JP3805811B2

JP3805811B2 - Refill container with mesh for powder cosmetics

Info

Publication number: JP3805811B2
Application number: JP18000495A
Authority: JP
Inventors: 幸知柚原
Original assignee: Yoshida Industries Co Ltd
Current assignee: Yoshida Industries Co Ltd
Priority date: 1995-07-17
Filing date: 1995-07-17
Publication date: 2006-08-09
Anticipated expiration: 2015-07-17
Also published as: JPH0928454A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉末化粧料を収容するための網付レフィル容器に関し、特に、使用する都度、粉末化粧料を収容した内容器を変形させ、この変形によって内容器内で粉末化粧料を流動させることで、収容された粉末化粧料の固化を防止し得るように構成した粉末化粧料用網付レフィル容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ファンデーションや白粉等を中心として種々の粉末化粧料が使用されている。このような粉末化粧料は比較的浅く且つ上部開口部に網を取り付けた皿型の容器に収容されており、前記網によって粉末化粧料の飛散を防止すると共に、化粧具を網に押し当てることで容器に収容された粉末化粧料を化粧具に付着させて用いるように構成されるのが一般である。
【０００３】
容器に収容された粉末化粧料は使用の都度、網，化粧具によって容器の底側に抑え付けられる。このため、粉末化粧料は徐々に固化し、この結果、使用時に化粧具に対する充分且つ均一な粉末化粧料の付着を実現し得なくなり、容器に粉末化粧料が残存するにも関わらず該化粧料及び容器を廃棄せざるを得ないという問題が生じている。
【０００４】
実公平７-11694号公報には上記問題を解決した粉末化粧料用容器が提案されている。この技術は、弾性を有する合成樹脂材料によって碗型形状に成形され且つ上部開口面にメッシュを設けると共に粉末化粧料を充填したドラムを外容器の凹所に収納したものである。この粉末化粧料用容器では、常に適度にほぐれたパウダーを供給することができ、且つパウダーを無駄なく使用することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
然し、上記粉末化粧料用容器では、ドラムが底部が小さく上部が大きな径を有する碗型の形状を有するため、内容積が小さくなり粉末化粧料の収容量が少なくなるという問題が生じる。この問題を解決するには、碗型のドラム形状を維持して深さを大きくしたり、或いは上部開口の面積を大きくする等の手段を採用することが必要となり、何れにしても容器全体の大きさを大きくせざるを得ないという問題を派生する。
【０００６】
本発明の目的は、容積を大きくすると共に粉末化粧料を使用する都度内容器に収容された粉末化粧料を流動させることで、収容された粉末化粧料の固化を防止し得るように構成した粉末化粧料用網付レフィル容器を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る粉末化粧料用網付レフィル容器は、可撓性を有する合成樹脂材料によって成形され略平坦な底面と前記底面の所定位置に形成され外容器の底板と当接する突起と前記底面から起立し外側又は内側に向けて屈曲した屈曲部を有する側面と前記側面の上端に形成され前記底面及び側面よりも高い剛性を有する鍔からなり内部に粉末化粧料を収容する内容器と、前記内容器の鍔に嵌合して係止する係止環と該係止環に固着された網からなる網枠と、所定の深さを有する凹所と底板とからなり前記凹所に前記内容器を収容する外容器とを有し、粉末化粧料を収容した前記内容器に前記網枠を係止すると共に該内容器を前記外容器に収容し、前記網を押圧する力によって、前記内容器の前記底面が前記突起を起点として変形し且つ前記側面が屈曲変形することを特徴とする。
【０００８】
上記粉末化粧料用網付レフィル容器（以下単に『レフィル容器』という）では、内容器が略平坦な底面を持って形成され、この底面の所定位置に形成され外容器の底板に当接する突起と、底面から起立し外側或いは内側に向けて屈曲した屈曲部を有する側面と、この側面の上端に形成された鍔を有している。このため、内容器の容量を従来技術に於ける碗型のドラムよりも大きくすることが可能となり、該内容器に収容し得る粉末化粧料の量を増加させることが出来る。
【０００９】
また網にパフやスポンジ等の化粧具を抑え付けたときの力は網枠を介して内容器に伝達され、該内容器を押圧する。このとき内容器の底面に形成された突起が外容器の底板と当接するため、押圧力の作用に伴って内容器の底面が変形し、且つ側面が屈曲部を起点として変形する。底面及び側面の変形に伴って内容器の容積が小さくなり、収容された粉末化粧料は内容器内で強制的に流動して固化することがない。特に、使用回数が増加して内容器に収容された粉末化粧料の残量が少なくなったとき、化粧具を抑え付ける力が多少大きくなるため内容器の変形も大きくなり、粉末化粧料量を充分に流動させることが出来る。
【００１０】
化粧具を網から離脱させると、内容器を変形させる力が除去されることとなり、底面及び側面は元の状態に復帰する。このとき、空気が網を通って内容器内に流入し、この過程で更に粉末化粧料が流動する。従って、内容器に収容された粉末化粧料が固化することがない。
【００１１】
上記レフィル容器に於いて、網枠を構成する網の周囲に環状のリブを設けることが好ましい。このように、網の周囲に環状のリブを形成することによって、該リブを化粧具を網に抑え付ける際の或いは化粧具を網から離脱させる際のガイドとすると共に化粧具に付着した余分な粉末化粧料を払い落とすことが出来、且つ払い落とされた粉末化粧料或いは網の上部に出た粉末化粧料が網の周囲に拡散することを防止することが出来る。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明に係るレフィル容器は、底面の寸法と上部に形成された開口部の寸法が略等しい有底筒状（好ましくは有底円筒状）の内容器を用いることによって、外容器を大きくすることなく粉末化粧料の収容量を増加させたものである。
【００１３】
また内容器の底面に外容器の底板と当接する突起を形成すると共に、内容器の側面に外向き或いは内向きの屈曲部を形成することによって、化粧具によって網を抑える力は内容器の鍔を介して伝達され、該内容器の底面を突起を起点として変形させると共に側面を屈曲変形させ、この変形に伴って収容された粉末化粧料を強制的に流動させて固化することを防止し、化粧料の粉末状態を維持させるものである。
【００１４】
内容器は可撓性を有する合成樹脂材料、例えばウレタン，ポリプロピレン等によって予め設定された容積をもって成形されており、特に、底面には予め設定された形状を持った突起が形成され、且つ側面は底面を支持した状態で鍔に力を作用させたときの力に応じて容易に変形し、該力を除去したとき容易に元の形状に弾性復帰し得るように形成される。
【００１５】
内容器の鍔は、該鍔に係止された網枠を構成する網にパフ或いはスポンジ等の化粧具を抑え付けたとき、この押圧力を内容器の側面に伝達する機能を有するものであり、前記力によって鍔自体が変形することのない程度の剛性を持って形成される。即ち、内容器は底面及び側面の肉厚が略等しく、鍔が底面及び側面よりも厚く形成される。また鍔は側面の上端に直交する方向に一様な厚さを持って形成される。
【００１６】
網枠は、内容器の鍔に係止される係止環と、この係止環に固着された網とによって構成されている。係止環は鍔の幅と略等しい幅を有するリング部と、このリング部の外周に形成された係止部とを有しており、係止部の内周側には内容器の鍔と係合する係合突起が形成され、また外周側には外容器の内周面に形成された係止リングと係合する係合突起が形成されている。この係止環は合成樹脂材料を射出成形することで成形されている。
【００１７】
網はナイロン等の合成樹脂材料からなり、係止環の成形時にインサート成形されて固着されている。この網は化粧具の抑え付けに伴う力を係止環，内容器の鍔に伝達する機能を有することが必要であり、大きな伸縮性を保持する必要はない。
【００１８】
上記の如き網枠を内容器の鍔に係止したとき、内容器の開口部には鍔と網枠の係止環が二重に配置されることとなり、より剛性が高くなる。従って、化粧具を網に抑え付けたときの力は、合理的に内容器の底面及び側面を変形させる力として利用される。このため、化粧具を網に抑え付ける際の抑え位置の変化に伴って内容器の底面の変形部位及び側面に於ける周方向の変形部位が変化し、内容器に収容された粉末化粧料を万遍なく流動させることが可能となる。
【００１９】
上記網枠に於いて、網の周囲に所定の高さを有する環状のリブを設けることが好ましい。この環状のリブは、係止環の上面側に形成され、リブの内周面と係止環の上面は曲面によって接続されている。従って、環状のリブは化粧具を網に抑える際のガイドとしての機能と、化粧具に付着した余分な粉末化粧料を払い落とす機能と、網を通して該網の上面に出た粉末化粧料の拡散を防止する機能を有する。また環状のリブの径を化粧具の径と略等しく形成した場合には、非使用時に於ける化粧具の収容部として利用することも可能である。
【００２０】
外容器は内容器を収容する機能と、内容器の底面を変形させる機能とを有するものであり、網枠の外径よりも大きい内径を有し、且つ内容器の底面から網枠の上面までの高さに突起の高さを加えた寸法と略等しい深さを有する凹所と、所定位置に突起を形成した底板とによって構成されている。外容器の凹所の上端開口部の近傍の内周面にはリング状の係止リングが突出して形成されている。
【００２１】
外容器は、コンパクト容器を構成する身体の一部に形成した有底の凹所として構成することが可能であり、また凹所を規定する筒部と底板とからなる有底筒状に構成することも可能である。
【００２２】
【実施例】
以下、本発明に係るレフィル容器の実施例について図を用いて説明する。図１は第１実施例に係るレフィル容器Ａの構成を示す断面図であり、図２はレフィル容器Ａの展開図である。内容器１の底面１ａは平坦な面として形成され、この底面１ａから側面１ｂが起立して形成されており、側面１ｂの上端には外周方向に突出して鍔１ｃが形成されている。前記底面１ａ及び側面１ｃは略等しい肉厚を持って形成され、鍔１ｃは底面１ａ，側面１ｂよりも厚く形成されている。従って、鍔１ｃは底面１ａ，側面１ｂよりも高い剛性を有する。
【００２３】
内容器１の底面１ａの略中央には円錐台状の突起１ｄが形成されている。この突起１ｄの頂部は後述する外容器３の底板３ｂに当接しており、突起１ｄと対応する底面１ａの底板３ｂ方向への移動を阻止すると共に、突起１ｄの形成部分以外の底面１ａの底板３ｂ方向への移動を許容している。従って、網２ｂに作用する抑え力によって内容器１が押圧されたとき、突起１ｄよりも外周側の底面１ａは底板３ｂ方向に移動して変形する（図８参照）。
【００２４】
また内容器１の側面１ｂには外側に向かって円弧状に屈曲した屈曲部１ｅが形成されており、この屈曲部１ｅによって側面１ｂは鼓状の形状を有する。内容器１の側面１ｂに形成される屈曲部の形状は、本実施例に示す外側に向かう円弧状の屈曲部１ｄにのみ限定するものではなく、外側に向けて「く」字状に形成された屈曲部、或いは内側に向けて「く」字状に形成された屈曲部であっても良い。
【００２５】
網枠２は、内容器１の鍔１ｃと嵌合して該鍔１ｃを係止する係止環２ａと、係止環２ａに固着された網２ｂとを有している。係止環２ａは鍔１ｃの幅と略等しいリング部２ａ₁と、該リング部２ａ₁の外周から下方に向けて垂下形成された係止部２ａ₂とを有している。
【００２６】
上記係止部２ａ₂の内周面であって鍔１ｃの厚さと対応する位置に係止突起２ｃが形成されている。前記係止突起２ｃは必ずしも鍔１ｃの全周と係合する必要はなく、網枠２を内容器１に嵌合させたとき、網枠２の内容器１からの離脱を防止し得る程度の保持力を発揮し得れば良い。本実施例では係止部２ａ₂を等分して４箇所に係止突起２ｃを形成している。また係止部２ａ₂の外周面であって外容器３の内周面に形成された係止リング３ｄと対応する位置には、前記係止突起２ｃと同様な係止突起２ｄが形成されている。
【００２７】
外容器３は、内部に網枠２を係止した内容器１を収容する凹所３ａが形成され、該凹所３ａは底板３ｂによって深さが規定されている。即ち、凹所３ａの平面形状は網枠２の平面形状と略等しい形状を有しており、且つ底板３ｂは内容器１の底面１ａに形成された突起１ｄから網枠２のリング部２ａ₁の表面までの高さと対応する位置に形成されている。本実施例に於いて、外容器３は底部が底板３ｂによって規定された有底筒状に形成され、凹所３ａは所定の肉厚を持った筒部３ｃの内部に形成されている。
【００２８】
筒部３ｃの上端側の内周面の所定位置に係止リング３ｄが形成されている。この係止リング３ｄは、網枠２の係止部２ａ₂に形成した係止突起２ｄと係合して凹所３ａに収容された網枠２を係止した内容器１の離脱を防止する機能を有するものである。
【００２９】
上記の如く、内容器１の底面１ａに突起１ｄを形成したレフィル容器Ａでは、使用時に内容器１が押圧されたとき、底面１ａの突起１ｄの形成部分は変形が阻止され、この底面１ａは網２ｂに接近することとなる。このため、内容器１に収容された粉末化粧料５の化粧具４に対する付着が容易となる。
【００３０】
上記内容器１，網枠２，外容器３によってレフィル容器Ａを構成する手順について説明する。
【００３１】
先ず、内容器１に所定量の粉末化粧料５を収容する。その後、図７に示すように、内容器１を蓋装着治具６のダイス６ａに配置すると共に該内容器１に網枠２を載置し、この網枠２をポンチ６ｂによって内容器１側に付勢することで係止環２ａに鍔１ｃを嵌合させ、係止突起２ｃによって鍔１ｃを係止する。これにより、内容器１に網枠２を一体化することが可能である。
【００３２】
上記の如くして一体化された内容器１と網枠２は、図示しない一対のダイスとポンチからなる治具によって外容器３の凹所３ａに圧入され、図１に示すレフィル容器Ａが構成される。外容器３に収容された内容器１は、該容器１に一体化された網枠２の係止突起２ｄが外容器３に形成された係止リング３ｄと係合し、外容器３から離脱する方向への移動が阻止され、底板３ｂ方向への移動が許容される。
【００３３】
図３は本発明の第２実施例に係るレフィル容器Ｂの構成を示す断面図である。図に於いて、前述の第１実施例と同一の部分には同一の符号が付されている。本実施例のレフィル容器Ｂは、内容器１の底面１ａに形成された突起の形状が第１実施例の突起１ｄの形状と異なる以外は全て同様に形成されている。
【００３４】
図に示すように、内容器１の底面１ａの略中央には所定の径を持ったリング状の突起１ｆが形成され、この突起１ｆの頂部が底板３ｂと当接している。従って、突起１ｆは底板３ｂに対し円状に線接触することとなる。
【００３５】
上記の如く、底面１ａにリング状の突起１ｆを形成した内容器１では、第１実施例の如き円錐台状の突起１ｄと比較して、内容器１の底面１ａをより広い範囲で容易に変形させることが可能であり、内容器１に収容された粉末化粧料５の流動性を確保することが可能である。
【００３６】
図４は本発明の第３実施例に係るレフィル容器Ｃの構成を示す断面図である。図に於いて、前述の第２実施例と同一の部分には同一の符号が付されている。本実施例のレフィル容器Ｃは、内容器１の底面１ａに平面形状が円弧状の複数の突起３ｇを形成したものである。従って、内容器１の底面１ａは複数の円弧で外容器３の底板３ｂと接触することとなる。複数の突起１ｇは夫々底面１ａの中心から同一の円周上に配置されている。
【００３７】
上記の如く、底面１ａに複数の円弧状の突起１ｇを形成した内容器１では、第２実施例と同様に押圧力の作用に応じて内容器１をより広い範囲で容易に変形させることが可能であり、且つ底面１ａが複数の円弧を起点として変形するため、この変形に伴って収容された粉末化粧料５を積極的に流動させる。このため、粉末化粧料５の固化を防止して流動性を確保することが可能となる。尚、前記複数の突起１ｇを連続させてリング状の突起（図示せず）を形成しても良い。この場合であっても、底面１ａは突起を境界として変形し、粉末化粧料５の固化を防止して流動性を確保することが可能である。
【００３８】
図５は網枠２を構成する網２ｂの周囲に環状のリブを形成したレフィル容器Ｄの半断面図である。尚、図に於いて第１実施例と同一の部分には同一の符号が付してある。
【００３９】
図に於いて、網枠２を構成する網２ｂの周囲には環状のリブ７が形成されている。このリブ７は、網２ｂを通してレフィル容器Ｄの表面に出た粉末化粧料５が網枠２から拡散することを防止する機能と、化粧具４を網２ｂに抑え付けて粉末化粧料５を付着させた後該化粧具４に付着した余分な粉末化粧料５を払い落とす機能とを有するものである。
【００４０】
リブ７は、網枠２を構成する係止環２ａのリング部２ａ₁に予め設定された高さを持って且つ網２ｂを囲んで形成されている。リング部２ａ₁に於けるリブ７の形成位置は特に限定するものではない。然し、化粧具４の径と略等しい径となる位置であることが好ましく、このようなリブ７を形成した場合、非使用時には化粧具４を網枠２の上部であってリブ７で囲まれた部分に収容することが可能となる。
【００４１】
図６に示すレフィル容器Ｅは、外容器をコンパクト容器11の身体12とし、該身体12に形成した凹所12ａに網枠２を一体化した内容器１を収容したものである。図に於いて、コンパクト容器11は身体12と蓋体13を有しており、これらの身体12及び蓋体13を蝶番ピン14を介して開閉可能に装着して構成されている。身体12の所定位置には、内容器１を収容する凹所12ａが形成されている。
【００４２】
上記凹所12ａは前述した各実施例に於ける凹所３ａと同様の仕様を持って形成されている。即ち、凹所12ａの上部には係止リング12ｄが形成されている。そして凹所12ａに収容された内容器１は、網枠２の係止突起２ｄが凹所12ａに形成された係止リング12ｄと係合して該凹所12ａから離脱する方向への移動が阻止され、凹所12ａの下方への移動のみが許容されている。
【００４３】
上記の如く、網枠２を一体化させた内容器１を収容する外容器としては、必ずしも有底筒状の外容器３である必要はなく、内容器２を収容し得る凹所３ａ，12ａを有するものであれば良い。即ち、外容器３の外形は筒状，板状等種々の形状に成形することが可能である。
【００４４】
次に、上記の如く構成されたレフィル容器の使用時に於ける粉末化粧料５の流動について図８により説明する。図に於いて、レフィル容器として第１実施例のレフィル容器Ａを用いており、該レフィル容器Ａの外容器３をコンパクト容器21の身体22に形成された収容部22ａに収容している。尚、外容器３の外周面には係合溝３ｅが形成されており、身体22の収容部22ａに形成された係合突起22ｂと係合してレフィル容器Ａの身体22からの離脱を防止している。
【００４５】
上記レフィル容器Ａに於いて、内容器１に収容されている粉末化粧料５の量が多い場合、網２ｂに化粧具４を僅かに抑え付けると、このときの押圧力によって網２ｂは僅かに撓んで粉末化粧料５の最上面に接触し、粉末化粧料５が網２ｂを通って露出して化粧具４に付着する。
【００４６】
内容器１に収容された粉末化粧料５の減少に伴って化粧具４を網２ｂに抑え付けても該網２ｂが粉末化粧料５に接触しなくなるため、より大きな力で化粧具４を抑え付けることになる。この押圧力は網２ｂを撓ませると同時に該網２ｂから係止環２ａ，鍔１ｃを介して側面１ｂ，底面１ａに伝達される。押圧力の作用に伴って網枠２は外容器３の底板３ｂ方向に移動する。そして内容器１の底面１ａの略中央に形成された突起１ｄが外容器３の底板３ｂに面接触していることから、該底面１ｂは突起１ｄの形成部以外の面が突起１ｄの側面及び底板３ｂに沿って変形すると同時に側面１ｂが屈曲変形し、内容器１の容積が減少する。
【００４７】
このため、内容器１に収容された粉末化粧料５の最上面のレベルが相対的に上昇して網２ｂに接触し、粉末化粧料５が網２ｂを通って露出して化粧具４に付着する。底面１ａ，側面１ｂの変形に伴って、収容された粉末化粧料５が内容器１内で流動して固化が防止され、粉末状態を維持することが可能となる。また化粧具４を網２ｂから離脱させると、内容器１の底面１ａ，側面１ｂは元の形状に復帰し、この復帰過程で空気が網２ｂを通って内容器１内に流通して収容された粉末化粧料５を攪拌することで、該化粧料５の固化をより効果的に防止することが可能である。
【００４８】
上記の如く、内容器１は網２ｂに作用する力の大きさに応じて底面１ａ，底面１ａ及び側面１ｂが変形する。そして内容器１の変形に伴って収容された粉末化粧料５は強制的に流動させられることから、該化粧料５は常に流動性を維持し、固化することがない。
【００４９】
次に、コンパクト容器の例について図９〜図14によって説明する。図に示すコンパクト容器では前述した各実施例のレフィル容器Ａ〜Ｅを選択的に適用することが可能である。然し、説明の煩雑さを回避するために第１実施例に係るレフィル容器Ａを適用した場合について説明する。
【００５０】
図９はレフィル容器Ａと化粧具４を並列して配置し得るように構成した所謂並列式コンパクト容器31の斜視図であり、図10はコンパクト容器31を閉鎖した状態の断面図である。
【００５１】
図に於いて、コンパクト容器31は、身体32と蓋体33を図示しない蝶番ピンによって回動可能に接続して構成され、非使用時には身体32に配置されたレフィル容器Ａの上方を閉鎖し、使用時には開放し得るように構成されている。身体31にはレフィル容器Ａの外容器３を収容する収容部32ａが形成されており、該収容部32ａの内周面の所定位置には係合突起32ｂが形成されている。収容部32ａと並列して化粧具４を収容する収容部32ｃが形成されている。
【００５２】
蓋体33の内面であって収容部32ａと対向する位置にはレフィル容器Ａの網枠２を被蓋して内容器１に収容された粉末化粧料５の乾燥を防ぐパッキン34が取り付けられており、また収容部32ｃと対向する位置には鏡35が取り付けられている。
【００５３】
身体32及び蓋体33の回動中心とは反対側であって互いに対向する位置には係合突起36及び係止フック37が設けられている。従って、身体32と蓋体33を回動させて係合突起36と係止フック37を係合させることでコンパクト容器31を閉鎖することが可能であり、且つ係合突起36と係止フック37の係合を解除することでコンパクト容器31を開放することが可能である。
【００５４】
レフィル容器Ａを構成する外容器３の外周面には、コンパクト容器31の収容部32ａに形成された係止突起32ｂと対向する位置に係合溝３ｅが形成されている。そして前記レフィル容器Ａを収容部32ａに圧入して係止突起32ｂを係合溝３ｅに嵌合させることで、レフィル容器Ａの収容部32ａからの離脱を防止している。このように構成されたコンパクト容器31では、比較的面積が大きくなるものの厚さが小さくなる。
【００５５】
図11はレフィル容器Ａと化粧具４を上下方向に配置した所謂多段式コンパクト容器41の斜視図であり、図12はコンパクト容器41を閉鎖した状態の断面図である。
【００５６】
図に於いて、コンパクト容器41は、身体42と蓋体43及び中蓋44を有しており、これらの各部材を蝶番ピン45によって互いに回動可能に接続して構成されている。身体42には係止突起42ｂを有する収容部42ａが形成され、該収容部42ａにレフィル容器Ａが圧入されて係止突起42ｂが係合溝３ｅに嵌合することで固定されている。
【００５７】
蓋体43の内面には鏡46が取り付けられている。中蓋44の身体42側の面にはレフィル容器Ａに収容された粉末化粧料５の乾燥を防ぐパッキン47が取り付けられており、蓋体43側の面は化粧具４を収容する収容部として形成されている。このように構成されたコンパクト容器41では、比較的厚さが大きくなるものの面積は小さくなる。
【００５８】
図13はレフィル容器Ａと化粧具４を並列して配置すると共にレフィル容器Ａに対向して中蓋を配置した所謂中蓋式コンパクト容器51の斜視図であり、図14はコンパクト容器51を閉鎖した状態の断面図である。
【００５９】
図に於いて、身体52と蓋体53は図８の並列式コンパクト容器と略同様に構成されており、身体52に対するレフィル容器Ａの収容方式も同一に構成されている。身体52のレフィル容器Ａに対向する位置には身体52に対し回動可能に取り付けられた中蓋54が配置されており、コンパクト容器51の開放とレフィル容器Ａの開閉が互いに独立して行なえるように構成されている。
【００６０】
上記の如く、レフィル容器Ａの開閉を中蓋54によって行なうため、蓋体53の内面には大きな鏡55が取り付けられている。このように構成されたコンパクト容器51では面積，厚さ共に大きくなるが、鏡55のサイズを大きくすることが可能となり、汎用性を向上することが可能である。
【００６１】
尚、前述の各実施例では、外容器３の凹所３ａ或いはコンパクト容器11の身体12に形成した凹所12ａに収容された内容器１の離脱を防止するために、凹所３ａ12ａに係止リング３ｄ，12ｄを形成すると共に網枠２に係止突起２ｄを形成したが、この構成に限定するものではなく、内容器１の底面１ａに形成された突起１ｄと底板３ｂ，12ｂを接着しても良い。
【００６２】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係るレフィル容器では、内容器の底面を略平坦な面に形成することによって粉末化粧料の収容量を増加させることが出来る。
【００６３】
また内容器を可撓性を有する合成樹脂材料で成形し、底面に外容器の底板と当接する突起を形成すると共に側面に屈曲部を形成することで、使用の都度蓋体に作用する力に応じて内容器を変形させることが可能となり、この変形に伴って収容された粉末化粧料を強制的に流動させることが出来る。このため、粉末化粧料が固化することを防止して粉末状態を維持させることが出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例に係るレフィル容器Ａの構成を説明する断面図である。
【図２】第１実施例に係るレフィル容器Ａの展開図である。
【図３】第２実施例に係るレフィル容器Ｂの構成を説明する断面図である。
【図４】第３実施例に係るレフィル容器Ｃの構成を説明する断面図である。
【図５】網の周囲に環状の突起を形成したレフィル容器Ｄの構成を説明する断面図である。
【図６】外容器としてコンパクト容器の身体を用いたレフィル容器Ｅの構成を説明する断面図である。
【図７】内容器に蓋体を一体化させる工程を説明する図である。
【図８】レフィル容器の使用時に於ける内容器の変形状態を説明する図である。
【図９】並列式コンパクト容器の斜視図である。
【図１０】並列式コンパクト容器を閉鎖した状態の断面図である。
【図１１】多段式コンパクト容器の斜視図である。
【図１２】多段式コンパクト容器を閉鎖した状態の断面図である。
【図１３】中蓋式コンパクト容器の斜視図である。
【図１４】中蓋式コンパクト容器を閉鎖した状態の断面図である。
【符号の説明】
Ａ〜Ｅレフィル容器１内容器
１ａ底面１ｂ側面
１ｃ鍔１ｄ，１ｆ，１ｇ突起
１ｅ屈曲部２網枠
２ａ係止環２ｂ網
２ｃ，２ｄ係止突起３外容器
３ａ凹所３ｂ底板
３ｃ筒部３ｄ係止リング
４化粧具５粉末化粧料
６装着治具７リブ
11 コンパクト容器 12 身体
12ａ凹所 12ｅ突起
13 蓋体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a refill container with a mesh for containing a powder cosmetic, and in particular, each time it is used, the inner container containing the powder cosmetic is deformed, and the powder cosmetic is caused to flow in the inner container by this deformation. Thus, the present invention relates to a refill container with a mesh for powdery cosmetics configured to prevent solidification of the contained powdered cosmetic.
[0002]
[Prior art]
Various powder cosmetics are used mainly for foundations and white powders. Such powder cosmetics are contained in a dish-type container that is relatively shallow and has a net attached to the upper opening, and prevents the powder cosmetics from being scattered by the net and presses the cosmetics against the net. In general, the powder cosmetic contained in the container is used by adhering to the cosmetic.
[0003]
Each time the cosmetic powder contained in the container is used, it is held down to the bottom of the container by a net and a cosmetic. For this reason, the powder cosmetic gradually solidifies, and as a result, sufficient and uniform adhesion of the powder cosmetic to the cosmetic cannot be realized at the time of use, and the cosmetic remains despite the powder cosmetic remaining in the container. And the problem arises that the container must be discarded.
[0004]
Japanese Utility Model Publication No. 7-11694 proposes a powder cosmetic container which solves the above problems. In this technique, a drum that is molded into a saddle shape with a synthetic resin material having elasticity, is provided with a mesh on the upper opening surface, and is filled with powdered cosmetic material is housed in a recess of the outer container. In this powder cosmetic container, a moderately loose powder can always be supplied, and the powder can be used without waste.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned powder cosmetic container, the drum has a bowl-like shape with a small bottom and a large diameter at the top, which causes a problem that the internal volume is small and the amount of the powder cosmetic is reduced. In order to solve this problem, it is necessary to maintain the saddle-shaped drum shape and increase the depth, or to increase the area of the upper opening. Derives the problem of having to increase the size.
[0006]
An object of the present invention is to increase the volume and flow the powdered cosmetic contained in the inner container each time the powdered cosmetic is used, so that the powdered cosmetic can be prevented from solidifying. The object is to provide a refill container with a mesh for cosmetics.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a refill container with a mesh for powdery cosmetics according to the present invention is formed of a flexible synthetic resin material and is formed at a substantially flat bottom surface and a predetermined position on the bottom surface, and a bottom plate of an outer container. The powder cosmetics are contained in the inside comprising a side surface having a protrusion that abuts and a bent portion that stands up from the bottom surface and bends outward or inward, and a ridge that is formed at the upper end of the side surface and has higher rigidity than the bottom surface and the side surface. An inner container, a retaining ring that fits and engages with the collar of the inner container, a mesh frame that is fixed to the retaining ring, a recess having a predetermined depth, and a bottom plate. An outer container for accommodating the inner container in the recess, the mesh frame being locked to the inner container for accommodating a powder cosmetic, and the inner container being accommodated in the outer container. The force that presses the net deforms the bottom surface of the inner container starting from the protrusion and the side surface is bent and deformed. It is characterized by that.
[0008]
In the powdered cosmetic refill container (hereinafter simply referred to as “refill container”), the inner container is formed with a substantially flat bottom surface, and a protrusion formed at a predetermined position on the bottom surface and in contact with the bottom plate of the outer container. And a side surface having a bent portion that stands up from the bottom surface and bends outward or inward, and a ridge formed at the upper end of the side surface. For this reason, it becomes possible to make the capacity | capacitance of an inner container larger than the vertical drum in a prior art, and can increase the quantity of the powder cosmetics which can be accommodated in this inner container.
[0009]
Further, the force when pressing a cosmetic such as a puff or sponge on the net is transmitted to the inner container via the net frame and presses the inner container. At this time, since the protrusion formed on the bottom surface of the inner container comes into contact with the bottom plate of the outer container, the bottom surface of the inner container is deformed with the action of the pressing force, and the side surface is deformed starting from the bent portion. The volume of the inner container is reduced with the deformation of the bottom surface and the side surface, and the accommodated powder cosmetic is not forced to flow and solidify in the inner container. In particular, when the number of times of use increases and the remaining amount of powder cosmetic contained in the inner container decreases, the force to hold down the cosmetics increases somewhat, so the deformation of the inner container also increases, and the amount of powder cosmetic is reduced. It can be made to flow sufficiently.
[0010]
When the cosmetic tool is detached from the net, the force for deforming the inner container is removed, and the bottom surface and the side surface return to the original state. At this time, air flows through the net into the inner container, and the powder cosmetic further flows in this process. Therefore, the powder cosmetic contained in the inner container does not solidify.
[0011]
In the above-mentioned refill container, it is preferable to provide an annular rib around the net constituting the net frame. In this way, by forming an annular rib around the net, the rib serves as a guide when holding the cosmetic tool against the net or when the cosmetic tool is detached from the net, and the extra attached to the cosmetic tool. The powdered cosmetic can be wiped off, and the powdered cosmetic that has been wiped off or the powdered cosmetic that has come out on the top of the net can be prevented from diffusing around the net.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The refill container according to the present invention enlarges the outer container by using a bottomed cylindrical (preferably bottomed cylindrical) inner container in which the size of the bottom surface and the size of the opening formed in the upper part are substantially equal. The amount of powder cosmetics is increased.
[0013]
In addition, by forming a protrusion that contacts the bottom plate of the outer container on the bottom surface of the inner container and forming an outward or inwardly bent portion on the side surface of the inner container, the force of restraining the net by the cosmetic tool can be reduced. The bottom surface of the inner container is deformed starting from the protrusion and the side surface is bent and deformed, and the powdered cosmetic contained therein is prevented from forcibly flowing and solidifying. The powder state of the cosmetic is maintained.
[0014]
The inner container is formed with a predetermined volume by a flexible synthetic resin material, such as urethane, polypropylene, etc., and in particular, a protrusion having a predetermined shape is formed on the bottom surface, and the side surface is It is formed so that it can be easily deformed according to the force when a force is applied to the heel while the bottom surface is supported, and can easily return to its original shape when the force is removed.
[0015]
The bag of the inner container has a function of transmitting this pressing force to the side surface of the inner container when a pouch or a sponge or other cosmetics is held against the net constituting the net frame locked to the bag. , The ridge itself is formed with such a degree of rigidity that it does not deform. In other words, the inner container has substantially the same thickness on the bottom and side surfaces, and the ridges are formed thicker than the bottom and side surfaces. The ridge is formed with a uniform thickness in a direction perpendicular to the upper end of the side surface.
[0016]
The net frame is configured by a locking ring that is locked to the bag of the inner container and a net that is fixed to the locking ring. The locking ring has a ring portion having a width substantially equal to the width of the flange, and a locking portion formed on the outer periphery of the ring portion. Engagement protrusions that are engaged are formed, and engagement protrusions that are engaged with locking rings formed on the inner peripheral surface of the outer container are formed on the outer peripheral side. This locking ring is formed by injection molding a synthetic resin material.
[0017]
The net is made of a synthetic resin material such as nylon, and is fixed by insert molding when the locking ring is molded. This net is required to have a function of transmitting the force accompanying the pressing of the cosmetic tool to the locking ring and the inner container ridge, and does not need to maintain a large stretchability.
[0018]
When the mesh frame as described above is locked to the ridge of the inner container, the locking ring of the ridge and the mesh frame is arranged in a double manner at the opening of the inner container, and the rigidity becomes higher. Accordingly, the force when the cosmetic tool is held against the net is utilized as a force that reasonably deforms the bottom surface and the side surface of the inner container. For this reason, the deformation part of the bottom face of the inner container and the deformation part of the circumferential direction on the side face change with the change of the restraining position when the cosmetic tool is restrained to the net, and the powder cosmetic contained in the inner container is changed. It can be made to flow evenly.
[0019]
In the mesh frame, it is preferable to provide an annular rib having a predetermined height around the mesh. The annular rib is formed on the upper surface side of the locking ring, and the inner peripheral surface of the rib and the upper surface of the locking ring are connected by a curved surface. Therefore, the annular rib functions as a guide when holding the cosmetic on the net, functions to remove excess powder cosmetic adhering to the cosmetic, and diffusion of the powder cosmetic that has come out on the upper surface of the net through the net. It has the function to prevent. Further, when the diameter of the annular rib is formed to be substantially equal to the diameter of the cosmetic, it can be used as a housing for the cosmetic when not in use.
[0020]
The outer container has a function of accommodating the inner container and a function of deforming the bottom surface of the inner container, has an inner diameter larger than the outer diameter of the mesh frame, and extends from the bottom surface of the inner container to the upper surface of the mesh frame. And a bottom plate having a protrusion formed at a predetermined position. A ring-shaped locking ring projects from the inner peripheral surface near the upper end opening of the recess of the outer container.
[0021]
The outer container can be configured as a bottomed recess formed in a part of the body constituting the compact container, and is configured in a bottomed cylindrical shape including a cylindrical portion and a bottom plate that define the recess. It is also possible.
[0022]
【Example】
Embodiments of a refill container according to the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of a refill container A according to the first embodiment, and FIG. A bottom surface 1a of the inner container 1 is formed as a flat surface, a side surface 1b is formed upright from the bottom surface 1a, and a collar 1c is formed at the upper end of the side surface 1b so as to protrude in the outer peripheral direction. The bottom surface 1a and the side surface 1c are formed with substantially the same thickness, and the flange 1c is formed thicker than the bottom surface 1a and the side surface 1b. Therefore, the flange 1c has higher rigidity than the bottom surface 1a and the side surface 1b.
[0023]
A frustoconical protrusion 1 d is formed at the approximate center of the bottom surface 1 a of the inner container 1. The top of the projection 1d is in contact with a bottom plate 3b of the outer container 3 to be described later, and prevents the bottom surface 1a corresponding to the projection 1d from moving in the direction of the bottom plate 3b, and the bottom plate of the bottom 1a other than the portion where the projection 1d is formed. Movement in the 3b direction is allowed. Therefore, when the inner container 1 is pressed by the restraining force acting on the net 2b, the bottom surface 1a on the outer peripheral side of the protrusion 1d moves in the direction of the bottom plate 3b and deforms (see FIG. 8).
[0024]
The side surface 1b of the inner container 1 is formed with a bent portion 1e that is bent in an arc shape toward the outside, and the side surface 1b has a drum shape by the bent portion 1e. The shape of the bent portion formed on the side surface 1b of the inner container 1 is not limited to the arc-shaped bent portion 1d facing outward shown in the present embodiment, and is formed in a “<” shape toward the outside. It may be a bent portion or a bent portion formed in a “<” shape toward the inside.
[0025]
The mesh frame 2 includes a locking ring 2a that fits and locks the hook 1c of the inner container 1, and a net 2b that is fixed to the locking ring 2a. The locking ring 2a is a ring portion 2a that is substantially equal to the width of the flange 1c. ₁ And the ring portion 2a ₁ Locking portion 2a formed to hang downward from the outer periphery of ₂ And have.
[0026]
The locking portion 2a ₂ A locking projection 2c is formed at a position corresponding to the thickness of the flange 1c on the inner peripheral surface of the. The locking projection 2c does not necessarily have to engage with the entire circumference of the flange 1c, and when the mesh frame 2 is fitted to the inner container 1, the mesh frame 2 can be prevented from being detached from the inner container 1. What is necessary is just to be able to demonstrate holding power. In this embodiment, the locking portion 2a ₂ Are equally divided to form locking projections 2c at four locations. The locking portion 2a ₂ A locking projection 2d similar to the locking projection 2c is formed at a position corresponding to the locking ring 3d formed on the outer peripheral surface of the outer container 3 and on the inner peripheral surface of the outer container 3.
[0027]
The outer container 3 is formed with a recess 3a for accommodating the inner container 1 with the mesh frame 2 locked therein, and the depth of the recess 3a is defined by a bottom plate 3b. That is, the planar shape of the recess 3a has a shape substantially equal to the planar shape of the mesh frame 2, and the bottom plate 3b is formed from the protrusion 1d formed on the bottom surface 1a of the inner container 1 to the ring portion 2a of the mesh frame 2. ₁ It is formed at a position corresponding to the height up to the surface. In this embodiment, the outer container 3 is formed in a bottomed cylindrical shape whose bottom is defined by the bottom plate 3b, and the recess 3a is formed inside a cylindrical portion 3c having a predetermined thickness.
[0028]
A locking ring 3d is formed at a predetermined position on the inner peripheral surface on the upper end side of the cylindrical portion 3c. The locking ring 3d is connected to the locking portion 2a of the mesh frame 2. ₂ It has a function of preventing the inner container 1 that is engaged with the locking protrusion 2d formed in the above and locked with the mesh frame 2 received in the recess 3a from being detached.
[0029]
As described above, in the refill container A in which the protrusion 1d is formed on the bottom surface 1a of the inner container 1, when the inner container 1 is pressed during use, the formation of the protrusion 1d on the bottom surface 1a is prevented from being deformed. It will approach the net 2b. For this reason, adhesion to the cosmetics 4 of the powder cosmetic 5 accommodated in the inner container 1 becomes easy.
[0030]
A procedure for configuring the refill container A by the inner container 1, the net frame 2, and the outer container 3 will be described.
[0031]
First, a predetermined amount of the powder cosmetic 5 is accommodated in the inner container 1. Thereafter, as shown in FIG. 7, the inner container 1 is placed on the die 6a of the lid mounting jig 6, and the net frame 2 is placed on the inner container 1, and the net frame 2 is placed on the inner container 1 side by the punch 6b. The hook 1c is fitted into the locking ring 2a by urging the hook 1c, and the hook 1c is locked by the locking protrusion 2c. Thereby, the net frame 2 can be integrated with the inner container 1.
[0032]
The inner container 1 and the net frame 2 integrated as described above are press-fitted into the recess 3a of the outer container 3 by a jig composed of a pair of dies and punches (not shown) to constitute the refill container A shown in FIG. Is done. The inner container 1 accommodated in the outer container 3 is detached from the outer container 3 by engaging the locking projection 2d of the mesh frame 2 integrated with the container 1 with the locking ring 3d formed on the outer container 3. Is prevented from moving in the direction of movement, and movement in the direction of the bottom plate 3b is allowed.
[0033]
FIG. 3 is a sectional view showing the configuration of the refill container B according to the second embodiment of the present invention. In the figure, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals. The refill container B of the present embodiment is formed in the same manner except that the shape of the protrusion formed on the bottom surface 1a of the inner container 1 is different from the shape of the protrusion 1d of the first embodiment.
[0034]
As shown in the figure, a ring-shaped protrusion 1f having a predetermined diameter is formed at the approximate center of the bottom surface 1a of the inner container 1, and the top of the protrusion 1f is in contact with the bottom plate 3b. Accordingly, the projection 1f makes a line contact with the bottom plate 3b in a circular shape.
[0035]
As described above, in the inner container 1 in which the ring-shaped protrusion 1f is formed on the bottom surface 1a, the bottom surface 1a of the inner container 1 can be easily formed in a wider range compared to the truncated cone-shaped protrusion 1d as in the first embodiment. The fluidity of the powder cosmetic 5 accommodated in the inner container 1 can be ensured.
[0036]
FIG. 4 is a sectional view showing a configuration of a refill container C according to the third embodiment of the present invention. In the figure, the same parts as those in the second embodiment are denoted by the same reference numerals. The refill container C of the present embodiment is formed by forming a plurality of projections 3 g having a circular arc shape on the bottom surface 1 a of the inner container 1. Therefore, the bottom surface 1a of the inner container 1 comes into contact with the bottom plate 3b of the outer container 3 through a plurality of arcs. The plurality of protrusions 1g are arranged on the same circumference from the center of the bottom surface 1a.
[0037]
As described above, in the inner container 1 in which the plurality of arc-shaped protrusions 1g are formed on the bottom surface 1a, the inner container 1 can be easily deformed in a wider range according to the action of the pressing force as in the second embodiment. This is possible, and the bottom surface 1a is deformed starting from a plurality of arcs, so that the powder cosmetic 5 accommodated along with this deformation is actively flowed. For this reason, it becomes possible to prevent solidification of the powder cosmetic 5 and to ensure fluidity. The plurality of protrusions 1g may be continuous to form a ring-shaped protrusion (not shown). Even in this case, the bottom surface 1a can be deformed with the projections as a boundary, and the powder cosmetic 5 can be prevented from solidifying to ensure fluidity.
[0038]
FIG. 5 is a half cross-sectional view of a refill container D in which an annular rib is formed around the net 2 b constituting the net frame 2. In the figure, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals.
[0039]
In the figure, an annular rib 7 is formed around a net 2 b constituting the net frame 2. The rib 7 has a function of preventing the powder cosmetic 5 that has come out on the surface of the refill container D through the net 2b from diffusing from the net frame 2, and the cosmetic 4 is pressed against the net 2b to adhere the powder cosmetic 5. And having a function of removing excess powder cosmetic 5 adhered to the cosmetic tool 4 after being applied.
[0040]
The rib 7 is a ring portion 2a of the locking ring 2a constituting the net frame 2. ₁ And has a predetermined height and surrounds the net 2b. Ring part 2a ₁ The formation position of the rib 7 is not particularly limited. However, it is preferable that the position is approximately equal to the diameter of the cosmetic tool 4. When such a rib 7 is formed, the cosmetic tool 4 is surrounded by the rib 7 at the upper part of the mesh frame 2 when not in use. It can be accommodated in the part.
[0041]
A refill container E shown in FIG. 6 has a body 12 of a compact container 11 as an outer container, and accommodates an inner container 1 in which a mesh frame 2 is integrated in a recess 12a formed in the body 12. In the figure, the compact container 11 has a body 12 and a lid 13, and these bodies 12 and the lid 13 are mounted via a hinge pin 14 so as to be opened and closed. A recess 12 a for accommodating the inner container 1 is formed at a predetermined position of the body 12.
[0042]
The recess 12a is formed with the same specifications as the recess 3a in the above-described embodiments. That is, a locking ring 12d is formed on the upper portion of the recess 12a. The inner container 1 accommodated in the recess 12a is moved in a direction in which the locking projection 2d of the mesh frame 2 engages with the locking ring 12d formed in the recess 12a and is detached from the recess 12a. Only the downward movement of the recess 12a is allowed.
[0043]
As described above, the outer container that accommodates the inner container 1 in which the mesh frame 2 is integrated is not necessarily the bottomed cylindrical outer container 3, but the recesses 3a and 12a that can accommodate the inner container 2. As long as it has. That is, the outer shape of the outer container 3 can be formed into various shapes such as a cylindrical shape and a plate shape.
[0044]
Next, the flow of the powder cosmetic 5 when the refill container configured as described above is used will be described with reference to FIG. In the figure, the refill container A of the first embodiment is used as the refill container, and the outer container 3 of the refill container A is accommodated in an accommodating portion 22 a formed on the body 22 of the compact container 21. In addition, an engagement groove 3e is formed on the outer peripheral surface of the outer container 3, and it is engaged with an engagement protrusion 22b formed in the accommodating portion 22a of the body 22 to prevent the refill container A from being detached from the body 22. is doing.
[0045]
In the refill container A, when the amount of the powder cosmetic 5 contained in the inner container 1 is large, when the cosmetic 4 is slightly held against the mesh 2b, the mesh 2b is slightly caused by the pressing force at this time. The powder cosmetic 5 is bent and contacts the uppermost surface of the powder cosmetic 5, and the powder cosmetic 5 is exposed through the net 2 b and adheres to the cosmetic 4.
[0046]
Since the mesh 2b does not come into contact with the powder cosmetic 5 even if the cosmetic 4 is pressed against the mesh 2b as the powder cosmetic 5 contained in the inner container 1 decreases, the cosmetic 4 is suppressed with a greater force. Will be attached. This pressing force is transmitted to the side surface 1b and the bottom surface 1a from the mesh 2b through the locking ring 2a and the flange 1c at the same time as the net 2b is bent. The mesh frame 2 moves in the direction of the bottom plate 3b of the outer container 3 with the action of the pressing force. Since the protrusion 1d formed at the approximate center of the bottom surface 1a of the inner container 1 is in surface contact with the bottom plate 3b of the outer container 3, the surface of the bottom surface 1b other than the formation part of the protrusion 1d is the side surface of the protrusion 1d. At the same time as the deformation occurs along the bottom plate 3b, the side surface 1b is bent and deformed, and the volume of the inner container 1 decreases.
[0047]
For this reason, the level of the uppermost surface of the powder cosmetic 5 accommodated in the inner container 1 is relatively raised to contact the mesh 2b, and the powder cosmetic 5 is exposed through the mesh 2b and adheres to the cosmetic tool 4. To do. Accompanying the deformation of the bottom surface 1a and the side surface 1b, the accommodated powder cosmetic 5 flows in the inner container 1 to be prevented from solidifying, and the powder state can be maintained. Further, when the cosmetic tool 4 is detached from the net 2b, the bottom surface 1a and the side surface 1b of the inner container 1 are restored to the original shape, and air is circulated and accommodated in the inner container 1 through the net 2b in this return process. By stirring the powdered cosmetic 5, it is possible to more effectively prevent the cosmetic 5 from solidifying.
[0048]
As described above, the bottom surface 1a, the bottom surface 1a, and the side surface 1b of the inner container 1 are deformed according to the magnitude of the force acting on the net 2b. And since the powder cosmetic 5 accommodated with the deformation | transformation of the inner container 1 is forced to flow, this cosmetic 5 always maintains fluidity and does not solidify.
[0049]
Next, an example of a compact container will be described with reference to FIGS. In the compact container shown in the figure, it is possible to selectively apply the refill containers A to E of the above-described embodiments. However, a case where the refill container A according to the first embodiment is applied in order to avoid complicated explanation will be described.
[0050]
FIG. 9 is a perspective view of a so-called parallel compact container 31 configured so that the refill container A and the cosmetic tool 4 can be arranged in parallel, and FIG. 10 is a cross-sectional view of the compact container 31 in a closed state.
[0051]
In the figure, the compact container 31 is configured by rotatably connecting a body 32 and a lid 33 by a hinge pin (not shown), and closes the upper part of the refill container A arranged on the body 32 when not in use. It is configured to be open when in use. The body 31 is formed with a housing portion 32a for housing the outer container 3 of the refill container A, and an engaging protrusion 32b is formed at a predetermined position on the inner peripheral surface of the housing portion 32a. A housing portion 32c for housing the cosmetic tool 4 is formed in parallel with the housing portion 32a.
[0052]
A packing 34 that covers the mesh frame 2 of the refill container A and covers the powder cosmetic 5 accommodated in the inner container 1 is attached to the inner surface of the lid 33 so as to face the accommodating portion 32a. In addition, a mirror 35 is attached at a position facing the accommodating portion 32c.
[0053]
An engaging projection 36 and a locking hook 37 are provided at positions opposite to the rotation center of the body 32 and the lid 33 and facing each other. Therefore, the compact container 31 can be closed by rotating the body 32 and the lid 33 to engage the engaging protrusion 36 and the locking hook 37, and the engaging protrusion 36 and the locking hook 37. It is possible to open the compact container 31 by releasing the engagement.
[0054]
On the outer peripheral surface of the outer container 3 constituting the refill container A, an engaging groove 3e is formed at a position facing the locking projection 32b formed in the accommodating portion 32a of the compact container 31. Then, the refill container A is press-fitted into the accommodating portion 32a, and the engaging projection 32b is fitted into the engaging groove 3e, thereby preventing the refill container A from being detached from the accommodating portion 32a. In the compact container 31 configured as described above, the area is relatively large, but the thickness is small.
[0055]
FIG. 11 is a perspective view of a so-called multistage compact container 41 in which the refill container A and the cosmetic tool 4 are arranged in the vertical direction, and FIG. 12 is a sectional view of the compact container 41 in a closed state.
[0056]
In the figure, the compact container 41 has a body 42, a lid body 43, and an inner lid 44, and these members are connected to each other by hinge pins 45 so as to be rotatable. The body 42 is formed with a receiving portion 42a having a locking projection 42b. The refill container A is press-fitted into the receiving portion 42a, and the locking projection 42b is fixed by being fitted into the engaging groove 3e.
[0057]
A mirror 46 is attached to the inner surface of the lid 43. A packing 47 for preventing drying of the powder cosmetic 5 contained in the refill container A is attached to the surface on the body 42 side of the inner lid 44, and the surface on the lid 43 side serves as a housing portion for housing the cosmetic 4. Is formed. In the compact container 41 configured in this way, the area is relatively small but the area is small.
[0058]
FIG. 13 is a perspective view of a so-called inner lid type compact container 51 in which the refill container A and the cosmetic tool 4 are arranged in parallel and an inner lid is arranged opposite to the refill container A. FIG. It is sectional drawing of the state which carried out.
[0059]
In the figure, the body 52 and the lid 53 are configured in substantially the same manner as the parallel compact container in FIG. 8, and the refill container A is accommodated in the same manner in the body 52. An inner lid 54 rotatably attached to the body 52 is disposed at a position facing the refill container A of the body 52 so that the compact container 51 can be opened and the refill container A can be opened and closed independently. It is configured as follows.
[0060]
As described above, in order to open and close the refill container A with the inner lid 54, a large mirror 55 is attached to the inner surface of the lid 53. In the compact container 51 configured as described above, both the area and the thickness are increased, but the size of the mirror 55 can be increased, and versatility can be improved.
[0061]
In each of the above-described embodiments, the inner container 1 accommodated in the recess 3a of the outer container 3 or the recess 12a formed in the body 12 of the compact container 11 is locked to the recess 3a12a. Although the rings 3d and 12d are formed and the locking projections 2d are formed on the net frame 2, the present invention is not limited to this configuration, and the projections 1d formed on the bottom surface 1a of the inner container 1 and the bottom plates 3b and 12b are bonded. May be.
[0062]
【The invention's effect】
As described in detail above, in the refill container according to the present invention, the amount of the powder cosmetic can be increased by forming the bottom surface of the inner container in a substantially flat surface.
[0063]
In addition, the inner container is molded from a flexible synthetic resin material, and a protrusion that contacts the bottom plate of the outer container is formed on the bottom surface, and a bent portion is formed on the side surface. Accordingly, the inner container can be deformed, and the powder cosmetic contained therein can be forced to flow along with the deformation. For this reason, it has the characteristics of preventing the powder cosmetic from solidifying and maintaining the powder state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating a configuration of a refill container A according to a first embodiment.
FIG. 2 is a development view of the refill container A according to the first embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view illustrating a configuration of a refill container B according to a second embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view illustrating a configuration of a refill container C according to a third embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view illustrating a configuration of a refill container D in which an annular protrusion is formed around the net.
FIG. 6 is a cross-sectional view illustrating a configuration of a refill container E using a compact container body as an outer container.
FIG. 7 is a diagram illustrating a process of integrating the lid body with the inner container.
FIG. 8 is a diagram illustrating a deformed state of the inner container when the refill container is used.
FIG. 9 is a perspective view of a parallel compact container.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a state in which the parallel compact containers are closed.
FIG. 11 is a perspective view of a multistage compact container.
FIG. 12 is a cross-sectional view of a multistage compact container closed.
FIG. 13 is a perspective view of an inner lid type compact container.
FIG. 14 is a cross-sectional view showing a state where the inner lid type compact container is closed.
[Explanation of symbols]
A to E Refill container 1 Inner container
1a Bottom 1b Side
1c 鍔 1d, 1f, 1g Projection
1e bent part 2 mesh frame
2a Locking ring 2b Net
2c, 2d Locking projection 3 Outer container
3a recess 3b bottom plate
3c Tube part 3d Locking ring
4 Cosmetics 5 Powder cosmetics
6 Mounting jig 7 Rib
11 Compact container 12 Body
12a recess 12e protrusion
13 Lid

Claims

A substantially flat bottom surface formed by a flexible synthetic resin material, a projection formed at a predetermined position on the bottom surface and abutting against the bottom plate of the outer container, and a bent portion standing from the bottom surface and bent outward or inward. An inner container for containing a powder cosmetic in an inner side made of a ridge formed on a side surface and an upper end of the side surface and having higher rigidity than the bottom surface and the side surface;
A mesh ring made of a mesh that is fixed to the retaining ring, and a retaining ring that fits and locks the collar of the inner container;
An outer container comprising a recess having a predetermined depth and a bottom plate and accommodating the inner container in the recess;
The mesh frame is locked to the inner container containing the powder cosmetic and the inner container is accommodated in the outer container ,
A refill container with a mesh for powder cosmetics , wherein the bottom of the inner container is deformed with the protrusion as a starting point and the side surface is bent and deformed by a force of pressing the mesh.

2. A refill container with a mesh for powder cosmetics according to claim 1, wherein an annular rib is provided around the mesh constituting the mesh frame.