JP3808875B2 - Drawer lock device - Google Patents
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Description
本発明は家具等の収容体における引出部ロック装置に関し、特に外部から容易に識別できず特定の操作をしたときに引出部のロックが解除されるように構成したロック装置に関する。 The present invention relates to a drawer lock device for a housing such as furniture, and more particularly to a lock device configured to be unlocked when a specific operation cannot be easily performed from the outside and a specific operation is performed.
一般家庭で使用されるタンス等の木製の家具、または事務所で使われるスチール製の家具等の収容体には、通常複数の引出部が上下または上下左右に並設される。近年注目されている民芸調家具などは、その前面に意匠性に優れた装飾金具や取手等を備えた大小さまざまな引出部が上下左右に複数並設されている。 In a container such as a wooden furniture such as a chiffon used in a general household or a steel furniture used in an office, a plurality of drawers are usually arranged side by side vertically or vertically and horizontally. Folk art-like furniture, which has been attracting attention in recent years, has a plurality of large and small drawers arranged in the top, bottom, left and right side, which are equipped with decorative fittings and handles with excellent design on the front.
従来から、引出部内に収納した貴重品や高価品を保護するため、引出部の前面にロック装置を設けることが多い。一般的なロック装置は引出部の前板に取付けた施錠部により構成され、その施錠部に設けた鍵穴に外部から鍵を差し込んでロックまたはその解除を行うようになっている。このようなロック装置としては、例えば特許文献1や特許文献2が知られている。
Conventionally, in order to protect valuables and expensive items stored in the drawer, a lock device is often provided on the front surface of the drawer. A general locking device is constituted by a locking portion attached to a front plate of a drawer portion, and a key is inserted from the outside into a key hole provided in the locking portion to lock or release the locking device. As such a locking device, for example,
特許文献1には、複数の引出部を有する家具において、いずれか1つの引出部を引き出したときには他の引出部の引出操作ができないようにし、一度に多数の引出部が引き出されて家具が転倒しないようにしたロック装置が記載されている。特許文献2には、複数の引出部を有する家具において、1つの引出部が開放されたまま施錠されていても、その引出部を容易に閉じることができるロック装置が記載されている。
In
しかし特許文献1または特許文献2に記載されたロック装置は、収容体の前面に施錠部の鍵穴が識別可能な状態に設けられているのでセキュリティ上の問題がある。例えば鍵を入手した第三者は容易にロックを解除して引出部の収容物を取り出すことができる。また鍵がない場合でも鍵穴から工具を差し込んでロック機構を解除もしくは破壊することも容易である。
However, since the lock device described in
一方、高価な民芸調の家具の購入者は趣味性を要求することも多く、家具前面の装飾金具の良し悪し以外に、遊び心を満足させる仕掛け等のカラクリ性を求めることも多い。従って家具前面に設けた施錠装置のみではない、カラクリ性の高い仕掛け等を組み込むことにより民芸調家具に高い付加価値を与えることができるが、従来の民芸調家具にそのようなカラクリ性に優れたものは見当たらない。 On the other hand, purchasers of expensive folk art-like furniture often demand hobbies, and in addition to the quality of the decorative metal fittings on the front of the furniture, they often demand a clearness such as a mechanism that satisfies playfulness. Therefore, it is possible to add high added value to folk art-like furniture by incorporating not only the locking device provided on the front of the furniture, but also a mechanism with high crispness, etc. I can't find anything.
そこで本発明は、高いセキュリティ性を有し且つ優れたカラクリ性を兼ね備えた引出部ロック装置を提供することを課題とする。 Then, this invention makes it a subject to provide the drawer | drawing-out part locking device which has high security property and also had the outstanding clearness property.
前記課題を解決するための本発明に係る第1の引出部ロック装置は、複数の引出部を有する収容体1の引出部ロック装置において、横方向に並設された複数の引出部と、各引出部の底板に形成したロック溝13と、前記収容体1の棚板8に形成した横方向の細長い挿入溝23と、この挿入溝23に配置した細長い駆動体14と、この駆動体14を棚板8に対し昇降させるバネ体38とを備え、前記複数の引出部のうち1の引出部(他の引出部3)の奥行きが前記収容体1の奥行きより浅く構成されており、この1の引出部(他の引出部3)が通常の閉鎖位置よりさらに奥に押し込まれると前記駆動体14が前記挿入溝23内に引っ込み、これにより特定の引出部2のロックが解除されるよう構成されていることを特徴とする(請求項1)。
The first drawer lock device according to the present invention for solving the above-described problems is a drawer lock device for a
また本発明の第2の引出部ロック装置は、横方向に並設された複数の引出部を有する収容体1の引出部ロック装置において、前側に引き抜き可能な1の引出部(他の引出部3)と、前記1の引出部より平面積が小さい特定の引出部2と、前記特定の引出部2の底板2dに設けられ一端が前記底板の端部まで連続しているコの字型の細長いガイド溝25と、前記収容体1の棚板8に設けられ前記ガイド溝25に掛合する掛合部26と、前記特定の引出部2の前側に固定的に設けられた遮蔽板24とを備え、前記1の引出部(他の引出部3)を前記収容体1から完全に引き出し、前記特定の引出部2を前記ガイド溝25に沿って移動させることにより前記1の引出部(他の引出部3)を引き抜いて空いた領域11に前記特定の引出部2を引き出し、これにより前記特定の引出部2を前方に引き出せるように構成されていることを特徴とする(請求項2)。
In addition, the second drawer lock device of the present invention is a drawer lock device for a
この第2のロック装置において、前記特定の引出部2が前記収容体1内で収容状態にあるときに前記特定の引出部2と前記遮蔽板24との間に挿入され前記特定の引出部2の前後移動をロックする閂差し錠28を備える構成とすることができる(請求項3)。In the second locking device, the
前記第2のロック装置において、前記ガイド溝25と掛合部26のセットを2組設けて構成することができる(請求項4)。In the second locking device, two sets of the
さらに、本発明の第3のロック装置は、複数の引出部を有する収容体1の引出部ロック装置において、横方向に並設された複数の引出部と、特定の引出部2の前面に配置されたカバー体34と、他の引出部3の前面に設けられた開閉扉31と、前記収容体1の棚板8間に縦方向に配設され、前記カバー体34の一方の端部をロック状態に係止する回転可能な駆動体14とを備え、当該駆動体14が前記開閉扉31が閉位置にあるときにはその端部に当接して回転が阻止され、前記開閉扉31が開位置にあるときに回転可能となり、これにより前記カバー体34のロック状態が解除され前記特定の引出部2の引出操作が可能となるよう構成したことを特徴とする(請求項5)。Furthermore, the 3rd locking device of this invention is arrange | positioned in the drawer part locking device of the
この第3のロック装置において、前記特定の引出部2は前記他の引出部3より長さが短く構成されており、その前側に配置される遮蔽体37と、前記特定の引出部2を挟む帆立7と仕切り板22とに設けられ前記遮蔽体37の両端部を係止する一対の係止溝41と、一方の係止溝内に配置されたバネ体38とを備え、前記遮蔽体37の一方の端部を前記バネ体38に押しつけることにより他方の端部を前記係止溝から離脱させて収容体1から取り外し、これにより前記特定の引出部2の引出操作が可能となるよう構成することができる(請求項6)。In the third locking device, the
本発明に係るロック装置は、特定の引出部における前面以外の部分に設けられ、特定の引出部のロックおよびその解除が他の引出部等の移動操作によって可能になる。そのため例えば貴重品等を特定の引出部に収納した場合に、特定の引出部を引き出すための鍵穴などを外部から認識することは出来ず、他の引出部を操作して初めて引出操作が可能になるのでセキュリティ性が極めて高い。また民芸調家具に適用した場合にはカラクリ性に優れたロック装置となるので、その付加価値を高めることができる。 The lock device according to the present invention is provided in a portion other than the front surface of a specific drawer, and the lock of the specific drawer and the release thereof can be performed by moving the other drawer or the like. For this reason, for example, when valuables etc. are stored in a specific drawer, the keyhole for pulling out the specific drawer cannot be recognized from the outside, and the drawer operation can only be performed by operating other drawers. Therefore, security is extremely high. In addition, when applied to folk art-like furniture, the lock device is excellent in clearness, and the added value can be increased.
上記ロック装置において、前記のように、他の引出部の前面に開閉扉を設けるとともに、それに隣接する特定の引出部の前面にその引出操作をロックするための移動可能なカバー体を設け、カバー体の移動操作をロックすることにより特定の引出部の引出操作を間接的にロックするロック機構を設けた場合には、開閉扉やカバー体の意匠を種々変化させることにより意匠性に優れた収容体を構成できるとともに、開閉扉の開閉操作とカバー体の着脱操作との2段階の手動操作により、特定の引出部のロックまたはその解除を行うことができるので、高いセキュリティ性を有するとともに、操作者にとって高い興味を引くカラクリ性が得られる。 In the above locking device, as described above, an opening / closing door is provided on the front surface of another drawer portion, and a movable cover body for locking the drawer operation is provided on the front surface of a specific drawer portion adjacent thereto, When a lock mechanism that indirectly locks the drawer operation of a specific drawer by locking the body movement operation is provided, the housing has excellent design by changing the design of the door and cover body in various ways The body can be configured, and the specific drawer can be locked or released by a two-stage manual operation of opening / closing the door and attaching / detaching the cover body. It is possible to obtain a crispness that attracts a lot of interest.
上記ロック装置において、前記のように、特定の引出部の前面にその引出操作をロックするための取外し可能な遮蔽体を設け、遮蔽体の取外し操作をロックすることにより特定の引出部の引出操作を間接的にロックするロック機構を設けた場合には、遮蔽体の意匠を種々変化させることにより意匠性に優れた収容体を構成でき、高いセキュリティ性を有するとともに、操作者にとって高い興味を惹くカラクリ性も得られる。 In the above locking device, as described above, a detachable shield for locking the drawer operation is provided on the front surface of the specific drawer, and the drawer operation of the specific drawer is performed by locking the shield detachment operation. When a lock mechanism that indirectly locks the door is provided, it is possible to configure a container with excellent design by changing the design of the shield, and it has high security and attracts high interest to the operator. Can also be crisp.
次に図面により本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は本発明に係る引出部ロック装置の実施形態を示す正断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図、図4は図3の部分斜視図、図5はロック機構を構成する駆動体の斜視図、図6は民芸調の家具の1例を示す正面図、図7は図6の側面図である。 Next, the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a front sectional view showing an embodiment of the drawer lock device according to the present invention, FIG. 2 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 1, FIG. 3 is a sectional view taken along the line BB in FIG. FIG. 5 is a perspective view of a drive body constituting a lock mechanism, FIG. 6 is a front view showing an example of folk art-like furniture, and FIG. 7 is a side view of FIG.
図6,図7に示すように、本実施形態は民芸調の家具からなる収容体1にロック装置を適用したものである。収容体1には複数の引出部が上下4段に並設され、その下端は地板4で支持される。一番上に位置する引出部が貴重品等を収納する特定の引出部2を構成し、それより下側に位置する3つの引出部がそれぞれ他の引出部3を構成する。そして本実施形態では特定の引出部2は他の引出部3より引出方向の長さが短く、その前面に円弧状の透明な飾りカバー5が旋回自在なステー5aにより開閉可能に取付けられる。
As shown in FIGS. 6 and 7, in this embodiment, a lock device is applied to the
収容体1の裏側は裏板6(図2)で覆われ、両側端部は一対の帆立7(図2)で覆われる。また中間部には複数の棚板8(図1,図3)が水平に設けられる。さらに収容体1の最上部には天板9が設けられる。そして天板9、一番上側の棚板8、裏板6および一対の帆立7により特定の引出部2を収容する収容領域10(図3)が形成される。さらに一番上側の棚板8、それより下側の棚板8、裏板6および一対の帆立7により一番上側の他の引出部3を収容する収容領域11(図3)が形成される。そして2番目以降の他の引出部3を収容する収容領域11も上記と同様に形成される。
The back side of the
図1,図3に示すように、特定の引出部2は、前側を閉鎖する前板2a、両側を閉鎖する一対の側板2b、後側を閉鎖する先側板2cおよび底側を閉鎖する底板2dを有し、前板2aには引手2eが設けられる。また他の引出部3は、前側を閉鎖する前板3a、両側を閉鎖する一対の側板3b、後側を閉鎖する先側板3cおよび底側を閉鎖する底板3dを有し、前板3aには引手3eおよび施錠部3fが設けられる。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
次に本実施形態におけるロック装置について説明する。ロック装置を構成するロック機構12は、特定の引出部2における一方の側板2bの一部に形成した溝からなるロック溝13と、他の引出部3の引出しまたは押し込み等の移動操作により昇降駆動する細長い板状の駆動体14と、駆動体14の上部から横方向に突出する短円柱状のダボからなる挿入部15を備えている。なお駆動体14の下部には前記挿入部15と同様な摺動部16が横方向に水平に突出している。
Next, the locking device in this embodiment will be described. The
図1に示すように、帆立7には収容領域10と収容領域11を跨るように上下方向に延長する細長い移動溝17が形成され、その移動溝17の上部と前記ロック溝13が連通している。さらに特定の引出部2のすぐ下側の他の引出部3には、その一方の側板3bにおける後部上縁に(すなわち先側板3cに近い部分の上縁に)、斜め後方に向かって下降傾斜する摺動面18(図3)が形成されている。
As shown in FIG. 1, the
次に上記ロック機構の作用を説明する。先ず他の引出部3が押し込み状態の位置にあるときは、他の引出部3における側板3bの水平な上縁面が摺動部16を上方に押し上げているので、駆動体14が上方に持ち上がった状態になっている。その状態では駆動体14から横方向に突出する挿入部15が前記ロック溝13に挿入されて特定の引出部2の引出操作を自動的にロックする。
Next, the operation of the lock mechanism will be described. First, when the
次に、他の引出部3を図示のようにある程度引き出す方向へ操作(一方向への操作)すると、前記摺動部16は前記側板3bの水平な上縁面との接触から下降傾斜する摺動面18との接触状態に移るので、駆動体14は摺動面18に沿って下降する。すると挿入部15が前記ロック溝13から離脱するので、特定の引出部2のロックが自動的に解除される。なお他の引出部3を収容体1から完全に引き抜いた場合は、駆動体14が収容領域11内に落下する恐れがあるので、落下防止手段を設けることが望ましい。そのような落下防止手段としては、例えば駆動体14に横方向に突出するストッパ(図示せず)を設け、落下時にそのストッパが棚板8に設けた係止部(図示せず)に掛止してそれ以上落下しないように構成したものを挙げることができる。
Next, when the
上記のようにロック解除した特定の引出部2を再びロック状態とするには、特定の引出部2を押し込んだ状態のまま、他の引出部3を所定位置まで押し込む方向へ操作(他方向への操作)すればよい。そして図1に示すように、所望により他の引出部3の前面に施錠部3fを設けることができ、その施錠部3fに鍵を挿入して施錠すると、特定の引出部は二重にロックされるので極めて高いセキュリティ性を確保できる。
In order to put the
本実施形態のロック装置は図7に示す収容体1のいずれの段に設けることもできる。また前記特定の引出部2と他の引出部3との組み合わせ数も任意に設定できる。収容体1を使用中に任意の段にロック装置を追加または削除できるようにすることもでき、その場合には各段のロック装置を装脱着可能にしておく。
The locking device of this embodiment can be provided at any stage of the
図8は本発明に係る引出部ロック装置の他の実施形態を示す正断面図、図9は図8のA−A断面図、図10は図8のB−B断面図、図11はロック機構12を構成する駆動体14の部分斜視図、図12は図10の部分斜視図である。なおこれら図面において、前記図1〜図7の例と同じ部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。(以下の各実施形態もすべて同様である。)
8 is a front sectional view showing another embodiment of the drawer lock device according to the present invention, FIG. 9 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 8, FIG. 10 is a sectional view taken along the line BB in FIG. FIG. 12 is a partial perspective view of the driving
本実施形態は他の引出部の移動操作に連動して複数並設した特定の引出部のロックおよびその解除をワンタッチで一斉に且つ自動的に行うように構成したものである。本実施形態では収容体1に4段の引出部が上下方向に並設され、上から3段目までが特定の引出部2を構成し、最下段が他の引出部3を構成する。
In the present embodiment, a plurality of specific drawers arranged in parallel with the movement operation of the other drawers are locked and released simultaneously and automatically by one touch. In the present embodiment, four drawer portions are arranged in the vertical direction on the
ロック装置を構成するロック機構12は、図1の例と同様に、各特定の引出部2における一方の側板2bの一部にそれぞれ形成した溝からなるロック溝13と、他の引出部3の引出し又は押し込み等の移動操作により昇降駆動する細長い板状の駆動体14と、駆動体14の上部から所定間隔で横方向に突出する短円柱状のダボからなる複数(本実施形態では3つ)の挿入部15を備えている。また駆動体14の下部には前記挿入部15と同様な摺動部16が横方向に水平に突出している。
As in the example of FIG. 1, the
図8に示すように、帆立7には3つの収容領域10と1つの収容領域11を跨るように上下方向に延長する細長い移動溝17が形成され、その移動溝17の上部の3箇所に前記した3つのロック溝13が連通している。また他の引出部3における一方の側板3bに形成された略稲妻型に湾曲する細長い摺動溝19が前記ロック溝13の下部に連通する。そして摺動溝19に前記摺動部16が挿入されている。
As shown in FIG. 8, the
次に、上記ロック機構12の作用を説明する。先ず他の引出部3が押し込み状態の位置にあるときは、駆動体14から突出する摺動部16が摺動溝19の上方に湾曲した部分に挿入しているので、摺動部16は上方に持ち上げられている。そして駆動体14から横方向に突出する各挿入部15が前記各ロック溝13に挿入されるので、各特定の引出部2の引出操作はすべて自動的にロックされる。
Next, the operation of the
次に他の引出部3をある程度引き出す操作(一方向への操作)を行うと、前記摺動部16は摺動溝19の下方に湾曲した部分に挿入した状態に移って下降する。するとその挿入部15が前記ロック溝13から離脱するので、各特定の引出部2のロックが自動的に同調して解除される。なお駆動体14が下降するときは、その下端が地板4に形成した凹溝20内に挿入される。各挿入部15は駆動体14に対してねじ込み等により着脱自在とすることができる。このようにすると、特定の引出部2のいずれかに対応する挿入部15を駆動体14から離脱した状態とすることができ、その特定の引出部2はロックが掛からない。なお再びロック状態とするには他の引出部3を押込む方向へ操作(他方向へ操作)をすればよい。
Next, when an operation of pulling out the
本実施形態では、使用途中である特定の引出部2へのロック連携を解除または追加するために、図8に示すように天板9がヒンジ機構を使用して開閉自在に構成されている。そして天板9を上方に開けた状態で駆動体14を上方に引き抜き、所定位置に挿入部15を装着し、またはそれから離脱することができる。なお天板9を開閉式とする場合は、天板9に施錠装置を取りつけることが望ましい。
In this embodiment, in order to cancel or add the lock cooperation to the
上記のように、特定の引出部2は他の引出部3の引出操作により作動するロック機構12でロックされるので、高いセキュリティ性を確保できる。さらに所望により、図8に示すように各特定の引出部2の前面に施錠部2fを設けることができ、その施錠部2fに鍵を挿入して施錠することにより特定の引出部2は二重にロックされるので、極めてセキュリティ性の高い特定の引出部2を構成できる。
As described above, the
図13は本発明に係る引出部ロック装置のさらに他の実施形態を示す正断面図、図14は図13のA−A断面図、図15は図13のB−B断面図、図16は図13のC−C断面図、図17は民芸調家具からなる収容体1の側面図である。 13 is a front sectional view showing still another embodiment of the drawer portion locking device according to the present invention, FIG. 14 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 13, FIG. 15 is a sectional view taken along the line BB in FIG. FIG. 13 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG. 13 and FIG.
本実施形態は図1〜図7の変形例である。ロック装置を構成するロック機構12は、他の引出部3の移動操作により特定の引出部2が自動的にロックまたはその解除ができるように構成したものである。本実施形態では図17に示すように、収容体1は図7と同様に構成され、その最上部に特定の引出部2が配置され、その下側に3段の他の引出部3が配置される。
This embodiment is a modification of FIGS. The
図16に示すように、ロック機構12は特定の引出部2の底板2d裏面に形成したロック溝13と、他の引出部3の引出しまたは押し込み等の移動操作により昇降駆動する細長い棒状の駆動体14と、駆動体14の上部に設けた挿入部15を備えている。そして、他の引出部3の側板3bの上線面に当接する駆動体14の下端は、斜めに切断した形状になっている。
As shown in FIG. 16, the
特定の引出部2を収容する収容領域10は上下の棚板8、裏板6および一対の帆立7で構成され、下方の棚板8に移動溝17が形成される。そして移動溝17の下部に棚板8の下面部から延長したフランジ部21が設けられ、そのフランジ部21内方の開放部は前記挿入部15の幅より僅かに小さく形成されている。さらに特定の引出部2のすぐ下側の他の引出部3には、その一方の側板3bにおける後部上縁(すなわち先側板3cに近い部分の上縁)に、斜め後方に向かって下降傾斜する摺動面18が形成されている。
The
次にロック機構12の作用を説明する。先ず他の引出部3が押し込み状態の位置にあるときは、他の引出部3における側板3bの水平な上縁面が駆動体14の下端に接触し、駆動体14を持ち上げた状態になっている。その状態では駆動体14に設けた挿入部15が前記ロック溝13に挿入されるので、特定の引出部2の引出操作が自動的にロックされる。
Next, the operation of the
次に、他の引出部3をある程度引き出す方向へ操作(一方向へ操作)すると、前記駆動体14の下端は前記側板3bの水平な上縁面との接触から下降傾斜する摺動面18との接触状態に移り、それによって駆動体14は下降する。すると挿入部15が前記ロック溝13から離脱するので、特定の引出部2のロックが自動的に解除される。なお他の引出部3を収容体1から完全に引き抜いた場合は、駆動体14が収容領域11内に下降するが、それに設けた挿入部15がフランジ部21に掛け止められるので収容領域11内に落下することはない。なお再びロック状態とするには他の引出部3を押込む方向へ操作(他方向へ操作)すればよい。
Next, when the
本実施形態においても、所望により、図13に示すような施錠部3fを他の引出部3の前面に設けることができ、その施錠部3fに鍵を挿入して施錠することにより特定の引出部2は二重にロックされるので、極めてセキュリティ性の高い特定の引出部2を構成することができる。
Also in this embodiment, if desired, a locking
図18は本発明に係る引出部ロック装置のさらに他の実施形態を示す正断面図、図19は図18のA−A断面図、図20は図18のB−B断面図、図21は図18の斜視図、図22は民芸調家具からなる収容体1の側面図である。
18 is a front sectional view showing still another embodiment of the drawer lock device according to the present invention, FIG. 19 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 18, FIG. 20 is a sectional view taken along the line BB in FIG. FIG. 18 is a perspective view, and FIG. 22 is a side view of the
本実施形態では収容体1の中間部における水平な2つの棚板8の間に3つの引出部が仕切板22を介して横方向に並設され、そのうち両側の2つの引出部が特定の引出部2を構成し、中央の引出部が他の引出部3を構成する。ロック装置を構成するロック機構12は、中央に位置する他の引出部3の移動操作により両側に位置する2つの特定の引出部2が連動して自動的にロックまたはロック解除できるように構成されている。
In this embodiment, three drawer parts are juxtaposed in the horizontal direction between the two
本実施形態におけるロック機構12は、各特定の引出部2における底板2dに形成したロック溝13と、棚板8に形成した横方向の細長い挿入溝23と、挿入溝23に配置した左右両側上部に挿入部15を有する細長い駆動体14とからなり、駆動体14の2つの挿入部15は各ロック溝13内に挿入できるようになっている。
The
駆動体14はコイル状のバネ体38を介して挿入溝23に装着され、そのバネ体38の伸縮作用により棚板8に対し昇降自在になっている。さらに駆動体14の中央における他の引出部3の底板3dに相当する部位上面には、他の引出部3の前面側から裏側に向かって上昇する傾斜面が形成され、それに対応してロック溝13の上内面も傾斜面が形成されている。
The driving
次に上記ロック機構12の作用を説明する。先ず他の引出部3が正常な位置、すなわち収容体1の前面に他の引出部3における前板3aの前面が一致した状態にあるときは、図20に示すように、両挿入部15が2つの特定の引出部2におけるロック溝13に挿入された状態になっており、それによって各特定の引出部2の引出操作は自動的にロックされる。
Next, the operation of the
次に、図21のように他の引出部3を奥の裏板6に接触するまで押し込む方向へ操作(一方向へ操作)すると、前記ロック溝13の傾斜面によって挿入部15がバネ体の張力に逆らって挿入溝23内に引っ込み、特定の引出部2のロックが自動的に解除される。なお本実施形態においても、所望により図18に示すような施錠部3fを他の引出部3の前面に設けることができ、その施錠部3fに鍵を挿入して施錠することにより特定の引出部2は二重にロックされるので、極めてセキュリティ性の高い特定の引出部2を構成することができる。なお再びロック状態とするには他の引出部3を押込む方向へ操作(他方向へ操作)すればよい。
Next, as shown in FIG. 21, when the
図23は本発明に係る引出部ロック装置のさらに他の実施形態を示す正断面図、図24は図23のA−A断面図、図25は図23のB−B断面図、図26は図24に示すDの部分拡大斜視図、図27は図26に示す駆動体14とそれに設けた挿入部15の拡大斜視図である。
23 is a front sectional view showing still another embodiment of the drawer lock device according to the present invention, FIG. 24 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 23, FIG. 25 is a sectional view taken along the line BB in FIG. 24 is a partially enlarged perspective view of D shown in FIG. 24, and FIG. 27 is an enlarged perspective view of the driving
本実施形態では民芸調家具からなる収容体1の最上段に2つの引出部が仕切板22を介して横方向に並設され、左側が特定の引出部2を構成し右側が他の引出部3を構成する。ロック装置を構成するロック機構12は、他の引出部3の移動操作により特定の引出部2を手動的にロックまたはその解除をできるように構成される。
In this embodiment, two drawer parts are juxtaposed in the horizontal direction through the
前記ロック機構12は、特定の引出部2に形成されたロック溝13と、前記収容体1における特定の引出部2の収容領域10と他の引出部3の収容領域11に跨って配置された駆動体14と、駆動体14の端部に設けた挿入部15を有している。そして特定の引出部2における底板2d、側板2b、仕切板22および底板2d直下の棚板8と、他の引出部3における底板3d直下の棚板8との間に跨って、左右方向に延長する細長い移動溝17が形成され、その移動溝17に駆動体14が配置される。
The
図27に示すように、駆動体14と挿入部15は細長い直方体のブロック体を図示のように3段に加工して作られ、最も高い部分が挿入部15を構成し、最も低い部分が操作部14aを構成する。そして操作部14aは指を掛けて駆動体14を移動操作するためのものである。
As shown in FIG. 27, the
次に上記ロック機構12の作用を説明する。先ず他の引出部3が押し込まれた状態にあるときは、図24,図25に示すように、挿入部15が特定の引出部2におけるロック溝13に挿入された状態になっており、それによって特定の引出部2の引出操作は自動的にロックされる。そしてロック機構は他の引出部3により隠された状態であるから外部からは認識できない。
Next, the operation of the
次に、他の引出部3を収容体1から完全に引き抜くと、その開いた収容領域11に外部から手を差し込めるようになる。そこで収容領域に手を差し込んで操作部14aに指を掛け、挿入部15の外側端が少なくとも仕切板22に入り込むか、他の引出部3の収容領域11側に入り込むように操作すると、特定の引出部2のロックが解除される。またこの状態から特定の引出部2をロック状態にするには、逆に駆動体14を特定の引出部2の領域10側に押し込めばよい。
Next, when the
本実施形態においても所望により、図23に示すように施錠部3fを他の引出部3の前面に設けることができ、その施錠部3fに鍵を挿入して施錠することにより特定の引出部2は二重にロックされる。そのため特定の引出部2のセキュリティ性を極めて高いものとすることができる。
Also in this embodiment, if desired, the locking
図28は本発明に係る引出部ロック装置のさらに他の実施形態を示す正断面図、図29は図28のA−A断面図、図30は図28のB−B断面図、図31は図30のロック機構12の部分拡大斜視図である。
28 is a front sectional view showing still another embodiment of the drawer lock device according to the present invention, FIG. 29 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 28, FIG. 30 is a sectional view taken along the line BB in FIG. It is a partial expansion perspective view of the
本実施形態では収容体1の中間部における水平な2つの棚板8の間に2つの引出部が仕切板22を介して横方向に並設され、左側が特定の引出部2を構成し右側が他の引出部3を構成する。ロック装置を構成するロック機構12は、他の引出部3の移動操作により特定の引出部2を手動的にロックまたはロック解除できるように構成される。
In this embodiment, two drawer parts are juxtaposed in the horizontal direction between the two
図29に示すように、特定の引出部2の平面積は他の引出部3の平面積より小さくなっている。しかしそれらの収容領域10と前記収容領域11の平面積は同じである。すなわち後述するように、特定の引出部2は前後左右にスライドさせて外部に取り出すようになっており、そのスライドを可能にする分だけ特定の引出部2の平面積より収容領域10が大きくなっている。そして収納領域10の前面側は遮蔽板24で閉鎖される。
As shown in FIG. 29, the plane area of the
特定の引出部2における底板2dには図29に点線で示すようなコ字型の細長いガイド溝25が2本形成される。また特定の引出部2を収容する収容領域10を構成する棚板8の2箇所にダボ状で且つ高さの小さい掛合部26が上方に立設している。そしてガイド溝25に掛合部26を掛合させることにより特定の引出部2を棚板8上に配置できるようになっている。なおガイド溝25と掛合部26は1組みでもよく、またガイド溝25の形状は任意に設定できる。
Two U-shaped
図30、図31に示すように、収容領域10の前側に近い棚板8上に細長い溝部を形成した閂差し錠ガイド体27が固定され、その閂差し錠ガイド体27の溝部に閂差し錠28の段差部がスライド自在に掛合し、閂差し錠28の後方端が特定の引出部2の縁部に形成した切込部29に差し込まれて特定の引出部2の前後移動がロックされる。なお閂差し錠28は前記図1等の実施形態における駆動体14とそれに設けた挿入部15の機能を有する。
As shown in FIG. 30 and FIG. 31, a forcible
そしてロック装置を構成するロック機構12は、前記ガイド溝25、掛合部26、閂差し錠ガイド体27および閂差し錠28により構成される。なお特定の引出部2の側板2bおよび前板2aには移動操作時に指を挿する引手穴30が形成される。また他の引出部3の前面にはヒンジ機構で開閉自在とされた開閉扉31が設けられ、その開閉扉31の前面には引手32が設けられる。
The
次に上記ロック機構12の作用を説明する。他の引出部3が押し込まれた状態にあるときは、特定の引出部2は遮蔽板24により隠されて外部から識別できない。またロック機構12も他の引出部3で覆われているので認識できない。そして図28に示すように他の引出部3の前面に設けた施錠部3fで施錠することにより、特定の引出部2は二重にロックされるので、極めてセキュリティ性の高い特定の引出部2を構成することができる。
Next, the operation of the
上記ロックを解除して特定の引出部2を外部に取り出すには、先ず開閉扉31を開けて他の引出部3を収容体1から完全に引き出す。次に他の引出部3の収容領域11から手を差し込み、閂差し錠28をスライドして閂差し錠ガイド体27と特定の引出部2の切込部29から取り出す。これによって特定の引出部2は前方向へのロックを解除されて移動自在になる。
In order to release the lock and take out the
次に特定の引出部2における側板2bに形成した引手穴30に指を掛け、特定の引出部2をガイド溝25に沿って先ず左側へ押込んでから前方へ移動させた後、右側へ引き抜いて収容領域11に引き出す。次に前板2aに形成した他の引手穴30に指を掛け、特定の引出部2を収容領域11から前方に取り出す。これら一連の操作により特定の引出部2をロック解除して取り出すことができる。なお特定の引出部2を基の位置に収納して移動をロックするには上記手順と逆の操作をすればよい。
Next, a finger is put on the
図32は本発明に係る引出部ロック装置のさらに他の実施形態を示す正断面図、図33は図32のA−A断面図、図34は図32のB−B断面図、図35は図32のロック機構の部分拡大図、図36は図35のロック機構12の挿入部15を特定の引出部2の収容領域10から見た部分斜視図、図37は図35のロック機構12の駆動体14部分を示す部分斜視図である。
32 is a front sectional view showing still another embodiment of the drawer portion locking device according to the present invention, FIG. 33 is a sectional view taken along the line AA in FIG. 32, FIG. 34 is a sectional view taken along the line BB in FIG. 32 is a partially enlarged view of the locking mechanism of FIG. 32, FIG. 36 is a partial perspective view of the
本実施形態では収容体1の棚板8を挟んで上側に特定の引出部2が配置され、下側に他の引出部3が配置されている。ロック装置を構成するロック機構12は、前記棚板8に設けた移動溝17、帆立7に設けた切欠部、特定の引出部2に形成されたロック溝13、駆動体14およびその駆動体14に設けた挿入部15を有する。
In the present embodiment, a
図35、37に示すように、駆動体14は細長いブロック状に形成され、その一方の端部に角柱状の挿入部15が垂直に立設され、他方の端部に細長い操作部14aが挿入部15とは逆方向に垂下される。駆動体14は移動溝17に配置される。この移動溝17は、他の引出部3と特定の引出部2を仕切る棚板8に形成した切欠部から収容領域10を構成する帆立7に形成した切欠部まで延長する。
As shown in FIGS. 35 and 37, the driving
次に上記ロック機構12の作用を説明する。図32のように他の引出部3が収容体1に押し込まれた状態では、ロック機構12は外部から認識できない。そしてロック機構12の挿入部15はロック溝13に挿入されている場合は、特定の引出部2がロック状態になる。その状態で他の引出部3の前面に設けた施錠部3fを施錠することにより、特定の引出部2は二重にセキュリティが掛かる。
Next, the operation of the
特定の引出部2のロックを解除するには、先ず他の引出部3を収容体1から引き抜き、次に空間となった収容領域11に手を入れて駆動体14の操作部14aを図35の左方向に押し込む。すると駆動体14に設けた挿入部15がロック溝13から離脱し、特定の引出部2のロックが解除されるので、特定の引出部2を引き出すことができる。また特定の引出部2をロック状態にするには上記と逆の手順で操作すればよい。
In order to release the lock of the
図38は本発明に係る引出部ロック装置のさらに他の実施形態を示す正断面図、図39は図38のA−A断面図、図40は図38に示すカバー体34と開閉扉31を開けた状態を示す正面図、図41は図38のB−B断面図、図42は図38に示すカバー体34をスライドさせた状態を示す斜視図である。
38 is a front sectional view showing still another embodiment of the drawer portion locking device according to the present invention, FIG. 39 is a sectional view taken along the line AA of FIG. 38, and FIG. 40 shows the
本実施形態では、収容体1における上下2枚の棚板8の間に4つの引出部が左右夫々2段に並設され、左側の上下2段が特定の引出部2を構成し、右側の上下2段が他の引出部3を構成する。そして2つの他の引出部3における前面にはヒンジ機構で開閉する開閉扉31が設けられ、その開閉扉31の前面に引手32と施錠部33が配置される。また2つの特定の引出部2における前面側にはスライド可能な格子状のカバー体34が設けられる。なおカバー体34は格子状以外に意匠性のよい他の形状であってもよい。
In the present embodiment, four drawer parts are arranged in two stages on the left and right sides between the two upper and
2つの特定の引出部2と2つの他の引出部3は互いに仕切板22で仕切られて分離されている。そして仕切板22の前側に設けたスペースに細長い駆動体14が設けられる。駆動体14はその軸方向両端部に形成した中空部に棚板8に設けた軸35(図38参照)を挿入することによって、該棚板8に回転可能に支持される。なお駆動体14の側部には軸方向に沿って断面コ字型の細長い係止溝14cが形成されている。
Two
前記カバー体34はその左右の縁部に沿って突状34aが設けられ、一方の突状34aが駆動体14の係止溝14cに係止され、他方の突状34aが図39に示すように帆立7に形成した断面コ字型の溝部7cに係止される。そして駆動体14が図39の状態にあるときは、カバー体34はその左右端部を駆動体14の係止溝14cと帆立7に形成した溝部7cに係止されて移動または取外しを阻止される。
As shown in FIG. 39, the
本実施形態では図39,図41に示すように、下段の特定の引出部2は上段の特定の引出部2より引出方向の長さが短くなっており、その前側に他の部材39を構成する着脱可能な別の遮蔽体37が設けられる。そしてこの遮蔽体37の表面に引手37aが設けられる。遮蔽体37の着脱は別のロック機構40によりロックされる。別のロック機構40は特定の引出部2を挟む帆立7と仕切板22に設けられた一対の断面コ字型の細長い係止溝41と、一方の係止溝41内に配置した板バネ等のバネ体38を有し、前記遮蔽体37の一方の端部は係止溝41に直接係止され、他方の端部はバネ体38を介して係止される。そして遮蔽体37を横に押圧し、その一方の端部を前記バネ体38に押し付けることにより、遮蔽体37を係止溝41から離脱して収容体1より取り外すことができ、または逆の操作により遮蔽体37を係止溝41に装着できる。
In this embodiment, as shown in FIGS. 39 and 41, the
次に上記ロック機構12の作用を説明する。図38の状態では、他の引出部3および特定の引出部2はともに所定位置に押し込まれており、2つの特定の引出部2はカバー体34で覆われ、そのカバー体34を他の引出部3側にスライドしなければ引き出せない。しかもカバー体34は他の引出部3の前側に配置した開閉扉31によって駆動体14の回転がロックされているので、駆動体14に係止されているカバー体34は移動または取外しができない。そのため特定の引出部2は極めて高いセキュリティが確保される。
Next, the operation of the
そして他の引出部3の前側に設けた開閉扉31の施錠部33を施錠することにより、2つの特定の引出部2は二重にセキュリティが確保される。また本実施形態のように下段に配置した特定の引出部2の前側にさらにロックされた遮蔽体37を設けた場合には、下段の特定の引出部2は三重のセキュリティが確保される。
And by locking the locking
次に特定の引出部2を引き出す場合は、先ず他の引出部3の前側に配置した開閉扉31を開けて駆動体14の回転ロックを解除する。次に駆動体14を図40の矢印方向に回転してカバー体34の係止を解除した後、カバー体34を他の引出部3側に移動または取り外しする。そして、この一連の操作により特定の引出部2は引出可能になる。
Next, when pulling out the
図43は本発明に係る引出部ロック装置のさらに他の実施形態を示す正面図、図44は図43のA−A断面図、図45は図43のB−B断面図、図46は図44のE部分の拡大断面図である。本実施形態は前記した図39に示す他の部材39を構成する遮蔽体37によるセキュリティ確保の技術と同じ考え方に基づいている。
43 is a front view showing still another embodiment of the drawer lock device according to the present invention, FIG. 44 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 43, FIG. 45 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. It is an expanded sectional view of E part of 44. This embodiment is based on the same concept as the technique for ensuring security by the
本実施形態と図39の例と異なる部分は、図39の例が他の部材39を構成するカバー体34と遮蔽体37との二重保護構造であるのに対し、本実施形態は他の部材39を構成する遮蔽体37のみによる保護構造である点にあり、構造的には簡単化されている。特定の引出部2は収容体1における上下の棚板8間に配置され、その前側に遮蔽体37が設けられる。そして遮蔽体37はその左右両端部が収容体1の帆立7に着脱自在に装着される。
The difference between the present embodiment and the example of FIG. 39 is that the example of FIG. 39 is a double protection structure of the
すなわち特定の引出部2の両側に位置する帆立7には上下方向に断面コ字型の細長い係止溝41が形成され、一方の係止溝41には板バネや複数のコイルバネ等のバネ体38が固定される。遮蔽体37の一方の端部はバネ体38を介して一方の係止溝41に係止され、他方の端部はそのまま他方の係止溝41に係止される。そして両係止溝41とバネ体38により本発明のロック機構12が構成される。なお図46はバネ体38を介して遮蔽体37の端部を係止している状態である。
That is, a long and
次に上記ロック機構12の作用を説明する。図45に示す状態では特定の引出部2はその前側が遮蔽体37で覆われているので引き出すことができない。そのため特定の引出部2はロック状態になっておりそのセキュリティが確保される。次にそのロック状態を解除するには、先ず遮蔽体37をバネ体38方向に押圧し、バネ体38を圧縮させる。すると遮蔽体37が同方向に移動し、反対側の端部と係止溝41との係止が解除され、遮蔽体37を取外すことができる。遮蔽体37を取り外すと特定の引出部2のロックが解除され、それを前方へ引き出すことが可能になる。
Next, the operation of the
図47は本発明に係る引出部ロック装置のさらに他の実施形態を示す正面図、図48は図47のA−A断面図、図49は図47のB−B断面図、図50は図47の第1の収容体1と他の引出部3を収容した第2の収容体を組み合わせた家具の斜視図、図51は図50のE部分の拡大斜視図である。
47 is a front view showing still another embodiment of the drawer portion locking device according to the present invention, FIG. 48 is a sectional view taken along line AA in FIG. 47, FIG. 49 is a sectional view taken along line BB in FIG. The perspective view of the furniture which combined the 2nd container which accommodated the 47
本実施形態では図50に示すように、引出部を3段に重ねた第1の収容体1と、引出部を3段に重ねた第2の収容体1とを横に並設し、それら収容体1、1の上側を共通の天板9で支持し、底部を地板4で支持してより大きな収容体である家具50を構成している。なお、第2の収容体1の3段の引出部は全て他の引出部3であり、それらは一体として図示しない回転支持部により天板9と地板4に回転自在に支持される。
In this embodiment, as shown in FIG. 50, the
図47〜図49は第1の収容体1であり、棚板8、裏板6および帆立7により構成される。第1の収容体1には上側の第1の引出部51と下側の第2の引出部52との組み合わせからなる特定の引出部2と、前記第1の引出部51と第2の引出部52に挟まれた中段に他の引出部3が収容される。
47 to 49 show the
特定の引出部2を構成する第1の引出部51は、前板2a、側板2b、先側板2c、区分け板2gおよび可動底板2hを有し、前板2aに引手2eが設けられ、可動底板2hはヒンジ機構で底板2dに連結されるが側板2bおよび先側板2cには連結されない。また特定の引出部2を構成するもう一方の第2の引出部52は、その前板2aに引手2eが設けられているが、内部に設けた係止手段52aにより引出操作が不可能になった一種のカモフラージュ引出となっている。そして第2の引出部52における奥行き方向の長さは第1の引出部51の区分け板2gまでの長さより長くなっており、その内部奥側に斜傾板53が設けられ、さらに第2の収容体1側の側板2bには開口部54aが形成されている。
The
側板2bの開口部54aの位置に対応して帆立7にもそれに一致する開口部54bが形成され、それら両開口部により取出部54が形成され、その取出部54に回転自在な開閉蓋55(図51)が設けられる。一方、第1の引出部51と第2の引出部52に挟まれた他の引出部3は通常の引出可能な引出部であるが、その奥行き方向の長さは第1の引出部51の区分け板2gの位置と同じか短くなっている。そして上記特定の引出部2を構成する第2の引出部52の開閉蓋55と回転自在な第2の収容体1の組み合わせにより、特定の引出部2のロック機構56が形成される。
Corresponding to the position of the opening 54 a of the
次に上記ロック機構56の作用を説明する。特定の引出部2を構成する第1の引出部51を引き出し、その区分け板2gより後方の可動底板2hの上に貴重品等の収容物を入れてから所定位置まで押し込むと、可動底板2hの下方には棚板8が存在しないので、可動底板2hは矢印のように回転し、収容物は重力により第2の引出部52に落下してその中に収容される。そして第2の引出部52に設けた傾斜板53の作用により、第2の引出部52に落下した収容物は取出部54の位置にスムーズに誘導される。
Next, the operation of the
第2の引出部52は前記のように引出操作が不可能に構成されており、その中の収容物は前側では認識できない位置にある取出部54だけから取出せる。そこで図50に示す右側の第2の収容体1を図示のように回転すると、前記取出部54の開閉蓋55が露出するので、開閉蓋55を図51のように回転して開けることにより、第2の引出部52に収容された収容物を外部に取り出すことができる。
As described above, the
このように本実施形態では、第1の引出部51の区分け板2gより後方に入れた収納物は、第2の引出部52に自動的に移動し、第2の収容体を回転して開閉蓋55を回転できるようにして初めて外部に取出せる。そのため特定の引出部2のセキュリティ性は極めて高く、カラクリ性にも優れている。
As described above, in the present embodiment, the stored items placed behind the sorting
以上の各実施形態は収容物として民芸調家具を中心に説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他のセキュリティ性等を要求される屋外設置の収容体、イベント会場にイベント用として設置する収容体、オフィス用家具などにも適用できる。 Each of the above embodiments has been described with a focus on folk-style furniture as a container, but the present invention is not limited to this, and an outdoor container and an event venue that require other security features, etc. It can also be applied to containers installed for events and office furniture.
本発明の引出部ロック装置は、民芸調家具その他の収容体に設けた引出部に利用できる。 The drawer lock device of the present invention can be used for a drawer provided in a folk art-like furniture or other container.
1 収容体
2 特定の引出部
2a 前板
2b 側板
2c 先側板
2d 底板
2e 引手
2f 施錠部
2g 区分け板
2h 可動底板
3 他の引出部
3a 前板
3b 側板
3c 先側板
3d 底板
3e 引手
3f 施錠部
4 地板
5 飾りカバー
5a ステー
6 裏板
7 帆立
7a 切欠部
7c 溝部
8 棚板
9 天板
10,11 収容領域
12 ロック機構
13 ロック溝
14 駆動体
14a 操作部
14c 係止溝
15 挿入部
16 摺動部
17 移動溝
18 摺動面
19 摺動溝
20 凹溝
21 フランジ部
22 仕切板
23 挿入溝
24 遮蔽板
25 ガイド溝
26 掛合部
27 閂差し錠ガイド体
28 閂差し錠
29 切込部
30 引手穴
31 開閉扉
32 引手
33 施錠部
34 カバー体
34a 突状
34b 引手
35 軸
37 遮蔽体
38 バネ体
39 他の部材
40 ロック機構
41 係止溝
50 家具
51 第1の引出部
52 第2の引出部
52a 係止手段
53 斜傾板
54 取出部
55 開閉蓋
56 ロック機構
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