JP3802828B2

JP3802828B2 - Separation tool for optical fiber ribbon

Info

Publication number: JP3802828B2
Application number: JP2002067460A
Authority: JP
Inventors: 史紀中嶋; 文樹細井; 徹也安冨; 昌憲服部; 雅美原; 周助清末
Original assignee: THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.; Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.; Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 2002-03-12
Filing date: 2002-03-12
Publication date: 2006-07-26
Anticipated expiration: 2022-03-12
Also published as: JP2003262738A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブル内に収容された多心線からなる光ファイバテープ心線を個々の光ファイバ心線に分離する方法、及びその分離方法に使用する分離工具セットに関する。
【０００２】
【背景技術】
【０００３】
従来、光ファイバテープ心線(以下、適宜「テープ心線」と略称する)の分離は、光ファイバ同士の接続やコネクタの接続等のために行なわれることが一般的であった。しかし、最近、実際に使用されている光ファイバ心線を含むテープ心線をケーブル内から取り出し、未使用の光ファイバ心線に分離する作業が必要となってきている。
【０００４】
このような分離作業は、図７に示すような分離工具５０を用い、テープ心線の一部を分離して行なわれる。この分離工具５０は、テープ心線を上部材５１と下部材５２で挟み込み、溝状の収容部５３（溝状部５３）に収容したまま長手方向に移動させることにより、溝状部内に設けられた分割刃（図示せず）により、テープ心線を単心のファイバ心線に分割するものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図８に示す様に、分離作業においては上部材５１と下部材５２によりテープ心線５８を挟みながら長手方向に移動させる操作の際に、分離工具５０の傾きにより、分離工具５０のテープ心線押え部分の淵部５５で局所的に曲げられる場合がある。この場合、溝状部５３の端部５４（図１）が鋭角である場合には淵部５５が鋭角となり、鋭角なエッジによりテープ心線５８が局所的に強くまげられた状態(以下「局所曲げ」と称する)が発生する場合がある。光ファイバ心線に光信号を伝送した状態で分離作業を行なう場合には、このような局所曲げが伝送損失増加を引き起こすという問題がある。
【０００６】
従来の分離工具５０を用い、例えばクロージャ内等限られた空間内に収容されたテープ心線の分離作業を行なう場合、分離工具５０が各種部材と干渉する等の理由によりどうしても傾いてしまうため、テープ心線に局所曲げを発生しないように作業を行なうことは非常に困難であった。
【０００７】
また、上下の部材５１、５２によりテープ心線５８を挟むときに、上部材５１と下部材５２の係合ズレをなくすことにより、テープ心線５８を適正な位置で挟むため、図７に示すようなテープ心線ガイドピン兼用の嵌合ピン５６及び嵌合穴５７を設けた構造となっているものもある。しかし、上下部材の挟持機構５９に多少のゆるみがあると、嵌合ピン５６と嵌合穴５７の係合位置にズレが生じることがある。このようなズレが発生した場合には、嵌合ピン５６の先端部の形状が平面に加工されているために、嵌合ピン５６と嵌合穴５７が整合せず、テープ心線５８を適正に挟むことができなくなるなどの問題がある。
【０００８】
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、光信号を伝送中の光ファイバテープ心線であっても、光ファイバテープ心線を確実かつ容易な作業を行なうことができる光ファイバテープ心線の分離工具を提供することをその目的の一つとする。さらに本発明は、光信号を伝送中の光ファイバテープ心線のであっても、伝送損失増加を与えることなく光ファイバテープ心線を単心に分離可能な光ファイバテープ心線の分離工具を提供することをその目的の一つとする。また、本発明はテープ心線を確実かつ正確に挟み込むことのできる光ファイバテープ心線の分離工具を提供することをその目的の一つとする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、テープ心線を位置決めする溝状部の入口部及び出口の端部を所定の曲率で形成することにより、分離時の曲げによる伝送損失の増加を抑え、上記課題を解決する。また、本発明は、溝状部の深さを所定の範囲内とすることにより、テープ心線を確実に単心線に分離することができる分離工具により、上記目的を達成する。以下に、本発明の分離工具の実施態様を示す。
【００１０】
本発明の第一の態様にかかる光ファイバテープ心線分離工具は、複数の光ファイバ心線を平面的に配列し一体的に被覆した多心線からなる光ファイバテープ心線を、単心の光ファイバ心線に分離する工具であって、（ａ）第１の部材と第２の部材を当接させることにより光ファイバテープ心線を挟み込み長手方向に摺動可能に保持する保持部材と、（ｂ）第１の部材または第２の部材の少なくともいずれか一方に配設され、光ファイバテープ心線を位置決めする、少なくとも入口部及び出口部の端部が所定の曲率をもって形成された溝状部と、（ｃ）第１の部材または第２の部材の少なくとも一方に設けられ、溝状部に位置決めされる光ファイバテープ心線に向かって突出し、溝状部を通過させることにより光ファイバテープ心線を単心の光ファイバ心線に分離する分割刃とを備え、溝状部の端部の曲率半径が、０．３ｍｍ以上０．５ｍｍ以下であることを特徴とする。
【００１１】
この態様では、溝状部の出入口部の端部を所定の曲率を持って形成しているので、光ファイバに光信号を伝送した状態で分離作業を行う場合であっても、極所曲げにより伝送損失増加を引き起こすということを抑制することが可能となる。さらに、曲率半径を０．３ｍｍ以上にすることにより、伝送損失増加をより効果的に抑制可能である。
【００１３】
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線分離工具は、複数の光ファイバ心線を平面的に配列し一体的に被覆した多心線からなる光ファイバテープ心線を、単心の光ファイバ心線に分離する工具であって、（ａ）第１の部材と第２の部材を当接させることにより光ファイバテープ心線を挟み込み長手方向に摺動可能に保持する保持部材と、（ｂ）第１の部材または第２の部材の少なくともいずれか一方に配設され、光ファイバテープ心線を位置決めする、少なくとも入口部及び出口部の端部が所定の曲率をもって形成された溝状部と、（ｃ）第１の部材または第２の部材の少なくとも一方に設けられ、溝状部に位置決めされる光ファイバテープ心線に向かって突出し、溝状部を通過させることにより光ファイバテープ心線を単心の光ファイバ心線に分離する分割刃とを備え、第１の部材または第２の部材の少なくとも一方に設けられた溝状部は、深さが０．１７ｍｍ以上であり、テープ心線の厚さを僅かに超える深さ以下であることを特徴とする。溝状部の出入口部の端部を所定の曲率を持って形成しているので、光ファイバに光信号を伝送した状態で分離作業を行う場合であっても、極所曲げにより伝送損失増加を引き起こすということを抑制することが可能となる。さらに、溝状部の深さを、少なくとも０．１７ｍｍ以上の深さとすることにより、作業時にテープ心線が溝状部から脱落すること及び位置決めのズレを効果的に抑制可能となる。また、溝状部の深さを、テープ心線の厚さを僅かに超える深さ以下にすることにより、分離刃によるテープ心線の分割をより確実にすることが可能なる。
【００１４】
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線分離工具は、溝状部の深さが、０．３３ｍｍ以下であることを特徴とする。溝状部の深さを０．３３ｍｍ以下とすることにより、厚さ０．３２ｍｍの４心線からなる一般的な光ファイバテープ心線をより確実に分離することができる。
【００１５】
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線分離工具は、第１の部材及び第２の部材が、溝状部に光ファイバ心線を挟み込み位置決めしたときに、溝状部を包摂する溝状部近傍の一部の係合面のみが当接することを特徴とする。この態様により、第１の部材と第２の部材の間にごみ等が挟まることを抑制することが可能であり、テープ心線の挟み込み及び位置決めをより確実にすることが可能となる。
【００１６】
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線分離工具は、第１の部材または第２の部材のいずれか一方に先端部が曲面の補助嵌合ピンを設け、他方の第１の部材または第２の部材に補助嵌合ピンに対応する補助嵌合穴を設けたことを特徴とする。この態様は、先端部が丸い局面となっているため、第１の部材及び第２の部材の取りつけ状態に多少の緩みがあっても、両部材を閉じたときに補助嵌合ピンの曲面先端部が補助嵌合穴に挿入され、自己整合作用により、両部材を正確に位置決め可能となる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図１から図６を用いて説明する。図１は、本発明の第１の実施例にかかる光ファイバテープ心線分離工具１０を示す斜視図である。図１の分離工具１０は、第１の部材１１と第２の部材１２とが交差した状態で、ほぼ中央位置に設けられた軸１３に回転可能に固定された構成となっている。第１の部材１１及び第２の部材１２の先端部分には溝状部１６、１７が設けられており、第１の部材１１と第２の部材１２が閉じられて先端部が当接したときに溝状部１６と１７の開口部が当接して、溝状部１６，１７の内部に光ファイブテープ心線が位置決めされた状態で保持される。
【００１８】
光ファイバテープ心線を単心線に分離する際には第１の部材１１、第２の部材１２を閉じて、溝状部１６、１７内にテープ心線を収容し、テープ心線を長手方向に摺動可能に保持する。テープ心線を単心の光ファイバ心線に分離する場合、溝状部１６、１７内にテープ心線を収容し保持した状態で、テープ心線が溝状部１６、１７を通過するように、分離工具またはテープ心線を動かす。
【００１９】
１４は、第１の部材１１と第２の部材１２の位置合わせを行なうための補助嵌合ピンであり、２４は補助嵌合ピン１４が入る補助嵌合穴である。１５は上下の溝状部１６と１７をさらに正確に位置合わせするための嵌合ピンであり、第２の部材には、対応する位置に嵌合穴２５が設けられている。４本の嵌合ピン１５は、テープ心線を溝状部に誘導する簡易ガイドの機能も有している。補助嵌合ピン１４の先端は丸みを帯びた形状となっており、補助嵌合穴２４への挿入を通じて、第１の部材と第２の部材の緩みによるズレを補正する、自己整合作用を有する。嵌合ピン１５の先端を丸くすることも可能であるが、丸くしない場合には、嵌合ピン１５の突出量を、補助嵌合ピン１４より、やや短くすることが望ましい。
【００２０】
図２は、第１図の分離工具１０をＡ方向からみた状態の概略を示す正面図である。図２中に破線で示す溝状部１６，１７からわかるように、本実施例では、溝状部１６，１７の左右の入口部１８、出口部１９の端部が溝の深さ方向に曲率半径Ｒ１をもって構成されている。このように曲率Ｒ１を設けることにより、テープ心線を移動させる際に図５に示すように曲げたとしても、テープ心線に強いダメージを与えることが少なくなる。よって、分離工具１０を用いれば、例えばクロージャ内等限られた空間内に収容されたテープ心線の分離作業を行なう場合、当該テープ心線が活線状態であっても、強いダメージを与えることなくテープ心線の分離作業を行なうことができる。。
【００２１】
図３は、第１の部材１１と第２の部材１２の先端部分を、図１のＢ方向とＣ方向から見た図を横に並べて記載した平面図である。この図から、溝状部１６，１７の入口部１８、出口部１９の端部が溝の幅方向に曲率半径Ｒ２のカーブをもって構成されていることがわかる。これにより、分離作業時のテープ心線に対するダメージを、さらに抑制することが可能となる。また、図３に破線２９でしめすように、分離工具１０の先端部のエッジを丸くすることにより、テープ心線分離作業中に、他のテープ心線等を傷つけることを抑制することができる。
【００２２】
また、図３からわかるように、上下の溝状部１６、１７内には、テープ心線を分割するための分割刃３１、及び３２が、それぞれ対応する位置に３本ずつ設けられている。テープ心線が溝状部内を通過したときに、この分割刃３１、３２によりテープ心線が加傷され、分離される。
【００２３】
図４は、分離工具１０にテープ心線５８を挟み込み溝状部１６、１７内を通過させて、テープ心線５８を分離する操作のイメージ図である。テープ心線５８が図４の右方向から左方向に移動することにより、テープ心線５８に分割刃３１、３２により切込み３６から３８が入れられ、単心線に分離される。
【００２４】
図５は、図１の分離工具１０の第１の部材１１と第２の部材１２を閉じた状態の一部を示す右側面図である。図７の分離工具５０のように、上部材５１と下部材５２を閉じたときに内側の面全体が当接する構造では、皮膜樹脂等のごみ６０が挟まると、ごみ６０の厚みで上部材５１と下部材５２を閉じることができなくなる。図１の本発明の一実施例にかかる分離工具１０では、第１の部材１１と第２の部材１２は溝状部１６，１７を取り囲む先端部分のみで当接し、当接部以外は隙間２８ができるように構成されている。これにより、ごみ６０が挟まっても、先端部は適切にテープ心線を挟むことが可能となる。
【００２５】
次に本発明の特徴の一つである端部の曲率を規定する曲率半径Ｒ１、Ｒ２について、さらに詳しく説明する。表１は、溝状部の端部の曲率半径Ｒ１，Ｒ２（図２、３参照）を変化させて分離作業をしたときの、光ファイバ心線の伝送損失増加の変化についての測定結果を示す。測定には、４心線テープを４００ｍｍ分離する作業を、分離工具１０(図１)の溝状部１６，１７のＲ１，Ｒ２を変えて行った。試験光として波長１．５５μｍの光を使用し、伝送損失増加が１ｄＢ以下のものを合格（○）とし、１ｄＢ以上のものを不合格(×)とした。
【００２６】
【表１】

【００２７】
表１からわかるように、Ｒ１及びＲ２ともに０．３ｍｍ以上のときに、伝送損失増加を１ｄＢ以下に抑えることができることがわかる。
【００２８】
表２は、溝状部１６，１７の深さを変えた分離工具１０を使用した場合の、テープ心線のはずれ易さを測定した結果を示す。評価のための実験方法を図６に示す。第１の部材１１または第２の部材１２のいずれか一方を測定台の上に載せて、その溝状部に、厚さ０．３２ｍｍ、幅１．１２ｍｍの４心のテープ心線を沿わせる。テープ心線は、分離工具１０の溝状部の入口部１８及び出口部１９からそれぞれ１０ｃｍの位置を粘着テープ４１、４２により固定した。その状態で、分離工具１０の第１の部材１１または第２の部材１２を前後に１０ｍｍ程度動かした。この評価実験で、テープ心線が溝状部からはずれないものを合格（○）とし、はずれるもの不合格（×）とした。
【００２９】
【表２】

【００３０】
表２からわかるように、溝状部の深さは、片側を０．１７ｍｍ以上にすることが好ましい。また、０．３３ｍｍより大きいと、テープ心線の厚みより溝状部の深さが大きくなり過ぎて、分離刃が確実にテープ心線に挿入されず、テープ心線が分離されない場合が発生する。本実験に使用した４心のテープ心線を分離する分離工具では、溝状部の深さは０．３３ｍｍ以下であることが好ましい。分離対象となるテープ心線の厚さが異なる場合、溝の深さは、上下の溝状部の深さは、少なくともテープ心線の厚さより僅かに超える程度以下にするのが好ましい。
【００３１】
さらに、溝の深さを前記のように構成すれば、分離工具の先端部を小型化することが可能となり、限られた空間内に収容されたテープ心線の分離作業の作業性を向上させることもできる。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、本発明は、テープ心線を位置決めする溝状部の入口部及び出口の端部を所定の曲率で形成することにより、分離時の曲げによる伝送損失の増加を抑えることが可能となる。また、本発明は、溝状部の深さを０．１７ｍｍ以上とすることにより、分離作業に際して、テープ心線の位置決めを安定させることができる。さらに溝状部の深さをテープ心線の厚さを僅かに超える値以下の分離工具とすることにより、より確実に単心線への分離が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例にかかる光ファイバテープ心線分離工具１０を示す斜視図である。
【図２】第１図の分離工具をＡ方向からみた状態の概略を示す正面図である。
【図３】第１の部材と第２の部材の先端部分を、図１のＢ方向とＣ方向から見た図を横に並べて記載した平面図である。
【図４】分離工具にテープ心線を挟み込み、溝状部内を通過させて、テープ心線を分離する操作を行なっている状態を示すイメージ図である。
【図５】図１の分離工具の第１の部材と第２の部材を閉じた状態の一部を示す側面図である。
【図６】表２の結果を作成する際に使用した、テープ心線のはずれ易さを評価するための実験方法を説明するための図である。
【図７】連続するテープ心線をケーブルから取りだし、その一部を分離するための分離工具の一例を示す斜視図である。
【図８】分離作業においては上部材と下部材によりテープ心線を挟みながら長手方向に移動させる操作の際に、分離工具の傾きにより、局所曲げが発生することを説明するためのイメージ図である。
【符号の説明】
１０本発明の一実施例にかかる分離工具
１１第１の部材
１２第２の部材
１３回転軸
１４補助嵌合部材
１５ガイドピン兼用嵌合ピン
１６、１７、溝状部
１８溝状部入口
１９溝状部出口
２４補助嵌合穴
２５嵌合穴
３１、３２分割刃
３６〜３８分割用切込み
４１、４２粘着テープ
５１上部材
５２下部材
５３従来の溝状部
５５淵部
５８光ファイバテープ心線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for separating an optical fiber tape core consisting of multi-core wires housed in a cable into individual optical fiber core wires, and a separation tool set used for the separation method.
[0002]
[Background]
[0003]
Conventionally, separation of optical fiber ribbons (hereinafter abbreviated as “tape ribbons” as appropriate) has been generally performed for connection between optical fibers, connection of connectors, and the like. However, recently, it has become necessary to take out a tape core wire including an optical fiber core wire actually used from the cable and separate it into an unused optical fiber core wire.
[0004]
Such a separation operation is performed by separating a part of the tape core wire using a separation tool 50 as shown in FIG. The separating tool 50 is provided in the groove-shaped portion by sandwiching the tape core wire between the upper member 51 and the lower member 52 and moving the tape in the longitudinal direction while being accommodated in the groove-shaped accommodating portion 53 (groove-shaped portion 53). The tape core is divided into single fiber cores by a split blade (not shown).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, as shown in FIG. 8, in the separation operation, the tape of the separation tool 50 is tilted by the inclination of the separation tool 50 during the operation of moving the tape core wire 58 between the upper member 51 and the lower member 52 in the longitudinal direction. There is a case where it is locally bent at the collar portion 55 of the core wire pressing portion. In this case, when the end portion 54 (FIG. 1) of the groove-like portion 53 has an acute angle, the flange portion 55 has an acute angle, and the tape core wire 58 is locally strongly bent by the acute edge (hereinafter referred to as “local”). Sometimes referred to as “bending”). In the case of performing the separation work in a state where an optical signal is transmitted to the optical fiber core wire, there is a problem that such local bending causes an increase in transmission loss.
[0006]
When performing separation work of a tape core wire accommodated in a limited space such as in a closure using the conventional separation tool 50, the separation tool 50 is inevitably inclined because of interference with various members. It was very difficult to work so as not to cause local bending in the tape core wire.
[0007]
Further, when the tape core wire 58 is sandwiched between the upper and

lower members

51, 52, the engagement between the upper member 51 and the lower member 52 is eliminated, so that the tape core wire 58 is sandwiched at an appropriate position, as shown in FIG. Some of them have a structure in which a fitting pin 56 and a fitting hole 57 that are also used as a tape core wire guide pin are provided. However, if the upper and lower member clamping mechanism 59 is slightly loosened, the engagement position between the fitting pin 56 and the fitting hole 57 may be displaced. When such a deviation occurs, the shape of the tip portion of the fitting pin 56 is processed into a flat surface, so that the fitting pin 56 and the fitting hole 57 are not aligned, and the tape core wire 58 is properly aligned. There are problems such as being unable to pinch.
[0008]
The present invention has been made in view of the above problems, and an optical fiber capable of reliably and easily performing an operation of the optical fiber ribbon even if it is an optical fiber ribbon that is transmitting an optical signal. It is an object of the present invention to provide a tape core separating tool. Furthermore, the present invention provides an optical fiber ribbon separating tool capable of separating an optical fiber ribbon into a single core without increasing transmission loss even if the optical fiber ribbon is transmitting an optical signal. One of its purposes is to do. Another object of the present invention is to provide an optical fiber tape core separating tool that can securely and accurately sandwich the tape core wire.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention solves the above problems by suppressing the increase in transmission loss due to bending during separation by forming the inlet and outlet ends of the groove-like portion for positioning the tape core wire with a predetermined curvature. Moreover, this invention achieves the said objective with the separation tool which can isolate | separate a tape core wire into a single core wire reliably by making the depth of a groove-shaped part into a predetermined range. Below, the embodiment of the separation tool of the present invention is shown.
[0010]
An optical fiber ribbon separation tool according to a first aspect of the present invention provides a single-fiber optical fiber ribbon comprising a plurality of optical fibers arranged in a plane and covered integrally. A tool for separating an optical fiber core, and (a) a holding member that holds the optical fiber tape core in contact with the first member and the second member so as to be slidable in the longitudinal direction; (B) A groove formed in at least one of the first member and the second member, which positions the optical fiber ribbon and at least the end portions of the inlet portion and the outlet portion are formed with a predetermined curvature. And (c) an optical fiber tape that is provided on at least one of the first member and the second member and protrudes toward the optical fiber ribbon positioned at the groove-shaped portion and passes through the groove-shaped portion. Single-core light And a split blade for separating the Aiba core, the radius of curvature of the end portion of the groove portion, characterized in that at 0.3mm or 0.5mm or less.
[0011]
In this aspect, since the end portion of the entrance / exit portion of the groove-like portion is formed with a predetermined curvature, even when the separation operation is performed in a state where the optical signal is transmitted to the optical fiber, It is possible to suppress an increase in transmission loss. Furthermore, an increase in transmission loss can be more effectively suppressed by setting the curvature radius to 0.3 mm or more.
[0013]
According to another aspect of the present invention, there is provided an optical fiber ribbon separation tool comprising a plurality of optical fiber cores arranged in a plane and integrally coated with an optical fiber ribbon comprising a plurality of optical fibers. A tool for separating into a fiber core, wherein (a) a holding member that slidably holds the optical fiber tape core in a longitudinal direction by bringing the first member and the second member into contact with each other; b) A groove-shaped portion that is disposed on at least one of the first member and the second member and positions the optical fiber ribbon, and at least the end portions of the inlet portion and the outlet portion are formed with a predetermined curvature. And (c) an optical fiber tape core that is provided on at least one of the first member and the second member, protrudes toward the optical fiber ribbon positioned at the groove portion, and passes through the groove portion. A single optical fiber line A grooved portion provided on at least one of the first member and the second member has a depth of 0.17 mm or more, and the thickness of the tape core wire is determined. The depth is slightly less than the depth. Since the end of the entrance and exit of the groove-like part is formed with a predetermined curvature, even if the separation work is performed with the optical signal transmitted to the optical fiber, the transmission loss increases due to the bending of the pole. It is possible to suppress the cause. Further, by setting the depth of the groove-shaped portion to at least 0.17 mm or more, it is possible to effectively suppress the tape core wire from dropping from the groove-shaped portion and the displacement of the positioning during operation. Further, by making the depth of the groove-like portion not more than the depth slightly exceeding the thickness of the tape core wire, it is possible to more reliably divide the tape core wire by the separating blade.
[0014]
The optical fiber tape core wire separating tool according to another aspect of the present invention is characterized in that the depth of the groove-shaped portion is 0.33 mm or less. By setting the depth of the groove-like portion to 0.33 mm or less, a general optical fiber ribbon made of four cores having a thickness of 0.32 mm can be more reliably separated.
[0015]
An optical fiber ribbon separation tool according to another aspect of the present invention provides a groove that includes a groove portion when the first member and the second member are positioned by sandwiching the optical fiber core wire in the groove portion. It is characterized in that only a part of the engaging surface in the vicinity of the shape part abuts. According to this aspect, it is possible to prevent dust and the like from being sandwiched between the first member and the second member, and it is possible to more reliably sandwich and position the tape core wire.
[0016]
An optical fiber ribbon separating tool according to another aspect of the present invention provides an auxiliary fitting pin having a curved tip at one of the first member and the second member, and the other first member or An auxiliary fitting hole corresponding to the auxiliary fitting pin is provided in the second member. In this aspect, since the tip portion is rounded, even if there is some looseness in the mounting state of the first member and the second member, the curved tip end of the auxiliary fitting pin when both members are closed The part is inserted into the auxiliary fitting hole, and both members can be accurately positioned by the self-aligning action.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a perspective view showing an optical fiber ribbon separating tool 10 according to a first embodiment of the present invention. The separation tool 10 in FIG. 1 is configured to be rotatably fixed to a shaft 13 provided at a substantially central position in a state where the first member 11 and the second member 12 intersect each other. When the first member 11 and the second member 12 are provided with groove-

like portions

16 and 17 at the distal end portions thereof, the first member 11 and the second member 12 are closed and the distal end portions come into contact with each other. The opening portions of the

groove portions

16 and 17 are brought into contact with each other, and the optical fiber tape core wire is held in the

groove portions

16 and 17 while being positioned.
[0018]
When the optical fiber ribbon is separated into single fibers, the first member 11 and the second member 12 are closed, the tape wires are accommodated in the

groove portions

16 and 17, and the tape wires are elongated. Hold slidable in the direction. When the tape core is separated into a single optical fiber core, the tape core passes through the

grooves

16 and 17 in a state where the tape core is accommodated and held in the

grooves

16 and 17. Move the separation tool or tape core.
[0019]
Reference numeral 14 denotes an auxiliary fitting pin for aligning the first member 11 and the

second member

12, and 24 denotes an auxiliary fitting hole into which the auxiliary fitting pin 14 is inserted. Reference numeral 15 denotes a fitting pin for aligning the upper and

lower groove portions

16 and 17 more accurately, and the second member is provided with a fitting hole 25 at a corresponding position. The four fitting pins 15 also have a function of a simple guide for guiding the tape core wire to the groove portion. The tip of the auxiliary fitting pin 14 has a rounded shape, and has a self-aligning action that corrects a displacement caused by loosening of the first member and the second member through insertion into the auxiliary fitting hole 24. . Although it is possible to round the tip of the fitting pin 15, it is desirable to make the protruding amount of the fitting pin 15 slightly shorter than the auxiliary fitting pin 14 when not rounding.
[0020]
FIG. 2 is a front view showing an outline of a state in which the separation tool 10 of FIG. 1 is viewed from the A direction. As can be seen from the

groove portions

16 and 17 shown by broken lines in FIG. 2, in this embodiment, the left and right inlet portions 18 and the end portions of the outlet portions 19 of the

groove portions

16 and 17 are curved in the depth direction of the groove. It is configured with a radius R1. By providing the curvature R1 in this manner, even if the tape core wire is bent as shown in FIG. 5, it is less likely to cause strong damage to the tape core wire. Therefore, if the separation tool 10 is used, for example, when performing separation work of a tape core accommodated in a limited space such as in a closure, even if the tape core is in a live state, it causes strong damage. The tape core can be separated. .
[0021]
FIG. 3 is a plan view illustrating the distal end portions of the first member 11 and the second member 12 arranged side by side as viewed from the B direction and the C direction in FIG. From this figure, it can be seen that the end portions of the inlet portion 18 and the outlet portion 19 of the groove-

like portions

16 and 17 are configured with a curve having a radius of curvature R2 in the width direction of the groove. Thereby, it is possible to further suppress damage to the tape core wire during the separation operation. In addition, as shown by the broken line 29 in FIG. 3, by rounding the edge of the tip of the separating tool 10, it is possible to suppress damage to other tape cores and the like during the tape core separating operation.
[0022]
Further, as can be seen from FIG. 3, in the upper and lower groove-

like portions

16, 17, three dividing

blades

31 and 32 for dividing the tape core wire are provided at corresponding positions. When the tape core wire passes through the groove-shaped portion, the tape core wire is damaged and separated by the

split blades

31 and 32.
[0023]
FIG. 4 is an image diagram of an operation of separating the tape core wire 58 by inserting the tape core wire 58 into the separating tool 10 and passing the tape through the groove-shaped

portions

16 and 17. When the tape core wire 58 moves from the right direction to the left direction in FIG. 4, the cuts 36 to 38 are made in the tape core wire 58 by the

split blades

31 and 32 and separated into single core wires.
[0024]
FIG. 5 is a right side view illustrating a part of the separation tool 10 of FIG. 1 in a state where the first member 11 and the second member 12 are closed. In the structure in which the entire inner surface abuts when the upper member 51 and the lower member 52 are closed as in the separation tool 50 in FIG. 7, when the dust 60 such as a coating resin is sandwiched, the upper member 51 has the thickness of the dust 60. And the lower member 52 cannot be closed. In the separation tool 10 according to the embodiment of the present invention shown in FIG. 1, the first member 11 and the second member 12 are in contact with each other only at the tip portions surrounding the groove-

like portions

16 and 17, and the gap 28 is provided except for the contact portions. It is configured to be able to. Thereby, even if the dust 60 is pinched, the tip portion can appropriately pinch the tape core wire.
[0025]
Next, the curvature radii R1 and R2 that define the curvature of the end, which is one of the features of the present invention, will be described in more detail. Table 1 shows the measurement results for the change in the transmission loss of the optical fiber core when the separation work is performed by changing the radii of curvature R1, R2 (see FIGS. 2 and 3) of the end of the groove-like portion. . For the measurement, an operation of separating the 4-core tape by 400 mm was performed by changing R1 and R2 of the

groove portions

16 and 17 of the separation tool 10 (FIG. 1). Light having a wavelength of 1.55 μm was used as test light, and a transmission loss increase of 1 dB or less was accepted (◯), and 1 dB or more was rejected (x).
[0026]
[Table 1]

[0027]
As can be seen from Table 1, when R1 and R2 are both 0.3 mm or more, it is understood that an increase in transmission loss can be suppressed to 1 dB or less.
[0028]
Table 2 shows the results of measuring the ease with which the tape core wire is detached when using the separation tool 10 in which the depths of the

groove portions

16 and 17 are changed. An experimental method for evaluation is shown in FIG. Either one of the first member 11 and the second member 12 is placed on a measurement table, and a 4-core tape core wire having a thickness of 0.32 mm and a width of 1.12 mm is placed along the groove-like portion. . The tape core wire was fixed with

adhesive tapes

41 and 42 at positions 10 cm from the inlet portion 18 and the outlet portion 19 of the groove-shaped portion of the separation tool 10, respectively. In that state, the first member 11 or the second member 12 of the separation tool 10 was moved about 10 mm back and forth. In this evaluation experiment, the case where the tape core wire did not come off from the groove-like portion was judged as pass (◯), and the case where the tape core wire was missed was judged as failure (x).
[0029]
[Table 2]

[0030]
As can be seen from Table 2, the depth of the groove portion is preferably 0.17 mm or more on one side. On the other hand, if it is larger than 0.33 mm, the depth of the groove-like portion becomes too larger than the thickness of the tape core, and the separation blade is not surely inserted into the tape core and the tape core is not separated. . In the separation tool that separates the 4-core ribbons used in this experiment, the depth of the groove-shaped portion is preferably 0.33 mm or less. In the case where the thicknesses of the tape cores to be separated are different, the depth of the groove is preferably set to be less than or equal to the depth of the upper and lower groove portions at least slightly exceeding the thickness of the tape core.
[0031]
Furthermore, if the depth of the groove is configured as described above, the tip of the separation tool can be reduced in size, and the workability of the separation work of the tape core accommodated in the limited space is improved. You can also.
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the present invention can reduce transmission loss due to bending during separation by forming the inlet portion and the outlet end portion of the groove-like portion for positioning the tape core wire with a predetermined curvature. The increase can be suppressed. Further, in the present invention, by setting the depth of the groove-shaped portion to 0.17 mm or more, the positioning of the tape core wire can be stabilized during the separation operation. Furthermore, by using a separation tool in which the depth of the groove-like portion is not more than a value slightly exceeding the thickness of the tape core wire, separation into a single core wire can be performed more reliably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an optical fiber ribbon separating tool 10 according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view schematically showing a state in which the separation tool of FIG. 1 is viewed from the A direction.
FIG. 3 is a plan view in which the front end portions of the first member and the second member are shown side by side as viewed from the B direction and the C direction in FIG. 1;
FIG. 4 is an image view showing a state in which an operation for separating a tape core wire is performed by inserting the tape core wire into a separating tool and passing it through a groove-shaped portion.
FIG. 5 is a side view showing a part of the separating tool of FIG. 1 in a state where the first member and the second member are closed.
6 is a diagram for explaining an experimental method for evaluating the ease of disconnection of a tape core wire used in creating the results of Table 2. FIG.
FIG. 7 is a perspective view showing an example of a separation tool for taking a continuous tape core wire from a cable and separating a part thereof.
FIG. 8 is an image diagram for explaining that local bending occurs due to the inclination of the separation tool during an operation of moving in the longitudinal direction while sandwiching the tape core wire between the upper member and the lower member in the separation operation. .
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Separation tool 11 concerning 1 Example of this invention 1st member 12 2nd member 13 Rotating shaft 14 Auxiliary fitting member 15 Guide pin combined

fitting pins

16 and 17, Groove part 18 Groove part inlet 19 Groove Outlet 24 Auxiliary fitting hole 25 Fitting holes 31, 32 Dividing blades 36-38

Dividing cuts

41, 42 Adhesive tape 51 Upper member 52 Lower member 53 Conventional grooved portion 55 Gutter portion 58 Optical fiber tape core wire

Claims

A tool for separating an optical fiber tape core wire composed of a multi-core wire in which a plurality of optical fiber core wires are arranged in a plane and covered integrally, into a single optical fiber core wire,
(A) a holding member that slidably holds the optical fiber ribbon in a longitudinal direction by bringing the first member and the second member into contact with each other;
(B) At least one end portion of the entrance portion and the exit portion that is disposed on at least one of the first member and the second member and positions the optical fiber ribbon is formed with a predetermined curvature. Grooved part,
(C) Providing at least one of the first member or the second member and projecting toward the optical fiber tape core wire positioned in the groove-like portion, and passing through the groove-like portion. A split blade that separates the optical fiber ribbon into a single optical fiber, and the groove portion provided in at least one of the first member or the second member has a depth of 0. A fiber optic tape core separating tool characterized by having a thickness of .17 mm or more and a depth slightly exceeding the thickness of the tape core wire.

2. The optical fiber ribbon separator according to claim 1 , wherein a depth of the groove portion is 0.33 mm or less.

The first member and the second member have only a part of the engaging surface in the vicinity of the groove-like portion that includes the groove-like portion when the optical fiber core wire is sandwiched and positioned in the groove-like portion. The fiber optic tape core wire separation tool according to claim 1 or 2 , wherein

Either one of the first member and the second member is provided with an auxiliary fitting pin having a curved tip, and the other first member or the second member is an auxiliary fitting corresponding to the auxiliary fitting pin. The fiber optic tape core wire separation tool according to any one of claims 1 to 3 , wherein a fitting hole is provided.