JP3790209B2

JP3790209B2 - Children's tricycle

Info

Publication number: JP3790209B2
Application number: JP2002300794A
Authority: JP
Inventors: 慶一中井
Original assignee: アイデス株式会社
Priority date: 2002-10-15
Filing date: 2002-10-15
Publication date: 2006-06-28
Anticipated expiration: 2022-10-15
Also published as: JP2004136713A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、着座シートの後上方に背当て部材を設けた子供用三輪車に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
子供用三輪車では、着座シートに乗った子供は、前輪の車軸に取付けた足踏みペダルに両足を載せて足を片方ずつ交互に踏込みながら走行する。この時子供がペダルに力を加えると前輪が左右に振れるから、子供は前輪が左右に振れないように操向ハンドルバーを強く握ってハンドルを押さえながら乗っている。また子供の乗車姿勢を安定させるために、着座シートの後上方に背当て部材を設けたものもある。この場合、子供が背当て部材に背中を当てて着座すると、ハンドルバーは子供から遠くなることになる。このため子供はハンドルバーを一層強く握ってペダルを踏む必要がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ペダルを踏む力により前輪が左右に振れるのを防ぐためには、子供はハンドルバーを強く押さえている必要があるが、特に幼少の子供では腕の力も弱いためにハンドルバーを強く押さえることが困難である。このため前輪が左右に振れて真っ直ぐに走行することができない、という問題があった。
【０００４】
また着座した子供の姿勢を安定させるために、着座シートの上方に子供を囲むガードを設けることも考えられる。例えば背当て部材の両側から前方にのびて子供の前方を囲む略半円形の部材を設けるものである。しかしこの場合には、子供の乗り降りが非常に困難になり、付添いの人が手助けする必要が生じる。
【０００５】
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、ガードを設けるにもかかわらず子供の乗降を容易に行えるようにすると共に、腕の力が弱い幼少の子供でも前輪の振れを楽に押さえて走行し易くすることができる子供用三輪車を提供することを目的とする。
【０００６】
【発明の構成】
この発明によればこの目的は、１個の操向前輪と、２個の後輪と、前輪の車軸に取付けられた足踏みペダルと、車体中央付近に位置する平面視略三角形の着座シートと、この着座シートの前上方に位置する操向ハンドルバーと、着座シートの後上方に位置する背当て部材とを備える子供用三輪車において、前記着座シートの左右の上方付近を別々に囲むように平面視略弧状に形成されそれぞれの後部付近を支点として車体幅方向外側へ回動可能とした左右一対のガード半体と、前記一対のガード半体の前部を操向ハンドルバーの中央より後方で接続するロックとを備え、前記ロックで連結した一対のガード半体は側面視で前下がりに傾きその前端はハンドルバーのグリップよりも下方に位置することを特徴とする子供用三輪車、により達成される。
【０００７】
ガード半体は後部を下方へ折曲し、中央部付近を前下がりに傾斜させ、前部を車体幅方向内側へ略水平に折曲したパイプと、このパイプの中央部付近および前部の外周に被せられた柔らかい保護チューブとを備え、ガード半体の前端をロックで連結した状態で、その保護チューブの後部をハンドルバーとほぼ同一高さあるいはこれよりも高くすれば、着座した子供は両腕をこのガード半体の上縁に載せて無理なくハンドルのグリップを握ることができる。ガード半体はロックで連結した状態で平面視ハンドルバーの回動範囲に重ならないようにすれば、ハンドルのグリップとガードとの間隙が大きくなり、前輪を左右に回動させた状態でもハンドルのグリップをしっかりと押さえ易くなる。
【０００８】
ガードの前部が平面視で着座シートに重なるようにすれば、着座した子供が着座シート上で前方へ移動してもその移動量がガードにより制限されるから、子供が着座シートの前方へ滑り落ちるおそれが無くなる。
【０００９】
背当て部材は、車体フレームから着座シートの後側方を通って上方に立上がる左右一対の補助フレームに取付けることができる。この場合ガード半体の後部は、この補助フレームを挟持して固定されるガード固定部材に固定し、このガード固定部材と共に補助フレームを中心にして単体幅方向外側へ回動可能にすることができる。
【００１０】
例えばこのガード固定部材は、補助フレームを左右から一対の固定部材半体で挟む構造とし、これら固定部材半体の間にガード部材の後部を補助フレームと共に挟持するものとする。この場合にガード半体の後部は下方へ折曲させて補助フレームの前縁に密着させれば、ガード半体の保持は一層強固になる。
【００１１】
ガード半体は一方の固定部材半体に予め固定しておけば、固定部材を補助フレームに固定する際の作業性が良くなる。補助フレームには、ガード固定部材の位置決めをするストッパを取付ければ、ガード半体の位置決めは一層容易になる。例えば補助フレームにリング状のストッパを固定して、ガード固定部材をこのストッパに上方から当接させることにより、上下方向の位置決めをする構造のものが可能である。
【００１２】
【実施態様】
図１は本発明の一実施態様の側面図、図２および図３は平面図、図４は前下方から見てフレーム構造を示すための斜視図、図５はガード半体の固定部材を示す側面図、図６はそのVI-VI線断面図、図７はガード半体を結合するロックの斜視図、図８はその断面図、図９はその分解図である。
【００１３】
図１〜４において、符号１０は車体フレームであり、ヘッドパイプ部１２から斜下後方へ延びる１本のメインパイプ１４と、このメインパイプの後端に結合され二股状に斜下後方へ延びる後部パイプ１６とを持つ。後部パイプ１６の後下端には車軸１８（図４）が車体幅方向に貫通し、その両端に左右一対の後輪２０，２０が遊転可能に保持されている。
【００１４】
２２は操向ハンドルバーであり、ヘッドパイプ部１２に縦方向に保持した左右一対のパイプの上部を左右に開く方向へ折曲させたものである。操向ハンドルバー２２の両端にはグリップ２４が装着されている。操向ハンドルバー２２となるパイプの下部はヘッドパイプ部１２から平行に下方へ延出して前フォーク部２６となり、その下端に操向前輪２８が保持されている。
【００１５】
すなわち前輪２８の車軸は、前フォーク部２６の下端に回転自在に保持されている。この車軸の両端はクランク状に折曲されて左右一対の足踏みペダル３０となっている。なおこのペダル３０はクランク状に折曲した車軸に別途回転自在に取付けたものでもよいし、折曲した車軸のままでであってもよい。
【００１６】
この三輪車は後記するように、付き添いの保護者が手押し可能であり、この手押し時には前輪２８をその車軸から（従ってペダル３０）からフリーにすることができるようになっている。すなわち前輪２８の側面に露出したノブ２８Ａ（図１，４）を手で回すことにより、前輪２８を車軸と一体化したりフリーにしたり切換えることができる。
【００１７】
また操向ハンドルバー２２はヘッドパイプ部１２にロックして操舵できないようにすることもできる。この場合ヘッドパイプ部１２の前面に位置するノブ１２Ａを押し上げることにハンドルバー２２をロックし、ノブ１２Ａを押し下げることによってロック解除することができる。３２は前輪２８の泥除け、すなわちフェンダである。
【００１８】
３４は着座シートである。この着座シート３４は平面視略三角形であり（図２，３）、その後辺は土手状に上方へ立上がり、後記する背当て部材４２に間隙を空けて連なる。着座シート３４の前部下面はメインパイプ１４にヒンジで保持される。着座シート３４の後部下面は左右一対のコイルバネ３６（図１に一方のみ図示）を介して、メインチューブ１４に固着したブラケット３８に支持される。
【００１９】
４０は着座シート３４の前部下方に位置する補助ステップである。この補助ステップ４０はメインチューブ１４に保持され、図１〜４に示す使用位置と、後方へ回動させた収納位置とに固定可能である。補助ステップ４０は、保護者により手押しで走行する時には、下方へ出した使用位置にし、子供の両足をここに置けるようにする。
【００２０】
なおこの時この補助ステップ４０を後方へ倒した収納位置にし、子供がペダル３０に足を置くようにしてもよい。この時にノブ２８Ａによりペダル３０を前輪２８からフリーにすれば、保護者が車体を手押しする際に前輪２８が回転してもペダル３０は動かないから、子供の足がペダル３０によって強制的に動かされることが無く、子供は安定して乗ることができる。
【００２１】
４２は背当て部材である。この背当て部材４２は補助フレーム４４によって車体フレーム１０に固定されている。補助フレーム４４は背当て部材４２内で逆Ｕ字状に折曲されたパイプで形成され、その両側の部分は着座シート３４の後側方を少し後傾しながら通り、その間隔を少しずつ広げつつ下降している。
【００２２】
そしてこれら両側部分の下部は、車体フレーム１０の後部パイプ１６の下部に添うように斜後下方へ折曲されて、この後部パイプ１６の前縁に長ボルト４６で固定されている。
【００２３】
ここに長ボルト４６は、補助フレーム４４および後部パイプ１６を貫通し、この長ボルト４６を抜くことによって補助フレーム４４と共に背当て部材４２が取外し可能である。なおこの補助フレーム４４には後記する押手棒４８やガード６２などが取付けられるから、これらも補助フレーム４４と共に取外し可能である。
【００２４】
４８は押手棒である。この押手棒４８は、補助フレーム４４に固着されて背当て部材４２の後面から下方へのびる左右一対のアウタパイプ５０，５０（図４）と、このアウタパイプ５０，５０に上方から摺動可能に挿入された左右一対のインナパイプ５２，５２と、両インナパイプ５２，５２の上端に取付けられた環状のグリップ部５４とを有する。インナパイプ５２，５２は背当て部材４２の中に収容したロック（図示せず）により、これを押し下げた収納位置と、これを引き上げた使用位置とを含む適宜の位置にロック可能である。
【００２５】
アウタパイプ５０，５０は図１，４に示すように、背当て部材４２から補助フレーム４４と略平行に下降し、その下端に被せた樹脂製のキャップは車体フレーム１０の後部パイプ１６に後方から当接している。このため押手棒４８に加わる力は背当て部材４２と後部パイプ１６とで分散して支持できることになる。
【００２６】
５６は後輪２０，２０の間に収容された荷箱である。この荷箱５６は、後部パイプ１６の二股間に固着されたステップ板５８（図４）の上面に取付けられている。ここに荷箱５６の底には、４本の爪６０（図４に３本が示されている）が突設され、これらの爪６０をステップ板５８の外周縁に係合させることにより、荷箱５６はステップ板５８に固定される。
【００２７】
次にガード６２を説明する。ガード６２は着座シート３４の左右の上方付近を別々に囲むように平面視略弧状に形成された左右一対のガード半体６４，６４と、これらの後部を補助フレーム４４に保持するガード固定部材６６，６６と、これらの前端を結合するロック６８とを備える。ガード半体６４は、後部を下方へ折曲し、中央部付近を前下がりに傾斜させ、前部を車体幅方向内側へ略水平に折曲したパイプ６４Ａの外周に、柔らかい発泡樹脂などの保護チューブ６４Ｂを被せたものである（図８参照）。ここにガード半体６４の後部は保護チューブ６４Ｂで被覆されず、パイプ６４Ａが露出している。
【００２８】
ガード固定部材６６は、図５，６に示すように、パイプ６４Ａの後端を補助フレーム４４と共に挟持する一対の固定部材半体６７，６７を持つ。これら半体６７，６７は、ヒンジ７０で開閉可能である。また手廻し用グリップ７２Ａと一体化したボルト７２をこれら半体６７，６７に貫通させ、その先端をナット７４に螺入することによって両半体６７，６７を締付け可能である。
【００２９】
ここにガード半体６４のパイプ６４Ａの後端は、図５に明らかなように、補助フレーム４４と平行となるように下方へ折曲され、このパイプ６４Ａは補助フレーム４４の前縁に密着するように位置決めされ、一方の固定部材半体６７Ａ（図６）にリベット止めされている。図６で７６はこのリベットである。
【００３０】
また補助フレーム４４には環状のストッパ７８がリベット止めされ、このストッパ７８で固定部材６６の下降を制限することにより、固定部材６６の上下方向の位置決めをする。
【００３１】
ロック６８は、図８，９に示すように、アウタ８０およびインナ８２で形成される。アウタ８０は一端が開いた円筒状であり、その外周に２つの係合孔８０Ａ、８０Ａを持つ。インナ８２はこのアウタ８０内に挿入可能であると共に、その外周には外径方向へ弾性復帰可能な係合爪８２Ａ、８２Ａを持つ。そしてインナ８２をアウタ８０に挿入すれば、インナ８２の係合爪８２Ａ、８２Ａがアウタ８０の係合孔８０Ａ、８０Ａに係入し、両者はロックされる。また係合孔８０Ａ、８０Ａから外に現れた係合爪８２Ａ、８２Ａを押込みながらアウタ８０とインナ８２を引き離せば、両者はロック解除されて分けることができる。
【００３２】
アウタ８０およびインナ８２には中心軸上で外側へ突出する筒状の取付部８０Ｂ、８２Ｂが一体成形されている。これら取付部８０Ｂ、８２Ｂには前記ガード半体６４，６４のパイプ６４Ａ、６４Ａの先端が挿入され、リベット止めされている。なおパイプ６４Ａ、６４Ａの一方のリベット止め用の孔をパイプ６４Ａの円周方向に長い長孔として、アウタ８０およびインナ８２の一方を円周方向に僅かに回動自在にするのがよい。こうすれば、係合孔８０Ａと係合爪８２Ａを正しく係合させるためにアウタ８０またはインナ８２の円周方向の位置を容易に調整することが可能になる。保護チューブ６４Ｂの先端はこの取付部８０Ｂの外側も覆っている。
【００３３】
従ってロック６８の係合爪８２Ａを押込みアウタ８０とインナ８２を切り離すことにより、ガード半体６４をその後部付近を支点として車体幅方向外側へ回動させることができる。すなわちガード固定部材６６は補助フレーム４４を中心にして回動可能になる。この時ガード固定部材６６の手廻し用グリップ７２Ａを回してボルト７２を緩めてもよいが、ボルト７２を緩めなくてもガード半体６４は補助フレーム４４に対して回動可能である。
【００３４】
この時両方のガード半体６４，６４を外側へ開くこともできる。また一方または両方のガード半体６４，６４を車体幅方向内側へ回動させて、ロック６８のアウタ８０とインナ８２とを対向させれば、これらを係合させることができる。このようにして両方のガード半体６４，６４は互いに結合される。
【００３５】
この状態では、ガード６２の保護チューブ６４Ｂの上縁は、図１に示すように操向ハンドルバー２２のグリップ２４付近の高さから前方に向かって下降し、その前部の上縁はグリップ２４の下縁よりも下方に位置する。また図２，３に示す操向ハンドルバー２２を最大舵角に回動した状態でも、ハンドルバー２２はガード６２に干渉しない。すなわちガード６２は、平面視でハンドルバー２２の回動範囲に重ならない。
【００３６】
このようにガード６２を前下がりに傾けたので、着座した子供は両腕のひじをこのガード６２に載せて腕を安定させつつ無理なくハンドルバー２２のグリップ２４を握ることができる。このため腕に大きな力を入れることなくハンドルバー２２をしっかりと支えることが可能になる。この結果、足踏みペダル３０を踏み込んだ時に前輪２８が左右に振れにくくなり、真っ直ぐに走行し易くなる。
【００３７】
またガード６２の前部とグリップ２４とは高さが異なり、大きく舵を切っても両者は当たらないから、子供の手をグリップ２４とガード６２の間に挟むおそれがない。
【００３８】
またこのガード６２の前端は、図２，３から明らかなように平面視で着座シート３４の前部に重なっている。このため着座した子供が着座シート３２上で前方へ滑って移動しても、子供の身体がガード６２によりその移動が規制される。従って子供が着座シート３４の前方にすべり落ちることがない。
【００３９】
子供がこの三輪車に乗り降りする時には、ロック６８を解放して、少なくとも一方のガード半体６４を外側へ開けばよい（図２，３の仮想線参照）。このようにガード半体６４は容易に開けるから、子供の乗り降りが容易である。
【００４０】
また子供が安全にペダル３０をこげるようになってガード６２が不必要になった時は、ガード固定部材６６のボルト７２を緩めて固定部材半体６７，６７を開くことにより、ガード６２を補助フレーム４４から取外すことができる。この時工具は一切不要であるから、ガード６２の着脱が容易である。
【００４１】
【発明の効果】
この発明は以上のように、左右一対のガード半体をその後部付近を支点として車体幅方向外側へ回動可能とし、これらガード半体の前部を操向ハンドルバーの中央よりも後方で接続しロック可能にすると共に、ロックしたガード半体は前下がりに傾斜させその前端をハンドルバーのグリップよりも下方に位置させたものであるから、子供はガードに腕を当ててハンドルのグリップを握ることができ、ハンドルバーをしっかりと支えることができる。このため足踏みペダルを踏み込んだ時に前輪が左右に振れにくくなり、真っ直ぐに走行し易くなる。
【００４２】
またガードはその前端のロックを解放することによって車体幅方向外側へ開くことができる。このため子供の乗り降りが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施態様の側面図
【図２】同じく平面図（左最大操舵時）
【図３】同じく平面図（右最大操舵時）
【図４】前下方から見てフレーム構造を示すための斜視図
【図５】ガード半体の固定部材を示す側面図
【図６】図５におけるVI−VI線断面図
【図７】ガード半体を結合するロックの斜視図
【図８】その断面図
【図９】その分解図
【符号の説明】
１０車体フレーム
１２ヘッドパイプ
１４メインパイプ
１６後部パイプ
２０後輪
２２操向ハンドルバー
２４グリップ
２８前輪
３０足踏みペダル
３４着座シート
４２背当て部材
４４補助フレーム
４８押手棒
６２ガード
６４ガード半体
６４Ａパイプ
６４Ｂ保護チューブ
６６ガード固定部材
６７ガード固定部材半体
６８ロック
７０ヒンジ
７２ボルト
７６リベット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a children's tricycle provided with a back support member on the rear upper side of a seat.
[0002]
[Prior art]
In a children's tricycle, a child riding on a seating seat travels while placing both feet on a foot pedal attached to the front axle and stepping on one foot alternately. At this time, if the child applies force to the pedal, the front wheel swings left and right, so the child rides while holding the steering handle bar firmly and holding the handle so that the front wheel does not swing left and right. In addition, in order to stabilize the riding posture of a child, there is also one provided with a backrest member on the rear upper side of the seat. In this case, when the child sits with his / her back on the backrest member, the handlebar becomes far from the child. For this reason, the child needs to grip the handlebar more strongly and step on the pedal.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In order to prevent the front wheel from swinging from side to side due to the force of pressing the pedal, the child needs to hold down the handlebar strongly, but it is difficult to hold down the handlebar strongly because the strength of the arm is weak especially for young children. is there. For this reason, there has been a problem that the front wheels cannot swing straight due to swinging from side to side.
[0004]
In order to stabilize the posture of the seated child, a guard surrounding the child may be provided above the seating seat. For example, a substantially semicircular member that extends forward from both sides of the back support member and surrounds the front of the child is provided. In this case, however, it is very difficult for children to get on and off, and an attendant needs to help.
[0005]
The present invention has been made in view of such circumstances, and makes it easy for a child to get on and off despite the provision of a guard, and to easily suppress the vibration of the front wheels even for a young child with weak arm strength. It aims at providing the tricycle for children which can make it easy to run.
[0006]
[Structure of the invention]
According to the present invention, the object is to provide one steered front wheel, two rear wheels, a foot pedal attached to the axle of the front wheel, a substantially triangular seat seat located near the center of the vehicle body, In a children's tricycle comprising a steering handlebar located at the front upper side of the seating seat and a backrest member located at the rear upper side of the seating seat, the plan view so as to separately surround the left and right upper vicinity of the seating seat separately A pair of left and right guard halves that are formed in a substantially arc shape and can be turned outward in the vehicle width direction with the vicinity of each rear part as a fulcrum, and the front parts of the pair of guard halves are connected behind the center of the steering handlebar And a pair of guard halves connected by the lock are tilted forward in a side view and the front end thereof is located below the handlebar grip. That.
[0007]
The guard half is bent at the rear part downward, the central part is tilted forward and the front part is bent almost horizontally inwardly in the width direction of the vehicle body, the central part of this pipe, and the outer periphery of the front part If the guard tube is covered with a soft protective tube and the front ends of the guard halves are locked together, the rear of the protective tube should be approximately the same height as or higher than the handlebar. An arm can be put on the upper edge of the guard half to grip the handle grip. If the guard halves are connected with a lock so that they do not overlap the range of rotation of the handlebar in plan view, the gap between the handle grip and the guard will increase, and even if the front wheels are rotated left and right, It becomes easy to hold down the grip firmly.
[0008]
If the front part of the guard overlaps the seating seat in plan view, even if the seated child moves forward on the seating seat, the amount of movement is limited by the guard, so the child slides down to the front of the seating seat. There is no fear.
[0009]
The back support member can be attached to a pair of left and right auxiliary frames that rise upward from the body frame through the rear side of the seating seat. In this case, the rear part of the guard half can be fixed to a guard fixing member that is fixed by sandwiching the auxiliary frame, and can be rotated together with the guard fixing member outward in the single width direction around the auxiliary frame. .
[0010]
For example, the guard fixing member has a structure in which the auxiliary frame is sandwiched between a pair of fixing member halves from the left and right, and the rear part of the guard member is sandwiched between the fixing member halves together with the auxiliary frame. In this case, if the rear part of the guard half is bent downward and brought into close contact with the front edge of the auxiliary frame, the guard half is held more firmly.
[0011]
If the guard half is fixed to one of the fixing member halves in advance, the workability when fixing the fixing member to the auxiliary frame is improved. If a stopper for positioning the guard fixing member is attached to the auxiliary frame, positioning of the guard half is further facilitated. For example, a structure in which a ring-shaped stopper is fixed to the auxiliary frame and a guard fixing member is brought into contact with the stopper from above to perform positioning in the vertical direction is possible.
[0012]
Embodiment
1 is a side view of an embodiment of the present invention, FIGS. 2 and 3 are plan views, FIG. 4 is a perspective view showing a frame structure when viewed from the front lower side, and FIG. 5 is a fixing member of a guard half. 6 is a sectional view taken along the line VI-VI, FIG. 7 is a perspective view of a lock for joining the guard halves, FIG. 8 is a sectional view thereof, and FIG. 9 is an exploded view thereof.
[0013]
1 to 4, reference numeral 10 denotes a vehicle body frame, one main pipe 14 extending obliquely rearward and rearward from the head pipe portion 12, and a rear portion coupled to the rear end of the main pipe and extending rearward and obliquely rearward. It has a pipe 16. An axle 18 (FIG. 4) passes through the rear lower end of the rear pipe 16 in the vehicle body width direction, and a pair of left and right rear wheels 20 and 20 are held at both ends thereof so as to be freely rotatable.
[0014]
A steering handlebar 22 is formed by bending the upper part of a pair of left and right pipes held in the head pipe portion 12 in the vertical direction so as to open left and right. Grips 24 are attached to both ends of the steering handlebar 22. The lower part of the pipe serving as the steering handle bar 22 extends downward in parallel from the head pipe part 12 to become a front fork part 26, and a steering front wheel 28 is held at the lower end thereof.
[0015]
That is, the axle of the front wheel 28 is rotatably held at the lower end of the front fork portion 26. Both ends of the axle are bent in a crank shape to form a pair of left and right foot pedals 30. The pedal 30 may be separately attached to an axle bent in a crank shape so as to be freely rotatable, or may remain as a bent axle.
[0016]
As will be described later, this tricycle can be manually pushed by an attending guardian, and at this time, the front wheel 28 can be released from its axle (and hence the pedal 30). That is, by turning the knob 28A (FIGS. 1 and 4) exposed on the side surface of the front wheel 28 by hand, the front wheel 28 can be integrated with the axle or made free.
[0017]
Further, the steering handlebar 22 can be locked to the head pipe portion 12 so that it cannot be steered. In this case, the handlebar 22 can be locked by pushing up the knob 12A located on the front surface of the head pipe portion 12, and the lock can be released by pushing down the knob 12A. 32 is a mudguard of the front wheel 28, that is, a fender.
[0018]
Reference numeral 34 denotes a seat. The seating seat 34 has a substantially triangular shape in plan view (FIGS. 2 and 3), and its rear side rises upward in a bank shape and continues to a backrest member 42 to be described later with a gap. The front lower surface of the seating seat 34 is held by the main pipe 14 with a hinge. The rear lower surface of the seating seat 34 is supported by a bracket 38 fixed to the main tube 14 via a pair of left and right coil springs 36 (only one is shown in FIG. 1).
[0019]
Reference numeral 40 denotes an auxiliary step located below the front portion of the seating seat 34. The auxiliary step 40 is held by the main tube 14 and can be fixed at the use position shown in FIGS. 1 to 4 and the storage position rotated backward. The auxiliary step 40, when traveling by hand by a guardian, is in a use position that is extended downward so that both feet of the child can be placed here.
[0020]
At this time, the auxiliary step 40 may be placed in the retracted position so that the child puts his / her foot on the pedal 30. If the pedal 30 is released from the front wheel 28 by the knob 28A at this time, the pedal 30 will not move even if the front wheel 28 rotates when the guardian pushes the vehicle body. The child can ride stably.
[0021]
Reference numeral 42 denotes a back support member. The backrest member 42 is fixed to the vehicle body frame 10 by an auxiliary frame 44. The auxiliary frame 44 is formed of a pipe bent in an inverted U-shape in the backrest member 42, and the portions on both sides of the auxiliary frame 44 pass through the rear side of the seating seat 34 while being slightly inclined backward, and the interval is gradually increased. While descending.
[0022]
The lower portions of both side portions are bent obliquely downward so as to follow the lower portion of the rear pipe 16 of the vehicle body frame 10, and are fixed to the front edge of the rear pipe 16 with a long bolt 46.
[0023]
Here, the long bolt 46 passes through the auxiliary frame 44 and the rear pipe 16, and by removing the long bolt 46, the backrest member 42 can be removed together with the auxiliary frame 44. The auxiliary frame 44 is provided with a pusher bar 48 and a guard 62, which will be described later, and can be removed together with the auxiliary frame 44.
[0024]
Reference numeral 48 denotes a push bar. The pusher bar 48 is fixed to the auxiliary frame 44 and is inserted into the pair of left and right outer pipes 50, 50 (FIG. 4) extending downward from the rear surface of the backrest member 42, and slidably inserted into the outer pipes 50, 50 from above. The left and right inner pipes 52, 52 and an annular grip portion 54 attached to the upper ends of the inner pipes 52, 52 are provided. The inner pipes 52 and 52 can be locked at appropriate positions including a storage position where the inner pipes 52 and 52 are pushed down and a use position where the inner pipes 52 and 52 are pulled up.
[0025]
As shown in FIGS. 1 and 4, the outer pipes 50, 50 descend from the back support member 42 substantially parallel to the auxiliary frame 44, and the resin cap placed on the lower end of the outer pipes 50, 50 hits the rear pipe 16 of the body frame 10 from the rear. Touching. Therefore, the force applied to the pusher bar 48 can be dispersed and supported by the back member 42 and the rear pipe 16.
[0026]
Reference numeral 56 denotes a packing box accommodated between the rear wheels 20 and 20. The packing box 56 is attached to the upper surface of a step plate 58 (FIG. 4) fixed between the two forks of the rear pipe 16. Here, four claws 60 (three are shown in FIG. 4) project from the bottom of the packing box 56, and by engaging these claws 60 with the outer peripheral edge of the step plate 58, The packing box 56 is fixed to the step plate 58.
[0027]
Next, the guard 62 will be described. The guard 62 has a pair of left and right guard halves 64 and 64 formed in a substantially arc shape in plan view so as to separately surround the left and right upper portions of the seating seat 34, and a guard fixing member 66 that holds these rear portions on the auxiliary frame 44. , 66 and a lock 68 for connecting the front ends thereof. The guard half body 64 has a rear portion bent downward, a central portion is inclined forward and downward, and the front portion is bent almost horizontally inwardly in the vehicle width direction, and the outer periphery of the pipe 64A is protected with a soft foam resin or the like. The tube 64B is covered (see FIG. 8). Here, the rear portion of the guard half 64 is not covered with the protective tube 64B, and the pipe 64A is exposed.
[0028]
As shown in FIGS. 5 and 6, the guard fixing member 66 has a pair of fixing member halves 67 and 67 that sandwich the rear end of the pipe 64 </ b> A together with the auxiliary frame 44. These half bodies 67 and 67 can be opened and closed by a hinge 70. Further, both halves 67 and 67 can be tightened by penetrating the bolts 72 integrated with the hand grip 72 </ b> A through these halves 67 and 67 and screwing the ends of the halves into the nuts 74.
[0029]
Here, the rear end of the pipe 64 </ b> A of the guard half 64 is bent downward so as to be parallel to the auxiliary frame 44, as clearly shown in FIG. 5, and the pipe 64 </ b> A is in close contact with the front edge of the auxiliary frame 44. And is riveted to one fixing member half 67A (FIG. 6). In FIG. 6, reference numeral 76 denotes this rivet.
[0030]
An annular stopper 78 is riveted to the auxiliary frame 44, and the stopper 78 restricts the lowering of the fixing member 66, thereby positioning the fixing member 66 in the vertical direction.
[0031]
The lock 68 is formed of an outer 80 and an inner 82 as shown in FIGS. The outer 80 has a cylindrical shape with one end open, and has two engagement holes 80A and 80A on the outer periphery thereof. The inner 82 can be inserted into the outer 80 and has engaging claws 82A and 82A on its outer periphery that can be elastically restored in the outer diameter direction. When the inner 82 is inserted into the outer 80, the engaging claws 82A and 82A of the inner 82 are engaged with the engaging holes 80A and 80A of the outer 80, and both are locked. Further, if the outer 80 and the inner 82 are pulled apart while pushing the engaging claws 82A, 82A appearing outside from the engaging holes 80A, 80A, the two can be separated by being unlocked.
[0032]
The outer 80 and the inner 82 are integrally formed with cylindrical mounting portions 80B and 82B that protrude outward on the central axis. The ends of the pipes 64A and 64A of the guard halves 64 and 64 are inserted into these attachment portions 80B and 82B and riveted. It is preferable that one of the pipes 64A and 64A for riveting is a long hole that is long in the circumferential direction of the pipe 64A, and one of the outer 80 and the inner 82 is slightly rotatable in the circumferential direction. In this way, it is possible to easily adjust the circumferential position of the outer 80 or the inner 82 in order to correctly engage the engagement hole 80A and the engagement claw 82A. The tip of the protective tube 64B also covers the outside of the mounting portion 80B.
[0033]
Therefore, by pushing the engaging claw 82A of the lock 68 and separating the outer 80 and the inner 82, the guard half body 64 can be rotated outward in the vehicle body width direction with the vicinity of the rear portion as a fulcrum . That is, the guard fixing member 66 can be rotated around the auxiliary frame 44. At this time, the bolt 72 may be loosened by turning the hand grip 72A of the guard fixing member 66. However, the guard half 64 can be rotated with respect to the auxiliary frame 44 without loosening the bolt 72.
[0034]
At this time, both guard halves 64, 64 can be opened outward. Further, if one or both of the guard halves 64, 64 are rotated inward in the vehicle body width direction so that the outer 80 and the inner 82 of the lock 68 face each other, they can be engaged. In this way, both guard halves 64, 64 are joined together.
[0035]
In this state, the upper edge of the protective tube 64B of the guard 62 descends from the height near the grip 24 of the steering handlebar 22 as shown in FIG. It is located below the lower edge. 2 and 3, the handle bar 22 does not interfere with the guard 62 even when the steering handle bar 22 is rotated to the maximum steering angle. That is, the guard 62 does not overlap the rotation range of the handle bar 22 in plan view.
[0036]
Since the guard 62 is tilted forwardly in this manner, the seated child can comfortably grasp the grip 24 of the handle bar 22 while placing the elbows of both arms on the guard 62 to stabilize the arm. For this reason, it is possible to firmly support the handlebar 22 without applying a large force to the arm. As a result, when the foot pedal 30 is depressed, the front wheels 28 are less likely to swing left and right, making it easier to travel straight.
[0037]
Moreover, since the height of the front part of the guard 62 and the grip 24 is different and neither of them hits even when the rudder is largely turned, there is no possibility that the child's hand is sandwiched between the grip 24 and the guard 62.
[0038]
The front end of the guard 62 overlaps the front portion of the seating seat 34 in plan view as is apparent from FIGS. For this reason, even if the seated child slides forward on the seating seat 32, the movement of the child's body is restricted by the guard 62. Therefore, the child does not slide forward of the seating seat 34.
[0039]
When the child gets on and off the tricycle, the lock 68 is released and at least one of the guard halves 64 can be opened outward (see the phantom lines in FIGS. 2 and 3). Since the guard half 64 can be easily opened in this way, it is easy for children to get on and off.
[0040]
Also, when the child can safely push the pedal 30 and the guard 62 becomes unnecessary, the bolt 72 of the guard fixing member 66 is loosened to open the fixing member halves 67 and 67 to assist the guard 62. It can be removed from the frame 44. At this time, since no tools are required, the guard 62 can be easily attached and detached.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the pair of left and right guard halves can be pivoted outward in the vehicle width direction with the vicinity of the rear part as a fulcrum, and the front parts of these guard halves are connected behind the center of the steering handlebar. Since the locked guard half is inclined forward and its front end is positioned below the handlebar grip, the child holds the handle grip with his arm on the guard. Can support the handlebar firmly. For this reason, when the foot pedal is depressed, the front wheels are less likely to swing left and right, making it easier to travel straight.
[0042]
The guard can be opened outward in the vehicle width direction by releasing the lock at its front end. This makes it easier for children to get on and off.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of an embodiment of the present invention. FIG. 2 is also a plan view (at the time of left maximum steering).
FIG. 3 is also a plan view (at the maximum right steering)
4 is a perspective view showing the frame structure when viewed from the front lower side. FIG. 5 is a side view showing a fixing member of the guard half. FIG. 6 is a sectional view taken along line VI-VI in FIG. FIG. 8 is a cross-sectional view of the lock for joining the body. FIG. 9 is an exploded view of the lock.
10 Body frame 12 Head pipe 14 Main pipe 16 Rear pipe 20 Rear wheel 22 Steering handlebar 24 Grip 28 Front wheel 30 Foot pedal 34 Seating seat 42 Back member 44 Auxiliary frame 48 Pusher bar 62 Guard 64 Guard half body 64A Pipe 64B Protection Tube 66 Guard fixing member 67 Guard fixing member half 68 Lock 70 Hinge 72 Bolt 76 Rivet

Claims

One steering front wheel, two rear wheels, a foot pedal attached to the axle of the front wheel, a substantially triangular seat seat in the plan view located near the center of the vehicle body, and a front upper position of the seat seat In a children's tricycle comprising a steering handlebar and a backrest member located above the seating seat,
A pair of left and right guard halves that are formed in a substantially arc shape in plan view so as to separately surround the left and right upper vicinity of the seating seat, and are rotatable outward in the vehicle width direction with the vicinity of the respective rear portions as fulcrums, and the pair of guards And a pair of guard halves connected by the lock incline toward the front in a side view, and the front end is below the handlebar grip. A tricycle for children characterized by being located in

The guard half is bent at the rear part downward, the center part is inclined forward downward, the front part is bent almost horizontally inward in the vehicle body width direction, the pipe center part and the outer periphery of the front part The child's tricycle according to claim 1, wherein the guard halves having a soft protection tube covered with a lock and the guard halves connected to each other by a lock have a rear portion of the protection tube having a height substantially equal to or higher than a handlebar grip in a side view. .

The child tricycle according to claim 1 or 2, wherein the guard halves connected by the lock do not overlap with a rotation range of the handlebar in a plan view.

The child tricycle according to any one of claims 1 to 3, wherein the front ends of the guard halves connected by a lock overlap the seating seat in plan view.

The back support member is attached to a pair of left and right auxiliary frames that rise upward from the body frame through the rear side of the seating seat, and the rear part of the guard half is fixed to a guard fixing member that holds the auxiliary frame. The child tricycle according to any one of claims 1 to 4, wherein the child tricycle can be rotated around an auxiliary frame together with a guard fixing member.

The guard fixing member is formed by a pair of fixing member halves that are joined by a hinge and sandwich the auxiliary frame therebetween , and the one fixing member half is fixed by bending the rear end of the guard half downward. The child tricycle according to claim 5, wherein the guard fixing member holds the rear end of the guard half in contact with the front edge of the auxiliary frame.

The child tricycle according to claim 6, wherein a stopper for positioning the guard fixing member is attached to the auxiliary frame.