JP3798393B2 - オンデマンド型vpnにおける光パス設定手法及びそれを具備する装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ネットワーク上で、オンデマンド型であり、かつ品質保証型のVPN(Virtual Private Network)サービスを提供している場合において、サービス要求が網側に到着する場合に、各通信グループの端末が所属する光ルータ間にどの様な(仮想)光パスを設定すれば効率的かを定めるアルゴリズムに関する技術である。
VPNは、仮想私設網とか仮想閉域網等と呼ばれ、ある限られたユーザグループのメンバ同士があたかも専用線で結ばれた様に他のユーザからは隔離された環境で通信を行うことができるサービスである(例えば非特許文献1乃至2参照)。公衆電話網においては、任意の電話番号体系を設定することにより、公衆網を専用線の様に利用できるサービスであり、一般に専用線を用いるよりも安価である。IP(Internet Protocol)網においてもIP−VPNというサービスがあり、どのレイヤで実現するかにより、L2(レイヤ2)−VPNやL3(レイヤ3)−VPNと分類され、既に実際にサービスが開始されている。
また、本願出願人が先に出願した特願2002−241466号、特願2003−069093号、特願2003−104247号には、光ネットワークの光パスの経路を設計する光パス設計方法において、ネットワーク全体で使用できる波長数やネットワーク内の波長切替え機能、独立指定の行われているパスが独立となるかどうか、またはネットワーク内の各ノードで変換可能な波長を示す波長群の情報に応じて現用経路や予備経路の経路設計を行うことが記載されている。
是友春樹監修、マルチメディア通信研究会編、「VPN/VLAN教科書」、アスキー出版局、1999年8月27日 "VPNソリューション"、[online]、平成15年、[平成15年7月17日検索]、インターネット<URL:http://www.allied-telesis.co.jp/solution/vpn/index.html>
光ネットワークにおいて、仮想パスの経路設定法については、数理計画問題のNP(Non-deterministic Polynomial)困難のクラスに入るため、厳密解法はルータ数が小さな範囲でしか解けず、メタヒューリスティック解法の様な例はまだ検討されていない。そのアルゴリズムをVPNの場合に適用して、接続要求の受付可否判定を行い、受け付ける場合には各ルータ間に張るパスの設定経路を定めようというのが解決しようとしている課題であり、本発明の目的は上記問題を解決し、網側に到着するサービス要求の内容に応じて光パスを効率的に設定することが可能な技術を提供することにある。
本発明において、オンデマンド型のVPNサービスを提供する場合、任意時点で任意のユーザ数のグループがある帯域を用いて接続要求を行う。網管理側はその接続要求を受信すると、あるアルゴリズムに基づいて受付の可否を判定し、受け付ける場合には、各リンクの空塞情報(リンクの使用率)を参考にしつつ、どのルートでそのグループ内の各端末が属するノードであるルータ間に光パスを設定するべきかを判断し、最適だと判断された経路でそれらのパスを設定する。要求帯域を満たせなくて受け付けない場合には、その旨をそのグループに返信する。具体的な方法は、次の通りである。
(1)VPN受付判定法
まず、各メンバの属するノード間に要求を満たす帯域が存在するか否かを調べ、1つ以上の候補がある場合には受け付ける。各ノード間で必要な各パスの内、1本でも要求帯域を確保できないパスがある場合には受付を拒否する。
(2)光パス設定法
ネットワーク全体で使用できる波長数やネットワーク内の波長切替え機能、独立指定の行われているパスが独立となるかどうか、またはネットワーク内の各ノードで変換可能な波長を示す波長群の情報に応じて、グループの各メンバの属するノード間の経路を選定する。
(3)単独メンバの追加/終了の処理方法
あるグループへの追加メンバがある場合、追加メンバの属するノードと他のメンバの属するノードとの間に要求を満たす帯域が存在するか否かを調べ、1つ以上の候補がある場合には受け付け、またそのグループ中に単独で終了したいメンバがいる場合には、そのグループのメンバの属するノードと他のメンバの属するノードとの間の帯域情報を更新することにより、メンバ単独での追加または終了を可能にする。
(4)VPNにおける光パス設定法の目的関数の選択1
前記光パス設定法で目的関数を用いる際に、目的関数として各リンクの使用率の分散を用い、それを最小とする様なパス候補の組み合わせを準最適解として提示する。
(5)VPNにおける光パス設定法の目的関数の選択2
前記光パス設定法で目的関数を用いる際に、目的関数としてパス長の総合計値を用い、それを最小とする様なパス候補の組み合わせを準最適解として提示する。
本発明によれば、オンデマンド型VPNサービスにおいて、各グループからのある要求帯域を伴う接続要求に対して、その受付可否を短時間でサーチ、決定し、受付可能な場合にはそのグループの各メンバが属するルータ間に張る光パスの経路と使用する波長を提示することができる。
以下に光ネットワークの光パスの経路を設定する一実施形態の光パス設定装置であるVPN管理OpS(Operation System)について説明する。
図1は本実施形態のVPN管理OpSの概略構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態のVPN管理OpS1は、プロセッシング部2と、パス経路計算部3と、受付判定部4と、情報解析部5と、情報管理部6と、パス管理&解析部7と、リンク情報管理部8と、メモリ9と、PAD10と、パケット送信部11と、パケット受信部12とを有している。
プロセッシング部2は、VPN管理OpS1内の各種情報を処理する手段である。パス経路計算部3は、ネットワーク全体で使用できる波長数やネットワーク内の波長切替え機能、独立指定の行われているパスが独立となるかどうか、またはネットワーク内の各ノードである各ルータで変換可能な波長を示す波長群の情報に応じて前記メンバの属するルータ間の経路を選定する手段である。
受付判定部4は、メンバの属するルータ間の空き帯域を情報管理部6経由でメモリ9から読み出し、そのメモリ9から読み出した空き帯域と要求帯域とを比較して当該サービス要求を受け付けるかどうかを判定する手段である。
情報解析部5は、ネットワークを用いたサービスを要求する為のサービス要求の内容をメモリ9に格納し、そのサービスを受けるグループのメンバの情報と、そのグループのメンバの属するルータの情報と、サービスの提供時の要求帯域とを、メモリ9に格納したサービス要求の情報から読み出す手段である。
情報管理部6は、メモリ9内に格納されている情報の入出力等の管理を行う手段である。パス管理&解析部7は、メンバの属するルータ間のパスの管理と解析を行う手段である。リンク情報管理部8は、IP網13内のルータ間のリンク情報を管理する手段である。
メモリ9は、各種情報を格納/蓄積する手段である。PAD10は、各種情報をIPパケットに変換したり、その逆にIPパケットから各種情報への変換を行ったりするパケット組み立て/分解手段である。パケット送信部11は、網内の他の装置へIPパケットを送出する手段である。パケット受信部12は、網内の他の装置からの到着パケットを受信する手段である。
本実施形態において、オンデマンド型のVPNサービスを受けるユーザ側の情報処理装置から網の管理者側の光パス設定装置であるVPN管理OpS1にサービス提供を申し込むと、その要求帯域(またはVPN内で選択するサービス名(例えば、CDN(Content Delivery Network)、VPN、テレビ会議等))、サービスを受けたいグループに属するユーザ名、それが属する光ルータ等の情報等がこのVPN管理OpS1に到着する。
このVPN管理OpS1では、これらの情報からその接続要求を受け付けるか否かを判定し、受け付ける場合にはその各パスのルートと波長を決定して結果を返し、受け付けない場合にはその旨を結果として返す。受け付けた場合にはパスやリンクの管理情報をアップデートし、実際に光パスを設定/解除する帯域設定OpSに対してその旨を指示する。サービスが終了したという情報を受信した場合には、管理情報をアップデートし、光パスを設定/解除する帯域設定OpSに対してその旨を指示する。
図1に示す様にVPN受付判定及びパス設定用のOpSであるVPN管理OpS1は、サーバント(サーバ及びクライアントのいずれにもなりうる端末装置)であり、通常のPC(Personal Computer)の機能を持つ所謂端末であるが、P2P(Peer to Peer)アプリケーションレイヤとしてはサーバントとして見える装置である。
図2は本実施形態の受付判定処理の処理手順を示すフローチャートである。ステップ201でVPN管理OpS1の情報解析部5は、ネットワークを用いたサービスを要求する為のサービス要求が、IP網13を介し、パケット受信部12及びPAD10を経由して、オンデマンド型のVPNサービスを受けるユーザ側の情報処理装置から到着しているかどうかを判定し、サービス要求が到着している場合にはそのサービス要求の内容をメモリ9に格納してステップ202へ進む。
ステップ202で情報解析部5は、メモリ9中に格納したサービス要求の内容を参照して解析し、そのサービスを受けるグループのメンバの情報としてそのグループのメンバ数Nと、そのグループのメンバの属するルータの情報としてそのルータの位置を示す情報と、サービスの提供時の要求帯域M[bit/sec]をサービス要求の情報から読み出して受付判定部4に渡す。
ステップ203で受付判定部4は、情報解析部5から受け取ったグループのメンバ数N、ルータの位置、要求帯域Mの値をメモリ9に格納し、変数iに「1」を代入した後、ステップ204へ進み、変数jにi+1を代入する。
ステップ205で受付判定部4は、メモリ9に格納したルータの位置情報の中からメンバi及びメンバjの属するルータの位置情報を選択した後、その位置情報を情報管理部6へ渡して当該ルータ間の空き帯域を情報管理部6へ問い合わせる。
情報管理部6のパス管理&解析部7及びリンク情報管理部8は、受付判定部4からの問い合わせを受け付けると、メンバi及びメンバjの属するルータ間の空き帯域の値をメモリ9から読み出して受付判定部4へ渡す。ここで、本実施形態では、各リンク毎に使用帯域と空き帯域がリアルタイムに管理され、各ルータ間の空き帯域がメモリ9に格納されているものとする。
ステップ205で受付判定部4は、情報管理部6から空き帯域の値を受け付けると、その空き帯域の値とステップ203でメモリ9に格納しておいた要求帯域Mとを比較して、メンバiの属するルータとメンバjの属するルータとの間に要求帯域Mの空きが有るかどうかを判定し、空きが有る場合にはステップ206へ進む。
ステップ206では、変数jがステップ203でメモリ9に格納しておいたグループのメンバ数Nと等しいかどうかを調べ、変数jがグループのメンバ数Nと等しくない場合にはステップ207へ進み、変数jに「1」を加算してステップ205へ戻る。
またステップ206で変数jがグループのメンバ数Nと等しい場合にはステップ208へ進み、変数iがグループのメンバ数Nから「1」を引いた数と等しいかどうかを調べる。その結果、変数iがグループのメンバ数Nから「1」を引いた数と等しくない場合にはステップ209へ進み、変数iに「1」を加算してステップ204へ戻る。
またステップ208で調べた結果、変数iがグループのメンバ数Nから「1」を引いた数と等しい場合にはステップ210へ進み、ステップ201で到着したサービス要求による接続要求を受け付け、このグループのメンバの情報処理装置に接続要求が受け付けられたことを通知した後、実際に光パスを設定/解除する帯域設定OpSへ接続要求が受け付けられたことを通知する。
そしてパス経路計算部3により光パスの経路が設定された後、情報管理部6に管理情報のアップデートを指示し、情報管理部6のパス管理&解析部7及びリンク情報管理部8は、そのグループのメンバの属するルータ間の各パスについて、そのパスの各リンクにおける空き帯域の値をメモリ9から読み出して要求帯域Mを減算した後、再びメモリ9に格納して管理情報のアップデートを行う。
またステップ205で判定した結果、メンバiの属するルータとメンバjの属するルータとの間に要求帯域Mの空きが無い場合にはステップ211へ進み、接続要求を拒否する旨をこのグループのメンバの情報処理装置に通知する。
本実施形態のVPN管理OpS1では、前記の様にしてサービス要求中の要求を満たす帯域がメンバの属するノード間に存在するか否かを調べてそのサービス要求を受け付けるかどうかを判定し、接続要求の受け付けた場合に、それらのノード間の経路及び波長の選択処理をパス経路計算部3により行う。
図3は本実施形態の光パスの経路及び波長の選択処理の処理手順を示すフローチャートである。ステップ301でパス経路計算部3は、グループのメンバ数N、それらが属するルータの位置、要求帯域M[bit/sec]、許容波長数g、繰り返し数R、許容探索範囲α、β、波長変換機能付ルータの位置、予備パスの有無等を示す必要パラメータを呼び出し元から受け取って各値の入力を行い、入力した各値をメモリ9に格納する。
ステップ302では、VPN管理OpS1の起動時等に予め定められた目的関数の情報をメモリ9から読み出し、そのVPN管理OpS1で用いられる目的関数が、コストであるパス長の合計値を最小化するものであるか、或いはリンク毎の平均使用率の分散を最小化するものであるかを調べ、VPN管理OpS1で用いられる目的関数がリンク毎の平均使用率の分散を最小化することを含むものである場合にはステップ303へ進み、VPN管理OpS1で用いられる目的関数がパス長の合計値を最小化するものである場合にはステップ306へ進む。
ステップ303では、ネットワーク全体で使用できる波長数やネットワーク内の波長切替え機能、独立指定の行われているパスが独立となるかどうか、またはネットワーク内の各ルータで変換可能な波長を示す波長群の情報に応じて、変数化、定式化、目的関数の設定を行い、その際、リンク毎の平均使用率の分散を最小化することを目的関数として設定する。そして、整数計画問題を解くソフトウェアの起動を行って、各メンバの属するルータ間の経路を求める。
ステップ304では、前記求めた結果が望み通りであるかどうかを調べる。例えば、求められた経路におけるリング毎の平均使用率の分散が予め定められた所定の値よりも小さいかどうかを調べることにより結果が望み通りであるかを判定する。結果が望み通りではない場合には、ステップ305で繰り返し数や探索範囲等の入力値を変更してステップ303へ戻り、結果が望み通りである場合には処理を終了する。
またステップ306では、ネットワーク全体で使用できる波長数やネットワーク内の波長切替え機能、独立指定の行われているパスが独立となるかどうか、またはネットワーク内の各ルータで変換可能な波長を示す波長群の情報に応じて、変数化、定式化、目的関数の設定を行い、その際、コストであるパス長の合計値を最小化することを目的関数として設定する。そして、整数計画問題を解くソフトウェアの起動を行って、各メンバの属するルータ間の経路を求める。
ステップ307では、前記求めた結果が望み通りであるかどうかを調べる。例えば、求められた経路におけるパス長の合計値が予め定められた所定の値よりも小さいかどうかを調べることにより結果が望み通りであるかを判定する。結果が望み通りではない場合には、ステップ308で繰り返し数や探索範囲等の入力値を変更してステップ306へ戻り、結果が望み通りである場合には処理を終了する。
ここで、前記ステップ303及びステップ306において、ネットワーク全体で使用できる波長数やネットワーク内の波長切替え機能、独立指定の行われているパスが独立となるかどうか、またはネットワーク内の各ルータで変換可能な波長を示す波長群の情報に応じて、変数化、定式化、目的関数の設定を行う際には、例えば本願出願人が先に出願した特願2002−241466号、特願2003−069093号、特願2003−104247号に記載の様に行うものとする。
図4は本実施形態のグループ内のメンバの追加/終了がある場合の処理手順を示すフローチャートである。ステップ401でVPN管理OpS1の情報解析部5は、光パスを用いたサービスを受けるメンバの追加を要求する為のメンバ追加要求が、IP網13を介し、パケット受信部12及びPAD10を経由して、ユーザ側の情報処理装置から到着しているかどうかを判定し、メンバ追加要求が到着している場合にはそのメンバ追加要求の内容をメモリ9に格納してステップ402へ進む。
ステップ402で情報解析部5は、メモリ9中に格納したメンバ追加要求の内容を参照して解析し、そのメンバが追加されるグループの情報としてそのグループのメンバ数Nと、その追加メンバAの属するルータの情報としてそのルータの位置を示す情報と、サービスの提供時の要求帯域M[bit/sec]をメンバ追加要求の情報から読み出して受付判定部4に渡す。
ステップ403で受付判定部4は、情報解析部5から受け取ったグループのメンバ数N、ルータの位置、要求帯域Mの値をメモリ9に格納し、変数iに「1」を代入した後、ステップ404へ進む。
ステップ404で受付判定部4は、メモリ9に格納されているルータの位置情報の中からメンバA及びメンバiの属するルータの位置情報を選択した後、その位置情報を情報管理部6へ渡して当該ルータ間の空き帯域を情報管理部6へ問い合わせる。
情報管理部6のパス管理&解析部7及びリンク情報管理部8は、受付判定部4からの問い合わせを受け付けると、メンバA及びメンバiの属するルータ間の空き帯域の値をメモリ9から読み出して受付判定部4へ渡す。ここで、図2の処理と同様に本実施形態では、各リンク毎に使用帯域と空き帯域がリアルタイムに管理され、各ルータ間の空き帯域がメモリ9に格納されているものとする。
ステップ404で受付判定部4は、情報管理部6から空き帯域の値を受け付けると、その空き帯域と、ステップ403でメモリ9に格納しておいた要求帯域Mとを比較して、メンバAの属するルータとメンバiの属するルータとの間に要求帯域Mの空きが有るかどうかを判定し、空きが有る場合にはステップ405へ進む。
ステップ405では、変数iがステップ403でメモリ9に格納しておいたグループのメンバ数Nと等しいかどうかを調べ、変数iがグループのメンバ数Nと等しくない場合にはステップ406へ進み、変数iに「1」を加算してステップ404へ戻る。
またステップ405で変数iがグループのメンバ数Nと等しい場合にはステップ407へ進み、ステップ401で到着したメンバ追加要求を受け付け、このメンバAの情報処理装置に追加要求が受け付けられたことを通知する。
ステップ408で受付判定部4は、実際に光パスを設定/解除する帯域設定OpSへ追加要求が受け付けられたことを通知する。そしてパス経路計算部3により光パスの経路が設定された後、情報管理部6に管理情報のアップデートを指示し、情報管理部6のパス管理&解析部7及びリンク情報管理部8は、メンバAの属するルータと他のメンバの属するルータとの間の各パスについて、そのパスの各リンクにおける空き帯域の値をメモリ9から読み出して要求帯域Mを減算した後、再びメモリ9に格納して管理情報のアップデートを行う。
またステップ404で判定した結果、メンバAの属するルータとメンバiの属するルータとの間に要求帯域Mの空きが無い場合にはステップ409へ進み、メンバ追加要求を拒否する旨をメンバAの情報処理装置に通知する。
一方、ステップ401で判定した結果、メンバ追加要求が到着していない場合にはステップ410へ進む。
ステップ410で情報解析部5は、光パスを用いたサービスを受けるメンバの削除を要求する為のメンバ削除要求が、IP網13を介し、パケット受信部12及びPAD10を経由して、ユーザ側の情報処理装置から到着しているかどうかを判定し、メンバ削除要求が到着している場合にはそのメンバ削除要求の内容をメモリ9に格納してステップ411へ進む。
ステップ411では、メモリ9中に格納したメンバ追加要求の内容を参照して解析し、そのメンバが削除されるグループの情報としてそのグループを識別する為の情報と、その削除されるメンバKを識別する為の情報をメンバ削除要求の情報から読み出して受付判定部4に渡し、ステップ408へ進む。
ステップ408で受付判定部4は、実際に光パスを設定/解除する帯域設定OpSへ通知してメンバKの属するルータと他のメンバの属するルータとの間の光パスの解除を指示した後、情報管理部6に管理情報のアップデートを指示する。
情報管理部6のパス管理&解析部7及びリンク情報管理部8は、パスの設定時にメモリ9に格納しておいた各メンバの属するルータの位置情報と要求帯域Mの情報をメモリ9から読み出した後、メンバKの属するルータと他のメンバの属するルータとの間の各パスについて、そのパスの各リンクにおける空き帯域の値をメモリ9から読み出して要求帯域Mを加算した後、再びメモリ9に格納して管理情報のアップデートを行う。
図5は本実施形態の目的関数としてリンク使用率の分散を用いる場合の処理手順を示すフローチャートである。ステップ501でVPN管理OpS1のパス経路計算部3は、ネットワークを用いたサービスを要求する為のサービス要求の内容がメモリ9に格納されているかどうかを調べ、格納されている場合にはステップ502へ進む。
ステップ502では、R回だけ初期値から解を探索する処理を行う。すなわち、ネットワーク全体で使用できる波長数やネットワーク内の波長切替え機能、独立指定の行われているパスが独立となるかどうか、またはネットワーク内の各ルータで変換可能な波長を示す波長群の情報に応じて、変数化、定式化、目的関数の設定、整数計画問題を解くソフトウェアの起動を行って、R回だけ初期値から解を探索し、各メンバの属するルータ間のパスを求める。
ステップ503では、各リンクにおける空き帯域の値をメモリ9から読み出した後、メモリ9中に格納されているサービス要求の内容を参照し、そのサービスを受けるグループのメンバの情報としてそのグループのメンバ数Nと、そのグループのメンバの属するルータの情報としてそのルータの位置を示す情報と、サービスの提供時の要求帯域M[bit/sec]をサービス要求の情報から読み出す。
ステップ504では、前記読み出したグループのメンバ数N、ルータの位置、要求帯域Mの値をメモリ9に格納し、変数jに「1」を代入してステップ505へ進む。
ステップ505では、ステップ502で求めた解を基にそのグループに対する解候補(局所解)の計算を行う。すなわち、リンク毎の平均使用率の分散を最小化することを目的関数として設定し、整数計画問題を解くソフトウェアの起動を行って、各メンバの属するルータ間のパスを求める。
ステップ506では、ステップ505で得られた解候補における各リンクの使用率の分散を計算する。すなわち各リンクについて、そのリンクで利用可能な最大帯域に対する使用帯域の割合を求めて当該リンクの使用率とした後、その求めた各リンクにおけるリンク使用率の値の分散を算出する。
ステップ507では、ステップ506での分散の計算がステップ504で変数jに「1」を設定してから初めての計算であるか、またはステップ506で計算された分散が、これまでに計算した分散の最小値よりも小さいかどうかを調べ、今回の分散の計算が初めての計算であるか、またはこれまでに計算した分散の最小値よりも小さい場合にはステップ508へ進む。
ステップ508では、この解におけるパスの情報を最適解としてメモリ9に格納し、前記算出された分散の値を、これまでに計算された分散の最小値としてメモリ9に保持しておく。
ステップ509では、変数jが繰り返し回数Rと等しいかどうかを調べ、変数jが繰り返し回数Rと等しくない場合にはステップ510へ進み、変数jに「1」を加算してステップ505へ戻る。
またステップ509で判定した結果、変数jが繰り返し回数Rと等しい場合にはステップ511へ進み、この時点でメモリ9に格納されている最適解を計算結果としてステップ512へ進む。ステップ512では、計算結果を帯域設定OpSへ通知し、管理情報をアップデートする。
前記の様に本実施形態によれば、オンデマンド型VPNサービスにおいて、各グループからのある要求帯域を伴う接続要求に対して、その受付可否を短時間でサーチ、決定し、受付可能な場合にはそのグループの各メンバが属するルータ間に張る光パスの経路と使用する波長を提示することができる。
以上説明した様に本実施形態の光パス設定装置によれば、サービス要求中の要求を満たす帯域がメンバの属するノード間に存在するか否かを調べてそのサービス要求を受け付けるかどうかを判定するので、網側に到着するサービス要求の内容に応じて光パスを効率的に設定することが可能である。
本実施形態のVPN管理OpSの概略構成を示す図である。 本実施形態の受付判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態の光パスの経路及び波長の選択処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態のグループ内のメンバの追加/終了がある場合の処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態の目的関数としてリンク使用率の分散を用いる場合の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…VPN管理OpS、13…IP網、2…プロセッシング部、3…パス経路計算部、4…受付判定部、5…情報解析部、6…情報管理部、7…パス管理&解析部、8…リンク情報管理部、9…メモリ、10…PAD、11…パケット送信部、12…パケット受信部。

Claims (12)

  1. 光ネットワークの光パスの経路を設定する光パス設定方法において、
    ネットワークを用いたサービスを要求する為のサービス要求の内容を記憶手段に格納するステップと、そのサービスを受けるグループのメンバの情報とそのグループのメンバの属するノードの情報とサービスの提供時の要求帯域とを、前記記憶手段に格納したサービス要求の情報から読み出すステップと、
    ネットワーク内の各ノード間の空き帯域を格納している記憶手段から前記グループの各メンバの属するノード間の空き帯域を読み出し、その記憶手段から読み出した空き帯域と前記要求帯域とを比較して当該サービス要求を受け付けるかどうかを判定するステップとを有することを特徴とする光パス設定方法。
  2. ネットワーク全体で使用できる波長数やネットワーク内の波長切替え機能、独立指定の行われているパスが独立となるかどうか、またはネットワーク内の各ノードで変換可能な波長を示す波長群の情報に応じて前記メンバの属するノード間の経路を選定することを特徴とする請求項1に記載された光パス設定方法。
  3. 前記サービスを受けるメンバの追加を要求する為のメンバ追加要求の内容を記憶手段に格納するステップと、メンバの追加されるグループの情報とその追加メンバの属するノードの情報とサービスの提供時の要求帯域とを、前記記憶手段に格納したメンバ追加要求の情報から読み出すステップと、
    ネットワーク内の各ノード間の空き帯域を格納している記憶手段から前記追加メンバの属するノードと前記グループの各メンバの属するノードとの間の空き帯域を読み出し、その記憶手段から読み出した空き帯域と前記要求帯域とを比較して当該メンバ追加要求を受け付けるかどうかを判定するステップとを有することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載された光パス設定方法。
  4. 前記サービスを受けるメンバの削除を要求する為のメンバ削除要求の内容を記憶手段に格納するステップと、メンバの削除されるグループの情報とその削除メンバの情報とを、前記記憶手段に格納したメンバ削除要求の情報から読み出すステップと、ネットワーク内の各ノード間の空き帯域を格納している記憶手段を参照し、前記削除メンバの属するノードと前記グループの各メンバの属するノードとの間の空き帯域を更新するステップとを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された光パス設定方法。
  5. リンク毎の使用率の分散を最小化することを目的関数として用いて解を求め、前記メンバの属するノード間の経路を選定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された光パス設定方法。
  6. パス長の合計値を最小化することを目的関数として用いて解を求め、前記メンバの属するノード間の経路を選定することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載された光パス設定方法。
  7. 光ネットワークの光パスの経路を設定する光パス設定装置において、
    ネットワークを用いたサービスを要求する為のサービス要求の内容を記憶手段に格納し、そのサービスを受けるグループのメンバの情報とそのグループのメンバの属するノードの情報とサービスの提供時の要求帯域とを、前記記憶手段に格納したサービス要求の情報から読み出す情報解析部と、
    ネットワーク内の各ノード間の空き帯域を格納している記憶手段から前記グループの各メンバの属するノード間の空き帯域を読み出し、その記憶手段から読み出した空き帯域と前記要求帯域とを比較して当該サービス要求を受け付けるかどうかを判定する受付判定部とを備えることを特徴とする光パス設定装置。
  8. ネットワーク全体で使用できる波長数やネットワーク内の波長切替え機能、独立指定の行われているパスが独立となるかどうか、またはネットワーク内の各ノードで変換可能な波長を示す波長群の情報に応じて前記メンバの属するノード間の経路を選定するパス経路計算部を備えることを特徴とする請求項7に記載された光パス設定装置。
  9. 前記情報解析部は、前記サービスを受けるメンバの追加を要求する為のメンバ追加要求の内容を記憶手段に格納し、メンバの追加されるグループの情報とその追加メンバの属するノードの情報とサービスの提供時の要求帯域とを、前記記憶手段に格納したメンバ追加要求の情報から読み出すものであり、
    前記受付判定部は、ネットワーク内の各ノード間の空き帯域を格納している記憶手段から前記追加メンバの属するノードと前記グループの各メンバの属するノードとの間の空き帯域を読み出し、その記憶手段から読み出した空き帯域と前記要求帯域とを比較して当該メンバ追加要求を受け付けるかどうかを判定するものであることを特徴とする請求項7または請求項8のいずれかに記載された光パス設定装置。
  10. 前記情報解析部は、前記サービスを受けるメンバの削除を要求する為のメンバ削除要求の内容を記憶手段に格納し、メンバの削除されるグループの情報とその削除メンバの情報とを、前記記憶手段に格納したメンバ削除要求の情報から読み出すものであり、
    前記受付判定部は、ネットワーク内の各ノード間の空き帯域を格納している記憶手段を参照し、前記削除メンバの属するノードと前記グループの各メンバの属するノードとの間の空き帯域を更新するものであることを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載された光パス設定装置。
  11. 前記パス経路計算部は、リンク毎の使用率の分散を最小化することを目的関数として用いて解を求め、前記メンバの属するノード間の経路を選定するものであることを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載された光パス設定装置。
  12. 前記パス経路計算部は、パス長の合計値を最小化することを目的関数として用いて解を求め、前記メンバの属するノード間の経路を選定するものであることを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載された光パス設定装置。
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