JP3793983B2

JP3793983B2 - Siphon jet toilet flushing water supply device

Info

Publication number: JP3793983B2
Application number: JP30161999A
Authority: JP
Inventors: 建博小杉
Original assignee: 東陶機器株式会社
Priority date: 1999-10-22
Filing date: 1999-10-22
Publication date: 2006-07-05
Anticipated expiration: 2019-10-22
Also published as: JP2001123511A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
本願の出願人は、特開平３−１７６５２３号において、便器のリム部に設けた第１洗浄水吐出口と、便器のボウル部の底部に設けた第２洗浄水吐出口とに独立に洗浄水を供給するサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置であって、第１洗浄水吐出口への給水を行う止水弁と第２洗浄水吐出口への給水を行う止水弁とを備え、或いは一つの止水機能を有する流路切替弁を備え、或いは一つの止水弁と一つの止水機能を持たない流路切替弁とを備える洗浄水供給装置を提案した。
上記洗浄水供給装置を使用すれば、洗浄水の吐出を、第１洗浄水吐出口、第２洗浄水吐出口、第１洗浄水吐出口の順に行わせることができ、節水を図りつつ汚物残りの少ない効果的な便器洗浄が可能となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
特開平３−１７６５２３号に開示したサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置には、止水弁、流路切替弁に電磁弁を使用しているので、製造コストが高いという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、便器のリム部に設けた第１洗浄水吐出口と、便器のボウル部の底部に設けた第２洗浄水吐出口とに独立に洗浄水を供給するサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置であって、特開平３−１７６５２３号の装置に比べて製造コストの低い装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、上記課題を解決するために、便器のリム部に設けた第１洗浄水吐出口と、便器のボウル部の底部に設けた第２洗浄水吐出口とに独立に洗浄水を供給するサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置であって、一端に入口ポートが形成され側壁に複数の出口ポートが形成されたシリンダと、一端が開放され他端が閉鎖され側壁に少なくとも１つの開口が形成され開放端を入口ポートへ差し向けてシリンダ内に摺動可能に且つ回転不能に収容されたシリンダ状ピストンと、シリンダ状ピストンを入口ポートの方向へ付勢するバネとを有し、入口ポートを介してシリンダ内へ流入した洗浄水がシリンダ状ピストンに及ぼす付勢力によってシリンダ状ピストンを入口ポートから遠ざかる方向へ駆動し、シリンダ状ピストンの側壁に形成された開口を複数の出口ポートに順次対峙させて複数の出口ポートを順次開閉する水圧シリンダバルブを備え、シリンダ状ピストンの側壁外周面とシリンダの側壁内周面との間には、シリンダ状ピストンの閉鎖端近傍部を除いて隙間が形成されていることを特徴とする洗浄水供給装置を提供する。
【０００５】
本発明に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置は、高価な電磁弁に代えて洗浄水の水圧で駆動される水圧シリンダバルブを備えるので、特開平３−１７６５２３号の装置に比べて製造コストが低い。
水圧シリンダバルブへの洗浄水の供給が停止すると、洗浄水がシリンダ状ピストンに及ぼす付勢力が減少する。バネからの付勢力を受けて、シリンダ状ピストンは、入口ポート近傍の初期位置へ復帰する。シリンダ状ピストンの側壁外周面とシリンダの側壁内周面との間には、シリンダ状ピストンの閉鎖端近傍部を除いて隙間が形成されているので、シリンダ状ピストン復帰の際に、シリンダ内の洗浄水は、前記隙間と出口ポートとを介して常時シリンダから排出される。
【０００６】
本発明においては、便器のリム部に設けた第１洗浄水吐出口と、便器のボウル部の底部に設けた第２洗浄水吐出口とに独立に洗浄水を供給するサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置であって、一端に入口ポートが形成され側壁に複数の出口ポートが形成されたシリンダと、一端が開放され他端が閉鎖され側壁に少なくとも１つの開口が形成され開放端を入口ポートへ差し向けてシリンダ内に遊動可能に且つ回転不能に収容されたシリンダ状ピストンとを有し、入口ポートを介してシリンダ内へ流入した洗浄水がシリンダ状ピストンに及ぼす付勢力によってシリンダ状ピストンを入口ポートから遠ざかる方向へ駆動し、シリンダ状ピストンの側壁に形成された開口を複数の出口ポートに順次対峙させて複数の出口ポートを順次開閉する水圧シリンダバルブを備え、水圧シリンダバルブは入口ポートを下方へ差し向けて直立して配設されることを特徴とする洗浄水供給装置を提供する。
本発明に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置は、高価な電磁弁に代えて洗浄水の水圧で駆動される水圧シリンダバルブを備えるので、特開平３−１７６５２３号の装置に比べて製造コストが低い。
水圧シリンダバルブへの洗浄水の供給が停止すると、シリンダ状ピストンは自重で下降し、入口ポート近傍の初期位置へ復帰する。シリンダ状ピストンは自重で初期位置へ復帰するので、シリンダ状ピストンの戻しバネを必要としない。この結果、洗浄水供給装置の製造コストが低減する。シリンダ状ピストンはシリンダに遊動可能に収容されているので、ピストン復帰の際に、シリンダ内の洗浄水は、ピストンの側壁外周面とシリンダの側壁内周面との間の隙間と出口ポートとを介して常時シリンダから排出される。
【０００７】
本発明の好ましい態様においては、洗浄水供給装置は、水圧シリンダバルブのシリンダ状ピストンの移動速度を制御するための速度制御手段を備えている。
水圧シリンダバルブのシリンダ状ピストンの移動速度を制御することにより、サイホンジェット式便器へ供給される洗浄水の水量を制御することができ、洗浄力を制御することができる。
速度制御手段は如何なるものでも良いが、一例としてシリンダに取り付けられた速度制御弁が挙げられる。
【０００８】
本発明の好ましい態様においては、水圧シリンダバルブよりも上流側の洗浄水流路にフラッシュバルブが配設されている。
フラッシュバルブを介して水圧シリンダバルブへ洗浄水を供給することにより、常に一定量の洗浄水をサイホンジェット式便器ヘ供給することができ、常に一定の洗浄力を維持することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明の第１実施例を説明する。
図１に示すように、サイホンジェット式便器１は、ボウル部２と、一端がボウル部２の底部に連通するリバースタイプのＳトラップ３と、ボウル部２の上端周縁に配設された環状のリム通水路４と、ボウル部２の後方に配設された機器収納部５とを備えている。リム通水路４の底壁には、周方向に間隔を隔てて、多数の貫通穴４ａが形成されている。ボウル部２の底部にＳトラップ３へ差し向けられた貫通穴２ａが形成されている。Ｓトラップ３の他端は図示しない排水管に接続している。
図示しない水道配管に接続された給水管６が機器収納部５内へ延びている。給水管６はフラッシュバルブ７を介して水圧シリンダバルブ８に接続している。
水圧シリンダバルブ８から延びる配管９ａが、リム通水路４に接続している。水圧シリンダバルブ８から延びる配管９ｂが、大気開放弁１０を介して、貫通穴２ａに接続している。
フラッシュバルブ７は、モータにより回転駆動されるカム機構等の操作装置１１により操作される。操作装置１１の作動を制御する制御装置１２が、機器収納部５内に配設されている。制御装置１２へ洗浄開始入力を与える操作部１３が配設されている。
【００１０】
図２に示すように、水圧シリンダバルブ８は、シリンダ８１を有している。シリンダ８１の一端に入口ポート８１ａが形成され、長手方向中央部の側壁に１対の円形出口ポート８１ｂ、８１ｃが向かい合って形成されている。シリンダ８１の他端はボルト８２によって閉鎖されている。
シリンダ８１内にシリンダ状ピストン８３が収容されている。シリンダ状ピストン８３の一端は開放され他端は閉鎖されている。シリンダ状ピストン８３は、開放端を入口ポート８１ａへ差し向けた状態でシリンダ８１内に収容されている。シリンダ状ピストン８３の側壁に２つの長円形開口８３ａ、８３ｂと、１つの略長円形開口８３ｃとが形成されている。長円形開口８３ａと略長円形開口８３ｃとは、出口ポート８１ｂに対峙する側の側壁に形成され、長円形開口８３ｂは出口ポート８１ｃに対峙する側の側壁に形成されている。シリンダ状ピストン８３を側方から見て、長円形開口８３ａと長円形開口８３ｂとは部分的に重畳しており、長円形開口８３ｂと略長円形開口８３ｃとは部分的に重畳している。
シリンダ状ピストン８３の閉鎖端近傍部の側壁外周面は、シリンダ８１の側壁内周面に摺動可能に当接している。シリンダ状ピストン８３の閉鎖端近傍部の側壁外周面とシリンダ８１の側壁内周面との当接部は、シリンダ状ピストン８３の閉鎖端近傍部に外嵌合するリング状パッキン８４によりシールされている。
シリンダ状ピストン８３の側壁外周面とシリンダ８１の側壁内周面との間には、シリンダ状ピストン８３の閉鎖端近傍部を除いて微小隙間８５が形成されている。
シリンダ８１の側壁中央部を貫通するボルト８６の先端部が、シリンダ状ピストン８３の側壁に形成されたスリット８３ｄに挿通されており、シリンダ状ピストン８３の回転が阻止されている。
シリンダ８１の閉鎖端とシリンダ状ピストン８３の閉鎖端との間に、コイルバネ８７が配設されている。
【００１１】
シリンダ８１の閉鎖端近傍の側壁に形成された小開口８１ｄに挿通されたパイプ８８ａがシリンダ８１の側方外方へ延び、タンク８８に接続している。タンク８８は空気孔８８ｂを介して大気解放されている。パイプ８８ａの途上に速度制御弁８９が配設されている。シリンダ８１の閉鎖端とシリンダ状ピストン８３の閉鎖端との間の空間と、パイプ８８ａと、タンク８８とに水Ｗ１が充填されている。
水圧シリンダバルブ８の入口ポート８１ａは給水管６に接続し、出口ポート８１ｂは配管９ａに接続し、出口ポート８１ｃは配管９ｂに接続している。
給水管６〜操作部１３により本実施例に係るサイホンジェット式水洗便器の洗浄水供給装置が構成されている。
【００１２】
本実施例に係る洗浄水供給装置の作動を説明する。
サイホンジェット式便器１の不使用時には、フラッシュバルブ７は閉じている。図２に示すように、シリンダ状ピストン８３は、コイルバネ８７からの付勢力を受けて、シリンダ８１の入口ポート８１ａ側の端部へ押しつけられた初期位置に在る。シリンダ状ピストン８３の開口８３ｃが出口ポート８１ｂに対峙しており、出口ポート８１ｂは開いている。開口８３ａ、８３ｂは何れの出口ポートにも対峙しておらず、出口ポート８１ｃは閉じている。
【００１３】
操作部１３が手動操作されると、制御装置１２から指令を受けて操作装置１１が作動し、フラッシュバルブ７が開く。
図示しない水道配管から供給された加圧洗浄水が、図２で白抜き矢印で示すように給水管６を通り、入口ポート８１ａを通って水圧シリンダバルブ８ヘ流入する。
洗浄水は、シリンダ状ピストン８３内へ流入し、開口８３ｃと出口ポート８１ｂとを通って配管９ａへ流入し、図２で白抜き矢印で示すように配管９ａを通ってリム通水路４ヘ流入し、リム通水路４の底壁に形成された多数の貫通穴４ａを通ってボウル部２へ吐出する。多数の貫通穴４ａを通ってボウル部２へ流入した洗浄水は、封水Ｗ２の水面よりも上方のボウル部２の側面を洗浄する。
シリンダ状ピストン８３内へ流入した洗浄水が、図２で白抜き矢印で示すようにシリンダ状ピストン８３の閉鎖端に当たり、シリンダ状ピストン８３に付勢力を及ぼす。シリンダ状ピストン８３はコイルバネ８７を押し縮めつつシリンダ８１の閉鎖端へ向けて移動する。シリンダ状ピストン８３の回転が阻止されているので、シリンダ状ピストン８３は、開口８３ｃと出口ポート８１ｂとの対峙を維持しつつ、移動する。
【００１４】
シリンダ状ピストン８３がシリンダ８１の閉鎖端へ向けて移動すると、図３に示すように、シリンダ状ピストン８３の開口８３ｃと出口ポート８１ｂとの対峙が解除され、シリンダ状ピストン８３の開口８３ｂが出口ポート８１ｃに対峙する。出口ポート８１ｂが閉じ、出口ポート８１ｃが開く。洗浄水は開口８３ｂと出口ポート８１ｃとを通って配管９ｂへ流入し、図３で白抜き矢印で示すように配管９ｂを通って、ボウル部２の底部に形成された貫通穴２ａからＳトラップ３へ向けて吐出する。貫通穴２ａからＳトラップ３へ向けて吐出した洗浄水は、速やかにＳトラップ３を満杯にして、サイホン作用を引き起こす。サイホン作用により、封水Ｗ２が汚物と共にＳトラップ３へ吸い込まれ、サイホンジェット式便器１から排出される。
シリンダ状ピストン８３は、開口８３ｂと出口ポート８１ｃとの対峙を維持しつつ、シリンダ８１の閉鎖端へ向けて移動する。尚、出口ポート８１ｂが閉じ、出口ポート８１ｃが開く際に、過渡的に出口ポート８１ｂと出口ポート８１ｃとが半開き状態となり、リム通水路４の貫通穴４ａとボウル部２の貫通穴２ａとから洗浄水が吐出する。
【００１５】
シリンダ状ピストン８３がシリンダ８１の閉鎖端へ向けて更に移動すると、図４に示すように、シリンダ状ピストン８３の開口８３ｂと出口ポート８１ｃとの対峙が解除され、シリンダ状ピストン８３の開口８３ａが出口ポート８１ｂに対峙する。出口ポート８１ｃが閉じ、出口ポート８１ｂが開く。洗浄水は開口８３ａと出口ポート８１ｂとを通って配管９ａへ流入し、図４で白抜き矢印で示すように配管９ａを通って、リム通水路４ヘ流入し、リム通水路４の底壁に形成された多数の貫通穴４ａを通ってボウル部２へ吐出する。多数の貫通穴４ａを通ってボウル部２へ流入した洗浄水は、封水Ｗ２と汚物とが除去されて空になったボウル部２に、封水Ｗ２を形成する。
シリンダ状ピストン８３は、開口８３ａと出口ポート８１ｂとの対峙を維持しつつ、シリンダ８１の閉鎖端へ向けて移動し、閉鎖端がボルト８２に当接する最終位置に到達して停止する。尚、出口ポート８１ｃが閉じ、出口ポート８１ｂが開く際に、過渡的に出口ポート８１ｃと出口ポート８１ｂとが半開状態となり、ボウル部２の貫通穴２ａとリム通水路４の貫通穴４ａとから洗浄水が吐出する。
【００１６】
シリンダ状ピストン８３が初期位置から最終位置へ向けて移動する際に、シリンダ状ピストン８３の閉鎖端とシリンダ８１の閉鎖端との間の空間に充填された水Ｗ１が、パイプ８８ａを通ってタンク８８へ押し出される。パイプ８８ａの流路断面積が速度制御弁８９によって制御されてパイプ８８ａを通る水Ｗ１の流量が制御され、ひいてはシリンダ状ピストン８３の移動速度が制御される。シリンダ状ピストン８３の移動速度は、フラッシュバルブ７が開くと同時に初期位置から移動を開始したシリンダ状ピストン８３が、フラッシュバルブ７が閉じると同時に最終位置に到達する値に設定されている。従って、シリンダ状ピストン８３が最終位置に到達した時点で、フラッシュバルブ７が自動的に閉じる。この結果、サイホンジェット式便器１の洗浄が終了する。
【００１７】
フラッシュバルブ７が閉じると、水圧シリンダバルブ８への洗浄水の供給が停止し、洗浄水がシリンダ状ピストン８３に及ぼす付勢力が減少する。コイルバネ８７の付勢力を受けて、シリンダ状ピストン８３は、入口ポート８１ａへ向けて移動し、図２に示す初期位置へ復帰する。シリンダ状ピストン８３を側方から見て、開口８３ａと開口８３ｂとは部分的に重畳しており、開口８３ｂと開口８３ｃとは部分的に重畳しているので、常時開口８３ａ、８３ｂ、８３ｃの何れかが出口ポート８１ｂ又は８１ｃに対峙している。従って、シリンダ状ピストン８３が初期位置へ復帰する際に、シリンダ８１内の洗浄水は常時出口ポート８１ｂ又は８１ｃ介してシリンダ８１から排出され、シリンダ状ピストン８３は支障なく初期位置へ復帰する。
シリンダ状ピストン８３の側壁外周面とシリンダ８１の側壁内周面との間には、シリンダ状ピストン８３の閉鎖端近傍部を除いて微小隙間８５が形成されているので、シリンダ状ピストン８３が初期位置へ復帰する際に、シリンダ８１内の洗浄水は、微小隙間８５と出口ポート８１ｂ、８１ｃとを介して常時シリンダ８１から排出される。従って、シリンダ状ピストン８３は支障なく初期位置へ復帰する。シリンダ状ピストン８３が初期位置から最終位置へ向けて移動する際にも、微小隙間８５と出口ポート８１ｂ、８１ｃとを介して常時少量の洗浄水がリム通水路４の貫通穴４ａとボウル部２の貫通穴２ａとから吐出するが、サイホンジェット式便器１の機能に支障は来さない。
シリンダ状ピストン８３が初期位置へ復帰する際に、タンク８８内の水Ｗ１が、パイプ８８ａと速度制御弁８９内のバイパス流路とを通ってシリンダ８１の閉鎖端とシリンダ状ピストン８３の閉鎖端との間の空間に流入する。従って、シリンダ状ピストン８３は支障なく初期位置へ復帰する。
【００１８】
上記説明から分かるように、本実施例に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置を使用すれば、フラッシュバルブ７から供給された所定量の洗浄水を用いて、ボウル部２の側面を洗浄し、次いで、サイホン作用を利用して、ボウル部２の側面から除去した汚物を含めて封水Ｗ２を汚物と共に排出し、次いで封水Ｗ２を形成することができるので、節水を図りつつ汚物残りの少ない効果的な便器洗浄をすることができる。
本実施例に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置は、高価な電磁弁に代えて比較的安価な水圧シリンダバルブ８を備えるので、特開平３−１７６５２３号の装置に比べて製造コストが低い。
本実施例に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置においては、フラッシュバルブ７を介して水圧シリンダバルブ８に洗浄水を供給するので、常に一定量の洗浄水をサイホンジェット式便器１ヘ供給することができ、常に一定の洗浄力を維持することができる。
【００１９】
本発明の第２実施例を説明する。
本実施例に係る洗浄水供給装置においては、第１実施例に係る洗浄水供給装置の水圧シリンダバルブ８に代えて水圧シリンダバルブ１８が配設されている。水圧シリンダバルブ８に代えて水圧シリンダバルブ１８が配設されていている点を除いて本実施例に係る洗浄水供給装置の構成は第１実施例に係る洗浄水供給装置の構成と同一である。
【００２０】
図５に示すように、水圧シリンダバルブ１８は、シリンダ１８１を有している。シリンダ１８１の一端に入口ポート１８１ａが形成され、長手方向中央部の側壁に１対の円形出口ポート１８１ｂ、１８１ｃが向かい合って形成されている。シリンダ１８１の他端はボルト１８２によって閉鎖されている。
シリンダ１８１内にシリンダ状ピストン１８３が収容されている。シリンダ状ピストン１８３の一端は開放され他端は閉鎖されている。シリンダ状ピストン１８３は、開放端を入口ポート１８１ａへ差し向けた状態でシリンダ１８１内に収容されている。シリンダ状ピストン１８３の側壁に２つの長円形開口１８３ａ、１８３ｂと、１つの略長円形開口１８３ｃとが形成されている。長円形開口１８３ａと略長円形開口１８３ｃとは、出口ポート１８１ｂに対峙する側の側壁に形成され、長円形開口１８３ｂは出口ポート１８１ｃに対峙する側の側壁に形成されている。シリンダ状ピストン１８３を側方から見て、長円形開口１８３ａと長円形開口１８３ｂとは部分的に重畳しており、長円形開口１８３ｂと略長円形開口１８３ｃとは部分的に重畳している。シリンダ状ピストン１８３の側壁外周面とシリンダ１８１の側壁内周面との間には微小隙間１８５が形成されている。従って、シリンダ状ピストン１８３は遊動可能にシリンダ１８１内に収容されている。
シリンダ１８１の側壁中央部を貫通するボルト１８６の先端部が、シリンダ状ピストン１８３の側壁に形成されたスリット１８３ｄに挿通されており、シリンダ状ピストン１８３の回転が阻止されている。
【００２１】
シリンダ１８１の閉鎖端近傍の側壁に形成された小開口１８１ｄに挿通されたパイプ１８８ａがシリンダ１８１の側方外方へ延び、リム通水路４に接続している。パイプ１８８ａの途上に速度制御弁１８９が配設されている。
水圧シリンダバルブ１８は、入口ポート１８１ａを下方へ差し向けて直立して配設されている。
水圧シリンダバルブ１８の入口ポート１８１ａは給水管６に接続し、出口ポート１８１ｂは配管９ａに接続し、出口ポート１８１ｃは配管９ｂに接続している。
【００２２】
本実施例に係る洗浄水供給装置においては、フラッシュバルブ７が閉じている時には、シリンダ状ピストン１８３は自重により下降して、開放端がシリンダ１８１の入口ポート１８１ａが形成された端部に当接する初期位置に在る。
フラッシュバルブ７が開くと、洗浄水が水圧シリンダバルブ１８へ流入し、シリンダ状ピストン１８３を押し上げる。シリンダ状ピストン１８３は、初期位置から、閉鎖端がボルト１８２に当接する最終位置まで、上方へ移動する。シリンダ状ピストン１８３の開口１８３ｃ、１８３ｂ、１８３ａが出口ポート１８１ｂ、１８１ｃ、１８１ｂに順次対峙して出口ポート１８１ｂ、１８１ｃ、１８１ｂが順次開き、配管９ａ、９ｂ、９ａに順次洗浄水が流入し、リム通水路４の開口４ａ、ボウル部２の貫通穴２ａ、リム通水路４の開口４ａから順次洗浄水が吐出して、サイホンジェット式便器１を洗浄し、封水Ｗ２を形成する。
【００２３】
シリンダ状ピストン１８３の側壁外周面とシリンダ１８１の側壁内周面との間に形成された微小隙間１８５を介して、シリンダ１８１の閉鎖端とシリンダ状ピストン１８３の閉鎖端との間の空間に洗浄水が流入する。前記空間内の空気と洗浄水とが、パイプ１８８ａを通ってリム通水路４ａに排出される。速度制御弁１８９により、パイプ１８８ａを通る流体の流量が制御されて、シリンダ状ピストン１８３の移動速度が制御される。シリンダ状ピストン１８３の移動速度は、フラッシュバルブ７が開くと同時に初期位置から移動を開始したシリンダ状ピストン１８３が、フラッシュバルブ７が閉じると同時に最終位置に到達する値に設定されている。従って、シリンダ状ピストン１８３が最終位置に到達した時点で、フラッシュバルブ７が自動的に閉じる。この結果、サイホンジェット式便器１の洗浄が終了する。
【００２４】
フラッシュバルブ７が閉じると、水圧シリンダバルブ１８への洗浄水の供給が停止し、洗浄水がシリンダ状ピストン１８３に及ぼす付勢力が減少する。シリンダ状ピストン１８３は、自重により入口ポート１８１ａへ向けて下降し、初期位置へ復帰する。シリンダ状ピストン１８３を側方から見て、開口１８３ａと開口１８３ｂとは部分的に重畳しており、開口１８３ｂと開口１８３ｃとは部分的に重畳しているので、常時開口１８３ａ、１８３ｂ、１８３ｃの何れかが出口ポート１８１ｂ又は１８１ｃに対峙している。従って、シリンダ状ピストン１８３が初期位置へ復帰する際に、シリンダ１８１内の洗浄水は常時出口ポート１８１ｂ又は１８１ｃ介してシリンダ１８１から排出され、シリンダ状ピストン１８３は支障なく初期位置へ復帰する。
シリンダ状ピストン１８３の側壁外周面とシリンダ１８１の側壁内周面との間には微小隙間１８５が形成されているので、シリンダ状ピストン１８３が初期位置へ復帰する際に、シリンダ１８１内の洗浄水は、微小隙間１８５と出口ポート１８１ｂ、１８１ｃとを介して常時シリンダ１８１から排出される。従って、シリンダ状ピストン１８３は支障なく初期位置へ復帰する。シリンダ状ピストン１８３が初期位置から最終位置へ向けて移動する際にも、微小隙間１８５と出口ポート１８１ｂ、１８１ｃとを介して常時少量の洗浄水がリム通水路４の貫通穴４ａとボウル部２の貫通穴２ａとから吐出するが、サイホンジェット式便器１の機能に支障は来さない。
シリンダ状ピストン１８３の側壁外周面とシリンダ１８１の側壁内周面との間には微小隙間１８５が形成されており、シリンダ状ピストン１８３はシリンダ１８１に遊動可能に収容されているので、シリンダ状ピストン１８３は自重のみにより支障なく初期位置へ復帰する。
シリンダ状ピストン１８３が初期位置へ復帰する際に、リム通水路４と、パイプ１８８ａと、速度制御弁１８９内のバイパス流路とを通って、空気がシリンダ１８１の閉鎖端とシリンダ状ピストン１８３の閉鎖端との間の空間に流入する。従って、シリンダ状ピストン１８３は支障なく初期位置へ復帰する。
【００２５】
上記説明から分かるように、本実施例に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置を使用すれば、フラッシュバルブ７から供給された所定量の洗浄水を用いて、ボウル部２の側面を洗浄し、次いで、サイホン作用を利用して、ボウル部２の側面から除去した汚物を含めて封水Ｗ２を汚物と共に排出し、次いで封水Ｗ２を形成することができるので、節水を図りつつ汚物残りの少ない効果的な便器洗浄をすることができる。
本実施例に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置は、高価な電磁弁に代えて比較的安価な水圧シリンダバルブ１８を備えるので、特開平３−１７６５２３号の装置に比べて製造コストが低い。
本実施例に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置においては、フラッシュバルブ７を介して水圧シリンダバルブ１８に洗浄水を供給するので、常に一定量の洗浄水をサイホンジェット式便器１ヘ供給することができ、常に一定の洗浄力を維持することができる。
【００２６】
以上本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されない。
第１実施例において、シリンダ状ピストン８３の側壁外面とシリンダ８１の側壁内面との間の隙間８５又はシリンダ状ピストン８３を側方から見た時の長円形開口８３ａ、８３ｂ、略長円形開口８３ｃの間の部分的な重畳の何れか一方を取り止めても良い。
第２実施例において、シリンダ状ピストン１８３を側方から見た時の長円形開口１８３ａ、１８３ｂ、略長円形開口１８３ｃの間の部分的な重畳を取り止めても良い。
フラッシュバルブ７に代えて、モータにより回転駆動されるカム機構等によって駆動される止水弁を使用しても良い。この場合には、シリンダ状ピストン８３、１８３の移動速度によって定まるシリンダ状ピストン８３、１８３の初期位置から最終位置までの移動時間に合わせて、止水弁を開閉することになる。速度制御弁８９、１８９を操作して、シリンダ状ピストン８３、１８３の移動速度を制御し、シリンダ状ピストン８３、１８３の初期位置から最終位置までの移動時間を制御し、止水弁の開放時間を制御して、サイホンジェット式便器１へ供給される洗浄水の量を制御することができる。サイホンジェット式便器１へ供給される洗浄水の量を制御することにより、洗浄力を制御することができる。
上記第１実施例の水圧シリンダバルブ８では、シリンダ状ピストン８３の側壁に、３つの開口８３ａ、８３ｂ、８３ｃを形成したが、図６に示す水圧シリンダバルブ２８のように、シリンダ２８１の側壁に３つの出口ポート２８１ｂ、２８１ｃ、２８１ｄを形成し、シリンダ状ピストン２８３の側壁に単一の開口２８３ａを形成し、シリンダ状ピストン２８３の移動に伴って開口２８３ａを出口ポート２８１ｂ、２８１ｃ、２８１ｄに順次対峙させ、出口ポート２８１ｂ、２８１ｄを配管９ａに接続し、出口ポート２８１ｃを配管９ｂに接続しても良い。第２実施例の水圧シリンダバルブ１８についても同様である。
図１に示すサイホンジェット式便器１の機器収納部５は、ボウル部２、リム通水路４と一体成形しても良い。
フラッシュバルブ７は、モータ等の駆動装置を用いずに使用者が手動操作しても良い。
【００２７】
【発明の効果】
上記説明から分かるように、本発明に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置は、高価な電磁弁に代えて比較的安価な水圧シリンダバルブを備えるので、特開平３−１７６５２３号の装置に比べて製造コストが低い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例に係る洗浄水供給装置を備えるサイホンジェット式便器の側断面図である。
【図２】本発明の第１実施例に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置が備える水圧シリンダバルブの構造図である。（ａ）は主要部を平断面で示した上面図であり、（ｂ）は（ａ）のｂ−ｂ矢視図である。
【図３】本発明の第１実施例に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置が備える水圧シリンダバルブの構造図である。（ａ）は主要部を平断面で示した上面図であり、（ｂ）は（ａ）のｂ−ｂ矢視図である。
【図４】本発明の第１実施例に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置が備える水圧シリンダバルブの構造図である。（ａ）は主要部を平断面で示した上面図であり、（ｂ）は（ａ）のｂ−ｂ矢視図である。
【図５】本発明の第２実施例に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置が備える水圧シリンダバルブの構造図である。（ａ）は側断面図であり、（ｂ）は（ａ）のｂ−ｂ矢視図である。
【図６】本発明の他の実施例に係るサイホンジェット式便器の洗浄水供給装置が備える水圧シリンダバルブの概略構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
１サイホンジェット式便器
４ａリム通水路の貫通穴
２ａボウル部の貫通穴
７フラッシュバルブ
８、１８、２８水圧シリンダバルブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a washing water supply device for a siphon jet toilet.
[0002]
[Prior art]
In Japanese Patent Application Laid-Open No. 3-176523, the applicant of the present application separately describes the washing water in the first washing water discharge port provided in the rim portion of the toilet bowl and the second washing water discharge port provided in the bottom portion of the bowl portion of the toilet bowl. A flush water supply device for a siphon jet toilet, which comprises a water stop valve for supplying water to the first wash water discharge port and a water stop valve for supplying water to the second wash water discharge port, or A cleaning water supply device having a flow path switching valve having one water stop function or having one water stop valve and one flow path switching valve having no water stop function has been proposed.
If the washing water supply device is used, the washing water can be discharged in the order of the first washing water discharge port, the second washing water discharge port, and the first washing water discharge port. This makes it possible to clean the toilet bowl effectively.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The siphon jet toilet flushing water supply device disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 3-176523 has a problem that the manufacturing cost is high because a solenoid valve is used as the water stop valve and the flow path switching valve.
The present invention has been made in view of the above problems, and the cleaning water is independently provided in the first cleaning water discharge port provided in the rim portion of the toilet bowl and the second cleaning water discharge port provided in the bottom portion of the bowl portion of the toilet bowl. It is an object of the present invention to provide a washing water supply device for a siphon jet toilet, which is lower in production cost than the device disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 3-176523.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, in order to solve the above problems,A siphon jet toilet flushing water supply device that supplies flush water independently to a first flush water outlet provided in a rim portion of a toilet bowl and a second flush water outlet provided in a bottom portion of a bowl portion of the toilet bowl. A cylinder in which an inlet port is formed at one end and a plurality of outlet ports are formed in the side wall; and a cylinder in which one end is opened and the other end is closed and at least one opening is formed in the side wall, and the open end is directed toward the inlet port. The cylinder-shaped piston that is slidable and non-rotatable in the cylinder, and a spring that urges the cylinder-shaped piston in the direction of the inlet port, the cleaning water flowing into the cylinder through the inlet port is The cylindrical piston is driven away from the inlet port by the urging force exerted on the cylindrical piston, and the openings formed in the side wall of the cylindrical piston are sequentially opposed to the plurality of outlet ports. A hydraulic cylinder valve for sequentially opening and closing a plurality of outlet ports is provided, and a gap is formed between the outer peripheral surface of the side wall of the cylindrical piston and the inner peripheral surface of the side wall of the cylinder except for the vicinity of the closed end of the cylindrical piston. A cleaning water supply device is provided..
[0005]
The siphon jet toilet flushing water supply apparatus according to the present invention includes a hydraulic cylinder valve driven by the flushing water pressure instead of the expensive solenoid valve, and therefore, the manufacturing cost is lower than that of the apparatus disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 3-176523. Is low.
When the supply of the cleaning water to the hydraulic cylinder valve is stopped, the urging force exerted on the cylindrical piston by the cleaning water is reduced. Under the biasing force from the spring, the cylindrical piston returns to the initial position near the inlet port. A gap is formed between the outer peripheral surface of the side wall of the cylindrical piston and the inner peripheral surface of the side wall of the cylinder except for the vicinity of the closed end of the cylindrical piston. The washing water is always discharged from the cylinder through the gap and the outlet port.
[0006]
In the present invention, the cleaning of the siphon jet toilet which supplies the cleaning water independently to the first cleaning water discharge port provided in the rim portion of the toilet and the second cleaning water discharge port provided in the bottom of the bowl portion of the toilet A water supply device, wherein an inlet port is formed at one end and a plurality of outlet ports are formed on a side wall, and one end is opened and the other end is closed, and at least one opening is formed on the side wall. A cylinder-like piston that is slidable and non-rotatably accommodated in the cylinder, and the cylinder-like piston is moved by an urging force exerted on the cylinder-like piston by the wash water flowing into the cylinder through the inlet port. Hydraulic pressure that drives in a direction away from the inlet port and opens and closes the outlet ports sequentially by causing the openings formed in the side wall of the cylindrical piston to face the outlet ports sequentially. With Linda valve, the hydraulic cylinder valves provide cleaning water supply apparatus characterized by being arranged upright and directed inlet port downward.
The siphon jet toilet flushing water supply apparatus according to the present invention includes a hydraulic cylinder valve driven by the flushing water pressure instead of the expensive solenoid valve, and therefore, the manufacturing cost is lower than that of the apparatus disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 3-176523. Is low.
When the supply of the washing water to the hydraulic cylinder valve is stopped, the cylindrical piston descends by its own weight and returns to the initial position near the inlet port. Since the cylindrical piston returns to its initial position by its own weight, a return spring for the cylindrical piston is not required. As a result, the manufacturing cost of the cleaning water supply device is reduced. Since the cylinder-like piston is slidably accommodated in the cylinder, when the piston is returned, the cleaning water in the cylinder creates a clearance between the outer peripheral surface of the piston and the inner peripheral surface of the cylinder and the outlet port. Through the cylinder at all times.
[0007]
In a preferred aspect of the present invention, the cleaning water supply device includes speed control means for controlling the moving speed of the cylindrical piston of the hydraulic cylinder valve.
By controlling the moving speed of the cylindrical piston of the hydraulic cylinder valve, the amount of washing water supplied to the siphon jet toilet can be controlled, and the washing power can be controlled.
Any speed control means may be used, but an example is a speed control valve attached to a cylinder.
[0008]
In a preferred embodiment of the present invention, a flush valve is disposed in the washing water flow path upstream of the hydraulic cylinder valve.
By supplying cleaning water to the hydraulic cylinder valve via the flash valve, a constant amount of cleaning water can always be supplied to the siphon jet toilet, and a constant cleaning power can always be maintained.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described.
As shown in FIG. 1, the siphon jet toilet 1 includes a bowl portion 2, a reverse type S trap 3 whose one end communicates with the bottom of the bowl portion 2, and an annular shape disposed on the upper edge of the bowl portion 2. A rim water passage 4 and an equipment storage 5 disposed behind the bowl 2 are provided. A large number of through holes 4 a are formed in the bottom wall of the rim water passage 4 at intervals in the circumferential direction. A through hole 2 a that is directed to the S trap 3 is formed at the bottom of the bowl portion 2. The other end of the S trap 3 is connected to a drain pipe (not shown).
A water supply pipe 6 connected to a water supply pipe (not shown) extends into the device storage section 5. The water supply pipe 6 is connected to a hydraulic cylinder valve 8 via a flash valve 7.
A pipe 9 a extending from the hydraulic cylinder valve 8 is connected to the rim water passage 4. A pipe 9 b extending from the hydraulic cylinder valve 8 is connected to the through hole 2 a via the atmosphere release valve 10.
The flash valve 7 is operated by an operating device 11 such as a cam mechanism that is rotationally driven by a motor. A control device 12 that controls the operation of the operation device 11 is disposed in the device storage section 5. An operation unit 13 is provided to give a cleaning start input to the control device 12.
[0010]
As shown in FIG. 2, the hydraulic cylinder valve 8 has a cylinder 81. An inlet port 81a is formed at one end of the cylinder 81, and a pair of circular outlet ports 81b and 81c are formed to face each other on the side wall at the center in the longitudinal direction. The other end of the cylinder 81 is closed by a bolt 82.
A cylinder-like piston 83 is accommodated in the cylinder 81. One end of the cylindrical piston 83 is opened and the other end is closed. The cylindrical piston 83 is accommodated in the cylinder 81 with the open end directed to the inlet port 81a. Two oval openings 83 a and 83 b and one substantially oval opening 83 c are formed in the side wall of the cylindrical piston 83. The oval opening 83a and the substantially oval opening 83c are formed on the side wall facing the outlet port 81b, and the oval opening 83b is formed on the side wall facing the outlet port 81c. When the cylindrical piston 83 is viewed from the side, the oval opening 83a and the oval opening 83b partially overlap, and the oval opening 83b and the approximately oval opening 83c partially overlap.
The outer peripheral surface of the side wall in the vicinity of the closed end of the cylindrical piston 83 is slidably in contact with the inner peripheral surface of the side wall of the cylinder 81. A contact portion between the outer peripheral surface of the side wall in the vicinity of the closed end of the cylinder-shaped piston 83 and the inner peripheral surface of the side wall of the cylinder 81 is sealed by a ring-shaped packing 84 that is fitted to the vicinity of the closed end of the cylindrical piston 83. Yes.
A minute gap 85 is formed between the outer peripheral surface of the side wall of the cylindrical piston 83 and the inner peripheral surface of the side wall of the cylinder 81 except for the vicinity of the closed end of the cylindrical piston 83.
The front end portion of the bolt 86 penetrating the central portion of the side wall of the cylinder 81 is inserted into a slit 83d formed in the side wall of the cylindrical piston 83, and the rotation of the cylindrical piston 83 is prevented.
A coil spring 87 is disposed between the closed end of the cylinder 81 and the closed end of the cylindrical piston 83.
[0011]
A pipe 88 a inserted through a small opening 81 d formed in the side wall near the closed end of the cylinder 81 extends outward from the side of the cylinder 81 and is connected to the tank 88. The tank 88 is released to the atmosphere through the air hole 88b. A speed control valve 89 is disposed in the middle of the pipe 88a. The space between the closed end of the cylinder 81 and the closed end of the cylindrical piston 83, the pipe 88a, and the tank 88 are filled with water W1.
The inlet port 81a of the hydraulic cylinder valve 8 is connected to the water supply pipe 6, the outlet port 81b is connected to the pipe 9a, and the outlet port 81c is connected to the pipe 9b.
The flush water supply device of the siphon jet flush toilet according to the present embodiment is configured by the water supply pipe 6 to the operation unit 13.
[0012]
The operation of the cleaning water supply apparatus according to this embodiment will be described.
When the siphon jet toilet 1 is not used, the flash valve 7 is closed. As shown in FIG. 2, the cylindrical piston 83 is in an initial position where it is pressed against the end of the cylinder 81 on the inlet port 81 a side by receiving a biasing force from the coil spring 87. The opening 83c of the cylindrical piston 83 faces the outlet port 81b, and the outlet port 81b is open. The openings 83a and 83b do not face any outlet port, and the outlet port 81c is closed.
[0013]
When the operation unit 13 is manually operated, the operation device 11 is activated in response to a command from the control device 12, and the flash valve 7 is opened.
Pressurized washing water supplied from a not-shown water pipe passes through the water supply pipe 6 as shown by the white arrow in FIG. 2 and flows into the hydraulic cylinder valve 8 through the inlet port 81a.
The washing water flows into the cylindrical piston 83, flows into the pipe 9a through the opening 83c and the outlet port 81b, and flows into the rim water passage 4 through the pipe 9a as shown by the white arrow in FIG. And it discharges to the bowl part 2 through many through-holes 4a formed in the bottom wall of the rim water passage 4. The wash water that has flowed into the bowl portion 2 through the numerous through holes 4a cleans the side surface of the bowl portion 2 above the water surface of the sealed water W2.
The washing water that has flowed into the cylindrical piston 83 hits the closed end of the cylindrical piston 83 as shown by the white arrow in FIG. The cylinder-shaped piston 83 moves toward the closed end of the cylinder 81 while compressing the coil spring 87. Since the rotation of the cylindrical piston 83 is prevented, the cylindrical piston 83 moves while maintaining the opening 83c and the outlet port 81b facing each other.
[0014]
When the cylinder-shaped piston 83 moves toward the closed end of the cylinder 81, as shown in FIG. 3, the opposite of the opening 83c of the cylinder-shaped piston 83 and the outlet port 81b is released, and the opening 83b of the cylinder-shaped piston 83 opens to the outlet. It faces the port 81c. The outlet port 81b is closed and the outlet port 81c is opened. The washing water flows into the pipe 9b through the opening 83b and the outlet port 81c, passes through the pipe 9b as shown by the white arrow in FIG. 3, and passes through the through-hole 2a formed at the bottom of the bowl portion 2 to form the S trap. Dispense towards 3. The cleaning water discharged from the through hole 2a toward the S trap 3 quickly fills the S trap 3 and causes a siphon action. Due to the siphon action, the sealed water W2 is sucked into the S trap 3 together with the filth and discharged from the siphon jet toilet 1.
The cylindrical piston 83 moves toward the closed end of the cylinder 81 while maintaining the opening 83b and the outlet port 81c facing each other. Incidentally, when the outlet port 81b is closed and the outlet port 81c is opened, the outlet port 81b and the outlet port 81c are transiently opened, and the rim water passage 4 and the through hole 2a of the bowl portion 2 are separated from each other. Wash water is discharged.
[0015]
When the cylindrical piston 83 further moves toward the closed end of the cylinder 81, as shown in FIG. 4, the opening 83b of the cylindrical piston 83 and the outlet port 81c are released, and the opening 83a of the cylindrical piston 83 is opened. It faces the outlet port 81b. The outlet port 81c is closed and the outlet port 81b is opened. The wash water flows into the pipe 9a through the opening 83a and the outlet port 81b, flows into the rim water passage 4 through the pipe 9a as shown by the white arrow in FIG. 4, and the bottom wall of the rim water passage 4 Then, the liquid is discharged to the bowl portion 2 through a large number of through holes 4a. The washing water that has flowed into the bowl portion 2 through the numerous through holes 4a forms the sealed water W2 in the bowl portion 2 that is emptied by removing the sealed water W2 and dirt.
The cylinder-shaped piston 83 moves toward the closed end of the cylinder 81 while maintaining the opening 83a and the outlet port 81b facing each other, and reaches the final position where the closed end contacts the bolt 82 and stops. When the outlet port 81c is closed and the outlet port 81b is opened, the outlet port 81c and the outlet port 81b are transiently opened, and the through hole 2a of the bowl portion 2 and the through hole 4a of the rim water passage 4 are removed. Wash water is discharged.
[0016]
When the cylindrical piston 83 moves from the initial position toward the final position, the water W1 filled in the space between the closed end of the cylindrical piston 83 and the closed end of the cylinder 81 passes through the pipe 88a to the tank. It is pushed out to 88. The flow passage cross-sectional area of the pipe 88a is controlled by the speed control valve 89, the flow rate of the water W1 passing through the pipe 88a is controlled, and consequently the moving speed of the cylindrical piston 83 is controlled. The moving speed of the cylinder-shaped piston 83 is set to a value such that the cylinder-shaped piston 83 that starts moving from the initial position at the same time as the flash valve 7 is opened reaches the final position when the flash valve 7 is closed. Therefore, the flash valve 7 is automatically closed when the cylindrical piston 83 reaches the final position. As a result, the cleaning of the siphon jet toilet 1 is completed.
[0017]
When the flush valve 7 is closed, the supply of the cleaning water to the hydraulic cylinder valve 8 is stopped, and the urging force exerted on the cylindrical piston 83 by the cleaning water is reduced. In response to the urging force of the coil spring 87, the cylindrical piston 83 moves toward the inlet port 81a and returns to the initial position shown in FIG. When the cylindrical piston 83 is viewed from the side, the opening 83a and the opening 83b partially overlap each other, and the opening 83b and the opening 83c partially overlap each other. Therefore, the openings 83a, 83b, and 83c are always overlapped. Either of them faces the outlet port 81b or 81c. Therefore, when the cylindrical piston 83 returns to the initial position, the cleaning water in the cylinder 81 is always discharged from the cylinder 81 via the outlet port 81b or 81c, and the cylindrical piston 83 returns to the initial position without any trouble.
A minute gap 85 is formed between the outer peripheral surface of the side wall of the cylindrical piston 83 and the inner peripheral surface of the side wall of the cylinder 81 except for the vicinity of the closed end of the cylindrical piston 83. When returning to the position, the cleaning water in the cylinder 81 is always discharged from the cylinder 81 through the minute gap 85 and the outlet ports 81b and 81c. Therefore, the cylindrical piston 83 returns to the initial position without any trouble. Even when the cylindrical piston 83 moves from the initial position toward the final position, a small amount of washing water always flows through the minute gap 85 and the outlet ports 81b and 81c, and the through-hole 4a and the bowl portion 2 of the rim water passage 4. However, the function of the siphon jet toilet 1 is not hindered.
When the cylindrical piston 83 returns to the initial position, the water W1 in the tank 88 passes through the pipe 88a and the bypass flow passage in the speed control valve 89, and the closed end of the cylinder 81 and the closed end of the cylindrical piston 83. Flows into the space between. Therefore, the cylindrical piston 83 returns to the initial position without any trouble.
[0018]
As can be seen from the above description, when the washing water supply device for the siphon jet toilet according to the present embodiment is used, the side surface of the bowl portion 2 is washed with a predetermined amount of washing water supplied from the flush valve 7. Then, using the siphon action, the sealed water W2 including the filth removed from the side surface of the bowl portion 2 can be discharged together with the filth, and then the sealed water W2 can be formed. Less effective toilet flushing.
The washing water supply device for a siphon jet toilet according to the present embodiment includes a relatively inexpensive hydraulic cylinder valve 8 instead of an expensive electromagnetic valve, so that the manufacturing cost is lower than that of the device disclosed in JP-A-3-176523. .
In the siphon jet toilet flushing water supply device according to the present embodiment, the flush water is supplied to the hydraulic cylinder valve 8 via the flush valve 7, and therefore a constant amount of flush water is always supplied to the siphon jet toilet 1. Can always maintain a constant detergency.
[0019]
A second embodiment of the present invention will be described.
In the cleaning water supply apparatus according to the present embodiment, a hydraulic cylinder valve 18 is disposed instead of the hydraulic cylinder valve 8 of the cleaning water supply apparatus according to the first embodiment. The configuration of the cleaning water supply apparatus according to this embodiment is the same as the configuration of the cleaning water supply apparatus according to the first embodiment except that a hydraulic cylinder valve 18 is provided instead of the hydraulic cylinder valve 8. .
[0020]
As shown in FIG. 5, the hydraulic cylinder valve 18 has a cylinder 181. An inlet port 181a is formed at one end of the cylinder 181, and a pair of circular outlet ports 181b and 181c are formed facing each other on the side wall in the longitudinal center. The other end of the cylinder 181 is closed by a bolt 182.
A cylinder-shaped piston 183 is accommodated in the cylinder 181. One end of the cylindrical piston 183 is opened and the other end is closed. The cylindrical piston 183 is accommodated in the cylinder 181 with the open end directed toward the inlet port 181a. Two oval openings 183 a and 183 b and one substantially oval opening 183 c are formed on the side wall of the cylindrical piston 183. The oval opening 183a and the substantially oval opening 183c are formed on the side wall facing the outlet port 181b, and the oval opening 183b is formed on the side wall facing the outlet port 181c. When the cylindrical piston 183 is viewed from the side, the oval opening 183a and the oval opening 183b partially overlap, and the oval opening 183b and the approximately oval opening 183c partially overlap. A minute gap 185 is formed between the outer peripheral surface of the side wall of the cylindrical piston 183 and the inner peripheral surface of the side wall of the cylinder 181. Therefore, the cylindrical piston 183 is accommodated in the cylinder 181 so as to be freely movable.
The front end portion of the bolt 186 passing through the central portion of the side wall of the cylinder 181 is inserted into a slit 183d formed in the side wall of the cylindrical piston 183, and the rotation of the cylindrical piston 183 is prevented.
[0021]
A pipe 188 a inserted through a small opening 181 d formed in a side wall near the closed end of the cylinder 181 extends outward from the side of the cylinder 181 and is connected to the rim water passage 4. A speed control valve 189 is disposed in the middle of the pipe 188a.
The hydraulic cylinder valve 18 is arranged upright with the inlet port 181a facing downward.
The inlet port 181a of the hydraulic cylinder valve 18 is connected to the water supply pipe 6, the outlet port 181b is connected to the pipe 9a, and the outlet port 181c is connected to the pipe 9b.
[0022]
In the cleaning water supply apparatus according to the present embodiment, when the flush valve 7 is closed, the cylindrical piston 183 descends by its own weight, and the open end comes into contact with the end portion where the inlet port 181a of the cylinder 181 is formed. It is in the initial position.
When the flush valve 7 is opened, cleaning water flows into the hydraulic cylinder valve 18 and pushes up the cylindrical piston 183. The cylindrical piston 183 moves upward from the initial position to the final position where the closed end contacts the bolt 182. The openings 183c, 183b, 183a of the cylindrical piston 183 are sequentially opposed to the outlet ports 181b, 181c, 181b, the outlet ports 181b, 181c, 181b are sequentially opened, and the washing water sequentially flows into the pipes 9a, 9b, 9a. Washing water is sequentially discharged from the opening 4a of the water passage 4, the through hole 2a of the bowl portion 2, and the opening 4a of the rim water passage 4, and the siphon jet toilet 1 is washed to form the sealed water W2.
[0023]
The space between the closed end of the cylinder 181 and the closed end of the cylinder-shaped piston 183 is washed through a minute gap 185 formed between the outer peripheral surface of the side wall of the cylinder-shaped piston 183 and the inner peripheral surface of the side wall of the cylinder 181. Water flows in. The air and the cleaning water in the space are discharged to the rim water passage 4a through the pipe 188a. The flow rate of the fluid passing through the pipe 188a is controlled by the speed control valve 189, and the moving speed of the cylindrical piston 183 is controlled. The moving speed of the cylinder-shaped piston 183 is set to a value at which the cylinder-shaped piston 183 that starts moving from the initial position at the same time as the flash valve 7 is opened reaches the final position at the same time as the flash valve 7 is closed. Accordingly, the flash valve 7 is automatically closed when the cylindrical piston 183 reaches the final position. As a result, the cleaning of the siphon jet toilet 1 is completed.
[0024]
When the flush valve 7 is closed, the supply of the cleaning water to the hydraulic cylinder valve 18 is stopped, and the urging force exerted on the cylindrical piston 183 by the cleaning water is reduced. The cylindrical piston 183 descends toward the inlet port 181a due to its own weight, and returns to the initial position. When the cylindrical piston 183 is viewed from the side, the opening 183a and the opening 183b partially overlap each other, and the opening 183b and the opening 183c partially overlap each other. Therefore, the openings 183a, 183b, and 183c are always overlapped. Either of them faces the outlet port 181b or 181c. Therefore, when the cylindrical piston 183 returns to the initial position, the cleaning water in the cylinder 181 is always discharged from the cylinder 181 through the outlet port 181b or 181c, and the cylindrical piston 183 returns to the initial position without any trouble.
Since a minute gap 185 is formed between the outer peripheral surface of the side wall of the cylinder-shaped piston 183 and the inner peripheral surface of the side wall of the cylinder 181, the cleaning water in the cylinder 181 is returned when the cylindrical piston 183 returns to the initial position. Is always discharged from the cylinder 181 through the minute gap 185 and the outlet ports 181b and 181c. Therefore, the cylindrical piston 183 returns to the initial position without any trouble. Even when the cylinder-shaped piston 183 moves from the initial position toward the final position, a small amount of washing water always flows through the minute gap 185 and the outlet ports 181b and 181c, and the through-hole 4a and the bowl portion 2 of the rim water passage 4. However, the function of the siphon jet toilet 1 is not hindered.
A minute gap 185 is formed between the outer peripheral surface of the side wall of the cylinder-shaped piston 183 and the inner peripheral surface of the side wall of the cylinder 181, and the cylindrical piston 183 is accommodated in the cylinder 181 so as to be freely movable. 183 returns to the initial position without any problem due to its own weight.
When the cylindrical piston 183 returns to the initial position, air passes through the rim water passage 4, the pipe 188 a, and the bypass flow passage in the speed control valve 189, so that air flows between the closed end of the cylinder 181 and the cylindrical piston 183. It flows into the space between the closed ends. Therefore, the cylindrical piston 183 returns to the initial position without any trouble.
[0025]
As can be seen from the above description, when the washing water supply device for the siphon jet toilet according to the present embodiment is used, the side surface of the bowl portion 2 is washed with a predetermined amount of washing water supplied from the flush valve 7. Then, using the siphon action, the sealed water W2 including the filth removed from the side surface of the bowl portion 2 can be discharged together with the filth, and then the sealed water W2 can be formed. Less effective toilet flushing.
The washing water supply device for a siphon jet toilet according to the present embodiment includes a relatively inexpensive hydraulic cylinder valve 18 instead of an expensive electromagnetic valve, so that the manufacturing cost is lower than that of the device disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 3-176523. .
In the siphon jet toilet flushing water supply apparatus according to the present embodiment, the flush water is supplied to the hydraulic cylinder valve 18 via the flush valve 7, so that a constant amount of flush water is always supplied to the siphon jet toilet 1. Can always maintain a constant detergency.
[0026]
As mentioned above, although the Example of this invention was described, this invention is not limited to the said Example.
In the first embodiment, the gap 85 between the outer wall surface of the cylindrical piston 83 and the inner wall surface of the cylinder 81 or the oval openings 83a and 83b and the substantially oval opening 83c when the cylindrical piston 83 is viewed from the side. Any one of the partial overlaps between the two may be canceled.
In the second embodiment, partial overlap between the oval openings 183a and 183b and the substantially oval opening 183c when the cylindrical piston 183 is viewed from the side may be stopped.
Instead of the flash valve 7, a water stop valve driven by a cam mechanism rotated by a motor may be used. In this case, the water stop valve is opened and closed in accordance with the moving time from the initial position to the final position of the cylindrical pistons 83 and 183 determined by the moving speed of the cylindrical pistons 83 and 183. The speed control valves 89 and 189 are operated to control the moving speed of the cylindrical pistons 83 and 183, to control the moving time from the initial position to the final position of the cylindrical pistons 83 and 183, and to open the stop valve The amount of washing water supplied to the siphon jet toilet 1 can be controlled. By controlling the amount of washing water supplied to the siphon jet toilet 1, the washing power can be controlled.
In the hydraulic cylinder valve 8 of the first embodiment, three openings 83a, 83b and 83c are formed on the side wall of the cylindrical piston 83. However, like the hydraulic cylinder valve 28 shown in FIG. Three outlet ports 281b, 281c, 281d are formed, a single opening 283a is formed on the side wall of the cylindrical piston 283, and the opening 283a is sequentially moved to the outlet ports 281b, 281c, 281d as the cylindrical piston 283 moves. The outlet ports 281b and 281d may be connected to the pipe 9a and the outlet port 281c may be connected to the pipe 9b. The same applies to the hydraulic cylinder valve 18 of the second embodiment.
The equipment storage 5 of the siphon jet toilet 1 shown in FIG. 1 may be integrally formed with the bowl 2 and the rim water passage 4.
The flash valve 7 may be manually operated by the user without using a driving device such as a motor.
[0027]
【The invention's effect】
As can be seen from the above description, the flush water supply device for a siphon jet toilet according to the present invention includes a relatively inexpensive hydraulic cylinder valve instead of an expensive solenoid valve, and therefore, compared with the device disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 3-176523. The manufacturing cost is low.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view of a siphon jet toilet having a flush water supply apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a structural diagram of a hydraulic cylinder valve provided in the flush water supply device of the siphon jet toilet according to the first embodiment of the present invention. (A) is the top view which showed the principal part with the plane cross section, (b) is the bb arrow line view of (a).
FIG. 3 is a structural diagram of a hydraulic cylinder valve provided in the flush water supply device of the siphon jet toilet according to the first embodiment of the present invention. (A) is the top view which showed the principal part with the plane cross section, (b) is the bb arrow line view of (a).
FIG. 4 is a structural diagram of a hydraulic cylinder valve provided in the flush water supply device of the siphon jet toilet according to the first embodiment of the present invention. (A) is the top view which showed the principal part with the plane cross section, (b) is the bb arrow line view of (a).
FIG. 5 is a structural diagram of a hydraulic cylinder valve provided in a flush water supply device for a siphon jet toilet according to a second embodiment of the present invention. (A) is side sectional drawing, (b) is a bb arrow line view of (a).
FIG. 6 is a side sectional view showing a schematic structure of a hydraulic cylinder valve provided in a washing water supply device of a siphon jet toilet according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Siphon jet toilet
4a Through hole in rim water passage
2a Through hole in bowl
7 Flush valve
8, 18, 28 Hydraulic cylinder valve

Claims

A siphon jet toilet flushing water supply device for supplying flush water independently to a first flush water outlet provided in a rim portion of a toilet bowl and a second flush water outlet provided in a bottom portion of a bowl portion of the toilet bowl. A cylinder in which an inlet port is formed at one end and a plurality of outlet ports are formed in a side wall; and a cylinder in which one end is opened and the other end is closed and at least one opening is formed in the side wall, and the open end is directed toward the inlet port. The cylinder-shaped piston that is slidably and non-rotatably accommodated therein, and a spring that urges the cylinder-shaped piston toward the inlet port, the wash water flowing into the cylinder through the inlet port is The cylindrical piston is driven away from the inlet port by the urging force exerted on the cylindrical piston, and the openings formed in the side wall of the cylindrical piston are sequentially opposed to the plurality of outlet ports. A hydraulic cylinder valve that sequentially opens and closes a plurality of outlet ports is provided, and a gap is formed between the outer peripheral surface of the side wall of the cylindrical piston and the inner peripheral surface of the side wall of the cylinder except for the vicinity of the closed end of the cylindrical piston. A cleaning water supply device characterized by comprising:

A siphon jet toilet flushing water supply device for supplying flush water independently to a first flush water outlet provided in a rim portion of a toilet bowl and a second flush water outlet provided in a bottom portion of a bowl portion of the toilet bowl. A cylinder in which an inlet port is formed at one end and a plurality of outlet ports are formed in a side wall; and a cylinder in which one end is opened and the other end is closed and at least one opening is formed in the side wall, and the open end is directed toward the inlet port. A cylinder-like piston which is movably accommodated in the cylinder and is non-rotatably accommodated in the cylinder. The direction in which the washing water flowing into the cylinder through the inlet port moves the cylinder-like piston away from the inlet port by the urging force exerted on the cylinder-like piston. Equipped with a hydraulic cylinder valve that opens and closes the plurality of outlet ports sequentially, with the openings formed in the side walls of the cylindrical piston facing the outlet ports sequentially. , Hydraulic cylinder valve cleaning water supply apparatus characterized by being arranged upright and directed inlet port downward.

3. The siphon jet toilet flush water supply device according to claim 1 or 2 , further comprising speed control means for controlling the moving speed of the cylindrical piston of the hydraulic cylinder valve.

4. The siphon jet toilet flushing water supply device according to claim 3 , wherein the speed control means is a speed control valve attached to the cylinder.

The flush water supply device for a siphon jet toilet according to any one of claims 1 to 4 , wherein a flush valve is disposed in the flush water flow path upstream of the hydraulic cylinder valve.