JP3801913B2 - Melt blown nonwoven fabric - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メルトブロー不織布に関し、さらに詳しくは、通気性と伸縮性に優れ、かつ適度な強度を有して伸縮部材、包装体、積層体材料等に好適なメルトブロー不織布に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】
近年、不織布は、多種多様の用途に用いられ、また、その用途が拡大されている。そしてその用途に応じて、種々の特性が要求されている。例えば、紙おむつのギャザー、生理用ナプキン等の衛生材料の一部、湿布材の基布等に用いられる不織布は、使用される箇所によっては通気性に優れるとともに、伸縮性に優れることが要求され、さらに加工成形や使用に際して適度な強度を有することが要求されている。
【0003】
ところで、従来、貼付け薬基布等の伸縮性を利用して身体に密着される材料としては、ポリ塩化ビニルの開孔フィルムが広く用いられているが、燃焼廃棄時にダイオキシン発生の問題がある。ポリ塩化ビニル代替品としてポリウレタンメルトブロー不織布が上市されているが、高価であり、また燃焼廃棄時に有害ガス発生の問題がある。
そこで通気性と伸縮性に優れるとともに適度な強度を有し、環境への負荷が少ない材料からなるメルトブロー不織布が求められていた。また印刷適性、低温ヒートシール性及びホットタック性に優れたメルトブロー不織布も求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、伸縮性と通気性に優れ、かつ適度な強度を有し、環境への負荷が少なく、比較的安価で経済的に有利なメルトブロー不織布を提供することにある。また本発明の他の目的は、印刷適性、低温ヒートシール性及びホットタック性に優れたメルトブロー不織布を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため鋭意検討した結果、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体を用いて形成したメルトブロー不織布が、上記の課題を解決することを見出し本発明に至った。尚、本発明で(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸あるいはメタクリル酸を意味し、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体とは、エチレン・アクリル酸共重合体又はエチレン・メタクリル酸共重合体を意味する。
【0006】
すなわち本発明は、ASTM D1238に準拠し、荷重2.16kg、温度190℃で測定されるメルトフローレートが50〜1000g/10分であり、かつアクリル酸又はメタクリル酸単位含有量が2〜25重量%であるエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、または該エチレン・(メタ)メタクリル酸共重合体100重量部に100重量部までの熱可塑性重合体を配合した組成物からなるメルトブロー不織布に関する
【0007】
本発明においては、ASTM D1238に準拠し、荷重2.16kg、温度190℃で測定されるメルトフローレートが50〜1000g/10分であり、かつアクリル酸又はメタクリル酸単位含有量が2〜25重量%であるエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、または該エチレン・(メタ)メタクリル酸共重合体100重量部に100重量部までのエチレン・α−オレフィンランダム共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体及びスチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体の水素添加物から選ばれる熱可塑性重合体を配合した組成物からなるメルトブロー不織布が提供される。
【0008】
前記メルトブロー不織布の好適な態様において、縦方向と横方向における引張強度(g/5cm)/目付(g/m)の値の和が、30〜100であり、縦方向と横方向の引張伸度が、それぞれ80%以上であることが好ましい。
【0009】
また、前記メルトブロー不織布の好適な態様において、50%伸長後の残留歪が20%以下であり、100%伸長後の残留歪が50%以下であることが好ましい。
【0010】
本発明により、前記メルトブロー不織布からなる伸縮部材、包装体及び前記メルトブロー不織布を少なくとも1層とする不織布積層体が提供される。
【0011】
前記メルトブロー不織布の製造方法として、押出機で溶融したASTM D1238に準拠し、荷重2.16kg、温度190℃で測定されるメルトフローレートが50〜1000g/10分であり、かつアクリル酸又はメタクリル酸単位含有量が2〜25重量%であるエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、または該エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体100重量部に100重量部までのエチレン・α−オレフィンランダム共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体及びスチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体の水素添加物から選ばれる熱可塑性重合体を配合した組成物を、一列に並んだメルトブローダイから、二つの収束する高速加熱空気流中に直接押出し、該溶融ポリマーを牽引細化し、移動するスクリーン上に捕集するメルトブロー法による成形において、前記共重合体1kg当たりの空気量が10〜200Nm、メルトブローダイから捕集スクリーンまでの距離が10〜40cmである製造方法が好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に係るメルトブロー不織布(以後、本発明のメルトブロー不織布と言う。)は、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体からなる。
エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体は、エチレンとアクリル酸又はメタクリル酸、必要によりさらに不飽和カルボン酸エステルとを公知のラジカル重合法等により共重合させたもので、ポリマー分子中にアクリル酸又はメタクリル酸に由来する単位を、好ましくは2〜25重量%、より好ましくは5〜20重量%、さらに好ましくは10〜15重量%で含有する。アクリル酸又はメタクリル酸単位の含有量がこの範囲であると、手触りがよく柔軟で、伸縮性、耐薬品性、耐溶剤性、ホットタック性、ヒートシール性、印刷適性が良好で、コスト的にも有利である。また成形温度は160〜280℃の範囲が適当であって、エチレン・酢酸ビニル共重合体に比較して、240℃以上の高温度でも成形できるという利点がある。
【0013】
またエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体中に不飽和カルボン酸エステル単位があると、柔軟性の向上に効果的であるが、その含有量は通常0〜25重量%、好ましくは0〜15重量%、一層好ましくは0〜10重量%の範囲である。不飽和カルボン酸エステルとしては、(メタ)アクリル酸の炭素数1〜8のアルキルエステルを使用するのが好ましく、具体的には、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシルなどを例示することができる。
【0014】
また、このエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体の、ASTM D1238に準拠し、荷重2.16kg、温度190℃で測定されるメルトフローレート(MFR)は、好ましくは50〜1000g/10分、さらに好ましくは100〜500g/10分のものである。MFRがこの範囲内にあると、メルトブロー法でしばしば問題となる繊維くずの飛散(フライ)や樹脂かたまり(ショット)が発生しにくく、また繊維を細くしやすい。
【0015】
本発明においては、メルトブロー不織布の引張伸度を改善するために、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体に、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体及びスチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体の水素添加物から選ばれる熱可塑性重合体を配合することができる。これら熱可塑性重合体は、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体100重量部に対し、0〜100重量部、好ましくは0〜40重量部、一層好ましくは0〜10重量部の範囲で配合することができる。
【0016】
上記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体においては、密度が870〜940kg/m、とくに880〜930kg/mのものを使用するのが好ましい。また該共重合体におけるα−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、4−メチル−1−ペンテンなどの炭素数3〜12のものを例示することができる。このようなエチレン・α−オレフィンランダム共重合体は、シングルサイト触媒で製造されたものでもあってもあるいはマルチサイト触媒で製造されたものであってもよい。
【0017】
上記エチレン・酢酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニル単位が5〜40重量%、とくに10〜30重量%のものが好ましい。また上記エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体としては、(メタ)アクリル酸エステル単位が5〜40重量%、とくに10〜30重量%のものが好ましい。ここに(メタ)アクリル酸エステルとしては、すでに例示したようなものが使用できる。これら共重合体は、高温、高圧下のラジカル共重合によって得ることができる。
【0018】
上記エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体及びエチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体としては、190℃、2.16kg荷重に基づくMFRが、1〜1000g/10分、とくに10〜500g/10分のものが好ましい。
【0019】
上記スチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体及びその水素添加物における共役ジエンとしては、ブタジエン又はイソプレンが好ましい。またスチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体においては、共役ジエンは、1,2−重合、1,4−重合、3,4−重合、あるいはこれらの組み合わせの形で重合されたものである。該共重合体においては、スチレン単位が8〜50重量%、とくに10〜40重量%のものが好適である。また上記水素添加物においては、共役ジエン単位が70%以上、とくに90%以上水素添加されているものが好ましい。スチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体及びその水素添加物としては、230℃、2.16g荷重におけるMFRが1〜200g/10分、とくに2〜100g/10分のものを使用するのが望ましい。
【0020】
本発明においてはまた、前記のエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体には、必要に応じて配合される上記熱可塑性重合体に加えて、本発明の目的を損なわない範囲で、他の樹脂が添加されていてもよい。添加され得る他の樹脂としては、例えば、ポリエチレン(高圧法低密度ポリエチレン、中・高密度ポリエチレンなど)、ポリプロピレン(単独重合体、他のα−オレフィンとのランダム共重合体やブロック共重合体)、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステルエラストマー、ポリアミド(ナイロン)、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体アイオノマー、ポリスチレンなどが挙げられる。
【0021】
本発明ではまた、必要に応じて前記のエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体に、本発明の目的を損なわない範囲で、着色剤、耐熱安定剤、滑剤、核剤などを配合することができる。
【0022】
前記エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体あるいはこれと任意に配合される他の熱可塑性重合体あるいは他の樹脂からなる本発明のメルトブロー不織布は、押出機で溶融したポリマーを、一列に並んだメルトブローダイから、二つの収束する高速加熱空気流中に直接押出し、該溶融ポリマーを牽引細化し、移動するスクリーン上に捕集する、通常のメルトブロー法により成形することができる。
【0023】
その際、前記共重合体1kg当たりの空気量としては、10〜200Nmが好ましく、さらには20〜150Nmが好ましい。この範囲の空気量を用いると、繊維径が適度に細くなり、物性の悪化を招くことがない。また、空気量が過大なときに発生し易いフライ現象がみられず、生産上のトラブルを回避することができる。
【0024】
また、メルトブローダイから捕集スクリーンまでの距離は、10〜40cmが好ましく、さらには15〜25cmが好ましい。この範囲に設定すると、不織布表面が滑らかとなり、糸束が発生して外観不良を起こすことがない。また、引張強度が問題のないレベルに達する。
【0025】
さらに、メルトブロー法により成形された不織布ウェブは、その不織布面の一部がエンボス加工により融着されることが好ましい。この場合、融着面積(エンボスロールの刻印面積に相当する)は、エンボス部を完全溶融状態でエンボス加工する場合には、不織布面積の1〜50%、エンボス部を半溶融状態でエンボス加工(繊維形状を残したエンボス加工)する場合には、不織布面積の10〜100%が好ましい。融着面積がこの範囲にあると、メルトブローン不織布のソフト感を残したまま、引張強度や耐摩耗性を向上させることができる。
【0026】
上記の様にして得られる本発明のメルトブロー不織布の目付としては、5〜200g/mが好ましく、さらには、30〜100g/mが好ましい。また、メルトブロー不織布を構成する繊維の平均径は、好ましくは5〜20μmである。
【0027】
本発明のメルトブロー不織布の引張特性について、以下に記す。
引張強度(g/5cm)を、その測定に用いた不織布の目付(g/m)で割った、引張強度/目付の、縦方向における値と横方向における値の和が、好ましくは30〜100、さらに好ましくは50〜100である。
引張伸度は、縦方向と横方向のそれぞれについて、好ましくは80%以上、さらに好ましくは100%以上である。
本発明において、「縦方向」(MD)とは、不織布成形加工機上の不織布の流れ方向を言い、「横方向」(CD)とは、不織布の流れ方向に直角の方向を言う。
【0028】
また、縦および横方向について、引張伸度50%伸長後の残留歪が、好ましくは20%以下、さらに好ましくは15%以下であり、100%伸長後の残留歪が、好ましくは50%以下、さらに好ましくは35%以下である。ここで伸長後の残留歪とは、引張試験において、不織布試料を所定の引張伸度まで伸長させ、その直後、同じ速度で伸長を緩和して元に戻した際、試料の長さが、伸長前の試料の長さに対して伸びた割合を言う。
【0029】
本発明のメルトブロー不織布は、このような引張特性を有していて、伸縮性と通気性に優れ、かつ適度な強度を有しているので、伸縮部材用不織布として極めて優れており、絆創膏、湿布、パップ剤等の基布;サポーター、サック、包帯等の身体保護具;マスク、キャップ、靴カバー等のメディカル雑貨用伸縮部材;紙おむつ、生理用ナプキン等の衛生雑貨用伸縮部材に好適に応用できる。本発明のメルトブロー不織布はまた、包装体、例えば、防虫・防黴剤、消臭・脱臭剤、酸素吸収剤、化学カイロ、芳香剤、お菓子、果物などの通気性包装材料、グリセリン殺菌が可能な医療容器(注射器など)の包装用材料、あるいは紅茶、緑茶、コーヒー、農薬、水性顔料・インキなどの通水性包装材料として用いることができる。
【0030】
さらに本発明のメルトブロー不織布は、柔軟性、耐薬品性、耐溶剤性に優れ、手触りの良さと適度な強度を有し、優れた印刷適性を有しているので、このようなメルトブロー不織布を少なくとも1層とする不織布積層体として好適に用いられる。具体的には、例えば使い捨て衣料(下着、作業着、手術用ガウン、マスク)や内装材(カーテン、テーブルクロス)などの積層体用途に用いられる。このような積層体においては、本発明のメルトブロー不織布と共に、各種フィルム、織布、不織布、編布、ネット状物、ワリフ、合成紙などを積層材料として選択することができる。より具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリー4−メチルー1−ペンテン、エチレン・酢酸ビニル共重合体のようなオレフィン重合体、ポリエステル、ポリアミドなどの熱可塑性重合体のフイルム、これら熱可塑性重合体の繊維、再生繊維及び/又は天然繊維などからなる織布、不織布、編布、ネット状物、ワリフ、合成紙などである。上記フィルムとしては、無延伸のものでも延伸されたものでもよく、また無孔フイルムでも多孔フイルムであってもよい。また上記不織布においては、各種方法で製造されるものが使用でき、例えば、スパンボンド法、メルトブロー法、乾式法、湿式法などの各方法で製造されたものを使用することができる。
【0031】
【実施例】
以下、実施例によって本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、以下の実施例における引張強度/目付、引張伸度、伸長後の残留歪および繊維径の測定、並びに外観、肌触り、ホットタック強度及びヒートシール強度の評価は、下記の方法に従って行った。
【0032】
(1)引張強度/目付および引張伸度
幅5cmの不織布試験片を、引張試験機のチャック間に、チャック間距離100mmで保持し、室温下、引張速度100mm/分で引張試験を行い、この時の最大荷重(g)を引張強度(g/5cm)とし、最大伸度を引張伸度とした。測定は、縦方向(MD)および横方向(CD)の2方向について行った。各方向の引張強度を不織布試験片の目付(g/m)で割った値、引張強度/目付を求め、評価した。
【0033】
(2)伸長後の残留歪
幅5cmの不織布試験片を、引張試験と同様に、引張試験機のチャック間に、チャック間距離100mmで保持し、室温下、引張速度100mm/分で50%または100%まで伸長させた後、同じ速度で縮めさせ、応力が0となった伸び率を残留歪として測定した。測定は、縦方向(MD)および横方向(CD)の2方向について行った。
【0034】
(3)繊維径
電子顕微鏡により倍率500倍で繊維写真を撮影し、その中から無作為に30本の繊維径を測定し、平均値を求めた。
【0035】
(4)外観
不織布を目視観察し糸束の有無を評価した。糸束がないものを○、明瞭に糸束が確認できたものを×で示した。
【0036】
(5)肌触り
10人の評価者による官能試験を行い、不織布サンプルを肌に当てて軽くこすったとき、7人以上が滑らかでザラツキ感がないと判定した場合を○、それ以外の場合を×として表した。
【0037】
(6)ホットタック強度
ヒートシール圧0.28MPa、ヒートシール時間1秒の条件でヒートシールした後、剥離速度1000mm/分でヒートシール面を引き剥がした時の0.375秒後の強度を測定することにより評価した。
【0038】
(7)ヒートシール強度
ヒートシール圧0.2MPa、ヒートシール時間2秒の条件で片面加熱によりヒートシールした後、剥離速度300mm/分でヒートシール面を引き剥がした時の強度を測定することにより評価した。
【0039】
[実施例1]
エチレン・メタクリル酸共重合体(ASTM D1238に準拠し、荷重2.16kg、温度190℃で測定される(以下同条件)MFR:100g/10分、メタクリル酸単位含有量:11重量%)を押出機により成形温度250℃で溶融混練し、得られた溶融混練物をメルトブローダイより高速加熱空気流中に押出し、スクリーン上に捕集して、繊維径13μm、目付40g/mのメルトブロー不織布を製造した。この時、前記共重合体1kg当たりの空気量は65Nmであり、メルトブローダイから捕集スクリーンまでの距離(捕集距離)は25cmとした。
得られたメルトブロー不織布の測定、評価結果を表1に示す。
【0040】
[実施例2]
共重合体1kg当たりの空気量を120Nmとした以外は、実施例1と同様にして、繊維径12μm、目付40g/mのメルトブロー不織布を製造した。得られたメルトブロー不織布の測定、評価結果を表1に示す。
【0041】
[実施例3]
エチレン・メタクリル酸共重合体(MFR:300g/10分、メタクリル酸単位含有量:20重量%)を押出機により成形温度190℃で溶融混練し、得られた溶融混練物をメルトブローダイより高速加熱空気流中に押出し、スクリーン上に捕集して、繊維径8μm、目付40g/mのメルトブロー不織布を製造した。この時、前記共重合体1kg当たりの空気量は120Nmであり、メルトブローダイから捕集スクリーンまでの距離(捕集距離)は25cmとした。
得られたメルトブロー不織布の測定、評価結果を表1に示す。
【0042】
[実施例4]
エチレン・メタクリル酸共重合体(MFR:500g/10分、メタクリル酸単位含有量:20重量%)を押出機により成形温度170℃で溶融混練し、得られた溶融混練物をメルトブローダイより高速加熱空気流中に押出し、スクリーン上に捕集して、繊維径7μm、目付40g/mのメルトブロー不織布を製造した。この時、前記共重合体1kg当たりの空気量は120Nmであり、メルトブローダイから捕集スクリーンまでの距離(捕集距離)は25cmとした。
得られたメルトブロー不織布の測定、評価結果を表1に示す。
【0043】
[参考例1]
共重合体1kg当たりの空気量を200Nmとし、捕集距離を45cmとした以外は、実施例4と同様にして、繊維径7μm、目付40g/mのメルトブロー不織布を製造した。
得られたメルトブロー不織布の測定、評価結果を表1に示す。
【0044】
【表1】

Figure 0003801913
【0045】
[実施例5]
実施例1で作成されたエチレン・メタクリル酸共重合体のメルトブロー不織布(目付40g/m)を市販のOPPフイルム(2軸延伸ポリプロピレンフイルム、厚さ20μm)にポリウレタン接着剤を介して貼り合わせ、不織布面のホットタック強度とヒートシール強度を測定した。結果をそれぞれ表2及び表3に示す。これら表から明らかなように、エチレン・メタクリル酸共重合体のメルトブロー不織布は、優れたホットタック性と低温ヒートシール性を有し、溶融シールされる包装袋の最内層として有用であることが判る。
【0046】
[比較例1,2]
実施例5のエチレン・メタクリル酸共重合体のメルトブロー不織布(目付40g/m)を、目付40g/mのポリプロピレンメルトブロー不織布(三井化学(株式会社)製シンテックスV3040NIE)又は目付40g/mのポリプロピレンスパンボンド不織布(三井化学(株式会社)製シンテックスPS−108)に変えた以外は実施例5と同様にしてOPPフイルムに貼り合わせ、不織布面のホットタック強度とヒートシール強度を測定した。結果をそれぞれ表2、表3に示す。これら表から明らかなように、ポリプロピレンのメルトブロー不織布とポリプロピレンのスパンボンド不織布は、溶融シールされる包装袋の最内層としてエチレン・メタクリル酸共重合体のメルトブロー不織布に劣ることが判る。
【0047】
【表2】
Figure 0003801913
【0048】
【表3】
Figure 0003801913
【0049】
[実施例6]
実施例1において、共重合体1kg当たりの空気量を150Nmに変えて目付を10g/mに調整した以外は、実施例1と同様にしてエチレン・メタクリル酸共重合体のメルトブロー不織布(MB)(10g/m)を作成し、目付30g/mのポリエチレン製スパンボンド不織布(PE SB)(出光石油化学(株)製ストラマティMN)と70℃エンボスロールで圧着することにより不織布積層体を製造した。この積層体のエチレン・メタクリル酸共重合体メルトブロー不織布面の肌触り評価を行った。結果をを表4に示す。また印刷特性を判断する目的で、この不織布面の濡れ張力の測定を行った。その結果も併せて表4に示す。
これらの評価から明らかなように、エチレン・メタクリル酸共重合体のメルトブロー不織布を積層体の1層に配すことにより、肌触りや濡れ性、印刷適性の優れた不織布を得ることが可能である。
【0050】
[比較例3,4]
目付30g/mのポリエチレン製スパンボンド不織布(PE SB)(出光石油化学(株)製ストラマティMN)と目付40g/mのプロピレンスパンボンド不織布(PP MB)(三井化学(株式会社)製シンテックスPS−108)について、肌触り評価と濡れ張力の測定を行った結果を表4に示す。
【0051】
【表4】
Figure 0003801913
【0052】
[実施例7]
エチレン・メタクリル酸共重合体(MFR:500g/10分、メタクリル酸単位含有量:10重量%)80重量部にエチレン・1−ブテンランダム共重合体(三井化学(株)製、タフマーA70090、密度890kg/m)20重量部をドライブレンドし、押出機で混練し、得られた溶融混合物をメルトブローダイより高速加熱空気中に押出し、スクリーン上に捕集して、繊維径12μm、目付40g/mのメルトブロー不織布を製造した。この時の樹脂1kg当たりの空気量は27Nmであり、メルトブローダイから捕集スクリーンまでの距離は15cmとした。
得られたメルトブロー不織布の測定、評価結果を表5に示す。
【0053】
[実施例8]
実施例7のエチレン・メタクリル酸共重合体80重量部とスチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体水素添加物(旭化成(株)製、タフテックH1031)20重量部を使用し、紡糸空気量をこれら樹脂1kg当たり44Nmとした以外は、実施例7と同様の方法により繊維径13μm、目付40g/mのメルトブロー不織布を製造した。
得られたメルトブロー不織布の測定、評価結果を表5に示す。
【0054】
[実施例9]
実施例7のエチレン・メタクリル酸共重合体80重量部とエチレン・酢酸ビニル共重合体(三井・デュポンポリケミカル(株)製、エバフレックスV577)20重量部を使用し、紡糸空気量をこれら樹脂1kg当たり15Nmとした以外は、実施例7と同様の方法により繊維径10μm、目付40g/mのメルトブロー不織布を製造した。
得られたメルトブロー不織布の測定、評価結果を表5に示す。
【0055】
[実施例10]
実施例7のエチレン・メタクリル酸共重合体80重量部とエチレン・アクリル酸エチル共重合体(MFR:275g/10分、アクリル酸エチル単位含有量25重量%)20重量部を使用し、紡糸空気量をこれら樹脂1kg当たり27Nmとした以外は、実施例7と同様の方法により繊維径11μm、目付40g/mのメルトブロー不織布を製造した。
得られたメルトブロー不織布の測定、評価結果を表5に示す。
【0056】
【表5】
Figure 0003801913
【0057】
【発明の効果】
本発明のメルトブロー不織布は、伸縮性と通気性に優れ、かつ適度な強度を有しているので、伸縮部材用不織布として極めて優れており、絆創膏、湿布、パップ剤の基布;サポーター、サック、包帯;マスク、キャップ、靴カバー;紙おむつ、生理用ナプキン等に好適に応用できる。本発明のメルトブロー不織布はまた、包装体、不織布積層体にも好適に用いられる。
また、本発明のメルトブロー不織布は、燃焼廃棄時に有害ガス発生の問題がなく、環境への負荷が少ない。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a melt-blown nonwoven fabric, and more particularly to a melt-blown nonwoven fabric that has excellent breathability and stretchability and has suitable strength and is suitable for stretchable members, packaging bodies, laminate materials, and the like.
[0002]
TECHNICAL BACKGROUND OF THE INVENTION
In recent years, nonwoven fabrics have been used for a wide variety of applications, and the applications have been expanded. Various characteristics are required depending on the application. For example, some of sanitary materials such as gathered paper diapers, sanitary napkins, nonwoven fabrics used as a base material for poultices, etc. are required to have excellent breathability and extensibility depending on the location used, Furthermore, it is required to have an appropriate strength for processing and use.
[0003]
By the way, conventionally, a porous film of polyvinyl chloride is widely used as a material that adheres to the body using stretchability, such as an adhesive base cloth, but there is a problem of generation of dioxins at the time of combustion disposal. Polyurethane melt blown non-woven fabric has been put on the market as a substitute for polyvinyl chloride, but it is expensive and has a problem of generation of harmful gases at the time of combustion disposal.
Accordingly, there has been a demand for a melt blown nonwoven fabric made of a material that has excellent breathability and stretchability, has an appropriate strength, and has a low environmental impact. There has also been a demand for a melt blown nonwoven fabric excellent in printability, low temperature heat sealability and hot tackiness.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a melt-blown nonwoven fabric that is excellent in stretchability and breathability, has an appropriate strength, has a low environmental load, is relatively inexpensive, and is economically advantageous. Another object of the present invention is to provide a melt blown nonwoven fabric excellent in printability, low temperature heat sealability and hot tackiness.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above-mentioned problems, it has been found that a melt-blown nonwoven fabric formed using an ethylene / (meth) acrylic acid copolymer solves the above-mentioned problems and has led to the present invention. In the present invention, (meth) acrylic acid means acrylic acid or methacrylic acid, and ethylene / (meth) acrylic acid copolymer means ethylene / acrylic acid copolymer or ethylene / methacrylic acid copolymer. Means.
[0006]
  That is, this departureTomorrowIn accordance with ASTM D1238, ethylene having a melt flow rate of 50 to 1000 g / 10 min measured at a load of 2.16 kg and a temperature of 190 ° C. and an acrylic acid or methacrylic acid unit content of 2 to 25% by weight · (Meth) acrylic acid copolymer or ethylene · (Meth) methacrylic acid copolymer up to 100 parts by weight thermoplasticityPolymerMelt blown nonwoven fabric comprising a composition containingConcerning.
[0007]
In the present invention, in accordance with ASTM D1238, the melt flow rate measured at a load of 2.16 kg and a temperature of 190 ° C. is 50 to 1000 g / 10 minutes, and the acrylic acid or methacrylic acid unit content is 2 to 25 weights. % Ethylene / (meth) acrylic acid copolymer, or ethylene / (meth) methacrylic acid copolymer up to 100 parts by weightEthylene / α-olefin random copolymer, ethylene / vinyl acetate copolymer, ethylene / (meth) acrylic acid ester copolymer, styrene / conjugated diene / styrene block copolymer and styrene / conjugated diene / styrene block copolymer Thermoplastic polymers selected from coalesced hydrogenatesThere is provided a melt blown nonwoven fabric comprising a composition blended with
[0008]
In a preferred embodiment of the melt blown nonwoven fabric, tensile strength (g / 5 cm) / weight per unit area (g / m) in the longitudinal direction and the transverse direction2) Is preferably 30 to 100, and the tensile elongation in the machine direction and the transverse direction are each preferably 80% or more.
[0009]
In a preferred embodiment of the melt blown nonwoven fabric, the residual strain after 50% elongation is preferably 20% or less, and the residual strain after 100% elongation is preferably 50% or less.
[0010]
The present invention provides a stretchable member made of the melt blown nonwoven fabric, a package, and a nonwoven fabric laminate comprising at least one layer of the melt blown nonwoven fabric.
[0011]
  As a method for producing the melt blown nonwoven fabric, the melt flow rate measured at a load of 2.16 kg and a temperature of 190 ° C. is 50 to 1000 g / 10 minutes in accordance with ASTM D1238 melted by an extruder, and acrylic acid or methacrylic acid Up to 100 parts by weight of ethylene / (meth) acrylic acid copolymer having a unit content of 2 to 25% by weight, or 100 parts by weight of the ethylene / (meth) acrylic acid copolymerEthylene / α-olefin random copolymer, ethylene / vinyl acetate copolymer, ethylene / (meth) acrylic acid ester copolymer, styrene / conjugated diene / styrene block copolymer and styrene / conjugated diene / styrene block copolymer Selected from coalesced hydrogenatesThermoplasticityPolymerIn a molding by a melt blow method in which a composition blended is extruded directly from two aligned melt blow dies into two converging high-speed heated air streams, the molten polymer is pulverized and collected on a moving screen. The amount of air per kg of the copolymer is 10 to 200 Nm.3A production method in which the distance from the melt blow die to the collection screen is 10 to 40 cm is preferable.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The meltblown nonwoven fabric according to the present invention (hereinafter referred to as the meltblown nonwoven fabric of the present invention) is made of an ethylene / (meth) acrylic acid copolymer.
The ethylene / (meth) acrylic acid copolymer is a copolymer of ethylene and acrylic acid or methacrylic acid, and if necessary, further unsaturated carboxylic acid ester by a known radical polymerization method. Or the unit derived from methacrylic acid becomes like this. Preferably it contains 2 to 25 weight%, More preferably, it contains 5 to 20 weight%, More preferably, it contains 10 to 15 weight%. When the content of acrylic acid or methacrylic acid unit is within this range, it is easy to touch and flexible, and has good stretchability, chemical resistance, solvent resistance, hot tack, heat sealability, printability, and cost. Is also advantageous. Further, the molding temperature is suitably in the range of 160 to 280 ° C., and there is an advantage that the molding can be performed even at a high temperature of 240 ° C. or higher as compared with the ethylene / vinyl acetate copolymer.
[0013]
In addition, the presence of an unsaturated carboxylic acid ester unit in the ethylene / (meth) acrylic acid copolymer is effective in improving flexibility, but its content is usually 0 to 25% by weight, preferably 0 to 15%. % By weight, more preferably in the range of 0-10% by weight. As the unsaturated carboxylic acid ester, it is preferable to use an alkyl ester having 1 to 8 carbon atoms of (meth) acrylic acid, specifically, methyl acrylate, methyl methacrylate, ethyl acrylate, ethyl methacrylate, Examples include isopropyl acrylate, isopropyl methacrylate, n-butyl acrylate, n-butyl methacrylate, isobutyl acrylate, isobutyl methacrylate, 2-ethylhexyl acrylate, 2-ethylhexyl methacrylate, and the like.
[0014]
Further, the melt flow rate (MFR) of this ethylene / (meth) acrylic acid copolymer measured at a load of 2.16 kg and a temperature of 190 ° C. in accordance with ASTM D1238 is preferably 50 to 1000 g / 10 min. More preferably 100 to 500 g / 10 min. When the MFR is within this range, fiber scraps (fly) and resin clumps (shots), which are often problems in the melt-blowing method, are unlikely to occur, and the fibers are easily thinned.
[0015]
In the present invention, in order to improve the tensile elongation of the melt blown nonwoven fabric, the ethylene / (meth) acrylic acid copolymer is changed to an ethylene / α-olefin random copolymer, an ethylene / vinyl acetate copolymer, ethylene / ( A thermoplastic polymer selected from a methacrylic acid ester copolymer, a styrene / conjugated diene / styrene block copolymer and a hydrogenated product of styrene / conjugated diene / styrene block copolymer can be blended. These thermoplastic polymers are blended in the range of 0 to 100 parts by weight, preferably 0 to 40 parts by weight, and more preferably 0 to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the ethylene / (meth) acrylic acid copolymer. be able to.
[0016]
The ethylene / α-olefin random copolymer has a density of 870 to 940 kg / m.3Especially 880-930kg / m3Are preferably used. The α-olefin in the copolymer has 3 carbon atoms such as propylene, 1-butene, 1-pentene, 1-hexene, 1-octene, 1-decene, 1-dodecene and 4-methyl-1-pentene. -12 can be illustrated. Such an ethylene / α-olefin random copolymer may be a single-site catalyst or a multi-site catalyst.
[0017]
The ethylene / vinyl acetate copolymer preferably has a vinyl acetate unit content of 5 to 40% by weight, particularly 10 to 30% by weight. Further, the ethylene / (meth) acrylic acid ester copolymer preferably has a (meth) acrylic acid ester unit of 5 to 40% by weight, particularly 10 to 30% by weight. Here, as the (meth) acrylic acid ester, those already exemplified can be used. These copolymers can be obtained by radical copolymerization under high temperature and high pressure.
[0018]
As the ethylene / α-olefin copolymer, ethylene / vinyl acetate copolymer and ethylene / (meth) acrylic acid ester copolymer, MFR based on a load of 190 ° C. and 2.16 kg is 1-1000 g / 10 min. Particularly preferred is 10 to 500 g / 10 min.
[0019]
As the conjugated diene in the styrene / conjugated diene / styrene block copolymer and the hydrogenated product thereof, butadiene or isoprene is preferable. In the styrene / conjugated diene / styrene block copolymer, the conjugated diene is polymerized in the form of 1,2-polymerization, 1,4-polymerization, 3,4-polymerization, or a combination thereof. In the copolymer, those having a styrene unit of 8 to 50% by weight, particularly 10 to 40% by weight are preferred. In addition, the hydrogenated product is preferably one in which the conjugated diene unit is hydrogenated by 70% or more, particularly 90% or more. As the styrene / conjugated diene / styrene block copolymer and its hydrogenated product, it is desirable to use one having an MFR of 1 to 200 g / 10 min, particularly 2 to 100 g / 10 min at 230 ° C. and a load of 2.16 g. .
[0020]
In the present invention, the ethylene / (meth) acrylic acid copolymer may contain other resins in addition to the thermoplastic polymer blended as necessary, as long as the object of the present invention is not impaired. May be added. Other resins that can be added include, for example, polyethylene (high pressure method low density polyethylene, medium / high density polyethylene, etc.), polypropylene (homopolymer, random copolymer or block copolymer with other α-olefin). , Polyethylene terephthalate, polyester elastomer, polyamide (nylon), polyurethane, polyvinyl alcohol, ethylene / (meth) acrylic acid copolymer ionomer, polystyrene and the like.
[0021]
In the present invention, if necessary, a colorant, a heat stabilizer, a lubricant, a nucleating agent, etc. may be added to the ethylene / (meth) acrylic acid copolymer as long as the object of the present invention is not impaired. it can.
[0022]
The melt blown nonwoven fabric of the present invention comprising the ethylene / (meth) acrylic acid copolymer or other thermoplastic polymer or other resin optionally blended therewith, the polymers melted by an extruder lined up in a row. It can be molded by a conventional meltblowing process by extruding directly from a meltblowing die into two converging high-speed heated air streams, pulling the molten polymer and collecting it on a moving screen.
[0023]
At that time, the amount of air per 1 kg of the copolymer is 10 to 200 Nm.3Is preferable, and further 20 to 150 Nm3Is preferred. When the amount of air in this range is used, the fiber diameter becomes moderately thin and physical properties are not deteriorated. Further, the fly phenomenon that is likely to occur when the amount of air is excessive is not seen, and production troubles can be avoided.
[0024]
In addition, the distance from the melt blow die to the collection screen is preferably 10 to 40 cm, and more preferably 15 to 25 cm. If it is set within this range, the surface of the nonwoven fabric will be smooth, and a yarn bundle will not be generated, resulting in poor appearance. Moreover, the tensile strength reaches a level where there is no problem.
[0025]
Furthermore, it is preferable that the nonwoven fabric web shape | molded by the melt blow method is partly fused by embossing. In this case, when the embossed portion is embossed in a completely melted state, the fusion area (corresponding to the stamped area of the embossing roll) is 1 to 50% of the nonwoven fabric area, and the embossed portion is embossed in a semi-molten state ( In the case of embossing that leaves the fiber shape), 10 to 100% of the nonwoven fabric area is preferable. When the fusion area is within this range, the tensile strength and wear resistance can be improved while leaving the soft feeling of the meltblown nonwoven fabric.
[0026]
The basis weight of the melt blown nonwoven fabric of the present invention obtained as described above is 5 to 200 g / m.2Is preferable, and further, 30 to 100 g / m.2Is preferred. Moreover, the average diameter of the fiber which comprises a melt blown nonwoven fabric becomes like this. Preferably it is 5-20 micrometers.
[0027]
The tensile properties of the melt blown nonwoven fabric of the present invention are described below.
Tensile strength (g / 5cm) is the basis weight of the nonwoven fabric used for the measurement (g / m2), The sum of the value in the longitudinal direction and the value in the transverse direction of the tensile strength / weight per unit area is preferably 30 to 100, more preferably 50 to 100.
The tensile elongation is preferably 80% or more, more preferably 100% or more in each of the longitudinal direction and the transverse direction.
In the present invention, “longitudinal direction” (MD) refers to the flow direction of the nonwoven fabric on the nonwoven fabric molding machine, and “lateral direction” (CD) refers to a direction perpendicular to the flow direction of the nonwoven fabric.
[0028]
Further, in the longitudinal and transverse directions, the residual strain after elongation at 50% tensile elongation is preferably 20% or less, more preferably 15% or less, and the residual strain after elongation at 100% is preferably 50% or less. More preferably, it is 35% or less. Here, the residual strain after stretching means that in the tensile test, when the nonwoven fabric sample is stretched to a predetermined tensile elongation, and then immediately after the stretching is relaxed and returned to the original rate, the length of the sample is stretched. The ratio of elongation to the length of the previous sample.
[0029]
The melt blown nonwoven fabric of the present invention has such tensile properties, is excellent in stretchability and breathability, and has an appropriate strength. Therefore, the melt blown nonwoven fabric is extremely excellent as a nonwoven fabric for stretchable members. Can be applied suitably to medical fabrics such as masks, caps, shoe covers, etc .; Elastic members for sanitary goods such as disposable diapers and sanitary napkins . The melt blown nonwoven fabric of the present invention is also capable of packaging, for example, insect repellent / antifungal agent, deodorant / deodorant, oxygen absorbent, chemical warmer, fragrance, sweets, breathable packaging materials such as fruits, glycerin sterilization It can be used as a packaging material for medical containers (such as syringes), or as a water-permeable packaging material for tea, green tea, coffee, agricultural chemicals, aqueous pigments and inks, and the like.
[0030]
Furthermore, the melt blown nonwoven fabric of the present invention is excellent in flexibility, chemical resistance and solvent resistance, has good touch and moderate strength, and has excellent printability. It is suitably used as a nonwoven fabric laminate having one layer. Specifically, it is used for laminates such as disposable clothing (underwear, work clothes, surgical gowns, masks) and interior materials (curtains, tablecloths). In such a laminate, various films, woven fabrics, nonwoven fabrics, knitted fabrics, net-like materials, walliffs, synthetic papers, and the like can be selected as a laminate material together with the melt blown nonwoven fabric of the present invention. More specifically, polyethylene, polypropylene, poly-4-methyl-1-pentene, olefin polymers such as ethylene / vinyl acetate copolymer, films of thermoplastic polymers such as polyester, polyamide, and the like of these thermoplastic polymers. Examples thereof include woven fabrics, nonwoven fabrics, knitted fabrics, net-like materials, wallets, synthetic papers, and the like made of fibers, recycled fibers and / or natural fibers. The film may be non-stretched or stretched, and may be a non-porous film or a porous film. Moreover, in the said nonwoven fabric, what is manufactured by various methods can be used, for example, what was manufactured by each method, such as a spun bond method, a melt blow method, a dry method, a wet method, can be used.
[0031]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention more concretely, this invention is not limited to these Examples.
The tensile strength / weight per unit area, tensile elongation, measurement of residual strain after elongation and fiber diameter, and evaluation of appearance, touch, hot tack strength and heat seal strength in the following examples were performed according to the following methods.
[0032]
(1) Tensile strength / weight and tensile elongation
A non-woven fabric test piece having a width of 5 cm is held between chucks of a tensile tester at a distance of 100 mm between chucks, and a tensile test is performed at room temperature at a tensile speed of 100 mm / min. g / 5 cm), and the maximum elongation was the tensile elongation. The measurement was performed in two directions, the longitudinal direction (MD) and the lateral direction (CD). The tensile strength in each direction is determined by the basis weight of the nonwoven fabric test piece (g / m2) And the tensile strength / weight per unit area were obtained and evaluated.
[0033]
(2) Residual strain after elongation
A non-woven fabric test piece having a width of 5 cm was held between chucks of a tensile tester at a distance of 100 mm between the chucks of the tensile tester and stretched to 50% or 100% at a tensile speed of 100 mm / min at room temperature. The elongation at which the stress was reduced to 0 at the same speed was measured as the residual strain. The measurement was performed in two directions, the longitudinal direction (MD) and the lateral direction (CD).
[0034]
(3) Fiber diameter
Fiber photographs were taken with an electron microscope at a magnification of 500, and 30 fiber diameters were randomly measured from them, and an average value was obtained.
[0035]
(4) Appearance
The nonwoven fabric was visually observed to evaluate the presence or absence of yarn bundles. The case where there was no yarn bundle was indicated by ○, and the case where the yarn bundle was clearly confirmed was indicated by ×.
[0036]
(5) Touch
A sensory test by 10 evaluators was conducted, and when the nonwoven fabric sample was lightly rubbed against the skin, 7 or more people were judged to be smooth and not rough, and the other cases were represented as x.
[0037]
(6) Hot tack strength
After heat sealing under conditions of a heat sealing pressure of 0.28 MPa and a heat sealing time of 1 second, evaluation was made by measuring the strength after 0.375 seconds when the heat sealing surface was peeled off at a peeling speed of 1000 mm / min.
[0038]
(7) Heat seal strength
After heat sealing by single-sided heating under the conditions of a heat sealing pressure of 0.2 MPa and a heat sealing time of 2 seconds, the strength was measured by peeling off the heat sealing surface at a peeling speed of 300 mm / min.
[0039]
[Example 1]
Extruded ethylene / methacrylic acid copolymer (according to ASTM D1238, measured at a load of 2.16 kg, temperature of 190 ° C. (hereinafter the same conditions) MFR: 100 g / 10 min, methacrylic acid unit content: 11 wt%) The resulting melt-kneaded product is extruded from a melt blow die into a high-speed heated air stream and collected on a screen, and the fiber diameter is 13 μm and the basis weight is 40 g / m.2A melt blown nonwoven fabric was produced. At this time, the amount of air per 1 kg of the copolymer is 65 Nm.3The distance from the melt blow die to the collection screen (collection distance) was 25 cm.
Table 1 shows the measurement and evaluation results of the obtained meltblown nonwoven fabric.
[0040]
[Example 2]
The amount of air per 1 kg of copolymer is 120 Nm3In the same manner as in Example 1 except that the fiber diameter was 12 μm and the basis weight was 40 g / m.2A melt blown nonwoven fabric was produced. Table 1 shows the measurement and evaluation results of the obtained meltblown nonwoven fabric.
[0041]
[Example 3]
An ethylene / methacrylic acid copolymer (MFR: 300 g / 10 min, methacrylic acid unit content: 20% by weight) is melt kneaded with an extruder at a molding temperature of 190 ° C., and the resulting melt kneaded material is heated at a high speed from a melt blow die. Extruded in an air stream and collected on a screen, fiber diameter 8 μm, basis weight 40 g / m2A melt blown nonwoven fabric was produced. At this time, the amount of air per 1 kg of the copolymer is 120 Nm.3The distance from the melt blow die to the collection screen (collection distance) was 25 cm.
Table 1 shows the measurement and evaluation results of the obtained melt-blown nonwoven fabric.
[0042]
[Example 4]
An ethylene / methacrylic acid copolymer (MFR: 500 g / 10 min, methacrylic acid unit content: 20% by weight) is melt-kneaded with an extruder at a molding temperature of 170 ° C., and the resulting melt-kneaded product is heated at a high speed from a melt blow die. Extruded in an air stream and collected on a screen, fiber diameter 7 μm, basis weight 40 g / m2A melt blown nonwoven fabric was produced. At this time, the amount of air per 1 kg of the copolymer is 120 Nm.3The distance from the melt blow die to the collection screen (collection distance) was 25 cm.
Table 1 shows the measurement and evaluation results of the obtained melt-blown nonwoven fabric.
[0043]
[Reference Example 1]
The amount of air per 1 kg of copolymer is 200 Nm3In the same manner as in Example 4 except that the collection distance was 45 cm, the fiber diameter was 7 μm, and the basis weight was 40 g / m.2A melt blown nonwoven fabric was produced.
Table 1 shows the measurement and evaluation results of the obtained melt-blown nonwoven fabric.
[0044]
[Table 1]
Figure 0003801913
[0045]
[Example 5]
A melt blown nonwoven fabric of ethylene / methacrylic acid copolymer prepared in Example 1 (weight per unit area: 40 g / m2) Was bonded to a commercially available OPP film (biaxially oriented polypropylene film, thickness 20 μm) via a polyurethane adhesive, and the hot tack strength and heat seal strength of the nonwoven fabric surface were measured. The results are shown in Table 2 and Table 3, respectively. As is apparent from these tables, the melt blown nonwoven fabric of ethylene / methacrylic acid copolymer has excellent hot tack properties and low temperature heat seal properties, and is found to be useful as the innermost layer of a melt-sealed packaging bag. .
[0046]
[Comparative Examples 1 and 2]
Example 5 Melt blown nonwoven fabric of ethylene / methacrylic acid copolymer (weight per unit area: 40 g / m2) 40 g / m2Polypropylene melt blown nonwoven fabric (Shintex V3040NIE manufactured by Mitsui Chemicals, Inc.) or 40 g / m per unit area2Except for changing to a polypropylene spunbond nonwoven fabric (Syntex PS-108 manufactured by Mitsui Chemicals, Inc.), it was bonded to an OPP film in the same manner as in Example 5, and the hot tack strength and heat seal strength of the nonwoven fabric surface were measured. . The results are shown in Table 2 and Table 3, respectively. As can be seen from these tables, the polypropylene melt-blown nonwoven fabric and the polypropylene spunbonded nonwoven fabric are inferior to the ethylene / methacrylic acid copolymer melt-blown nonwoven fabric as the innermost layer of the melt-sealed packaging bag.
[0047]
[Table 2]
Figure 0003801913
[0048]
[Table 3]
Figure 0003801913
[0049]
[Example 6]
In Example 1, the air amount per 1 kg of the copolymer is 150 Nm.3Change the weight to 10g / m2The melt blown nonwoven fabric (MB) of ethylene / methacrylic acid copolymer (10 g / m) in the same manner as in Example 1 except that2), With a basis weight of 30 g / m2A nonwoven fabric laminate was manufactured by pressure bonding with a polyethylene spunbonded nonwoven fabric (PESB) (Stratumi MN manufactured by Idemitsu Petrochemical Co., Ltd.) and a 70 ° C. embossing roll. The touch of the ethylene / methacrylic acid copolymer melt blown nonwoven fabric of this laminate was evaluated. The results are shown in Table 4. In addition, the wet tension of the nonwoven fabric surface was measured for the purpose of judging printing characteristics. The results are also shown in Table 4.
As is clear from these evaluations, it is possible to obtain a nonwoven fabric excellent in touch, wettability, and printability by arranging a melt blown nonwoven fabric of ethylene / methacrylic acid copolymer in one layer of the laminate.
[0050]
[Comparative Examples 3 and 4]
30 g / m2Polyethylene spunbond nonwoven fabric (PE SB) (Stratumi MN manufactured by Idemitsu Petrochemical Co., Ltd.) and 40 g / m2Table 4 shows the results of the touch evaluation and the measurement of the wetting tension of the propylene spunbonded nonwoven fabric (PP MB) (Syntex PS-108 manufactured by Mitsui Chemicals, Inc.).
[0051]
[Table 4]
Figure 0003801913
[0052]
[Example 7]
80 parts by weight of ethylene / methacrylic acid copolymer (MFR: 500 g / 10 min, methacrylic acid unit content: 10% by weight) and ethylene / 1-butene random copolymer (Mitsui Chemicals, Tuffmer A70090, density) 890kg / m3) 20 parts by weight are dry blended, kneaded with an extruder, and the resulting molten mixture is extruded into a high-speed heated air from a melt blow die and collected on a screen to obtain a fiber diameter of 12 μm and a basis weight of 40 g / m.2A melt blown nonwoven fabric was produced. The amount of air per 1 kg of resin at this time is 27 Nm3The distance from the melt blow die to the collection screen was 15 cm.
Table 5 shows the measurement and evaluation results of the obtained meltblown nonwoven fabric.
[0053]
[Example 8]
Using 80 parts by weight of the ethylene / methacrylic acid copolymer of Example 7 and 20 parts by weight of hydrogenated styrene / butadiene / styrene block copolymer (manufactured by Asahi Kasei Co., Ltd., Tuftec H1031), the amount of spinning air was adjusted to these resins. 44 Nm per kg3The fiber diameter was 13 μm and the basis weight was 40 g / m by the same method as in Example 7.2A melt blown nonwoven fabric was produced.
Table 5 shows the measurement and evaluation results of the obtained meltblown nonwoven fabric.
[0054]
[Example 9]
Using 80 parts by weight of the ethylene / methacrylic acid copolymer of Example 7 and 20 parts by weight of an ethylene / vinyl acetate copolymer (Evaflex V577 manufactured by Mitsui DuPont Polychemical Co., Ltd.), the amount of spinning air was changed to these resins. 15Nm / kg3The fiber diameter was 10 μm and the basis weight was 40 g / m by the same method as in Example 7.2A melt blown nonwoven fabric was produced.
Table 5 shows the measurement and evaluation results of the obtained meltblown nonwoven fabric.
[0055]
[Example 10]
Using 80 parts by weight of the ethylene / methacrylic acid copolymer of Example 7 and 20 parts by weight of an ethylene / ethyl acrylate copolymer (MFR: 275 g / 10 minutes, ethyl acrylate unit content 25% by weight), spinning air was used. Amount of 27Nm / kg of these resins3The fiber diameter was 11 μm and the basis weight was 40 g / m by the same method as in Example 7.2A melt blown nonwoven fabric was produced.
Table 5 shows the measurement and evaluation results of the obtained meltblown nonwoven fabric.
[0056]
[Table 5]
Figure 0003801913
[0057]
【The invention's effect】
The melt blown nonwoven fabric of the present invention is excellent as a nonwoven fabric for elastic members because it is excellent in stretchability and breathability and has appropriate strength, and is a base fabric for adhesive bandages, poultices, poultices; supporters, sacks, Bandages; masks, caps, shoe covers; paper diapers, sanitary napkins and the like. The melt blown nonwoven fabric of the present invention is also suitably used for packaging bodies and nonwoven fabric laminates.
In addition, the melt blown nonwoven fabric of the present invention has no problem of generating harmful gases at the time of combustion disposal and has a low environmental load.

Claims (9)

ASTM D1238に準拠し、荷重2.16kg、温度190℃で測定されるメルトフローレートが50〜1000g/10分であり、かつアクリル酸又はメタクリル酸単位含有量が2〜25重量%であるエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、または該エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体100重量部に100重量部までのエチレン・α−オレフィンランダム共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体及びスチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体の水素添加物から選ばれる熱可塑性重合体を配合した組成物からなるメルトブロー不織布。In accordance with ASTM D1238, an ethylene and a melt flow rate measured at a load of 2.16 kg at a temperature of 190 ° C. of 50 to 1000 g / 10 min and an acrylic acid or methacrylic acid unit content of 2 to 25% by weight (Meth) acrylic acid copolymer, or ethylene / (meth) acrylic acid copolymer up to 100 parts by weight of ethylene / α-olefin random copolymer, ethylene / vinyl acetate copolymer, ethylene / A melt blown composition comprising a (meth) acrylic acid ester copolymer, a styrene / conjugated diene / styrene block copolymer and a thermoplastic polymer selected from hydrogenated styrene / conjugated diene / styrene block copolymers. Non-woven fabric. 縦方向と横方向における引張強度(g/5cm)/目付(g/m)の値の和が、30〜100であり、縦方向と横方向の引張伸度が、それぞれ80%以上である請求項1に記載のメルトブロー不織布。The sum of the values of tensile strength (g / 5 cm) / weight per unit area (g / m 2 ) in the longitudinal direction and the transverse direction is 30 to 100, and the tensile elongation in the longitudinal direction and the transverse direction is 80% or more, respectively. The melt blown nonwoven fabric according to claim 1 . 50%伸長後の残留歪が20%以下であり、100%伸長後の残留歪が50%以下である請求項1または2に記載のメルトブロー不織布。The melt blown nonwoven fabric according to claim 1 or 2, wherein the residual strain after 50% elongation is 20% or less and the residual strain after 100% elongation is 50% or less. 目付が5〜200g/mである請求項1〜3のいずれかに記載のメルトブロー不織布。Meltblown nonwoven fabric according to any one of claims 1 to 3 basis weight is 5 to 200 g / m 2. 前記メルトブロー不織布が、エンボス加工されてなる請求項1〜4のいずれかに記載のメルトブロー不織布。The meltblown nonwoven fabric according to any one of claims 1 to 4 , wherein the meltblown nonwoven fabric is embossed. 請求項1〜のいずれかに記載のメルトブロー不織布からなる伸縮部材。The elastic member which consists of a melt blown nonwoven fabric in any one of Claims 1-5 . 請求項1〜のいずれかに記載のメルトブロー不織布からなる包装体。The package body which consists of a melt blown nonwoven fabric in any one of Claims 1-5 . 請求項1〜のいずれかに記載のメルトブロー不織布を少なくとも1層とする不織布積層体。A nonwoven fabric laminate comprising at least one layer of the meltblown nonwoven fabric according to any one of claims 1 to 5 . 押出機で溶融したASTM D1238に準拠し、荷重2.16kg、温度190℃で測定されるメルトフローレートが50〜1000g/10分であり、かつアクリル酸又はメタクリル酸単位含有量が2〜25重量%であるエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、または該エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体100重量部に100重量部までのエチレン・α−オレフィンランダム共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体及びスチレン・共役ジエン・スチレンブロック共重合体の水素添加物から選ばれる熱可塑性重合体を配合した組成物を、一列に並んだメルトブローダイから、二つの収束する高速加熱空気流中に直接押出し、該溶融ポリマーを牽引細化し、移動するスクリーン上に捕集するメルトブロー法による成形において、前記共重合体1kg当たりの空気量が10〜200Nm、メルトブローダイから捕集スクリーンまでの距離が10〜40cmである請求項1〜のいずれかに記載のメルトブロー不織布の製造方法。According to ASTM D1238 melted by an extruder, the melt flow rate measured at a load of 2.16 kg and a temperature of 190 ° C. is 50 to 1000 g / 10 min, and the acrylic acid or methacrylic acid unit content is 2 to 25 weights. % Ethylene / (meth) acrylic acid copolymer, or ethylene / (meth) acrylic acid copolymer up to 100 parts by weight of ethylene / α-olefin random copolymer, ethylene / vinyl acetate copolymer Polymer, ethylene / (meth) acrylic acid ester copolymer, styrene / conjugated diene / styrene block copolymer and thermoplastic polymer selected from hydrogenated styrene / conjugated diene / styrene block copolymer Extruding the composition directly from a row of meltblowing dies into two converging high-speed heated air streams, The melting polymer towing thinning, in the molding by melt blow method to collect on a moving screen, air quantity per the copolymer 1kg is 10 to 200 nm 3, the distance from the meltblowing die to the collecting screen with 10~40cm The manufacturing method of the melt blown nonwoven fabric in any one of Claims 1-5 .
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