒１２１は、側周壁１２５と頂壁１２６とからなっている。
側周壁１２５は、取付筒１２０より縮径され、段部１２４内周縁より上方に延びるよう連設されており、その外周下端部には、膨出環１２７が設けられている。
【００４８】
頂壁１２６の中央部には、ノズル揺動規制筒１２８が立設されている。
該ノズル揺動規制筒１２８は、その上端縁は噴射ノズルＢ中間部の径よりやや大きな径を有する半円状の円弧部１２９，１３０とする長孔１３１となっており、一方の円弧部１２９の中心は、エアゾール缶Ａの軸心に一致している。
ノズル揺動規制筒１２８の側周壁は、円弧部１２９側の側面が上端縁から下方に向かい外側に傾斜した円錐面となっており、その他の側面は、ほぼ垂直の壁面となっている。
ノズル揺動規制筒１２８の上端縁と側周壁内周によってノズル筒のノズル揺動規制孔１２８ａが形成されている。
【００４９】
頂壁１２６には、一定角度範囲の円弧状の内側切込み１３２と外側切込み１３３が刻設され、切込み端を結ぶ線１３４ａ，ｂを軸線とした可撓板１３５が形成されている。
可撓板１３５の中央部には、押ボタン１３６が設けられ、押ボタン１３６と可撓板１３５によって操作部材Ｄｃが構成されている。
押ボタン１３６は、可撓板１３５の内周端縁から上下に延びるよう連設された支持板１３７と、それに続く頂板１３８および頂板１３８から垂設された側板１３９ａ，ｂ，ｃとからなっている。
【００５０】
前記支持板１３７の下方部には、先端に傾斜板１４０を具えた係止片１４１が、内方に向かって突設されている。
係止片１４１に対応する内側切込み１３２は広げられ、係止片挿通孔１４２が形成されている。
【００５１】
次に、本実施形態噴射装置の使用態様と作用効果について説明する。
まず、使用態様の概略について述べると、前記第１実施形態と同様に室内の所定の場所に噴射装置を置き、オーバーキャップＥを取って、押ボタン１３６を押し下げる。
次いで、押ボタン１３６から手を離すと、エアゾール缶Ａから殺虫剤の噴射が開始され、缶内の殺虫剤が室内に充満される。
【００５２】
そのときの作用効果を図１９を参照して詳しく説明すると、押ボタン１３６の押し下げ時には、前記第３実施形態と同様に係止片１４１が噴射ノズルＢの係止板７に係合し押し下げるように作用するが、ノズル筒６先端は、ノズル揺動規制筒１２８の円弧部１２９に圧接され、ステム１は傾斜しないので、係止片１４１は噴射ノズルＢの係止板７周縁８の案内面９に圧接案内され、図１９（ａ）に示すように、周縁８を乗り越えて係止板７の下方にまで下降し、同時に可撓板１３５が圧縮させる。
【００５３】
次いで、押ボタン１３６から手を離すと、可撓板１３５が復元して押ボタン１３６が上昇され、次いで、図１９（ｂ）に示すように、押ボタン１３６の係止片１４１の傾斜板１４０の先端は、噴射ノズルＢの係止板７の下面に衝接してノズル筒６を傾斜させ、所定の角度まで傾斜するとステム１の傾倒によりバルブが開かれ、噴射ノズルＢから殺虫剤が噴射される。
押ボタン１３６から手を離してから、噴射開始までの時間は、可撓板１３５の復元力によって適宜設定される。
【００５４】
その際ノズル筒６先端は、ノズル揺動規制筒１２８の他方の円弧部１３０に圧接され、押ボタン１３６の係止片１４１の傾斜板１４０の先端が、噴射ノズルＢの係止板７周縁８の下面、すなわち係止部１３に係合した状態が維持され、バルブの開放状態を維持する。
かくして、エアゾール缶Ａ内のすべての殺虫剤が噴射され、室内に拡散、充満されることになる。
【００５５】
本実施形態の場合は、操作部材取付体Ｃｃと操作部材Ｄｃとを一体成形しているので工程が少なくなり、成形時に可撓板１３５の肉厚を変えることによって可撓板１３５の弾発力を変え、押ボタン１３６の押込みから噴射開始までの時間を調節することができるという格別の作用効果がもたらされる。
【００５６】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
操作部材の押圧を解き、一定時間後に操作部材の係止片がノズルの係止板の下面の係止部に係合するようにしたから、使用者は、操作部材を押圧して、手を離して噴射装置から離れた後に、殺虫剤の噴射が開始され、有害の殺虫剤を吸い込むおそれはなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態噴射装置の一部断面正面図である。
【図２】オーバーキャップを開いた状態の上面図である。
【図３】噴射ノズルの一部断面正面図である。
【図４】操作部材取付体の説明図で、（ａ）は上面図、（ｂ）は一部断面正面図である。
【図５】操作部材の説明図で、（ａ）は一部断面正面図、（ｂ）は底面図である。
【図６】操作部材の操作時の説明図で、（ａ）は操作部材の押下げ時、（ｂ）は操作部材の係止時を示す図である。
【図７】第２実施形態噴射装置の一部断面正面図である。
【図８】操作部材取付体の説明図で、（ａ）は上面図、（ｂ）は一部断面正面図である。
【図９】操作部材取付体の底面図である。
【図１０】押ボタンの説明図で、（ａ）は正面図、（ｂ）は断面図、（ｃ）は上面図、（ｄ）は底面図である。
【図１１】押ボタンの操作時の説明図で、（ａ）は押ボタンの押下げ時、（ｂ）は押ボタンの係止時を示す図である。
【図１２】第３実施形態噴射装置の一部断面正面図である。
【図１３】操作部材取付体の説明図で、（ａ）は上面図、（ｂ）は一部断面正面図である。
【図１４】操作部材の説明図で、（ａ）は上面図、（ｂ）は一部断面正面図、（ｃ）は底面図である。
【図１５】操作部材の操作時の説明図で、（ａ）は押ボタンの押下げ時、（ｂ）は押ボタンの係止時を示す図である。
【図１６】第４実施形態噴射装置の一部断面正面図である。
【図１７】操作部材を一体化した操作部材取付体の説明図で、（ａ）は上面図、（ｂ）は一部断面正面図である。
【図１８】操作部材取付体の底面図である。
【図１９】操作部材の操作時の説明図で、（ａ）は押ボタンの押下げ時、（ｂ）は押ボタンの係止時を示す図である。
【符号の説明】
Ａエアゾール缶
Ｂ噴射ノズル
Ｃ、Ｃａ、Ｃｂ、Ｃｃ操作部材取付体
Ｄ、Ｄｂ、Ｄｃ操作部材
Ｄａ押ボタン
Ｅオーバーキャップ
１ステム
４噴射口
５流通孔
６ノズル筒
７係止板
８周縁
９案内面
１０案内リング
１１円筒面
１２係止リング
１３係止部
２０、５０、９０、１２０取付筒
２２内筒
２３外筒
２５縦リブ
３０、７３、１０４側周壁
３１、７２、１０５頂壁
３４，３５円弧部
３６、６１ノズル揺動規制孔
３８、８１、１１６、１４１係止片
４０垂下板
４１、８０、１４０傾斜板
４２コイルばね
５１、９１、１２１カバー筒
５２押ボタン取付部
５６側周壁
５７頂壁
５９，６０、１０１，１０２、１２９，１３０円弧部
６２押ボタン嵌挿部
６３傾斜壁
６４ａ，ｂ側壁
６６基板
６７押ボタン保持筒
７７案内杆
７８ばね受けリブ
７９ばね
８２ａ，ｂ位置決め片
９９、１２８ノズル揺動規制筒
９９ａ、１２８ａノズル揺動規制孔
１０３、１３１長孔
１０７開口
１０８切込み
１１０、１３５可撓板
１１１、１３６押ボタン
１１２係止板
１３２内側切込み
１３３外側切込み
１３７支持板
１４２係止片挿通孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an insecticide injection device, and more particularly to an insecticide injection device which starts injection after releasing a hand from an operation button.
[0002]
[Prior art]
An injection device in which an insecticide is sealed in an aerosol can and the insecticide is injected from an injection nozzle by pressing a button is conventionally known.
The conventional spraying device uses a push button or other operation member to push down or tilt the aerosol can stem to spray the insecticide and maintain the pressed or tilted state. The insecticide was sprayed to fill a closed room.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional injection device, the injection is started at the same time when the button is pushed down to a predetermined position, so that there is no time for the person to evacuate and the harmful insecticide is sucked.
In addition, if there is little depression of the button in consideration of evacuation, there is a problem that the insecticide cannot be sprayed and the button must be operated again.
[0004]
An object of the present invention is to provide an insecticide injection device that makes it easy to grasp the timing when a person retreats, and starts injection after a while after the button is pressed down and released. For the purpose.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides an insecticide spraying device in which an injection nozzle is attached to the stem of a tilting valve as an insecticide spraying device, and an operation member mounting body to which an operation member is attached is attached to an aerosol can. The injection nozzle includes a nozzle cylinder having an injection port and whose swing range is restricted, and a locking plate provided with a locking portion on the lower surface of the periphery. A configuration is adopted in which a locking piece that engages with the locking portion of the stop plate is provided and is biased upward by an elastic force.
[0006]
As an operation member of the insecticide spraying device, in addition to the above-described configuration, the operation member is fitted into the operation member mounting body and a top wall provided with a nozzle rocking restriction hole and having a locking piece suspended at a predetermined position. A configuration comprising a side peripheral wall, wherein a spring is elastically mounted between the operating member and the operating member mounting body, and the operating member is mounted so as to be movable up and down is adopted.
[0007]
As another embodiment of the operating member mounting body and the operating member, the operating member mounting body includes a cover cylinder having a top wall provided with a swing restriction hole of the injection nozzle,
The operation member is mounted on a mounting base provided on the operation member mounting body, and includes a push button having a locking piece at the lower end and a spring for biasing the push button upward. To do.
[0008]
As another embodiment of the operating member mounting body and the operating member, the operating member mounting body includes a cover cylinder having a top wall provided with a swing restriction hole of the injection nozzle, and the operating member is the operating member. A configuration is adopted that is a cylindrical body that is mounted in a cover cylinder of the mounting body and is formed with a flexible plate having a push button having a lower end as a locking piece on the top wall.
[0009]
As another embodiment of the operating member mounting body and the operating member, the operating member mounting body includes a cover cylinder having a top wall provided with a rocking restriction hole of the injection nozzle, and the cover cylinder top of the operating member mounting body is provided. A configuration is adopted in which a flexible plate having a push button having a lower end constituting the operation member as a locking piece is formed on the wall.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 and 2, A is an aerosol can in which an insecticide is encapsulated and an aerosol valve is attached, B is an injection nozzle attached to the valve, C is an operating member mounting body attached to the aerosol can A, and D is an operating member. An operation member E attached to the attachment body C is an overcap.
[0011]
The aerosol can A is equipped with a known tilting valve, and a stem 1 attached to the upper end of the valve protrudes upward from the mountain cup 2 of the aerosol can A.
A mounting ring 3 is formed below the mountain cup 2 so as to bulge from the main body of the aerosol can A.
In the aerosol can A, the propellant and the insecticide are housed, the stem 1 is tilted, the insecticide is sprayed when the valve is opened, and the spray is continued while maintaining the tilted state. The insecticide is diffused and filled in the room.
[0012]
The injection nozzle B is fitted to the upper end of the stem 1, and as shown in FIG. 3, the injection nozzle 4 is provided at the upper end, and the nozzle cylinder 6 having a flow hole 5 formed in the inside and the lower end of the nozzle cylinder 6 spread in a flange shape. It consists of a locking plate 7.
The locking plate 7 is provided with a guide ring 10 erected on the peripheral edge 8 as a guide surface 9 inclined upward inward, and a cylindrical surface 11 is provided below the peripheral edge 8 on the lower surface of the locking plate 7. The retaining ring 12 having the above is suspended.
A locking portion 13 of the injection nozzle B is formed by the peripheral surface of the cylindrical surface 11 of the locking ring 12 and the lower surface of the locking plate 7 between the peripheral surface and the peripheral edge 8.
[0013]
As shown in FIG. 4, the operation member attachment body C includes an attachment cylinder 20, an annular upper plate 21, and an inner cylinder 22 and an outer cylinder 23 erected on the upper plate 21.
The mounting cylinder 20 is provided with a bulging portion 24 that bulges inwardly on the inner periphery of the lower end edge thereof, and engages with the lower side of the mounting ring 3 of the aerosol can A. A plurality of vertical ribs 25 are disposed above the inner periphery of the mounting cylinder so as to be sandwiched.
[0014]
The inner cylinder 22 is erected so as to rise from the inner peripheral edge of the upper plate 21, and the upper portion thereof is a reduced diameter portion 26.
The outer cylinder 23 is erected so as to rise along the inner periphery of the mounting cylinder 20. A bulging ring 27 is provided on the outer periphery near the lower end, and a bulging ring 28 is provided on the inner peripheral edge of the upper end. .
[0015]
As shown in FIG. 5, the operation member D includes a side peripheral wall 30 and a top wall 31 that are fitted into the outer cylinder 23.
A bulge ring 32 that engages with a bulge ring 27 of the outer cylinder 23 is provided on the outer periphery near the lower end of the side peripheral wall 30, and the inner cylinder 22 of the operation member mounting body C is provided inside the side peripheral wall 30. A guide wall 33 engaged with the inner periphery of the reduced diameter portion 26 is suspended from the top wall 31.
[0016]
In the central portion of the top wall 31, a swing restricting hole 36 is formed with semicircular arc portions 34, 35 having diameters slightly larger than the tip end portion of the injection nozzle B. The center of one arc portion 34 is , And is positioned so as to coincide with the axis of the aerosol can A.
A window 37 having a circular arc at the outer edge is perforated at the peripheral edge of the top wall 31, and a locking piece 38 hangs down from the outer edge of the window 37. Is engraved.
[0017]
The locking piece 38 includes an arcuate hanging plate 40 and an inclined plate 41 having an arcuate cross section that is formed inwardly projecting at the lower end thereof and engages with the locking portion 13 of the injection nozzle B.
As shown in FIG. 1, a coil spring 42 is mounted between the lower surface of the top wall 31 along the side peripheral wall 30 and the upper plate 21 of the operation member mounting body C to urge the operation member D upward. ing.
[0018]
As shown in FIG. 1, the overcap E is composed of a top wall 43 and a side peripheral wall 44 that is fitted into the side peripheral wall 30. A bulging ring 45 that engages with the outlet ring 27 is provided.
[0019]
Next, usage modes and operational effects of the injection device of the present embodiment will be described.
First, the outline of the usage mode will be described. The injection device is placed in a predetermined place in the room, the overcap E is removed, and the operation member D is pushed down.
Next, when the hand is released from the operation member D, the spraying of the insecticide from the aerosol can A is started after a while, and the insecticide in the can is filled in the room.
[0020]
The operation and effect at that time will be described in detail with reference to FIG. 6. When the operating member D is pushed down, the inclined plate 41 of the locking piece 38 is engaged with the locking plate 7 of the injection nozzle B and acts to push down. The nozzle cylinder 6 is pressed against the arc 34 of the nozzle swing restricting hole 36 and the stem 1 is not inclined, so that the inclined plate 41 of the locking piece 38 is the guide surface 9 of the peripheral edge 8 of the locking plate 7 of the injection nozzle B. As shown in FIG. 6 (a), the coil spring 42 is moved over the peripheral edge 8 and lowered below the locking plate 7 to compress the coil spring 42.
[0021]
Next, when the hand is released from the operation member D, the coil spring 42 is restored and the operation member D is raised, and then the inclined plate 41 of the locking piece 38 of the operation member D is moved as shown in FIG. The tip is brought into contact with the lower surface of the locking plate 7 of the injection nozzle B to incline the nozzle cylinder 6, and when the nozzle cylinder 6 inclines to a predetermined angle, the valve is opened by the inclination of the stem 1 and the insect nozzle B Is injected.
The time from when the hand is released from the operation member D to the start of injection is about 1 second in this embodiment, but is appropriately set by changing the resilience of the coil spring.
[0022]
At that time, the tip of the nozzle cylinder 6 is pressed against the other arc portion 35 of the nozzle swing restricting hole 36, and the tip of the inclined plate 41 of the locking piece 38 of the operation member D is the peripheral edge 8 of the locking plate 7 of the injection nozzle B. The state engaged with the lower surface, that is, the engaging portion 13 is maintained, and the open state of the valve is maintained.
Thus, all the insecticide in the aerosol can A is sprayed and diffused and filled in the room.
[0023]
Next, a second embodiment will be described.
This embodiment is different from the first embodiment in that a push button is attached to the operation member mounting body as an operation member, but the aerosol can A, the injection nozzle B, and the overcap E are the same as those of the first embodiment. Therefore, the same name and code are used and the description is omitted.
[0024]
In FIG. 7, Ca is an operation member mounting body, and Da is a push button constituting the operation member.
As shown in FIGS. 7, 8, and 9, the operation member attachment body Ca includes an attachment cylinder 50, a cover cylinder 51, and a push button attachment portion 52.
A bulging ring 53 that bulges inward is provided on the inner periphery of the lower end of the mounting cylinder 50, and engages below the mounting ring 3 of the aerosol can A.
A plurality of vertical ribs 54 are disposed above the bulging ring 53 of the mounting cylinder 50 so as to sandwich the mounting ring 3, and the inner periphery of the upper end of the mounting cylinder 50 is an annular step projecting inwardly. Part 55 is formed.
[0025]
The cover cylinder 51 includes a side peripheral wall 56 and a top wall 57.
The side peripheral wall 56 has a diameter reduced from the mounting cylinder 50 and is continuously provided so as to extend upward from the inner peripheral edge of the stepped portion 55, and a bulging ring 58 is provided at the lower end portion of the outer periphery.
At the center of the top wall 57, there is formed a nozzle swing restricting hole 61 whose both ends are semicircular arcs 59, 60 having a slightly larger diameter than the tip of the injection nozzle B, and the center of one arc 59 Is positioned to coincide with the axis of the aerosol can A.
[0026]
A push button fitting insertion portion 62 is provided on the top wall 57 on the push button mounting portion 52 side, and the push button fitting insertion portion 62 includes an arcuate inclined wall 63 that hangs down from the top wall 57, and a top. The side wall 64a, b extending in the center direction of the wall 57 and a part 65 of the side peripheral wall 56 having the same height as the lower end of the side wall 64 as a notch.
[0027]
The push button mounting portion 52 includes a substrate 66 projecting inwardly from the stepped portion 55 at the upper end of the mounting tube 50, and a push button holding tube 67 standing on the substrate 66.
The board 66 is composed of an inner edge 68 and side edges 69a and 69b, and plate ribs 70 having inclined edges extending from the center of the board 66 toward the attachment ring 3 of the aerosol can A are vertically provided. In addition, the mounting ring 3 is clamped together with the vertical ribs 54 in cooperation with the bulging portion 53 provided at the lower end of the mounting cylinder 50.
The bottom end of the push button holding cylinder 67 is expanded in diameter to form a spring support 71.
[0028]
As shown in FIG. 10, the push button Da includes a top wall 72 and a side peripheral wall 73 depending from the outer peripheral edge of the top wall 72, and the side peripheral wall 73 is in sliding contact with a part 65 of the side peripheral wall 56. It comprises an arc wall 74, side walls 75a and 75 slidably contacting the side walls 64a and 64b, and an inner wall 76.
At a predetermined position in the central portion of the top wall 72, an indoor rod 77 fitted into the cylinder of the push button holding cylinder 67 is suspended, and on the lower surface of the top wall 72, a spring receiving rib having a constant height is provided. 78 is suspended.
[0029]
A coil spring 79 is elastically mounted between the base plate 66 and the spring receiving rib 78 of the operating member mounting body Ca so as to urge the push button Da upward.
A locking piece 81 having an arcuate inclined plate 80 at its tip is provided at the lower end of the inner wall 76 so as to protrude inward, and the side wall 75 is engaged with the lower ends of the side walls 64a and 64b. Positioning pieces 82a and 82b are provided.
[0030]
Next, usage modes and operational effects of the injection device of the present embodiment will be described.
First, the outline of the usage mode will be described. As in the first embodiment, the injection device is placed at a predetermined place in the room, the overcap E is removed, and the push button Da is pushed down.
Next, when the hand is released from the push button Da, the spraying of the insecticide from the aerosol can A is started, and the insecticide in the can is filled in the room.
[0031]
The action and effect at that time will be described in detail with reference to FIG. 11. When the push button Da is pressed down, the inclined plate 80 of the locking piece 81 is engaged with the locking plate 7 of the injection nozzle B as in the first embodiment. The tip of the nozzle cylinder 6 is pressed against the arc portion 59 of the nozzle swing restricting hole 61 and the stem 1 of the nozzle cylinder 6 is not inclined, so that the inclined plate 80 of the locking piece 81 is ejected. As shown in FIG. 11 (a), the nozzle B is pressed against the guide surface 9 on the periphery 8 of the locking plate 7 and descends below the locking plate 7 as shown in FIG. .
[0032]
Next, when the hand is released from the push button Da, the coil spring 79 is restored and the push button Da is raised, and then, as shown in FIG. 11B, the inclined plate 80 of the locking piece 81 of the push button Da. The tip is brought into contact with the lower surface of the locking plate 7 of the injection nozzle B to incline the nozzle cylinder 6. When the tip is inclined to a predetermined angle, the valve is opened by the inclination of the stem 1 and the insecticide is injected from the injection nozzle B. .
The time from when the hand is released from the push button Da to the start of injection is appropriately set by changing the elastic force of the spring.
[0033]
At that time, the tip of the nozzle cylinder 6 is pressed against the other arcuate portion 60 of the nozzle swing restricting hole 61, and the tip of the inclined plate 80 of the locking piece 81 of the push button Da is the periphery 8 of the locking plate 7 of the injection nozzle B. The state engaged with the lower surface, that is, the engaging portion 13 is maintained, and the open state of the valve is maintained.
Thus, as in the first embodiment, all of the insecticide in the aerosol can A is injected and diffused and filled in the room.
[0034]
Next, a third embodiment will be described.
In this embodiment, an operation member is constituted by a push button provided with a locking piece and a flexible plate, and the flexibility of the synthetic resin is used for restoring the push button.
Since the aerosol can A, the injection nozzle B, and the overcap E are the same as those of the first embodiment, the description is omitted only by adopting the same names and symbols and illustrating them.
Hereinafter, the operation member attachment body Cb and the operation member Db will be described.
[0035]
In FIG. 12, A is an aerosol can, B is a nozzle, Cb is an operating member mounting body, Db is an operating member, and E is an overcap.
As shown in FIGS. 12 and 13, the operation member attachment body Cb includes an attachment cylinder 90 and a cover cylinder 91.
A bulging ring 92 that bulges inward is provided on the inner periphery of the lower end of the mounting cylinder 90 so as to be engaged below the mounting ring 3 of the aerosol can A.
A plurality of vertical ribs 93 are disposed above the bulging ring 92 of the mounting cylinder 90 with the mounting ring 3 interposed therebetween, and the inner periphery of the upper end of the mounting cylinder 90 is an annular step projecting inwardly. It is part 94.
[0036]
The cover cylinder 91 includes a side peripheral wall 95 and a top wall 96.
The side peripheral wall 95 has a diameter reduced from the mounting cylinder 90 and is continuously provided so as to extend upward from the inner peripheral edge of the stepped portion 94. A bulging ring 97 is provided on the inner periphery of the lower end portion, and a bulging ring is provided on the outer periphery. 98 is provided.
A nozzle swing restricting cylinder 99 is erected in the central portion of the top wall 96, and a push button insertion hole 100 described later is formed in the peripheral portion.
[0037]
The nozzle swing restricting cylinder 99 has a long hole 103 having semicircular arc portions 101 and 102 having a diameter slightly larger than the diameter of the middle portion of the injection nozzle, and the center of one arc 101 is , Which coincides with the axis of the aerosol can A.
The side peripheral wall of the nozzle swing restricting cylinder 99 is a conical surface whose side surface on the arc portion 101 side is inclined outward from the upper end edge downward, and the other side surface is a substantially vertical wall surface. A nozzle swing restricting hole 99 a is formed by the upper end edge of the swing restricting cylinder 99 and the inner periphery of the side peripheral wall 95.
[0038]
As shown in FIG. 14, the operation member Db includes a side peripheral wall 104 and a top wall 105, and the side peripheral wall 104 has a bulge ring 106 that engages with the bulge ring 97 provided on the outer periphery of the lower end thereof. Provided, and the top wall 105 is locked at a fixed position so as to contact the top wall of the cover cylinder 91.
[0039]
The top wall 105 is provided with an arc-shaped flexible plate 110 having a constant width, which is formed by a crescent-shaped opening 107 having a constant angle range and a wide notch 108 and is movable up and down with the end 109 as an axis. A push button 111 is provided at the center of the flexible plate 110.
The push button 111 is formed of a locking plate 112 that is provided so as to extend vertically from the inner peripheral edge of the flexible plate 110, a top plate 113 that follows the locking plate 112, and side plates 114 a, b, and c that are suspended from the top plate. A locking piece 116 having an inclined plate 115 is provided at an intermediate portion of the first plate 112.
[0040]
Next, usage modes and operational effects of the injection device of the present embodiment will be described.
First, the outline of the usage mode will be described. As in the first embodiment, the injection device is placed in a predetermined place in the room, the overcap E is removed, and the push button 111 of the operation member Db is pushed down.
Next, when the hand is released from the push button 111, the spraying of the insecticide from the aerosol can A is started, and the insecticide in the can is filled in the room.
[0041]
The action and effect at that time will be described in detail with reference to FIG. 15. When the push button 111 is pushed down, the locking piece 116 is engaged with the locking plate 7 of the injection nozzle B and pushed down as in the first embodiment. However, since the tip of the nozzle cylinder 6 is pressed against the arc portion 101 of the nozzle swing restricting cylinder 99 and the stem 1 is not inclined, the inclined plate 115 of the locking piece 116 is the periphery of the locking plate 7 of the injection nozzle B. As shown in FIG. 15 (a), it is guided by pressure contact with the guide surface 9 of 8 and descends below the locking plate 7 over the peripheral edge 8, and at the same time, the flexible plate 110 is curved.
[0042]
Next, when the hand is released from the push button 111, the flexible plate 110 is restored and the push button 111 is lifted, and then the inclined plate 115 of the locking piece 116 of the push button 111 as shown in FIG. The tip of the nozzle is brought into contact with the lower surface of the locking plate 7 of the injection nozzle B to incline the nozzle cylinder 6. The
The time from when the hand is released from the push button 111 until the start of injection is appropriately set according to the elastic force of the flexible plate 110.
[0043]
At this time, the tip of the nozzle cylinder 6 is brought into pressure contact with the other arc portion 102 of the nozzle swing restricting hole 99a, and the tip of the inclined plate 115 of the locking piece 116 of the push button 111 is the peripheral edge 8 of the locking plate 7 of the injection nozzle B. The state engaged with the lower surface, that is, the engaging portion 13 is maintained, and the open state of the valve is maintained.
Thus, all the insecticide in the aerosol can A is sprayed and diffused and filled in the room.
[0044]
In this embodiment, since the operation member mounting body Cb and the operation member Db are separate bodies, the elastic force of the flexible plate 110 is changed by changing the material resin and the thickness of the operation member, and the push button 111 is pushed. The special operation effect that the time from the start of injection to the start of injection can be adjusted is brought about.
[0045]
Next, a fourth embodiment will be described.
In the present embodiment, the operation member mounting body and the operation member in the third embodiment are integrally formed, and the aerosol can A, the injection nozzle B, and the overcap E are the same as those in the first embodiment, and thus the same name. These are simply illustrated with reference numerals, and description thereof is omitted.
Hereinafter, the operation member attachment body Cc and the operation member Dc will be described.
[0046]
In FIG. 16, A is an aerosol can, B is a nozzle, Cc is an operating member mounting body, and Dc is an operating member formed integrally with the operating member mounting body Cc.
As shown in FIGS. 16, 17, and 18, the operation member attachment body Cc includes an attachment cylinder 120 and a cover cylinder 121.
A bulging ring 122 that bulges inward is provided on the inner periphery of the lower end of the mounting cylinder 120 so as to be engaged below the mounting ring 3 of the aerosol can A.
A plurality of vertical ribs 123 are disposed above the bulging ring 122 of the mounting cylinder 120 so as to sandwich the mounting ring 3, and the inner periphery of the upper end of the mounting cylinder 120 is an annular step projecting inwardly. Part 124.
[0047]
The cover cylinder 121 includes a side peripheral wall 125 and a top wall 126.
The side peripheral wall 125 has a diameter smaller than that of the mounting cylinder 120 and is continuously provided so as to extend upward from the inner peripheral edge of the stepped portion 124, and a bulging ring 127 is provided at the lower end of the outer periphery.
[0048]
A nozzle swing restricting cylinder 128 is erected at the center of the top wall 126.
The upper end edge of the nozzle swing restricting cylinder 128 is a long hole 131 having semicircular arc portions 129 and 130 having a diameter slightly larger than the diameter of the middle portion of the injection nozzle B, and one arc portion 129 is formed. Is coincident with the axis of the aerosol can A.
The side peripheral wall of the nozzle swing restricting cylinder 128 is a conical surface in which the side surface on the arc portion 129 side is inclined outward from the upper end edge downward, and the other side surface is a substantially vertical wall surface.
A nozzle swing restricting hole 128a of the nozzle tube is formed by the upper end edge of the nozzle swing restricting tube 128 and the inner periphery of the side peripheral wall.
[0049]
The top wall 126 is formed with an arcuate inner notch 132 and an outer notch 133 in a certain angle range, and a flexible plate 135 is formed with the lines 134a and b connecting the notch ends as axes.
A push button 136 is provided at the center of the flexible plate 135, and the push button 136 and the flexible plate 135 constitute an operation member Dc.
The push button 136 includes a support plate 137 continuously provided so as to extend up and down from the inner peripheral edge of the flexible plate 135, and a top plate 138 and a side plate 139a, b, c suspended from the top plate 138. Yes.
[0050]
At the lower part of the support plate 137, a locking piece 141 having an inclined plate 140 at the tip is projected inward.
The inner cut 132 corresponding to the locking piece 141 is widened, and a locking piece insertion hole 142 is formed.
[0051]
Next, usage modes and operational effects of the injection device of the present embodiment will be described.
First, the outline of the mode of use will be described. As in the first embodiment, the injection device is placed at a predetermined place in the room, the overcap E is removed, and the push button 136 is pushed down.
Next, when the hand is released from the push button 136, the spraying of the insecticide from the aerosol can A is started, and the insecticide in the can is filled in the room.
[0052]
The action and effect at that time will be described in detail with reference to FIG. 19. When the push button 136 is pushed down, the locking piece 141 is engaged with the locking plate 7 of the injection nozzle B and pushed down as in the third embodiment. However, since the tip of the nozzle cylinder 6 is pressed against the arc portion 129 of the nozzle swing restricting cylinder 128 and the stem 1 is not inclined, the locking piece 141 is a guide surface of the peripheral edge 8 of the locking plate 7 of the injection nozzle B. As shown in FIG. 19 (a), the pressure plate 9 is passed through the periphery 8 and descends to the lower side of the locking plate 7, and the flexible plate 135 is compressed at the same time.
[0053]
Next, when the hand is released from the push button 136, the flexible plate 135 is restored and the push button 136 is raised, and then the inclined plate 140 of the locking piece 141 of the push button 136 as shown in FIG. The tip of the nozzle is brought into contact with the lower surface of the locking plate 7 of the injection nozzle B to incline the nozzle cylinder 6. The
The time from the release of the push button 136 to the start of injection is appropriately set by the restoring force of the flexible plate 135.
[0054]
At that time, the tip of the nozzle cylinder 6 is pressed against the other arc portion 130 of the nozzle swing restricting cylinder 128, and the tip of the inclined plate 140 of the locking piece 141 of the push button 136 is the peripheral edge 8 of the locking plate 7 of the injection nozzle B. The state engaged with the lower surface, that is, the engaging portion 13 is maintained, and the open state of the valve is maintained.
Thus, all the insecticide in the aerosol can A is sprayed and diffused and filled in the room.
[0055]
In the case of the present embodiment, the operation member attachment body Cc and the operation member Dc are integrally molded, so the number of processes is reduced, and the elasticity of the flexible plate 135 is changed by changing the thickness of the flexible plate 135 during molding. And the time from the push of the push button 136 to the start of injection can be adjusted.
[0056]
【The invention's effect】
Since this invention is comprised as mentioned above, there exists the following effect.
Since the operation member is released and the locking piece of the operation member is engaged with the locking portion of the lower surface of the locking plate of the nozzle after a certain period of time, the user presses the operation member and presses the hand. After leaving and away from the spraying device, the spraying of the insecticide was started and there was no risk of inhaling harmful insecticides.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial sectional front view of an injection device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a top view of the state in which the overcap is opened.
FIG. 3 is a partial cross-sectional front view of an injection nozzle.
4A and 4B are explanatory diagrams of an operation member mounting body, where FIG. 4A is a top view and FIG. 4B is a partial cross-sectional front view;
5A and 5B are explanatory diagrams of an operation member, in which FIG. 5A is a partial cross-sectional front view, and FIG. 5B is a bottom view.
FIGS. 6A and 6B are explanatory diagrams at the time of operation of the operation member, where FIG. 6A is a diagram illustrating when the operation member is pressed down, and FIG.
FIG. 7 is a partial cross-sectional front view of an injection device according to a second embodiment.
FIGS. 8A and 8B are explanatory diagrams of an operating member mounting body, where FIG. 8A is a top view and FIG. 8B is a partial cross-sectional front view;
FIG. 9 is a bottom view of the operating member mounting body.
10A and 10B are explanatory diagrams of a push button, in which FIG. 10A is a front view, FIG. 10B is a sectional view, FIG. 10C is a top view, and FIG.
FIGS. 11A and 11B are explanatory diagrams when the push button is operated, in which FIG. 11A is a diagram illustrating when the push button is depressed, and FIG. 11B is a diagram illustrating the push button being locked;
FIG. 12 is a partial cross-sectional front view of an injection device according to a third embodiment.
FIGS. 13A and 13B are explanatory views of an operation member mounting body, where FIG. 13A is a top view and FIG. 13B is a partial cross-sectional front view;
14A and 14B are explanatory diagrams of the operation member, in which FIG. 14A is a top view, FIG. 14B is a partial sectional front view, and FIG. 14C is a bottom view.
FIGS. 15A and 15B are explanatory diagrams at the time of operating the operation member, where FIG. 15A is a diagram illustrating when the push button is depressed, and FIG.
FIG. 16 is a partial cross-sectional front view of an injection device according to a fourth embodiment.
FIGS. 17A and 17B are explanatory views of an operation member mounting body in which operation members are integrated, in which FIG. 17A is a top view and FIG. 17B is a partial cross-sectional front view;
FIG. 18 is a bottom view of the operating member mounting body.
FIGS. 19A and 19B are explanatory diagrams at the time of operating the operation member, where FIG. 19A is a diagram illustrating when the push button is depressed, and FIG.
[Explanation of symbols]
A Aerosol can
B injection nozzle
C, Ca, Cb, Cc Operation member mounting body
D, Db, Dc Operation member
Da push button
E Overcap
1 stem
4 injection ports
5 distribution holes
6 Nozzle tube
7 Locking plate
8 Periphery
9 Information plane
10 Guide ring
11 Cylindrical surface
12 Locking ring
13 Locking part
20, 50, 90, 120 Mounting cylinder
22 inner cylinder
23 outer cylinder
25 vertical ribs
30, 73, 104 Side wall
31, 72, 105 Top wall
34, 35 Arc part
36, 61 Nozzle swing restriction hole
38, 81, 116, 141 Locking piece
40 Hanging board
41, 80, 140 Inclined plate
42 Coil spring
51, 91, 121 Cover tube
52 Pushbutton mounting
56 Side wall
57 Top wall
59, 60, 101, 102, 129, 130 Arc part
62 Pushbutton insertion part
63 Inclined wall
64a, b side wall
66 substrates
67 Pushbutton holding cylinder
77 Information
78 Spring receiving rib
79 Spring
82a, b Positioning piece
99, 128 Nozzle swing restriction cylinder
99a, 128a Nozzle swing restriction hole
103, 131 long hole
107 opening
108 notches
110, 135 Flexible plate
111, 136 push buttons
112 Locking plate
132 Inner notch
133 Outside cut
137 Support plate
142 Locking piece insertion hole

Claims

An insecticide injection device in which an injection nozzle is attached to the stem of a tilting valve, and an operation member mounting body to which an operation member is attached is attached to an aerosol can.
The injection nozzle includes a nozzle cylinder having an injection port and whose swing range is restricted, and a locking plate provided with a locking portion on the lower peripheral surface.
The operating member includes a locking piece that engages with a locking portion of a locking plate of the spray nozzle and is biased upward by an elastic force.

The operation member comprises a nozzle rocking restriction hole, a top wall in which a locking piece is vertically suspended at a predetermined location, and a side peripheral wall that is inserted into the operation member mounting body,
2. The insecticide spraying apparatus according to claim 1, wherein a spring is mounted between the operating member and the operating member mounting body, and the operating member is mounted so as to be movable up and down.

The operating member mounting body includes a cover cylinder having a top wall provided with a rocking restriction hole of the injection nozzle,
The operation member is mounted on a mounting base provided on the operation member mounting body, and includes a push button having a locking piece at a lower end and a spring for biasing the push button upward. The insecticide spraying device as described.

The operating member mounting body includes a cover cylinder having a top wall provided with a rocking restriction hole of the injection nozzle,
2. The cylinder according to claim 1, wherein the operation member is a cylinder that is mounted in a cover cylinder of the operation member mounting body and has a flexible plate having a push button having a lower end as a locking piece on the top wall. Pesticide sprayer.

The operating member mounting body includes a cover cylinder having a top wall provided with a rocking restriction hole of the injection nozzle,
2. The insecticide spraying apparatus according to claim 1, wherein a flexible plate having a push button having a lower end constituting the operation member as a locking piece is formed on a cover cylinder top wall of the operation member mounting body.