JP3792237B2 - 装飾用照明器具 - Google Patents

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本発明は、ガラス板の厚み側の一端面をランダムカットしたものを複数枚貼り合わせて、LED光源からの光を屈折・乱反射させることにより、柔らかな癒し効果を有し、かつ省エネタイプの装飾用照明器具に関するものである。
従来から、装飾を施したガラスに光を照射して、反射光或いは透過光により装飾を行う照明器具が多数知られている。例えば、スタンド形式の照明器具では傘(ガラスカバー、グローブ、シェード)としてステンドグラスを用いたものや、単にガラス面に着色したステンドグラス風のもの、或いはアールヌーヴォーで知られるガレやドーム兄弟等によって行われたシェードのガラスに花や昆虫等の多種多様の模様を形成したものなど種々の形状、模様、色彩が知られている。
また、近年、ホテル等のイベントホール用の装飾用照明器具として、シェードに蛍光塗料を被着させ、内側から有色光源を照射して幻想効果を生じさせるようにしたものがある。
例えば、シェードに紫外線を照射すると発光する紫外線発光物質を含有する塗料と、長時間放光可能な蓄光体を含有する塗料等で模様を形成し、光源としては通常の白熱灯又は蛍光灯と、紫外線を発光する光源とを切り換え自在に配置したものがある(特許文献1参照)。
上記のような照明器具は、単に光源を被うガラス部材の表面に蛍光塗料や蓄光体を塗布したもので、長時間大気と接触している間に次第に劣化して発光機能や蓄光機能が低下する問題がある。
この点を解決したものとして、光源の周囲を囲むガラス部材に蓄光性蛍光特性を有する塗料を挟み込みで焼成したものが提案されている(特許文献2参照)。光源としては、紫外線を発光するブラックライトを使用する。
この形式によれば、蓄光性蛍光塗料の経年変化を防止でき、従来にない鮮やかな蛍光色を発光することができる、としている。
上記照明器具は、何れも白熱電球、蛍光灯、ブラックライトなどを使用しているので発熱の点やエネルギーの消費の点で長時間の点灯には問題がある。そこで、光源としてLEDを用いた装飾用照明器具も提案されている。
例えば、2次元平面の周辺を中心とする枠状構造体内側に、光出射の向きが平面内側を向く青、緑、赤3色LEDによる高密度周期的配列として白色光に合成し、LED配列を含む平面を挟み平行に対置した一対の反射面と透写体光入力面とを有する平面照明装置がある(特許文献3参照)。
この照明装置は、表面にステンドグラス等を配置して、壁掛けの照明装置として提供でき、かつLEDを用いることで消費電力を大幅に軽減できる、としている。
特開平11−162251号公報(明細書全文) 特開2003−162909号公報(明細書全文) 特開2002−063804号公報(明細書全文)
上記白熱光源やブラックライトを用いる照明器具は、仕掛けが大がかりな上に設備費が高価であり、熱の発生が大きいため照明球(光源)の寿命も短く、しかも電気代がかさむため途中で消灯してしまうようなことが多かった。
一方、LEDを光源として使用する照明器具は、白熱電球等に比べ消費電力が大幅に軽減できるという利点がある。
しかしながら、上記のLED光源使用の照明器具は、被写体でもあるステンドグラス等に斜め後方から光を直接照射・透過させ装飾用照明器具としたものであり、省エネタイプながら幻想的な照明とはなっていない。
本発明の課題は、LEDを光源として、幻想的でかつ柔らかな癒しな効果のある装飾用照明器具を提供することにある。
上記課題に鑑み、本発明は次のような構成を採用した。
請求項1記載の装飾用照明器具は、幅の異なる複数枚のガラス板の厚さ側端面を四面とも平坦面として鏡面仕上げをするとともに、そのうちの後小口をランダムにカットして多数の凹凸面を形成し、これらのガラス板を前記凹凸面が同一方向となるように貼り合わせ、更にこれらガラス板の下側端面にそれぞれ対向させてLEDを配置して、該LEDの点灯により発生した光をガラス板内で屈折・乱反射を行わせて装飾用の照明としたことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の装飾用照明器具において、前記ガラス板の貼り合わせは、厚さ側の鏡面形成された三面を揃えるとともに、中央部のガラス板の幅が一番大きく、左右に行くに従って幅が小さくなるように構成し、かつこれら貼り合わせたものを4個用いて凹凸面が形成された端面が互いに対向するように配置し、更にこれらの外側をガラスケースで被ったことを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の装飾用照明器具において、LEDは複数の発光色から構成され、前記ガラス板の下側に配置されたプリント基板上に取り付けられていることを特徴としている。
更に請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項記載の装飾用照明器具において、LEDの発光輝度にゆらぎを与えたことを特徴としている。
本発明によれば、LEDを点灯させると、先ず光はガラス板の下側端面から入射するが、その時のガラス板への光の入射角によって種々の方向に屈折し、貼り合わせた隣のガラス板との境界面や厚さ側の端面にて反射或いは透過が行われる。その際に、ランダムにカットされた厚さ側の一端面にて複雑な乱反射・屈折透過が行われるので、外部からは見る位置によって種々と変化し柔らかな癒し効果のある照明となる。
また、LEDの発光色を異ならせることにより、装飾性が増加するとともに、LEDの輝度にゆらぎを与えることで、より幻想的な癒し効果を発揮させることができる。
図1は本発明に係る装飾用照明器具10の一実施の形態を側面図で示したもので、図2はその平面図(但し、台座部分は省略)、図3は図1に示す装飾用照明器具10の一部を取り出した概略斜視図である。
図3について説明する。図3に示すガラス板群20の形成は次のようにして行う。先ず、長さ約180mm厚さ約10mmのガラス板から幅約30mmにしたガラス板Aを一枚、幅約20mmのガラス板Bを2枚、幅約13mmのガラス板Cを2枚それぞれ切断して、各ガラス板の厚さ側端面を四面(前小口、上小口、下小口、後小口)とも平坦面として透明に研磨仕上(鏡面仕上)げをする。また、そのうち一端面(後小口)をランダムにかつ鋭角に食い千切ったようにカットして多数の凹凸面を形成する。なお、後小口は最初から鏡面仕上げにしなくとも、ランダムカットした時点で鏡面になっていれば、それでもかまわない。
そして、これらのガラス板A,B,Cを、中央に一番幅のあるガラス板Aを、その両側にガラス板Bを更にその外側にガラス板Cを配置して、前小口、上小口、下小口の面を面一に揃え、凹凸面が形成された後小口を同一方向となるように貼り合わせる。このとき、接着剤として紫外線硬化型のものを用い、硬化後は透明になるものにする。なお、ガラス板の貼り合わせに際し、間に空気や泡や異物等が入り込まないようにすることが肝心である。
なお、図3中においてガラス板A,B,Cの長さ方向の寸法は縮めている。
このようにして形成したガラス板群20を4個用いて、図2の平面図に示すように、ガラス板A,B,Cの後小口が互いに対向するように配置する。そして、更にこれらの外側(側面、天面)を厚さ約10mmのガラスケース30で被う。ガラスケース30の下側はアルミダイキャストで形成した台形の台座50が設けられており、その内部にプリント基板60が収納されている。そして、各ガラス板A,B,Cの下側、すなわち下小口に近接対向してLED40を配置されており、LED40の発光色は、この実施の形態例では白色、青色、緑色の三色が用いられ、中心部のガラス板Aの下側には緑色を、その外側のガラス板Bには青色を、外側のガラス板Cには白色を配置している。なお、前記各LED40はプリント基板60上に取り付けられている。
LED40を発光させ、かつ調光する制御回路は、図4に示すように構成されている。電源はAC100vを24vの直流に変換するACアダプターのDC出力をプリント基板60上に形成された制御回路70に入力し、制御回路70内に回路構成されたサイリスタ回路によりLED40に流す電流を変化させて調光している。
最高輝度から最低輝度までの調光周期は数秒から数十秒に設定されている。一定の周期でもよいが不規則な周期に設定するほうがゆらぎ効果が増加すると考えられる。周期は内部に配置された可変抵抗Rの抵抗値を変えることによって自在に変更することができるように構成されている。
このLED40の輝度の変化、すなわちゆらぎと、ガラス板群20内部の光の反射や屈折、特にガラス板A,B、Cの後小口に形成したランダムなカット面による乱反射により、幻想的な雰囲気を表し、見る人に柔らかな癒しを与えることになる。
なお、この装飾用照明器具は、白熱電球等ではなくLED40を使用しているので、小型軽量かつ消費電力が極めて少なくてすみ、熱の発生も少ないので器具の寿命も長く、イベントホール等で夜間常時点灯しておくことも容易となる。
なお、上記実施の形態は、一例として掲げたもので、ガラス板の厚さや組み合わせる枚数、更に長さ等は自在に設定することができるとともに、LED40の数もガラス板1枚に対し複数個配置してもよく、また色も他に赤色等を加えて多様に組み合わせることもできる。
本発明に係る装飾用照明器具は、ホテル等のイベントホールに設置するのに好適であるのみならず、一般家庭にても応接間等において鑑賞することができるものである。
本発明に係る装飾用照明器具の実施の形態の側面図である。 本発明に係る装飾用照明器具の実施の形態の平面図である。 上記実施の形態に係る装飾用照明器具の内部のガラス板群の斜視図である。 上記実施の形態に係る装飾用照明器具の電源部分を表したブロック図である。
符号の説明
10 装飾用照明器具
20 ガラス板群
30 ガラスケース
40 LED
50 台座
60 プリント基板
70 制御回路
A ガラス板
B ガラス板
C ガラス板

Claims (4)

  1. 幅の異なる複数枚のガラス板の厚さ側端面を四面とも平坦面として鏡面仕上げをするとともに、そのうちの後小口をランダムにカットして多数の凹凸面を形成し、これらのガラス板を前記凹凸面が同一方向となるように貼り合わせ、更にこれらガラス板の下側端面にそれぞれ対向させてLEDを配置して、該LEDの点灯により発生した光をガラス板内で屈折・乱反射を行わせて装飾用の照明としたことを特徴とする装飾用照明器具。
  2. 前記ガラス板の貼り合わせは、厚さ側の鏡面形成された三面を揃えるとともに、中央部のガラス板の幅が一番大きく、左右に行くに従って幅が小さくなるように構成し、かつこれら貼り合わせたものを4個用いて凹凸面が形成された端面が互いに対向するように配置し、更にこれらの外側をガラスケースで被ったことを特徴とする請求項1記載の装飾用照明器具。
  3. 前記LEDは複数の発光色から構成され、前記ガラス板の下側に配置されたプリント基板上に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の装飾用照明器具。
  4. 前記LEDの発光輝度にゆらぎを与えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の装飾用照明器具。
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