JP3803867B2

JP3803867B2 - Braided ring with rubber core, manufacturing method and manufacturing apparatus thereof

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Publication number: JP3803867B2
Application number: JP2002112490A
Authority: JP
Inventors: 正治杉本
Original assignee: 有限会社タイム
Priority date: 2002-04-15
Filing date: 2002-04-15
Publication date: 2006-08-02
Anticipated expiration: 2022-04-15
Also published as: JP2003304922A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴム芯とその周囲を被覆する組紐とよりなるゴム芯入り組紐から形成され、例えば髪を束ねるヘアバンドや手首に嵌めるアクセサリーとして使用されるゴム芯入り組紐リングに関する。
【０００２】
【従来の技術】
ゴム芯入り組紐リングは、従来、所定長さに裁断されたゴム芯入り組紐の両端部を結び合わせるか、または該両端部を連結金具で連結することにより、製造されていた。
【０００３】
ところが、ゴム芯入り組紐の両端部を結び合わせてなるゴム芯入り組紐リングの場合、結び目が邪魔になる上、使用しているうちに組紐の端面がほつれて見栄えが悪くなるといった問題があった。また、ゴム芯入り組紐の両端部を連結金具で連結してなるゴム芯入り組紐リングの場合、連結金具に髪等が引っ掛かり易い上、連結金具が身体に触れると違和感を覚えるといった問題があった。
【０００４】
そこで、上記のような問題点を解消するために、ゴム芯入り組紐の両端部を接着してなるゴム芯入り組紐リングが考案された（特開平５−９８５６１号公報、特開平６−６２９２９号公報、特開平８−３０８６２８号公報、特開平１０−３０９７５９号公報、特開平１１−７５９２９号公報、特開２０００−２４８４５７号公報等参照）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記ゴム芯入り組紐リングの場合、接着面積をそれ程大きく取れないため、製品としての外観を良好なものに維持しながら使用に耐えられるだけの引張強さを得るために、複雑な製造工程を経る必要があり、必ずしも製造が容易でなかった。また、上記ゴム芯入り組紐リングの場合、その接合部に接着剤が染み込んで硬化しているため、該リングの他の部分とは質感が異なり、使用時に違和感を覚えることがあった。
【０００６】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、使用に十分耐えられるだけの引張強さが容易にかつ確実に得られる上、見栄えが良く、使い心地の良いゴム芯入り組紐リングを提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明によるゴム芯入り組紐リングは、１本または複数本のゴム芯入り組紐の端部どうしが縫合されてリング状に形成されているとともに、縫合された端部の外周に糸が被覆状に巻き付けられているものである。
【０００８】
上記ゴム芯入り組紐リングにあっては、ゴム芯入り組紐の端部どうしが縫合されているので、縫い糸の強度や縫製回数を調整することにより、ヘアバンド等としての使用に十分に耐え得るだけの接合強度が容易にかつ確実に得られる。また、上記ゴム芯入り組紐リングの場合、縫合された端部の外周に糸が被覆状に巻き付けられているので、縫合された端部どうしの継ぎ目および縫合によって生じた縫い目が前記糸によって覆い隠される上、組紐が端面からほつれるのが防止されるか、若干ほつれたとしても外から見えない。しかも、縫合された端部の外周に巻き付けられる糸は、組紐と同様に繊維材料よりなるので、ゴム芯入り組紐リングの表面全体の質感が統一される上、身体に触れても違和感を覚える恐れがない。したがって、本発明によるゴム芯入り組紐リングは、その接合部が十分な引張強さを有する上、非常に見栄えがよく、しかも身体に優しくて安全である。
【０００９】
本発明によるゴム芯入り組紐リングにおいて、前記糸が、ゴム芯入り組紐の表面の色と同系統の色よりなる場合がある。この場合、ゴム芯入り組紐リングの表面全体の色が統一されるため、接合部が目立ち難く、あたかもシームレスのような外観が得られる。上記の場合において、前記糸として、ゴム芯入り組紐を構成する糸と同じ材料よりなるものが用いられるのがより好ましい。それによって、ゴム芯入り組紐リングの接合部をさらに目立ち難くすることができる。
【００１０】
また、本発明によるゴム芯入り組紐リングにおいて、前記糸が、ゴム芯入り組紐の表面の色と異なる系統の色よりなる場合がある。この場合、ゴム芯入り組紐リングの表面のうち前記糸が巻き付けられている接合部とそれ以外の部分とが明確に識別され、該接合部にワンポイント的な装飾効果が期待できる。
【００１１】
上記ゴム芯入り組紐リングにおいて、ゴム芯入り組紐の端部どうしは、ヘアバンド等として使用される際に容易に外れないように縫合される必要があるが、通常は、これらのゴム芯部分に組紐部分の外側から縫い糸がかかるように数回縫製されていればよい。縫合は、通常、ミシン縫いによって行われるが、手縫いでも構わない。
【００１２】
また、上記ゴム芯入り組紐リングにおいて、縫合された端部の外周への糸の巻付けは、縫合された端部どうしの継ぎ目と縫合によって生じる縫い目とを覆い隠すことができるようになされていればよい。また、糸の巻付けによって、ゴム芯入り組紐リングが接合部で割れるのが防止されるという効果も得られる。糸の巻付けは、後述するように、千鳥ミシンを利用して行うことができるが、手作業によって行うことも勿論可能である。
【００１３】
次に、本発明によるゴム芯入り組紐リングの製造方法は、本発明によるゴム芯入り組紐リングを製造する方法であって、１本または複数本のゴム芯入り組紐における縫合すべき２つの端部を、針を左右方向に揺動させ得る千鳥ミシンのベッド上に左右突合せ状に配置して、該千鳥ミシンによって縫合する縫合工程と、縫合された２つの端部を、ベッド上で前後突合せ状となるように転向させて前後方向に送りながら、これらの外周に、千鳥ミシンによって糸を被覆状に巻き付ける糸巻付け工程とを備えているものである。
【００１４】
上記方法によれば、ゴム芯入り組紐の端部どうしを縫合する縫合工程と、縫合された端部の外周に糸を被覆状に巻き付ける糸巻付け工程とを、千鳥ミシンによって連続的に行うことができる。したがって、上記方法によれば、本発明によるゴム芯入り組紐リングを、安い工賃で、量産することができる上、その品質も均一化することができる。
【００１５】
上記方法において、縫合工程では、ゴム芯入り組紐の縫合すべき２つの端部を、千鳥ミシンのベッド上に左右突合わせ状に配置し、通常、その位置で静止させておく。したがって、千鳥ミシンの送り装置は使用しない。千鳥ミシンの針揺動幅は、針が前記２つの端部のゴム芯部分に確実に刺さるように、通常、約５〜６ｍｍ程度に設定しておく。この状態で千鳥ミシンを作動させると、前記２つの端部のゴム芯部分どうしが、組紐部分の外側から、縫い合わせられる。縫う回数、即ち、針の揺動回数は、通常、５〜１０回程度となされる。
【００１６】
縫合工程が終了すると、縫合された前記２つの端部を、針の揺動方向と直交する前後方向を向くようにベッド上で約９０度回転させる。糸巻付け工程では、千鳥ミシンの針揺動幅を、ゴム芯入り組紐の外径とほぼ同じかこれよりも若干大きくなるように設定する。この工程での針揺動幅は、使用するゴム芯入り組紐の外径にもよるが、通常、約５〜６ｍｍ程度であり、縫合工程から設定変更しなくてよい場合が多い。そして、ゴム芯入り組紐における縫合された端部を前後方向に送りながら、千鳥ミシンを作動させると、千鳥ミシンの上糸および下糸が、互いに絡み合いながら、前記端部の外周に被覆状に巻き付けられる。ここで、前記端部の前後方向への送り量は、前記端部どうしの継ぎ目および縫合によって生じた縫い目を被覆し得るように設定されるが、通常、約５〜６ｍｍ程度である。前記端部の前後方向への送りは、通常、手動によって行われるが、千鳥ミシンの送り装置を使用してもよい。
【００１７】
本発明によるゴム芯入り組紐リングの製造方法において、さらに、外周に糸が巻き付けられた前記２つの端部のうち少なくともいずれか一方のゴム芯部分に、針揺動幅を０に設定変更した千鳥ミシンによって糸を通す糸止め工程を備えているのが好ましい。
【００１８】
上記糸止め工程が加えられることによって、縫合工程および糸巻付け工程に用いられた糸のほつれが確実に防止される。
【００１９】
本発明によるゴム芯入り組紐の製造方法において用いられる糸、即ち、千鳥ミシンの上糸および下糸の種類は、特に限定はされないが、ゴム芯入り組紐リングの表面全体の質感を統一したい場合には、下糸として、ゴム芯入り組紐の組紐を構成するウーリーナイロン糸等の伸縮糸と同じものを使用し、上糸としては、通常のミシン糸を使用する。上糸を伸縮糸にすると、針穴にかからないからである。この場合、糸巻付け工程において、上糸の方を強く引っ張るようにすれば、巻き付けられる上糸の長さが下糸の長さと比べて極端に短くなり、それによって上糸を外観上目立たないようにすることができる。
【００２０】
また、本発明によるゴム芯入り組紐リングの製造装置は、本発明によるゴム芯入り組紐リングを製造する装置であって、針を左右方向に揺動させ得る千鳥ミシンと、千鳥ミシンのベッド上に配置されて、１本または複数本のゴム芯入り組紐における縫合すべき２つの端部を突合せ状に保持する保持部材と、千鳥ミシンのアーム先端部に設けられた押え棒に取り付けられて、前記２つの端部を押さえる押え金とを備えている。保持部材は、円形の内周縁を有しかつベッド上に固定されるフレームと、中心部を通って直径方向に長く伸びる長孔を有しかつフレーム内に回動可能に配されるディスクと、長孔に摺動可能に配される略長方形のプレートとを備えている。ディスクは、これを回動させることによって、長孔が左右方向に長く伸びる縫合用ポジションと、長孔が前後方向に長く伸びる糸巻付け用ポジションとを取り得るようになっている。プレートは、針通し孔と、針通し孔を挟んで長さ方向に伸びかつ前記２つの端部が突合せ状に嵌め入れられる嵌入溝とを有している。押えは、押え棒に垂下状に取り付けられる取付軸部と、左右方向に伸びる針落孔を有しかつ前記取付軸部の下端に水平状に設けられる押え部とを備えている。押え部の下面における針落孔の前後縁部には、ディスクが縫合用ポジションを取っている時に前記２つの端部を押さえる下方突出部が設けられている。また、押え部における針落孔の前後両側には、ディスクが糸巻付け用ポジションを取っている時に前記２つの端部を押さえるローラが設けられている。
【００２１】
上記装置にあっては、保持部材のディスクを縫合用ポジションにして、プレートの嵌入部に、ゴム芯入り組紐における縫合すべき２つの端部を突合せ状に嵌め入れておいてから、千鳥ミシンを作動させることにより、これら２つの端部どうしが縫合される。次いで、保持部材のディスクを糸巻付け用ポジションにして、プレートを手で前後方向に送りながら、千鳥ミシンを作動させることにより、縫合された前記２つの端部の外周に糸が被覆状に巻き付けられる。したがって、上記装置によれば、本発明によるゴム芯入り組紐リングを、簡単にかつ効率良く製造することができる。また、上記装置にあっては、その押え金に、ディスクが縫合用ポジションを取っている時に前記２つの端部を押さえる下方突出部と、ディスクが糸巻付け用ポジションを取っている時に前記２つの端部を押さえる前後２つのローラとが備えられているので、縫合工程および糸巻付け工程いずれにおいても、ゴム芯入り組紐の端部を確実に押さえておくことができ、縫合作業および糸巻付け作業を正確に行うことができる。
【００２２】
本発明によるゴム芯入り組紐リングの製造装置において、押え金の押え部が透明材料により形成されているのが好ましい。これにより、縫合および糸の巻付けをより正確に行うことが可能となり、また、これらの作業がやり易くなる。
【００２３】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。
【００２４】
図１には、本発明によるゴム芯入り組紐リングの第１の実施形態が示されている。図１（ａ）に示すように、このゴム芯入り組紐リング(1A)は、所定長さに裁断された１本のゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)が縫合されてリング状に形成されているとともに、縫合された両端部(100)の外周に糸(2A)が被覆状に巻き付けられているものである。
【００２５】
縫合されたゴム芯入り組紐両端部(100)の外周に巻き付けられている糸(2A)は、ゴム芯入り組紐(10)の表面の色、即ち、組紐(102)を構成している糸の色と同系統の色をしている。したがって、図１のゴム芯入り組紐リング(1A)の場合、接合部(10X)がほとんど目立たず、あたかもシームレスのような外観を呈している。
【００２６】
図１（ａ）には、ゴム芯入り組紐リング(1A)の接合部付近が拡大して示されている。リング(1A)を構成しているゴム芯入り組紐(10)は、ゴム芯(101)と、複数本のウーリーナイロン糸等の伸縮糸をゴム芯(101)を被覆するように編成してなる組紐(102)とで構成されている。
【００２７】
ゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)は、互いに突き合わせられた状態で、これらのゴム芯(101)部分のほぼ中心を糸が通るように、組紐(102)部分の外側から５〜１０回程度縫製されている。縫い目(20)の長さは、使用するゴム芯入り組紐(10)の寸法などにもよるが、通常、５〜６ｍｍ程度である。
【００２８】
縫合された両端部(100)の外周に巻き付けられた糸(2A)により、両端部(100)どうしの継ぎ目(S)と、縫合によって生じた縫い目(20)とが覆い隠されている。糸(2A)が巻き付けられている部分の長さは、通常、５〜６ｍｍ程度である。また、上記糸(2A)によって、組紐(102)がその端面からほつれるのが防止されるし、少々ほつれたとしてもそれが外観に現れることがない。更に、上記糸(2A)によって、ゴム芯入り組紐リング(1A)が接合部(10X)で割れるのが防止される。
【００２９】
この実施形態では、縫合用の糸と巻付け用の糸とは、同じものが用いられている。より具体的には、上記糸には、ミシンの上糸(21)と下糸(22)とよりなる２種類の糸が用いられている。上糸(21)には、ミシン糸として一般に用いられるスパン糸等が用いられている。また、下糸(22)には、組紐(102)を構成しているウーリーナイロン糸等の伸縮糸と同じ素材の糸が用いられている。ゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)の外周面には、上糸(21)と下糸(22)とが互いに絡み合うようにして巻き付けられているが、巻付け時に上糸(21)の方が強く引っ張られることにより、巻き付けられた上糸(21)の長さが下糸(22)の長さよりもかなり短くなっている。したがって、ゴム芯入り組紐リング(1A)の表面の質感は、糸(2A)が巻き付けられている接合部(10X)を含めてほぼ全体が均一なものとなっている。
【００３０】
図２には、本発明によるゴム芯入り組紐リングの第２の実施形態が示されている。図２のゴム芯入り組紐リング(1B)の場合、縫合されたゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)の外周面に巻き付けられている糸(2B)が、ゴム芯入り組紐(10)の表面色、即ち、組紐を構成している糸の色と異なる系統の色をしている。したがって、このゴム芯入り組紐リング(1B)にあっては、接合部(10X)に巻き付けられた糸(2B)を明確に識別することができ、それがワンポイント的な装飾効果をもたらしている。
【００３１】
図３には、本発明によるゴム芯入り組紐リングの第３の実施形態が示されている。このゴム芯入り組紐リング(1C)は、所定長さに裁断された２本のゴム芯入り組紐(10A)(10B)の一端部(100A)(100B)どうしおよび他端部(100A)(100B)どうしが縫合されてリング状に形成されているとともに、縫合された一端部(100A)(100B)の外周および縫合された他端部(100A)(100B)の外周に、それぞれ糸(2B)が被覆状に巻き付けられているものである。２本のゴム芯入り組紐(10A)(10B)は、互いに異なる表面色を有している。その他は、第２の実施形態と実質的に同じである。
【００３２】
次に、図４〜１１を参照して、ゴム芯入り組紐リングの製造方法およびこれに用いられる製造装置について説明する。なお、以下においては、図１に示すゴム芯入り組紐リング(1A)を製造する場合についてのみ説明を行うこととするが、図２および３に示すゴム芯入り組紐リング(1B)(1C)を製造する場合にも、以下とほぼ同様にして製造を行うことができる。
【００３３】
ゴム芯入り組紐リングの製造装置は、図４〜１１に示すように、針(50)を左右方向に揺動させ得る千鳥ミシン(5)と、千鳥ミシン(5)のベッド(51)上に配置されて、ゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)を突合せ状に保持する保持部材(6)と、千鳥ミシン(5)のアーム(52)先端部に設けられた押え棒（図示略）に取り付けられて、ゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)を押さえる押え金(7)とを備えている。
【００３４】
千鳥ミシン（ジグザグ縫いミシン）(5)としては、通常のものを使用することができるので、詳しい図示および説明は省略する。なお、この実施形態では、千鳥ミシン(5)の送り装置は、使用しないため取り外されている。
【００３５】
保持部材(6)は、図４、５および７に示すように、円形の内周縁を有しかつベッド(51)上に固定されるフレーム(61)と、中心部を通って直径方向に長く伸びる長孔(621)を有しかつフレーム(61)内に回動可能に配されるディスク(62)と、長孔(621)に摺動可能に配される略長方形のプレート(63)とを備えている。
【００３６】
フレーム(61)は、例えばボルト（図示略）によって、千鳥ミシン(5)のベッド(51)上に固定される。フレーム(61)の内周面には、ディスク(62)の外周面に転がり接触する複数のローラ(611)が等間隔おきに設けられている。また、フレーム(61)の右前隅部近傍には、先端がディスク(62)の縁部の上方まで達する内方突出部(612)が設けられている。
【００３７】
ディスク(62)は、これを約９０度回動させることによって、長孔(621)が左右方向に長く伸びる縫合用ポジション（図５参照）と、長孔(621)が前後方向に長く伸びる糸巻付け用ポジション（図７参照）とを取り得るようになっている。
【００３８】
ディスク(62)の縁部には、ディスク(62)を回動させる際の摘み(622)が立上り状に設けられている。また、ディスク(62)上面の縁部には、ディスク(62)が糸巻付け用ポジションに来たときに、前記内方突出部(612)の一方の縁に形成された切欠き(612a)に嵌まり込むディスク位置決め用凸部(623)が設けられている。さらに、ディスク(62)上面には、長孔(621)の一方の縁部に近接して糸切り用刃(624)が設けられている。
【００３９】
ディスク(62)の長孔(621)は、ディスク(62)の中心からやや一方の縁に偏って形成されている。長孔(621)の両端部には、プレート摺動範囲調整部材(625)が取り付けられている。プレート摺動範囲調整部材部材(625)は、ボルト(B)によってディスク(62)に取り付けられているが、同部材(625)のボルト挿通孔(625a)がプレート(63)の摺動方向に長い長孔となされている。したがって、前記部材(625)は、ボルト挿通孔(625a)の長さの範囲内で、ディスク(62)の長孔(621)への突出長さ、ひいては、プレート(63)端部との当接位置を適宜変更することができ、それによってプレート(63)の摺動範囲を調整することができる。そして、プレート(63)の摺動範囲を上記のようにして調整することにより、ゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)のうち糸(2)を巻き付ける部分の長さを調整することができる。
【００４０】
図９に詳しく示すように、プレート(63)は、針通し孔(631)と、針通し孔(631)を挟んで長さ方向に伸びかつゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)が突合せ状に嵌め入れられる嵌入溝(632)とを有している。嵌入溝(632)の一端部は、Ｖ字形に切り欠かれたプレート(63)一端部に開口している。嵌入溝(632)の他端部は、プレート(63)のやや他端部寄りに形成された三角形の孔(633)に開口している。プレート(63)上面における針通し孔(631)の両側に、凹部(634)が形成されている。これらの凹部(634)には、後述する押え金(7)のローラが縫合工程の時に収まるようになっている。また、プレート(63)上面の他端部には、ディスク(62)が縫合用ポジションに来たときに、前記内方突出部(612)の他方の縁に形成された切欠き(612b)に嵌まり込み（図４〜６参照）、また、糸巻付け工程においてプレート(63)を摺動させる際の摘みとなる（図７および８参照）ディスク位置決め兼摘み用凸部(635)が設けられている。
【００４１】
図１０および１１に詳しく示すように、押え(7)は、押え棒に垂下状に取り付けられる取付軸部(71)と、左右方向に伸びる針落孔(722)を有しかつ前記取付軸部(71)の下端に水平状に設けられる押え部(72)とを備えている。取付軸部(71)と押え部(72)とは、別体に形成された取付軸部材(710)と押え部材(720)とで構成されている。両部材(710)(720)は、ビス(73)により接合一体化されている。押え部材(720)は、透明プラスチックから形成されている。
【００４２】
押え部(72)の下面における針落孔(721)の前後縁部には、ディスク(62)が縫合用ポジションを取っている時にゴム芯入り組紐(01)の両端部(100)を押さえる下方突出部(722)が設けられている。また、押え部(72)における針落孔(721)の前後両側には、ディスク(62)が糸巻付け用ポジションを取っている時にゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)を押さえるローラ(723)が設けられている。
【００４３】
ゴム芯入り組紐リング(1A)の製造は、例えば、以下のような手順で行われる。
まず、図４に示すように、所定長さに裁断されたゴム芯入り組紐(10)を保持部材(6)にセットする。この際、押え(7)は、千鳥ミシン(5)の押え昇降機構（図示略）を使って、上方に移動させておく。また、ディスク(62)は、縫合用ポジションを取るようにしておく。なお、図示は省略したが、ディスク(62)を縫合用ポジションおよび糸巻付け用ポジションそれぞれで固定するために、ディスク(62)上面およびプレート(63)上面の前記凸部(623)(635)に着脱自在に引っ掛けられる固定用フックを、フレーム(61)の内方突出部(612)に設けるようにしても良い。ゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)は、針位置で左右に突き合うように、嵌入溝(632)に嵌め入れるようにする。千鳥ミシン(5)の針揺動幅（ジグザグ幅）は、通常、約５〜６ｍｍに設定しておく。また、千鳥ミシン(5)には、上糸(21)として、例えばスパン糸をセットし、下糸(22)として、例えばウーリーナイロン糸をセットしておく。
【００４４】
こうしておいて、図５および６に示すように、押え(7)を下げて、その押え部(72)の下方突出部(722)でゴム芯入り組紐(10)の突合せ状両端部(100)を押さえながら、千鳥ミシン(5)を作動させ、該両端部(100)どうしを縫い合わせる（図１（ｂ）参照）。針(50)は、ゴム芯入り組紐両端部(100)のゴム芯(101)部分のほぼ中心を通る。縫製回数、即ち、針(50)を揺動させる回数は、通常、５〜１０回程度である。また、ゴム芯入り組紐両端部(100)の縫合は、通常、上記の１セットで足りるが、より強度を高めたい場合には、ゴム芯入り組紐両端部(100)を嵌入溝(632)に嵌め入れた状態のまま水平軸回りに約９０度回転させた上で、上記と同様にして２セット目の縫合を行うようにしてもよい。
【００４５】
縫合工程が終わると、一旦、押え(7)を上方に移動させておいてから、ディスク(62)を時計回り方向に９０度回動させる。すると、図７および８に示すように、ディスク(62)が、糸巻付け用ポジションを取る。その後、押え(7)を下げて、押え部(72)の前後２つのローラ(723)で、ゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)を押さるようにする。糸巻付け工程における千鳥ミシン(5)の針揺動幅（ジグザグ幅）は、ゴム芯入り組紐(10)の外径とほぼ同じかそれよりも若干大きくなるように設定すればよいが、縫合工程における設定値のままでよい場合が多い。
【００４６】
こうしておいて、図７および８に示すように、プレート(63)を、その凸部(635)を指で摘んで前後方向に摺動させながら、千鳥ミシン(5)を作動させる。すると、縫合されたゴム芯入り組紐両端部(100)の外周に、上糸(21)および下糸(22)が互いに絡み合うように巻き付けられる。この際、組紐(102)を構成する糸とは異質の材料よりなる上糸(21)を強く引っ張るようにすると、巻き付けられる上糸(21)の長さを下糸(22)の長さと比べて極端に短くすることができる（図１（ｂ）参照）。プレート(63)の摺動距離は、通常、５〜６ｍｍ程度である。これらの糸(21)(22)により、前記両端部(100)どうしの継ぎ目(S)および縫い目(20)が覆い隠される（図１（ｂ）参照）。
【００４７】
次に、千鳥ミシン(5)の針揺動幅（ジグザグ幅）を０に設定変更してから、プレート(63)を摺動させずに、千鳥ミシン(5)を作動させる。すると、ゴム芯入り組紐(10)の両端部(100)のうち一方の端部(100)ゴム芯部分(101)を糸(21)(22)が通り、それによって糸止めが施される。
【００４８】
最後に、ディスク(62)上面の糸切り用刃(624)を使って、上糸(21)および下糸(22)を切る。こうして、図１に示すゴム芯入り組紐リング(1A)が得られる。
【００４９】
【実施例】
実施例として、本発明による４種類のゴム芯入り組紐リングを用意するとともに、比較例として、ゴム芯入り組紐の両端部を接着剤を用いて接合してなる従来のゴム芯入り組紐リングを用意し、これらについて接合部の引張強さをテストした。
【００５０】
実施例１〜４は、図１に示す形態のゴム芯入り組紐リング(1A)であって、上述した方法により製造したものである。但し、各実施例においては、ゴム芯入り組紐両端部(100)を縫合する際の縫製回数を、３回、５回、１０回、５回×２セットにした。
【００５１】
引張強さの試験は、ＪＩＳ・Ｌ１０９５に準拠して行った。具体的には、実施例１〜４および比較例のゴム芯入り組紐リングをこれらにおける接合部以外の箇所で切断して１直線状にし、これらをその接合部がつかみの中心に位置するように引張試験機にセットして、破断時の最大引張荷重を測定した。テスト結果を、以下の表１に示す。
【００５２】
【表１】

【００５３】
表１の通り、縫製回数が５回以上である実施例２〜４では、比較例よりも良好な結果が出ており、接合部の引張強度が優れていることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるゴム芯入り組紐リングの第１の実施形態を示すものであって、（ａ）はゴム芯入り組紐リングの全体を表す平面図、（ｂ）はゴム芯入り組紐リング接合部付近を拡大して示す一部切欠き平面図である。
【図２】本発明によるゴム芯入り組紐リングの第２の実施形態を示す平面図である。
【図３】本発明によるゴム芯入り組紐リングの第３の実施形態を示す平面図である。
【図４】ゴム芯入り組紐リングの製造装置の保持部材にゴム芯入り組紐をセットする工程を示す斜視図である。
【図５】ゴム芯入り組紐リングの製造装置を使用して、ゴム芯入り組紐の両端部を縫合する縫合工程を示す斜視図である。
【図６】縫合工程を示す平面図である。
【図７】ゴム芯入り組紐リングの製造装置を使用して、縫合されたゴム芯入り組紐の両端部の外周に糸を巻き付け糸巻付け工程を示す斜視図である。
【図８】糸巻付け工程を示す平面図である。
【図９】ゴム芯入り組紐リングの製造装置における保持部材のプレートを示す斜視図である。
【図１０】ゴム芯入り組紐リングの製造装置の押えを示す一部切欠き側面図である。
【図１１】ゴム芯入り組紐リングの製造装置の押えを示す底面図である。
【符号の説明】
(1A)(1B)(1C)：ゴム芯入り組紐リング
(10)(10A,10B)：ゴム芯入り組紐
(100)(100A,100B)：ゴム芯入り組紐の端部
(2)：糸
(21)：上糸
(22)：下糸
(5)：千鳥ミシン
(50)：針(5)
(51)：ベッド
(52)：アーム
(6)：保持部材
(61)：フレーム
(62)：ディスク
(621)：長孔
(63)：プレート
(631)：針通し孔
(632)：嵌入溝
(7)：押え金
(71)：取付軸部
(72)：押え部
(721)：針落孔
(722)：下方突出部
(723)：ローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a braided ring with a rubber core, which is formed of a braided rubber braid composed of a rubber core and a braid covering the periphery of the rubber core, and is used as, for example, a hair band for binding hair or an accessory fitted on a wrist.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a braided ring with a rubber core has been manufactured by connecting both ends of a braided braid cut to a predetermined length or connecting the both ends with a connecting metal fitting.
[0003]
However, in the case of a braided ring with a rubber core formed by tying both ends of a braided cord with a rubber core, there is a problem in that the knot becomes obstructive and the end surface of the braid frays during use and the appearance is deteriorated. . In addition, in the case of a braided ring with a rubber core formed by connecting both ends of a braided rubber string with a connecting bracket, there is a problem that hair is easily caught on the connecting bracket and that the connecting bracket feels uncomfortable when touching the body. .
[0004]
In order to solve the above problems, a braided ring with a rubber core formed by adhering both ends of a braided string with a rubber core has been devised (Japanese Patent Laid-Open Nos. 5-98561 and 6-62929). JP, 8-308628, JP-A-10-309759, JP-A-11-75929, JP-A 2000-248457, etc.).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the braided ring with rubber core, since the bonding area is not so large, in order to obtain a tensile strength that can withstand use while maintaining a good appearance as a product, a complicated manufacturing process It was necessary to go through, and the manufacture was not always easy. Further, in the case of the braided ring with rubber core, since the adhesive soaks into the joint and is cured, the texture is different from the other parts of the ring, and there may be a feeling of strangeness when used.
[0006]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and it is possible to easily and surely obtain a tensile strength sufficient to withstand use, and to have a good appearance and a comfortable to use rubber braid. The purpose is to provide a ring.
[0007]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
The rubber cored braid ring according to the present invention is formed in a ring shape by stitching ends of one or a plurality of rubber core braids, and a thread is coated on the outer periphery of the stitched ends. It is what is wound.
[0008]
In the rubber cored braid ring, the ends of the rubber core braid are sewn together, so by adjusting the strength of the sewing thread and the number of times of sewing, it can sufficiently withstand use as a hair band, etc. The bonding strength can be easily and reliably obtained. Further, in the case of the braided ring with rubber core, since the thread is wound around the outer periphery of the stitched end portion, the seam between the stitched end portions and the seam generated by the stitching are covered by the thread. In addition, the braid is prevented from fraying from the end face, or even if it is frayed slightly, it cannot be seen from the outside. In addition, the yarn wound around the outer periphery of the stitched end is made of a fiber material like the braid, so the texture of the entire surface of the braid ring with rubber core is unified, and there is a risk of feeling uncomfortable even when touching the body There is no. Accordingly, the braided braid ring with rubber core according to the present invention has a sufficient tensile strength, is very attractive, and is gentle to the body and safe.
[0009]
In the braided ring with rubber core according to the present invention, the thread may have the same color as the surface color of the braided braid. In this case, since the color of the entire surface of the braided ring with the rubber core is unified, the joint portion is not noticeable, and a seamless appearance is obtained. In the above case, it is more preferable that the yarn is made of the same material as the yarn constituting the braid with rubber core. Thereby, the joint portion of the braided ring with rubber core can be made less noticeable.
[0010]
Moreover, in the rubber cored braid ring according to the present invention, the thread may be formed of a color of a system different from the color of the surface of the rubber core braid. In this case, of the surface of the braided ring with rubber core, the joint around which the yarn is wound and the other part are clearly identified, and a one-point decorative effect can be expected at the joint.
[0011]
In the braided braid ring, the ends of the braided braid need to be sewn so that they do not easily come off when used as a hair band or the like. What is necessary is just to sew several times so that a sewing thread may start from the outer side of a braid part. The sewing is usually performed by sewing, but may be hand-sewn.
[0012]
In the braided ring with rubber core, the winding of the yarn around the outer periphery of the stitched end portion can cover the seam between the stitched end portions and the seam generated by the stitching. That's fine. Moreover, the effect that the braided ring with rubber core is prevented from breaking at the joint portion by winding the yarn is also obtained. As will be described later, the yarn can be wound using a staggered sewing machine, but it is of course possible to perform it manually.
[0013]
Next, a method for manufacturing a rubber cored braid ring according to the present invention is a method for manufacturing a rubber cored braid ring according to the present invention, in which one or a plurality of rubber cored braid rings are to be sewn. Are arranged in a left-right butting manner on a bed of a staggered sewing machine capable of swinging the needle in the left-right direction, and a stitching step of sewing with the staggered sewing machine, and the two stitched ends are front-to-back butted on the bed And a yarn winding step of winding a yarn around the outer periphery of the outer periphery with a staggered sewing machine while being turned and fed in the front-rear direction.
[0014]
According to the above method, the stitching step for stitching the ends of the braided braided string and the yarn winding step for winding the yarn around the outer periphery of the stitched ends in a covering manner can be continuously performed by the staggered sewing machine. it can. Therefore, according to the above method, the braided ring with rubber core according to the present invention can be mass-produced at a low labor cost and the quality thereof can be made uniform.
[0015]
In the above method, in the suturing step, the two ends to be sewn of the braid with rubber core are arranged on the bed of the staggered sewing machine in a left-right butted manner and are usually kept stationary at that position. Therefore, the staggered sewing machine feeder is not used. The needle swinging width of the staggered sewing machine is normally set to about 5 to 6 mm so that the needle can be surely stuck into the rubber core portions at the two ends. When the staggered sewing machine is operated in this state, the rubber core portions at the two end portions are sewn from the outside of the braided portion. The number of times of sewing, that is, the number of times the needle swings is usually about 5 to 10 times.
[0016]
When the stitching process is completed, the two stitched ends are rotated about 90 degrees on the bed so as to face in the front-rear direction perpendicular to the swinging direction of the needle. In the yarn winding process, the needle swinging width of the staggered sewing machine is set to be substantially the same as or slightly larger than the outer diameter of the braid with rubber core. Although the needle swinging width in this step depends on the outer diameter of the braid with rubber core to be used, it is usually about 5 to 6 mm, and it is often unnecessary to change the setting from the stitching step. When the staggered sewing machine is operated while feeding the stitched ends of the braided braided string in the front-rear direction, the upper and lower threads of the zigzag sewing machine are entangled with each other and wrapped around the outer periphery of the end. It is done. Here, the feed amount of the end portion in the front-rear direction is set so as to cover the seam between the end portions and the seam generated by stitching, but is usually about 5 to 6 mm. The feeding of the end portion in the front-rear direction is usually performed manually, but a feeding device of a staggered sewing machine may be used.
[0017]
In the method for manufacturing a braided ring with a rubber core according to the present invention, the staggered width of the needle is changed to 0 on at least one of the two end parts around which the thread is wound around the outer periphery. It is preferable to provide a yarn fixing step for passing the yarn through the sewing machine.
[0018]
By adding the thread fixing step, fraying of the yarn used in the suturing step and the yarn winding step is surely prevented.
[0019]
The type of yarn used in the method for producing a rubber core braid according to the present invention, that is, the upper thread and lower thread of the staggered sewing machine is not particularly limited, but it is necessary to unify the texture of the entire surface of the rubber core braid ring. The lower thread uses the same elastic thread as the wooly nylon thread that constitutes the braid of the rubber core braid, and the upper thread uses a normal sewing thread. This is because if the upper thread is made of an elastic thread, it will not hit the needle hole. In this case, if the upper yarn is pulled strongly in the yarn winding step, the length of the upper yarn to be wound becomes extremely shorter than the length of the lower yarn, so that the upper yarn is not noticeable in appearance. Can be.
[0020]
The rubber cored braid ring manufacturing apparatus according to the present invention is an apparatus for manufacturing the rubber cored braid ring according to the present invention. The staggered sewing machine can swing the needle in the left-right direction, and the staggered sewing machine bed. Disposed and attached to a holding member that holds two ends to be stitched in one or a plurality of braids with a rubber core in a butted manner, and a presser bar provided at an arm tip of a staggered sewing machine, A presser foot that holds the two ends. The holding member has a circular inner peripheral edge and is fixed on the bed, a disk having a long hole extending in the diametrical direction through the central portion and rotatably disposed in the frame, And a substantially rectangular plate slidably disposed in the long hole. By rotating the disk, the disk can take a stitching position where the long hole extends in the left-right direction and a thread winding position where the long hole extends in the front-rear direction. The plate has a needle-passing hole and an insertion groove that extends in the length direction across the needle-passing hole and into which the two end portions are fitted in a butting manner. The presser includes an attachment shaft portion that is attached to the presser bar in a hanging manner, and a presser portion that has a needle drop hole extending in the left-right direction and is provided horizontally at the lower end of the attachment shaft portion. The front and rear edge portions of the needle drop hole on the lower surface of the presser portion are provided with downward projecting portions that press the two end portions when the disc is in the suturing position. In addition, on both front and rear sides of the needle drop hole in the presser portion, rollers are provided for pressing the two end portions when the disk is in the yarn winding position.
[0021]
In the above apparatus, the holding member disk is set to the sewing position, and the two ends to be sutured in the braid with rubber core are fitted into the fitting portion of the plate in abutting manner. By actuating, the two ends are stitched together. Next, the holding member disk is set to the yarn winding position, and the zigzag sewing machine is operated while feeding the plate in the front-rear direction, so that the yarn is wound around the outer periphery of the two stitched ends. . Therefore, according to the above apparatus, the braided ring with rubber core according to the present invention can be manufactured easily and efficiently. Further, in the above device, the presser foot includes a downward projecting portion that presses the two ends when the disk is in the sewing position and the two protrusions when the disk is in the thread winding position. Since the front and rear rollers for pressing the end are provided, the end of the braid with rubber core can be securely pressed in both the suturing process and the thread winding process. Can be done accurately.
[0022]
In the apparatus for manufacturing a braided ring with a rubber core according to the present invention, it is preferable that a presser portion of the presser foot is formed of a transparent material. This makes it possible to perform stitching and thread winding more accurately, and facilitate these operations.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0024]
FIG. 1 shows a first embodiment of a braided ring with rubber core according to the present invention. As shown in FIG. 1 (a), this rubber cored braid ring (1A) has a ring shape by sewing both ends (100) of one rubber core braided string (10) cut to a predetermined length. And the thread (2A) is wound around the outer periphery of the stitched both ends (100) in a covering shape.
[0025]
The thread (2A) wound around the outer periphery of the stitched rubber cored braid ends (100) is the color of the surface of the rubber cored braid (10), that is, the thread constituting the braid (102). Has the same color as the color. Therefore, in the case of the braided ring with rubber core (1A) shown in FIG. 1, the joint portion (10X) is hardly noticeable, and it looks as if it is seamless.
[0026]
FIG. 1A shows an enlarged view of the vicinity of the joint of the braided ring with rubber core (1A). The braid (10) with a rubber core constituting the ring (1A) is formed by knitting a rubber core (101) and a plurality of elastic yarns such as wooly nylon threads so as to cover the rubber core (101). It consists of braid (102).
[0027]
Both ends (100) of the braided cord with rubber core (10) are in contact with each other, so that the thread passes through almost the center of the rubber core (101) portion from the outside of the braided cord (102) portion. Sewn about 10 times. The length of the seam (20) is usually about 5 to 6 mm, although it depends on the dimensions of the braid (10) with rubber core to be used.
[0028]
The seam (S) between the two end portions (100) and the seam (20) generated by the stitching are obscured by the thread (2A) wound around the outer periphery of the both stitched end portions (100). The length of the portion around which the yarn (2A) is wound is usually about 5 to 6 mm. Further, the yarn (2A) prevents the braid (102) from fraying from its end face, and even if it is slightly frayed, it does not appear in the appearance. Further, the thread (2A) prevents the braided ring with rubber core (1A) from breaking at the joint (10X).
[0029]
In this embodiment, the same thread is used as the suture thread and the winding thread. More specifically, two types of yarns composed of an upper thread (21) and a lower thread (22) of the sewing machine are used as the thread. For the upper thread (21), a spun thread or the like generally used as a sewing thread is used. For the lower thread (22), a thread made of the same material as the stretchable thread such as wooly nylon thread constituting the braid (102) is used. The upper thread (21) and the lower thread (22) are wound around the outer peripheral surface of both ends (100) of the braided string (10) with the rubber core so that they are intertwined with each other. ) Is pulled more strongly, the length of the wound upper thread (21) is considerably shorter than the length of the lower thread (22). Therefore, the texture of the surface of the braided ring with rubber core (1A) is almost uniform including the joint (10X) around which the thread (2A) is wound.
[0030]
FIG. 2 shows a second embodiment of the braided ring with rubber core according to the present invention. In the case of the rubber cored braid ring (1B) in FIG. 2, the thread (2B) wound around the outer peripheral surface of both ends (100) of the stitched rubber cored braid (10) is the rubber cored braid (10 ) Surface color, that is, a color of a system different from the color of the yarn constituting the braid. Therefore, in this rubber cored braid ring (1B), the thread (2B) wound around the joint (10X) can be clearly identified, which brings a one-point decorative effect .
[0031]
FIG. 3 shows a third embodiment of the braided ring with rubber core according to the present invention. This rubber core braid ring (1C) has two rubber core braids (10A) (10B) cut at a predetermined length, one end (100A) (100B) and the other end (100A) (100B ) The thread (2B) is formed on the outer periphery of the stitched one end (100A) (100B) and the stitched other end (100A) (100B). Is wound in a covering shape. The two braids with rubber cores (10A) and (10B) have different surface colors. Others are substantially the same as the second embodiment.
[0032]
Next, with reference to FIGS. 4-11, the manufacturing method of a braided ring with a rubber core and the manufacturing apparatus used therefor will be described. In the following description, only the case of manufacturing the rubber cored braid ring (1A) shown in FIG. 1 will be described, but the rubber cored braid ring (1B) (1C) shown in FIGS. In the case of manufacturing, the manufacturing can be performed in substantially the same manner as described below.
[0033]
As shown in FIGS. 4 to 11, the manufacturing apparatus for the braided ring with a rubber core is provided on a staggered sewing machine (5) capable of swinging the needle (50) in the left-right direction and a bed (51) of the staggered sewing machine (5). A holding member (6) that is disposed and holds both ends (100) of the braided cord with rubber core (10) in a butting manner, and a presser bar (shown in the figure) provided at the tip of the arm (52) of the staggered sewing machine (5) And a presser foot (7) that holds both ends (100) of the braided cord (10) with a rubber core attached thereto.
[0034]
As the staggered sewing machine (zigzag sewing machine) (5), since a normal one can be used, detailed illustration and description are omitted. In this embodiment, the feeding device of the staggered sewing machine (5) is removed because it is not used.
[0035]
As shown in FIGS. 4, 5 and 7, the holding member (6) has a circular inner periphery and is fixed on the bed (51). A disk (62) having a long hole (621) that extends and rotatably disposed in the frame (61); and a substantially rectangular plate (63) that is slidably disposed in the long hole (621). It has.
[0036]
The frame (61) is fixed on the bed (51) of the staggered sewing machine (5) by, for example, bolts (not shown). On the inner peripheral surface of the frame (61), a plurality of rollers (611) that are in rolling contact with the outer peripheral surface of the disk (62) are provided at regular intervals. Further, an inward projecting portion (612) whose tip extends to above the edge of the disc (62) is provided near the right front corner of the frame (61).
[0037]
The disc (62) is rotated by about 90 degrees, whereby a sewing position (see FIG. 5) in which the long hole (621) extends in the left-right direction and a bobbin in which the long hole (621) extends in the front-rear direction are provided. An attachment position (see FIG. 7) can be taken.
[0038]
At the edge of the disk (62), a knob (622) for rotating the disk (62) is provided in a rising shape. Further, at the edge of the upper surface of the disk (62), when the disk (62) comes to the yarn winding position, a notch (612a) formed on one edge of the inward protrusion (612). A disc positioning convex portion (623) to be fitted is provided. Furthermore, a thread cutting blade (624) is provided on the upper surface of the disk (62) in the vicinity of one edge of the long hole (621).
[0039]
The long hole (621) of the disk (62) is formed slightly offset from the center of the disk (62) to one edge. A plate sliding range adjusting member (625) is attached to both ends of the long hole (621). The plate sliding range adjusting member (625) is attached to the disc (62) by bolts (B), but the bolt insertion hole (625a) of the member (625) is in the sliding direction of the plate (63). It is a long slot. Therefore, the member (625) is within the range of the length of the bolt insertion hole (625a), and the projecting length of the disk (62) into the long hole (621), and thus the end of the plate (63). The contact position can be changed as appropriate, whereby the sliding range of the plate (63) can be adjusted. Then, by adjusting the sliding range of the plate (63) as described above, the length of the portion around which the thread (2) is wound out of the both ends (100) of the braided cord with rubber core (10) is adjusted. Can do.
[0040]
As shown in detail in FIG. 9, the plate (63) has a needle-passing hole (631) and both ends (100) of the braided cord (10) with a rubber core extending in the length direction across the needle-passing hole (631). Has a fitting groove (632) to be fitted in a butt shape. One end of the fitting groove (632) is open to one end of the plate (63) cut out in a V shape. The other end of the fitting groove (632) opens into a triangular hole (633) formed slightly closer to the other end of the plate (63). Concave portions (634) are formed on both sides of the needle passage hole (631) on the upper surface of the plate (63). In these recesses (634), a roller of a presser foot (7), which will be described later, is accommodated during the suturing process. Further, at the other end of the upper surface of the plate (63), when the disk (62) comes to the sewing position, a notch (612b) formed on the other edge of the inward protruding portion (612). A disc positioning and knob convex portion (635) is provided (see FIGS. 4 to 6) and a tab for sliding the plate (63) in the yarn winding process (see FIGS. 7 and 8). ing.
[0041]
As shown in detail in FIGS. 10 and 11, the presser foot (7) has a mounting shaft portion (71) attached to the presser bar in a hanging manner, and a needle drop hole (722) extending in the left-right direction, and the mounting shaft portion. A pressing portion (72) provided horizontally is provided at the lower end of (71). The mounting shaft portion (71) and the presser portion (72) are configured by a mounting shaft member (710) and a presser member (720) formed separately. Both members (710) and (720) are joined and integrated by screws (73). The holding member (720) is made of a transparent plastic.
[0042]
The front and rear edges of the needle drop hole (721) on the lower surface of the presser foot (72) are the lower sides that hold both ends (100) of the braided cord (01) with the rubber core when the disc (62) is in the suturing position. A protrusion (722) is provided. In addition, on the front and rear sides of the needle drop hole (721) in the presser part (72), there are rollers for pressing both ends (100) of the braided cord (10) with the rubber core when the disk (62) is in the thread winding position. (723) is provided.
[0043]
The rubber-cored braid ring (1A) is manufactured, for example, by the following procedure.
First, as shown in FIG. 4, a braided cord (10) with a rubber core cut to a predetermined length is set on the holding member (6). At this time, the presser (7) is moved upward using a presser lifting / lowering mechanism (not shown) of the staggered sewing machine (5). Further, the disk (62) is set to take a suturing position. Although not shown, in order to fix the disc (62) at the stitching position and the thread winding position, the convex portions (623) (635) on the upper surface of the disc (62) and the upper surface of the plate (63) are used. A fixing hook that is detachably hooked may be provided on the inward projecting portion (612) of the frame (61). Both end portions (100) of the braided cord with rubber core (10) are fitted into the fitting grooves (632) so as to abut against the left and right at the needle position. The needle swinging width (zigzag width) of the staggered sewing machine (5) is normally set to about 5 to 6 mm. Further, in the staggered sewing machine (5), for example, a spun yarn is set as the upper thread (21), and for example, a wooly nylon thread is set as the lower thread (22).
[0044]
In this way, as shown in FIGS. 5 and 6, the presser (7) is lowered, and the butt-like ends (100) of the braided cord (10) with the rubber core at the lower protruding part (722) of the presser part (72). While holding down, the staggered sewing machine (5) is operated and the both ends (100) are sewn together (see FIG. 1 (b)). The needle (50) passes through substantially the center of the rubber core (101) portion of both ends (100) of the braided cord with rubber core. The number of times of sewing, that is, the number of times the needle (50) is swung is usually about 5 to 10 times. In addition, the above-mentioned one set is sufficient for stitching both ends (100) of the rubber cored braid. However, if it is desired to increase the strength, both ends (100) of the rubber cored braid are inserted into the fitting grooves (632). The second set of stitches may be performed in the same manner as described above after rotating about 90 degrees around the horizontal axis in the fitted state.
[0045]
When the sewing process is finished, the presser (7) is once moved upward, and then the disk (62) is rotated 90 degrees in the clockwise direction. Then, as shown in FIGS. 7 and 8, the disk (62) takes a yarn winding position. Thereafter, the presser (7) is lowered, and the two ends (100) of the braided cord (10) with the rubber core are pressed by the two rollers (723) before and after the presser part (72). The needle swinging width (zigzag width) of the staggered sewing machine (5) in the yarn winding process may be set to be approximately the same as or slightly larger than the outer diameter of the braid with rubber core (10). In many cases, the set value in is acceptable.
[0046]
7 and 8, the staggered sewing machine (5) is actuated while the plate (63) is slid in the front-rear direction by gripping the convex part (635) with a finger. Then, the upper thread (21) and the lower thread (22) are wound around the outer periphery of both ends (100) of the braided string with the rubber core so as to be entangled with each other. At this time, if the upper thread (21) made of a different material from the thread constituting the braid (102) is pulled strongly, the length of the upper thread (21) to be wound is compared with the length of the lower thread (22). Can be made extremely short (see FIG. 1B). The sliding distance of the plate (63) is usually about 5 to 6 mm. By these threads (21) and (22), the seam (S) and the seam (20) between the both end portions (100) are covered (see FIG. 1B).
[0047]
Next, the needle swinging width (zigzag width) of the staggered sewing machine (5) is changed to 0, and then the staggered sewing machine (5) is operated without sliding the plate (63). Then, the thread (21) (22) passes through one end portion (100) of the rubber core portion (101) of the both end portions (100) of the rubber core-containing braid (10), whereby the thread stopper is applied.
[0048]
Finally, the upper thread (21) and the lower thread (22) are cut using the thread cutting blade (624) on the upper surface of the disk (62). Thus, the braided ring with rubber core (1A) shown in FIG. 1 is obtained.
[0049]
【Example】
As an example, four types of braided braided rings with rubber cores according to the present invention are prepared, and as a comparative example, a conventional braided braided ring with rubber cores is prepared by bonding both ends of the braided cord with an adhesive. For these, the tensile strength of the joint was tested.
[0050]
Examples 1-4 are braided rings (1A) with a rubber core in the form shown in FIG. 1 and manufactured by the method described above. However, in each Example, the number of times of sewing when sewing both ends (100) of the braided cord with rubber core was set to 3, 5, 10, 5, and 2 sets.
[0051]
The tensile strength test was conducted in accordance with JIS L1095. Specifically, the braided rings with rubber cores of Examples 1 to 4 and the comparative example are cut at a portion other than the joint portion in these so as to be linear, and these joint portions are positioned at the center of the grip. The tensile tester was set and the maximum tensile load at break was measured. The test results are shown in Table 1 below.
[0052]
[Table 1]

[0053]
As shown in Table 1, in Examples 2 to 4 in which the number of times of sewing is 5 or more, a better result than the comparative example is obtained, and it can be seen that the tensile strength of the joint is excellent.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show a first embodiment of a rubber cored braid ring according to the present invention, in which FIG. 1A is a plan view showing the whole rubber cored braid ring, and FIG. 1B is a rubber core braid ring. It is a partially notched top view which expands and shows the junction part vicinity.
FIG. 2 is a plan view showing a second embodiment of the braided ring with rubber core according to the present invention.
FIG. 3 is a plan view showing a third embodiment of a braided ring with rubber core according to the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing a process of setting the braid with rubber core on the holding member of the manufacturing apparatus for the braid ring with rubber core.
FIG. 5 is a perspective view showing a suturing process in which both ends of the rubber core braid are sewn using the rubber core braid ring manufacturing apparatus.
FIG. 6 is a plan view showing a suturing process.
FIG. 7 is a perspective view showing a yarn winding process in which a yarn is wound around the outer periphery of both ends of a stitched rubber core braid using a rubber core braid ring manufacturing apparatus.
FIG. 8 is a plan view showing a yarn winding process.
FIG. 9 is a perspective view showing a plate of a holding member in the apparatus for manufacturing a braided ring with a rubber core.
FIG. 10 is a partially cutaway side view showing the presser of the manufacturing apparatus for the braided ring with rubber core.
FIG. 11 is a bottom view showing the presser of the manufacturing apparatus for the braided ring with rubber core.
[Explanation of symbols]
(1A) (1B) (1C): Braided ring with rubber core
(10) (10A, 10B): Braid with rubber core
(100) (100A, 100B): End of braid with rubber core
(2): Yarn
(21): Upper thread
(22): Lower thread
(5): Staggered sewing machine
(50): Needle (5)
(51): Bed
(52): Arm
(6): Holding member
(61): Frame
(62): Disc
(621): Slotted hole
(63): Plate
(631): Needle hole
(632): Insertion groove
(7): Presser foot
(71): Mounting shaft
(72): Presser part
(721): Needle drop hole
(722): Downward protrusion
(723): Laura

Claims

One or a plurality of braids with rubber cores (10) (10A, 10B) with the ends (100) (100A, 100B) facing each other, the center of these rubber cores (101) is almost threaded together are formed in a ring shape by Rukoto is stitched from the outside of the braid (102) portion so as to pass is sutured end (100) (100A, 100B) yarns (2) of the enclosed type to the outer periphery of the A braided ring with a rubber core wrapped around it.

A method for producing the rubber cored braid ring according to claim 1,
Two ends (100) to be sewn in one or a plurality of braids with rubber cores (10) are placed on the bed (51) of a staggered sewing machine (5) that can swing the needle (50) in the left-right direction. A stitching step that is arranged in a laterally butted manner and is sutured by the staggered sewing machine (5),
The two stitched ends (100) are turned on the bed (51) in a front-rear butting manner and sent in the front-rear direction, while the outer periphery of these (100) is threaded by the staggered sewing machine (5). A method for producing a braided ring with a rubber core, comprising a yarn winding step of winding (2) in a covering state.

An apparatus for manufacturing the braided ring with rubber core according to claim 1,
A staggered sewing machine (5) that can swing the needle (50) in the left-right direction, and a suture in one or a plurality of braids (10) with a rubber core disposed on the bed (51) of the staggered sewing machine (5) The two end portions attached to the holding member (6) for holding the two end portions (100) to be butted together and the presser bar provided at the tip of the arm (52) of the staggered sewing machine (5) With presser foot (7) to hold (100)
The holding member (6) has a frame (61) having a circular inner peripheral edge and fixed on the bed (51), and a long hole (621) extending in the diametrical direction through the center portion, and the frame (61) is provided with a disk (62) rotatably arranged in the slot (621) and a substantially rectangular plate (63) slidably arranged in the long hole (621). By rotating, the stitching position in which the long hole (621) extends in the left-right direction and the thread winding position in which the long hole (621) extends in the front-rear direction can be taken. ) Has a needle-passing hole (631) and a fitting groove (632) extending in the length direction across the needle-passing hole (631) and into which the two end portions (100) are fitted in abutment. And
The presser foot (7) has a mounting shaft portion (71) attached to the presser bar in a hanging manner and a needle drop hole (721) extending in the left-right direction, and is provided horizontally at the lower end of the mounting shaft portion (71). A presser part (72), and at the front and rear edges of the needle drop hole (721) on the lower surface of the presser part (72), when the disc (62) is in the suturing position, the two end parts (100 ) Is provided on both the front and rear sides of the needle drop hole (721) in the presser part (72), and the two discs (62) are in the thread winding position. An apparatus for manufacturing a braided ring with a rubber core, provided with a roller (723) for pressing the end (100).