JP3805834B2 - Drilling blade and method for manufacturing the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工物に円形の孔を穿設するための孔開け用刃物及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような孔開け用刃物を用いた孔開け工具として、図10(a)に示すものが知られている。この孔開け工具は、工具装着部90を備え、その中心部分にセンタードリル92が着脱可能に装着されるとともに、このセンタードリル92と同軸となる位置に孔開け用刃物91が装着されている。孔開け用刃物91は、中央に貫通孔95aをもつ円板状の基部95と、この基部95から前方(図では右方)に延びる円筒状のボディ94とを一体に有し、このボディ94の先端に刃93が形成されるとともに、上記センタードリル92の先端にもドリル部が形成されている。そして、この基部95の貫通孔95aに上記工具装着部90が挿入された状態でこの工具装着部90に基部95が固定されており、この状態で上記刃93よりも上記センタードリル92のドリル部が前方に突出した状態となっている。
【0003】
このような孔開け工具全体を高速で回転させながら、加工物(例えば壁96)に押付けると、まずセンタードリル92が先に穿孔を行って位置決めをし、さらにその周囲をボディ94先端の刃93が削ることにより、最終的にボディ94とほぼ同径の孔が上記壁96に穿設されることになる。
【0004】
ところで、上記のように基部95とボディ94とが一体化された孔開け用刃物91は、強度的な信頼性が高く、また構造が簡単であるという反面、これを製造するのに円柱状の材料を円筒状にくり抜くといった大掛かりな加工が必要であり、長い加工時間を要するとともに、材料費が非常に高くなるという不都合がある。
【0005】
そこで従来は、図10(b)に示すように、円筒状のボディ94と円板状の基部95とを別部材として各々製造しておき、基部95の周縁部にボディ94の基端(図では左端)が嵌合可能な段部95bを形成し、この段部95bにボディ94の基端を嵌合した状態で両者を溶接あるいはボルト等の締結具で連結するといった方法がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記ボディ94と基部95とを溶接でつなぐ場合、加工時間が長くなる不都合がある。また、ボディ94の材質と基部95の材質とは原則として同一でなければならず、基部95の材質が著しく制限されるため、例えば、比較的高い機械的強度が要求されるボディ94には鉄鋼材料からなるパイプ材を用い、強度があまり要求されない基部95には軽量なアルミニウム合金製のダイカスト品を用いるといった好ましい材料選択ができない。
【0007】
一方、円筒物94と基部95とをボルトで締結する場合には、連結強度の信頼性が低く、しかも構造が複雑になる欠点がある。また、大きなボルト頭部が外部に突出するため、外観を損なうという不都合もある。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑み、安価で簡単に製造でき、しかも強度的信頼性の高い孔開け用刃物及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、刃物装着部に装着される基部に円筒状のボディが接合され、全体が上記ボディの中心軸回りに回転駆動されながら加工物に押付けられることによりこの加工物に穿孔を行うように構成された孔開け用刃物において、上記基部に上記ボディの基端面と当接可能でかつボディの基端部内側に嵌入可能な形状の段部が形成され、上記基部と上記ボディの基端部との双方に、このボディの基端部と上記段部とが嵌合しかつボディの基端面と段部とが軸方向に圧接した状態で互いに合致する径方向のピン挿入孔が周方向に異なる複数個所に設けられ、これらのピン挿通孔に、縮径方向に弾性変形可能なスプリングピンが縮径状態で圧入されることにより、上記ボディの基端面と上記段部とが軸方向に圧接する状態が維持されているものである。
【0010】
また本発明は、上記孔開け用刃物を製造するための方法であって、上記ボディの基端面と当接可能でかつボディの基端部内側に嵌入可能な形状の段部をもつ基部を製造し、この基部の段部と上記ボディの基端部とを嵌合しかつボディの基端面と段部とを軸方向に圧接させたまま、上記基部とボディの基端部とにおいて周方向に異なる複数個所に径方向のピン挿入孔を設け、これらのピン挿通孔に、縮径方向に弾性変形可能なスプリングピンを縮径状態で圧入することにより、上記ボディの基端面と上記段部とが軸方向に圧接する状態を維持するものである。
【0011】
上記構成によれば、基部の段部とボディ基端面とを圧接させながら基部とボディ基端部とにピン挿通孔を設ける作業と、このピン挿通孔にスプリングピンを圧入する作業とを行うだけで、基部とボディとを容易に連結できる。しかも、上記スプリングピンの圧入により、基部の段部とボディ基端面との軸方向の圧接状態が維持されるため、基部に対するボディのがたつきがなく、両者の連結部分についても高い強度的信頼性が得られる。
【0012】
また、溶接による連結と異なり、基部の材質はボディの材質に拘束を受けずに自由に設定できるため、この基部としてアルミニウム合金製のダイカスト品を用いることにより、刃物全体の低廉化及び軽量化が果たせ、また、量産性を高めることもできる。
【0013】
上記ボディは、単種のものを用いてもよいし、互いに径の異なる複数種のボディを予め用意し、目標穿孔径に応じて適当なボディを選択して使用するようにしてもよい。後者の場合、各ボディの径に応じた段部をもつ複数種の基部を製造するようにしてもよいが、基板上から略同心円状の複数のリブが突出した形状の基部を製造しておき、上記各リブのうち使用するボディの内径と略同等の外径をもつリブを段部形成用リブに選定してこの段部形成用リブよりも外側の部分を上記ボディの肉厚と略同等の寸法分だけ残して除去し、上記段部形成用リブと上記基板とで形成された段部に上記ボディの基端部を嵌合する方法を行えば、ボディの径にかかわらず共通の基部が使用でき、この基部を単一の金型のみで成形しながら最終的な形状をコンパクトにするといったことも可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる孔開け用刃物の製造方法を図1〜図9に基づいて説明する。なお、この実施の形態では、予め設定された複数種の目標穿孔径に対応して複数種の円筒状ボディ20(後記図4)が用意され、これらのボディ20のうちの1つが選択されて使用される場合について説明する。
【0015】
1)基部の成形
まず、図1(a)(b)に示すような形状をもつ基部10を製造する。この基部10は、円板状の基板11を有し、その上にリブ12A,12B,12Cが突設されている。リブ12Aは、基板11の中央部において平面視略リング状に形成され、その外側に略同心円状に複数本(図例では7本)のリブ12Bが間欠的に配されており、最も外側のリブ12Bは基板11の外周面よりもわずかに内側の位置に形成されている。すなわち、リブ12Aと最も内側のリブ12Bとの間、及びリブ12B同士の間には、それぞれ周方向の溝13が形成され、最も外側のリブ12Bと基板11の周縁部とで段部14が形成されている。リブ12Cは、複数のリブ12Bを径方向に横切る形で形成され、周方向に異なる複数の個所(図例では4か所)に設けられている。
【0016】
また、この基部10の中心部には、図略の工具装着部における雄ねじ部に螺合されるねじ孔15が形成され、このねじ孔15の周囲には複数の屑取り用の貫通孔16が形成されている。
【0017】
ここで、各リブ12Bの外径は、予め用意されている上記各ボディ20の内径と略同等の径に設定されている。
【0018】
この基部10は、例えばダイカスト法によって簡単に一体成形することが可能であり、またその材質としてアルミニウム合金を選択することにより、軽量な基部10を得ることができる。
【0019】
2)基部の不要部分の削除
前記図1に示した7本のリブ12Bのうち、選択したボディ20の内径と略同等の外径をもつリブ(この例では径方向内側から数えて4本目のリブ)12Bを段部形成用リブとして選定し、このリブ12Bの径方向外側にボディ20の肉厚と同等の削りしろを残してそれ以外の部分を全て旋盤等で除去するとともに、上記削りしろに存在するリブ12Cの部分も除去する。これにより、図2(a)(b)に示すように、上記段部形成用リブとして選択されたリブ12Bと基板11の周縁部とによって新たな段部14が形成された状態になる。
【0020】
3)ボディの嵌合とピン挿通孔の穿設
上記のように新しく形成された段部14に、図4及び図5に示すような所定径のボディ20の基端部(図4では下端部)を嵌合する。このボディ20は、その先端部(図4では上端部)に複数の刃部24が固定されたものであり、各刃部24は焼結合金や工具鋼等により形成されている。
【0021】
上記嵌合状態のまま、基部10及びボディ20を軸方向に圧縮する。この圧縮は、例えば図4に示すように、テーブル30上に基部10を上向き(リブ12A〜12Cが上方に突出する向き)に載置し、上方からボディ20及び基部10をエアピストン32等で加圧することにより、行うことができる。この加圧時の圧力pは、ボディ20に過度の強度的負担をかけず、しかもボディ20の基端面(図4では下端面)を確実に段部14(詳しくは基板11の周縁部)に圧接させることができる圧力に設定する。
【0022】
この圧接状態のまま、基部10の各リブ12Cとこれらリブ12Cに対応する個所のボディ20の基端部とに、これらを径方向に貫通するピン挿通孔17,26をドリル等で穿設する。
【0023】
4)スプリングピンの圧入
上記加圧状態を保持したまま、もしくは加圧を解除した状態で、ピン挿通孔17,26の双方にわたってスプリングピン40を圧入する。
【0024】
このスプリングピン40は、例えば薄板を円筒状に巻いて熱処理を施すことにより製造できるもので、図7及び図8に示すように、両端同士の間に隙間42が存在するC字状の断面を有しており、この隙間42の分だけ縮径方向に弾性変形可能となっている。このスプリングピン40の先端部(図7(a)では右端部)には、圧入を容易にすべくテーパー面44が形成され、尾端部(同図(a)では左端部)にはリベット状のつば部46が形成されている。このスプリングピン40は、例えばJIS B 2808に規定されるものをベースにしたものが好適である。
【0025】
このスプリングピン40を縮径状態で上記ピン挿通孔17,26に外側から(すなわちピン挿通孔26側から)挿入し、これらピン挿通孔17,26に貫通させれば、同スプリングピン40の拡径方向への弾発力によってスプリングピン40の外周面とピン挿通孔17,26の内周面とが圧接し、このスプリングピン40によって基部10とボディ20とが連結固定されることになる。また、スプリングピン40の尾端部にはつば部46が形成されているので、振動等でスプリングピン40が内側に入り込んでしまうことが防がれる。
【0026】
このような製造方法によれば、安価でかつ簡素な構造の孔開け用刃物を容易に製造できる。しかも、スプリングピン40が共通して挿入されるピン挿通孔17,26は、ボディ20の基端面と段部14とが軸方向に圧接した状態で互いに合致するように位置決めされているので、これらピン挿通孔17,26にスプリングピン40が圧入されることにより、上記ボディ20の基端面と段部14との軸方向の圧接状態が確保されることになり、基部10に対するボディ20のがたつきを確実に防ぎ、強度的にも高い信頼性を得ることができる。また、溶接による連結と異なり、基部10の材質はボディ20の材質にかかわらず自由に選定できるので、この基部10をアルミニウム合金のダイカストで製造することにより、製品をより安価にかつ軽量にでき、しかも量産性を高めることができる。
【0027】
さらに、ここで示した実施の形態では、次のような効果も得られる。
【0028】
(a) 予め複数種のボディ20に対応して複数種のリブ12Bを基部10に形成しておき、使用するボディ20に応じて基部10の不要部分を削除するようにしているので、複数種のボディ20を用いるにもかかわらず単一の金型で全ての基部10を製造することができる。従って、ボディ20の径に応じてその都度異なる形状の基部10を製造する場合に比べ、基部10の量産性をより高めることができる。
【0029】
(b) 周方向のリブ12A,12Bに加え、径方向に連続するリブ12Cを形成し、このリブ12Cにピン挿通孔17を設けているので、このピン挿通孔17とスプリングピン40との接触面積をより多く確保でき、その分連結強度をさらに高めることができる。
【0030】
なお、上記スプリングピン40は、その弾発力でピン挿通孔17,26の内周面に強く圧接するため、工具の使用中に振動を受けても軸方向に変位することはほとんどないが、図9に示すように、基部10とスプリングピン40の側壁とに、このスプリングピン40が圧入された状態で互いに合致するピン挿通孔18,48をそれぞれ設け、これらのピン挿通孔18,48にさらなるスプリングピン50を圧入してこのスプリングピン50がスプリングピン40を直径方向に貫通する状態にすれば、スプリングピン40の軸方向の変位をより確実に防止することが可能である。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明は、基部の段部にボディの基端部が嵌合しかつ基部とボディ基端面とが軸方向に圧接した状態で互いに合致するピン挿通孔にスプリングピンを圧入することにより前記軸方向の圧接状態を維持するようにしたものであるので、安価でかつ簡単な構造の孔開け用刃物を容易に製造することができ、かつ、その強度的信頼性も高く維持できる効果がある。
【0032】
また、上記基部の材質の適用範囲も広く、この基部としてアルミニウム合金製のダイカスト品を用いることにより、刃物全体の低廉化及び軽量化、並びに量産製の向上を果たすことができる。
【0033】
さらに、予め径の異なる複数種のボディを用意してその中から適当なボディを選択する場合、基板上から略同心円状の複数のリブが突出した形状の基部を製造しておき、上記各リブのうち使用するボディの内径と略同等の外径をもつリブを段部形成用リブに選定してこの段部形成用リブよりも外側の部分を上記ボディの肉厚と略同等の寸法分だけ残して除去し、上記段部形成用リブと上記基板とで形成された段部に上記ボディの基端部を嵌合する方法を行うことにより、製造する基部の形状を共通化し、その生産性をさらに向上させながら、最終的な基部の形状をコンパクトにまとめることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は成形直後の基部の平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図2】(a)は外周部を除去した後の基部を示す平面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図3】上記基部の段部にボディの基端部を嵌合してピン挿通孔を設けた状態を示す断面平面図である。
【図4】図3のC−C線断面図である。
【図5】上記ピン挿通孔にスプリングピンを圧入した状態を示す断面平面図である。
【図6】図5のD−D線断面図である。
【図7】(a)は上記スプリングピンの側面図、(b)は(a)のE−E線断面図である。
【図8】上記スプリングピンの斜視図である。
【図9】上記スプリングピンに他のスプリングピンを貫通させた例を示す断面図である。
【図10】(a)は従来の一体型孔開け用刃物の使用状態を示す断面側面図、(b)は従来の分離型孔開け用刃物を示す断面側面図である。
【符号の説明】
10 基部
11 基板
12A,12B,12C リブ
14 段部
17 ピン挿通孔
20 ボディ
24 刃部
26 ピン挿通孔
40 スプリングピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a drilling tool for drilling a circular hole in a workpiece and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 10A, a drilling tool using the above-described drilling tool is known. This drilling tool includes a
[0003]
When the whole drilling tool is rotated at a high speed and pressed against a workpiece (for example, the wall 96), the center drill 92 first drills and positions it first, and further surrounds the periphery of the blade at the tip of the
[0004]
By the way, the
[0005]
Therefore, conventionally, as shown in FIG. 10B, a
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
When the
[0007]
On the other hand, when the
[0008]
In view of such circumstances, an object of the present invention is to provide a drilling blade that can be easily manufactured at low cost and has high strength and reliability, and a method for manufacturing the same.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
As a means for solving the above-mentioned problem, the present invention is such that a cylindrical body is joined to a base portion mounted on a blade mounting portion, and the entire body is pressed against a workpiece while being rotationally driven around the central axis of the body. In the drilling tool configured to perforate the workpiece, a stepped portion having a shape that can contact the base end surface of the body and fit inside the base end portion of the body is formed on the base portion. The base end portion of the body and the stepped portion are fitted to both the base portion and the base end portion of the body, and the base end face and the stepped portion of the body are in contact with each other in a state of being in axial contact with each other. pin insertion hole in the radial direction is provided in a different plurality of locations in a circumferential direction, these pin insertion hole, elastically deformable spring pin diameter direction by Rukoto is pressed in diameter state, the proximal end face of the body And the above stepped portion To state is one that is maintained.
[0010]
Further, the present invention is a method for manufacturing the above-mentioned drilling tool, which manufactures a base portion having a stepped portion that can be brought into contact with the base end surface of the body and can be fitted inside the base end portion of the body. The base portion and the base end portion of the body are fitted in the base end portion of the body and the base end surface of the body and the step portion are in axial contact with each other in the circumferential direction between the base portion and the base end portion of the body. the radial pin insertion hole provided in different plurality of places, these pin insertion hole, by press-fitting in the direction of reducing the diameter of the elastically deformable spring pins contracted state, the proximal end face of the body and the stepped portion Is maintained in a state of pressure contact in the axial direction .
[0011]
According to the above configuration, only the work of providing the pin insertion hole in the base part and the body base end part while pressing the stepped part of the base part and the body base end face and the work of press-fitting the spring pin into the pin insertion hole are performed. Thus, the base and the body can be easily connected. In addition, the press-fit of the spring pin maintains the pressure contact state in the axial direction between the base step and the body base end surface, so there is no backlash of the body with respect to the base, and the connection portion between the two is highly reliable. Sex is obtained.
[0012]
Also, unlike the connection by welding, the base material can be set freely without being restricted by the body material, so the use of an aluminum alloy die-cast product as the base reduces the overall cost and weight of the blade. It can be achieved and the mass productivity can be increased.
[0013]
A single type of body may be used, or a plurality of types of bodies having different diameters may be prepared in advance, and an appropriate body may be selected and used according to the target drilling diameter. In the latter case, a plurality of types of bases having step portions corresponding to the diameters of the respective bodies may be manufactured. However, a base having a shape in which a plurality of substantially concentric ribs protrude from the substrate is manufactured. Of these ribs, a rib having an outer diameter substantially equal to the inner diameter of the body to be used is selected as a step forming rib, and the portion outside the step forming rib is substantially equal to the thickness of the body. If the method of fitting the base end portion of the body to the step portion formed by the step forming rib and the substrate is removed, the common base portion is used regardless of the diameter of the body. It is also possible to make the final shape compact while forming this base only with a single mold.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A method for manufacturing a punching tool according to the present invention will be described with reference to FIGS. In this embodiment, a plurality of types of cylindrical bodies 20 (see FIG. 4) are prepared corresponding to a plurality of types of target drilling diameters set in advance, and one of these
[0015]
1) Molding of the base First, the
[0016]
In addition, a
[0017]
Here, the outer diameter of each
[0018]
The base 10 can be easily integrally formed by, for example, a die casting method, and a
[0019]
2) Removal of unnecessary portion of base portion Of the seven
[0020]
3) Body fitting and pin insertion hole drilling The newly formed
[0021]
The
[0022]
With this pressure contact state, pin insertion holes 17 and 26 penetrating in the radial direction are drilled by drills or the like in the
[0023]
4) Press-fit of the spring pin While maintaining the above-mentioned pressurization state or releasing the pressurization, the
[0024]
The
[0025]
If the
[0026]
According to such a manufacturing method, it is possible to easily manufacture a drilling tool having a simple structure with a low cost. Moreover, the pin insertion holes 17, 26 of the
[0027]
Furthermore, in the embodiment shown here, the following effects can also be obtained.
[0028]
(a) A plurality of types of
[0029]
(b) In addition to the
[0030]
The
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the spring pin is press-fitted into the pin insertion holes that match each other in a state where the base end portion of the body is fitted to the stepped portion of the base portion and the base portion and the body base end surface are pressed in the axial direction. since is obtained so as to maintain the pressure contact state of the shaft direction, a tool for drilling of inexpensive and simple structure can be easily manufactured, and can be maintained its strength highly reliable effect by There is.
[0032]
Moreover, the range of application of the material of the base is wide, and by using a die-cast product made of an aluminum alloy as the base, it is possible to reduce the overall cost and weight of the blade and improve mass production.
[0033]
Further, when a plurality of types of bodies having different diameters are prepared in advance and an appropriate body is selected, a base portion in which a plurality of substantially concentric ribs protrude from the substrate is manufactured, and each of the ribs described above is manufactured. Among them, a rib having an outer diameter substantially equal to the inner diameter of the body to be used is selected as the step forming rib, and the portion outside the step forming rib is the same as the thickness of the body. By removing the remaining and performing a method of fitting the base end of the body to the step formed by the step forming rib and the substrate, the shape of the base to be manufactured is made common, and its productivity The effect of being able to collect the shape of the final base in a compact manner can be obtained while further improving.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a plan view of a base immediately after molding, and FIG. 1B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
2A is a plan view showing a base portion after the outer peripheral portion is removed, and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional plan view showing a state where a pin insertion hole is provided by fitting the base end portion of the body to the stepped portion of the base portion.
4 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. 3;
FIG. 5 is a cross-sectional plan view showing a state in which a spring pin is press-fitted into the pin insertion hole.
6 is a cross-sectional view taken along the line DD of FIG.
7A is a side view of the spring pin, and FIG. 7B is a sectional view taken along line EE of FIG. 7A.
FIG. 8 is a perspective view of the spring pin.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing an example in which another spring pin is passed through the spring pin.
FIG. 10A is a cross-sectional side view showing a use state of a conventional integrated drilling tool, and FIG. 10B is a cross-sectional side view showing a conventional separate drilling tool.
[Explanation of symbols]
10
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