JP3795592B2

JP3795592B2 - Infrared therapy device

Info

Publication number: JP3795592B2
Application number: JP27354796A
Authority: JP
Inventors: 正彦落合; 浩隆末松; 高英時松
Original assignee: Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Current assignee: Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority date: 1996-10-16
Filing date: 1996-10-16
Publication date: 2006-07-12
Anticipated expiration: 2016-10-16
Also published as: JPH10118203A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温熱効果で筋肉のこりをほぐすことのできる赤外線治療器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、温熱効果で筋肉のこりをほぐすことのできる赤外線治療器として、家庭内で簡易に使用できるようにしたものがある。
【０００３】
その一般的な構造としては、一端開口に形成したヘッドケーシング内に、赤外線、特に遠赤外線を放射する赤外線ヒータを収容配設したものが知られており、また、かかる赤外線治療器の中には、赤外線ヒータからの放射熱だけでは使用感に物足りなさがあるので、同赤外線ヒータの熱を患部に強制的に送るために赤外線ヒータの後方にファンを設けたものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したファンを設けた赤外線治療器は、赤外線ヒータの温度が十分上昇しているときは温風が患部に当たることにより使用感は向上するものの、赤外線ヒータは熱容量が大きいために立ち上がりが悪く、作動開始から十分に昇温するまでに時間がかかるので、使用開始初期にはファンからの風が冷風となって患部に当たることになり、かえって逆効果となってしまう。
【０００５】
そこで、ファンと赤外線ヒータとの間に、立ち上がりのよい補助ヒータを設けることが考えられたが、これは、使用開始初期には補助ヒータによる温風が即座に患部に当たるので使用感は向上するが、赤外線ヒータが十分に昇温した後は、赤外線ヒータの方が補助ヒータよりも高温となるので、逆に、温風が赤外線ヒータを冷却する作用としてはたらき、十分な遠赤外線の放射を妨げるおそれがあった。
【０００６】
本発明は、補助ヒータを具備して使用感を向上させながら、かつ、上記した課題を解決することができる赤外線治療器を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、前端開口のヘッドケーシング(1)内に、前側から順に、ニクロムヒータ線をヒータ基板の周縁でヘアピン状に屈曲させた板状の赤外線ヒータと、補助ヒータと、ファンとを配設した赤外線治療器であって、前記補助ヒータを、ヒータ基板にヒータ線を巻回して構成するとともに、前記赤外線ヒータと補助ヒータとの間に、前記赤外線ヒータよりも小径の邪魔板を配設して、前記ファンからの風が赤外線ヒータの背側中央部に直接当たらず、前記ニクロムヒータ線がヘアピン状に屈曲した周縁側に流れるようにした。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明に係る赤外線治療器は、本発明では、前端開口のヘッドケーシング(1)内に、前側から順に、ニクロムヒータ線をヒータ基板の周縁でヘアピン状に屈曲させた板状の赤外線ヒータと、補助ヒータと、ファンとを配設した赤外線治療器であって、前記補助ヒータを、ヒータ基板にヒータ線を巻回して構成するとともに、前記赤外線ヒータと補助ヒータとの間に、前記赤外線ヒータよりも小径の邪魔板を配設して、前記ファンからの風が赤外線ヒータの背側中央部に直接当たらず、前記ニクロムヒータ線がヘアピン状に屈曲した周縁側に流れるようにしたものである。
【０００９】
このように邪魔板を配設したことにより、ヒータ線の存在しない補助ヒータの中央部を流れる冷風は直接赤外線ヒータに当たることがないので赤外線ヒータと補助ヒータとの配設間隔も短くできるので、ヘッドケーシング内のレイアウトをコンパクト化することができ、全体の小型化を図ることができる。
【００１０】
しかも、熱容量が大きく立ち上がりの悪い赤外線ヒータが十分昇温するまでは立ち上がりのよい補助ヒータの熱による温風を患部に送風することができるので使用感を向上させ、さらに、赤外線ヒータ４ニクロムヒータ線はヒータ基板の周縁でヘアピン状に屈曲しているので、急激な温度変化が頻繁であれば、膨張収縮の繰り返しにより断線するおそれがあるが、ここでは、赤外線ヒータの周縁部分の温度上昇が常に抑制されるので、上記した断線のおそれを可及的に防止しながら、かつ、十分な赤外線の放射が可能となる。
【００１１】
なお、赤外線ヒータとしては、ヒータ基板を一対のマイカ板間に挟持したものを、ステンレスやアルミニウム等の金属板にセラミックスを塗布焼成した赤外線プレートと、取付軸を設けたバックプレートとの間に挟持させた構造の面状ヒータとすることができ、補助ヒータとしては、通常のコイルヒータを好適に用いることができる。
【００１２】
上記邪魔板を配設するためには、前記ヘッドケーシングに、赤外線ヒータを取付けるための環状固定板を配設し、同環状固定板に邪魔板を取付ける構成とするとよい。
【００１３】
かかる環状固定板は、赤外線ヒータの取付軸を固着するための支持片を中心に向けて突設したものとし、邪魔板は、同環状固定板よりも一回り小径に形成して、同邪魔板を前記支持片に共締めして取付けるものとする。かかる構成により、環状の開口部分の大部分を塞ぎ、ファンからの風、特に、ヒータ線の存在しない補助ヒータの中央部分を通る冷風が赤外線ヒータの背側中央部に直接当たることがなく、赤外線ヒータが冷却されることを防止できる。
【００１４】
また、本発明では、前記邪魔板の周縁近傍に通風部を設けることにより、邪魔板と赤外線ヒータとで仕切られる空間内に負圧が発生することを防止して、ファンからの風を赤外線ヒータの周縁に誘導可能としている。
【００１５】
すなわち、ファンからの風は、環状固定板の内周縁と邪魔板の外周縁との間に形成される間隙を通って赤外線ヒータの周縁に向かうことになるが、邪魔板を設けただけでは、邪魔板と赤外線ヒータとで仕切られる空間内に負圧が発生し、風が中央部方向に引き込まれて乱流を発生して、昇温した赤外線ヒータの中央部を冷却してしまうおそれがあるが、上記したように通風部を設けたことにより、前記間隙を通る風は円滑に赤外線ヒータの周縁に向かうことになるので、赤外線ヒータが十分昇温した後に、同赤外線ヒータを冷却してしまう不具合を生じることがなく、前記作用効果をより確実なものとすることができる。
【００１６】
また、本発明では、前記邪魔板に温度過昇防止手段を取付けている。なお、温度過昇防止手段としては、温度ヒューズが好適に用いられ、取付位置としては、邪魔板の表面でも裏面でもいずれでもよいが、面中央に位置するように取付けることが好ましい。
【００１７】
かかる構成とすれば、作動中の赤外線治療器がいかなる姿勢で放置されようとも、昇温した邪魔板の熱が温度過昇防止手段に伝わり設定温度で確実に作動するので火災などの事故を防止することができる。
【００１８】
さらに、本発明では、前記邪魔板の補助ヒータ側をなす面に配線保持具を取付けている。そして、赤外線ヒータ側と補助ヒータ側とを接続する複数の配線を邪魔板の裏面で交差させ、その交差部分に配線保持具を、赤外線治療器の組付軸線に対して直交するように取付けて配線を束ねている。
【００１９】
したがって、配線を比較的長めに取付けて製造行程における配線接続作業を容易に行えるとともに、組付時には、配線が後方へ撓まないので補助ヒータと接触して過熱し焼損することを防止することができる。
【００２０】
【実施例】
以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明を具体的に説明する。
【００２１】
本実施例に係る赤外線治療器Ａは、図１に示すように、ヘッドケーシング１に把持部２を取付けたハンディタイプの治療器本体A1を、スタンド３に保持可能に構成している。Ｃは把持部２の下端から伸延する電源コード、30はスタンド３に突設した支持用筒部、31は同支持用筒部30に形成したスリットであり、支持用筒部30に把持部２を挿通して載置する際に、前記電源コードＣを逃がすようにしている。
【００２２】
ヘッドケーシング１は、図２及び図３に示すように、一対の半割りケーシング1b,1b を接合したもので、中央部から前端部にかけて漸次拡径した前後端開口の筒状に形成されており、前端開口部12及び後端開口部13には蜘蛛の巣状の前側カバー体14、メッシュ状の後側カバー体15をそれぞれ装着している。15a は後側カバー体15を押さえるためのリング、16は前側カバー体14を具備し、ヘッドケーシング１の前端開口部12に着脱自在に取付けたキャップである。
【００２３】
また、ヘッドケーシング１の内部には、図２及び図３に示すように、前側から順に、赤外線を放射するための赤外線ヒータ４、同ヒータ４を囲繞する截頭椀状の反射板５、通電後直ちに発熱可能とした補助ヒータ７、前端開口部12から患部に向けて温風を送るためのファン８をそれぞれ配設している。80は筒状に形成したファンケース、81はファン駆動軸、82は同ファン駆動軸81と連動連結したファンモータである。
【００２４】
なお、本実施例では、ファンケーシング１の後端開口部13から空気を取入て前端開口部12より送風するようにしているが、ファンケーシング１の側面に空気取入口を設けて送風するようにしてもよい。また、ファン８については、本実施例では軸流ファンとしているがシロッコファンなどを使用することもできる。
【００２５】
赤外線ヒータ４は、図３に示すように、取付軸であるねじ体41a を突設した円形のバックプレート41に、ステンレスやアルミニウム等の金属板にセラミックスを塗布焼成した円形の赤外線プレート40を取付けて構成されており、同赤外線プレート40とバックプレート41との間に、マイカ板42,42 により挟持されたヒータ基板43を介設している。40a は赤外線プレート40の周縁に形成してバックプレート41への取付片、41b は取付用ナット、43a はニクロムヒータ線である。
【００２６】
また、赤外線プレート40は、図２に示すように、赤外線放射方向に向けて前面を凹状に湾曲形成して、遠赤外線を患部に集中させて治療効果をより良好にしている。
【００２７】
上記赤外線ヒータ４は、ステンレスやアルミニウム等の金属板を截頭椀状に形成した反射板５により囲繞されており、同反射板５は、先端周縁を上記したキャップ16と前端開口部12との間に挟着されている。
【００２８】
なお、赤外線ヒータ４としては、上記構成におけるヒータ基板43及びニクロムヒータ線43a のみで構成することもでき、これに赤外線放射体としての粉抹、例えば、珪酸塩を主材として焼結し、粉砕して得られたものをバインダーを介しての吹付けやディッピング等の方法で被覆したものとしてもよい。
【００２９】
補助ヒータ７は、通電直後から発熱し、赤外線ヒータ４よりは熱容量を小さくした剥き出しのコイル状のヒータ線7aを用いている。
【００３０】
そして、図２及び図３に示すように、二枚の基板を断面視十字状に組み合わせて構成したヒータ基板71にヒータ線7aを巻回し、前記赤外線ヒータ４よりも小径とした金属性の筒状の遮熱ケーシング70で囲繞し、補助ヒータ７の熱が直接ヘッドケーシング１に伝わらないようにしている。なお、ヒータ線7aはコイル状でなく、帯状に形成したものであってもよい。
【００３１】
また、前記ヒータ基板71の中央部分に設けたモータ収納部71a にファン８のファンモータ82の後半部を収納配設するとともに、前半部をファンケース80の中心部に設けたモータ保持筒80a で保持する構成としている。なお、80b はモータ保持筒支持板である。
【００３２】
かかる構成により、補助ヒータ７とファン８とが連設されて同補助ヒータ７とファン８との配設間隔を可及的に短くすることができ、ヘッドケーシング１内のレイアウトのコンパクト化が図れるので、赤外線治療器Ａを小型化することができる。なお、ヒータ基板71は必ずしも十字状に構成する必要はなく、ファンモータ82を収納するモータ収納部71a が形成されるものであればその形状は限定するものではない。
【００３３】
また、図２中、Ｒは電圧ドロップ用抵抗であり、一般に把持部２内に配設されているが、ここではファン８の下流側に設けることにより、把持部２が加熱されることを防止している。
【００３４】
このように、本実施例に係る赤外線治療器Ａは、補助ヒータ７とファン８を設けているので、赤外線治療器Ａの立上直後から温風を患部に送風可能となり、患部を即座に温め、しかも、治療中の間、絶えず温風を患部に当てることできるので、使用感を向上させることができる。
【００３５】
また、ヘッドケーシング１に連設した把持部２は、図２に示すように、その前側部に入切兼用タイマースイッチ10、及び、LED 表示式の表示部11を有する操作部Ｂを設けており（図３参照）、好みの設定時間を選択して赤外線治療を行えるようにしている。このように把持部２に操作部Ｂを設けたことにより操作性が良好となっている。なお、B1は把持部２の内部に配設した操作部Ｂの制御部を有する取付基板であり、B2は同取付基板B1に接続するリード線、B3はリード線挿通用円弧状孔である。また、B4はリード線B2を被覆する絶縁用チューブであり、リード線B2を把持部２内に弧を大きくした状態で配設可能として断線及び断線によるショートを防止している。
【００３６】
さらに、把持部２は、その基端部に設けた枢支軸受部2aに、ヘッドケーシング１に形成した取付用枢支部1aに突設した枢軸1cを嵌合枢支して、図４に示すように折畳自在に取付けられている。
【００３７】
かかる把持部２の取付構成を説明すると、図４(b) に示すように、取付用枢支部1aの内部に多数の凸状係合体1dを円周方向に多数設ける一方、把持部２の枢支軸受部2aには、前記枢軸1cを嵌入可能で、かつ、外周面に前記凸状係合体1dと係合する突起21a,21a を形成したリング21を回動不能状態に取付けた筒体20を設けている。
【００３８】
したがって、把持部２を枢軸1c回りに回動させると、突起21a が凸状係合体1dを乗り越える際に使用者にクリック感を与えることができる。
【００３９】
そして、本実施例では、把持部２が完全に折り畳まれる位置（図４(b) ）に至る際に突起21a が乗り越えるべき凸状係合体1e,1e を他の係合体1dよりも突出長さを低くしてなだらかに形成し、使用者が把持部２を完全に折り畳む際に、勢いあまって把持部２とヘッドケーシング１との間に指などを挟まないようにしている。なお、図４中、22は枢支軸受部2aに切欠環状に突設した回動ガイド、1gは同回動ガイド22が周回した終点位置で端部に当接するように取付用枢支部1aに設けたストッパである。
【００４０】
上記構成の赤外線治療器Ａにおいて、本発明は、ファン８からの風が赤外線ヒータ４の背側中央部に直接当たらないように邪魔板６を配設したことに特徴がある。
【００４１】
本実施例では、赤外線ヒータ４を取付けるためにヘッドケーシング１内に配設した環状固定板17に前記邪魔板６を取付けている。
【００４２】
すなわち、図２、図３に示すように、環状固定板17は耐熱性を考慮して金属製としており、ヘッドケーシング１内に着脱自在に配設した筒状ユニットケーシングＥの前部開口に着脱自在に取付けている。そして、本体環状部17a の内周縁から中心に向けて３個の緩衝用突片９を片持ち支持状に突設している。90は緩衝用突片９に設けた取付孔であり、赤外線ヒータ４のねじ体41a を挿入固定可能としている。
【００４３】
かかる環状固定板17に、本発明の要部となる邪魔板６を取付けており、同邪魔板６は、図３、図６及び図７に示すように、前記環状固定板17よりも一回り小径に形成するとともに、本体部64から一側に折曲したＬ字状の脚部65を有し、同脚部65を前記緩衝用突片９に共締めして取付けている。
【００４４】
また、図５に示すように、邪魔板６の周縁近傍に通風部61を設け、図９に模式的に示すように、邪魔板６と赤外線ヒータ４とで仕切られる空間Ｑ内に負圧が発生することを防止している。
【００４５】
かかる通風部61は、わずかに通風可能なきわめて小さい孔を邪魔板６の周方向に複数個設けたもので、図５に示すように、その一部は前記脚部65の折曲部分の両端に形成され、また、その一部は後述する配線68の導入孔と兼用可能に形成されており、図６に示すように、邪魔板６の略全周にわたって形成されている。
【００４６】
したがって、ファン８からの風の一部は通風部61を通って空間Ｑ内における負圧の発生を防止し、ファン８からの大部分の風は、環状固定板17の内周縁と邪魔板６の外周縁との間に形成される間隙Ｄを通り、通風部68の作用によって内側に引き込まれることなく円滑に赤外線ヒータ４の周縁に向かって流れ、赤外線ヒータ４の背側中央部に直接当たることがない。
【００４７】
しかも、赤外線ヒータ４の周縁に向かって流れる風は、前述したように、赤外線プレート40を赤外線放射方向に向けて前面を凹状に湾曲形成しているので風のガイド機能を果たし（図２参照）、乱流を生じることなく円滑に患部に向けて流出することになる。
【００４８】
また、図５に示すように、環状固定板17を筒状ユニットケーシングＥに取付けた状態で、環状固定板17の内周縁部を筒状ユニットケーシングＥの内周縁よりも内側へはみ出してフランジ部17c を形成している。
【００４９】
同フランジ部17c により、ファン８からの送風のうち、ヘッドケーシング１の内周面に沿って補助ヒータ７の外部を通る加熱されていない冷風は進路を妨げられることになり、間隙Ｄを通って反射板５に沿って前端開口部12より流出することがない。さらに、同フランジ部17c の幅を変更することで、間隙Ｄの幅調整も容易に行える。
【００５０】
かかる構成としたことにより、十分昇温した赤外線ヒータ４をファン８からの風で冷却してしまうことがなく、遠赤外線の放射に支障を来さずに効果的な赤外線治療を行えるとともに、温風を患部に当てることで使用感を向上させることができる。
【００５１】
さらに、熱容量が大きく立ち上がりの悪い赤外線ヒータ４が十分昇温するまでは立ち上がりのよい補助ヒータ７の熱による温風を患部に送風することができるので使用感を向上させることができ、かつ、かかる温風が赤外線ヒータ４の周縁に当たって同赤外線ヒータ４の昇温を補助する機能を果たし、赤外線ヒータ４の立ち上がり時間を短縮させることができる。
【００５２】
また、邪魔板６がファン８からの風を遮るので、赤外線ヒータ４と補助ヒータ７との配設間隔を短くしても風が赤外線ヒータ４の背側中央部に当たることがなく、可及的にヒータ4,7 間の距離を短くして赤外線治療器Ａのコンパクト化を図ることができる。
【００５３】
しかも、本発明によれば、ファン８からの風が赤外線ヒータ４の背側中央部に直接当たらず周縁側に流れるので、赤外線ヒータ４の周縁部の温度上昇を抑制する作用がある。
【００５４】
すなわち、赤外線ヒータ４のニクロムヒータ線43a は、図１０に示すように、ヒータ基板43の周縁でヘアピン状に屈曲しているので、急激な温度変化が頻繁であれば、膨張収縮の繰り返しにより断線するおそれがあるが、ここでは、ニクロムヒータ線43a の屈曲部分となる赤外線ヒータ４の周縁部分の温度上昇が常に抑制されているので、上記した断線のおそれを可及的に防止しながら、かつ、十分な赤外線の放射を可能としている。
【００５５】
ところで、上記した通風部61に代えて、例えば、図１１(a) に示すように、邪魔板６の近傍にラッパ状の通気ガイドＧを配設して、ファン８からの風を赤外線ヒータ４の周縁部に導くようにすることもできる。なお、図１１(b) に示すように、通気ガイドＧを邪魔板６に連設してもよい。
【００５６】
また、邪魔板６の本体部64は、図３、図７及び図８に示すように、脚部65の取付部に対して補助ヒータ７側に膨出する膨出面62を形成しており、同膨出面62の内側凹状部内の略中央に、温度過昇防止手段、ここでは、温度ヒューズ63を取付けている。なお、66はステンレス等の金属製のヒューズ取付具、66a は取付ビスである。
【００５７】
温度ヒューズ63（温度過昇防止手段）の取付個所としては、前記内側凹状部内に限らず、その裏側面でもよいが、内側凹状部内に取付けたことにより、ヘッドケーシング１の狭い空間内であるにもかかわらず、温度ヒューズ63を必要以上に赤外線ヒータと近接させずにすみ、危険温度まで上昇しないうちに作動したりする不具合を防止することができる。
【００５８】
しかも、前記温度ヒューズ63を膨出面62の略中央に設けているので、赤外線治療器Ａのいかなる姿勢にかかわらず、確実に温度の過昇に反応して作動させることができる。
【００５９】
また、例えば、髪の毛の巻き付き等でファンモータ82がロック状態となったような場合、使用者が故障と勘違いして、図１２に示すように、本赤外線治療器Ａを床面などに無造作に載置した場合でも、熱の上昇流により昇温した邪魔板６を介して温度ヒューズ63には確実に伝熱される。したがって、邪魔板６からの伝熱によって適正に作動してヘッドケーシング１内の温度が異常上昇することを防止することができるのできわめて安全となる。なお、温度過昇防止手段として、上記温度ヒューズ63の他に、本実施例では、図２に示すように補助ヒータ７にサーモスタット69を設けている。
【００６０】
さらに、図２及び図５に示すように、邪魔板６の膨出面62をなす本体部64の外側凸状面には配線保持具67を取付け、配線68を邪魔板６の裏面で束ねた状態で保持している。かかる配線保持具67は、配線68を可及的に長手状に束ねることができるような幅に形成されている。
【００６１】
すなわち、図１３(a) に示すように、赤外線ヒータ４側と補助ヒータ７側とを接続する複数の配線68を邪魔板６の裏面で交差させ、その交差部分に配線保持具67を、赤外線治療器Ａの組付軸線に対して直交するように取付けて配線68を束ねている。したがって、図１３(b) に示すように、ヘッドケーシング１内に赤外線ヒータ４や補助ヒータ７を組付けた状態で、配線68が大きく補助ヒータ７側に撓むことを防止し、配線68が補助ヒータ７と接触しないようにしている。
【００６２】
かかる配線保持具67を設けたことにより、図１３(a) に示すように、配線68を比較的長めに取付けて製造行程における配線接続作業を容易に行えるとともに、組付時には、配線68が後方へ撓まないので補助ヒータ７と接触して過熱し焼損することを防止することができる。なお、本実施例では、図５に示すように、邪魔板６に形成した通風孔61を配線導入孔として利用しているので、配線68の位置決めを確実に行えるとともに、配線68の長さを必要以上に長くしないでもよい。
【００６３】
ここで、邪魔板６の周辺の構成についてさらに詳述する。
【００６４】
環状固定板17を取付ける筒状ユニットケーシングＥは、ガラス繊維入りの耐熱性の大きな合成樹脂で一体形成されており、図２、図３、図８に示すように、前側短筒部E1の後部開口の周縁に沿って、環状固定板受用周面E2を形成するとともに、同周面E2の前方に環状固定板17の厚みよりもわずかに大きな間隙を開けて環状固定板17を保持する挟持爪E3を内側に向けて突設している。そして、同挟持爪E3と前記環状固定板受用周面E2との間で、環状固定板17の本体環状部17a の外周縁に形成した係合凸片17b を重合状態に当接させるようにしている（図８）。
【００６５】
さらに、前側短筒部E1の後部外周に係合用フランジE4を形成し、ヘッドケーシング１を構成する一対の半割りケーシング1b,1b にそれぞれ形成したリブ1fに係合させて前後方向の位置規制をしている。
【００６６】
また、前記環状固定板受用周面E2の裏面には、遮熱ケーシング嵌合片E5を後方へ突出させて周方向に一定間隔をあけて設けており、前記補助ヒータ７を収納した遮熱ケーシング70の前端を嵌挿可能としている（図２）。
【００６７】
このように、筒状ユニットケーシングＥを介することによって、赤外線ヒータ４、補助ヒータ７及び同補助ヒータ７に連設したファン８までをコンパクトにユニット化することができ、このようにユニット化してヘッドケーシング１内に一体的に収納配設できるようにしたので、組立作業が容易となって製造工程の合理化が図れる。
【００６８】
しかも、反射板５は金属製なので、かかる耐熱性を有する合成樹脂製の筒状ユニットケーシングＥによって、金属製同士となる反射板５と前記環状固定板17及び遮熱ケーシング70とが分離されることになるのでそれぞれが確実に絶縁され、例えば、赤外線ヒータ４や補助ヒータ７が漏電したりしても外部から手が触れやすい反射板５には通電されず安全性が向上する。
【００６９】
また、環状固定板17の構成についてさらに説明を加えると、同環状固定板17に設けた緩衝用突片９は、図３に示すように、片持ち支持状に突設されて可撓性を付与されている。したがって、同緩衝用突片９の撓みによって、同緩衝用突片９に支持されている赤外線ヒータ４は衝撃緩衝作用を受け、例えばヘッドケーシング１に衝撃が加わった場合に、その衝撃が吸収されて赤外線ヒータ４に衝撃が直接伝わることがない。なお、本実施例では、緩衝機能をより向上させるために、前記緩衝用突片９の取付孔90にシリコン製の筒状の緩衝部材91を取付けている。
【００７０】
そして、かかる緩衝部材91によって、衝撃をより確実に吸収できるとともに、熱伝導率が低い素材であることから赤外線ヒータ４の熱がヘッドケーシング１や筒状ユニットケーシングＥ等のその他の部品に伝わることも防止できるようにし、さらには、絶縁性をより向上させている。
【００７１】
しかも、本実施例では、図３及び図５に示すように、緩衝用突片９に共締めされている邪魔板６の脚部65に、前記と同質の緩衝部材91を介して衝撃吸収方向規制片60を取付け、同規制片60に設けた係合片60a を外方向へ突出させ、図６に示すように、同係合片60a を前記筒状ユニットケーシングＥの前側短筒部E1の後部外周面に当接させて緩衝用突片９が前方（赤外線放射方向）に撓むことを規制している。
【００７２】
かかる構成とすることにより、赤外線ヒータ４への衝撃を緩和しながら、ヘッドケーシング１に加わる衝撃が前方に強く作用した際に、緩衝用突片９の弾性限界を越えた場合でも赤外線ヒータ４が前方に位置ずれしたりすることを防止している。
【００７３】
ところで、本実施例では、規制片60の係合片60a を筒状ユニットケーシングＥの前側短筒部E1の後部外周面に当接させているが、当接させることなくわずかな間隙を設けることもでき、かかる構成とすれば、衝撃が前方に作用しても緩衝機能が有効に作用し、かつ、赤外線ヒータ４が前方に過剰に位置ずれすることも防止することができる。
【００７４】
なお、上記した緩衝部材91としては、前記シリコンに代えて発泡シリコンを使用すればクッション性が向上し、熱伝導率もさらに低くなるので熱伝導の点においても優るものとなる。また、シリコンの他、例えば耐熱樹脂、碍子などを筒状に形成して使用してもよく、緩衝機能を果たすものであればその材質を限定するものではない。
【００７５】
次に、本実施例に係る赤外線治療器Ａのその他の構成について説明すると、図３及び図１４において、1hはヘッドケーシング１の温度上昇を防止するめに半割りケーシング1bにそれぞれ設けたリブである。
【００７６】
同リブ1hにより、ヘッドケーシング１と補助ヒータ７を収納した金属製の遮熱ケーシング70との間に形成される環状空間Q1を２分割し、熱を分散させて熱のこもりやすい上側の環状空間Q1内に熱が集中することを防止し、ヘッドケーシング１の過度の温度上昇を防止している。
【００７７】
本実施例は、上記構成となっており、以下、図１５に示す回路ブロック図を参照しながらその作動について説明する。
【００７８】
入切兼用タイマースイッチ10をＯＮすると、制御部内においてタイマーが作動し、表示部11の表示ランプが全て点灯し、最適な治療時間と考えられる20分の表示を行う。51は入切兼用タイマースイッチ10の操作回数により本赤外線治療器Ａの作動時間を選択するカウンターである。
【００７９】
そして、スイッチＯＮと同時に制御部により入切スイッチ52が接続されて赤外線ヒータ４及び補助ヒータ７、さらに、ファンモータ82に通電され、ファン８の回転により補助ヒータ７から略50℃の温風が送風され、赤外線ヒータ４の昇温を促しつつ、赤外線治療器Ａの立ち上がり直後から温風を患部に向けて送るようにしている。しかも、ヒータ線7aの存在しない補助ヒータ７の中央部を通る冷風は邪魔板６を配設したことにより直接患部に向けて流出することがなく、温風と混合されて患部に当たるので冷風による不快感を与えることがない。
【００８０】
その後、赤外線ヒータ４が遠赤外線を放射するに十分な250 ℃以上の温度まで昇温し、遠赤外線による患部治療が開始される。
【００８１】
赤外線ヒータ４の作動中、ファン８からの風は患部に当たり使用感を向上させるとともに、同風は前述したように邪魔板６により赤外線ヒータ４の背側中央部に直接当たることがないので、同赤外線ヒータ４は250 ℃以上の適温を維持することが可能となり、遠赤外線の放射を妨げることなく治療効果も損なうことがない。
【００８２】
そして、５分経過する毎に表示部11の点灯数が減るように制御して時間の経過を容易に認識可能とするとともに、所定の20分が経過すると、制御部は表示部11の全てを消灯し、かつ、入切スイッチ52を切断して電源を切る。
以上説明してきたように、本実施例に係る赤外線治療器Ａでは、邪魔板６を配設してファン８からの風が赤外線ヒータ４の背側中央部に直接当たらないようにしているので、患部へ温風を当てることで使用感を高めながら、かかる風により赤外線ヒータ４を冷却することを防止して、効果的な遠赤外線治療を行うことができる。
【００８３】
なお、上記した実施例においては、ヘッドケーシング１とスタンド３とを別体としたもので説明したが、両者を一体的に連設した据え置きタイプのものであってもよい。
【００８４】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明では以下の効果を奏する。
【００８５】
（１）前端開口のヘッドケーシング内に、前側から順に、赤外線ヒータと、補助ヒータと、ファンとを配設し、前記補助ヒータを、ヒータ基板にヒータ線を巻回して構成するとともに、前記ファンからの風が赤外線ヒータの背側中央部に直接当たらないように、前記赤外線ヒータと補助ヒータとの間に邪魔板を配設したことにより、患部へ温風を当てることで使用感を高めながら、かかる風により赤外線ヒータを冷却することを防止して、十分な遠赤外線放射量を確保し、効果的な遠赤外線治療を行うことができる。しかも、赤外線ヒータ４ニクロムヒータ線はヒータ基板の周縁でヘアピン状に屈曲しているので、急激な温度変化が頻繁であれば、膨張収縮の繰り返しにより断線するおそれがあるが、ここでは、赤外線ヒータの周縁部分の温度上昇が常に抑制されるので、上記した断線のおそれを可及的に防止しながら、かつ、十分な赤外線の放射が可能となる。
【００８６】
また、補助ヒータとファンとの配設間隔を可及的に短くできるとともに、赤外線ヒータと補助ヒータとの配設間隔も短くできるので、ヘッドケーシング内のレイアウトをコンパクト化することができ、全体の小型化を図ることができる。
【００８７】
しかも、熱容量が大きく立ち上がりの悪い赤外線ヒータが十分昇温するまでは立ち上がりのよい補助ヒータの熱による温風を患部に送風することができるので使用感を向上させることができる。
【００８８】
（２）前記邪魔板の周縁近傍に通風部を設け、邪魔板と赤外線ヒータとで仕切られる空間内に負圧が発生することを防止して、ファンからの風を赤外線ヒータの周縁に誘導可能としたことにより、ファンからの風は、環状固定板の内周縁と邪魔板の外周縁との間に形成される間隙を通り、中央側に引き込まれることなく円滑に赤外線ヒータの周縁に向かうことになり、前記（１）の効果をより高めることができるとともに、赤外線ヒータの立ち上がり時には、補助ヒータによる温風を赤外線ヒータの周縁に当てることにより昇温の補助機能を果たすことができるので赤外線ヒータの立ち上がり時間の短縮を図ることができる。
【００８９】
（３）前記邪魔板に温度過昇防止手段を取付けたことにより、作動中の赤外線治療器がいかなる姿勢で放置されようとも、昇温した邪魔板の熱が温度過昇防止手段に伝わり設定温度で確実に作動するので火災などの事故を防止することができる。
【００９０】
（４）前記邪魔板の補助ヒータ側をなす面に配線保持具を取付けたことにより、配線を比較的長めに取付けて製造行程における配線接続作業を容易に行え、かつ、配線保持具で配線を束ねることができるのでに、組付時には、配線が後方へ撓むことがなく、補助ヒータと接触して過熱し焼損することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る赤外線治療器の側面図である。
【図２】治療器本体の断面図である。
【図３】同赤外線治療器の分解斜視図である。
【図４】把持部の説明図である。
【図５】環状固定板に邪魔板を取付けた状態を示す説明図である。
【図６】通風部の模式的説明図である。
【図７】図５のＩ−Ｉ線における要部の拡大断面図である。
【図８】図５のＩＩ−ＩＩ線における要部の拡大断面図である。
【図９】ファンからの風の流れを示す説明図である。
【図１０】ニクロムヒータ線の説明図である。
【図１１】本実施例の変形例を示す説明図である。
【図１２】本発明に係る赤外線治療器を載置した状態を示す説明図である。
【図１３】配線保持具の説明図である。
【図１４】ヘッドケーシングに設けたリブの説明図である。
【図１５】本発明に係る赤外線治療器の回路ブロック図である。
【符号の説明】
Ａ赤外線治療器
１ヘッドケーシング
４赤外線ヒータ
６邪魔板
７補助ヒータ
7a ヒータ線
８ファン
17 環状固定板
61 通風部
67 配線保持具
71 ヒータ基板[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an infrared treatment device that can relax muscle stiffness with a thermal effect.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there are infrared treatment devices that can be used easily in the home as an infrared treatment device that can relax muscle stiffness with a thermal effect.
[0003]
As a general structure, it is known that an infrared heater that radiates infrared rays, particularly far infrared rays, is accommodated in a head casing formed at one end opening. In some cases, the radiant heat from the infrared heater alone is not satisfactory in the feeling of use, and in order to forcibly send the heat of the infrared heater to the affected area, a fan is provided behind the infrared heater.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the infrared treatment device provided with the above-mentioned fan improves the feeling of use when the temperature of the infrared heater is sufficiently raised, and the hot air hits the affected area, but the infrared heater has a large heat capacity, so the start-up is bad. Since it takes time until the temperature is sufficiently raised from the start of operation, the wind from the fan becomes cold air and hits the affected part at the beginning of use, which has an adverse effect.
[0005]
Therefore, it was considered to provide an auxiliary heater with good rise between the fan and the infrared heater. This is because the warm air from the auxiliary heater immediately hits the affected area at the beginning of use, but the feeling of use is improved. After the infrared heater is sufficiently heated, the infrared heater becomes hotter than the auxiliary heater. On the contrary, the warm air acts as an action for cooling the infrared heater, and may interfere with sufficient far-infrared radiation. was there.
[0006]
An object of the present invention is to provide an infrared treatment device that includes an auxiliary heater to improve the feeling of use and can solve the above-described problems.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, in the present invention, in the head casing (1) of the front end opening, in order from the front side, a plate-shaped infrared heater in which a nichrome heater wire is bent into a hairpin shape at the periphery of the heater substrate, and an auxiliary heater An infrared treatment device in which a heater and a fan are disposed, wherein the auxiliary heater is configured by winding a heater wire around a heater substrate, and is more interposed between the infrared heater and the auxiliary heater than the infrared heater. A small-diameter baffle plate is provided so that the wind from the fan does not directly hit the central portion on the back side of the infrared heater, and the nichrome heater wire flows to the peripheral side bent in a hairpin shape.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the infrared treatment device according to the present invention, in the present invention, in the head casing (1) of the front end opening, in order from the front side, a plate-shaped infrared heater in which nichrome heater wires are bent into a hairpin shape at the periphery of the heater substrate; An infrared treatment device including an auxiliary heater and a fan, wherein the auxiliary heater is configured by winding a heater wire around a heater substrate, and the infrared heater is interposed between the infrared heater and the auxiliary heater. Also, a small-diameter baffle plate is provided so that the wind from the fan does not directly hit the central portion on the back side of the infrared heater, and the nichrome heater wire flows to the peripheral side bent into a hairpin shape.
[0009]
By arranging the baffle plate in this way, the cool air flowing through the center of the auxiliary heater without the heater wire does not directly hit the infrared heater, so the arrangement interval between the infrared heater and the auxiliary heater can be shortened. The layout in the casing can be made compact, and the overall size can be reduced.
[0010]
In addition, until the temperature of the infrared heater having a large heat capacity and a poor rise rises sufficiently, warm air from the heat of the auxiliary heater with a good rise can be blown to the affected area, so that the feeling of use is improved, and further, the infrared heater 4 nichrome heater wire Is bent in the shape of a hairpin at the periphery of the heater substrate, so if there are frequent rapid temperature changes, there is a risk of disconnection due to repeated expansion and contraction, but here the temperature rise at the periphery of the infrared heater is always Therefore, it is possible to emit sufficient infrared radiation while preventing the fear of disconnection as much as possible.
[0011]
As an infrared heater, a heater substrate sandwiched between a pair of mica plates is sandwiched between an infrared plate obtained by applying ceramics to a metal plate such as stainless steel or aluminum and a back plate provided with a mounting shaft. A planar heater having the above-described structure can be obtained, and a normal coil heater can be suitably used as the auxiliary heater.
[0012]
In order to dispose the baffle plate, an annular fixing plate for attaching an infrared heater may be disposed on the head casing, and the baffle plate may be attached to the annular fixing plate.
[0013]
Such an annular fixing plate is provided with a support piece for fixing the mounting shaft of the infrared heater toward the center, and the baffle plate is formed to be slightly smaller in diameter than the annular fixing plate. Are attached to the support piece together. With such a configuration, most of the annular opening is blocked, and the wind from the fan, in particular, the cool air passing through the central portion of the auxiliary heater where no heater wire is present does not directly hit the central portion on the back side of the infrared heater. It is possible to prevent the heater from being cooled.
[0014]
Further, in the present invention, by providing a ventilation portion in the vicinity of the peripheral edge of the baffle plate, it is possible to prevent negative pressure from being generated in the space partitioned by the baffle plate and the infrared heater, and to blow the wind from the fan to the infrared heater. It is possible to be guided to the periphery.
[0015]
That is, the wind from the fan goes to the peripheral edge of the infrared heater through the gap formed between the inner peripheral edge of the annular fixed plate and the outer peripheral edge of the baffle plate, but only by providing the baffle plate, There is a possibility that negative pressure is generated in the space partitioned by the baffle plate and the infrared heater, and the wind is drawn toward the central portion to generate turbulence, thereby cooling the central portion of the heated infrared heater. However, by providing the ventilation portion as described above, the wind passing through the gap smoothly moves toward the periphery of the infrared heater, and therefore the infrared heater is cooled after the infrared heater has sufficiently warmed up. It is possible to make the operation and effect more reliable without causing any problems.
[0016]
In the present invention, overheating prevention means is attached to the baffle plate. A thermal fuse is preferably used as the overtemperature prevention means, and the mounting position may be either the front surface or the back surface of the baffle plate, but it is preferably mounted so as to be located at the center of the surface.
[0017]
With this configuration, no matter what posture the infrared therapy device is in operation, the heated baffle heat is transmitted to the overheat prevention means and operates reliably at the set temperature, preventing accidents such as fires. can do.
[0018]
Furthermore, in this invention, the wiring holder is attached to the surface which makes the auxiliary heater side of the said baffle plate. Then, a plurality of wires connecting the infrared heater side and the auxiliary heater side are crossed at the back surface of the baffle plate, and a wiring holder is attached to the intersecting portion so as to be orthogonal to the assembly line of the infrared treatment device. Bundling the wiring.
[0019]
Therefore, it is possible to easily connect the wiring in the manufacturing process by attaching the wiring relatively long, and at the time of assembly, the wiring does not bend backward, so that it can be prevented from overheating and burning due to contact with the auxiliary heater. it can.
[0020]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments shown in the accompanying drawings.
[0021]
As shown in FIG. 1, the infrared treatment device A according to the present embodiment is configured such that a handy type treatment device body A <b> 1 in which a grip portion 2 is attached to a head casing 1 can be held on a stand 3. C is a power cord extending from the lower end of the grip 2, 30 is a support cylinder projecting from the stand 3, 31 is a slit formed in the support cylinder 30, and the support cylinder 30 has a grip 2 The power cord C is allowed to escape when it is inserted and placed.
[0022]
As shown in FIGS. 2 and 3, the head casing 1 is formed by joining a pair of half casings 1b and 1b, and is formed in a cylindrical shape with front and rear end openings gradually increasing in diameter from the center to the front end. The front end opening 12 and the rear end opening 13 are fitted with a spider web-shaped front cover body 14 and a mesh-shaped rear cover body 15, respectively. Reference numeral 15 a denotes a ring for pressing the rear cover body 15, and 16 denotes a cap that includes the front cover body 14 and is detachably attached to the front end opening 12 of the head casing 1.
[0023]
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, the head casing 1 has an infrared heater 4 for radiating infrared rays in order from the front side, a bunched reflector 5 surrounding the heater 4, and energization. An auxiliary heater 7 capable of generating heat immediately afterward and a fan 8 for sending warm air from the front end opening 12 toward the affected area are provided. 80 is a fan case formed in a cylindrical shape, 81 is a fan drive shaft, and 82 is a fan motor interlocked with the fan drive shaft 81.
[0024]
In this embodiment, air is taken in from the rear end opening 13 of the fan casing 1 and blown from the front end opening 12. However, an air intake is provided on the side of the fan casing 1 to blow air. It may be. The fan 8 is an axial fan in this embodiment, but a sirocco fan or the like can also be used.
[0025]
As shown in FIG. 3, the infrared heater 4 has a circular back plate 41 provided with a threaded body 41a as a mounting shaft, and a circular infrared plate 40 in which ceramic is applied and fired on a metal plate such as stainless steel or aluminum. A heater substrate 43 sandwiched between mica plates 42 and 42 is interposed between the infrared plate 40 and the back plate 41. Reference numeral 40a denotes an attachment piece to the back plate 41 formed on the periphery of the infrared plate 40, 41b denotes a mounting nut, and 43a denotes a nichrome heater wire.
[0026]
Further, as shown in FIG. 2, the infrared plate 40 has a front surface curved in a concave shape toward the infrared radiation direction, and concentrates far infrared rays on the affected area to improve the therapeutic effect.
[0027]
The infrared heater 4 is surrounded by a reflecting plate 5 formed of a metal plate such as stainless steel or aluminum in the shape of a bun. The reflecting plate 5 has a peripheral edge between the cap 16 and the front end opening 12 described above. It is sandwiched between them.
[0028]
The infrared heater 4 can be composed of only the heater substrate 43 and the nichrome heater wire 43a in the above-described configuration, and a powder as an infrared radiator, for example, silicate is sintered as a main material and pulverized. The product obtained in this manner may be coated by a method such as spraying or dipping through a binder.
[0029]
The auxiliary heater 7 uses a bare coiled heater wire 7 a that generates heat immediately after energization and has a smaller heat capacity than the infrared heater 4.
[0030]
As shown in FIGS. 2 and 3, a heater tube 7 a is wound around a heater substrate 71 configured by combining two substrates in a cross-sectional view, and a metallic tube having a smaller diameter than the infrared heater 4. A heat shield casing 70 is used to prevent heat from the auxiliary heater 7 from being directly transmitted to the head casing 1. The heater wire 7a may be formed in a strip shape instead of a coil shape.
[0031]
A motor holding cylinder 80a in which the rear half of the fan motor 82 of the fan 8 is housed and disposed in the motor housing 71a provided in the central portion of the heater substrate 71 and the front half is provided in the center of the fan case 80. It is set as the structure to hold. Reference numeral 80b denotes a motor holding cylinder support plate.
[0032]
With this configuration, the auxiliary heater 7 and the fan 8 are connected in series, and the arrangement interval between the auxiliary heater 7 and the fan 8 can be shortened as much as possible, and the layout in the head casing 1 can be made compact. Therefore, the infrared treatment device A can be reduced in size. The heater substrate 71 is not necessarily configured in a cross shape, and the shape is not limited as long as the motor storage portion 71a for storing the fan motor 82 is formed.
[0033]
In FIG. 2, R is a voltage drop resistor, which is generally disposed in the grip portion 2, but here it is provided on the downstream side of the fan 8 to prevent the grip portion 2 from being heated. is doing.
[0034]
Thus, since the infrared treatment device A according to the present embodiment is provided with the auxiliary heater 7 and the fan 8, it is possible to blow warm air to the affected part immediately after the infrared treatment device A is started up, and the affected part is immediately heated. Moreover, since hot air can be continuously applied to the affected area during the treatment, the feeling of use can be improved.
[0035]
Further, as shown in FIG. 2, the grip portion 2 provided continuously with the head casing 1 is provided with an operation portion B having an on / off timer switch 10 and an LED display type display portion 11 on the front side portion thereof. (Refer to FIG. 3), it is possible to perform infrared treatment by selecting a desired set time. As described above, the operability is improved by providing the operation portion B in the grip portion 2. B1 is an attachment board having a control part of the operation part B disposed inside the gripping part 2, B2 is a lead wire connected to the attachment board B1, and B3 is an arcuate hole for lead wire insertion. B4 is an insulating tube for covering the lead wire B2, and the lead wire B2 can be disposed in the grip portion 2 in a state where the arc is enlarged to prevent disconnection and short circuit due to disconnection.
[0036]
Further, the grip portion 2 is fitted and supported by a pivot bearing portion 2a provided at the base end portion thereof with a pivot 1c projecting from an attachment pivot portion 1a formed on the head casing 1, as shown in FIG. It is attached so as to be foldable.
[0037]
Referring to FIG. 4 (b), the mounting structure of the gripping portion 2 will be described. While a large number of convex engaging bodies 1d are provided in the circumferential direction inside the mounting pivot support portion 1a, the gripping portion 2 is pivoted. A cylindrical body 20 in which a ring 21 on which the pivot 1c can be fitted and a projection 21a, 21a that engages with the convex engagement body 1d is formed on the support bearing portion 2a in a non-rotatable state. Is provided.
[0038]
Therefore, when the grip portion 2 is rotated around the pivot 1c, a click feeling can be given to the user when the projection 21a gets over the convex engagement body 1d.
[0039]
In this embodiment, the protruding engagement bodies 1e and 1e that the protrusion 21a should get over when the grip 2 is completely folded (FIG. 4 (b)) are longer than the other engagement bodies 1d. Is formed gently so that when the user completely folds the grip portion 2, the user does not get caught between the grip portion 2 and the head casing 1. In FIG. 4, reference numeral 22 denotes a pivot guide projecting in a ring shape on the pivot bearing portion 2 a, and 1 g denotes an attachment pivot portion 1 a so that the pivot guide 22 abuts the end at the end position where the pivot guide 22 circulates. It is a provided stopper.
[0040]
In the infrared treatment device A configured as described above, the present invention is characterized in that the baffle plate 6 is disposed so that the wind from the fan 8 does not directly hit the central portion on the back side of the infrared heater 4.
[0041]
In this embodiment, the baffle plate 6 is attached to an annular fixing plate 17 disposed in the head casing 1 in order to attach the infrared heater 4.
[0042]
That is, as shown in FIGS. 2 and 3, the annular fixing plate 17 is made of metal in consideration of heat resistance, and is attached to and detached from the front opening of the cylindrical unit casing E that is detachably disposed in the head casing 1. Install freely. Then, three buffering projecting pieces 9 are projected in a cantilevered manner from the inner peripheral edge of the main body annular portion 17a toward the center. Reference numeral 90 denotes a mounting hole provided in the buffering projecting piece 9, which allows the screw body 41a of the infrared heater 4 to be inserted and fixed.
[0043]
The baffle plate 6 which is a main part of the present invention is attached to the annular fixing plate 17, and the baffle plate 6 is slightly more than the annular fixing plate 17 as shown in FIGS. 3, 6 and 7. It has a small diameter and has an L-shaped leg portion 65 bent to one side from the main body portion 64, and the leg portion 65 is attached to the cushioning projecting piece 9 by being fastened together.
[0044]
Further, as shown in FIG. 5, a ventilation portion 61 is provided in the vicinity of the peripheral edge of the baffle plate 6, and a negative pressure is generated in the space Q partitioned by the baffle plate 6 and the infrared heater 4 as schematically shown in FIG. It is prevented from occurring.
[0045]
The ventilation portion 61 is provided with a plurality of extremely small holes that allow slight ventilation in the circumferential direction of the baffle plate 6, and as shown in FIG. 5, a part thereof is at both ends of the bent portion of the leg portion 65. Further, a part of the baffle plate 68 is formed so as to be used also as an introduction hole of the wiring 68 described later, and is formed over substantially the entire circumference of the baffle plate 6 as shown in FIG.
[0046]
Therefore, a part of the wind from the fan 8 prevents the generation of negative pressure in the space Q through the ventilation part 61, and most of the wind from the fan 8 causes the inner peripheral edge of the annular fixing plate 17 and the baffle plate 6 to The air flows smoothly through the gap D formed between the outer peripheral edge of the infrared heater 4 and flows toward the peripheral edge of the infrared heater 4 without being drawn inward by the action of the ventilation portion 68, and directly hits the central portion on the back side of the infrared heater 4. There is nothing.
[0047]
Moreover, the wind flowing toward the periphery of the infrared heater 4 functions as a wind guide because the front surface of the infrared plate 40 is curved in a concave shape with the infrared plate 40 facing the infrared radiation direction (see FIG. 2). It will flow out smoothly toward the affected area without causing turbulence.
[0048]
Further, as shown in FIG. 5, with the annular fixing plate 17 attached to the cylindrical unit casing E, the inner peripheral edge of the annular fixing plate 17 protrudes inward from the inner peripheral edge of the cylindrical unit casing E, and the flange portion 17c is formed.
[0049]
By the flange portion 17c, of the air blown from the fan 8, the unheated cold air passing through the outside of the auxiliary heater 7 along the inner peripheral surface of the head casing 1 is obstructed, and passes through the gap D. There is no outflow from the front end opening 12 along the reflector 5. Furthermore, the width of the gap D can be easily adjusted by changing the width of the flange portion 17c.
[0050]
With this configuration, the sufficiently heated infrared heater 4 is not cooled by the wind from the fan 8, and effective infrared treatment can be performed without disturbing far-infrared radiation. The feeling of use can be improved by applying wind to the affected area.
[0051]
Furthermore, until the temperature of the infrared heater 4 having a large heat capacity and a poor rise rises sufficiently, warm air from the heat of the auxiliary heater 7 with a good rise can be blown to the affected area, so that it is possible to improve the feeling of use and take The function of assisting the temperature rise of the infrared heater 4 when the warm air hits the periphery of the infrared heater 4 can be achieved, and the rise time of the infrared heater 4 can be shortened.
[0052]
Further, since the baffle plate 6 blocks the wind from the fan 8, even if the arrangement interval between the infrared heater 4 and the auxiliary heater 7 is shortened, the wind does not hit the central portion on the back side of the infrared heater 4 and is possible. In addition, the distance between the heaters 4 and 7 can be shortened to make the infrared treatment device A compact.
[0053]
In addition, according to the present invention, the wind from the fan 8 does not directly hit the central portion on the back side of the infrared heater 4 but flows to the peripheral side, so that the temperature rise at the peripheral portion of the infrared heater 4 is suppressed.
[0054]
That is, the nichrome heater wire 43a of the infrared heater 4 is bent into a hairpin shape at the periphery of the heater substrate 43 as shown in FIG. Here, since the temperature rise in the peripheral portion of the infrared heater 4 that is the bent portion of the nichrome heater wire 43a is always suppressed, the above-described disconnection may be prevented as much as possible, and , Which allows sufficient infrared radiation.
[0055]
By the way, instead of the ventilation section 61 described above, for example, as shown in FIG. 11 (a), a trumpet-shaped ventilation guide G is disposed in the vicinity of the baffle plate 6 so that the wind from the fan 8 can be sent to the infrared heater 4. It can also be made to guide to the peripheral part of. Note that the ventilation guide G may be connected to the baffle plate 6 as shown in FIG.
[0056]
Further, as shown in FIGS. 3, 7 and 8, the main body portion 64 of the baffle plate 6 forms a bulging surface 62 which bulges toward the auxiliary heater 7 with respect to the mounting portion of the leg portion 65. An over-temperature prevention means, here, a thermal fuse 63 is attached at substantially the center of the inner concave portion of the bulging surface 62. Reference numeral 66 denotes a metal fuse fitting such as stainless steel, and 66a denotes a mounting screw.
[0057]
The mounting location of the thermal fuse 63 (over-temperature prevention means) is not limited to the inside concave portion, but may be the back side surface thereof. Nevertheless, it is possible to prevent the thermal fuse 63 from being in close proximity to the infrared heater more than necessary, and to prevent malfunctions that occur before the temperature rises to the dangerous temperature.
[0058]
In addition, since the temperature fuse 63 is provided at substantially the center of the bulging surface 62, it can be reliably operated in response to an excessive temperature rise regardless of the posture of the infrared treatment device A.
[0059]
Also, for example, when the fan motor 82 is locked due to wrapping of hair or the like, the user misunderstands that it is out of order and, as shown in FIG. Even when it is placed, heat is reliably transferred to the thermal fuse 63 through the baffle plate 6 heated by the rising flow of heat. Accordingly, it is possible to prevent the temperature in the head casing 1 from rising abnormally due to heat transfer from the baffle plate 6 and to be extremely safe. In addition to the above-described temperature fuse 63, in this embodiment, a thermostat 69 is provided in the auxiliary heater 7 as shown in FIG.
[0060]
Further, as shown in FIGS. 2 and 5, a wiring holder 67 is attached to the outer convex surface of the main body 64 forming the bulging surface 62 of the baffle plate 6, and the wiring 68 is bundled on the back surface of the baffle plate 6. Is holding in. The wiring holder 67 is formed in such a width that the wirings 68 can be bundled as long as possible.
[0061]
That is, as shown in FIG. 13 (a), a plurality of wirings 68 connecting the infrared heater 4 side and the auxiliary heater 7 side are crossed at the back surface of the baffle plate 6, and a wiring holder 67 is connected to the crossing portion. The wires 68 are bundled together so as to be orthogonal to the assembly axis of the treatment device A. Therefore, as shown in FIG. 13B, in the state where the infrared heater 4 and the auxiliary heater 7 are assembled in the head casing 1, the wiring 68 is prevented from being greatly bent toward the auxiliary heater 7 side. The auxiliary heater 7 is not contacted.
[0062]
By providing such a wiring holder 67, as shown in FIG. 13 (a), the wiring 68 can be attached relatively long so that the wiring connection work in the manufacturing process can be easily performed. Therefore, it is possible to prevent overheating due to contact with the auxiliary heater 7 and burning. In the present embodiment, as shown in FIG. 5, since the ventilation hole 61 formed in the baffle plate 6 is used as the wiring introduction hole, the wiring 68 can be positioned reliably and the length of the wiring 68 can be reduced. It doesn't have to be longer than necessary.
[0063]
Here, the configuration around the baffle plate 6 will be described in more detail.
[0064]
The cylindrical unit casing E to which the annular fixing plate 17 is attached is integrally formed of a heat-resistant synthetic resin containing glass fiber, and as shown in FIGS. 2, 3, and 8, the rear portion of the front short cylinder E1 A holding claw for forming the annular fixing plate receiving peripheral surface E2 along the periphery of the opening and holding the annular fixing plate 17 with a gap slightly larger than the thickness of the annular fixing plate 17 in front of the peripheral surface E2 E3 protrudes inward. Then, between the clamping claw E3 and the annular fixing plate receiving peripheral surface E2, the engagement convex piece 17b formed on the outer peripheral edge of the main body annular portion 17a of the annular fixing plate 17 is brought into contact with the superposed state. (FIG. 8).
[0065]
Further, an engagement flange E4 is formed on the outer periphery of the rear portion of the front short tube portion E1, and is engaged with ribs 1f formed on the pair of half casings 1b and 1b constituting the head casing 1, thereby restricting the position in the front-rear direction. is doing.
[0066]
Further, on the back surface of the annular fixing plate receiving peripheral surface E2, a heat insulating casing fitting piece E5 is provided to protrude rearward at a predetermined interval in the circumferential direction, and the heat insulating casing that houses the auxiliary heater 7 is provided. The front end of 70 can be inserted (FIG. 2).
[0067]
In this way, through the cylindrical unit casing E, the infrared heater 4, the auxiliary heater 7, and the fan 8 connected to the auxiliary heater 7 can be compactly unitized. Since the casing 1 can be housed and disposed integrally, the assembling work becomes easy and the manufacturing process can be rationalized.
[0068]
Moreover, since the reflector 5 is made of metal, the metal-made reflector 5, the annular fixing plate 17, and the heat shield casing 70 are separated by the cylindrical unit casing E made of synthetic resin having heat resistance. Therefore, each of them is reliably insulated, and, for example, even if the infrared heater 4 or the auxiliary heater 7 is leaked, the reflector 5 that is easy to touch from the outside is not energized and safety is improved.
[0069]
Further, the structure of the annular fixing plate 17 will be further explained. As shown in FIG. 3, the buffering projection piece 9 provided on the annular fixing plate 17 is projected in a cantilevered manner so as to be flexible. Has been granted. Therefore, the infrared heater 4 supported by the buffering projection piece 9 is subjected to an impact buffering action by the bending of the buffering projection piece 9, and for example, when an impact is applied to the head casing 1, the impact is absorbed. Thus, the impact is not directly transmitted to the infrared heater 4. In this embodiment, in order to further improve the buffer function, a cylindrical cylindrical buffer member 91 is mounted in the mounting hole 90 of the buffer protrusion 9.
[0070]
The shock absorbing member 91 can absorb the shock more reliably, and the heat of the infrared heater 4 is transmitted to other components such as the head casing 1 and the cylindrical unit casing E because the material has low thermal conductivity. In addition, the insulation is further improved.
[0071]
Moreover, in this embodiment, as shown in FIGS. 3 and 5, the shock absorbing direction is applied to the leg portion 65 of the baffle plate 6 fastened together with the buffering projection piece 9 via the buffer member 91 of the same quality as described above. A restricting piece 60 is attached, and an engaging piece 60a provided on the restricting piece 60 is protruded outward, so that the engaging piece 60a is formed on the front short cylindrical portion E1 of the cylindrical unit casing E as shown in FIG. It is made to contact | abut to a rear part outer peripheral surface, and it restrict | limits that the buffering protrusion 9 bends ahead (infrared radiation direction).
[0072]
With this configuration, when the impact applied to the head casing 1 strongly acts forward while the impact on the infrared heater 4 is mitigated, the infrared heater 4 can be used even when the elastic limit of the buffer protrusion 9 is exceeded. It is prevented from shifting forward.
[0073]
By the way, in this embodiment, the engaging piece 60a of the regulating piece 60 is brought into contact with the rear outer peripheral surface of the front short cylindrical portion E1 of the cylindrical unit casing E, but a slight gap is provided without making contact. With such a configuration, even if an impact acts forward, the buffering function is effective, and it is possible to prevent the infrared heater 4 from being excessively displaced forward.
[0074]
As the above-described buffer member 91, if foamed silicon is used instead of the silicon, the cushioning property is improved and the thermal conductivity is further lowered, so that the thermal conductivity is excellent. Further, in addition to silicon, for example, a heat-resistant resin, an insulator, or the like may be formed in a cylindrical shape, and the material is not limited as long as it functions as a buffer.
[0075]
Next, another configuration of the infrared treatment device A according to the present embodiment will be described. In FIGS. 3 and 14, 1 h is a rib provided on each half casing 1 b to prevent the temperature of the head casing 1 from rising. .
[0076]
The rib 1h divides the annular space Q1 formed between the head casing 1 and the metal heat shield casing 70 containing the auxiliary heater 7 into two parts, and disperses the heat so that the upper annular space is easy to accumulate heat. Heat is prevented from concentrating in Q1, and excessive temperature rise of the head casing 1 is prevented.
[0077]
The present embodiment has the above configuration, and the operation thereof will be described below with reference to the circuit block diagram shown in FIG.
[0078]
When the on / off timer switch 10 is turned on, a timer is activated in the control unit, all the display lamps of the display unit 11 are lit, and a 20 minute display that is considered to be the optimal treatment time is performed. 51 is a counter for selecting the operating time of the infrared therapeutic device A according to the number of times the on / off timer switch 10 is operated.
[0079]
At the same time as the switch is turned on, the on / off switch 52 is connected by the control unit to energize the infrared heater 4, the auxiliary heater 7, and the fan motor 82. While the air is blown and the temperature of the infrared heater 4 is increased, warm air is sent toward the affected area immediately after the infrared therapy device A is started up. In addition, the cold air passing through the central portion of the auxiliary heater 7 where the heater wire 7a is not present does not flow directly toward the affected area due to the baffle plate 6, but is mixed with warm air and hits the affected area, so that the cold air is not affected. There is no pleasure.
[0080]
Thereafter, the temperature of the infrared heater 4 is raised to a temperature of 250 ° C. or higher enough to emit far infrared rays, and treatment of the affected area with far infrared rays is started.
[0081]
While the infrared heater 4 is in operation, the wind from the fan 8 hits the affected area to improve the feeling of use, and the same wind does not directly hit the back central portion of the infrared heater 4 by the baffle plate 6 as described above. The infrared heater 4 can maintain an appropriate temperature of 250 ° C. or higher, and does not impede far-infrared radiation and does not impair the therapeutic effect.
[0082]
Then, every 5 minutes, the number of lighting of the display unit 11 is controlled to be reduced so that the passage of time can be easily recognized, and when the predetermined 20 minutes have passed, the control unit controls all of the display unit 11 The light turns off and the on / off switch 52 is disconnected to turn off the power.
As described above, in the infrared treatment device A according to the present embodiment, the baffle plate 6 is provided so that the wind from the fan 8 does not directly hit the central portion on the back side of the infrared heater 4. While increasing the feeling of use by applying warm air to the affected area, it is possible to prevent the infrared heater 4 from being cooled by the wind and to perform effective far-infrared treatment.
[0083]
In the above-described embodiment, the head casing 1 and the stand 3 are described as separate bodies. However, a stationary type in which the head casing 1 and the stand 3 are integrally connected may be used.
[0084]
【The invention's effect】
As described above, the present invention has the following effects.
[0085]
(1) An infrared heater, an auxiliary heater, and a fan are arranged in order from the front side in the head casing of the front end opening, and the auxiliary heater is configured by winding a heater wire around a heater substrate, and the fan The baffle plate is arranged between the infrared heater and the auxiliary heater so that the wind from the air does not directly hit the center of the back side of the infrared heater, thereby increasing the feeling of use by applying hot air to the affected area Therefore, it is possible to prevent the infrared heater from being cooled by such wind, to secure a sufficient far-infrared radiation amount, and to perform an effective far-infrared treatment. In addition, since the infrared heater 4 nichrome heater wire is bent into a hairpin shape at the periphery of the heater substrate, there is a risk of disconnection due to repeated expansion and contraction if rapid temperature changes are frequent. Since the temperature rise at the peripheral portion of the substrate is always suppressed, sufficient infrared radiation is possible while preventing the possibility of disconnection as much as possible.
[0086]
In addition, the arrangement interval between the auxiliary heater and the fan can be shortened as much as possible, and the arrangement interval between the infrared heater and the auxiliary heater can also be shortened, so that the layout in the head casing can be made compact, Miniaturization can be achieved.
[0087]
In addition, until the temperature of the infrared heater having a large heat capacity and a poor rise rises sufficiently, warm air from the heat of the auxiliary heater with a good rise can be blown to the affected area, so that the feeling of use can be improved.
[0088]
(2) A ventilation section is provided near the periphery of the baffle plate to prevent negative pressure from being generated in the space partitioned by the baffle plate and the infrared heater, and the wind from the fan can be guided to the periphery of the infrared heater As a result, the wind from the fan passes smoothly through the gap formed between the inner peripheral edge of the annular fixed plate and the outer peripheral edge of the baffle plate, and smoothly flows toward the peripheral edge of the infrared heater without being drawn into the center side. Thus, the effect of the above (1) can be further enhanced, and at the time of starting up the infrared heater, an auxiliary function of raising the temperature can be achieved by applying warm air from the auxiliary heater to the peripheral edge of the infrared heater. The rise time can be shortened.
[0089]
(3) By attaching the overheat prevention means to the baffle plate, the heated heat of the baffle plate is transmitted to the overheat prevention means regardless of the posture of the operating infrared treatment device, and the set temperature Because it operates reliably, accidents such as fire can be prevented.
[0090]
(4) By attaching the wiring holder to the surface of the baffle plate on the side of the auxiliary heater, the wiring can be attached relatively long so that the wiring connection work in the manufacturing process can be easily performed, and the wiring holder can be used for wiring. Since they can be bundled, at the time of assembly, the wiring does not bend backwards, and can be prevented from being overheated and burned in contact with the auxiliary heater.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of an infrared treatment device according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a treatment device body.
FIG. 3 is an exploded perspective view of the infrared therapeutic device.
FIG. 4 is an explanatory diagram of a gripping unit.
FIG. 5 is an explanatory view showing a state in which a baffle plate is attached to an annular fixing plate.
FIG. 6 is a schematic explanatory view of a ventilation portion.
7 is an enlarged cross-sectional view of a main part taken along line II in FIG.
8 is an enlarged cross-sectional view of a main part taken along line II-II in FIG.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing the flow of wind from a fan.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a nichrome heater wire.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a modification of the present embodiment.
FIG. 12 is an explanatory view showing a state where the infrared treatment device according to the present invention is placed.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a wiring holder.
FIG. 14 is an explanatory diagram of ribs provided on the head casing.
FIG. 15 is a circuit block diagram of an infrared treatment device according to the present invention.
[Explanation of symbols]
A Infrared therapy device
1 Head casing
4 Infrared heater
6 baffle plate
7 Auxiliary heater
7a Heater wire
8 fans
17 Annular fixing plate
61 Ventilation section
67 Wiring retainer
71 Heater board

Claims

Inside the head casing (1) at the front end opening, in order from the front side , a plate-shaped infrared heater (4) in which the nichrome heater wire (43a) is bent into a hairpin shape at the periphery of the heater substrate (43) , and an auxiliary heater (7 ) and, an infrared therapeutic apparatus which is disposed a fan (8),
The auxiliary heater (7) is configured by winding a heater wire (7a) around a heater substrate (71), and between the infrared heater (4) and the auxiliary heater (7) , the infrared heater (4) by disposing the small diameter of the baffle plate (6) than the fan dorsal central direct those less than wind infrared heater from (8) (4), wherein the nichrome heater wire (43a) is a hairpin-shaped An infrared treatment device characterized in that it flows to the peripheral side bent in a straight line .

A ventilation portion (61) is provided in the vicinity of the periphery of the baffle plate (6) to prevent negative pressure from being generated in the space partitioned by the baffle plate (6) and the infrared heater (4). The infrared treatment device according to claim 1, wherein the wind from) can be guided to the periphery of the infrared heater (4).

The infrared therapeutic device according to claim 1 or 2, wherein an overtemperature preventing means is attached to the baffle plate (6).

The infrared treatment device according to any one of claims 1 to 3, wherein a wiring holder (67) is attached to a surface of the baffle plate (6) on the auxiliary heater (7) side.