JP3813386B2 - Self-closing door device - Google Patents

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JP3813386B2
JP3813386B2 JP20739699A JP20739699A JP3813386B2 JP 3813386 B2 JP3813386 B2 JP 3813386B2 JP 20739699 A JP20739699 A JP 20739699A JP 20739699 A JP20739699 A JP 20739699A JP 3813386 B2 JP3813386 B2 JP 3813386B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トーションバーが捻じられることによって生ずる復元トルクにより扉を自動的に閉じる自閉扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば冷蔵庫や冷蔵ショーケース等の冷凍冷蔵機器においては自閉扉が広く用いられ、扉開放による冷気の漏出防止に絶大なる効果を発揮している。この扉を閉じるためのトルクは、多くの場合、例えば特開昭58−191878号公報に示されるように捻じられたトーションバー(ここではトルクロッドと称している)の復元トルクによって発生させている。
【0003】
即ち、前記公報ではトルクロッドの上端を扉に固定し、下端の六角形状頭部をウォームホィールの六角開口に回転できないように係合することによって、扉の開放によるトルクロッド上端の回転によりトルクロッドが捻じれるようにし、この捻じれによって生じる復元トルクによって扉を閉鎖方向に回動付勢するものであった。
【0004】
更に、前記公報ではこのトルクロッドのトルクを調整できるように、即ち、扉が閉鎖した状態におけるトルクロッドの初期トルクを調整できるように、前記ウォームホィールをウォームによって回転させてトルクロッドの捻じりトルクを調整できるようにしている。尚、係る初期トルクの調整装置としては、ラチェットを用いたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種自閉扉においては、経年使用によって上記トーションバーが撓み変形を生じ、それによって、トーションバーと上記トルク調整装置との係合やラチェットの噛み合いに不良が生じてくる。また、トルク調整装置自体も製造時の誤差によってラチェットやウォームの噛み合いにバラツキが生じる場合もある。
【0006】
このようにトーションバーが変形し、且つ、トルク調整装置自体の噛み合いも不足する状況となると、扉を開いてもトルク調整装置が空回りしてしまい、トーションバーに捻りが加えられなくなって、扉の自閉機能が喪失してしまう問題が生じる。
【0007】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、経年使用してもトーションバーによる自閉機能を維持できる自閉扉装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の自閉扉装置は、扉の垂直方向一側をヒンジによってフレームに回動自在に枢支し、一端部が扉に対して回動不能に設けられ、他端部がフレームに対して回動不能に設けられたトーションバーの捻じりトルクにより、扉を自動的に閉じるものであって、トーションバーの両端部間に配置され、下側に設けられた弾性を有する波形固定具により扉に取り付けられたスペーサと、このスペーサに形成された挿通孔とを備えており、トーションバーは、このスペーサの挿通孔に回動且つ長手方向に移動可能に挿通されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明の自閉扉装置は、上記においてトーションバーの捻りトルクを調整するためのトルク調整手段を設け、スペーサは、トーションバーの長手方向の中央よりトルク調整手段側に偏位して設けられていることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、扉の垂直方向一側をヒンジによってフレームに回動自在に枢支し、一端部が扉に対して回動不能に設けられ、他端部がフレームに対して回動不能に設けられたトーションバーの捻じりトルクにより、扉を自動的に閉じる自閉扉装置において、トーションバーの両端部間にスペーサを配置し、下側に設けられた弾性を有する波形固定具により扉に取り付けると共に、このスペーサには挿通孔を形成して、トーションバーをこのスペーサの挿通孔に回動且つ長手方向に移動可能に挿通したので、このスペーサによってトーションバーの位置が規制され、撓み変形などが防止される。
【0011】
これにより、経年使用によるトーションバーの変形によって自閉機能が喪失されてしまう不都合を効果的に解消することができる。特に、トーションバーはスペーサの挿通孔に回動且つ長手方向に移動可能に挿通されているので、扉の回動によるトーションバーの捻りにも支障は生じない。
【0012】
また、スペーサは、波形固定具にて扉に取り付けられるので、トーションバーが折損した際などの交換メンテナンス時に、容易に取り外し、スペーサを撤去できる。これにより、接着剤などでスペーサを取り付ける場合に比してメンテナンス作業性が向上する。更に、接着剤などで取り付ける場合には、再利用が困難となるが、波形固定具にて取り付けることから、スペーサの再利用が可能となる。
【0013】
また、請求項2の如くスペーサを、トーションバーの長手方向の中央よりトルク調整手段側に偏位して設ければ、トーションバーの撓み変形によるトルク調整手段の空回りをより効果的に解消することが可能となるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づき本発明の実施例を詳細に説明する。図1は本発明を適用する冷蔵ショーケース1の斜視図、図2は本発明の自閉扉装置2の向かって右側の扉7のトーションバー装置3部分の透視背面図をそれぞれ示している。
【0015】
冷蔵ショーケース1は前方に開放する断熱箱体4の内部に貯蔵室5を構成しており、この貯蔵室5内に図示しない冷凍装置から冷気を供給し、所定の低温に維持するよう構成されている。本発明の自閉扉装置2は、基本的には断熱箱体4の開口縁に取り付けられた枠状のアルミニウム製フレーム6と、このフレーム6に垂直方向一側(実施例ではそれぞれの外側)を回動自在に枢支された二枚の扉7、7と、前記トーションバー装置3などから構成される。
【0016】
両扉7、7はフレーム6にそれぞれ固定された上ヒンジ8及び下ヒンジ9によって所謂観音開き式にフレーム6に枢支されているが、これら上下ヒンジ8、9のフレーム6に対する取り付け位置を扉7の他方の一側上下に変更し、扉7を上下反転することによってそれぞれ開放方向を変更可能とされている。
【0017】
この扉7はアルミニウム製のサッシュ11と、二重若しくは三重の複層ガラス12及び把手16などにて構成されている。尚、この扉7は前述の如く反転使用するために上下対称に構成されている。
【0018】
一方、前記トーションバー装置3は、例えば断面が一辺3.2mmの正方形状を成すバネ鋼棒からなるトーションバー18と、このトーションバー18の下端に取り付けられたトルク調整装置(トルク調整手段)19などから構成されている。
【0019】
そして、このトルク調整装置19は、上記トーションバー18の下端部に固定され、下縁周囲に噛み合い歯21Aと中央に図示しないレンチ係合孔を有した円柱状の上ラチェット部材21と、上面周囲に上記噛み合い歯21Aに噛み合う噛み合い歯22Aを有し、内部に図示しない上下方向の貫通孔を有した下ラチェット部材22と、ラチェットスプリング23とから構成されている。
【0020】
扉7の把手16が取り付けられていないサッシュ11の上下辺端部内(実施例では向かって右側の扉7の右側の上下辺の上端部内と向かって左側の扉7の左側の上下辺の下端部内)には、平断面矩形状で上下に延在する収納空間26が構成されており、更にサッシュ11の前面は、詳細は図示しないカバーによって前記収納空間26を含む全体が隠蔽されている。
【0021】
また、この収納空間26の奥部内には、サッシュ11の隅角部(実施例では外側の上隅部)から所定の間隔を存した位置に止め板27が固定されている。この止め板27の中央には透孔27Aが穿設されており、更に、この止め板27が対向する位置のサッシュ11の隅角部(実施例では外側の上隅部)には、前記上ヒンジ8が回動自在に挿入係合するヒンジ孔28が形成されている。尚、向かって左側の扉7は向かって右側の扉7を上下反転させて使用しており、従って、左側の扉7の場合には下ヒンジ9がこのヒンジ孔28から挿入係合されることになる。
【0022】
また、収納空間26内にはアルミニウム製のスペーサ31が二個設けられ、それらの下側に設けられた樹脂製の波形固定具25によってサッシュ11にそれぞれ固定されている。この波形固定具25は各スペーサ31の下側において、サッシュ11の収納空間26に対応する例えば後側の内壁内側に沿って設けられ、その弾性により左右両側の内壁に合計三箇所圧接することにより、収納空間26内に取り付けられている。これによって、各スペーサ31を下から保持する。尚、波形固定具25の位置はサッシュ11の左右の内壁ても良い。更に、各スペーサ31の中央には円形の挿通孔31Aが上下に貫通形成されている。
【0023】
以上の構成で、トーションバー装置3はサッシュ11の上記収納空間26内に収納される。この場合、トーションバー18の上端部は上ヒンジ8に収納空間26側から挿入され、図示しないピンによって回動且つ上下移動不能に固定される。これによって、トーションバー18の上端は上ヒンジ8を介し、フレーム6に固定されたかたちとなる。
【0024】
また、トーションバー18は前記スペーサ31、31の挿入孔31A、31A内に回動且つ上下方向(長手方向)に移動可能に挿通される。このとき、下側のスペーサ31は、トーションバー18の上下方向(長手方向)の中央Cよりも下のトルク調整装置19側に偏位して設けられ、また、上側のスペーサ31は中央Cよりも上側に配置されている。
【0025】
更に、トーションバー18の下端部に取り付けられた上ラチェット部材21の下側には下ラチェット部材22及びラチェットスプリング23が順次配置され、下ラチェット部材22の噛み合い歯22Aは上ラチェット部材21Aの噛み合い歯21Aに噛み合う。更に、ラチェットスプリング23と止め板27間には下スプリング24が圧縮状態で介設される。
【0026】
この下スプリング24の復元力によって、トーションバー装置3は上ヒンジ8と止め板27間に保持される。このとき、トーションバー18の少なくとも下端部及び上ラチェット部材21は収納空間26内において回動且つ上下方向移動自在であるが、下ラチェット部材22は上下方向に移動可能ではあるものの、回動は不能なようにサッシュ11に係合している。また、ラチェットスプリング23は常時下ラチェット部材22を上ラチェット21に方向に付勢し、押し付けている。
【0027】
ここで、上ラチェット部材21の噛み合い歯21Aと下ラチェット部材22の噛み合い歯22Aは図2の例の場合外側から見て右側が傾斜し、左側が垂直な形状とされており、この傾斜によって上ラチェット部材21は下ラチェット部材22に対して上から見て反時計回りには回動できるものの、時計回りには回動不能とされている。
【0028】
そして、係るトーションバー装置3に初期トルクを付与する場合には、サッシュ11の前記カバーの止め板27に相当する部分に形成された図示しない透孔(この透孔は別途カバーにて開閉自在に閉塞される)から六角レンチを差し入れ、止め板27の透孔27Aに実施例では下から六角レンチを挿入して、上ラチェット部材21の前記レンチ係合孔に係合させ、ラチェットスプリング23、下スプリング24のバネ力に抗して上ラチェット部材21を上から見て反時計回りに回転させる。このとき、トーションバー18の上端部は上ヒンジ8に回動不能に固定されているので、トーションバー18は下端部のみが回動されて捻られる。これによって、トーションバー18には捻りトルクが加えられる。尚、この捻りトルクは上ラチェット部材21の回転角度によって調整できる。
【0029】
この状態で向かって右側の扉7の把手16に手をかけて開放すると、サッシュ11に対して回動不能とされているトーションバー装置3の下ラチェット部材22は上ヒンジ8に対して上から見て反時計回りに回動されることになる。ここで、上ラチェット部材22は下ラチェット部材22に対して上から見て時計回りに回動不能とされているので、下ラチェット部材22の回動に伴って上ラチェット部材21も回動する。
【0030】
一方で、トーションバー18の上端部が固定された上ヒンジ8は回動しないので、これにより、トーションバー18は下端部のみ上から見て反時計回りに回転されて捻られることになる。この捻じりの復元トルクによって扉7には閉鎖方向のトルクが加えられることになり、手を離せば扉7は自動的に閉じるようになる。
【0031】
トーションバー18が捻られると、上下寸法が若干短くなるため、上下ラチェット部材21、22は離れようとするが、ラチェットスプリング23と下スプリング24の付勢力によって両者の噛み合いは維持される。
【0032】
ここで、トーションバー18はスペーサ31、31の挿通孔31A、31A内に挿通されているので、収納空間26内におけるトーションバー18の位置は、この挿通孔31A、31Aの位置によって規制され、撓めなくなる。一方、経年使用するとトーションバー18が撓んで実質上下寸法が短くなり、上ラチェット部材21が持ち上げられて下ラチェット部材22から離されることになる。
【0033】
このとき、上下のラチェット部材21、22の噛み合い歯21A、22Aの形状にバラツキが生じていると、ラチェットスプリング23などの付勢力によっても上下のラチェット部材21、22の噛み合いが不良となり、扉7が開放されても両者が空回りしてしまう不都合が生じるが、本発明によれば、トーションバー18自体の撓み変形が上述の如くスペーサ31、31によって阻止されるので、係る不都合は生じなくなる。
【0034】
特に、下側のスペーサ31はトーションバー18の中央Cよりトルク調整装置19側に偏位して設けられているので、トーションバー18の撓み変形による上下ラチェット部材21、22の空回りは一層効果的に解消される。また、スペーサ31は波形固定具25にてサッシュ11内に取り付けているので、トーションバー18が折損した際などの交換メンテナンス時に、容易に取り外し、スペーサ31を撤去できる。これにより、接着剤などでスペーサ31を取り付ける場合に比してメンテナンス作業性が向上する。また、接着剤などで取り付ける場合には再利用が困難となるが、実施例では波形固定具25にて取り付けているため、スペーサ31は再利用可能である。
【0035】
尚、実施例では収納空間26内に上下に二個スペーサを設けたが、中央Cより下側のスペーサ一個のみでも効果的であり、逆に下側のスペーサを含む三個以上のスペーサを設けても良い。また、実施例に示した上下のスペーサ31、31を一体に構成した上下方向に長尺のスペーサを使用しても良い。
【0036】
更に、実施例では上下ラチェット部材を用いたトルク調整装置を採用したが、それに限らず、前記公報の如きウォームホィールを用いたトルク調整装置にも本発明は有効である。
【0037】
更にまた、実施例ではトーションバー18の一端をフレーム6側に固定したが、トーションバー18は一端を扉7側に固定し、他端をフレーム6に対して回動且つ上下移動可能に設けても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、扉の垂直方向一側をヒンジによってフレームに回動自在に枢支し、一端部が扉に対して回動不能に設けられ、他端部がフレームに対して回動不能に設けられたトーションバーの捻じりトルクにより、扉を自動的に閉じる自閉扉装置において、トーションバーの両端部間にスペーサを配置し、下側に設けられた弾性を有する波形固定具により扉に取り付けると共に、このスペーサには挿通孔を形成して、トーションバーをこのスペーサの挿通孔に回動且つ長手方向に移動可能に挿通したので、このスペーサによってトーションバーの位置が規制され、撓み変形などが防止される。
【0039】
これにより、経年使用によるトーションバーの変形によって自閉機能が喪失されてしまう不都合を効果的に解消することができる。特に、トーションバーはスペーサの挿通孔に回動且つ長手方向に移動可能に挿通されているので、扉の回動によるトーションバーの捻りにも支障は生じない。
【0040】
また、スペーサは、波形固定具にて扉に取り付けられるので、トーションバーが折損した際などの交換メンテナンス時に、容易に取り外し、スペーサを撤去できる。これにより、接着剤などでスペーサを取り付ける場合に比してメンテナンス作業性が向上する。更に、接着剤などで取り付ける場合には、再利用が困難となるが、波形固定具にて取り付けることから、スペーサの再利用が可能となる。
【0041】
また、請求項2の如くスペーサを、トーションバーの長手方向の中央よりトルク調整手段側に偏位して設ければ、トーションバーの撓み変形によるトルク調整手段の空回りをより効果的に解消することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した実施例としての冷蔵ショーケースの斜視図である。
【図2】 本発明の自閉扉装置の向かって右側の扉のトーションバー装置部分の透視背面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵ショーケース
2 自閉扉装置
3 トーションバー装置
6 フレーム
7 扉
8 上ヒンジ
9 下ヒンジ
11 サッシュ
18 トーションバー
19 トルク調整装置
21 上ラチェット部材
22 下ラチェット部材
23 ラチェットスプリング
24 下スプリング
26 収納空間
27 止め板
31 スペーサ
31A 挿通孔
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a self-closing door device that automatically closes a door by a restoring torque generated by twisting a torsion bar.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, self-closing doors are widely used in refrigeration and refrigeration equipment such as refrigerators and refrigerated showcases, and the effect of preventing leakage of cold air by opening the doors is exerted. In many cases, the torque for closing the door is generated by a restoring torque of a torsion bar (referred to as a torque rod here) twisted as disclosed in, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 58-191878. .
[0003]
That is, in the above publication, the upper end of the torque rod is fixed to the door, and the hexagonal head at the lower end is engaged with the hexagonal opening of the worm wheel so as not to rotate. The door is turned in the closing direction by the restoring torque generated by the twist.
[0004]
Further, in the above publication, the worm wheel is rotated by a worm so that the torque of the torque rod can be adjusted, that is, the initial torque of the torque rod when the door is closed can be adjusted. Can be adjusted. As an initial torque adjusting device, there is a device using a ratchet.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in this kind of self-closed door, the torsion bar is bent and deformed due to use over time, and accordingly, the engagement between the torsion bar and the torque adjusting device and the meshing of the ratchet are poor. Further, the torque adjusting device itself may vary in meshing of the ratchet and worm due to manufacturing errors.
[0006]
When the torsion bar is deformed and the meshing of the torque adjusting device itself is insufficient, the torque adjusting device runs idle even when the door is opened, and the torsion bar is not twisted. There arises a problem that the self-closing function is lost.
[0007]
The present invention has been made to solve the conventional technical problem, and an object of the present invention is to provide a self-closing door device that can maintain a self-closing function by a torsion bar even when used over time.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the self-closing door device of the present invention, one side of the door in the vertical direction is pivotally supported on a frame by a hinge, one end is provided so as not to rotate with respect to the door, and the other end is rotated with respect to the frame. The door is automatically closed by the torsional torque of the immovable torsion bar, and is placed between both ends of the torsion bar, and is attached to the door by an elastic corrugated fixture provided on the lower side. An attached spacer and an insertion hole formed in the spacer are provided, and the torsion bar is inserted into the insertion hole of the spacer so as to be rotatable and movable in the longitudinal direction.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a self-closing door device comprising torque adjusting means for adjusting the torsion torque of the torsion bar in the above, and the spacer being displaced from the center in the longitudinal direction of the torsion bar toward the torque adjusting means. It is characterized by being.
[0010]
According to the present invention, one side in the vertical direction of the door is pivotally supported on the frame by the hinge, and one end is provided so as not to be rotatable relative to the door, and the other end is not rotatable relative to the frame. In the self-closing door device that automatically closes the door due to the torsional torque of the torsion bar, a spacer is arranged between both ends of the torsion bar, and the elastic corrugated fixture provided on the lower side attaches the door to the door. At the same time, an insertion hole is formed in the spacer, and the torsion bar is inserted into the insertion hole of the spacer so as to be rotatable and movable in the longitudinal direction. Therefore, the position of the torsion bar is regulated by this spacer, bending deformation, etc. Is prevented.
[0011]
Thereby, the inconvenience that the self-closing function is lost due to deformation of the torsion bar due to aging can be effectively solved. In particular, since the torsion bar is inserted into the insertion hole of the spacer so as to rotate and move in the longitudinal direction, there is no problem in twisting the torsion bar due to the rotation of the door.
[0012]
In addition, since the spacer is attached to the door with a corrugated fixture, the spacer can be easily removed and removed during replacement maintenance such as when the torsion bar breaks. Thereby, maintenance workability improves compared with the case where a spacer is attached with an adhesive or the like. Furthermore, when it is attached with an adhesive or the like, it becomes difficult to reuse, but since it is attached with a corrugated fixture, the spacer can be reused.
[0013]
In addition, if the spacer is displaced from the center in the longitudinal direction of the torsion bar toward the torque adjusting means, the idle rotation of the torque adjusting means due to the bending deformation of the torsion bar can be more effectively eliminated. Is possible.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of a refrigerated showcase 1 to which the present invention is applied, and FIG. 2 is a perspective rear view of the torsion bar device 3 portion of the right door 7 toward the self-closing door device 2 of the present invention.
[0015]
The refrigerated showcase 1 includes a storage chamber 5 inside a heat insulating box 4 that opens forward, and is configured to supply cold air from a refrigeration apparatus (not shown) into the storage chamber 5 to maintain a predetermined low temperature. ing. The self-closing door device 2 of the present invention basically includes a frame-like aluminum frame 6 attached to the opening edge of the heat insulating box 4 and one side in the vertical direction (in the embodiment, each outside) on the frame 6. It comprises two doors 7 and 7 that are pivotally supported and the torsion bar device 3.
[0016]
Both the doors 7 and 7 are pivotally supported on the frame 6 in a so-called double door manner by an upper hinge 8 and a lower hinge 9 fixed to the frame 6, respectively. The opening direction can be changed by changing the other one side up and down and turning the door 7 upside down.
[0017]
The door 7 is composed of an aluminum sash 11, a double or triple multilayer glass 12, a handle 16, and the like. Note that the door 7 is configured to be vertically symmetrical so as to be reversed as described above.
[0018]
On the other hand, the torsion bar device 3 includes, for example, a torsion bar 18 made of a spring steel rod having a square shape with a cross section of 3.2 mm on one side, and a torque adjusting device (torque adjusting means) 19 attached to the lower end of the torsion bar 18. Etc.
[0019]
The torque adjustment device 19 is fixed to the lower end of the torsion bar 18 and has a cylindrical upper ratchet member 21 having a meshing tooth 21A around the lower edge and a wrench engagement hole (not shown) at the center, The lower ratchet member 22 has a meshing tooth 22A that meshes with the meshing tooth 21A, and has a through-hole in the vertical direction (not shown) inside, and a ratchet spring 23.
[0020]
In the upper and lower sides of the sash 11 to which the handle 16 of the door 7 is not attached (in the upper end of the upper and lower sides of the right side of the right door 7 and in the lower end of the upper and lower sides of the left side of the door 7 in the embodiment) ) Includes a storage space 26 having a rectangular cross section and extending vertically, and the front surface of the sash 11 is concealed in its entirety including the storage space 26 by a cover not shown in detail.
[0021]
Further, a stop plate 27 is fixed in a position spaced a predetermined distance from a corner portion of the sash 11 (an upper corner portion on the outside in the embodiment) in the inner portion of the storage space 26. A through hole 27A is formed in the center of the stopper plate 27. Further, the corner portion of the sash 11 (the upper corner portion on the outside in the embodiment) at the position where the stopper plate 27 is opposed is arranged at the upper portion. A hinge hole 28 in which the hinge 8 is rotatably inserted and engaged is formed. Note that the left door 7 is used by turning the right door 7 upside down. Therefore, in the case of the left door 7, the lower hinge 9 is inserted and engaged through the hinge hole 28. become.
[0022]
In addition, two aluminum spacers 31 are provided in the storage space 26 and are fixed to the sash 11 by resin corrugated fixtures 25 provided below them. The corrugated fixture 25 is provided below the spacers 31 along the inner wall of the rear side corresponding to the storage space 26 of the sash 11, for example. The storage space 26 is attached. Thereby, each spacer 31 is held from below. The corrugated fixture 25 may be positioned on the left and right inner walls of the sash 11. Further, a circular insertion hole 31 </ b> A is vertically formed in the center of each spacer 31.
[0023]
With the above configuration, the torsion bar device 3 is stored in the storage space 26 of the sash 11. In this case, the upper end portion of the torsion bar 18 is inserted into the upper hinge 8 from the storage space 26 side, and is fixed so as not to rotate and move up and down by a pin (not shown). As a result, the upper end of the torsion bar 18 is fixed to the frame 6 via the upper hinge 8.
[0024]
The torsion bar 18 is inserted into the insertion holes 31A and 31A of the spacers 31 and 31 so as to be rotatable and movable in the vertical direction (longitudinal direction). At this time, the lower spacer 31 is offset from the center C in the vertical direction (longitudinal direction) of the torsion bar 18 and is provided on the torque adjustment device 19 side. Is also arranged on the upper side.
[0025]
Further, a lower ratchet member 22 and a ratchet spring 23 are sequentially disposed below the upper ratchet member 21 attached to the lower end portion of the torsion bar 18, and the meshing teeth 22A of the lower ratchet member 22 are meshed with the meshing teeth of the upper ratchet member 21A. Engage with 21A. Further, a lower spring 24 is interposed between the ratchet spring 23 and the stop plate 27 in a compressed state.
[0026]
The torsion bar device 3 is held between the upper hinge 8 and the stop plate 27 by the restoring force of the lower spring 24. At this time, at least the lower end portion of the torsion bar 18 and the upper ratchet member 21 can rotate and move in the vertical direction within the storage space 26, but the lower ratchet member 22 can move in the vertical direction but cannot rotate. In this way, the sash 11 is engaged. Further, the ratchet spring 23 always urges and presses the lower ratchet member 22 toward the upper ratchet 21 in the direction.
[0027]
Here, in the example of FIG. 2, the meshing teeth 21A of the upper ratchet member 21 and the meshing teeth 22A of the lower ratchet member 22 are inclined on the right side as viewed from the outside, and the left side has a vertical shape. The ratchet member 21 can rotate counterclockwise with respect to the lower ratchet member 22 as viewed from above, but cannot rotate clockwise.
[0028]
When an initial torque is applied to the torsion bar device 3, a through hole (not shown) formed in a portion corresponding to the stopper plate 27 of the cover of the sash 11 (this through hole can be opened and closed by a separate cover). In this embodiment, a hexagon wrench is inserted into the through-hole 27A of the stopper plate 27 from below, and is engaged with the wrench engagement hole of the upper ratchet member 21, and the ratchet spring 23, lower The upper ratchet member 21 is rotated counterclockwise when viewed from above against the spring force of the spring 24. At this time, since the upper end portion of the torsion bar 18 is fixed to the upper hinge 8 so as not to rotate, only the lower end portion of the torsion bar 18 is rotated and twisted. As a result, a twisting torque is applied to the torsion bar 18. This twisting torque can be adjusted by the rotation angle of the upper ratchet member 21.
[0029]
In this state, when the handle 16 of the right door 7 is opened and opened, the lower ratchet member 22 of the torsion bar device 3 that is not allowed to rotate with respect to the sash 11 is viewed from above with respect to the upper hinge 8. It will be rotated counterclockwise. Here, since the upper ratchet member 22 cannot rotate clockwise with respect to the lower ratchet member 22 as viewed from above, the upper ratchet member 21 also rotates as the lower ratchet member 22 rotates.
[0030]
On the other hand, since the upper hinge 8 to which the upper end portion of the torsion bar 18 is fixed does not rotate, the torsion bar 18 is rotated and twisted counterclockwise as viewed from above only the lower end portion. The twisting restoring torque applies a torque in the closing direction to the door 7, and the door 7 automatically closes when the hand is released.
[0031]
When the torsion bar 18 is twisted, the vertical dimension is slightly shortened, so that the upper and lower ratchet members 21 and 22 try to be separated, but the engagement of both is maintained by the urging force of the ratchet spring 23 and the lower spring 24.
[0032]
Here, since the torsion bar 18 is inserted into the insertion holes 31A, 31A of the spacers 31, 31, the position of the torsion bar 18 in the storage space 26 is regulated by the positions of the insertion holes 31A, 31A. I can't stop. On the other hand, when used over time, the torsion bar 18 is bent and the vertical dimension is shortened, and the upper ratchet member 21 is lifted away from the lower ratchet member 22.
[0033]
At this time, if the shapes of the meshing teeth 21A, 22A of the upper and lower ratchet members 21, 22 are varied, the meshing of the upper and lower ratchet members 21, 22 becomes poor even by the urging force of the ratchet spring 23 and the like, and the door 7 However, according to the present invention, since the bending deformation of the torsion bar 18 itself is prevented by the spacers 31 and 31 as described above, such inconvenience does not occur.
[0034]
In particular, since the lower spacer 31 is offset from the center C of the torsion bar 18 toward the torque adjusting device 19, idle rotation of the upper and lower ratchet members 21 and 22 due to the bending deformation of the torsion bar 18 is more effective. To be resolved. Moreover, since the spacer 31 is attached in the sash 11 with the corrugated fixture 25, the spacer 31 can be easily removed and removed during replacement maintenance such as when the torsion bar 18 is broken. Thereby, maintenance workability improves compared with the case where the spacer 31 is attached with an adhesive agent. Further, when it is attached with an adhesive or the like, it becomes difficult to reuse, but in the embodiment, since it is attached with the corrugated fixture 25, the spacer 31 can be reused.
[0035]
In the embodiment, two spacers are provided in the upper and lower portions in the storage space 26. However, only one spacer below the center C is effective, and conversely, three or more spacers including the lower spacer are provided. May be. Moreover, you may use an elongate spacer in the up-down direction which comprised integrally the upper and lower spacers 31 and 31 shown in the Example.
[0036]
Furthermore, although the torque adjusting device using the upper and lower ratchet members is adopted in the embodiments, the present invention is not limited to this, and the present invention is also effective for a torque adjusting device using a worm wheel as described in the above publication.
[0037]
Furthermore, in the embodiment, one end of the torsion bar 18 is fixed to the frame 6 side, but one end of the torsion bar 18 is fixed to the door 7 side and the other end is provided so as to be rotatable and vertically movable with respect to the frame 6. Also good.
[0038]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, one side of the door in the vertical direction is pivotally supported on the frame by a hinge, one end is provided so as not to be rotatable with respect to the door, and the other end is provided on the frame. In a self-closing door device that automatically closes the door by the torsional torque of the torsion bar that is non-rotatable, spacers are arranged between both ends of the torsion bar, and the corrugated wave is provided on the lower side. The spacer is attached to the door, and an insertion hole is formed in the spacer, and the torsion bar is inserted into the insertion hole of the spacer so as to rotate and move in the longitudinal direction. Thus, bending deformation and the like are prevented.
[0039]
Thereby, the inconvenience that the self-closing function is lost due to deformation of the torsion bar due to aging can be effectively solved. In particular, since the torsion bar is inserted into the insertion hole of the spacer so as to rotate and move in the longitudinal direction, there is no problem in twisting the torsion bar due to the rotation of the door.
[0040]
In addition, since the spacer is attached to the door with a corrugated fixture, the spacer can be easily removed and removed during replacement maintenance such as when the torsion bar breaks. Thereby, maintenance workability improves compared with the case where a spacer is attached with an adhesive or the like. Furthermore, when it is attached with an adhesive or the like, it becomes difficult to reuse, but since it is attached with a corrugated fixture, the spacer can be reused.
[0041]
In addition, if the spacer is displaced from the center in the longitudinal direction of the torsion bar toward the torque adjusting means, the idle rotation of the torque adjusting means due to the bending deformation of the torsion bar can be more effectively eliminated. Is possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a refrigerated showcase as an embodiment to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a perspective rear view of the torsion bar device portion of the right door toward the self-closing door device of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Refrigerated showcase 2 Self-closing door device 3 Torsion bar device 6 Frame 7 Door 8 Upper hinge 9 Lower hinge 11 Sash 18 Torsion bar 19 Torque adjustment device 21 Upper ratchet member 22 Lower ratchet member 23 Ratchet spring 24 Lower spring 26 Storage space 27 Stop Plate 31 Spacer 31A Insertion hole

Claims (2)

扉の垂直方向一側をヒンジによってフレームに回動自在に枢支し、一端部が前記扉に対して回動不能に設けられ、他端部が前記フレームに対して回動不能に設けられたトーションバーの捻じりトルクにより、前記扉を自動的に閉じる自閉扉装置において、
前記トーションバーの両端部間に配置され、下側に設けられた弾性を有する波形固定具により前記扉に取り付けられたスペーサと、このスペーサに形成された挿通孔とを備え、前記トーションバーは、このスペーサの挿通孔に回動且つ長手方向に移動可能に挿通されていることを特徴とする自閉扉装置。
One side of the door in the vertical direction is pivotally supported on a frame by a hinge, and one end is provided so as not to be rotatable relative to the door, and the other end is provided so as not to be rotatable relative to the frame. In the self-closing door device that automatically closes the door by the twisting torque of the torsion bar,
The torsion bar includes a spacer that is disposed between both ends of the torsion bar and is attached to the door by an elastic corrugated fixture provided on the lower side, and an insertion hole formed in the spacer. The self-closing door device is inserted into the insertion hole of the spacer so as to be rotatable and movable in the longitudinal direction.
トーションバーの捻りトルクを調整するためのトルク調整手段を備え、スペーサは、前記トーションバーの長手方向の中央より前記トルク調整手段側に偏位して設けられていることを特徴とする請求項1の自閉扉装置。  2. A torque adjusting means for adjusting torsional torque of the torsion bar is provided, and the spacer is provided to be deviated from the center in the longitudinal direction of the torsion bar toward the torque adjusting means. Self-closing door device.
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