JP3794174B2 - Image creation device - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1以上の文字、数字、記号、簡易図形等のキャラクタ(以下、「文字」で代表する)を有する文字列の各文字を所定のフォントデータに基づく文字画像に展開して、それらを適宜配置した画像を作成する画像作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、1以上の文字を有する文字列を画像として表示または印刷するためには、既知のフォントデータを記憶するROM等から各文字のテキスト(コード)データに対応するフォントデータを読み出し、あるいは外字登録や描画登録により登録したドットマトリクスデータを読み出し(以下、既知のフォントや登録済みのドットマトリクスを代表して単に「所定のフォント」という)、その所定のフォントデータに基づいて所定の画像作成領域に文字画像を展開・配置して、所望の画像となる表示画像データや印刷画像データを作成する。
【0003】
例えばワープロ等では、設定された1頁のサイズに合った編集画面が表示され、その編集画面の範囲内に登録済みのテキストデータを読み込んだり、新たな文字をキー入力したりすることで、編集を行う。すなわち、所定サイズの表示画像作成領域に文字列のテキストデータに適合した文字画像を展開・配置して、作成された表示画像を表示する。また、編集が終了して、印刷を指示するキー入力により、その画面表示のイメージのままの印刷画像の印刷を行う。すなわち、所定サイズの印刷画像領域に文字列のテキストデータに適合した文字画像を展開・配置して、作成された印刷画像を印刷する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、例えばテープ印刷装置や印章作成装置などの小型の電子機器等には、その表示画面が小さいために少ない行(例えば1行)やさらにその行の一部のみしか表示できないものがあり、小さな表示画面にできるだけ広範囲を表示すべく、慣用的に半角文字を使用した表示が行われる。例えば英数字や仮名などの文字は、その構成が比較的単純なので、半角で表示しても、表示画面上での文字の認識ができる。すなわち、英数字等の比較的単純な構成の文字は、半角で表示可能な文字(半角表示文字)であり、半角表示文字を使用することにより、小さな表示画面においても、比較的広範囲を表示できることになる。
【0005】
しかし、例えば漢字や記号・図形等の複雑な構成の文字は、半角では表示しきれず、また、表示できたとしても、その文字の認識が困難となる。すなわち、漢字等の複雑な構成の文字は、全角でのみ表示可能な文字(全角表示文字)である。このため、全角表示文字を含む文字列は、半角表示のみでは表示できない。
【0006】
本発明は、漢字等の全角表示文字を含む文字列を小さな表示画面に効率よく表示するための表示画像およびその文字列を見栄え良く印刷するための印刷画像を作成できる画像作成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像作成装置は、所定のフォントに基づいて展開可能な各文字について、文字の構成が単純で表示画面上に半角の文字画像として表示しても認識可能な、英数字および仮名を含む半角表示文字か、文字の構成が複雑で表示画面上に全角の文字画像として表示しなければ認識困難な、漢字および記号を含む全角表示文字かが定められており、1件のデータについて、1以上の全角文字のみによって構成される全角文字列データと、1以上の半角文字のみによって構成される半角文字列データの両方あるいはいずれか一方を、ディスク再生装置から連続して読み込み、それぞれ別の格納領域に格納する文字列データ記憶手段と、前記全角文字列データと半角文字列データのうち、いずれか一方のみが読み込まれた場合はそちらが処理対象データとして選択され、両方読み込まれている場合は、あらかじめデフォルトとして設定された一方が選択されるか、もしくはユーザが任意に選択した一方が処理対象データとして設定される処理対象データ選択手段と、前記全角文字列データを表示画面上に表示する際に、前記全角文字列データの中で全角文字として記憶されている文字のうち、前記半角表示文字について半角の文字画像として表示画像作成領域に展開して配置する表示画像作成手段と、前記全角文字列データを印刷対象物に印刷する際に、前記半角表示文字について、当初記憶されている全角の文字画像として展開して配置する印刷画像作成手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
この構成によれば1件のデータについて、1以上の全角文字のみによって構成される全角文字列データと、1以上の半角文字のみによって構成される半角文字列データの両方あるいはいずれか一方を、ディスク再生装置から連続して読み込み、それぞれ別の格納領域に記憶しておき、全角文字列データの各文字について、所定の表示画像作成領域に、その文字が半角表示文字のときには、半角の文字画像として展開して配置し、全角表示文字のときには、全角の文字画像として展開して配置することにより、表示画像を作成する。すなわち、この画像作成装置等では、全角でしか表示できない全角表示文字については全角で表示することにより、漢字等の全角表示文字を含む文字列をも表示できる一方、半角表示可能な半角表示文字については半角で表示することになり、たとえ小さな表示画面でも可能な限り効率よく表示することができる。
【0010】
この場合、一般的なワープロ等と同様に、画面表示のイメージのままの印刷画像、すなわち、表示画像と同じ全角と半角が混じり合った印刷画像を作成したのでは、それを印刷したときに、例えば各行相互間で各文字の並び(各文字の左右の端や文字間)が揃わず、見栄えが良くない。そこで、文字列データの各文字について、その文字が半角表示文字か全角表示文字かに拘らず、全角の文字画像として展開して配置することにより、印刷画像を作成する。このため、この画像作成装置では、漢字等の全角表示文字を含む文字列を小さな表示画面に効率よく表示するための表示画像およびその文字列を見栄え良く印刷するための印刷画像を作成できる。
【0011】
この場合、前記印刷対象物がテープであることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、印刷画像を印刷する印刷対象物がテープなので、テープ印刷装置に適用できる。
【0014】
これらの場合、前記表示画像は、表示のために必要な範囲のみ前記文字列データを展開・配置して作成されることが好ましい。
【0016】
この構成によれば、表示画像は、表示のために必要な範囲のみ文字列データを展開・配置して作成される。すなわち、例えば表示画面における表示範囲のみを作成して、表示範囲を移動させたときに不足する部分の画像の文字を新たに展開・配置して追加するなど、必要範囲のみを作成することにより、表示画像作成処理の開始から確認等までの時間を短縮でき、また、表示画面分の表示画像作成領域を確保すれば良いので、メモリを節約できるなどの利点もある。
【0017】
これらの場合、前記印刷画像は、印刷のために必要な範囲のみ前記文字列データを展開・配置して作成されることが好ましい。
【0019】
この構成によれば、印刷画像は、印刷のために必要な範囲のみ文字列データを展開・配置して作成される。すなわち、印刷処理に伴って必要な範囲から順次作成すれば良いので、前述の表示画像を作成する場合と同様に、印刷画像作成処理の開始から印刷までの時間を短縮でき、また、印刷範囲分の印刷画像作成領域を確保すれば良いので、メモリを節約できるなどの利点がある。
【0023】
この場合、前記ディスク再生装置のディスクが、ミニディスクであることが好ましい。
【0025】
この構成によれば、ミニディスクから読み出した文字列データを画像作成の対象とすることができる。
【0028】
これらの場合、前記半角表示文字の全ての文字について、前記全角の文字画像として展開するための全角用コードと前記半角の文字画像として展開するための半角用コードが定められ、前記所定のフォントを規定したフォントデータには、前記半角表示文字の各文字の全角用コードに対応して前記全角の文字画像として展開するためのデータおよび前記半角表示文字の各文字の半角用コードに対応して前記半角の文字画像として展開するためのデータが含まれており、前記表示画像作成手段は、展開する文字が前記半角表示文字のときに、その文字の全角用コードを半角用コードに変換するコード変換手段を有することが好ましい。
【0029】
この構成によれば、所定のフォントを規定したフォントデータには、半角表示文字の各文字を全角の文字画像として展開するためのデータおよび半角表示文字の各文字を半角の文字画像として展開するためのデータが含まれ、表示画像作成手段は、展開する文字が半角表示文字のときに、その文字の全角用コードを半角用コードに変換するコード変換手段を有するので、文字列データの各文字について、展開する文字が半角表示文字のときには、コード変換後の半角用コードにより所定のフォントに基づいて半角の文字画像として展開して配置でき、全角表示文字のときには、全角用コードにより所定のフォントに基づいて全角の文字画像として展開して配置でき、これらにより、漢字等の全角表示文字を含む文字列を小さな表示画面に効率よく表示するための表示画像を作成できる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る画像作成方法およびその装置を適用したテープ印刷装置について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0037】
図1は、本実施形態におけるテープ印刷装置の開蓋状態の外観斜視図であり、図2は、その制御系のブロック図である。
【0038】
図1に示すように、このテープ印刷装置1は、上下2分割の装置ケース2により外殻が形成され、装置ケース2の前部上面には各種入力キーから成るキーボード3が配設され、また、その右上前面にはディスプレイ4が配設され、後部上面には開閉蓋21が、その前部にはそれを開放するための蓋開放ボタン23が配設されている。
【0039】
また、図2に示すように、基本的な構成として、キーボード3やディスプレイ4を有してユーザとのインタフェースを行う操作部11、印刷ヘッド7やテープ送り部120を有してポケット6内に装着したテープカートリッジ5のテープTに印刷を行う印刷部12、印刷後のテープTの切断を行う切断部13、各種センサを有して各種検出を行う検出部14、各種ドライバを有して各部回路を駆動する駆動部270、電源部290、および、テープ印刷装置1内の各部を制御する制御部200を備えている。
【0040】
このため、装置ケース2の内部には、印刷部12、切断部13、検出部14などの他、図外の回路基板が収納されている。この回路基板には、電源部290の他、駆動部270や制御部200の各回路などが搭載されている。電源部290の電源ユニットEUは、ACアダプタ接続口24や外部から着脱可能なニッカド電池等の電池Eに接続され、テープ印刷装置1内の各部に電力を供給する。
【0041】
テープ印刷装置1では、ユーザが、ポケット6にテープカートリッジ5を装着した後、ディスプレイ4により確認しながらキーボード3により所望の文字など(文字、数字、記号、簡易図形等のキャラクタ)の入力・編集や各種の指示入力を行う。例えば、印刷を指示すると、テープ送り部120によりテープカートリッジ5からテープTを繰り出して、印刷ヘッド7によりテープTに所望の印刷を行い、印刷済み部分はテープ排出口22から随時外部に送り出される。所望の印刷が完了すると、テープ送り部120は、所定のテープ長さの位置までテープTの送りを行った後、その送りを停止する。
【0042】
なお、念のために、上記および以下の説明では、文字情報を表現するデータを総括して文字データまたは単に文字と記載し、テキストコードデータであることを明記した方が良いと思われる場合には文字コードデータまたは単に文字コードと記載し、画像(ドットマトリクス:ビットマップも同意)であることを明記した方が良いと思われる場合には文字画像データまたは単に文字画像と記載している。
【0043】
すなわち、通常、例えばキー入力される文字データは文字データコードであり、それを文字情報として表示するときの文字データは文字画像データであり、これらは自明である。また、例えば文字画像を表示画像作成領域に配置して表示画像を作成する場合、文字コードからアウトラインフォント等に基づいて表示画像作成領域に各文字画像の画素となるドットを生成(展開)して表示画像を作成すること(文字コードを画像として展開・配置すること)と、文字コードに対応するドット(ビットマップ)フォントや既登録のドットマトリクスに基づいて、文字画像データを展開・配置して表示画像を作成すること(文字画像を展開・配置すること)とは、特にその違いが問題になる場合を除いて、文字情報を表すデータ(文字データ)を展開・配置して表示画像を作成することにおいて、実質的に同一である。
【0044】
したがって、文字コードデータ(または文字コード)と文字画像データ(または文字画像)とを、特に明示した方が良いと思われる場合のみ区別し、そうでなければ、文字情報を表現するデータを総括して文字データ(または文字)と記載している。
【0045】
次に、印刷部12には、開閉蓋21の内側に、テープカートリッジ5を装着するためのポケット6が設けられていて、テープカートリッジ5はこの開閉蓋21を開放した状態でポケット6に対して着脱される。また、装置ケース2の左側部には、ポケット6と装置外部とを連通するテープ排出口22が形成され、テープ排出口22には、送りだしたテープTを切断するテープカッタ132が臨んでいる。
【0046】
テープカートリッジ5は、図3に示すように、その外殻が上ケース51aと下ケース51bとから成るカートリッジケース51により形成され、その内部には、一定の幅(4mm〜52mm程度:後述のサイドラベルのサイズ〜ケースラベルのサイズ程度)のテープTを巻回したテープリール52と、インクリボンRを巻回したリボン繰出しリール53と、インクリボンRを巻き取るリボン巻取りリール54とが、回転自在に収容され、テープTとインクリボンRとが重なる部分には、無底の中空室55が形成されている。
【0047】
また、上ケース51aの中空室55に面する部分には、下側からポケット6の印刷ヘッド7およびプラテン62に干渉しないように突出部57が形成されており、この突出部57には、テープカートリッジ5をポケット6に装着したときに、プラテン62の軸の上端部が嵌合するプラテン側嵌合穴58と、ヘッド支持軸65の上端部が嵌合するヘッド側嵌合穴59が形成されている。
【0048】
一方、ポケット6には、図1に示すように、サーマルヘッド等の印刷ヘッド7を内蔵したヘッドユニット61とプラテン62が設けられていて、テープカートリッジ5をポケット6に装着すると、中空室55に、テープTおよびインクリボンRを挟むようにヘッドユニット61とプラテン62が挿入される。また、同様に、テープリール52の中空部分にはガイド突起64が、リボン巻取りリール54の中空部分には巻取りリール駆動軸63がそれぞれ挿入される。
【0049】
そして、送りモータ121を駆動源として、プラテン62と巻取りリール駆動軸63とが回転すると、テープTとインクリボンRの送りが行われ、テープTはテープリール52から繰り出される一方、インクリボンRは、リボン繰出しリール53から繰り出され、テープTと重なって併走した後、リボン巻取りリール54に巻き取られ、かつこれらに同期して印刷ヘッド7を駆動することで、印刷が行われる。テープTの印刷完了部分は、下ケース51bに形成したテープ送出口56から装置ケース2のテープ排出口22に向かって送り出され、また、印刷完了後、テープTの送りが続行され所定の切断位置がテープカッタ132の位置まで送られる。
【0050】
切断部13は、テープカッタ132と、手動によりテープカッタ132を切断動作させるカットボタン133と、自動的にテープカッタ132を切断動作させるカッタモータ131と、を備えている。また、これにより、テープ印刷装置1では、モード設定によって、自動/手動を切り替えられるようにしている。
【0051】
このため、手動カットの場合、印刷が完了した時点で、ユーザが、装置ケース2に配設されたカットボタン133を押すことで、テープカッタ132が作動しテープTが所望の長さに切断される。また、自動カットの場合、印刷が終了して所定分だけテープ送りされ、それが停止すると同時に、カッタモータ131が駆動され、テープTの切断が行われる。
【0052】
テープTは、一方の面が被印刷面および他方の面が粘着加工面であるテープ基材と、粘着加工面を覆う剥離紙から成る2層構成になっている。このテープTとしては、複数種類が用意されていて、そのテープTを収容するテープカートリッジ5は、テープTの種類に対応してわずかに異なる形状(裏面に小さな複数の孔や窪みが設けられているものとないものがある)に形成されている。
【0053】
テープTの複数種類のうちの一部の種類では、例えば図4に示すように、そのテープ基材に、ミニディスク(MD)のディスクカートリッジ(MDカートリッジ)やそれを収容するディスクケース(MDケース)に貼り付ける各種のラベルがハーフカットで形成されている(以下、このような状態のラベルを半抜きラベルという)。これにより、テープ印刷装置1では、この種のテープTを収容したテープカートリッジ5を装着して印刷し、印刷後にその半抜きラベル部分を剥すだけで、所望のラベルを容易に作成でき、所定の位置に容易に貼り付けられるラベルとすることができる。
【0054】
図6に示すように、標準サイズの直径64mm(2.5インチ)のMD92(図1参照)は、MDカートリッジ91に収容され、そのMDカートリッジ91は、MDケース93に収納されて保管される。
【0055】
この場合、例えばMDカートリッジ91の表面には、例えば図5(a)のように印刷されたラベルLM(メインラベルLM、ただし、下記のケースラベルLMCと区別する場合、ディスクラベルLMDという)を、MDケース93の表面には、図5(b)のように2枚のメインラベルLM(ただし、連続した2枚分のサイズの1枚のラベルの場合、または2枚組でも上記のディスクラベルLMDと区別したい場合、ケースラベルLMCという)を、各側面には、図5(c)のようなラベル(サイドラベル)LSを貼り付けることができる。
【0056】
メインラベルLM(ディスクラベルLMD)には、多種のサイズがあるが、一番大きいサイズで36mm×52mm、一番小さいサイズで36mm×18mm程度である。サイドラベルLSのサイズは4mm×60mm程度である。また、ケースラベルLMCのサイズは52mm×72mm程度であり、1枚のケースラベルLMCを貼っても良いし、ディスクラベルLMDを2枚組にして貼っても良いサイズとなっている。
【0057】
図5(a)および(b)の「TITLE」用やサイドラベルLSへの印刷(文字)には、通常、そのMD(ディスク)92のディスク名(属性情報)が使用される。これは、通常、ディスク名がそのMD(ディスク)92に記憶された主情報(曲)の内容を最も的確に表すからである。また、同両図の1.2.3等の番号は主情報番号(曲番)であり、例えばMD92内のトラック番号に対応していて、対応する「AAAAA」等の大文字は、そのトラックに記憶された主情報名(曲名)を示している。すなわち、曲番とその曲番に対応する曲名が同一行に並べて印刷されている様子をイメージとして示している。
【0058】
なお、従来から、MDには主情報として音楽情報である曲が記録される。また、主情報に関する属性情報としてテキストデータ(テキストコード)から成る管理情報やその他のテキスト情報が記録される。管理情報としては、曲を記録するとき自動的に曲番・曲の開始と終了アドレス・曲の記録日時等が、また、ディスク名を記録するとき自動的にディスク名の記録日時等が記録される。また、その他のテキスト情報には、ユーザが入力するディスク名・曲名等が含まれる。
【0059】
また、英数字や仮名等の文字は、その文字の構成(文字画像としての簡易さ)から半角(半角文字)でも扱い易い文字であり、例えば表示処理上、単位面積当たりの表示効率や表示部の機能等の関係から、一般に、半角文字(半角表示文字)として扱われる。一方、漢字や記号等の文字は、その文字の構成(文字画像としての複雑さ)から、一般に、全角文字(全角表示文字)として扱われる。
【0060】
このため、MD内には、英数字や仮名などによる半角表示文字のみの文字データ(以下「半角表示属性データ」)で表した属性情報(以下「半角表示属性情報」)と、漢字などの全角表示文字を含む文字データ(以下「全角表示属性データ」)で表した属性情報(以下「全角表示属性情報」)とを、それぞれ記憶する領域が個別に用意されていて、通常は、それらのいずれか一方のみを使用している。そして、漢字などの全角表示文字を使用する場合、これをそのままラベルに反映させれば、さらに見やすいラベルを作成できる。
【0061】
また、属性情報には、上記の他、MDプレーヤが自動的に入力した(あるいはユーザが任意に入力した)曲の総数、録音(再生)時間、アーティスト名(作曲者名等)などが含まれる場合もある。図5(b)の「AAAAA」等の曲名の後ろに付加されている「aaaa……」はアーティスト名(作曲者名等)をイメージしたものであり、同図(a)および(b)の「〜その他x曲〜」は曲の総数から得た情報をイメージしている(もちろん、そのまま「〜全x曲〜」のようにしても良い)。
【0062】
ところで、従来から、上述のような属性情報(曲の総数・ディスク名・曲番・曲名・再生時間・記録日時・アーティスト名等)はMD再生装置(MDプレーヤ)またはリモコンの表示部に表示する表示情報として使用されている。
【0063】
例えば図7に示すように、従来からのポータブル型のMDプレーヤ90においても、MDカートリッジ91(MD92を内蔵)を装着して、本体操作部914の各種キーを操作することにより、MD92内の曲を再生できるとともに、上記のような各種属性情報を本体表示部912に表示できる。
【0064】
すなわち、従来においても、上述した各種ラベルは、通常、MD92の付属品として供給されており、例えば上述のMDプレーヤ90によりMD92を再生させたときに本体表示部912に表示される属性情報の文字データ(表示データ)を参考にして、ユーザが各種ラベルに手書きした後、MDカートリッジ91やMDケース93の各部分に貼り付けている。
【0065】
また、従来から、MD再生装置には、リモコン通信(有線、無線を含む)によりリモコンと各種データの送受信を行うものがあり、特にリモコン側に表示部を有するタイプがある。例えば図7で上述のMDプレーヤ90もそのようなタイプであり、MDプレーヤ90のリモコン端子901に、リモコン921からのリモコン接続ケーブル925の接続コネクタ(または接続プラグ等)を挿入して、リモコン操作部923の各種キーを操作することにより、MD92内の曲を再生できるとともに、各種属性情報をリモコン表示部922に表示でき、その表示された属性情報を参考にして、同様のこと(ラベルへの手書き)が行われる。
【0066】
しかし、上述の作業は非常に煩雑であるとともに、サイズの小さいラベル内に多数の文字を手書きで書き込むことは不可能に近く、しかも数種類のラベルを作成しなければならないことは非常に根気のいることであった。
【0067】
これに対し、図4で前述のように、テープ印刷装置1では、各種の半抜きラベルを形成したテープTを収容したテープカートリッジ5を装着して印刷し、印刷後にその半抜きラベル部分を剥すだけで、所望のラベルを容易に作成でき、所定の位置に容易に貼り付けられるラベルとすることができる。
【0068】
なお、図4に図示のテープTでは、複数種の相異なるラベル、すなわちメインラベルLM(ディスクラベルLMD)とサイドラベルLS用の半抜きラベルが形成されているテープTを、それぞれ個別のテープTとしたが、1種のテープTに双方(すなわちディスクラベルLMD作成用とサイドラベルLS作成用)の半抜きラベルを形成しても良い。また、ケースラベルLMC作成用のテープTを用意することもできる。
【0069】
このため、テープ印刷装置1では、実際には、上述した各種のテープT、すなわちサイドラベルLS作成用の4mm程度のテープ幅からケースラベルLMC作成用の52mm程度までの各種のテープT、および半抜きラベルを形成していないテープTなどを、それぞれ収容した各種のテープカートリッジ5が用意されている。
【0070】
ただし、以下の説明では、主にラベルを作成する場合について説明し、かつ、その場合、最低限2種、すなわちメインラベルLM作成用とサイドラベルLS作成用が1種ずつあれば良いので、理解を容易にするため、図4に図示の2種のみ用意されているものとして説明する。同図(a)のテープTでは、テープ幅Tw=46mmの中に36mm幅のメインラベルLMが形成され、同図(b)のテープTでは、テープ幅20mmの中に4mm幅のサイドラベルが2枚形成されている)。
【0071】
また、それらに対応して、印刷ヘッド7によるテープ幅方向の印刷可能な幅も36mm(0.125mm/ドットとして288ドット)とする(図39参照)。メインラベルLMへの印刷には、このうちの幅方向の余白を除く32mmを使用する。もちろん、1枚でケースラベルLMCを作成できるようにするときは56mm相当、サイドラベル専用なら4mmあれば良いが、以下では、最も汎用的に使用でき、かつ比較的小型で済む288ドットの印刷ヘッド7を使用するものとして説明する。
【0072】
一方、テープカートリッジ5は、前述のように、収容されたテープTのテープ幅や半抜きラベルの種類等によりテープTの種別を識別できるように、形状がわずかに異なるので、ポケット6には、この形状の違いを検出するマイクロスイッチなどのテープ識別センサ141が設けられていて、これにより、テープTの種別を検出できるようになっている。
【0073】
また、図4に示すテープTと同様に、各テープTには、基準穴THが所定間隔で形成されていて、テープ排出口22(図1参照)の近傍(すなわちテープカッタ132の近傍)には、基準穴THを検出するフォトインタラプタなどのテープ位置センサ143が設けられていて、これにより、テープTの位置(特に印刷位置)を検出できるようになっている。
【0074】
また、開閉蓋21の開閉機構の一部には、その開閉蓋21の開閉を検出するリミットスイッチなどの蓋開閉センサ142が設けられていて、印刷中に開閉蓋21が開放されるなどの異常を検出できるようになっている。
【0075】
図2に示すように、検出部14は、上述のテープ識別センサ141、蓋開閉センサ142、テープ位置センサ143の他、テープ印刷装置1の各部に電力を供給する電源部290の電源ユニットEUに接続されてその電位変動を検出する電圧センサ144を備えている。なお、実状に合わせて、周囲温度センサやヘッド表面温度センサ等の他のセンサを設けることもできるし、一部を省略した構成とすることもできる。
【0076】
駆動部270は、ディスプレイドライバ271と、ヘッドドライバ272と、モータドライバ273とを備えている。
【0077】
ディスプレイドライバ271は、制御部200から出力される制御信号に基づき、その指示に従って、操作部11のディスプレイ4を駆動する。同様に、ヘッドドライバ272は、制御部200の指示に従って、印刷部12の印刷ヘッド7を駆動する。
【0078】
また、モータドライバ273は、印刷部12の送りモータ121を駆動する送りモータドライバ273dと、切断部13のカッタモータ131を駆動するカッタモータドライバ273cとを有し、同様に、制御部200の指示に従って、各モータを駆動する。
【0079】
操作部11は、キーボード3とディスプレイ4とを備えている。キーボード3は、図8に示すように、電源キー31、シフトキー32、および、それぞれ上(「↑」)、下(「↓」)、左(「←」)、右(「→」)方向へのカーソル移動(実際には表示画面41の表示範囲の移動)をさせるための4個のカーソルキー33(33U、33D、33L、33R:以下、各キーを「カーソル「↑」キー33U」などのように表現し、総括して「カーソルキー33」と表現する)の他、8個の機能キーを備えている。
【0080】
すなわち、上段には、主に各キャラクタ(文字、数字、記号、図形等)の入力・編集や装飾のために、機能キー群34として、文字飾りキー(以下「装飾キー」)34F、文字入力キー(以下「文字キー」)34C、絵・記号キー(以下「記号キー」)34Dを備え、また、削除取消キー(以下「削除キー」)35を備えている。また、下段には、主に処理対象の各種データを操作するために、読込キー36、変換・スペースキー(以下「変換キー」)37、確定キー38、印刷キー39を備えている。
【0081】
図8は、模式的に示したものであり、実際の配置(図1参照)と各キーの相対位置が若干異なるが、ほぼ同様の配置で示している。また、図8中の各キー名は、図1のキーボード3の表面上に印刷されている。
【0082】
また、上記の装飾キー34F、文字キー34C、記号キー34D、削除キー35、読込キー36、変換キー37は、シフトキー32と併用操作する(シフトキー32を押しながら各キーを押す)ことにより、それぞれ、フォームキー34FS(シフトキー32+装飾キー34:以下、このシフトキー32と併用の操作状態を反映させ、符号にSを付加して「フォームキー34FS」という。他も同じ)、枠キー34CS、調節キー34DS、全消去キー35S、行読込キー36S、変換モードキー37Sとしての機能を果す。
【0083】
また、上述した各カーソルキー33もシフトキー32と併用操作することがあるので、このような場合には、例えばカーソル「↑」キー33Uと併用操作するときには「シフトカーソル「↑」キー33US」などのように表現し、総括して併用操作するときには「シフトカーソルキー33S」と表現する。
【0084】
なお、当然ながら、上述の各キーを個別に設けても良いが、下記のディスプレイ4と同様に、キーボード3の大きさはテープ印刷装置1全体の小型化に関与するため、シフトキー32との組み合わせにより、必要な機能に対するキー数を少なくしている。
【0085】
一方、ディスプレイ4は、図9に示すように、LCD等から成る表示画面41内に、18個のインジケータを点灯可能なインジケータ表示部4iと、(横)72ドット×(縦)16ドットのドットマトリクスから成るキャラクタ表示部4cと、を有している。
【0086】
インジケータ表示部4iは、タイトルや曲名の文字データ(テキストデータ:図5参照)を印刷するための各種モードや状態を、その点灯状態により示すものであり、図10に示す上段の8個のインジケータ4i00〜4i07はタイトル(ディスク名に相当)に関するもの、下段の8個のインジケータ4i10〜4i17は曲名に関するもの、右側の2個のインジケータ4iLおよび4iRは、メインラベルLM(ディスクラベルLMDやケースラベルLMC)に全曲名が印刷できない場合、すなわち印刷行があふれていること(行あふれ)を示すものである。
【0087】
キャラクタ表示部4cは、図11に示すように、基本的な2つの表示形式の管理単位を有している。1つは、同図(a)に示す半角/全角表示であり、この場合、座標CEおよびCFで示される左端の2つの8ドット×8ドットのドットマトリクスから成るサブ表示部と、座標C0〜C7で示される8つの8ドット×16ドットのドットマトリクスから成る主表示部とに分けて管理される。このサブ表示部は後述の曲番などの表示に、主表示部はタイトルや曲名その他の一般的な文字データの表示に使用される。
【0088】
他の1つは、同図(b)に示す6×8表示であり、その名の通りそれぞれ6ドット×8ドットのドットマトリクス単位で管理され、上段が座標A0〜Abの12個、下段が座標B0〜Bbの12個の計24個に分けて管理される。この表示は、例えば文字入力の際の(MDシステム用のJISコードの)コード表示部などの特殊な表示の場合に使用される。
【0089】
テープ印刷装置1における画面表示において、その表示範囲や編集(例えば文字の挿入)位置等を指示するカーソルKは、図12に示すように、上述の主表示部の座標C5の右端に固定されている。
【0090】
同図(a)は座標値を示し、同図(b)〜(e)は、それぞれ全角表示文字のみ表示の場合、半角表示文字のみの表示の場合、全角/半角混在で全角表示文字の右端にカーソルKがある場合、同じく混在で半角表示文字の右端にカーソルKがある場合を示している。これらの場合、カーソルキー33の操作によって表示範囲が移動する。例えば、カーソル「→」キー33Rを押すと、表示されている文字が左側に、すなわち表示範囲が右側に移動する。
【0091】
図2に示すように、ディスプレイ4で確認しながらユーザがキーボード3により入力指示した内容(種々の指令やデータ)は、制御部200に対して出力される。
【0092】
制御部200は、CPU210、ROM220、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)230、RAM240、周辺制御回路(P−CON)250を備え、互いに内部バス260により接続されている。
【0093】
ROM220は、CPU210で処理する制御プログラムを記憶する制御プログラム領域221の他、仮名漢字変換テーブル(辞書)、色変換テーブル、文字修飾テーブルなどを含む制御データを記憶する制御データ領域222を有している。
【0094】
CG−ROM230は、テープ印刷装置1に用意されている文字、記号、図形等のフォントデータを記憶していて、文字等を特定するコードデータが与えられたときに、対応するフォントデータを出力する。
【0095】
RAM240は、電源キー321の操作により電源がオフにされても、記憶したデータを保持しておくようにバックアップされていて、各種レジスタ群241、テキストデータ領域242、表示画像データ領域243、印刷画像データ領域244、半角表示属性データ領域245、全角表示属性データ領域246、色変換バッファなどの各種変換バッファ領域247などの領域を有し、制御処理のための作業領域として使用される。
【0096】
P−CON250には、CPU21の機能を補うとともに各種周辺回路やMDプレーヤ90とのインタフェース信号を取り扱うための論理回路が、ゲートアレイやカスタムLSIなどにより構成されて組み込まれている。例えば、種々の計時を行うタイマ(TIM)251やリモコン通信制御回路(RC)252などもP−CON250内の機能として組み込まれている。
【0097】
このため、P−CON250は、検出部14の各種センサやキーボード3と接続され、検出部14からの各種検出信号およびキーボード3からの各種指令や入力データなどをそのままあるいは加工して内部バス260に取り込むとともに、CPU210と連動して、CPU210等から内部バス260に出力されたデータや制御信号を、そのままあるいは加工して駆動回路部270に出力する。
【0098】
また、P−CON250は、テープ印刷装置1のリモコンインタフェース端子(RT)25、RT25に接続する接続コネクタ(または接続プラグ等)を有するリモコン接続ケーブル26、および、MDプレーヤ90のリモコン端子901を介して、リモコン通信可能に接続され、CPU210と連動して、後述のリモコン通信を行う。
【0099】
そして、CPU210は、上記の構成により、ROM220内の制御プログラムに従って、P−CON250を介してテープ印刷装置1内の各部やMDプレーヤ90から各種信号・データ等を入力し、CG−ROM230からのフォントデータ、RAM240内の各種データ等を処理し、P−CON250を介してテープ印刷装置1内の各部やMDプレーヤ90に各種信号・データ等を出力することにより、印刷の位置制御、表示画面41の表示制御、リモコン通信制御等を行うとともに、印刷ヘッド7を制御して所定の印刷条件でテープTに印刷するなど、テープ印刷装置1全体を制御している。
【0100】
次に、テープ印刷装置1の制御全体の処理フローについて、図13を参照して説明する。電源キー31を押すこと(電源オン)により処理が開始すると、同図に示すように、まず、テープ印刷装置1を、前回の電源オフ時の状態に戻すために、退避していた各制御フラグを復旧するなどの初期設定を行い(S1)、次に、前回の表示画面(図20の画面G0または図21の画面G11等)を初期画面として表示する(S2)。
【0101】
図13のその後の処理、すなわちキー入力か否かの判断分岐(S3)および各種割込処理(S4)は、概念的に示した処理である。実際には、テープ印刷装置1では、初期画面表示(S2)が終了すると、キー入力割込を許可し、キー入力割込が発生するまでは、そのままの状態を維持し(S3:No)、何らかのキー入力割込が発生すると(S3:Yes)、それぞれの割込処理に移行して(S4)、その割込処理が終了すると、再度、その状態を維持する(S3:No)。
【0102】
上述のように、テープ印刷装置1では、主な処理を割込処理により行うので、印刷対象となる印刷画像データができていれば、ユーザが任意の時点で印刷キー39を押すことにより、印刷処理割込が発生して、印刷処理が起動され、その印刷画像データによる印刷ができる。すなわち、印刷に至るまでの操作手順は、ユーザが任意に選択できる。
【0103】
ここで、リモコン操作(通信)時のリモコン(例えば図7で前述のリモコン921)とMDプレーヤ90の間の送受信の態様について一例を示しておく。
【0104】
例えば、図14に示すように、ユーザにより任意の属性情報を要求する操作がされると(以下、これを仮に「要求キー」を押す操作とする)、リモコン921では、割込処理としての要求処理(Q10)を起動してスタートし、まず、要求信号RQ1を生成して送信する(Q101)。
【0105】
この要求信号RQ1を受信すると、MDプレーヤ90では、その要求に対する応答処理を起動してスタートし、応答処理を実行し(P10、P101:以下の説明や図示では簡略化してスタート(例えば上記P10等)は省略)、要求RQ1に対する応答データ(応答する制御用の信号のみの場合もあるが、ここではこれらも含めて応答データという)RP1を送信する(P102)。
【0106】
この応答データRP1を受信すると(Q102)、リモコン921では、要求したデータか否か、すなわち、要求信号RQ1に対する所望の応答データか否かを判別する(Q103)。この場合、応答データの1つの送受信単位(例えばパケット)の先頭には(例えば1バイトの)識別データがあり、この識別データによりそのデータを識別することにより、要求したデータか否かを判別する。
【0107】
そして、応答データRP1が要求したものと異なるときには(Q103:No)、再要求する(Q101)。一方、要求通りのときには(Q103:Yes)、要求処理を終了して(Q106)、受信したデータを所定の領域に格納したり表示するなどの次の処理に移行することになる。もちろん、処理終了(Q106)前にそれらの処理(格納処理や表示処理など)を含めても良い。
【0108】
ただし、上記の場合、MDプレーヤ90では、連続して送信される応答データがある場合、例えば応答データRP1を第1応答データRP1とすると、第2応答データRP2、第3応答データRP3、……、第k(k=1、2、……)応答データRPkを送信する(P104〜P105)。
【0109】
これに対し、リモコン921では、第1応答データRP1が要求したものと異なるときには(Q103:No)、第1応答データRP1を無視して、再要求する(Q101)ので、第2応答データRP2以降も無視される。一方、要求通りのときには(Q103:Yes)、次に、第2応答データRP2、第3応答データRP3、……、第k応答データRPkを受信してから要求処理を終了する(Q104〜Q106)。
【0110】
上述のように、リモコン921では、操作された要求キーに応じた要求信号を生成して送信し、MDプレーヤ90は、その要求信号に応じた応答データを送信(返信)できるように構成されているので、テープ印刷装置1でも、リモコン921と同じ要求キーを備えて同様に処理すれば、リモコン921と同じ機能を果たすことができる。
【0111】
なお、本実施形態において想定するMDプレーヤ90としては、リモコン921のキー操作によりリモコン表示部922に各種の属性情報を表示できるものであれば、図7で前述のものと異なり、本体操作部914に各種要求キーの一部しか有しないタイプや、本体表示部912を有しないタイプでも良い。また、下記では、説明の都合上、一応、有線のリモコン通信によるものを想定するが、これを例えば赤外線やFM電波などによる送受信に変えることにより、無線のリモコン通信にも適用できる。
【0112】
さて、ここで例示するMDプレーヤ90は、市販のMDプレーヤに類したものであり、上記の要求キーの種類として、再生キー(PLAYキー)、巻戻し(曲戻し)キー(REWINDキー:以下、REWキーと略す)、停止キー(STOPキー)、一時停止キー(PAUSEキー)、再生モードキー(PLAY−MODEキー:以下、P−MODキーと略す)、および表示キー(DISPLAYキー:以下、DISPキーと略す)を有している。すなわち、リモコン側でこれらの要求キーを有することで、各機能を作動させることができるように、構成されている。
【0113】
また、このMDプレーヤ90に装着されたMD92には、1トラックに1曲の情報(半角表示属性情報および全角表示属性情報の双方を含む)が記憶されていて、トラック番号と曲番が一致している。
【0114】
ここで、PLAYキーは、再生の他、所定時間押し続けることによって、早送りキーとしての機能を起動する役目を果たす(早送り信号を要求信号として送出する)。MDプレーヤ90は、再生要求に対しては、再生処理を開始して、再生中にその曲番と曲名の表示情報をリモコン側に送出するが、早送りの要求に対しては、要求される度に、トラック番号(曲番)とそれに対応する曲名を、順次出力する。すなわち、リモコンからの早送りの操作により、音楽情報としての再生を待つまでもなく、次の曲の再生およびその曲番・曲名の表示に移れる。
【0115】
この場合の曲名(属性情報、表示情報)には、半角表示属性データで表した曲名(半角表示曲名)と全角表示属性データで表した曲名(全角表示曲名)の双方が含まれているが、リモコンでは予め定められたいずれか一方(従来は半角表示曲名側のみ)を選択して表示する。
【0116】
REWキーは、押されたときのMDプレーヤ90の状態によって、現在再生中の曲に関する文字データ(属性情報:トラック番号(曲番)と曲名の文字データ)、またはその前の曲に関する文字データを要求する要求キーであり、反復して操作すると、MDプレーヤ90は、PLAYキーの場合と同様に、ただし逆方向(曲番が小さくなる方向)に、トラック番号(曲番)とそれに対応する曲名を、順次出力する。STOPキーは再生の停止を要求する要求キー、PAUSEキーは一時停止を要求する要求キーである。
【0117】
P−MODキーは、再生時のモード(再生モード)を、通常の再生モード、全曲繰り返しの再生モード、1曲繰り返しの再生モード、および、ランダムに再生する再生モード、に順次切り替える要求キーである。
【0118】
また、DISPキーは、リモコンの表示部の表示モードを切り替えて選択するための要求キーであり、曲名(曲番+曲名:さらにアーティスト名その他の付加情報を含む場合もある。以下では、説明の煩雑さを避けて、曲番+曲名の場合を想定して説明する。)を表示する曲番表示モード、ディスク名(曲の総数+ディスク名の場合もある。以下では、この場合を想定して説明する。)を表示するディスク名表示モード、時刻を表示する時刻表示モード、再生時間(演奏時間)を表示する再生時間表示モード、そして再度、曲番表示モード、ディスク名表示モード、……に順次切り替えられる。
【0119】
この場合のディスク名(属性情報、表示情報)にも、半角表示属性データによるもの(半角表示ディスク名)と全角表示属性データによるもの(全角表示ディスク名)の双方が含まれているが、リモコンでは予め定められた一方(従来は半角表示ディスク名側のみ)を選択して表示する。
【0120】
MDプレーヤ90は、上記の各要求キーの操作により生成される各要求信号に応じて、応答データを送信(返信)できるように構成されているので、ラベル印字装置でも、リモコンと同じ要求キーを備えて同様に処理すれば、リモコンと同じ機能を果たすことができる。
【0121】
また、リモコンの複数の要求キーによる要求信号を組み合わせて連続する属性情報要求を行うこともできる。すなわち、ディスク名と所望の任意の曲番からの任意の曲数の曲名を要求するなど、キーの新設や既存のキーによる処理プログラムの変更等により、任意の組み合わせの要求もできる。
【0122】
このため、テープ印刷装置1では、上述のような要求キーとして、図8で前述の読込キー36を設けている。以下、この読込キー36による連続する属性情報要求について説明する。
【0123】
図15に示すように、ユーザが読込キー36を押すと、前述の図14と同様に、テープ印刷装置1では、割込処理としての印刷用データ読込処理(Q20)を起動してスタートし、まず、DISPキー信号を要求信号RQ21として生成して送信する(Q201)。
【0124】
この要求信号RQ21を受信すると、MDプレーヤ90では、その要求に対する応答処理として表示モードを切り替え(P201)、表示モードに対応する文字データ(属性情報、表示情報)を、応答データRP21として送信する(P202)。
【0125】
この応答データRP21である文字データを受信すると(Q202)、テープ印刷装置1では、所望のデータ、すなわちディスク名表示データか否かを判別する(Q203)。
【0126】
例えば、要求信号RQ21を送信したときに(Q201)、MDプレーヤ90の表示モードがディスク名表示モードだった場合、表示モードの切り替え(P201)によって、時刻表示モードとなるので、このときの応答データRP21は、時刻表示のための文字データとなる。また、要求信号RQ21を送信したときに(Q201)、時刻表示モードだった場合、応答データRP21は、再生時間の表示のための文字データとなる。同様に、再生時間表示モードだった場合、応答データRP21は、曲名(曲番+曲名)を表示するための文字データとなる。
【0127】
これらの場合、所望のディスク名表示データ(曲の総数+ディスク名の文字データ)ではないので(Q203:No)、テープ印刷装置1では再要求を行うことになる(Q201)。なお、前述のように、この場合の判別も、応答データRP21の先頭の識別データの識別により行われる。
【0128】
一方、要求信号RQ21を送信したときに(Q201)、MDプレーヤ90の表示モードが曲名表示モードだった場合、表示モードの切り替え(P201)によって、ディスク名表示モードとなるので、このときの応答データRP21は、ディスク名表示のための(曲の総数+ディスク名の)文字データとなる。
【0129】
この場合、テープ印刷装置1では、所望のディスク名表示データなので(Q203:Yes)、受信した文字データをディスク名(曲の総数+ディスク名)の文字データとして所定の領域に格納し(Q204)、次の処理に移行する(Q205)。
【0130】
この場合のディスク名(属性情報、表示情報)の文字データにも、半角表示ディスク名と全角表示ディスク名の双方の文字データが含まれていて、単一の要求信号に対して双方が連続して送信されてくるので、前述したリモコンの場合と異なり、テープ印刷装置1では、双方の文字データをRAM240内のそれぞれの格納領域、すなわち、それぞれ半角表示属性データ領域245および全角表示属性データ領域246のディスク名のエリアに格納する(Q204)。
【0131】
また、この格納時(Q204)には、一方または双方の文字データがない場合(空データの場合)や不正データが含まれている場合もあるので、それらの状態を示すフラグ等を用意してその状態を記憶する。
【0132】
例えば、半角表示ディスク名フラグ、全角表示ディスク名フラグ等のように用意し、両方のディスク名の文字データが含まれていたときには、[半角表示ディスク名有フラグ、全角表示ディスク名有フラグ]=[1、1]、一方のみのときには[1、0]または[0、1]とし、両方なかったときには[0、0]とする。不正データの有無についても同様にできる。これらにより、ユーザの選択や本処理(読込処理)の後に続く処理の都合により、上記フラグ等から読込時の状態を判別して処理を分岐させ易いようにしている。
【0133】
ディスク名(曲の総数+ディスク名)の格納が終了すると(Q204、Q205)、テープ印刷装置1では、図16に示すように、次に、DISPキー信号を要求信号RQ26として生成して送信し(Q206)、図15で前述と同様の送受信および判別を行い(Q206、P206、P207、Q207、Q208)、所望の曲名表示データを受信したときに(Q208:Yes)、次に、所定の曲番(トラック番号)を設定し(Q209)、所定の曲数を設定する(Q210)。
【0134】
この場合の所定の曲番としては、例えば曲番1、前回再生した曲の曲番、その次の曲番など、自動的に検出し設定できる曲番でも良いし、キー操作等による何らかの設定手段を設けて、ユーザが任意に設定できるようにしても良い。また、所定の曲数としても、例えば図15で前述のディスク名と共に得られる曲の総数などのように自動的に設定できる値でも良いし、ユーザが任意に設定できるようにしても良い。以下では、曲番1から全曲(例えば20曲)、すなわち、所定の曲番I=1、所定の曲数J=20を例に説明する。
【0135】
所定の曲番I=1と所定の曲数J=20を、最初の曲番i=1(=I)と残りの曲数j=20(=J)として設定すると(Q209、Q210)、テープ印刷装置1では、次の処理に移行し(Q211)、図17に示すように、次に、PLAYキー連続(すなわち早送り)信号を要求信号RQ2Cとして生成して送信する(Q212)。
【0136】
この要求信号RQ2Cを受信すると、MDプレーヤ90では、その要求に対する応答処理として再生トラック番号(すなわち曲番)をインクリメント(+1)し(P212)、そのトラック番号(曲番)の文字データ(属性情報、表示情報)を、第1応答データRP2C1として送信し(P213)、続いて、そのトラックに記憶された曲名の文字データを第2応答データRP2C2として送信する(P215)。
【0137】
第1応答データRP2C1として第1文字データ(曲番)を受信すると(Q213)、テープ印刷装置1では、所望の曲番i(最初はi=1)か否かを判別し(Q214)、所望の曲番iでないときには(Q214:No)、再要求し(Q212)、所望の曲番iのときには(Q214:Yes)、次に、第2応答データRP2C2として第2文字データ(曲名)を受信して(Q215)、それらのデータを曲名(曲番+曲名)のデータとして所定の領域に格納する(Q216)。
【0138】
この場合の曲名(曲番+曲名:属性情報、表示情報)の文字データにも、半角表示曲名と全角表示曲名の双方の文字データが含まれているが、テープ印刷装置1では、前述のディスク名と同様に、双方の文字データをRAM240内の半角表示属性データ領域245および全角表示属性データ領域246の曲名のエリアに格納する(Q216)。
【0139】
また、下記も含めた全曲について、ディスク名で前述と同様のフラグ等(例えば半角表示曲名有フラグ、全角表示曲名有フラグ、半角曲名不正データ有フラグ、全角曲名不正データ有フラグ、半角曲名空データ有フラグ、全角曲名空データ有フラグ等)により受信データの状態を記憶し、後に続く処理等で読込時の状態を判別し易いようにしている(Q216)。
【0140】
最初の曲名(曲番1およびそれに対応する曲名)の文字データの格納が終了すると(Q216)、次に、所定曲数の格納が終了したか否かを判別する(Q217)。すなわち、残りの曲数j≦1となっているか否かを判別する。ここでは、まだ最初の(曲番i=1の)曲名の格納しか終了していない(j=20)ので(Q217:No)、次に、曲番iをインクリメント(+1)して所望の曲番i=2(=1+1)とし、また曲数jをディクリメント(−1)して残りの曲数j=19(=20−1)とする(Q218)。
【0141】
続いて、所望の曲番i=2、残りの曲数j=19について、上述と同様の処理(Q212、P212、P213、Q213、Q214、P215、Q215、Q216)が行われ、次の曲名(曲番2およびそれに対応する曲名)の文字データの格納が終了すると(Q216)、次に、所定曲数の格納が終了したか否か(残りの曲数j≦1か否か)を判別し、同様に、次に、曲番iをインクリメント(+1)して所望の曲番i=3(=2+1)とし、また曲数jをディクリメント(−1)して残りの曲数j=18(=19−1)とする(Q218)。
【0142】
以下、同様に、所望の曲番i=3、4、……(残りの曲数j=18、17、……)について処理され、所望の曲番i=20(残りの曲数j=1)の曲名(曲番20およびそれに対応する曲名)の文字データの格納が終了すると(Q216)、次に、所定曲数の格納が終了したか否か(残りの曲数j≦1か否か)を判別し、この場合、残りの曲数j=1なので(Q217:Yes)、全処理を終了する(Q219)。
【0143】
そして、この時点では、目的としたディスク名(曲の総数+ディスク名)および曲番1から全曲(20曲)の曲名(曲番+曲名)の文字データ(属性情報、表示情報)の読み込みおよびそれらの文字データの所定領域への格納が終了する。
【0144】
なお、上述の所望の曲番(のデータ)を得るための処理では、トラック番号を変化させればよいので、図示(Q212の[]内に記載)のように、REWキー連続(すなわち巻戻し)信号を用いても同様のことができる。また、この場合、次の曲番の設定「i←i+1」(Q218)を「i←i−1」のように変えることにより、逆の順番(前述の昇順に対して降順)に曲名(曲番+曲名)のデータを格納することもできる。
【0145】
また、上述の例では、トラック番号と曲番が対応したMD92の例で説明したが、MD92内のデータ形式に対応して、より細かくセクタ単位やクラスタ単位等により管理しても良い。また、例えば1つの曲番を複数のトラックに対応させて1曲の情報としてアーティスト名その他を含めてさらに多くの情報を記憶したMD92も利用できる。また、そのようなMD92を再生し、さらに多くの属性情報を表示し得るMDプレーヤとリモコンの組み合わせに対しては、そのMDプレーヤを上述のMDプレーヤ90として接続し、それと組み合わせられるリモコンと同じ要求キーによる要求信号あるいはその複数の組み合わせの要求信号を送信するように処理プログラム等を変更等することにより、同様に適用し得る。
【0146】
また、上述の例では、半角表示属性データ(または半角表示属性情報)と全角表示属性データ(または全角表示属性情報)との区別は、単に漢字などの全角文字を含むか否かによるものとして説明したが、JISコード等のような2バイトコード表現でなく、1バイトコード表現の半角表示文字(従来から、一般的に採用されている方法)を採用し、これにより、2バイトコード表現の全角表示文字と区別するようにしても良い。
【0147】
すなわち、この場合、コードで表現すべき半角表示文字の数を絞ること(ひらがなを除く等)により、1バイトで表現でき、半角表示属性データの記憶容量が少なくて済む。そして、この場合も、記憶容量が少なくて済むなどの便宜的な理由によるものなので、漢字などの全角表示文字(特定コード群のコードで表現される文字)を含むか否かにより区別する、という概念に含まれるものであり、前述の説明の範疇に含まれるものである。
【0148】
また、図18に示すように、図15に相当する処理をディスク名要求・格納処理(S201)、図16に相当する処理を曲名要求準備処理(S202)、図17に相当する処理を曲名要求・格納処理(S203)としてサブルーチン化(モジュール化)して、それらを順に起動することにより、印刷用データ読込処理(S20)として、同様の処理を行うこともできる。また、ここでは、読込キー36の押下(読込キー割込)により起動する割込処理としたが、この処理(S20)全体をさらにサブルーチン化して、さらに上位の処理ルーチンから起動できるようにしても良い。
【0149】
上述のように、MDプレーヤ90(ディスク再生装置)は、リモコンからそのキー操作により生成される要求信号を受信し、リモコンの表示部に表示する文字データのうち、要求信号に応答する文字データをリモコンに送信するように構成されているので、リモコンと同じ要求信号を生成して同様に処理すれば、テープ印刷装置1でも、リモコンと同じ文字データを得ることができる。
【0150】
また、これに対し、テープ印刷装置1では、読込(要求)キー36を押すだけで(外部操作手段の単一操作に基づいて)複数の要求信号を生成し、それらを組み合わせた連続する複数の要求信号を、MDプレーヤ90(ディスク再生装置)に対して送信するので、その連続する複数の要求信号に応答する複数の文字データを単一操作で得ることができる。
【0151】
例えば図15〜図18で上述の例では、ディスク名(曲の総数+ディスク名)と曲番1から全曲(20曲)の曲名(曲番+曲名)の文字データを得た(受信した、読み込んだ)が、リモコンのキー操作によりこれだけの文字データ(表示データ)を得るためには、最低でも22回(Q201×1回、Q206×1回、Q212×20回)のキー操作が必要となるが、上述のように、テープ印刷装置1では、読込キーの単一操作で得ることができる。
【0152】
そして、この結果、取得した文字データの一部または全部をそのまままたは編集してラベルに印字できるので、MD(ディスク)カートリッジ91やMD(ディスク)ケース93(図5および図6参照)に貼り付けて使用するラベルを簡単に作成できる。
【0153】
また、この場合、連続する複数の要求信号には、ラベルに印字する全ての文字データを要求する要求信号が含まれることが好ましい。
【0154】
例えば図15〜図18で上述の例では、ディスク名(曲の総数+ディスク名)と曲番1から全曲(20曲)の曲名(曲番+曲名)の文字データを得たが、これにより、例えば図5で前述のメインラベルLMとサイドラベルLSに印字するための全ての文字データのうち、アーティスト名その他の付加情報を除く全てを読込キー36の1回の操作により得られる。
【0155】
なお、前述のように、曲番表示モードの際に曲番+曲名に引き続いてアーティスト名その他の付加情報を受信できる場合(これらの付加情報を曲名の一部と見れば同じ処理になる、また、曲名に続く第3応答データとしても良い。)、アーティスト名その他の付加情報も含む全ての文字データを、1回の操作により得られる。
【0156】
すなわち、読込キー36の単一操作により生成される連続する複数の要求信号に、例えば図5のラベルに印字する全ての文字データを要求する要求信号が含まれることにより、その単一操作を行うだけで、印字に必要な全ての文字データを得ることができ、例えば図5のラベルがさらに簡単に作成できる。
【0157】
次に、テープ印刷装置1の編集モードの状態遷移および代表的な画面表示について、図19〜図21を参照して説明する。
【0158】
図19に示すように、テープ印刷装置1では、基本入力モード(H1)、文字選択入力モード(H2)、記号選択入力モード(H3)、かな漢字変換モード(H4)および機能選択設定モード(H5)の5つの編集モードを有している。
【0159】
電源キー31を押した直後、すなわち電源オン直後には、基本入力モード(H1)となり、続く各機能キーの操作により、図示のように、各編集モード間での状態遷移が行われる。
【0160】
まず、基本入力モード(H1)の状態で文字キー34Cを押すと、文字選択入力モード(H2)となり、文字選択が終了して確定キー38を押したとき、または、文字選択を中止するため削除キー35を押したときに、基本入力モード(H1)に戻る。
【0161】
記号選択入力モード(H3)は、文字選択入力モード(H2)の場合の文字キー34Cの代わりに記号キー34Dを押すことにより、同様に状態遷移する。また、文字選択入力モード(H2)からは記号キー34Dにより、記号選択入力モード(H3)からは文字キー34Cにより、相互間で状態遷移が行われる。
【0162】
また、基本入力モード(H1)の状態で変換モードキー37Sを押すと、かな漢字変換モード(H4)となり、その状態で再び変換モードキー37Sを押したとき、かな漢字変換が終了して確定キー38を押したとき、または、かな漢字変換を中止するため削除キー35を押したときに、基本入力モード(H1)に戻る。
【0163】
また、基本入力モード(H1)の状態で装飾キー34F、フォームキー34FS、枠キー34CS、または、調節キー34DSを押すと、機能選択設定モード(H5)となり、機能設定が終了して確定キー38を押したとき、または、機能設定を中止するため削除キー35を押したときに、基本入力モード(H1)に戻る。
【0164】
図13で前述のように、電源キー31を押すと、初期設定(S1)が行われ、前回の表示画面を初期画面として表示するが、上述のように、電源オン直後は、基本入力モード(H1)となるので、初期画面としては、この基本入力モード(H1)における前回の表示画面が表示される(S2)。
【0165】
工場出荷時の状態等では、文字データ(テキストデータ)を何も表示していない状態となるが、このような場合の初期画面は、図20(a)および(b)に示すように、座標C5の右端にカーソルK、座標CEと座標CFにタイトル行を表す文字「D」(前述のように、通常、ディスク名をタイトルとするので、その頭文字)を表示する(G0)。テキストデータが何もない状態という意味で、以下、この状態を「テキスト初期状態」という。なお、同図(c)はタイトルの表示例である。
【0166】
一方、前回、文字データとして、例えば曲番i=2の曲名として半角表示の「someday」が表示されていた場合の初期画面は、図21に示すように、そのときの表示画面を再現した画面となる(G11)。また、このときのインジケータ表示部4iには、前回の設定した各種モードや状態のうち有効なインジケータが点灯する。
【0167】
また、この状態(G11)から全消去キー35Sを押すと、全消去であることを確認するメッセージが点滅(または反転)表示され(G12:以下、点滅表示または反転表示を画面G2のように図示する。なお、点滅表示か反転表示かは、内部モードの状態設定により変更可能だが、詳細な説明は省略する)、確定キー38を押すと、全消去が実行され、工場出荷時と同様に、テキスト初期状態となる(G13:G0と同じ)。
【0168】
上述のように、電源オン直後には、文字入力モード(H1)となり、その初期画面は、テキスト初期状態の画面G0か前回の文字(テキスト)表示画面(上記の画面G13等)となる。
【0169】
そして、上述のような全消去を行った場合や工場出荷直後の場合などの特別な場合を除き、前回、何らかの文字表示がされていた場合がより一般的な状態と考えられるので、以下の説明では、前回表示の例として上記の画面G13と同様の画面を示し、その状態(G13等)から種々のキー操作を開始するものとして、説明する。
【0170】
そこで、次に、図15〜図18等で前述の(例えば図18の)印刷用データ読込処理(S10)について、ユーザの操作およびそのときの画面表示の面から説明する。
【0171】
図22に示すように、前述(G11)と同様の画面が表示されている状態(G21)で、ユーザが読込キー36を押すと、割込処理としての印刷用データ読込処理(S10)が起動され、図15では省略したが、次に、一旦、読込処理であることを確認するメッセージ「全読込?」を表示するとともに、読込中止のときのために、表示されている文字データ等を退避(バックアップ)する(G22)。
【0172】
ここで、確定キー38または読込キー36以外が押されると、読込処理を中止し、元の文字データを復帰して、元の画面表示(G21)に戻る。また、読込処理であることを確認して、ユーザが確定キー38または読込キー36を押すと、メッセージ「MD読込中」の表示とともに、図18等で前述の読込処理を行い、所定時間経過後、すなわち全データ読込終了後に、半角表示属性情報と全角表示属性情報の両方が読み込まれたか否かを判別する(S24)。
【0173】
例えば前述の例では、論理式「半角表示ディスク名有フラグ.or.半角表示曲名有フラグ=1」の場合、半角表示属性情報(ここでは半角表示ディスク名または半角表示曲名)の文字データ(半角表示属性データ:以下、直感的に理解し易いように「英数コード」という。また、メッセージ等にもこの呼び方を用い、図示も同様とする。ただし、前述のように仮名も含む。)が読み込まれていることになる。そして、この場合、読み込まれた文字データ(英数コード)は、前述のように、RAM240内の半角表示属性データ領域(第2格納領域)245に格納される。
【0174】
一方、論理式「全角表示ディスク名有フラグ.or.全角表示曲名有フラグ=1」の場合、全角表示属性情報(全角表示ディスク名または全角表示曲名)の文字データ(全角表示属性データ:以下、直感的に理解し易いように「漢字コード」という。また、メッセージ等にもこの呼び方を用い、図示も同様とする。)が読み込まれていることになる。そして、この場合、読み込まれた文字データ(英数コード)は、前述のように、RAM240内の全角表示属性データ領域(第1格納領域)246に格納される。
【0175】
漢字コードと英数コードのいずれか一方のみが読み込まれている場合(S24:No)、その読み込まれている側の1曲目の曲名を表示する。例えば英数コード側のみが読み込まれている場合、英数コードによる1曲目の曲名を表示する(G25)。すなわち、この場合、テキストデータの編集領域であるRAM240内のテキストデータ領域242に、表示する文字(コード)データを格納するとともに、表示画像(表示文字の画像)の編集領域である表示画像データ領域243に、対応する文字(画像)データを展開する。
【0176】
なお、ここで、ユーザが仮に印刷キー39を押すと、同様に、印刷画像(印刷文字の画像)の編集領域であるRAM240内の印刷画像データ領域244に、所定の配置となるように、表示されている側(すなわち、読み込まれている側)のディスク名や曲名等の文字(コード)データに対応する文字(画像)データを展開する。印刷時の処理等については、さらに後述する。
【0177】
一方、漢字コードと英数コードの両方が読み込まれている場合(S24:Yes)、次のユーザによる選択処理に移行する(S26)。なお、双方とも読み込まれていないなどの異常時については後述する。
【0178】
ユーザによる選択処理に移行すると(S26)、図23に示すように、漢字コードを選択するか否かをユーザに問うメッセージ「漢字コード?」を表示する(G27)。ここで、ユーザが確定キー38を押すと、漢字コード側を選択して、漢字コードによる曲名(全角表示曲名)を表示する(G29)。すなわち、この場合、表示画像データ領域243に、全角表示曲名の文字データに対応する画像データを展開する。
【0179】
また、この選択処理では、カーソル「↓」キー33Dの操作により「漢字コード」の選択枝の表示から「英数コード」の選択枝の表示に切り替えることができ(G28)、また、その状態(G28)からカーソル「↑」キー33Uの操作により「漢字コード」の選択枝の表示(G27)に戻すこともできる。
【0180】
そして、「英数コード」の選択枝を表示した状態(G28)で、ユーザが確定キー38を押すと、英数コード側を選択して、英数コードによる曲名(半角表示曲名)を表示する(G30)。すなわち、この場合、表示画像データ領域243に、半角表示曲名の文字データに対応する画像データを展開する。
【0181】
また、上記の何れかの状態(G27またはG28)で、ユーザが削除キー35を押すと、読込処理を中止したときと同様に、元の文字データを復帰して、元の画面表示に戻る(G31:G21と同じ)。
【0182】
なお、上記の例では、代表的な表示として1曲目の曲名を表示したが、1曲目の曲名の代わりにタイトル(ディスク名:半角表示ディスク名または全角表示ディスク名)を表示するようにしても良い。
【0183】
また、上述の例では、ユーザは、全データ(全曲のデータ)を読み込むために、読込キー36を押したが、読込キー36の代わりに行読込キー36Sを押すことにより、任意の行の文字データのみに対応する新たな文字データを読み込んで置換することができる。
【0184】
例えば曲番i=2の曲名を表示している状態(例えばG21)で、行読込キー36Sが押されると、前述のメッセージ「全読込?」の代わりにメッセージ「行読込?」を表示し、確定キー38または読込キー36(または行読込キー36S)が押されると、曲番i=2の新たな文字データを読み込んで、元の文字データと置換する。
【0185】
また、元の表示がタイトル(ディスク名)だった場合、曲名の場合と同様に、行読込キー36Sを押すことにより、新たなタイトルの文字データを読み込んで置換する。図20や図21で前述のテキスト初期状態(G0またはG13)では、カーソルKはタイトル行に設定されるので、行読込キー36Sを押すと、新たなタイトルの文字データを読み込んで置換することになる。
【0186】
なお、基本入力モード(H1)以外の状態のときに読込キー36あるいは行読込キー36Sが押された場合には、その旨(編集モードが異なる旨)のエラー表示を行い、読込処理は行わない。
【0187】
また、その他の異常発生時には、下記のように処理する。すなわち、読込処理により英数コードと漢字コードの双方とも読み込まれなかった場合、不正データがあった場合、読込中に(リモコン)通信エラーが発生した場合などでは、読込エラーの旨のエラーを報知(表示)し、MDプレーヤ90との接続がない状態で読込キー36が押された場合、読込中に正常な接続が切れた場合などでは、MD未接続の旨のエラー報知を行う。これらの何れの場合も、エラー報知後には、読込処理を中止したときと同様に、元の文字データを復帰して、元の画面表示に戻る(G21等と同じ)。
【0188】
また、読込中に削除キー35が押された場合、読込中止の旨を報知して、元の画面表示に戻る。また、読込中に電源オフ(電源キー31の押下)が為された場合、読込中止の旨のエラー報知後、全表示を消灯し、その後、再度、電源オンとなった場合には、読込処理を中止したときと同様に、元の文字データを復帰して、元の画面表示に戻る(G21等と同じ)。
【0189】
上述のように、テープ印刷装置1では、MD92から読み込んだ属性情報が全角表示属性情報か否か(ディスクから読みだした文字群のコードに特定コード群のコードを含むか否か)、すなわち、漢字コードか英数コードかにより、その属性情報(文字群)の格納領域が、例えば漢字コードなら全角表示属性データ領域(第1格納領域)246に、英数コードなら半角表示属性データ領域(第2格納領域)245に分別される。
【0190】
このため、その後の処理では、各編集領域245、246のいずれかから文字データを読み出すだけで、英数コードの文字か漢字コードの文字かを識別する必要がない。
【0191】
また、これにより、後に続く処理をその分別結果により分岐させて、平均的な処理速度などの処理効率や処理機能等を向上させることができる。
【0192】
例えば、漢字コードの場合、漢字を含む分だけタイトル(ディスク名)や曲名等が見やすく、また、短く表示または印刷し易いので、メインラベルLM上により多くの曲の曲名を印刷したり、アーティスト名等の付加情報を付加し易くなる。また、例えばMDシステム用のJISコードなどでは、簡易な図形・記号等も一般的な文字と同様にコード化されているが、これらも基本的に漢字と同様に全角表示文字として扱われるので、漢字コード側、すなわち全角表示文字を含む文字を扱えることにより、それらの各種図形・記号等を表示や印刷に含めることができ、さらに多様な見栄えの良い表示や印刷ができる。
【0193】
一方、英数コードの場合、一律に半角表示文字なので、文字が全角か半角かを判断して表示領域や印刷領域を決定するなどの処理を省略できる。すなわち、分別結果により処理を分岐させることにより、英数コード側では、漢字コード側で必要な一部の処理等を省略できるので、処理効率を向上できる。
【0194】
また、前述のように、MD92には、上述のデータ処理上の相違を考慮して、英数コードの文字を記憶する記憶領域(英数コード記憶領域)と、漢字コードの文字を記憶する記憶領域(漢字コード記憶領域)とが、個別に規定されている。
【0195】
その反面、単一の要求信号に対して双方が連続して送信されてくるので、英数コード記憶領域からの文字は英数コードであり、漢字コード記憶領域からの文字は漢字コードであると判別することにより、判別処理を簡易化でき、これにより、双方からの文字群をRAM240内のそれぞれの格納領域、すなわち、それぞれ半角表示属性データ領域(第2格納領域)245および全角表示属性データ領域(第1格納領域)246に、容易に分別して格納でき、処理効率を向上できる。
【0196】
また、テープ印刷装置1では、全角表示属性データ領域(第1格納領域)246および半角表示属性データ領域(第2格納領域)の一方のみに文字群が格納されているとき、すなわち、漢字コードと英数コードのいずれか一方のみが読み込まれている場合、表示画像(表示文字の画像)の編集領域であるRAM240内の表示画像データ領域243に、読み込まれている側の文字群(例えば曲名の文字データ)に対応する文字画像データを展開し、双方に文字群が格納されているとき、すなわち、漢字コードと英数コードの両方が読み込まれている場合、次のユーザによる選択処理に移行して、選択された側を展開し、展開された文字(画像)データを表示(処理)対象として表示(処理)する。
【0197】
また、ユーザが仮に印刷キー39を押せば、印刷画像(印刷文字の画像)の編集領域であるRAM240内の印刷画像データ領域244に、所定の配置となるように、上記の表示対象と同じ側の文字に対応する画像データを展開し、展開された文字(画像)データを印刷(処理)対象として印刷(処理)する。なお、上記の表示処理や印刷処理では、文字を画像データとして編集領域に展開したが、例えばその後の処理として他の装置にデータ通信する処理、すなわち通信処理などの場合には、文字コード(テキストコード)のまま、その通信処理のための編集領域(例えば一般的編集のためのテキストデータ領域242など)に展開することになる。
【0198】
上述のように、テープ印刷装置1では、漢字コードと英数コードのいずれか一方のみが読み込まれている(格納されている)ときにも、双方が読み込まれている(格納されている)ときにも、編集領域に展開された文字データを表示や印刷その他の処理対象として問題なくデータ処理を行うことができる。また、これにより、MD(ディスク)92内に記憶されている属性情報が全角表示属性情報か否か(特定コード群のコードで表現される文字が含まれるか否か)に拘らず、その属性情報(文字群)を読み出して処理対象とすることができる。
【0199】
また、双方が読み込まれている(格納されている)ときにも、一方のみを処理対象として選択できるので、所定の一方のみを処理する従来に比べて処理効率が低下することもない。また、上述の例では、ユーザが選択できるので、ユーザの意図をその後の処理に忠実に反映させることができる。
【0200】
なお、ユーザが任意に選択するのではなく、例えばより見栄えの良くなる漢字コード側などの一方をデフォルトで選択するようにしても良いし、任意選択もデフォルト選択もできるようにしておき、任意選択しなかったときだけ、所定の一方や前回の任意選択で選択した側などをデフォルト選択するようにしても良い。
【0201】
ところで、一般に、1以上の文字(キャラクタの意味)を有する文字群を印刷する文字印刷装置では、印刷前に、印刷しようとしている文字(文字コードに対応する文字画像)群が、所定サイズの印刷領域(例えば1頁分等)の何倍分の印刷サイズの印刷領域(例えば何頁分)に印刷できるかを、その文字印刷装置の表示装置等で確認してから、印刷を行う。あるいは、時間等の都合により、印刷後にそれを確認する。
【0202】
しかしながら、字数制限、行数制限、頁数制限などにより、印刷可能な印刷領域の印刷サイズが定まっている場合に、それらの制限を直接指定して、その制限された印刷サイズの印刷領域に適合する文字群の一部を抽出して印刷するような文字印刷装置は知られていない。ましてや、まだ印刷されていない文字群が有るなどを報知するような文字印刷装置は知られていない。
【0203】
例えばワープロ等では、印刷開始頁および印刷終了頁を指定することにより、結果的に頁数を指定することにはなるが、頁数制限を直接指定する訳ではないので、ユーザがその頁内に所望の文字群の全てを印刷しようとしたか否かは知る由もなく、それ故、頁数制限内に文字群が印刷しきれないときに、その旨を報知する印刷を行うなどはできず、そのようなことをするためには、ユーザ自身が表示画面上で確認して、その旨を報知する文字等を入力する必要がある。これは、所定の印刷サイズがなく定長設定等により印刷サイズを設定するテープ印刷装置等においても同様である。
【0204】
これに対し、本実施形態のテープ印刷装置1では、所定の基準サイズの整数倍の印刷サイズを直接指定して、その印刷サイズの印刷領域に適合する文字群を抽出して印刷でき、さらには指定した印刷サイズ内に文字群の全部を印刷できないときに、その旨を報知する報知文字を付加して印刷ができるようにしている。以下、具体的に、図24〜図27等を参照して説明する。
【0205】
図24に示すように、基本入力モードの状態、例えば前述(G11、G21、G31)と同様の画面が表示されている状態(G41)で、ユーザが印刷キー39を押すと、割込処理としての印刷処理が起動され、まず、印刷サイズの選択枝の画面、具体的には、印刷して作製するラベルの種類を選択する画面が表示される。まず、デフォルトとして、前回選択した選択枝(ここでは、例として「ディスクラベル」)が最初に表示される(G42)。
【0206】
この状態では、ユーザは、カーソルキー33(33U、33D、33L、33R等)の操作により他の選択枝を順次表示できる(G42〜G44)。例えば、カーソル「↓」キー33Dまたはカーソル「→」キー33Rを繰り返し押すと、「ディスクラベル」→「ケースラベル」→「サイドラベル」→「ディスクラベル」の順で順次選択枝が表示され、同様に、カーソル「↑」キー33Uまたはカーソル「←」キー33Lを繰り返し押すと、「ディスクラベル」→「サイドラベル」→「ケースラベル」→「ディスクラベル」の順で順次選択枝が表示される。
【0207】
なお、実際には、これらの選択枝の他、半抜きラベルを形成していないテープT上の印刷領域を指定するための「通常テープ」等の選択枝が用意され、それを選択すると、前述のテープ種別センサ141(図2参照)により検出されたテープTの種別からそのテープ幅が判別され、そのテープ幅の印刷領域(または幅方向の所定の余白を引いた印刷領域)に適合した印刷画像を作成できるようになっているが、ここでは関係しないので説明(および図示)を省略し、各種ラベルを作成する選択枝およびその後の処理についてのみ説明する。
【0208】
図24の印刷サイズ(ラベルの種類、すなわちラベルサイズ)の選択枝のいずれかが表示された状態(G42〜G44)で、ユーザにより削除キー35が押されると、印刷処理を中止して、元の基本入力モードの画面に戻る(G41)。一方、同じ状態(G42〜G44)で、ユーザにより確定キー35が押されると、印刷データ(印刷のための印刷画像データ)が準備されているか否かを判別する(S45)。
【0209】
図20で前述のテキスト初期状態(G0)で印刷キー39を押した場合、ディスク(タイトル)名や曲名の文字(コード)データがない状態で印刷キー39を押して「ディスクラベル」や「ケースラベル」を選択した場合、曲名等はあってもディスク(タイトル)名の文字(コード)データがない状態で印刷キー39を押して「サイドラベル」を選択した場合等では、印刷サイズの選択が終了しても、印刷データの作成等に移行できないので(S45:No)、データ無しの旨のエラー報知(表示)をした後、所定時間後に元の基本入力モードに戻り、印刷キー39押下前の表示状態に戻る。
【0210】
一方、文字データ有りのとき(S45:Yes)には、次に、図25に示すように、印刷確認処理、すなわち確認メッセージ「印刷OK?」を表示する(S47:図26参照)。この状態で、ユーザにより確定キー38または印刷キー39が押されると、次に、準備中表示処理を行う(S48)。一方、その他のキーが押されると、基本入力モードに戻る(G51:G41と同じ)。
【0211】
次に、準備中表示処理(S48)では、メッセージ「準備中」を表示(S480:図26参照)した状態で、主に、印刷データ作成処理(S481)、ラベル位置合わせ処理(S482)、検出が正常か否かの判定(S483)を行い(詳細は後述)、途中で電源キー31の押下、削除キー35の押下または(蓋開閉センサ142により)開閉蓋21の開放検出があると、その旨をエラー報知(表示)して印刷処理を中断し(S52)、基本入力モードに戻る(G51)。
【0212】
また、テープカートリッジ5が装着されていない場合、装着されたテープカートリッジ5が選択したものと異なる(すなわちテープTの種別が選択したラベルを形成したものでない)場合、基準穴THの位置検出が正常でなかった場合(S483:No)等には、ラベル交換表示処理、すなわち、ラベル交換(選択したラベルに対応するテープTを収容したテープカートリッジ5を装着すること)を促すエラー報知(表示)後、基本入力モードに戻る(G51)。
【0213】
一方、上記の準備中表示処理(S48)が正常に終了したときには、次に、印刷中表示処理(S50)を行う。この印刷中表示処理(S50)では、印刷中の旨のメッセージを表示した状態で、主に印刷を実行して(S502)、基本入力モードに戻る。この印刷中表示処理(S50)においても、その途中で電源キー31の押下、削除キー35の押下または開閉蓋21の開放検出があると、その旨をエラー報知(表示)して印刷処理を中断し(S52)、基本入力モードに戻る(G51)。
【0214】
そして、上記の印刷処理により、印刷サイズとして選択したラベルの種類(すなわちラベルサイズ)に適合した印刷画像を、装着したテープT上に形成された半抜きラベルの印刷領域に印刷でき、図5で前述のように、所望の各種ラベルを作成できる。
【0215】
ここで、上記の準備中表示処理(S48)および印刷中表示処理(S50)について、さらに詳述しておく。
【0216】
図26に示すように、印刷確認処理で確認メッセージ「印刷OK?」を表示した状態で、ユーザにより確定キー38または印刷キー39が押されて(S47)、準備中表示処理(S48)が開始すると、メッセージ「準備中」を表示し(S480)、その状態で、まず、印刷データ作成処理(S481)を行う。
【0217】
印刷データ作成処理(S481)では、まず、ディスクラベルまたはケースラベルが選択されたか否かを判別し(S4811)、選択されたとき(S4811:Yes)には、テープ識別センサ141の検出結果により、メインラベルLM用のテープカートリッジ5が装着されているか否かを判別し(S4812)、装着されていないとき(S4812:No)には、前述のように、次に、ラベル交換表示処理(S49)を行う。
【0218】
一方、ディスクラベルまたはケースラベルが選択されていないとき、すなわちサイドラベルが選択されたとき(S4811:No)、あるいは、ディスクラベルまたはケースラベルが選択されていて(S4811:Yes)、かつ、それ用のテープカートリッジ5が装着されているとき(S4812:Yes)には、次に、印刷画像作成処理(S4813)を行う。
【0219】
前述のように、RAM240内のテキストデータ領域242には、基本入力モードのとき(例えば図24のG41)に表示された文字を含む文字(コード)データが格納されているので、この印刷画像作成処理(S4813)では、テキストデータ領域242に格納されているディスク名や曲名等の文字(コード)データに対応する(すなわち基本入力モードのときの表示に対応する)文字(画像)データを、RAM240内の印刷画像データ領域244に、所定の配置となるように展開・配置して、印刷画像(データ)を作成する。
【0220】
印刷画像作成処理(S4813)が終了し、印刷データ作成処理(S481)が終了すると、次に、ラベル位置合わせ処理(S482)を行う。このラベル位置合わせ処理(S482)では、まず、上下方向(テープTの幅方向)の印刷位置を調整し(S4821)、続いて、サイドラベル有無を検出(サイドラベルLS用のテープTのテープカートリッジ5が装着されているか否かを検出)し、前後方向(テープTの長手方向)の印刷位置を調整する(S4822)。
【0221】
ラベル位置合わせ処理(S482)が終了すると、次に、検出が正常か否かの判定(S483)をして、準備中表示処理(S48)を終了し、次に、印刷中表示処理(S50)を行う。なお、上下方向印刷位置調整(S4821)、サイドラベル有無検出&前後方向印刷位置調整(S4822)、検出正常か否かの判別(S483)については、さらに後述する。
【0222】
印刷中表示処理(S50)では、印刷中の旨のメッセージを表示し(S501)、その状態で、次に、印刷を実行し(S502)、印刷後の所定のテープ送りを行った(S503)後、ケースラベル指定(すなわちケースラベルが選択され)、かつ、1枚目の印刷が終了した状態、かつ、2枚目のデータ有りの状態か否か、すなわちケースラベル指定&1枚目終了&2枚目データ有りか否かを判別し(S504)、条件が成立しないとき(S504:No)には、基本入力モードに戻る。
【0223】
そして、このケースラベル指定&1枚目終了&2枚目データ有りの条件が成立するとき(S504:Yes)には、2枚目のメインラベルLMの作成(印刷)のために、印刷画像作成処理(S4813)〜印刷後テープ送り(S503)までを同様に行い、次には条件不成立となる(S504:No)ので、基本入力モードに戻る。
【0224】
なお、上下方向印刷位置調整(S4821)は、後述する方法で印刷位置の設定を変更し、その後、一度調整すれば、さらに設定変更があるまでは調整は不要であり、その場合、上下方向印刷位置調整(S4821)では、調整済みであることをフラグ等により確認するだけの処理でよい。サイドラベル有無検出(S4822の一部)も、開閉蓋21の開閉を蓋開閉センサ142により検出し、一度実行した後には、同様にフラグ等により確認するだけの処理でよい(後述のこの処理の説明では、この確認も処理フローに含めている)。
【0225】
次に、上記のケースラベル指定&1枚目終了&2枚目データ有りの判別の意味について、例を挙げて説明する。図5で前述の例では、ディスクラベルの例(同図(a))に対し、アーティスト名等を付加したケースラベルの例(同図(b)参照)を示していて、直接比較しにくいので、別の例を参照して双方を比較説明する。
【0226】
任意の時点の編集(文字装飾等)の設定状態において、曲番部を除く名称として、例えばメインラベルLMの1行当たりに、11文字の名称(タイトル名や曲名)、および、1枚(1頁)当たりに20行が印刷できる状態で、MD92から読み出された文字(コード)データに基づいて忠実に全部を印刷しようとすれば、図27(a)に示すように、印刷画像(データ)が作成されるものとする。
【0227】
すなわち、例えば1行目に1行のタイトル名(ここでは仮に「☆TITLE」とする)、2〜3行目に曲番「1」と区切り文字「.」とその曲名(同様に仮に「A1B1C1D1E1F1G1」)、4行目に同様に曲番等「2.」と曲名「A2B2C2」、5〜6行目に同様に「3.A3B3C3D3E3F3G」、7行目に同様に「4.A4B4C4D4E4F」、……、19行目に「11.A11B11C11D1」、20〜21行目に「12.A12B12C12D12E12F12」、22〜23行目に「13.A13B13C13D13E13」、24行目に「14.A14B14C14」、……のように、タイトル名および全45曲の曲番・曲名(すなわち「45.A45B……」等まで)の印刷画像を作成できる分の文字データが、テキストデータ領域242に格納されているものとする。
【0228】
この状態で、印刷キー39が押され、印刷処理を開始して、ケースラベルが選択されると、メインラベルLMの1枚目に20行目まで割り付けて印刷し、その時点では、ケースラベル指定&1枚目終了&2枚目データ有りの条件は成立する(S504:Yes)ので、次に、メインラベルLMの2枚目に21〜39行目まで割り付け、かつ、最後の行(40行目)に省略する旨の報知文字(図5の例では「〜その他x曲〜」)を付加して印刷し、その時点では、ケースラベル指定&1枚目終了&2枚目データ有りの条件は成立しない(S504:No)ので、印刷処理を終了して、基本入力モードに戻る。
【0229】
なお、この場合、20〜21行目に12曲目の曲名があるため、2行が頁の境界を超える。テープ印刷装置1では、実際には、このような場合、20行目を空行にして21〜22行目に12曲目を印刷するが、ここではその処理を無視して説明している。
【0230】
また、最後の行に挿入する省略する旨の報知文字は、図5の例でも前述のように、「〜その他x曲〜」の他、「〜全x曲〜」(上記の例の場合「〜全45曲〜」)などでも良い。すなわち、印刷されている曲数(印刷された最後の曲番に等しい)が把握できるので、例えば全45曲であることが把握できれば、印刷されなかった曲名があること(印刷が省略されたこと)および省略された曲数等が把握できる。すなわち、「〜全x曲〜」の報知も省略した旨の報知となる。
【0231】
また、この「〜その他x曲〜」や「〜全x曲〜」の報知は、省略しない場合にもそれを付加することにより、その省略しない旨の報知となるので、便利である。ただし、例えば全曲数が10曲の場合、全曲分印刷できたときに、「〜その他0曲〜」より「〜全10曲〜」の方が体裁がよいので、以下の例では、「〜全x曲〜」を使用して説明する。
【0232】
上記の例において、仮に全曲数が10曲、すなわちタイトル名および全10曲の曲番・曲名「10.A10B10C10D10E10F1」の18行目までの印刷画像を作成できる分の文字データが、テキストデータ領域242に格納されているものとすると、それらは全てメインラベルLMの1枚目に割り付けられ、2枚目は空白となる。
【0233】
また、上記の全45曲の分の文字データが用意(格納)された状態で、ディスクラベルが選択されると、ディスクラベルLMDは印刷領域としてメインラベル1枚分なので、図27(b)に示すように、19行目の曲番・曲名「11.A11B11C11D1」までが割り付けられ、最後の20行目に「〜全45曲〜」の報知文字を付加した印刷画像が印刷される。
【0234】
上述のように、このテープ印刷装置1では、ディスクラベルおよびケースラベルのいずれかを選択(基準サイズおよび1種以上の拡大サイズから印刷サイズを選択)することにより、ディスクラベルのラベルサイズ(所定の基準サイズ)の整数倍(ディスクラベルを選択したときには1倍、ケースラベルを選択したときには2倍)の印刷サイズを直接指定できる。
【0235】
また、これにより、ディスクラベルを選択したときには、ディスクラベルの一面、ケースラベルを選択したときには、ディスクラベルの一面目と2面目(選択された印刷サイズの印刷領域を基準サイズで分割した1以上の分割印刷領域)のそれぞれに、文字群の相異なる所定の一部を割り付け、割り付けられた文字群に対応する印刷画像を作成して印刷対象物に印刷できる。すなわち、所定の基準サイズの整数倍の印刷サイズを直接指定して、その印刷サイズの印刷領域(各ラベル)に適合する文字群を抽出して印刷できる。
【0236】
また、テープ印刷装置1では、選択されたラベルサイズ(印刷サイズ)の印刷領域に文字群を割り付けるとともに、文字群の全部を印刷できないときに、その旨を示す印刷のための報知文字を付加する。すなわち、所定の基準サイズの整数倍の印刷サイズを直接指定できるので、指定した印刷サイズ内に文字(文字コードに対応する文字画像)群の全部を印刷できるか否かを判別でき、その結果、印刷できないと判別されたときに、その旨を報知する報知文字を付加した印刷ができる。
【0237】
なお、この場合の印刷のための報知文字の付加は、文字コードの状態で文字群に付加してから画像として一緒に展開しても良いし、別々に画像として展開した後に報知文字の画像として付加しても良い。また、印刷できると判別したときに、その旨を報知する報知文字を付加するか否かは任意である。また、印刷できない旨の報知と印刷できる旨の報知とに共通で使用できる報知文字も考えられるので、そのような報知文字を使用すると便利である。
【0238】
また、テープ印刷装置1では、基本的にユーザの任意の選択によりラベルサイズ(印刷サイズ)を選択できる一方、装着されたテープ(印刷対象物)Tの種別、すなわちそこに形成された半抜きラベルの種類を検出できるので、ユーザの選択と合わない場合にエラー報知をすることにより、ユーザにその交換を促すことができ、この結果、ユーザの所望とテープ(印刷対象物)Tの種別の双方に適合したラベルサイズ(印刷サイズ)を選択できる。
【0239】
また、上記の説明では、ディスクラベルとケースラベル、すなわち、ラベルサイズとして、基本サイズ(ディスクラベルのラベルサイズ)の整数倍の印刷サイズ(ディスクラベルは1倍、ケースラベルは2倍)となる2種のラベルについて主に説明したが、前述のように、テープ印刷装置1では、これら以外にサイドラベルを選択できる。
【0240】
言い換えれば、テープ印刷装置1では、MD(ディスク)92内に記録された文字群を読み出すとともに、基準サイズの整数倍等に拘わらず、各種ラベルサイズ(印刷サイズ)のうちのいずれかを選択することにより、選択された印刷サイズに適合した文字群の所定の一部または全部を抽出して印刷画像を作成して印刷する。すなわち、各種の印刷サイズのうちのいずれかの印刷サイズを選択することにより、その印刷サイズに適合した文字群を抽出して印刷できる。
【0241】
次に、1以上の文字を有する文字列の各文字を所定のフォントデータに基づく文字画像に展開して、それらを適宜配置した画像を作成する画像作成装置として見たときのテープ印刷装置1について説明する。
【0242】
一般に、1以上の文字を有する文字列を画像として表示または印刷するためには、既知のフォントデータを記憶するROM等から各文字のテキスト(コード)データに対応するフォントデータを読み出し、あるいは外字登録や描画登録により登録したドットマトリクスデータを読み出し(以下、既知のフォントや登録済みのドットマトリクスを代表して単に「所定のフォント」という)、その所定のフォントデータに基づいて所定の画像作成領域に文字画像を展開・配置して、所望の画像となる表示画像データや印刷画像データを作成する。
【0243】
例えばワープロ等では、設定された1頁のサイズに合った編集画面が表示され、その編集画面の範囲内に登録済みのテキストデータを読み込んだり、新たな文字をキー入力したりすることで、編集を行う。すなわち、所定サイズの表示画像作成領域に文字列のテキストデータに適合した文字画像を展開・配置して、作成された表示画像を表示する。また、編集が終了して、印刷を指示するキー入力により、その画面表示のイメージのままの印刷画像の印刷を行う。すなわち、所定サイズの印刷画像領域に文字列のテキストデータに適合した文字画像を展開・配置して、作成された印刷画像を印刷する。
【0244】
これらの場合、例えば文字列のテキスト(コード)データに任意に挿入できる任意改行コードが含まれるときには、その任意改行コードに従って文字列の各行が決定される。しかし、任意改行コードまでの各行の文字列の長さ(文字数等)がその画像作成領域のサイズとして設定された各行の長さ(例えば横書の場合、横のサイズ)より長いときには、その所定の横のサイズに合う文字の所で、自動改行が為される。もちろん、任意改行コードがないときには、全て設定された横のサイズに合う文字の所で、自動改行が為される。
【0245】
また、行についても同じであり、例えば文字列のテキストデータに任意に挿入できる任意改頁コードが含まれるときには、その任意改頁コードに従って各頁の行数が決定される。しかし、任意改頁コードまでの行数がその画像作成領域のサイズとして設定された行数より長いときには、その縦のサイズに合う行数の所で、自動改頁が為される。もちろん、任意改頁コードがないときには、全て設定された縦のサイズに合う行の所で、自動改頁が為される。
【0246】
しかしながら、文字列の内容の一部を省略してでも、その文字列の全体の要約を所定の1行、所定の行数または所定の頁数内に表示したり印刷したいという要望に対応できる画像を作成する装置は知られていない。すなわち、例えば各行番号や各情報番号とともにその行番号や情報番号に対応した文字列の要部(例えば先頭の所定数の文字)だけでも良いから1行内に納めて、各行を並べて表示したり印刷したりするような装置は知られていない。また、要部(例えば先頭の複数行)だけで良いから所定の行数や頁数内に納めて、文字列の内容の全体のイメージを所定の行数や頁数内に表示または印刷したりするような装置は知られていない。
【0247】
これに対し、本実施形態のテープ印刷装置1では、文字列の各行の所定の文字数を超える部分を省略し、または文字列の各行を並べた複数行のうちの所定の行数を超える部分を省略し、省略したときには、その旨を報知する画像を付加した省略画像を作成できるようにしている。以下、具体的に、図27〜図28等を参照して説明する。
【0248】
まず、テープ印刷装置1では、例えば各情報番号(ここでは各曲番に相当)とともにその情報番号(曲番)に対応した文字列の要部(先頭の所定数の文字)を1行内に納めて、各行を並べて表示したり印刷したい場合等に適した省略画像を作成できる。
【0249】
ここでは、図27(a)で前述のように、タイトル名(曲番が「0」(代表)の曲名と考えれば良い)および全45曲の曲番・曲名の印刷画像を作成できる分の文字(コード)データが、テキストデータ領域242に格納されているものとする。
【0250】
テープ印刷装置1では、種々の機能設定ができ(図19参照)、その中に「折り返しフォーム設定」がある。この折り返しフォームは、初期設定値として「折り返し有り」が設定されるため、その状態で、上記の文字コードに対する印刷画像を作成すると、例えばディスクラベル選択時には、図27(b)で前述のような印刷画像を作成して印刷する。
【0251】
初期設定のままの状態では、例えば図29に示すように、基本入力モードにおいて、表示画面41(図2、図9参照)に曲名(図示の場合、曲番「2」の曲名「someday」)が表示され、タイトル名および曲名に対する行折り返し(タイトル折返および曲折返)の設定状態を示すインジケータ4i01および4i11(図9、図10参照)が点灯(表示)されている状態となる(G61:図24のG41も同じ状態を示した)。
【0252】
この状態(G61)で、かつ、上記の文字コードが用意されている状態で、かつ、ディスクラベル選択時には、図27(b)のような印刷画像が作成されることになる。ユーザは、この状態から、図29に示すように、フォームキー34FSを押すことにより、機能選択設定モードの「折り返しフォーム設定」の画面を表示させることができる。
【0253】
ユーザによりフォームキー34FSが押されると、テープ印刷装置1では、まず、現状の設定、すなわち、上記の例では、「折返あり」を最初に表示する(G62)。
【0254】
この状態(G62)で、ユーザによりカーソルキー33が操作されると、「折返あり」と「折返なし」を交互に表示する。これらの状態(G62〜G63)で、ユーザにより削除キー35が押されると、元の基本入力モードに戻る(G61)。
【0255】
ここで、ユーザは、所望の一方(ここでは「折返なし」)を表示させて(G63)、確定キー38を押すことにより、所望の一方(ここでは「折返なし」)を設定できる。すなわち、例えば「折返なし」を表示した状態でユーザにより機能キー38が押されると、テープ印刷装置1では、それを新たな「折り返しフォーム」として設定し、基本入力モードに戻る(G64)。
【0256】
この場合、キャラクタ表示部4c(図9参照)の表示(曲番「2」の曲名「someday」)は元のままの表示となるが、タイトル折返および曲折返の設定状態を示すインジケータ4i01および4i11のうち、曲折返のインジケータ4i11が消灯して、タイトル折返のインジケータ4i01は点灯を維持する。すなわち、曲折返の設定が解除された状態となる(G64)。
【0257】
なお、ユーザは、基本入力モードにおいて、タイトル名を表示させて(サブ表示部に「D」と表示された状態)から、フォームキー34FSを押して、上記と同様の操作を行うことにより、タイトル折返の設定を解除でき、この場合、タイトル折返インジケータ4i01が消灯することになる。もちろん、タイトル折返も曲折返も、同様の操作により「折返あり」を表示させて(例えばG62の状態で)、確定キー38を押すことにより、再設定できる。
【0258】
そして、テープ印刷装置1では、「折り返し無し」(ここでは「曲折返なし」)の状態で、かつ、例えば前述のタイトル名(曲番が「0」の曲名と考えれば良い)および全45曲の曲番・曲名の印刷画像を作成できる分の文字(コード)データが用意されている(テキストデータ領域242に格納されている)状態で、ディスクラベル選択時には、図28(a)のような印刷画像を作成し、同様の状態で、ケースラベル選択時には、同図(b)のような印刷画像を作成する。
【0259】
例えば図28(a)を参照して、上記のディスクラベル選択の場合の印刷画像の作成処理について,以下に説明する。なお、実際には、編集や確認のために、後述する表示画像の作成(表示画像のためのテキストデータ作成)を先に行い、その作成された表示画像(用のテキストデータ)を利用して印刷画像を作成するが、その表示画像の意味を理解するためにも、ここではそれを無視して先に印刷画像の作成処理についてその概念(考え方)について説明しておく。
【0260】
図27で前述のように、まず、対象となる文字列(それぞれ1以上の文字を含む文字列の行を各行として1以上有する基礎文字列)のテキストデータを記憶しておく。前述の図27(a)の例では、タイトル名(曲番「0」(代表)の曲名)および全45曲の曲番・曲名の印刷画像を作成できる分の文字(コード)データを、テキストデータ領域242に格納する。
【0261】
次に、その基礎文字列の各行の文字数が所定の文字数を超えるか否かを判別する。ここでは、図27等に合わせて所定の文字数を(曲番の部分を除き)11文字とする。
【0262】
なお、画像作成領域のサイズ等は、通常、ドット単位のサイズ(ドットサイズ)で計算されるので、ここでいう所定の文字数は、例えば現在設定されている文字サイズ(ドットサイズ)の文字を配置する場合の文字数であり、具体的には、ドット数の合計が編集画像領域の横のドットサイズに適合するように現設定の文字サイズの文字を並べた場合の文字数であり、全角/半角、拡大/縮小、各種文字修飾(例えば白抜き(中抜き)、斜体等)などにより、1文字のドットサイズが変化すれば所定の文字数も変化する。
【0263】
前述の例では、1行目の(曲番「0」の曲名に相当する)タイトル名「 ☆TITLE」(最初のスペースを含めて7文字)が所定の11文字以下なので、タイトル折返が設定されているか否かに拘らずに1行となるが、例えば「 ☆TITLEtitle」(最初のスペースを含めて12文字)の場合、タイトル折返が設定されていれば、すなわち行折り返し有りが設定されていれば、「 ☆TITLEtitl」で折り返して(改行して)、「e」を2行目に印刷するような印刷画像となる。
【0264】
一方、例えば「 ☆TITLEtitle」(12文字)の場合、タイトル折返が設定されていなければ、すなわち行折り返し無しが設定されていれば、11文字(所定の文字数)を超えると判別し、各行の1以上の文字の省略を報知するための所定の文字省略報知文字列(ここでは例えば「…」の1文字とする)の文字数(1文字)を所定の文字数(11文字)から減算した所定の省略後文字数(10文字)に基づいて、基礎文字列の各行(ここではタイトル名の行)の各文字のうち省略後文字数(10文字)を超える分を省略した省略文字列「 ☆TITLEtit」を作成する。
【0265】
そして、その省略文字列「 ☆TITLEtit」に文字省略報知文字列「…」を付加して省略基礎文字列「 ☆TITLEtit…」を作成する。ただし、上述のように、ここでは、タイトル名「 ☆TITLE」(7文字)なので、基礎文字列のままの文字列「 ☆TITLE」を省略基礎文字列の1行目とする(図28(a)の行番号「1」を参照)。
【0266】
次のテキストデータ上の2行目、すなわち情報番号(曲番)「1」の曲名は「「A1B1C1D1E1F1G1」(14文字)なので、曲折返が設定されていれば、すなわち行折り返し有りが設定されていれば、「A1B1C1D1E1F」で折り返して(改行して)、「1G1」を2行目に印刷するような印刷画像となる(図27(a)または(b)参照)。
【0267】
しかし、ここでは、曲折返が設定されていない、すなわち行折り返し無しが設定されているので、11文字(所定の文字数)を超えると判別し、文字省略報知文字列(「…」)の文字数(1文字)を所定の文字数(11文字)から減算した所定の省略後文字数(10文字)に基づいて、基礎文字列の各行(曲番「1」の行)の各文字のうち省略後文字数(10文字)を超える分を省略した省略文字列の2行目「A1B1C1D1E1」を作成し、それに文字省略報知文字列「…」を付加して省略基礎文字列の2行目「A1B1C1D1E1…」を作成する(図28(a)の行番号「2」:曲番「1」を参照)。
【0268】
次のテキストデータ上の3行目、すなわち情報番号(曲番)「2」の曲名は「「A2B2C2」(6文字)なので、曲折返の設定の有無、すなわち行折り返しの有無に拘らず1行となるので、基礎文字列のままの文字列「A2B2C2」を省略基礎文字列の3行目とする(図28(a)の行番号「3」:曲番「2」を参照)。
【0269】
次のテキストデータ上の4行目、すなわち情報番号(曲番)「3」の曲名は「A3B3C3D3E3F3G」(13文字)なので、曲折返が設定されていれば、「A3B3C3D3E3F」で折り返して、「3G」を2行目に印刷するような印刷画像となるが(図27(a)または(b)参照)、ここでは、曲折返なしの設定なので、11文字(所定の文字数)を超えると判別し、文字省略報知文字列(「…」)の文字数(1文字)を所定の文字数(11文字)から減算した所定の省略後文字数(10文字)に基づいて、基礎文字列の曲番「3」の行の各文字のうち10文字を超える分を省略した省略文字列の4行目「A3B3C3D3E3」を作成し、それに「…」を付加して省略基礎文字列の4行目「A3B3C3D3E3…」を作成する(図28(a)の行番号「4」:曲番「3」を参照)。
【0270】
次のテキストデータ上の5行目、すなわち情報番号(曲番)「4」の曲名は「「A4B4C4D4E4F」(11文字)なので、曲折返の設定の有無、すなわち行折り返しの有無に拘らず1行となるので、基礎文字列のままの文字列「A4B4C4D4E4F」を省略基礎文字列の5行目とする(図28(a)の行番号「5」:曲番「4」を参照)。
【0271】
同様にして、省略基礎文字列の19行目「A18B18C18D…」を作成し(図28(a)の行番号「19」:曲番「18」を参照)、最後の20行目に前述の行を省略する旨の報知文字、すなわち、行の省略を報知するための所定の行省略報知文字列「〜全45曲〜」を付加して、省略基礎文字列の作成を終了する(図28(a)の行番号「20」を参照)。
【0272】
省略基礎文字列を作成すると、テープ印刷装置1では、次に、所定の文字数(11文字)の文字画像を配置可能な所定の画像作成領域、すなわち、ここでは、ディスクラベルLMDのラベルサイズに合わせて印刷画像データ領域244内に確保した画像作成領域に、省略基礎文字列の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した省略画像を作成する。
【0273】
上述のように、テープ印刷装置1では、それぞれ1以上の文字を含む文字列の行を各行として1以上有する基礎文字列のテキストデータを記憶しておき、その基礎文字列の各行の文字数が所定の文字数(上述の例では11文字)を超えるか否かを判別し、所定の文字数を超えると判別した場合に、各行の1以上の文字の省略を報知するための所定の文字省略報知文字列(「…」)の文字数(1文字)を所定の文字数から減算した所定の省略後文字数(10文字)に基づいて、基礎文字列の各行の各文字のうち省略後文字数を超える分を省略した省略文字列を作成し、それに文字省略報知文字列(「…」)を付加して省略基礎文字列を作成し、所定の文字数(11文字)の文字画像を配置可能な所定の画像作成領域に、省略基礎文字列の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した省略画像を作成する。
【0274】
この場合、省略文字列の文字数、すなわち省略後文字数(10文字)は、所定の文字数(11文字)から文字省略報知文字列(「…」)の文字数(1文字)を減算した値となるので、省略文字列に文字省略報知文字列を付加した省略基礎文字列の文字数が、所定の文字数を超えることはない。
【0275】
このため、テープ印刷装置1では、テキストデータから成る1以上の文字を有する基礎文字列の各行の文字数が所定の文字数を超える場合に、所定の文字数の文字画像を配置可能な所定の画像作成領域に、基礎文字列の一部を省略しかつ省略した旨を報知する文字省略報知文字列を付加した新たな文字列の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した省略画像を作成できる。
【0276】
すなわち、文字列の各行の所定の文字数を超える部分を省略し、省略したときには、その旨を報知する画像を付加した省略画像を作成できる。したがって、テープ印刷装置1では、例えば各行番号や各情報番号(各曲番)とともにその行番号や情報番号(曲番)に対応した文字列の要部(先頭の所定数の文字)を1行内に納めて、各行を並べて表示したり印刷したい場合等に適した省略画像を作成できる(図28参照)。
【0277】
なお、テープ印刷装置1では、上述のタイトル折返や曲折返の有無を設定できるようにしているが、いずれか固定としても良く、その場合、図29で前述したような設定は不要となる。
【0278】
また、文字省略報知文字列の付加は、上述のように、文字コードの状態で基礎文字列に付加してから画像として一緒に展開しても良いし、また、下記のように、別々に画像として展開した後に文字省略報知文字列の画像として付加しても良い。
【0279】
すなわち、この場合、テープ印刷装置1では、それぞれ1以上の文字を含む文字列の行を各行として1以上有する基礎文字列のテキストデータを記憶しておき、上述した例と同様に、省略後文字数に基づいて、所定の文字数の文字画像を配置可能な所定の画像作成領域に、基礎文字列の各行の各文字のうち省略後文字数を超える分を省略した分の各文字の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した省略文字列画像を作成し、さらに、所定のフォントに基づいて所定の文字省略報知文字列を展開して配置することにより、省略文字列画像に文字省略報知文字列の画像を付加した省略画像を作成する。
【0280】
そして、この場合も、上述した例と同様に、省略画像を作成するために展開・配置する文字画像の各行の文字数が、所定の文字数を超えることはない。このため、この場合においても、テキストデータから成る1以上の文字を有する基礎文字列の各行の文字数が所定の文字数を超える場合に、所定の文字数の文字画像を配置可能な所定の画像作成領域に、基礎文字列の一部を省略しかつ省略した旨を報知する文字省略報知文字を付加した新たな文字列の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した省略画像を作成できる。すなわち、文字列の各行の所定の文字数を超える部分を省略し、省略したときには、その旨を報知する画像を付加した省略画像を作成できる。
【0281】
なお、上述した例では、文字省略報知文字列として、「…」を使用したが、この他、「‥」、「・」、「〜」または「.」等を使用しても良く、また、例えばこれらを含む複数の文字から成る文字列を文字省略報知文字列として使用しても良い。これらの場合、文字省略報知文字列が「…」、「‥」、「・」、「〜」または「.」を示す文字を1以上含むので、省略したイメージを的確に表現できる。
【0282】
また、テープ印刷装置1では、文字挿入、文字削除、文字変換、文字サイズ設定または文字装飾設定などの編集を行え、その編集の結果、1文字の文字画像の幅等が変化し、それにより、所定の画像作成領域に配置可能な文字数が変化したときには、その変化後の文字数を所定の文字数として省略画像を作成するので、編集結果の基礎文字列に適合した画像が作成できる。
【0283】
すなわち、前述のように、ここでいう所定の文字数は、例えば現設定の文字サイズにおける文字数であり、全角/半角、拡大/縮小、各種文字修飾(例えば中抜き、斜体等)などにより、1文字のドットサイズが変化すれば所定の文字数も変化するが、テープ印刷装置1では、それに合わせた文字数を所定の文字数として省略画像を作成するので、編集結果の基礎文字列に適合した省略画像が作成できる。
【0284】
また、前述のように、テープ印刷装置1では、文字列の各行の所定の文字数を超える部分を省略した省略画像の他、文字列の各行を並べた複数行のうちの所定の行数を超える部分を省略し、省略したときには、その旨を報知する画像を付加した省略画像を作成できるようにしている。すなわち、例えば要部(先頭の複数行)を所定の行数や頁数内に納めて、文字列の内容の全体のイメージを所定の行数や頁数内に表示または印刷したい場合等に適した省略画像を作成できる。
【0285】
この場合、上述の例と同様に、まず、テキストデータの基礎文字列を記憶しておき、その基礎文字列の行数が所定の行数を超えるか否かを判別する。図27(b)や図28(a)等の例で言えば、ディスクラベルの場合の所定の行数は20行となる。また、図28(b)は、ケースラベルの例を示していて、この場合の所定の行数は、40行となる。以下では、20行(ディスクラベル)の例で説明する。
【0286】
すなわち、テープ印刷装置1では、所定の行数(20行)を超えると判別した場合に、行の省略を報知するための所定の行省略報知文字列(前述のように、ここでは「〜全x曲〜」)の行数(ここでは1行)を所定の行数(20行)から減算した所定の省略後行数(19行)に基づいて、基礎文字列の各行のうち省略後行数を超える分を省略し、行省略報知文字列の各行(「〜全x曲〜」の1行)を付加して、新たな基礎文字列となる省略基礎文字列を作成し、所定の行数(20行)の文字画像を配置可能な所定の画像作成領域に、省略基礎文字列の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した省略画像を作成する。
【0287】
この場合、省略後行数(19行)は、所定の行数(20行)から行省略報知文字列の行数(ここでは1行)を減算した値なので、行省略報知文字列を付加しても省略基礎文字列の行数が、所定の行数を超えることはない。
【0288】
このため、テープ印刷装置1では、それぞれ1以上の文字のテキストデータから成る文字列を各行として複数行有する基礎文字列の行数が所定の行数を超える場合に、所定の行数の文字画像を配置可能な所定の画像作成領域に、基礎文字列の一部を省略しかつ省略した旨を報知する行省略報知文字を付加した新たな文字列の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した省略画像を作成できる。
【0289】
すなわち、文字列の各行を並べた複数行のうちの所定の行数を超える部分を省略し、省略したときには、その旨を報知する画像を付加した省略画像を作成できる。したがって、テープ印刷装置1では、例えば要部(先頭の複数行)を所定の行数や頁数内に納めて、文字列の内容の全体のイメージを所定の行数や頁数内に表示または印刷したい場合等に適した省略画像を作成できる。
【0290】
なお、行の省略の場合も、文字の省略の場合と同様に、行省略報知文字列の付加は、文字コードの状態で基礎文字列に付加してから画像として一緒に展開しても良いし、下記のように別々に画像として展開した後に行省略報知文字列の画像として付加しても良い。
【0291】
この場合、テープ印刷装置1では、それぞれ1以上の文字のテキストデータから成る文字列を各行として複数行有する基礎文字列を記憶しておき、上述の例と同様に、省略後行数に基づいて、所定の行数の文字画像を配置可能な所定の画像作成領域に、基礎文字列の各行のうち省略後行数を超える分を省略した残りの行の分の各文字の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した省略文字列画像を作成し、さらに、所定のフォントに基づいて前記所定の行省略報知文字列を展開して配置することにより、省略文字列画像に行省略報知文字列の画像を付加した省略画像を作成する。すなわち、この場合も、前述の例と同様に、省略画像を作成するために展開・配置する文字画像の行数が、所定の行数を超えることはない。
【0292】
このため、この場合も、それぞれ1以上の文字のテキストデータから成る文字列を各行として複数行有する基礎文字列の行数が所定の行数を超える場合に、所定の行数の文字画像を配置可能な所定の画像作成領域に、基礎文字列の一部を省略しかつ省略した旨を報知する行省略報知文字を付加した新たな文字列の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した省略画像を作成できる。すなわち、文字列の各行を並べた複数行のうちの所定の行数を超える部分を省略し、省略したときには、その旨を報知する画像を付加した省略画像を作成できる。
【0293】
また、テープ印刷装置1では、MD(ディスク)92に記憶された複数の曲の曲名を含む基礎文字列の複数行のうちの省略された分に、その複数の曲の曲名の1以上が含まれるときに、MD(ディスク)に記憶された曲の全曲数または省略された曲の曲数を示す文字(前述の「〜全x曲〜」または「〜その他x曲〜」)を、行省略報知文字列に含ませるので、ユーザは、行省略報知文字列に含まれる全曲数または省略曲数と画像として作成された分の曲数とから、画像作成が省略された旨の他、全曲数および省略曲数の他方を知ることができる。
【0294】
なお、テープ印刷装置1では、表示画面41に表示する表示画像については、別の構成にするので、上記の省略画像は印刷画像として利用するが、上記の省略画像を表示画像として利用しても良いことは言うまでもない。
【0295】
ただし、上記のような省略画像を作成し、それをそのまま表示および印刷に使用する場合、一旦作成すると、元の文字列を一部修正等した場合の確認がしにくい。すなわち、例えば文字や行の一部削除をした場合、所定の1行、所定の行数または所定の頁数内に納まる範囲が異なってくるので、省略すべき位置(省略すべき文字や行)等をも修正する必要があるが、省略画像のみの表示や印刷では、省略された(修正により復帰すべき)文字や行が把握できないので、修正が困難となる。
【0296】
一方、省略画像ではなく、省略を行わない全体の画像(全体画像)を作成する場合、その編集画像作成領域の1頁の横のサイズ(1行の文字数等)や縦のサイズ(行数等)により、前述のように自動改行や自動改頁等が為されるので、文字列の各行の元のイメージが把握しにくい。また、後に省略画像を作成する場合の各行や各頁のイメージが把握しにくい。
【0297】
そこで、テープ印刷装置1では、文字列の各行の一部を省略して各行が1行の文字列画像となるように展開・配置した省略画像や省略を伴わない全体画像などの編集画像の作成に先立ち、または編集画像の作成とは独立に、文字列の各行の元のイメージを生かしつつ、編集画像における省略位置や改行位置などの各行からの文字あふれ位置を把握可能な編集報知画像を作成できるようにしている。以下、具体的に、図27〜図32等を参照して説明する。
【0298】
まず、テープ印刷装置1では、図30に示すように、3種類の表示専用文字を定めている。行あふれマーク1(第1所定行あふれ報知文字列)、行あふれマーク2(第2所定行あふれ報知文字列)および文字あふれマーク(文字あふれ報知文字列)であり、それぞれ図示のように「L1」、「L2」および「C」を形どったマークなので、以下、略して「L1マーク」、「L2マーク」および「Cマーク」ともいう。
【0299】
これらの3種の表示専用文字の意味やその使い方について、以下に説明する。「L1マーク」や「L2マーク」については後述するので、まず、「Cマーク」について説明する。
【0300】
このCマークは、いわば文字数超過を示す文字あふれ報知文字列である。すなわち、テープ印刷装置1では、例えば図27等で前述のような処理対象となる文字列(前述の基礎文字列)を記憶しておき、基礎文字列の各行の文字数が所定の文字数(前述の例では11文字)を超えるか否かを判別し、所定の文字数(11文字)を超えると判別した場合に、上記のCマーク(文字あふれ報知文字列)を、所定の文字数(11文字)を超える直前の文字と直後の文字との間に挿入して、Cマークを含む基礎文字列として表示文字列(編集報知文字列)を作成し、それを表示画像データ領域(所定の編集報知画像作成領域)243に所定のフォントに基づいて展開して配置した表示画像(編集報知画像)を作成する。
【0301】
さらに具体的に説明する。例えば図27等で前述のテキストデータを基礎文字列とする場合、図27(a)の17〜18行目に対応するテキストデータ上の11行目は、情報番号(曲番)「10」の曲名「A10B10C10D10E10F1」を示す文字コードである。
【0302】
この場合、テープ印刷装置1では、図31(a)に示すように、11文字目の「1」(「D10」の真ん中の「1」)と12文字目の「0」(「D10」の最後の「0」)との間に、上記のCマークを挿入する。そして、これをそのまま表示画像に反映させて表示する。すなわち、図31はテキストデータ(文字コード)の表示文字列のイメージであると同時に、それに基づいて作成される表示画像のイメージを示している。
【0303】
これに対し、元の基礎文字列から作成される印刷画像のイメージは、前述のように、図27(a)または(b)に示されている。このうち、例えば前述の図27(a)の17〜18行目の情報番号(曲番)「10」の曲名「A10B10C10D10E10F1」の印刷画像上のイメージと、図31(a)のCマークを挿入した(挿入位置を説明上『C』で示す)曲名「A10B10C10D1『C』0E10F1」の表示画像上のイメージ(表示文字列のイメージと同じ)とを見比べてみれば明らかなように、Cマークの位置は自動改行される位置に対応する。
【0304】
すなわち、テープ印刷装置1では、省略画像や全体画像などの印刷画像(編集画像)を作成するための印刷画像データ領域(所定の編集画像作成領域)244の横(例えば横書の各行の長さ方向)のサイズに適合する文字数を所定の文字数(前述の例では11文字)とすれば、表示文字列(編集報知文字列)には、所定の文字数(11文字)を超える直前の文字と直後の文字の間、すなわち、自動改行される位置にCマーク(文字あふれ報知文字列)を挿入するので、それを展開・配置した表示画像(編集報知画像)の自動改行の位置には、Cマーク(文字あふれ報知文字列)の文字画像が展開・配置される。
【0305】
このため、作成された表示画像(編集報知画像)を表示すれば、ユーザはその表示画像(編集報知画像)から印刷画像(編集画像)における改行位置(文字あふれ位置)を把握できる。なお、所定の文字数を超えると判別した場合ばかりでなく、一般的な任意改行と同様に、文字あふれ報知文字列を任意に挿入できるようにすれば、編集の自由度が高まって、操作性が向上する。
【0306】
また、テープ印刷装置1では、前述のように、タイトル折返や曲折返の有無が設定でき、折り返し無し設定のときには、所定の文字数(前述の例では11文字)の代わりに、前述した所定の文字省略報知文字列(前述の例では「…」)の文字数(1文字)を所定の文字数(11文字)から減算した所定の省略後文字数(10文字)に基づいて、Cマーク(文字あふれ報知文字列)を挿入する。
【0307】
この場合、省略後文字数(10文字)と所定の文字省略報知文字列(「…」)の文字数(1文字)を加算すれば、所定の文字数(11文字)となる。すなわち、このCマーク(文字あふれ報知文字列)の挿入位置は、例えばディスクラベル(編集画像作成領域)の横のサイズに適合する文字数を所定の文字数(11文字)としたときに、基礎文字列の各行の一部を省略しかつその旨を報知する所定の文字省略報知文字列(「…」)を同一行に付加した省略画像を作成する場合の省略位置となる。
【0308】
さらに具体的に説明する。例えば図27等で前述のテキストデータを基礎文字列とし、曲折返なしの設定のときには、図31(b)に示すように、例えば前述の情報番号(曲番)「10」の曲名「A10B10C10D10E10F1」の文字コードの10文字目の「D」(「D10」の最初の「D」)と11文字目の「1」(「D10」の真ん中の「1」)との間に、上記のCマークを挿入する。そして、これをそのまま表示画像に反映させて表示する。
【0309】
これに対し、曲折返無しの設定のとき、元の基礎文字列から作成される印刷画像のイメージは、前述のように、図28(a)または(b)に示されている。この場合、例えば図28(a)の11行目の情報番号(曲番)「10」の曲名「A10B10C10D…」の印刷画像上のイメージと、図31(b)のCマークを挿入した曲名「A10B10C10D『C』10E10F1」の表示画像上のイメージ(表示文字列のイメージと同じ)とを見比べてみれば明らかなように、Cマークの位置は省略位置に対応する。
【0310】
このため、ユーザは、作成された表示画像(編集報知画像)を表示すれば、折り返し設定有りの(自動改行が為される)ときには、その表示画像(編集報知画像)から印刷画像(編集画像)における改行位置(文字あふれ位置)を把握でき、折り返し設定無しのときには、省略位置(文字あふれ位置)を把握できる。
【0311】
そして、実際には、前述のように、テープ印刷装置1では、編集や確認のために、表示画像の作成(またはそのためのテキストデータ作成)を先に行い、その作成された表示画像(またはそのテキストデータ)を利用して印刷画像を作成する。
【0312】
さらに具体的に説明する。テープ印刷装置1では、上述の表示文字列(編集報知文字列)の各行の各文字のうちCマーク(文字あふれ報知文字列)以降を省略した省略文字列を作成し、その省略を行った各行に文字省略報知文字列(「…」)を付加した省略基礎文字列を作成し、所定の文字数(例えば前述の例では11文字)の文字画像を配置可能な印刷画像データ領域(所定の編集画像作成領域)244に、省略基礎文字列の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した印刷画像(省略画像)を作成する。
【0313】
すなわち、上述の表示文字列(編集報知文字列)のCマーク(文字あふれ報知文字列)は、折り返し設定有りの(自動改行が為される)ときには、印刷画像(編集画像)における改行位置(文字あふれ位置)、折り返し設定無しのときには、省略位置(文字あふれ位置)を示しているので、折り返し設定有りのときには、Cマークで折り返す(改行する)ことにより、折り返し設定無しのときには、Cマーク以降を省略して所定の文字省略報知文字列(「…」)を付加することにより、表示文字列から印刷画像(編集画像)を作成(またはそのための文字列を作成)できる。
【0314】
このため、テープ印刷装置1では、上述の表示文字列(編集報知文字列)に基づいて、表示画像(編集報知画像)ばかりでなく、基礎文字列の各行の一部を省略しかつその旨を報知する所定の文字省略報知文字列を同一行に付加した印刷画像(省略画像)を容易に作成できる。
【0315】
もちろん、表示文字列(編集報知文字列)に基づいて、表示画像(編集報知画像)や印刷画像(省略画像)を作成する場合であっても、編集等の結果、1文字の文字画像の幅等が変化し、それにより、所定の画像作成領域に配置可能な文字数が変化したときには、その変化後の文字数を所定の文字数として表示画像(編集報知画像)や印刷画像(省略画像)を作成するので、編集結果の基礎文字列に適合した画像が作成できる。
【0316】
また、上記の表示画像(編集報知画像)と同等の画像を印刷画像として作成して印刷することもできるが、表示画像として作成すると、特にその利点が生きてくる。この場合の表示は、例えば図32(a)に示すような表示文字列があるとき、それを表示画像として作成して表示し、同図(b)に図示のようなカーソルキー33の操作により、各部を視認できる(G65〜G68:ここで、点線の範囲は表示されていない範囲である)。また、好ましくない所定の編集操作(例えばL1マーク等の表示専用文字を削除しようとする操作等)に関しては、それを防止してエラー報知等をすることもでき(G69)、編集等に向いている。
【0317】
このため、例えば図31で前述の表示文字列等に対しても同様に編集や確認ができ、特に、前述の省略画像や全体画像等の編集画像を印刷画像とする場合には、印刷前に、印刷画像(編集画像)における省略位置や改行位置などの各行からの文字あふれ位置を、表示画像(編集報知画像)を表示することにより確認でき、その結果、修正等の編集(例えば省略した文字の復帰)が必要と判断した場合にも、省略された(例えば修正により復帰すべき)文字を含む基礎文字列全体の各文字を確認できるので、編集等が容易になる。
【0318】
なお、図31や図32等からも明らかなように、テープ印刷装置1では、表示文字列(編集報知文字列)の各行が基礎文字列の各行に対応し、表示文字列(編集報知文字列)の各行がそれぞれ1行の文字列画像となるように展開・配置して表示画像(編集報知画像)を作成するので、文字列の各行の元のイメージを生かした表示画像(編集報知画像)を作成できる。
【0319】
また、文字あふれ報知文字列は、例えば外字登録等により特別に登録した特殊記号など、他の文字と区別し易い記号を含むことが好ましい。すなわち、表示(印刷に利用するときも同様)により、編集報知画像を確認したときに、他の文字と明確に区別でき、文字あふれ位置が把握し易い。このような点を考慮した上で、テープ印刷装置1では、前述のように、例えば文字(キャラクタ)のあふれを連想させるために「C」を形どった記号、すなわちCマークを使用している。
【0320】
また、編集報知画像は、表示または印刷のために必要な範囲のみ編集報知文字列を展開・配置して作成されることが好ましい。すなわち、例えば表示画面における表示範囲のみを作成して、表示範囲を移動させたときに不足する部分の画像の文字を新たに展開・配置して追加するなど、必要範囲のみを作成することにより、編集報知画像作成処理の開始から確認等までの時間を短縮でき、また、表示画面分の編集報知画像作成領域を確保すれば良いので、メモリを節約できるなどの利点もある。編集報知画像を印刷画像として利用する場合でも、印刷処理に伴って必要な範囲から順次作成すれば良いので、同様の利点がある。
【0321】
ところで、文字列の各行の一部を省略した省略画像の全体のイメージを把握し易いように編集報知画像を作成するのと同様に、複数行の文字列の一部の行の省略についても全体のイメージを把握できることが好ましいので、テープ印刷装置1では、この点についても工夫が施されている。
【0322】
すなわち、テープ印刷装置1では、複数行の文字列の一部の行を省略しかつその旨を報知する画像を付加して全体が基準所定行数の自然数倍の所定行数の文字列の画像となるように展開・配置した省略画像などの編集画像の作成に先立ち、または編集画像の作成とは独立に、文字列の各行の元のイメージを生かしつつ、編集画像を基準所定行数の自然数倍の各所定行数にするときの各省略位置を示す行あふれ位置を把握可能な編集報知画像を作成できるようにしている。以下、具体的に、図27〜図33等を参照して説明する。
【0323】
図30でも前述のように、テープ印刷装置1では、表示専用文字として、上述したCマーク(文字あふれマーク:文字あふれ報知文字列)の他、L1マーク(行あふれマーク1:第1所定行あふれ報知文字列)およびL2マーク(行あふれマーク2:第2所定行あふれ報知文字列)を定めている。
【0324】
L1マークとL2マークは、いわば行数超過を示す行あふれ報知文字列であり、L1マークは第1所定行数(下記の例では、ディスクラベルの行数)超過を示す第1所定行あふれ報知文字列、L2マークは第2所定行数(下記の例では、ケースラベルの行数)超過を示す第2所定行あふれ報知文字列である。
【0325】
すなわち、テープ印刷装置1では、例えば図27等で前述のような処理対象となる文字列(前述の基礎文字列)の所定の一部または全部の行を所定のフォントに基づいて所定の編集画像作成領域(前述の例と同様に編集画像を印刷画像とし、その作成領域を印刷画像データ領域244内に確保する)に展開して配置するための基準所定行数およびそのn倍(nは自然数)に相当する1以上の第n所定行数が定められている。
【0326】
具体的に、ここでは、基準所定行数(すなわち第1所定行数)をディスクラベル用の20行、第2所定行数をケースラベル用の40行として、2種(n=1、2)定めた例について説明する。
【0327】
そして、基礎文字列の各文字を編集画像作成領域に展開して配置するときの行数が第n所定行数のいずれかを超える場合に、超えると判別された各第n所定行数について、第n省略後行数を超える直前の行の末尾と直後の行の先頭との間に行数超過を示す第n所定行あふれ報知文字列を挿入して、その結果の文字列を編集報知文字列として作成し、編集報知文字列を編集報知画像作成領域に所定のフォントに基づいて展開して配置した編集報知画像を作成する。
【0328】
ここで、第n省略後行数とは、各第n所定行数について、行の省略を報知するための所定の第n所定行省略報知文字列の行数をその第n所定行数から減算した行数を指す。
【0329】
具体的には、前述の例の場合、第n所定行省略報知文字列は「〜その他x曲〜」または「〜全x曲〜」であり、前者の場合、必然的に、第1(n=1)所定行報知文字列と第2(n=2)所定行報知文字列とが異なる文字列(xの部分、すなわち残りの曲数が異なる)となり、後者の場合、同一文字列となるが、何れの場合も行数は1行となる。そして、前述のように、本実施形態では後者の「〜全x曲〜」を優先的に使用する。
【0330】
この場合、第1省略後行数=第1所定行数(20行)−第1所定行省略報知文字列(「〜全x曲〜」)の行数(1行)=19行となり、第2省略後行数=第2所定行数(40行)−第2所定行省略報知文字列(「〜全x曲〜」)の行数(1行)=39行となる(図28(a)および(b)参照)。
【0331】
そこで、具体的には、基礎文字列の各文字を印刷画像データ領域(編集画像作成領域)244に展開して配置するときの行数が、第1所定行数(20行)や第2所定行数(40行)を超える場合に、超えると判別された第1所定行数や第2所定行数について、第1省略後行数(19行)や第2省略後行数(39行)を超える直前の行の末尾と直後の行の先頭との間に、L1マーク(第1所定行あふれ報知文字列)やL2マーク(第2所定行あふれ報知文字列)を挿入して、その結果の文字列を編集報知文字列(前述の例と同様に表示のための表示文字列とする)として作成し、表示文字列(編集報知文字列)を表示画像データ領域(編集報知画像作成領域)243に、所定のフォントに基づいて展開して配置した表示画像(編集報知画像)を作成する。
【0332】
この場合、当然ながら、第1省略後行数(19行)と対応する第1所定行省略報知文字の行数(1行)とを加算すると、第1所定行数(20行)となる。同様に、第2省略後行数(39行)と対応する第2所定行省略報知文字の行数(1行)とを加算すると、第2所定行数(40行)となる。
【0333】
すなわち、図27およびそれに対応する図31(a)、並びに図28(a)およびそれに対応する図31(b)〜(c)に示すように、この場合のL1マーク(第1所定行あふれ報知文字列)の挿入位置は、基礎文字列の一部の行(20行目以降)を省略しかつその旨を報知する第1所定行省略報知文字(「〜全x曲〜」)の画像を付加して全体が第1所定行数(20行)の画像となるように展開・配置した省略画像を作成する場合の省略位置となる。
【0334】
また、図28(b)およびそれに対応する図31(b)〜(d)に示すように、この場合のL2マーク(第2所定行あふれ報知文字列)の挿入位置は、基礎文字列の一部の行(40行目以降)を省略しかつその旨を報知する第2所定行省略報知文字(「〜全x曲〜」)の画像を付加して全体が第2所定行数(40行)の画像となるように展開・配置した省略画像を作成する場合の省略位置となる。
【0335】
したがって、ユーザは、作成された表示画像(編集報知画像)を表示することにより、省略画像(編集画像)を第1所定行数や第2所定行数(基準所定行数の自然数(n=1、2)倍の各所定行数)にするときの各省略位置(行あふれ位置)を把握できる。なお、本実施形態では表示画像作成に用いるが、同様の内容を印刷するために印刷画像作成に用いることも可能なのは言うまでもない。
【0336】
一般的に言い換えると、この場合、各第n省略後行数と対応する第n所定行省略報知文字の行数とを加算すると、第n所定行数となる。すなわち、この場合の第n所定行あふれ報知文字列の挿入位置は、基礎文字列の一部の行を省略しかつその旨を報知する第n所定行省略報知文字の画像を付加して全体が第n所定行数の画像となるように展開・配置した省略画像を作成する場合の省略位置となる。
【0337】
このため、ユーザは、作成された編集報知画像を表示または印刷することにより、省略画像(編集画像)を第n所定行数(基準所定行数の自然数倍の各所定行数)にするときの各省略位置(行あふれ位置)を把握できる。
【0338】
また、第n所定行数としては、相異なるnについての複数種類を定められ、その場合、それぞれのnについての第n所定行省略報知文字列の行数を相互に異なるように定めることもできるが、テープ印刷装置1では、全ての第n所定行数に対する第n所定行省略報知文字列の行数が同一となっている。これにより、同一の値が使用でき、各第n所定行あふれ報知文字列の挿入処理、すなわち編集報知文字列の作成が簡易化できる。
【0339】
また、テープ印刷装置1では、表示文字列(編集報知文字列)を利用して、表示画像(編集報知画像)ばかりでなく、印刷画像(編集画像:省略画像)をも作成できるようになっている。
【0340】
すなわち、図24〜図26で前述のように、ディスクラベル、ケースラベル、サイドラベルを選択でき、選択したラベルのラベルサイズに適合する印刷サイズの印刷画像を作成するので、ディスクラベルを選択すれば、所定の行数として第1所定行数(20行)を設定でき、ケースラベルを選択すれば、所定の行数として第2所定行数(40行)を設定できる。
【0341】
このため、テープ印刷装置1では、ディスクラベル選択(第1所定行数設定)であれば、表示文字列(編集報知文字列)の各行のうち、L1マーク(第1所定行あふれ報知文字列)以降を省略した省略文字列を作成し、それに「〜全x曲〜」(第1所定行省略報知文字列)を付加した省略基礎文字列を作成し、印刷画像データ領域(所定の編集画像作成領域)244に、省略基礎文字列の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した省略画像を作成する。
【0342】
また、ケースラベル選択(第2所定行数設定)であれば、表示文字列(編集報知文字列)の各行のうち、L2マーク(第2所定行あふれ報知文字列)以降を省略した省略文字列を作成し、それに「〜全x曲〜」(第2所定行省略報知文字列)を付加した省略基礎文字列を作成し、印刷画像データ領域(所定の編集画像作成領域)244に、省略基礎文字列の画像を所定のフォントに基づいて展開して配置した省略画像を作成する。
【0343】
すなわち、表示文字列(編集報知文字列)を利用して、表示画像(編集報知画像)ばかりでなく、基礎文字列の一部の行を省略しかつその旨を報知する画像を付加して全体が基準所定行数の自然数(n)倍の所定行数の文字列の画像となるように展開・配置した印刷画像(編集画像:省略画像)を作成できる。
【0344】
具体的には、図33に示すように、ディスクラベル、ケースラベル、サイドラベルのうちのいずれかが選択されると(S70)、サイドラベルが選択されたとき(S71)は、タイトル名(ディスク名)を印刷画像として作成して印刷する(S72)。
【0345】
また、ディスクラベルが選択されると(S73)、L1マークが有るか否かを判別し(S74)、有るとき(S74:Yes)には、メインラベルLMの一面目(1枚目)が20行目までいっぱい(フル)の印刷画像を作成して印刷し、その20行目には「〜全x曲〜」(第1所定行省略報知文字列)を付加して印刷する(S75)。
【0346】
一方、L1マークがないとき(S74:No)には、全表示文字列に相当する印刷画像を作成しても、20行目までフルにはならないので、省略せずに印刷画像を作成して印刷する(S76)。なお、前述のように、「〜全x曲〜」の場合、省略しないときに印刷しても体裁は悪くないので、印刷する(印刷画像を作成する)ような仕様にすることは任意である。
【0347】
また、ケースラベルが選択されると(S77)、まず、一面目(1枚目)か否かを判別し(S78)、一面目(1枚目)のとき(S78:Yes)には、次に、L1マークが有るか否かを判別し(S79:ただし、処理上はこの判別は不要なので省略しても良い)、有るとき(S79:Yes)には、メインラベルLMの一面目(1枚目)が20行目までフルの印刷画像を作成するが、ケースラベルが選択され、まだ二面目(2枚目)に印刷できるので、「〜全x曲〜」(第1所定行省略報知文字列)は付加しない印刷画像を作成して印刷する(S80)。
【0348】
一方、L1マークがないとき(S79:No)には、全表示文字列に相当する印刷画像を作成しても、20行目までフルにはならないので、省略せずに印刷画像を作成して印刷する(S76)。
【0349】
また、一面目(1枚目)か否かを判別し(S78)、一面目(1枚目)ではないとき、すなわち二面目(2枚目)のとき(S78:No)には、次に、L1マークが有るか否かを判別し(S81)、L1マークがないとき(S81:No)には、一面目(1枚目)で全て終了しているので、印刷画像は作成せず、印刷もしない(S82)。
【0350】
また、二面目(2枚目)(S78:No)でL1マークが有るとき(S81:Yes)には、次に、L2マークが有るか否かを判別し(S83)、L2マークがないとき(S83:No)には、全表示文字列に相当する印刷画像を作成しても、40行目(2枚目の20行目)までフルにはならないので、省略せずに印刷画像を作成して印刷する(S84)。
【0351】
そして、二面目(2枚目)(S78:No)でL1マークが有り(S81:Yes)、L2マークが有るとき(S83:Yes)には、メインラベルLMの二面目(2枚目)が20行目までフルの印刷画像の、その20行目には「〜全x曲〜」(第2所定行省略報知文字列)を付加して印刷する(S85)。
【0352】
上述のように、テープ印刷装置1では、表示文字列(編集報知文字列)を利用して、表示画像(編集報知画像)ばかりでなく、基礎文字列の一部の行を省略しかつその旨を報知する画像を付加して全体が基準所定行数(20行)の自然数(n=1、2)倍の所定行数の文字列の画像となるように展開・配置した印刷画像(編集画像:省略画像)を作成できる。
【0353】
また、上述の例では、省略画像を作成するための全ての第n所定行省略報知文字列が同一の文字列(「〜全x曲〜」)なので、1種類の文字列を第n所定行省略報知文字列省略画像として用意しておけば良い。
【0354】
また、テープ印刷装置1では、基礎文字列の各行に対応する所定の情報番号(曲番)が定められている。この場合の情報番号(曲番)は、基礎文字列の各行に対応していれば良く、基礎文字列を印刷画像データ領域(編集画像作成領域)244に展開・配置するときの各行に対応していなくても良い。
【0355】
すなわち、基礎文字列の任意の1行が、1行の文字列の画像として展開されるか、例えば自動改行等により複数行に展開されるか等に拘らず、全情報数(曲数)を教示する文字列を第n所定行省略報知文字列とするので、ユーザは、省略画像を表示または印刷することにより、省略されなかった行の情報数(曲数)と全情報数(曲数)により、全情報数(曲数)の他、省略された旨、省略された行の情報数(曲数)等を把握できる。
【0356】
また、上述の例では、省略画像を作成するための全ての第n所定行省略報知文字列を同一の文字列(「〜全x曲〜」)としたが、省略画像を作成するための第n所定行省略報知文字列を相異なる文字列(例えば前述した「〜その他x曲〜」)として、各第n所定行省略報知文字列に適した文字列を適用できる。
【0357】
また、基礎文字列の各行に対応する所定の情報番号(曲番)が定められている場合、省略された行の情報数(曲数)を教示する文字列(例えば「〜その他x曲〜」)を第n所定行省略報知文字列とすることにより、ユーザは、省略されなかった行の情報数(曲数)と省略された行の情報数(曲数)から、省略された旨や全情報数(曲数)等を把握できる。
【0358】
また、上記の表示画像(編集報知画像)と同等の画像を印刷画像として作成して印刷することもできるが、表示画像として作成すると、特にその利点が生きてくる。特に、前述の省略画像等の編集画像を印刷画像とする場合には、印刷前に、印刷画像(編集画像)における省略位置(行あふれ位置)を、表示画像(編集報知画像)を表示することにより確認でき、その結果、修正等の編集(例えば省略した文字の復帰)が必要と判断した場合にも、省略された(例えば修正により復帰すべき)各行や各文字を含む基礎文字列全体を確認できるので、編集等が容易になる。
【0359】
なお、図31や図32等からも明らかなように、テープ印刷装置1では、表示文字列(編集報知文字列)の各行が基礎文字列の各行に対応し、表示文字列(編集報知文字列)の各行がそれぞれ1行の文字列画像となるように展開・配置して表示画像(編集報知画像)を作成するので、文字列の各行の元のイメージを生かした表示画像(編集報知画像)を作成できる。
【0360】
また、第n所定行あふれ報知文字列は、例えば外字登録等により特別に登録した特殊記号など、他の文字と区別し易い記号を含むことが好ましい。すなわち表示(印刷に利用するときも同様)により、編集報知画像を確認したときに、他の文字と明確に区別でき、行あふれ位置が把握し易い。この場合、例えば行(ライン)のあふれを連想させるために「L」を形どったLマークを使用している。なお、この他、頁(ページ)を連想させるために「P」を形どった記号等でも良い。
【0361】
また、テープ印刷装置1では、L1マーク(第1(n=1)所定行あふれ報知文字列)が、対応するn倍のn=1を教示する文字を含む。また、L2マーク(第2(n=2)所定行あふれ報知文字列)が、対応するn倍のn=2を教示する文字を含む。すなわち、第n所定行数は、基準所定行数のn倍に相当するので、nを教示する文字を含む第n所定行あふれ報知文字列を見るだけで、基準所定行数の何倍の所定行数で省略する場合の省略位置なのかを把握できる。
【0362】
なお、図27や図28で前述の印刷画像(編集画像、省略画像)と、それに対応する図31や図32で前述の表示画像(編集報知画像)とを、見比べてみれば明らかなように、テープ印刷装置1では、上述の各種報知文字列の挿入等以外の点においても、印刷画像とそれに対応する表示画像の構成を異にしている。すなわち、画像作成装置としてのテープ印刷装置1では、上述した以外にも、さらなる工夫が施されている。
【0363】
前述のワープロ等では、表示画面が大きいので、目的(印刷対象)となる印刷画像のイメージのままの表示画像を表示して編集等を行っても、何等支障はない。一方、例えばテープ印刷装置や印章作成装置などの小型・安価の電子機器等には、その表示画面が小さいために少ない行(例えば1行)やさらにその行の一部のみしか表示できないものがある。本実施形態のテープ印刷装置1も同様であり(図9〜図12等参照)、これらの装置では、小さな表示画面にできるだけ広範囲を表示すべく、慣用的に半角文字を使用した表示が行われる。
【0364】
例えば英数字や仮名などの文字は、その構成が比較的単純なので、半角で表示しても、表示画面上での文字の認識ができる。すなわち、英数字等の比較的単純な構成の文字は、半角で表示可能な文字(半角表示文字)であり、半角表示文字を使用することにより、小さな表示画面においても、比較的広範囲を表示できることになる。
【0365】
一方、例えば漢字や記号・図形等の複雑な構成の文字を小さな画面の半角の領域に表示するためには、高密度(高解像度:高ドット数)の文字を表示可能な表示画面が必要となり高価になるので、低価格化に沿わない。そこで、この種の小型・安価の電子機器等では、低解像度の小さな表示画面が使用される。本実施形態のテープ印刷装置1も同様であり、全角でも16ドット×16ドット、半角では(横)8ドット×(縦)16ドットである(図11〜図12等参照)。
【0366】
このため、漢字や記号・図形等の複雑な構成の文字は、半角では表示しきれず、また、表示できたとしても、その文字の認識が困難となる。すなわち、漢字等の複雑な構成の文字は、全角でのみ表示可能な文字(全角表示文字)であり、このため、全角表示文字を含む文字列は、半角表示のみでは表示できない。
【0367】
そこで、テープ印刷装置1では、漢字等の全角表示文字を含む文字列を小さな表示画面に効率よく表示するための表示画像、およびその文字列を見栄え良く印刷するための印刷画像を作成できるようにしている。以下、具体的に、図32および図34等を参照して説明する。
【0368】
まず、表示画面上に表示するための表示画像を作成するときに半角の文字画像として展開して配置する文字を半角表示文字と定義し、全角の文字画像として展開して配置する文字を全角表示文字と定義したときに、所定のフォントに基づいて展開可能な全文字のうちの各文字について、その文字が半角表示文字か全角表示文字かが定められている。
【0369】
具体的には、漢字や記号・図形等の複雑な構成の文字は、全角表示文字と定められ、その他は、半角表示文字と定められている。なお、前述のL1マーク、L2マーク、Cマーク等も全角表示文字ではあるが、表示専用文字であり、元の基礎文字列に含まれる文字でもないので、印刷画像の作成には用いられない。
【0370】
テープ印刷装置1では、例えば図27等で前述のような基礎文字列のテキストデータを記憶しておき、基礎文字列の各文字について、表示画像データ領域(所定の表示画像作成領域)243に、その文字が半角表示文字のときには、半角の文字画像として展開して配置し、全角表示文字のときには、全角の文字画像として展開して配置することにより、表示画像を作成する。
【0371】
すなわち、全角でしか表示できない全角表示文字については全角で表示することにより、漢字等の全角表示文字を含む文字列をも表示できる一方、半角表示可能な半角表示文字については半角で表示することになり、たとえ小さな表示画面でも可能な限り効率よく表示することができる。
【0372】
この場合、一般的なワープロ等と同様に、画面表示のイメージのままの印刷画像(すなわち、表示画像と同じ全角と半角が混じり合った印刷画像)を作成して印刷したのでは、例えば図32(a)に示す表示画像に対して図34(a)に示すように印刷画像を作成して印刷したのでは、各行相互間で各文字の並び(各文字の左右の端や文字間)が揃わず、見栄えが良くない。
【0373】
そこで、テープ印刷装置1では、基礎文字列の各文字について、その文字が半角表示文字か全角表示文字かに拘らず、図34(b)に示すように、全角の文字画像として展開して配置することにより、印刷画像を作成する。このため、漢字等の全角表示文字を含む文字列を小さな表示画面に効率よく表示するための表示画像、およびその文字列を見栄え良く印刷するための印刷画像を作成できる。
【0374】
また、この場合、表示画像は、表示のために必要な範囲のみ基礎文字列を展開・配置して作成される。すなわち、例えば表示画面における表示範囲のみを作成して、表示範囲を移動させたときに不足する部分の画像の文字を新たに展開・配置して追加するなど、必要範囲のみを作成することにより、表示画像作成処理の開始から確認等までの時間を短縮でき、また、表示画面分の表示画像作成領域を確保すれば良いので、メモリを節約できるなどの利点もある。
【0375】
また、同様に、印刷画像は、印刷のために必要な範囲のみ基礎文字列を展開・配置して作成される。すなわち、この場合、印刷処理に伴って必要な範囲から順次作成すれば良いので、表示画像を作成する場合と同様に、印刷画像作成処理の開始から印刷までの時間を短縮でき、また、印刷範囲分の印刷画像作成領域を確保すれば良いので、メモリを節約できるなどの利点がある。
【0376】
また、テープ印刷装置1では、所定のフォントを規定したフォントデータに、半角表示文字の各文字を全角の文字画像として展開するためのデータおよび半角表示文字の各文字を半角の文字画像として展開するためのデータが含まれる。このため、基礎文字列の各文字について、展開する文字が半角表示文字のときには、その文字の全角用コードを半角用コードに変換し、コード変換後の半角用コードにより所定のフォントに基づいて半角の文字画像として展開して配置できる。
【0377】
一方、全角表示文字のときには、全角用コードにより所定のフォントに基づいて全角の文字画像として展開して配置でき、これらにより、漢字等の全角表示文字を含む文字列を小さな表示画面に効率よく表示するための表示画像を作成できる。
【0378】
なお、全角用コードから半角用コードにコード変換し、コード変換後の半角用コードを展開・配置するのでなく、他の方法、例えば展開する文字が半角表示文字のときに、半角の文字画像のサイズにその文字を展開するための半角展開処理を行うこともできる。この場合、半角表示文字については半角の文字画像として展開して配置でき、全角表示文字については全角の文字画像として展開して配置でき、これらにより、漢字等の全角表示文字を含む文字列を小さな表示画面に効率よく表示するための表示画像を作成できる。
【0379】
一般に、アウトラインフォントは、輪郭線の座標や属性等で定義されているため、展開するサイズに拘らず、展開するだけで所望のサイズの文字画像のドットマトリクスが得られる。すなわち、基準となるフォントデータを計算により拡大・縮小して展開するので、そのサイズに合わせて再展開するだけで、拡大/縮小画像が作成できる。
【0380】
このため、上記の半角展開処理では、例えば展開する半角表示文字がアウトラインフォントに基づいて展開可能な文字のときに、その文字を展開する横のドットサイズを半角に合わせることにより、そのサイズに合わせて展開するだけで、展開する半角表示文字に対応する半角の文字画像を作成(展開・配置)できる。
【0381】
また、半角展開処理では、例えば展開する半角表示文字がドットフォントまたは登録された所定のドットマトリクスに基づいて展開される文字のときに、その文字の文字画像の横のドットサイズを半角に合わせて縮小して配置することにより、ドットフォントやドットマトリクスに基づいて展開される半角表示文字に対しても、それに対応する半角の文字画像を作成(展開・配置)できる。
【0382】
上述のように、テープ印刷装置1では、表示のための表示画像や印刷のための印刷画像の作成に種々の工夫が為されている他、上述以外にも、さらに表示や文字変換・入力等についての工夫が為されている。これらについては、さらに詳細に後述するものとし、以下では、実際の印刷処理に関わる課題と、それらをどのように解決しているかについてまとめておく。すなわち、印刷ヘッドにより印刷対象物の所定の印刷領域に所望の印刷画像を印刷する画像印刷装置としてのテープ印刷装置1について、以下に説明する。
【0383】
一般に、例えば1以上の文字(文字、数字、記号、簡易図形等のキャラクタの意味)を有する文字列等の各文字の文字画像を要素画像として配置した所望の印刷画像を印刷する画像印刷装置では、印刷前に、所定サイズの印刷領域(例えば1頁分等)の上下または左右に所定の余白(マージン)を設定する。
【0384】
例えばワープロ等では、印刷対象物(例えば定型(A4等)サイズの用紙)に所定の上下左右の余白を設定して、それらの余白を除く部分を所定の印刷領域として、各頁の(印刷画像の)印刷を行う。また、用紙(印刷対象物)のセット(装着)位置や紙送り機構のばらつき等により、所望の余白が得られなかった場合には、印刷結果を見て各余白を再設定することにより調整する。
【0385】
そして、ワープロ等では、通常、印刷ヘッドの走行(移動)方向と用紙の送り方向とは直交する関係なので、印刷ヘッドの走行方向(例えば横書きの行の文字列の長さ方向)の印刷開始位置および印刷終了位置によりそれぞれ左余白および右余白が調整され、用紙の送り方向の印刷開始位置および印刷終了位置によりそれぞれ上余白および下余白が調整される。すなわち、それぞれ印刷ヘッドおよび用紙(印刷対象物)の送り制御により印刷開始/終了位置等を調整して所望の余白を得ることができる。
【0386】
しかしながら、例えばテープ印刷装置などの印刷装置では、印刷ヘッドにより印刷する方向と印刷対象物(例えばテープ)の送り方向とが一致するので、送り制御により調整できるのは、その送り方向の印刷開始/終了位置であり、いわゆる前余白や後余白(上記ワープロの上下の余白に相当)は調整できるが、テープ幅方向(上記の左右の余白に相当)は調整できない。
【0387】
これに対し、本実施形態のテープ印刷装置1では、印刷のための複数のドット素子を上下または左右の所定方向に配設した印刷ヘッドと印刷対象物とを、その所定方向と直交する方向に相対移動させながら印刷画像を印刷するとともに、その所定方向の印刷位置の調整ができるようにしている。以下、具体的に、図35〜図46等を参照して説明する。
【0388】
前述の図4と同様に、テープTの送り方向が図示の右から左への方向となるように見たとき(図36参照)、図4(a)で前述のメインラベルLM用のテープTの所定間隔の2つの基準穴THの間の例えば図35(b)の斜線部の範囲を基準とした場合(以下、この位置を「基準位置」とする)、印刷位置が上方向にずれれば、同図(a)に示すように、下方向にずれれば、同図(c)に示すように印刷される。
【0389】
同様に、同図(e)は基準位置より前(左)方向に、同図(h)は後(右)方向にずれた場合を示している。他の同図(d)、(f)、(g)および(i)は、上下または前後(左右)のずれが複合したものを示している。これらのうち、前後(左右)方向へのズレは、上述のように、テープ送り方向の印刷開始/終了位置のズレに相当し、送り制御により調整できる(図26および図47等でさらに後述する)ので、以下では、主に上下方向(テープ幅方向:以下、この方向を所定方向とする)の調整について説明する。
【0390】
図36に示すように、テープ印刷装置1では、印刷ヘッド7の配置方向(画素ドットを印刷するドット素子の並びであるドット列の方向:所定方向)とテープTの送り方向とが直交する方向となっている。また、印刷ヘッド7の所定方向のヘッド幅Hwは、最大288ドット(36mm幅)の印刷が可能な288個のドット素子を配設するに十分な幅を有していて、テープ幅Tw=46mmのテープTにハーフカットで形成されたメインラベルLMは、幅方向(所定方向)36mm(288ドット)、そのうちの幅32mm(256ドット)が所定方向の実印刷範囲として定められている(図39(b)参照)。
【0391】
このため、テープ印刷装置1では、印刷ヘッド(複数(288個)のドット素子を所定方向(上下または左右の所定方向:ここでは、上下)に配設した印刷ヘッド)7の、256個のドット素子(複数のドット素子の一部)を使用して、例えば256ドット(印刷可能な所定方向の最大ドット数288より小さな所定方向のドット数)を有する印刷画像を、印刷ヘッド7およびテープ(印刷対象物)Tのうち、テープTを印刷ヘッド7に対して(少なくとも一方を他方に対して所定方向と直交する方向に)相対移動させながら、テープ(印刷対象物)Tに印刷する。
【0392】
そして、テープ印刷装置1では、印刷画像をテープ(印刷対象物)T上の例えばメインラベルLM用の半抜きラベルの領域(所定の印刷領域)に印刷するために、255個(複数)のドット素子の使用範囲を所定方向(上下または左右の所定方向)に移動させることにより、印刷画像の印刷位置をドット単位で調整するようにしている。
【0393】
この場合の印刷位置の調整のイメージを示すと、図37のようになる。同図に示すように、仮に印刷ヘッド7で印刷可能な所定方向の最大ドット数を11ドットとし、同図(a)に示すように、基準位置では、上側の2ドットと下側の2ドットを除く中央の7ドットによって印刷を行うとすると、印刷位置を1ドット上側に調整すれば、同図(b)に示すように、上側の1ドットと下側の3ドットを除く7ドットによって印刷を行うことになる。印刷位置を1ドット下側に調整する場合も同様であり、同図(c)に示すように、上側の3ドットと下側の1ドットを除く7ドットによって印刷を行うことになる。
【0394】
したがって、例えば図36(a)のように、実際の印刷位置が上側にずれているときには、ドットの使用範囲、すなわち印刷位置を下側に調整し、例えば同図(c)のように、実際の印刷位置が下側にずれているときには、印刷位置を上側に調整することにより、同図(b)のように、基準位置への印刷が可能になる。
【0395】
次に、印刷位置を調整した場合の印刷ヘッド7の各ドット素子への送信データの変化、すなわち、印刷位置調整が後述の方法により設定された場合の送信データの制御イメージについて、説明する。
【0396】
図38に示すように、仮に印刷ヘッド7で印刷可能な所定方向の最大ドット数を40ドットとし、同図(a)に示すように、基準位置では、上側の8ドットと下側の8ドットを除く中央の24ドットによって印刷を行うものとし、一例として、例えば全40ドットに対して(16進数で)[0055FFAA00]HEX(以下、16進数を[〜]HEX(ヘキサ)で示す)を送信する場合を考える。
【0397】
この場合、例えば、1ドット上側に調整したときには、[00ABFF5400]HEX(同図(b)参照)、2ドット上側に調整したときには、[0157FEA800]HEX(同図(c)参照)、3ドット上側に調整したときには、[02AFFD5000]HEX(同図(d)参照)、逆に、1ドット下側に調整したときには、[002AFF5500]HEX(同図(e)参照)のような送信データを、印刷ヘッド7に送信すれば良いことになる。
【0398】
次に、テープ印刷装置1における印刷位置の調整値の設定について説明する。図39に示すように、テープ印刷装置1では、所定方向に288ドットの印刷が可能な印刷ヘッド7を使用している。
【0399】
この288ドットのうち、印刷位置の調整も含めて使用しているドット(素子)は、上下6ドットずつの12ドットを除く中央の276ドットであり(同図(b)参照)、印刷位置の調整により、この276ドットのうちの、上側20ドットを除く256ドット(32mm相当:−10ドット)〜上下10ドットずつの20ドットを除く256ドット(32mm相当:±0ドットの基準位置)〜下側20ドットを除く256ドット(32mm相当:+10ドット)の範囲で、ドット単位で1ドットずつの21段階の位置が調整可能になっている。
【0400】
図40は、メインラベル選択時の印刷位置上下調整(メイン上下)において、同図(a)の±0の基準位置および同図(b)の+10(ドット)の調整位置における印刷データ(図示の■のマーク)の位置のイメージを示している。同様に、図41は、メインラベル選択時の印刷位置前後調整(メイン前後)の例を示していて、−15〜+15の31段階のドット単位の位置調整ができる。
【0401】
サイドラベルについても同様であり、図42は、サイドラベル選択時の印刷位置上下調整(サイド上下)の例を示していて、−10〜+10の21段階のドット単位の位置調整ができる。同様に、図43は、サイドラベル選択時の印刷位置前後調整(サイド前後)の例を示していて、−15〜+15の31段階のドット単位の位置調整ができる。
【0402】
これらの調整値を設定する場合、図44に示すように、ユーザは、基本入力モードの状態(G71)から、調節キー34DSを押すことにより、機能選択設定モード(図19参照)の「表示濃度設定」の画面を表示させることができる(G72)。この状態(G72)では、ユーザによりカーソル「↑」キー33Uまたはカーソル「←」キー33Lが押されると、警告点滅をして(S71)、所定時間後に元の状態に戻る(G72)。また、確定キー38が押されると、表示濃度調節機能の下位階層に遷移する(S72)が、ここでは、直接関係しないので、説明は省略する。この下位階層で削除キー35が押されると、元の状態に戻る(G72)。
【0403】
一方、「表示濃度設定」の画面表示の状態(G72)で、カーソル「↓」キー33Dまたはカーソル「→」キー33Rが押されると、「印刷位置設定」を表示する(G73)。この状態(G73)でカーソル「↑」キー33Uまたはカーソル「←」キー33Lが押されると、元の「表示濃度設定」の画面表示の状態に戻る(G72)。また、「印刷位置設定」の画面表示の状態(G73)で、カーソル「↓」キー33Dまたはカーソル「→」キー33Rが押されると、警告点滅をして(S71)、所定時間後に元の状態に戻る(G73)。
【0404】
また、この状態(G73)で、確定キー38が押されると、印刷位置調節機能の第1階層に遷移する(S73)。この第1階層で削除キー35が押されると、元の状態に戻る(G73)。
【0405】
図45に示すように、「印刷位置設定」の画面表示の状態(G73)で、ユーザにより確定キー38が押されると、印刷位置調節機能の第1階層に遷移し、まず、直近に行われた印刷位置設定において選択確定した候補(ここでは、仮に「メイン上下」とする)を表示する(G75)。
【0406】
その後は、カーソル「↓」キー33Dまたはカーソル「→」キー33Rが押される度に、「メイン上下」→「メイン前後」→「サイド上下」→「サイド前後」と表示を切り換え(G75〜G78)、「サイド前後」を表示した状態(G78)で、さらにカーソル「↓」キー33Dまたはカーソル「→」キー33Rが押されると、警告点滅をして(S80)、所定時間後に元の状態に戻る(G78)。
【0407】
また、「サイド前後」を表示した状態(G78)からは、カーソル「↑」キー33Uまたはカーソル「←」キー33Lが押される度に、「サイド前後」→「サイド上下」→「メイン前後」→「メイン上下」と表示を切り換え(G78〜G75)、「メイン上下」を表示した状態(G75)で、さらにカーソル「↑」キー33Uまたはカーソル「←」キー33Lが押されると、警告点滅をして(S79)、所定時間後に元の状態に戻る(G75)。
【0408】
また、「メイン上下」、「メイン前後」、「サイド上下」、「サイド前後」のいずれかを表示した状態(G75〜G78)で、確定キー38が押されると、それぞれの第2階層に遷移する(S75〜S78)。この第2階層で削除キー35が押されると、元の状態に戻る(G75〜G78)。以下では、これらを代表して、「サイド上下」を表示した状態(G77)で、確定キー38が押されて、その第2階層に遷移(S77)した例について説明する。
【0409】
図46に示すように、「サイド上下」を表示した状態(G77)で、確定キー38が押されると、まず、現状の設定が表示される。ここでは、一例として、初期状態である「サイド:±00」を表示する(G83)。
【0410】
この状態(G83)からは、カーソル「↑」キー33Uが押される度に、「サイド:↑01」、「サイド:↑02」、「サイド:↑03」、……、「サイド:↑10」の順に表示を切り換え(G82〜G81)、「サイド:↑10」を表示した状態(G81)で、さらにカーソル「↑」キー33Uが押されると、警告点滅をして(S81)、所定時間後に元の状態に戻る(G81)。
【0411】
また、「サイド:↑10」を表示した状態からは、カーソル「↓」キー33Dが押される度に、「サイド:↑09」、「サイド:↑08」、……、「サイド:↑02」、「サイド:↑01」、「サイド:±00」、「サイド:↓01」、「サイド:↓02」、……、「サイド:↓10」の順に表示を切り換え(G81〜G83〜G85)、「サイド:↓10」を表示した状態で、さらにカーソル「↓」キー33Dが押されると、警告点滅をして(S81)、所定時間後に元の状態に戻る(G81)。
【0412】
また、「サイド:↑10」〜「サイド:±00」〜「サイド:↓10」のいずれかを表示した状態(G81〜G83〜G85)で、確定キー38が押されると、その表示状態に従った値に印刷位置を設定し、基本入力モードに戻る(G86:図44のG71と同じ)。
【0413】
例えば「サイド:↑10」を選択表示された状態で確定キー38が押されれば、サイドラベル選択時の印刷位置上下調整(サイド上下)による印刷位置を「+10」(上側に10ドットずらす)に調整し、「サイド:±00」では初期状態のまま、「サイド:↓10」であれば、印刷位置を「−10」(下側に10ドットずらす)に調整する。
【0414】
すなわち、ユーザは、カーソル「↑」キー33Uやカーソル「↓」キー33Dの操作によりこれらを選択表示させて、確定キー38を押すことにより、上下に−10〜+10の21段階のドット単位の位置調整ができる。
【0415】
図45で前述の第1階層の状態で他の選択枝を選択すれば、他の印刷位置の調整も同様に行うことができる。例えば「サイド前後」(G78)で確定キー38が押されれば、「サイド前後」の第2階層に遷移する(S78)ので、ユーザは、図46に対応する第2階層において、「サイド:←15」(+15:前(左)側に15ドットずらす)〜「サイド:±00」〜「サイド:→15」(−15:後(右)側に15ドットずらす)の表示画面をカーソル「←」キー33Lやカーソル「→」キー33Rの操作により選択表示させて、確定キー38を押すことにより、前後(左右)に−15〜+15の31段階のドット単位の位置調整ができる。
【0416】
同様に、ユーザは、「メイン上下」(図45のG75)を選択して、メインラベル選択時の印刷位置を「メイン:↑10」(+10)〜「メイン:↓10」(−10)の上下に21段階のドット単位の位置調整ができ、「メイン前後」(G76)を選択して、「メイン:←15」(+15)〜「メイン:→15」(−15)の31段階のドット単位の位置調整ができる。
【0417】
上述のように調整された結果は、上下方向の位置調整であれば、図26で前述の上下方向印刷位置調整(S4821)において、(図38で前述と同様に)印刷ヘッド7への送信データの調整に使用され、前後方向の位置調整であれば、その後のサイドラベル有無検出&前後方向位置調整(S4822)において、図47で後述の印刷前テープ送り(S482223)の調整に使用される。
【0418】
上述のように、テープ印刷装置1では、印刷ヘッド7の所定(ここでは上下)方向に配設された複数(288個のうちの276個)のドット素子の一部(256ドット)を使用して、印刷可能な最大ドット数(276ドット)より小さな所定方向のドット数(256ドット)を有する印刷画像を、印刷ヘッドおよび印刷対象物を(印刷ヘッド7に対してテープTを)所定方向と直交する方向に相対移動させながら、印刷対象物(テープT)に印刷する。
【0419】
また、この場合、複数のドット素子の使用範囲(256ドット)を所定方向に移動させることにより、印刷画像の印刷位置をドット単位で調整するので、印刷画像を印刷対象物上の所定の印刷領域に印刷できる。なお、所定方向と直交する方向(ここでは前後(左右)方向)、すなわち相対移動方向の印刷位置の調整は、その相対移動の制御により印刷開始/終了位置を調整するなどの方法で可能である。
【0420】
また、上述の例では、所定の印刷領域が、印刷対象物(テープT)にハーフカットで形成された半抜きラベルの領域(メインラベルやサイドラベル)なので、その所定の印刷領域である半抜きラベルに印刷画像を印刷してその半抜きラベルを剥がすだけで、所望の印刷画像を印刷したラベルを作成できるが、これらのハーフカットで形成される半抜きラベルの位置にも(製造誤差等により)ばらつきがあるので、そのばらつきにより所定の印刷領域である半抜きラベルの領域がずれた場合にも、その領域に合わせて印刷位置の調整ができる。また、半抜きラベルとして複数種類が存在し、その種類毎に印刷位置を調整するので、半抜きラベルの種類に応じた印刷位置の調整ができる。
【0421】
また、この場合、印刷位置を所定の基準位置からのプラスマイナスのドット単位の値で指定するので、簡易に調整できる。なお、上述の例では、初期設定位置を基準位置としたが、予め定められた固定の位置ではなく、現状設定の印刷位置を基準位置として、その位置からのプラスマイナスのドット単位の値で指定するようにしても良い。
【0422】
また、図26で前述の例では、サイドラベル有無検出&前後方向印刷位置調整(S4822)の前に調整したが、前である必要はなく、印刷実行(S502)直前までに(例えば調整量をヘッドドライバ272に伝えるなどにより)調整すれば良い。
【0423】
また、上記の例では、印刷位置の位置調整結果を、印刷ヘッド7への送信データの調整に用いたが、印刷ヘッド7の複数(256ドット)のドット素子の使用範囲を調整するのと同様に、印刷画像内における有効な画像範囲の位置を調整することもできる。すなわち、印刷画像としては、印刷可能な最大ドット数の276ドット幅の印刷画像を作成し、その内の有効な(意味のある)256ドット幅の画像の位置を調整して、それ以外の部分は空白画像としておくこともできる。また、これでは、メモリ容量上、不適当な場合、直後に印刷する印刷範囲のみを順次作成しながら印刷することにより、使用するメモリ容量を節約しても良い。
【0424】
次に、電子機器としてみたテープ印刷装置1に適用されているアクセス対象物種別検出方法について説明する。まず、主に原理的な説明を行う。
【0425】
従来、この種のアクセス対象物種別検出方法およびその装置は、例えば電子機器である印章作成装置に適用されている。この場合、印章(スタンプ)の作成対象となる印章本体(アクセス対象物)に、その種別検出のための所定の判別パターンに対応する複数の凹部等が形成されていて、印章本体を印章作成装置のポケットに装着したときに、そのポケットの底に配設したリミットスイッチ等の接触式検出機構により、印章本体の複数の凹部等による判別パターンを検出して、その判別パターンにより装着された印章本体の種別を判別するようにしている。
【0426】
また、例えば電子機器であるテープ印刷装置では、印刷対象物となるテープ(アクセス対象物)をその種別に対応するテープカートリッジに収容して、テープ印刷装置のポケットに装着するが、テープカートリッジには、収容されたテープの種別検出のための、上記の印章本体と同様の所定の判別パターンに対応する複数の凹部等が形成されていて、テープカートリッジをテープ印刷装置のポケットに装着したときに、上記と同様の方法により、そのテープカートリッジの種別、すなわちそのテープカートリッジに収容されたテープの種別を検出できる。
【0427】
しかしながら、このような従来のアクセス対象物種別検出方法およびその装置では、例えば印章作成装置では、形状の異なる各種の印章本体(アクセス対象物)を装着したときに、その印章本体の種類によっては、リミットスイッチ等の機械的な検出機構による検出のための接触により、軽すぎて印章本体がポケットから浮いてしまったり、小型すぎて検出機構から外れてしまうなどの理由により、その種別が正常に検出できない場合があった。
【0428】
また、例えば小型・軽量の印章本体を印章作成対象として装着する場合、その印章作成対象となる印章面も小さいため、他の大きな印章本体に印章を作成する場合と比べて、その印章作成処理に精度を要する。すなわち、最も高精度を要する印章本体(アクセス対象物)を装着したときに、その種別を検出できなかったり、検出できたとしてもその検出にための接触により所定の装着位置からずれるなど、装着誤差が大きくなる不具合が生じる。
【0429】
この種の不具合は、例えばテープ印刷装置においても同様に発生する。すなわち、例えば印刷のための精度として最も高精度を要するテープ幅が小さいテープを、その幅にあったテープカートリッジに収容してポケットに装着すれば、そのテープカートリッジも小型のものになるので、軽すぎてポケットから浮いてしまったり、小型すぎて検出機構から外れてしまうなど、その種別が正常に検出できない場合や許容できる公差を超える装着誤差が発生する場合がある。かといって、テープ幅が小さいテープを大型のテープカートリッジに収容すれば、その収容誤差やそのテープを送出するときの送出誤差などの種々の誤差が大きくなる。
【0430】
そこで、テープ印刷装置1を、複数種類のアクセス対象物のいずれかを装着してその種別毎に異なるアクセスをする電子機器として見たとき、テープ印刷装置1では、複数種類のアクセス対象物のうちの所定の1種を定め、装着したアクセス対象物の種別を検出するとともに、所定の1種については、装着に関わる誤差を最小限にすることができるアクセス対象物種別検出方法を採用している。
【0431】
まず、上述の印象本体等のアクセス対象物やアクセス対象物であるテープを収容したテープカートリッジ等の対象物カートリッジに、種別判別のための最大k個(kは自然数)の凹部等を設ければ、各凹部の有無によりkビットの判別パターンを構成でき、それをリミットスイッチ等の機械的な検出機構で検出することにより、一般にm種類(m=2k )の判別ができる。ただし、通常は、このうちの1通りの判別パターンを未装着に割り当てるため、m−1種類の装着と未装着の計m通りの判別のために、kビットの判別パターンが用いられる。
【0432】
この場合、例えば検出等のための凹部等をk=3個設けたとすれば、k(=3)ビットのm=8(=23 )通りの判別パターン[0、0、0]、[0、0、1]、[0、1、0]、[0、1、1]、[1、0、0]、[1、0、1]、[1、1、0]、[1、1、1]のうちの1通りを未装着、他のm−1=7通りを7種類のアクセス対象物の種別に割り当てる。
【0433】
他のビット数でも同様に考えられ、例えばアクセス対象物が3(=m)種であれば、2(=k)ビットの[0、0]、[0、1]、[1、0]、[1、1]のうちの[0、0]を例えば未装着の判別パターン、[0、1]、[1、0]、[1、1]のそれぞれを3(=m)種のアクセス対象物の判別パターンとして割り当てる。
【0434】
この考え方を進めて、例えば上記の3ビットの場合に、未装着を特殊な1種と考えて[0、0、0]を割り当てれば、他の7種には[0、0、1]〜[1、1、1]を割り当てることができる。この考え方で、さらにアクセス対象物が4(=m)種類のみの場合を考えれば、未装着の[0、0、0]以外の7通りのパターン[0、0、1]〜[1、1、1]のうちのいずれか4つのパターンをその4種に割り当てることになる。
【0435】
これらの場合、検出された判別パターンからアクセス対象物の有無、すなわち装着されているか未装着かのみを検出するためには、例えばオール0か否かを検出すれば良い。これは例えばその判別パターンの3ビットの論理和が1か0か等を、論理回路やそれに相当する論理和演算のプログラム等で求めれば簡単に求められる。
【0436】
さらにアクセス対象物が4種以下の場合、アクセス対象物の有無の検出をより簡易に行うには、3ビットのうちのいずれかの所定のビットが、アクセス対象物の有無を示すように割り当てれば良い。例えば最初(所定)の1ビットが1の場合を装着として、[1、0、0]、[1、0、1]、[1、1、0]、[1、1、1]の4通りを4種のアクセス対象物の判別パターンとして割り当てれば、最初(所定)の1ビットが1か0かを検出するだけで、アクセス対象物の有無を検出できる。
【0437】
ただし、この場合、最初(所定)の1ビットでアクセス対象物の有無が判別されるため、[0、0、0]だけでなく、[0、0、1]、[0、1、0]、[0、1、1]も未装着と判別される。以下、このようなパターンをdon't careのビットを[−]で表現して、[0、−、−]のように表す。
【0438】
すなわち、上記の場合、未装着の判別パターン[0、−、−]の他、4種のアクセス対象物の判別パターンとして[1、0、0]、[1、0、1]、[1、1、0]、[1、1、1]の4通りが割り当てられることになる。
【0439】
また、例えばアクセス対象物が2(=m)種であれば、2(=k)ビットの判別パターンのうち、[0、−]を未装着の判別パターン、[1、0]、[1、1]のそれぞれを2種のアクセス対象物の判別パターンとして、所定のビットがアクセス対象物の有無を示すように割り当てられる。
【0440】
そして、実は、m(=2k )種類のアクセス対象物に対して判別パターンの割り当て方を考える場合、それらに加えて未装着を検出したいときには、上述のように、4(=22 )種+未装着に対して、未装着に[0、−、−]を、4種に[1、0、0]、[1、0、1]、[1、1、0]、[1、1、1]を割り当て、2(=21 )種+未装着に対して、未装着に[0、−]を、2種に[1、0]、[1、1]を割り当てることが、思考的に自然な割り当て方である。すなわち、「まず、アクセス対象物が装着されているか否か(未装着か)を判別し、装着されているときには、その種別を判別する」という自然な考え方に沿った割り当て方である。
【0441】
これらの場合、装着されているか否か(未装着か)の判別と種別判別とを[]で分けて表現すると、上記の4(=22 )種+未装着の場合では、未装着が[0][−、−]、4種が[1][0、0]、[1][0、1]、[1][1、0]、[1][1、1]に対応する。すなわち、所定の1ビットで、装着か未装着かが決着し、装着のときに他の2ビットの判別が有効となる。上記の2(=21 )種+未装着の場合も同様であり、未装着が[0][−]、2種が[1][0]、[1][1]に対応するので、所定の1ビットで、装着か未装着かが決着し、装着のときに他の1ビットの判別が有効となる。
【0442】
これに対し、テープ印刷装置1で採用しているアクセス対象物種別検出方法では、例えば上記の4(=22 )種+未装着に対して、未装着に[0、0、0]を、4種に[1、0、0]、[−、0、1]、[−、1、0]、[−、1、1]を割り当てる。上記と同様に、装着されているか否か(未装着か)の判別と種別判別とを[]で分けて表現すると、未装着が[0][0、0]、4種が[1][0、0]、[−][0、1]、[−][1、0]、[−][1、1]に対応する。
【0443】
すなわち、最初に、装着されているか否か(未装着か)の判別が決着する訳ではなく、装着されているのが、4種のうちの3種[−][0、1]、[−][1、0]、[−][1、1]か否か(その3種が装着されているか否か)が決着し、決着しない1種についてのみ、装着されているか否か(未装着か)を判別する所定の1ビットが有効になる。そして、この4種の種別判別では決着しない1種を所定の1種として定める。
【0444】
また、例えば上記の2(=21 )種+未装着に対しても同様であり、未装着に[0][0]、2種に[1][0]、[−][1]を割り当てる(対応させる)ので、2種のうちの1種[−][1]か否か(その1種が装着されているか否か)が決着し、決着しない1種についてのみ、装着されているか否か(未装着か)を判別する所定の1ビットが有効になる。そして、この2種の種別判別では決着しない1種を所定の1種として定める。
【0445】
また、上記の例えば4種判別のための2ビットや2種判別のための1ビットを、従来と同様のリミットスイッチ等の機械的かつ接触式の検出機構で検出するのに対して、装着されているか否か(未装着か)を判別する所定の1ビットを、非接触式の検出機構により検出する。
【0446】
以上をまとめると、テープ印刷装置1で採用しているアクセス対象物種別検出方法では、m(2k≧m>2k-1、ただし、kは自然数)種類のうちの所定の1種以外のm−1種類のアクセス対象物のいずれかがポケットに装着されたことおよびその種別を接触式検出機構により検出する一方、装着されたアクセス対象物の有無を非接触式検出機構により検出し、m−1種のアクセス対象物の装着が検出されなかった場合、非接触式検出機構によりアクセス対象物有りと検出されたときに、所定の1種のアクセス対象物が装着されたことを判別する。
【0447】
すなわち、テープ印刷装置1を、m(複数)種類のアクセス対象物のいずれかを装着してその種別毎に異なるアクセスをする電子機器として見たとき、テープ印刷装置1で採用しているアクセス対象物種別検出方法では、m種類のアクセス対象物のうちの所定の1種を定め、装着したアクセス対象物の種別を検出するとともに、所定の1種については、非接触の検出により、その装着に関わる誤差を最小限にすることができる。
【0448】
また、m−1種類のアクセス対象物の装着とその種別を検出する接触式検出機構を設けることにより、m種のアクセス対象物の装着とその種別を検出できるので、その接触式検出機構を小型にできるという利点もある。
【0449】
すなわち、m(=2k )種類のアクセス対象物の装着とその種別を検出するためには、未装着の1通りとm種類の種別判別のためのm通りとを加えたm+1(=2k +1)通りの判別を行うためにk+1ビットの判別パターンを検出できる接触式検出機構が必要となるが、このテープ印刷装置1で採用するアクセス対象物種別検出方法では、接触式検出機構として未装着の1通りとm−1種類の種別判別のためのm−1通りとを加えたm(=2k )通りの判別を行うため、kビットの判別パターンを検出できる接触式検出機構で良く、その接触式検出機構を小型にできる。なお、非接触式検出機構側も、最低限、単に装着されたアクセス対象物の有無を検出できればよいので、簡易な構成で実現できる。
【0450】
この点について、さらに考察する。この種のアクセス対象物種別検出方法を採用するには、すなわち、それを採用する電子機器においては、アクセス対象物のそれぞれに、接触式検出機構により検出される所定のkビットの判別パターンに対応する最大k個の凹部または穴部またはそれに相当する欠け部が形成され、所定の1種のアクセス対象物の凹部または穴部またはそれに相当する欠け部は、アクセス対象物が未装着のときに検出される判別パターンと同一の所定判別パターンを検出するように形成される。
【0451】
この場合、例えばアクセス対象物が印章(スタンプ)本体等の凹部または穴部またはそれに相当する欠け部を形成しやすいものの場合、すなわち、印章作成装置等の電子機器に適用する場合に適している。
【0452】
また、この場合、所定の1種のアクセス対象物の装着と未装着とが同一の判別パターンに対応している。このため、未装着のときの判別パターン、すなわち、未装着のため接触式検出機構による検出のための接触がないときの所定判別パターンに対応する凹部または穴部またはそれに相当する欠け部が、所定の1種のアクセス対象物に形成されていることになるので、検出のための接触によりポケットから浮くなどの装着に関わる誤差を最小限にすることができる。
【0453】
また、この場合、上記の所定判別パターンは、kビットがオール0の判別パターンであることが好ましい。すなわち、所定判別パターンは、kビットがオール0の判別パターンなので、検出される機会が最も多い未装着のイメージに最も合致し、かつ、数値処理上も楽なパターンとすることにより、検出処理効率が向上できるなどの利点がある。
【0454】
また、これらの場合、例えば接触式検出機構は、アクセス対象物の最大k個の凹部または穴部またはそれに相当する欠け部が形成される部位に突き当てることにより作動するk個の機械的なスイッチを有し、各スイッチの突き当てが各凹部または各穴部またはそれに相当する欠け部の存在により外れてしまう状態を判別パターンの各ビットの「0」、突き当たる状態を「1」に対応させる。
【0455】
この場合、k個のスイッチにより接触式検出機構として未装着の1通りとm−1種類の種別判別のためのm−1通りとを加えたm通りの判別を行うためのkビットの判別パターンを検出でき、m−1種類のアクセス対象物の装着とその種別を検出できる。また、この場合、所定の1種のアクセス対象物の凹部または穴部またはそれに相当する欠け部を、k個のスイッチが全て外れるような形状、すなわちk個のスイッチが非接触となるような形状とすることにより、未装着の場合と同一の判別パターンとすることができる。
【0456】
一方、前述のように、例えば電子機器であるテープ印刷装置では、一般的に、印刷対象物となるテープ(アクセス対象物)をその種別に対応するテープカートリッジに収容して、テープ印刷装置のポケットに装着する。
【0457】
そこで、この種の電子機器において、上述のようなアクセス対象物種別検出方法を採用するには、すなわち、それを採用する電子機器においては、アクセス対象物のそれぞれは、そのアクセス対象物に対応した対象物カートリッジに収容された状態でポケットに装着され、対象物カートリッジに、接触式検出機構により検出される所定のkビットの判別パターンに対応する最大k個の凹部または穴部またはそれに相当する欠け部が形成され、所定の1種のアクセス対象物を収容した対象物カートリッジの凹部または穴部またはそれに相当する欠け部は、アクセス対象物が未装着のときに検出される判別パターンと同一の所定判別パターンを検出するように形成される。
【0458】
この場合、例えばアクセス対象物がテープ等のように凹部または穴部またはそれに相当する欠け部を形成しにくいものの場合、すなわち、テープ印刷装置等の電子機器に適用する場合に適している。
【0459】
テープ印刷装置1では、前述のように、実際には、各種のテープT、すなわちサイドラベルLS作成用の4mm程度のテープ幅からケースラベルLMC作成用の52mm程度までの各種のテープT、および半抜きラベルを形成していないテープTなどを、それぞれ収容した各種のテープカートリッジ5が用意されているが、説明の都合上、理解を容易にするため、図4に図示の2種(メインラベルLM作成用とサイドラベルLS作成用が1種ずつ)のみ用意されているものとしているので、その延長線上で説明すると、上述した2(=21 )種+未装着の場合に相当する。
【0460】
すなわち、未装着に[0][0]、2種に[1][0]、[−][1]を割り当てるので、2種のうちの1種[−][1]か否か(その1種が装着されているか否か)が決着し、決着しない1種についてのみ、装着されているか否か(未装着か)を判別する所定の1ビットが有効になる。そして、この2種の種別判別では決着しない1種を所定の1種として定めている。
【0461】
具体的には、サイドラベルLS用のテープTを所定の1種として定めている。これは、サイドラベルLS用のテープTの方がテープ幅が狭くて(図4参照)テープカートリッジ5に対する収容誤差が生じ易く、また、そのテープカートリッジ5も薄いためにポケット6への装着誤差が生じ易いのに加え、その印刷領域(半抜きラベルの領域)が狭いために印刷位置の精度が要求されるからである。
【0462】
テープ印刷装置1では、図1等で前述しまた図49に示すように、ポケット6には、マイクロスイッチやリミットスイッチなどから構成されるテープ識別センサ141が設けられている。また、テープ排出口22の近傍には、フォトインタラプタなどの光検出(ここでは反射光を利用)によるテープ位置センサ143が設けられている。
【0463】
図48に示すように、下側から見た場合(テープ送出口56が右側になるように下側から見た場合)、同図(a)のメインラベルLM用のテープTを収容したテープカートリッジ5は、ポケット6に装着されたときに、テープ識別センサ141の機械的なスイッチ(上述のマイクロスイッチやリミットスイッチなど)が突き当たる形状に形成されている。一方、同図(b)のサイドラベルLS用のテープTを収容したテープカートリッジ5には、その機械的なスイッチに非接触となるように、その接触を避けるための凹部71が形成されている。
【0464】
このため、テープ識別センサ141は、図48(a)のメインラベルLM用のテープTを収容したテープカートリッジ5がポケット6に装着されたときには、その装着を検出するが、同図(b)のサイドラベルLS用のテープTを収容したテープカートリッジ5が装着されたときには、未装着と同じ状態を検出することになる。
【0465】
すなわち、光検出(非接触式)によるテープ位置センサ143(非接触検出機構)の検出結果のフラグビット(以下「サイドラベル検出フラグ」)と、機械的(接触式)のリミットスイッチ等によるテープ識別センサ141(接触式検出機構)の検出結果のフラグビット(以下「メインラベル検出フラグ」)とを並べて、[サイドラベル検出フラグ][メインラベル検出フラグ]のように表記すると、前述のように、未装着に[0][0]、2種のうちの1種(サイドラベルLS用)に[1][0]、他の1種(メインラベルLM用)に[−][1]が割り当てられていることになる。
【0466】
このため、2種のうちの1種(メインラベルLM用)、すなわち、メインラベルLM用のテープTを収容したテープカートリッジ5がポケット6に装着されたときには、その装着が検出されるので、テープ識別センサ141(接触式検出機構)の検出結果のみで決着がつき、決着しない場合、すなわち、未装着と同じ検出結果となったときには、テープ位置センサ143(非接触検出機構)の検出結果により、未装着かサイドラベルLS用のテープTを収容したテープカートリッジ5が装着されたのかを判別する。
【0467】
図26で前述のように、印刷データ作成処理(S481)では、まず、ディスクラベルまたはケースラベルが選択されたか否かを判別する(S4811)。ここで、例えば事前に、電源キー31により電源オンとなったとき、あるいは、蓋開閉センサ142により開閉蓋21の開閉が検出されたとき(すなわちテープカートリッジ5の交換の可能性があるとき)には、テープ識別センサ141によりメインラベルLM用のテープカートリッジ5が装着されているか否かが検出され、装着されているときには、メインラベル検出フラグがオン(=1)になっている(すなわち、すでに決着がついている)。
【0468】
このため、次に、メインラベルLM用のテープカートリッジ5が装着されているか否かを判別するとき(S4812)には、単にメインラベル検出フラグのオン/オフ(1/0)を調べる。
【0469】
また、その後、印刷画像作成処理(S4813)が終了し、印刷データ作成処理(S481)が終了すると、次に、ラベル位置合わせ処理(S482)を行う。このラベル位置合わせ処理(S482)では、まず、図46等で前述の印刷位置の設定に従った上下方向印刷位置調整が為され(S4821)、続いて、サイドラベル有無検出&前後方向印刷位置調整(S4822)が起動される。
【0470】
サイドラベル有無検出&前後方向印刷位置調整(S4822)では、図47に示すように、まず、サイドラベル有無検出処理(S48221)を行い、続いて、前後方向印刷位置調整処理(S48222)を行う。
【0471】
サイドラベル有無検出処理(S48221)では、まず、メインラベルカートリッジが装着されているか否か、すなわち、メインラベル検出フラグがオンになっているか否かを判別し(S482211)、メインラベル検出フラグがオンのとき(S482211:Yes)には、そのまま、サイドラベル有無検出処理(S48221)を終了して、前後方向印刷位置調整処理(S48222)に移行する。
【0472】
一方、メインラベル検出フラグがオフのとき(S482211:No)には、次に、すでにサイドラベルLS(用のテープカートリッジ)が検出されているか否か、すなわち、サイドラベル検出フラグがオンか否かを判別し(S482212)、オンのとき(S482212:Yes)には、同様に、そのまま、サイドラベル有無検出処理(S48221)を終了して、前後方向印刷位置調整処理(S48222)に移行する。
【0473】
また、サイドラベル検出フラグがオフのとき(S482212:No)には、次に、テープTが装着されているか否か、すなわち、テープ位置センサ143により(光センサ:フォトインタラプタなどによりテープ排出口22のテープTが存在すべき箇所に発光し、テープTからの反射光を受光することにより)テープTが有るか否かを検出して判別する(S482213)。
【0474】
テープT有りが検出されたとき(S482213:Yes)には、サイドラベルLS用のテープTを収容したテープカートリッジ5が装着されていると判別して、次に、サイドラベル検出フラグをオンにして(セットして)(S482216)、サイドラベル有無検出処理(S48221)を終了して、前後方向印刷位置調整処理(S48222)に移行する。
【0475】
一方、テープT有りが検出されなかったとき(S482213:Yes)には、最大13mまでのテープ送りをしつつ(S482214)、テープ位置センサ144によりテープTの検出を行い、途中でテープ有りが検出されたとき(S482215:Yes)には、サイドラベルLS用のテープTを収容したテープカートリッジ5が装着されていると判別して、サイドラベル検出フラグセット(S482216)後、サイドラベル有無検出処理(S48221)を終了して、前後方向印刷位置調整処理(S48222)に移行する。
【0476】
ここで、最大13mmまでのテープ送りを行うのは、テープカートリッジ5のテープ送出口56からほんの僅かしかテープTの先が出ていない状態でポケット6に装着されたときに、そのテープ送出口56からテープ位置センサ143によりそのテープTを検出可能となる位置まで、すなわちテープTをテープ送出口56からテープ排出口22まで送る距離(図1、図48、図49参照)が13mmに該当するからである。
【0477】
したがって、最大13mmのテープ送りを終了しても、まだテープT有りが検出できないとき(S482215:No)には、テープカートリッジ5が装着されていないと判別して、テープカートリッジ無し検出フラグをオン(セット)し(S482217)、次の前後方向印刷位置調整(S48222)においても、単にエラーフラグをセットして(S482224)、処理を終了する(48223)。
【0478】
一方、メインラベル検出フラグまたはサイドラベル検出フラグがセットされた状態で、前後方向印刷位置調整処理(S48222)に移行したときには、まず、テープ位置センサ143により、図4等で前述のテープ位置の基準穴THを検出する、すなわち基準穴THを検出するまで、テープ送りを行う(S482221)。
【0479】
基準穴Hが検出される(S482221)と、次に、規定の穴長か否かを判別し(S482222)、規定の穴長でないとき(S482222:No)には、エラーフラグをセットして(S482224)、処理を終了する(48223)。
【0480】
一方、規定の穴長であるとき(S482222:No)には、次に、図45等で前述の「メイン前後」(G76)や「サイド前後」(G78)を選択して設定されているときには、その設定値に従い、設定されていないときには、基準位置までの印刷前テープ送りを行ってから(S482223)、処理を終了する(S48223)。この印刷前テープ送り(S482223)と、本処理が終了してから行われる図26で前述の印刷中表示処理(S50)の印刷後テープ送り(S503)により、印刷位置の前後調整が為される。
【0481】
図26で前述のように、ラベル位置合わせ処理(S482)が終了すると、次に、検出が正常か否かの判定(S483)を行う。ここでは、図47のエラーフラグセット(S482224)により何らかのエラーがセットされていた場合(S483:No)、すなわち、テープカートリッジ5が装着されていなかったり、基準穴THの位置検出が正常でなかった場合(S483:No)等には、前述の装着されたテープカートリッジ5が選択したものと異なった場合(S4812:No)と同様に、ラベル交換その他のエラー報知(表示)を行うラベル交換表示処理(S49)後、基本入力モードに戻る(G51)。
【0482】
一方、図25等で前述のように、準備中表示処理(S48)が正常に終了したときには、次に、印刷中表示処理(S50)を行ってから印刷処理を終了し、基本入力モードに戻る(G51等)。
【0483】
なお、上述の例では、テープ種別センサ141により、アクセス対象物であるテープTの2種(m=2=21 、すなわちk=1)のうちの1(=m−1)種の(メインラベルLM用の)のテープT(のテープカートリッジ5)の装着を検出するために、1(=k)個の凹部の有無(k=1ビットの判別パターン)を検出したが、テープT(およびそれに対応するテープカートリッジ5)の種類が多い場合などには、それに合わせて、より多くの最大k個の凹部の形成によりkビットの判別パターンを検出することもできる。
【0484】
この場合、テープ位置センサ143により未装着(テープ無し:テープカートリッジ無し)と区別される所定の1種の(サイドラベルLS用の)テープTを含めて、最大2k 種類のテープTの装着とその種別を検出できる。また、凹部の代わりにその部分が凹部相当となるような形状、すなわち穴部や欠け部等を形成しても良い。
【0485】
なお、カートリッジに収容されない単片のテープが装着(挿入等)されるテープ印刷装置等においても、各テープに例えば種類毎に異なる判別パターンの穴部等を設けてそれを検出することができるが、その場合も、最も印刷精度を要するテープを所定の1種とすることで、その所定の1種の装着に関わる誤差を最小限にできる。
【0486】
上述のように、テープ印刷装置1で採用しているアクセス対象物種別検出方法では、アクセス対象物(テープT)のそれぞれは、そのアクセス対象物に対応した対象物カートリッジ(テープカートリッジ5)に収容された状態でポケット6に装着され、対象物カートリッジに、接触式検出機構(テープ種別センサ141)により検出される所定のkビットの判別パターンに対応する最大k個の凹部または穴部またはそれに相当する欠け部が形成されている。
【0487】
この場合、前述のアクセス対象物自体にkビットの判別パターンに対応する凹部または穴部またはそれに相当する欠け部を形成して種別を検出する場合と同様に、所定の1種のアクセス対象物を収容した対象物カートリッジの凹部または穴部またはそれに相当する欠け部は、アクセス対象物が未装着のときに検出される判別パターンと同一の所定判別パターンを検出するように形成される。
【0488】
このため、未装着のときの判別パターン、すなわち、未装着のため接触式検出機構による検出のための接触がないときの所定判別パターンに対応する凹部または穴部またはそれに相当する欠け部が、所定の1種のアクセス対象物に形成されることになるので、検出のための接触によりポケットから浮くなどの装着に関わる誤差を最小限にすることができる。
【0489】
また、テープ印刷装置1におけるアクセス対象物種別検出方法では、アクセス対象物(テープT)がそれに対応する対象物カートリッジ(テープカートリッジ5)に収容された状態で装着されたときに、その対象物カートリッジ(テープカートリッジ5のテープ送出口56)から収容されたアクセス対象物(テープT)を送出し、送出されたアクセス対象物が存在すべき位置(テープ排出口22の近傍)にアクセス対象物(テープT)が存在するか否かを(テープ位置センサ143により)検出する。
【0490】
すなわち、送出されたアクセス対象物を検出の対象とするので、対象物カートリッジに検出のためだけの特別な構成等を設けることなく、アクセス対象物の有無を検出できる。なお、一般的に、カートリッジに収容されて装着されるアクセス対象物にアクセスする電子機器では、アクセス対象物を送出する機構を備えている(テープ印刷装置1も例外ではない)ので、それを利用できる。
【0491】
また、上述の例では、前述のように、所定判別パターンは、kビットがオール0の判別パターンなので、検出される機会が最も多い未装着のイメージに最も合致し、かつ、数値処理上も楽なパターンとすることにより、検出処理効率が向上できるなどの利点がある。
【0492】
また、上述の例では、前述のように、接触式検出機構(テープ種別センサ141)は、最大k個の凹部または穴部またはそれに相当する欠け部が形成される部位に突き当てることにより作動するk(上述の例ではk=1)個の機械的なスイッチを有し、各スイッチの突き当てが各凹部または各穴部またはそれに相当する欠け部の存在により外れてしまう状態を判別パターンの各ビットの「0」、突き当たる状態を「1」に対応させている。
【0493】
この場合、k個のスイッチにより接触式検出機構として未装着の1通りとm−1種類の種別判別のためのm−1通りとを加えたm通りの判別を行うためのkビットの判別パターンを検出でき、m−1種類のアクセス対象物の装着とその種別を検出できる。また、この場合、所定の1種のアクセス対象物の凹部または穴部またはそれに相当する欠け部を、k個のスイッチが全て外れるような形状、すなわちk個のスイッチが非接触となるような形状とすることにより、未装着の場合と同一の判別パターンとすることができる。
【0494】
特に本実施形態では、テープ印刷装置1に適用している。従来なら、例えば最小幅のテープを装着する場合、それを収容するテープカートリッジを小型の(薄い)ものにすれば、接触式の検出機構により装着の有無やその種別を検出しようとすると軽すぎてポケットから浮いてしまったり小型すぎて検出機構から外れてしまうなどにより装着誤差が大きくなり易く、大型のものにすれば、テープをテープカートリッジに収容する際の収容誤差やテープを送出する際の送出誤差が大きくなり易くなる。また、テープ上にハーフカットで半抜きラベル等を形成して、その半抜きラベル上に印刷画像を印刷する場合に、その形成された半抜きラベルが小さいときには、大きな半抜きラベルに印刷するときと比べて、その印刷位置に精密さを要する。
【0495】
そこで、このテープ印刷装置1では、装着誤差、収容誤差、印刷誤差等の装着に関わる誤差を最小限にしたい種類のテープを所定の1種として定めて、接触式による他の種類の検出と分けることにより、所定の1種を非接触式で検出できる。なお、カートリッジに収容されない単片のテープが装着(挿入)されるテープ印刷装置等においても、各テープに例えば種類毎に異なる判別パターンの穴部等を設けてそれを検出することができるが、その場合も、最も印刷精度を要するテープを所定の1種とすることで、その所定の1種の装着に関わる誤差を最小限にできる。
【0496】
また、テープ印刷装置1では、テープTの送り制御におけるテープ位置検出を非接触で行うテープ位置検出機構(テープ位置センサ143)を、アクセス対象物であるテープTの有無の検出に利用できる。なお、テープ印刷装置1ばかりでなく、この種のテープ位置検出機構は、一般的なテープ印刷装置に常備されているので、特に新たな検出機構を付加せずに実現できる。
【0497】
また、テープ印刷装置1では、テープTには、テープ位置検出の基準となる基準穴THが所定間隔で形成され、非接触式検出機構(テープ位置センサ143)は、基準穴THを検出する検出機構なので、テープTの有無を検出した後、テープ有りのときには、基準穴THを検出することによりテープ位置検出ができる。また、この非接触式検出機構に光センサを有して、光によってアクセス対象物の有無を検出するので、問題なく非接触による検出ができる。
【0498】
また、本実施形態では、電子機器であるテープ印刷装置1がディスク(MD92)を収容したディスクカートリッジ(MDカートリッジ91)に貼り付けるラベルを作成するためのものであり、所定の1種(サイドラベルLS用)のアクセス対象物であるテープTには、ディスクカートリッジの側面に貼るサイドラベルがハーフカットで形成されている。
【0499】
一般に、ディスクカートリッジ5の側面は狭いため、必然的にサイドラベルLSは小さい必要があり、そのサイドラベルLSの領域に所望の文字列等の印刷画像を印刷するためには、種々の誤差を極力小さくする必要がある。このテープ印刷装置1で採用しているアクセス対象物種別検出方法では、アクセス対象物であるテープTのうちのサイドラベルLSがハーフカットで形成されたテープTを、所定の1種とすることにより、装着に関わる誤差を最小限にでき、その結果、サイドラベルLSへの印刷誤差(種々の誤差を総合した印刷誤差)を最小限にできる。
【0500】
次に、テープ印刷装置1における表示(報知、案内)関係について説明する。まず、データ処理装置(特に文字処理装置)としてみたテープ印刷装置1に適用されている処理形態報知方法について説明する。
【0501】
例えばデータとして文字(数字、記号、簡易図形等を含むキャラクタと同じ意味で使用する)を処理するデータ処理装置、すなわち、文字処理装置を例に挙げると、従来から、大きな表示画面を有するワープロ等の文字処理装置においては、1以上の文字(データ)を有する文字列(データ群)に対して設定可能な処理形態のうちのどの処理形態を、今着目している文字列に対して設定したかは、表示画面上で確認できる。
【0502】
すなわち、例えば、拡大縮小(伸長、短縮、拡大、縮小等)、文字修飾(アンダーライン、取消ライン、文字囲、網掛け、強調、斜体、白抜き(中抜き)、影文字、反転、回転等)、編集機能設定(枠飾り、自動改行、自動改頁、自動改段落、行番号表示、情報番号表示等)、書体(フォント)設定などの複数種類の設定可能な処理形態のうち、着目している文字列に複数の処理形態を設定したとしても、ワープロ等では、表示画面が大きいので、その処理後の状態を表示画面上で直接確認できる。
【0503】
一方、同種のデータ処理装置であってもテープ印刷装置や印章作成装置等の比較的小型の文字処理装置においては、その表示画面も小型のため、個々の文字や文字列に設定された処理形態を表示画面上で直接確認するのは困難である。このため、小型の表示画面しか持たないこの種のデータ処理装置(文字処理装置)では、例えば各処理形態に対応するインジケータを設け、ユーザが着目している文字をカーソル等で指定したときに、その文字に設定されている処理形態に対応するインジケータが点灯することにより、個々の文字や文字列に設定された処理形態を確認できるようにしている。
【0504】
しかしながら、このような小型の表示画面しか持たないデータ処理装置においても、設定されている処理形態を全て同時に一括して確認したい場合もある。また、その一方では、処理対象となる複数のデータ群が複数の処理グループに分類され、各処理グループに含まれる各データ群に対して、その分類された処理グループの単位で一括して任意の処理形態を設定可能なデータ処理装置もある。
【0505】
そして、テープ印刷装置1は、処理対象となる複数のデータ群が複数の処理グループに分類され、各処理グループに含まれる各データ群に対して、その分類された処理グループの単位で一括して任意の処理形態を設定可能なデータ処理装置に該当する。このため、テープ印刷装置1では、その処理グループ単位で設定された処理形態を一括して確認できるようにしている。
【0506】
まず、図9で前述のように、ディスプレイ4は、LCD等から成る表示画面41内に、18個のインジケータを点灯可能なインジケータ表示部4iと、(横)72ドット×(縦)16ドットのドットマトリクスから成るキャラクタ表示部4cと、を有している。
【0507】
そして、インジケータ表示部4iは、タイトルや曲名の文字データを印刷するための各種モードや状態(処理形態)を、その点灯状態により示すものであり、図10に示す上段の8個のインジケータ4i00〜4i07はタイトル名(ディスク名に相当)に関するもの、下段の8個のインジケータ4i10〜4i17は曲名に関するものである。すなわち、上段の横方向に並ぶインジケータの列はタイトル名関係の処理形態を示し、上段の横方向に並ぶインジケータの列は曲名関係の処理形態を示している。
【0508】
一方、例えば図29で前述の例では、基本入力モードにおいて曲名を表示した状態(G61)で、「折り返しフォーム設定」を行うことにより、曲名について折り返し有りや折り返し無しの設定ができることについて説明した。そして、この場合、基本入力モードにおいて、曲折返有りが設定されている状態(G61)では、図10の「曲」の横の列、すなわち下段のインジケータ4i10〜4i17のうち、上方に「行折返」の縦の列との交点となるインジケータ4i11が点灯することにより、「曲折返」が設定されていることを示し、曲折返無しが設定されている状態(G64)では消灯する。
【0509】
また、基本入力モードにおいてタイトル名を表示した状態で、同様の操作をすることにより、タイトル名について折り返し有りや折り返し無しが設定できることも説明した。すなわち、テープ印刷装置1では、曲に関する行折返(処理形態)とタイトル名に関する行折返(処理形態)とを個別に設定できる。
【0510】
また、行折返ばかりでなく、図10に示すインジケータ表示部4iに並ぶ各種処理形態、すなわち、枠、行折返、縮、伸、白抜き、斜体、明朝体、ゴシック体等を曲名の行とタイトルの行に関して個別に設定できる。図19に示す基本入力モードから機能選択設定モードに遷移するための各機能キーのうち、図29で前述の「行折返」はフォームキー34FSの操作によるものであったが、「枠」は枠キー34CSを操作した後、その下位階層で枠番号を指定することにより、他の文字装飾は、装飾キー34を操作した後、下位階層でそれぞれを選択指定することにより、設定できる。
【0511】
そして、これらの処理形態の設定内容は、RAM240の各種レジスタ群241の処理形態(内部状態設定)レジスタに、図50および図51に示すフォーマットで記憶される。
【0512】
すなわち、両図に示すように、ビットb31〜b30のカートリッジ情報は、図51(a)に示す状態を、ビットb29〜b28の折返し情報のうち、ビットb29はタイトル行、ビットb28は曲名行について、それぞれ同図(b)に示す状態を、ビットb27〜b26の印刷面数情報は、同図(c)に示す状態を記憶する。ビットb23〜b16の枠情報は、0〜255までの数値を表し、数値が0のときは枠無し、1〜255のときは枠番号を示す。
【0513】
ビットb12〜b08およびビットb04〜b00は、それぞれタイトル行および曲名行の文字飾り情報(「書体」、「伸ばす」、「縮める」、「白抜」、「斜体」)を示し、「書体」では、0が明朝体、1がゴシック体を示し、他はそれぞれ1のときに各指定がされたことを示す。
【0514】
上述のように、テープ印刷装置1は、処理対象となる複数のデータ群(文字列)が複数の処理グループ(タイトル名関係および曲名関係)に分類され、各処理グループに含まれる各データ群に対して、その分類された処理グループの単位で一括して任意の処理形態を設定可能なデータ処理装置に該当する。
【0515】
そして、テープ印刷装置1で採用している処理形態報知方法では、複数の処理グループ(タイトル名関係および曲名関係)のそれぞれに対応する複数の行(例えば図9および図10のインジケータ表示部4iの上段および下段の各行)および設定可能な複数の処理形態(枠、行折返、等)のそれぞれに対応する複数の列を有してマトリクス状に配設された複数のインジケータ(インジケータ表示部4i)のうち、マトリクス上の任意の1の処理グループ(例えば曲名関係)に対応する行(下段)と任意の1の処理形態(例えば行折返)に対応する列(左から2列目)との交点に位置するインジケータ(インジケータ4i11)により、任意の1の処理グループに任意の1の処理形態が設定されているか否か(曲折返が設定されているか否か)を報知する。
【0516】
この結果、ユーザは、マトリクス状に配設した複数のインジケータ(インジケータ表示部4i)により、各処理グループに設定された処理形態を一括して確認できる。
【0517】
なお、上述の例では、文字装飾(文字修飾)として、「白抜」(白抜き)や「斜体」等を挙げたが、アンダーライン、取消ライン、文字囲、網掛け、強調、影文字、反転および回転その他の一般的な文字修飾を採用できる。そして、これらの文字修飾形態をインジケータで報知する処理形態に含めれば、ユーザは、マトリクス状に配設した複数のインジケータにより、各処理グループに設定された文字修飾形態を一括して確認できる。
【0518】
また、上述の例では、文字の拡大縮小として、「伸ばす」(伸長)や「縮める」(短縮)等を挙げたが、その他、通常の拡大や縮小等を含ませることもでき、これらの拡大縮小形態をインジケータで報知する処理形態に含めれば、ユーザは、マトリクス状に配設した複数のインジケータにより、各処理グループに設定された拡大縮小形態を一括して確認できる。
【0519】
また、上述の例では、文字の編集機能設定として「枠」(枠飾り)や「行折返」(自動改行)等を挙げたが、自動改頁、自動改段落、行番号表示および情報番号表示その他の一般的な編集機能も採用できる。そして、これらの編集機能設定形態をインジケータで報知する処理形態に含めれば、ユーザは、マトリクス状に配設した複数のインジケータにより、各処理グループに設定された編集機能設定形態を一括して確認できる。
【0520】
また、上述の例では、書体設定として明朝体やゴシック体を挙げたが、これらの書体設定形態をインジケータで報知する処理形態に含めることにより、ユーザは、マトリクス状に配設した複数のインジケータにより、各処理グループに設定された編集機能設定形態を一括して確認できる。
【0521】
テープ印刷装置1における表示(報知、案内)関係として、次に、テープ印刷装置1に適用されている文字情報表示方法について説明する。
【0522】
一般に、文字情報を編集する編集装置やそれを印刷する印刷装置等の装置は、その文字情報の入力、編集、それらの確認等のための表示画面を有する文字情報表示装置を備えている。この場合、文字情報は、その文字情報に対応するテキストコードデータ(文字コード)で入力・編集され、所定のフォントに基づいて表示画像として作成され、その表示画像が表示画面に表示される。この種の装置としては、ワープロソフト等を搭載したパソコンやその専用装置(いわゆるワープロ)等がある。
【0523】
ところで、パソコンには、ワープロソフトの他、プログラム等のコードを含むテキストコードデータを編集するための専用ソフト(いわゆるエディタ)を搭載でき、エディタは、編集の便宜のために行番号等を付加して表示する機能等を有している。また、エディタやワープロには、表示が1行になるか(例えば自動改行により)複数行になるかに拘わらず、ユーザが意識的に(例えば任意改行により)区切り(コード)を付加(入力)するまでの一連の文字列に対して1つの番号(文字列番号)を付与し、区切り(コード)を入力する度に、その文字列番号を更新する機能を有するものもある。
【0524】
これらの場合、1行または一連の文字列(1つの文字情報)に付加された行番号や文字列番号などの情報番号は、編集等するための表示画面上、通常、各文字情報の前に、例えば「1」、「2」、……等のように表示され、ユーザは、これらの情報番号を参照しながら、文字情報の入力・編集等を行うことができる。
【0525】
しかしながら、同種の装置であってもテープ印刷装置や印章作成装置等の比較的小型の装置においては、その表示画面も小型のため、情報番号とそれに対応する文字情報との間に十分な間隔を設けることができず、見にくい表示となる。これは特に文字情報側に数字が含まれる場合に顕著となる。例えば情報番号「1」の文字情報が文字列「1A2B3C……」のような場合、「11A2B3C……」となって情報番号と文字情報との判別が困難になる。
【0526】
かといって、無理に十分な間隔を設けたり、または「.」等の区切りを入れて例えば「1.」等のように表示しても、見やすさはさほど向上せず、肝心の文字情報に配分する領域が少なく(表示効率が悪く)なり、編集等に支障を生じる要因となる。これは特に情報番号の桁数が増えた場合に顕著となる。例えば情報番号が1桁の「1.」より2桁の「10.」の方が文字情報の領域が1文字分減ってしまう。
【0527】
これに対処するために全角2桁の「10.」を半角2桁の「10.」として、例えば「10.1A2B3C……」を「10.1A2B3C……」としても、見やすさはさほど向上しない。また、文字情報側にも半角が可能な場合、例えば文字列「10A2B3C……」が情報番号「10.」の後に並べて表示されれば、「10.10A2B3C……」となり、半角にすることが、情報番号と文字情報との判別が困難である等の問題の解決策とはならない。
【0528】
そこで、テープ印刷装置1では、小型の表示画面であっても、表示された情報番号とそれに対応する文字情報とを容易に判別でき、かつ、その表示効率を向上できる文字情報表示方法を採用している。以下、具体的に説明する。
【0529】
まず、テープ印刷装置1において処理する文字コードデータ(テキストデータ)は、図52に示すようなフォーマットに従って構成されている。
【0530】
すなわち、同図に示すように、1行または一連の複数行の文字列を1つの文字情報としたとき、1つの文字情報は、基本的に、情報番号(ここでは曲番号)等を規定した行頭データとそれに続き1行または一連の複数行の文字列を構成する各文字の文字コードデータを有している。
【0531】
1文字は、2バイト構成であり、行頭データや終了データ(以下「EOD」)も同様の2バイト構成により、それぞれ1文字として扱う。この文字コードデータの領域としては、最大1800文字分の領域を確保している。「EOD」はテキストデータ全体の終了を示すデータであり、図示上の「NULL」はデータ無し部分である。
【0532】
図53(a)に示すように、各文字(1文字)の先頭の4ビットはデータ識別のためのコードを示していて、16進数で[7]HEX、すなわち2進数の[0111]は編集情報であることを示し、それ以外は文字データであることを示している。
【0533】
1つの文字情報の先頭になる行頭データは、図53(b)に示すように、前の1バイトにより編集情報の行頭データであることを示し、後の1バイトには、情報番号となる曲番号を示している。曲番号(情報番号)は、図示のように、ビットb07〜b00の8ビットで0〜255の数値で表され、数値として「0」のときは、タイトル行を示し、「1」〜「255」のときに、その数値が曲番号(すなわち情報番号)を示している。なお、「EOD」は単に固定値(データ)で良い(図53(c)参照)。
【0534】
一方、これらの文字情報を表示するディスプレイ4は、図9で前述のように、インジケータ表示部4iとキャラクタ表示部4cとを有し、キャラクタ表示部4cは、図11で前述のように、基本的な2つの表示形式の管理単位を有し、その1つが、同図(a)に示す半角/全角表示であり、この場合、座標CEおよびCFで示される左端の2つの8ドット×8ドットのドットマトリクスから成るサブ表示部と、座標C0〜C7で示される8つの8ドット×16ドットのドットマトリクスから成る主表示部とに分けて管理される。
【0535】
そして、例えば図21等で前述のように、上述した文字情報のうち、曲番号(情報番号)は、サブ表示部に表示され、タイトル名や曲名その他の一般的な文字データは、主表示部に表示される(例えばG11)。そして、この場合、曲番号(情報番号)は、サブ表示部に、各桁がそれぞれ座標CEおよびCFで示される左端の2つの8ドット×8ドットのドットマトリクス(以下「桁表示部」)にそれぞれ表示される。すなわち、サブ表示部に図示上の縦方向に、言い替えれば主表示部に表示される曲名等の並び(横)とは直交する方向に、曲番号(情報番号)が表示される。
【0536】
上述のように、テープ印刷装置1で採用している文字情報表示方法では、任意の文字情報(例えば曲名)の少なくとも一部を表示可能な文字情報表示部(主表示部)および任意の情報番号(曲番号)を表示可能な情報番号表示部(サブ表示部)を有する表示画面41に、任意の文字情報(曲名)の少なくとも一部とそれに対応する情報番号(曲番号)とを同時に表示する。
【0537】
そして、この場合、情報番号表示部(サブ表示部)は、文字情報表示部(主表示部)に表示された文字情報(曲名)の文字列の各文字が並ぶ方向を第1方向(図示上の横方向)としたときに、その第1方向と直交する第2方向(図示上の縦方向)に並んだ複数個の桁表示部を有し、情報番号(曲番号)を桁表示部の個数に一致する桁数で表現するとともに、各桁表示部に情報番号(曲番号)の各桁を表示する。
【0538】
すなわち、文字情報表示部(主表示部)に表示される文字情報(曲名等)の各文字の並び方向(第1方向)と情報番号表示部(サブ表示部)に表示される情報番号の各桁の並び方向(第2方向)とが直交する関係にあるので、たとえ小型の表示画面であっても、また、たとえ情報番号とそれに対応する文字情報が隣接して表示されても、表示された情報番号(曲番号)とそれに対応する文字情報(曲名)とを容易に判別できる。なお、この場合、情報番号は第2方向(文字情報の文字列の並びと直交する方向)に横書きで配置しても縦書きで配置しても良い。
【0539】
また、前述の図11等でも明らかなように、情報番号表示部(サブ表示部)の第2方向(図示上の縦)のサイズが、文字情報表示部(主表示部)の第2方向のサイズと一致し、情報番号表示部(サブ表示部)の第1方向(図示上の横)のサイズが、文字情報表示部(主表示部)において全角の1文字を表示するための第1方向のサイズと同一または半分(前述の例では半分)のサイズである。すなわち、情報番号表示部の面積は、文字情報表示部において全角の1文字を行数分だけ縦に並べて表示するのに必要な面積と同一または半分となり、文字情報表示部が1行表示のものであれば、全角の1文字分または半文字分となる。
【0540】
この場合、情報番号表示部に表示するのは数字なので、小さくして第2方向に複数個並べて表示しても判別し易く、例えば全角の1文字分や半文字分の面積(領域)に複数桁の数字を並べて表示すれば、表示面積を縮小でき、表示効率を向上できる。また、情報番号表示部の面積が小さいので、同じ面積の表示画面であれば、その分、文字情報表示部を大きくできる。
【0541】
また、情報番号表示部の第2方向のサイズが、文字情報表示部の第2方向のサイズと一致しているので、隣接して配置しやすい。すなわち、表示画面全体の面積を縮小でき、小型の表示画面しか持たない文字処理装置にも適用できる。したがって、テープ印刷装置1で採用している文字情報表示方法では、小型の表示画面しか持たない文字処理装置であっても、情報番号(曲番号)とそれに対応する文字情報(曲名)とを容易に判別でき、かつ、その表示効率を向上できる
【0542】
また、この場合、情報番号表示部(サブ表示部)と文字情報表示部(主表示部)とを隣接して配設することにより、情報番号(曲番号)と文字情報(曲名)とを対応させて見やすく、また、隣接により、それらを有する表示画面全体の面積を縮小でき、小型の表示画面しか持たない文字処理装置にも適用し易い。
【0543】
また、具体的に前述の例では、桁表示部(図11の座標CEやCF)の第2方向(図示上の縦)のサイズ(16ドット)が、文字情報表示部(主表示部)において全角の1文字を表示するための第2方向(図示上の縦)のサイズの半分なので、文字情報表示部(主表示部)が1行表示(前述の図11や図12の例では1行表示)のものであれば2桁、2行表示のものであれば4桁の表示ができる。すなわち、文字情報表示の1行当たり、第2方向に2桁の表示ができ、密度が2倍の情報番号の表示ができて、表示効率が高いばかりでなく、第1方向と直交する第2方向に並ぶので、文字情報と容易に判別できる。
【0544】
また、文字情報表示部(主表示部)に表示する文字情報に、情報番号に対応しない文字情報(タイトル名)が含まれ、その文字情報を任意の文字情報として表示するときに、その旨を示す所定の記号または図形(図20等で前述のDのマーク)を、情報番号の代わりに情報番号表示部(サブ表示部)に表示する(図20(c)参照)ので、ユーザは、その記号または図形を見ることにより、その旨(タイトル名またはディスク名である旨)を容易に把握することができる。この場合、例えばディスク名を連想させるために「D」を形どった記号等が好ましい。
【0545】
テープ印刷装置1における表示(報知、案内)関係として、次に、文字処理装置としてみたテープ印刷装置1に適用されている操作案内方法について説明する。
【0546】
前述のように、一般に、文字情報を編集する編集装置やそれを印刷する印刷装置等の文字処理装置(例えばワープロ等)は、その文字情報の入力、編集、それらの確認等のための表示画面を有する文字情報表示装置を備えている。
【0547】
ワープロ等では、ユーザは種々の(編集や印刷等のための)機能やモードを設定する際に、例えばエスケープキー等の機能キーを押すことにより、それを選択するための選択画面を表示画面上に表示させる。その選択画面には、選択可能な複数の選択枝が表示され、そのうちの選択したい機能等をカーソル等で指定してリターン(改行・選択・確定)キーを押したり、マウス等によりクリック指定したりして選択する。また、表示画面内の周囲近傍に各種の操作用アイコンを用意してそれをクリックする(例えば右クリックで複数の選択枝を表示させ、左クリックで選択確定する)などにより、より直接的に機能の選択操作や文字情報の編集操作などが行えるものもある。
【0548】
また、各編集操作時にその操作方法を忘れた場合でも、ヘルプ機能(ヘルプキーを押してヘルプ機能を起動させること等)により、編集機能やその操作を説明する編集操作説明(案内)画面を表示させて、操作内容の理解・確認ができる。また、同様な操作案内画面として、ユーザがどのような操作内容を知りたいかなどを検索キーワード等で入力可能な検索入力画面を表示できるものもある。
【0549】
上述のように、大きな表示画面を有するワープロ等の文字処理装置では、その大きな表示画面上に、複数の選択枝を表示して各種選択操作を案内する選択画面(選択操作案内画面)、編集機能およびその編集操作の内容を説明(案内)する編集操作説明画面(編集操作案内画面:操作用アイコン等も図柄などでその操作内容を示す同種の画面と考えられる)などの操作案内画面を表示でき、ユーザは、操作内容を表示画面上で明確に把握できる。すなわち、その操作案内画面の表示を参照して、各種の選択・編集等の操作を行うことができる。
【0550】
しかしながら、同種の文字処理装置であってもテープ印刷装置や印章作成装置等の比較的小型の文字処理装置においては、その表示画面も小型のため、上述のような選択操作や編集操作等の各種操作内容を案内する操作案内画面を表示するのは、困難である。
【0551】
また、その一方では、この種の文字処理装置には、その表示画面が小型ながらも、その表示画面内に文字情報の行番号や文字列番号等の情報番号を表示するための情報番号表示部を有するものがある。しかし、この情報番号表示部は、情報番号と対応する文字情報を表示する場合以外に活用されていない。
【0552】
そこで、テープ印刷装置1では、表示画面内に文字情報を表示するための文字情報表示部とその文字情報に対応する情報番号を表示するための情報番号表示部を有する文字処理装置でありながらも、表示画面が小型であっても、選択操作や編集操作等の各種操作内容を案内できる操作案内方法を採用している。以下、具体的に説明する。
【0553】
まず、図9等で前述のように、ディスプレイ4は、インジケータ表示部4iとキャラクタ表示部4cとを有し、キャラクタ表示部4cは、図11(a)に示す半角/全角表示において、座標CEおよびCFで示される左端の2つの8ドット×8ドットのドットマトリクスから成るサブ表示部と、座標C0〜C7で示される8つの8ドット×16ドットのドットマトリクスから成る主表示部とに分けて管理され、図21等で前述のように、曲番号(情報番号)等をサブ表示部に表示し、タイトル名や曲名その他の一般的な文字データを主表示部に表示する(例えばG11)。
【0554】
すなわち、まず、テープ印刷装置1は、表示画面(ディスプレイ4の表示画面41)内に文字情報(曲名)を表示するための文字情報表示部(主表示部)とその文字情報に対応する情報番号(曲番)を表示するための情報番号表示部(サブ表示部)を有する文字処理装置である。
【0555】
また、テープ印刷装置1では、例えば、図22〜図23で前述の読込処理において、「漢字コード」か「英数コード」を選択する選択枝の画面表示(G27〜G28)、また、図24で前述の印刷処理において、印刷して作成するラベルの種類を選択する選択枝の画面表示(G42〜G44)、また、図44で前述の機能選択設定モードにおける調整対象の選択枝の画面表示(G72〜G73)、その下位階層(第1階層)として図45で前述の印刷位置の調整対象の選択枝の画面表示(G75〜G78)、さらにその下位階層(第2階層)の印刷位置の調整値の選択枝の画面表示(G81〜G85)など、選択のためのカーソル操作をユーザに促す(案内する)状態では、その操作を案内する操作案内文字、すなわちカーソル「↑」キー33Uまたはカーソル「↓」キー33Dによる操作方向を示す上下両方向の矢印記号を、サブ表示部に表示する。
【0556】
すなわち、テープ印刷装置1で採用している操作案内方法では、次の操作(例えば選択操作)を案内する場合に、操作対象となる操作対象文字情報を(選択操作における複数の選択枝のうちのいずれか1に対応する文字情報を操作対象文字情報として)文字情報表示部(主表示部)に表示するとともに、次の操作の候補のうちの少なくとも1以上を示す操作案内文字(所定方向へのカーソル操作を示すカーソル操作案内文字:矢印記号)を情報番号表示部(サブ表示部)に表示する。
【0557】
このため、ユーザは、操作内容を表示画面上で明確に把握でき、情報番号表示部に表示された操作案内文字を参照して、次の各種の選択・編集等の操作を行うことができる。したがって、テープ印刷装置1では、この操作案内方法の採用により、選択操作等の各種操作内容をユーザに案内できる。
【0558】
上述の各例では、選択操作に対する操作案内について紹介したが、テープ印刷装置1では、文字変換等の編集操作等においても、上記の操作案内方法を採用している。
【0559】
図54に示すように、基本入力モードで「新しいこうかい」の最初の「い」の右端(「こ」の左)にカーソルKがある状態(G96:後述の図55を参照)で、ユーザにより変換モードキー37FSが押されると、かな漢字変換モードに遷移し、変換対象の最初の文字として「こ」が指定される(G97)ので、ユーザは、この状態(G97)から、カーソル「→」キー33Rを操作して、変換対象範囲(または最終文字の位置と考えても良い)を指定できる。サブ表示部の右向き矢印記号(「→」)は、このことを案内している。
【0560】
その案内に従って、ユーザがカーソル「→」キー33Rを押すと、指定範囲が「こう」と広がるので、さらに2回押すと、指定の変換対象範囲が「こうかい」となる。すなわち、ユーザのカーソル操作(カーソル「→」キー33R×3回)により「こうかい」の範囲が変換対象範囲として指定される(G98)。
【0561】
この状態(G98)では、さらにカーソル「→」キー33Rを操作することにより、変換対象範囲を広げることができる。このため、サブ表示部にはその操作を案内する操作案内文字(カーソル操作案内文字:矢印記号「→」)が表示されているが、この状態(G98)からは、逆に、カーソル「←」キー33Lを押すことにより、指定範囲を狭めることもできるので、操作案内文字として左右両方向の矢印記号を表示させるようにしても良い。また、もともと漢字の部分がある場合に、カーソル「→」キー33Rを操作して漢字の部分にぶつかったときに、操作案内文字の矢印記号を消したり、他の(例えばエラーを意味する)記号等を表示することもできる。
【0562】
一方、この状態(G98)で、ユーザは、変換キー37を押すことにより、変換対象範囲を確定させて文字変換の操作に移行することができる。すなわち、ユーザにより変換キー37が押されると、次に、最初の変換候補文字となる漢字「後悔」を表示する(G99)。
【0563】
ユーザは、この状態(G99)から、変換キー37またはカーソル「→」キー33Rを操作して、順次異なる変換候補文字(変換候補の漢字)を表示させることができる。サブ表示部の右向き矢印記号(「→」)は、このことを案内している。
【0564】
その案内に従って、ユーザがカーソル「→」キー33Rを押すと、例えば2番目の候補として「公開」が表示される(G100)ので、それで良い場合には、確定キー38を押すことにより、変換後の文字を「公開」に確定させることができる。変換後の文字が確定すると、基本入力モードに戻り、最初の「新しいこうかい」を表示した状態(G96)から「新しい公開」に変換された状態(G101)になる。
【0565】
なお、ユーザは、変換対象範囲を変化させるとき(G98等)と同様に、「公開」が表示された状態(G100)から、確定キー38を押さずに、さらにカーソル「→」キー33Rを押すことにより、3番目の候補から順に、例えば「更改」→「航海」→「公海」→「降灰」→「狡獪」などを表示させることができ、また、逆に、カーソル「←」キー33Lを押すことにより、逆の順に候補を表示させることもできるので、この場合も、操作案内文字として左右両方向の矢印記号を表示させるようにしても良い。
【0566】
上述のように、文字処理装置としてみたテープ印刷装置1で採用している操作案内方法は、表示画面41内に文字情報(曲名等)を表示可能な文字情報表示部(主表示部)とその文字情報に対応する情報番号(曲番)を表示可能な情報番号表示部(サブ表示部)を有する文字処理装置(テープ印刷装置1)に適用され、次の操作を案内する場合に、操作対象となる操作対象文字情報を文字情報表示部に表示するとともに、次の操作の候補のうちの少なくとも1以上を示す操作案内文字を情報番号表示部に表示する。
【0567】
このため、ユーザは、操作内容を表示画面上で明確に把握でき、情報番号表示部に表示された操作案内文字を参照して、次の各種の選択・編集等の操作を行うことができる。すなわち、この操作案内方法では、選択操作や編集操作等の各種操作内容をユーザに案内できる。
【0568】
また、具体的には、上述のように、操作案内文字に、上下左右のうちのいずれか1以上の所定方向へのカーソル操作を示すカーソル操作案内文字が含まれるので、ユーザは、次の各種の選択・編集等の操作を行うためのカーソル操作を表示画面上で明確に把握でき、情報番号表示部に表示されたカーソル操作案内文字を参照して、次の各種の選択・編集等の操作を行うことができる。すなわち、この場合、選択操作や編集操作等のためのカーソル操作を案内できる。また、この場合、一般的なカーソル操作なので、ユーザは簡易に操作できる。
【0569】
また、上記のカーソル操作案内文字は、所定方向への1以上の矢印を形どった矢印記号なので、ユーザは、その矢印記号を参照して、カーソル操作による操作方向を容易に判別できる。すなわち、この場合、情報番号表示部の矢印記号の表示によりカーソル操作を案内できる。
【0570】
また、上述のように、次の操作として選択操作を案内する場合、その選択操作における複数の選択枝のうちのいずれか1に対応する文字情報を操作対象文字情報として表示し、次の操作として操作案内文字により示された操作がされたときに、複数の選択枝のうちの他の1に対応する文字情報を操作対象文字情報として表示する。
【0571】
このため、ユーザは、複数の選択枝のうちのいずれか1に対応する文字情報が表示された状態で、次の操作として操作案内文字により示された操作をすることにより、複数の選択枝のうちの他の1に対応する文字情報を表示させることができる。すなわち、次の操作として選択操作を案内する場合、複数の選択枝のうちのいずれか1に対応する文字情報を表示した状態で、操作案内文字により、複数の選択枝のうちの他の1に対応する文字情報を表示する操作を案内できる。
【0572】
また、他の操作の例として、上述のように、次の操作として編集操作を案内する場合、その編集操作の対象となる文字情報を操作対象文字情報として表示し、次の操作として操作案内文字により示された操作がされたときに、操作対象文字情報内の編集対象となる位置または範囲を変更する。すなわち、次の操作として編集操作を案内する場合、編集操作の対象となる操作対象文字情報を表示した状態で、操作案内文字により、操作対象文字情報内の編集対象となる位置または範囲を変更する操作を案内できる。
【0573】
ここで、上述の編集操作は文字変換を行う操作なので、次の操作として文字変換操作(編集操作)を案内する場合、文字変換(編集操作)の対象となる操作対象文字情報を表示した状態で、操作案内文字により、操作対象文字情報内の文字変換対象(編集対象)となる位置または範囲を変更する操作を案内できる。
【0574】
また、テープ印刷装置1においては、図9、図11、図21等で前述のように、情報番号表示部(サブ表示部)は、文字情報表示部(主表示部)に隣接して配設されているので、情報番号(例えば曲番)と文字情報(曲名)とを対応させて見やすく、また、これにより、その情報番号表示部(サブ表示部)に表示された操作案内文字と文字情報表示部に表示された操作対象文字情報も対応させて見やすい。また、隣接により、それらを有する表示画面全体の面積を縮小できるので、小型の表示画面しか持たないテープ印刷装置1(文字処理装置)にも問題なく採用されている。
【0575】
なお、上述の例では、例えば文字変換の対象となる文字情報、すなわち操作対象文字情報は曲名であったが、タイトル名についても同様に文字変換等の対象となるので、同様の操作案内ができる。また、この場合、通常の状態では、情報番号表示部(サブ表示部)に情報番号(曲番)の代わりにタイトル名(ディスク名)であることを示すDマークが表示されるが、これは単に曲番「0」の曲名がタイトル名になったのと同じなので、問題なく同様に適用できる。すなわち、タイトル名(またはディスク名)を示す文字情報を表示対象とすることができ、また、その文字情報を操作対象文字情報として、各種操作内容の案内ができる。
【0576】
次に、テープ印刷装置1における文字処理(入力、変換等)関係について説明する。まず、テープ印刷装置1に適用されている文字変換方法、特に仮名文字を変換対象とした文字変換を行う文字変換方法について説明する。なお、ここでいう文字変換とは、1以上の文字を有する文字列を同一の意味を示す他の文字列に変換する文字変換を指す。
【0577】
この種の文字変換ができる装置としては、例えばワープロソフト等を搭載したパソコンやその専用装置(いわゆるワープロ)等がある。ワープロ等では、仮名入力にしてもローマ字入力にしても、基本的に平仮名による入力が行われ、仮名漢字変換(所定の文字変換)を指示すると、平仮名から漢字に変換(かな漢字変換)するための仮名漢字変換テーブル(辞書)等を参照して仮名漢字変換が行われる。
【0578】
一方、例えばテープ印刷装置1と接続されるMDプレーヤ90など、文字入力を主要な機能とせず単に付随的な機能として備えたような文字入力装置もあり、この種の装置では、小型の表示画面しか有しないことから、前述のように、慣用的に半角表示文字、すなわち英数字や仮名が用いられ、さらに仮名としても、微妙な曲線部が多い平仮名と比べて、LCD等から成る小型の表示画面と相性の良い片仮名が用いられる。このため、この種の装置により入力された文字列は、片仮名を主体とし、平仮名から漢字に変換(かな漢字変換)するための一般的な仮名(かな)漢字変換テーブル(辞書)等は役に立たない。
【0579】
また、仮に片仮名から漢字に変換(カナ漢字変換)するための仮名(カナ)漢字変換テーブル(辞書)等を用意し、それを参照して片仮名から漢字に直接変換し得たとしても、片仮名と漢字とは相性が悪いので、片仮名漢字混じり文字列は不自然な文字列になる。例えば「ウツクシイ」を「美シイ」に変換しても送り仮名が不自然で違和感がある。
【0580】
そこで、テープ印刷装置1では、機能キー等の所定の文字変換指示手段を追加したり片仮名漢字変換テーブル等を用意しなくとも、平仮名漢字変換の機能を有しつつ、片仮名を主体とした文字列をも、簡易な操作で平仮名漢字混じり文字列に変換できる文字変換方法を採用している。以下、具体的に説明する。
【0581】
図19で前述のように、基本入力モード(H1)において、変換モードキー37Sを押すことにより、かな漢字変換モード(H4)に状態遷移できる。図56に示すように、基本入力モード(S90)において、変換モードキー37Sが押されて状態遷移した直後には、まず、カーソルKの次の文字の文字種を判別する(S91)。
【0582】
例えば図54で前述の基本入力モードの状態(G96)から、この判別(S91)により、「新しいこうかい」のカーソルKの次の文字「こ」が平仮名であることを判別し、図56に示すように、平仮名漢字変換(かな漢字変換)(S92)に移行し、図54で前述の操作により(G97〜G100)、かな漢字変換を行った後、基本入力モードに戻る(S90、G101)。
【0583】
一方、図55に示すように、基本入力モードにおいて(S90)、「アタラシイコウカイ」の片仮名の文字列を表示した状態(G91)から、「アタラシイ〜」を直接漢字に変換すると、「新シイ〜」となり不自然な文字列となる。
【0584】
そこで、テープ印刷装置1では、基本入力モードにおいて「アタラシイコウカイ」を表示した状態(G91)で、図56に示すように、ユーザにより変換モードキー37Sが押されて状態遷移し、カーソルKの次の文字(例えば図55では「ウ」)が片仮名であることを判別すると(S91)、片仮名平仮名変換(カナかな置換)を行う(S93)。
【0585】
ただし、この場合には、かな漢字変換のときと異なり、変換対象範囲を指定せず、一連の文字列の全範囲を変換対象範囲とする。例えば基本入力モードで表示されていた文字列がタイトル名の文字列ならその文字列(タイトル名)の全範囲、表示されていた文字列が曲名ならその表示されていた1つの曲番の曲名の全範囲を変換対象範囲とする。
【0586】
図55の例では、「アタラシイコウカイ」の全範囲を変換対象として、まず、未確定の状態で対応する平仮名の文字列「あたらしいこうかい」を表示する(G92)。続いて、ユーザがそれを確認して確定キー38を押したときに、その新たな文字列、すなわち平仮名の「あたらしいこうかい」を確定させ、基本入力モードに戻る(S90、G93)。
【0587】
この基本入力モードの状態(G93)は、もともと平仮名の文字列が表示されていた状態と同じであり、ユーザは、例えば、続いて、カーソルKの次(右)の文字が「あ」になるように、カーソル「←」キー33Lを操作してから(G94)、変換モードキー37Sを押し、「あたらしい」までを変換対象範囲として指定して確定キー38を押すことにより、「新しいこうかい」に変換でき、続いて、図54で前述の操作を行うことにより、所望の平仮名漢字混じり文字列「新しい公開」を得ることができる(図54のG101)。
【0588】
上述のように、テープ印刷装置1で採用している文字変換方法では、平仮名漢字変換(かな漢字変換)が指示された(変換モードキー37Sが押された)場合、その指示された時点における変換対象文字指定手段の指定する文字(カーソルKの次の文字)が片仮名であるときに、表示された文字列に含まれる片仮名の任意または所定の一部または全部(上述の例では所定の全範囲)を平仮名に変換する片仮名平仮名変換(カナかな置換)が指示されたものとして文字変換を行う。このため、片仮名平仮名変換(カナかな置換)を指示する文字変換指示手段を設けることなく、平仮名漢字変換(かな漢字変換)を指示する文字変換指示手段(変換モードキー37S)を兼用して片仮名平仮名変換(カナかな置換)を指示できる。
【0589】
また、この場合、片仮名平仮名変換が指示されたものとして文字変換された結果は平仮名になるので、続いて同一の所定の文字変換指示手段により平仮名漢字変換を指示すれば漢字に変換できる。したがって、機能キー等の所定の文字変換指示手段を追加したり片仮名漢字変換テーブル等を用意しなくとも、平仮名漢字変換の機能を有しつつ、片仮名を主体とした文字列をも、簡易な操作で平仮名漢字混じり文字列に変換できる。
【0590】
また、上記の場合、変換対象文字指定手段は、表示画面41内のカーソルKによる位置指定または範囲指定を操作するカーソル操作手段(カーソルキー33)なので、一般的なカーソル操作により、平仮名漢字変換の対象となる文字(平仮名)について、簡易な操作で位置指定または範囲指定ができる。
【0591】
なお、上記の例では、片仮名平仮名変換では、変換対象範囲を指定せず、一連の文字列の全範囲を変換対象範囲としたが、平仮名漢字変換と同様に、片仮名平仮名変換についても位置指定や範囲指定をする仕様にしても良い。この場合、片仮名平仮名変換の対象となる文字(片仮名)についても、同様に、簡易な操作で位置指定または範囲指定ができる。
【0592】
また、テープ印刷装置1における文字変換方法では、図56に示すように、平仮名漢字変換が指示された(変換モードキー37Sが押された)場合、その指示された時点における変換対象文字指定手段の指定する文字(カーソルKの次の文字)が、平仮名でも片仮名でもなかったときに、エラー画面に遷移して、その旨を報知するエラー報知処理を行い(S94)、所定時間経過後に基本入力モードに戻る(S90)。すなわち、エラー報知により、ユーザに操作ミスを気づかせ、やり直しを促すことができる。
【0593】
なお、前述の片仮名や英数字のみを入力できる装置等において入力された文字列では、片仮名を主体とするので、このような場合、位置指定や範囲指定を細かく行うより、所定範囲内の片仮名を一括で平仮名に変換したい場合もある。
【0594】
上述の例のように、片仮名平仮名変換が指示されたものとして文字変換を行うときに、文字列の所定範囲内の片仮名の全部を一括変換できるようにすれば、その分、簡易な操作で文字変換ができる。なお、この場合、一括変換できる所定範囲は、デフォルトとして予め定められた所定範囲であっても良いし、任意に設定できる所定範囲であっても良い。また、特に指定しなければデフォルトの所定範囲とし、かつ任意の範囲も指定できるようにすれば、さらに便利である。
【0595】
また、この場合、一括変換の所定範囲を、表示された文字列を含み自動改行および任意改行の少なくとも一方により区切られた1行の範囲とすることにより、その1行の範囲内の片仮名の全てを一括変換でき、その分、簡易な操作で文字変換ができる。
【0596】
もちろん、上述した例のように、一括変換の所定範囲を、表示された文字列を含み所定の区切りで区切られた1行または複数行の一連の範囲(例えば上述の例では1つの曲番に対応する曲名の全体:1行で表現される短い曲名では1行の範囲と同等)とすることにより、その一連の範囲内の片仮名の全てを一括変換でき、その分、簡易な操作で文字変換ができる。
【0597】
テープ印刷装置1における文字処理(入力、変換等)関係として、次に、テープ印刷装置1に適用されている文字入力方法について説明する。
【0598】
1以上の文字(漢字、平仮名、片仮名、数字、英字および記号(簡易図形含む)を含むキャラクタと同じ意味で使用する)を有する文字列を入力する文字入力装置としては、いわゆるワープロ等がある。ワープロ等では、仮名入力とローマ字入力等または大文字と小文字等を切り換える機能はあるにしても、全仮名文字数または全英字(アルファベット)数以上の文字を個別に入力可能な文字数分のキーボード(キー入力装置)を備えている。
【0599】
一方、予め定められた順序に所定数分の文字列を切り換えて表示し、その中から所望の1文字を選択指定することにより、少ないキーで任意の文字を呼び出すタイプの文字入力方法も考えられている(特開昭58−76930号)。
【0600】
しかしながら、上記のような文字入力方法では、アルファベット程度の少ない文字群の中から所望の文字を捜すのであれば、さほど苦でもないが、多数(例えば仮名、さらには漢字等)の文字群の中から所望の文字を捜すのは困難である。すなわち、候補として表示される文字の配列に必然性がないので、表示されていない文字を捜すには、種々の方向へカーソルを移動させて、表示される文字を切り換え、試行錯誤しながら捜さなければならない。
【0601】
そもそも、上記のような文字入力方法において、アルファベット程度の少ない文字群を入力対象としたのでは、全てのキーを有するのに対して利点が少なく、本来、多量の文字群を入力対象としてこそ、少ないキーで済むという利点が顕著な効果として生きてくる。にも拘らず、多量の文字群を入力対象とすれば、その操作性の低さにより、使いものにならない。
【0602】
また、不具合を少しでも解消するために、入力候補となる文字をより多く表示できる大きな表示画面を設けて、その操作性を向上させるのでは、大型化・高価格化を招いてしまい、小型化・低価格化のためにキー数を少なくしたい機種に適用できず、本末転倒となる。これらの理由により、上記のような文字入力方法およびそれを適用した装置の実用化は進んでいない。
【0603】
そこで、テープ印刷装置1では、表示画面が小さくても操作性を損なわずに、少ないキーで文字入力ができる文字入力方法を採用している。以下、具体的に説明する。
【0604】
図19で前述のように、文字(または記号)を入力するには、まず、編集モードが基本入力モード等の状態から、文字キー34C(記号入力のときには記号キー34D)を押すことにより、文字(または記号)選択入力モード(H2またはH3)に状態遷移させる。
【0605】
例えば図57に示すように、基本入力モードの状態(G110)で、ユーザにより文字キー34Cが押されると、文字選択入力モードに遷移し、その第1階層において、まず、「かな」の選択枝を表示する(G111)。この状態(G111)からは、削除キー35が押されると、基本入力モードに戻る(G110)。また、記号キー34Dが押されると、記号選択入力モードに遷移する。また、確定キー38が押されると、後述の第2階層に遷移する。
【0606】
また、図58に示すように、この状態(G111)からは、文字キー34Cまたはカーソル「→」キー33Rまたはカーソル「↓」キー33Dが押される度に、「かな」→「カナ」→「英字」→「数字」→「漢字」→「かな」と循環して表示を切り換え(G111〜G115〜G116(:G111と同じ))、カーソル「←」キー33Lまたはカーソル「↑」キー33Uが押される度に、逆に、「かな」→「漢字」→「数字」→「英字」→「カナ」→「かな」と循環して表示を切り換える(G116〜G112〜G111)。
【0607】
以下では、かな入力を例に挙げて具体的に説明する。図59に示すように、基本入力モードの状態(G120:図57のG110と同じ)で、文字キー34Cが押されると、上述のように、文字選択入力モードの第1階層に遷移して「かな」と表示する(G121:G111と同じ)。この状態(G121)で、ユーザにより確定キー38が押されると、次の第2階層の画面、すなわち、文字の選択入力の画面に遷移する(G122)。この状態(G112)では、図60に示すフォーマットで入力候補文字等を表示する。
【0608】
図60(a)(b)に示すように、文字選択の画面(G122)は、5個の表示領域(5ブロック)に分けて管理される。最左端の(横)24ドットの領域は、図11(b)で前述の6×8表示により管理され、上段の座標A0〜A3の表示領域を第1ブロック、下段の座標B0〜B3の表示領域を第2ブロックとすると(図60(b)および図11(b)参照)、第1ブロックには常に「CODE」の文字を表示し、下段の第2ブロックが文字コードを示すことを紹介している。
【0609】
他の3個の表示領域は、図11(a)で前述の全角/半角表示で管理され、それぞれ座標C2〜C3の表示領域を第3ブロック、座標C4〜C5の表示領域を第4ブロック、座標C6〜C7の表示領域を第5ブロックとすると、第3〜第5ブロックのそれぞれには入力候補文字を1個ずつ表示し、そのうちの特に第4ブロックに表示された文字がその表示時点における入力指定文字となる。
【0610】
また、上述の第2ブロックには、第4ブロックに表示された文字、すなわち入力指定文字の文字コードの数値を表示する。図59に示すように、文字選択入力モードの第1階層の「かな」を表示した状態(G121)で、ユーザにより確定キー38が押され、第2階層の文字の選択入力の画面に遷移すると、まず、直近に選択確定した文字を表示するが、ここでは、一例として理解し易いように、「かな」における最初の(初期設定時に表示される)入力指定文字である「あ」を表示するものとする(G122)。
【0611】
例えば上述のように、第4ブロックに入力指定文字として「あ」を表示する場合、第3ブロックには、所定の文字コード(図61参照)上、「あ」の前(左)側に隣接する「ぁ」を表示し、第5ブロックには、「あ」の後(右)側に隣接する「ぃ」を表示する。すなわち、第3〜第5ブロックに互いに隣接する複数(3個)の入力候補文字を表示する。
【0612】
また、第2ブロックには、表示されている入力候補文字のうち、入力指定文字として指定されている文字、すなわち第4ブロックに表示されている「あ」に対応する文字コードを表示する。ここでは、所定の文字コードとして、JIS区点コードを採用している(正確にはMDシステム用JIS区点コードを採用しているが、「かな」に関しては同じ文字コードとなる)ので、第4ブロックに表示した「あ」の文字コードとして、第2ブロックに(10進数で)[0402]DEC(以下、10進数を[]DECで表現する)を表示する(G122)。
【0613】
なお、この第2ブロックには、6×8表示(すなわち6ドット×8ドットのドットマトリクスの表示)の4桁で文字コードの数値を表示するが、[999]DEC以下(すなわち3桁)では、千の位の表示は省略している。また、[10000]DEC〜[10999]DEC、[11000]DEC〜[11999]DEC、[12000]DEC〜[12999]DECでは、5桁となるので、上位の2桁にそれぞれ図60(c)に示す表示専用文字を用いて、4桁分の表示領域に表示する。
【0614】
まず、テープ印刷装置1(で採用している文字入力方法)では、漢字、平仮名、片仮名、数字、英字および記号(のうちの少なくとも1つ)の所定文字種について、その所定文字種に分類される複数の文字とそれらの各文字の文字コードを対応させて、所定の規則に従って複数行かつ複数列に2次元配列した所定文字種配列表が定められている。
【0615】
任意のi行目の任意のj文字目(i、jは自然数)の文字を配列表上の座標[i、j]の文字(以下、単に「配列[i、j]の文字」)としたとき、上述の例に合わせて平仮名(かな)を所定文字種の一例として挙げると、図61に示すように、所定文字種(かな)に分類される複数の文字とそれらの各文字の文字コード(MDシステム用JIS区点コード)を対応させて、所定の規則に従って複数行(i=1〜10の10行)かつ複数列(j=1〜15の15列)に2次元配列した所定文字種配列表(かな配列表)が定められている。
【0616】
また、他の文字種についても、それを所定文字種としたときの所定文字種配列表を定められている(片仮名(カナ):図68参照、英字:図69参照、数字:図70参照、漢字:図71参照)。
【0617】
なお、本実施形態では、記号については、記号選択入力モードにおいて(図19参照)、文字コードの並び順との関連より記号の用途等との関連に基づいて選択できるようにしている(図75〜図78参照)が、文字コードに基づく所定文字種配列表を用意して、他の文字種と同様に扱うこともできる(図72参照)。
【0618】
ここで、仮名、すなわち平仮名(かな)や片仮名(カナ)と、他の英字、数字および漢字との性質の違いについて、これらの中間的な性質を有する記号を例に挙げて説明しておく。
【0619】
図72に示す配列表は、任意のi行目の任意のj文字目の文字が配列[i、j]の文字となるように、「記号」の文字コードが示す数値に基づいて、単純に12行10列(i=1〜12、j=1〜10)に配列したものである。
【0620】
ユーザの覚え易さ等を考慮すると、例えば配列[9、9]の文字「☆」([0189]DEC)〜配列[10、3]の「◎」([0193]DEC)を10行目とし、配列[10、4]([0194]DEC)〜配列[11、7]([0207]DEC)を11行目とし、([0208]DEC)〜([0214]DEC)を12行目として、図73に示す配列表にした方が、理解し易く覚え易いという意見も出てくる。
【0621】
また、さらに図73の配列表に対して、例えば列の数を11(j=1〜11)に増やして、配列[5、1]の「”」([0141]DEC)を4行目の行末に移し、配列[4、11]の「”」([0141]DEC)とし、5行目を([0142]DEC)〜([0149]DEC)とし、6行目を([0150]DEC)〜([0159]DEC)とし、7行目を([0160]DEC)〜([0170]DEC)として、図74に示す配列表にした方が、理解し易く覚え易いという意見も出てくる。
【0622】
図72の配列表の方が良いか(使いやすいか、覚え易いか等)、図74の方が良いか、または、さらにどこかを変更した配列の方が良いか、などについては、主観的な感じ方の違いもあり、また、どのように配列しても、所定の規則に従って配列されていることが明らかであれば、実質的な相違は余りないので、任意に定めれば良い。
【0623】
これに対し、例えば図69に示す英字の配列表(英字配列表)では、全体の数が少ないこともあり、その配列も覚えきれる程度なので、単純に4行13列(i=1〜4、j=1〜13)の配列にするだけで良い。図70に示す数字の配列表(数字配列表)も同様の理由により、単純に4行10列(i=1〜4、j=1〜13)の配列表とすれば良い。
【0624】
また、図71に示す漢字の配列表(漢字配列表)の場合、逆に数が多すぎて、配列を独自に工夫しても利点は少なく、到底覚えきれるものでもないので、漢字のような場合には、文字コードが示す数値の並びに沿って、単純な配列にした方が使い勝手がよいものとなる。
【0625】
次に、平仮名や片仮名の場合、その配列を簡単に覚えきれる程度の数でもなく、また、極端に多いわけでもないので、配列表に工夫の余地がある。ただし、数が極端に少ないわけでもないので、文字コードの数値のみに基づく単純な配列表にしないのであれば、その配列は主観的に覚え易い等だけでなく、誰にでも利用しやすい配列にする必要がある。
【0626】
そして、仮名(「かな」または「カナ」)には、数値よりも把握し易く、誰でも知っていてかつ覚えている配列がある。すなわち、50音順による配列である。このため、テープ印刷装置1で採用している文字入力方法では、平仮名や片仮名に関しては、50音の規則に従って配列した配列表を用意している(図61および図68参照)。
【0627】
次に、基本的な文字入力方法および入力指定文字の指定変更方法について説明する。
【0628】
例えば図59または図60で前述の文字(かな)の選択入力の画面では、所定文字種配列表(かな配列表)(図61参照)上、入力指定文字に該当する「あ」を含みその前後に隣接する「ぁ」「あ」「ぃ」の複数(3個)の入力候補文字が表示されるとともに、入力指定文字の「あ」に対応する文字コードとして、[0402]DECが表示されている(G122)。
【0629】
この状態(G122)で、ユーザにより確定キー38が押されると、図59に示すように、入力指定文字「あ」を入力文字として確定し、カーソルKの左側に入力文字「あ」を挿入して、基本入力モードに戻る(G123)。
【0630】
一方、上記の状態(G122)で、ユーザによりカーソル「→」キー33Rが押されると、図61のかな配列表上、入力指定文字の指定を「あ」からその右側の「ぃ」に変更し、「ぃ」を含みそれに隣接する「あ」「ぃ」「い」の3文字を入力候補文字として表示し、入力指定文字の「ぃ」に対応する文字コードとして、[0403]DECを表示する。
【0631】
したがって、この状態で、ユーザにより確定キー38が押されると、上述の「あ」のときと同様に、入力指定文字「ぃ」を入力文字として確定し、カーソルKの左側に入力文字「ぃ」を挿入して、基本入力モードに戻る。
【0632】
また、同様に、上記の入力指定文字として「ぃ」を指定した状態で、ユーザによりカーソル「→」キー33Rが押されると、図61のかな配列表上、入力指定文字の指定を「ぃ」からその右側の「い」に変更し、「い」を含みそれに隣接する「ぃ」「い」「ぅ」の3文字を入力候補文字として表示し、入力指定文字の「い」に対応する文字コードとして、[0404]DECを表示する。この状態で、確定キー38が押されれば、「い」を入力することになる。
【0633】
すなわち、後述する他のカーソル操作も含めカーソル操作により入力指定文字の指定変更ができ、指定変更したときにはそれに適応する新たな入力指定文字およびそれに隣接する入力候補文字を表示し、かつそのときの入力指定文字に対応する文字コードを表示する。
【0634】
以下、この種のカーソル操作(カーソルキー33の操作)による入力指定文字の指定変更の規則を「スクロール規則」という。また、入力指定文字の指定変更さえできれば、その後の文字入力は上述と同様の操作となるので、以下では、種々のカーソル操作によるスクロール規則について主に説明する。また、入力指定文字とともに表示される(配列表上の前後に隣接する)入力候補文字は、入力指定文字が明らかになれば自明なので、その説明は適宜省略する。
【0635】
図62に示すように、カーソル「→」キー33Rが押される度に、入力指定文字の指定は、かな配列表上の1つ右側に移動する(右側の文字を新たな入力指定文字として指定する)。すなわち、前述の「あ」からは、「あ」→「ぃ」→「い」→「ぅ」→「う」→「ぇ」→……→「お」のように移動する。
【0636】
また、テープ印刷装置1の文字入力方法におけるスクロール規則では、入力する文字種に拘らず(すなわち図68〜図74等のどの所定文字種配列表に基づくかに拘らず)、所定文字種配列表の複数行のうちの任意の1行の行末の文字コードとその次の行の行頭の文字コードとを、互いに隣接する複数の文字コードとして扱う。
【0637】
例えば上記の「お」が入力指定文字のときには、「ぉ」「お」「か」を入力候補文字として表示し、「お」→「か」のように指定変更したときには、「お」「か」「が」を入力候補文字として表示する。すなわち、複数行の文字コードを一連の文字コードとして扱うので、前の行の行末の文字と次の行の行頭の文字とを隣接する入力候補文字として表示できる。
【0638】
また、所定文字種配列表の複数行のうちの最終行の行末の文字コードと1行目の行頭の文字コードとを、互いに隣接する複数の文字コードとして扱う。例えば「ん」が入力指定文字のときには、「を」「ん」「ぁ」を入力候補文字として表示し、「ん」→「ぁ」のように指定変更したときには、「ん」「ぁ」「あ」を入力候補文字として表示する。すなわち、複数行が循環する一連の文字コードとなるので、最終行の行末の文字と1行目の行頭の文字とを隣接する入力候補文字として表示できる。
【0639】
次に、図63に示すように、カーソル「←」キー33Lが押される度に、入力指定文字の指定は、かな配列表上の1つ左側に移動する(左側の文字を新たな入力指定文字として指定する)。すなわち、前述の「あ」からは、「あ」→「ぁ」「ん」→「を」→……→「ゎ」→「ろ」→……→「ら」→「よ」→……→「ゃ」→「も」→……→「ま」→「ぽ」→……→のように移動する。
【0640】
以上のスクロール規則は、文字種に拘らず共通となっているが、カーソル「↓」キー33Dの操作によるスクロール規則は、文字種によって異なる。
【0641】
図69に示す英字配列表に基づく場合、例えば配列[2、7]の「T」([0352]DEC)を入力指定文字として指定しているときに、カーソル「↓」キー33Dが押されると、配列[3、7]の「g」([0371]DEC)に指定変更する。このスクロール規則は、原則通りであり、図70に示す数字配列表に基づく場合や図71に示す漢字配列表に基づく場合、あるいは図74に示す記号配列表等に基づく場合も同様である。
【0642】
すなわち、仮名(「かな」または「カナ」)以外におけるカーソル「↓」キー33Dの操作によるスクロール規則は、原則通り、任意の配列[i、j]の文字から配列[i+1、j]に移る(指定変更する)ように定められている。
【0643】
一方、「かな」の所定文字種配列表に基づく場合(カナも同じ)、カーソル「↓」キー33Dが操作されると、次の行の行頭(第1音)の文字に指定変更する。図64に示すように、例えば配列[2、7]の「け」([0417]DEC)を入力指定文字として指定しているときに、カーソル「↓」キー33Dが押されると、配列[3、1]の「さ」([0421]DEC)に指定変更する。すなわち、次(i+1)の行の第1音に移るように定められている。
【0644】
これは、50音の場合、「あ行」〜「わ行」の各行とも習慣的に第1音から考えるので、所望の文字を探すために、例えば「か行」の第4音の「け」から次の行の「さ行」に移る場合、「さ行」の第4音である「せ」に移るより第1音の「さ」に移る方が考え易く、それ故、所望の文字を探し易い(操作性が高い)からである。
【0645】
同様に、カーソル「↑」キー33Uの操作によるスクロール規則も、仮名(「かな」または「カナ」)以外では、原則通り、任意の配列[i、j]の文字から配列[i−1、j]に移るように定められているのに対し、「かな」(または「カナ」)では、例えば図65に示すように、前(i−1)の行の第1音に移るように定められている。
【0646】
したがって、仮名の場合のカーソル「↓」キー33Dやカーソル「↑」キー33Uの操作によるスクロール規則では、指定変更後には50音の各行の第1音になるように定められている。このため、原則通り、配列[i、j]の文字から配列[i+1、j]や配列[i−1、j]の文字に移るのは、指定変更前の文字が50音の各行の第1音に該当する場合となる。
【0647】
上述のように、テープ印刷装置1で採用している文字入力方法では、所定文字種配列表の複数行のうちの任意のi行目(iは自然数)の文字を入力指定文字として指定しているときに、その入力指定文字の指定変更には、前の行または次の行であるk(k=i−1またはk=i+1)行目への指定変更が含まれる。
【0648】
すなわち、所定文字種配列表は、複数行かつ複数列に2次元配列となっているが、そのうちの複数行の各行の文字の並び方向(行方向)に入力指定文字としての指定変更ができるばかりでなく、列方向へも指定変更ができるので、所定文字種配列表上、離れた位置の文字への指定変更も早くでき、これにより、操作性が向上する。
【0649】
なお、移動先のk行目に元のj文字目に対応する文字がないこともあるので、それらも含めてより一般化しておくと、この文字入力方法におけるスクロール規則では、任意のi行目の任意のj文字目の文字を配列[i、j]の文字としたとき、入力指定文字として配列[i、j]の文字を指定しているときに、k行目への指定変更には、配列[k、h](k行目の文字数がj未満のときにはhはその文字数、j以上のときにはh=j)の文字を、指定変更による変更後の入力指定文字として指定する指定変更が含まれる。
【0650】
この場合、所定文字種配列表上のi行目のj列目の文字からk(i−1またはi+1)行目のj列目の文字に指定変更でき、また、k行目にj列目の文字に相当する文字がないときには、k行目の行末の文字に指定変更できるので、k行目に指定変更する場合の変更直後の入力指定文字が予測し易く、これにより、新たに入力候補文字になる文字も予測し易くなるので、さらに操作性が向上する。
【0651】
また、この文字入力方法におけるスクロール規則では、入力する文字種に拘らず(すなわち図68〜図74等のどの所定文字種配列表に基づくかに拘らず)、所定文字種配列表の複数行のうちの1行目を最終行の次の行として扱う。
【0652】
例えば図64や図65に示すように、最終行(i=10の行)である「わ行」の次の行は、1行目(最初の行:i=1の行)である「あ行」とし、1行目(i=1の行)の「あ行」の前の行は、最終行(i=10の行)の「わ行」としている。このスクロール規則は、他の文字種とも共通する規則となっている。すなわち、循環する複数行として扱えるので、列方向へも指定変更(行間移動)がやり易くなり、さらに操作性が向上する。また、一部の例外については後述する。
【0653】
次に、シフトカーソルキー33Sの操作によるスクロール規則について説明する。この場合のスクロール規則は、後述する小文字の仮名に関する例外を除き、入力する文字種に拘らず(すなわち図68〜図74等のどの所定文字種配列表に基づくかに拘らず)、共通する規則となっている。
【0654】
図66に示すように、任意のi行目の文字を入力指定文字として指定しているときに、シフトカーソル「→」キー33RSが押されると、i行目の行末の文字へ移る(移動する、指定変更する)。ただし、元の入力指定文字が行末の文字のときには、次(i+1)の行の行末に移る。
【0655】
また、図67に示すように、任意のi行目の文字を入力指定文字として指定しているときに、シフトカーソル「←」キー33LSが押されると、i行目の行頭の文字へ移る。ただし、元の入力指定文字が行頭の文字のときには、前(i−1)の行の行頭に移る。また、一部の例外については後述する。
【0656】
なお、これらの他、例えばシフトカーソル「↑」キー33USを操作することにより、前(i−1)の行の行頭に移動したり、シフトカーソル「↓」キー33DSを操作することにより、次(i+1)の行の行頭に移動したりする仕様にしても良い。また、シフトカーソル「↓」キー33DSに関しては、次(i+1)の行の行末に移動する仕様も考えられる。
【0657】
所定文字種配列表上、複数行の各行の行頭や行末の文字は、例えばその行の文字コードの最小値や最大値を有するなど、その行の特徴を示し易い。このため、行頭や行末の文字を見ることにより、その行の文字(コードの値等)の特性(範囲や特徴)を把握し易い。
【0658】
上述のように、テープ印刷装置1で採用している文字入力方法では、所定文字種配列表の複数行のうちの任意のi行目の文字を入力指定文字として指定しているときに、その入力指定文字の指定変更には、前の行または次の行であるk(k=i−1またはk=i+1)行目への指定変更が含まれ、また、k行目またはi行目の行頭や行末の文字への指定変更ができるので、ユーザは、変更前後の行について把握し易くなり、これにより、指定変更をさらに早くでき、操作性がさらに向上する。
【0659】
また、所定文字種が平仮名(かな)または片仮名(カナ)である場合、所定文字種配列表の複数行は、50音の各行が順に並んだ複数行である。すなわち、50音の順に並んでいるので、さらに分かりやすく操作性が向上する。
【0660】
また、この場合、所定文字種(「かな」または「カナ」)の文字として小文字が含まれ、任意のi行目の文字を入力指定文字として指定しているときの入力指定文字の指定変更には、変更後の入力指定文字が原則として小文字になる場合に、例外としてその小文字に対応する大文字を変更後の入力指定文字として指定する指定変更が含まれる。
【0661】
具体的には、図64、図65および図67で前述のように、移動(指定変更)先が行頭になる指定変更の場合に、各行の行頭が小文字のときに、その小文字の代わりに、それに対応する大文字に移動(指定変更)する。すなわち「あ行」の「ぁ」([0401]DEC)、「や行」の「ゃ」([0467]DEC)、「わ行」の「ゎ」([0478]DEC)の代わりに、それらに対応する大文字の「あ」([0402]DEC)、「や」([0468]DEC)、「わ」([0479]DEC)に移動(指定変更)する。
【0662】
一般に、平仮名または片仮名では、英字等と異なり、大文字を使用する頻度がその小文字を使用する頻度より格段に高いので、原則として小文字に指定変更される場合でも、例外として大文字側を先に入力指定文字とした方がユーザの所望の文字に該当する確率が高くなる。このため、平仮名(かな)や片仮名(カナ)を入力する場合、大文字を優先的に扱うことにより、ユーザの所望の文字に指定変更するのを早くでき、操作性が向上する。
【0663】
上述のように、テープ印刷装置1で採用している文字入力方法では、複数の入力候補文字を表示画面に表示させ、そのうちの1つを入力指定文字として指定し、その指定を変更して所望の文字が入力指定文字として指定されたときに、それを入力文字として確定することにより、所望の文字を入力する。すなわち、基本的には、入力候補文字を表示させてその中から入力文字を指定して入力するタイプなので、キー数等は少なくて済む。
【0664】
また、所定文字種に分類される複数の文字とそれらの各文字の文字コードを対応させて、所定の規則に従って複数行かつ複数列に2次元配列した所定文字種配列表が定められている。すなわち、入力対象となる文字がその文字コードと対応づけられた所定文字種配列表が定められている。この所定文字種配列表は、文字入力装置等に一般的に付属されている、いわゆる文字コード一覧表と同様のものであり、実際の装置に同様に付属させれば、ユーザはこの配列表を参照できる。
【0665】
一方、この所定文字種配列表は、所定の規則に従って複数行かつ複数列に2次元配列されていて、この文字入力方法では、所定文字種配列表上の互いに隣接する複数の文字コードに対応する複数の文字を、入力候補文字として表示画面に表示させる。すなわち、表示される入力候補文字としては、所定文字種配列表上の互いに隣接する複数の文字コードに対応する複数の文字が表示されるので、ユーザは、どの方向に入力指定文字の指定を変更(移動)させれば、所望の文字が表示させられるかを、所定文字種配列表を参照することにより、容易に把握できる。
【0666】
また、入力指定文字の文字コードは、その入力指定文字を含む複数の入力候補文字とともに、表示画面に表示されるので、現在指定している入力指定文字が配列表上のどこにあるのかを、その表示されている文字コードを参照して容易かつ迅速に捜すことができる。すなわち、現在の入力指定文字も所望の文字も、所定文字種配列表上で捜すことができるので、どの方向に入力指定文字の指定を変更させれば所望の文字を表示させられるかを、容易かつ迅速に把握できる。
【0667】
また、指定変更後は、その変更後の入力指定文字を含みそれに隣接する新たな入力候補文字を表示させ、変更後の入力指定文字に対応する文字コードを表示させるので、指定変更の方向が正しければ、それを所定文字種配列表上で確認でき、指定変更の方向を仮に誤っても、それを確認して容易に適正できる。
【0668】
そして、これらの場合、入力候補文字としては、最低限そのときの入力指定文字だけで良いので、せいぜい入力文字に隣接する文字(すなわち前後いずれかなら2文字、前後の隣接文字を表示しても3文字)が表示できれば、十分である。すなわち、表示画面が小さくても操作性が損なわれない。したがって、この文字入力方法では、表示画面が小さくても操作性を損なわずに、少ないキーで文字入力ができる。
【0669】
なお、テープ印刷装置1において利用する所定文字種配列表は、図61および図68〜図74で上述のように、複数行のうちの任意の1行の各文字の文字コードが示す数値の最大値が、次の1行の各文字の文字コードが示す数値の最小値未満になるように定められている。このため、所定文字種配列表の各行の文字コードが示す数値の範囲が重複しない。また、それが小さい順に並ぶので、所定文字種配置表から所望の文字を捜し易く、また、入力指定文字の指定を変更して所望の文字を表示させることが容易になる。
【0670】
すなわち、ユーザは、どの方向に入力指定文字の指定を変更(移動)させれば、所望の文字が表示させられるかを、所定文字種配列表を参照することにより、容易かつ迅速に把握でき、指定変更の方向を仮に誤っても、それを確認して容易に適正できるので、所望の文字を容易かつ迅速に表示させることができ、表示画面が小さくても操作性を損なわずに、少ないキーで文字入力ができる。
【0671】
なお、この場合、所定文字種配列表は、複数行のうちの任意の1行の各文字の文字コードが示す数値の最小値が、次の1行の各文字の文字コードが示す数値の最大値を超えるように定めらても良い。この場合も、所定文字種配列表の各行の文字コードが示す数値の範囲が重複しない。また、それが大きい順に並ぶので、所定文字種配置表から所望の文字を捜し易く、また、入力指定文字の指定を変更して所望の文字を表示させることが容易になる。
【0672】
すなわち、小さい順に並べたのと同様に、ユーザは、どの方向に入力指定文字の指定変更させれば、所望の文字が表示させられるか容易かつ迅速に把握でき、方向を仮に誤っても容易に適正でき、所望の文字を容易かつ迅速に表示させることができるので、表示画面が小さくても操作性を損なわずに、少ないキーで文字入力ができる。
【0673】
なお、上述の例では、入力指定文字の指定は、その入力指定文字の位置を指定するカーソル操作によるので、一般的なカーソル操作を用いて簡易な操作で入力指定文字の指定を行うことができる。また、入力文字の確定は、確定キーの操作によるので、一般的な確定キーの操作を用いて簡易な操作で入力文字の確定を行うことができる。
【0674】
また、文字コードがJISコードなので、一般的なJISコードを文字コードとして使用した文字入力ができ、ユーザにも馴染みが深いので、操作性を損なわずに、文字入力ができる。また、そのJISコードはMDシステム用JISコードなので、一般的なJISコードで表現できる文字の他、MDシステム用JISコードとして追加された特殊記号等を文字として入力できる。
【0675】
また、テープ印刷装置1で採用している文字入力方法では、所定文字種を含む入力可能な複数の文字種のうちの1つを入力文字種として選択し、選択された入力文字種が所定文字種だった場合に、所定文字種の文字を入力候補文字とする。この場合、入力可能な複数の文字種として所定文字種以外が含まれていても、所定文字種を入力文字種として選択できるので、この方法は、種々の文字種の文字を入力可能な文字入力方法およびその装置に適用できる。
【0676】
また、テープ印刷装置1では、入力文字は、ディスク内に記憶された文字列を読み出したときに、その読み出された文字列に編集を加えるための入力文字である。このため、ディスク内に記憶された文字列を読み出して挿入等の編集を加えるために適用できる。また、上述の例では、ディスクがミニディスクなので、ミニディスク内に記憶された文字列を読み出して挿入等の編集を加えるための文字入力方法として適用できる。
【0677】
この場合の文字列には、ディスクに記憶された曲の曲名やタイトル名またはディスク名を示す文字列が含まれ、ディスク内に記憶された文字列を読み出して挿入等の編集を加えるための文字入力方法として適用できる。特に曲名の後ろにアーティスト名等を付加したり、ユーザにとって内容をより理解し易い文字列に変更等したり所望の文字を付加したりするのに適用できる、例えば全体が同一のアーティストである場合や代表的なアーティストがいる場合に、それを付加したり、タイトル名をその名前に変更したりするのに利用できる。また、所望のラベルに所望の印刷画像を印刷してハーフカット部分を剥がすだけで、文字入力結果を印刷したラベルを作成できる。
【0678】
なお、上述の実施形態では、リモコン通信可能なMDプレーヤを使用したが、テープ印刷装置内にMDプレーヤと同様のMD再生機能部を内蔵しても良い。また、MD用に限らず、主情報とそれに対応した属性情報を読み出すものであれば、例えば主情報として主に音楽・音声信号を記録再生する光磁気(MO)ディスク、書換可能なCD(CD−R等)、主情報として主に動画データを記録再生するDVDなどの他のディスク用のディスク再生装置に対しても適用できる。
【0679】
また、上述の実施形態では、テープ印刷装置1における印刷や表示のための画像作成を例に挙げたが、小さな表示画面を有する印刷装置であれば、例えば一般的な印刷装置その他のどのような装置あるいはどのような目的で作成する画像作成にも適用でき、ディスクから読み出した文字データ群に基づくものでなくとも良い。もちろん、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
【0680】
【発明の効果】
上述のように、本発明の画像作成方法およびその装置によれば、漢字等の全角表示文字を含む文字列を小さな表示画面に効率よく表示するための表示画像およびその文字列を見栄え良く印刷するための印刷画像を作成できる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像作成方法およびその装置を適用したテープ印刷装置1の開蓋状態の外観斜視図である。
【図2】図1のテープ印刷装置の制御系のブロック図である。
【図3】テープカートリッジの上ケースを取り去った状態の斜視図である。
【図4】2種類のハーフカット(半抜き)ラベルが形成されたテープの外観図である。
【図5】メインラベル(ディスクラベル、ケースラベル)およびサイドラベルの印刷イメージを示す説明図である。
【図6】ミニディスク(MD)カートリッジおよびそのケース、並びにそれらとディスクラベル、ケースラベルおよびサイドラベルの関係を説明するための外観図である。
【図7】従来からのポータブル型のMDプレーヤおよびそれと接続されるリモコンの外観図である。
【図8】キーボードの構成を模式的に示す説明図である。
【図9】ディスプレイの構成を模式的に示す説明図である。
【図10】ディスプレイのインジケータ表示部の構成を模式的に示す説明図である。
【図11】ディスプレイのキャラクタ表示部の構成および管理座標を示す説明図である。
【図12】ディスプレイのキャラクタ表示部の表示例およびカーソル位置を示す説明図である。
【図13】図1のテープ印刷装置の制御全体の概念的処理を示すフローチャートである。
【図14】リモコン操作時のテープ印刷装置またはリモコンとMDプレーヤの間の送受信の態様の一例を示す説明図である。
【図15】図1のテープ印刷装置により、リモコンの複数の要求キーによる要求信号を組み合わせて連続する属性情報要求を行う場合のMDプレーヤとの間の送受信の態様の一例を示す説明図である。
【図16】図15に続く説明図である。
【図17】図16に続く説明図である。
【図18】図15に相当するディスク名要求・格納処理、図16に相当する曲名要求準備処理、図17に相当する曲名要求・格納処理をそれぞれサブルーチン化してそれらを順に起動する印刷用データ読込処理のフローチャートである。
【図19】図1のテープ印刷装置の編集モードの状態遷移を示す説明図である。
【図20】テキスト初期状態の画面表示を示す説明図である。
【図21】文字データ(テキストデータ)が存在する状態の画面表示の一例、並びに、その状態から全消去してテキスト初期状態に戻すときのユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図22】印刷用データ読込処理時のユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図23】図22に続く説明図である。
【図24】印刷処理時のユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図25】図24に続く説明図である。
【図26】準備中表示処理および印刷中表示処理の処理フローの説明図である。
【図27】ケースラベル選択時とディスクラベル選択時の比較説明図である。
【図28】文字省略および行省略の省略画像の作成処理の概念を説明する説明図である。
【図29】行折り返しフォーム設定時のユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図30】表示専用文字の各種あふれ報知文字列(マーク)を示す説明図である。
【図31】図30の各種あふれ報知文字列(マーク)を使用した表示文字列(編集報知文字列)およびそれに基づいて作成される表示画像(編集報知画像)を示す説明図である。
【図32】表示画像(編集報知画像)を表示させるときのユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図33】表示文字列(編集報知文字列)に基づいて印刷画像(編集画像)を作成する処理フローの説明図である。
【図34】全角/半角混在印刷画像および全角のみの印刷画像を示す説明図である。
【図35】印刷位置のズレの説明図である。
【図36】印刷ヘッドとテープとの関係を示す説明図である。
【図37】印刷位置調整のイメージを示す説明図である。
【図38】印刷位置が調整された場合の印刷ヘッドの各ドット素子への送信データの制御イメージを示す説明図である。
【図39】印刷位置の調整範囲の説明図である。
【図40】メインラベル選択時の印刷位置上下調整を行った場合の印刷データの1例のイメージを示す説明図である。
【図41】メインラベル選択時の印刷位置前後調整を行った場合の印刷データの1例のイメージを示す説明図である。
【図42】サイドラベル選択時の印刷位置上下調整を行った場合の印刷データの1例のイメージを示す説明図である。
【図43】サイドラベル選択時の印刷位置前後調整を行った場合の印刷データの1例のイメージを示す説明図である。
【図44】印刷位置を調整するときの上位階層におけるユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図45】図44に続く、第1階層におけるユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図46】図45に続く、第2階層におけるユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図47】サイドラベル有無検出&前後方向印刷位置調整処理のフローチャートである。
【図48】テープカートリッジを背面からみた外観図である。
【図49】ポケット近傍の構成図である。
【図50】処理形態(内部状態設定)レジスタのフォーマット説明図である。
【図51】図50の詳細仕様の説明図である。
【図52】文字コードデータのフォーマット説明図である。
【図53】図52の詳細仕様の説明図である。
【図54】平仮名漢字変換を行うときのユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図55】片仮名平仮名変換を行うときのユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図56】かな漢字変換モードにおける処理フローの説明図である。
【図57】文字入力を行うときのユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図58】図57の文字種選択のための具体的なユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図59】文字入力の操作開始から終了までの概要的なユーザの操作および画面表示の一例を示す説明図である。
【図60】文字選択画面の説明図である。
【図61】所定文字種配列表の一例としての、かな配列表である。
【図62】図61のかな配置表に基づいてカーソル操作により入力指定文字の指定変更を行う場合のスクロール規則の説明図である。
【図63】別のカーソル操作に対する、図62と同様の説明図である。
【図64】さらに別のカーソル操作に対する、図62と同様の説明図である。
【図65】さらに別のカーソル操作に対する、図62と同様の説明図である。
【図66】さらに別のカーソル操作に対する、図62と同様の説明図である。
【図67】さらに別のカーソル操作に対する、図62と同様の説明図である。
【図68】所定文字種配列表の一例としての、カナ配列表である。
【図69】所定文字種配列表の一例としての、英字配列表である。
【図70】所定文字種配列表の一例としての、数字配列表である。
【図71】所定文字種配列表の一例としての、漢字配列表である。
【図72】所定文字種配列表の一例としての、記号配列表である。
【図73】図72の変形例となる、記号配列表である。
【図74】さらに図73の変形例となる、記号配列表である。
【図75】記号選択入力モードにおける記号群分類表である。
【図76】図75で記号群として音楽を選択したときに入力可能な文字の一例を示す文字コード対応表である。
【図77】図75で記号群として記述を選択したときに入力可能な文字の一例を示す文字コード対応表である。
【図78】図75で記号群として省略を選択したときに入力可能な文字の一例を示す文字コード対応表である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置
3 キーボード
4 ディスプレイ
5 テープカートリッジ
7 印刷ヘッド
11 操作部
12 印刷部
13 切断部
14 検出部
25 リモコンインタフェース端子(RT)
26 リモコン接続ケーブル
41 表示画面
90 MDプレーヤ
91 MDカートリッジ
92 ミニディスク(MD)
93 MDケース
200 制御部
210 CPU
220 ROM
230 キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)
240 RAM
241 各種レジスタ群
242 テキストデータ領域
243 表示画像データ領域
244 印刷画像データ領域
245 半角表示属性データ領域
246 全角表示属性データ領域
250 周辺制御回路(P−CON)
260 内部バス
270 駆動部
901 リモコン端子
912 本体表示部
914 本体操作部
921 リモコン
922 リモコン表示部
923 リモコン操作部
LM メインラベル
LMC ケースラベル
LMD ディスクラベル
T テープ
R インクリボン
RP1〜k、RP21、RP26、RP2C1〜2 ……応答データ
RQ1、RQ21、RQ26、RQ2C …… 要求信号
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention develops each character of a character string having one or more characters such as letters, numbers, symbols, simple figures (hereinafter represented by “characters”) into a character image based on predetermined font data, and Create an image with appropriate layout Image creation device About.
[0002]
[Prior art]
In general, in order to display or print a character string having one or more characters as an image, font data corresponding to text (code) data of each character is read from a ROM or the like that stores known font data, or an external character is registered. Or the dot matrix data registered by drawing registration (hereinafter referred to simply as “predetermined font” representing a known font or registered dot matrix), and a predetermined image creation area based on the predetermined font data. The character image is developed and arranged to create display image data and print image data to be a desired image.
[0003]
For example, in a word processor, an edit screen that fits the set size of one page is displayed, and by editing the text data that has already been registered within the range of the edit screen or by entering new characters as keys, editing can be performed. I do. In other words, a character image suitable for text data of a character string is developed and arranged in a display image creation region of a predetermined size, and the created display image is displayed. In addition, when editing is completed and a key input for instructing printing is performed, a print image is printed as it is on the screen display. In other words, a character image suitable for text data of a character string is developed and arranged in a print image region of a predetermined size, and the created print image is printed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
On the other hand, for example, small electronic devices such as a tape printer and a seal creation device can display only a small number of lines (for example, one line) or only a part of the lines because the display screen is small. In order to display as wide a range as possible on the display screen, display using half-width characters is conventionally performed. For example, characters such as alphanumeric characters and kana are relatively simple in structure, so that even if they are displayed in half-width, they can be recognized on the display screen. In other words, characters with a relatively simple configuration such as alphanumeric characters are characters that can be displayed in single-byte characters (single-byte display characters), and by using single-byte display characters, a relatively wide range can be displayed even on a small display screen. become.
[0005]
However, complicated characters such as kanji, symbols, and figures cannot be displayed in half-width characters, and even if they can be displayed, it is difficult to recognize the characters. That is, a character having a complicated configuration such as kanji is a character that can be displayed only in full-width characters (full-width display character). For this reason, a character string including full-width display characters cannot be displayed only by half-width display.
[0006]
The present invention can create a display image for efficiently displaying a character string including full-width display characters such as kanji characters on a small display screen and a print image for printing the character string with a good appearance. Image creation device The purpose is to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention Image creation device For each character that can be expanded based on a given font Contains alphanumeric characters and kana that can be recognized even when displayed as a single-byte character image on the display screen. Half-width characters , Including kanji and symbols that are difficult to recognize unless the character structure is complicated and displayed as a full-width character image on the display screen Full-width display characters are defined, About one data, 1 or more Full-width letter Single-byte character string data composed of only one-byte characters and / or half-width character string data composed of only one or more single-byte characters are successively read from the disk playback device and stored in separate storage areas. When only one of the character string data storage means and the full-width character string data and half-width character string data is read, it is selected as data to be processed, and when both are read, the default is set in advance. When one of the selected ones is selected, or when one of the user-selected ones is set as processing target data, the full-width character string data is displayed on the display screen when the full-width character string data is displayed on the display screen. Among the characters stored as full-width characters in the character string data, the half-width character image for the half-width display character. Display image creation means that develops and arranges in the display image creation area, and when the full-width character string data is printed on a print object, the half-width display character is developed as a full-width character image that is initially stored. Print image creation means And.
[0009]
this According to the configuration , For one piece of data, either one or both of full-width character string data composed only of one or more full-width characters and / or half-width character string data composed only of one or more half-width characters are continuously transmitted from the disc playback device. And load them into separate storage areas Remember, Full-width character string data When the character is a half-width display character, it is expanded and arranged as a half-width character image, and when it is a full-width display character, it is expanded and placed as a full-width character image. Thus, a display image is created. That is, this Image creation device, etc. Then, full-width display characters that can only be displayed in full-width can be displayed in full-width to display a character string including full-width display characters such as kanji, while half-width display characters that can be displayed in half-width are displayed in half-width. Thus, even a small display screen can be displayed as efficiently as possible.
[0010]
In this case, as with a general word processor, a print image that is the image of the screen display, that is, a print image in which the same full-width and half-width as the display image are mixed is created. For example, the arrangement of the characters between the lines (the left and right edges of each character and the space between the characters) is not uniform, and the appearance is not good. Therefore, String data Regardless of whether the character is a half-width display character or a full-width display character, a print image is created by developing and arranging the characters as full-width character images. Because of this Image creation device Then, it is possible to create a display image for efficiently displaying a character string including full-width display characters such as kanji characters on a small display screen and a print image for printing the character string with a good appearance.
[0011]
in this case, It is preferable that the printing object is a tape.
[0013]
According to this configuration, Since the printing object for printing the print image is a tape, it can be applied to a tape printer.
[0014]
In these cases, The display image includes the character string only in a range necessary for display. data It is preferable that it is created by expanding and arranging.
[0016]
this According to the configuration The display image is a character string only in the range necessary for display. data Created by expanding and arranging That is, by creating only the necessary range, for example, by creating only the display range on the display screen and newly expanding and arranging the characters of the image of the portion that is insufficient when the display range is moved, The time from the start of the display image creation process to the confirmation can be shortened, and the display image creation area for the display screen only needs to be secured.
[0017]
In these cases, The print image includes the character string only in a range necessary for printing. data It is preferable that it is created by expanding and arranging.
[0019]
this According to the configuration The print image is a character string only in the range necessary for printing. data Created by expanding and arranging That is, since it is only necessary to sequentially create from the necessary range in accordance with the printing process, the time from the start of the printing image creation process to printing can be shortened as in the case of creating the display image described above. Therefore, there is an advantage that the memory can be saved.
[0023]
in this case, Said Disc player The disc is preferably a minidisc.
[0025]
According to this configuration, Character string read from the mini disk data Can be the target of image creation.
[0028]
In these cases, Font data defining a predetermined font and a full-width code for expanding as a full-width character image and a half-width code for expanding as a half-width character image for all characters of the half-width display character The half-width character image corresponding to the full-width character image corresponding to the full-width character image corresponding to the full-width character image of the half-width display character and the half-width character image corresponding to the half-width character code of the half-width displayed character. The display image creation means has code conversion means for converting a full-width code of the character into a half-width code when the character to be developed is the half-width display character. Is preferred.
[0029]
According to this configuration, Font data defining a predetermined font includes data for expanding each character of a half-width display character as a full-width character image and data for expanding each character of a half-width display character as a half-width character image. Since the display image creation means has code conversion means for converting the full-width code of the character into the half-width code when the character to be developed is a half-width display character, the character string data When the character to be expanded is a half-width display character, it can be expanded and arranged as a half-width character image based on a predetermined font by a half-width code after code conversion. A full-width character image can be developed and arranged based on a predetermined font, and a display image for efficiently displaying a character string including full-width display characters such as kanji on a small display screen can be created.
[0036]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a tape printing apparatus to which an image creating method and apparatus according to an embodiment of the present invention are applied will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0037]
FIG. 1 is an external perspective view of the tape printer in the opened state according to the present embodiment, and FIG. 2 is a block diagram of its control system.
[0038]
As shown in FIG. 1, the tape printing apparatus 1 has an outer shell formed by an upper and lower divided device case 2, and a keyboard 3 composed of various input keys is disposed on the front upper surface of the device case 2. The display 4 is disposed on the upper right front surface, the opening / closing lid 21 is disposed on the rear upper surface, and the lid opening button 23 for opening it is disposed on the front portion.
[0039]
In addition, as shown in FIG. 2, as a basic configuration, the keyboard 6 and the display 4 have an operation unit 11 for interfacing with a user, a print head 7 and a tape feeding unit 120, and the pocket 6 has A printing unit 12 for printing on the tape T of the mounted tape cartridge 5, a cutting unit 13 for cutting the tape T after printing, a detection unit 14 having various sensors and various detections, and various units having various drivers A drive unit 270 that drives the circuit, a power supply unit 290, and a control unit 200 that controls each unit in the tape printer 1 are provided.
[0040]
For this reason, a circuit board (not shown) is housed in the apparatus case 2 in addition to the printing unit 12, the cutting unit 13, the detection unit 14, and the like. In addition to the power supply unit 290, each circuit of the drive unit 270 and the control unit 200 is mounted on the circuit board. The power supply unit EU of the power supply unit 290 is connected to the AC adapter connection port 24 or a battery E such as a nickel-cadmium battery that is detachable from the outside, and supplies power to each unit in the tape printer 1.
[0041]
In the tape printer 1, the user inputs and edits desired characters (characters such as letters, numbers, symbols, and simple figures) with the keyboard 3 while confirming with the display 4 after mounting the tape cartridge 5 in the pocket 6. And input various instructions. For example, when printing is instructed, the tape T is fed from the tape cartridge 5 by the tape feeding unit 120 and desired printing is performed on the tape T by the print head 7, and the printed portion is fed out from the tape discharge port 22 as needed. When the desired printing is completed, the tape feeding unit 120 feeds the tape T to a position of a predetermined tape length, and then stops the feeding.
[0042]
As a precaution, in the above and following explanations, when it is better to describe the data representing character information collectively as character data or simply as characters, and to specify that it is text code data. Is described as character code data or simply as a character code, and when it is better to specify that it is an image (dot matrix: bitmap is also agreed), it is described as character image data or simply a character image.
[0043]
That is, for example, character data that is key-input is usually a character data code, and character data when displaying it as character information is character image data, which are obvious. For example, when a display image is created by arranging a character image in the display image creation area, dots that are pixels of each character image are generated (developed) in the display image creation area based on an outline font or the like from the character code. Create a display image (expand and place character codes as images), and develop and place character image data based on dot (bitmap) fonts and registered dot matrices that correspond to character codes. Creating a display image (developing and arranging character images) creates a display image by developing and arranging data (character data) representing character information, unless the difference is particularly problematic. Is substantially the same.
[0044]
Therefore, character code data (or character code) and character image data (or character image) are distinguished only when it is considered to be particularly clear, otherwise, data representing character information is summarized. Is described as character data (or characters).
[0045]
Next, the printing unit 12 is provided with a pocket 6 for mounting the tape cartridge 5 inside the opening / closing lid 21, and the tape cartridge 5 is placed in the pocket 6 with the opening / closing lid 21 opened. Detachable. A tape discharge port 22 that communicates the pocket 6 with the outside of the device is formed on the left side of the device case 2, and a tape cutter 132 that cuts the fed tape T faces the tape discharge port 22.
[0046]
As shown in FIG. 3, the tape cartridge 5 has an outer shell formed by a cartridge case 51 composed of an upper case 51a and a lower case 51b, and has a constant width (about 4 mm to 52 mm: side described later) The tape reel 52 around which the tape T of the size of the label to the size of the case label), the ribbon supply reel 53 around which the ink ribbon R is wound, and the ribbon take-up reel 54 around which the ink ribbon R is wound are rotated. A bottomless hollow chamber 55 is formed in a portion that is freely accommodated and where the tape T and the ink ribbon R overlap.
[0047]
Further, a protruding portion 57 is formed on the portion facing the hollow chamber 55 of the upper case 51a so as not to interfere with the print head 7 and the platen 62 of the pocket 6 from the lower side. When the cartridge 5 is mounted in the pocket 6, a platen side fitting hole 58 into which the upper end portion of the platen 62 is fitted and a head side fitting hole 59 into which the upper end portion of the head support shaft 65 is fitted are formed. ing.
[0048]
On the other hand, as shown in FIG. 1, the pocket 6 is provided with a head unit 61 including a print head 7 such as a thermal head and a platen 62, and when the tape cartridge 5 is installed in the pocket 6, The head unit 61 and the platen 62 are inserted so as to sandwich the tape T and the ink ribbon R. Similarly, the guide protrusion 64 is inserted into the hollow portion of the tape reel 52, and the take-up reel drive shaft 63 is inserted into the hollow portion of the ribbon take-up reel 54.
[0049]
Then, when the platen 62 and the take-up reel drive shaft 63 rotate using the feed motor 121 as a drive source, the tape T and the ink ribbon R are fed, and the tape T is fed from the tape reel 52 while the ink ribbon R is fed. Is fed from the ribbon feed reel 53, overlaps with the tape T, and is taken up by the ribbon take-up reel 54, and printing is performed by driving the print head 7 in synchronization therewith. The printing completion portion of the tape T is sent out from the tape delivery port 56 formed in the lower case 51b toward the tape discharge port 22 of the apparatus case 2, and after the printing is completed, the feeding of the tape T is continued and the predetermined cutting position is reached. Is sent to the position of the tape cutter 132.
[0050]
The cutting unit 13 includes a tape cutter 132, a cut button 133 for manually cutting the tape cutter 132, and a cutter motor 131 for automatically cutting the tape cutter 132. Thereby, in the tape printer 1, automatic / manual can be switched by mode setting.
[0051]
For this reason, in the case of manual cutting, when printing is completed, the user presses the cut button 133 provided on the apparatus case 2 to operate the tape cutter 132 and cut the tape T to a desired length. The In the case of automatic cutting, the tape is fed by a predetermined amount after printing is completed, and at the same time, the cutter motor 131 is driven to cut the tape T.
[0052]
The tape T has a two-layer structure composed of a tape base having one surface to be printed and the other surface being an adhesive processing surface, and a release paper covering the adhesive processing surface. A plurality of types of tape T are prepared, and the tape cartridge 5 that accommodates the tape T has a slightly different shape corresponding to the type of the tape T (a plurality of small holes and depressions are provided on the back surface). Some are present and others are not.
[0053]
In some types of the plurality of types of tape T, for example, as shown in FIG. 4, a disk cartridge (MD cartridge) of a mini disk (MD) or a disk case (MD case) that accommodates it on the tape base material. ) Are formed by half-cut (hereinafter, such a label is referred to as a half-cut label). As a result, the tape printer 1 can easily produce a desired label by mounting and printing a tape cartridge 5 containing this type of tape T, and peeling off the half-punched label portion after printing. The label can be easily attached to the position.
[0054]
As shown in FIG. 6, a standard size MD92 (2.5 inches) MD 92 (see FIG. 1) is accommodated in an MD cartridge 91, and the MD cartridge 91 is accommodated and stored in an MD case 93. .
[0055]
In this case, for example, on the surface of the MD cartridge 91, for example, a label LM printed as shown in FIG. 5A (main label LM, but when discriminated from the case label LMC below, is called a disk label LMD), On the surface of the MD case 93, as shown in FIG. 5B, two main labels LM (however, in the case of a single label having a size corresponding to two consecutive sheets, or even in a set of two, the above-mentioned disc label LMD) (Referred to as case label LMC), and a label (side label) LS as shown in FIG.
[0056]
The main label LM (disc label LMD) has various sizes. The largest size is about 36 mm × 52 mm, and the smallest size is about 36 mm × 18 mm. The size of the side label LS is about 4 mm × 60 mm. Further, the size of the case label LMC is about 52 mm × 72 mm, and one case label LMC may be affixed or the disc label LMD may be affixed in a set of two.
[0057]
The disk name (attribute information) of the MD (disk) 92 is normally used for printing (characters) for “TITLE” in FIGS. 5A and 5B and for the side label LS. This is because the disc name normally represents the contents of the main information (song) stored in the MD (disc) 92 most accurately. The numbers such as 1.2.3 in the figures are main information numbers (song numbers) and correspond to the track numbers in the MD92, for example, and the corresponding capital letters such as “AAAAA” The stored main information name (song title) is shown. In other words, a state in which a song number and a song name corresponding to the song number are printed side by side on the same line is shown as an image.
[0058]
Conventionally, music that is music information is recorded in the MD as main information. Also, management information consisting of text data (text code) and other text information are recorded as attribute information related to the main information. As management information, the song number, the start and end addresses of the song, the recording date of the song, etc. are automatically recorded when the song is recorded, and the recording date of the disc name is automatically recorded when the disc name is recorded. The Further, the other text information includes a disc name, a song name, and the like input by the user.
[0059]
In addition, characters such as alphanumeric characters and kana are characters that are easy to handle even if they are half-width (half-width characters) due to the structure of the characters (simplification as a character image). For example, display efficiency per unit area or display portion Are generally treated as half-width characters (half-width display characters). On the other hand, characters such as kanji and symbols are generally treated as full-width characters (full-width display characters) because of the character configuration (complexity as a character image).
[0060]
For this reason, in MD, attribute information (hereinafter referred to as “single-byte display attribute data”) including only single-byte display characters such as alphanumeric characters and kana characters (hereinafter “single-byte display attribute data”) and full-width characters such as kanji are displayed. There are separate areas for storing attribute information (hereinafter “full-width display attribute information”) represented by character data including display characters (hereinafter “full-width display attribute data”). Only one of them is used. When full-width display characters such as kanji are used, if this is reflected in the label as it is, a label that is easier to see can be created.
[0061]
In addition to the above, the attribute information includes the total number of songs automatically input by the MD player (or arbitrarily input by the user), recording (playback) time, artist name (composer name, etc.), and the like. In some cases. In FIG. 5 (b), “AAAA ...” added after the name of a song such as “AAAAAA” is an image of an artist name (composer name, etc.), and in FIGS. 5 (a) and (b). “˜Other x songs” is an image of information obtained from the total number of songs (of course, “~ all x songs” may be used as it is).
[0062]
Conventionally, the attribute information as described above (the total number of songs, the disc name, the song number, the song name, the playback time, the recording date, the artist name, etc.) is displayed on the display unit of the MD playback device (MD player) or the remote controller. It is used as display information.
[0063]
For example, as shown in FIG. 7, a conventional portable MD player 90 also has a MD cartridge 91 (with a built-in MD92) and operates various keys on the main body operation unit 914 to operate the music in the MD92. And various attribute information as described above can be displayed on the main body display unit 912.
[0064]
That is, conventionally, the various labels described above are normally supplied as accessories of the MD 92. For example, when the MD 92 is reproduced by the MD player 90 described above, the characters of the attribute information displayed on the main body display unit 912 are displayed. With reference to data (display data), after the user has handwritten on various labels, they are pasted on each part of the MD cartridge 91 and the MD case 93.
[0065]
Conventionally, there are some MD playback apparatuses that transmit and receive various data to and from the remote control by remote control communication (including wired and wireless), and in particular, there are types that have a display unit on the remote control side. For example, the MD player 90 described above with reference to FIG. 7 is also of such a type, and the remote control terminal 901 of the MD player 90 is inserted with a connection connector (or connection plug or the like) of the remote control connection cable 925 from the remote control 921 to operate the remote control. By operating the various keys of the unit 923, the music in the MD92 can be played, and various attribute information can be displayed on the remote control display unit 922, and the same thing can be done with reference to the displayed attribute information. Handwriting) is performed.
[0066]
However, the above work is very complicated, and it is almost impossible to write a large number of characters by hand in a small-sized label, and it is very persevering to create several types of labels. Was that.
[0067]
On the other hand, as described above with reference to FIG. 4, in the tape printer 1, printing is performed with the tape cartridge 5 containing the tape T on which various half-cut labels are formed, and the half-cut label portion is peeled off after printing. With this, a desired label can be easily created, and a label that can be easily attached to a predetermined position can be obtained.
[0068]
In the tape T shown in FIG. 4, a plurality of different labels, that is, the tape T on which the main label LM (disk label LMD) and the half-cut label for the side label LS are formed are respectively separated into individual tapes T. However, both half-cut labels (that is, for creating the disk label LMD and for creating the side label LS) may be formed on one type of tape T. Also, a tape T for making the case label LMC can be prepared.
[0069]
For this reason, in the tape printer 1, the various tapes T described above, that is, the various tapes T from the width of about 4 mm for creating the side label LS to about 52 mm for creating the case label LMC, and the half Various tape cartridges 5 each containing a tape T or the like on which no blank label is formed are prepared.
[0070]
However, in the following description, the case where labels are mainly created will be described, and in that case, at least two types, that is, one for main label LM creation and one for side label LS creation, need to be understood. In order to facilitate the explanation, it is assumed that only two types shown in FIG. 4 are prepared. In the tape T in FIG. 10A, a main label LM having a width of 36 mm is formed in the tape width Tw = 46 mm, and in the tape T in FIG. Two sheets are formed).
[0071]
Correspondingly, the printable width in the tape width direction by the print head 7 is also set to 36 mm (0.125 mm / 288 dots as dots) (see FIG. 39). Of these, 32 mm excluding margins in the width direction is used for printing on the main label LM. Of course, when making it possible to produce a case label LMC with a single sheet, it is 56 mm, and if it is exclusively for side labels, 4 mm is sufficient. However, in the following, a 288-dot print head that can be used most generally and is relatively small 7 is used.
[0072]
On the other hand, the tape cartridge 5 has a slightly different shape so that the type of the tape T can be identified by the tape width of the tape T accommodated, the type of the half-cut label, etc. as described above. A tape identification sensor 141 such as a micro switch for detecting the difference in shape is provided so that the type of the tape T can be detected.
[0073]
Similarly to the tape T shown in FIG. 4, the reference holes TH are formed in each tape T at a predetermined interval, and in the vicinity of the tape discharge port 22 (see FIG. 1) (that is, in the vicinity of the tape cutter 132). Is provided with a tape position sensor 143 such as a photo interrupter for detecting the reference hole TH so that the position of the tape T (in particular, the printing position) can be detected.
[0074]
Further, a part of the opening / closing mechanism of the opening / closing lid 21 is provided with a lid opening / closing sensor 142 such as a limit switch for detecting opening / closing of the opening / closing lid 21, and an abnormality such as the opening / closing lid 21 being opened during printing. Can be detected.
[0075]
As shown in FIG. 2, the detection unit 14 supplies the power supply unit EU of the power supply unit 290 that supplies power to each unit of the tape printing apparatus 1 in addition to the tape identification sensor 141, the lid opening / closing sensor 142, and the tape position sensor 143. A voltage sensor 144 is connected to detect the potential fluctuation. Depending on the actual situation, other sensors such as an ambient temperature sensor and a head surface temperature sensor may be provided, or a part of the sensor may be omitted.
[0076]
The drive unit 270 includes a display driver 271, a head driver 272, and a motor driver 273.
[0077]
The display driver 271 drives the display 4 of the operation unit 11 according to the instruction based on the control signal output from the control unit 200. Similarly, the head driver 272 drives the print head 7 of the printing unit 12 in accordance with an instruction from the control unit 200.
[0078]
The motor driver 273 includes a feed motor driver 273d that drives the feed motor 121 of the printing unit 12, and a cutter motor driver 273c that drives the cutter motor 131 of the cutting unit 13, and similarly, an instruction from the control unit 200 Each motor is driven according to
[0079]
The operation unit 11 includes a keyboard 3 and a display 4. As shown in FIG. 8, the keyboard 3 has a power key 31, a shift key 32, and upward ("↑"), downward ("↓"), left ("←"), and right ("→") directions. 4 cursor keys 33 (33U, 33D, 33L, 33R) for moving the cursor (actually, moving the display range of the display screen 41): Hereinafter, each key is referred to as a “cursor“ ↑ ”key 33U” or the like. And 8 function keys in addition to “cursor key 33”.
[0080]
That is, in the upper part, a character decoration key (hereinafter referred to as “decoration key”) 34F, a character input as a function key group 34 mainly for input / editing and decoration of each character (letters, numbers, symbols, figures, etc.) A key (hereinafter “character key”) 34C, a picture / symbol key (hereinafter “symbol key”) 34D, and a deletion cancel key (hereinafter “deletion key”) 35 are provided. In the lower part, a read key 36, a conversion / space key (hereinafter referred to as “conversion key”) 37, a confirmation key 38, and a print key 39 are provided to mainly operate various data to be processed.
[0081]
FIG. 8 is a schematic view, and the actual arrangement (see FIG. 1) and the relative positions of the keys are slightly different, but the arrangement is almost the same. Each key name in FIG. 8 is printed on the surface of the keyboard 3 in FIG.
[0082]
The decoration key 34F, the character key 34C, the symbol key 34D, the delete key 35, the read key 36, and the conversion key 37 are operated together with the shift key 32 (by pressing each key while pressing the shift key 32). , Form key 34FS (shift key 32 + decoration key 34: hereinafter, the operation state used in combination with this shift key 32 is reflected, S is added to the reference sign and referred to as “form key 34FS”, and so on), frame key 34CS, adjustment key It functions as the 34DS, all delete key 35S, line reading key 36S, and conversion mode key 37S.
[0083]
Further, since each of the cursor keys 33 described above may be used in combination with the shift key 32, in such a case, for example, when operating together with the cursor “↑” key 33U, the “shift cursor“ ↑ ”key 33US” or the like. When the combined operation is performed collectively, it is expressed as “shift cursor key 33S”.
[0084]
Of course, each of the above keys may be provided individually. However, like the display 4 described below, the size of the keyboard 3 is related to the miniaturization of the entire tape printer 1, and therefore, the combination with the shift key 32 is possible. Therefore, the number of keys for necessary functions is reduced.
[0085]
On the other hand, as shown in FIG. 9, the display 4 has an indicator display section 4i capable of lighting 18 indicators and a (horizontal) 72 dots × (vertical) 16 dots dots in a display screen 41 composed of an LCD or the like. And a character display section 4c made of a matrix.
[0086]
The indicator display unit 4i indicates various modes and states for printing character data of a title and a song title (text data: see FIG. 5) by its lighting state, and the eight indicators in the upper row shown in FIG. 4i00 to 4i07 are related to the title (corresponding to the disc name), the lower eight indicators 4i10 to 4i17 are related to the song title, and the two indicators 4iL and 4iR on the right side are the main label LM (disc label LMD and case label LMC). ) Indicates that all song titles cannot be printed, that is, the print line overflows (line overflow).
[0087]
As shown in FIG. 11, the character display unit 4c has management units of two basic display formats. One is a half-width / full-width display shown in FIG. 6A. In this case, a sub-display unit composed of two 8-dot × 8-dot dot matrixes at the left end indicated by coordinates CE and CF, and coordinates C0 to C0. The main display unit is managed by being divided into eight 8-dot × 16-dot dot matrixes indicated by C7. The sub display section is used for displaying a music number, which will be described later, and the main display section is used for displaying a title, a song name, and other general character data.
[0088]
The other one is a 6 × 8 display shown in FIG. 2B, and is managed in a dot matrix unit of 6 dots × 8 dots as shown by the name. The upper row is 12 coordinates A0 to Ab, and the lower row is The coordinates B0 to Bb are divided into a total of 24 and managed. This display is used, for example, in the case of a special display such as a code display section (of a JIS code for MD system) when inputting characters.
[0089]
In the screen display of the tape printer 1, the cursor K for designating the display range, editing (for example, character insertion) position, etc. is fixed to the right end of the above-mentioned main display unit coordinate C5 as shown in FIG. Yes.
[0090]
(A) shows coordinate values, and (b) to (e) show the right end of full-width display characters in full-width / half-width mixed characters when only full-width display characters are displayed or only half-width display characters are displayed. The case where the cursor K is located on the right side indicates that the cursor K is located at the right end of the half-width display character in the same manner. In these cases, the display range is moved by operating the cursor key 33. For example, when the cursor “→” key 33R is pressed, the displayed character moves to the left, that is, the display range moves to the right.
[0091]
As shown in FIG. 2, the contents (various commands and data) input by the user with the keyboard 3 while checking on the display 4 are output to the control unit 200.
[0092]
The control unit 200 includes a CPU 210, a ROM 220, a character generator ROM (CG-ROM) 230, a RAM 240, and a peripheral control circuit (P-CON) 250, which are connected to each other by an internal bus 260.
[0093]
The ROM 220 has a control data area 222 for storing control data including a kana-kanji conversion table (dictionary), a color conversion table, a character modification table and the like in addition to a control program area 221 for storing a control program processed by the CPU 210. Yes.
[0094]
The CG-ROM 230 stores font data such as characters, symbols, and figures prepared in the tape printer 1 and outputs corresponding font data when given code data specifying the characters. .
[0095]
The RAM 240 is backed up so as to retain the stored data even when the power is turned off by the operation of the power key 321, and includes various register groups 241, text data area 242, display image data area 243, print image. The area includes a data area 244, a half-width display attribute data area 245, a full-width display attribute data area 246, and various conversion buffer areas 247 such as a color conversion buffer, and is used as a work area for control processing.
[0096]
In the P-CON 250, a logic circuit for supplementing the function of the CPU 21 and handling interface signals with various peripheral circuits and the MD player 90 is configured by a gate array or a custom LSI. For example, a timer (TIM) 251 for performing various timings, a remote control communication control circuit (RC) 252 and the like are incorporated as functions in the P-CON 250.
[0097]
For this reason, the P-CON 250 is connected to the various sensors of the detection unit 14 and the keyboard 3, and the various detection signals from the detection unit 14 and the various commands and input data from the keyboard 3 are directly or processed to the internal bus 260. In conjunction with the CPU 210, the data and control signals output from the CPU 210 and the like to the internal bus 260 are output to the drive circuit unit 270 as they are or after being processed.
[0098]
Further, the P-CON 250 is connected to the remote control interface terminal (RT) 25 of the tape printer 1, the remote control connection cable 26 having a connection connector (or connection plug or the like) connected to the RT 25, and the remote control terminal 901 of the MD player 90. Thus, remote control communication is performed and remote control communication described later is performed in conjunction with the CPU 210.
[0099]
With the above configuration, the CPU 210 inputs various signals and data from the respective units in the tape printer 1 and the MD player 90 via the P-CON 250 according to the control program in the ROM 220, and the font from the CG-ROM 230. Data, various data in the RAM 240, etc. are processed, and various signals and data are output to each part in the tape printer 1 and the MD player 90 via the P-CON 250, thereby controlling the printing position and the display screen 41. The entire tape printer 1 is controlled such as performing display control, remote control communication control, etc., and controlling the print head 7 to print on the tape T under predetermined printing conditions.
[0100]
Next, the processing flow of the entire control of the tape printer 1 will be described with reference to FIG. When the processing is started by pressing the power key 31 (power on), as shown in the figure, first, each control flag that has been evacuated to return the tape printer 1 to the previous power-off state. (S1), and the previous display screen (screen G0 in FIG. 20, screen G11 in FIG. 21, etc.) is displayed as the initial screen (S2).
[0101]
The subsequent processing in FIG. 13, that is, the determination branch (S 3) for determining whether or not the key is input and various interrupt processing (S 4) are conceptually illustrated processing. Actually, in the tape printer 1, when the initial screen display (S2) ends, the key input interrupt is permitted, and the state is maintained until the key input interrupt is generated (S3: No). When any key input interrupt occurs (S3: Yes), the process proceeds to the respective interrupt process (S4), and when the interrupt process is completed, the state is maintained again (S3: No).
[0102]
As described above, in the tape printer 1, the main processing is performed by interrupt processing. Therefore, if the print image data to be printed is prepared, the user can press the print key 39 at any time to print. A processing interrupt occurs, print processing is started, and printing using the print image data can be performed. That is, the user can arbitrarily select the operation procedure up to printing.
[0103]
Here, an example of transmission / reception between the MD player 90 and a remote controller (for example, the above-described remote controller 921 in FIG. 7) during remote control operation (communication) will be described.
[0104]
For example, as shown in FIG. 14, when an operation for requesting arbitrary attribute information is performed by the user (hereinafter referred to as an operation of pressing a “request key”), the remote controller 921 makes a request as an interrupt process. The process (Q10) is started and started. First, a request signal RQ1 is generated and transmitted (Q101).
[0105]
Upon receipt of this request signal RQ1, the MD player 90 starts by starting response processing for the request, and executes response processing (P10, P101: simplified start in the following description and illustration (for example, P10 and the like above) ) Is omitted), and RP1 of response data to the request RQ1 (which may be only a control signal to respond, but is also referred to as response data here) is transmitted (P102).
[0106]
When the response data RP1 is received (Q102), the remote controller 921 determines whether the requested data is requested, that is, whether the response data is desired response data for the request signal RQ1 (Q103). In this case, there is identification data (for example, 1 byte) at the head of one transmission / reception unit (for example, packet) of the response data, and by identifying the data by this identification data, it is determined whether or not it is requested data. .
[0107]
If the response data RP1 is different from that requested (Q103: No), the request is re-requested (Q101). On the other hand, when it is as requested (Q103: Yes), the request process is terminated (Q106), and the process proceeds to the next process such as storing or displaying the received data in a predetermined area. Of course, these processes (storage process, display process, etc.) may be included before the process ends (Q106).
[0108]
However, in the above case, in the MD player 90, if there is response data continuously transmitted, for example, if the response data RP1 is the first response data RP1, the second response data RP2, the third response data RP3,. The k-th (k = 1, 2,...) Response data RPk is transmitted (P104 to P105).
[0109]
On the other hand, when the first response data RP1 is different from that requested (Q103: No), the remote control 921 ignores the first response data RP1 and re-requests (Q101). Is also ignored. On the other hand, when the request is satisfied (Q103: Yes), the request process is terminated after receiving the second response data RP2, the third response data RP3,..., The kth response data RPk (Q104 to Q106). .
[0110]
As described above, the remote control 921 generates and transmits a request signal corresponding to the operated request key, and the MD player 90 is configured to transmit (reply) response data corresponding to the request signal. Therefore, the tape printing apparatus 1 can perform the same function as the remote control 921 if it is provided with the same request key as the remote control 921 and processed in the same manner.
[0111]
Note that the MD player 90 assumed in the present embodiment is different from that described above with reference to FIG. 7 as long as various attribute information can be displayed on the remote control display unit 922 by key operation of the remote control 921. The type having only a part of the various request keys or the type not having the main body display unit 912 may be used. In the following, for convenience of explanation, it is assumed that the communication is based on wired remote control communication. However, this can be applied to wireless remote control communication by changing this to transmission / reception using, for example, infrared rays or FM radio waves.
[0112]
Now, the MD player 90 exemplified here is similar to a commercially available MD player. As the types of the above-mentioned request keys, a reproduction key (PLAY key), a rewind (songback) key (REWIND key: hereinafter) REW key), stop key (STOP key), pause key (PAUSE key), playback mode key (PLAY-MODE key: hereinafter abbreviated as P-MOD key), and display key (DISPLAY key: hereinafter, DISP) (Abbreviated as key). In other words, each function can be activated by having these request keys on the remote control side.
[0113]
In addition, the MD 92 mounted on the MD player 90 stores information on one song per track (including both half-width display attribute information and full-width display attribute information), and the track number matches the song number. ing.
[0114]
Here, the PLAY key plays a role of starting a function as a fast-forward key by pressing and holding for a predetermined time in addition to reproduction (sends a fast-forward signal as a request signal). The MD player 90 starts playback processing in response to a playback request and sends display information of the song number and song name to the remote control during playback, but each time it is requested for a fast-forward request. The track number (song number) and the corresponding song name are sequentially output. That is, by fast-forwarding operation from the remote controller, it is possible to move to the reproduction of the next song and the display of the song number / song title without waiting for the reproduction as music information.
[0115]
In this case, the song name (attribute information, display information) includes both the song name represented by the half-width display attribute data (half-width displayed song name) and the song name represented by the full-width displayed attribute data (full-width displayed song name). The remote controller selects and displays one of predetermined ones (conventionally, only the one-byte display song title side).
[0116]
Depending on the state of the MD player 90 when the REW key is pressed, character data relating to the currently reproduced song (attribute information: character data of track number (song number) and song name) or character data relating to the preceding song is displayed. When the key is a request key to be requested and it is operated repeatedly, the MD player 90, like the PLAY key, but in the reverse direction (the direction in which the track number decreases) and the track number (track number) and the corresponding song name Are sequentially output. The STOP key is a request key for requesting stop of reproduction, and the PAUSE key is a request key for requesting pause.
[0117]
The P-MOD key is a request key for sequentially switching a playback mode (playback mode) to a normal playback mode, a repeat playback mode of all songs, a playback mode of repeats of a song, and a playback mode of randomly playing. .
[0118]
The DISP key is a request key for switching and selecting the display mode of the display unit of the remote controller, and may include a song name (song number + song name: artist name and other additional information. In order to avoid complications, the description will be given assuming that the song number + song name is assumed.) The disc number (the total number of songs + the disc name may also be displayed.) In the following, this case is assumed. Disc name display mode for displaying), time display mode for displaying time, playback time display mode for displaying playback time (performance time), track number display mode, disc name display mode, etc. Are sequentially switched.
[0119]
The disk name (attribute information, display information) in this case also includes both a single-byte display attribute data (single-byte display disk name) and a double-byte display attribute data (double-byte display disk name). Then, a predetermined one (conventionally, only the half-width display disk name side) is selected and displayed.
[0120]
Since the MD player 90 is configured to transmit (reply) response data in response to each request signal generated by operating each request key, the label print device also uses the same request key as the remote controller. If equipped and processed in the same way, the same function as the remote control can be achieved.
[0121]
Further, it is possible to make a continuous attribute information request by combining request signals from a plurality of request keys of the remote controller. That is, an arbitrary combination can be requested by newly establishing a key, changing a processing program using an existing key, or the like, such as requesting a disk name and an arbitrary number of music names from a desired arbitrary music number.
[0122]
For this reason, the tape printer 1 is provided with the above-described read key 36 in FIG. 8 as the request key as described above. Hereinafter, a continuous attribute information request by the read key 36 will be described.
[0123]
As shown in FIG. 15, when the user presses the read key 36, the tape printer 1 starts and starts the print data read process (Q20) as an interrupt process, as in FIG. First, a DISP key signal is generated and transmitted as a request signal RQ21 (Q201).
[0124]
Upon receiving this request signal RQ21, the MD player 90 switches the display mode as a response process to the request (P201), and transmits character data (attribute information, display information) corresponding to the display mode as response data RP21 ( P202).
[0125]
When the character data which is the response data RP21 is received (Q202), the tape printer 1 determines whether it is desired data, that is, disk name display data (Q203).
[0126]
For example, when the request signal RQ21 is transmitted (Q201), if the display mode of the MD player 90 is the disc name display mode, the time display mode is set by switching the display mode (P201). RP21 is character data for time display. When the request signal RQ21 is transmitted (Q201) and the time display mode is set, the response data RP21 is character data for displaying the reproduction time. Similarly, in the reproduction time display mode, the response data RP21 is character data for displaying a song name (song number + song name).
[0127]
In these cases, it is not the desired disc name display data (total number of songs + character data of disc name) (Q203: No), so the tape printer 1 makes a re-request (Q201). As described above, the determination in this case is also performed by identifying the identification data at the head of the response data RP21.
[0128]
On the other hand, when the request signal RQ21 is transmitted (Q201), if the display mode of the MD player 90 is the song title display mode, the disc name display mode is set by switching the display mode (P201). RP21 is character data (total number of songs + disc name) for disc name display.
[0129]
In this case, since the tape printer 1 is the desired disc name display data (Q203: Yes), the received character data is stored in a predetermined area as character data of the disc name (total number of songs + disc name) (Q204). The process proceeds to the next process (Q205).
[0130]
In this case, the character data of the disk name (attribute information, display information) also includes the character data of both the half-width display disk name and the full-width display disk name, and both are continuous for a single request signal. Unlike the remote control described above, the tape printer 1 stores both character data in the respective storage areas in the RAM 240, that is, the half-width display attribute data area 245 and the full-width display attribute data area 246, respectively. (Q204).
[0131]
At the time of storage (Q204), either one or both of the character data may not be present (empty data) or illegal data may be included. The state is memorized.
[0132]
For example, when half-width display disk name flag, full-width display disk name flag, etc. are prepared and character data of both disk names is included, [half-width display disk name flag, full-width display disk name flag] = [1, 1], [0, 0] or [0, 1] when only one is selected, and [0, 0] when both are absent. The same can be done for the presence or absence of illegal data. As a result, due to the user's selection and the convenience of the processing following the main processing (reading processing), the state at the time of reading is discriminated from the flag or the like so that the processing can be easily branched.
[0133]
When the storage of the disc name (total number of songs + disc name) is completed (Q204, Q205), the tape printer 1 next generates and transmits a DISP key signal as a request signal RQ26 as shown in FIG. (Q206), transmission / reception and determination similar to those described above in FIG. 15 (Q206, P206, P207, Q207, Q208) are performed, and when desired song title display data is received (Q208: Yes), then a predetermined song Number (track number) is set (Q209), and a predetermined number of songs is set (Q210).
[0134]
The predetermined song number in this case may be a song number that can be automatically detected and set, such as song number 1, the song number of the last played song, the next song number, or any setting means by key operation or the like May be provided so that the user can arbitrarily set. Also, the predetermined number of songs may be a value that can be automatically set, such as the total number of songs obtained together with the above-described disc name in FIG. 15, or may be arbitrarily set by the user. In the following, description will be made by taking, as an example, all songs (for example, 20 songs) from the song number 1, that is, a prescribed song number I = 1 and a prescribed number of songs J = 20.
[0135]
When the predetermined music number I = 1 and the predetermined music number J = 20 are set as the first music number i = 1 (= I) and the remaining music number j = 20 (= J) (Q209, Q210), the tape The printing apparatus 1 proceeds to the next process (Q211), and then generates and transmits a PLAY key continuous (that is, fast forward) signal as the request signal RQ2C as shown in FIG. 17 (Q212).
[0136]
When this request signal RQ2C is received, the MD player 90 increments (+1) the playback track number (that is, the song number) as a response process to the request (P212), and character data (attribute information) of the track number (song number). , Display information) is transmitted as the first response data RP2C1 (P213), and then the character data of the music title stored in the track is transmitted as the second response data RP2C2 (P215).
[0137]
When the first character data (music number) is received as the first response data RP2C1 (Q213), the tape printer 1 determines whether or not the desired music number i (initially i = 1) (Q214). If it is not the song number i (Q214: No), it is requested again (Q212). If it is the desired song number i (Q214: Yes), then the second character data (song name) is received as the second response data RP2C2. Then, these data are stored in a predetermined area as song name (song number + song title) data (Q216).
[0138]
The character data of the song name (song number + song name: attribute information, display information) in this case also includes character data of both the half-width displayed song name and the full-width displayed song name. Similar to the name, both character data are stored in the song name areas of the half-width display attribute data area 245 and the full-width display attribute data area 246 in the RAM 240 (Q216).
[0139]
Also, for all songs including the following, the same disk name flag as above (for example, half-width displayed song name flag, full-width displayed song name flag, half-width song name invalid data present flag, full-width song name invalid data present flag, half-width song name empty data) The status of the received data is stored by the presence flag, the full-width music title empty data presence flag, etc.) so that the state at the time of reading can be easily determined by subsequent processing or the like (Q216).
[0140]
When the storage of the character data of the first song name (song number 1 and the corresponding song name) is completed (Q216), it is next determined whether or not the storage of the predetermined number of songs is completed (Q217). That is, it is determined whether or not the number of remaining songs j ≦ 1. Here, since the storage of the first song name (song number i = 1) has only been completed (j = 20) (Q217: No), next, the song number i is incremented (+1) to obtain the desired song. No. i = 2 (= 1 + 1), and the number of songs j is decremented (−1) to the number of remaining songs j = 19 (= 20−1) (Q218).
[0141]
Subsequently, the same processing as described above (Q212, P212, P213, Q213, Q214, P215, Q215, Q216) is performed for the desired song number i = 2 and the remaining number of songs j = 19, and the next song name ( When the storage of the character data of song number 2 and the corresponding song name) is completed (Q216), it is next determined whether or not the storage of the predetermined number of songs is completed (remaining number of songs j ≦ 1). In the same manner, next, the music number i is incremented (+1) to obtain a desired music number i = 3 (= 2 + 1), and the number of songs j is decremented (−1) and the remaining number of songs j = 18. (= 19-1) (Q218).
[0142]
Thereafter, similarly, the desired music number i = 3, 4,... (Remaining music number j = 18, 17,...) Is processed, and the desired music number i = 20 (remaining music number j = 1). ) Is completed (Q216), whether or not the storage of the predetermined number of songs is completed (remaining number of songs j ≦ 1) In this case, since the number of remaining songs j = 1 (Q217: Yes), the entire process is terminated (Q219).
[0143]
At this point, the target disc name (total number of songs + disc name) and character data (attribute information, display information) of song names (song number + song name) from song number 1 to all songs (20 songs) are read and The storage of these character data in the predetermined area is completed.
[0144]
In the above-described process for obtaining the desired music number (data), it is only necessary to change the track number. Therefore, as shown in the figure (indicated in [] of Q212), the REW key is continuous (that is, rewinding). ) Signal can be used in the same manner. Also, in this case, by changing the setting of the next song number “i ← i + 1” (Q218) to “i ← i−1”, the song names (songs) in the reverse order (descending order relative to the aforementioned ascending order). No. + song name) data can also be stored.
[0145]
Further, in the above-described example, the example of the MD 92 in which the track number and the music number correspond to each other has been described. However, the data may be managed more finely in units of sectors or clusters corresponding to the data format in the MD 92. Further, for example, an MD 92 that stores one piece of music number corresponding to a plurality of tracks and stores more information including the artist name and the like as one piece of information can be used. Further, for a combination of an MD player and a remote controller that can reproduce such MD 92 and display more attribute information, the same request as the remote controller that can be combined with the MD player 90 is connected as the MD player 90 described above. The present invention can be similarly applied by changing a processing program or the like so as to transmit a request signal by a key or a request signal of a plurality of combinations thereof.
[0146]
In the above example, the distinction between half-width display attribute data (or half-width display attribute information) and full-width display attribute data (or full-width display attribute information) is simply based on whether or not full-width characters such as kanji are included. However, instead of 2-byte code representation such as JIS code, etc., half-width display characters of 1-byte code representation (a method that has been generally adopted from the past) are adopted. You may make it distinguish from a display character.
[0147]
That is, in this case, by reducing the number of half-width display characters to be represented by a code (excluding hiragana), it can be represented by 1 byte, and the storage capacity of half-width display attribute data can be reduced. In this case as well, because it is for convenience reasons such as a small storage capacity, it is distinguished by whether or not it includes double-byte display characters (characters represented by codes of a specific code group) such as kanji. It is included in the concept and is included in the category of the above description.
[0148]
Further, as shown in FIG. 18, the process corresponding to FIG. 15 is the disk name request / storage process (S201), the process corresponding to FIG. 16 is the song name request preparation process (S202), and the process corresponding to FIG. A similar process can be performed as the print data reading process (S20) by creating a subroutine (module) as the storage process (S203) and starting them in order. In this example, the interrupt process is started by pressing the read key 36 (read key interrupt). However, the entire process (S20) is further sub-routined so that it can be started from a higher-level processing routine. good.
[0149]
As described above, the MD player 90 (disc player) receives a request signal generated by the key operation from the remote controller, and among the character data displayed on the display unit of the remote controller, character data responding to the request signal is displayed. Since it is configured to transmit to the remote controller, if the same request signal as the remote controller is generated and processed in the same way, the tape printer 1 can obtain the same character data as the remote controller.
[0150]
On the other hand, the tape printer 1 generates a plurality of request signals by simply pressing the read (request) key 36 (based on a single operation of the external operation means), and combines a plurality of continuous request signals. Since the request signal is transmitted to the MD player 90 (disc player), a plurality of character data responding to the plurality of consecutive request signals can be obtained by a single operation.
[0151]
For example, in the above-described examples in FIGS. 15 to 18, the character data of the song names (song numbers + song names) of all the songs (20 songs) are obtained from the disc name (total number of songs + disc name) and the song number 1 (received, However, in order to obtain such character data (display data) by operating the keys on the remote controller, it is necessary to perform key operations at least 22 times (Q201 × 1 time, Q206 × 1 time, Q212 × 20 times). However, as described above, in the tape printer 1, it can be obtained by a single operation of the read key.
[0152]
As a result, part or all of the acquired character data can be printed on the label as it is or after being edited, and is pasted on the MD (disc) cartridge 91 or the MD (disc) case 93 (see FIGS. 5 and 6). Can be easily created.
[0153]
In this case, it is preferable that the plurality of continuous request signals include request signals for requesting all character data to be printed on the label.
[0154]
For example, in the example described above with reference to FIGS. 15 to 18, the character data of the song names (song numbers + song names) of all the songs (20 songs) are obtained from the disk name (total number of songs + disc name) and the song number 1. For example, all the character data for printing on the main label LM and the side label LS described above in FIG. 5 except the artist name and other additional information can be obtained by a single operation of the read key 36.
[0155]
As described above, in the song number display mode, when the artist name and other additional information can be received following the song number + song name (if these additional information are regarded as a part of the song name, the same processing is performed. The third response data following the song name may be used.) All character data including the artist name and other additional information can be obtained by a single operation.
[0156]
That is, when a plurality of continuous request signals generated by a single operation of the read key 36 include, for example, request signals for requesting all character data to be printed on the label in FIG. 5, the single operation is performed. Only the character data necessary for printing can be obtained, and for example, the label of FIG. 5 can be created more easily.
[0157]
Next, the edit mode state transition and typical screen display of the tape printer 1 will be described with reference to FIGS.
[0158]
As shown in FIG. 19, in the tape printer 1, the basic input mode (H1), the character selection input mode (H2), the symbol selection input mode (H3), the kana-kanji conversion mode (H4), and the function selection setting mode (H5). There are five editing modes.
[0159]
Immediately after the power key 31 is pressed, that is, immediately after the power is turned on, the basic input mode (H1) is set, and the subsequent operation of each function key causes a state transition between the edit modes as shown in the figure.
[0160]
First, when the character key 34C is pressed in the state of the basic input mode (H1), the character selection input mode (H2) is entered, and the character selection is completed and the enter key 38 is pressed, or the character selection is deleted to cancel the character selection. When the key 35 is pressed, the mode returns to the basic input mode (H1).
[0161]
In the symbol selection input mode (H3), the state is similarly changed by pressing the symbol key 34D instead of the character key 34C in the character selection input mode (H2). Further, state transition is performed by the symbol key 34D from the character selection input mode (H2) and by the character key 34C from the symbol selection input mode (H3).
[0162]
If the conversion mode key 37S is pressed in the basic input mode (H1), the kana-kanji conversion mode (H4) is entered. When the conversion mode key 37S is pressed again in this state, the kana-kanji conversion is completed and the confirmation key 38 is pressed. When the key is pressed or when the delete key 35 is pressed to cancel the kana-kanji conversion, the process returns to the basic input mode (H1).
[0163]
In addition, when the decoration key 34F, the form key 34FS, the frame key 34CS, or the adjustment key 34DS is pressed in the basic input mode (H1), the function selection setting mode (H5) is entered, the function setting is completed, and the enter key 38 is entered. When the key is pressed or when the delete key 35 is pressed to cancel the function setting, the process returns to the basic input mode (H1).
[0164]
As described above with reference to FIG. 13, when the power key 31 is pressed, initial setting (S1) is performed and the previous display screen is displayed as the initial screen. As described above, immediately after the power is turned on, the basic input mode ( H1), the previous display screen in the basic input mode (H1) is displayed as the initial screen (S2).
[0165]
In the factory-shipped state, no character data (text data) is displayed, but the initial screen in such a case has coordinates as shown in FIGS. 20 (a) and 20 (b). The cursor K is displayed at the right end of C5, and the character “D” representing the title line is displayed at the coordinates CE and CF (as described above, usually the disc name is the title, so its initial) is displayed (G0). This state is hereinafter referred to as “text initial state” in the sense that there is no text data. FIG. 2C shows an example of title display.
[0166]
On the other hand, as the character data, for example, “someday” in half-width display is displayed as the song name of the song number i = 2, for example, the initial screen is a reproduction of the display screen at that time as shown in FIG. (G11). In addition, the indicator indicator 4i at this time is illuminated with an effective indicator among the various modes and states set last time.
[0167]
Further, when the all erasure key 35S is pressed from this state (G11), a message for confirming that all erasure is performed is displayed blinking (or reversed) (G12: hereinafter, blinking display or reversed display is illustrated as in the screen G2. Note that blinking display or reverse display can be changed by setting the internal mode status, but the detailed explanation is omitted.) Pressing the enter key 38 executes all erasure. The text is in an initial state (G13: same as G0).
[0168]
As described above, immediately after the power is turned on, the character input mode (H1) is set, and the initial screen is the screen G0 in the initial state of text or the previous character (text) display screen (the above-described screen G13 or the like).
[0169]
Then, except for special cases such as when all erasing is performed as described above or immediately after shipment from the factory, the case where some characters were displayed last time is considered to be a more general state. Now, as an example of the previous display, a screen similar to the above-described screen G13 is shown, and description will be made assuming that various key operations are started from that state (G13 and the like).
[0170]
Then, the printing data reading process (S10) described above (for example, in FIG. 18) with reference to FIGS. 15 to 18 will be described from the aspect of user operation and screen display at that time.
[0171]
As shown in FIG. 22, when the user presses the read key 36 in a state (G21) in which the same screen as that described above (G11) is displayed, the print data reading process (S10) as an interruption process is activated. Although not shown in FIG. 15, a message “Read all?” Is once displayed to confirm that the reading process is being performed, and the displayed character data and the like are saved in order to stop reading. (Backup) (G22).
[0172]
Here, when a key other than the enter key 38 or the read key 36 is pressed, the reading process is stopped, the original character data is restored, and the original screen display (G21) is restored. When the user confirms the read process and presses the enter key 38 or the read key 36, the message "MD reading" is displayed and the read process described above is performed in FIG. That is, it is determined whether or not both half-width display attribute information and full-width display attribute information have been read after the end of reading all data (S24).
[0173]
For example, in the above-described example, in the case of the logical expression “half-width display disk name flag.or. half-width display song name flag = 1”, the character data (half-width display disk name or half-width display song name) character data Display attribute data: hereinafter referred to as “alphanumeric code” so that it can be easily understood intuitively, and also used for messages etc., and the same is shown in the figure (however, as described above, including kana) Is loaded. In this case, the read character data (alphanumeric code) is stored in the half-width display attribute data area (second storage area) 245 in the RAM 240 as described above.
[0174]
On the other hand, in the case of the logical expression “full-width display disk name flag.or. full-width display song name flag = 1”, full-width display attribute information (full-width display disk name or full-width display song name) character data (full-width display attribute data: It is called “Kanji code” so that it can be easily understood intuitively. In this case, the read character data (alphanumeric code) is stored in the full-width display attribute data area (first storage area) 246 in the RAM 240 as described above.
[0175]
When only one of the kanji code and the alphanumeric code is read (S24: No), the name of the first song on the read side is displayed. For example, when only the alphanumeric code side is read, the name of the first song by the alphanumeric code is displayed (G25). That is, in this case, the text (code) data to be displayed is stored in the text data area 242 in the RAM 240 which is the text data editing area, and the display image data area which is the editing area of the display image (display character image). In 243, corresponding character (image) data is expanded.
[0176]
Here, if the user presses the print key 39, the print image data area 244 in the RAM 240, which is an edit area for the print image (print character image), is displayed in a predetermined arrangement in the same manner. Character (image) data corresponding to character (code) data such as a disc name and a song name on the read side (that is, the read side) is expanded. The processing at the time of printing will be further described later.
[0177]
On the other hand, when both the kanji code and the alphanumeric code are read (S24: Yes), the process proceeds to the selection process by the next user (S26). An abnormal time such as neither being read will be described later.
[0178]
When the process shifts to the selection process by the user (S26), as shown in FIG. 23, a message “Kanji code?” Is displayed asking the user whether to select a Kanji code (G27). Here, when the user presses the enter key 38, the kanji code side is selected, and the song name (full-width display song name) based on the kanji code is displayed (G29). That is, in this case, image data corresponding to the character data of the full-width display song name is developed in the display image data area 243.
[0179]
Also, in this selection process, the display of the selected branch of “Kanji code” can be switched to the display of the selected branch of “alphanumeric code” by operating the cursor “↓” key 33D (G28). It is also possible to return to the display (G27) of the selected branch of “Kanji code” by operating the cursor “↑” key 33U from G28).
[0180]
When the user presses the enter key 38 in a state where the selection of “alphanumeric code” is displayed (G28), the alphanumeric code side is selected and the song name (single-byte display song name) is displayed. (G30). That is, in this case, image data corresponding to the character data of the half-width display music title is developed in the display image data area 243.
[0181]
Also, if the user presses the delete key 35 in any of the above states (G27 or G28), the original character data is restored and the original screen display is restored in the same manner as when the reading process is stopped ( G31: same as G21).
[0182]
In the above example, the title of the first song is displayed as a representative display, but a title (disc name: half-width display disc name or full-width display disc name) may be displayed instead of the first song name. good.
[0183]
In the above-described example, the user presses the read key 36 to read all data (data of all songs). However, by pressing the line read key 36S instead of the read key 36, the character on an arbitrary line can be read. New character data corresponding to only data can be read and replaced.
[0184]
For example, when the line reading key 36S is pressed in a state where the music name of the music number i = 2 is displayed (for example, G21), the message “Read line?” Is displayed instead of the above-mentioned message “Read all?” When the enter key 38 or the read key 36 (or the line read key 36S) is pressed, new character data of the music number i = 2 is read and replaced with the original character data.
[0185]
If the original display is a title (disc name), the character data of the new title is read and replaced by pressing the line reading key 36S, as in the case of the song name. In the text initial state (G0 or G13) shown in FIGS. 20 and 21, the cursor K is set to the title line. Therefore, when the line reading key 36S is pressed, the character data of the new title is read and replaced. Become.
[0186]
If the read key 36 or the line read key 36S is pressed in a state other than the basic input mode (H1), an error message indicating that (the edit mode is different) is displayed and the read process is not performed. .
[0187]
When other abnormalities occur, the following processing is performed. In other words, if neither an alphanumeric code nor a Kanji code is read by the reading process, if there is invalid data, or if a communication error occurs during reading (remote control), an error indicating the reading error is reported. (Display) Then, when the reading key 36 is pressed in a state where there is no connection with the MD player 90, or when a normal connection is disconnected during reading, an error notification indicating that the MD is not connected is performed. In any of these cases, after the error notification, the original character data is restored and the original screen display is restored (same as G21 and the like) in the same manner as when the reading process is stopped.
[0188]
Also, if the delete key 35 is pressed during reading, a notification that reading is stopped is given and the original screen display is restored. Also, if the power is turned off during reading (the power key 31 is pressed), all notifications are turned off after an error notification to stop reading, and then the power is turned on again. As in the case of canceling, the original character data is restored and the original screen display is restored (same as G21).
[0189]
As described above, in the tape printer 1, whether or not the attribute information read from the MD 92 is full-width display attribute information (whether or not the code of the character group read from the disk includes the code of the specific code group), that is, Depending on whether it is a Chinese character code or an alphanumeric code, the attribute information (character group) storage area is, for example, a full-width display attribute data area (first storage area) 246 if it is a Chinese character code, and a half-width display attribute data area (the first storage area if it is an alphanumeric code). 2 storage area) 245.
[0190]
For this reason, in the subsequent processing, it is not necessary to identify whether the character is an alphanumeric code character or a kanji code character by simply reading the character data from one of the editing areas 245 and 246.
[0191]
In addition, this makes it possible to branch the subsequent processing based on the result of the classification, and improve the processing efficiency such as the average processing speed, the processing function, and the like.
[0192]
For example, in the case of a kanji code, the title (disc name), song name, etc. are easy to see as long as the kanji is included, and it is easy to display or print shortly, so the song name of more songs can be printed on the main label LM, or the artist name It becomes easy to add additional information such as. For example, in the JIS code for the MD system, simple figures and symbols are coded in the same way as general characters, but these are basically treated as full-width display characters as well as kanji. By handling characters including the Kanji code side, that is, full-width display characters, it is possible to include these various figures / symbols in the display and printing, and it is possible to display and print in various ways with good appearance.
[0193]
On the other hand, in the case of alphanumeric codes, since the characters are uniformly displayed in half-width characters, it is possible to omit processing such as determining whether a character is full-width or half-width and determining a display area or a print area. That is, by branching the process according to the classification result, the alphanumeric code side can omit a part of the process required on the kanji code side, thereby improving the processing efficiency.
[0194]
Further, as described above, in consideration of the above-described differences in data processing, the MD 92 stores a storage area (alphanumeric code storage area) for storing alphanumeric code characters and a storage for storing kanji code characters. An area (kanji code storage area) is individually defined.
[0195]
On the other hand, since both are continuously transmitted in response to a single request signal, the characters from the alphanumeric code storage area are alphanumeric codes, and the characters from the kanji code storage area are kanji codes. By making the determination, the determination process can be simplified, whereby the character groups from both are stored in the RAM 240 in the respective storage areas, that is, the half-width display attribute data area (second storage area) 245 and the full-width display attribute data area, respectively. (First storage area) 246 can be easily sorted and stored, and the processing efficiency can be improved.
[0196]
In the tape printer 1, when a character group is stored in only one of the full-width display attribute data area (first storage area) 246 and the half-width display attribute data area (second storage area), that is, the kanji code and When only one of the alphanumeric codes is read, a character group (for example, a song name) of the read side is displayed in the display image data area 243 in the RAM 240 which is an edit area of the display image (display character image). When character image data corresponding to (character data) is expanded and character groups are stored in both, that is, when both kanji codes and alphanumeric codes are read, the process proceeds to the next user selection process. The selected side is expanded, and the expanded character (image) data is displayed (processed) as a display (processing) target.
[0197]
Also, if the user presses the print key 39, the same side as the above display target so that the print image data area 244 in the RAM 240, which is the edit area of the print image (print character image), has a predetermined arrangement. The image data corresponding to the character is expanded, and the expanded character (image) data is printed (processed) as a print (processing) target. In the display processing and printing processing described above, characters are expanded in the editing area as image data. However, for example, in the case of processing for data communication to other devices as subsequent processing, that is, communication processing, character codes (text Code), it is expanded to an editing area for the communication processing (for example, a text data area 242 for general editing).
[0198]
As described above, in the tape printer 1, when only one of the kanji code and alphanumeric code is read (stored), both are read (stored). In addition, the character data developed in the editing area can be processed without any problem as a display, print or other processing target. This also allows the attribute information to be stored regardless of whether the attribute information stored in the MD (disc) 92 is full-width display attribute information (whether or not a character represented by a code of a specific code group is included). Information (character group) can be read out and processed.
[0199]
Even when both are read (stored), only one of them can be selected as a processing target, so that the processing efficiency does not decrease as compared with the conventional method of processing only one of the predetermined. In the above example, since the user can select, the user's intention can be accurately reflected in the subsequent processing.
[0200]
Note that the user does not select arbitrarily, but may select one of the kanji code sides, for example, which looks better, by default, or allow arbitrary selection and default selection. Only when it has not been performed, a predetermined one or the side selected in the previous arbitrary selection may be selected by default.
[0201]
Incidentally, in general, in a character printing apparatus that prints a character group having one or more characters (character meanings), a character (character image corresponding to a character code) to be printed is printed with a predetermined size before printing. Printing is performed after confirming the print area (for example, for how many pages) of the print size (for example, for one page) of the area (for example, for one page) with the display device of the character printing apparatus. Alternatively, it is confirmed after printing for reasons such as time.
[0202]
However, if the print size of the printable print area is fixed due to the character number limit, line number limit, page number limit, etc., these limits are specified directly to match the print area of the limited print size. A character printing apparatus that extracts and prints a part of a character group to be printed is not known. In addition, there is no known character printing apparatus that notifies that there is a character group that has not yet been printed.
[0203]
For example, in a word processor or the like, by specifying the print start page and print end page, the number of pages can be specified as a result. However, since the page number limit is not directly specified, the user does not specify the page number limit. There is no reason to know whether or not all the desired character groups have been printed. Therefore, when the character groups cannot be printed within the page number limit, it is not possible to print to that effect. In order to do this, it is necessary for the user himself / herself to confirm on the display screen and input a character or the like for informing that fact. The same applies to a tape printer that does not have a predetermined print size and sets the print size by a constant length setting or the like.
[0204]
On the other hand, in the tape printer 1 according to the present embodiment, a print size that is an integral multiple of a predetermined reference size can be directly specified, and a character group suitable for the print area of the print size can be extracted and printed. When the entire character group cannot be printed within the designated print size, a notification character for informing that is added to enable printing. Hereinafter, this will be specifically described with reference to FIGS.
[0205]
As shown in FIG. 24, when the user presses the print key 39 in the state of the basic input mode, for example, the state where the same screen as that described above (G11, G21, G31) is displayed (G41), First, a screen for selecting a print size, specifically, a screen for selecting the type of label to be printed is displayed. First, as a default, the previously selected selection (here, “disc label” as an example) is first displayed (G42).
[0206]
In this state, the user can sequentially display other selected branches by operating the cursor key 33 (33U, 33D, 33L, 33R, etc.) (G42 to G44). For example, when the cursor “↓” key 33D or the cursor “→” key 33R is repeatedly pressed, the selection branches are sequentially displayed in the order of “disc label” → “case label” → “side label” → “disc label”. When the cursor “↑” key 33U or the cursor “←” key 33L is repeatedly pressed, the selection branches are sequentially displayed in the order of “disc label” → “side label” → “case label” → “disc label”.
[0207]
Actually, in addition to these selection branches, a selection branch such as “ordinary tape” for designating a print area on the tape T on which the half-cut label is not formed is prepared. The tape width is determined from the type of the tape T detected by the tape type sensor 141 (see FIG. 2), and the printing conforms to the print area of the tape width (or the print area obtained by subtracting a predetermined margin in the width direction). Although an image can be created, the description (and illustration) is omitted because it is not related here, and only the selection branch for creating various labels and the subsequent processing will be described.
[0208]
When the user presses the delete key 35 in a state (G42 to G44) in which one of the selections of the print size (label type, that is, label size) shown in FIG. 24 is displayed, the print processing is stopped and the original The screen returns to the basic input mode screen (G41). On the other hand, when the user presses the enter key 35 in the same state (G42 to G44), it is determined whether or not print data (print image data for printing) is prepared (S45).
[0209]
When the print key 39 is pressed in the above-described initial text state (G0) in FIG. 20, the print key 39 is pressed in a state where there is no disc (title) name or character (code) data of the song title, and “disc label” or “case label” is displayed. If you select “Side Label” by pressing the print key 39 when there is no character (code) data for the disc (title) name but there is a song name, the print size selection is completed. However, since it is not possible to proceed to the creation of print data (S45: No), after notifying (displaying) an error that there is no data, the display returns to the original basic input mode after a predetermined time, and is displayed before the print key 39 is pressed. Return to state.
[0210]
On the other hand, when there is character data (S45: Yes), next, as shown in FIG. 25, a print confirmation process, that is, a confirmation message “print OK?” Is displayed (S47: see FIG. 26). When the user presses the enter key 38 or the print key 39 in this state, next, a preparation display process is performed (S48). On the other hand, when any other key is pressed, the mode returns to the basic input mode (same as G51: G41).
[0211]
Next, in the display process in preparation (S48), the message “Preparing” is displayed (S480: see FIG. 26), and the print data creation process (S481), label alignment process (S482), and detection are mainly performed. Is determined (S483) (details will be described later), and when the power key 31 is pressed, the delete key 35 is pressed or the opening / closing lid 21 is detected open (by the lid opening / closing sensor 142), An error notification is displayed (displayed), the printing process is interrupted (S52), and the process returns to the basic input mode (G51).
[0212]
Further, when the tape cartridge 5 is not mounted, the position detection of the reference hole TH is normal when the mounted tape cartridge 5 is different from the selected one (that is, the type of the tape T does not form the selected label). If it is not (S483: No), etc., after label replacement display processing, that is, error notification (display) for prompting label replacement (mounting the tape cartridge 5 containing the tape T corresponding to the selected label) Return to the basic input mode (G51).
[0213]
On the other hand, when the above-described preparation display process (S48) is completed normally, a printing display process (S50) is performed. In the printing display process (S50), printing is mainly executed in a state where a message indicating printing is displayed (S502), and the process returns to the basic input mode. Also in the printing display process (S50), if the power key 31 is pressed, the delete key 35 is pressed, or the opening / closing lid 21 is detected during the process, an error notification (display) is given to that effect and the printing process is interrupted. The process returns to the basic input mode (G51).
[0214]
With the above printing process, a print image suitable for the type of label selected as the print size (that is, the label size) can be printed on the print area of the half-cut label formed on the mounted tape T, as shown in FIG. As described above, various desired labels can be created.
[0215]
Here, the above-mentioned preparation display process (S48) and printing display process (S50) will be described in further detail.
[0216]
As shown in FIG. 26, with the confirmation message “print OK?” Displayed in the print confirmation process, the user presses the enter key 38 or the print key 39 (S47), and the preparation display process (S48) starts. Then, the message “Preparing” is displayed (S480), and in this state, print data creation processing (S481) is first performed.
[0217]
In the print data creation process (S481), first, it is determined whether or not a disc label or a case label is selected (S4811), and when selected (S4811: Yes), the detection result of the tape identification sensor 141 is used. It is determined whether or not the main label LM tape cartridge 5 is mounted (S4812). If the main label LM tape cartridge 5 is not mounted (S4812: No), then as described above, next, a label replacement display process (S49). I do.
[0218]
On the other hand, when the disc label or the case label is not selected, that is, when the side label is selected (S4811: No), or the disc label or the case label is selected (S4811: Yes), and therefor When the tape cartridge 5 is mounted (S4812: Yes), print image creation processing (S4813) is performed next.
[0219]
As described above, the text data area 242 in the RAM 240 stores character (code) data including characters displayed in the basic input mode (for example, G41 in FIG. 24). In the processing (S4813), character (image) data corresponding to character (code) data such as a disc name and song name stored in the text data area 242 (that is, corresponding to display in the basic input mode) is stored in the RAM 240. A print image (data) is created by expanding and arranging the print image data area 244 in a predetermined arrangement.
[0220]
When the print image creation process (S4813) is completed and the print data creation process (S481) is completed, a label alignment process (S482) is performed. In this label alignment process (S482), first, the printing position in the vertical direction (width direction of the tape T) is adjusted (S4821), and then the presence or absence of the side label is detected (tape cartridge of the tape T for the side label LS). 5 is detected), and the print position in the front-rear direction (longitudinal direction of the tape T) is adjusted (S4822).
[0221]
When the label alignment process (S482) ends, it is next determined whether or not the detection is normal (S483), the preparation display process (S48) is ended, and then the printing display process (S50). I do. Note that the vertical printing position adjustment (S4821), the presence / absence detection of the side label & the longitudinal printing position adjustment (S4822), and the determination of whether or not the detection is normal (S483) will be described later.
[0222]
In the printing display process (S50), a message indicating that printing is in progress is displayed (S501), and in that state, printing is executed (S502), and a predetermined tape feed after printing is performed (S503). After that, the case label is specified (ie, the case label is selected), the printing of the first sheet is completed, and whether or not there is data for the second sheet, that is, the case label is specified & the first sheet is finished & the second sheet It is determined whether or not there is eye data (S504). If the condition is not satisfied (S504: No), the process returns to the basic input mode.
[0223]
Then, when the case label designation & first sheet end & second sheet data presence conditions are satisfied (S504: Yes), a print image creation process (in order to create (print) the second main label LM) The process from S4813) to tape feed after printing (S503) is performed in the same manner. Next, the condition is not satisfied (S504: No), and the process returns to the basic input mode.
[0224]
In the vertical direction print position adjustment (S4821), the print position setting is changed by a method to be described later. After that, once the adjustment is made, no adjustment is necessary until the setting is changed. In the position adjustment (S4821), it is only necessary to confirm that the adjustment has been completed using a flag or the like. The side label presence / absence detection (a part of S4822) may also be a process of detecting the opening / closing of the open / close lid 21 by the lid open / close sensor 142 and once confirming it by a flag or the like (this process will be described later). In the explanation, this confirmation is also included in the processing flow).
[0225]
Next, the meaning of the determination of the case label designation & first sheet end & second sheet data present will be described with an example. In the example described above with reference to FIG. 5, an example of a case label (see FIG. 5B) with an artist name added to the example of the disc label (FIG. 5A) is difficult to directly compare. Both will be described with reference to another example.
[0226]
In the setting state of editing (character decoration, etc.) at an arbitrary time, as a name excluding the music number part, for example, 11 character names (title name and song name) and 1 sheet (1) per line of the main label LM If all lines are printed faithfully based on the character (code) data read from the MD 92 in a state where 20 lines can be printed per page), as shown in FIG. ) Shall be created.
[0227]
That is, for example, the title name of one line in the first line (here, “☆ TITLE” is assumed), the song number “1”, the delimiter “.”, And the song name (similarly “A1B1C1D1E1F1G1” in the second to third lines) )) The music number etc. “2.” and the music title “A2B2C2” in the fourth row, “3.A3B3C3D3E3F3G” in the same manner on the fifth to sixth rows, “4.A4B4C4D4E4F” in the same manner on the seventh row,. , “11.A11B11C11D1” on the 19th line, “12.A12B12C12D12E12F12” on the 20th to 21st lines, “13.A13B13C13D13E13” on the 22nd to 23rd lines, “14.A14B14C14” on the 24th line, and so on. , The text data that can create a print image of the title name and all 45 song numbers and titles (ie up to “45.A45B ...” etc.) Assume that data is stored in the data area 242.
[0228]
In this state, when the print key 39 is pressed to start the printing process and the case label is selected, the first label of the main label LM is assigned to the 20th line and printed. At that time, the case label designation is performed. & The condition of the end of the first sheet and the presence of the second sheet data is satisfied (S504: Yes). Next, the second label of the main label LM is assigned to the 21st to 39th lines, and the last line (40th line). Is added with a notice character to be omitted (in the example of FIG. 5, “~ other x songs”), and at that time, the condition of case label designation & first sheet end & second sheet data is not satisfied ( (S504: No), the printing process is terminated and the process returns to the basic input mode.
[0229]
In this case, since there is a tune name of the twelfth song on the 20th to 21st lines, the 2nd line exceeds the page boundary. In such a case, the tape printing apparatus 1 actually prints the twelfth song on the 21st to 22nd lines with the 20th line blank, but here, the process is ignored.
[0230]
Further, as described above, in the example of FIG. 5, the notification character to be omitted to be inserted in the last line is “˜all x songs˜”, “˜all x songs˜” (in the case of the above example, “ ~ 45 songs ~)) etc. That is, since the number of songs printed (equal to the last song number printed) can be grasped, for example, if it can be grasped that all 45 songs are present, there is a song name that has not been printed (printing has been omitted) ) And the number of omitted songs. That is, the notification of “~ all x songs” is also omitted.
[0231]
Further, the notification of “˜other x songs” or “˜all x songs” is convenient because it can be notified that the information is not omitted by adding it. However, if the total number of songs is 10, for example, when all the songs can be printed, “˜all 10 songs” is better than “˜other 0 songs”. "x music ~" will be used for explanation.
[0232]
In the above example, the text data area 242 includes the text data area 242 for the print data up to the 18th line of the title name and the song number / song name of all 10 songs “10.A10B10C10D10E10F1”. Are all stored in the first label of the main label LM, and the second sheet is blank.
[0233]
Further, when a disk label is selected in a state where the character data for all 45 songs are prepared (stored), the disk label LMD corresponds to one main label as a print area. As shown in the figure, the song number / song name “11.A11B11C11D1” on the 19th line is assigned, and the last 20th line is printed with a notification image of “˜all 45 songs” added.
[0234]
As described above, in the tape printer 1, by selecting either the disk label or the case label (selecting the print size from the reference size and one or more enlarged sizes), the label size of the disk label (predetermined value) The print size can be directly specified as an integer multiple of the (reference size) (1 time when a disc label is selected and 2 times when a case label is selected).
[0235]
Further, when the disc label is selected, one side of the disc label is selected, and when the case label is selected, the first side and the second side of the disc label (one or more divided print areas of the selected print size by the reference size). A predetermined part different in character group is assigned to each of the divided print areas), and a print image corresponding to the assigned character group can be created and printed on the print object. That is, it is possible to directly specify a print size that is an integral multiple of a predetermined reference size and extract and print a character group that fits the print area (each label) of that print size.
[0236]
Further, the tape printer 1 assigns a character group to the print area of the selected label size (print size), and adds a notification character for printing indicating that when the entire character group cannot be printed. . That is, since it is possible to directly specify a print size that is an integral multiple of a predetermined reference size, it is possible to determine whether or not the entire character (character image corresponding to the character code) group can be printed within the specified print size. When it is determined that printing is not possible, printing can be performed with a notification character informing that effect.
[0237]
In this case, the notification character for printing may be added to the character group in the character code state and then developed together as an image, or as a notification character image after being separately developed as an image. It may be added. In addition, when it is determined that printing is possible, whether or not to add a notification character to notify that is optional. In addition, a notification character that can be used in common for a notification that printing is not possible and a notification that printing is possible is also conceivable, and it is convenient to use such notification characters.
[0238]
In the tape printer 1, the label size (print size) can be basically selected by the user's arbitrary selection, while the type of the mounted tape (print object) T, that is, the half-cut label formed there Therefore, by notifying the error when it does not match the user's selection, the user can be urged to replace it. As a result, both the user's desire and the type of the tape (print target) T can be obtained. A label size (print size) suitable for can be selected.
[0239]
In the above description, the disk label and the case label, that is, the label size is an integer multiple of the basic size (the label size of the disk label) 2 (the disk label is 1 time and the case label is 2). As described above, the type of label has been mainly described. However, in the tape printer 1, side labels other than these can be selected.
[0240]
In other words, the tape printer 1 reads out a character group recorded in the MD (disc) 92 and selects any one of various label sizes (print sizes) regardless of an integer multiple of the reference size. As a result, a predetermined part or all of the character group suitable for the selected print size is extracted to create and print a print image. That is, by selecting one of various print sizes, a character group suitable for the print size can be extracted and printed.
[0241]
Next, the tape printing apparatus 1 when viewed as an image creation apparatus that develops each character of a character string having one or more characters into a character image based on predetermined font data and creates an image in which the characters are appropriately arranged. explain.
[0242]
In general, in order to display or print a character string having one or more characters as an image, font data corresponding to text (code) data of each character is read from a ROM or the like that stores known font data, or an external character is registered. Or the dot matrix data registered by drawing registration (hereinafter referred to simply as “predetermined font” representing a known font or registered dot matrix), and a predetermined image creation area based on the predetermined font data. The character image is developed and arranged to create display image data and print image data to be a desired image.
[0243]
For example, in a word processor, an edit screen that fits the set size of one page is displayed, and by editing the text data that has already been registered within the range of the edit screen or by entering new characters as keys, editing can be performed. I do. In other words, a character image suitable for text data of a character string is developed and arranged in a display image creation region of a predetermined size, and the created display image is displayed. In addition, when editing is completed and a key input for instructing printing is performed, a print image is printed as it is on the screen display. In other words, a character image suitable for text data of a character string is developed and arranged in a print image region of a predetermined size, and the created print image is printed.
[0244]
In these cases, for example, when an arbitrary line feed code that can be arbitrarily inserted is included in text (code) data of a character string, each line of the character string is determined according to the arbitrary line feed code. However, when the length (number of characters, etc.) of each line up to the optional line feed code is longer than the length of each line set as the size of the image creation area (for example, horizontal size in horizontal writing), the predetermined Automatic line breaks are made at characters that fit the size of Of course, when there is no arbitrary line feed code, automatic line feed is performed at the characters that fit all the set horizontal sizes.
[0245]
The same applies to lines. For example, when an arbitrary page break code that can be arbitrarily inserted into text data of a character string is included, the number of lines on each page is determined according to the arbitrary page break code. However, when the number of lines up to the arbitrary page break code is longer than the number of lines set as the size of the image creation area, automatic page break is performed at the number of lines that matches the vertical size. Of course, when there is no arbitrary page break code, automatic page break is performed at the line that matches the set vertical size.
[0246]
However, even if a part of the contents of the character string is omitted, an image that can respond to the desire to display or print a summary of the entire character string within a predetermined number of lines, a predetermined number of lines, or a predetermined number of pages There is no known device to create. That is, for example, only the main part (for example, a predetermined number of characters at the beginning) of the character string corresponding to the line number or information number together with each line number or information number may be stored in one line, and displayed or printed. No device is known to do this. In addition, since only the main part (for example, the first multiple lines) is required, it can be stored within a predetermined number of lines or pages, and the entire image of the contents of the character string can be displayed or printed within the predetermined number of lines or pages. No such device is known.
[0247]
On the other hand, in the tape printer 1 of the present embodiment, a portion exceeding a predetermined number of characters in each line of the character string is omitted, or a portion exceeding a predetermined number of lines among a plurality of lines in which each line of the character string is arranged. Omitted and when omitted, an abbreviated image to which an image for informing that is added can be created. Hereinafter, this will be specifically described with reference to FIGS.
[0248]
First, in the tape printer 1, for example, each information number (corresponding to each song number here) and the main part (a predetermined number of characters at the beginning) of the character string corresponding to the information number (song number) are stored in one line. Thus, it is possible to create an abbreviated image suitable for displaying each line side by side or for printing.
[0249]
Here, as described above with reference to FIG. 27 (a), a print image of a title name (which can be considered as a song name having a song number “0” (representative)) and 45 song numbers / song names can be created. It is assumed that character (code) data is stored in the text data area 242.
[0250]
In the tape printer 1, various function settings can be made (see FIG. 19), among which “folding form setting” is included. In this wrapping form, “with wrapping” is set as an initial setting value. Therefore, when a print image for the above character code is created in this state, for example, when a disc label is selected, as described above with reference to FIG. Create a print image and print it.
[0251]
In the state of the initial setting, for example, as shown in FIG. 29, in the basic input mode, the song title (in the case of illustration, song title “someday” in the song number “2”) is displayed on the display screen 41 (see FIGS. 2 and 9). Is displayed, and the indicators 4i01 and 4i11 (see FIGS. 9 and 10) indicating the setting state of the line wrapping (title wrapping and wrapping) for the title name and the song title are turned on (displayed) (G61: FIG. 24 G41 showed the same state).
[0252]
When this character code is prepared in this state (G61) and a disk label is selected, a print image as shown in FIG. 27B is created. In this state, as shown in FIG. 29, the user can display the “wrapping form setting” screen in the function selection setting mode by pressing the form key 34FS.
[0253]
When the user presses the form key 34FS, the tape printer 1 first displays the current setting, that is, “turned back” in the above example (G62).
[0254]
When the cursor key 33 is operated by the user in this state (G62), “turnback” and “no return” are alternately displayed. In these states (G62 to G63), when the user presses the delete key 35, the original basic input mode is restored (G61).
[0255]
Here, the user can set a desired one (here, “no return”) by displaying the desired one (here, “no return”) (G63) and pressing the enter key 38. That is, for example, when the user presses the function key 38 in a state where “no wrapping” is displayed, the tape printer 1 sets it as a new “wrapping form” and returns to the basic input mode (G64).
[0256]
In this case, the display of the character display unit 4c (see FIG. 9) (song name “someday” of the song number “2”) is displayed as it is, but the indicators 4i01 and 4i11 indicating the setting state of the title wrapping and the wrapping are set. Among them, the turn-back indicator 4i11 is turned off, and the title turn-back indicator 4i01 is kept on. That is, the setting of turning back is released (G64).
[0257]
In the basic input mode, the user displays the title name (in the state where “D” is displayed on the sub display unit) and then presses the form key 34FS to perform the same operation as described above, thereby returning the title. In this case, the title return indicator 4i01 is turned off. Of course, both the title return and the song return can be reset by displaying “with return” by the same operation (for example, in the state of G62) and pressing the enter key 38.
[0258]
The tape printer 1 is in a state of “no wrapping” (here, “no wrapping”), and for example, the above-described title name (song name may be considered as the tune name of “0”) and all 45 songs. When a disc label is selected in a state where character (code) data is prepared (stored in the text data area 242) that can create a print image of the song number and song name of FIG. 28, as shown in FIG. A print image is created, and when a case label is selected in the same state, a print image as shown in FIG.
[0259]
For example, with reference to FIG. 28A, a print image creation process in the case of the above-described disc label selection will be described below. Actually, for the purpose of editing and confirmation, the creation of a display image (text data for the display image) described later is performed first, and the created display image (text data for) is used. A print image is created. In order to understand the meaning of the display image, here, the concept (concept) of the print image creation process will be described ignoring it.
[0260]
As described above with reference to FIG. 27, first, text data of a target character string (basic character string having one or more character string lines each including one or more characters) is stored. In the example of FIG. 27A described above, text (code) data corresponding to the title name (song number “0” (representative name)) and print images of all 45 song numbers / song names can be created as text. Store in the data area 242.
[0261]
Next, it is determined whether or not the number of characters in each line of the basic character string exceeds a predetermined number of characters. Here, in accordance with FIG. 27 and the like, the predetermined number of characters is assumed to be 11 characters (excluding the song number portion).
[0262]
In addition, since the size of the image creation area is usually calculated in dot size (dot size), the predetermined number of characters here is, for example, a character of the currently set character size (dot size) Specifically, the number of characters when the characters of the currently set character size are arranged so that the total number of dots matches the horizontal dot size of the edited image area. If the dot size of one character changes due to enlargement / reduction, various character modifications (for example, white (outline), italic, etc.), the predetermined number of characters also changes.
[0263]
In the above example, the title wrapping is set because the title name “☆ TITLE” (7 characters including the first space) on the first line (corresponding to the song name “0”) is 11 characters or less. For example, in the case of “☆ TITLEtitle” (12 characters including the first space), if title wrapping is set, that is, line wrapping is set. For example, the print image is such that “☆ TITLEtitle” wraps (breaks) and “e” is printed on the second line.
[0264]
On the other hand, for example, in the case of “☆ TITLEtitle” (12 characters), if title wrapping is not set, that is, if no line wrapping is set, it is determined that the number exceeds 11 characters (predetermined number of characters). Predetermined omission obtained by subtracting the number of characters (one character) of a predetermined character omission notification character string (in this case, for example, one character of “...”) For notifying the omission of the above characters from the predetermined number of characters (11 characters). Based on the number of characters after (10 characters), create an abbreviated character string “☆ TITLEtit” by omitting the characters exceeding the number of characters after the abbreviation (10 characters) from each character in each line of the basic character string (here the title name line) To do.
[0265]
Then, an abbreviated basic character string “☆ TITLEit ...” is created by adding a character omission notification character string “...” to the abbreviated character string “☆ TITLEtit”. However, as described above, since the title name is “☆ TITLE” (7 characters), the character string “☆ TITLE” that is the basic character string is the first line of the abbreviated basic character string (FIG. 28 (a)). ) (See line number “1”).
[0266]
The second line on the next text data, that is, the title of the information number (song number) “1” is ““ A1B1C1D1E1F1G1 ”(14 characters). Then, the image is turned back at “A1B1C1D1E1F” (with a line feed), and “1G1” is printed on the second line (see FIG. 27A or 27B).
[0267]
However, in this case, since no wrapping is set, that is, no line wrapping is set, it is determined that 11 characters (predetermined number of characters) are exceeded, and the number of characters of the character omission notification character string (“...”) ( 1 character) is subtracted from a predetermined number of characters (11 characters), based on a predetermined number of characters after abbreviation (10 characters). The second line “A1B1C1D1E1” of the abbreviated character string in which the portion exceeding (10 characters) is omitted is created, and the character omission notification character string “...” is added to the second line “A1B1C1D1E1. (See row number “2” in FIG. 28A: song number “1”).
[0268]
The third line on the next text data, that is, the song name of the information number (song number) “2” is “A2B2C2” (6 characters), so one line regardless of whether or not the line wrap is set, that is, whether or not the line wraps. Therefore, the character string “A2B2C2” that is the basic character string is the third line of the abbreviated basic character string (see line number “3”: song number “2” in FIG. 28A).
[0269]
The 4th line on the next text data, that is, the song name of the information number (song number) “3” is “A3B3C3D3E3F3G” (13 characters). "Is printed on the second line (see FIG. 27 (a) or (b)), but here it is determined that the number exceeds 11 characters (predetermined number of characters) because there is no folding. Based on a predetermined number of characters after omission (10 characters) obtained by subtracting the number of characters (1 character) of the character omission notification character string (“...”) From the predetermined number of characters (11 characters), the song number “3” of the basic character string The fourth line “A3B3C3D3E3” of the abbreviated character string in which the portion exceeding 10 characters is omitted is created, and “...” is added to the fourth line of the abbreviated basic character string “A3B3C3D3E3. Create (: See the track number "3" line number "4" in FIG. 28 (a)).
[0270]
The 5th line on the next text data, that is, the track number of the information number (song number) “4” is “A4B4C4D4E4F” (11 characters), so 1 line regardless of whether or not the line wrap is set. Therefore, the character string “A4B4C4D4E4F” that is the basic character string is the fifth line of the omitted basic character string (see line number “5” in FIG. 28A: song number “4”).
[0271]
Similarly, the 19th line “A18B18C18D...” Of the abbreviated basic character string is created (see line number “19”: song number “18” in FIG. 28A), and the above-mentioned line is added to the last 20 lines. Is added, that is, a predetermined line omission notification character string “˜45 tunes” for informing the omission of the line is added, and the creation of the omission basic character string is completed (FIG. 28 ( (See line number “20” in a).)
[0272]
When the abbreviated basic character string is created, the tape printer 1 next matches a predetermined image creation area in which a character image of a predetermined number of characters (11 characters) can be arranged, that is, here, the label size of the disk label LMD. Thus, an abbreviated image is created in which an image of the abbreviated basic character string is developed and arranged based on a predetermined font in the image creation area secured in the print image data area 244.
[0273]
As described above, the tape printer 1 stores text data of a basic character string having one or more character string lines each including one or more characters, and the number of characters in each line of the basic character string is predetermined. A predetermined character omission notification character string for informing the omission of one or more characters in each line when it is determined whether or not the number of characters exceeds 11 (in the above example, 11 characters). Based on a predetermined number of characters after abbreviation (10 characters) obtained by subtracting the number of characters ("...") from the predetermined number of characters (10 characters), the portion exceeding the number of characters after abbreviation was omitted from each character of each line of the basic character string An abbreviated character string is created, a letter abbreviation notification character string ("...") is added to the abbreviated basic character string, and a predetermined number of characters (11 characters) of character images can be placed in a predetermined image creation area. , Abbreviated basic string image Create an omitted image arranged to expand on the basis of a constant font.
[0274]
In this case, the number of characters of the abbreviated character string, that is, the number of characters after abbreviated (10 characters) is a value obtained by subtracting the number of characters (1 character) of the character abbreviation notification character string ("...") from the predetermined number of characters (11 characters). The number of characters of the abbreviated basic character string obtained by adding the character abbreviation notification character string to the abbreviated character string does not exceed a predetermined number of characters.
[0275]
For this reason, in the tape printer 1, when the number of characters in each line of the basic character string having one or more characters made of text data exceeds a predetermined number of characters, a predetermined image creation area in which a character image of a predetermined number of characters can be arranged In addition, it is possible to create an abbreviated image in which a part of the basic character string is omitted and an image of a new character string to which a character abbreviated notification character string for notifying that it has been omitted is developed and arranged based on a predetermined font.
[0276]
That is, when a portion exceeding the predetermined number of characters in each line of the character string is omitted and omitted, an abbreviated image to which an image for informing that is added can be created. Therefore, in the tape printer 1, for example, the main part (a predetermined number of characters at the beginning) of the character string corresponding to the line number or information number (song number) together with each line number or information number (song number) is included in one line. The abbreviated image suitable for the case where it is desired to display and print the lines side by side can be created (see FIG. 28).
[0277]
In the tape printer 1, the presence / absence of the above-described title wrapping or bending back can be set. However, any of them may be fixed, and in that case, the setting as described above with reference to FIG. 29 is not necessary.
[0278]
In addition, as described above, the character omission notification character string may be added to the basic character string in the state of the character code and then developed together as an image, or separately as described below. May be added as an image of a character omission notification character string.
[0279]
In other words, in this case, the tape printer 1 stores text data of basic character strings each having one or more character string lines each including one or more characters, and the number of characters after omission is the same as in the above-described example. Based on the above, in a predetermined image creation area where a predetermined number of character images can be arranged, images of each character corresponding to the number of characters in each line of the basic character string that are omitted beyond the number of characters after the deletion are stored in a predetermined font. A character abbreviation notification character string is created in the abbreviated character string image by creating an abbreviated character string image expanded and arranged based on the character string, and further expanding and arranging a predetermined character abbreviation notification character string based on a predetermined font. An abbreviated image with the image added is created.
[0280]
Also in this case, as in the above-described example, the number of characters in each line of the character image developed and arranged for creating the abbreviated image does not exceed the predetermined number of characters. For this reason, even in this case, when the number of characters in each line of the basic character string having one or more characters made of text data exceeds a predetermined number of characters, a predetermined number of character images can be placed in a predetermined image creation area. An abbreviated image can be created in which a part of the basic character string is omitted and an image of a new character string added with a character abbreviated notification character for notifying that it has been omitted is developed and arranged based on a predetermined font. That is, when a portion exceeding the predetermined number of characters in each line of the character string is omitted and omitted, an abbreviated image to which an image for informing that is added can be created.
[0281]
In the above-described example, “...” is used as the character omission notification character string, but “…”, “•”, “˜”, “.”, Etc. may be used in addition to this, For example, a character string composed of a plurality of characters including these may be used as the character omission notification character string. In these cases, since the character omission notification character string includes one or more characters indicating “...”, “...”, “.”, “˜”, or “.”, The omitted image can be accurately expressed.
[0282]
In the tape printer 1, editing such as character insertion, character deletion, character conversion, character size setting or character decoration setting can be performed. As a result of the editing, the width of the character image of one character is changed. When the number of characters that can be arranged in a predetermined image creation area changes, an abbreviated image is created with the number of characters after the change as the predetermined number of characters, so that an image suitable for the basic character string of the edited result can be created.
[0283]
That is, as described above, the predetermined number of characters here is, for example, the number of characters in the currently set character size. One character can be obtained by full-width / half-width, enlargement / reduction, various character modifications (for example, hollow, italic, etc.). If the dot size changes, the predetermined number of characters also changes. However, since the tape printing apparatus 1 creates an abbreviated image with the number of characters corresponding to that as the predetermined number of characters, an abbreviated image suitable for the basic character string of the edited result is created. it can.
[0284]
In addition, as described above, in the tape printer 1, in addition to the abbreviated image in which the portion exceeding the predetermined number of characters in each line of the character string is omitted, the tape printing apparatus 1 exceeds the predetermined number of lines among the plurality of lines in which each line of the character string is arranged. When the portion is omitted and omitted, an abbreviated image to which an image for informing that is added can be created. That is, for example, when the main part (first multiple lines) is stored within a predetermined number of lines or pages, and the entire image of the character string content is to be displayed or printed within the predetermined number of lines or pages, etc. You can create abbreviated images.
[0285]
In this case, as in the above example, first, a basic character string of text data is stored, and it is determined whether or not the number of lines of the basic character string exceeds a predetermined number of lines. In the example of FIGS. 27B and 28A, the predetermined number of lines in the case of a disc label is 20 lines. FIG. 28B shows an example of a case label, and the predetermined number of lines in this case is 40 lines. In the following, an example of 20 lines (disc label) will be described.
[0286]
That is, in the tape printer 1, when it is determined that the predetermined number of lines (20 lines) is exceeded, a predetermined line omission notification character string (in this case, “˜all x tunes to “)” (in this case, one line) is subtracted from the predetermined number of lines (20 lines), based on a predetermined number of lines after omission (19 lines) Omitting the number exceeding the number, adding each line of the line omission notification character string (one line of “~ all x songs”) to create an abbreviated basic character string that becomes a new basic character string, and a predetermined line An abbreviated image is created by expanding and disposing an image of an abbreviated basic character string based on a predetermined font in a predetermined image creation area where a number (20 lines) of character images can be placed.
[0287]
In this case, the line number after omission (19 lines) is a value obtained by subtracting the line number of the line omission notification character string (here, 1 line) from the predetermined number of lines (20 lines), so the line omission notification character string is added. However, the number of lines of the abbreviated basic character string does not exceed the predetermined number of lines.
[0288]
For this reason, in the tape printer 1, when the number of lines of the basic character string having a plurality of character strings each composed of text data of one or more characters exceeds a predetermined number of lines, a character image having a predetermined number of lines. An image of a new character string in which a line omission notification character for notifying a part of the basic character string and omitting a part of the basic character string is added to a predetermined image creation area where the image can be placed is developed based on a predetermined font. An abbreviated image can be created.
[0289]
That is, when a portion exceeding a predetermined number of lines in a plurality of lines in which the lines of the character string are arranged is omitted, and when omitted, an abbreviated image to which an image for informing that is added can be created. Therefore, in the tape printer 1, for example, the main part (first plural lines) is stored within a predetermined number of lines or pages, and the entire image of the contents of the character string is displayed within the predetermined number of lines or pages. Abbreviated images suitable for printing can be created.
[0290]
In the case of omission of lines, as in the case of omission of characters, the addition of the line omission notification character string may be developed together with an image after being added to the basic character string in the character code state. The image may be added as an image of a line omission notification character string after being separately developed as an image as described below.
[0291]
In this case, the tape printing apparatus 1 stores a basic character string having a plurality of character strings each consisting of text data of one or more characters as each line, and based on the number of lines after omission as in the above example. In the predetermined image creation area where character images of a predetermined number of lines can be arranged, images of the characters of the remaining lines in which the portion exceeding the number of lines after the omission is omitted among the lines of the basic character string are determined in a predetermined font. An abbreviated character string image that is expanded and arranged based on the character string is created, and further, the predetermined line omission notification character string is developed and arranged based on a predetermined font, so that the line abbreviated notification character is displayed in the abbreviated character string image. Create an abbreviated image with the row image added. That is, in this case as well, as in the above-described example, the number of lines of the character image developed and arranged for creating the abbreviated image does not exceed the predetermined number of lines.
[0292]
Therefore, in this case as well, a character image having a predetermined number of lines is arranged when the number of lines of a basic character string having a plurality of character strings each composed of text data of one or more characters exceeds a predetermined number of lines. An image of a new character string added with a line omission notification character for notifying a part of the basic character string and notifying that it has been omitted is developed and arranged in a predetermined image creation area based on a predetermined font. Abbreviated images can be created. That is, when a portion exceeding a predetermined number of lines in a plurality of lines in which the lines of the character string are arranged is omitted, and when omitted, an abbreviated image to which an image for informing that is added can be created.
[0293]
In the tape printer 1, one or more of the song names of the plurality of songs are included in the omitted part of the plurality of lines of the basic character string including the song names of the songs stored in the MD (disc) 92. The characters indicating the total number of songs stored on the MD (disc) or the number of omitted songs (the above-mentioned “all x songs” or “˜other x songs”) are omitted. Since it is included in the notification character string, the user can use the number of all songs in addition to the fact that the image creation is omitted from the total number of songs or the number of omitted songs included in the line skip notification character string and the number of songs created as an image. And the other of the number of abbreviated songs can be known.
[0294]
In the tape printer 1, since the display image displayed on the display screen 41 has a different configuration, the abbreviated image is used as a print image, but the abbreviated image may be used as a display image. It goes without saying that it is good.
[0295]
However, when an abbreviated image as described above is created and used as it is for display and printing, once it is created, it is difficult to confirm when the original character string is partially corrected. That is, for example, when a part of a character or line is deleted, the range that falls within a predetermined line, a predetermined number of lines, or a predetermined number of pages differs, so the position to be omitted (character or line to be omitted) However, if only the abbreviated image is displayed or printed, it is difficult to correct the omitted characters or lines (which should be restored by correction).
[0296]
On the other hand, when creating an entire image (entire image) that is not omitted but not an abbreviated image, the horizontal size (number of characters in one line, etc.) or vertical size (number of lines, etc.) of one page in the edited image creation area. ), As described above, automatic line breaks, page breaks, and the like are performed, so it is difficult to grasp the original image of each line of the character string. Further, it is difficult to grasp the image of each row and each page when an abbreviated image is created later.
[0297]
Therefore, in the tape printer 1, a part of each line of the character string is omitted, and an edited image such as an abbreviated image developed and arranged so that each line becomes a character string image of one line or an entire image without omission is created. Prior to or independently of editing image creation, an editing notification image that can grasp the character overflow position from each line such as the omitted position and line feed position in the edited image while creating the original image of each line of the character string is created. I can do it. Hereinafter, this will be specifically described with reference to FIGS.
[0298]
First, in the tape printer 1, three types of display-only characters are defined as shown in FIG. A line overflow mark 1 (first predetermined line overflow notification character string), a line overflow mark 2 (second predetermined line overflow notification character string), and a character overflow mark (character overflow notification character string), as shown in FIG. ”,“ L2 ”, and“ C ”, which are hereinafter also referred to as“ L1 mark ”,“ L2 mark ”, and“ C mark ”for short.
[0299]
The meaning of these three types of display-only characters and how to use them will be described below. Since “L1 mark” and “L2 mark” will be described later, first, “C mark” will be described.
[0300]
This C mark is a character overflow notification character string indicating that the number of characters is exceeded. That is, in the tape printer 1, for example, the character string to be processed as described above (the above-mentioned basic character string) is stored in FIG. 27 and the like, and the number of characters in each line of the basic character string is a predetermined number of characters (described above). In the example, it is determined whether or not the number exceeds a predetermined number of characters (11 characters). When it is determined that the number exceeds 11 characters, the C mark (character overflow notification character string) is replaced with the predetermined number of characters (11 characters). A character string including the C mark is inserted between the character immediately before and after the character, and a display character string (edited notification character string) is created as a basic character string including the C mark. A display image (edit notification image) that is expanded and arranged in a region 243 based on a predetermined font is created.
[0301]
This will be described more specifically. For example, in the case where the above-described text data is used as a basic character string in FIG. 27 and the like, the 11th line on the text data corresponding to the 17th to 18th lines in FIG. This is a character code indicating the song title “A10B10C10D10E10F1”.
[0302]
In this case, in the tape printer 1, as shown in FIG. 31A, the eleventh character “1” (“1” in the middle of “D10”) and the twelfth character “0” (“D10”). The C mark is inserted between the last “0”). Then, this is reflected and displayed in the display image as it is. 31 shows an image of a display character string of text data (character code) and an image of a display image created based on the image.
[0303]
On the other hand, the image of the print image created from the original basic character string is shown in FIG. 27 (a) or (b) as described above. Among these, for example, the image on the print image of the title “A10B10C10D10E10F1” of the information number (song number) “10” on the 17th to 18th lines in FIG. 27A and the C mark in FIG. 31A are inserted. As is clear from comparison with the image on the display image of the song name “A10B10C10D1“ C ”0E10F1” (same as the image of the display character string) The position corresponds to the position where automatic line feed is performed.
[0304]
That is, in the tape printer 1, the length of each line of the horizontal writing (for example, the length of each line of horizontal writing) 244 is a print image data area (predetermined edit image creation area) for creating a print image (edited image) such as an abbreviated image or an entire image. If the number of characters conforming to the size of the (direction) is a predetermined number of characters (11 characters in the above example), the display character string (edit notification character string) immediately before and after the character exceeding the predetermined number of characters (11 characters) Since a C mark (character overflow notification character string) is inserted between the characters, that is, at the position where automatic line feed is to occur, the C mark is placed at the position of the automatic line feed on the display image (edited notification image) that is expanded and arranged. A character image of (character overflow notification character string) is developed and arranged.
[0305]
Therefore, if the created display image (edit notification image) is displayed, the user can grasp the line feed position (character overflow position) in the print image (edit image) from the display image (edit notification image). In addition to the case where it is determined that the number of characters exceeds the predetermined number, it is possible to arbitrarily insert a character overflow notification character string in the same way as a general arbitrary line feed. improves.
[0306]
Further, as described above, the tape printer 1 can set the presence / absence of title wrapping or wrapping, and when there is no wrapping setting, instead of the predetermined number of characters (11 characters in the above example), the predetermined character described above is used. Based on a predetermined number of omitted characters (10 characters) obtained by subtracting the number of characters (1 character) of the omitted notification character string (“...” in the above example) from the predetermined number of characters (11 characters), a C mark (character overflow notification character) Column).
[0307]
In this case, if the number of characters after omission (10 characters) and the number of characters (1 character) of the predetermined character omission notification character string (“...”) Are added, the predetermined number of characters (11 characters) is obtained. That is, the insertion position of the C mark (character overflow notification character string) is set to a basic character string when, for example, the number of characters suitable for the horizontal size of the disc label (edited image creation area) is a predetermined number of characters (11 characters). This is the omission position when an abbreviated image is created by omitting a part of each line and adding a predetermined character omission notification character string (“...”) For informing that effect to the same line.
[0308]
This will be described more specifically. For example, in FIG. 27 and the like, the above-described text data is set as a basic character string, and when the setting is made without turning back, as shown in FIG. 31 (b), for example, the song name “A10B10C10D10E10F1” of the aforementioned information number (song number) “10”. Between the 10th character "D" (first "D" of "D10") and the 11th character "1"("1" in the middle of "D10") Insert. Then, this is reflected and displayed in the display image as it is.
[0309]
On the other hand, the image of the print image created from the original basic character string in the setting of no turn-back is shown in FIG. 28 (a) or (b) as described above. In this case, for example, an image on the print image of the song name “A10B10C10D...” Of the information number (song number) “10” on the eleventh line in FIG. 28A and the song name “C” in FIG. As is apparent from a comparison with an image on the display image of A10B10C10D “C” 10E10F1 ”(same as the image of the display character string), the position of the C mark corresponds to the omitted position.
[0310]
For this reason, when the user displays the created display image (edit notification image), when the wrapping setting is made (automatic line feed is performed), the display image (edit notification image) is printed from the display image (edit notification image). The line feed position (character overflow position) can be grasped, and when there is no wrapping setting, the omitted position (character overflow position) can be grasped.
[0311]
In practice, as described above, the tape printer 1 first creates a display image (or creates text data therefor) for editing and confirmation, and then creates the created display image (or its display image). A print image is created using text data.
[0312]
This will be described more specifically. In the tape printer 1, an abbreviated character string is generated by omitting the C mark (character overflow notification character string) and subsequent characters from each character of each line of the display character string (edit notification character string) described above, and each line in which the omission is performed. An abbreviated basic character string in which a character omission notification character string (". A print image (abbreviated image) in which an image of an abbreviated basic character string is developed and arranged based on a predetermined font is created in a creation area 244.
[0313]
That is, the C mark (character overflow notification character string) of the display character string (edit notification character string) described above is the line feed position (characters) in the print image (edit image) when wrapping is set (automatic line feed is performed). When there is no wrapping setting, the abbreviated position (character overflow position) is indicated, so when there is wrapping setting, it wraps at the C mark (starts a new line). By omitting and adding a predetermined character omission notification character string (“...”), It is possible to create a print image (edited image) from the display character string (or create a character string therefor).
[0314]
For this reason, in the tape printer 1, not only the display image (edit notification image) but also a part of each line of the basic character string is omitted based on the display character string (edit notification character string) described above. A print image (omitted image) in which a predetermined character omission notification character string to be notified is added to the same line can be easily created.
[0315]
Of course, even when a display image (edit notification image) or print image (abbreviated image) is created based on the display character string (edit notification character string), the width of one character image as a result of editing, etc. When the number of characters that can be arranged in a predetermined image creation area changes, the display image (editing notification image) and the print image (omitted image) are created with the number of characters after the change as the predetermined number of characters. Therefore, an image suitable for the basic character string of the edited result can be created.
[0316]
In addition, an image equivalent to the display image (edit notification image) can be created and printed as a print image. However, when the image is created as a display image, the advantage is particularly alive. In this case, for example, when there is a display character string as shown in FIG. 32A, it is created and displayed as a display image, and the cursor key 33 as shown in FIG. Each part can be visually recognized (G65 to G68: Here, the range of the dotted line is a range not displayed). Further, an undesired predetermined editing operation (for example, an operation to delete a display-only character such as an L1 mark) can be prevented and an error notification or the like can be prevented (G69). Yes.
[0317]
For this reason, for example, the above-described display character string in FIG. 31 can be edited and confirmed in the same manner. In particular, when an edited image such as the abbreviated image or the entire image is used as a print image, before printing, The character overflow position from each line such as the omitted position or line feed position in the print image (edited image) can be confirmed by displaying the display image (edited notification image). As a result, editing such as correction (for example, omitted characters) Even if it is determined that it is necessary to edit the character string, it is possible to check each character of the entire basic character string including the omitted character (for example, to be restored by correction), so that editing or the like is facilitated.
[0318]
As is clear from FIGS. 31 and 32, in the tape printer 1, each line of the display character string (edit notification character string) corresponds to each line of the basic character string, and the display character string (edit notification character string). ) Is developed and arranged so that each line becomes a character string image of one line, so that a display image (edit notification image) is created. Therefore, a display image (edit notification image) utilizing the original image of each line of the character string Can be created.
[0319]
Moreover, it is preferable that the character overflow notification character string includes a symbol that can be easily distinguished from other characters, such as a special symbol specially registered by external character registration or the like. That is, when the edit notification image is confirmed by display (same when used for printing), it can be clearly distinguished from other characters, and the character overflow position can be easily grasped. In consideration of such points, the tape printer 1 uses, for example, a symbol shaped “C”, that is, a C mark, as described above, in order to remind the character (character) overflow. .
[0320]
The editing notification image is preferably created by expanding and arranging the editing notification character string only in a range necessary for display or printing. That is, by creating only the necessary range, for example, by creating only the display range on the display screen and newly expanding and arranging the characters of the image of the portion that is insufficient when the display range is moved, The time from the start of the edit notification image creation process to the confirmation can be shortened, and the edit notification image creation area for the display screen only needs to be secured, so that there are also advantages such as saving memory. Even when the edit notification image is used as a print image, it can be created sequentially from a necessary range in accordance with the printing process, and thus has the same advantage.
[0321]
By the way, in the same way as creating an editing notification image so that it is easy to grasp the entire image of the abbreviated image in which a part of each line of the character string is omitted, the entire omission of some lines of the character string of a plurality of lines is also performed. Therefore, the tape printer 1 is devised in this respect as well.
[0322]
That is, the tape printer 1 omits some lines of a plurality of character strings and adds an image for informing the fact so that the entire character string has a predetermined number of lines that is a natural number times the reference predetermined number of lines. Prior to creation of an edited image such as an abbreviated image developed and arranged so as to become an image, or independently of creation of the edited image, the original image of each line of the character string is utilized and the edited image is set to a reference predetermined number of lines. An edit notification image can be created in which a line overflow position indicating each omitted position when the predetermined number of lines is multiplied by a natural number can be grasped. Hereinafter, this will be specifically described with reference to FIGS.
[0323]
As described above in FIG. 30, in the tape printer 1, in addition to the above-described C mark (character overflow mark: character overflow notification character string), the L1 mark (line overflow mark 1: first predetermined line overflow) is used as a display-only character. Notification character string) and L2 mark (line overflow mark 2: second predetermined line overflow notification character string).
[0324]
The L1 mark and the L2 mark are, so to speak, a line overflow notification character string indicating that the number of lines has been exceeded, and the L1 mark is a first predetermined line overflow notification indicating that the first predetermined number of lines has been exceeded (in the following example, the number of disk label lines). The character string and the L2 mark are a second predetermined line overflow notification character string indicating an excess of the second predetermined number of lines (in the following example, the number of case label lines).
[0325]
That is, in the tape printer 1, for example, a predetermined part or all of a predetermined line of a character string (the above-described basic character string) to be processed as described above in FIG. A reference predetermined number of lines and n times (n is a natural number) for expanding and arranging in a creation area (like the above example, an edited image is a print image and the creation area is secured in the print image data area 244) 1) or more n-th predetermined number of rows corresponding to) is defined.
[0326]
Specifically, here, the reference predetermined number of rows (that is, the first predetermined number of rows) is 20 lines for disc labels, and the second predetermined number of rows is 40 lines for case labels (n = 1, 2). A predetermined example will be described.
[0327]
Then, for each nth predetermined number of lines determined to exceed when the number of lines when each character of the basic character string is expanded and arranged in the edited image creation region exceeds any of the nth predetermined number of lines, An nth predetermined line overflow notification character string indicating the excess of the number of lines is inserted between the end of the immediately preceding line exceeding the number of lines after the nth omission and the beginning of the immediately following line, and the resulting character string is edited as an editing notification character. An edit notification image is created in which the edit notification character string is developed and arranged in the edit notification image generation area based on a predetermined font.
[0328]
Here, the number of lines after the nth omission omits the number of lines of a predetermined nth predetermined line omission notification character string for informing the omission of the line from the nth predetermined number of lines. Indicates the number of lines
[0329]
Specifically, in the case of the above-described example, the nth predetermined line omission notification character string is “˜other x tunes” or “˜all x tunes”. In the former case, the first (n) = 1) The predetermined line notification character string is different from the second (n = 2) predetermined line notification character string (the portion of x, that is, the number of remaining songs is different), and in the latter case, the same character string is used. However, in either case, the number of rows is one. As described above, in the present embodiment, the latter “all x songs” is preferentially used.
[0330]
In this case, the number of lines after the first omission = the first predetermined line number (20 lines) −the line number of the first predetermined line omission notification character string (“˜all x songs˜”) (1 line) = 19 lines, 2 Number of lines after omission = second predetermined line number (40 lines) −second predetermined line omission notification character string (“˜all x songs˜”) (1 line) = 39 lines (FIG. 28A ) And (b)).
[0331]
Therefore, specifically, the number of lines when each character of the basic character string is developed and arranged in the print image data area (edited image creation area) 244 is the first predetermined number of lines (20 lines) or the second predetermined number. When the number of lines (40 lines) is exceeded, the first predetermined number of lines and the second predetermined number of lines determined to exceed the first number of omitted lines (19 lines) and the number of second omitted lines (39 lines) Inserting an L1 mark (first predetermined line overflow notification character string) or an L2 mark (second predetermined line overflow notification character string) between the end of the immediately preceding line and the beginning of the immediately following line, and the result Is generated as an edit notification character string (a display character string for display as in the above example), and a display character string (edit notification character string) is displayed as a display image data area (edit notification image generation area). In 243, a display image (edit notification image) that is developed and arranged based on a predetermined font is displayed. It is formed.
[0332]
In this case, as a matter of course, the first predetermined number of lines (20 lines) is obtained by adding the number of first omitted lines (19 lines) and the corresponding number of lines of the first predetermined line omission notification character (1 line). Similarly, the second predetermined number of lines (39 lines) and the corresponding number of lines of the second predetermined line omission notification character (1 line) are added to obtain the second predetermined number of lines (40 lines).
[0333]
That is, as shown in FIG. 27 and FIG. 31 (a) corresponding thereto and FIG. 28 (a) and corresponding FIGS. 31 (b) to (c), the L1 mark (first predetermined line overflow notification) in this case is used. The insertion position of the (character string) is an image of the first predetermined line omission notification character ("-all x songs-") that omits a part of the basic character string (the 20th and subsequent lines) and notifies that effect. In addition, it becomes an abbreviated position when creating an abbreviated image developed and arranged so that the entire image becomes the first predetermined number of lines (20 lines).
[0334]
Further, as shown in FIG. 28B and corresponding FIGS. 31B to 31D, the insertion position of the L2 mark (second predetermined line overflow notification character string) in this case is one of the basic character strings. An image of a second predetermined line omission notification character (“˜all x songs”) that omits the part line (the 40th line and subsequent lines) and notifies the fact is added, and the entire second predetermined number of lines (40 lines) is added. ) Is an abbreviated position when an abbreviated image developed and arranged so as to be an image is created.
[0335]
Therefore, the user displays the created display image (edited notification image), so that the omitted image (edited image) is displayed as the first predetermined number of rows or the second predetermined number of rows (a natural number (n = 1) of the reference predetermined number of rows). 2) Each abbreviated position (row overflow position) can be grasped. In this embodiment, although it is used for creating a display image, it goes without saying that it can also be used for creating a print image in order to print the same contents.
[0336]
In other words, in this case, the number of lines after the nth omitted line and the number of lines of the nth predetermined line omitted notification character corresponding thereto are added to obtain the nth predetermined number of lines. In other words, the insertion position of the nth predetermined line overflow notification character string in this case is omitted by omitting some lines of the basic character string and adding an image of the nth predetermined line omitted notification character to notify that fact. This is an abbreviated position when an abbreviated image developed and arranged so as to be an image of the nth predetermined number of rows is created.
[0337]
For this reason, when the user displays or prints the created editing notification image, the omitted image (edited image) is set to the nth predetermined number of lines (each predetermined number of lines that is a natural number multiple of the reference predetermined number of lines). Each omission position (line overflow position) can be grasped.
[0338]
In addition, as the nth predetermined number of lines, a plurality of types for different n can be determined. In this case, the number of lines of the nth predetermined line omission notification character string for each n can be determined to be different from each other. However, in the tape printer 1, the number of lines of the nth predetermined line omission notification character string for all the nth predetermined lines is the same. Thereby, the same value can be used, and insertion processing of each nth predetermined line overflow notification character string, that is, creation of an edit notification character string can be simplified.
[0339]
Further, the tape printer 1 can create not only a display image (edit notification image) but also a print image (edit image: omitted image) by using a display character string (edit notification message string). Yes.
[0340]
That is, as described above with reference to FIGS. 24 to 26, a disc label, a case label, and a side label can be selected, and a print image having a print size suitable for the label size of the selected label is created. The first predetermined number of lines (20 lines) can be set as the predetermined number of lines, and if the case label is selected, the second predetermined number of lines (40 lines) can be set as the predetermined number of lines.
[0341]
For this reason, in the tape printer 1, if the disk label is selected (the first predetermined number of lines is set), the L1 mark (first predetermined line overflow notification character string) of each line of the display character string (edit notification character string). Create an abbreviated character string that omits the rest, create an abbreviated basic character string with “~ all x songs” (first prescribed line omission notification character string) added to it, and create a print image data area (create a predetermined edit image) In (region) 244, an abbreviated image in which an image of the abbreviated basic character string is developed and arranged based on a predetermined font is created.
[0342]
For case label selection (second predetermined line number setting), an abbreviated character string that omits the L2 mark (second predetermined line overflow notification character string) and subsequent lines out of each line of the display character string (edit notification character string). Is created, and an abbreviated basic character string with “~ all x songs” (second predetermined line omission notification character string) added thereto is created, and the abbreviated basic character string is created in the print image data area (predetermined edited image creation area) 244. An abbreviated image is created by expanding and arranging character string images based on a predetermined font.
[0343]
That is, by using the display character string (edit notification character string), not only the display image (edit notification image string) but also a part of the basic character string is omitted and an image notifying that is added. A print image (edited image: abbreviated image) developed and arranged so that becomes an image of a character string having a predetermined number of lines that is a natural number (n) times the reference predetermined number of lines can be created.
[0344]
Specifically, as shown in FIG. 33, when any one of the disc label, case label, and side label is selected (S70), when the side label is selected (S71), the title name (disc Name) is created and printed as a print image (S72).
[0345]
When the disc label is selected (S73), it is determined whether or not the L1 mark is present (S74). When the disc label is present (S74: Yes), the first side (first sheet) of the main label LM is 20th. A full (full) print image is created and printed up to the line, and “~ all x songs ~” (first predetermined line omission notification character string) is added to the 20th line for printing (S75).
[0346]
On the other hand, when there is no L1 mark (S74: No), even if a print image corresponding to the entire display character string is created, it does not become full up to the 20th line. Printing is performed (S76). In addition, as described above, in the case of “˜all x songs”, since the appearance is not bad even if it is printed when not omitted, it is optional to make a specification for printing (creating a print image). .
[0347]
When the case label is selected (S77), first, it is determined whether or not it is the first side (first sheet) (S78), and if it is the first side (first sheet) (S78: Yes), Whether or not there is an L1 mark (S79: However, this determination is unnecessary in the processing and may be omitted). If there is (S79: Yes), the first side (1) of the main label LM The first sheet will produce a full print image up to the 20th line, but the case label is selected and can still be printed on the second side (second sheet), so "~ all x songs ~" (first predetermined line omitted notification) A print image without character string) is created and printed (S80).
[0348]
On the other hand, when there is no L1 mark (S79: No), even if a print image corresponding to the entire display character string is created, it does not become full up to the 20th line. Printing is performed (S76).
[0349]
Further, it is determined whether or not it is the first side (first sheet) (S78). If it is not the first side (first sheet), that is, the second side (second sheet) (S78: No), , It is determined whether or not there is an L1 mark (S81), and when there is no L1 mark (S81: No), since all of the first side (first sheet) is completed, a print image is not created, Printing is not performed (S82).
[0350]
When the L1 mark is present on the second side (second sheet) (S78: No) (S81: Yes), it is next determined whether or not the L2 mark is present (S83), and the L2 mark is absent. In (S83: No), even if a print image corresponding to the entire display character string is created, it does not become full until the 40th line (the 20th line of the second sheet), so the print image is created without omission. And printing (S84).
[0351]
When the second side (second sheet) (S78: No) has the L1 mark (S81: Yes) and the L2 mark is present (S83: Yes), the second side (second sheet) of the main label LM is displayed. A full print image up to the 20th line is printed with "~ all x songs ~" (second predetermined line omission notification character string) added to the 20th line (S85).
[0352]
As described above, in the tape printer 1, not only the display image (edit notification image) but also a part of the basic character string is omitted by using the display character string (edit notification character string). A print image (edited image) developed and arranged so that the entire image becomes an image of a character string having a predetermined number of lines that is a natural number (n = 1, 2) times the reference predetermined number of lines (20 lines). : Abbreviated image) can be created.
[0353]
In the above example, since all the nth predetermined line omission notification character strings for creating the abbreviated image are the same character string ("all x songs"), one type of character string is assigned to the nth predetermined line. What is necessary is just to prepare as an abbreviate | omitted alerting | reporting character string omission image.
[0354]
In the tape printer 1, a predetermined information number (song number) corresponding to each line of the basic character string is determined. The information number (song number) in this case only needs to correspond to each line of the basic character string, and corresponds to each line when the basic character string is expanded and arranged in the print image data area (edited image creation area) 244. It does not have to be.
[0355]
That is, regardless of whether an arbitrary line of the basic character string is expanded as an image of a character string of one line, or expanded into a plurality of lines by automatic line feed, for example, the total number of information (number of songs) is calculated. Since the character string to be taught is the n-th predetermined line omission notification character string, the user displays or prints the omission image, so that the number of pieces of information (number of songs) and the total number of pieces of information (number of songs) of the lines that are not omitted Thus, in addition to the total number of information (number of songs), it can be grasped that the information is omitted, the number of information in the omitted lines (number of songs), and the like.
[0356]
In the above example, all the n-th predetermined line omission notification character strings for creating an abbreviated image are the same character string (“˜all x songs”). A character string suitable for each nth predetermined line omission notification character string can be applied by making the n predetermined line omission notification character string different from each other (for example, “˜other x music” described above).
[0357]
Further, when a predetermined information number (song number) corresponding to each line of the basic character string is determined, a character string (for example, “˜other x songs”) that teaches the number of information (number of songs) in the omitted line. ) As the n-th predetermined line omission notification character string, the user can determine that the omission or all of the information is omitted from the number of pieces of information (number of songs) of the lines not omitted and the number of pieces of information (number of songs) of the omitted lines. The number of information (number of songs) can be grasped.
[0358]
In addition, an image equivalent to the display image (edit notification image) can be created and printed as a print image. However, when the image is created as a display image, the advantage is particularly alive. In particular, when an edited image such as the abbreviated image described above is used as a print image, a display image (edit notification image) is displayed as an abbreviated position (line overflow position) in the print image (edited image) before printing. As a result, even if it is determined that editing such as correction (for example, restoration of omitted characters) is necessary, the entire basic character string including each line and each character that has been omitted (for example, should be restored by correction) Since it can be confirmed, editing and the like become easy.
[0359]
As is clear from FIGS. 31 and 32, in the tape printer 1, each line of the display character string (edit notification character string) corresponds to each line of the basic character string, and the display character string (edit notification character string). ) Is developed and arranged so that each line becomes a character string image of one line, so that a display image (edit notification image) is created. Therefore, a display image (edit notification image) utilizing the original image of each line of the character string Can be created.
[0360]
The nth predetermined line overflow notification character string preferably includes a symbol that can be easily distinguished from other characters, such as a special symbol specially registered by external character registration or the like. That is, when the edit notification image is confirmed by display (same when used for printing), it can be clearly distinguished from other characters, and the line overflow position can be easily grasped. In this case, for example, an L mark having an “L” shape is used to remind the user of an overflow of a line (line). In addition to this, a symbol or the like formed of “P” may be used in order to associate the page (page).
[0361]
Further, in the tape printer 1, the L1 mark (the first (n = 1) predetermined line overflow notification character string) includes a character that teaches the corresponding n times n = 1. Further, the L2 mark (second (n = 2) predetermined line overflow notification character string) includes a character that teaches n times n = 2 corresponding to the L2 mark. That is, since the nth predetermined number of lines corresponds to n times the reference predetermined number of lines, it is determined how many times the predetermined number of reference lines by simply looking at the nth predetermined line overflow notification character string including the character teaching n. It is possible to grasp whether the position is omitted when omitted by the number of lines.
[0362]
It should be noted that the above-described print image (edited image, abbreviated image) in FIGS. 27 and 28 and the above-described display image (edit notification image) in FIGS. 31 and 32 corresponding thereto are apparently compared. In the tape printer 1, the configuration of the print image and the display image corresponding to the print image are different from each other also in points other than the insertion of the various notification character strings described above. That is, in the tape printer 1 as an image creation device, further contrivances are made in addition to those described above.
[0363]
In the above-described word processor or the like, since the display screen is large, there is no problem even if editing is performed by displaying the display image as the target (print target) image as it is. On the other hand, for example, some small and inexpensive electronic devices such as a tape printer and a seal creation device can display only a small number of lines (for example, one line) or only a part of the lines because the display screen is small. . The same applies to the tape printing apparatus 1 of the present embodiment (see FIGS. 9 to 12 and the like). In these apparatuses, display using half-width characters is conventionally performed in order to display as wide a range as possible on a small display screen. .
[0364]
For example, characters such as alphanumeric characters and kana are relatively simple in structure, so that even if they are displayed in half-width, they can be recognized on the display screen. In other words, characters with a relatively simple configuration such as alphanumeric characters are characters that can be displayed in single-byte characters (single-byte display characters), and by using single-byte display characters, a relatively wide range can be displayed even on a small display screen. become.
[0365]
On the other hand, a display screen that can display high-density (high resolution: high number of dots) characters is required to display characters with complex structures such as kanji, symbols, and figures in a single-byte area on a small screen. Since it becomes expensive, it does not follow the price reduction. Therefore, a small display screen with a low resolution is used in this kind of small and inexpensive electronic equipment. The same applies to the tape printer 1 of the present embodiment, which is 16 dots × 16 dots in full-width, and (horizontal) 8 dots × (vertical) 16 dots in half-width (see FIGS. 11 to 12, etc.).
[0366]
For this reason, characters having complicated structures such as kanji, symbols, and figures cannot be displayed in half-width, and even if they can be displayed, it is difficult to recognize the characters. That is, characters having a complicated configuration such as kanji are characters that can be displayed only in full-width characters (full-width display characters), and therefore a character string including full-width display characters cannot be displayed only in half-width display.
[0367]
Therefore, the tape printing apparatus 1 can create a display image for efficiently displaying a character string including full-width display characters such as kanji on a small display screen, and a print image for printing the character string in an attractive manner. ing. Hereinafter, this will be specifically described with reference to FIG. 32, FIG. 34, and the like.
[0368]
First, when creating a display image for display on the display screen, a character that is expanded and arranged as a half-width character image is defined as a half-width display character, and a character that is expanded and placed as a full-width character image is displayed as a full-width display. When it is defined as a character, it is determined for each character among all characters that can be developed based on a predetermined font whether the character is a half-width display character or a full-width display character.
[0369]
Specifically, characters with complicated structures such as kanji, symbols, and figures are defined as full-width display characters, and the rest are defined as half-width display characters. The above-described L1 mark, L2 mark, C mark, and the like are full-width display characters, but are display-only characters and are not included in the original basic character string, and thus are not used for creating a print image.
[0370]
In the tape printer 1, for example, text data of the basic character string as described above with reference to FIG. 27 is stored, and each character of the basic character string is stored in the display image data area (predetermined display image creation area) 243. When the character is a half-width display character, it is developed and arranged as a half-width character image, and when it is a full-width display character, it is developed and placed as a full-width character image to create a display image.
[0371]
In other words, full-width display characters that can be displayed only in full-width can be displayed in full-width, so that a character string including full-width display characters such as kanji can be displayed, while half-width display characters that can be displayed in half-width are displayed in half-width. Thus, even a small display screen can be displayed as efficiently as possible.
[0372]
In this case, similarly to a general word processor or the like, if a print image that is an image displayed on the screen (that is, a print image in which the same full-width and half-width as the display image are mixed) is created and printed, for example, FIG. When a print image is created and printed on the display image shown in FIG. 34A as shown in FIG. 34A, the arrangement of characters between the lines (the left and right edges of each character and between the characters) is as follows. It doesn't match and it doesn't look good.
[0373]
Therefore, in the tape printer 1, each character of the basic character string is expanded and arranged as a full-width character image, as shown in FIG. 34B, regardless of whether the character is a half-width display character or a full-width display character. By doing so, a print image is created. Therefore, it is possible to create a display image for efficiently displaying a character string including full-width display characters such as kanji on a small display screen, and a print image for printing the character string with good appearance.
[0374]
In this case, the display image is created by expanding and arranging the basic character string only in a range necessary for display. That is, by creating only the necessary range, for example, by creating only the display range on the display screen and newly expanding and arranging the characters of the image of the portion that is insufficient when the display range is moved, The time from the start of the display image creation process to the confirmation can be shortened, and the display image creation area for the display screen only needs to be secured.
[0375]
Similarly, a print image is created by developing and arranging basic character strings only in a range necessary for printing. That is, in this case, since it is sufficient to create sequentially from the necessary range along with the printing process, the time from the start of the printing image creation process to printing can be shortened as in the case of creating the display image, and the printing range can be reduced. Therefore, there is an advantage that the memory can be saved.
[0376]
Further, in the tape printer 1, data for expanding each character of a half-width display character as a full-width character image and each character of the half-width display character are expanded as a half-width character image into font data defining a predetermined font. Data for is included. Therefore, for each character of the basic character string, when the character to be expanded is a half-width display character, the full-width code of the character is converted to a half-width code, and the half-width code after the code conversion is converted to a half-width character based on a predetermined font. Can be expanded and placed as a character image.
[0377]
On the other hand, in the case of full-width display characters, the full-width code can be expanded and arranged as a full-width character image based on a predetermined font, thereby efficiently displaying a character string including full-width display characters such as kanji on a small display screen. Display images can be created.
[0378]
In addition, the code conversion from the full-width code to the half-width code is not performed and the half-width code after the code conversion is expanded and arranged, but other methods, for example, when the expanded character is a half-width display character, A half-width expansion process for expanding the character in size can also be performed. In this case, half-width display characters can be developed and arranged as half-width character images, and full-width display characters can be developed and placed as full-width character images, thereby reducing character strings including full-width display characters such as kanji. A display image can be created for efficient display on the display screen.
[0379]
In general, since an outline font is defined by the coordinates and attributes of the outline, a dot matrix of a character image having a desired size can be obtained by simply developing the outline font regardless of the size to be developed. In other words, since the reference font data is expanded and reduced by calculation and expanded, an enlarged / reduced image can be created simply by re-expanding in accordance with the size.
[0380]
For this reason, in the half-width expansion process described above, for example, when a half-width display character to be developed is a character that can be developed based on an outline font, the horizontal dot size for developing the character is adjusted to the half-width to match the size. The half-width character image corresponding to the half-width display character to be developed can be created (deployed / placed).
[0381]
In the half-width development process, for example, when a half-width display character to be developed is a character developed based on a dot font or a registered predetermined dot matrix, the horizontal dot size of the character image of the character is adjusted to the half-width. By arranging in a reduced size, a half-width character image corresponding to the half-width display character developed based on a dot font or dot matrix can be created (deployed / placed).
[0382]
As described above, in the tape printer 1, various devices have been made to create a display image for display and a print image for printing. In addition to the above, display, character conversion / input, etc. A device has been devised. These will be described later in more detail. The following summarizes the problems related to actual printing processing and how to solve them. That is, a tape printing apparatus 1 as an image printing apparatus that prints a desired print image on a predetermined print area of a print object by a print head will be described below.
[0383]
In general, in an image printing apparatus that prints a desired print image in which character images of characters such as character strings having one or more characters (characters such as characters, numbers, symbols, and simple figures) are arranged as element images Before printing, a predetermined margin (margin) is set on the upper and lower sides or the left and right sides of a printing area of a predetermined size (for example, for one page).
[0384]
For example, in a word processor or the like, predetermined upper, lower, left, and right margins are set on a print object (for example, standard (A4 size) size paper), and a portion (excluding these margins) is set as a predetermined print area (print image). Print). In addition, when a desired margin cannot be obtained due to variations in paper (printing object) setting (mounting) position or a paper feed mechanism, adjustment is performed by resetting each margin by looking at the print result. .
[0385]
In a word processor or the like, the printing head running direction (for example, the length direction of a character string in a horizontal writing line) is usually set because the running (moving) direction of the print head and the paper feeding direction are orthogonal to each other. The left margin and the right margin are adjusted according to the print end position, and the upper margin and the lower margin are adjusted according to the print start position and the print end position in the paper feed direction, respectively. That is, a desired margin can be obtained by adjusting the print start / end positions and the like by feed control of the print head and paper (print target).
[0386]
However, in a printing apparatus such as a tape printing apparatus, for example, the printing direction by the print head and the feeding direction of the printing object (for example, tape) coincide with each other. This is the end position, so-called front margin and rear margin (corresponding to the upper and lower margins of the word processor) can be adjusted, but the tape width direction (corresponding to the left and right margins) cannot be adjusted.
[0387]
On the other hand, in the tape printer 1 of the present embodiment, a print head in which a plurality of dot elements for printing are arranged in a predetermined direction on the top and bottom or left and right and a print object are arranged in a direction orthogonal to the predetermined direction. The print image is printed while being relatively moved, and the print position in the predetermined direction can be adjusted. Hereinafter, this will be specifically described with reference to FIGS.
[0388]
Similar to FIG. 4 described above, when the feeding direction of the tape T is viewed from the right to the left in the drawing (see FIG. 36), the tape T for the main label LM described above in FIG. For example, when the range of the hatched portion in FIG. 35B between two reference holes TH at a predetermined interval is used as a reference (hereinafter, this position is referred to as “reference position”), the printing position is shifted upward. For example, as shown in FIG. 11A, if the sheet is shifted downward, printing is performed as shown in FIG.
[0389]
Similarly, FIG. 5E shows a case where the reference position is shifted forward (left), and FIG. 8H shows a case where the reference position is shifted backward (right). The other (d), (f), (g), and (i) of the same figure show a combination of vertical and longitudinal (left and right) deviations. Among these, the deviation in the front-rear (left-right) direction corresponds to the deviation of the print start / end position in the tape feed direction as described above, and can be adjusted by feed control (described later in FIGS. 26 and 47). Therefore, the adjustment in the vertical direction (tape width direction: hereinafter, this direction is referred to as a predetermined direction) will be mainly described below.
[0390]
As shown in FIG. 36, in the tape printer 1, the direction in which the print head 7 is arranged (the direction of a dot row that is an array of dot elements for printing pixel dots: a predetermined direction) and the feed direction of the tape T are orthogonal to each other. It has become. Further, the head width Hw of the print head 7 in a predetermined direction has a width sufficient to arrange 288 dot elements capable of printing a maximum of 288 dots (36 mm width), and the tape width Tw = 46 mm. The main label LM formed by half-cutting on the tape T is 36 mm (288 dots) in the width direction (predetermined direction), of which 32 mm (256 dots) is defined as the actual printing range in the predetermined direction (FIG. 39). (See (b)).
[0390]
For this reason, in the tape printer 1, 256 dots of a print head (a print head in which a plurality (288) of dot elements are arranged in a predetermined direction (a vertical or horizontal predetermined direction: here, up and down)) 7 are printed. Using an element (a part of a plurality of dot elements), for example, a print image having 256 dots (the number of dots in a predetermined direction smaller than the maximum number of dots 288 that can be printed in a predetermined direction) is printed on the print head 7 and tape (printing). Of the object T, the tape T is printed on the tape (print object) T while being relatively moved with respect to the print head 7 (at least one of the objects is in a direction perpendicular to the predetermined direction with respect to the other).
[0392]
In the tape printer 1, in order to print the print image on the tape (print target) T, for example, in a half-punched label region (predetermined print region) for the main label LM, 255 (plural) dots are printed. By moving the usage range of the element in a predetermined direction (vertical or horizontal predetermined direction), the print position of the print image is adjusted in dot units.
[0393]
An image of adjustment of the printing position in this case is as shown in FIG. As shown in the figure, the maximum number of dots in a predetermined direction that can be printed by the print head 7 is 11 dots. As shown in FIG. 10A, the upper two dots and the lower two dots are at the reference position. If printing is performed with 7 dots at the center except for, if the printing position is adjusted upward by 1 dot, printing is performed with 7 dots excluding the upper 1 dot and the lower 3 dots as shown in FIG. Will do. The same applies to the case where the printing position is adjusted downward by 1 dot, and printing is performed by 7 dots excluding the upper 3 dots and the lower 1 dot, as shown in FIG.
[0394]
Accordingly, when the actual printing position is shifted upward as shown in FIG. 36A, for example, the use range of the dots, that is, the printing position is adjusted downward, and the actual printing position is actually changed as shown in FIG. When the print position is shifted downward, the print position can be adjusted to the upper side to enable printing at the reference position as shown in FIG.
[0395]
Next, a change in transmission data to each dot element of the print head 7 when the print position is adjusted, that is, a control image of transmission data when the print position adjustment is set by a method described later will be described.
[0396]
As shown in FIG. 38, the maximum number of dots that can be printed by the print head 7 in a predetermined direction is 40 dots. As shown in FIG. 38A, the upper 8 dots and the lower 8 dots are at the reference position. For example, [0055FFAA00] HEX (hexadecimal number is indicated by [˜] HEX (hex)) is transmitted to all 40 dots (in hexadecimal number) as an example. Consider the case.
[0397]
In this case, for example, [00ABFF5400] HEX (see (b) in the figure) when adjusted upward by 1 dot, [0157FEA800] HEX (see (c) in FIG. 5) when adjusted upward by 2 dots, 3 dots above When it is adjusted to [02AFF5000] HEX (see (d) in the figure), conversely, when adjusted downward by one dot, transmission data such as [002AFF5500] HEX (see (e) in the figure) is printed. What is necessary is just to transmit to the head 7.
[0398]
Next, the setting of the print position adjustment value in the tape printer 1 will be described. As shown in FIG. 39, the tape printer 1 uses a print head 7 capable of printing 288 dots in a predetermined direction.
[0399]
Among these 288 dots, the dots (elements) used including the adjustment of the printing position are 276 dots in the center excluding 12 dots of 6 dots at the top and bottom (see (b) in the figure). Of the 276 dots, 256 dots excluding the upper 20 dots (32 mm equivalent: -10 dots) to 256 dots excluding 20 dots in the upper and lower 10 dots (32 mm equivalent: ± 0 dot reference position) to lower In the range of 256 dots excluding 20 dots on the side (equivalent to 32 mm: +10 dots), the position in 21 steps, one dot at a time, can be adjusted.
[0400]
FIG. 40 shows print data (in the drawing) at the reference position of ± 0 in FIG. 10A and the adjustment position of +10 (dot) in FIG. An image of the position of the mark (2) is shown. Similarly, FIG. 41 shows an example of front-to-back adjustment of the printing position (main front-to-back) when the main label is selected, and position adjustment can be performed in units of dots of -15 to +15.
[0401]
The same applies to the side labels, and FIG. 42 shows an example of the print position up / down adjustment (side up / down) when the side label is selected, and the position adjustment in dot units of -10 to +10 can be performed. Similarly, FIG. 43 shows an example of front / rear adjustment of the printing position (side front / rear) when a side label is selected, and position adjustment in dot units of -15 to +15 can be performed.
[0402]
When setting these adjustment values, as shown in FIG. 44, the user presses the adjustment key 34DS from the state of the basic input mode (G71) to display “display density” in the function selection setting mode (see FIG. 19). The “setting” screen can be displayed (G72). In this state (G72), when the user presses the cursor “↑” key 33U or the cursor “←” key 33L, a warning blinks (S71), and the original state is restored after a predetermined time (G72). When the enter key 38 is pressed, the display density adjustment function is shifted to a lower layer (S72), but the description is omitted because it is not directly related here. When the delete key 35 is pressed in this lower hierarchy, the original state is restored (G72).
[0403]
On the other hand, when the cursor “↓” key 33D or the cursor “→” key 33R is pressed in the screen display state of “display density setting” (G72), “print position setting” is displayed (G73). When the cursor “↑” key 33U or the cursor “←” key 33L is pressed in this state (G73), the screen display state of the original “display density setting” is restored (G72). When the cursor “↓” key 33D or the cursor “→” key 33R is pressed in the screen display state of “print position setting” (G73), the warning blinks (S71), and the original state is reached after a predetermined time. Return to (G73).
[0404]
In addition, when the enter key 38 is pressed in this state (G73), the process proceeds to the first layer of the print position adjustment function (S73). When the delete key 35 is pressed in the first hierarchy, the original state is restored (G73).
[0405]
As shown in FIG. 45, when the user presses the enter key 38 in the “print position setting” screen display state (G73), the screen shifts to the first layer of the print position adjustment function. The candidates that have been selected and confirmed in the print position setting (here, “main vertical”) are displayed (G75).
[0406]
Thereafter, every time the cursor “↓” key 33D or the cursor “→” key 33R is pressed, the display is switched from “main up / down” → “main front / back” → “side up / down” → “side front / back” (G75 to G78). When the cursor “↓” key 33D or the cursor “→” key 33R is further pressed in the state (G78) in which “Side before and after” is displayed, a warning blinks (S80), and the original state is restored after a predetermined time. (G78).
[0407]
Further, from the state (G78) in which “side front and back” is displayed, every time the cursor “↑” key 33U or the cursor “←” key 33L is pressed, “side back and forth” → “side up and down” → “main front and back” → The display switches between “main up / down” (G78 to G75), and when the “main up / down” is displayed (G75), if the cursor “↑” key 33U or the cursor “←” key 33L is further pressed, a warning blinks. (S79), the original state is restored after a predetermined time (G75).
[0408]
In addition, when one of the “main up / down”, “main front / back”, “side up / down”, and “side front / back” is displayed (G75 to G78) and the enter key 38 is pressed, the display changes to the second layer. (S75 to S78). When the delete key 35 is pressed in the second hierarchy, the original state is restored (G75 to G78). In the following, as an example, a case will be described in which the confirmation key 38 is pressed in the state where “side up / down” is displayed (G77) and the transition to the second hierarchy is made (S77).
[0409]
As shown in FIG. 46, when the confirmation key 38 is pressed in a state (G77) in which “side up / down” is displayed, first, the current setting is displayed. Here, as an example, “side: ± 00” which is an initial state is displayed (G83).
[0410]
From this state (G83), every time the cursor “↑” key 33U is pressed, “Side: ↑ 01”, “Side: ↑ 02”, “Side: ↑ 03”,..., “Side: ↑ 10” The display is switched in the order of (G82 to G81). When the “side: ↑ 10” is displayed (G81) and the cursor “↑” key 33U is further pressed, the warning blinks (S81), and after a predetermined time. Return to the original state (G81).
[0411]
From the state where “side: ↑ 10” is displayed, every time the cursor “↓” key 33D is pressed, “side: ↑ 09”, “side: ↑ 08”,..., “Side: ↑ 02” , “Side: ↑ 01”, “Side: ± 00”, “Side: ↓ 01”, “Side: ↓ 02”,..., “Side: ↓ 10” (G81 to G83 to G85) When the cursor “↓” key 33D is further pressed while “side: ↓ 10” is displayed, the warning blinks (S81), and the original state is restored after a predetermined time (G81).
[0412]
When the confirmation key 38 is pressed in a state (G81 to G83 to G85) in which any one of “Side: ↑ 10” to “Side: ± 00” to “Side: ↓ 10” is displayed, the display state is changed. The print position is set to the value thus followed, and the basic input mode is restored (G86: same as G71 in FIG. 44).
[0413]
For example, if the confirm key 38 is pressed while “side: ↑ 10” is selected and displayed, the print position by the print position up / down adjustment (side up / down) when the side label is selected is “+10” (shifted upward by 10 dots). In the case of “side: ↓ 10”, the printing position is adjusted to “−10” (shifted by 10 dots downward).
[0414]
That is, the user selects and displays these by operating the cursor “↑” key 33U and the cursor “↓” key 33D, and presses the enter key 38, so that the position in dot units of 21 levels from −10 to +10 is vertically displayed. Can be adjusted.
[0415]
If another selection branch is selected in the state of the first hierarchy shown in FIG. 45, other print positions can be adjusted in the same manner. For example, if the enter key 38 is pressed at “Side before and after” (G78), a transition is made to the second level “Side before and after” (S78). Therefore, the user selects “Side: ← 15 ”(+15: Shift 15 dots forward (left)) to“ Side: ± 00 ”to“ Side: → 15 ”(−15: Shift 15 dots backward (right)) By selecting and displaying by the operation of the “←” key 33L or the cursor “→” key 33R and pressing the enter key 38, the position of the dot unit in 31 steps of -15 to +15 can be adjusted forward and backward (left and right).
[0416]
Similarly, the user selects “main top / bottom” (G75 in FIG. 45) and sets the print position when the main label is selected from “main: ↑ 10” (+10) to “main: ↓ 10” (−10). You can adjust the position in dot units in 21 steps up and down, select “main front and back” (G76), and select 31 dots in “main: ← 15” (+15) to “main: → 15” (−15). The unit position can be adjusted.
[0417]
If the result of the adjustment described above is vertical position adjustment, the transmission data to the print head 7 in the vertical print position adjustment (S4821) described above with reference to FIG. If the position adjustment in the front-rear direction is used, the side-label presence detection and the front-rear direction position adjustment (S4822) are used to adjust the pre-printing tape feed (S482223), which will be described later with reference to FIG.
[0418]
As described above, the tape printing apparatus 1 uses a part (256 dots) of a plurality (276 of 288) of dot elements arranged in a predetermined (here, up and down) direction of the print head 7. A print image having a number of dots (256 dots) in a predetermined direction smaller than the maximum number of printable dots (276 dots), a print head and an object to be printed (tape T with respect to the print head 7) as a predetermined direction Printing is performed on the printing object (tape T) while relatively moving in the orthogonal direction.
[0419]
In this case, the print position of the print image is adjusted in units of dots by moving the use range (256 dots) of the plurality of dot elements in a predetermined direction, so that the print image is a predetermined print area on the print object. Can be printed on. The print position in the direction orthogonal to the predetermined direction (here, the front-rear (left-right) direction), that is, the relative movement direction can be adjusted by adjusting the print start / end position by controlling the relative movement. .
[0420]
In the above-described example, the predetermined printing area is a half-cut label area (main label or side label) formed by half-cutting on the print target (tape T). By simply printing the printed image on the label and peeling off the half-cut label, a label on which the desired print image is printed can be created. However, the position of the half-cut label formed by these half-cuts (due to manufacturing errors, etc.) ) Since there is a variation, even if the region of the half-cut label that is a predetermined printing region is shifted due to the variation, the printing position can be adjusted according to the region. In addition, since there are a plurality of types of half-cut labels and the print position is adjusted for each type, the print position can be adjusted according to the type of the half-cut label.
[0421]
In this case, the print position is designated by a value in plus or minus dot units from the predetermined reference position, so that it can be easily adjusted. In the above example, the initial setting position is set as the reference position. However, instead of a predetermined fixed position, the current setting print position is set as the reference position and designated by a value in plus or minus dots from that position. You may make it do.
[0422]
In the above-described example in FIG. 26, the adjustment is performed before the side label presence / absence detection and the front / rear direction print position adjustment (S4822). However, the adjustment is not necessary, and the adjustment is performed immediately before the print execution (S502). It may be adjusted (for example, by telling the head driver 272).
[0423]
In the above example, the position adjustment result of the print position is used to adjust the transmission data to the print head 7, but it is the same as adjusting the use range of a plurality (256 dots) of dot elements of the print head 7. In addition, the position of an effective image range in the print image can be adjusted. In other words, as the print image, a print image having a width of 276 dots having the maximum number of printable dots is created, and the position of an effective (meaningful) 256 dot width image is adjusted, and the other portions Can also be left blank. In this case, if the memory capacity is inappropriate, the memory capacity to be used may be saved by printing while sequentially creating only the print range to be printed immediately after.
[0424]
Next, an access object type detection method applied to the tape printer 1 as an electronic device will be described. First, the principle description will be mainly given.
[0425]
Conventionally, this kind of access object type detection method and apparatus thereof are applied to, for example, a seal creation apparatus which is an electronic device. In this case, a plurality of recesses corresponding to a predetermined discrimination pattern for detecting the type of the seal body (access object), which is a target of creation of a seal (stamp), is formed, and the seal body is used as a seal creation device. When it is installed in a pocket, the contact detection mechanism such as a limit switch located at the bottom of the pocket detects the discrimination pattern due to multiple recesses in the seal body, and the seal body is attached according to the discrimination pattern. The type of is determined.
[0426]
For example, in a tape printer that is an electronic device, a tape to be printed (access object) is accommodated in a tape cartridge corresponding to the type, and is mounted in a pocket of the tape printer. When the tape cartridge is mounted in the pocket of the tape printer, a plurality of recesses corresponding to a predetermined discrimination pattern similar to the above-mentioned seal body for detecting the type of the stored tape is formed. By the same method as described above, the type of the tape cartridge, that is, the type of the tape stored in the tape cartridge can be detected.
[0427]
However, in such a conventional access object type detection method and apparatus, for example, in a seal creation apparatus, when various seal bodies (access objects) having different shapes are mounted, depending on the type of the seal body, The contact type for detection by a mechanical detection mechanism, such as a limit switch, is too light, and the type of the seal is detected normally because it is too light and the stamp body floats out of the pocket or is too small to be removed from the detection mechanism. There were cases where it was not possible.
[0428]
In addition, for example, when a small and lightweight seal body is attached as a seal creation target, the seal creation target is also small, so compared to creating a seal on other large seal bodies, the seal creation process Requires accuracy. In other words, when the seal body (access object) that requires the highest accuracy is mounted, the type cannot be detected, or even if it can be detected, it will shift from the specified mounting position due to contact for detection. The problem that becomes large occurs.
[0429]
This type of problem occurs in the same way, for example, in a tape printer. That is, for example, if a tape with the smallest tape width that requires the highest accuracy for printing is accommodated in a tape cartridge suitable for that width and mounted in a pocket, the tape cartridge will also be small. There are cases where the type cannot be detected normally, such as floating too much from the pocket or being out of the detection mechanism, or a mounting error exceeding an allowable tolerance may occur. However, if a tape having a small tape width is accommodated in a large tape cartridge, various errors such as an accommodation error and a delivery error when the tape is delivered become large.
[0430]
Therefore, when the tape printer 1 is viewed as an electronic device that is attached to any one of a plurality of types of access objects and has different access for each type, the tape printer 1 includes a plurality of types of access objects. The predetermined one type is determined, and the type of the attached access target object is detected, and the predetermined one type employs an access target type detection method capable of minimizing an error related to the wearing. .
[0431]
First, if an object cartridge such as a tape cartridge that accommodates an access object such as the impression body described above or a tape that is an access object is provided with a maximum of k recesses (k is a natural number) for classification determination, etc. In general, a k-bit discrimination pattern can be formed by the presence or absence of each concave portion, and is generally detected by a mechanical detection mechanism such as a limit switch. k ). However, since one of these discrimination patterns is normally assigned to non-wearing, a k-bit discrimination pattern is used for a total of m-1 types of wearing and not wearing.
[0432]
In this case, for example, if k = 3 concave portions for detection or the like are provided, k = (3) bits m = 8 (= 2 Three ) Different discrimination patterns [0, 0, 0], [0, 0, 1], [0, 1, 0], [0, 1, 1], [1, 0, 0], [1, 0, 1], [1, 1, 0], [1, 1, 1] are not mounted, and the other m−1 = 7 are assigned to seven types of access objects.
[0433]
For example, if the access target has 3 (= m) types, 2 (= k) bits of [0, 0], [0, 1], [1, 0], [0, 0] of [1, 1] is, for example, an unmounted discrimination pattern, and each of [0, 1], [1, 0], [1, 1] is 3 (= m) types of access targets Assigned as an object discrimination pattern.
[0434]
Proceeding with this idea, for example, in the case of the above 3 bits, if [0, 0, 0] is assigned to the other 7 types by considering non-installation as a special type, [0, 0, 1] ~ [1,1,1] can be assigned. In this way of thinking, if only four (= m) types of access objects are considered, seven patterns [0, 0, 1] to [1, 1] other than unmounted [0, 0, 0] are used. 1] is assigned to the four patterns.
[0435]
In these cases, in order to detect only the presence / absence of the access object, that is, whether it is mounted or not mounted, from the detected discrimination pattern, for example, it is only necessary to detect whether it is all zero. This can be easily obtained, for example, by determining whether the 3-bit logical sum of the discrimination pattern is 1 or 0 using a logic circuit or a program of the logical sum operation corresponding thereto.
[0436]
Furthermore, when the number of access objects is four or less, in order to more easily detect the presence / absence of the access object, one of the three bits is assigned to indicate the presence / absence of the access object. It ’s fine. For example, assuming that the first (predetermined) 1 bit is 1, there are four types: [1, 0, 0], [1, 0, 1], [1, 1, 0], [1, 1, 1] Is assigned as a discrimination pattern for four types of access objects, the presence / absence of the access object can be detected simply by detecting whether the first (predetermined) 1 bit is 1 or 0.
[0437]
However, in this case, since the presence or absence of an access target is determined by the first (predetermined) 1 bit, not only [0, 0, 0] but also [0, 0, 1], [0, 1, 0] , [0, 1, 1] are also determined not to be mounted. Hereinafter, such a pattern is expressed as [0,-,-] by expressing don't care bits with [-].
[0438]
That is, in the above-described case, in addition to the non-attached discrimination pattern [0,-,-], the discrimination patterns of the four types of access objects are [1, 0, 0], [1, 0, 1], [1, 1, 0], [1, 1, 1] are assigned.
[0439]
For example, if there are 2 (= m) types of access objects, [0,-] is a non-attached discrimination pattern among 2 (= k) bit discrimination patterns, [1, 0], [1, 1] are assigned as discriminating patterns for two types of access objects, and predetermined bits are assigned to indicate the presence or absence of the access object.
[0440]
And in fact, m (= 2 k ) When considering how to assign discrimination patterns for different types of access objects, in addition to these, when it is desired to detect non-installation, as described above, 4 (= 2 2 ) [0,-,-] when not mounted, and [1, 0, 0], [1, 0, 1], [1, 1, 0], [1] , 1, 1], 2 (= 2 1 ) Assigning [0,-] to the non-mounted type and [1, 0], [1, 1] to the two types for the type + not mounted is a natural way of thinking. That is, the allocation method is based on a natural way of thinking, “First, it is determined whether or not the access object is mounted (not mounted), and when it is mounted, the type is determined”.
[0441]
In these cases, if the determination of whether or not it is mounted (not mounted) and the type determination are expressed separately by [], the above 4 (= 2) 2 ) In the case of seed + not mounted, unmounted is [0] [-,-], four are [1] [0, 0], [1] [0, 1], [1] [1, 0] , [1] [1, 1]. That is, it is determined whether or not it is mounted with a predetermined 1 bit, and the determination of the other 2 bits is effective at the time of mounting. 2 above (= 2 1 ) The same applies to the case of seed + not mounted, since unmounted corresponds to [0] [-] and 2 types correspond to [1] [0], [1] [1], so mounting with a predetermined 1 bit Whether or not it is attached is determined, and the other 1-bit discrimination becomes effective when it is attached.
[0442]
On the other hand, in the access object type detection method employed in the tape printer 1, for example, the above 4 (= 2) 2 ) Species + not attached, [0, 0, 0] when not attached, [1, 0, 0], [-, 0, 1], [-, 1, 0], [- , 1, 1]. Similarly to the above, if the determination of whether or not the device is mounted (not mounted) and the type determination are expressed separately by [], the unmounted device is [0] [0, 0], and the four devices are [1] [1] [ 0, 0], [-] [0, 1], [-] [1, 0], [-] [1, 1].
[0443]
That is, the determination of whether or not it is attached (not attached) is not settled at first, but three of the four types [-] [0, 1], [- ] [1, 0], [-] [1, 1] or not (whether or not the three types are attached), and whether or not only one type that is not settled is attached (not attached) The predetermined 1 bit is effective. Then, one kind that is not settled by these four kinds of classification is determined as a predetermined one.
[0444]
For example, the above 2 (= 2 1 ) The same applies to seed + not mounted, and [0] [0] is allocated to unmounted and [1] [0] and [-] [1] are allocated (corresponding) to two types. It is determined whether or not one of them is [-] [1] (whether or not one is attached), and it is determined whether or not only one type that is not settled is attached (not attached). One predetermined bit is valid. Then, one type that is not settled in the two types of type discrimination is determined as a predetermined type.
[0445]
In addition, for example, 2 bits for discrimination of 4 types and 1 bit for discrimination of 2 types are detected with a mechanical and contact type detection mechanism such as a limit switch similar to the conventional one. A predetermined 1 bit for determining whether or not it is attached (not installed) is detected by a non-contact detection mechanism.
[0446]
In summary, in the access object type detection method employed in the tape printer 1, m (2 k ≧ m> 2 k-1 However, k is a natural number) While any one of the m-1 types of access objects other than the predetermined one of the types is attached to the pocket and the type is detected by the contact detection mechanism, it is attached. When the presence or absence of the access object is detected by the non-contact type detection mechanism and the mounting of the m-1 type of access object is not detected, when the presence of the access object is detected by the non-contact type detection mechanism, It is determined that a predetermined type of access object is attached.
[0447]
That is, when the tape printer 1 is viewed as an electronic device that is attached to any of m (plurality) types of access objects and has different access for each type, the access target employed by the tape printer 1 In the object type detection method, a predetermined one of the m types of access objects is determined, and the type of the attached access object is detected, and the predetermined type is detected by non-contact detection. The error involved can be minimized.
[0448]
Further, by providing a contact type detection mechanism that detects the mounting of the m-1 type of access object and its type, it is possible to detect the mounting of the m type of access object and its type. There is also an advantage that can be made.
[0449]
That is, m (= 2 k ) In order to detect the attachment of the access object of the type and the type thereof, m + 1 (= 2), which is obtained by adding one not attached and m types for determining the m types of classification. k +1) A contact type detection mechanism that can detect a discrimination pattern of k + 1 bits is required to perform the discrimination, but the access object type detection method employed in the tape printer 1 is not installed as a contact type detection mechanism. And m-1 (= 2) and m-1 types for classification of m-1 types. k ), The contact type detection mechanism that can detect a k-bit discrimination pattern may be used, and the contact type detection mechanism can be downsized. Note that the non-contact type detection mechanism side can be realized with a simple configuration as long as it can detect at least the presence / absence of the attached access object.
[0450]
This point will be discussed further. In order to adopt this type of access object type detection method, that is, in an electronic device that employs this method, each access object corresponds to a predetermined k-bit discrimination pattern detected by the contact detection mechanism. A maximum of k recesses or holes or chipped portions corresponding thereto are formed, and a recess or hole of a predetermined access object or a chipped portion corresponding thereto is detected when the access object is not attached. It is formed so as to detect a predetermined discrimination pattern that is identical to the discrimination pattern to be performed.
[0451]
In this case, for example, the object to be accessed is suitable for a case where a concave portion or a hole portion of a stamp (stamp) body or the like or a chipped portion corresponding thereto is easily formed, that is, a case where the access object is applied to an electronic device such as a stamp producing device.
[0452]
Further, in this case, mounting and non-mounting of a predetermined one type of access object correspond to the same discrimination pattern. For this reason, a determination pattern when not mounted, that is, a recess or a hole corresponding to a predetermined determination pattern when there is no contact for detection by the contact type detection mechanism because it is not mounted, or a chipped portion corresponding thereto is predetermined. Therefore, it is possible to minimize errors related to wearing such as floating from the pocket due to contact for detection.
[0453]
In this case, the predetermined discrimination pattern is preferably a discrimination pattern in which k bits are all zero. That is, since the predetermined discrimination pattern is a discrimination pattern in which k bits are all 0, the detection processing efficiency is improved by making the pattern most suitable for an unmounted image that has the most chances of being detected and that is easy in numerical processing. There is an advantage that can be improved.
[0454]
Also, in these cases, for example, the contact detection mechanism has k mechanical switches that operate by abutting against a portion where a maximum of k recesses or holes of the access object or corresponding chipped portions are formed. A state in which the abutment of each switch is disengaged due to the presence of each recess, each hole, or a corresponding notch is made to correspond to “0” of each bit of the determination pattern, and the abutting state corresponds to “1”.
[0455]
In this case, a k-bit discrimination pattern for performing m types of discrimination by adding 1 type that is not mounted as a contact-type detection mechanism and m-1 types for discrimination of m-1 types by k switches. Can be detected, and mounting of m-1 types of access objects and their types can be detected. Further, in this case, the concave or hole portion of the predetermined one type of access object or the notch corresponding thereto is shaped so that all the k switches are removed, that is, the k switches are not in contact with each other. By doing so, it is possible to obtain the same discrimination pattern as that in the case of no attachment.
[0456]
On the other hand, as described above, for example, in a tape printer that is an electronic device, generally, a tape to be printed (access target) is accommodated in a tape cartridge corresponding to the type, and the pocket of the tape printer is used. Attach to.
[0457]
Therefore, in this type of electronic device, in order to employ the access object type detection method as described above, that is, in the electronic device that employs it, each of the access objects corresponds to the access object. A maximum of k recesses or holes corresponding to a predetermined k-bit discrimination pattern detected by the contact detection mechanism or a chip corresponding to the chip are mounted in the pocket while being accommodated in the object cartridge. The concave portion or hole portion of the object cartridge that contains the predetermined one type of access object or the notch corresponding thereto is the same as the discrimination pattern detected when the access object is not attached. It is formed so as to detect the discrimination pattern.
[0458]
In this case, for example, the object to be accessed is suitable for a case where it is difficult to form a concave portion or a hole portion or a chipped portion corresponding thereto, such as a tape, that is, to be applied to an electronic device such as a tape printer.
[0459]
As described above, in the tape printer 1, in practice, various tapes T, that is, various tapes T ranging from about 4 mm for creating the side label LS to about 52 mm for creating the case label LMC, and half Various tape cartridges 5 each containing a tape T or the like on which no blank label is formed are prepared. For ease of explanation, however, two types (main label LM) shown in FIG. It is assumed that only one for creating and one for creating side label LS are prepared. 1 ) Corresponds to the case of seed + not installed.
[0460]
That is, since [0] [0] is not attached and [1] [0], [−] [1] is assigned to the two types, it is determined whether or not it is one of the two types [−] [1]. Whether or not one type is attached) is settled, and a predetermined 1 bit for determining whether or not it is attached (not attached) is valid only for one type that is not decided. Then, one type that is not settled in the two types of type discrimination is determined as a predetermined type.
[0461]
Specifically, the tape T for the side label LS is defined as a predetermined type. This is because the tape T for the side label LS has a narrower tape width (see FIG. 4), and a storage error with respect to the tape cartridge 5 is likely to occur. Also, since the tape cartridge 5 is thin, there is no mounting error in the pocket 6. This is because, in addition to being easy to occur, the printing area (half blank label area) is narrow, so that the accuracy of the printing position is required.
[0462]
In the tape printer 1, as described above with reference to FIG. 1 and the like and as shown in FIG. 49, the pocket 6 is provided with a tape identification sensor 141 including a micro switch, a limit switch, and the like. Further, a tape position sensor 143 is provided in the vicinity of the tape discharge port 22 for detecting light (eg, using reflected light) such as a photo interrupter.
[0463]
As shown in FIG. 48, when viewed from the lower side (when viewed from the lower side so that the tape delivery port 56 is on the right side), the tape cartridge containing the tape T for the main label LM of FIG. 5 is formed in a shape in which a mechanical switch (such as the above-described micro switch or limit switch) of the tape identification sensor 141 abuts when mounted in the pocket 6. On the other hand, the tape cartridge 5 containing the tape T for the side label LS shown in FIG. 5B is formed with a recess 71 for avoiding contact with the mechanical switch so as not to contact the mechanical switch. .
[0464]
Therefore, when the tape cartridge 5 containing the tape T for the main label LM shown in FIG. 48A is attached to the pocket 6, the tape identification sensor 141 detects the attachment, but the tape identification sensor 141 shown in FIG. When the tape cartridge 5 containing the tape T for the side label LS is loaded, the same state as when not loaded is detected.
[0465]
That is, tape identification by a flag bit (hereinafter, “side label detection flag”) of a detection result of the tape position sensor 143 (non-contact detection mechanism) by light detection (non-contact type), a mechanical (contact type) limit switch, and the like. When the flag bit (hereinafter referred to as “main label detection flag”) of the detection result of the sensor 141 (contact type detection mechanism) is aligned and expressed as [side label detection flag] [main label detection flag], as described above, [0] [0] is assigned to the non-mounted type, [1] [0] is assigned to one of the two types (for side label LS), and [-] [1] is assigned to the other type (for main label LM) Will be.
[0466]
For this reason, when one of the two types (for the main label LM), that is, the tape cartridge 5 containing the tape T for the main label LM is mounted in the pocket 6, the mounting is detected. When the determination result is determined only by the detection result of the identification sensor 141 (contact type detection mechanism) and is not determined, that is, when the detection result is the same as the non-attachment, the detection result of the tape position sensor 143 (non-contact detection mechanism) It is discriminated whether the tape cartridge 5 containing the tape T for the side label LS is not loaded or is loaded.
[0467]
As described above with reference to FIG. 26, in the print data creation process (S481), it is first determined whether or not a disc label or a case label has been selected (S4811). Here, for example, when the power is turned on in advance by the power key 31 or when the opening / closing of the opening / closing lid 21 is detected by the lid opening / closing sensor 142 (that is, when the tape cartridge 5 may be replaced). The tape identification sensor 141 detects whether or not the tape cartridge 5 for the main label LM is mounted, and when it is mounted, the main label detection flag is on (= 1) (that is, already It is settled).
[0468]
Therefore, next, when determining whether or not the tape cartridge 5 for the main label LM is mounted (S4812), the main label detection flag is simply checked for ON / OFF (1/0).
[0469]
Thereafter, when the print image creation process (S4813) is completed and the print data creation process (S481) is completed, a label alignment process (S482) is performed. In this label alignment process (S482), first, the vertical printing position adjustment is performed according to the setting of the printing position described above with reference to FIG. 46 (S4821). (S4822) is activated.
[0470]
In the side label presence / absence detection & front / rear direction print position adjustment (S4822), as shown in FIG. 47, first, a side label presence / absence detection process (S48221) is performed, and then a front / rear direction print position adjustment process (S48222) is performed.
[0471]
In the side label presence / absence detection process (S48221), first, it is determined whether or not the main label cartridge is mounted, that is, whether or not the main label detection flag is turned on (S482221), and the main label detection flag is turned on. In this case (S482221: Yes), the side label presence / absence detection process (S48221) is terminated as it is, and the process proceeds to the front-rear direction print position adjustment process (S48222).
[0472]
On the other hand, when the main label detection flag is off (S482221: No), next, whether or not the side label LS (tape cartridge) has already been detected, that is, whether or not the side label detection flag is on. (S482212), and when it is on (S482212: Yes), the side label presence / absence detection process (S48221) is similarly terminated and the process proceeds to the front-rear direction print position adjustment process (S48222).
[0473]
When the side label detection flag is off (S482221: No), next, whether or not the tape T is loaded, that is, by the tape position sensor 143 (optical sensor: photo interrupter or the like through the tape discharge port 22). Whether or not the tape T is present is detected (by receiving reflected light from the tape T) and determining whether or not the tape T is present (S482213).
[0474]
When the presence of the tape T is detected (S482213: Yes), it is determined that the tape cartridge 5 containing the tape T for the side label LS is mounted, and then the side label detection flag is turned on. (Set) (S482216), the side label presence / absence detection process (S48221) is terminated, and the process proceeds to the front-rear direction print position adjustment process (S48222).
[0475]
On the other hand, when the presence of the tape T is not detected (S482213: Yes), the tape T is detected by the tape position sensor 144 while the tape is fed up to a maximum of 13 m (S482214). When it is done (S482215: Yes), it is determined that the tape cartridge 5 containing the tape T for the side label LS is mounted, and after the side label detection flag is set (S482216), the side label presence / absence detection processing ( After finishing S48221), the process proceeds to the front-rear direction print position adjustment process (S48222).
[0476]
Here, the tape feeding up to a maximum of 13 mm is performed when the tape feeding outlet 56 of the tape cartridge 5 is attached to the pocket 6 with only a little tip of the tape T protruding from the tape feeding outlet 56 of the tape cartridge 5. To the position where the tape T can be detected by the tape position sensor 143, that is, the distance (see FIGS. 1, 48, and 49) for feeding the tape T from the tape delivery port 56 to the tape discharge port 22 corresponds to 13 mm. It is.
[0477]
Therefore, even if the tape feed of a maximum of 13 mm is finished, if the presence of the tape T is still not detected (S482215: No), it is determined that the tape cartridge 5 is not mounted, and the tape cartridge absence detection flag is turned on ( In step S482217, the error flag is simply set (S482224), and the process ends (48223).
[0478]
On the other hand, when the main label detection flag or the side label detection flag is set and the process proceeds to the front-rear direction printing position adjustment process (S48222), the tape position sensor 143 first uses the tape position reference described above with reference to FIG. Tape feed is performed until the hole TH is detected, that is, until the reference hole TH is detected (S482221).
[0479]
When the reference hole H is detected (S482221), it is next determined whether or not it is a specified hole length (S482222). If it is not the specified hole length (S482222: No), an error flag is set ( S482224), the process is terminated (48223).
[0480]
On the other hand, when it is the prescribed hole length (S482222: No), next, when “the main front and rear” (G76) and “side front and rear” (G78) are selected and set in FIG. According to the set value, if it is not set, the tape is fed before printing to the reference position (S482223), and the process is ended (S48223). The pre-print tape feed (S482223) and the post-print tape feed (S503) of the above-described printing display process (S50) shown in FIG. .
[0481]
As described above with reference to FIG. 26, when the label alignment process (S482) ends, it is next determined whether or not the detection is normal (S483). Here, when an error is set by the error flag set (S482224) of FIG. 47 (S483: No), that is, the tape cartridge 5 is not mounted or the position detection of the reference hole TH is not normal. In the case (S483: No), etc., the label exchange display process for performing label exchange and other error notification (display) is performed in the same manner as in the case where the mounted tape cartridge 5 is different from the selected one (S4812: No). After (S49), the process returns to the basic input mode (G51).
[0482]
On the other hand, as described above with reference to FIG. 25 and the like, when the in-preparation display process (S48) ends normally, the in-printing display process (S50) is performed, and then the printing process ends and the basic input mode is restored. (G51 etc.).
[0483]
In the above-described example, the tape type sensor 141 causes the two types of tape T to be accessed (m = 2 = 2). 1 That is, in order to detect the mounting of 1 (= m−1) types of tape T (for the main label LM) (tape cartridge 5) of k = 1), 1 (= k) recesses (K = 1 bit discrimination pattern) is detected, but when there are many types of tapes T (and corresponding tape cartridges 5), more maximum k concave portions are formed accordingly. Thus, a k-bit discrimination pattern can also be detected.
[0484]
In this case, a maximum of 2 including a predetermined one type of tape T (for side label LS) that is distinguished from not mounted (no tape: no tape cartridge) by the tape position sensor 143. k The type and type of tape T can be detected. Moreover, you may form the shape that the part becomes a recessed part instead of a recessed part, ie, a hole part, a chip | tip part, etc.
[0485]
Even in a tape printer or the like in which a single piece of tape that is not accommodated in a cartridge is mounted (inserted or the like), each tape can be detected by providing, for example, a hole having a different discrimination pattern for each type. In this case, the error associated with the predetermined type of mounting can be minimized by setting the tape requiring the highest printing accuracy to the predetermined type.
[0486]
As described above, in the access object type detection method employed in the tape printer 1, each access object (tape T) is accommodated in an object cartridge (tape cartridge 5) corresponding to the access object. In the state of being attached to the pocket 6, the object cartridge has a maximum of k recesses or holes corresponding to a predetermined k-bit discrimination pattern detected by the contact type detection mechanism (tape type sensor 141) or the equivalent. A chipped portion is formed.
[0487]
In this case, a predetermined one type of access object is detected in the same manner as in the case of detecting a type by forming a recess or hole corresponding to a k-bit discrimination pattern or a corresponding notch in the access object itself. The recessed portion or the hole portion or the corresponding notch portion of the accommodated object cartridge is formed so as to detect the same predetermined determination pattern as the determination pattern detected when the access object is not attached.
[0488]
For this reason, a determination pattern when not mounted, that is, a recess or a hole corresponding to a predetermined determination pattern when there is no contact for detection by the contact type detection mechanism because it is not mounted, or a chipped portion corresponding thereto is predetermined. Therefore, it is possible to minimize errors related to wearing such as floating from the pocket due to contact for detection.
[0489]
Further, in the access object type detection method in the tape printer 1, when the access object (tape T) is mounted in a state of being accommodated in the corresponding object cartridge (tape cartridge 5), the object cartridge is stored. The access object (tape T) accommodated from the (tape delivery port 56 of the tape cartridge 5) is sent out, and the access object (tape is located at a position (near the tape discharge port 22) where the sent access object should exist. T) is detected (by the tape position sensor 143).
[0490]
In other words, since the sent access object is the object of detection, the presence or absence of the access object can be detected without providing the object cartridge with a special configuration only for detection. In general, an electronic device that accesses an access target housed in a cartridge is equipped with a mechanism for sending the access target (the tape printer 1 is no exception). it can.
[0491]
In the above-described example, as described above, the predetermined discrimination pattern is a discrimination pattern in which k bits are all 0. Therefore, the predetermined discrimination pattern most closely matches an unmounted image with the highest number of opportunities to be detected, and is easy in numerical processing. By using a simple pattern, there is an advantage that the detection processing efficiency can be improved.
[0492]
Further, in the above-described example, as described above, the contact detection mechanism (tape type sensor 141) operates by abutting against a portion where a maximum of k recesses or holes or corresponding notches are formed. It has k (k = 1 in the above example) mechanical switches, and the state in which the abutment of each switch comes off due to the presence of each recess, each hole, or a corresponding notch is shown in each discrimination pattern. The bit “0” and the abutting state are associated with “1”.
[0493]
In this case, a k-bit discrimination pattern for performing m types of discrimination by adding 1 type that is not mounted as a contact-type detection mechanism and m-1 types for discrimination of m-1 types by k switches. Can be detected, and mounting of m-1 types of access objects and their types can be detected. Further, in this case, the concave or hole portion of the predetermined one type of access object or the notch corresponding thereto is shaped so that all the k switches are removed, that is, the k switches are not in contact with each other. By doing so, it is possible to obtain the same discrimination pattern as that in the case of no attachment.
[0494]
In particular, the present embodiment is applied to the tape printer 1. Conventionally, for example, when a tape with the minimum width is mounted, if the tape cartridge that accommodates the tape is made small (thin), it is too light to detect the presence or type of the tape using a contact type detection mechanism. Mounting errors are likely to increase due to floating from the pocket or being too small to be removed from the detection mechanism, and if it is large, the storage error when storing the tape in the tape cartridge and the transmission when the tape is sent out The error tends to increase. Also, when a half-cut label or the like is formed on the tape and a printed image is printed on the half-cut label, when the formed half-cut label is small, when printing on a large half-cut label Compared with, precision is required for the printing position.
[0495]
Therefore, in this tape printing apparatus 1, a type of tape that minimizes mounting errors such as mounting error, accommodation error, and printing error is determined as a predetermined type and separated from other types of detection by contact type. Thus, the predetermined one type can be detected in a non-contact manner. Note that even in a tape printing apparatus or the like in which a single piece of tape that is not accommodated in the cartridge is mounted (inserted), each tape can be detected by providing, for example, a hole having a different discrimination pattern for each type, Even in this case, by making the tape requiring the highest printing accuracy one predetermined type, it is possible to minimize an error related to the predetermined one type of mounting.
[0496]
In the tape printer 1, a tape position detection mechanism (tape position sensor 143) that performs non-contact tape position detection in the tape T feed control can be used to detect the presence or absence of the tape T that is an access target. Note that this kind of tape position detection mechanism as well as the tape printing apparatus 1 is always provided in a general tape printing apparatus, and thus can be realized without adding a new detection mechanism.
[0497]
Further, in the tape printer 1, reference holes TH serving as a reference for detecting the tape position are formed in the tape T at predetermined intervals, and the non-contact detection mechanism (tape position sensor 143) detects the reference hole TH. Since it is a mechanism, the tape position can be detected by detecting the reference hole TH when the tape is present after the presence or absence of the tape T is detected. Moreover, since this non-contact type detection mechanism has an optical sensor and detects the presence / absence of an access object by light, detection by non-contact can be performed without any problem.
[0498]
In the present embodiment, the tape printer 1 as an electronic device is for creating a label to be attached to a disk cartridge (MD cartridge 91) containing a disk (MD92). On the tape T, which is an access target for LS, a side label to be attached to the side surface of the disk cartridge is formed by a half cut.
[0499]
In general, since the side surface of the disk cartridge 5 is narrow, the side label LS must inevitably be small. In order to print a print image such as a desired character string in the area of the side label LS, various errors are as much as possible. It needs to be small. In the access object type detection method employed in the tape printer 1, the tape T in which the side label LS of the access object tape T is formed by half-cutting is defined as a predetermined type. Thus, errors associated with the mounting can be minimized, and as a result, printing errors on the side labels LS (printing errors combining various errors) can be minimized.
[0500]
Next, display (notification, guidance) relationships in the tape printer 1 will be described. First, a processing mode notification method applied to the tape printer 1 as a data processing device (particularly a character processing device) will be described.
[0501]
For example, a data processing device that processes characters (used in the same meaning as characters including numbers, symbols, simple graphics, etc.) as data, that is, a word processing device having a large display screen, for example, taking a character processing device as an example In the character processing apparatus, any of the processing modes that can be set for a character string (data group) having one or more characters (data) is set for the character string of interest. Can be confirmed on the display screen.
[0502]
That is, for example, enlargement / reduction (elongation, shortening, enlargement, reduction, etc.), character modification (underline, cancellation line, character enclosure, shading, emphasis, italic, hollow (outline), shadow character, inversion, rotation, etc. ), Editing function settings (frame decoration, automatic line feed, automatic page break, automatic page break, line number display, information number display, etc.), typeface (font) setting, etc. Even if a plurality of processing forms are set for a character string, a word processor or the like can display the processed state directly on the display screen because the display screen is large.
[0503]
On the other hand, even in the same type of data processing device, the display screen is relatively small in a relatively small character processing device such as a tape printing device or a seal creation device, so the processing mode set for individual characters and character strings Is difficult to confirm directly on the display screen. For this reason, in this type of data processing device (character processing device) having only a small display screen, for example, an indicator corresponding to each processing form is provided, and when the user is paying attention and designates a character with a cursor or the like, When the indicator corresponding to the processing mode set for the character is turned on, the processing mode set for each character or character string can be confirmed.
[0504]
However, even in such a data processing apparatus having only a small display screen, there are cases where it is desired to confirm all of the set processing forms all at once. On the other hand, a plurality of data groups to be processed are classified into a plurality of processing groups, and each data group included in each processing group is collectively selected in units of the classified processing groups. There is also a data processing device capable of setting a processing form.
[0505]
Then, the tape printing apparatus 1 classifies a plurality of data groups to be processed into a plurality of processing groups, and collectively collects each data group included in each processing group in units of the classified processing groups. This corresponds to a data processing apparatus capable of setting an arbitrary processing form. For this reason, the tape printer 1 can collectively check the processing mode set for each processing group.
[0506]
First, as described above with reference to FIG. 9, the display 4 includes an indicator display unit 4i capable of lighting 18 indicators and a (horizontal) 72 dots × (vertical) 16 dots in a display screen 41 composed of an LCD or the like. And a character display unit 4c made of a dot matrix.
[0507]
The indicator display unit 4i indicates various modes and states (processing forms) for printing character data of titles and song titles by their lighting states. The upper eight indicators 4i00 to 400i00 shown in FIG. 4i07 relates to the title name (corresponding to the disc name), and the lower eight indicators 4i10 to 4i17 relate to the song name. That is, the column of indicators lined up in the upper horizontal direction shows a processing form related to a title name, and the line of indicators lined up in the horizontal direction of the upper row shows a processing form related to a song name.
[0508]
On the other hand, for example, in the example described above with reference to FIG. 29, it has been described that by setting “wrapping form setting” in a state where the song title is displayed in the basic input mode (G61), it is possible to set the song name with or without folding. In this case, in the basic input mode, in the state where the turn-back is set (G61), in the row next to “Song” in FIG. 10, that is, in the lower indicators 4i10 to 4i17, When the indicator 4i11 that is the intersection with the vertical column of “” is turned on, it indicates that “turning back” is set, and turns off when no turning back is set (G64).
[0509]
In addition, it has been described that the title name can be set to be turned on or off by performing the same operation while the title name is displayed in the basic input mode. That is, the tape printer 1 can individually set line wrapping (processing form) related to a song and line wrapping (processing form) related to a title name.
[0510]
In addition to line wrapping, various processing forms arranged in the indicator display section 4i shown in FIG. 10, that is, frame, line wrapping, contraction, expansion, white outline, italic, Mincho, Gothic, etc. Can be set individually for the title row. Of the function keys for transitioning from the basic input mode to the function selection setting mode shown in FIG. 19, the “line return” described above with reference to FIG. 29 is due to the operation of the form key 34FS, but the “frame” is the frame. After operating the key 34CS, by designating a frame number in the lower layer, other character decorations can be set by selecting and specifying each in the lower layer after operating the decoration key 34.
[0511]
The setting contents of these processing forms are stored in the processing form (internal state setting) registers of the various register groups 241 in the RAM 240 in the format shown in FIGS.
[0512]
That is, as shown in both figures, the cartridge information of bits b31 to b30 shows the state shown in FIG. 51A, and bit b29 is the title line and bit b28 is the song title line of the loopback information of bits b29 to b28. The state shown in FIG. 8B is stored, and the number of printed surface information of bits b27 to b26 stores the state shown in FIG. The frame information of bits b23 to b16 represents a numerical value from 0 to 255. When the numerical value is 0, there is no frame, and when it is 1 to 255, the frame number is indicated.
[0513]
Bits b12 to b08 and bits b04 to b00 indicate character decoration information (“typeface”, “stretch”, “shrink”, “white”, “italic”) of the title line and the song title line, respectively. , 0 indicates the Mincho style, 1 indicates the Gothic style, and the others indicate 1 when each is designated.
[0514]
As described above, in the tape printer 1, a plurality of data groups (character strings) to be processed are classified into a plurality of processing groups (title name relationship and song name relationship), and each data group included in each processing group is classified into each data group. On the other hand, it corresponds to a data processing apparatus capable of setting an arbitrary processing form in a batch in units of the classified processing groups.
[0515]
In the processing mode notification method employed in the tape printer 1, a plurality of rows (for example, the indicator display unit 4i in FIGS. 9 and 10) corresponding to each of a plurality of processing groups (title name relationship and song name relationship) are used. A plurality of indicators (indicator display section 4i) having a plurality of columns corresponding to each of the upper and lower rows) and a plurality of settable processing forms (frames, line wrapping, etc.) Among the above, the intersection of a row (lower row) corresponding to any one processing group (for example, song name relationship) on the matrix and a column (second column from the left) corresponding to any one processing form (for example, line wrapping) Whether or not any one processing form is set in any one processing group (whether or not turn-back is set) by an indicator (indicator 4i11) located in To notify.
[0516]
As a result, the user can collectively check the processing mode set for each processing group by using a plurality of indicators (indicator display unit 4i) arranged in a matrix.
[0517]
In the above example, “white outline” (white outline), “italic”, etc. are given as the character decoration (character modification), but underline, cancellation line, character frame, shading, emphasis, shadow character, Invert and rotate and other common character modifications can be employed. If these character modification forms are included in the processing form for notifying by the indicator, the user can collectively check the character modification forms set for each processing group by using a plurality of indicators arranged in a matrix.
[0518]
In the above example, “stretching” (extension), “shrinking” (shortening), etc. are given as the enlargement / reduction of characters, but other normal enlargement / reduction can also be included. If the reduction form is included in the processing form that is notified by the indicator, the user can collectively check the enlargement / reduction form set for each processing group using a plurality of indicators arranged in a matrix.
[0519]
In the above example, “frame” (frame decoration), “line wrapping” (automatic line feed), etc. are given as the character editing function settings. However, automatic page break, automatic page break, line number display, and information number display Other general editing functions can also be adopted. If these editing function setting forms are included in the processing form informing with the indicator, the user can collectively check the editing function setting forms set for each processing group by using a plurality of indicators arranged in a matrix. .
[0520]
Further, in the above-described example, Mincho and Gothic were used as the typeface settings, but by including these typeface setting forms in the processing form informing the indicator, the user can display a plurality of indicators arranged in a matrix. Thus, the editing function setting form set for each processing group can be confirmed in a batch.
[0521]
Next, a character information display method applied to the tape printer 1 will be described as a display (notification, guidance) relationship in the tape printer 1.
[0522]
In general, an editing device that edits character information and a printing device that prints the character information include a character information display device having a display screen for inputting, editing, and confirming the character information. In this case, the character information is input / edited with text code data (character code) corresponding to the character information, created as a display image based on a predetermined font, and the display image is displayed on the display screen. As this type of device, there is a personal computer equipped with word processing software or the like, or a dedicated device (so-called word processor).
[0523]
By the way, in addition to word processor software, special software (so-called editor) for editing text code data including codes such as programs can be installed in the personal computer, and the editor adds line numbers etc. for the convenience of editing. Has a function to display. In addition, the editor or word processor adds (inputs) a delimiter (code) consciously (for example, by an arbitrary line feed) regardless of whether the display is one line (for example, by an automatic line feed) or multiple lines. Some of them have a function of assigning one number (character string number) to a series of character strings until then and updating the character string number each time a delimiter (code) is input.
[0524]
In these cases, information numbers such as line numbers and character string numbers added to one line or a series of character strings (one character information) are usually displayed before each character information on a display screen for editing. For example, “1”, “2”,... Are displayed, and the user can input / edit character information while referring to these information numbers.
[0525]
However, even in the case of the same type of device, a relatively small device such as a tape printing device or a seal creation device has a small display screen, so that there is a sufficient space between the information number and the corresponding character information. The display cannot be provided and is difficult to see. This is particularly noticeable when numbers are included on the character information side. For example, when the character information of the information number “1” is a character string “1A2B3C...”, It becomes “11A2B3C...” And it becomes difficult to distinguish the information number from the character information.
[0526]
However, even if a sufficient interval is provided, or a display such as “1.” with a separator such as “.” Is displayed, the legibility information is not improved so much. The area to be allocated is small (display efficiency is poor), which causes a problem in editing and the like. This is particularly noticeable when the number of digits of the information number increases. For example, the character information area is reduced by one character when the information number is “1.” having two digits and “10.” having two digits.
[0527]
In order to cope with this, even if “10.” of 2 full-width characters is changed to “10.” of 2 half-width characters, for example, “10.1A2B3C ...” is changed to “10.1A2B3C ...”, the visibility is not improved so much. . If half-width characters are possible on the character information side, for example, if the character string “10A2B3C...” Is displayed side by side after the information number “10.”, “10.10A2B3C. However, it is not a solution for problems such as difficulty in discriminating between information numbers and character information.
[0528]
Therefore, the tape printer 1 employs a character information display method that can easily distinguish the displayed information number and the corresponding character information and improve the display efficiency even on a small display screen. ing. This will be specifically described below.
[0529]
First, character code data (text data) processed in the tape printer 1 is configured according to a format as shown in FIG.
[0530]
That is, as shown in the figure, when a character string of one line or a series of lines is regarded as one character information, one character information basically defines an information number (song number here). It has line head data followed by character code data of each character constituting a character string of one line or a series of lines.
[0531]
One character has a 2-byte configuration, and line head data and end data (hereinafter “EOD”) are each handled as a single character by the same 2-byte configuration. As an area for this character code data, an area for a maximum of 1800 characters is secured. “EOD” is data indicating the end of the entire text data, and “NULL” in the figure is a portion without data.
[0532]
As shown in FIG. 53 (a), the first 4 bits of each character (one character) indicate a code for data identification, and [7] HEX in hexadecimal, that is, [0111] in binary is edited. It indicates that the data is information, and the other data indicates character data.
[0533]
As shown in FIG. 53 (b), the head data of the head of one character information indicates that it is the head data of the editing information by the previous 1 byte, and the music that becomes the information number is displayed in the subsequent 1 byte. Numbers are shown. As shown in the figure, the song number (information number) is represented by 8 bits of bits b07 to b00 and a numerical value of 0 to 255. When the numerical value is “0”, it indicates the title line, and “1” to “255”. ", The numerical value indicates the music number (that is, the information number). “EOD” may simply be a fixed value (data) (see FIG. 53C).
[0534]
On the other hand, the display 4 for displaying these character information has the indicator display section 4i and the character display section 4c as described above with reference to FIG. 9, and the character display section 4c has the basic function as described above with reference to FIG. Management unit of two display formats, one of which is the half-width / full-width display shown in FIG. 6A, and in this case, the two leftmost 8 dots × 8 dots indicated by coordinates CE and CF Are managed separately into a sub-display unit made up of a dot matrix and a main display unit made up of eight 8-dot × 16-dot dot matrices indicated by coordinates C0 to C7.
[0535]
For example, as described above with reference to FIG. 21 and the like, among the character information described above, the song number (information number) is displayed on the sub display unit, and the title name, song name, and other general character data are displayed on the main display unit. (For example, G11). In this case, the music number (information number) is stored in the sub-display unit on the leftmost two 8-dot × 8-dot dot matrix (hereinafter “digit display unit”) where each digit is indicated by coordinates CE and CF, respectively. Each is displayed. That is, song numbers (information numbers) are displayed on the sub display unit in the vertical direction in the drawing, in other words, in a direction orthogonal to the arrangement (horizontal) of song names and the like displayed on the main display unit.
[0536]
As described above, in the character information display method employed in the tape printer 1, the character information display unit (main display unit) capable of displaying at least part of arbitrary character information (for example, a song title) and the arbitrary information number are displayed. On a display screen 41 having an information number display section (sub display section) capable of displaying (song number), at least a part of arbitrary character information (song name) and the corresponding information number (song number) are displayed simultaneously. .
[0537]
In this case, the information number display unit (sub display unit) sets the direction in which the characters of the character string of the character information (song title) displayed on the character information display unit (main display unit) are arranged in the first direction (on the drawing). Horizontal direction), a plurality of digit display parts arranged in a second direction (vertical direction in the figure) orthogonal to the first direction, and an information number (song number) of the digit display part It is expressed by the number of digits matching the number, and each digit of the information number (song number) is displayed on each digit display part.
[0538]
That is, each of the arrangement direction (first direction) of each character of the character information (music name etc.) displayed on the character information display unit (main display unit) and the information number displayed on the information number display unit (sub display unit) Since the digit arrangement direction (second direction) is orthogonal, even if it is a small display screen, even if the information number and the corresponding character information are displayed adjacent to each other, they are displayed. The information number (song number) and the corresponding character information (song name) can be easily distinguished. In this case, the information numbers may be arranged horizontally or vertically in the second direction (direction orthogonal to the character string sequence of character information).
[0539]
Further, as is clear from FIG. 11 and the like described above, the size of the information number display portion (sub display portion) in the second direction (vertical in the drawing) is the same as that of the character information display portion (main display portion) in the second direction. The first direction for displaying one full-width character in the character information display unit (main display unit) in which the size in the first direction (horizontal in the figure) of the information number display unit (sub display unit) matches the size. Is the same size or half (half in the above example). That is, the area of the information number display part is the same as or half the area required to display one full-width character vertically by the number of lines in the character information display part, and the character information display part is one line display. If it is, it will be one full-width character or half character.
[0540]
In this case, since it is a number that is displayed on the information number display section, it is easy to discriminate even if it is reduced and displayed in a plurality in the second direction. For example, a plurality of areas (regions) for one full-width character or half-character If the digits are displayed side by side, the display area can be reduced and the display efficiency can be improved. Further, since the area of the information number display portion is small, the character information display portion can be enlarged correspondingly if the display screen has the same area.
[0541]
Moreover, since the size of the information number display part in the second direction is the same as the size of the character information display part in the second direction, it is easy to arrange adjacently. That is, the area of the entire display screen can be reduced, and the present invention can be applied to a character processing apparatus having only a small display screen. Therefore, in the character information display method employed in the tape printer 1, even if the character processing device has only a small display screen, the information number (song number) and the corresponding character information (song name) can be easily obtained. And can improve the display efficiency.
[0542]
In this case, the information number (song number) and the character information (song name) are associated with each other by arranging the information number display (sub display) and the character information display (main display) adjacent to each other. It is easy to see, and the area of the entire display screen having them can be reduced by adjacency, and it is easy to apply to a character processing apparatus having only a small display screen.
[0543]
Specifically, in the above-described example, the size (16 dots) in the second direction (vertical in the drawing) of the digit display portion (coordinates CE and CF in FIG. 11) is set in the character information display portion (main display portion). Since it is half the size of the second direction (vertical in the figure) for displaying one full-width character, the character information display section (main display section) displays one line (one line in the examples of FIGS. 11 and 12 described above). If it is a display), it can be displayed in two digits, and if it is a two-line display, it can be displayed in four digits. That is, two lines can be displayed in the second direction per line of the character information display, the information number can be displayed twice in density, and not only the display efficiency is high, but also the second orthogonal to the first direction. Since they are arranged in the direction, they can be easily distinguished from character information.
[0544]
In addition, the character information displayed on the character information display part (main display part) includes character information (title name) that does not correspond to the information number, and when the character information is displayed as arbitrary character information, this is indicated. The predetermined symbol or figure (D mark described above in FIG. 20 or the like) is displayed on the information number display unit (sub display unit) instead of the information number (see FIG. 20C). By seeing the symbol or figure, it is possible to easily grasp the fact (it is a title name or a disc name). In this case, for example, a symbol in the form of “D” is preferable in order to associate the disc name.
[0545]
Next, as a display (notification, guidance) relationship in the tape printer 1, an operation guidance method applied to the tape printer 1 as a character processing device will be described.
[0546]
As described above, generally, a character processing device (for example, a word processor) such as an editing device that edits character information or a printing device that prints the character information has a display screen for inputting, editing, and confirming the character information. Is provided.
[0547]
In a word processor or the like, when a user sets various functions (for editing, printing, etc.) and modes, a selection screen for selecting the function key by pressing a function key such as an escape key is displayed on the display screen. To display. The selection screen displays a plurality of selectable selections. Specify the function you want to select with the cursor, etc., and press the return (line feed / selection / confirmation) key, or click with the mouse. To select. In addition, various operation icons are prepared near the periphery of the display screen and clicked (for example, right-click to display multiple selections and left-click to confirm selection). Some of them can be used to select and edit text information.
[0548]
Even if you forget the operation method during each editing operation, the editing function and the editing operation explanation (guidance) screen explaining the operation are displayed by the help function (such as pressing the help key to activate the help function). To understand and confirm the operation. Further, as a similar operation guidance screen, there is a screen that can display a search input screen that allows a user to input what operation content the user wants to know using a search keyword or the like.
[0549]
As described above, in a character processing device such as a word processor having a large display screen, a selection screen (selection operation guidance screen) for displaying various selection operations on the large display screen and guiding various selection operations, an editing function And an operation guidance screen such as an editing operation explanation screen (editing operation guidance screen: operation icons etc. are also considered to be the same type of screen showing the operation content with symbols etc.) that explains (guides) the contents of the editing operation. The user can clearly grasp the operation content on the display screen. That is, various selection / editing operations can be performed with reference to the display of the operation guidance screen.
[0550]
However, even with the same type of character processing device, since the display screen is relatively small in a relatively small character processing device such as a tape printing device or a seal creation device, there are various types of operations such as the selection operation and the editing operation as described above. It is difficult to display an operation guidance screen that guides the operation content.
[0551]
On the other hand, this type of character processing device has an information number display unit for displaying information numbers such as line numbers and character string numbers of character information in the display screen even though the display screen is small. Some have. However, this information number display part is not utilized except when displaying the character information corresponding to the information number.
[0552]
Therefore, the tape printer 1 is a character processing device having a character information display unit for displaying character information in the display screen and an information number display unit for displaying an information number corresponding to the character information. In addition, even if the display screen is small, an operation guidance method that can guide various operation contents such as selection operation and editing operation is adopted. This will be specifically described below.
[0553]
First, as described above with reference to FIG. 9 and the like, the display 4 includes an indicator display unit 4i and a character display unit 4c, and the character display unit 4c has coordinates CE in the half-width / full-width display shown in FIG. And a sub display unit composed of two 8 × 8 dot matrixes at the left end indicated by CF and a main display unit composed of eight 8 × 16 dot matrixes represented by coordinates C0 to C7. As shown in FIG. 21 and the like, the song number (information number) is displayed on the sub display unit, and the title name, song name, and other general character data are displayed on the main display unit (for example, G11).
[0554]
That is, first, the tape printer 1 displays a character information display unit (main display unit) for displaying character information (song title) in a display screen (display screen 41 of the display 4) and an information number corresponding to the character information. This is a character processing device having an information number display section (sub display section) for displaying (song number).
[0555]
Further, in the tape printer 1, for example, in the reading process described above with reference to FIGS. 22 to 23, a screen display (G27 to G28) of a selection branch for selecting “Kanji code” or “alphanumeric code”, and FIG. In the printing process described above, the screen display (G42 to G44) of the selection branch for selecting the type of label to be printed and created, and the screen display of the selection branch to be adjusted in the function selection setting mode (FIG. 44) ( G72 to G73), the screen display (G75 to G78) of the selection branch to be adjusted for the print position described above with reference to FIG. 45 as the lower hierarchy (first hierarchy), and the adjustment of the print position of the lower hierarchy (second hierarchy). In a state where the user is prompted (guided) to perform a cursor operation for selection, such as a screen display of a value selection branch (G81 to G85), the operation guide character for guiding the operation, that is, the cursor “↑” key 3 The double-ended arrow symbol indicating the operation direction by the U or cursor "↓" key 33D, is displayed on the sub display unit.
[0556]
That is, in the operation guidance method adopted in the tape printer 1, when guiding the next operation (for example, selection operation), the operation target character information to be operated is selected (of a plurality of selection branches in the selection operation). Character information corresponding to any one is displayed on the character information display unit (main display unit) as operation target character information), and operation guide characters (in a predetermined direction) indicating at least one of the candidates for the next operation A cursor operation guide character indicating a cursor operation: an arrow symbol) is displayed on the information number display unit (sub display unit).
[0557]
Therefore, the user can clearly grasp the operation content on the display screen, and can perform the following various operations such as selection / editing with reference to the operation guide characters displayed on the information number display unit. Accordingly, the tape printer 1 can guide the user of various operation contents such as a selection operation by adopting this operation guidance method.
[0558]
In each of the above examples, the operation guidance for the selection operation has been introduced. However, the tape printing apparatus 1 employs the above-described operation guidance method for editing operations such as character conversion.
[0559]
As shown in FIG. 54, in the basic input mode, the user is in a state where the cursor K is at the right end (left of “ko”) of the first “I” of “New Kokai” (G96: see FIG. 55 described later). When the conversion mode key 37FS is pressed in this way, the mode transitions to the kana-kanji conversion mode, and "ko" is designated as the first character to be converted (G97). From this state (G97), the user moves the cursor "→". By operating the key 33R, the conversion target range (or the position of the last character may be considered) can be designated. A right-pointing arrow symbol (“→”) on the sub display unit guides this.
[0560]
When the user presses the cursor “→” key 33R according to the guidance, the designated range expands to “Kou”. Therefore, when the user presses it twice more, the designated conversion target range becomes “Koukai”. That is, the range of “Koukai” is designated as the conversion target range by the user's cursor operation (cursor “→” key 33R × 3 times) (G98).
[0561]
In this state (G98), the range to be converted can be expanded by further operating the cursor “→” key 33R. For this reason, an operation guide character (cursor operation guide character: arrow symbol “→”) for guiding the operation is displayed on the sub display unit. However, from this state (G98), the cursor “←” is reversed. Since the designated range can be narrowed by pressing the key 33L, the left and right arrow symbols may be displayed as the operation guide characters. In addition, when there is a kanji portion originally, when the cursor “→” key 33R is operated to hit the kanji portion, the arrow symbol of the operation guide character is erased or another symbol (for example, an error) is displayed. Etc. can also be displayed.
[0562]
On the other hand, in this state (G98), the user can confirm the conversion target range by pressing the conversion key 37 and shift to a character conversion operation. That is, when the conversion key 37 is pressed by the user, the Chinese character “regret” which is the first conversion candidate character is displayed (G99).
[0563]
From this state (G99), the user can operate the conversion key 37 or the cursor “→” key 33R to sequentially display different conversion candidate characters (conversion candidate kanji). A right-pointing arrow symbol (“→”) on the sub display unit guides this.
[0564]
When the user presses the cursor “→” key 33R according to the guidance, “public” is displayed as the second candidate (G100), for example. Can be confirmed as “public”. When the character after conversion is confirmed, the mode returns to the basic input mode, and the state (G96) converted from the state (G96) where the first “new way” is displayed to the state (G101).
[0565]
Note that the user presses the cursor “→” key 33R without pressing the enter key 38 from the state where “open” is displayed (G100) as in the case of changing the conversion target range (G98, etc.). Thus, in order from the third candidate, for example, “renewal” → “voyage” → “high seas” → “falling ash” → “狡 獪” can be displayed, and conversely, the cursor “←” key 33L is displayed. Since the candidates can be displayed in the reverse order by pressing, the left and right arrow symbols may be displayed as the operation guide characters in this case as well.
[0566]
As described above, the operation guidance method employed in the tape printer 1 as a character processing device includes a character information display unit (main display unit) capable of displaying character information (song title, etc.) in the display screen 41, and its This is applied to a character processing device (tape printer 1) having an information number display portion (sub display portion) capable of displaying an information number (song number) corresponding to character information. Is displayed on the character information display unit, and operation guide characters indicating at least one or more of the candidates for the next operation are displayed on the information number display unit.
[0567]
Therefore, the user can clearly grasp the operation content on the display screen, and can perform the following various operations such as selection / editing with reference to the operation guide characters displayed on the information number display unit. That is, in this operation guidance method, various operation contents such as a selection operation and an editing operation can be guided to the user.
[0568]
Specifically, as described above, since the operation guidance characters include cursor operation guidance characters indicating cursor operations in one or more predetermined directions of up, down, left, and right, the user can The cursor operation for performing operations such as selection / editing can be clearly understood on the display screen, and the following various operations such as selection / editing can be performed by referring to the cursor operation guide characters displayed in the information number display section. It can be performed. That is, in this case, it is possible to guide a cursor operation for a selection operation, an editing operation, or the like. In this case, since it is a general cursor operation, the user can easily operate.
[0569]
In addition, since the cursor operation guide character is an arrow symbol formed of one or more arrows in a predetermined direction, the user can easily determine the operation direction by the cursor operation with reference to the arrow symbol. That is, in this case, the cursor operation can be guided by displaying the arrow symbol on the information number display section.
[0570]
As described above, when the selection operation is guided as the next operation, the character information corresponding to any one of the plurality of selection branches in the selection operation is displayed as the operation target character information, and the next operation is When the operation indicated by the operation guide character is performed, the character information corresponding to the other one of the plurality of selection branches is displayed as the operation target character information.
[0571]
For this reason, the user performs the operation indicated by the operation guide character as the next operation in a state where the character information corresponding to any one of the plurality of selection branches is displayed. Character information corresponding to the other one can be displayed. That is, when the selection operation is guided as the next operation, the character information corresponding to any one of the plurality of selection branches is displayed and the other one of the plurality of selection branches is displayed by the operation guide character. An operation for displaying the corresponding character information can be guided.
[0572]
As another example of the operation, when the editing operation is guided as the next operation as described above, the character information to be edited is displayed as the operation target character information, and the operation guidance character is displayed as the next operation. When the operation indicated by is performed, the position or range to be edited in the operation target character information is changed. That is, when the editing operation is guided as the next operation, the position or range to be edited in the operation target character information is changed by the operation guide character in a state where the operation target character information to be edited is displayed. Can guide the operation.
[0573]
Here, since the editing operation described above is an operation for performing character conversion, when guiding the character conversion operation (editing operation) as the next operation, the operation target character information to be subjected to character conversion (editing operation) is displayed. The operation guidance character can guide the operation for changing the position or range of the character conversion target (editing target) in the operation target character information.
[0574]
In the tape printer 1, as described above with reference to FIGS. 9, 11, 21, etc., the information number display section (sub display section) is disposed adjacent to the character information display section (main display section). Therefore, it is easy to see the information number (for example, song number) and character information (song name) in correspondence with each other, and the operation guide characters and character information displayed on the information number display part (sub display part) The operation target character information displayed on the display unit is also easily associated with the information. Further, since the area of the entire display screen having them can be reduced by the adjacency, the tape printing apparatus 1 (character processing apparatus) having only a small display screen is adopted without any problem.
[0575]
In the above example, for example, the character information to be converted, that is, the operation target character information is a song name. However, the title name is also a target of character conversion or the like, so that the same operation guidance can be performed. . In this case, in a normal state, a D mark indicating the title name (disc name) is displayed instead of the information number (track number) in the information number display section (sub display section). Since the title of the song number “0” is the same as the title name, it can be applied in the same way without any problem. That is, character information indicating the title name (or disc name) can be displayed, and various types of operation contents can be guided using the character information as operation target character information.
[0576]
Next, the character processing (input, conversion, etc.) relationship in the tape printer 1 will be described. First, a character conversion method applied to the tape printer 1, particularly a character conversion method for performing character conversion using kana characters as conversion targets will be described. The character conversion here refers to character conversion for converting a character string having one or more characters into another character string having the same meaning.
[0577]
As an apparatus that can perform this type of character conversion, for example, a personal computer equipped with word processing software or the like, a dedicated device (so-called word processor), and the like are available. In word processors, whether hiragana or romaji is input, hiragana is basically input, and when kana-kanji conversion (predetermined character conversion) is instructed, hiragana to kanji (kana-kanji conversion) is converted. Kana-kanji conversion is performed with reference to a kana-kanji conversion table (dictionary) or the like.
[0578]
On the other hand, for example, there is a character input device such as an MD player 90 connected to the tape printer 1 that does not have character input as a main function but is merely provided as an incidental function. Therefore, as described above, half-width display characters, that is, alphanumeric characters and kana are conventionally used. Furthermore, compared to hiragana with many delicate curved parts, kana is also a small display composed of an LCD or the like. Katakana, which is compatible with the screen, is used. For this reason, the character string input by this type of apparatus is mainly composed of katakana characters, and a general kana (kana) kanji conversion table (dictionary) or the like for converting hiragana to kanji (kana-kanji conversion) is not useful.
[0579]
Moreover, even if a kana (kana) kanji conversion table (dictionary) or the like for converting katakana to kanji (kana-kanji conversion) is prepared and converted directly from katakana to kanji, Since it is not compatible with kanji, the character string mixed with katakana kanji becomes an unnatural character string. For example, even if “Utukushii” is converted to “Beautiful”, the kana is unnatural and uncomfortable.
[0580]
Therefore, the tape printer 1 has a function of converting hiragana / kanji characters without adding a predetermined character conversion instruction means such as a function key or preparing a katakana / kanji conversion table or the like, and a character string mainly composed of katakana characters. However, it adopts a character conversion method that can be converted into a character string mixed with Hiragana and Kanji with a simple operation. This will be specifically described below.
[0581]
As described above with reference to FIG. 19, in the basic input mode (H1), the state transition can be made to the kana-kanji conversion mode (H4) by pressing the conversion mode key 37S. As shown in FIG. 56, in the basic input mode (S90), immediately after the conversion mode key 37S is pressed and the state transition is made, first, the character type of the character next to the cursor K is determined (S91).
[0582]
For example, from the basic input mode state (G96) in FIG. 54, it is determined by this determination (S91) that the character “ko” next to the cursor K of “new kokakai” is hiragana, and FIG. As shown in the figure, the process proceeds to Hiragana / Kanji conversion (Kana-Kanji conversion) (S92), and after performing the Kana-Kanji conversion by the above-described operation in FIG. 54 (G97 to G100), the process returns to the basic input mode (S90, G101).
[0583]
On the other hand, as shown in FIG. 55, in the basic input mode (S90), from the state (G91) in which the character string of “Atarashii Koukai” is displayed (G91), when “Atarashii ~” is directly converted to Kanji, “New "Becomes an unnatural character string.
[0584]
Therefore, in the tape printer 1, in the basic input mode in a state where “Attack” is displayed (G91), the state is changed by the user pressing the conversion mode key 37S as shown in FIG. When it is determined that the character (for example, “U” in FIG. 55) is a Katakana (S91), Katakana Hiragana conversion (Kana-Kana replacement) is performed (S93).
[0585]
However, in this case, unlike the case of Kana-Kanji conversion, the conversion target range is not specified, and the entire range of a series of character strings is set as the conversion target range. For example, if the character string displayed in the basic input mode is the title name character string, the entire range of the character string (title name), and if the displayed character string is the song name, the song name of the displayed one song number The entire range is the conversion target range.
[0586]
In the example of FIG. 55, the entire range of “Atara Kikokai” is converted, and the corresponding Hiragana character string “New Kokai” is displayed in an unconfirmed state (G92). Subsequently, when the user confirms it and presses the enter key 38, the new character string, that is, the hiragana "new" is decided and the basic input mode is returned (S90, G93).
[0587]
The state (G93) in this basic input mode is the same as the state in which the hiragana character string was originally displayed. For example, the user subsequently turns the character next to the cursor K (right) to “A”. As described above, after the cursor “←” key 33L is operated (G94), the conversion mode key 37S is pressed, the range up to “new” is designated as the conversion target range, and the confirmation key 38 is pressed, thereby “new” Next, by performing the above-described operation in FIG. 54, a desired character string “new publication” mixed with Hiragana and Kanji characters can be obtained (G101 in FIG. 54).
[0588]
As described above, in the character conversion method employed in the tape printer 1, when the hiragana-kanji conversion (kana-kanji conversion) is instructed (the conversion mode key 37S is pressed), the conversion target at the instructed time When the character designated by the character designating means (the character next to the cursor K) is a katakana, any or a predetermined part or all of the katakana included in the displayed character string (predetermined entire range in the above example) Character conversion is performed on the assumption that Katakana Hiragana conversion (Kana-Kana replacement) to convert Hiragana to Hiragana is instructed. Therefore, without providing a character conversion instruction means for instructing Katakana Hiragana conversion (Kana-Kana replacement), Katakana Hiragana conversion is also performed using the character conversion instruction means (conversion mode key 37S) for instructing Hiragana-Kanji conversion (Kana-Kanji conversion). (Kana-kana replacement) can be instructed.
[0589]
Further, in this case, the result of character conversion as an instruction for conversion to Katakana / Hiragana is Hiragana, so that it can be converted to Kanji by instructing Hiragana / Kanji conversion by the same predetermined character conversion instruction means. Therefore, even if a predetermined character conversion instruction means such as a function key is not added or a katakana-kanji conversion table is not prepared, a character string mainly composed of katakana can be easily operated while having a hiragana-kanji conversion function. Can be converted to a character string mixed with hiragana and kanji.
[0590]
In the above case, the conversion target character designation means is a cursor operation means (cursor key 33) for operating the position designation or range designation by the cursor K in the display screen 41, so that the hiragana / kanji conversion can be performed by a general cursor operation. With respect to the target character (Hiragana), the position or range can be specified with a simple operation.
[0591]
In the above example, in Katakana / Hiragana conversion, the conversion target range is not specified, and the entire range of a series of character strings is set as the conversion target range. You may make it the specification which designates a range. In this case, the position designation or range designation can be similarly performed with a simple operation for the characters (Katakana) to be converted into Katakana Hiragana.
[0592]
Further, in the character conversion method in the tape printer 1, as shown in FIG. 56, when conversion to Hiragana / Kanji is instructed (when the conversion mode key 37S is pressed), the conversion target character designation means at the time of the instruction When the character to be specified (the character next to the cursor K) is neither hiragana nor katakana, an error notification process is performed to notify the error screen (S94). Return to (S90). That is, the error notification can make the user aware of an operation error and prompt the user to try again.
[0593]
In addition, since the character string input in the above-described device or the like that can input only alphanumeric characters is mainly Katakana, in such a case, Katakana within a predetermined range is selected rather than performing detailed location specification or range specification. Sometimes you want to convert to hiragana at once.
[0594]
As in the above example, if character conversion is performed assuming that Katakana-Hiragana conversion is instructed, all of the Katakana characters within a predetermined range of the character string can be converted at once. Conversion is possible. In this case, the predetermined range that can be collectively converted may be a predetermined range that is set in advance as a default, or may be a predetermined range that can be arbitrarily set. Further, it is more convenient if a default predetermined range is set unless otherwise specified, and an arbitrary range can be specified.
[0595]
Also, in this case, by setting the predetermined range for batch conversion to a range of one line including the displayed character string and delimited by at least one of automatic line feed and arbitrary line feed, all of the katakana within the range of that line Can be converted at once, and characters can be converted by simple operations.
[0596]
Of course, as in the example described above, the predetermined range of batch conversion is changed to a series of ranges of one line or multiple lines including the displayed character string and separated by a predetermined delimiter (for example, one song number in the above example). All of the corresponding song names: The short song name expressed in one line is equivalent to the range of one line), so that all of the katakana in the range can be converted at once, and characters can be converted by simple operations accordingly. Can do.
[0597]
Next, a character input method applied to the tape printer 1 will be described as a character processing (input, conversion, etc.) relationship in the tape printer 1.
[0598]
As a character input device for inputting a character string having one or more characters (used in the same meaning as a character including kanji, hiragana, katakana, numbers, alphabetic characters, and symbols (including simple figures)), there is a so-called word processor. In word processors, etc., even if there is a function to switch between kana and romaji or uppercase and lowercase letters, etc., there are as many keyboards (key input) as there are characters that can individually enter more than the number of all kana characters or all alphabets Device).
[0599]
On the other hand, a character input method of calling an arbitrary character with a small number of keys by switching and displaying a predetermined number of character strings in a predetermined order and selecting and specifying a desired one of them can be considered. (Japanese Patent Laid-Open No. 58-76930).
[0600]
However, in the character input method as described above, if a desired character is searched from among a character group having a small number of alphabets, it is not so difficult, but in a large number of character groups (for example, kana and even kanji). It is difficult to search for a desired character. In other words, there is no necessity for the arrangement of characters displayed as candidates, so to search for characters that are not displayed, you must move the cursor in various directions, switch the displayed characters, and search through trial and error. Don't be.
[0601]
In the first place, in the character input method as described above, if a character group having a small alphabet is used as an input target, there are few advantages over having all the keys, and originally a large number of character groups should be input targets. The advantage of using fewer keys is a remarkable effect. Nevertheless, if a large number of character groups are to be input, it is unusable due to its low operability.
[0602]
Also, in order to solve the problem even a little, providing a large display screen that can display more characters as input candidates and improving its operability will lead to an increase in size and price, resulting in a reduction in size・ It cannot be applied to models that want to reduce the number of keys for price reduction, and it falls to the end. For these reasons, the character input method as described above and a device to which the character input method is applied have not been put into practical use.
[0603]
Therefore, the tape printer 1 employs a character input method that allows characters to be input with a small number of keys without impairing operability even if the display screen is small. This will be specifically described below.
[0604]
As described above with reference to FIG. 19, in order to input a character (or symbol), first, when the editing mode is in the basic input mode or the like, the character key 34C (symbol key 34D when inputting a symbol) is pressed to enter the character. (Or symbol) State transition is made to the selection input mode (H2 or H3).
[0605]
For example, as shown in FIG. 57, when the character key 34C is pressed by the user in the basic input mode state (G110), the mode changes to the character selection input mode. Is displayed (G111). From this state (G111), when the delete key 35 is pressed, the mode returns to the basic input mode (G110). When the symbol key 34D is pressed, the mode changes to the symbol selection input mode. In addition, when the enter key 38 is pressed, a transition is made to the second layer described later.
[0606]
58, from this state (G111), every time the character key 34C or the cursor “→” key 33R or the cursor “↓” key 33D is pressed, “Kana” → “Kana” → “English characters”. ”→“ Number ”→“ Kanji ”→“ Kana ”to switch the display (G111 to G115 to G116 (: same as G111)), and the cursor“ ← ”key 33L or the cursor“ ↑ ”key 33U is pressed. Conversely, the display is cycled in the order of “Kana” → “Kanji” → “Number” → “English” → “Kana” → “Kana” (G116 to G112 to G111).
[0607]
In the following, a specific explanation will be given by taking kana input as an example. As shown in FIG. 59, when the character key 34C is pressed in the basic input mode state (G120: the same as G110 in FIG. 57), as described above, the state shifts to the first layer of the character selection input mode. Kana "is displayed (G121: same as G111). In this state (G121), when the user presses the enter key 38, the screen transits to the next second layer screen, that is, the character selection input screen (G122). In this state (G112), input candidate characters and the like are displayed in the format shown in FIG.
[0608]
As shown in FIGS. 60A and 60B, the character selection screen (G122) is managed by dividing it into five display areas (5 blocks). The leftmost (horizontal) 24-dot area is managed by the 6 × 8 display described above with reference to FIG. 11B. The display area of the upper coordinates A0 to A3 is the first block, and the lower coordinates B0 to B3 are displayed. If the area is the second block (see FIG. 60 (b) and FIG. 11 (b)), the first block always displays “CODE” and the lower second block indicates the character code. is doing.
[0609]
The other three display areas are managed in the full-width / half-width display described above with reference to FIG. 11A. Each of the display areas of coordinates C2 to C3 is a third block, and each of the display areas of coordinates C4 to C5 is a fourth block. If the display area of the coordinates C6 to C7 is the fifth block, one input candidate character is displayed in each of the third to fifth blocks, and the character displayed in the fourth block among them is displayed at the time of the display. It becomes an input specification character.
[0610]
In the second block, the character displayed in the fourth block, that is, the numerical value of the character code of the input designation character is displayed. As shown in FIG. 59, when “Kana” in the first hierarchy in the character selection input mode is displayed (G121), when the user presses the enter key 38 and transitions to the character selection input screen in the second hierarchy. First, the character that has been selected and confirmed most recently is displayed. Here, for the sake of easy understanding, for example, “A” that is the first input designation character (displayed at the time of initial setting) in “Kana” is displayed. It shall be (G122).
[0611]
For example, as described above, when “A” is displayed as the input designation character in the fourth block, the third block is adjacent to the front (left) side of “A” on a predetermined character code (see FIG. 61). “A” is displayed. In the fifth block, “I” adjacent to “A” is displayed on the rear (right) side. That is, a plurality (three) of input candidate characters adjacent to each other are displayed in the third to fifth blocks.
[0612]
In the second block, the character code corresponding to the character designated as the input designated character among the displayed input candidate characters, that is, the character code corresponding to “A” displayed in the fourth block is displayed. Here, as the predetermined character code, a JIS point code is adopted (precisely, the JIS point code for MD system is adopted, but “Kana” is the same character code), so As the character code “A” displayed in the four blocks, [0402] DEC (in decimal number) (hereinafter, the decimal number is expressed in [] DEC) is displayed in the second block (G122).
[0613]
In this second block, the numerical value of the character code is displayed in 4 digits of 6 × 8 display (that is, display of a dot matrix of 6 dots × 8 dots), but in [999] DEC or less (that is, 3 digits). , Thousands are omitted. [10000] DEC to [10999] DEC, [11000] DEC to [111999] DEC, and [12000] DEC to [12999] DEC have 5 digits. Are displayed in a display area for four digits.
[0614]
First, in the tape printer 1 (the character input method employed in the method), a plurality of predetermined character types of kanji, hiragana, katakana, numbers, alphabets, and symbols (at least one of them) are classified into the predetermined character types. A predetermined character type arrangement table is defined in which two-dimensionally arranged in a plurality of rows and a plurality of columns according to a predetermined rule by associating each character with the character code of each character.
[0615]
Arbitrary j-th character (i and j are natural numbers) in an arbitrary i-th row is a character of coordinates [i, j] on the array table (hereinafter, simply “character of array [i, j]”) When the hiragana (kana) is given as an example of the predetermined character type in accordance with the above example, as shown in FIG. 61, a plurality of characters classified into the predetermined character type (kana) and the character code (MD) of each of those characters Predetermined character type arrangement table that is two-dimensionally arranged in a plurality of rows (10 rows of i = 1 to 10) and a plurality of columns (15 rows of j = 1 to 15) in correspondence with the system JIS division codes. (Kana Sequence Listing) is defined.
[0616]
In addition, for other character types, a predetermined character type arrangement table is defined when the predetermined character type is used (Katakana (Kana): see FIG. 68, English letters: see FIG. 69, numbers: see FIG. 70, kanji: FIG. 71).
[0617]
In the present embodiment, the symbols can be selected based on the relationship with the usage of the symbols and the like in relation to the arrangement order of the character codes in the symbol selection input mode (see FIG. 19) (see FIG. 75). However, it is also possible to prepare a predetermined character type arrangement table based on the character code and handle it in the same manner as other character types (see FIG. 72).
[0618]
Here, differences in properties between kana, that is, hiragana (kana) and katakana (kana), and other English letters, numbers, and kanji will be described by taking symbols having these intermediate properties as examples.
[0619]
The array table shown in FIG. 72 is simply based on the numerical value indicated by the character code of “symbol” so that the arbitrary j-th character in the arbitrary i-th row is the character of the array [i, j]. They are arranged in 12 rows and 10 columns (i = 1 to 12, j = 1 to 10).
[0620]
Considering the ease of remembering by the user, for example, the character “☆” ([0189] DEC) in the array [9, 9] to “◎” ([0193] DEC) in the array [10, 3] is the 10th line. , Array [10, 4] ([0194] DEC) to array [11, 7] ([0207] DEC) as the 11th row, and ([0208] DEC) to ([0214] DEC) as the 12th row Some people say that the arrangement shown in FIG. 73 is easier to understand and easier to remember.
[0621]
Further, with respect to the array table of FIG. 73, for example, the number of columns is increased to 11 (j = 1 to 11), and “” ”([0141] DEC) of the array [5, 1] is changed to the fourth row. Move to the end of the line, “” ”([0141] DEC) of the array [4, 11], the fifth line ([0142] DEC) to ([0149] DEC), and the sixth line ([0150] DEC) ) To ([0159] DEC) and the seventh row as ([0160] DEC) to ([0170] DEC) makes it easier to understand and easier to remember. come.
[0622]
72 is subjective (whether it is easier to use or easier to remember, etc.), FIG. 74 is better, or an array with somewhere changed is better. There is a difference in how it is felt, and no matter how it is arranged, if it is clear that the arrangement is made according to a predetermined rule, there is no substantial difference, so it may be determined arbitrarily.
[0623]
On the other hand, for example, in the alphabet array table (alphabet array table) shown in FIG. 69, the total number may be small and the array can be remembered, so simply 4 rows and 13 columns (i = 1 to 4, It is only necessary to make the arrangement of j = 1 to 13). For the same reason, the numerical arrangement table (numerical arrangement table) shown in FIG. 70 may simply be an arrangement table of 4 rows and 10 columns (i = 1 to 4, j = 1 to 13).
[0624]
In the case of the kanji arrangement table (kanji arrangement table) shown in FIG. 71, on the contrary, there are too many numbers, and there are few advantages even if the arrangement is uniquely devised. In some cases, it is easier to use a simple arrangement along the numerical sequence indicated by the character code.
[0625]
Next, in the case of hiragana and katakana, the number is not so large that it can be easily remembered, and it is not extremely large, so there is room for improvement in the arrangement table. However, since the number is not extremely small, if you do not make it a simple array table based only on the numerical value of the character code, the array is not only easy to remember subjectively, but also an array that is easy for everyone to use. There is a need to.
[0626]
Kana ("Kana" or "Kana") has an arrangement that is easier to grasp than a numerical value and that everyone knows and remembers. That is, the arrangement is in the order of 50 notes. For this reason, the character input method employed in the tape printer 1 prepares an arrangement table in which hiragana and katakana are arranged according to the rule of 50 sounds (see FIGS. 61 and 68).
[0627]
Next, a basic method for inputting characters and a method for changing the designation of designated input characters will be described.
[0628]
For example, in the selection input screen for the character (kana) described above with reference to FIG. 59 or FIG. 60, the character string arrangement table (kana arrangement table) (see FIG. 61) includes “A” corresponding to the input designated character before and after it. A plurality (three) of input candidate characters “a”, “a”, and “i” adjacent to each other are displayed, and [0402] DEC is displayed as a character code corresponding to the input designation character “a”. (G122).
[0629]
In this state (G122), when the user presses the enter key 38, as shown in FIG. 59, the input designation character “A” is determined as the input character, and the input character “A” is inserted on the left side of the cursor K. Return to the basic input mode (G123).
[0630]
On the other hand, when the user presses the cursor “→” key 33R in the above state (G122), the input designation character designation is changed from “A” to “I” on the right side of the kana arrangement table of FIG. , “I” and adjacent characters “a”, “i”, and “i” are displayed as input candidate characters, and [0403] DEC is displayed as a character code corresponding to the input designation character “i”. .
[0631]
Accordingly, in this state, when the confirmation key 38 is pressed by the user, the input designation character “i” is confirmed as the input character as in the case of “A” described above, and the input character “i” is displayed on the left side of the cursor K. To return to basic input mode.
[0632]
Similarly, when the user presses the cursor “→” key 33R in a state where “i” is designated as the input designation character, the designation of the input designation character is designated “i” on the kana array table of FIG. Is changed to “I” on the right side of it, and “I”, “I”, and “ぅ” adjacent to it including “I” are displayed as input candidate characters, and the character corresponding to the input designation character “I” [0404] DEC is displayed as the code. If the enter key 38 is pressed in this state, “I” is input.
[0633]
In other words, the input designation character can be changed by cursor operation including other cursor operations described later. When the designation is changed, a new input designation character corresponding to it and the input candidate character adjacent thereto are displayed, and the input at that time is displayed. Displays the character code corresponding to the specified character.
[0634]
Hereinafter, a rule for changing the designation of the input designated character by this kind of cursor operation (operation of the cursor key 33) is referred to as a “scroll rule”. Further, as long as the input designation character can be changed, the subsequent character input is performed in the same manner as described above. Therefore, the scroll rules by various cursor operations will be mainly described below. Further, the input candidate characters (adjacent to the front and rear in the sequence table) displayed together with the input designation characters are self-evident when the input designation characters are clarified, and thus description thereof will be omitted as appropriate.
[0635]
As shown in FIG. 62, each time the cursor “→” key 33R is pressed, the designation of the input designation character moves one place on the Kana arrangement table (designates the right side character as a new input designation character). ). That is, from the above-mentioned “A”, it moves in the order of “A” → “I” → “I” → “ぅ” → “U” → “E” → …… → “O”.
[0636]
Further, according to the scroll rule in the character input method of the tape printer 1, a plurality of lines of the predetermined character type arrangement table are used regardless of the character type to be input (that is, regardless of which predetermined character type arrangement table shown in FIGS. 68 to 74, etc.). The character code at the end of the line of any one line and the character code at the beginning of the next line are treated as a plurality of character codes adjacent to each other.
[0637]
For example, when “O” is an input designation character, “ぉ”, “O”, “ka” are displayed as input candidate characters, and when “O” → “ka” is changed, “O”, “ka” "" Is displayed as an input candidate character. That is, since the character codes of a plurality of lines are handled as a series of character codes, the character at the end of the previous line and the character at the beginning of the next line can be displayed as adjacent input candidate characters.
[0638]
Further, the character code at the end of the last line and the character code at the beginning of the first line among the plurality of lines of the predetermined character type arrangement table are handled as a plurality of character codes adjacent to each other. For example, when “n” is an input designation character, “”, “n” and “a” are displayed as input candidate characters, and when “n” → “a” is changed, “n” “a” “ A "is displayed as an input candidate character. That is, since a series of character codes in which a plurality of lines circulate, a character at the end of the last line and a character at the beginning of the first line can be displayed as adjacent input candidate characters.
[0639]
Next, as shown in FIG. 63, each time the cursor “←” key 33L is pressed, the designation of the input designation character is moved to the left one side on the kana array table (the left side character is changed to a new input designation character). Specified as). That is, from “A” mentioned above, “A” → “A” “N” → “O” → …… → “ゎ” → “RO” → …… → “Ra” → “Y” → …… → Move like “nya” → “mo” → …… → “ma” → “po” → …… →.
[0640]
The above scroll rule is common regardless of the character type, but the scroll rule by the operation of the cursor “↓” key 33D differs depending on the character type.
[0641]
69, for example, when “T” ([0352] DEC) of the array [2, 7] is designated as the input designated character, the cursor “↓” key 33D is pressed. , “G” ([0371] DEC) of the array [3, 7]. This scrolling rule is in principle, and the same applies to the case based on the numerical arrangement table shown in FIG. 70, the case based on the Kanji arrangement table shown in FIG. 71, or the case of the symbol arrangement table shown in FIG.
[0642]
In other words, the scroll rule by the operation of the cursor “↓” key 33D other than the kana (“Kana” or “Kana”) moves from the character in the arbitrary array [i, j] to the array [i + 1, j] as a rule ( To be changed).
[0643]
On the other hand, when based on the predetermined character type arrangement table of “Kana” (same for Kana), when the cursor “↓” key 33D is operated, the designation is changed to the character at the beginning of the next line (first sound). As shown in FIG. 64, for example, when the cursor “↓” key 33D is pressed while “ke” ([0417] DEC) of the array [2, 7] is designated as the input designated character, the array [3 1] to “sa” ([0421] DEC). That is, it is determined to move to the first sound in the next (i + 1) row.
[0644]
In the case of 50 sounds, each line from “A line” to “Wa line” is habitually considered from the first sound. Therefore, in order to search for a desired character, for example, “K” of the fourth sound of “Ka line” is used. ”To the next line“ Sa line ”, it is easier to move to the first sound“ Sa ”than to the“ S ”line, which is the fourth sound of“ Sa line ”. This is because it is easy to search for (high operability).
[0645]
Similarly, as for the scroll rule by the operation of the cursor “↑” key 33U, except for the kana (“Kana” or “Kana”), as a rule, from the character of the arbitrary array [i, j] to the array [i−1, j [Kana] (or “Kana”), for example, as shown in FIG. 65, it is determined to move to the first sound in the previous (i-1) line. ing.
[0646]
Therefore, in the scroll rule by the operation of the cursor “↓” key 33D and the cursor “↑” key 33U in the case of kana, it is determined to be the first sound of each line of 50 sounds after the designation change. For this reason, as a general rule, the characters from the array [i, j] are moved to the characters in the array [i + 1, j] and the array [i-1, j]. It becomes a case corresponding to sound.
[0647]
As described above, in the character input method employed in the tape printer 1, an arbitrary i-th character (i is a natural number) of a plurality of rows in the predetermined character type arrangement table is specified as an input specification character. Sometimes, the designation change of the input designation character includes designation change to the previous line or the next line k (k = i−1 or k = i + 1).
[0648]
In other words, the predetermined character type array table is a two-dimensional array in a plurality of rows and a plurality of columns, but it is only possible to change the designation as an input designation character in the character arrangement direction (row direction) of each of the plurality of rows. In addition, since the designation can be changed in the column direction, the designation can be quickly changed to a character at a distant position on the predetermined character type arrangement table, thereby improving the operability.
[0649]
Note that there may be no character corresponding to the original j-th character in the k-th line of the movement destination. Therefore, in general, including these, the scroll rule in this character input method can be used for any i-th line. When the character of the array [i, j] is designated as the character of the array [i, j] and the character of the array [i, j] is designated as the input designated character, , Array [k, h] (h is the number of characters when the number of characters in the k-th row is less than j, and h = j when the number of characters is greater than or equal to j) is designated as an input designated character after the designation change. included.
[0650]
In this case, it is possible to change the designation from the character in the j-th column in the i-th row on the predetermined character type arrangement table to the character in the j-th column in the k (i−1 or i + 1) -th row. When there is no character corresponding to the character, it can be changed to the character at the end of the k-th line, so that the input specified character immediately after the change when changing the designation on the k-th line is easy to predict, and thus, a new input candidate character Since it becomes easy to predict the character which becomes, operativity improves further.
[0651]
Further, according to the scroll rule in this character input method, one of a plurality of lines of the predetermined character type arrangement table is used regardless of the character type to be input (that is, regardless of which predetermined character type arrangement table shown in FIGS. 68 to 74, etc.). Treat line as the next line after the last line.
[0652]
For example, as shown in FIG. 64 and FIG. 65, the next line after “wa line” which is the last line (i = 10 line) is the first line (first line: i = 1 line). The first line (i = 1 line) and the previous line of “A line” are the last line (i = 10 line). This scroll rule is a rule common to other character types. That is, since it can be handled as a plurality of circulating lines, it is easy to change the designation (movement between lines) in the column direction, and the operability is further improved. Some exceptions will be described later.
[0653]
Next, the scroll rule by the operation of the shift cursor key 33S will be described. The scrolling rule in this case is a common rule regardless of the character type to be input (that is, regardless of which predetermined character type array table shown in FIGS. 68 to 74, etc.), with the exception of a lower-case kana described later. ing.
[0654]
As shown in FIG. 66, when a shift cursor “→” key 33RS is pressed while a character of an arbitrary i-th line is designated as an input designation character, the character moves to (moves to) the character at the end of the i-th line. , Override). However, if the original input designation character is the character at the end of the line, the process proceeds to the end of the next (i + 1) line.
[0655]
Further, as shown in FIG. 67, when the character of the arbitrary i-th line is designated as the input designated character, when the shift cursor “←” key 33LS is pressed, the character moves to the first character of the i-th line. However, when the original input designated character is the character at the beginning of the line, the process proceeds to the beginning of the previous (i-1) line. Some exceptions will be described later.
[0656]
In addition to these, for example, the shift cursor “↑” key 33US is operated to move to the beginning of the previous (i−1) line, or the shift cursor “↓” key 33DS is operated to The specification may move to the beginning of the line i + 1). Regarding the shift cursor “↓” key 33DS, a specification for moving to the end of the next (i + 1) line is also conceivable.
[0657]
On the predetermined character type array table, the characters at the beginning and end of each line of a plurality of lines are easy to indicate the characteristics of the line, for example, having the minimum value or the maximum value of the character code of the line. For this reason, it is easy to grasp the characteristics (range and characteristics) of characters (code values, etc.) on the line by looking at the characters at the beginning and end of the line.
[0658]
As described above, in the character input method employed in the tape printer 1, when an arbitrary i-th character of a plurality of rows in the predetermined character type arrangement table is designated as an input designated character, the input is performed. The designation change of the designated character includes designation change to the previous line or the next line k (k = i−1 or k = i + 1), and the beginning of the kth or ith line. Since it is possible to change the designation to the character at the end of the line, the user can easily grasp the lines before and after the change, thereby making the designation change faster and further improving the operability.
[0659]
Further, when the predetermined character type is hiragana (kana) or katakana (kana), the plurality of rows of the predetermined character type arrangement table are a plurality of rows in which each row of 50 sounds is arranged in order. In other words, since the sounds are arranged in the order of 50 sounds, the operability is further improved.
[0660]
Also, in this case, the designated character of the specified character type (“Kana” or “Kana”) includes lowercase letters, and the designation change of the input designation character when the character of any i-th line is designated as the input designation character In the case where the input designation character after the change is a lower case in principle, an exception is included in which an uppercase letter corresponding to the lower case letter is designated as the input designation character after the change.
[0661]
Specifically, as described above with reference to FIGS. 64, 65, and 67, in the case of designation change in which the movement (designation change) destination is the beginning of a line, when the beginning of each line is a lowercase letter, instead of the lowercase letter, Move (change designation) to the corresponding capital letter. That is, instead of “A” (“0401” DEC), “Ya” “ya” ([0467] DEC), “Wa” “ゎ” ([0478] DEC) Are moved (designated) to uppercase letters “A” ([0402] DEC), “YA” ([0468] DEC), and “WA” ([0479] DEC).
[0662]
Generally, in hiragana or katakana, unlike English letters, the frequency of using uppercase letters is much higher than the frequency of using lowercase letters. The probability that the character is the character desired by the user increases. For this reason, when inputting hiragana (kana) or katakana (kana), it is possible to quickly change the designation to a user's desired character by preferentially handling capital letters, and the operability is improved.
[0663]
As described above, in the character input method adopted in the tape printer 1, a plurality of input candidate characters are displayed on the display screen, one of them is designated as an input designated character, and the designation is changed to be desired. When the designated character is designated as the input designated character, the desired character is entered by confirming it as the input character. That is, basically, since the input candidate characters are displayed and the input characters are designated and input from among them, the number of keys or the like is small.
[0664]
In addition, a predetermined character type arrangement table is defined in which a plurality of characters classified into predetermined character types and character codes of the respective characters are associated with each other and two-dimensionally arranged in a plurality of rows and columns according to a predetermined rule. That is, a predetermined character type arrangement table in which characters to be input are associated with the character codes is defined. This predetermined character type arrangement table is the same as the so-called character code list generally attached to character input devices and the like, and if attached to the actual device, the user refers to this arrangement table. it can.
[0665]
On the other hand, the predetermined character type arrangement table is two-dimensionally arranged in a plurality of rows and a plurality of columns according to a predetermined rule. In this character input method, a plurality of character codes corresponding to a plurality of adjacent character codes on the predetermined character type arrangement table are used. Characters are displayed on the display screen as input candidate characters. That is, as the input candidate characters to be displayed, a plurality of characters corresponding to a plurality of adjacent character codes on the predetermined character type arrangement table are displayed, so that the user can change the designation of the input designated character in any direction ( If it is moved, it can be easily grasped by referring to the predetermined character type arrangement table whether a desired character is displayed.
[0666]
In addition, the character code of the input specification character is displayed on the display screen together with a plurality of input candidate characters including the input specification character, so it is possible to determine where the currently specified input specification character is on the array table. It is possible to search easily and quickly by referring to the displayed character code. That is, since the current input designation character and the desired character can be searched on the predetermined character type arrangement table, it is easy to determine in which direction the designation of the input designation character can be changed to display the desired character. Quick grasp.
[0667]
In addition, after the designation change, new input candidate characters including the input designation character after the change are displayed and the character code corresponding to the input designation character after the change is displayed, so that the direction of the designation change is correct. For example, it can be confirmed on the predetermined character type arrangement table, and even if the direction of the designation change is wrong, it can be confirmed easily and appropriate.
[0668]
In these cases, as input candidate characters, at least the input designated character at that time may be used, so that at least the characters adjacent to the input character (that is, two characters before and after, or the adjacent characters before and after are displayed). It is enough if 3 characters) can be displayed. That is, the operability is not impaired even if the display screen is small. Therefore, in this character input method, even if the display screen is small, character input can be performed with few keys without impairing operability.
[0669]
The predetermined character type arrangement table used in the tape printer 1 is the maximum value of the numerical value indicated by the character code of each character in any one of a plurality of lines, as described above with reference to FIGS. 61 and 68 to 74. Is set to be less than the minimum numerical value indicated by the character code of each character in the next line. For this reason, the range of numerical values indicated by the character code of each line of the predetermined character type arrangement table does not overlap. Further, since they are arranged in ascending order, it is easy to search for a desired character from the predetermined character type arrangement table, and it becomes easy to change the designation of the input designated character and display the desired character.
[0670]
That is, the user can easily and quickly grasp the designated character type arrangement table by referring to the predetermined character type arrangement table so that the designated character can be changed (moved) in any direction. Even if the direction of change is wrong, it can be easily confirmed by checking it, so that the desired characters can be displayed easily and quickly, and even if the display screen is small, the operability is not impaired and the number of keys can be reduced. You can enter characters.
[0671]
In this case, in the predetermined character type array table, the minimum value of the numerical value indicated by the character code of each character in any one line of the plurality of lines is the maximum value of the numerical value indicated by the character code of each character of the next line It may be determined to exceed. Also in this case, the range of numerical values indicated by the character code of each line of the predetermined character type arrangement table does not overlap. Further, since they are arranged in descending order, it is easy to search for a desired character from the predetermined character type arrangement table, and it becomes easy to change the designation of the input designated character and display the desired character.
[0672]
In other words, the user can easily and quickly grasp the direction in which the input designated character can be changed by changing the designation of the input designated character in the same manner as if the characters were arranged in ascending order. Since a desired character can be displayed easily and quickly, even if the display screen is small, character input can be performed with few keys without impairing operability.
[0673]
In the above example, the input designation character is designated by a cursor operation that designates the position of the input designation character. Therefore, the input designation character can be designated by a simple operation using a general cursor operation. . Further, since the input character is confirmed by the operation of the confirmation key, the input character can be confirmed by a simple operation using a general confirmation key operation.
[0674]
Further, since the character code is a JIS code, it is possible to input characters using a general JIS code as a character code, and the user is familiar with the characters, so that characters can be input without impairing operability. In addition, since the JIS code is a JIS code for the MD system, in addition to characters that can be expressed by a general JIS code, special symbols added as JIS codes for the MD system can be input as characters.
[0675]
Further, in the character input method employed in the tape printer 1, when one of a plurality of inputable character types including a predetermined character type is selected as the input character type, and the selected input character type is the predetermined character type A character of a predetermined character type is set as an input candidate character. In this case, even if a character other than the predetermined character type is included as a plurality of inputable character types, the predetermined character type can be selected as the input character type. Therefore, this method is applied to a character input method and apparatus for inputting characters of various character types. Applicable.
[0676]
Further, in the tape printer 1, the input character is an input character for editing the read character string when the character string stored in the disk is read. Therefore, the present invention can be applied to read out a character string stored in the disc and to edit such as insertion. In the above example, since the disc is a mini disc, it can be applied as a character input method for reading a character string stored in the mini disc and adding an edit such as insertion.
[0677]
The character string in this case includes a character string indicating the song name, title name, or disc name of the song stored on the disc, and is a character for reading the character string stored in the disc and adding an edit such as insertion. Applicable as an input method. This is especially applicable to adding an artist name after the song title, changing the text to a character string that is easier for the user to understand, or adding desired characters. If there is a representative artist, you can add it or change the title name to that name. Further, a label on which a character input result is printed can be created simply by printing a desired print image on a desired label and peeling off the half-cut portion.
[0678]
In the above-described embodiment, an MD player capable of remote control communication is used. However, an MD playback function unit similar to the MD player may be built in the tape printer. The main information and the attribute information corresponding to the main information and the attribute information corresponding to the main information are read out, for example, a magneto-optical (MO) disk for mainly recording / reproducing music / audio signals, a rewritable CD (CD). -R, etc.), and can also be applied to disk reproducing apparatuses for other disks such as DVDs that mainly record and reproduce moving image data as main information.
[0679]
In the above-described embodiment, image creation for printing and display in the tape printing apparatus 1 has been described as an example. However, any printing apparatus having a small display screen may be used, for example, a general printing apparatus or any other type. The present invention can be applied to an apparatus or an image created for any purpose, and need not be based on a character data group read from a disk. Of course, other modifications can be made as appropriate without departing from the scope of the present invention.
[0680]
【The invention's effect】
As described above, according to the image creation method and apparatus of the present invention, a display image for efficiently displaying a character string including full-width display characters such as kanji characters on a small display screen and the character string are printed with good appearance. For example, the print image can be created.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a tape printing apparatus 1 to which an image creating method and apparatus according to an embodiment of the present invention are applied, in an open state.
FIG. 2 is a block diagram of a control system of the tape printer of FIG.
FIG. 3 is a perspective view of the tape cartridge with the upper case removed.
FIG. 4 is an external view of a tape on which two types of half-cut labels are formed.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing print images of main labels (disk labels, case labels) and side labels.
FIG. 6 is an external view for explaining a mini-disc (MD) cartridge and a case thereof, and a relationship between the mini-disc (MD) cartridge and a disc label, a case label and a side label.
FIG. 7 is an external view of a conventional portable MD player and a remote controller connected thereto.
FIG. 8 is an explanatory diagram schematically showing a configuration of a keyboard.
FIG. 9 is an explanatory diagram schematically showing a configuration of a display.
FIG. 10 is an explanatory diagram schematically showing a configuration of an indicator display unit of a display.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a configuration and management coordinates of a character display unit of a display.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing a display example of a character display section of a display and a cursor position.
13 is a flowchart showing a conceptual process of overall control of the tape printer of FIG. 1. FIG.
FIG. 14 is an explanatory diagram showing an example of a mode of transmission / reception between a tape printer or a remote controller and an MD player when a remote controller is operated.
15 is an explanatory diagram showing an example of a mode of transmission / reception with an MD player when a continuous attribute information request is made by combining request signals from a plurality of request keys of a remote controller by the tape printer of FIG. .
FIG. 16 is an explanatory diagram subsequent to FIG. 15;
FIG. 17 is an explanatory diagram following FIG. 16;
18 shows a disk name request / storage process corresponding to FIG. 15, a song name request preparation process equivalent to FIG. 16, and a song name request / storage process equivalent to FIG. It is a flowchart of a process.
FIG. 19 is an explanatory diagram showing state transition of an edit mode of the tape printer of FIG.
FIG. 20 is an explanatory diagram showing a screen display in an initial state of text.
FIG. 21 is an explanatory diagram illustrating an example of a screen display in a state where character data (text data) exists, and an example of a user operation and a screen display when the entire state is erased and the text is returned to the initial state. .
FIG. 22 is an explanatory diagram illustrating an example of user operation and screen display during print data reading processing;
FIG. 23 is an explanatory diagram following FIG. 22;
FIG. 24 is an explanatory diagram illustrating an example of a user operation and a screen display during print processing.
FIG. 25 is an explanatory diagram following FIG. 24;
FIG. 26 is an explanatory diagram of a processing flow of a display process during preparation and a display process during printing.
FIG. 27 is a comparative explanatory diagram when a case label is selected and when a disc label is selected.
FIG. 28 is an explanatory diagram for explaining the concept of a process for creating an abbreviated image with characters omitted and lines omitted.
FIG. 29 is an explanatory diagram illustrating an example of a user operation and a screen display when setting a line wrapping form.
FIG. 30 is an explanatory diagram showing various overflow notification character strings (marks) of display-only characters.
31 is an explanatory diagram showing a display character string (edit notification character string) using various overflow notification character strings (marks) in FIG. 30 and a display image (edit notification image) created based on the display character string.
FIG. 32 is an explanatory diagram illustrating an example of a user operation and a screen display when a display image (edit notification image) is displayed.
FIG. 33 is an explanatory diagram of a processing flow for creating a print image (edit image) based on a display character string (edit notification character string).
FIG. 34 is an explanatory diagram showing a mixed-width / half-width mixed print image and a full-width print image.
FIG. 35 is an explanatory diagram of a printing position shift.
FIG. 36 is an explanatory diagram showing a relationship between a print head and a tape.
FIG. 37 is an explanatory diagram showing an image of print position adjustment.
FIG. 38 is an explanatory diagram showing a control image of transmission data to each dot element of the print head when the printing position is adjusted.
FIG. 39 is an explanatory diagram of a print position adjustment range.
FIG. 40 is an explanatory diagram illustrating an example of print data when the print position up / down adjustment is performed when the main label is selected.
FIG. 41 is an explanatory diagram illustrating an example of print data when the print position is adjusted before and after the main label is selected.
FIG. 42 is an explanatory diagram illustrating an example of print data when the print position up / down adjustment is performed when a side label is selected.
FIG. 43 is an explanatory diagram showing an example of print data when the front / rear adjustment of the print position is performed when a side label is selected.
FIG. 44 is an explanatory diagram illustrating an example of a user operation and a screen display in the upper layer when adjusting the printing position.
FIG. 45 is an explanatory diagram illustrating an example of user operation and screen display in the first hierarchy, following FIG. 44;
FIG. 46 is an explanatory diagram illustrating an example of user operation and screen display in the second hierarchy, following FIG. 45;
FIG. 47 is a flowchart of side label presence / absence detection / front-rear direction printing position adjustment processing;
FIG. 48 is an external view of the tape cartridge as viewed from the back.
FIG. 49 is a configuration diagram in the vicinity of a pocket.
FIG. 50 is a format explanatory diagram of a processing form (internal state setting) register;
51 is an explanatory diagram of the detailed specification of FIG. 50. FIG.
FIG. 52 is an explanatory diagram of a format of character code data.
53 is an explanatory diagram of the detailed specification of FIG. 52. FIG.
FIG. 54 is an explanatory diagram showing an example of user operation and screen display when performing hiragana / kanji conversion;
FIG. 55 is an explanatory diagram illustrating an example of a user operation and a screen display when performing katakana / hirakana conversion.
FIG. 56 is an explanatory diagram of a process flow in a Kana-Kanji conversion mode.
FIG. 57 is an explanatory diagram illustrating an example of a user operation and a screen display when inputting characters.
58 is an explanatory diagram showing an example of a specific user operation and screen display for character type selection in FIG. 57. FIG.
FIG. 59 is an explanatory diagram illustrating an example of a general user operation and screen display from the start to the end of a character input operation.
FIG. 60 is an explanatory diagram of a character selection screen.
FIG. 61 is a kana array table as an example of a predetermined character type array table;
FIG. 62 is an explanatory diagram of a scroll rule when the designation change of the input designated character is performed by the cursor operation based on the kana arrangement table of FIG.
FIG. 63 is an explanatory diagram similar to FIG. 62 for another cursor operation.
FIG. 64 is an explanatory diagram similar to FIG. 62 for yet another cursor operation.
FIG. 65 is an explanatory diagram similar to FIG. 62 for yet another cursor operation.
66 is an explanatory diagram similar to FIG. 62 for yet another cursor operation. FIG.
67 is an explanatory diagram similar to FIG. 62 for yet another cursor operation. FIG.
FIG. 68 is a kana array table as an example of a predetermined character type array table;
FIG. 69 is an alphabetic arrangement table as an example of a predetermined character type arrangement table;
FIG. 70 is a numerical arrangement table as an example of a predetermined character type arrangement table.
FIG. 71 is a kanji arrangement table as an example of a predetermined character type arrangement table.
FIG. 72 is a symbol arrangement table as an example of a predetermined character type arrangement table.
FIG. 73 is a symbol array table, which is a modification of FIG. 72;
74 is a symbol arrangement table, which is a modification of FIG. 73. FIG.
FIG. 75 is a symbol group classification table in a symbol selection input mode.
FIG. 76 is a character code correspondence table showing an example of characters that can be input when music is selected as a symbol group in FIG. 75;
77 is a character code correspondence table showing an example of characters that can be input when a description is selected as a symbol group in FIG. 75. FIG.
78 is a character code correspondence table showing an example of characters that can be input when omission is selected as the symbol group in FIG. 75. FIG.
[Explanation of symbols]
1 Tape printer
3 Keyboard
4 display
5 Tape cartridge
7 Print head
11 Operation unit
12 Printing department
13 Cutting part
14 detector
25 Remote control interface terminal (RT)
26 Remote control connection cable
41 Display screen
90 MD player
91 MD cartridge
92 Mini Disc (MD)
93 MD case
200 Control unit
210 CPU
220 ROM
230 Character generator ROM (CG-ROM)
240 RAM
241 Various register groups
242 Text data area
243 Display image data area
244 Print image data area
245 Half-width display attribute data area
246 Full-width display attribute data area
250 Peripheral control circuit (P-CON)
260 Internal bus
270 Drive unit
901 Remote control terminal
912 Display unit
914 Main unit operation unit
921 remote control
922 Remote control display
923 remote control operation unit
LM main label
LMC case label
LMD disc label
T tape
R ink ribbon
RP1-k, RP21, RP26, RP2C1-2 ... Response data
RQ1, RQ21, RQ26, RQ2C ... Request signal

Claims (6)

所定のフォントに基づいて展開可能な各文字について、文字の構成が単純で表示画面上に半角の文字画像として表示しても認識可能な、英数字および仮名を含む半角表示文字か、文字の構成が複雑で表示画面上に全角の文字画像として表示しなければ認識困難な、漢字および記号を含む全角表示文字かが定められており、
1件のデータについて、1以上の全角文字のみによって構成される全角文字列データと、1以上の半角文字のみによって構成される半角文字列データの両方あるいはいずれか一方を、ディスク再生装置から連続して読み込み、それぞれ別の格納領域に格納する文字列データ記憶手段と、
前記全角文字列データと半角文字列データのうち、いずれか一方のみが読み込まれた場合はそちらが処理対象データとして選択され、両方読み込まれている場合は、あらかじめデフォルトとして設定された一方が選択されるか、もしくはユーザが任意に選択した一方が処理対象データとして設定される処理対象データ選択手段と、
前記全角文字列データを表示画面上に表示する際に、前記全角文字列データの中で全角文字として記憶されている文字のうち、前記半角表示文字について半角の文字画像として表示画像作成領域に展開して配置する表示画像作成手段と、
前記全角文字列データを印刷対象物に印刷する際に、前記半角表示文字について、当初記憶されている全角の文字画像として展開して配置する印刷画像作成手段と、
を備えたことを特徴とする画像作成装置。
For a given font Based on deployable each character, character recognizable be displayed as a simple display screen on the half-width of the character image configuration, or half-size display characters, including alphanumeric and kana, structure of a character Is complicated and difficult to recognize unless it is displayed as a full-width character image on the display screen .
For one piece of data, either one or both of full-width character string data composed of only one or more full-width characters and / or half-width character string data composed of only one or more half-width characters are continuously transmitted from the disc playback device. Character string data storage means for reading and storing in separate storage areas,
When only one of the full-width character string data and half-width character string data is read, it is selected as data to be processed, and when both are read, one set as a default is selected in advance. Or processing object data selection means in which one selected by the user is set as processing object data ,
When displaying the full-width character string data on the display screen, among the characters stored as full-width characters in the full-width character string data, the half-width display character is expanded into a display image creation area as a half-width character image. Display image creation means to be arranged,
When printing the full-width character string data on a print object, the half-width display character is expanded and arranged as a full-width character image initially stored for the half-width display character; and
An image creating apparatus comprising:
前記印刷対象物がテープであることを特徴とする、請求項1に記載の画像作成装置。 The image creating apparatus according to claim 1, wherein the print object is a tape . 前記表示画像は、表示のために必要な範囲のみ前記文字列データを展開・配置して作成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像作成装置。 The image creating apparatus according to claim 1, wherein the display image is created by developing and arranging the character string data only in a range necessary for display . 前記印刷画像は、印刷のために必要な範囲のみ前記文字列データを展開・配置して作成されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像作成装置。 4. The image creation apparatus according to claim 1, wherein the print image is created by developing and arranging the character string data only in a range necessary for printing . 前記ディスク再生装置のディスクが、ミニディスクであることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像作成装置。 5. The image creating apparatus according to claim 1, wherein the disk of the disk reproducing apparatus is a mini disk . 前記半角表示文字について、前記全角の文字画像として展開するための全角用コードと前記半角の文字画像として展開するための半角用コードが定められ、所定のフォントを規定したフォントデータには、前記半角表示文字の各文字の全角用コードに対応して前記全角の文字画像として展開するためのデータおよび前記半角表示文字の各文字の半角用コードに対応して前記半角の文字画像として展開するためのデータが含まれており、
前記表示画像作成手段は、展開する文字が前記半角表示文字のときに、その文字の全角用コードを半角用コードに変換するコード変換手段を有することを特徴とする、請求項1ないしのいずれかに記載の画像作成装置。
For the half-width display character, a full-width code for expanding as the full-width character image and a half-width code for expanding as the half-width character image are defined, and the font data defining a predetermined font includes Data for expanding as a full-width character image corresponding to the full-width character code of each character of the display character and for expanding as a half-width character image corresponding to the half-width code of each character of the half-width displayed character Data is included,
The display image generating means, when characters deployment of the half-size display character, characterized by having a code converting means for converting the full-width code of the character to byte code, any of claims 1 to 5 image creating apparatus according to any.
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