JP3811807B2 - Transport device and transport system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、支軸の固定に使用される支軸の固定装置、当該固定装置と同様の構成によりローラ装置の支軸を固定した搬送装置、並びに、当該搬送装置により構成される搬送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば下記特許文献1に示すような支軸の固定装置を用いてフレームにローラを固定した搬送装置や搬送システムが、物品の搬送に利用されている。この種の搬送装置や搬送システムでは、一対のフレームの間にローラを固定する必要があるため、特許文献1のようにボルト等で予め支軸の固定装置をフレームに固定しておき、この固定装置にローラの支軸を装着する構成が採用されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−24623号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に開示されているような支軸の固定装置を用いてローラの支軸をフレームに固定する場合、ボルト等で前記固定装置をフレームに固定した上で、この固定装置にローラの支軸が装着される。さらに詳細には、特許文献1に開示されている支軸の固定装置は、フレームに予めボルトで固定された支持レールに対して固定装置の上端部に設けられた係止爪を係止させ、この係止爪を支点として固定装置を回動させて固定装置の下端部に設けられた嵌合爪を支持レールに係合させて装着される。即ち、支軸の固定装置を支持レールに装着するためには必ず固定装置を回動させる必要がある。そのため、従来技術の支軸の固定装置によりローラを固定する場合、ローラの固定作業が煩雑であり、特に狭い場所等ではローラの固定作業が極めて困難であるという問題がある。
【0005】
また、上記特許文献1に開示されているような構造を有する支軸の固定装置は、通常支持レールに対するがたつきを防止するために係止爪と嵌合爪との間隔が支持レールの幅と略同一になるように成形されている。そのため、従来技術の支軸の固定装置を支持レールに装着する場合、係止爪と嵌合爪との間隔を押し広げる必要がある。そのため、上記した固定装置を支持レールに装着するためには相当の力を要し、支軸の固定装置の取り付け作業に手間がかかるという問題があった。
【0006】
また、上記したように、特許文献1に開示されているような支軸の固定装置を用いてローラの支軸を固定する場合、前記固定装置を予めフレーム側に固定した後にローラの支軸を前記固定装置に装着することになる。そのため、従来の支軸の固定装置は、通常、支軸の装着部分(以下、装着部と称す)が上方に向けて開放した形状となっている。
【0007】
上方に向けて開放した装着部にローラの支軸を装着した場合、支軸に対して回転方向の力が作用すると、この力によって装着部がたわむ。そのため、上記したような装着部の一部が開放した形状の支軸の固定装置は、支軸に回転方向の力が作用すると支軸をしっかりと保持できず、支軸が回転してしまうおそれがある。
【0008】
上記した問題に鑑み、本発明は、ローラの着脱が容易で、ローラの支軸を確実に保持可能な支軸の固定装置、当該固定装置と同様の固定構造によりローラを固定した搬送装置、並びに、当該搬送装置により構成される搬送システムの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記した課題を解決すべく提供される請求項1に記載の発明は、一対の被固定部材の間に一又は複数のローラ装置が回転可能に支持された搬送装置において、少なくとも一方の被固定部材は、上方に向けて開放した収納部を有し、ローラ装置は固定部材を介して被固定部材に固定されており、前記ローラ装置は、支軸と、支軸に対して回転可能に取り付けられたローラ本体を具備し、前記固定部材は支軸を回転不能に支持する支持手段を有しており、ローラ装置の支軸は、前記収納部に着脱自在に収納される固定部材を介して被固定部に対して相対回転不能に支持され、ローラ装置は、ローラ本体の内外を電気的に接続するコネクタを有し、固定部材は、コネクタを保持する保持部を有し、被固定部材には、前記接続手段に電気的に接続可能なコネクタが固定されており、被固定部材に固定部材が装着されることにより前記コネクタ同士が接続されることを特徴とする搬送装置である。
【0010】
請求項2に記載の発明は、被固定部材に固定部材が装着されることにより前記コネクタ同士がロック状態となることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置である。
【0011】
請求項3に記載の発明は、固定部材と被固定部材とが一体化された場合に外部となる位置からコネクタ同士のロック状態を解除可能な解除手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置である。
【0012】
請求項1,2,3に記載の搬送装置は、被固定部材に上方に向けて開放された収納部が設けられており、この収納部にローラ装置の支軸を支持する固定部材を上方から装着できる。そのため、上記した構成によれば、予めローラ装置の支軸に固定部材を装着しておけば、支軸に装着された固定部材を被固定部材の上方から装着部に押し込むだけで支軸を被固定部材に固定できる。従って、本発明によれば、通常であればローラ装置の設置作業が困難な場所であっても容易にローラ装置を設置することができる。
【0013】
また、請求項2,3に記載の発明では、上記したように、固定部材と被固定部材とが一体化された場合に内部となる位置に、固定部材と被固定部材との離反を防止するロック構造が形成され、必要に応じてこのロック構造を解除可能な解除手段が設けられている。即ち、本発明の搬送装置では、支軸を固定すべく被固定部材に固定部材を装着すると、ロック構造が形成され、両者の離反が防止される。そのため、上記した構成によれば、例えローラ装置の動作による振動等が固定部材に伝播したとしても、固定部材は被固定部材から脱落しない。従って、本発明によれば、ローラ装置の支軸を被固定部材に確実に固定できる。
【0014】
また、請求項3に記載の発明では、被固定部材と固定部材とを一体化した際に形成されるロック構造を、解除手段によって固定部材と被固定部材とが一体化された場合に外部となる位置から解除できる。そのため、上記した構成によれば、メンテナンス等のためにローラ装置を被固定部材側から取り外す場合であっても容易にローラ装置を取り外すことができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、一対の被固定部材の間に一又は複数のローラ装置が回転可能に支持された搬送装置において、少なくとも一方の被固定部材は、上方に向けて開放した収納部を有し、ローラ装置は固定部材を介して被固定部材に固定されており、前記ローラ装置は、支軸と、支軸に対して回転可能に取り付けられたローラ本体を具備し、前記固定部材は支軸を回転不能に支持する支持手段を有しており、ローラ装置の支軸は、前記収納部に着脱自在に収納される固定部材を介して被固定部に対して相対回転不能に支持され、前記ローラ装置は、ローラ本体の内外を電気的に接続する接続手段を有し、固定部材は、接続手段を保持する保持部を有し、被固定部材には、前記接続手段に電気的に接続可能な被接続手段が固定されており、被固定部材に固定部材が装着されることにより前記接続手段と被接続手段とが電気的に接続され、被固定部材と固定部材とが一体化された場合に外部となる位置から接続手段と被接続手段との接続を解除可能な解除手段を有していることを特徴とする搬送装置である。
【0016】
本発明の搬送装置は、ローラ装置を被固定部材に固定すべく被固定部材に固定部材を装着することにより、ローラ装置から導出された接続手段と被固定部材側の被接続手段とを電気的に接続できる。従って、上記した構成によれば、被固定部材の上方から装着部に固定部材を装着するだけで、ローラ装置を固定しつつ、接続手段を被接続手段に電気的に接続できる。よって、上記した構成によれば、搬送装置の設置作業をより一層効率よく行える。
【0017】
また本発明の搬送装置は、解除手段を具備しているため、メンテナンス等のためにローラ装置を被固定部材側から取り外す必要が生じても、被固定部材と固定部材とを一体化した際に外部となる位置から接続手段と被接続手段との接続を解除できる。
【0018】
上記請求項1乃至4に記載の搬送装置において、固定部材は、被固定部材に対して相対回転不能に支軸を支持する支承部を有し、当該支承部は、支軸を回転不能に支持する支持手段と、当該支持手段を支軸に対して交差する方向に移動させる移動手段とを具備していることを特徴とするものであってもよい。(請求項5)
【0019】
上記請求項5に記載の搬送装置は、支軸を回転不能に支持する支持手段を支軸に対して交差する方向に移動させる移動手段を具備している。そのため、例えば搬送面が水平となるようにローラ装置が支持されている場合、移動手段によってローラ装置の支軸を上下方向に移動させることが可能である。従って、上記した構成によれば、ローラ装置の取り付け位置を容易に調整可能な搬送装置を提供できる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、固定部材は、支軸を回転不能に支持する支持手段を有し、支持手段は、支軸の全周を包囲する支持部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の搬送装置である。
【0021】
本発明の搬送装置では、支軸を回転不能に支持する支持手段が、支軸の全周を包囲する支持部を備えている。そのため、支持手段は、支軸の軸心回りに作用する回転動力を支持部全体で支持できる。従って、上記した構成によれば、支持手段の回転を確実に防止できる。
【0022】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の搬送装置が直列に配置されていることを特徴とする搬送システムである。
【0023】
本発明の搬送システムは、上記した搬送装置を直列に配置したものであるため、設置や組み立て作業を容易かつ効率よく行える。
【0024】
請求項8,9に記載の発明は、一対の被固定部材の間に一又は複数のローラ装置が回転可能に支持された搬送装置において、少なくとも一方の被固定部材は、上方に向けて開放した収納部を有し、ローラ装置は固定部材を介して被固定部材に固定されており、前記ローラ装置は、支軸と、支軸に対して回転可能に取り付けられたローラ本体を具備し、前記固定部材は支軸を回転不能に支持する支持手段を有しており、ローラ装置の支軸は、前記収納部に着脱自在に収納される固定部材を介して被固定部に対して相対回転不能に支持され、前記被固定部材の左側面及び右側面には搬送装置同士を直列に連結するために互いに嵌合可能な形状を有し他の搬送装置の被固定部材と一体化可能であることを特徴とする搬送装置を使用するものである。
そして請求項9に記載の発明は、上記した搬送装置が直列に配置されていることを特徴とする搬送システムである。
【0025】
本発明の搬送システムは、上記した搬送装置を直列に配置したものであるため、設置や組み立て作業を容易かつ効率よく行える。
【0026】
請求項8に記載の発明は、平行に配置されたフレームを有し、フレームの間に前記した搬送装置が複数一体化した状態で直列に連結されていることを特徴とする搬送システムである。
【0027】
本発明で採用する搬送装置は、被固定部材に設けられた収納部に固定部材を上方から押し込むことにより被固定部材と固定部材とを一体化できる。換言すると、本発明の搬送装置では、固定部材と被固定部材とを一体化する際に、上記した従来技術の支軸の固定装置のように、固定部材を回動させたり、固定部材を無理矢理変形させたりする必要がない。即ち、本発明の搬送装置では、ローラ装置の支軸に固定部材を装着した状態で、この固定部材を被固定部材の上方側から装着部に押し込むことにより、支軸を被固定部材に固定できる。そのため、本発明によれば、作業性の高い場所でローラ装置の支軸に固定部材を装着した後に、支軸に装着された固定部材を被固定部材の上方から押し込むだけで搬送装置を構成でき、搬送装置の設置、組み立て作業の作業効率を格段に向上できる。
【0028】
また、本発明で採用する搬送装置においては、ローラ装置の支軸は、固定部材が具備する支持手段により、被固定部に対して相対回転不能に支持される。そのため、例えば駆動源であるモータをローラ本体に内蔵したローラ装置等のように、支軸に対して大きなトルクが作用するような場合であっても、この回転動力によって支軸が回転するのを確実に防止できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
続いて、本発明の一実施形態である搬送装置、搬送装置、並びに、支軸の固定装置について説明する。なお、以下の説明において上下左右は、図1,2に示す姿勢で搬送システム1および搬送装置2を設置した状態を基準とするものである。
【0030】
図1において、1は本実施形態の搬送システムである。搬送システム1は、平行に配置されたフレーム3(以下、必要に応じてフレーム3L, 3Rと称す)の間に複数の搬送装置2を直列に多数連結したものである。
【0031】
図2に示すように、搬送装置2は、大別して固定ピース5(被固定部材)と固定ブロック6,7(固定部材)とから構成される固定装置9と、ローラ8,10とから構成されている。さらに具体的には、搬送装置2は、平行に配置された固定ピース5(以下、必要に応じて固定ピース5L, 5Rと称す)の間に、固定ブロック6,7を介して2本のローラ8,10を装着したものである。
【0032】
図3に示すように、固定ピース5Rは、樹脂製で外観が略角柱型の部材である。固定ピース5Rは、固定ブロック6,7を介してローラ8,10を支持し、搬送装置2を形成するフレームとしての機能と、ローラ10の動作を制御する電子基板16や、この電子基板16に付随する放熱板等の付属部品17などを収納する収納部材としての機能と、隣接する搬送装置2同士を連結する連結部材としての機能とを兼ね備えている。
【0033】
さらに具体的に説明すると、固定ピース5Rは、外側面20、内側面21、左側面22、右側面23、天面25、底面26から構成されている。固定ピース5Rは、図3に示すように、天面25および内側面21に対して開口した装着部15が長尺方向に2つ並設されたものである。また、固定ピース5Rは、図4,6に示すように、内部に外側面20に沿って延伸した基板収納部27と、底面26に沿って延伸した機器収納部28とを有する。また、外側面20には、固定ピース5Rの内部を観察可能なように切り欠かれた窓部30が設けられている。窓部30には、無色透明の板31が装着されている。
【0034】
基板収納部27は、図4,6,7に示すように、固定ピース5R内に外側面20に沿って形成された内壁面32と外側面20に装着された板31との間に形成される空間である。基板収納部27には、ローラ10の動作を制御する電子基板16が収納されている。電子基板16は、台座33を介して固定ピース5Rの内部に固定されており、電子・電気部品が装着される部品装着面35,36がそれぞれ外側面20および内壁面32側に向いている。そのため、図7に示すように、例えばローラ10の動作を調整する動作調整ボリューム37等の調整を必要とする部品が外側面20側に向き、後述するローラ10のコネクタ81(接続手段)に接続されるコネクタ38(接続手段)が内壁面32側に向くように固定されている。コネクタ38は、図4および図7に示すように、上方からの押圧を受けた際にコネクタ38自身が変形したり、電子基板16が損傷したりすることを防止すべく、後述する装着部15の着脱支持部40により底面41が支持されている。
【0035】
機器収納部28は、基板収納部27に連通し、底面26に沿って延伸した内底面43と、後述する装着部15の装着底面45との間に形成される空間である。機器収納部28には、電子基板16に付随する放熱板等の付属部品17などが収納されている。また、電子基板16に接続されるケーブル46,47,48は、内底面43の貫通孔50を介して内底面43と底面26との間に形成されたダクト部51に導出されている。
【0036】
固定ピース5Rの天面25側には、図6に示すように、上記した基板収納部27に連通した調整窓52が設けられている。そのため、電子基板16の部品装着面35,36に装着された動作調整ボリューム37等の電子部品や電気部品等は、調整窓52からドライバー等の工具を挿入して調整できる。また、固定ピース5Rの天面25側には、固定ピース5Rの長尺方向に延伸した溝53が設けられている。
【0037】
固定ピース5Rは、上記したように固定ブロック6,7を装着可能な装着部15を二つ有する。装着部15は、図3に示すように内側面21および天面25に対して開放されていると共に、基板収納部27に対して開口している。図3および図4に示すように、装着部15は、着脱支持部40、装着底面45、垂直壁面55から構成される階段状の底面56と、この底面の左右に位置する装着側面57,58とにより包囲されている。
【0038】
装着部15の着脱支持部40は、底面26に対して平行であり、コネクタ38に対して上方から作用する荷重を支持する部分である。即ち、着脱支持部40は、コネクタ38の端子面38aに対向する端子裏面38bと当接しており、コネクタ38を端子裏面38b側から支持している。また、装着底面45は、装着部15に固定ブロック6,7を装着した際にこれらの底面60に当接し、固定ブロック6,7に対して作用する下方向の外力を支持する部分である。また、固定ピース5Rの天面25から着脱支持部40に至る高さH1は、後述する固定ブロック6,7の着脱部82の高さh1と略同一である。一方、固定ピース5Rの天面25から装着底面45に至る高さH2は、後述する固定ブロック6,7の支承部80の高さh2よりも高い。そのため、図7に示すように、固定ブロック6,7を装着部15に装着したとき、固定ブロック6,7の天面111側が固定ピース5Rの天面25から突出すると共に、着脱部82と着脱支持部40との間には一定の空間68(端子収納部)が形成される。
【0039】
装着部15の装着側面57,58には、上下方向に延伸した突条62,63が設けられている。突状62,63は、固定ブロック6,7を装着部15に装着する際のガイドとして機能するものである。また、装着側面57,58の上端には、後述する固定ブロック6,7に設けられた係止爪117,119と係合する係止部65,66が設けられている。係止部65,66は、装着側面57,58の上端から上方に向けて略垂直に突出した部分であり、その突出部分の中央部には係止爪117,119が係止可能な切り欠き72,73が設けられている。また、係止部65,66は、装着部15の外側(図5矢印A方向)にたわむことができる。そのため、装着部15に固定ブロック6,7を挿入すると、固定ブロック6,7の係止爪117,119が係止部65,66の切り欠き72,73に係止され、これにより固定ブロック6,7の固定ピース5Rに対する上下方向の移動が阻止される。
【0040】
固定ピース5Rの左側面22および右側面23には、搬送装置2同士を直列に連結するための凹部70および凸部71が設けられている。凹部70および凸部71は、互いに嵌合可能な形状を有し、固定ピース5Rの天面25側から底面26側に向けて延伸している。そのため、固定ピース5Rは、図8に示すように、他の固定ピース5Rに設けられた凸部71に自身の凹部70の位置を合わせて上方から下方に向けて押し込むことにより他の固定ピース5Rと一体化できる。
【0041】
固定ピース5Lは、上記した固定ピース5Rと略同一の形状、構成を有する部材である。さらに具体的には、固定ピース5Lは、固定ピース5Rと同様に外観が略直方体の部材であるが、電子基板16を収納する基板収納部27や、電子基板16に付随する放熱板等の付属部品17を収納する機器収納部28、窓部30、調整窓52等が設けられておらず、これらに相当する部分は中実となっている。即ち、固定ピース5Lは、2つの装着部15と、フレーム3を固定するための溝53、固定ピース5同士を連結するための凹部70、ダクト部51を除く部分は実質的に中実であり、成型上のヒケなどで変形を来さない程度に肉盗みした形状となっている。
【0042】
固定ブロック6,7は、支軸11,12を固定する固定機能と、支軸11,12の上下位置を調整する位置調整機能と、ローラ10の内外を電気的に接続するコネクタ81,38を着脱する着脱機能とを兼ね備えたものである。固定ブロック6は、図7に示すように、大別してローラ8,10を支承する支承部80と、ローラ8,10から導出されたケーブル162の先端に取り付けられたコネクタ81を着脱する着脱部82とから構成され、外観が2段形状の部材である。
【0043】
固定ブロック6は、支承部80と着脱部82とが連通孔83を介して連通している。支承部80は、図11および図12に示すように、大別して上下方向に3段に仕切られており、上方からそれぞれ支承室85、昇降室86、昇降支持室87に分割されている。
【0044】
支承部80は、支軸11,12を支持する支持機能と、支軸11,12の上下位置を調整する位置調整機能とを有する。固定ブロック6の側面84a,84bであって支承部80側の位置には、固定ブロック6の天面111側から支承部80の底面84c側に向けて延伸した溝部88a,88bが設けられている。溝部88a,88bは、固定ブロック6を固定ピース5の装着部15に設けられた突条62,63に係合する形状である。そのため、溝部88a,88bは、固定ブロック6を固定ピース5に装着する際の案内手段として機能する。
【0045】
支承部80の支承室85には、図7,11,12に示すように、ローラ8,10の支軸11,12を支持する支持部材90(支持手段)が収納されている。支持部材90は、一枚の金属板を折り曲げ加工することにより成形されたものであり、支軸11,12に沿う形状に成形された支持部91と、2枚の金属板が重なった上端部92および下端部93とから構成されている。上端部92は、支持部材90を構成する金属板の折り曲げ部分が重なった部分である。一方、下端部93は、金属板の両端部が重なった部分であり、ネジ94によって一体化されている。
【0046】
支承室85には、図11に示すように搬送装置2の組み立て時に上端部92を収納する溝状の端部収納部95が設けられている。また、支承室85と昇降室86とを区切る間仕切り96には、昇降ネジ97(移動手段)の頭部98が上下に移動可能なように支承部80側から着脱部82側に向かうスリット100が形成されてる。
【0047】
支承室85の下方にある昇降室86には、支承室85内に配置される支持部材90の上下位置を調整するための昇降ネジ97が設けられている。昇降ネジ97は、頭部98に支持部材90の下端部93が係合可能なように十文字型の溝101が形成されている。そのため、支持部材90は、上記した端部収納部95および溝101により支持部91の上下が支持されており、支持部91に挿通された支軸11,12から回転方向への外力を受けても、上端部92、下端部93が端部収納部95および昇降ネジ97の溝101に当接して回転できない。従って、支軸11,12は、支持部材90および端部収納部95、溝101によって回転が阻止される。
【0048】
昇降室86と昇降支持室87とを区切る間仕切り102には、昇降ネジ97のネジ軸104を挿通可能な軸挿通孔103が設けられている。昇降支持室87には、中央部に昇降ネジ97のネジ軸104と螺合可能なネジ孔106を具備したベースプレート105が配置されている。ベースプレート105は、昇降支持室87の形状と略合致した平板状の部材である。そのため、ベースプレート105を昇降支持室87内に配置した状態で昇降ネジ97のネジ軸104を軸挿通孔103側から挿通して回転させても、ベースプレート105は回転しない。従って、昇降ネジ97の頭部98あるいはネジ軸104を回転させることにより、回転数に応じた距離だけ頭部98を上下動させることができ、これにより支持部材90、即ち支軸11,12の上下方向の取り付け位置を微調整できる。
【0049】
着脱部82は、図13,14に示すようにローラ10の内部から導出されたケーブル162の先端に取り付けられたコネクタ81を、固定ピース5R側に固定された電子基板16のコネクタ38に着脱する着脱機能を具備した部分である。着脱部82には、ローラ10側から導出されたコネクタ81を支持するコネクタ支持部材110が収納されている。着脱部82には、固定ブロック6の天面111側に、コネクタ支持部材110に装着される押圧部材112を挿通可能な押圧部材挿通孔113が設けられている。また、着脱部82の底面115には、コネクタ81の端子面81a側の端部を固定ブロック6から露出可能な切り欠き部116がある。さらに、固定ブロック6の側面84a,84bであって着脱部82側の位置には、固定ブロック6を上記した固定ピース5R,5Lに装着した際に、固定ピース5R,5Lの天面25から突出した係止部65,66に係止される係止爪117,119が設けられている。
【0050】
コネクタ支持部材110は、固定ブロック6の着脱部82の内部に収容可能な大きさで、外観が略直方体の部材である。コネクタ支持部材110は、図13に示すように着脱部82に収納した際にコネクタ支持部材110の天面118と固定ブロック6の天面111との間に僅かに隙間(ガタ)が形成される程度の大きさである。
【0051】
コネクタ支持部材110は、コネクタ81を収納するためのコネクタ収納部114がえぐり取られている。これにより、コネクタ支持部材110は、固定ブロック6への装着時に連通孔83と対面する側面121、側面121に対向する側面122、並びに、底面123側に向けて開口している。コネクタ収納部114は、ケーブル162が直接接続されたコネクタ81の本体部81bを保持する本体保持部127と、本体部81bに繋がるケーブル162が挿通されるケーブル挿通部128とから構成されている。換言すれば、コネクタ支持部材110は、底面123側の開口の内側に向けて突出したフランジ部129a,129bを有し、このフランジ部129a,129bによってコネクタ81の本体部81bを挟持するものである。
【0052】
コネクタ支持部材110には、側面125,126に天面118側から底面123側に向けて延伸した押圧部案内溝130,131が設けられている。押圧部案内溝130,131は、図13の様にコネクタ支持部材110を着脱部82に収納した際に固定ブロック6の天面111に設けられた押圧部材挿通孔113に相当する位置に設けられている。押圧部案内溝130,131の下端部には、図14の様にコネクタ収納部114の本体保持部127に連通する連通孔132,133が設けられている。連通孔132,133は、本体保持部127にコネクタ81の本体部81bを装着した際に、本体部81bの装着解除爪81d,81eに相当する位置に設けられている。そのため、コネクタ支持部材110にコネクタ81を装着すると、装着解除爪81d,81eが連通孔132,133から押圧部案内溝130,131側に露出する。
【0053】
押圧部材112は、互いに平行な押圧部135,136と、これらを繋ぐ連結部137とを有し、平面視が略「コ」字型の部材である。押圧部135,136は、それぞれ押圧部案内溝130,131に対して摺動可能であり、その先端部分に内側に向けて湾曲した爪部138,140が形成されている。また、連結部137は、平面視が着脱部82の天面111に設けられた押圧部材挿通孔113の開口形状と略同一であり、その略中心部に押圧部135,136に対して逆向きに突出した突起141が設けられている。
【0054】
押圧部材112は、コネクタ支持部材110を収納した状態の着脱部82に、押圧部135,136を下方に向けて押圧部材挿通孔113に挿通されている。この際、押圧部材112の押圧部135,136は、押圧部案内溝130,131に案内される。押圧部材112が着脱部82に装着されると、図13の様に押圧部材112の連結部137は固定ブロック6の天面111と面一になる。また、押圧部材112が装着された状態において、押圧部135,136の爪部138,140は、連通孔132,133から突出した装着解除爪81d,81eの上方に当接すると共に、挿通孔132,133に係合している。
【0055】
固定ブロック7は、上記した固定ブロック6と略同一の形状、構成を有するものである。さらに具体的には、固定ブロック7は、固定ブロック6と同様に2段形状の部材であり、ローラ8,10の支軸11,12を相対回転不能に支持する支承部80を有するが、固定ブロック6の着脱部82に相当する部位が中実になっている点が大きく異なる。
【0056】
上記した固定ブロック6,7を介して固定ピース5(5R,5L)に装着され、搬送装置2の搬送面を形成するローラ8,10は、図1,2等に示す様に、ローラ本体150の両端から、内外を連通する支軸11,12が突出したものである。ローラ本体150は、両端が開口した金属製で中空の筒体であり、両端に閉塞部材151,152が装着され、閉塞されている。閉塞部材151には、無端ベルト153を懸架するためのベルト懸架溝155,156が設けられている。また、支軸11,12は、それぞれ閉塞部材151,152の略中心部に設けられた貫通孔(図示せず)に挿通されており、ローラ本体150の内外を連通している。ローラ本体150は、支軸11,12に対して回転可能に固定されている。
【0057】
ローラ10は、上記した構成に加えて、図15に示すようにローラ本体150内にモータ160と減速機161とを内蔵した構成となっている。さらに具体的に説明すると、ローラ10において、ローラ本体150の一端側から突出している支軸12は、閉塞部材152に軸受け164を介して回転可能に取り付けられている。支軸12は、軸方向に貫通した貫通孔(図示せず)を有し、ローラ本体150の内外を連通している。モータ160への電源の供給、並びに、モータ160や後述する位置検出子165との電気信号の送受信を行うケーブル162は、支軸12の貫通孔を通じてローラ本体150の外部に取り出されている。ローラ本体150の外部に取り出されたケーブル162の先端には、前記した電子基板16のコネクタ38に接続されるコネクタ81が取り付けられている。ローラ本体150の他端側から突出している支軸11は、棒状の部材であり、軸受け163を介し、閉塞部材151に対して回転可能に取り付けられている。
【0058】
モータ160は、電磁石からなる複数の固定子(図示せず)と、磁極を有する回転子(図示せず)と、位置検出子165とを備えたブラシレスモータである。モータ160の中心軸166の一端側は、軸受け167を介して回転可能に支持されている。また、中心軸166の他端側は、減速機161に軸受け168を介して固定されている。位置検出子165は、前記回転子の近傍に配置され、回転子の磁極の周方向の位置を検知し、磁極検知信号を発信するものである。
【0059】
位置検出子165は、ホール素子とパワースイッチング回路の全部あるいは一部を一体化したホールIC170を3つ備えている。さらに具体的には、ホールIC170は、磁界の大きさを検知するホール素子と、該ホール素子により検出された微小信号を増幅する増幅器と、増幅器において増幅された信号を方形波に成型するシュミットトリガ回路と、安定化電源回路と、温度補償回路とを備えている。なお、本実施形態においては、位置検出子165は、ホールIC170を3つ備えたものであるが、ホールIC170はいくつ設けられてもよい。また、位置検出子165は、ホールIC170により磁極を検知する磁気式のものに限定されるものではなく、これに限らず発光ダイオードとフォトセンサを用いたフォト・インタラプタ式のものや磁気飽和素子を用いたインダクタンス式のものなど、いかなる方式の磁極位置検知手段を採用してもよい。
【0060】
減速機161は、遊星歯車列からなる減速機であり、モータ160の回転動力を所定の減速比で減速するものである。モータ160の中心軸166は、連結部材171を介して閉塞部材151に連結されている。よって、モータ160の回転動力は、減速機161において減速され、連結部材171を介して閉塞部材151に伝播される。閉塞部材151は、ピン172によってローラ本体150と一体化されているため、ローラ本体150は、閉塞部材151に伝播された回転動力により回転駆動する。
【0061】
モータ160への電力の供給およびモータ160やホールIC170との電気信号の送受信を行うケーブル162は、先端に取り付けられたコネクタ38を介して上記した固定ピース5Rに装着された電子基板16のコネクタ81に接続されている。電子基板16は、モータ160を内蔵したローラ10の動作を制御するものであり、例えば、CMOS ICや微分回路、積分回路などを用いたデジタル回路により構成することができ、マイコン制御を行うものとすることもできる。
【0062】
続いて、固定ピース5(5R,5L)および固定ブロック6,7によるローラ8,10の固定方法および固定構造について詳細に説明する。
上記したように、本実施形態において搬送装置2は、固定ピース5R,5Lに固定ブロック6,7を介してローラ8,10の支軸11,12を固定することにより構成されている。
【0063】
ローラ8,10を固定ピース5に装着する場合、先ず支軸11,12が固定ブロック6,7に装着される。即ち、ローラ8は、支軸11,12をそれぞれ固定ブロック7に装着した上で固定ピース5R,5Lに装着される。また、ローラ10は、支軸11を固定ブロック6に装着すると共に、支軸12と、支軸12から導出されたケーブル162とを固定ブロック7に装着した状態で固定ピース5R,5Lに固定される。即ち、ローラ10の支軸12のみが着脱部82を備えた固定ブロック6に装着され、ローラ8の支軸11,12およびローラ10の支軸11は着脱部82を具備していない固定ブロック7に装着される。
【0064】
ローラ10の支軸12を固定ブロック6に装着する装着方法および装着構造から説明すると、先ず図16に示すように、ローラ10の支軸12に支持部材90が装着される。また、固定ブロック6の昇降室86、昇降支持室87にはそれぞれ昇降ネジ97およびベースプレート105が装着される。ここで、支持部材90の台座となる昇降ネジ97の頭部98の高さは、昇降ネジ97のベースプレート105へのねじ込み量によって調整される。またここで、昇降ネジ97は、支持部材90の下端部93とスムーズに係合可能なように頭部98の溝が支軸12の挿入方向、即ち支承室85の天面側に設けられた溝状の端部収納部95と略平行となるように配置される。
【0065】
また、支軸12から導出されたケーブル162およびコネクタ81は、図7に示すように予め固定ブロック6の支承部80側から挿通され、固定ブロック6の内部にある連通孔83を通じて着脱部82側に導出される。着脱部82側に導出されたコネクタ81は、図16のようにコネクタ支持部材110に装着される。この時、コネクタ81は、本体部81bが本体保持部127に挟持され、端子部81cがコネクタ支持部材110の底面123から突出している。また、コネクタ81の装着解除爪81d,81eは、側面125,126の連通孔132,133から突出している。
【0066】
支軸12への支持部材90の装着、昇降ネジ97の位置調整、並びに、コネクタ支持部材110へのコネクタ81の装着が完了すると、図16に矢印で示すように、支軸12が支持部材90の上端部92および下端部93が上下方向に向く姿勢で支承室85内に挿入される。この時、上端部92および下端部93は、支承室85の天面側に設けられた溝状の端部収納部95および昇降ネジ97の頭部98に設けられた十文字の溝に案内される。
【0067】
一方、コネクタ81を支持しているコネクタ支持部材110は、着脱部82内に収納される。この時、コネクタ81の端子部81cの一部は、図13および図14に示すように着脱部82の底面115に設けられた切り欠き部116から突出しており、端子面81aが外部に露出している。コネクタ支持部材110が着脱部82内に収納されると、固定ブロック6の天面111に設けられた押圧部材挿通孔113の上方から、押圧部材112が押圧部135,136を下方に向けた姿勢で装着される。この時、押圧部材112の押圧部135,136は、既に着脱部82内に収納されているコネクタ支持部材110の側面125,126の押圧部案内溝130,131に案内されている。そのため、コネクタ支持部材110は、押圧部材112の押圧部135,136によって移動が阻止され、着脱部82から脱落しない。また、押圧部135,136の先端にある爪部138,140は、コネクタ81の装着解除爪81d,81eに当接する。
【0068】
一方、ローラ10の支軸11、並びに、ローラ8の支軸11,12についても、上記したローラ10の支軸12の装着方法と同様の手順で固定ブロック7に装着される。即ち、ローラ10の支軸11や、ローラ8の支軸11,12からはケーブル162やコネクタ81は導出されていないため、これらの支軸11,12は、固定ブロック6の着脱部82に相当する部分が中実の固定ブロック7に装着される。
【0069】
さらに詳細に説明すると、ローラ10の支軸11およびローラ8の支軸11,12を固定ブロック7に装着する場合、上記したローラ10の支軸12を装着する場合と同様に、先ず支軸11に支持部材90が装着される。その一方で、固定ブロック7の昇降室86、昇降支持室87にはそれぞれ昇降ネジ97およびベースプレート105が装着され、昇降ネジ97の頭部98の高さおよび向きが調整される。
【0070】
支軸11への支持部材90の装着、並びに、昇降ネジ97の位置調整が完了すると、支軸12を固定ブロック6に装着する場合と同様に、支持部材90の上端部92および下端部93が上下方向に向く姿勢で支軸11,12が支承室85内に挿入され、支軸11,12の固定ブロック7への装着が完了する。
【0071】
ローラ8,10が固定ブロック6,7に装着され一体化されると、ローラ8,10は、それぞれ図17に矢印で示すように平行に配置された固定ピース5R,5Lの上方から装着部15に押し込まれる。この時、固定ブロック6,7の側面84a,84bに設けられた溝部88a,88bと、固定ピース5R,5Lの装着部15に設けられた突条62,63とが係合し、固定ブロック6,7およびローラ8,10は、固定ピース5R,5Lに対して垂直下方に案内される。
【0072】
ここで、ローラ10の支軸12と一体化された固定ブロック6が下方に押し込まれると、電子基板16に固定され、固定ピース5Rの装着部15に露出したコネクタ38の端子面38aと、固定ピース5Rの固定ブロック6の着脱部82の底面115から露出したコネクタ81の端子部81cとが面接する。固定ブロック6がさらに下方に押し込まれると、固定ピース5R側に固定されているローラ10のコネクタ81が、固定ピース5Rのコネクタ38に端子面38a側から差し込まれ、両者が嵌合する。これに伴い、コネクタ38は、コネクタ81に対してロック状態になる。コネクタ38とコネクタ81とがひとたびロック状態になると、コネクタ38とコネクタ81とのロックは、装着解除爪81d,81eを押圧しない限り解除されない。
【0073】
また、コネクタ38とコネクタ81とが嵌合され、ロック状態となるまで固定ブロック6が押し込まれると、固定ブロック6の係止部65,66に固定ブロック6の側面84a,84bに設けられた係止爪117,119が係止される。固定ブロック6は、係止部65,66および係止爪117,119により構成される係止構造により、固定ピース5Rに対する上方への移動が阻止される。即ち、固定ブロック6は、前記係止構造により固定ピース5Rからの脱落が防止されている。
【0074】
ローラ10の支軸11およびローラ8の支軸11,12に装着された固定ブロック7についても、固定ブロック6と同様に、固定ピース5R,5Lの突条62,63に案内され、垂直下方に押し込まれる。そして、固定ブロック7が固定ブロック6の底面60が装着部15の装着底面45に当接するまで押し込まれると、固定ブロック7の側面84a,84bに設けられた係止爪117,119が係止部65,66に係止される。
【0075】
上記したように、ローラ8,10の支軸11,12に装着された固定ブロック6,7を固定ピース5R,5Lに装着することにより搬送装置2を形成できる。また、同様にして、一対の固定ピース5L間に、動力源であるモータを内蔵していないローラ8を固定ブロック7を用いて固定した搬送装置(以下、必要に応じて搬送装置2’と称す)を構成することも可能である。
【0076】
搬送システム1は、上記した搬送装置2や搬送装置2’を図1に示すように平行に配置されたフレーム3,3に固定ピース5R,5Lを装着することにより形成される。
【0077】
さらに詳細には、搬送システム1は、例えば図19に示すように、平行に配置されたフレーム3,3に予め固定ピース5R、5Lを装着しておき、その後に固定ブロック6,7に支軸11,12が固定されたローラ8,10を順次固定ピース5R,5Lの上方から装着部15に装着して構成することが可能である。
【0078】
また、搬送システム1は、図20に示すように、予めフレーム3,3の外部で複数の搬送装置2,2’を接続しておき、これをフレーム3の端部側の開口部分からフレーム3の長尺方向に押し込んで形成することも可能である。
【0079】
また、搬送システム1は、図21のように搬送装置2あるいは搬送装置2’を別途組み立てて連結しておくと共に、フレーム3,3を両者の間隔を自由に調整可能なステー181で連結しておき、搬送装置2,2’によって一連の搬送経路を形成した後にフレーム3,3の間隔を調整して、固定ピース5R,5Lを外側面20側からで挟持することも可能である。
【0080】
上記したようにして搬送システム1を形成すると、固定ピース5のダクト部51とフレーム3との間に、長尺状の空間182が形成される。搬送システム1では、この空間182に、電子基板16等に接続され、貫通孔50から導出されたケーブル46,47,48を収納することができる。
【0081】
上記したように本実施形態の搬送装置2は、装着部15が固定ピース5(5R,5L)の天面25側に開放されており、この装着部15に予めローラ8,10の支軸11,12が固定された固定ブロック6,7を装着するだけで、ローラ8,10を固定ピース5に対して回転不能に固定できる。従って、搬送装置2は、平行に配置された固定ピース5R,5Lの上方から支軸11,12に装着された固定ブロック6,7を押し込むだけでローラ8,10を固定ピース5に対して固定できる。
【0082】
また、上記したように、ローラ10を固定ピース5に装着するために固定ブロック6を装着部15に押し込むと、ローラ10の支軸12から導出されたケーブル162の先端に取り付けられたコネクタ81が固定ピース5R側に固定された電子基板16のコネクタ38に嵌合してロック状態になると共に、両者が電気的に接続される。そのため、上記した構成によれば、固定ブロック6を固定ピース5Rの装着部15に押し込むだけで、ローラ10の固定と、コネクタ38,81の接続とを同時に行える。
【0083】
さらに、搬送装置2は、メンテナンス等のためにローラ10を取り外す必要が生じても、固定ブロック6の天面111側に突出した押圧部材112を押圧するだけで固定ピース5Rと固定ブロック6との間にあるコネクタ38とコネクタ81のロック状態を解除できる。
【0084】
搬送装置2において、支軸11,12は支持部材90の支持部91によって全周が包囲された状態で固定ブロック6,7の支承室85内に収納される。そのため、支軸11,12の軸心回りに作用する力は、支持部91全体に分散され、支持部91全体で支持される。また、支持部材90は、上端部92および下端部93が端部収納部95および昇降ネジ97の頭部98に設けられた溝101によって支持されており、支軸11,12の軸心回りに回転できない。そのため、支軸11,12に軸心回りへの回転動力が作用しても、支軸11,12および支持部材90は回転しない。
【0085】
上記実施形態の搬送装置2は、支持部材90および支軸11,12の位置を上下させる昇降手段として昇降ネジ97を具備したものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図22に示すように支持部材90の下方に所定の厚さの板体を複数重ね合わせて収納し、この板体の枚数を調整することにより高さを調整する構成としてもよい。
【0086】
上記実施形態において搬送システム1は、直列に連結された搬送装置2や搬送装置2’をフレーム3,3に装着して構成されるものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図18に示すように、固定ピース5R,5Lの左側面22に設けられた凹部70と、他の搬送装置2の右側面23に設けられた凸部71とを嵌合させることにより、他の搬送装置2と連結した搬送システム180のようなものであってもよい。
【0087】
また、上記実施形態において、コネクタ38,81はローラ10の内外を電気的に接続するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばコネクタ38,81に代わって固定ピース5に嵌合部材Aを設け、この嵌合部材Aと嵌合する嵌合部材Bを固定ブロック6,7側に設けることにより嵌合構造を形成するものであってもよい。この場合、コネクタ38,81のように、ロック機構を構成するものであることが望ましく、このロック機構を外部から解除可能な構成とすることがさらに望ましい。かかる構成によれば、より一層確実に固定ピースと固定ブロックとを一体化することができる。
【0088】
固定ピース5R,5Lは、いずれも物品の搬送方向に同一の長さに成形されたものであったが、上記実施形態は本発明の一例を示したものに過ぎず、例えば固定ピース5R,5Lよりも物品の搬送方向に長いものや短いものであっても良い。かかる構成によれば、搬送システム1,180の搬送路をより一層緻密に形成することができる。
【0089】
さらに具体的には、搬送システム1,180は、例えば図23に示すように、搬送経路の中途に、物品の搬送方向に対して屈曲した搬送路Cを設けた構成としてもよい。ここで、搬送路Cは、固定ピース5Lよりも物品の搬送方向に短い固定ピース5Mと、固定ピース5Rとの間にローラ10’が支持された搬送装置185、並びに、一対の固定ピース5Mの間にローラ8’が支持された搬送装置186,187を連続させて形成される屈曲した搬送路である。また、固定ピース5Mは、図24に示すように、搬送方向の長さが固定ピース5Lの略半分であり、固定ブロック6,7を装着するための装着部15が1つだけである点のみが固定ピース5Lの構成と異なる。また、ローラ8’,10’は、ローラ本体150に代わって外観が略円錐状のローラ本体188が採用されている点のみがローラ8,10と異なる。
【0090】
搬送路Cは、長さの異なる固定ピース5M,5R間にローラ10’を支持した搬送装置185と、一対の固定ピース5M間にローラ8’を支持した搬送装置186,187を直列に接続したものである。搬送装置185は、短尺の固定ピース5Mと長尺の固定ピース5Rとを備えているため、固定ピース5M側(搬送路Cの内周側)と固定ピース5R側(搬送路Cの外周側)とでローラ10’と隣接する搬送装置186のローラ8’との軸間距離が異なる。さらに具体的には、図23に示すように、搬送路Cの外周側の軸間距離Dは、内周側の軸間距離dよりも大きい(D>d)。
【0091】
一方、搬送装置185,186,187は、いずれもローラ本体188の大径部分が搬送路Cの外周側に向くように配置されているため、搬送装置185のローラ10’と搬送装置186,187のローラ8’との間隔は、搬送路Cの内周側と外周側とで略同一に維持されている。そのため、搬送路Cは、ローラ8’,10’の間隔は略一定に維持されているが、ローラ8’,10’の軸間距離が内周側と外周側とで異なり、全体的に略円弧状に屈曲した形状になっている。従って、搬送システム1,180は、長さの異なる固定ピース5M,5Lを組み合わせることにより搬送路を中途で屈曲させ所望の形状に形成できる。
【0092】
【発明の効果】
本発明によればローラ装置の固定および搬送装置や搬送システムの組み立て、設置作業の作業効率を格段に向上できる。また、本発明によれば、ローラ装置の支軸に大きな回転動力が作用する場合であっても、この回転動力による支軸の回転を確実に阻止可能な支軸の固定装置、搬送装置、並びに、搬送システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である搬送システムを示す斜視図である
【図2】 図1に示す搬送システムで採用されている搬送装置を示す斜視図である。
【図3】 図2の搬送装置を構成する固定ピースを示す斜視図である。
【図4】 図3の固定ピースと固定ブロックを分解した状態を示す破断斜視図である。
【図5】 図3に示す固定ピースに固定ブロックを装着した状態を示す斜視図である。
【図6】 図3に示す固定ピースに固定ブロックを装着した状態を示す斜視図である。
【図7】 図2のA−A断面図である。
【図8】 図3に示す固定ピース同士の連結構造を示す斜視図である。
【図9】 図3に示す固定ピースとは別の固定ピースを示す斜視図である。
【図10】 図3に示す固定ピースとは別の固定ピースを示す斜視図である。
【図11】 図2の搬送装置を構成する固定ブロックを示す斜視図である。
【図12】 図11に示す固定ブロックの分解斜視図である。
【図13】 図2の搬送装置を構成する固定ブロックを示す斜視図である。
【図14】 図13に示す固定ブロックの分解斜視図である。
【図15】 図2に示す搬送装置を構成するローラの内部構造を示す断面図である。
【図16】 図2に示す搬送装置の組立の第1段階を示す斜視図である。
【図17】 図2に示す搬送装置の組立の第2段階を示す斜視図である。
【図18】 本発明の変形実施例である搬送システムを示す斜視図である。
【図19】 図1に示す搬送システムの組み立て方法を示す平面図である。
【図20】 図1に示す搬送システムの組み立て方法を示す斜視図である。
【図21】 図1に示す搬送システムの組み立て方法を示す平面図である。
【図22】 図5,6に示す固定ブロックの変形例を示す斜視図である。
【図23】 図1,18に示す搬送システムの搬送路の一部を示す平面図である。
【図24】 図1,18に示す搬送システムにおいて採用される固定ピースの変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,180 搬送システム
2,2’,185,186,187 搬送装置
5 固定ピース(被固定部材)
6,7 固定ブロック(固定部材)
8,10 ローラ
9 固定装置
11,12支軸
15 装着部
16 電子基板
27 基板収納部
38,81 コネクタ(接続手段)
68 空間(端子収納部)
80 支承部
90 支持部材(支持手段)
95 端部収納部
97 昇降ネジ(移動手段)
98 頭部
105 ベースプレート
112 押圧部材(解除手段)
150,188 ローラ本体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a support device for fixing a support shaft used for fixing a support shaft, a transport device in which a support shaft of a roller device is fixed with the same configuration as the support device, and a transport system including the transport device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a conveying device or a conveying system in which a roller is fixed to a frame using a supporting device for fixing a spindle as shown in
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 5-24623
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
When the roller support shaft is fixed to the frame using the support shaft fixing device disclosed in
[0005]
Further, in the support fixing device having the structure as disclosed in
[0006]
Further, as described above, when the support shaft of the roller is fixed using the support device for the support shaft disclosed in
[0007]
When the support shaft of the roller is mounted on the mounting portion that is open upward, the mounting portion bends due to a rotational force acting on the support shaft. For this reason, the above-described support for fixing the support shaft with a part of the mounting portion opened cannot firmly hold the support shaft when a rotational force is applied to the support shaft, and the support shaft may rotate. There is.
[0008]
In view of the above-described problems, the present invention provides a fixing device for a supporting shaft that can easily attach and detach the roller and can reliably hold the supporting shaft of the roller, a conveying device that fixes the roller with a fixing structure similar to the fixing device, and An object of the present invention is to provide a transport system including the transport device.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Accordingly, claims provided to solve the above-described problems1In the transport device in which one or a plurality of roller devices are rotatably supported between a pair of fixed members, at least one of the fixed members has a storage portion that opens upward. The roller device is fixed to a fixed member via a fixing member, and the roller device includes a support shaft and a roller body that is rotatably attached to the support shaft, and the fixing member is a support shaft. The support shaft of the roller device is supported so as not to rotate relative to the fixed portion via a fixing member that is detachably stored in the storage portion. The apparatus has a connector that electrically connects the inside and outside of the roller body, the fixing member has a holding portion that holds the connector, and the fixed member has a connector that can be electrically connected to the connecting means. It is fixed and fixed to the fixed member A conveying device, characterized in that said connectors are connected by the member is mounted.
[0010]
Claim2The invention according to
[0011]
Claim3The invention described in (1) is characterized in that there is provided a release means capable of releasing the locked state of the connectors from an external position when the fixing member and the fixed member are integrated.2It is a conveyance apparatus as described in.
[0012]
Claim1, 2, 3Is provided with a storage portion that is opened upward on the fixed member, and a fixing member that supports the support shaft of the roller device can be attached to the storage portion from above. Therefore, according to the above-described configuration, if the fixing member is mounted on the support shaft of the roller device in advance, the support shaft is covered only by pushing the fixing member mounted on the support shaft into the mounting portion from above the fixed member. Can be fixed to a fixing member. Therefore, according to the present invention, the roller device can be easily installed even in a place where it is difficult to install the roller device.
[0013]
Claims2, 3In the invention described in the above, as described above, a lock structure for preventing separation between the fixed member and the fixed member is formed at a position that becomes the inside when the fixed member and the fixed member are integrated, and is necessary. Accordingly, a release means capable of releasing the lock structure is provided. In other words, in the transport device of the present invention, when a fixing member is attached to a fixed member so as to fix the support shaft, a lock structure is formed and separation between the two is prevented. Therefore, according to the configuration described above, even if vibration or the like due to the operation of the roller device propagates to the fixing member, the fixing member does not fall off the fixed member. Therefore, according to the present invention, the support shaft of the roller device can be reliably fixed to the fixed member.
[0014]
Claims3In the invention described in (1), the lock structure formed when the fixed member and the fixing member are integrated can be released from the external position when the fixing member and the fixed member are integrated by the releasing means. . Therefore, according to the above-described configuration, the roller device can be easily removed even when the roller device is removed from the fixed member side for maintenance or the like.
[0015]
Claim4In the transport device in which one or a plurality of roller devices are rotatably supported between a pair of fixed members, at least one of the fixed members has a storage portion that opens upward. The roller device is fixed to a fixed member via a fixing member, and the roller device includes a support shaft and a roller body that is rotatably attached to the support shaft, and the fixing member is a support shaft. A support means for supporting the roller device in a non-rotatable manner, and the support shaft of the roller device is supported in a non-rotatable manner relative to the fixed portion via a fixing member that is detachably stored in the storage portion. The roller device has connecting means for electrically connecting the inside and outside of the roller body, the fixing member has a holding portion for holding the connecting means, and the fixed member can be electrically connected to the connecting means. Fixed connection means are fixed, When the fixing member is attached to the connecting means, the connecting means and the connected means are electrically connected, and when the fixed member and the fixing member are integrated, the connecting means and the connected means are connected from the outside. It has the cancellation | release means which can cancel | release connection of this.
[0016]
The conveying device of the present invention electrically connects the connecting means derived from the roller device and the connected means on the fixed member side by mounting the fixing member on the fixed member to fix the roller device to the fixed member. Can be connected. Therefore, according to the above-described configuration, the connecting means can be electrically connected to the connected means while fixing the roller device only by attaching the fixing member to the mounting portion from above the fixed member. Therefore, according to the above-described configuration, the installation work of the transfer device can be performed more efficiently.
[0017]
In addition, since the conveying device of the present invention includes a releasing means, even if it is necessary to remove the roller device from the fixed member side for maintenance or the like, when the fixed member and the fixing member are integrated, The connection between the connecting means and the connected means can be released from an external position.
[0018]
[0019]
Claims above5Is provided with a moving means for moving a support means for supporting the support shaft so as not to rotate in a direction intersecting the support shaft. Therefore, for example, when the roller device is supported so that the transport surface is horizontal, the support shaft of the roller device can be moved in the vertical direction by the moving means. Therefore, according to the configuration described above, it is possible to provide a transport device that can easily adjust the mounting position of the roller device.
[0020]
Claim6In the invention described in (1), the fixing member has a support means for supporting the support shaft in a non-rotatable manner, and the support means has a support portion surrounding the entire circumference of the support shaft.5It is a conveyance apparatus in any one of.
[0021]
In the transport device of the present invention, the support means for supporting the support shaft in a non-rotatable manner includes a support portion that surrounds the entire circumference of the support shaft. Therefore, the support means can support the rotational power acting around the axis of the support shaft with the entire support portion. Therefore, according to the above-described configuration, the rotation of the support means can be reliably prevented.
[0022]
Claims7The invention described in
[0023]
Since the transfer system according to the present invention includes the above-described transfer devices arranged in series, installation and assembly work can be easily and efficiently performed.
[0024]
According to the eighth and ninth aspects of the present invention, in the transport device in which one or a plurality of roller devices are rotatably supported between the pair of fixed members, at least one of the fixed members is opened upward. The roller device is fixed to a fixed member via a fixing member, and the roller device includes a support shaft and a roller body that is rotatably attached to the support shaft. The fixing member has a supporting means for supporting the support shaft in a non-rotatable manner, and the support shaft of the roller device cannot be rotated relative to the fixed portion via a fixing member that is detachably stored in the storage portion. The left and right sides of the fixed member have shapes that can be fitted to each other in order to connect the conveying devices in series, and can be integrated with the fixed members of other conveying devices. Is used.
The invention described in
[0025]
Since the transfer system according to the present invention includes the above-described transfer devices arranged in series, installation and assembly work can be easily and efficiently performed.
[0026]
The invention according to
[0027]
The conveyance device employed in the present invention can integrate the fixed member and the fixing member by pushing the fixing member from above into a storage portion provided in the fixed member. In other words, in the transport apparatus of the present invention, when the fixing member and the fixed member are integrated, the fixing member is rotated or the fixing member is forcedly moved as in the above-described conventional fixing device of the support shaft. There is no need to deform. That is, in the transport device of the present invention, the supporting shaft can be fixed to the fixed member by pushing the fixing member into the mounting portion from above the fixed member in a state where the fixing member is mounted on the supporting shaft of the roller device. . Therefore, according to the present invention, after the fixing member is mounted on the support shaft of the roller device in a place with high workability, the conveying device can be configured by simply pushing the fixing member mounted on the support shaft from above the fixed member. The work efficiency of the installation and assembly work of the transfer device can be greatly improved.
[0028]
Moreover, in the conveyance apparatus employ | adopted by this invention, the spindle of a roller apparatus is supported by the support means which a fixing member comprises so that relative rotation is impossible with respect to a to-be-fixed part. For this reason, even if a large torque acts on the support shaft, such as a roller device in which a motor as a drive source is built in the roller body, the support shaft is rotated by this rotational power. It can be surely prevented.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a transport device, a transport device, and a support fixing device that are one embodiment of the present invention will be described. In the following description, up, down, left, and right are based on the state where the
[0030]
In FIG. 1,
[0031]
As shown in FIG. 2, the conveying
[0032]
As shown in FIG. 3, the fixed
[0033]
More specifically, the fixed
[0034]
As shown in FIGS. 4, 6, and 7, the
[0035]
The
[0036]
On the
[0037]
The fixed
[0038]
The attachment /
[0039]
On the mounting side surfaces 57 and 58 of the mounting
[0040]
On the
[0041]
The fixed
[0042]
The fixing blocks 6 and 7 include a fixing function for fixing the
[0043]
In the fixed
[0044]
The
[0045]
As shown in FIGS. 7, 11, and 12, a support member 90 (support means) that supports the
[0046]
As shown in FIG. 11, the
[0047]
A
[0048]
The
[0049]
The attaching / detaching
[0050]
The
[0051]
The
[0052]
The
[0053]
The pressing
[0054]
The pressing
[0055]
The fixed
[0056]
[0057]
In addition to the above-described configuration, the
[0058]
The
[0059]
The
[0060]
The
[0061]
A
[0062]
Subsequently, the fixing method and the fixing structure of the
As described above, in the present embodiment, the
[0063]
When the
[0064]
The mounting method and mounting structure for mounting the
[0065]
Further, as shown in FIG. 7, the
[0066]
When the mounting of the
[0067]
On the other hand, the
[0068]
On the other hand, the
[0069]
More specifically, when the
[0070]
When the mounting of the
[0071]
When the
[0072]
Here, when the fixed
[0073]
Further, when the fixed
[0074]
Similarly to the fixed
[0075]
As described above, the
[0076]
The
[0077]
More specifically, for example, as shown in FIG. 19, the
[0078]
Further, as shown in FIG. 20, the
[0079]
In addition, as shown in FIG. 21, the
[0080]
When the
[0081]
As described above, in the
[0082]
Further, as described above, when the fixed
[0083]
Furthermore, even if it becomes necessary to remove the
[0084]
In the
[0085]
The
[0086]
In the above embodiment, the
[0087]
In the above embodiment, the
[0088]
The fixed
[0089]
More specifically, the
[0090]
In the conveyance path C, a
[0091]
On the other hand, since the conveying
[0092]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to remarkably improve the work efficiency of fixing the roller device and assembling and installing the conveying device and the conveying system. Further, according to the present invention, even when a large rotational power acts on the support shaft of the roller device, the support fixing device, the transport device, and the support shaft that can reliably prevent the rotation of the support shaft by the rotational power, and Can provide a transport system.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a transport system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a transfer device employed in the transfer system shown in FIG.
FIG. 3 is a perspective view showing a fixed piece constituting the conveying device of FIG. 2;
4 is a cutaway perspective view showing a state in which a fixed piece and a fixed block of FIG. 3 are disassembled. FIG.
5 is a perspective view showing a state in which a fixed block is mounted on the fixed piece shown in FIG. 3. FIG.
6 is a perspective view showing a state in which a fixed block is mounted on the fixed piece shown in FIG. 3. FIG.
7 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
8 is a perspective view showing a connection structure between fixed pieces shown in FIG. 3. FIG.
FIG. 9 is a perspective view showing a fixed piece different from the fixed piece shown in FIG. 3;
10 is a perspective view showing a fixed piece different from the fixed piece shown in FIG. 3. FIG.
11 is a perspective view showing a fixed block that constitutes the conveying apparatus of FIG. 2; FIG.
12 is an exploded perspective view of the fixing block shown in FIG. 11. FIG.
13 is a perspective view showing a fixed block constituting the conveying device of FIG. 2. FIG.
14 is an exploded perspective view of the fixed block shown in FIG.
15 is a cross-sectional view showing an internal structure of a roller constituting the conveying device shown in FIG.
16 is a perspective view showing a first stage of assembly of the transport device shown in FIG. 2; FIG.
FIG. 17 is a perspective view showing a second stage of assembly of the transport device shown in FIG. 2;
FIG. 18 is a perspective view showing a transport system that is a modified embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a plan view showing a method for assembling the transport system shown in FIG. 1;
20 is a perspective view showing a method for assembling the transport system shown in FIG. 1; FIG.
FIG. 21 is a plan view showing a method for assembling the transport system shown in FIG. 1;
22 is a perspective view showing a modified example of the fixed block shown in FIGS. 5 and 6. FIG.
FIG. 23 is a plan view showing a part of a transport path of the transport system shown in FIGS.
24 is a perspective view showing a modified example of a fixed piece employed in the transport system shown in FIGS.
[Explanation of symbols]
1,180 transport system
2,2 ', 185, 186, 187 transport device
5 Fixed piece (fixed member)
6,7 Fixed block (fixing member)
8,10 Roller
9 Fixing device
11, 12 spindles
15 Mounting part
16 Electronic board
27 Board storage
38,81 connector (connecting means)
68 space (terminal compartment)
80 Bearing section
90 Support member (support means)
95 Edge storage
97 Lifting screw (moving means)
98 head
105 base plate
112 Press member (release means)
150,188 Roller body
Claims (9)
前記搬送装置は、一対の被固定部材の間に一又は複数のローラ装置が回転可能に支持され、少なくとも一方の被固定部材は、上方に向けて開放した収納部を有し、ローラ装置は固定部材を介して被固定部材に固定されており、前記ローラ装置は、支軸と、支軸に対して回転可能に取り付けられたローラ本体を具備し、前記固定部材は支軸を回転不能に支持する支持手段を有しており、ローラ装置の支軸は、前記収納部に着脱自在に収納される固定部材を介して被固定部に対して相対回転不能に支持され、前記被固定部材の左側面及び 右側面には搬送装置同士を直列に連結するために互いに嵌合可能な形状を有し他の搬送装置の被固定部材と一体化可能な搬送装置であることを特徴とする搬送システム。 A transport system having frames arranged in parallel and connected in series with a plurality of transport devices integrated between the frames ;
In the transport device, one or a plurality of roller devices are rotatably supported between a pair of fixed members, and at least one of the fixed members has a storage portion opened upward, and the roller device is fixed. The roller device includes a support shaft and a roller body that is rotatably attached to the support shaft, and the fixing member supports the support shaft in a non-rotatable manner. And a support shaft of the roller device is supported in a non-rotatable manner relative to the fixed portion via a fixing member that is detachably stored in the storage portion, and a left side of the fixed member. A transport system having a shape that can be fitted to each other in order to connect the transport devices in series on the surface and the right side surface, and that can be integrated with a fixed member of another transport device.
前記搬送装置は、一対の被固定部材の間に一又は複数のローラ装置が回転可能に支持され、少なくとも一方の被固定部材は、上方に向けて開放した収納部を有し、ローラ装置は固定部材を介して被固定部材に固定されており、前記ローラ装置は、支軸と、支軸に対して回転可能に取り付けられたローラ本体を具備し、前記固定部材は支軸を回転不能に支持する支持手段を有しており、ローラ装置の支軸は、前記収納部に着脱自在に収納される固定部材を介して被固定部に対して相対回転不能に支持され、前記被固定部材の左側面及び右側面には搬送装置同士を直列に連結するために互いに嵌合可能な形状を有し他の搬送装置の被固定部材と一体化可能な搬送装置であることを特徴とする搬送システム。In the transport device, one or a plurality of roller devices are rotatably supported between a pair of fixed members, and at least one of the fixed members has a storage portion opened upward, and the roller device is fixed. The roller device includes a support shaft and a roller body that is rotatably attached to the support shaft, and the fixing member supports the support shaft in a non-rotatable manner. And a support shaft of the roller device is supported in a non-rotatable manner relative to the fixed portion via a fixing member that is detachably stored in the storage portion, and a left side of the fixed member. A transport system having a shape that can be fitted to each other in order to connect the transport devices in series on the surface and the right side surface, and that can be integrated with a fixed member of another transport device.
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