JP3793164B2

JP3793164B2 - Roof snow melting equipment

Info

Publication number: JP3793164B2
Application number: JP2003071716A
Authority: JP
Inventors: 光司白鳥
Original assignee: 光司白鳥
Priority date: 2003-03-17
Filing date: 2003-03-17
Publication date: 2006-07-05
Anticipated expiration: 2023-03-17
Also published as: JP2004278145A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根融雪装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
出願人は、屋根の上方に間隙を置いて網材を配設し、この網材を連続波状に形成した屋根融雪装置として、特開平２−２３６３７０号を出願している。
【０００３】
この先願によれば、網材上の積雪と網材下方の外気との接触面積が遙に増大し、それだけ間隙を介しての風や太陽光線、雨などの熱エネルギーによる融雪作用を多く得ることができるとともに融雪水は速やかに網目を通して落水し、融雪水の存在による網材上近傍の雪の凍結やシャーベット化が抑制され、融雪効果を著しく向上することができ、非常に実用的であった。
【０００４】
本発明は、この先願の改良に係るもので、屋根上に網材を連続波状に配設することが容易に行われる画期的な屋根融雪装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【０００６】
屋根１の上方に間隙２を置いて網材３を配設し、この網材３を連続波状に形成する屋根融雪装置であって、単管４を組んで構成したフレーム枠５を所定間隔を置いて対設状態に立設配設し、この対設するフレーム枠５の上部間に，このフレーム枠５の対向方向と直交する方向に所定間隔を置いて取付杆６を複数並設状態に架設すると共に、この対設するフレーム枠５の下部間に，このフレーム枠５の対向方向と直交する方向に所定間隔を置いて取付杆６を複数並設状態に架設して、このフレーム枠５と取付杆６とで成る基枠体Ａを屋根１上に配設固定し得るように構成し、この基枠体Ａの上下の取付杆６間に前記網材３を連続波状に架設配設する構成としたことを特徴とする屋根融雪装置に係るものである。
【０００７】
また、前記基枠体Ａは、少なくとも屋根１の軒先側を２０ｃｍ〜１.２ｍ程あけて屋根１上に配設したことを特徴とする請求項１記載の屋根融雪装置に係るものである。
【０００８】
また、前記基枠体Ａは、屋根１傾斜方向に人が歩行可能な間隔７を置いて複数並設状態に配設したことを特徴とする請求項１，２のいずれか１項に記載の屋根融雪装置に係るものである。
【０００９】
また、前記基枠体Ａは、屋根１傾斜方向に間隔７を置いて複数並設状態に配設し、この屋根１傾斜方向に並設する各基枠体Ａに対して連続波状に配設する前記網材３は、屋根１の傾斜下側と上側とで網材３の山部３Ａの位置と谷部３Ｂの位置とが横方向に異なるように配設したことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の融雪屋根装置に係るものである。
【００１０】
また、前記基枠体Ａの下部にアングル材８を設け、この基枠体Ａ下部のアングル材８を屋根１上に固定することで、基枠体Ａを屋根１上に配設固定し得るように構成したことを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の屋根融雪装置に係るものである。
【００１１】
また、アングル材８にクランプ部９を設けて成る固定具10のこのクランプ部９を前記基枠体Ａの下部の単管４に固定し、この固定具10のアングル材８を雪止アングル固定金具11に固定することで、基枠体Ａを屋根１上に配設固定し得るように構成したことを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の屋根融雪装置に係るものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態（発明をどのように実施するか）を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【００１３】
単管４で構成したフレーム枠５を所定間隔を置いて対設状態に立設配設し、この対設するフレーム枠５の上部間と下部間とに、このフレーム枠５の対向方向と直交する方向に複数並設状態に取付杆６を架設して基枠体Ａを構成し、この基枠体Ａの上下の取付杆６間に網材３を連続波状に架設配設する。
【００１４】
そして、この網材３を連続波状に設けた基枠体Ａを屋根１上に配設固定すると、屋根１の上方に間隔２を置いて網材３が連続波状に配設されることになる。
【００１５】
従って、これにより網材３上の積雪と網材３下方の外気との接触面積が増大し、それだけ間隙を介しての風や太陽光線、雨などの熱エネルギーによる融雪作用を多く得ることができるとともに融雪水は速やかに網目を通して落水し、融雪水の存在による網材３上近傍の雪の凍結やシャーベット化が抑制され、融雪効果を著しく向上することになる。
【００１６】
また、この基枠体Ａは、屋根１上で組んで配設固定しても良いし、予め組み立てた基枠体Ａを屋根１上に上げて固定しても良い。網材３も、屋根１上で組まれた基枠体Ａに架設配設しても良いし、屋根１に上げる前に予め組んだ基枠体Ａに架設配設しておいて完成済の網材３付基枠体Ａを屋根に上げて固定するようにしても良い。
【００１７】
従って、例えば単に基枠体Ａを組んでこの基枠体Ａに網材３を連続波状に配設固定し、この網材３を備えた基枠体Ａを屋根１上に固定するだけで本発明の屋根融雪装置は施工でき、しかも、フレーム枠５は単管４によって構成するからコスト安で且つクランプなどを利用することで簡単に組むことができるし、単管の長さを選択することで施工する屋根の大きさ・形状に応じた最適な大きさのものや、連続波状に配設する網材の高さも容易に設計変更可能となり、その上網材３も単に上下の取付杆６間に架設することで連続波状に配設することができるなど、基枠体Ａを組むことも網材３を架設配設することも容易に行われる極めて実用性に秀れた画期的な屋根融雪装置となる。
【００１８】
また、例えば、前記基枠体Ａは、少なくとも屋根１の軒先側を２０ｃｍ〜１.２ｍ程あけて屋根１上に配設すれば、網材３上では融雪作用が得られ、軒先部分の雪は屋根１下へと滑落することになる。尚、傾斜が緩やかな屋根でも屋根１の軒先側を１.２ｍ程あけておくことで軒先に積雪した雪は溜まり続けずに良好に滑落することが確認されている。
【００１９】
従って、連続波状の網材３による融雪効果に加えて、最も積雪の重みがかかって傷み易い屋根軒先側の雪の滑落を促すことができるため、屋根１軒先部分が傷みにくくなり、また、軒先から滑落する雪は軒先側の２０ｃｍ〜１.２ｍ程のスペースでの少積雪のため、多量に落雪することがなく、落雪の際の危険性も軽減することになる。
【００２０】
また、軒先部分には連続波状の網材３を備えた基枠体Ａを設置しないために、基枠体Ａを屋根１全面に配設固定する場合に比してコスト安に施工可能となる。
【００２１】
また、例えば、前記基枠体Ａは、屋根１傾斜方向に人が歩行可能な間隔７を置いて複数並設状態に配設すれば、融雪装置施工後も間隔７を利用して作業者が屋根１上に上ることができるためにメンテナンスなどを容易に行うことができるし、この際基枠体Ａが手摺としても機能するために安全に作業を行うことができ、しかも、間隔７を置いて配設することで基枠体Ａを屋根１全面に配設固定する場合に比してコスト安に施工可能となるため、特に面積の大きい屋根１に対して有効であるなど、一層実用的となる。
【００２２】
また、例えば、前記基枠体Ａは、屋根１傾斜方向に間隔７を置いて複数並設状態に配設し、この屋根１傾斜方向に並設する各基枠体Ａに対して連続波状に配設する前記網材３は、屋根１の傾斜下側と上側とで網材３の山部３Ａの位置と谷部３Ｂの位置とが横方向に異なるように配設すれば、間隔７を置いて屋根１上に配設することで基枠体Ａを屋根１全面に配設固定する場合に比してコスト安に施工可能となるため、特に面積の大きい屋根１に対して有効となり、しかも、網材３の谷部３Ｂは、雪が溜まり易く且つ屋根１との間の前記間隙２が狭いために山部３Ａに比して通気が悪く雪が融けにくいが、この谷部３Ｂが屋根１傾斜方向に連続せず、谷部３Ｂの上側若しくは下側には網材３の山部３Ａが位置することになるため、谷部３Ｂの上側若しくは下側からの良好な通気作用によって谷部３Ｂに溜まった雪も良く融けることになるなど、一層実用的となる。
【００２３】
また、例えば、前記基枠体Ａの下部にアングル材８を設け、この基枠体Ａ下部のアングル材８を屋根１上に固定することで、基枠体Ａを屋根１上に配設固定し得るように構成すれば、例えば、雪止アングル固定金具11などを使用して基枠体Ａを屋根１上に容易に固定可能となるため、一層実用的となる。
【００２４】
また、例えば、アングル材８にクランプ部９を設けて成る固定具10のこのクランプ部９を前記基枠体Ａの下部の単管４に固定し、この固定具10のアングル材８を雪止アングル固定金具に固定することで、基枠体Ａを屋根１上に配設固定し得るように構成すれば、この固定具10により基枠体Ａを屋根１上に極めて容易に配設固定でき、一層実用的となる。
【００２５】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【００２６】
本実施例は、屋根１の上方に間隙２を置いて網材３を配設し、この網材３を連続波状に形成する屋根融雪装置であって、単管４を組んで構成したフレーム枠５を所定間隔を置いて対設状態に立設配設し、この対設するフレーム枠５の上部間に，このフレーム枠５の対向方向と直交する方向に所定間隔を置いて取付杆６を複数並設状態に架設すると共に、この対設するフレーム枠５の下部間に，このフレーム枠５の対向方向と直交する方向に所定間隔を置いて取付杆６を複数並設状態に架設して、このフレーム枠５と取付杆６とで成る基枠体Ａを屋根１上に配設固定し得るように構成し、この基枠体Ａの上下の取付杆６間に前記網材３を連続波状に架設配設する構成としている。
【００２７】
具体的に説明すると、フレーム枠５は、図１に示すように、単管４を略方形枠状に組んで構成しているもので、本実施例ではこのフレーム枠５を屋根１傾斜方向に所定間隔を置いて立設状態に対設させている。
【００２８】
また、軒先側のフレーム枠５は、高さのある縦設単管４を使用して構成することで、傾斜屋根１上に設置した際に軒先側のフレーム枠５と棟側のフレーム枠５との高さが略同じ高さとなるように構成している（図２参照）。
【００２９】
また、この軒先側のフレーム枠５には、上部の横設単管４Ａと下部の横設単管４Ｂとの間のやや下部の横設単管４Ｂ寄りの位置にも取付用横設単管４Ｃを連結し、この取付用横設単管４Ｃが傾斜屋根１上では棟側のフレーム枠５の下部の横設単管４Ｂと略同じ高さに位置するように設けている。
【００３０】
尚、このフレーム枠５の各単管４同士の連結構造は二体のクランプが互いに回転自在に連結された既存の自在クランプ12を用いて行っている。
【００３１】
取付杆６は、この対設するフレーム枠５の上部の横設単管４Ａ間に架設状態に設けると共に、軒先側フレーム枠５の前記取付用横設単管４Ｃと棟側フレーム枠５の下部の横設単管４Ｂとの間に架設した構成としている。
【００３２】
即ち、この取付杆６は、図２に示すように傾斜屋根１上で略水平状態に配設される構成としている。
【００３３】
更に説明すると、取付杆６は断面Ｌ形の金属杆を採用し、この取付杆６を上部の横設単管４Ａ及び下部の横設単管４Ｂ及び取付用横設単管４Ｃにビス止などの止着手段により止着固定している。
【００３４】
また、上部に架設された取付杆６と、下部に架設された取付杆６との位置がフレーム枠５の対向方向と直交する方向にずれるようにして架設固定している。
【００３５】
本実施例では、この屋根傾斜方向に対設するフレーム枠５と複数の取付杆６と適所に連結固定した補強単管４Ｄとで前記基枠体Ａを構成している。従って、本実施例の基枠体Ａは、単に自在クランプ12を利用してフレーム枠５を組んだ上、対設させたこのフレーム枠５間に取付杆６をビス止などによって固定することだけで簡単に組むことができる構成としている。
【００３６】
また、本実施例の網材３は、網目間隔が１ｃｍ程度の丈夫な亀甲あみの金属網３を採用し（図２参照）、この網材３を帯状にカットして上部の取付杆６に対してはこの取付杆６の上方に掛け回し、下部の取付杆６に対してはこの取付杆６の下方に掛け回すようにして位置をずらして設けた取付杆６に例えば上、下、上・・・と交互に横方向に網材３を張設することで連続波状に網材３を配設した構成としている。
【００３７】
従って、このようにして簡単に基枠体Ａに網材３を連続波状に配設固定することができる。
【００３８】
また、この連続波状に配設される網材３は、高さが４０ｃｍ〜５０ｃｍ程度，ピッチが４０ｃｍ〜５５ｃｍ程度となるように前記取付杆６の配置を設定構成している。この網材３の高さ及びピッチは、本装置を実施する地域での雪の降り方や降雪量などによって適宜変更するが、上記のような数値範囲内で寸法設定を行うことで良好な融雪効果が得られる。
【００３９】
本実施例の基枠体Ａの屋根１への取付構造を説明すると、前記基枠体Ａの下部にアングル材８を設け、この基枠体Ａ下部のアングル材８を屋根１上に固定することで、基枠体Ａを屋根１上に配設固定し得るように構成している。
【００４０】
更に説明すると、固定具10を介して基枠体Ａを屋根１に対して取付固定している。
【００４１】
具体的に説明すると、本実施例の固定具10は、図３に示すように、アングル材８の屈曲部を境にした一側面に、ボルト止穴付のクランプ部９をボルト14・ナット15止して成る構成としている。尚、アングル材８にクランプ部９を溶接することで固定具10を構成しても良い。
【００４２】
そして、この固定具10のクランプ部９を前記基枠体Ａの下部前後の横設単管４に固定し、アングル材８を屋根１上に取付固定した雪止アングル固定金具11に固定することで、この固定具10を介して基枠体Ａを屋根１上に配設固定する構成としている。
【００４３】
即ち、基枠体Ａの大きさ・形状に応じて予め屋根の適所に雪止アングル固定金具11を多数固定しておき、この多数の雪止アングル固定金具11に固定具10のアングル材８を固定し、この固定具10のクランプ部９に長い横設単管４（下部の横設単管４Ｂ）を固定して前述のような基枠体Ａを組むことができる構成としている。
【００４４】
尚、予め組み立てておいた基枠体４の下部前後の横設単管４にクランプ部９を介して固定具10を固定しておき、現場に持ち込んだこの組み立て済基枠体Ａを固定具10のアングル材８を介して屋根１上の雪止アングル固定金具11に固定するようにしても良い。
【００４５】
従って、本実施例では、雪止アングル固定金具11を利用して簡単に本装置を長尺瓦棒葺屋根１に対して設置可能となり、また、本装置の設置と同時にアングル材８による雪止効果も発揮することになる構成としている。
【００４６】
また、本実施例では、屋根１として長尺瓦棒葺屋根１を示しており、雪止アングル固定金具11は、図３に示すようにこの長尺瓦棒葺屋根１の瓦棒13に対して被嵌固定できる構成のものを示している。
【００４７】
また、本実施例では、前記連続波状の網材３を設置した前記基枠体Ａは、屋根１の軒先側を２０ｃｍ〜１.２ｍ程あけて屋根１上に配設する構成としている。
【００４８】
従って、これにより網材３上では前記従来例と同様な融雪作用が得られ、また、軒先部分の雪は屋根１下へと滑落することになる構成としている。
【００４９】
また、この軒先側にあける間隔は、屋根１の傾斜角度によって異なる。即ち、傾斜角度が急な屋根１程あける間隔を少なくし、傾斜角度が緩やかな屋根１程あける間隔を広くすると良い。尚、一般的な傾斜角度の長尺瓦棒葺屋根１では、１.２ｍ程軒先側をあけておくことで屋根１軒先側に積もった雪が自然に滑落することが確認されており、また、屋根１軒先側の１.２ｍ程の部分に積もった雪は、屋根１下へ落下しても、雪囲いなどの設備が必要となる程雪が溜まらないことが確認されている。
【００５０】
次に、具体的な設置（施工）例を説明すると、図１は、面積の小さい屋根１への設置例として、屋根１傾斜方向と直交する横方向に長さを有する基枠体Ａを一体だけ配設した場合を示している。
【００５１】
また、図４〜図６は、面積の大きい屋根１への設置例として、屋根１傾斜方向に人が歩行可能な間隔７を置いて図１と同様に横方向に長さを有する基枠体Ａを複数並設状態に配設した場合を示している。尚、基枠体Ａを何体並設するかは屋根１の大きさに応じて適宜設計変更可能であるが、大きい屋根１に対しては並設数を増やした方が融雪効果が上がるために望ましい。
【００５２】
この場合、本装置施工後も間隔７を利用して作業者が屋根１上に上ることができるためにメンテナンスなどを容易に行うことができ、しかも、間隔７を置くことで基枠体Ａを屋根１全面に設置する場合に比してコスト安に施工可能となる。
【００５３】
また、本実施例では、この基枠体Ａ間の間隔７は、作業者が歩行し易く、且つメンテナンスの際に作業者がしゃがんだりすることも容易に行われる７０〜８０ｃｍ程度の間隔７に設定している。また、このような寸法の間隔７では、風通しが良いため、この間隔７の屋根１上に積もった雪にも良好な融雪作用が得られ、雪が良く消えることになる。
【００５４】
また、本実施例では、基枠体Ａは、屋根の傾斜方向と直交する方向の端部と、同方向の屋根１端部との間にも人が歩行可能な間隔７を置くように配設し、例えば軒先側の基枠体Ａをメンテナンスした後、作業者が歩行により屋根１上を移動して棟側の基枠体Ａをメンテナンスできるように構成している。
【００５５】
また、この図４〜図６の設置態様の場合、屋根１傾斜方向に並設する各基枠体Ａに対して連続波状に配設する前記網材３は、屋根１の傾斜下側と上側とで網材３の山部３Ａの位置と谷部３Ｂの位置とが横方向に異なるように配設している。
【００５６】
具体的には、図６に示すように、軒先側に配設された網材３の山部３Ａに対して、棟側に並設配設された網材３の谷部３Ｂが屋根１傾斜方向に並設するように、屋根１の傾斜下側と上側とで網材３の山部３Ａの位置と谷部３Ｂの位置とを横方向に異ならせている。
【００５７】
従って、網材３の谷部３Ｂは、雪が溜まり易く且つ屋根１との間の前記間隙２が狭いために山部３Ａに比して通気が悪く雪が融けにくいが、この谷部３Ｂが屋根１傾斜方向に連続せず、谷部３Ｂの上側若しくは下側には網材３の山部３Ａが並設配設することになるため、谷部３Ｂの上側若しくは下側からの良好な通気作用によって谷部３Ｂに溜まった雪も良く融けることになる構成としている。
【００５８】
また、図４に示すように、本装置を設置した屋根１の軒先の下方に下屋根や玄関などがある場合には、下屋根１Ａや玄関に軒先から滑落する雪が溜まりにくいように軒先と本装置との間隔を小さく設定することが望ましい。
【００５９】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【００６０】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、例えば単に基枠体を組んでこの基枠体に網材を連続波状に配設固定し、この網材を備えた基枠体を屋根上に固定するだけで本発明の屋根融雪装置は施工でき、しかも、フレーム枠は単管によって構成するからコスト安で且つクランプなどを利用することで簡単に組むことができるし、単管の長さを選択することで施工する屋根の大きさ・形状に応じた最適な大きさのものや、連続波状に配設する網材の高さも容易に設計変更可能となり、その上網材も単に上下の取付杆間に架設することで連続波状に配設することができるなど、基枠体を組むことも網材を架設配設することも容易に行われる極めて実用性に秀れた画期的な屋根融雪装置となる。
【００６１】
また、請求項２記載の発明においては、連続波状の網材による融雪効果に加えて、最も積雪の重みがかかって傷み易い屋根軒先側の雪の滑落を促すことができるため、屋根軒先部分が傷みにくくなると共に、軒先から多量の雪が落下することもないために落雪の際の危険性も軽減することになり、しかも、軒先部分には連続波状の網材を備えた基枠体を設置しないために、基枠体を屋根全面に配設固定する場合に比してコスト安に施工可能となるなど、一層実用性に秀れた構成の屋根融雪装置となる。
【００６２】
また、請求項３記載の発明においては、融雪装置施工後も基枠体間の間隔を利用して作業者が屋根上に上ることができるためにメンテナンスなどを容易に行うことができるし、この際基枠体が手摺としても機能するために安全に作業を行うことができ、しかも、間隔を置くことで基枠体を屋根全面に配設固定する場合に比してコスト安に施工可能となるなど、一層実用性に秀れた構成の屋根融雪装置となる。
【００６３】
また、請求項４記載の発明においては、間隔を置いて基枠体を屋根上に配設することで基枠体を屋根全面に配設固定する場合に比してコスト安に施工可能となるため、特に面積の大きい屋根に対して有効となり、しかも、網材の谷部は、雪が溜まり易く且つ屋根との間の前記間隙が狭いために山部に比して通気が悪く雪が融けにくいが、この谷部が屋根傾斜方向に連続せず、谷部の上側若しくは下側には網材の山部が位置することになるため、谷部の上側若しくは下側からの良好な通気作用によって谷部に溜まった雪も良く融けることになるなど、一層実用性に秀れた構成の屋根融雪装置となる。
【００６４】
また、請求項５記載の発明においては、例えば、雪止アングル固定金具などを使用して基枠体を屋根上に容易に固定可能となる一層実用性に秀れた構成の屋根融雪装置となる。
【００６５】
また、請求項６記載の発明においては、固定具により基枠体を屋根上に極めて容易に配設固定できる一層実用性に秀れた構成の屋根融雪装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施例の施工状態（完成状態）を示す説明斜視図である。
【図２】図１の要部拡大側面図である。
【図３】本実施例の基枠体の屋根上への固定構造を示す部分拡大説明図である。
【図４】本実施例の他の施工状態を示す説明側面図である。
【図５】図４の屋根片面だけを示した説明平面図である。
【図６】図５の説明正面図である。
【符号の説明】
１屋根
２間隙
３網材
３Ａ山部
３Ｂ谷部
４単管
５基枠体
６取付杆
７間隔
８アングル材
９クランプ部
10 固定具
11 雪止アングル固定金具
Ａ基枠体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a roof snow melting device.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
The applicant has filed Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-236370 as a roof snow melting device in which a net member is disposed with a gap above the roof and the net member is formed in a continuous wave shape.
[0003]
According to this prior application, the contact area between the snow cover on the mesh material and the outside air below the mesh material is greatly increased, and the snow melting action by heat energy such as wind, sunlight, rain, etc. through the gap can be obtained. Snowmelt water quickly falls through the mesh, and the snow melting and sherbet in the vicinity of the net material due to the presence of the snowmelt water is suppressed, and the snowmelt effect can be remarkably improved, which is very practical. .
[0004]
The present invention relates to the improvement of the prior application, and provides an innovative roof snow melting device in which it is easy to dispose a mesh material on a roof in a continuous wave shape.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0006]
A roof snow melting device in which a mesh material 3 is disposed above a roof 1 with a gap 2 and the mesh material 3 is formed in a continuous wave shape. A frame frame 5 formed by assembling single tubes 4 is spaced at a predetermined interval. A plurality of mounting rods 6 are arranged side by side at a predetermined interval in the direction orthogonal to the opposing direction of the frame frame 5 between the upper portions of the frame frame 5 to be installed. A plurality of mounting rods 6 are installed in a juxtaposed manner at a predetermined interval in the direction orthogonal to the opposing direction of the frame frame 5 between the lower portions of the frame frame 5 to be installed. And a base frame A composed of the mounting rod 6 can be arranged and fixed on the roof 1, and the mesh material 3 is installed in a continuous wave manner between the upper and lower mounting rods 6 of the base frame A. The present invention relates to a roof snow melting device characterized in that
[0007]
The roof frame snow melting apparatus according to claim 1, wherein the base frame body A is disposed on the roof 1 at least 20 cm to 1.2 m on the eaves side of the roof 1.
[0008]
The base frame body A is arranged in a plurality of juxtaposed states with an interval 7 in which a person can walk in the tilt direction of the roof 1. This relates to a roof snow melting device.
[0009]
In addition, the base frame A is arranged in a plurality of juxtaposed states with an interval 7 in the direction of inclination of the roof 1 and is arranged in a continuous wave shape with respect to the base frames A arranged in the direction of inclination of the roof 1. The mesh member 3 is arranged such that the position of the peak portion 3A and the position of the valley portion 3B of the mesh member 3 are different in the lateral direction between the inclined lower side and the upper side of the roof 1. It concerns on the snowmelt roof apparatus of any one of 1-3.
[0010]
Further, by providing an angle member 8 below the base frame A and fixing the angle member 8 below the base frame A on the roof 1, the base frame A can be disposed and fixed on the roof 1. The roof snow melting apparatus according to any one of claims 1 to 4, wherein the roof snow melting apparatus is configured as described above.
[0011]
Further, the clamp portion 9 of the fixture 10 in which the clamp portion 9 is provided on the angle member 8 is fixed to the single tube 4 below the base frame body A, and the angle member 8 of the fixture 10 is fixed to the snow stop angle. The roof snow melting device according to any one of claims 1 to 5, wherein the base frame A can be disposed and fixed on the roof 1 by being fixed to the metal fitting 11. It is.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention (how to carry out the invention) considered to be suitable will be briefly described with reference to the drawings, showing its effects.
[0013]
A frame 5 composed of a single tube 4 is erected in a standing state at a predetermined interval, and is orthogonal to the opposing direction of the frame 5 between the upper and lower portions of the frame 5 to be installed. A base frame A is constructed by installing a plurality of mounting rods 6 in a juxtaposed direction, and the mesh member 3 is installed between the upper and lower mounting rods 6 of the base frame A in a continuous wave shape.
[0014]
Then, when the base frame A provided with the mesh material 3 in a continuous wave shape is disposed and fixed on the roof 1, the mesh material 3 is disposed in a continuous wave shape with an interval 2 above the roof 1. .
[0015]
Accordingly, this increases the contact area between the snow cover on the mesh member 3 and the outside air below the mesh member 3, and the snow melting action by heat energy such as wind, sunlight, and rain through the gap can be obtained. At the same time, the snowmelt water quickly falls through the mesh, and the freezing and sherbeting of the snow in the vicinity of the mesh material 3 due to the presence of the snowmelt water is suppressed, so that the snowmelt effect is remarkably improved.
[0016]
The base frame A may be assembled and fixed on the roof 1, or the pre-assembled base frame A may be raised on the roof 1 and fixed. The net member 3 may also be installed on the base frame A assembled on the roof 1, or may be installed on the base frame A assembled beforehand before being raised to the roof 1. The base frame body A with the net member 3 may be fixed to the roof.
[0017]
Therefore, for example, the base frame body A is simply assembled, the net material 3 is arranged and fixed in a continuous wave shape on the base frame body A, and the base frame body A provided with the net material 3 is simply fixed on the roof 1. The roof snow melting device of the invention can be constructed, and the frame 5 is constituted by the single pipe 4, so it is inexpensive and can be easily assembled by using a clamp or the like, and the length of the single pipe is selected. It is also possible to easily change the design of the optimal size according to the size and shape of the roof to be constructed and the height of the mesh material arranged in a continuous wave shape, and the upper mesh material 3 is also simply between the upper and lower mounting rods 6 A groundbreaking roof with excellent practicality, in which the base frame body A and the net member 3 can be easily installed and installed, such as being installed in a continuous wave pattern. It becomes a snow melting device.
[0018]
Further, for example, if the base frame A is disposed on the roof 1 at least 20 cm to 1.2 m away from the eaves side of the roof 1, a snow melting action can be obtained on the mesh material 3, and the snow at the eaves part. Will slide down the roof 1. In addition, it has been confirmed that even if the roof has a gentle slope, the snow accumulated on the eaves of the eaves side of the eaves of the roof 1 will slide well without being accumulated.
[0019]
Therefore, in addition to the snow melting effect by the continuous wave-like netting material 3, it is possible to promote the sliding of snow on the roof eave side that is most susceptible to damage due to the weight of the snow, so that one roof end portion is less likely to be damaged, and The snow that slides down from the side of the eaves is a small amount of snow in the space of about 20cm to 1.2m, so it doesn't fall a lot, and the risk of snowfall is reduced.
[0020]
Moreover, since the base frame A provided with the continuous wave-like netting material 3 is not installed at the eaves portion, the construction can be performed at a lower cost than when the base frame A is disposed and fixed on the entire surface of the roof 1. .
[0021]
Further, for example, if the base frame body A is arranged in a plurality of juxtaposed states with an interval 7 in which the person can walk in the inclined direction of the roof 1, the operator can use the interval 7 even after the snow melting device is constructed. Since it can climb on the roof 1, maintenance and the like can be easily performed. At this time, the base frame A also functions as a handrail, so that the work can be performed safely, and an interval 7 is provided. It is possible to construct the base frame body A at a lower cost than when the base frame body A is disposed and fixed on the entire surface of the roof 1, so that it is more practical for the roof 1 having a particularly large area. It becomes.
[0022]
Further, for example, the base frame body A is arranged in a plurality of juxtaposed states with an interval 7 in the tilt direction of the roof 1, and in a continuous wave shape with respect to the base frame bodies A juxtaposed in the tilt direction of the roof 1. If the mesh material 3 to be arranged is arranged so that the position of the peak portion 3A and the valley portion 3B of the mesh material 3 are different in the lateral direction between the inclined lower side and the upper side of the roof 1, the interval 7 is set. By placing and arranging on the roof 1, it becomes possible to construct at a lower cost compared to the case where the base frame A is arranged and fixed on the entire surface of the roof 1, so that it is particularly effective for the roof 1 having a large area. In addition, the valley 3B of the net 3 is likely to accumulate snow and the gap 2 between the roof 1 and the roof 1 is narrow, so that the ventilation is poor and the snow is not easily melted compared to the mountain 3A. Since the peak portion 3A of the mesh material 3 is located on the upper side or the lower side of the valley portion 3B without being continuous in the inclination direction, Or the like so that the melted may snow that accumulates on troughs 3B by good ventilation effect from the lower becomes more practical.
[0023]
Further, for example, the angle member 8 is provided at the lower part of the base frame A, and the base member A is disposed and fixed on the roof 1 by fixing the angle member 8 at the lower part of the base frame A on the roof 1. If configured to be able to do so, for example, the base frame A can be easily fixed on the roof 1 using the snow stop angle fixing bracket 11 or the like, so that it becomes more practical.
[0024]
Further, for example, the clamp portion 9 of the fixture 10 in which the clamp portion 9 is provided on the angle member 8 is fixed to the single tube 4 below the base frame A, and the angle member 8 of the fixture 10 is snow-stopped. If the base frame A can be arranged and fixed on the roof 1 by fixing to the angle fixing bracket, the base frame A can be arranged and fixed on the roof 1 very easily by this fixing tool 10. It becomes more practical.
[0025]
【Example】
Specific embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0026]
The present embodiment is a roof snow melting apparatus in which a mesh member 3 is disposed above a roof 1 with a gap 2 and the mesh member 3 is formed in a continuous wave shape. 5 are arranged in a standing state at a predetermined interval, and the mounting rod 6 is placed between the upper portions of the opposing frame frames 5 at a predetermined interval in a direction perpendicular to the opposing direction of the frame frame 5. A plurality of mounting rods 6 are installed in a plurality of juxtaposed states, with a plurality of mounting rods 6 being arranged at predetermined intervals in the direction orthogonal to the opposing direction of the frame frame 5 between the lower portions of the frame frames 5 to be installed. The base frame A composed of the frame frame 5 and the mounting rod 6 is configured to be disposed and fixed on the roof 1, and the net member 3 is continuously connected between the upper and lower mounting rods 6 of the base frame A. It is configured to be installed in a wavy manner.
[0027]
Specifically, as shown in FIG. 1, the frame 5 is constructed by assembling the single tubes 4 in a substantially rectangular frame shape. In this embodiment, the frame 5 is arranged in the direction in which the roof 1 is inclined. It is opposed to the standing state at a predetermined interval.
[0028]
Further, the eaves-side frame frame 5 is configured by using a vertical single pipe 4 having a height so that when installed on the inclined roof 1, the eaves-side frame frame 5 and the ridge-side frame frame 5 are arranged. Are configured to have substantially the same height (see FIG. 2).
[0029]
Further, the frame frame 5 on the eaves side has a horizontal pipe for mounting at a position between the upper horizontal single pipe 4A and the lower horizontal single pipe 4B and slightly closer to the lower horizontal single pipe 4B. 4C are connected, and this horizontal installation single pipe 4C is provided on the inclined roof 1 so as to be positioned at substantially the same height as the horizontal installation single pipe 4B below the frame frame 5 on the ridge side.
[0030]
The connecting structure of the single tubes 4 of the frame 5 is performed using an existing universal clamp 12 in which two clamps are rotatably connected to each other.
[0031]
The mounting rod 6 is provided between the horizontal single pipes 4A on the upper side of the frame frame 5 to be installed, and the mounting horizontal pipes 4C for the eaves side frame frame 5 and the lower part of the ridge side frame frame 5 are provided. It is set as the structure erected between the horizontal single pipes 4B.
[0032]
That is, the mounting rod 6 is configured to be disposed in a substantially horizontal state on the inclined roof 1 as shown in FIG.
[0033]
More specifically, the mounting rod 6 employs a metal rod having an L-shaped cross section, and this mounting rod 6 is screwed to the upper horizontal single tube 4A, the lower horizontal single tube 4B and the mounting horizontal single tube 4C. It is fixed and fixed by the fixing means.
[0034]
In addition, the mounting rod 6 installed on the upper portion and the mounting rod 6 installed on the lower portion are installed and fixed so that the positions thereof are shifted in a direction perpendicular to the opposing direction of the frame 5.
[0035]
In the present embodiment, the base frame body A is constituted by the frame frame 5 facing the roof inclination direction, the plurality of mounting rods 6 and the reinforcing single pipe 4D connected and fixed in place. Therefore, the base frame body A of this embodiment is simply that the frame frame 5 is assembled by using the universal clamp 12 and the mounting rod 6 is fixed between the frame frames 5 provided opposite to each other by screwing or the like. It can be easily assembled.
[0036]
Further, the mesh material 3 of this embodiment employs a strong turtle shell metal mesh 3 having a mesh interval of about 1 cm (see FIG. 2), and the mesh material 3 is cut into a strip shape to form an upper mounting rod 6. For example, it is hung above the mounting rod 6 and the lower mounting rod 6 is hung below the mounting rod 6 so that the mounting rod 6 is shifted in position, for example, above, below, and above. .. Are alternately stretched in the lateral direction to arrange the mesh material 3 in a continuous wave shape.
[0037]
Therefore, the net member 3 can be arranged and fixed on the base frame A in a continuous wave manner in this way.
[0038]
In addition, the mesh member 3 arranged in a continuous wave shape is configured so that the mounting rod 6 is arranged so that the height is about 40 cm to 50 cm and the pitch is about 40 cm to 55 cm. The height and pitch of the net member 3 are appropriately changed depending on how snow falls and the amount of snowfall in the area where the present apparatus is implemented, but good snow melting can be achieved by setting the dimensions within the above numerical range. An effect is obtained.
[0039]
The mounting structure of the base frame A according to the present embodiment on the roof 1 will be described. An angle member 8 is provided at the lower part of the base frame A, and the angle member 8 at the lower part of the base frame A is fixed on the roof 1. Thus, the base frame A can be arranged and fixed on the roof 1.
[0040]
More specifically, the base frame A is attached and fixed to the roof 1 via the fixture 10.
[0041]
Specifically, as shown in FIG. 3, the fixture 10 of the present embodiment has a clamp part 9 with a bolt hole on one side of the angle member 8 as a boundary, a bolt 14 and a nut 15. It is configured to stop. Note that the fixture 10 may be configured by welding the clamp portion 9 to the angle member 8.
[0042]
And the clamp part 9 of this fixing tool 10 is fixed to the horizontal single pipe 4 before and behind the lower part of the base frame A, and the angle member 8 is fixed to the snow stop angle fixing bracket 11 fixed on the roof 1. Thus, the base frame A is disposed and fixed on the roof 1 via the fixture 10.
[0043]
That is, in accordance with the size and shape of the base frame A, a large number of snow stop angle fixing brackets 11 are fixed in advance at appropriate positions on the roof, and the angle member 8 of the fixture 10 is attached to the many snow stop angle fixing brackets 11. The base frame body A as described above can be assembled by fixing the long horizontal single pipe 4 (lower horizontal single pipe 4B) to the clamp portion 9 of the fixture 10.
[0044]
In addition, the fixture 10 is fixed to the horizontal single pipe 4 before and after the lower part of the base frame body 4 assembled beforehand via the clamp part 9, and this assembled base frame body A brought to the site is fixed to the fixture. It may be fixed to the snow stop fixing bracket 11 on the roof 1 through ten angle members 8.
[0045]
Therefore, in the present embodiment, the device can be easily installed on the long roof tile roof 1 using the snow stop angle fixing bracket 11, and at the same time as the device is installed, the snow stop by the angle member 8 is provided. The effect is also demonstrated.
[0046]
Further, in this embodiment, a long tile rod roof 1 is shown as the roof 1, and the snow stop angle fixing bracket 11 is against the tile rod 13 of the long tile rod roof 1 as shown in FIG. 3. A configuration that can be fitted and fixed is shown.
[0047]
Moreover, in the present Example, the said base frame A in which the said continuous wave-like net | network material 3 was installed is set as the structure arrange | positioned on the roof 1 about 20 cm-1.2 m at the eaves side of the roof 1.
[0048]
Therefore, the snow melting action similar to that of the conventional example is obtained on the net material 3, and the snow at the eaves portion is slid down below the roof 1.
[0049]
In addition, the distance on the eaves side varies depending on the inclination angle of the roof 1. That is, it is preferable to reduce the interval for opening the roof 1 with a steep inclination angle and widen the interval for opening the roof 1 with a gentle inclination angle. In addition, in the long tiled rod roof 1 with a general inclination angle, it has been confirmed that the snow piled up on the front side of the roof can be slid naturally by opening the front side of the roof about 1.2 m. It has been confirmed that the snow piled up about 1.2m on the front side of the roof does not collect enough to require snow fences and other equipment even if it falls below the roof 1.
[0050]
Next, a specific example of installation (construction) will be described. As an example of installation on the roof 1 having a small area, FIG. 1 integrally includes a base frame A having a length in the lateral direction perpendicular to the inclination direction of the roof 1. Only the case where it arrange | positions is shown.
[0051]
4 to 6 are examples of installation on the roof 1 having a large area, and a base frame having a length in the horizontal direction as in FIG. A case where a plurality of A are arranged in parallel is shown. The number of base frames A arranged side by side can be appropriately changed according to the size of the roof 1, but for the large roof 1, the snow melting effect is improved by increasing the number of the side by side. Is desirable.
[0052]
In this case, since the operator can go up on the roof 1 using the interval 7 even after the construction of the apparatus, maintenance and the like can be easily performed. Compared with the case where it is installed on the entire surface of the roof 1, construction can be made at a low cost.
[0053]
Further, in this embodiment, the interval 7 between the base frames A is an interval 7 of about 70 to 80 cm where the worker can easily walk and the operator can easily squat down during maintenance. It is set. Further, since the air gap is good at the distance 7 having such a size, a good snow melting action can be obtained even on the snow accumulated on the roof 1 having the distance 7 and the snow disappears well.
[0054]
Further, in this embodiment, the base frame A is arranged so that a human-walkable interval 7 is placed between the end in the direction orthogonal to the roof inclination direction and the end of the roof 1 in the same direction. For example, after maintaining the eaves-side base frame body A, the worker can move on the roof 1 by walking to maintain the ridge-side base frame body A.
[0055]
In addition, in the case of the installation modes shown in FIGS. 4 to 6, the net members 3 arranged in a continuous wave shape with respect to the base frames A arranged side by side in the roof 1 inclination direction are the lower and upper sides of the roof 1. The positions of the peak portions 3A and the valley portions 3B of the net 3 are arranged so as to be different in the lateral direction.
[0056]
Specifically, as shown in FIG. 6, the trough 3B of the net 3 arranged side by side on the ridge side is inclined to the roof 1 with respect to the peak 3A of the net 3 arranged on the eaves side. The position of the peak 3A and the position of the valley 3B of the net 3 are different in the lateral direction between the lower side and the upper side of the roof 1 so as to be arranged in parallel.
[0057]
Accordingly, the valley 3B of the net 3 has a tendency to accumulate snow and the gap 2 between the roof 1 and the roof 1 is narrow, so that the ventilation is poor and the snow is not easily melted compared to the mountain 3A. Since the crests 3A of the mesh material 3 are arranged side by side on the upper side or the lower side of the valley 3B without being continuous in the inclination direction, the air can be ventilated from the upper side or the lower side of the valley 3B. The snow accumulated in the valley 3B is also melted well.
[0058]
In addition, as shown in FIG. 4, when there is a lower roof or an entrance under the eaves of the roof 1 on which the present apparatus is installed, the eaves and the book are prevented from collecting snow falling from the eaves on the lower roof 1A or the entrance. It is desirable to set the interval between the apparatus small.
[0059]
Note that the present invention is not limited to this embodiment, and the specific configuration of each component can be designed as appropriate.
[0060]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, for example, a base frame body is simply assembled, and a mesh material is disposed and fixed on the base frame body in a continuous wave shape, and the base frame body provided with the mesh material is fixed on the roof. The roof snow melting device of the present invention can be constructed by itself, and the frame frame is constituted by a single pipe, so it is inexpensive and can be easily assembled by using a clamp or the like, and the length of the single pipe is selected. Therefore, it is possible to easily change the design of the optimal size according to the size and shape of the roof to be constructed and the height of the mesh material arranged in a continuous wave shape. A groundbreaking roof snow melting device with excellent practicality that can be easily constructed by laying a base frame and laying a net material, such as being able to be arranged in a continuous wave shape by being installed. Become.
[0061]
In addition, in the invention according to claim 2, in addition to the snow melting effect by the continuous wave mesh material, it is possible to promote the sliding of the snow on the roof eave side that is most likely to be damaged by the weight of the snow, so that the roof eave portion is Not only is it hard to be damaged, but a large amount of snow does not fall from the eaves, it also reduces the risk of falling snow, and the eaves part does not have a base frame with a continuous wave network. Therefore, the roof snow melting device has a configuration that is more practical, such as being able to be constructed at a lower cost than when the base frame is disposed and fixed on the entire roof surface.
[0062]
Further, in the invention according to claim 3, since the worker can climb on the roof using the interval between the base frame bodies even after the construction of the snow melting device, the maintenance can be easily performed. Since the base frame body also functions as a handrail, it is possible to work safely, and it is possible to construct at a lower cost than when the base frame body is arranged and fixed on the entire roof surface by placing an interval. It becomes a roof snow melting device with a configuration that is more practical.
[0063]
Further, in the invention described in claim 4, by arranging the base frame body on the roof at an interval, it becomes possible to construct at a lower cost than when the base frame body is arranged and fixed on the entire roof surface. Therefore, it is effective particularly for a roof having a large area, and the valley portion of the mesh material tends to accumulate snow and the gap between the roof and the roof is narrow. The valley is not continuous in the roof inclination direction, and the peak of the mesh material is located on the upper side or the lower side of the valley. The roof snow melting device has a construction that is more practical, such as the snow accumulated in the part melts well.
[0064]
In the invention according to claim 5, for example, a roof snow melting device having a more practical configuration that can easily fix the base frame on the roof using a snow stop angle fixing bracket or the like. .
[0065]
According to the sixth aspect of the present invention, the roof snow melting device has a more practical configuration in which the base frame can be disposed and fixed on the roof very easily by the fixture.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory perspective view showing a construction state (completed state) of the present embodiment.
FIG. 2 is an enlarged side view of a main part of FIG.
FIG. 3 is a partially enlarged explanatory view showing a fixing structure of a base frame body on a roof according to the present embodiment.
FIG. 4 is an explanatory side view showing another construction state of the present embodiment.
5 is an explanatory plan view showing only one side of the roof in FIG. 4;
6 is an explanatory front view of FIG. 5; FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Roof 2 Crevice 3 Net | network material 3A Mountain part 3B Valley part 4 Single pipe 5 Base frame 6 Mounting rod 7 Space | interval 8 Angle material 9 Clamp part
10 Fixture
11 Snow stop angle fixing bracket A Base frame

Claims

A roof snow melting device in which a mesh material is arranged with a gap above the roof, and the mesh material is formed in a continuous wave shape. A plurality of mounting rods are installed in a juxtaposed manner with a predetermined interval between the upper portions of the opposing frame frames in a direction perpendicular to the opposing direction of the frame frame. A plurality of mounting rods are installed in parallel between the lower portions of the frames in a direction perpendicular to the opposing direction of the frame frames, and a base frame body composed of the frame frames and the mounting rods is placed on the roof. A roof snow melting device characterized in that it can be arranged and fixed, and is constructed such that the mesh material is laid in a continuous wave between upper and lower mounting rods of the base frame.

2. The roof snow melting device according to claim 1, wherein the base frame body is disposed on the roof at least 20 cm to 1.2 m on the eaves side of the roof.

The roof snow melting device according to any one of claims 1 and 2, wherein a plurality of the base frame bodies are arranged in parallel with an interval in which a person can walk in the roof inclination direction.

The base frame body is arranged in a plurality of juxtaposed states at intervals in the roof inclination direction, and the mesh material arranged in a continuous wave shape with respect to the base frame bodies arranged in parallel in the roof inclination direction is a roof. The snow melting according to any one of claims 1 to 3, wherein the positions of the peak portions and the valley portions of the net member are different in the lateral direction between the lower side and the upper side of the slope. Roofing equipment.

An angle member is provided at a lower portion of the base frame body, and the base frame body can be disposed and fixed on the roof by fixing the angle member at the lower portion of the base frame body on the roof. The roof snow melting apparatus of any one of Claims 1-4.

By fixing this clamp part of a fixture comprising a clamp part to an angle member to a single tube at the bottom of the base frame body, and fixing the angle member of this fixture to the snow stop angle fixing bracket, the base frame body The roof snow melting device according to claim 1, wherein the roof snow melting device is configured to be disposed and fixed on the roof.