JP3800096B2 - Optical disc recording method, optical disc recording apparatus, and optical disc recording program - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、追記型光ディスク及び書換型光ディスクへデータを記録する際の、記録されたデータの再生信号品位の調整に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、データを記録可能な光ディスク、光ディスク記録装置、データ記録用ソフトウェア、コンピュータなどの低価格化に加えて、大容量のデータを記録可能であるため、オーディオ(音楽)データ、コンピュータ用データ、画像(静止画)データ、動画データなど様々なデータの記録・再生用やバックアップ用に、光ディスクが使用されている。データを記録可能な記録用光ディスクとしては、例えば、CD−R、DVD−Rなどの1度だけデータを記録可能な追記型光ディスクや、CD−RW、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAMなどのデータを書換可能な書換型光ディスクがある。これらの光ディスクにデータを記録するための光ディスク記録装置では、従来、ライトストラテジ(Write Strategy)などの記録されたデータの再生信号品位に関係する装置記録パラメータを自動的に最適な値に設定するようになっている。ユーザは、光ディスク記録装置を使用する場合、記録速度の設定が適切でない場合に記録速度を再生可能限界まで自動的に低下させる機能を有効にするか否かなどを設定することができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなデータを記録可能な光ディスクに、プレスCD(スタンパで製造されたCD、例えばCD−DA)の音楽データを複写した場合、音質が微妙に違ったものになることが知られている。光ディスクに記録される音楽データはディジタルデータであるので、再生しても元の音楽データと音質は変わらないように思えるが、実際はβやジッタなどの再生信号品位の違いにより、専門家やオーディオマニアにはわかるレベルで、音楽データの音質は異なったものとなる。
【0004】
また、 現状では、この違いが発生する原因は明確にはわかっていないが、再生信号品位に関係する装置記録パラメータを変えると、音質は変化することが分かっている。
【0005】
しかし、従来の光ディスク記録装置は、上記のように自動的に各パラメータを最適な値に設定するため、光ディスクに記録するデータが、例えば音楽用データであってもコンピュータ用データであっても、同じ最適パラメータでデータの記録が行われていた。この最適パラメータは、データを再生した際にエラーが最も起こりにくい設定値であるが、必ずしも音楽データを記録する際に音質が最良になるパラメータであるとは言えない。よって、光ディスクに記録する音楽データを再生した際に良い音質にするためには、コンピュータ用とは別に、音楽データ用の最適パラメータを設定する必要がある。
【0006】
しかし、従来の光ディスク記録装置で光ディスクにデータを記録する場合、ユーザが記録されたデータの再生信号品位を表すパラメータを設定することはできなかった。例えば、CD−Rに音楽データを記録する際に、音楽データの再生音質を良くするために、β値を好みの値に調整するといった設定はできなかった。よって、初心者でも容易に光ディスクにデータを記録することができる反面、再生信号品位を表すパラメータを好みの設定に調整できないため、上級者には不満の残る仕様になっていた。
【0007】
また、光ディスクの素材(特に記録層)は、種類、メーカ、型番などによって異なっているため、光ディスク記録装置のライトストラテジや記録速度の設定は、光ディスクのメーカ、型番などによって異なっている。そのため、プレスCDの音楽データをCD−Rに複写した場合、CD−Rのメーカの違いや、音楽データを記録する光ディスク記録装置の違いによって、プレスCDの再生音とCD−Rの再生音とが異なった音質になることがあった。
【0008】
さらに、データを記録可能な光ディスクは、その製造時期や型番などにより記録可能な最大記録速度、及び最も信号品位の良い記録が可能な記録速度が異なる。例えば、最大記録可能速度が低い旧タイプの光ディスクは記録膜が比較的厚いため、1倍速又は2倍速などの低速域で再生信号品位の良い記録ができる。一方、最大記録可能速度が高い新タイプの光ディスクは記録膜が比較的薄いため、4倍速又は8倍速などのより高速な領域で再生信号品位の良い記録ができる。このため、ユーザが間違えて設定した記録速度に光ディスクが対応していない場合、光ディスク記録装置には、該光ディスクに応じた最大記録速度に自動的に変更する機能を持つものがある。しかし、変更された最大記録速度は信号品位限界を基準としたものであって、ジッタなどの信号品位が良い記録速度を選択するものではなかった。このため、音楽データを記録する場合、この機能が自動的に設定する記録速度は、必ずしも良い音質で音楽データを記録できるとは言えない。よって、オーディオマニアなどの良い音質を望むユーザには不満の残る仕様であるという問題があった。
【0009】
このような問題があるため、オーディオマニアは、音楽データの記録に適した光ディスク記録装置を購入して、この光ディスク記録装置での音楽データ記録に相性が良く、音楽データを良い音質で記録できる光ディスクを選定して購入し、選定した光ディスク毎に最適な書き込み速度を調整する、といったことを行っていた。しかし、このような作業は、費用及び労力の負担をユーザに強いるものであった。
【0010】
また、光ディスク記録装置で記録したCD−Rを該光ディスク記録装置で再生するとは限らず、光ディスク記録装置で記録した光ディスクをCDプレーヤで聴取する場合、該光ディスク記録装置での再生信号品位が良いことが、他のCDプレーヤでの再生音質が良いこととは必ずしも言えなかった。
【0011】
そこで、本発明は上記の問題を解決するために成されたものであり、その目的は、記録するデータに応じて、ユーザが、又は自動的に、再生信号品位を調整可能な光ディスク記録方法、光ディスク記録装置、光ディスク記録プログラムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0013】
(1)複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定し、再生信号品位と装置記録パラメータとの関係に基づいて、測定された再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータを設定し、複写元の光ディスクに記録されたデータを記録用光ディスクヘ設定された装置記録パラメータの値に基づいて記録することを特徴とする。
【0014】
この構成において、複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定し、再生信号品位と装置記録パラメータとの関係に基づいて、測定された再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータを設定し、複写元の光ディスクに記録されたデータを記録用光ディスクヘ設定された装置記録パラメータの値に基づいて記録する。したがって、ユーザが例えばプレスCDの音楽データをCD−Rに複写する場合に、複写元であるプレスCDと略同等の再生信号品位でCD−Rへ音楽データを記録できるので、従来のように信号品位が異なるために再生した音質が異なるという問題が発生せず、複写元の光ディスクと同等の音質で音楽データを再生することが可能となる。
【0015】
再生信号品位を表す信号品位パラメータとしては、β値やアシンメトリの他に、HF変調度、HF振幅、HF反射率、平均反射率、クロストーク、ジッタ、デビエーション、有効長などがある。また音楽データの信号品位を測定する際には、上記の信号品位パラメータのいずれか1つまたは複数を測定して、装置記録パラメータの設定などを行うと良い。
【0016】
なお、データを記録する際の再生信号品位に関係する装置記録パラメータとは、光ディスクにデータを記録する際にデータの再生信号品位を決定するパラメータであり、例えば、記録速度、ライトストラテジ、データを記録する際に光ディスクへ照射するレーザパワー、OPCやランニングOPCでの目標β値、フォーカスバランス、トラッキングバランスなどがある。
【0017】
(2)光ディスクヘ記録されたデータの再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を予め記憶しておき、
複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定し、該再生信号品位と、前記再生信号品位と装置記録パラメータとの関係に基づいて、測定された再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータの値を設定し、複写元の光ディスクに記録されたデータを記録用光ディスクヘ設定された装置記録パラメータの値に基づいて記録することを特徴とする。
【0018】
この構成において、光ディスクヘ記録されたデータの再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を予め記憶しておき、複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定し、該再生信号品位と、前記再生信号品位と装置記録パラメータとの関係に基づいて、測定された再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータの値を設定し、複写元の光ディスクに記録されたデータを記録用光ディスクヘ設定された装置記録パラメータの値に基づいて記録する。したがって、ユーザが例えばプレスCDの音楽データをCD−Rに複写する場合に、記憶されている再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係に基づいて、複写元であるプレスCDと略同等の再生信号品位でCD−Rへ音楽データを記録できるので、従来のように信号品位が異なるために再生した音質が異なるという問題が発生せず、複写元の光ディスクと略同等の音質で音楽データを再生することが可能となる。
【0019】
(3)複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定し、
記録用光ディスクヘ試し書きを行い、記録用光ディスクヘ試し書きされたデータの再生信号品位から、再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を予め求めておき、
前記再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係に基づいて、測定された再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータの値を設定し、複写元の光ディスクに記録されたデータを記録用光ディスクヘ設定された装置記録パラメータの値に基づいて記録することを特徴とする。
【0020】
この構成において、複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定し、記録用光ディスクヘ試し書きを行い、記録用光ディスクヘ試し書きされたデータの再生信号品位から、再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を予め求めておき、前記再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係に基づいて、測定された再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータの値を設定し、複写元の光ディスクに記録されたデータを記録用光ディスクヘ設定された装置記録パラメータの値に基づいて記録する。したがって、ユーザが例えばプレスCDの音楽データをCD−Rに複写する場合に、試し書きによって再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を実際に求めてから、複写元であるプレスCDと略同等の再生信号品位でCD−Rへ音楽データを記録できるので、従来のように信号品位が異なるために再生した音質が異なるという問題が発生せず、複写元の光ディスクと略同等の音質で音楽データを再生することが可能となる。
【0029】
(4)光ディスクヘ記録されたデータの再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を記憶する記憶手段と、
複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定する信号品位測定手段と、
前記再生信号品位と装置記録パラメータとの関係に基づいて、前記複写元の再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータの値を設定する再生信号品位調整手段と、
前記複写元の光ディスクに記録されているデータを記録用光ディスクヘ前記調整された装置パラメータの値に基づいて記録するデータ記録手段と、を備えたことを特徴とする。
【0030】
この構成において、記憶手段で光ディスクへ記録されたデータの再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を記憶し、信号品位測定手段で複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定し、再生信号品位調整手段で前記再生信号品位と装置記録パラメータとの関係に基づいて、複写元の再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータを設定して、複写元の光ディスク記録されたデータと同等の再生信号品位を達成するよう調整し、データ記録手段で前記複写元の光ディスクに記録されているデータを記録用光ディスクへ調整されたパラメータの値に基づいて記録することを特徴とする。したがって(2)と同様の効果が得られる。
【0031】
(5)複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定する信号品位測定手段と、
記録用光ディスクヘ試し書きを行い、試し書きされたデータの再生信号品位から再生信号品位と、再生信号品位に関係する装置記録パラメータと、の関係を求める試し書き手段と、
前記再生信号品位と装置記録パラメータとの関係に基づいて前記複写元の再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータの値を設定する再生信号品位調整手段と、
前記複写元の光ディスクに記録されているデータを記録用光ディスクヘ前記調整された装置パラメータの値に基づいて記録するデータ記録手段と、を備えたことを特徴とする。
【0032】
この構成において、信号品位測定手段で複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定し、試し書き手段で記録用光ディスクへ試し書きを行い、試し書きされたデータの再生信号品位から再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を求め、再生信号品位調整手段で前記複写元の再生信号品位と、前記再生信号品位と装置記録パラメータとの関係と、に基づいて複写元の再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータの値を設定し、複写元の光ディスクに記録されているデータと同等の再生信号品位を達成するよう調整し、データ記録手段で前記複写元の記録データを記録用光ディスクへ記録することを特徴とする。したがって(3)と同等の効果が得られる。
【0056】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る光ディスク記録装置の構成を示したブロック図である。図1に示したように、光ディスク記録装置1は、光ピックアップ10、スピンドルモータ11、RFアンプ12、サーボ回路13、識別手段であるアドレス検出回路14、デコーダ15、信号品位調整手段、識別手段、及び設定手段であるシステム制御部16、エンコーダ17、ストラテジ回路18、レーザドライバ19、レーザパワー制御回路20、周波数発生器21、エンベロープ検出回路22、C1エラー検出回路23、再生信号品位の測定手段である再生信号品位検出回路部24、データ記憶回路25、記憶手段である記憶部26、操作手段及び入力手段である操作部27、並びに表示手段である表示部28を備えている。また、光ピックアップ10、サーボ回路13、エンコーダ17、ストラテジ回路18、レーザドライバ19及びレーザパワー制御回路20によって、データ記録手段であるデータ記録部が構成されている。
【0057】
スピンドルモータ11は、データを記録する対象である光ディスクDを回転駆動するモータである。また、スピンドルモータの回転軸先端部には光ディスクを保持(チャッキング)するためのターンテーブルなどからなる図外の光ディスク保持機構が設けられている。光ピックアップ10は、レーザダイオード、レンズ及びミラーなどの光学系、戻り光(反射光)受光素子、並びにフォーカスサーボ機構などを備えている。また、記録及び再生時にはレーザ光を光ディスクDに対して照射して、光ディスクDからの戻り光を受光して受光信号であるEFM(Eight to Fourteen Modulation)変調されたRF信号をRFアンプ12に出力する。なお、フォーカスサーボ機構は、光ピックアップ10のレンズと光ディスクのデータ面との距離を一定に保つためのサーボ機構である。また、光ピックアップ10は、モニタダイオードを備えており、光ディスクDの戻り光によってモニタダイオードに電流が生じ、この電流がレーザパワー制御回路20へ供給されるようになっている。
【0058】
周波数発生器21は、スピンドルモータ11が出力した回転角度や回転数を検出するための信号をサーボ回路13に出力する。
【0059】
RFアンプ12は、光ピックアップ10から供給されるEFM変調されたRF信号を増幅して、増幅後のRF信号をサーボ回路13、アドレス検出回路14、エンベロープ検出回路22、再生信号品位を測定する再生信号品位検出回路部24、及びデコーダ15に出力する。
【0060】
デコーダ15は、再生時には、RFアンプ12から供給されるEFM変調されたRF信号をEFM復調して再生データを生成し、データ記憶回路25に出力する。また、デコーダ15は、記録時には、テスト記録によって記録された領域を再生する際に、RFアンプ12から供給されたRF信号をEFM復調する。そして、復調した信号に基づいて、C1エラー検出回路23がC1エラーを検出して、システム制御部16に出力する。C1エラー検出回路23はEFM復調された信号に対してCIRC(Cross Interleaved Reed Solomon Code)と呼ばれる誤り訂正符合を用いたエラー訂正を行い、C1エラーの個数(C1エラー値)を検出する。
【0061】
本実施形態に係る光ディスク記録装置1では、データの記録を行う際に、本記録に先立ち、光ディスクDの内周側のPCA(Power Calibration Area)領域にテスト記録を行う。そして、このテスト記録した領域の再生結果に基づいて、光ディスクDに対して良好な記録を行える記録条件を求めるように構成されている。C1エラー検出回路23は、このようなテスト記録した領域での再生信号のC1エラーを検出して、システム制御部16に出力する。
【0062】
ここで、光ディスクDのテスト記録を行う領域について、図2を用いて説明する。図2は、光ディスクの領域構成を示した断面図である。光ディスクDの外径は120mmであり、光ディスクDの直径46〜50mmの区間がリードイン領域114として用意され、その外周側にデータを記録するプログラム領域118及び残余領域120が用意されている。一方、リードイン領域114よりも内周側には、内周側PCA領域112が用意されている。内周側PCA領域112には、テスト領域112aと、カウント領域112bと、が用意されている。このテスト領域112aには、前述のように本記録に先立ち、テスト記録が実施される。ここで、テスト領域112aとしては、テスト記録を複数回行える領域が用意されている。また、カウント領域112bには、テスト記録終了時にテスト領域112aのどの部分まで記録が終了しているかを示すEFM信号が記録される。したがって、次にこの光ディスクDに対してテスト記録を行う際には、カウント領域112bのEFM信号を検出することにより、テスト領域112aのどの位置からテスト記録を開始すれば良いかが、分かるようになっている。本実施形態に係る光ディスク記録装置1では、データの本記録を行う前に上記のテスト領域112aにテスト記録を行っている。
【0063】
図1に戻り、データ記憶回路25は、デコーダ15から出力された光ディスクDの再生データや、光ディスク記録装置1の外部から入力されたデータなどを一旦記憶する。そして、再生時には記憶したデータを図外のデータ再生部へ出力し、記録用光ディスクにデータを記録する時には、記憶したデータをエンコーダ17へ出力する。
【0064】
アドレス検出回路14は、RFアンプ12から供給されたRF信号中に含まれるウォブル信号成分を抽出し、このウォブル信号成分に含まれる各位置の時間情報(アドレス情報)、及び光ディスクを識別する識別情報(ディスクID)やディスクに使われている色素などのディスクの種類を示す情報を復号し、システム制御部16に出力する。ここで、ウォブル信号成分とは記録用光ディスクの蛇行した記録トラックの蛇行周波数を表す信号成分であり、時間情報や識別情報などは蛇行周波数をFM変調することで記録されている。
【0065】
再生信号品位検出回路部24は、光ディスクDのテスト記録領域を再生している時に、RFアンプ12から供給されるRF信号から再生信号品位に関係するβ値やアシンメトリを算出し、算出結果をシステム制御部16に出力する。ここで、β値は、EFM変調された信号波形のピークレベル(符号は+)をa、ボトムレベル(符号は−)をbとすると、β=(a+b)/(a−b)で求めることができる。
【0066】
エンベロープ検出回路22は、光ディスクDへテスト記録を行う前に、光ディスクDのテスト領域112aのどの部分からテスト記録を開始するかを検出するために、上述した光ディスクDのカウント領域112bでのEFM信号のエンベロープを検出する。
【0067】
サーボ回路13は、スピンドルモータ11の回転制御、並びに光ピックアップ10のフォーカス制御、トラッキング制御、及び送り制御を行う。本実施形態に係る光ディスク記録装置1では記録時には、光ディスクDを各速度一定で駆動する方式であるCAV(Constant Angular Velocity)方式と、光ディスクDを線速度一定にして駆動する方式であるCLV(Constant Linear Velocity)方式と、を切り替えることができるようになっている。そのため、サーボ回路13は、システム制御部16から供給される制御信号に応じてCAV方式とCLV方式とを切り替える。ここで、サーボ回路13によるCAV制御では、周波数発生器21によって検出されるスピンドルモータ11の回転数が、設定した回転数と一致するように制御される。また、サーボ回路13によるCLV制御では、RFアンプ12から供給されるRF信号中のウォブル信号が設定された速度倍率になるようにスピンドルモータ11が制御される。
【0068】
エンコーダ17は、データ記憶回路25から供給される記録データをEFM変調し、ストラテジ回路18に出力する。ストラテジ回路18は、エンコーダ17から供給されたEFM信号に対して時間軸補正処理などを行い、レーザドライバ19に出力する。レーザドライバ19は、ストラテジ回路18から供給される記録データに応じて変調された信号と、レーザパワー制御回路20の制御に従って光ピックアップ10のレーザダイオードを駆動する。
【0069】
レーザパワー制御回路20は、光ピックアップ10のレーザダイオードから照射されるレーザパワーを制御する。具体的には、レーザパワー制御回路20は、光ピックアップ10のモニタダイオードから供給される電流値と、システム制御部16から供給される最適なレーザパワーの目標値を示す情報と、に基づいて、最適なレーザパワーのレーザ光が光ピックアップ10から照射されるように、レーザドライバ19を制御する。
【0070】
システム制御部16は、CPU、ROM、及びRAM等から構成されており、ROMに格納されたプログラムに従って光ディスク記録装置1の各部を制御する。システム制御部16は、上述したようにデータの本記録に先立ち、光ディスク記録装置1にセットされた光ディスクDの所定の領域に対し、テスト記録を行うように装置の各部を制御する。そして、システム制御部16は、上述したテスト記録された領域を再生している際に得られる信号から、再生信号品位検出回路部24によって検出されたβ値などの再生信号品位、C1エラー検出回路23によって検出されたC1エラーのカウント値などに基づいて、光ディスク記録装置1がテスト記録を行った光ディスクDに対して、再生信号品位パラメータと装置記録パラメータ(記録条件)との関係を求めることにより、記録エラーのない良好な記録を行うことができる記録可能速度を求める記録速度判定処理などを行う。
【0071】
記憶部26は、実験などを行って予め求めたデータなどを記憶しておくためのものである。操作部27は、再生信号品位を表すパラメータを選択・入力するために操作するためのものである。表示部28は、光ディスクに記録したデータの再生信号品位などを表示するためのものである。
【0072】
なお、以上のように構成された光ディスク記録装置1は光ディスクの記録・再生装置をパーソナルコンピュータによって実現することができる。すなわち、光ピックアップ10、スピンドルモータ11、及び周波数発生器21は、光ディスクドライブで実現できる。また、RFアンプ12、サーボ回路13、アドレス検出回路14、デコーダ15、エンコーダ17、ストラテジ回路18、レーザドライバ19、レーザパワー制御回路20、エンベロープ検出回路22、C1エラー検出回路23、及び再生信号品位検出回路部24は、MPUや周辺回路で実現できる。または、光ディスクドライブ装置の周辺回路で実現できる。システム制御部16は、MPUで実現できる。データ記憶回路25、及び記憶部26はメモリ、RAM、及びROMで実現できる。操作部27は、キーボードやマウスなどの入力デバイスで実現できる。表示部28は、モニタで実現できる。
【0073】
以上のように構成された光ディスク記録装置1における光ディスクDへのデータ記録時の動作を説明する。発明者らは、ソースディスクから記録可能な光ディスクへ音楽データを複写した際に、良い音質を得るために様々な実験や検討を行った。その結果、ソースディスクに記録された音楽データと、複写先の光ディスクの音楽データと、の再生信号波形、つまり再生信号品位が同様になるようにして、複写先の記録可能な光ディスクへ音楽データを記録すると、ソースディスクと略同様の音質が得られることが分かった。
【0074】
そこで、本発明の実施形態では、光ディスクに記録されているデータを複写する場合、データ記録済みの光ディスク(複写元の光ディスク)の再生信号品位を測定し、その再生信号品位と同様の再生信号品位が得られるように、再生信号品位に関係する装置記録パラメータを所定値に設定して、複写先の記録用光ディスクにデータを記録する。
【0075】
例えば、プレスCD(音楽CD)や記録済みCD−Rなどから音楽データを読みこむ際に、再生信号品位を測定しβ値やアシンメトリなどの信号品位パラメータを求める。続いて、元の音楽データの再生波形が同様に再現されるよう、測定した信号品位パラメータに基づいて、再生信号品位に関係する装置記録パラメータ(例えば、OPCを行う際の目標β値など)を所定の値に設定する。そして複写元の光ディスクに記録されている音楽データを上記設定にて記録用光ディスク記録する。なお、本記録前に実施されるOPCにて複数のレーザパワーにてテスト記録されたテストデータを再生するときに再生信号品位を測定して、測定された信号品位パラメータと再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を求めて記憶部26に記憶し、及び装置記録パラメータの調整をすると良い。また、再生信号品位を表す信号品位パラメータと、再生信号品位に関係する装置記録パラメータと、の関係は、予め実験などを行って求めておき記憶部26に記憶しておき、記録時に記憶部26から読み出して装置記録パラメータを調整するようにすると良い。
【0076】
これにより、複写元の光ディスクの音楽データと、複写先の光ディスクの音楽データと、の再生信号波形や再生信号品位が略同様となり、音楽データの音質を略同様に調整することができる。なお、データとしては、音楽データに限らず他のデータであっても良い。
【0077】
再生信号品位を表す信号品位パラメータとしては、β値やアシンメトリの他に、HF変調度、HF振幅、HF反射率、平均反射率、クロストーク、ジッタ、デビエーション、有効長などがある。また音楽データの信号品位を測定する際には、上記の信号品位パラメータのいずれか1つまたは複数を測定して、装置記録パラメータの設定などを行うと良い。また、これらの信号品位パラメータは完全に独立しておらず、1つのパラメータを変更すると、これに伴って他のパラメータも変化することがある。
【0078】
データを記録する際の再生信号品位に関係する装置記録パラメータとは、光ディスクにデータを記録する際にデータの再生信号品位を決定するパラメータであり、例えば、ライトストラテジ、データを記録する際に光ディスクへ照射するレーザパワー、OPCやランニングOPCでの目標β値、フォーカスバランス、トラッキングバランス、記録速度などがある。
【0079】
さらに、複写元の再生信号品位に内周外周差がある場合、装置記録パラメータを記録位置(半径位置又は時間)で変化させながら記録し、略同様の再生信号品位内周外周差をつけても良い。
【0080】
図3は本発明の実施形態を説明するためのフローチャートの1例である。ここでは、再生信号品位を表す信号品位パラメータをβ値として以下に説明する。まず、ユーザはプレスCD(音楽CD)や記録済CD−Rなどのソースディスクを光ディスク記録装置1にセットして音楽データを再生するために操作部27を操作する(s1)。システム制御部16は、操作部27からの信号を受信すると、ソースディスクの音楽データを読み取るために、サーボの自動調整を行う。サーボ回路13は、光ピックアップ10へフォーカスサーボ機構及びトラッキングサーボ機構の制御信号を出力する。また、スピンドルモータ11へ回転制御信号を出力する。システム制御部16は、レーザパワー制御回路20へレーザパワーを制御するための所定の信号を出力する。レーザパワー制御回路20は、レーザドライバ19の制御信号を出力し、レーザドライバ19から光ピックアップ10へレーザダイオードから照射するレーザ光のパワー制御信号を出力する。光ピックアップ10のレーザダイオードからは、所定のレーザパワーのレーザ光が照射され、レーザ光の戻り光(反射光)が光ピックアップ10の受光素子で受光されて、電気信号に変換されてRFアンプ12へ出力される(s2)。
【0081】
そして、RFアンプ12で増幅された音楽データの信号は、デコーダ15でデコードされてデータ記憶回路25に出力され、データ記憶回路25でソースディスクの音楽データが記憶される(s3)。
【0082】
また、RFアンプ12で増幅されたこの信号は、再生信号品位検出回路部24に出力されて、再生信号品位検出回路部24はソースディスクの音楽データの再生信号品位を測定する(s4)。測定結果がシステム制御部16に出力され、内蔵RAMに格納される(s5)。ソースディスクの音楽データがデータ記憶回路25へ全て格納されると、システム制御部16は表示部28へソースディスクの音楽データ・再生信号品位の格納が完了したことを表示する(s6)。
【0083】
ユーザは、この表示を確認すると、光ディスク記録装置1からソースディスクを取り出して、代わりにデータを記録可能な光ディスクを光ディスク記録装置1にセットする(s7)。
【0084】
システム制御部16は、データを記録する光ディスクのサーボ自動調整を行い、所定の信号をサーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコーダ17に出力する。光ピックアップ10から光ディスクにレーザ光が照射され、この戻り光が受光素子で受光されて変換され、RFアンプ12に出力される。この信号は、アドレス検出回路14に出力され、信号中のATIP(Absolute Time In Pre-groove)情報を読み取って光ディスクの種類の判別を行う。続いて、光ディスクのアドレスが検出されてシステム制御部16に出力される(s8)。システム制御部16は、光ディスク識別情報に基づいて、記憶部26に予め記憶されているデータを読み出す。そして、このデータと前記RAMに格納した再生信号品位の測定結果と、に基づいて装置記録パラメータの設定を行う(s9)。
【0085】
続いて、システム制御部16は、装置記録パラメータの設定に問題があるかないかを確認するのと同時に、最適レーザパワーを決定するために、OPC(Optimum Power Control)を行う。すなわち、設定した装置記録パラメータに基づいて所定の信号をサーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコーダ17、ストラテジ回路18に出力する。光ピックアップ10は、PCAにテスト信号を記録して再生する。この戻り光がRFアンプ12を介して再生信号品位検出回路部24に出力される(s10)。再生信号品位検出回路部24は、テスト信号の再生信号品位を検出してシステム制御部16に出力する(s11)。システム制御部16は、再生信号品位検出回路部24から出力された再生信号品位のデータと、RAMに記憶させたソースディスクの再生信号品位と、を比較する(s12)。比較の結果、同等の再生信号品位が得られないなどの問題がある場合はs9の装置記録パラメータを変更し、再度s9〜s12を実行する。問題がなければ、この装置記録パラメータの設定でデータ記憶回路25に格納されたソースディスクから読み取った音楽データを光ディスクに記録する。つまり、データ記憶回路25から音楽データを出力させるとともに、設定した装置記録パラメータに基づいて所定の信号をサーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコーダ17、ストラテジ回路18に出力する。そして、光ピックアップ10から記録用光ディスクへ音楽データに応じたレーザ光を照射させて、音楽データを記録する(s13)。音楽データの記録が完了したら、システム制御部16は、表示部28に記録が完了したことを表示する(s14)。そして、処理を終了する。
【0086】
記憶部26に予め記憶されているデータとは、データを記録する際の再生信号品位に関係する装置記録パラメータであり、ディスク識別情報に対応した、ライトストラテジ、OPCでの目標β値などがある。さらに、前記ディスク識別情報に対応させて再生信号品位を表す信号品位パラメータと、再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係をあらわすデータを予め実験などで求めておき、記憶部26に記憶しておくとなお良い。ソースディスクの再生信号品位と予め求めておいた関係に基づいて装置記録パラメータの調整を行うことでソースディスクと略同様の再生信号品位で記録することができる。
【0087】
また、OPCは複数のレーザパワーでテストデータを記録し、再生して再生信号品位をみることによって最適レーザパワーを決定するものである。このとき複数の記録条件における再生信号品位を測定することで、当該光ディスクにおける再生信号品位を表す信号品位パラメータと、再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を求めても良い。更に、OPCにおいてレーザパワーを変化させ記録するのではなく、ライトストラテジなどの装置記録パラメータを変化させて、再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を求めても良い。ここで得られた関係とソースディスクの再生信号品位とに基づいて装置記録パラメータの調整を行うことでソースディスクと略同様の再生信号品位で記録することができる。あるいはもう一度s9へ戻って調整条件を検証しても良い。
【0088】
次に、光ディスク記録装置では、記録用光ディスクへ記録するデータの再生信号品位を表す信号品位パラメータを、ユーザが任意の値に設定できる。すなわち、光ディスク記録装置で音楽データを光ディスクに記録した場合、ユーザの好みに応じて再生信号品位を表す信号品位パラメータを設定可能にすることで、ユーザが良いと感じる音質に設定することができる環境を提供するものである。以下、詳細に説明する。
【0089】
再生信号品位を表す信号品位パラメータとしては、β値やアシンメトリの他に、HF変調度、HF振幅、HF反射率、平均反射率、クロストーク、ジッタ、デビエーション、有効長などがある。また、これらの信号品位パラメータは完全に独立しておらず、1つのパラメータを変更すると、これに伴って他のパラメータも変化することがある。
【0090】
データを記録する際の再生信号品位に関係する装置記録パラメータとは、光ディスクにデータを記録する際にデータの再生信号品位を決定するパラメータであり、例えば、ライトストラテジ、データを記録する際に光ディスクへ照射するレーザパワー、OPCやランニングOPCでの目標β値、フォーカスバランス、トラッキングバランス、記録速度などがある。
【0091】
しかしながら、上記の装置記録パラメータを変更した場合、上記の信号品位パラメータの代わる度合いはディスクの種類ごとに異なっている。したがってユーザが装置記録パラメータを変更する場合には所望の再生信号品位を得ることは難しいものとなってしまう。光ディスク記録装置では、ユーザは好みに応じて再生信号品位を表す信号品位パラメータを設定可能であり、装置側は当該光ディスクにおける再生信号品位を表す信号品位パラメータと、再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係から、設定された任意の信号品位パラメータに基づいて装置記録パラメータを調整するようにしている。
【0092】
また、再生信号品位パラメータ値によっては記録用光ディスクに記録したデータが再生できなくなる場合や、装置記録パラメータの設定可能範囲外でなければ目的の再生信号品位を達成できない場合もあるため、そのような再生信号品位パラメータ値の設定をユーザが選択しようとした場合、表示部に警告表示をしたり、再生信号品位パラメータ値の設定範囲を制限するようにしても良い。
【0093】
図4は、表示部に表示させる再生信号品位を表す信号品位パラメータを設定するための表示例である。図4(A)に示したように、例えば表示部にグラフを表示させて、ユーザはこのグラフから設定値を選択するようにしても良い。また、図4(B)に示したように、再生信号品位を表す信号品位パラメータのパターンを設定した表を表示させて、この表から設定値を選択するようにしても良い。さらに、図4(C)に示したしたように、ユーザが任意の値を設定できるゲージを表示部に表示させておき、ユーザは所望の設定値を選択できるようにしても良い。なお、この場合、例えば、設定β値を変化させると、それに伴ってC1エラー、ジッタ、音の各パラメータは変化する。
【0094】
このように、ユーザは再生信号品位を表す信号品位パラメータを任意の値に設定することができるので、例えば音楽データを光ディスクに記録する場合、好みの音質に設定することができ、従来の光ディスク記録装置や記録用光ディスクを選択するための費用や時間を低減できる。
【0095】
また、記録装置と再生装置が違う場合において、再生装置の特性に合わせた音質に設定することができ、記録装置では信号品位が良くても再生装置で再生すると音質が悪いといった問題も低減できる。
【0096】
また、光ディスク記録装置では、再生信号品位を表す信号品位パラメータの設定を装置が自動的に行うか、ユーザが任意の値を設定するか、の切り替えを行う切り替えスイッチを設けると良い。この場合は、装置が自動的に再生信号品位を表すパラメータの設定を行う場合は、初期値(デフォルト値)を設定しておく必要がある。
【0097】
図5は、光ディスク記録装置の動作を説明するためのフローチャートの1例である。光ディスクに記録するデータは予めデータ記憶回路25に格納されているものとする。まず、ユーザは、操作部27の切り替えスイッチを操作して、再生信号品位を表す信号品位パラメータの設定をユーザが行うモードを選択する。そして、光ディスク記録装置1に記録用光ディスクをセットする(s31)。システム制御部16は、セットされた記録用光ディスクの種類を判別するために、サーボの自動調整を行う。サーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコーダ17にそれぞれ所定の信号を出力する。これらの信号により、光ピックアップ10からレーザ光が記録用光ディスクに照射され、その戻り光が光ピックアップ10の受光素子で受光され、電気信号に変換されてRFアンプ12に出力される。RFアンプ12で増幅されたこの信号は、アドレス検出回路14に出力されて、アドレス検出回路14でATIP情報(アドレス情報)が検出されシステム制御部16に出力される(s32)。システム制御部16は、この信号に基づいて光ディスクの種類を判別し、記憶部26から再生信号品位を表す信号品位パラメータのデータパターンを呼び出す。そして、このデータを、例えば、表に変換して表示部28に表示させる(s33)。ユーザは、操作部27を操作して、表示部28に表示された表から信号品位パラメータの所望の値を選択して、その値を入力する(s34)。システム制御部16は選択された信号品位パラメータの値に基づいて、再生信号品位に関係する装置記録パラメータを調整する(s35)。調整は、記憶部26に記憶されている当該光ディスクにおける再生信号品位を表す信号品位パラメータと再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係と、設定された任意の信号品位パラメータとに基づいて装置記録パラメータを調整するようにしてもよい。あるいは次段で説明されるOPCにおいて、当該光ディスクにおける再生信号品位を表す信号品位パラメータと再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係と、設定された任意の信号品位パラメータとに基づいて装置記録パラメータを調整するようにしてもよい。
【0098】
続いて、OPCを行うためにサーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコーダ17にそれぞれ所定の信号を出力し、テスト記録を行う。テスト記録した個所を再生し、その戻り光が光ピックアップ10の受光素子で受光されて電気信号に変換されて、RFアンプ12からは、増幅された信号が再生信号品位検出回路部24に出力される(s36)。システム制御部16は、再生信号品位検出回路部24から出力された信号などに基づいて最適なレーザパワーを設定する。そして、システム制御部16は、データ記憶回路25から記録用光ディスクに記録するデータを出力させる(s37)。このデータはエンコーダ17、ストラテジ回路18、レーザドライバ19を介して光ピックアップ10からレーザ光として照射され、光ディスクにデータが記録される(s38)。データの記録が完了すると、光ディスク記録装置1は、表示部28にデータの記録が完了したことを表示させて、処理を終了する(s39)。
【0099】
次に、光ディスク記録装置は、記録するデータの種類、フォーマット形式、例えばCD−DA(オーディオデータ)やCD−ROM MODE−1(パソコン用データ)などに応じて再生信号品位を表す信号品位パラメータを、自動的に設定、つまり各データの種類に適した設定を選択する。その設定に応じて装置記録パラメータを調整・設定し、記録用光ディスクにデータの記録を行う。すなわち、光ディスク記録装置でデータを光ディスクに記録した場合、該データに応じた再生信号品位に関する信号品位パラメータのパターンを設定可能な環境を提供するものである。
【0100】
以下、詳細に説明する。光ディスク記録装置では、複写元の光ディスクに記録されているデータを読み取った際に、また、外部からデータ記憶回路に記録用データが送信された際に、システム制御部16が記録用データの種類を判別する。そして、システム制御部16は判別結果に基づいて、再生信号品位を表す信号品位パラメータを設定する。例えば、記録用データがコンピュータデータの場合は再生時にエラーが発生しないよう、音楽データの場合は音質が最良になるように再生信号品位に関するパラメータを自動で設定する。その設定に応じて装置記録パラメータを自動で調整・設定し、記録用光ディスクにデータの記録を行う。また、再生信号品位と装置記録パラメータの関係を予め記憶しておくことで、装置記録パラメータを直接的に自動で設定しても良い。このようにユーザは記録するデータの種類を気に掛けなくとも光ディスク記録装置が自動的に判別してくれるので、初心者にとっては有効である。
【0101】
このとき、再生信号品位を表す信号品位パラメータとして、コンピュータ用データの場合、C1エラー値に着目すると良い。図6(A)は、光ディスクにデータを記録した際のC1エラー値とβ値との関係を示した図である。C1エラーとβとの関係は2次曲線となるため、C1エラー値がこの2次曲線のボトム値になるように、記録装置パラメータを設定する。一方、音楽用データの場合、ジッタ値に着目すると良い。図6(B)は、ジッタとβとの関係を示した図である。ジッタ値がこの2次曲線のボトムとなるように記録装置パラメータを設定する。
【0102】
また、音楽データの場合、HF変調度(I3/I11)に着目し、HF変調度の値が大きくなるポイントを狙っても良い。このとき、ライトストラテジを調整して短いピット(特に3T)の長さを長くするよう、装置記録パラメータを調整しても良い。
【0103】
しかし、ユーザによっては、例えば音楽用データを光ディスクに記録する場合に、音質には特にこだわらず、エラーがなく確実にデータが光ディスクに記録されることを重視することがある。そこで、このような場合、光ディスクに記録するデータは音楽データであるが、再生信号品位に関する信号品位パラメータをコンピュータデータ用に適した設定してもよい。よって、ユーザがデータに応じた再生信号品位に関する信号品位パラメータのパターン(オーディオ向パターン、コンピュータデータ向パターンなど)を選択することができる。
【0104】
図7は、データの種類に応じた再生信号品位を表す信号品位パラメータの設定例である。上記のパラメータを考慮して、図7に示したように、データの種類、光ディスクの種類などに応じて、β値などの再生信号品位を表す信号品位パラメータを表示しても良い。さらに、ライトストラテジなどの装置記録パラメータを表示しても良い。
【0105】
図8は、光ディスク記録装置の動作を説明するためのフローチャートの1例である。光ディスクに記録するデータは、予めデータ記憶回路25に格納されているものとする。まず、ユーザは、光ディスク記録装置1に記録用光ディスクをセットする(s51)。システム制御部16は、セットされた記録用光ディスクの種類を判別するために、サーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコーダ17にそれぞれ所定の信号を出力する。これらの信号により、光ピックアップ10からレーザ光が記録用光ディスクに照射され、その戻り光が光ピックアップ10の受光素子で受光され、電気信号に変換されてRFアンプ12に出力される。RFアンプ12で増幅されたこの信号は、アドレス検出回路14に出力されて、アドレス検出回路14でATIP情報(アドレス情報)が検出されシステム制御部16に出力される(s52)。
【0106】
続いて、操作部27の切り替えスイッチを操作して、記録するデータに応じて再生信号品位に関する信号品位パラメータパターンの設定を装置が自動的に行うか、それともユーザが設定するか、を選択する(s53)。パラメータの設定を装置が自動的に行う場合、システム制御部16は、データ記憶回路25に格納されたデータの種類とディスクの種類から、記憶部26の再生信号品位に関する信号品位パラメータを呼び出す。(s54)。システム制御部16は選択されたパラメータの値に基づいて、パラメータ値を自動で設定する。または、記憶部26の再生信号品位に関する信号品位パラメータ、及び装置記録パラメータを呼び出し、自動で設定する(s55)。続いて、OPCを行うためにサーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコーダ17にそれぞれ所定の信号を出力する。これらの信号により、光ピックアップ10からレーザ光が記録用光ディスクに照射され、テスト記録される。その箇所を再生し、その戻り光が光ピックアップ10の受光素子で受光され、電気信号に変換されてRFアンプ12に出力される(s56)。RFアンプ12からは、増幅された信号が再生信号品位検出回路部24に出力される。信号品位6は、再生信号品位検出回路部24から出力された信号などに基づいて最適なレーザパワーを設定する(s57)。そして、システム制御部16は、データ記憶回路25から記録用光ディスクに記録するデータを出力させる。このデータはエンコーダ17、ストラテジ回路18、レーザドライバ19を介して光ピックアップ10からレーザ光として照射され、光ディスクにデータが記録される(s58)。データの記録が完了すると、光ディスク記録装置1は、表示部28にデータの記録が完了したことを表示させて、処理を終了する(s59)。
【0107】
一方、ユーザが設定する場合は、各データの種類に適した再生信号品位に関する信号品位パラメータの設定を、表に変換して表示部28に表示させる。このとき、装置記録パラメータを表示させても良い。操作部27を操作してどのデータの種類に適した再生信号品位を表す信号品位パラメータの設定で記録を行うか選択する(s60)。システム制御部16は、この選択に基づいて、信号品位を表す装置記録パラメータを設定して(s61)、s56以降の処理を実行する。
【0108】
次に、光ディスク記録装置では、再生時の信号品位に変動、つまり変化や揺らぎが生じるように再生信号品位に関係する装置記録パラメータを設定してデータの記録を行う。
【0109】
以下詳細に説明する。再生時の信号品位に変化又は揺らぎ(変動)が生じるようにするため、例えば、一定周波数で信号品位が変化すると良い。また、ランダムな周波数で信号品位が変化するように記録しても良い。さらに、中心周波数を設定し、不規則的に信号品位が変化するようにしても良い。
【0110】
再生時の信号品位に変化又は揺らぎが生じるようにするためには、例えば、記録パワーを変化させると良い。また、ライトストラテジを変化させるようにしても良い。さらにフォーカスバランスを変化させても良い。
【0111】
但し、上記方法で再生時の信号品位に変化又は揺らぎが生じるようにした場合、ウォブル、ディスク偏心、ディスク面振れなどにより、信号に載せたくない揺らぎ成分が実際には載ってしまうことがある。そこで、以下の方法で装置記録パラメータを変化させることにより、載せたくない揺らぎ成分を打ち消しながら、本来の揺らぎを載せることができる。
【0112】
すなわち、載せたくない揺らぎ成分がキャンセルできるように、この揺らぎ成分を打ち消すパラメータを設定する。図9は、揺らぎ成分と揺らぎ成分を打ち消すためのパラメータとの波形を示したグラフである。図9に示したように、ディスク偏心の周波数の絶対値に対応するように装置記録パラメータとして記録パワーを設定することで、ディスク偏心が原因で発生する揺らぎを打ち消すことができる。
【0113】
また、ベース周波数として任意の周波数を信号に載せることで、記録データに所望の周波数の揺らぎ成分を追加することができる。例えば、人間の脳波の一種であるα波成分の周波数(約10Hz)が好適である。すなわち、人間の脳波にはα波、β波、γ波などがあり、α波成分が多くなると人間はリラックスした状態になることが知られている。また、α波成分の周波数(約10Hz)で揺らいでいる音楽を聞くと、この周波数に同調して脳波はα波成分が多くなると言えわれている。そこで、光ディスクに記録する音楽データに、このα波成分の周波数(約10Hz)の揺らぎを載せることで、再生した音楽データを聞いた人がリラックスできるという効果が期待できる。
【0114】
このように、記録するデータが音楽データの場合、再生時の再生信号品位に変化又は揺らぎが生じるようにすることで、新たな聴感や精神的な効果を生じさせることができる。
【0115】
次に、光ディスク記録装置の動作をフローチャート用いて説明する。図10は、光ディスク記録装置の動作を説明するためのフローチャートである。光ディスクに記録するデータは、予めデータ記憶回路25に格納されているものとする。また、記録データに載せる周波数成分の設定は、記憶部26に記憶されているものとする。まず、ユーザは、操作部27のスイッチを操作して、記録するデータに載せる周波数成分の種類を設定する(s71)。続いて、ユーザは、光ディスク記録装置1に記録用光ディスクをセットする(s72)。システム制御部16は、設定された周波数成分の種類に応じて、記憶部26から周波数成分のパターンを読み出すとともに、データ記憶回路25から光ディスクへ記録するデータを読み出す(s73)。そして、このデータの再生信号品位が設定された周波数成分で変動するように、装置記録パラメータを設定する(s74)。続いて、システム制御部16は、サーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコーダ17、ストラテジ回路18に、それぞれ所定の信号を出力して、光ピックアップ10を制御してレーザ光を光ディスクに照射して、データを記録する(s75)。データの記録が完了すると、システム制御部16は表示部28にその旨を表示させて(s76)、処理を終了する。
【0116】
次に、光ディスク記録装置では、光ディスクの再生信号品位や記録するデータに応じて、自動的に最適な記録速度でデータ記録を実施する。以下、詳細に説明する。
【0117】
前記のように、従来、光ディスクにデータを記録する際に誤って、光ディスクが対応していない記録速度に設定してデータの記録を行おうとした場合、光ディスク記録装置が光ディスクに応じて自動的に最大記録可能速度に設定し直してくれる機能があった。しかし、その機能を用いてデータを記録した場合、必ずしも最良の再生信号品位になるとは限らなかった。もちろん、音楽データを記録した場合でも、必ずしも最良の音質になるとは限らなかった。
【0118】
そこで、光ディスク記録装置では、光ディスクに応じて最適な記録速度でデータの記録を行うことで、例えば光ディスクへ音楽データを記録する場合に、良い音質を得ることができる。さらに、記録するデータの種類に応じて、最適な記録速度で行ってもよい。
【0119】
光ディスク及び記録するデータの種類に応じた最適な記録速度は、予め記憶部26で記憶させておき、光ディスクにデータを記録する際に、その光ディスクの種類、及び記録するデータの種類を識別しておき、その識別結果に応じた最適な記録速度の情報を記憶部26から読み出すようにすれば良い。
【0120】
次に、光ディスク記録装置の具体的な動作を説明する。図11は、光ディスク記録装置の動作を説明するためのフローチャートの1例である。
【0121】
光ディスクに記録するデータは、予めデータ記憶回路25に格納されているものとする。まず、ユーザは、記録用光ディスクをセットする(s81)。サーボの自動調整を行い、システム制御部16は、記録用光ディスクのATIP情報を読み取って、記録用光ディスクの種類を識別する(s82)。そして、システム制御部16は、記憶部26から光ディスク及び記録するデータの最適記録速度に関する情報を読み出して、記録用光ディスクの種類と、記録するデータの種類と、に応じた最適な記録速度を自動で選択する(s83)。そして、選択した記録速度で記録用光ディスクにデータを記録する(s84)。データの記録が完了すると、システム制御部16は表示部28にその旨を表示させて(s85)、処理を終了する。
【0122】
次に、光ディスク記録装置では、データの記録前に、データの再生信号品位、データを複写する記録用光ディスクにデータを記録した場合の推定再生信号品位をユーザに提示する。以下、詳細に説明する。
【0123】
ユーザは、光ディスクにデータを記録する際に、複写先の光ディスクにデータを記録した際にどのような再生信号品位となるか知っておきたい場合がある。このような場合に、光ディスク(メディア)は購入しなくても、記録するデータの推定再生信号品位などの情報を知ることができれば、ユーザの労力や経費を低減することが可能となる。
【0124】
そこで、光ディスク記録装置では、記憶部26に、予め実験などにより求めた光ディスクの再生信号品位に関係する信号品位パラメータ、装置記憶パラメータ、及び各パラメータの関係を記憶させておく。そして、光ディスクにデータを記憶させる際に、記憶部26が記憶した再生信号品位に関係する信号品位パラメータを表示部28に表示させて、ユーザが表示部28に表示された再生信号品位に関する信号品位パラメータ又は該パラメータ値を操作部27で選択できるようにする。ユーザが操作部27を操作してある信号品位パラメータ又はパラメータ値を選択すると、システム制御部16は、前記設定結果、及び記憶部26が記憶した装置記録パラメータの値を設定して、サーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコーダ17、及びストラテジ回路18に所定の信号を出力して、光ピックアップ10からレーザ光を照射させて、スピンドルモータにセットされた記録用光ディスクへデータを記録する。
【0125】
上記のように、記録データの推定再生信号品位の情報を提供することで、ユーザは、予め光ディスクに記録するデータの推定再生信号品位を把握することができる。したがって、従来のように、記録後に再生信号品位が悪いことが判明して、別のメディアでデータ記録のやり直しを行ったり、良い音質で音楽データを記録できるメディアを選別するために、複数のメディアを購入するといったことは不要となる。つまり、ユーザにとっては、非常に有益である。
【0126】
図12は、光ディスク記録装置の表示部に表示する光ディスクの推定再生信号品位の例である。また、ユーザに提供する推定再生信号品位のデータは、例えば図12(A)に示した記録速度に応じた推定再生信号品位の表のように、表形式で推定再生信号品位を表示しても良い。また、図12(B)に示した記録速度をパラメータとしたβとジッタとの関係を表したグラフのように、グラフ形式で推定再生信号品位を表示しても良い。
【0127】
また、上記のように動作する光ディスク記録装置1は、光ディスクの駆動装置を備えたコンピュータによって実現することができる。すなわち、記録用光ディスクの種別を識別する識別手段であるアドレス検出回路14及びシステム制御部16は、コンピュータを構成するMPUや周辺回路で実現できる。さらに、記録用光ディスクにデータを記録した場合の推定再生信号品位を記憶する記憶手段である記憶部26は、コンピュータを構成するメモリ、RAM、及びROMで実現できる。加えて、該記録用光ディスクの推定再生信号品位を表示する表示手段である表示部28は、コンピュータを構成するモニタで実現できる。
【0128】
また、推定再生信号品位として、OPCなどの試し書きデータの再生信号品位の確定結果を使っても良い。
【0129】
また、上記各部を動作させるプログラムは、予め記憶部26に記憶させておき、ユーザの操作部27の操作があると、このプログラムを読み出して実行するようにすると良い。
【0130】
なお、記録用光ディスクが新たに発売されて、その光ディスクに関する情報を入手したい場合には、図外の通信手段を用いて、インターネットを介してファームウェアを更新すると良い。
【0131】
次に、光ディスク記録装置は、過去にデータを記録した際の再生信号品位の信号品位パラメータを記憶部で記憶している。そして、光ディスクにデータを記録する場合に、ユーザは過去のデータを呼び出してデータを記録することができる。
【0132】
以下、詳細に説明する。例えば、過去にユーザが自分で調整して音楽データを光ディスクaに記録した設定だと、非常に良い音質で音楽データを記録できたので、また同じ設定で光ディスクaに音楽データを記録したい場合、つまり、記録するデータと再生信号品位で複写元のディスクを変えたい場合がある。また、再生信号品位の値がある値の時の条件検索を行って、検索結果に基づいて、再生信号品位に関する信号品位パラメータを設定したい場合がある。このような場合に、過去に光ディスクへデータを記録した際の再生信号品位に関する信号品位パラメータの情報を知ることができれば、ユーザは、容易に再生信号品位に関する信号品位パラメータを設定してデータ光ディスクへ記録することができる。
【0133】
そこで、光ディスク記録装置では、記憶部26に、過去に光ディスクへデータを記録する際に設定した再生信号品位に関係する信号品位パラメータを記憶させておく。そして、別の光ディスクにデータを記憶させる際に、記憶部26が記憶した再生信号品位に関する信号品位パラメータを表示部28に表示させて、ユーザが表示部28に表示された再生信号品位に関する信号品位パラメータを操作部27で選択できるようにする。ユーザが操作部27を操作してあるパラメータを選択すると、システム制御部16は、記憶部26が記憶した再生信号品位に関する信号品位パラメータの値に設定して、サーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコーダ17、及びストラテジ回路18に所定の信号を出力して、光ピックアップ10からレーザ光を照射させて、スピンドルモータにセットされた記録用光ディスクへデータを記録する。
【0134】
上記のように、過去に記録した再生信号品位に関する信号品位パラメータの情報を提供することで、この機能がない場合は、再生信号品位に関する信号品位パラメータをどのように設定したかをメモしておく必要があり、再度その設定でデータを記録する場合にはそのメモを見直す必要があるが、そのような煩わしい作業は行わなくても良い。
【0135】
再生信号品位に関する信号品位パラメータの設定を光ディスク記録装置に記憶させる場合は、データの記録完了後に、この設定を残しておくかどうかの表示が装置の表示部に表示される。ユーザは指示に従って、例えば覚え書きなどを操作部を操作して入力しておけば良い。また、光ディスク記録装置に記憶させた再生信号品位に関する信号品位パラメータの設定を呼び出す際には、光ディスクにデータを記録する前に操作部を操作して、所望の設定を呼び出すようにすれば良い。
【0136】
また、上記のように動作する光ディスク記録装置1は、光ディスクの駆動装置を備えたコンピュータによって実現することができる。すなわち、光ディスクへデータを記録する際に設定した再生信号品位に関する信号品位パラメータを記憶する記憶手段である記憶部26は、コンピュータを構成するメモリ、RAM、及びROMで実現できる。また、記憶部26が記憶した再生信号品位に関する信号品位パラメータを表示する表示手段である表示部28は、コンピュータを構成するモニタで実現できる。表示部28に表示された再生信号品位に関する信号品位パラメータを選択する操作手段である操作部27はキーボードやマウスで実現できる。データ記録時の再生信号品位に関する信号品位パラメータを記憶部26が記憶した値に設定する再生信号品位調整手段であるシステム制御部16は、コンピュータを構成するMPUや周辺回路で実現できる。
【0137】
また、上記各部を動作させるプログラムは、予め記憶部26に記憶させておき、ユーザの操作部27の操作があると、このプログラムを読み出して実行するようにすると良い。
【0138】
なお、以上の説明において、設定データは、光ディスクの種類毎(メディア毎)、記録速度毎に設定しておくと良い。
【0139】
また、本発明は、CLV方式やCAV方式に限らず、パーシャルCAV方式やその他の記録方式にも適用できる。
【0140】
【発明の効果】
本発明によれば、従来のように再生信号品位が異なるために再生した音質が異なるという問題が発生せず、複写元の光ディスクと略同等の音質で音楽データを再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光ディスク記録装置の構成を示したブロック図である。
【図2】光ディスクの領域構成を示した断面図である。
【図3】本発明の実施形態を説明するためのフローチャートである。
【図4】表示部に表示させる再生信号品位に関する信号品位パラメータを設定するための表示例である。
【図5】光ディスク記録装置の動作を説明するためのフローチャートの1例である。
【図6】光ディスクにデータを記録する際のC1エラーとβとの関係、及びジッタとβとの関係を示した図である。
【図7】データの種類に応じたパラメータの設定例である。
【図8】光ディスク記録装置の動作を説明するためのフローチャートの1例である。
【図9】揺らぎ成分と揺らぎ成分を打ち消すためのパラメータとの波形を示したグラフである。
【図10】光ディスク記録装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】光ディスク記録装置の動作を説明するためのフローチャートの1例である。
【図12】光ディスク記録装置の表示部に表示する光ディスクの再生信号品位の例である。
【符号の説明】
1−光ディスク記録装置
10−光ピックアップ
16−システム制御部
20−レーザパワー制御回路
24−再生信号品位検出回路部
25−データ記憶回路
26−記憶部
27−操作部
28−表示部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to adjustment of a reproduction signal quality of recorded data when data is recorded on a write-once optical disc and a rewritable optical disc.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in addition to lowering the price of optical discs, optical disc recording devices, data recording software, computers, etc. that can record data, large amounts of data can be recorded, so audio (music) data, computer data, images An optical disk is used for recording / reproducing various data such as (still image) data and moving image data, and for backup. As a recording optical disk capable of recording data, for example, a write-once optical disk capable of recording data only once such as CD-R, DVD-R, CD-RW, DVD-RW, DVD + RW, DVD-RAM, etc. There are rewritable optical discs that can rewrite data. Conventionally, in an optical disc recording apparatus for recording data on these optical discs, an apparatus recording parameter related to a reproduction signal quality of recorded data such as a write strategy is automatically set to an optimum value. It has become. When using the optical disc recording apparatus, the user can set whether or not to enable the function of automatically reducing the recording speed to the reproducible limit when the recording speed is not properly set.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
It is known that when music data of a press CD (a CD manufactured by a stamper, for example, a CD-DA) is copied onto an optical disc capable of recording data as described above, the sound quality is slightly different. . Since the music data recorded on the optical disc is digital data, it seems that the sound quality does not change from the original music data even if it is played back. However, due to differences in playback signal quality such as β and jitter, it is actually an expert and audiophile. As you can see, the sound quality of the music data will be different.
[0004]
At present, the cause of this difference is not clearly understood, but it is known that the sound quality changes when the device recording parameters related to the reproduction signal quality are changed.
[0005]
However, since the conventional optical disk recording apparatus automatically sets each parameter to an optimum value as described above, even if the data to be recorded on the optical disk is, for example, music data or computer data, Data was recorded with the same optimal parameters. This optimum parameter is a setting value that is most unlikely to cause an error when data is reproduced, but is not necessarily a parameter that provides the best sound quality when recording music data. Therefore, in order to obtain good sound quality when music data recorded on an optical disk is reproduced, it is necessary to set optimum parameters for music data separately from those for computers.
[0006]
However, when data is recorded on an optical disk with a conventional optical disk recording apparatus, a user cannot set a parameter indicating the quality of a reproduced signal of the recorded data. For example, when recording music data on a CD-R, it has not been possible to set the β value to a desired value in order to improve the reproduction sound quality of the music data. Thus, even beginners can easily record data on the optical disc, but the parameters representing the quality of the reproduced signal cannot be adjusted to the desired settings, so the specifications remain unsatisfactory for advanced users.
[0007]
Further, since the optical disk material (particularly the recording layer) differs depending on the type, manufacturer, model number, and the like, the write strategy and recording speed setting of the optical disk recording apparatus differ depending on the manufacturer, model number, etc. of the optical disk. Therefore, when the music data of the press CD is copied to the CD-R, the reproduction sound of the press CD and the reproduction sound of the CD-R are different depending on the manufacturer of the CD-R and the difference of the optical disk recording apparatus for recording the music data. Sometimes had different sound quality.
[0008]
Furthermore, optical discs capable of recording data differ in the maximum recording speed at which recording is possible and the recording speed at which recording with the best signal quality is possible, depending on the production time, model number, and the like. For example, an old-type optical disc with a low maximum recordable speed has a relatively thick recording film, so that recording with a high reproduction signal quality can be performed in a low speed region such as 1 × speed or 2 × speed. On the other hand, since a new type optical disc having a high maximum recordable speed has a relatively thin recording film, recording with a high reproduction signal quality can be performed in a higher speed region such as 4 × speed or 8 × speed. For this reason, when the optical disc does not correspond to the recording speed set by the user by mistake, some optical disc recording apparatuses have a function of automatically changing to the maximum recording speed corresponding to the optical disc. However, the changed maximum recording speed is based on the signal quality limit, and does not select a recording speed with good signal quality such as jitter. For this reason, when recording music data, the recording speed automatically set by this function cannot always be recorded with good sound quality. Therefore, there is a problem that the specifications remain unsatisfactory for users who desire good sound quality such as audiophiles.
[0009]
Because of these problems, audiophiles purchase an optical disc recording device suitable for recording music data, and are compatible with music data recording with this optical disc recording device, and can record music data with good sound quality. Was selected and purchased, and the optimum writing speed was adjusted for each selected optical disc. However, such work imposes cost and labor burdens on the user.
[0010]
Further, the CD-R recorded by the optical disk recording device is not always reproduced by the optical disk recording device, and when the optical disk recorded by the optical disk recording device is listened to by a CD player, the reproduction signal quality in the optical disk recording device is good. However, it cannot be said that the reproduction sound quality on other CD players is good.
[0011]
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide an optical disc recording method in which a reproduction signal quality can be adjusted by a user or automatically according to data to be recorded, An optical disc recording apparatus and an optical disc recording program are provided.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following configuration as means for solving the above problems.
[0013]
(1) Measure the playback signal quality of the data recorded on the copy source optical disc.ReRaw signal qualityBetween device recording parametersOn the basis of the, Measured playbackSignal qualityThe value of theInCorrespondenceSet device recording parametersAndData recorded on the copy source optical discTRecording optical discBased on the set device recording parameter valueIt is characterized by recording.
[0014]
In this configuration, the reproduction signal quality of the data recorded on the copy source optical disk is measured.ReRaw signal qualityBetween device recording parametersOn the basis of the, Measured playbackSignal qualityThe value of theInCorrespondenceSet device recording parametersAndData recorded on the copy source optical discTRecording optical discBased on the set device recording parameter valueRecord. Therefore, when a user copies music data of a press CD to a CD-R, for example, the music data can be recorded on the CD-R with substantially the same reproduction signal quality as that of the press CD as a copy source. The original optical disc does not have the problem of different sound quality due to the different quality.Same asMusic data can be reproduced with such sound quality.
[0015]
Signal quality parameters representing the reproduction signal quality include, in addition to the β value and asymmetry, HF modulation degree, HF amplitude, HF reflectance, average reflectance, crosstalk, jitter, deviation, effective length, and the like. Further, when measuring the signal quality of music data, it is preferable to set one or more of the above-mentioned signal quality parameters to set device recording parameters.
[0016]
The device recording parameter related to the reproduction signal quality when recording data is a parameter that determines the reproduction signal quality of the data when recording data on the optical disc. For example, the recording speed, the write strategy, and the data are There are a laser power irradiated to the optical disc during recording, a target β value in OPC and running OPC, a focus balance, a tracking balance, and the like.
[0017]
(2) The relationship between the reproduction signal quality of the data recorded on the optical disk and the device recording parameters related to the reproduction signal quality is stored in advance.
Measure playback signal quality of data recorded on copy source optical discAndThe playback signal quality and the relationship between the playback signal quality and the device recording parameters.In chargeOn the basis ofCorresponds to the measured reproduction signal quality valueDevice recording parametersThe value of theThe setAndData recorded on the copy source optical discTRecording optical discBased on the set device recording parameter valueIt is characterized by recording.
[0018]
In this configuration, the relationship between the reproduction signal quality of the data recorded on the optical disk and the device recording parameters related to the reproduction signal quality is stored in advance, and the reproduction signal quality of the data recorded on the copy source optical disk is measured.AndThe playback signal quality and the relationship between the playback signal quality and the device recording parameters.In chargeOn the basis ofCorresponds to the measured reproduction signal quality valueDevice recording parametersThe value of theThe setAndData recorded on the copy source optical discTRecording optical discBased on the set device recording parameter valueRecord. Therefore, when a user copies music data of a press CD to a CD-R, for example, based on the relationship between the stored reproduction signal quality and the apparatus recording parameters related to the reproduction signal quality, the press CD that is the copy source Music data can be recorded on a CD-R with substantially the same playback signal quality as in the past, so that there is no problem that the playback quality is different because the signal quality is different as before, and the sound quality is almost the same as that of the original optical disc. It becomes possible to play music data.
[0019]
(3) Measure the reproduction signal quality of the data recorded on the copy source optical disc,
Perform test writing on the recording optical disc, and obtain in advance the relationship between the playback signal quality and the device recording parameters related to the playback signal quality from the playback signal quality of the data trial-written on the recording optical disc,
in frontThe relationship between playback signal quality and device recording parameters related to playback signal qualityIn chargeOn the basis of, MeasuredPlayback signal qualityThe value of theInCorrespondenceDevice recording parametersThe value of theThe setAndData recorded on the copy source optical discTRecording optical discBased on the set device recording parameter valueIt is characterized by recording.
[0020]
In this configuration, the reproduction signal quality of the data recorded on the copy source optical disk is measured, test writing is performed on the recording optical disk, and the reproduction signal quality is determined from the reproduction signal quality of the data trial-written on the recording optical disk. Obtain in advance the relationship with the device recording parameters related to the playback signal quality,in frontThe relationship between playback signal quality and device recording parameters related to playback signal qualityIn chargeOn the basis of, MeasuredPlayback signal qualityThe value of theInCorrespondenceDevice recording parametersThe value of theThe setAndData recorded on the copy source optical discTRecording optical discBased on the set device recording parameter valueRecord. Therefore, when the user copies music data of a press CD to a CD-R, for example, the relationship between the reproduction signal quality and the apparatus recording parameters related to the reproduction signal quality is actually obtained by trial writing, and then the copy source. Since music data can be recorded on a CD-R with a playback signal quality substantially the same as that of a press CD, there is no problem that the reproduced sound quality is different due to the different signal quality as before, and it is almost the same as the optical disc of the copy source. Music data can be played with the sound quality of.
[0029]
(4)Storage means for storing the relationship between the reproduction signal quality of the data recorded on the optical disc and the device recording parameters related to the reproduction signal quality;
Signal quality measuring means for measuring the reproduction signal quality of the data recorded on the copy source optical disc;
Relationship between playback signal quality and device recording parametersIn chargeOn the basis of,Corresponds to the reproduction signal quality value of the copy sourceDevice recording parametersThe value of theThe setDoReproduction signal quality adjustment means;
The copy sourceOn optical discRecordHas beenData to the optical disc for recordingBased on the value of the adjusted device parameterAnd a data recording means for recording.
[0030]
In this configuration, the relationship between the reproduction signal quality of the data recorded on the optical disk by the storage means and the apparatus recording parameters related to the reproduction signal quality is stored, and the data recorded on the copy source optical disk by the signal quality measurement means is stored. The reproduction signal quality is measured, and the relation between the reproduction signal quality and the device recording parameter is measured by the reproduction signal quality adjustment means.In chargeOn the basis ofCorresponds to the reproduction signal quality value of the copy sourceSet device recording parameters to,Data recorded on the copy source optical discSame asAdjusted so as to achieve a reproduction signal quality such asOn optical discRecordHas beenData to optical disc for recordingBased on the value of the adjusted parameterIt is characterized by recording. Therefore, the same effect as (2) can be obtained.
[0031]
(5)Signal quality measuring means for measuring the reproduction signal quality of the data recorded on the copy source optical disc;
Trial writing means for performing trial writing on a recording optical disc and obtaining a relationship between the reproduction signal quality of the trial written data and the reproduction signal quality and the apparatus recording parameters related to the reproduction signal quality;,
in frontRelationship between playback signal quality and device recording parametersIn chargeOn the basis ofThe copy sourcePlayback signal qualityThe value of theInCorrespondenceDevice recording parametersThe value of theSet upSetPlayback signal quality adjustment means,
The copy sourceOn optical discRecordHas beenData to the optical disc for recordingBased on the value of the adjusted device parameterAnd a data recording means for recording..
[0032]
In this configuration, the signal quality measuring means measures the reproduction signal quality of the data recorded on the copy source optical disk, the test writing means performs test writing on the recording optical disk, and the test writing data from the reproduced signal quality The relationship between the reproduction signal quality and the apparatus recording parameter related to the reproduction signal quality is obtained, and based on the reproduction signal quality of the copy source by the reproduction signal quality adjusting means and the relationship between the reproduction signal quality and the apparatus recording parameter. A device recording parameter value corresponding to the reproduction signal quality value of the copy source is set and adjusted so as to achieve a reproduction signal quality equivalent to the data recorded on the copy source optical disc. Is recorded on a recording optical disk. Therefore, the same effect as (3) can be obtained.
[0056]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of an optical disk recording apparatus according to an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, the optical
[0057]
Spindle motor11Is a motor that rotationally drives the optical disk D that is the target of data recording. Further, an optical disk holding mechanism (not shown) including a turntable for holding (chucking) the optical disk is provided at the tip of the rotating shaft of the spindle motor. The
[0058]
The
[0059]
The
[0060]
During reproduction, the
[0061]
In the optical
[0062]
Here, an area for test recording on the optical disc D will be described with reference to FIG. FIG. 2 is a cross-sectional view showing the area configuration of the optical disc. The outer diameter of the optical disk D is 120 mm, the section of the optical disk D having a diameter of 46 to 50 mm is prepared as the lead-in area 114, and the program area 118 and the remaining area 120 for recording data are prepared on the outer peripheral side. On the other hand, an inner circumference side PCA area 112 is prepared on the inner circumference side from the lead-in area 114. In the inner peripheral PCA area 112, a test area 112a and a count area 112b are prepared. As described above, test recording is performed in the test area 112a prior to the main recording. Here, an area where test recording can be performed a plurality of times is prepared as the test area 112a. In the count area 112b, an EFM signal indicating how much of the test area 112a has been recorded at the end of the test recording is recorded. Therefore, when performing test recording on the optical disc D next time, by detecting the EFM signal in the count area 112b, it can be understood from which position in the test area 112a the test recording should be started. It has become. In the optical
[0063]
Returning to FIG. 1, the
[0064]
The
[0065]
The reproduction signal quality
[0066]
The
[0067]
The
[0068]
The
[0069]
The laser
[0070]
The
[0071]
The
[0072]
The optical
[0073]
An operation at the time of data recording on the optical disc D in the optical
[0074]
Therefore, the present inventionThe fruitIn the embodiment, when copying the data recorded on the optical disc, the reproduction signal quality of the optical disc on which data has been recorded (copying source optical disc) is measured, and the reproduction signal quality is measured.Same asThe apparatus recording parameters related to the reproduction signal quality are set to predetermined values so that the reproduction signal quality can be obtained, and the data is recorded on the recording optical disc.
[0075]
For example, when reading music data from a press CD (music CD) or recorded CD-R, the reproduction signal quality is measured to obtain signal quality parameters such as β value and asymmetry. Next, the playback waveform of the original music dataSameBased on the measured signal quality parameter, the apparatus recording parameter related to the reproduction signal quality (for example, the target β value when performing OPC) is set to a predetermined value so as to be reproduced in the same manner. Then, the music data recorded on the copy source optical disc is recorded on the recording optical disc with the above settings. It should be noted that the reproduction signal quality is measured when the test data recorded with a plurality of laser powers is reproduced by the OPC performed before the actual recording, and is related to the measured signal quality parameter and the reproduction signal quality. It is preferable to obtain the relationship with the apparatus recording parameter, store it in the
[0076]
As a result, the reproduction signal waveform and reproduction signal quality of the music data of the copy source optical disc and the music data of the copy destination optical disc are substantially the same, and the sound quality of the music data can be adjusted in substantially the same manner. The data is not limited to music data and may be other data.
[0077]
Signal quality parameters representing the reproduction signal quality include, in addition to the β value and asymmetry, HF modulation degree, HF amplitude, HF reflectance, average reflectance, crosstalk, jitter, deviation, effective length, and the like. Further, when measuring the signal quality of music data, it is preferable to set one or more of the above-mentioned signal quality parameters to set device recording parameters. In addition, these signal quality parameters are not completely independent, and if one parameter is changed, other parameters may change accordingly.
[0078]
The device recording parameter related to the reproduction signal quality when recording data is a parameter for determining the reproduction signal quality of the data when recording data on the optical disk. For example, the optical disk is used when recording the write strategy and data. There are laser power to irradiate, target β value in OPC and running OPC, focus balance, tracking balance, recording speed and the like.
[0079]
Furthermore, if there is a difference between the inner and outer circumferences of the reproduction signal quality at the copy source, recording can be performed while changing the apparatus recording parameter at the recording position (radius position or time), and a substantially similar reproduction signal quality inner and outer circumference difference is added good.
[0080]
FIG. 3 shows the present invention.The fruitIt is an example of the flowchart for demonstrating embodiment. Here, the signal quality parameter indicating the reproduction signal quality is described below as a β value. First, a user sets a source disc such as a press CD (music CD) or a recorded CD-R in the optical
[0081]
The music data signal amplified by the
[0082]
The signal amplified by the
[0083]
When the user confirms this display, the user takes out the source disk from the optical
[0084]
The
[0085]
Subsequently, the
[0086]
The data stored in advance in the
[0087]
In the OPC, test data is recorded with a plurality of laser powers, reproduced, and reproduced signal quality is determined to determine the optimum laser power. At this time, by measuring the reproduction signal quality under a plurality of recording conditions, the relationship between the signal quality parameter indicating the reproduction signal quality on the optical disc and the apparatus recording parameter related to the reproduction signal quality may be obtained. Further, instead of recording by changing the laser power in the OPC, the apparatus recording parameters such as the write strategy may be changed to obtain the relationship with the apparatus recording parameters related to the reproduction signal quality. By adjusting the apparatus recording parameters based on the relationship obtained here and the reproduction signal quality of the source disk, recording can be performed with substantially the same reproduction signal quality as that of the source disk. Or you may return to s9 once again and verify adjustment conditions.
[0088]
next,lightDisc recording deviceThenThe user can set the signal quality parameter indicating the playback signal quality of the data to be recorded on the recording optical disk to an arbitrary value.TheIn other words, when music data is recorded on an optical disc by an optical disc recording device, the sound quality that the user feels good can be set by making it possible to set a signal quality parameter that represents the playback signal quality according to user preferences. Is to provide. Details will be described below.
[0089]
Signal quality parameters representing the reproduction signal quality include, in addition to the β value and asymmetry, HF modulation degree, HF amplitude, HF reflectance, average reflectance, crosstalk, jitter, deviation, effective length, and the like. In addition, these signal quality parameters are not completely independent, and if one parameter is changed, other parameters may change accordingly.
[0090]
The device recording parameter related to the reproduction signal quality when recording data is a parameter for determining the reproduction signal quality of the data when recording data on the optical disk. For example, the optical disk is used when recording the write strategy and data. There are laser power to irradiate, target β value in OPC and running OPC, focus balance, tracking balance, recording speed and the like.
[0091]
However, when the above apparatus recording parameters are changed, the degree of substitution of the above signal quality parameters differs for each type of disc. Therefore, when the user changes the apparatus recording parameter, it becomes difficult to obtain a desired reproduction signal quality.Optical disk recording deviceIn this case, the user can set a signal quality parameter indicating the reproduction signal quality according to his / her preference, and the apparatus side has a relationship between the signal quality parameter indicating the reproduction signal quality on the optical disc and the apparatus recording parameter related to the reproduction signal quality. Thus, the apparatus recording parameters are adjusted based on the set arbitrary signal quality parameters.
[0092]
Also, depending on the playback signal quality parameter value, the data recorded on the recording optical disk may not be played back, or the target playback signal quality may not be achieved unless it is outside the setting range of the device recording parameters. When the user tries to select the setting of the reproduction signal quality parameter value, a warning may be displayed on the display unit, or the setting range of the reproduction signal quality parameter value may be limited.
[0093]
FIG. 4 is a display example for setting a signal quality parameter indicating the quality of a reproduction signal to be displayed on the display unit. As shown in FIG. 4A, for example, a graph may be displayed on the display unit, and the user may select a setting value from this graph. Further, as shown in FIG. 4B, a table in which a pattern of signal quality parameters representing reproduction signal quality is set may be displayed and a setting value may be selected from this table. Furthermore, as shown in FIG. 4C, a gauge that allows the user to set an arbitrary value may be displayed on the display unit so that the user can select a desired setting value. In this case, for example, when the set β value is changed, the parameters of C1 error, jitter, and sound change accordingly.
[0094]
Thus, since the user can set the signal quality parameter representing the playback signal quality to an arbitrary value, for example, when recording music data on an optical disk, the user can set the sound quality as desired, and the conventional optical disk recording Costs and time for selecting a device and a recording optical disk can be reduced.
[0095]
Further, when the recording device and the playback device are different, the sound quality can be set in accordance with the characteristics of the playback device, and the problem that the recording device has poor signal quality when reproduced by the playback device even if the signal quality is good can be reduced.
[0096]
Also,lightIn the disk recording apparatus, it is preferable to provide a changeover switch for switching whether the apparatus automatically sets the signal quality parameter indicating the reproduction signal quality or whether the user sets an arbitrary value. In this case, it is necessary to set an initial value (default value) when the apparatus automatically sets a parameter representing the reproduction signal quality.
[0097]
FIG.Operation of optical disk recording deviceIt is an example of the flowchart for demonstrating. It is assumed that data to be recorded on the optical disc is stored in the
[0098]
Subsequently, in order to perform OPC, predetermined signals are output to the
[0099]
next, Optical disk recording deviceIs a signal quality parameter that represents the quality of the reproduced signal in accordance with the type and format of data to be recorded, such as CD-DA (audio data) or CD-ROM MODE-1 (data for personal computer).TheDynamically set, that is, select a setting suitable for each data type. The apparatus recording parameters are adjusted / set according to the setting, and data is recorded on the recording optical disk. That is, when data is recorded on an optical disc by an optical disc recording apparatus, an environment is provided in which a signal quality parameter pattern relating to the quality of a reproduction signal corresponding to the data can be set.
[0100]
The details are described below.. lightDisc recording deviceThenWhen the data recorded on the copy source optical disk is read, or when the recording data is transmitted from the outside to the data storage circuit, the system control unit 16ButThe type of recording data is determined. Then, the
[0101]
At this time, as the signal quality parameter indicating the reproduction signal quality, in the case of computer data, attention should be paid to the C1 error value. FIG. 6A is a diagram showing the relationship between the C1 error value and the β value when data is recorded on the optical disc. Since the relationship between C1 error and β is a quadratic curve, the printing apparatus parameters are set so that the C1 error value becomes the bottom value of this quadratic curve. On the other hand, in the case of music data, attention should be paid to the jitter value. FIG. 6B shows the relationship between jitter and β. The recording apparatus parameters are set so that the jitter value is at the bottom of this quadratic curve.
[0102]
In the case of music data, attention may be paid to the HF modulation degree (I3 / I11), and a point where the value of the HF modulation degree becomes large may be aimed. At this time, the apparatus recording parameter may be adjusted so that the length of a short pit (particularly 3T) is increased by adjusting the write strategy.
[0103]
However, depending on the user, for example, when recording music data on an optical disc, there is a case where emphasis is placed on reliably recording data on an optical disc without error, regardless of sound quality. Therefore, in such a case, the data to be recorded on the optical disc is music data, but the signal quality parameter relating to the reproduction signal quality may be set suitable for computer data. Therefore, the user can select a signal quality parameter pattern (audio pattern, computer data pattern, etc.) regarding the playback signal quality according to the data.
[0104]
FIG. 7 is a setting example of a signal quality parameter representing the reproduction signal quality corresponding to the type of data. In consideration of the above parameters, as shown in FIG. 7, a signal quality parameter indicating a reproduction signal quality such as a β value may be displayed according to the type of data, the type of optical disk, and the like. Further, device recording parameters such as a write strategy may be displayed.
[0105]
FIG.Operation of optical disk recording deviceIt is an example of the flowchart for demonstrating. It is assumed that data to be recorded on the optical disc is stored in the
[0106]
Subsequently, by operating the changeover switch of the
[0107]
On the other hand, when setting by the user, the setting of the signal quality parameter relating to the reproduction signal quality suitable for each data type is converted into a table and displayed on the
[0108]
next,Optical disk recording deviceThen, data recording is performed by setting apparatus recording parameters related to the reproduction signal quality so that the signal quality at the time of reproduction fluctuates, that is, changes and fluctuations occur.
[0109]
This will be described in detail below. In order to cause a change or fluctuation (variation) in the signal quality during reproduction, for example, the signal quality may be changed at a constant frequency. Further, recording may be performed so that the signal quality changes at a random frequency. Furthermore, the center frequency may be set so that the signal quality changes irregularly.
[0110]
In order to cause a change or fluctuation in the signal quality during reproduction, for example, it is preferable to change the recording power. Further, the write strategy may be changed. Further, the focus balance may be changed.
[0111]
However, when the signal quality is changed or fluctuated during reproduction by the above method, fluctuation components that are not desired to be placed on the signal may actually be loaded due to wobble, disk eccentricity, disk surface fluctuation, or the like. Therefore, by changing the apparatus recording parameter by the following method, it is possible to put the original fluctuation while canceling the fluctuation component which is not desired to be put.
[0112]
That is, the parameter for canceling the fluctuation component is set so that the fluctuation component that is not desired to be placed can be canceled. FIG. 9 is a graph showing waveforms of fluctuation components and parameters for canceling the fluctuation components. As shown in FIG. 9, by setting the recording power as an apparatus recording parameter so as to correspond to the absolute value of the frequency of disk eccentricity, fluctuations caused by disk eccentricity can be canceled out.
[0113]
Further, by placing an arbitrary frequency as a base frequency on the signal, a fluctuation component having a desired frequency can be added to the recording data. For example, a frequency (about 10 Hz) of an α wave component which is a kind of human brain wave is preferable. That is, human brain waves include α waves, β waves, γ waves, and the like, and it is known that humans are in a relaxed state when the α wave component increases. In addition, when listening to music that fluctuates at the frequency of the α wave component (about 10 Hz), it is said that the α wave component of the brain wave increases in synchronization with this frequency. Therefore, by placing fluctuations of the frequency of the α wave component (about 10 Hz) on the music data recorded on the optical disc, an effect that a person who listens to the reproduced music data can relax can be expected.
[0114]
In this way, when the data to be recorded is music data, a new audibility or a mental effect can be generated by causing a change or fluctuation in the reproduction signal quality during reproduction.
[0115]
next,lightThe operation of the disk recording apparatus will be described using a flowchart. FIG.The operation of the optical disk recording deviceIt is a flowchart for demonstrating. It is assumed that data to be recorded on the optical disc is stored in the
[0116]
next,Optical disk recording deviceThen, data recording is automatically performed at an optimum recording speed in accordance with the reproduction signal quality of the optical disk and the data to be recorded. Details will be described below.
[0117]
As described above, conventionally, when data is recorded on an optical disc by mistake, if an attempt is made to record data at a recording speed that is not supported by the optical disc, the optical disc recording device automatically performs the recording according to the optical disc. There was a function that resets the maximum recordable speed. However, when data is recorded using this function, the reproduction signal quality is not always the best. Of course, even when music data was recorded, the best sound quality was not always achieved.
[0118]
Therefore,Optical disk recording deviceThen, by recording data at an optimum recording speed according to the optical disc, for example, when recording music data on the optical disc, good sound quality can be obtained. Furthermore, the recording may be performed at an optimum recording speed according to the type of data to be recorded.
[0119]
The optimum recording speed corresponding to the type of the optical disc and the data to be recorded is stored in the
[0120]
next,lightA specific operation of the disk recording apparatus will be described. FIG.Operation of optical disk recording deviceIt is an example of the flowchart for demonstrating.
[0121]
It is assumed that data to be recorded on the optical disc is stored in the
[0122]
next,Optical disk recording deviceThen, before recording the data, the reproduction signal quality of the data and the estimated reproduction signal quality when the data is recorded on the recording optical disk for copying the data are presented to the user. Details will be described below.
[0123]
When recording data on an optical disc, a user may want to know what kind of reproduction signal quality is obtained when data is recorded on a copy destination optical disc. In such a case, if it is possible to know information such as the estimated reproduction signal quality of data to be recorded without purchasing an optical disc (media), it is possible to reduce the labor and cost of the user.
[0124]
Therefore,lightIn the disk recording apparatus, the
[0125]
As described above, by providing information on the estimated reproduction signal quality of recorded data, the user can grasp the estimated reproduction signal quality of data recorded on the optical disc in advance. Therefore, in order to select a medium that can record data with good sound quality and perform recording of data again with another medium when it has been found that the playback signal quality is poor after recording. There is no need to purchase That is, it is very useful for the user.
[0126]
FIG. 12 is an example of the estimated reproduction signal quality of the optical disk displayed on the display unit of the optical disk recording apparatus. Further, the estimated reproduction signal quality data provided to the user may be displayed in a tabular format, for example, as shown in the table of the estimated reproduction signal quality corresponding to the recording speed shown in FIG. good. Further, the estimated reproduction signal quality may be displayed in a graph format, as in the graph showing the relationship between β and jitter using the recording speed as a parameter shown in FIG.
[0127]
Also works as aboveLightThe
[0128]
Further, as the estimated reproduction signal quality, a confirmation result of the reproduction signal quality of test writing data such as OPC may be used.
[0129]
In addition, a program for operating the above-described units may be stored in the
[0130]
In addition, when a recording optical disk is newly released and it is desired to obtain information about the optical disk, it is preferable to update the firmware via the Internet using a communication means not shown.
[0131]
next,lightThe disk recording device stores the signal quality parameter of the reproduction signal quality when data was recorded in the past in the storage unit. When data is recorded on the optical disc, the user can call the past data and record the data.
[0132]
Details will be described below. For example, if the user has adjusted the music data in the past and recorded the music data on the optical disc a, the music data could be recorded with very good sound quality. If the user wants to record the music data on the optical disc a with the same settings, That is, there is a case where it is desired to change the copy source disk depending on the data to be recorded and the reproduction signal quality. Further, there are cases where it is desired to perform a condition search when the value of the reproduction signal quality is a certain value and set a signal quality parameter related to the reproduction signal quality based on the search result. In such a case, if the information of the signal quality parameter related to the reproduction signal quality when data was recorded on the optical disk in the past can be known, the user can easily set the signal quality parameter related to the reproduction signal quality and transfer it to the data optical disk. Can be recorded.
[0133]
Therefore,lightIn the disk recording apparatus, the signal quality parameter related to the reproduction signal quality set in the past when data is recorded on the optical disk is stored in the
[0134]
As mentioned above, by providing signal quality parameter information related to playback signal quality recorded in the past, if this function is not available, make a note of how the signal quality parameter related to playback signal quality was set. It is necessary to review the memo when recording data with the setting again., ThatThere is no need to perform such troublesome work.
[0135]
In the case where the signal quality parameter setting relating to the reproduction signal quality is stored in the optical disc recording apparatus, an indication as to whether or not to leave this setting is displayed on the display unit of the apparatus after the data recording is completed. In accordance with the instruction, the user may input notes, for example, by operating the operation unit. Further, when calling the setting of the signal quality parameter related to the reproduction signal quality stored in the optical disk recording apparatus, the desired setting may be called by operating the operation unit before recording data on the optical disk.
[0136]
Also works as aboveLightThe
[0137]
In addition, a program for operating the above-described units may be stored in the
[0138]
In addition, the aboveExplanationThe setting data may be set for each type of optical disk (for each medium) and for each recording speed.
[0139]
Further, the present invention is not limited to the CLV method and the CAV method, but can be applied to a partial CAV method and other recording methods.
[0140]
【The invention's effect】
According to the present invention, music data can be reproduced with substantially the same sound quality as that of a copy source optical disk without causing the problem that the reproduced sound quality is different due to the different reproduction signal quality as in the prior art.The
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of an optical disc recording apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an area configuration of an optical disc.
FIG. 3 shows the present invention.The fruitIt is a flowchart for demonstrating embodiment.
FIG. 4 is a display example for setting signal quality parameters related to playback signal quality displayed on the display unit;
[Figure 5]Operation of optical disk recording deviceIt is an example of the flowchart for demonstrating.
FIG. 6 is a diagram showing a relationship between C1 error and β and a relationship between jitter and β when data is recorded on an optical disc.
FIG. 7 is an example of setting parameters according to the type of data.
[Fig. 8]Operation of optical disk recording deviceIt is an example of the flowchart for demonstrating.
FIG. 9 is a graph showing waveforms of fluctuation components and parameters for canceling the fluctuation components.
FIG. 10The operation of the optical disk recording deviceIt is a flowchart for demonstrating.
FIG. 11Operation of optical disk recording deviceIt is an example of the flowchart for demonstrating.
FIG. 12 is an example of the reproduction signal quality of the optical disk displayed on the display unit of the optical disk recording apparatus.
[Explanation of symbols]
1-Optical disk recording device
10-optical pickup
16-System controller
20-Laser power control circuit
24-Reproduction signal quality detection circuit section
25-data storage circuit
26-Storage unit
27-Operation part
28-Display section
Claims (5)
複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定し、該再生信号品位と、前記再生信号品位と装置記録パラメータとの関係に基づいて、測定された再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータの値を設定し、複写元の光ディスクに記録されたデータを記録用光ディスクヘ設定された装置記録パラメータの値に基づいて記録することを特徴とする光ディスク記録方法。Store in advance the relationship between the reproduction signal quality of the data recorded on the optical disc and the device recording parameters related to the reproduction signal quality,
The reproduction signal quality of the data recorded on the copy source optical disk was measured, and the reproduced signal quality, based on said relationship of the reproduction signal quality and apparatus recording parameter, corresponding to the value of the measured reproduced signal quality optical disc recording method characterized by device value of the recording parameter is set and recorded on the basis of the data recorded on the copy source optical disk to the value of the recording light Disukuhe set device recorded parameters.
記録用光ディスクヘ試し書きを行い、記録用光ディスクヘ試し書きされたデータの再生信号品位から、再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係を予め求めておき、
前記再生信号品位と再生信号品位に関係する装置記録パラメータとの関係に基づいて、測定された再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータの値を設定し、複写元の光ディスクに記録されたデータを記録用光ディスクヘ設定された装置記録パラメータの値に基づいて記録することを特徴とする光ディスク記録方法。Measure the playback signal quality of the data recorded on the copy source optical disc,
Perform test writing on the recording optical disc, and obtain in advance the relationship between the playback signal quality and the device recording parameters related to the playback signal quality from the playback signal quality of the data trial-written on the recording optical disc,
Based on the relationship with apparatus recording parameters relating to the prior SL reproduced signal quality and reproduction signal quality, and setting the measured value of the device recording parameter corresponding to the value of the reproduction signal quality is recorded in the copy source optical disk optical disc recording method characterized by recording on the basis of the data in the recording light Disukuhe set value of the device recorded parameters.
複写元の光ディスクに記録されているデータの再生信号品位を測定する信号品位測定手段と、
前記再生信号品位と装置記録パラメータとの関係に基づいて、前記複写元の再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータの値を設定する再生信号品位調整手段と、
前記複写元の光ディスクに記録されているデータを記録用光ディスクヘ前記調整された装置パラメータの値に基づいて記録するデータ記録手段と、を備えたことを特徴とする光ディスク記録装置。Storage means for storing the relationship between the reproduction signal quality of the data recorded on the optical disc and the device recording parameters related to the reproduction signal quality;
Signal quality measuring means for measuring the reproduction signal quality of the data recorded on the copy source optical disc;
Based on the relationship between the reproduction signal quality and apparatus recording parameter, a reproduced signal quality adjusting means for setting the value of the device recording parameter corresponding to the value of the copy source of the reproduced signal quality,
Optical disk recording apparatus characterized by comprising a data recording means for recording based on the value of the copy source device parameters recorded optical Disukuhe the adjustment data recorded on the optical disc.
記録用光ディスクヘ試し書きを行い、試し書きされたデータの再生信号品位から再生信号品位と、再生信号品位に関係する装置記録パラメータと、の関係を求める試し書き手段と、
前記再生信号品位と装置記録パラメータとの関係に基づいて前記複写元の再生信号品位の値に対応する装置記録パラメータの値を設定する再生信号品位調整手段と、
前記複写元の光ディスクに記録されているデータを記録用光ディスクヘ前記調整された装置パラメータの値に基づいて記録するデータ記録手段と、を備えたことを特徴とする光ディスク記録装置。Signal quality measuring means for measuring the reproduction signal quality of the data recorded on the copy source optical disc;
Trial writing to the optical disc for recording, trial writing means for obtaining a relationship between the reproduction signal quality of the data written by trial writing and the reproduction signal quality and the apparatus recording parameter related to the reproduction signal quality ;
Before Symbol reproduced signal quality and apparatus recording parameter and the related Ru set Teisu the value of the apparatus recording parameter corresponding to the value of the copy source of the reproduced signal quality based on the engagement reproduced signal quality adjusting means,
Optical disk recording apparatus characterized by comprising a data recording means for recording based on the value of the copy source device parameters recorded optical Disukuhe the adjustment data recorded on the optical disc.
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