JP3803912B2

JP3803912B2 - Rebar unit

Info

Publication number: JP3803912B2
Application number: JP2001177621A
Authority: JP
Inventors: 賢司植田; 一夫堀; 亨紀本
Original assignee: Sekisui House Ltd
Current assignee: Sekisui House Ltd
Priority date: 2001-06-12
Filing date: 2001-06-12
Publication date: 2006-08-02
Anticipated expiration: 2021-06-12
Also published as: JP2002364002A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般住宅の建設において、コンクリート基礎の内部に配置する鉄筋の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、住宅の建築現場においては、図９に示す如く、最初に敷地のコンクリート基礎１を構築する位置に溝２を掘り、次に、該溝２に砂利（又はクラッシャーラン等）３を敷き、場合によっては、その上に捨てコンクリートを打設することもある。砂利３の上には鉄筋５を配筋し、型枠を組み立てて、そして、該鉄筋５を補強芯としてコンクリート６を打設し、コンクリート基礎１を構築する。
【０００３】
上述の配筋工程は、コンクリート基礎１の内部に鉄筋５を埋め込み該コンクリート基礎１を強固にするためのものであり、鉄筋５の組み上げ作業の大部分が現場で行われてきた。
即ち、鉄筋５の材料となる棒鋼をカッターで必要長さに切断し、ベンダーで必要な曲げ加工を施し、締結針金（結線）で締結することにより、必要なコンクリート基礎１形状に沿った配筋を施していた。
前述の工法では非常に作業時間がかかるために、近年では、例えば、図１０に示す如く、上主筋７２、下主筋７３及びあばら筋７４・７４・・・から成る鉄筋ユニット７１を構成して、これらの鉄筋ユニット７１を現場において継手筋７６・７７（図１１）等で補強・結合することで作業が行われている。
【０００４】
しかし、従来の鉄筋ユニット７１では、補強筋７５や継手筋７６・７７が上主筋７２や下主筋７３等に沿った状態で配置されて、鉄筋が必要以上に配される部分が生じて、コンクリート６が行き渡りにくい箇所が生じることがあった。
従来の鉄筋５の高低差のある部分の配筋の例を挙げると、図１１に示す如く、コンクリート基礎１に換気口等のための凹部１０が形成される場合において、高低の鉄筋ユニット７１・７１ａ・７１を、各鉄筋ユニット７１・７１ａ・７１の下主筋７３・７３ａ・７３に連続して沿うように設けられた略直線状の継手筋７６、高さの低い鉄筋ユニット７１ａの上主筋７２ａに沿って該鉄筋ユニット７１ａの側方の鉄筋ユニット７１・７１のあばら筋７４・７４・・・の部分にまで延出した継手筋７７、凹部１０の側部に設けられたコ字状の補強筋７５等で連結している。
そして、コンクリート基礎１の隅部９に位置して、直交するように設けられた二つの鉄筋ユニット７１・７１は、夫々の鉄筋ユニット７１・７１の上主筋７２・７２同士及び下主筋７３・７３同士をＬ字状の継手筋７８・７８で結合している。
これらの鉄筋ユニット７１・７１の結合部分においては特に多くの鉄筋が多く配置され、それらが絡み合うために施工が困難であった。
【０００５】
上述の如く構成された従来の隅部９では、四組の鉄筋ユニット７１・７１ａ・７１・７１、補強筋７５、継手筋７６・７７・７８を鉄筋５の構成部材としている。
ここでは、継手筋７６・７７・７８によって過剰に鉄筋が配置される箇所が生じて、コンクリート基礎１を構築するに当たってコンクリート６の回りにくい配筋構造となってしまうことがあった。
また、配筋作業時の鉄筋ユニット７１・７１同士の締結箇所が多いために工数が非常に多くなってしまうのである。
【０００６】
さらに、例えば、図１２及び図１３に示す如く、コンクリート基礎１の隅部９の直ぐ近傍に換気口を形成するための凹部１０が配される場合、継手筋７８・７８を他の隅部に使用されているものと同様の形状のものを用いると、凹部１０に継手筋７８・７８が突出した状態となってしまうために、継手筋７８の端部７８ａを曲折させなければならない。
このとき、継手筋７８・７８に径の細い（例えば、呼び径Ｄ１６（ＪＩＳ規定））鉄筋を利用すると、作業員の手で曲げて調節することが可能であるが、径の太い（例えば、呼び径Ｄ２２（ＪＩＳ規定））鉄筋を利用すると、腕力で形状を変化させることは困難であり、施工現場に搬送される前の段階で正確に形状を把握した上で加工したものとしなければならない。従って、一軒の住宅においても、非常に多種類の継手筋７６・７７・７８や補強筋７５を用意し、それらを正確に配置しなければならない。
この上、高さや幅、左右の端部形状、連結部分の形状等の異なる鉄筋ユニット７１・７１・・・が多く存在するために、施工現場に搬送される鉄筋の種類は膨大な数となり、これらを正確に組み上げなければならない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明では、鉄筋ユニットを、十分な剛性を保持しながら可能な限り簡素な構成として、また、鉄筋ユニット同士を簡易に連結できるようにしようとするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【０００９】
請求項１においては、コンクリート基礎造成時の配筋工程において複数の鉄筋ユニット７を組み上げて配筋する構成であって、該鉄筋ユニット７を、上主筋１１、下主筋１２及びあばら筋１４を組合せて架設して構成すると共に、該鉄筋ユニット７の形状を、同列に通常部分よりも下方に突出した下方突出部２０を含む鉄筋ユニット７ｂと、通常部分の鉄筋ユニット７ｃと、換気口を設けるための凹部１０を有する鉄筋ユニット７ａを含むものにより構成し、該コンクリート基礎１の隅部や交叉部に位置し、隣接する鉄筋ユニット７・７同士が平面視でＬ字やＴ字状等に交叉して接続される交叉接続側端部２１においては、該鉄筋ユニット７・７を接続する為に、中途部を曲折させたＬ字状継手筋１９を沿わせて結線で結んで固定連結し、他の鉄筋ユニット７と直列的に接続する直列接続側端部２２においては、上主筋１１と下主筋１２の端部にパイプ状の接続部材５０を嵌装して、鉄筋ユニット７を接続するものである。
【００１０】
請求項２においては、請求項１記載の鉄筋ユニットにおいて、前記交叉接続側端部２１における、上主筋１１に下方へ曲折した曲折部１１ａを形成し、下主筋１２に上方へ曲折した曲折部１２ｂを形成し、該曲折部１１ａ・１２ｂを連結し、該曲折部１１ａ・１２ｂで隣接する上主筋１１又は下主筋１２を支持するよう構成したものである。
【００１１】
請求項３においては、請求項１記載の鉄筋ユニットにおいて、前記換気口を設けるための凹部１０を有する鉄筋ユニット７ａ、又は、通常部分よりも下方に突出した下方突出部２０を含む鉄筋ユニット７ｂの、段差部に位置する一側の上主筋１１または下主筋１２を、側面視コ字状に折り曲げて補強部１１ｂ・１２ｃａとしたものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図１は本発明に係る鉄筋ユニットの一例を示す図、図２は同じく凹部を含む鉄筋ユニットの一例を示す図、図３は同じく下方への突出部を含む鉄筋ユニットの一例を示す図である。図４及び図５は鉄筋ユニット同士の直線的接続部を示す図、図６は鉄筋ユニット同士のＬ字状交叉部の配筋の一例を示す側面図、図７は同じく斜視図、図８は鉄筋ユニット同士のＴ字状交叉部の配筋の一例を示す斜視図である。
図９はコンクリート基礎の構成を示す断面図、図１０は従来の鉄筋ユニットの一例を示す図、図１１は同じく鉄筋ユニット同士のＬ字状の配筋の一例を示す側面図、図１２は同じく隅部と凹部が近接した鉄筋ユニットのＬ字状の配筋の一例を示す側面図、図１３は同じく斜視図である。
【００１３】
本発明に係る鉄筋ユニット７では、従来の鉄筋ユニット７１の構造と比較して、鉄筋５に高さの異なる部分を形成するために継手筋を要しないことを特徴としている。すなわち、鉄筋５に高さの異なる部分を形成するために、高さの異なる鉄筋ユニットを継手筋を用いて連結するのではなく、一の鉄筋ユニット７の一部に高さの異なる部分を形成しているのである。
【００１４】
従って、従来の構造では鉄筋ユニット７１自体が非常に多数のパターンのものが必要とされる上、それを接合するために、さらに多数の補強筋７５や継手筋７６・７７・７８を必要としていたのであるが、本発明に係る鉄筋ユニット７では、直線的に鉄筋ユニット７・７同士を接合するときにはパイプ状の接続部材によって上主筋１１・１１同士又は下主筋１２・１２同士を結合し、鉄筋ユニット７・７同士が、例えば直角に交わる隅部９等の、角度をもって接合するときには、略Ｌ字状に形成された継手筋１９・１９・・・を用いて、互いの上主筋１１・１１同士又は下主筋１２・１２同士を結合するのである。
このとき、継手筋１９・１９・・・は一種類のみが必要であって、大きさや太さ、折れ曲がり形状の異なる継手筋を必要としないのである。従って、現場で鉄筋５を接合する作業においてもミスが少なく、また、作業が単純化されるので作業効率の大幅な向上が期待される。
【００１５】
次に、本発明に係る鉄筋ユニット７の一形態を例を挙げて説明する。
本例では、図１に示す如く、同列に通常部分よりも下方に突出した下方突出部２０を含む鉄筋ユニット７ｂと、通常部分の鉄筋ユニット７ｃと、換気口を設けるための凹部１０を有する鉄筋ユニット７ａを含むものを挙げる。但し、本発明は本実施例に限定されるものではなく、夫々のコンクリート基礎１の形状に適した形状に構成した鉄筋ユニットを適用させることができる。
【００１６】
まず、本発明を、鉄筋ユニットの一部に有する高さの異なる部分として換気口を設ける鉄筋ユニット７（７ａ）を一例として説明する。
図２に示す如く、換気口を設けるための凹部１０を含む部分のコンクリート基礎１を補強するための鉄筋ユニット７ａは、異形鉄筋よりなる二つの上主筋１１・１１、下主筋１２、凹部上主筋（水平補強筋）１５及び複数のあばら筋１４・１４・・・で構成されており、一側端部（図２において右側）を交叉接続側端部２１とし、他側端部（図２において左側）を直列接続側端部２２としている。
なお、交叉接続側とはコンクリート基礎１の平面視でＬ字やＴ字状等に交叉している側を意味し、直列接続側とは他の鉄筋ユニット７と直列的に接続する側を意味している。
この鉄筋ユニット７ａの大きな特徴として、コンクリート基礎１において換気口を形成するための凹部１０が形成されるが、該凹部１０の両側又は一側の高さの異なる部分と凹部１０とを連続する一組の鉄筋ユニット７ａとしていることであり、一組の該鉄筋ユニット７ａには長尺と短尺のあばら筋１４・１４・・・１４ａ・１４ａ・・・が適宜配置されて、側面視において高低差を形成していることである。
【００１７】
鉄筋ユニット７ａは凹部１０の交叉接続側端部２１側に位置する上主筋１１は、交叉接続側端部２１において下方へ曲折した曲折部１１ａが、また、凹部１０側端部にはコ字状に曲折した補強部１１ｂが何れも一体的に形成されている。
さらに、下主筋１２は交叉接続側端部２１において上方へ曲折した曲折部１２ｂが形成されている。一方、凹部１０の紙面上左側に位置する上主筋１１の直列接続側端部２２には、他の鉄筋ユニット７と接続するための接続部材５０が設けられている。
また、下主筋１２の交叉接続側端部２１は上方へ向かって曲折した曲折部１２ｂが形成されており、同じく直列接続側端部２２には他の鉄筋ユニット７と接続するための接続部材５０が設けられている。
【００１８】
上述の如く形成された上主筋１１・１１と下主筋１２を平行に配置して、棒状鋼の両端をＵ字状に曲折させてフックを構成したあばら筋１４・１４・・・の、該フックに上主筋１１・１１及び下主筋１２を保持するようにして、該あばら筋１４・１４・・・を上主筋１１・１１と下主筋１２に架設し、凹部１０が形成される部分では凹部上主筋１５が上主筋１１・１１及び下主筋１２の間に平行に配設されて、該凹部上主筋１５と下主筋１２の間に短尺のあばら筋１４ａ・１４ａ・・・が架設されている。
前記凹部上主筋１５は凹部１０より大きく側方に突出して、側面視において上主筋１１・１１と下主筋１２の間に架設されたあばら筋１４・１４・・・に重複している。このようにして、凹部上主筋１５を凹部１０の側方に位置する上主筋１１・１１と締結でき、また、あばら筋１４・１４・・・や上主筋１１・１１で凹部上主筋１５を支持させるようにしている。
【００１９】
次に、通常部分よりも下方に突出した部分を含む本発明に係る鉄筋ユニット７（７ｂ）の一例を説明する。
図３に示す如く、通常部分よりも下方に突出した下方突出部２０を含むコンクリート基礎１を補強するための鉄筋ユニット７ｂは、上主筋１１、二の下主筋１２・１２及び複数のあばら筋１４・１４・・・１４ｂ・１４ｂ・・・で構成されており、一側端部（図３において左側）を交叉接続側端部２１とし、他側端部（図３において右側）を直列接続側端部２２としている。
この鉄筋ユニット７ｂの大きな特徴として、コンクリート基礎１において通常部分よりも下方に突出した部分（下方突出部２０）が形成され、従って、鉄筋ユニット７ｂの下辺は高さが異なって段差部２３が形成されるが、この段差部２３の含めて連続する一組の鉄筋ユニット７ｂとしていることであり、一組の該鉄筋ユニット７ｂには長尺と短尺のあばら筋１４ｂ・１４ｂ・・・１４・１４・・・が適宜配置されて、側面視において高低差を形成していることである。
【００２０】
鉄筋ユニット７ｂは段差部２３の両側方に位置する下主筋１２（１２ｃ・１２ｄ）と、上主筋１１及び複数のあばら筋１４・１４・・・１４ｂ・１４ｂ・・・とで構成されている。段差部２３の紙面上左側（図３）に位置する下主筋１２（下部下主筋１２ｃ）は、交叉接続側端部２１において上方へ曲折した曲折部１２ｂが、また、段差部２３にはコ字状（又はＬ字状）に曲折した補強部１２ｃａが何れも一体的に形成されている。
また、段差部２３の紙面上右側（図３）に位置する下主筋１２（通常部下主筋１２ｄ）は、その直列接続側端部２２に接続部材５０が設けられており、段差部２３側端部は段差部２３よりも大きく左側へ延出して、もう一方の下主筋１２である下部下主筋１２ｃと重複するようにしている。上主筋１１は交叉接続側端部２１において下方へ曲折した曲折部１１ａが形成され、直列接続側端部２２には、他の鉄筋ユニット７と接続するための接続部材５０が設けられている。
【００２１】
上述の如く形成された上主筋１１と通常部下主筋１２ｄ及び下部下主筋１２ｃとを平行に配置して、上主筋１１と通常部下主筋１２ｄ及び上主筋１１と下部下主筋１２ｃの間にあばら筋１４・１４・・・を架設し、下部下主筋１２ｃは通常部下主筋１２ｄよりも下方に位置して段差を形成している。
そして、上主筋１１と通常部下主筋１２ｄの間に架設されたあばら筋１４・１４・・・よりも、上主筋１１と下部下主筋１２ｃの間に架設されたあばら筋１４ｂ・１４ｂ・・・が長尺となるようにしている。高さの異なるあばら筋１４・１４・・・１４ｂ・１４ｂ・・・を同一の鉄筋ユニット７ｂ内に配設して、鉄筋ユニット７ｂに高さの異なる部分形成しているが、通常部下主筋１２ｄ及び下部下主筋１２ｃは互いに補強しあっているので溶接又は結線で結びつける作業によって一つの鉄筋ユニット７ｂに高低差を設けることができるようにしている。
【００２２】
上述の如く構成した鉄筋ユニット７（７ａ・７ｂ）を、例えば、図１に示すように接続することができる。夫々の鉄筋ユニット７（７ａ・７ｂ・７ｃ）の直列接続側端部２２に設けられた接続部材５０・５０・・・は、図４に示す如く、上主筋１１又は下主筋１２の直列接続側端部２２に固設されたボルト５２の螺子部にロックナット５３を嵌めて、さらに、接続し合う鉄筋ユニット７・７のボルト５２・５２同士に架かるようにしてカプラー５１（パイプ状部材）が嵌められ、該カプラー５１によって互いの鉄筋ユニット７・７の位置を微調節可能としている。
このようにして、上記接続部材５０を用いることによって、簡易に鉄筋ユニット７・７の直列接続側端部２２・２２同士を接続できるようにしている。
【００２３】
また、接続側端部２２・２２同士を接続するための別形態として、図５に示す如く、断面六角形又は円形である短筒状体であるスリーブ１８を接続部材５０として採用し、上主筋１１又は下主筋１２の直列接続側端部２２はパイプを切断したままの状態として、接続し合う鉄筋ユニット７・７の上主筋１１・１１同士又は下主筋１２・１２同士に架かるようにスリーブ１８を嵌装して、油圧式の締め上げ機械により該スリーブ１８の外周側から上主筋１１又は下主筋１２とスリーブ１８を押し潰しながら締め上げることで、鉄筋ユニット７・７の直列接続側端部２２・２２同士を接続することもできる。
【００２４】
一方、鉄筋ユニット７・７の交叉接続側端部２１は、コンクリート基礎１の隅部９等の交叉部に位置し、従って、図６及び図７に示す如く、隣接する鉄筋ユニット７・７同士が角度をもって接続される。例えば、鉄筋ユニット７・７をＬ字状に交叉させた状態に接続するとき、これらの鉄筋ユニット７・７を接続するために中途部を曲折させたＬ字状継手筋１９・１９・・・が使用される。Ｌ字状継手筋１９・１９・・・は接続する鉄筋ユニット７の上主筋１１・１１同士又は下主筋１２・１２に沿わせて結線で結んで固定される。
本実施例において、Ｌ字状継手筋１９・１９・・・は一の交叉接続側端部２１に上下夫々二本ずつ径の小さいもの（例えば、呼び径Ｄ１３（ＪＩＳ規定））が計四本が使用されている。これらのＬ字状継手筋１９・１９・・・個々は腕力で曲げることの可能な硬度であるが、二本添えた状態であるので径の大きなもの（例えば、呼び径Ｄ２２（ＪＩＳ規定））と相応し接続するために十分な剛性を有する。
【００２５】
そして、図７に示す如く、交叉接続側端部２１に換気口を形成するための凹部１０が形成されていても、鉄筋ユニット７（７ａ）の上主筋１１及び下主筋１２の交叉接続側端部２１に形成された曲折部１１ａ・１２ｂによって定着長さが確保されており、さらに、上主筋１１及び下主筋１２は交叉接続側端部２１から凹部１０まで連続しているので、Ｌ字状継手筋１９・１９・・・による定着長さをそれほど必要としない。
従って、図１１乃至図１３に示す従来の継手筋の長さｄ２（図１１）と比べて、Ｌ字状継手筋１９・１９・・・の長さｄ１（図６）を短くすることができる。すなわち、交叉接続側端部２１の直ぐ側方に凹部１０が形成される場合は、従来の構造では曲折部１１ａ・１２ｂを有しないため長い継手筋７８・７８・・・を曲げて成形しなければならなかったが、本発明に係る鉄筋ユニット７（７ａ）を採用すれば、継手筋１９・１９・・・を更に曲げずとも十分な定着長さを確保しているので、短尺な継手筋１９・１９・・・で接続することができ、該継手筋１９・１９・・・を特別に形成する必要もないのである。
【００２６】
さらに、上記と同様にして鉄筋ユニット７の中途部と他の鉄筋ユニット７の直列接続側端部２２とをＴ字状に交叉するように接続する場合においても、図８に示す如く、同型のＬ字状継手筋１９・１９・・・を使用して接続することができる。すなわち、配筋工程における鉄筋５の組立作業において前記Ｌ字状継手筋１９・１９・・・と接続部材５０とで鉄筋ユニット７・７・・・を接続して鉄筋５の組立をほぼ行うことができるのである。
【００２７】
従って、図１０に示す従来のものと比較すると、確実に継手筋の数が激減し、また、継手筋の設定品目も二万種以上からＬ字状継手筋１９・１９・・・のみに減少するので、配筋作業時に継手筋の選択に間違いが生じにくく確実に鉄筋ユニット７・７・・・を締結することができる。そして、この結果、一棟当たりの鉄筋５重量が大幅に削減され、建築コストの削減に寄与することが期待される。
【００２８】
また、上記構造により鉄筋５を接続することによって、鉄筋ユニット７・７・・・同士の交叉部において太径の鉄筋が多数重なるといった事態を避けることができ、コンクリート６の充填が不十分になる等の不具合を生じ難くすることができる。そして、構成部材が大幅に削減されて、コスト及び重量の削減に寄与している。
さらに、凹部１０の両側方の高さを容易に統一させることができ、不必要に鉄筋５の段数を構成することがない。即ち、品質の安定と工数削減が図られているのである。
【００２９】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【００３０】
即ち、請求項１に示す如く、コンクリート基礎造成時の配筋工程において複数の鉄筋ユニット７を組み上げて配筋する構成であって、該鉄筋ユニット７を、上主筋１１、下主筋１２及びあばら筋１４を組合せて架設して構成すると共に、該鉄筋ユニット７の形状を、同列に通常部分よりも下方に突出した下方突出部２０を含む鉄筋ユニット７ｂと、通常部分の鉄筋ユニット７ｃと、換気口を設けるための凹部１０を有する鉄筋ユニット７ａを含むものにより構成し、該コンクリート基礎１の隅部や交叉部に位置し、隣接する鉄筋ユニット７・７同士が平面視でＬ字やＴ字状等に交叉して接続される交叉接続側端部２１においては、該鉄筋ユニット７・７を接続する為に、中途部を曲折させたＬ字状継手筋１９を沿わせて結線で結んで固定連結し、他の鉄筋ユニット７と直列的に接続する直列接続側端部２２においては、上主筋１１と下主筋１２の端部にパイプ状の接続部材５０を嵌装して、鉄筋ユニット７を接続するので、交叉接続側端部では側面視Ｌ字状に折り曲げてＬ字状継手筋で他の鉄筋ユニットと接続し、直列接続側端部ではパイプ状接続部材で他の鉄筋ユニットと接続するので、建築現場における配筋作業では、多種多様のパターンの鉄筋ユニットを一種類の継手筋と接続部材のみで接続して鉄筋を構成することができ、作業が簡易となり、また、作業ミスの削減が期待される。
【００３１】
請求項２の如く、前記交叉接続側端部２１における、上主筋１１に下方へ曲折した曲折部１１ａを形成し、下主筋１２に上方へ曲折した曲折部１２ｂを形成し、該曲折部１１ａ・１２ｂを連結し、該曲折部１１ａ・１２ｂで隣接する上主筋１１又は下主筋１２を支持するよう構成したので、継手筋を用いずとも高さの異なる上主筋同士又は下主筋同士を連結することができるので、一つの鉄筋ユニットに高さの異なる部分を設けても、従来のものに対し鉄筋ユニットの構成部材の数を抑えることができて鉄筋の量が少なくなってコストダウンに寄与することができる。
また、締結部分を削減できるので過重に鉄筋の重複する箇所を削減することができて、コンクリートの回りにくい部分を削減できる。
【００３２】
請求項３の如く、前記換気口を設けるための凹部１０を有する鉄筋ユニット７ａ、又は、通常部分よりも下方に突出した下方突出部２０を含む鉄筋ユニット７ｂの、段差部に位置する一側の上主筋１１または下主筋１２を、側面視コ字状に折り曲げて補強部１１ｂ・１２ｃａとしたので、他の基礎部分と高さの異なる凹部において、継手筋を省くことができるようになり、構成の異なる複数の配筋を一つの鉄筋ユニットにすることで、材料及び現場工数が削減される。
また、従来のように、鉄筋ユニットで構成された鉄筋を締結して構成するときよりも締結箇所が少なくなるので、完成したコンクリート基礎の品質にばらつきが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る鉄筋ユニットの一例を示す図。
【図２】同じく凹部を含む鉄筋ユニットの一例を示す図。
【図３】同じく下方への突出部を含む鉄筋ユニットの一例を示す図。
【図４】鉄筋ユニット同士の直線的接続部を示す図。
【図５】鉄筋ユニット同士の直線的接続部を示す図。
【図６】鉄筋ユニット同士のＬ字状交叉部の配筋の一例を示す側面図。
【図７】同じく斜視図。
【図８】鉄筋ユニット同士のＴ字状交叉部の配筋の一例を示す斜視図。
【図９】コンクリート基礎の構成を示す断面図。
【図１０】従来の鉄筋ユニットの一例を示す図。
【図１１】同じく鉄筋ユニット同士のＬ字状の配筋の一例を示す側面図。
【図１２】同じく隅部と凹部が近接した鉄筋ユニットのＬ字状の配筋の一例を示す側面図。
【図１３】同じく斜視図。
【符号の説明】
１コンクリート基礎
７（７ａ・７ｂ・７ｃ）鉄筋ユニット
９隅部
１０凹部
１１上主筋
１２下主筋
１４・１４ａ・１４ｂあばら筋
１９Ｌ字状継手筋
２０下方突出部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a reinforcing bar arranged inside a concrete foundation in the construction of a general house.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the construction site of a house, as shown in FIG. 9, first, a groove 2 is dug in the position where the concrete foundation 1 of the site is constructed, and then gravel (or crusher run etc.) 3 is laid in the groove 2. Depending on the situation, abandoned concrete may be placed on top of it. A rebar 5 is arranged on the gravel 3, a formwork is assembled, and concrete 6 is placed using the rebar 5 as a reinforcing core to construct a concrete foundation 1.
[0003]
The above bar arrangement process is for embedding the reinforcing bar 5 inside the concrete foundation 1 to strengthen the concrete foundation 1, and most of the assembling work of the reinforcing bar 5 has been performed on site.
In other words, the steel bars used as the material for the reinforcing bars 5 are cut to the required length with a cutter, bent with a bender, and fastened with a fastening wire (connection), thereby arranging the bars along the required shape of the concrete foundation 1 Had been given.
Since the above-mentioned construction method takes a lot of work time, in recent years, for example, as shown in FIG. 10, a reinforcing bar unit 71 composed of an upper main bar 72, a lower main bar 73, and ribbed bars 74, 74,. Work is performed by reinforcing and connecting these reinforcing bar units 71 with joint bars 76 and 77 (FIG. 11) in the field.
[0004]
However, in the conventional reinforcing bar unit 71, the reinforcing bar 75 and the joint bars 76 and 77 are arranged in a state along the upper main bar 72, the lower main bar 73, etc., and a part where the reinforcing bar is arranged more than necessary is generated. In some cases, 6 was difficult to reach.
As an example of a conventional bar arrangement with a height difference, as shown in FIG. 11, when a concave portion 10 for a ventilation opening or the like is formed in a concrete foundation 1, a high and low reinforcing bar unit 71. 71a and 71 are connected to the lower main bars 73, 73a and 73 of the reinforcing bar units 71, 71a and 71 in a substantially straight joint bar 76, and the upper main bars 72a of the lower reinforcing bar unit 71a. A joint bar 77 extending to the side of the ribs 74, 74... Of the reinforcing bar units 71, 71 on the side of the reinforcing bar unit 71a, and a U-shaped reinforcement provided on the side of the recess 10. It is connected by a muscle 75 or the like.
And the two reinforcing bar units 71 and 71 located in the corner part 9 of the concrete foundation 1 so as to be orthogonal to each other include the upper main bars 72 and 72 of the respective reinforcing bar units 71 and 71 and the lower main bars 73 and 73. They are connected by L-shaped joint bars 78 and 78.
In the joint portion of these reinforcing bar units 71 and 71, a large number of reinforcing bars are arranged in particular, and the construction is difficult because they are intertwined.
[0005]
In the conventional corner portion 9 configured as described above, the four reinforcing bar units 71, 71 a, 71, 71, the reinforcing bars 75, and the joint bars 76, 77, 78 are used as constituent members of the reinforcing bar 5.
In this case, there are cases where the reinforcing bars 76, 77, and 78 are excessively disposed with reinforcing bars, and the reinforcing structure is difficult to rotate around the concrete 6 when the concrete foundation 1 is constructed.
Moreover, since there are many fastening locations of the reinforcing bar units 71 and 71 during the bar arrangement work, the number of man-hours is extremely increased.
[0006]
Furthermore, for example, as shown in FIG. 12 and FIG. 13, when the concave portion 10 for forming a ventilation port is arranged in the immediate vicinity of the corner portion 9 of the concrete foundation 1, the joint bars 78 and 78 are placed at other corner portions. If the same shape as that used is used, the joint bars 78 and 78 protrude into the recess 10, so the end 78 a of the joint bar 78 must be bent.
At this time, if a rebar having a small diameter (for example, nominal diameter D16 (JIS regulation)) is used for the joint bars 78 and 78, it can be bent and adjusted by a worker's hand, but a large diameter (for example, Nominal diameter D22 (JIS regulation)) When using reinforcing bars, it is difficult to change the shape with arm force, and it must be processed after accurately grasping the shape before being transported to the construction site. . Therefore, even in a single house, it is necessary to prepare very various types of joint bars 76, 77, 78 and reinforcing bars 75 and arrange them accurately.
In addition, since there are many different reinforcing bar units 71, 71, etc., such as height and width, left and right end shape, and the shape of the connecting part, the number of types of reinforcing bars to be transported to the construction site is a huge number, These must be assembled accurately.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, in the present invention, the reinforcing bar unit is configured to be as simple as possible while maintaining sufficient rigidity, and the reinforcing bar units can be easily connected to each other.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0009]
In Claim 1, it is the structure which assembles and arranges a plurality of reinforcing bar units 7 in the reinforcement arrangement process at the time of concrete foundation construction, Comprising: Reinforcing bar unit 7 combines upper main reinforcement 11, lower main reinforcement 12, and rib reinforcement 14 In order to provide a reinforcing bar unit 7b including a downward projecting portion 20 that protrudes downward from the normal part in the same row, a normal reinforcing bar unit 7c, and a ventilation opening. Of the concrete foundation 1 and located at the corners and crossing portions of the concrete foundation 1, and the adjacent reinforcing bar units 7 and 7 are crossed in an L shape or T shape in plan view. In the cross-connection side end portion 21 connected in this manner, in order to connect the reinforcing bar units 7 and 7, the L-shaped joint bar 19 having a bent middle part is connected along the line and fixedly connected. other In the series connection side end portion 22 for connecting reinforcing bars unit 7 series manner is fitted on the main reinforcements 11 and a pipe-shaped connecting member 50 to the end portion of the lower main reinforcement 12, connects the reinforcement unit 7 .
[0010]
According to claim 2, in the reinforcing bar unit according to claim 1, a bent portion 11b which is bent downward in the upper main reinforcing bar 11 and is bent upward in the lower main reinforcing bar 12 is formed in the cross connecting side end portion 21. , The bent portions 11a and 12b are connected, and the upper main bar 11 or the lower main bar 12 adjacent to each other are supported by the bent portions 11a and 12b .
[0011]
In Claim 3, in the reinforcing bar unit according to Claim 1, the reinforcing bar unit 7a having the recess 10 for providing the ventilation port, or the reinforcing bar unit 7b including the lower protruding part 20 protruding downward from the normal part. The upper main bar 11 or the lower main bar 12 on one side located in the stepped portion is bent into a U-shape when viewed from the side to form reinforcing portions 11b and 12ca .
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the invention will be described.
FIG. 1 is a diagram showing an example of a reinforcing bar unit according to the present invention, FIG. 2 is a diagram showing an example of a reinforcing bar unit that similarly includes a recess, and FIG. 3 is a diagram that shows an example of a reinforcing bar unit that similarly includes a downward projecting portion. . 4 and 5 are diagrams showing a linear connection portion between reinforcing bar units, FIG. 6 is a side view showing an example of an arrangement of L-shaped intersections between reinforcing bar units, FIG. 7 is a perspective view, and FIG. It is a perspective view which shows an example of the bar arrangement of the T-shaped crossing part of reinforcing bar units.
9 is a cross-sectional view showing the structure of a concrete foundation, FIG. 10 is a view showing an example of a conventional reinforcing bar unit, FIG. 11 is a side view showing an example of L-shaped bar arrangement between the reinforcing bar units, and FIG. A side view showing an example of an L-shaped bar arrangement of a reinforcing bar unit in which a corner and a recess are close to each other, and FIG. 13 is a perspective view of the same.
[0013]
In the reinforcing bar unit 7 according to the present invention, compared to the structure of the conventional reinforcing bar unit 71, it is characterized in that no joint bar is required in order to form portions having different heights in the reinforcing bar 5. That is, in order to form a portion having a different height in the reinforcing bar 5, a portion having a different height is formed in a part of one reinforcing bar unit 7 instead of connecting the reinforcing bar units having different heights using joint bars. It is doing.
[0014]
Therefore, in the conventional structure, the reinforcing bar unit 71 itself needs to have a very large number of patterns, and in order to join them, a large number of reinforcing bars 75 and joint bars 76, 77, and 78 are required. However, in the reinforcing bar unit 7 according to the present invention, when the reinforcing bar units 7 and 7 are joined linearly, the upper main bars 11 and 11 or the lower main bars 12 and 12 are connected to each other by a pipe-shaped connecting member. When the units 7 and 7 are joined at an angle such as a corner 9 that intersects at a right angle, for example, the upper main bars 11 and 11 are connected to each other using the joint bars 19 and 19 formed in a substantially L shape. The lower main muscles 12 and 12 are joined together.
At this time, only one type of joint bars 19, 19... Is required, and joint bars having different sizes, thicknesses, and bent shapes are not required. Therefore, there are few mistakes in the operation | work which joins the reinforcing bar 5 on-site, and since the operation is simplified, a significant improvement in work efficiency is expected.
[0015]
Next, an example of one form of the reinforcing bar unit 7 according to the present invention will be described.
In this example, as shown in FIG. 1, a reinforcing bar unit 7b including a downward projecting portion 20 that protrudes downward from the normal portion in the same row, a reinforcing bar unit 7c of the normal portion, and a reinforcing bar having a recess 10 for providing a ventilation opening. The thing containing the unit 7a is mentioned. However, this invention is not limited to a present Example, The reinforcing bar unit comprised in the shape suitable for the shape of each concrete foundation 1 can be applied.
[0016]
First, the present invention will be described by taking as an example a reinforcing bar unit 7 (7a) in which a ventilation port is provided as a part having a different height in a part of the reinforcing bar unit.
As shown in FIG. 2, the reinforcing bar unit 7a for reinforcing the concrete foundation 1 in a portion including the recess 10 for providing a ventilation opening is composed of two upper main bars 11.11, lower main bars 12, and upper main bars of the recess. (Horizontal reinforcing bars) 15 and a plurality of stirrups 14, 14..., One side end (right side in FIG. 2) is a cross connection side end 21, and the other side end (in FIG. 2) The left side) is the series connection side end 22.
In addition, the cross connection side means the side which crosses L shape, T shape, etc. by planar view of the concrete foundation 1, and the serial connection side means the side connected in series with the other reinforcing bar units 7. is doing.
As a major feature of the reinforcing bar unit 7a, a concave portion 10 for forming a ventilation opening is formed in the concrete foundation 1, and the concave portion 10 is continuously connected to a portion having different heights on both sides or one side of the concave portion 10. A pair of the reinforcing bar units 7a is provided with long and short stirrups 14 · 14 · 14a · 14a ··· as appropriate in the set of reinforcing bar units 7a. Is forming.
[0017]
In the reinforcing bar unit 7a, the upper main bar 11 located on the cross connection side end 21 side of the recess 10 has a bent part 11a bent downward at the cross connection side end 21 and a U-shape at the end of the recess 10 side. Each of the reinforcing portions 11b bent in the direction is integrally formed.
Further, the lower main reinforcement 12 is formed with a bent portion 12b that is bent upward at the cross connection side end portion 21. On the other hand, a connecting member 50 for connecting to another reinforcing bar unit 7 is provided at the end portion 22 of the upper main reinforcing bar 11 located on the left side of the concave portion 10 on the paper surface.
Further, the cross connection side end portion 21 of the lower main reinforcing bar 12 is formed with a bent portion 12b bent upward, and the connecting member 50 for connecting to the other reinforcing bar unit 7 is connected to the serial connection side end portion 22 in the same manner. Is provided.
[0018]
The ribs 14, 14... Of the ribs 14, 14..., Each having the upper main bars 11, 11 and the lower main bars 12 formed as described above arranged in parallel and bent at both ends of the steel bar in a U shape. The upper main bars 11 and 11 and the lower main bars 12 are held on the upper main bars 11 and 11 and the lower main bars 12 so that the recesses 10 are formed on the recesses. A main muscle 15 is disposed in parallel between the upper main muscles 11, 11 and the lower main muscle 12, and short ribs 14 a, 14 a... Are laid between the upper main muscle 15 and the lower main muscle 12.
The concave upper main bar 15 protrudes to the side larger than the concave part 10 and overlaps with the ribs 14, 14... Laid between the upper main bars 11, 11 and the lower main bar 12 in a side view. In this way, the concave upper main bar 15 can be fastened to the upper main bars 11, 11 located on the side of the concave part 10, and the concave upper main bar 15 is supported by the staggered bars 14, 14. I try to let them.
[0019]
Next, an example of the reinforcing bar unit 7 (7b) according to the present invention including a portion protruding downward from the normal portion will be described.
As shown in FIG. 3, the reinforcing bar unit 7 b for reinforcing the concrete foundation 1 including the lower protruding portion 20 protruding downward from the normal portion includes an upper main bar 11, two lower main bars 12 and 12, and a plurality of rib bars 14. · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · · The end portion 22 is used.
As a major feature of the reinforcing bar unit 7b, a portion (downward protruding portion 20) that protrudes downward from the normal portion is formed in the concrete foundation 1, and therefore, the lower side of the reinforcing bar unit 7b has a different height and a stepped portion 23 is formed. However, this includes a set of continuous reinforcing bar units 7b including the stepped portion 23, and the set of reinforcing bar units 7b includes long and short stirrups 14b, 14b,. Are appropriately arranged to form a height difference in a side view.
[0020]
The reinforcing bar unit 7b includes a lower main bar 12 (12c, 12d) located on both sides of the step portion 23, an upper main bar 11 and a plurality of stirrups 14, 14 ... 14b, 14b .... The lower main reinforcement 12 (lower lower main reinforcement 12c) located on the left side (FIG. 3) of the stepped portion 23 is a bent portion 12b bent upward at the cross connection side end portion 21 and the stepped portion 23 has a U-shape. Each of the reinforcing portions 12ca bent in a shape (or L-shape) is integrally formed.
Further, the lower main reinforcement 12 (the normal lower main reinforcement 12d) located on the right side (FIG. 3) of the stepped portion 23 is provided with a connecting member 50 at the end 22 of the series connection side, and the end of the stepped portion 23 side. Extends to the left side larger than the step portion 23 so as to overlap with the lower lower main bar 12c, which is the other lower main bar 12. The upper main bar 11 is formed with a bent portion 11a bent downward at the cross connection side end portion 21, and a connecting member 50 for connecting to another reinforcing bar unit 7 is provided at the series connection side end portion 22.
[0021]
The upper main muscle 11 formed as described above, the normal lower main muscle 12d, and the lower lower main muscle 12c are arranged in parallel, and the upper main muscle 11, the normal lower main muscle 12d, and the staggered muscle 14 between the upper main muscle 11 and the lower lower main muscle 12c. 14 is installed, and the lower lower main bar 12c is positioned below the normal lower main bar 12d to form a step.
Further, the ribs 14b, 14b,... Laid between the upper main bar 11 and the lower lower bar 12c are more than the ribs 14, 14,. It is designed to be long. .. 14b, 14b... Are arranged in the same reinforcing bar unit 7b, and are formed in the reinforcing bar unit 7b at different heights. Since the lower lower main reinforcing bars 12c are reinforced with each other, a height difference can be provided in one reinforcing bar unit 7b by an operation of connecting by welding or wire connection.
[0022]
The reinforcing bar units 7 (7a, 7b) configured as described above can be connected as shown in FIG. 1, for example. As shown in FIG. 4, the connecting members 50, 50,... Provided at the serial connection side end 22 of each reinforcing bar unit 7 (7 a, 7 b, 7 c) are connected in series to the upper main bar 11 or the lower main bar 12. A lock nut 53 is fitted into a screw portion of a bolt 52 fixed to the end portion 22, and a coupler 51 (pipe-like member) is mounted so as to be bridged between the bolts 52 and 52 of the rebar units 7 and 7 to be connected. The positions of the reinforcing bar units 7 and 7 can be finely adjusted by the coupler 51.
In this way, by using the connection member 50, the serial connection side end portions 22 and 22 of the reinforcing bar units 7 and 7 can be easily connected to each other.
[0023]
Further, as another form for connecting the connection side end portions 22, 22, as shown in FIG. 5, a sleeve 18, which is a short cylindrical body having a hexagonal section or a circular cross section, is adopted as the connection member 50, and the upper principal muscle The end portion 22 of the 11 or lower main bars 12 in the serial connection side is in a state in which the pipe is cut, and the sleeve 18 extends over the upper main bars 11 and 11 of the connecting reinforcing bar units 7 and 7 or the lower main bars 12 and 12. The upper reinforcing bar 11 or the lower main reinforcing bar 12 and the sleeve 18 are crushed and tightened from the outer peripheral side of the sleeve 18 by a hydraulic tightening machine, so that the end portions of the rebar units 7 and 7 are connected to the series connection side. 22 and 22 can also be connected.
[0024]
On the other hand, the cross connection side end 21 of the reinforcing bar units 7 and 7 is located at the crossing part such as the corner 9 of the concrete foundation 1, and therefore, as shown in FIGS. Are connected at an angle. For example, when connecting the reinforcing bar units 7 and 7 in an L-shaped crossing state, the L-shaped joint bars 19, 19... Bent halfway to connect the reinforcing bar units 7 and 7. Is used. The L-shaped joint bars 19, 19... Are fixed by connecting along the upper main bars 11, 11 of the reinforcing bar units 7 to be connected or the lower main bars 12, 12.
In this embodiment, the L-shaped joint bars 19, 19... Have a total of four L-shaped joint bars 19 having a small diameter (for example, nominal diameter D13 (JIS regulations)) at the upper and lower ends 21. Is used. These L-shaped joint bars 19, 19... Each have a hardness that can be bent by arm force, but have two large diameters (for example, nominal diameter D22 (JIS regulations)). And enough rigidity to connect.
[0025]
And even if the recessed part 10 for forming a ventilation port is formed in the cross connection side edge part 21, as shown in FIG. 7, the cross connection side edge of the upper main bar 11 and the lower main bar 12 of the reinforcing bar unit 7 (7a) The fixing length is secured by the bent portions 11a and 12b formed in the portion 21, and the upper main bar 11 and the lower main bar 12 are continuous from the cross connection side end portion 21 to the concave portion 10, so that they are L-shaped. The fixing length by the joint bars 19, 19... Is not so necessary.
Therefore, the length d1 (FIG. 6) of the L-shaped joint bars 19, 19... Can be made shorter than the length d2 (FIG. 11) of the conventional joint bars shown in FIGS. . That is, when the concave portion 10 is formed just to the side of the cross-connect side end portion 21, since the conventional structure does not have the bent portions 11 a, 12 b, the long joint bars 78, 78. However, if the reinforcing bar unit 7 (7a) according to the present invention is adopted, a sufficient fixing length is secured without further bending of the joint bars 19, 19... 19... Can be connected, and the joint bars 19, 19.
[0026]
Further, in the case where the middle part of the reinforcing bar unit 7 and the series connection side end part 22 of the other reinforcing bar units 7 are connected so as to cross in a T shape in the same manner as described above, as shown in FIG. It can be connected using L-shaped joint bars 19, 19. That is, in the assembling work of the reinforcing bar 5 in the bar arrangement process, the reinforcing bar 5 is almost assembled by connecting the reinforcing bar units 7, 7... Can do it.
[0027]
Therefore, compared with the conventional one shown in FIG. 10, the number of joint bars is surely drastically reduced, and the set items of joint bars are also reduced from 20,000 or more to L-shaped joint bars 19, 19. Therefore, the reinforcing bar units 7, 7. As a result, the weight of the reinforcing bars 5 per building is greatly reduced, and it is expected to contribute to the reduction of construction costs.
[0028]
Further, by connecting the reinforcing bars 5 with the above structure, it is possible to avoid a situation in which a large number of large diameter reinforcing bars overlap at the crossing portions of the reinforcing bar units 7, 7... It is possible to make it difficult for problems such as these to occur. And the structural member is reduced significantly and it contributes to the reduction of cost and weight.
Furthermore, the height of the both sides of the recessed part 10 can be unified easily, and the number of steps of the reinforcing bars 5 is not unnecessarily configured. In other words, quality stability and man-hour reduction are achieved.
[0029]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
[0030]
That is, as shown in claim 1, in the reinforcing bar arrangement process at the time of concrete foundation construction, a plurality of reinforcing bar units 7 are assembled and arranged, and the reinforcing bar unit 7 is composed of an upper main bar 11, a lower main bar 12, and a stirrup bar. 14, and the reinforcing bar unit 7 is formed in the same row with a reinforcing bar unit 7 b including a lower protruding part 20 protruding below the normal part, a normal part reinforcing bar unit 7 c, and a ventilation opening. It is comprised by the thing containing the reinforcing bar unit 7a which has the recessed part 10 for providing, It is located in the corner part and crossing part of this concrete foundation 1, and adjacent reinforcing bar unit 7 * 7 is L-shaped or T-shaped by planar view. In the cross connection side end portion 21 that is cross-connected to each other, in order to connect the reinforcing bar units 7, 7, the L-shaped joint bar 19 that is bent in the middle is connected and fixed by connection. Linking In the serial connection side end portion 22 connected in series with the other reinforcing bar units 7, pipe-shaped connecting members 50 are fitted to the end portions of the upper main reinforcing bar 11 and the lower main reinforcing bar 12 to connect the reinforcing bar unit 7. So, at the end of the cross connection side, it is bent in an L shape when viewed from the side and connected to another reinforcing bar unit with an L-shaped joint bar, and at the end of the series connection side is connected to another reinforcing bar unit with a pipe-shaped connecting member. In bar arrangement work at a construction site, reinforcing bars can be configured by connecting reinforcing bar units of a wide variety of patterns with only one type of joint bar and connecting members, which simplifies the work and is expected to reduce work errors. Is done.
[0031]
As in claim 2, a bent portion 11a bent downward is formed in the upper main bar 11 at the cross connection side end portion 21 and a bent portion 12b bent upward is formed in the lower main bar 12, and the bent portion 11a Since 12b is connected and the upper main bar 11 or the lower main bar 12 adjacent to each other is supported by the bent portions 11a and 12b, the upper main bars or the lower main bars having different heights can be connected without using joint bars. Therefore, even if parts with different heights are provided in one reinforcing bar unit, the number of reinforcing bar unit components can be reduced compared to the conventional one, and the amount of reinforcing bars can be reduced, contributing to cost reduction. Can do.
Moreover, since a fastening part can be reduced, the part where a reinforcing bar overlaps excessively can be reduced, and the part which cannot turn around concrete can be reduced.
[0032]
As in claim 3, one side of the reinforcing bar unit 7 a having the recess 10 for providing the ventilation port or the reinforcing bar unit 7 b including the lower protruding part 20 protruding downward from the normal part is located on the stepped part. Since the upper main bar 11 or the lower main bar 12 is bent into a U-shape when viewed from the side to form the reinforcing portions 11b and 12ca, the joint bar can be omitted in the concave portion having a height different from that of the other base portion. By using a plurality of bar arrangements with different rebars as a single reinforcing bar unit, the material and on-site man-hours are reduced.
Moreover, since there are few fastening locations compared with the past, when fastening and comprising the reinforcing bar comprised by the reinforcing bar unit, the quality of the completed concrete foundation has less dispersion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of a reinforcing bar unit according to the present invention.
FIG. 2 is a view showing an example of a reinforcing bar unit that also includes a recess.
FIG. 3 is a view showing an example of a reinforcing bar unit that similarly includes a downward projecting portion.
FIG. 4 is a diagram showing a linear connection portion between reinforcing bar units.
FIG. 5 is a diagram showing a linear connection portion between reinforcing bar units.
FIG. 6 is a side view showing an example of bar arrangement at an L-shaped intersection between reinforcing bar units.
FIG. 7 is a perspective view of the same.
FIG. 8 is a perspective view showing an example of a bar arrangement at a T-shaped crossing portion between reinforcing bar units.
FIG. 9 is a sectional view showing the configuration of a concrete foundation.
FIG. 10 is a view showing an example of a conventional reinforcing bar unit.
FIG. 11 is a side view showing an example of L-shaped bar arrangement between similarly reinforcing bar units.
FIG. 12 is a side view showing an example of an L-shaped bar arrangement of a reinforcing bar unit in which corners and recesses are close to each other.
FIG. 13 is a perspective view of the same.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Concrete foundation 7 (7a * 7b * 7c) Reinforcement unit 9 Corner part 10 Recessed part 11 Upper main bar 12 Lower main bar 14 * 14a * 14b Stirrup 19 L-shaped joint bar 20 Downward protruding part

Claims

In the reinforcing bar arrangement process at the time of concrete foundation construction, a plurality of reinforcing bar units 7 are assembled and arranged, and the reinforcing bar unit 7 is constructed by combining the upper main bar 11, the lower main bar 12 and the ribbed bar 14 in combination. In addition, the reinforcing bar unit 7 has the same shape as the reinforcing bar unit 7b including the lower protruding part 20 protruding downward from the normal part, the reinforcing bar unit 7c of the normal part, and the reinforcing bar having the recess 10 for providing the ventilation port. Consists of a unit including the unit 7a, located at the corners and crossing portions of the concrete foundation 1, and adjacent reinforcing bar units 7 and 7 are connected to each other by crossing them in an L shape or a T shape in a plan view. In the connection side end portion 21, in order to connect the reinforcing bar units 7, 7, a L-shaped joint bar 19 having a bent middle part is connected and connected by a wire connection. straight Rebar unit in the series connection side end portion 22, which is fitted on the main reinforcements 11 and a pipe-shaped connecting member 50 to the end portion of the lower main reinforcement 12, characterized by connecting a reinforcing bar unit 7 to connect.

The reinforcing bar unit according to claim 1, wherein a bent portion 11 a bent downward is formed in the upper main bar 11 and a bent portion 12 b bent upward is formed in the lower main bar 12 at the cross connection side end portion 21. A reinforcing bar unit configured to connect the portions 11a and 12b and support the adjacent upper main bar 11 or lower main bar 12 by the bent portions 11a and 12b .

The reinforcing bar unit according to claim 1, wherein the reinforcing bar unit is located at a step portion of the reinforcing bar unit 7 a having the concave portion 10 for providing the ventilation port or the reinforcing bar unit 7 b including the lower protruding portion 20 protruding downward from the normal portion. A reinforcing bar unit in which the upper main bar 11 or the lower main bar 12 on one side is bent into a U-shape when viewed from the side to form reinforcing portions 11b and 12ca .