JP3787552B2 - Toner supply container - Google Patents

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【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なトナー補給容器に関する。
【０００２】
ここで電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ（レーザービームプリンタ、ＬＥＤプリンタなど）、ファクシミリ装置及びワードプロセッサーなどが含まれる。
【０００３】
【従来の技術】
従来、電子写真複写機やプリンター等の電子写真画像形成装置には現像剤として微粉末のトナーが使用されている。そして、画像形成装置本体の現像剤が消費された場合には、トナー供給容器（トナー補給容器）を用いて画像形成装置本体ヘトナーを補給することが行われている。
【０００４】
ここで、トナーは極めて微細な粉末であるため、トナー補給作業時には、トナーが飛散しないようトナー供給容器を画像形成装置本体の内部に据え置いて、小さな開口部から少量ずつトナーを排出する方式が知られている。このような方式にあってはトナーは重力等の作用で自然に排出されるのは困難であり、何らかのトナー搬送手段が必要となる。
【０００５】
そして、このようなトナー搬送手段を備えたトナー補給容器としては、例えば特公平７−１１３７９６号公報に開示されているトナー補給容器がある。ここで、このトナー補給容器は全体形状が略円筒形であり、その外周面の一端部には比較的小さなトナー排出用の開口が設けられている。また、容器内部には螺旋状のトナー搬送部材が設けられ、容器の端部壁面を貫通して容器外部より駆動を受けるようになっている。
【０００６】
ところで、この搬送部材の駆動を受ける側が容器の端部壁面を貫通している部分には貫通穴からのトナー漏れを防ぐために何らかの軸受けシール機構が必要とされる。なお、シール機構の構成は、搬送部材の端部にギア部材を連設し、ギア部材と容器壁面との間にシール部材を挟持するようにしたものが一般的である。また、シール部材としては、ドーナツ状の羊毛フェルトやオイルシール等が用いられる場合が多い。
【０００７】
そして、このトナー補給容器は装置本体内に装着したまま使用され、本体側からの駆動によりトナー搬送部材を回転することでトナーを搬送し、開口部から少量ずつトナーを排出するようになっている。
【０００８】
一方、トナー搬送手段を備えた他のトナー補給容器としては、特開平７−４４０００号公報に開示されているトナー補給容器がある。ここで、このトナー補給容器は、円筒形のボトル状をなし、その内面には螺旋状の突起を設け、一端側の中心付近に小さなトナー排出口を設けている。
【０００９】
なお、このトナー補給容器は、前記従来例と異なり搬送部材は内装されておらず、装置本体に据え置いて使用され、本体側からの駆動を受けて容器本体そのものが回転することでトナーを搬送する構成のトナー搬送手段を備えている。なお、排出口側の端部へ搬送されたトナーは、開口部近傍の迫り出し形状により案内されて容器中心付近の排出口へ持ち上げられて容器外へ排出されるようになっている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述した従来のトナー補給容器をさらに発展させたものである。
【００１１】
本発明の目的は、電子写真画像形成装置本体の内部に据えおいて、装置本体にトナーを補給することのできる、信頼性の高いトナー補給容器を提供することにある。
【００１２】
また、本発明の他の目的は、製造コストの安いトナー補給容器を提供することにある。
【００１３】
また、本発明の他の目的は、トナー補給開口部から効率よくトナーを排出することのできるトナー補給容器を提供することにある。
【００１４】
また、本発明の他の目的は、そのようなトナー補給容器の着脱可能な電子写真画像形成装置を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
主たる本発明は、電子写真画像形成装置本体に着脱可能に装着されるトナー補給容器であって、
前記装置本体に非回転状態で保持されトナーを収容するトナー収容室と、
前記トナー収容室内に設けられトナーを攪拌する攪拌部材と、
前記トナー収容室の下方に前記トナー収容室の長手方向に沿って設けられ、前記トナー収容室よりも突出するようにトナー補給開口部が延出して設けられた前記トナー収容室より小さなトナー搬送室と、
前記トナー搬送室内に設けられ前記トナー補給開口部に向けてトナーを搬送するトナー搬送部材と、
前記トナー補給開口部の延出方向先端に設けられたトナー補給開口を封止する封止部材と、を有し、
前記封止部材は前記装置本体に係合支持されるカップリング部を有し、前記トナー補給開口を開封した位置にある前記封止部材は前記カップリング部が受けた回転力により前記トナー搬送部材と一体的に回転自在な構成とされていることを特徴とするトナー補給容器である。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【００１７】
まず最初に本発明に係るトナー補給容器が装着される電子写真画像形成装置の一例である電子写真複写機の構成について図１に基づいて説明する。
【００１８】
同図において、１００は電子写真複写機本体（以下装置本体という）である。また、１０１は原稿であり、原稿台ガラス１０２の上に置かれる。そして、画像情報に応じた光像が光学部１０３の複数のミラーＭとレンズＬｎにより、電子写真感光体ドラム１０４上に結像する。１０５〜１０８はカセットである。これらカセット１０５〜１０８に積載された記録媒体（以下、「用紙」という。）Ｐのうち、操作部１００ａから使用者が入力した情報もしくは原稿１０１の紙サイズから最適な用紙をカセット１０５〜１０８の用紙サイズ情報から選択する。ここで、記録媒体としては、用紙に限定されずに、例えばＯＨＰシート等適宜選択できる。
【００１９】
そして、給紙、分離装置１０５Ａ〜１０８Ａにより搬送された１枚の用紙Ｐを、搬送部１０９を経由してレジストローラ１１０まで搬送し、ドラム１０４の回転と、光学部１０３のスキャンのタイミングを同期させて搬送する。なお、１１１，１１２は転写放電器、分離放電器である。ここで、転写放電器１１１によって、ドラム１０４上に形成されたトナー像を用紙Ｐに転写する。そして、分離放電器１１２によって、トナー像の転写された用紙Ｐをドラム１０４から分離する。
【００２０】
この後、搬送部１１３により搬送された用紙Ｐは、定着部１１４において熱と圧により用紙上のトナー像を定着させた後、片面コピーの場合には、排紙反転部１１５を通過し、排紙ローラ１１６により排紙トレイ１１７へ排出される。また、両面コピーの場合には、排紙反転部１１５のフラッパ１１８の制御により、再給紙搬送路１１９，１２０を経由してレジストローラ１１０まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排紙トレイ１１７へ排出される。
【００２１】
また、多重コピーの場合には、用紙Ｐは排紙反転部１１５を通り、一度排紙ローラ１１６により一部が装置外へ排出される。そして、この後、用紙Ｐの終端がフラッパ１１８を通過し、排紙ローラ１１６にまだ挟持されているタイミングでフラッパ１１８を制御すると共に排紙ローラ１１６を逆回転させることにより、再度装置内へ搬送される。さらにこの後、再給紙搬送部１１９，１２０を経由してレジストローラ１１０まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたどって排紙トレイ１１７へ排出される。
【００２２】
ところで、上記構成の装置本体１００において、ドラム１０４の回りには現像部２０１、クリーナ部２０２、一次帯電器２０３等が配置されている。ここで、現像部２０１は、原稿１０１の情報を光学部１０３によりドラム１０４に形成された静電潜像をトナーを用いて現像するものである。そして、この現像部２０１へトナーを補給するためのトナー補給容器１が装置本体１００に使用者によって着脱可能に設けられている。ここで、現像部２０１は、トナーホッパー２０１ａと現像器２０１ｂとを有している。トナーホッパー２０１ａは、トナー補給容器１から補給されたトナーを撹拌するための撹拌部材２０１ｃを有している。そして、この撹拌部材２０１ｃにより撹拌されたトナーは、マグネットローラ２０１ｄにより現像器２０１ｂに送られる。現像器２０１ｂは、現像ローラ２０１ｆと、送り部材２０１ｅを有している。そして、マグネットローラ２０１ｄによりトナーホッパー２０１ａから送られたトナーは、送り部材２０１ｅにより現像ローラ２０１ｆに送られて、この現像ローラ２０１ｆにより感光体ドラム１０４に供給される。
【００２３】
なお、クリーナー部２０２は、感光体ドラム１０４に残留しているトナーを除去するためのものである。また、一次帯電器２０３は、感光体ドラム１０４を帯電するためのものである。
【００２４】
図２に示す外装カバーの一部であるトナー補給容器交換用カバー１５（以下交換用カバーという）を図３に示すように使用者が開けると、容器受け台５０が、駆動系（不図示）によって、所定の位置まで引き出される。そして、この容器受け台５０上にトナー補給容器１を設置する。使用者が容器１を装置本体１００から取り出す際には、引き出された容器受け台５０に載っているトナー補給容器１を取り出す。ここで、カバー１５はトナー補給容器１を着脱（交換）するための専用カバーであって、容器１を着脱するためだけに開閉される。尚、装置本体１００のメインテナンスは、前面カバー１００ｃを開閉することによって行なわれる。
【００２５】
なお、容器受け台５０を介することなく、トナー補給容器１を直接装置本体１００に設置し、又、装置本体１００から取り外してもよい。
【００２６】
次に、本発明の第１の実施の形態に係るトナー補給容器について図４及び図５を用いて説明する。なお、図４の（Ａ）は本実施の形態に係るトナー補給容器の正面部分断面図である。（Ｂ）はこのトナー補給容器の側面図である。（Ｃ）はトナー補給容器の側面断面図である。図５はトナー補給容器が装置本体に設置され、開封（開口）された状態の正面断面図である。
【００２７】
図４、図５において、１Ａはトナー補給容器本体たるトナー補給容器部品（以下容器本体という）である。ここで、粉体トナーは、ドラム１０４に形成された静電潜像を現像するものであって、所謂一成分トナー、あるいは、二成分トナー等が適宜選択される。２は容器本体１Ａに収納されている粉体トナーを装置本体１００に取り付けられた被供給部であるトナーホッパー２０１ａに供給する搬送部材である。３は封止部材、４はカップリング部材、９は装置本体１００に設けられたトナーホッパー２０１ａに設けられたトナー受け入れ口である。そして、トナー補給容器１から排出されたトナーは、この受け入れ口９からトナーホッパー２０１ａ内へ導かれる。なお、トナー補給容器１から排出されたトナーが、トナーホッパー２０１ａを介さずに現像器２０１ｂに導かれるよう構成してもよい。
【００２８】
ここで、本明細書において下部とは、トナー補給容器１を装置本体１００に装着した際に下方に位置する部分、底面とは底になる面、上面とは上側の面、下面とは下側の面、側面とは横側の面である。なお、図４，図５，図１４，図１５，図１６，図２１，図２２，図２３，図２４，図２５，図２６，及び図３９はトナー補給容器１が装置本体に装着されたのと同じ位置関係で図示してある。
【００２９】
この容器本体１Ａの一側面１Ａ１の下部にはトナー収納部１ｎに収納されたトナーを装置本体に供給するための筒状のトナー補給開口部１ａが突設されている。またこのトナー補給開口部１ａの一端部にはトナー補給口１ｇが設けられている。また他側面１Ｂの、トナー補給開口部１ａに対応する位置には搬送部材２を回転自在に保持するための受け部１ｂが形成されている。更に、底面１Ｄの外側には装置本体１００に設けられた後述するトナー補給口開閉手段に係合されてトナー補給容器１を着脱方向に移動させるための係合部１ｃが設けられている。なお、本実施例では、この係合部１Ｃは底面１Ｄから外側へ突出したダボである。また上面１Ｅには装置本体１００へのトナー補給容器１を装着する、又は装置本体１００から取り出す際に使用者が把持する把手となる凹部１ｅが設けられている。また正面及び背面の下方傾斜面１使用者がトナー補給容器１を装置本体１００に装着する際に、容器本体１Ａをもちやすくするためのリブ状突起１ｆが容器の長手方向に沿って互いに略平行に形成されている。
【００３０】
なお、容器本体１Ａはプラスチック等の樹脂を射出成形、ブロー成形、あるいは、インジェクションブロー成形等の方法で製造するのが好ましいが、他の材料及び製造方法であっても良い。また容器本体１Ａは、便宜２部分あるいはそれ以上の部分に分割し、それらを溶着、接着等の手段で一体化する方法で製造しても良い。
【００３１】
尚、本実施例では、ハイインパクトポリスチレンを射出成形した上フレームと下フレームの２つのフレームを振動溶着して製造した。一方、搬送部材２は、容器本体１Ａに収納されているトナーをトナー補給口１ｇに搬送するためのものである。この搬送部材２は、図５に示すように軸部２Ａと、この軸部２Ａに設けられ、軸部２Ａの回転により粉体トナーを所定の方向へ搬送する搬送部である螺旋形状の剛性の搬送羽根２Ｂとを備えている。そして、搬送部材２は、軸部２Ａの軸線が略円形のトナー補給口１ｇの中心と略一致した状態で容器本体１Ａに取り付けられている。
【００３２】
尚、搬送部材２は、本実施の形態で説明した所謂スクリュータイプに限定されるものではなくて、例えば軸部２Ａに可撓性の羽根を取りつけたもの等であってもよい。また、軸部と羽根は一体成形であっても、あるいは、別体であってもよい。なお、本実施の形態では、軸部２Ａと羽根２Ｂはプラスチック製であって、一体成形されている。
【００３３】
さらに本実施の形態では、この搬送部材２は、トナー補給開口部１ａの筒部の内部に延在する延在部分２Ｃを有している。本実施の形態においては、この延在部分２Ｃは、さらにトナー補給開口部１ａの外方へ突出している。そして、この延在部分２Ｃの外方へ突出した先端部分でもって装置本体１００から回転駆動力を受ける。そのために、本実施の形態では、この先端部分に封止部材３を軸方向へ移動可能に取り付けている。
【００３４】
ここで、後述する通り、本実施の形態では、封止部材３が４つの機能を備えている。即ち、▲１▼トナー補給開口部１ａを封止する機能、▲２▼装置本体１００から回転駆動力の伝達を受ける機能、▲３▼搬送部材３に回転駆動力を伝達する機能、及び▲４▼トナー補給開口部１ａを開閉するために装置本体に設けられた係合部材６と係合する機能を有している。そこで、封止部材３が装置本体１００から受けた駆動力を延在部分２Ｃを介して軸部２Ａへ伝達して、搬送部材２を回転することができる。
【００３５】
ここで、この延在部分２Ｃの一端部（駆動力受け部）２ａは、装置本体１００から封止部材３を介して回転駆動力を受けることができるような形状、本実施の形態においてはＨカット形状となっている。そして、軸部２Ａの一端部は、延在部分２Ｃの一端部２ａを介して封止部材３に支持される。また、軸部２Ａの他端部２ｂは容器本体１Ａの受け部１ｂに回転可能に係合されており、これにより搬送部材２は開封時に回転自在に支持される。
【００３６】
また、この搬送部材２は、搬送羽根２Ｂがトナー補給開口部１ａの内壁面１ａ１に非接触の状態で、かつトナー補給開口部１ａの内壁面と軸部２ａが略水平となる状態で封止部材３に支持される。そして、このように搬送部材２を支持することによって、搬送部材２が回転することによりトナーをトナー補給口１ｇに向けて略水平に搬送することができる。また、トナー補給開口部１ａの内壁面１ａ１と搬送羽根２Ｂとの間に微細なトナーが巻き込まれ、強く摺擦されて、内壁面１ａ１にトナーが溶融固着するのを防ぎ、粗大粒子が発生するという現象を防ぐことができる。
【００３７】
なお、前述した通りこの搬送部材２もプラスチック等の樹脂を射出成形等の方法で製造するのが簡便で好ましいが、他の材料及び製造方法であっても構わない。また、任意に分割、接合して製造しても構わない。
【００３８】
次に、封止部材３について図６を用いて説明する。なお、図６において、（Ａ）は封止部材の正面図、（Ｂ）は（Ａ）のＡ矢示図、（Ｃ）は（Ａ）のＢ矢示図、（Ｄ）は正面断面図である。
【００３９】
図６の（Ａ）〜（Ｄ）において、３ｂは、封止部材３のトナー補給容器１に対向する側に設けられ、トナー補給容器１のトナー補給口１ｇを開封可能に封止する封止部である。この封止部３ｂの外径はトナー補給口１ｇの内径よりも適当量大きく設定されている。そして、この封止部３ｂの嵌合部３ｂ１をトナー補給口１ｇからトナー補給開口部１ａに圧入嵌合することにより、封止部材３はトナー補給口１ｇを密封する。
【００４０】
また、３ｃは、トナー補給容器１が装置本体１００に装着された際に、装置本体１００から搬送部材２を回転させるための駆動力を受けるための駆動力被伝達部となるカップリング係合部である。このカップリング係合部３ｃは封止部材３が容器本体１Ａに取り付けられた際に封止部３ｂからトナー容器本体１Ａとは反対方向へ搬送部材２の軸部２Ａの軸線と略同軸線上に延在形成された突出部３ｃ１を備えている。また、このカップリング係合部３Ｃは、突出部３ｃ１の周面に設けられ、カップリング部材４と係合する駆動力受け部としての細長形状（スプライン状）の突起（リブ）３ｄとを備えている。なお、本実施の形態において、このスプライン突起３ｄは略等間隔で４箇所設けている。
【００４１】
ところで、この封止部材３には、搬送部材２の一端部２ａと係合して装置本体１００から受けた駆動力を搬送部材２に伝達するための駆動力伝達部として係合孔３ａを有している、この係合孔３ａは、封止部３ｂ及びカップリング係合部３ｃの形成部分にわたって形成された開口（穴）によって構成されている。ここで、この係合孔３ａは、粉体トナー供給部１ａから突出している搬送部材２の軸端部２ａのＨカット形状に対応したＨ字状を有すると共に、軸端部２ａよりも僅かに大きく形成されている。これにより軸端部２ａは係合孔３ａに遊嵌される。
【００４２】
そして、このように軸端部２ａが係合孔３ａに遊嵌されることにより、搬送部材２と封止部材３とは、搬送部材２の回転方向にはお互いに係止される一方、軸線方向へはお互いに移動自在に構成されるようになっている。これにより、トナー供給容器装着時、後述するように封止部材３と容器本体１Ａとの離間が可能となり、粉体トナー供給口１ｇの開封（開口）が可能となる。
【００４３】
ところで、この係合孔３ａと軸端部２ａとの係合長さは、封止部材３と容器本体１Ａとが離間する際、外れることのない長さを有している。これにより封止部材３が容器本体１Ａと離間しても、搬送部材２は封止部材３（カップリング係合部３ｃ）を介して駆動力を受けることができる。
【００４４】
また、このカップリング係合部３ｃと封止部３ｂとの間には、封止部３ｂがトナー補給開口部１ａに圧入された際、トナー補給開口部１ａの端部に突き当たる鍔部３ｆが設けられている。この鍔部の外径は、トナー補給開口部１ａの外径と略等しい。そして、この鍔部３ｆにより封止部３ｂはトナー補給開口部１ａに、嵌合部３ｂ１の長さ分だけ圧入される。
【００４５】
一方、３ｅはカップリング係合部３ｃの先端に形成され、図５に示す装置本体１００に設けられた係止部材６に係止される係止部である係止突起３ｅであり、この係止突起３ｅに係止部材６を係止することにより、トナー補給口１ｇを開封する際、封止部材３を固定することができる。
【００４６】
ところで、このような構成の封止部材３もプラスチック等の樹脂を射出成形して製造するのが好ましいが、他の材料及び製造方法であっても、任意に分割、接合して製造しても構わない。また、封止部材３はトナー補給開口部１ａに圧入嵌合してこれを密閉するため適度な弾性が必要とされる。その材料としては低密度ポリエチレンが最も好ましく、次いでポリプロピレン・ナイロン・高密度ポリエチレン等が好ましく利用できる。
【００４７】
次に、トナー補給容器１の組立方法について説明する。
【００４８】
トナー補給容器１の組立方法は、搬送部材２をトナー補給口１ｇから容器本体１Ａの下部に挿入する（図５参照）。次いで、容器本体１Ａの内部に所定量のトナー（不図示）を充填し、最後にトナー補給口１ｇを封止部材３で封止してトナー補給容器１は完成する。このようにトナー補給容器１の組立ては極めて簡便であり、組立工数も非常に少なくて済む。
【００４９】
なお、トナーの充填はトナー補給口１ｇより行なっても良いし、これとは別に容器本体１Ａの任意の箇所にトナー充填口（不図示）を設け、このトナー充填口から充填し、充填後にキャップ等によりこれを密閉するようにしても良い。あるいは、容器本体１Ａを、二つ又はそれ以上に分割し、トナー充填後に接合するようにしても良い。また、一体的に形成した容器本体１Ａのトナー補給口１ｇが充填口をも兼ねるようにすれば、別にキャップ部材もいらず、充填後の接合工程もいらない。
【００５０】
ところで、トナー補給開口部１ａは、その内部に搬送部材２が延在しているため、トナーをスムーズに排出させるのに必要な大きさを確保する必要がある。トナー補給開口部１ａの長手方向と直交する断面積と搬送部材２の開口部通過部分（軸部２Ａ）の長手方向と直交する断面積との比率について説明する。好ましくは、トナー補給開口部１ａの断面積は、搬送部材２の軸部２Ａの断面積の２倍以上、好ましくは３倍以上、最も好ましくは５倍以上に設定するのが良い。
【００５１】
本実施の形態では、約９倍に設定している。本実施の形態においては、トナー補給開口部１ａは円柱形状であるから、トナー補給開口部１ａの内径は、搬送部材２の軸部２Ａの外径の約３倍に設定している。
【００５２】
一方、トナー補給開口部１ａの内径が大き過ぎると、トナー補給口１ｇまわりのトナー汚れの程度が大きくなり、また物流条件や環境変化における密閉性の維持も困難になる傾向がある。このためトナー補給開口部１ａの内径は、４０ｍｍ以下に設定するのがよい。本実施の形態では、約２４ｍｍに設定している。
【００５３】
次に、トナー供給容器の交換方法について説明する。
【００５４】
画像形成のプロセスに伴い、トナー補給容器１内のトナーが略全量消費されると、装置本体１００に設けられたトナー補給容器空検知手段（不図示）による検知によって、液晶等の表示手段１００ｂ（図２）によりユーザーはトナー補給容器１内のトナーが無くなったことを知らされる。
【００５５】
本実施の形態に於てはトナー補給容器１の交換はユーザー自身が行ない、その手順は以下の通りである。
【００５６】
まず、図２、図７の（Ａ）及び（Ｂ）に示すように、閉じられた状態の交換用カバー１５を、図３及び（Ｃ）に示すようにヒンジ１８を中心に回動させて破線で示す位置まで開く。この交換用カバー１５を開く動作に連動して後述するトナー補給部開閉手段により、容器本体１Ａが移動して、それまで容器本体１Ａと離間してトナー補給口１ｇを開放する状態にあった封止部材３（図９）がトナー補給開口部１ａに圧入嵌合され、トナー補給口１ｇが閉口される（図８）。
【００５７】
次に、ユーザーは、装置本体１００に装着されているトナーのなくなったのトナー補給容器１を（Ｃ）に示す矢印方向と逆方向に引き出し、装置本体１００より取り外す。この後、ユーザーは新しいトナー補給容器１を矢印の向きに装置本体１００へと挿入した後、交換用カバー１５を閉じる（（Ａ）及び（Ｂ）参照）。そして、この交換用カバー１５を閉める動作に連動してトナー補給部開閉手段により封止部材３が容器本体１Ａから離間され、トナー補給口１ｇが開封される。以上が、トナー補給容器の交換手順である。
【００５８】
次に、交換用カバー１５の開閉動作に連動して行なわれるトナー補給口１ｇの開閉動作について、図８、図９を用いて説明する。なお、以下説明する構造は、いずれも装置本体１００に設けられている。さて図８、図９において、６はカップリング係合部３ｃの係止突起３ｅに係止して封止部材３を係止する係止手段としての係止部材である。５７は係止部材６が取り付けられた支持台であり、この支持台５７は回転軸５７ａを中心に回転可能であり、付勢部材５８により時計方向に付勢されている。なお、５９は支持台５７を位置決めするストッパーである。
【００５９】
６０は、回転可能に設けられたコロ６３によりスライド可能なスライド台である。５１はスライド台６０の上に設けられた容器チャッキング部材であり、この容器チャッキング部材５１は回動中心５１ａを中心に回動可能であり、ばね５２により反時計回り方向に付勢されている。なお、５３は容器チャッキング部材５１を位置決めするストッパーである。
【００６０】
ここで、容器チャッキング部材５１及びスライド台６０によりトナー補給容器移動部材が構成されている。さらに容器チャッキング部材５１、スライド台６０及び係止部材６とによりトナー補給口開閉手段が構成されている。
【００６１】
一方、容器チャッキング部材５１は、容器本体１Ａの係合凸部１ｃを係止する係止部５１ｃを有している。トナー補給容器１の装置本体１００への挿入に際して係合凸部１ｃが図８に示す矢印Ｃ方向に進入すると、容器チャッキング部材５１が、矢印Ｄ方向にばね５２の弾性力に抗しながら回転する。この後、係合凸部１ｃが係止部５１ｃに進入すると、チャッキング部材５１は、ばね５２の弾性力により戻って係合凸部１ｃを係止する。そして、チャッキング部材５１が前述した通り係合凸部１ｃを係止することにより、スライド台６０のスライドに伴いトナー補給容器１を着脱方向（図７，図８の矢印Ａ方向，Ｂ方向）へ移動させることができる。
【００６２】
５４は支持手段（不図示）により、軸線方向にスライド可能に保持されるスライド軸である。このスライド軸５４は、付勢部材（不図示）により矢印Ａに示すように支持台５７から離れる方向（図８の下方向）へ付勢される。また、軸ストッパー５５によりその位置が決められている。
【００６３】
５６は、スライド軸５４に取り付けられているロック部材である。このロック部材５６はスライド軸５４が矢印Ｂに示すように支持台５７の方向にスライドする際、容器チャッキング部材５１のリブ状突起部５１ｅと係合し、容器チャッキング部材５１をロックするためのものである。ここで矢印Ａ方向は、補給容器１を装置本体１００から取り出す方向、矢印Ｂ方向は、装置本体に装着する方向である。
【００６４】
ところで、スライド台６０には凸部６０ａが形成されている。この凸部６０ａは揺動軸６１ａを中心に揺動する揺動アーム６１の一端部に形成された長穴６１ｂと係合している。ここで、この揺動アーム６１は、付勢部材６２の弾性力により時計方向へ付勢される、また、ストッパー６４によりその位置が決められている。また、この揺動アーム６１の他端部には、一端が開口された溝部６１ｄが形成されている。
【００６５】
一方、交換用カバー１５には閉じられる際に、この溝部６１ｄに進入する凸部１５ｂが設けられている。この凸部１５ｂが溝部６１ｄに進入することにより、交換用カバー１５の閉鎖動作に連動して揺動アーム６１を付勢部材６２の弾性力に抗して反時計回りに揺動させることができる。
【００６６】
また、交換用カバー１５には閉じられる際に、スライド軸５４の一端部５４ａに当接する壁部１５ａが設けられている。この壁部１５ａにより交換用カバー１５の閉鎖動作に連動してスライド軸５４を矢印Ｂ方向にスライドさせることができる。そして、このようにスライド軸５４をスライドさせることにより、スライド軸５４の他端５４ｂが支持台５７の凸部５７ｂに当接する。これにより支持台５７及び係止部材６が付勢部材５８の弾性力に抗して回転し、これに伴い係止部材６が封止部材３の係止突起３ｅを係止する。
【００６７】
そして、このような構成により、トナー補給容器１を図７の（Ｃ）に示すように装置本体１００に挿入すると、容器本体１に設けられた係合凸部１ｃは、図８に示す矢印Ｃ方向に進入する。その後、この係合凸部１Ｃは、容器チャッキング部材５１の係止部５１ｃに係止され、この状態で新しいトナー補給容器１は装置本体１００に装着される。即ち、トナー補給容器１は、係合凸部１Ｃによって装置本体１００に対する位置が決められる。
【００６８】
次に、このように新しいトナー補給容器１を装着した後、交換用カバー１５を閉じると、まず交換用カバー１５の壁部１５ａがスライド軸５４の一端部５４ａに当接し、スライド軸５４が矢印Ｂ方向にスライドする。そして、この後スライド軸５４の他端５４ｂが支持台５７の凸部５７ｂに当接する。これにより、支持台５７及び係止部材６が付勢部材５８の弾性力に抗して回転し、これに伴い係止部材６は封止部材３の係止突起３ｅを係止する。
【００６９】
また、スライド軸５４のロック部材５６は、スライド軸５４のスライドに伴って容器チャッキング部材５１に向い、容器チャッキング部材５１のリブ状突起部５１ｅと係合する。これにより、容器チャッキング部材５１はロックされる。
【００７０】
さらに、交換用カバー１５を所定の位置まで閉じると、交換用カバー１５の凸部１５ｂが揺動アーム６１の溝部６１ｄへと進入し、揺動アーム６１を付勢部材６２の弾性力に抗して反時計回りに揺動させる。そして、この揺動アーム６１の揺動によりスライド台６０は矢印Ａ方向にスライドする。そして、それに伴い容器チャッキング部材５１により係合凸部１ｃを係止されているトナー補給容器１も同方向へスライド移動する。
【００７１】
ここで、補給容器１が矢印Ａ方向へ移動する際に、封止部材３は係止部材６により係止されており、矢印Ａ方向へ移動することはできない。そのため、容器本体１Ａは封止部材３から離間し、図９に示すようにトナー補給口１ｇは開口される。なお、このときトナー補給開口部１ａは、図５に示すように装置本体１００のホルダー５に、円環状をなすシール部材７により外周囲を密閉した状態で保持される。したがって、補給容器１は、装置本体１００に装着された際に、前述した係合凸部１Ｃ及びトナー補給開口部１ａによって装置本体１００に対する位置が決められる。なお、本実施の形態においては、封止部材３がトナー補給口１ｇから離れたところに支持されている。これによってトナーの凝集性に応じ、トナーの排出を妨げないために必要なだけ離しておくことができる。これにより、排出口付近での閉塞及びこれに起因する種々の問題が発生しない。
【００７２】
一方、トナー補給容器１のトナーが略全量消費された後、ユーザーが交換用カバー１５を開くと、図９に示した状態から交換用カバー１５の凸部１５ｂが揺動アーム６１の壁部６１ｃに当接し、揺動アーム６１を時計回りに揺動させる。これにより、スライド台６０は矢印Ｂ方向へとスライドし、トナー補給容器１も同方向へスライド移動する。
【００７３】
この時、容器チャッキング部材５１は、トナー補給容器１の係合凸部１ｃから時計回り方向に力を受ける。しかし、ロック部材５６が容器チャッキング部材５１を回転方向にロックしているため係合凸部１ｃが容器チャッキング部材５１から脱することはない。これにより、トナー補給口１ｇが封止部材３の鍔部３ｆに当接するまでトナー補給容器１はスライド移動するので、トナー補給口１ｇは閉鎖される。
【００７４】
次いで、交換用カバー１５がさらに大きく開くと、スライド軸５４は既述したように付勢手段により矢印Ａ方向に付勢されているため、軸ストッパー５５の定める所定の位置まで移動する。それに伴い係止部材６が時計回りに回動して封止部材３から離れる。そのため、封止部材３は係止部材６によって係止を解除される。また、容器チャッキング部材５１はロック部材５６によるロックを解除される。
【００７５】
この状態に於いて、トナー補給容器１は装置本体１００に対して取り外し可能な状態となる。そこで使用者が、トナー補給容器１を矢印Ａ方向へ引き出せば取り外すことができる。なお、矢印Ａ方向へ引き出し力を加えると、容器チャッキング部材５１による係合凸部１ｃの係止は解除される。
【００７６】
前述した通り、トナー補給容器１を装置本体１００へ装着した場合、封止部材３の係止突起３ｅは係止部材６にて係止され、トナー補給容器１のトナー補給口１ｇから離脱して保持される。このとき搬送部材２と封止部材３との回転方向の係合関係はそのまま維持されている。
【００７７】
したがって、封止部材３が装置本体１００から受けた回転駆動力によって、搬送部材２は回転して、トナー補給口１ｇから装置本体１００へ徐々にトナーを補給する。尚、本実施形態の場合には、トナーホッパー部にトナー検知センサー２０１ｇが設けられている。そして検知センサー２０１ｇがトナーのないことを検知すると、封止部材３が回転する。そして、検知センサー２０１ｇがトナーのあることを検知すると、封止部材の回転が止まる。このように、装置本体１００のトナーの消費に応じて、封止部材３が断続的に回転するので、トナーも断続的に徐々に装置本体１００へ補給される。しかしながら、トナー補給容器１が装置本体１００へ装着された際に一括して全量のトナーを装置本体１００へ補給することも可能である。
【００７８】
一方、トナー補給容器１の装着時、封止部材３のカップリング係合部３ｃは、図５に示すように装置本体１００のカップリング部材４と係合する。ここで、このカップリング部材４は、装置本体１００に設けられた駆動装置（不図示）の駆動力を封止部材３に伝達するためのものである。
【００７９】
図１０は、このカップリング部材の詳細形状を示す図であり、同図の（Ａ）はカップリング部材の正面図、（Ｂ）は背面図、（Ｃ）は側面断面図である。図１０において、４ａはカップリング部材４の外周面に形成されたギア部である。このギア部４ａにより装置本体１００側からの駆動を受ける。
【００８０】
また、４ｂはカップリング部材４の中心に形成された、封止部材３を受け入れるための受入れ孔である。そして、この受入れ孔４ｂの内周面には、既述した封止部材３のスプライン突起３ｄと係合するための係合溝４ｃが形成されている。そして、受入れ孔４ｂのトナー補給容器１と対向する側の端部には、テーパー状の案内部４ｄが設けられている。
【００８１】
ここで、本実施の形態においては、封止部材３のスプライン突起３ｄを外側の周面に等間隔に４箇所形成している。また、カップリング部材４の係合溝４ｃを１２箇所形成している。そして、このように係合溝４ｃの数を突起３ｄよりも多く形成し、また、案内部４ｄを設けることにより、トナー補給容器装着時に、仮にスプライン突起３ｄと係合溝４ｃの位相がずれていたとしても、両者を確実に係合させることができる。なお、この封止部材３の突起３ｄの数は、４本に限る訳ではなく、適宜選択できる。また、係合溝４ｃの数も、１２本に限る訳ではなく、適宜選択できる。
【００８２】
次に、トナーの排出について説明する。
【００８３】
カップリング部材４は、装置本体１００側のモーター等の駆動源（不図示）からギア等の駆動伝達手段（不図示）を介して回転駆動力を受ける。この駆動力が係合溝４ｃとスプライン突起３ｄとの係合にて封止部材３へ伝達され、さらにＨ字状の係合孔３ａとＨカット先端２ａとの係合にて搬送部材２へと伝達される。なお、本実施の形態においては、搬送部材２の回転速度は２５回転／分となるように設定した。
【００８４】
そして、搬送部材２が回転すると容器本体１Ａに収納されているトナーはトナー補給口１ｇへ向かって搬送された後、トナー補給口１ｇから排出落下して装置本体１００のトナー受入れ口９からトナーホッパー２０１ａへと補給される。なお、トナー補給口１ｇからトナー受入れ口９へ至るまでの間の部分は、前述した通りシール部材７にて密閉が保持されているので、トナー補給口１ｇから排出されたトナーが外部へ漏れたり、飛散することは防止される。
【００８５】
なお、封止部材３と装置本体１００とが接触する部分に回転摺動部は存在するが、トナー補給開口部１ａから離れた位置にあり、直接トナーが接触する部分でないので、粗大粒子の発生等の問題が発生することはない。また、この回転摺動部の位置は、トナーの流動性や搬送部材２の搬送能力、及び、トナーの排出速度等に応じて必要なだけトナー補給開口部１ａから離すことができる。
【００８６】
なお本発明は、既述した第１の実施の形態に限定されるものではない。
【００８７】
例えば、封止部材３の離脱方法は上記したように封止部材３を係止固定して容器本体１Ａを移動しても、逆に容器本体１Ａを固定して封止部材３を移動するようにしても構わない。ただし、封止部材３には前記のとおり装置本体１００側から回転駆動力が与えられる。そのため、仮に容器本体１Ａを固定して、封止部材３を移動させるように構成するとその部分の機構が複雑となるので封止部材３を固定するほうがより好ましいと考えられる。
【００８８】
また、搬送部材２の回転速度も必要とされるトナーの搬送量に応じて任意に設定して良いのはもちろんだが、速すぎると装置本体１００に設けた駆動源や駆動伝達機構の負荷が増大し、反対に遅すぎるとトナーを充分に搬送することができないおそれがある。好ましくは３〜１００回転／分、より好ましくは５〜５０回転／分に設定するのが良い。
【００８９】
さらに、容器本体１Ａの形状も、スペースを有効に使うことができるならば、どのような形状であってもよく、トナー容器の大きさ、容量も任意に設定できる。仮に大容量の容器とし、トナー充填量を例えば２ｋｇ程度としても、回転駆動するのは搬送部材２のみであるため、回転トルクは２〜３ｋｇｆ・ｃｍのレベルで済む。また、封止部材３は粉体トナー供給部１ａに圧入嵌合するようにしたが、例えばシール部材を用いて封止するようにしてもよく、あるいは、容器本体１Ａと封止部材３に対応するネジ部を設けてネジ込んで密閉するようにしても良い。
【００９０】
ところで、第１の実施の形態において、搬送部材２の搬送体を搬送能力の高い螺旋状としたが、螺旋状Ｖは必ずしも必須ではない。例えば図１１（Ａ）に示すように軸部２Ａに搬送体としてフィルム状の翼部２Ｂａを取り付けたようなものも利用可能である。この場合にはトナーの流動性を利用してトナーは排出される。さらに、図１１（Ｂ）に示すように、翼部２Ｂａに窓２Ｂ１を設ければ、搬送部材２の駆動トルクを低減できるのでより好ましい。
【００９１】
次に、本発明の第２の実施の形態として、このような翼部を備えた搬送部材２を有するトナー補給容器１について説明する。
【００９２】
図１２は、本実施の形態の第２実施例に係るトナー補給容器の搬送部材２の構造を示す斜視図である。同図において、２１は軸部２Ａの軸線方向に対して位相を連続的に変化させて取り付けた搬送部材２の翼部である。なお、このような翼部２１を備えた搬送部材２は、例えば射出成形等の方法で一体的に形成するのが好ましいが、２部品あるいはそれ以上の部分に分割し、それらを溶着、接着等の手段で一体化する方法を採用してもよい。
【００９３】
ここで、搬送部材２を２部品以上に分割した場合の軸部２Ａの材質として、剛性を有するプラスチック、金属等が挙げられる。また、翼部２１はシート状で、可撓性を有する部材が好ましい。具体的には、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレン、フッ素樹脂の単層又はこれらの複合層が挙げられる。なお、翼部２１の厚さは５０μｍ〜１ｍｍ程度が望ましい。
【００９４】
なお、本実施の形態では厚さ１８８〜２５０μｍのポリエステルシートを用いるのが好ましい。
【００９５】
また、翼部２１の形状は、台形等の特殊な形状である必要はなく、軸部２Ａの回転中心から翼部２１の先端までの長さが翼部２１の全長に渡って略同一である、例えば長方形形状であれば良い。なお、搬送部材２の組立性の観点から、翼部２１はその全長に渡って一体であることが望ましい。
【００９６】
以上のことから、翼部２１を一体的に形成することで、翼部２１の原反からの切りだしが効率的に行なえ、材料の無駄を防止できる。さらに、装置本体１００が長時間放置され、容器本体１Ａのトナーが固まってしまった場合も翼部２１を一体にすることで連続的にトナーを掻き出すことが可能となり、効率的なトナー排出性が得られる。
【００９７】
次に、翼部２１の軸部２Ａへの取り付け方法について説明する。
【００９８】
搬送部材２を軸部２Ａと翼部２１とに分けて構成した場合、軸部２Ａの軸線方向に対して位相を連続的に変化させるよう翼部２１を軸部２Ａの軸線方向に対して捻って軸部２に取り付ける必要がある。
【００９９】
そして、取り付け方法としては、図１２に示したように、軸部２Ａの胴部の数ヵ所に翼２１を取り付けるためのカシメボス２２を設ける。一方、翼部２１には軸部２のカシメボス２２が嵌入するカシメ孔部２３を複数設ける。そして、カシメボス２２をカシメ孔部２３に挿入し、さらに熱カシメあるいは超音波カシメによって両者を結合して一体化する。
【０１００】
一方、軸部２Ａの翼取り付け面を軸線方向に対して捻る方法を採用した場合、図１３に示したように、軸部２の翼部２１の取り付け面２ｄ（斜線部）を軸部２Ａの軸線方向に対して連続的に変化させる。そして、この取り付け面２ｄに翼部２１を、接着剤あるいは両面テープ等を用いて取り付け、両者を一体化する。
【０１０１】
ここで、上記２つのいずれの方法を採用した場合も、翼部２１の軸線方向に対する位相角差は９０°程度であることが望ましい。
【０１０２】
次に、このように構成された搬送部材２のトナー排出動作を図１４を用いて説明する。
【０１０３】
搬送部材２の軸部２Ａが同図の▲１▼に示す矢印Ａ方向へ０°〜３６０°回転することによって搬送部材２全体が▲１▼→▲２▼→▲３▼→▲４▼→▲１▼の順に順次回転する。ここで、▲１▼→▲２▼にかけて、翼部２１が撓みながら、軸部２Ａと容器本体１Ａの内周下面の間で形成される空間にもぐり込む形で湾曲する。さらに、この翼部２１は、容器本体１Ａの内周下面を擦りながら▲２▼→▲３▼→▲４▼と回転する。
【０１０４】
この際、翼部２１の位相が軸部２Ａの軸線方向に連続的に変化しているため、図１５に示すように翼部２１の撓みかたが軸部２Ａの軸線方向の翼部両端で異なる形で回転する。このことにより、軸部２Ａの軸線方向へのトナー搬送作用が生じ、容器本体１Ａの長手方向（横方向）へのトナー搬送が可能となる。
【０１０５】
また、翼部２１は容器本体１Ａの内周下面に接触するように構成しているため、容器本体１Ａのトナー量が減少した際もトナーを効果的に搬送することができ、結果として排出終了後の容器内の残トナー量を低減することができる。
【０１０６】
さらに、図１４の▲４▼から▲１▼に移行する際の翼部２１の跳ね上げによっても排出口に向かってトナーが送られる効果がある。つまり、翼部２１が容器本体１Ａの内周下面に接触する際の翼部２１の撓みによるトナー搬送効果に加えて、翼部２１の跳ね上げによるトナー搬送効果があるため、より効率的なトナー搬送が可能となる。
【０１０７】
また、図１４の▲５▼に示したとおり、軸部２Ａから翼部２１の先端まで充分な長さを確保すれば、固まったトナーＴ１を翼部２１の弾性によって崩しながら排出できる。つまり、容器本体１Ａの高さが高く、トナー補給開口部１ａが容器本体１Ａの下側に位置するタイプの容器にも対応可能となり、形状が限定されないトナー補給容器を製造することができ、画像形成装置本体内のスペースを有効に利用できる。
【０１０８】
ところで、上記構成のトナー補給容器１を用いてトナーの排出実験を行なったところ、安定したトナー排出性（単位時間当たりのトナー排出量）が得られ、排出終了後の容器内の残トナー量は僅かに約１０ｇであった。また、搬送部材２の回転初期トルク約２ｋｇｆ・ｃｍであった。なお、この実験において、搬送部材２は、翼部２１に厚さ約１８８μｍのポリエステルシートを用い、両面テープを用いてＡＢＳ製の軸部２Ａに貼着することで製造した。また、容器本体１Ａにはトナー約１，５００ｇを充填し、搬送部材２を回転数約３０回転／分に設定してトナー排出を行なった。
【０１０９】
また、搬送部材２の回転数を２０〜５０回転／分で変動させて排出性の変化を確認した結果、回転数の上昇と共に単位時間当たりのトナー排出量が増加した。このことから、搬送部材２の回転数を制御することで、単位時間当たりのトナー排出量をコントロールすることが可能であることが判明した。
【０１１０】
さらに、トナーが容器本体１Ａ内で固まった場合を想定し、トナーを充填した容器本体１Ａをタッピングした後、排出実験を行なった。タッピングは、トナーを充填した容器を、排出を行なう姿勢でタッピング台に固定し、タッピング台を高さ１０ｍｍ、振動数２Ｈｚで連続して１０００回自由落下させて行なった。
【０１１１】
その結果、トナー排出性、容器内残トナー量ともタッピングを行なわなかった場合と同様の結果が得られ、前記構成の搬送部材２及びトナー補給容器１を用いて、固まったトナーを崩しながら効果的にトナーを排出できた。ただし、搬送部材２の回転初期トルクは若干上昇し、約５ｋｇｆ・ｃｍ程度となったが、駆動源への過大な負荷となるレベルではなかった。
【０１１２】
なお、回転トルクは翼部２１が固まったトナーに侵入する際（図１４の▲１▼から▲２▼の間）に極大となる。ここで翼部２１の軸線方向の位相を変えた構成の搬送部材２を用いた場合、トナーヘの翼部２１の侵入のタイミングが軸線方向で異なるために回転トルクを低減できる。
【０１１３】
本実施例の場合には軸線方向に対して翼部２１の位相を変化させているため、翼部２１の一部が図１４の▲３▼のような状況になったとしても、別の部分では図１４の▲１▼のような状況にあるため、翼部２１が軸部２Ａに巻き付く現象が発生することはない。
【０１１４】
以上のように本発明により、翼部の軸部への巻き付きを防止する効果もある。
【０１１５】
一方、図１６は、図１２に示した搬送部材２のトナー補給開口部１ａの近傍にスクリュー体２ｅを追加した構成の本実施の形態の第２実施例に係る搬送部材２を示している。このようにスクリュー体２ｅを追加した他は、第１実施例と同様の構成のトナー補給容器１を用い、同様の条件でトナー排出実験を行なった。
【０１１６】
その結果、第１実施例のものと比較してさらに安定したトナー排出性が得られ、排出終了後の容器内の残トナー量も約１０ｇであった。また、スクリュー体２ｅを追加した結果、トナー排出量のバラつきは５〜１０ｇ／分になり、スクリュー体２ｅを備えていない第１実施例のもののトナー排出量のバラつき（１０〜２０ｇ／分）に比べてトナー排出量の安定性が向上した。なお、搬送部材２の回転初期トルク約４ｋｇｆ・ｃｍであった。
【０１１７】
さらに、搬送部材２の回転数を２０〜５０回転／分で変動させて排出性の変化を確認した結果、回転数の上昇と共に単位時間当たりのトナー排出量が増加した。このことから、搬送部材２の回転数を制御することで、単位時間当たりのトナー排出量をコントロールすることが可能であることがわかる。
【０１１８】
なお、単位時間当たりのトナー排出量は、事前に容器をタッピングしてトナーを固めた場合でも、あるいは、補給容器１を装置本体１００に装着する前に、使用者が容器を振ってトナーを良くほぐした場合であっても、排出初期から終了間際まで極めて安定して推移した。例えば、搬送部材２を３６ｒｐｍで回転した場合、事前のトナーの状態に関わらず、トナー排出量は毎分７０〜１００ｇの範囲で推移した。特にトナーが良くほぐれている際には、流動性の高いトナーが一気に排出口（トナー補給口１ｇ）に殺到して、必要以上の速度でトナーが流出するような所謂フラッシング現象が起こりがちだが、図１６に示した実施例においてはこのような現象はみられなかった。これは、円筒状のトナー補給部１ａの内部にスクリュー体２ｅの螺旋形状を少なくとも１周以上配置したことにより、たとえ流動性の高いトナーが殺到してもこれを食い止めることができたからである。
【０１１９】
さらに、トナーを充填したトナー補給容器１を１０００回タッピングした後、排出実験を行なった。その結果、トナー排出性、容器内残トナー量ともタッピングを行なわなかった場合と同様の結果が得られた。ただし、この場合も搬送部材２の回転初期トルクは若干上昇し、約８ｋｇｆ・ｃｍ程度となったが、駆動源の負荷を増加させるレベルではなかった。
【０１２０】
図１７は、図１３に示した搬送部材２の翼部２１の一部を切り抜き、窓形状２１ａを設けた構成であって、本実施の形態の第３実施例に係る搬送部材２を示している。このように窓形状２１ａを設けた他は、前記第１実施例と同様の構成のトナー補給容器１を用い、同様の条件でトナー排出実験を行なった。
【０１２１】
その結果、トナー排出性、排出終了後の容器本体１Ａ内の残トナー量とも第１実施例のものと同様の結果が得られた。タッピングをしなかった場合の搬送部材２の回転初期トルクは第１実施例のものと同様に約２ｋｇｆ・ｃｍであった。また、１０００回タッピングした後の初期トルクは窓形状無しの場合の約５ｋｇｆ・ｃｍから約４ｋｇｆ・ｃｍとなり、トナーが固まった場合の回転初期トルクが低減した。
【０１２２】
図１８は、図１７に示した搬送部材２に図１６に示すようなスクリュー体２ｅを追加した構成であって、本実施の形態の第４実施例に係る搬送部材２を示している。このようにスクリュー体２ｅ及び窓形状２１ａを設けた他は、第１実施例と同様の構成のトナー補給容器１を用い、同様の条件でトナー排出実験を行なった。
【０１２３】
その結果、第３実施例のものと比較してさらに安定したトナー排出性が得られ、排出終了後の容器内の残トナー量も第３実施例のものと同等であった。また、タッピングをしなかった場合の回転初期トルクは、第２実施例のものと同様、約４ｋｇｆ・ｃｍであった。また、１０００回タッピングした後の初期トルクは窓形状無しの場合の約８ｋｇｆ・ｃｍから約６ｋｇｆ・ｃｍに低下した。
【０１２４】
このように、搬送部材２の軸部２Ａに、軸部２Ａの軸線方向に対して位相を連続的に変化させた翼部２１を設けることにより、トナー搬送作用がより効果的となる、また、容器本体内に残存するトナー量を低減させることができる。さらに、翼部２１の少なくとも一箇所以上に窓形状を設けることで回転トルクを低減することができる。
【０１２５】
さらに、本発明では、例えば交換用カバー１５及びそのヒンジ部１８を図１９に示す様な位置に設けることもできる。
【０１２６】
次に、このような位置に設けられた交換用カバーによりトナー補給口１ｇを開閉する構成を図１９、図２０を用いて説明する。ここで、図１９は交換用カバー１５が開いた状態、図２０は交換用カバー１５が閉じている状態を示す図である。なお、図中の符号で図８と同じものは説明を援用する。
【０１２７】
図１９、図２０において、１９はトナー受け入れ口９を回動中心とするトナー補給容器保持部材であり、トナー補給容器１は、交換時、このトナー補給容器保持部材１９に装着されるようになっている。また、２０は、容器本体１Ａに設けられた係合凸部１ｃを係合する係合溝２０ａを備えたガイド部材であり、このガイド部材２０は装置本体１００に固定されている。また、２５は交換用カバー１５とトナー補給容器保持部材１９とを連結部２５ａ，２５ｂにより連結するリンク２５である。このリンク２５により、交換用カバー１５を閉じるとトナー補給容器保持部材１９は図２０に示す位置へと回動する。
【０１２８】
そして、このような構成により、交換時、使用者が新しいトナー補給容器１をトナー補給容器保持部材１９上に装着した後、交換用カバー１５を閉じると、トナー補給容器保持部材１９はリンク２５により、図２０に示す位置へと回動する。さらに、このトナー補給容器保持部材１９の回動に伴い容器本体１Ａも回動して、容器本体１Ａに設けられた係合凸部１ｃは図１９に示すように、１ｃ→１Ｃ１→１Ｃ２の軌道を通る。ここで、この容器本体１Ａの回動に伴い、封止部材３も時計回りに回動し、係合凸部１ｃが１Ｃ１に達した位置において、封止部材３の係止突起３ｅは係止部材６に係止された状態となる。
【０１２９】
そして、封止部材３が係止部材６に係止した後、交換用カバー１５がさらに閉じられると、係合凸部１ｃはガイド部材２０の係合溝２０ａへと進入して、係合溝２０ａの壁部２０ｂに沿ってトナー補給容器保持部材１９の回動中心から遠ざかる方向へ移動する。これにより、容器本体１Ａは係止部材６に係止されている封止部材から離間して、トナー補給口１ｇは図２０に示すように開放される。
【０１３０】
一方、トナー補給容器１内のトナーが略全量消費された後、ユーザーが図２０の状態から交換用カバー１５を開くと、容器本体１Ａの係合凸部１ｃはガイド部材２０の壁部２０ｃに沿って移動する。そして、この係合凸部１ｃの移動に伴い、容器本体１Ａはトナー補給口１ｇが封止部材３の鍔部３ｆに当接するまで移動して、トナー補給口１ｇは閉鎖される。
【０１３１】
次に本発明に係る第３の実施の形態について説明する。
【０１３２】
なお、本実施の形態は、搬送部材と、搬送部材とは別体の撹拌部材とを、トナー補給容器に設けたものである。
【０１３３】
２１は、本発明に係る第３の実施の形態に係るトナー補給容器３０１の斜視図である。
【０１３４】
また、図２２の（Ａ）は本実施の形態に係るトナー補給容器の正面図、（Ｂ）はその断面図である。（Ｃ）はこのトナー補給容器の左側面図、（Ｄ）は、このトナー補給容器の右側面図、（Ｅ）はトナー補給容器の側面断面図、（Ｆ）は、トナー補給容器の平面図である。図２３はトナー補給容器が装置本体１００に設置され、補給開口が開封された状態の正面断面図である。図２４は、トナー補給容器が装置本体１００に設置され、補給開口が封止された状態の正面断面図である。
【０１３５】
図２１〜図２４において、３０１Ａは容器本体、３０２は容器本体３０１Ａに収納されているトナーをトナー補給開口部３０１ａの方向へ搬送するための搬送部材である。３０３はトナー補給口３０１ｇを封止するための封止部材、３０４は装置本体１００にトナー補給容器が装着された際に、封止部材３０３に駆動力を伝達するためのカップリング部材である。３０５は容器本体１Ａ内のトナーを撹拌するための撹拌部材である。３０６は撹拌部材３０５に係合し画像形成装置からの回転駆動力を撹拌部材へと伝達する伝達部材である。３０７は装置本体１００にトナー補給容器が装着された際に伝達部材３０６に駆動力を伝達する第２カップリング部材である。
【０１３６】
また、３０９はトナーの漏れを防止するためのオイルシールである。
【０１３７】
ここで、トナー補給容器本体たるトナー補給容器部品３０１Ａについて、図２５、及び、図２６を用いて説明する。なお、図２５は容器本体の斜視図である。
【０１３８】
また、図２６（Ａ）は、容器本体の正面図、（Ｂ）は断面図、（Ｃ）は左側面図、（Ｄ）は、右側面図、（Ｅ）は側断面図、（Ｆ）は、平面図である。
【０１３９】
トナー補給容器本体１Ａは、下部にいくほど幅の狭くなる湾曲部３０１Ｆと、その湾曲部の下部に設けられた、ほぼ一定の幅を有する直線部３０１Ｇとその直線部の下方に設けられた略半円形状の半円部３０１Ｈとを有している。
【０１４０】
この容器本体３０１Ａの一側面１Ａ１の下部にはトナー収納部１ｎに収納されたトナーを装置本体に供給するための筒状のトナー補給開口部３０１ａが突設されている。またこのトナー補給開口部３０１ａの一端部にはトナー補給口３０１ｇが設けられている。また他側面３０１Ｂの、トナー補給開口部３０１ａに対応する位置には搬送部材２を回転自在に保持するための第１受け部３０１ｂが形成されている。更に、底面３０１Ｄの外側にはトナー補給容器１が装置本体１００に装着された際に、装置本体１００により位置決めされる位置決め部３０１Ｃが設けられている。この位置決め部３０１Ｃは、装置本体１００に設けられたトナー補給口開閉手段に係合されてトナー補給容器３０１を着脱方向に移動させるための係合部３０１ｃとしての機能も有する。なお、本実施例では、この係合部３０１Ｃは下面３０１Ｄから外側へ突出したダボである。また上面３０１Ｅには装置本体１００へのトナー補給容器３０１を装着する、又は装置本体１００から取り出す際に使用者が把持する把手３０１ｅが設けられている。また正面及び背面の下方傾斜面（湾曲部）３０１Ｆには、使用者がトナー補給容器１を装置本体１００に装着する際に、容器本体１Ａをもちやすくするための溝３０１ｆが容器の長手方向に沿って互いに略平行に形成されている。
【０１４１】
また、他側面３０１Ｂの第１受け部３０１ｂ１の上方には、撹拌部材３０５を回転可能に支持するための第２受け部３０１ｂ２が設けられている。
【０１４２】
ここで、トナー補給開口部３０１ａは、容器本体３０１Ａの長手方向において、把手３０１ｅの設けられている側面３０１Ｂとは反対側の側面３０１Ａ１に設けられている。したがって、使用者がトナー補給容器３０１を装置本体１００に装着する際に、不用意にトナー補給開口部３０１ａにふれるのを防止することができる。また、トナー補給開口部３０１ａは、側面３０１Ａ１の下方に設けられている。したがって、容器本体３０１Ａに収納されているトナーが少なくなっても効率よくトナーを排出することができる。
【０１４３】
ここで、トナー補給開口部は、側面３０１Ａから２０ｍｍ〜４０ｍｍ、好ましくは、約２７．８ｍｍ突出している。また、トナー補給開口部３０１ａは、円筒形であって、その円筒形部分の外径は、２０ｍｍ〜３０ｍｍ、より好ましくは、２６ｍｍ〜２９ｍｍ、最も好ましくは、約２７．６ｍｍである。
【０１４４】
また、前述したように、下面３０１Ｄの外側には、係合部３０１Ｃが設けられている。この係合部３０１Ｃは、トナー補給容器が装置本体１００に装着された際に、装置本体１００に設けられた係止部５１Ｃ（図８）により位置決めされる。この係合部３０１Ｃは前述したように、下面３０１Ｄから外方へ突出している円柱形の突起（ダボ）である。この円柱形部分の外径８は、５ｍｍ〜１２ｍｍ、好ましくは、約８ｍｍである。また、位置決め部は前記下面３０１Ｄから２ｍｍ〜８ｍｍ、そして、この係合部３０１Ｃ（位置決め部）は、下面３０１Ｄの長手方向において、トナー補給開口部３０１ａの位置する側とは反対の側端面３０１Ｂから６０ｍｍ〜８０ｍｍ、好ましくは、約７１ｍｍの位置に設けられている。
【０１４５】
なお、係合部（位置決め部）３０１Ｃは、円柱形であることが好ましいが、角柱形、半円形等であってもよい。
【０１４６】
なお、側面３０１Ａ１及び他側面３０１Ｂには、工場出荷前に容器本体の寸法検査を行なう際に、容器本体を位置決めするためのボス３０１ｋ，３０１ｌがそれぞれ２個ずつ設けられている。
【０１４７】
また、３０１ｍは、誤装着防止用のリブである。
【０１４８】
トナー補給容器ごとに異なる位置にリブ３０１ｍを設けることにより、ユーザーが他の種類の容器を装置本体に装着するのを防止することができる。
【０１４９】
なお、容器本体３０１Ａはプラスチック等の樹脂を射出成形、ブロー成形、あるいは、インジェクションブロー成形等の方法で製造するのが好ましいが、他の材料及び製造方法であっても良い。また容器本体３０１Ａは、便宜２部分あるいはそれ以上の部分に分割し、それらを溶着、接着等の手段で一体化する方法で製造するとよい。
【０１５０】
尚、本実施例では、ハイインパクトポリスチレンを射出成形した上フレームと下フレームの２つのフレームを振動溶着して製造した。
【０１５１】
また、搬送部材３０２は、図２３に示すように軸部３０２Ａと、この軸部３０２Ａに設けられ、軸部３０２Ａの回転により粉体トナーを所定の方向へ搬送する搬送部である螺旋形状の剛性の搬送羽根３０２Ｂとを備えている。そして、搬送部材３０２は、軸部３０２Ａの軸線が略円形のトナー補給口３０１ｇの中心と略一致した状態で容器本体３０１Ａに取り付けられている。
【０１５２】
尚、搬送部材３０２は、本実施の形態で説明した所謂スクリュータイプに限定されるものではなくて、例えば軸部３０２Ａに可撓性の羽根を取りつけたもの等であってもよい。また、軸部と羽根は一体成形であっても、あるいは、別体であってもよい。なお、本実施の形態では、軸部３０２Ａと羽根３０２Ｂはプラスチック製であって、一体成形されている。
【０１５３】
さらに本実施の形態では、この搬送部材３０２は、トナー補給開口部３０１ａの筒部の内部に延在する延在部分３０２Ｃを有している。本実施の形態においては、この延在部分３０２Ｃは、さらにトナー補給開口部３０１ａの外方へ突出している。そして、この延在部分３０２Ｃの外方へ突出した先端部分でもって装置本体１００から回転駆動力を受ける。そのために、本実施の形態では、この先端部分に封止部材３０３を軸方向へ移動可能に取り付けている。
【０１５４】
ここで、この延在部分３０２Ｃの一端部（駆動力受け部）３０２ａは、装置本体１００から封止部材３０３を介して回転駆動力を受けることができるような形状、本実施の形態においては多角形状、特に、四角形状となっている。そして、軸部３０２Ａの一端部は、延在部分３０２Ｃの一端部３０２ａを介して封止部材３０３に支持される。また、軸部３０２Ａの他端部３０２ｂには、第１軸受け部材３０８が設けられている。そして、この第１軸受け部材３０８を介して、容器本体３０１Ａに、開封時に回転自由に支持されている。
【０１５５】
また、この搬送部材３０２は、搬送羽根３０２Ｂがトナー補給開口部３０１ａの内壁面３０１ａ１に非接触の状態で、かつトナー補給開口部３０１ａの内壁面と軸部３０２ａが略水平となる状態で封止部材３０３に支持される。そして、このように搬送部材３０２を支持することによって、搬送部材３０２が回転することによりトナーをトナー補給口３０１ｇに向けて略水平に搬送することができる。また、トナー補給開口部３０１ａの内壁面３０１ａ１と搬送羽根３０２Ｂとの間に微細なトナーが巻き込まれ、強く摺擦されて、内壁面３０１ａ１にトナーが溶融固着するのを防ぎ、粗大粒子が発生するという現象を防ぐことができる。
【０１５６】
なお、前述した通りこの搬送部材２もプラスチック等の樹脂を射出成形等の方法で製造するのが簡便で好ましいが、他の材料及び製造方法であっても構わない。また、任意に分割、接合して製造してもよい。
【０１５７】
次に、封止部材３０３について図２７を用いて説明する。なお、図２７において、（Ａ）は封止部材の正面図、（Ｂ）は（Ａ）のＡ矢示図、（Ｃ）は（Ａ）のＢ矢示図、（Ｄ）は正面断面図である。
【０１５８】
図２７の（Ａ）〜（Ｄ）において、３０３ｂは、封止部材３０３のトナー補給容器３０１に対向する側に設けられ、トナー補給容器３０１のトナー補給口３０１ｇを開封可能に封止する封止部である。この封止部３０３ｂの外径はトナー補給口３０１ｇの内径よりも適当量大きく設定されている。そして、この封止部３０３ｂの嵌合部３０３ｂ１をトナー補給口３０１ｇからトナー補給開口部３０１ａに圧入嵌合することにより、封止部材３０３はトナー補給口３０１ｇを密封する。
【０１５９】
また、３０３ｃは、トナー補給容器３０１が装置本体１００に装着された際に、装置本体１００から搬送部材３０２を回転させるための駆動力を受けるための駆動力被伝達部（駆動部）となるカップリング係合部である。このカップリング係合部３０３ｃは封止部材３０３が容器本体３０１Ａに取り付けられた際に封止部３０３ｂからトナー容器本体３０１Ａとは反対方向へ搬送部材３０２の軸部３０２Ａの軸線と略同軸線上に延在形成された突出部３０３ｃ１を備えている。また、このカップリング係合部３０３Ｃは、突出部３０３ｃ１の周面に設けられ、カップリング部材３０４と係合する駆動力受け部としての細長形状（スプライン状）の突起（リブ）３０３ｄとを備えている。なお、本実施の形態において、このスプライン突起３ｄは略等間隔で２箇所設けている。
【０１６０】
具体的には、封止部材の長手方向を中心として約１８０°間隔で２個設けられている。
【０１６１】
また、リブ３０３ｄは、封止部材の外周面から０．５ｍｍ〜３ｍｍ、好ましくは、約１．８ｍｍ突出している。
【０１６２】
また、前記突出部３０３Ｃ１の外径は、１０ｍｍ〜１４ｍｍ、好ましくは、約１２ｍｍである。
【０１６３】
ところで、この封止部材３０３には、搬送部材３０２の一端部３０２ａと係合して装置本体１００から受けた駆動力を搬送部材３０２に伝達するための駆動力伝達部として係合孔３０３ａを有している。この係合孔３０３ａは、封止部３０３ｂ及びカップリング係合部３０３ｃの形成部分にわたって形成された開口（空洞部）によって係合孔３０３ａが構成されている。ここで、この係合孔３０３ａは、トナー補給開口部３０１ａから突出している搬送部材３０２の軸端部３０２ａの４角形状に対応した４角形状を有する。そして、軸端部３０２ａよりも僅かに大きく形成されており、これにより軸端部３０２ａは係合孔３０３ａに遊嵌される。
【０１６４】
そして、このように軸端部３０２ａが係合孔３０３ａに遊嵌されることにより、搬送部材３０２と封止部材３０３とは、搬送部材３０２の回転方向にはお互いに係止される。一方、軸線方向へはお互いに移動自在に構成されるようになっている。これにより、トナー供給容器装着時、封止部材３０３と容器本体３０１Ａとの離間が可能となり、トナー補給口３０１ｇの開封（開口）が可能となる。
【０１６５】
ところで、この係合孔３０３ａと軸端部３０２ａとの係合長さは、封止部材３０３と容器本体３０１Ａとが離間する際、外れることのない長さを有している。これにより封止部材３０３が容器本体３０１Ａと離間しても、搬送部材３０２は封止部材３０３（カップリング係合部３０３ｃ）を介して駆動力を受けることができる。
【０１６６】
また、このカップリング係合部３０３ｃと封止部３０３ｂとの間には、封止部３０３ｂがトナー補給開口部３０１ａに圧入された際、粉体トナー供給部３０１ａの端部に突き当たる鍔部３ｆが設けられている。この鍔部の外径は、トナー補給開口部３０１ａの外径と略等しい（好ましくは、トナー補給開口部３０１ａの外径よりも小さい）鍔部３０３ｆが設けられている。この鍔部３０３ｆにより封止部３０３ｂはトナー補給開口部３０１ａに、封止部３０３ｂの長さ分だけ圧入されるようになっている。
【０１６７】
一方、３０３ｅはカップリング係合部３０３ｃの先端に形成され、装置本体１００に設けられた係止部材６に係止される係止部である係止突起３０３ｅである。この係止突起３０３ｅに係止部材６を係止することにより、トナー補給口３０１ｇを開封する際、封止部材３０３を固定することができる。
【０１６８】
ところで、このような構成の封止部材３０３もプラスチック等の樹脂を射出成形して製造するのが好ましいが、他の材料及び製造方法であっても、任意に分割、接合して製造しても構わない。また、封止部材３０３はトナー供給部３０１ａに圧入嵌合してこれを密閉するため適度な弾性が必要とされる。その材料としては低密度ポリエチレンが最も好ましく、次いでポリプロピレン・ナイロン・高密度ポリエチレン等が好ましく利用できる。
【０１６９】
なお、３０３ｊは、装置本体１００に設けられた係止部材６がはまりこむ係止溝である。この係止溝３０３ｊの幅は、１．５ｍｍ〜５ｍｍ、好ましくは、約３ｍｍである。また、係止溝の深さは、０．５ｍｍ〜５ｍｍ、好ましくは、約２．５ｍｍである。
【０１７０】
以上説明したように、封止部材３０３は、トナー補給開口部３０３ａに勘合する略円筒形状の嵌合部３０３ｂ１を有している。そして、この嵌合部３０３ｂ１と略同軸線上に、鍔部３０３ｆを有している。さらに、鍔部３０３ｆから嵌合部３０３ｂ１が設けられている側とは反対側に、嵌合部３０３ｂ１と略同軸線上に突出している突出部３０３ｃ１を有しており、その根本に駆動受け部３０３ｄが設けられている。また、突出部３０３ｃ１の突出方向先端部には、係止溝３０３ｃが設けられており、さらに、先端には、係止部３０３ｅが設けられている。また、嵌合部３０３ｂ１側から、係止部３０３ｅ側にむかって、空洞部を有しており、この空洞部に駆動力伝達部３０３ａが設けられている。この空洞部の係止部３０３ｅ側は、開口していないので、嵌合部３０３ｂ１をトナー補給開口部３０３ａに嵌合した際に、空洞部に入ったトナーが容器の外部に漏れ出ることはない。したがって、封止部材３０３を取りつけることにより、トナー補給開口部３０３ａは封止される。
【０１７１】
実施の形態１及び２と同じく本実施の形態においても、封止部材３０３が４つの機能を備えている。即ち、▲１▼トナー補給開口部３０１ａを封止する機能、▲２▼装置本体１００から回転駆動力の伝達を受ける機能、▲３▼搬送部材３０３に回転駆動力を伝達する機能、及び▲４▼トナー補給開口部３０１ａを開閉するために装置本体に設けられた係合部材６と係合する機能を有している。そこで、封止部材３０３が装置本体１００から受けた駆動力を延在部分３０２Ｃを介して軸部３０２Ａへ伝達して、搬送部材３０２を回転することができる。
【０１７２】
次に撹拌部材３０５について説明する。図２８（Ａ）は、撹拌部材３０５の正面図、（Ｂ）は、左側面図、（Ｃ）は、右側面図である。図２８に示すように、撹拌部材３０５は、軸部３０５ａと剛体翼部３０５ｂと可撓性翼部３０５ｃとを有している。また図２９には剛体翼部３０５の側面拡大図を、図３０には可撓性翼部３０５ｃの拡大図を示した。軸部３０５ａは比較的剛性の高いプラスチックを射出成形して製造した。剛体翼部３０５ｂはステンレスなどの金属、または非常に剛性の高い材料からなり、可撓性翼部３０５ｃは剛性の低い材質、例えばプラスチックフィルムまたはシート、あるいはエラストマーのシートなどから成る。本実施例においては、ポリエステルシートを使用した。
【０１７３】
トナー補給容器本体の軸受部３０１ｈにおいて撹拌部材３０５の一端３０５ｄは、前述した伝達部材３０６に係合する。また他端３０５ｅは、トナー補給容器本体の第２受け部３０１ｂ２においてストッパー部材（第２軸受部材）３１０ｆと係合する。また軸部３０５ａは本実施例においては、比較的剛性の高いプラスチックを射出成形してなるが、金属などの他の材料を用いても良い。
【０１７４】
剛体翼部３０５ｂは、金属などで一体的に形成するのが簡便で好ましいが、他の材料あるいは製造方法であっても良いし、２部分あるいはそれ以上の部分に分割し、それらを溶着、接着等の手段で一体化する方法をとっても構わない。本実施例においては、厚さ約０．８ｍｍのステンレス板をプレス加工したものを用いた。また該剛体翼部３０５ｂの前記軸部３０５ａとの係合部分は、該軸部３０５ａからの駆動を受けるべく該軸部３０５ａに合せた形状になっており、前記軸部３０５ａの回転運動と共に回転し、容器内部のトナーを撹拌する。
【０１７５】
その際、図２８のように一方端に切り欠き３０５ｈを入れておくと、より組立てが容易になる。さらに該剛体翼部３０５ｂは全長にわたって回転接線方向に対して略平行な板状となっており、翼部の回転方向下流側がトナー補給容器内壁面側に折曲している。但し、図２９に示す折曲部３０５ｂ１の長さｒは、２ｍｍ〜８ｍｍ程度、折曲角度θについては３０度〜５０度程度が好ましい。さらに好ましくは折曲部３０５ｂの長さｒは３ｍｍ〜５ｍｍ程度、折曲角度θは４５度程度が好ましい。
【０１７６】
なお本実施例においては折曲部３０５ｂ１の長さを約５ｍｍ、折曲角度を約４５度とした。また回転軸中心から該剛体翼部の先端までの距離は容器本体の大きさにより適宜決めれば良いが、容器本体内半径の７０〜９５％程度が好ましい。本実施例においては、容器本体内径が約４４．５ｍｍであることから約３９．４ｍｍ（８９％）とした。
【０１７７】
可撓性翼部３０５ｃは剛性の低い材質、例えばプラスチックフィルムまたは、シート、あるいはエラストマーのシートなどから成る。そして厚さは約５０μｍ〜５００μｍ程度が好ましく、特に好ましくは１００μｍ〜３００μｍが好適である。本実施例においては、厚さ約１００μｍのポリエステルシートを使用した。
【０１７８】
また、前記可撓性翼部３０５ｃは前記剛体翼部３０５ｂの折曲部３０５ｂ１全長に渡って、先端が容器本体内壁面に接触するように貼付されている。そして前記剛体翼部とともに容器内壁面のトナーを掻き落としながら回転する。ここで前記可撓性翼部３０５ｃの回転半径方向の長さは、前記剛体翼部３０５ｂの先端から容器内壁面までの距離よりも０．５ｍｍ〜１０ｍｍ程度長くなるように構成すると前述の効果をより高めることができる。
【０１７９】
本実施例においては、約６ｍｍ長くした。また本実施例では前記剛体翼部３０５ｂと前記可撓性翼部３０５ｃとの接着には図３０に示すように両面テープ３０５ｉ（ＤＩＣ＃８８００ＣＨ）を用い、剛体翼部３０５ｂの折曲部３０５ｂに貼付した。他にもリベット止めやカシメなどの従来公知の手段で取り付けても良いし、剛体翼部と一体的に成形してもかまわない。
【０１８０】
また、図３１に示すように剛体翼部３０５ｂを略中央部で軸線方向に対して１８０度の位相差を持たせるよう分割し、千鳥状に形成してもよい。ここで分割数は容器本体の形状及び長さによって適宜決めれば良く、３分割、４分割またはそれ以上でも構わない。また、剛体翼部３０５ｂ長手方向全長に渡って連続的に位相を変化させてスパイラル状に形成しても良い。また該剛体翼部３０５ｂの両端部及び略中央部の軸部との係合部分には図に示すように切り欠き３０５ｈを入れると組立て性が向上する。さらに該剛体翼部の回転方向への投影面積を減らし、トナーの抵抗を低減するために前記剛体翼部折曲部の長さを約３ｍｍとした。なお、該折曲部の長さ・折曲角度については、２〜８ｍｍ、３０〜５０度程度が好ましく、より好ましくは３〜５ｍｍ、約４５度程度に設定するのが良い。
【０１８１】
また該剛体翼部３０５ｂと可撓性翼部３０５ｃの接合手段としてアルミニウム製リベット４ｉを用いてカシメる方法を用いてもよい。この場合、可撓性翼部３０５ｃのリベット孔の位置が僅かでもずれると波打ちを起こすことも考えられるので、可撓性翼部３０５ｃの剛体翼部３０５ｂ折曲部Ｃに当たる部分にミシン目やハーフカットなどを入れると良い。また貼付手段としては両面テープなど、他の従来公知の方法で取り付けても構わない。
【０１８２】
次に、トナー補給容器３０１の組立方法について説明する。
【０１８３】
トナー補給容器３０１の組立方法は、まず搬送部材３０２を下フレーム３０１Ｋの下部に上方向から挿入する。そして、第１受け部３０１ｂ１にオイルシール３０９を挿入させた後、搬送部材３０２の他端部３０２ｂに軸受け部材３０８を係合させる。更にトナー補給口３０１ｇを封止部材３０３で封止する。次に撹拌部材３０５を上方向から挿入する。そして容器本体にオイルシール３０９を挿入させた後、撹拌部材３０５の両端に第２軸受け部材３１０と伝達部材３０６を係合する。その後、上フレーム３０１Ｊを下フレーム３０１Ｋに振動溶着する。
【０１８４】
次いで、容器本体３０１Ａの内部に所定量のトナーをトナー補給容器３０１本体の充填口３０１ｉを通じて充填し、封止部材３１１より充填口３０１ｉを封止して完成する。このようにトナー補給容器３０１の組立ては極めて簡便であり、組立工数も非常に少なくて済む。
【０１８５】
なお、トナーの充填はトナー補給口３０１ｇより行なっても良い。
【０１８６】
本実施の形態に係るトナー補給容器３０１の交換は、第１の実施の形態、及びなお、トナー補給開口部３０１ａが前述したトナー補給部開閉手段によって開封される際に、容器本体３０１Ａには、トナー補給開口部３０１ａと、係合部３０１ｃに力が加わる。この際、前述したように係合部３０１Ｃは、容器本体３０１Ａの下面の長手方向におけるトナー補給開口部３０１ａの位置する側とは反対側に設けられているので、容器本体３０１Ａが装置本体１００に対してもち上がるのを抑えることができる。なお、仮に３０１Ａがもち上がったとしても、上面３０１Ｅが装置本体１００に設けられた天面部１００ｄ（図３２）に当接することにより、容器本体３０１Ａが上方へ所定距離以上移動するのを規制することができる。
【０１８７】
又トナー供給容器３０１の係合突起３０１ｃ、トナー供給口３０１ｇは図３２に示すように容器のスライド方向に対して同一垂直線上に配置することが望ましい。このように配置することにより、トナー補給容器３０１にスライド方向に対して図３２において左右方向どちらかのモーメントが発生するのを防止することができる。なお、仮に、左右方向どちらかのモーメントが発生したとしても、側面３０１Ａ１、及び、３０１Ｂに設けられた横規制部としてのリブ３０１ｊが装置本体１００に設けられた側壁部１００ｅに当接することにより、容器本体３０１Ａが横方向へ所定距離以上移動するのを規制することができる。
【０１８８】
ところでトナー補給容器３０１の係合突起３０１ｃの高さは、トナー補給容器３０１スライド移動時の上方向の脱落を防止するため、係合突起３０１ｃと容器チャッキング部材５１との係りしろＸ（図３２参照）が容器上部３０１Ｅと装置本体の天面部１００ｄとのクリアランスＹ（図３２参照）よりも大きく設定している。
【０１８９】
又トナー補給容器３０１の図３２における左右方向のリブ３０１ｊはガタを抑えるためトナー補給容器３０１の上部に設けることが望ましく、本実施例ではトナー補給容器１の高さ方向中央部よりも上部に側壁部１００ｅと適当なクリアランスを有して設けられている。
【０１９０】
次に、本実施の形態に係るトナー補給容器３０１の駆動機構について説明する。
【０１９１】
トナー補給容器３０１の装着時、封止部材３０３のカップリング係合部３０３ｃは、図２３に示すように装置本体１００側の第１カップリング部材３０４と係合する。ここで、この第１カップリング部材３０４は、装置本体１００側に設けられた駆動装置（不図示）の駆動力を封止部材３０３に伝達するためのものである。
【０１９２】
図３３は、この第１カップリング部材３０４の詳細形状を示す図である。
【０１９３】
５１２は外周面５１２ａにギアが形成されたギア部材である。ギア部材５１２はギア部５１２Ａと蓋部５１２Ｂの２部材により構成されており、両者はスナップフィット、接着等により固定固着されている。ギア部材５１２内部には付勢手段５１４と移動部材５１３とが設けられている。付勢手段５１４はギア部材５１２の５１２ｂ部と移動部材５１３の５１３ｂ部に突き当たる。
【０１９４】
図３４はギア部５１２の詳細図であり（Ａ）は正面断面図、（Ｂ）、（Ｃ）は側面図である。又図３５は移動部材５１３の詳細図あり（Ａ）は正面断面図、（Ｂ）、（Ｃ）は側面図、（Ｄ）は正面図である。
【０１９５】
図３４においてギア部５１２Ａにはスライド案内リブ５１２Ａ１が円周状に４箇所設けられている。図３５において移動部材５１３にはスライド案内穴部５１３ｃが円周状に４箇所あり、先に説明したギア部５１２Ａのスライド案内リブ５１２Ａ１と係合することにより移動部材５１３はギア部材５１２の内部にてスライド移動可能である。
【０１９６】
移動部材５１３において５１３ａは溝形状の駆動伝達部である。駆動伝達部５１３ａはトナー補給容器１が装置本体１００に装着された状態において、封止部材３０３の細長形状の突起３０３ｄと係合し、回転駆動力を封止部材へと伝達する。
【０１９７】
図３３において５１７、５１５はギア部材５１２を回転可能に支持する軸受け部材であり、５１６はオイルシールである。オイルシール５１６によりトナー補給口３０１ｇから排出されたトナーが軸受け部材５１５、５１７へと進入してギア部材５１２がロックすることを防止する。５１９はギアシール部材であり、トナー補給容器３０１が装置本体１００に装着された状態において封止部材３０３に圧接することによりトナー補給口３０１ｇから排出されたトナーがギア部材５１２内部に進入することを防止する。５１１、５１０は第１カップリング部材３０４を支持する駆動側板である。５１８は軸受けホルダーであり、軸受け５１５とオイルシール５１６を保持し駆動側板５１１にビス止めもしくは接着等により固定固着されている。５２０はホルダーシール部材であり、図２３に示されるホルダー５と軸受けホルダー５１８との間からのトナーの漏れを防止する。
【０１９８】
ギアシール部材５１９、ホルダーシール部材５１８は各々ギア部材５１２、軸受けホルダー５１８に両面テープ等により固定され、その材質は発泡ウレタン等の弾性を有する部材である。
【０１９９】
次に第１カップリング部材３０４の動作について説明する。カップリング部材の移動部材５１３は先に説明した構成により図３３のＡ方向に退避可能である。通常は付勢手段５１４により図３３に示される位置に付勢されている。トナー補給容器３０１を装置本体１００に装着すると図２４に示す様に封止部材３０３はカップリング部材へと進入していく。この時封止部材３０３の突起３０３ｄと移動部材５１３の駆動伝達部５１３ａとの位相があっていれば図示しない本体駆動によりギア部材５１２、移動部材５１３が回転し、駆動伝達部５１３ａを介して封止部材３０３が回転される。又封止部材３０３の突起３０３ｄと移動部材５１３の駆動伝達部５１３ａとの位相があっていない時には、移動部材５１３は封止部材３の突起３０３ｄにより図３３のＡ方向に押される。そして、本体駆動部によりギア部材５１２、移動部材５１３が回転すると、封止部材３０３の突起３０３ｄと移動部材５１３の駆動伝達部５１３ａとの位相が合うまで移動部材５１３は空回りする。そして、位相が合ったところで付勢手段５１４により移動部材５１３は駆動伝達部５１３ａと封止部材３０３の細長形状の突起３０３ｄとが係合する図３３の状態までスライド移動し、封止部材３０３に駆動を伝える。
【０２００】
図３６は第２カップリング部材３０７の詳細形状を示す図である。５２１は駆動伝達爪である。図３７の（Ａ）は駆動伝達爪５２１の正面断面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は正面図、（Ｄ）は上面図である。図３７において、５２１ａは爪部、５２１ｂはスライド案内部、５２１ｃは平行ピン溝部、５２１ｄはバネ受け面である。図３８は図２６に示す伝達部材３０６の詳細図であり、（Ａ）は正面断面図、（Ｂ）、（Ｃ）は側面図、（Ｄ）は正面図である。図３８において、３０７ａは伝達爪部である。
【０２０１】
図３６において、５２２は駆動軸であり、駆動軸５２２は軸受け５２５、５２６を介して駆動側板５１０、５１１に回転可能に支持されている。駆動軸５２２には１ウエイギア５２７が設けられており、１ウエイギア５２７には駆動軸５２２に当接位置に１ウエイクラッチ５２７ａ（所定の回転方向にのみ回転を伝える部材）が一体的に設けられている。
【０２０２】
駆動伝達爪５２１はスライド案内部５２１ｂと駆動軸５２２が係合することよりスライド可能であり、平行ピン５２３が５２１ｃは平行ピン溝部と係合することより駆動軸５２２の回転を駆動伝達爪５２１に伝達する。５２４は付勢手段であり、付勢手段５２４はバネ座５２８と駆動伝達爪５２１のバネ受け面５２１ｄに当接している。
【０２０３】
次に第２カップリング部材３０７の動作について説明する。第２カップリング部材３０７の駆動伝達爪５２１は先に説明した構成により図３６におけるＡ方向に移動可能であり、通常は付勢手段５２４により図３６に示される位置に付勢されている。トナー補給容器３０１を装置本体１００に装着すると伝達部材３０６は第２カップリング部材３０７へと進入していく。ここで伝達部材３０７の伝達爪部３０７ａと駆動伝達爪５２１の爪部５２１ａが当たるような位相の場合には、伝達部材３０７の伝達爪部部３０７ａにより駆動伝達爪５２１の爪部５２１ａは回転させられる。この時伝達部材３０６の回転に伴い駆動軸５２２も回転するが、１ウエイギア５２７の１ウエイクラッチ５２７ａ部で空回りするため、トナー補給容器３０１を装置本体１００に装着する時に駆動伝達爪５２１と伝達部材３０６とが干渉することがない。
【０２０４】
更に先に説明した手段により図２４の状態から図２３の状態に移動されたトナー補給容器において、伝達部材３０６の左方向への退避に伴い駆動伝達爪５２１が付勢手段５２４により移動するため、伝達部材３０６の伝達爪部３０６ａと駆動伝達爪５２１の爪部５２１ａは係合状態を維持し続ける。
【０２０５】
よって図示しない本体駆動手段により１ウエイギア５２７、駆動軸５２２、駆動伝達爪５２１を介して伝達部材３０６は回転を伝えられ、更には撹拌部材３０５が回転する。
【０２０６】
次にトナーの排出について説明する。
【０２０７】
トナー補給容器３０１を装置本体１００へ装着した際、封止部材３０３先端の係止部３０３ｅは、画像形成装置の係止部材５１Ｃに係止され、容器本体３０１Ａのトナー補給口３０１ｇからは慣れた位置で保持される。この時搬送部材３０２と封止部材３０３との回転方向の係合関係はそのまま保たれている。
【０２０８】
また封止部材３０３はカップリング係合部（駆動力受け部）３０３Ｃで装置本体の第１カップリング部材３０４と係合する。第１カップリング部材３０４は装置本体のモーター等の駆動源（不図示）からギア等の駆動伝達手段（不図示）を介して回転駆動を受け、これがスプライン状の突起３０３ｄとの係合にて封止部材３０３に伝達される。更に角穴３０３ａと搬送部材３０２の先端３０２ａとの係合にて搬送部材３０２へと伝達される。また同様に、撹拌部材３０４の一端３０４ｄに係合する伝達部材３０６は装置本体の第２カップリング部材３０７と係合する。装置本体の第２カップリング部材３０７は装置本体のモーター等の駆動源（不図示）からギア等の駆動伝達手段（不図示）を介して回転駆動を受け、これが係合爪３０６ａとの係合にて撹拌部材３０４へと伝達される。なお搬送部材３０２及び撹拌部材３０４の回転数はそれぞれ、約５２回転／分、約１０回転／分になるように設定した。
【０２０９】
撹拌部材３０４が回転すると、輸送中の振動や長期間の保管によって空気が抜けて凝集したトナーは解され、更に搬送部材３０２の回転によってトナー補給開口部３０１ａに向って搬送され、トナー補給口１ｇから排出落下して装置本体のトナーホッパー２０１ａへと補給される。
【０２１０】
以上、上記の構成の容器を用いてトナーの排出実験を行った。容器本体にトナーを充填し、撹拌部材の回転数を約１０回転／分、搬送部材の回転数を約５２回転／分に設定してトナー排出を行った。そして、容器から排出されたトナーを篩（目の開き７５μｍ、ＳＵＳ製）を用いて粗粒の発生量を確認したが、粗粒の発生は認められなかった。さらに容器内の残トナー量は２０ｇであり、トナー残量の低減効果も確認された。
【０２１１】
なお、本実施の形態においては、封止部材３０３が搬送部材３０２に対して、軸線方向に移動可能に構成したが、図３９に示すように封止部材と搬送部材を一体的に構成してもよい。図３９において、封止部材３２０は、封止部３２０ａと、駆動力受け部３２０ｂとトナー搬送部３２０Ｃとを有している。そして封止部材３２０は、容器本体に対して図３９におけるＡ方向に移動可能になっている。
【０２１２】
また、搬送部材３０２ｂの一端は、必ずしもトナー補給開口部３２０ａから外方へ突出している必要はない。例えば、図４０に示すように、トナー補給開口部３２０ａ内、若しくはトナー収納部３０１ｈ内において、トナー搬送部材が装置本体１００からの駆動力を受けるよう構成してもよい。この場合、封止部材３５０は、リブ３５０ｂによって装置本体１００から駆動力を受ける。そして、その駆動力を突部３５０Ｃによって、トナー搬送部材３０２に伝達する。
【０２１３】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、電子写真画像形成装置本体の内部に据えおいて、装置本体にトナーを補給することのできる、信頼性の高いトナー補給容器を提供することができる。
【０２１４】
また、本発明によれば、トナー補給開口から効率良くトナーを排出することのできるトナー補給容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るトナー補給容器が装着される電子写真画像形成装置の一例である電子写真複写機の構成を示す図。
【図２】上記電子写真複写機の斜視図。
【図３】上記電子写真複写機のトナー供給容器交換用カバーを開いてトナー補給容器を電子写真複写機に装着する様子を示す図。
【図４】本発明の第１の実施の形態に係るトナー補給容器の、（Ａ）は正面部分断面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は側面断面図。
【図５】上記トナー補給容器が画像形成装置本体に装着され、開封（開口）された状態の正面断面図。
【図６】上記トナー補給容器の封止部材の、（Ａ）は正面図、（Ｂ）は（Ａ）のＡ矢示図、（Ｃ）は（Ａ）のＢ矢示図、（Ｄ）は正面断面図。
【図７】上記電子写真複写機の、（Ａ）は側面図、（Ｂ）は正面図、（Ｃ）はトナー補給容器交換用カバーを開いた様子を示す平面図。
【図８】上記電子写真複写機の交換用カバーが開いている時のトナー補給部開閉手段等の状態を示す図。
【図９】上記電子写真複写機の交換用カバーが閉じている時のトナー補給口開閉手段等の状態を示す図。
【図１０】上記電子写真複写機のカップリング部材の、（Ａ）は正面図、（Ｂ）は背面図、（Ｃ）は側面断面図。
【図１１】（Ａ）は上記トナー補給容器の搬送部材の軸部に取り付けられる他の例に係る搬送体の正面図、（Ｂ）は窓を備えた搬送体の正面図。
【図１２】本発明の第２の実施の形態の第１実施例に係るトナー補給容器の搬送部材の構造を示す斜視図。
【図１３】上記第１実施例に係る搬送部材の組立例を示す図。
【図１４】本実施の形態に係るトナー補給容器のトナー排出動作を示す容器断面図。
【図１５】本実施の形態に係るトナー補給容器のトナー排出原理を示す容器の斜視図。
【図１６】本実施の形態の第２実施例に係る搬送部材の構造を示す図。
【図１７】本実施の形態の第３実施例に係る搬送部材の構造を示す図。
【図１８】本実施の形態の第４実施例に係る搬送部材の構造を示す図。
【図１９】上記電子写真複写機の交換用カバーが開いている時の他の構成に係るトナー補給口開閉手段等の状態を示す図。
【図２０】上記電子写真複写機の交換用カバーが閉じている時の他の構成に係るトナー補給口開閉手段等の状態を示す図。
【図２１】本発明の第３の実施の形態に係るトナー補給容器の、（Ａ）は、封止部材の設けられている側から見た斜視図、（Ｂ）は、把手の設けられている側から見た斜視図。
【図２２】本発明の第３の実施の形態に係るトナー補給容器の、（Ａ）は、正面図、（Ｂ）は、断面図、（Ｃ）は、左側面図、（Ｄ）は、右側面図、（Ｅ）は、側面断面図、（Ｆ）は平面図。
【図２３】トナー補給容器が装置本体に設置され、補給開口部が封止された状態の正面断面図。
【図２４】トナー補給容器が装置本体に設置され、補給開口部が開封された状態の正面断面図。
【図２５】本発明の第３の実施の形態に係るトナー収納容器部品の、（Ａ）は、補充開口部の設けられている側から見た斜視図、（Ｂ）は、把手の設けられている側から見た斜視図。
【図２６】トナー収納容器部品の、（Ａ）は、正面図、（Ｂ）は、断面図、（Ｃ）は、左側面図、（Ｄ）は、右側面図、（Ｅ）は、側面断面図、（Ｆ）は、平面図。
【図２７】封止部材の、（Ａ）は、正面図、（Ｂ）は、Ａ矢示図、（Ｃ）は、Ｂ矢示図、（Ｄ）は、正面断面図。
【図２８】撹拌部材の、（Ａ）は、正面図、（Ｂ）は、左側面図、（Ｃ）は、右側面図。
【図２９】剛性翼部の側面拡大図。
【図３０】可撓性翼部の拡大図。
【図３１】他の実施例に係る撹拌部材の、（Ａ）は、正面図、（Ｂ）は、左側面図、（Ｃ）は、右側面図、（Ｄ）は、底面図。
【図３２】トナー補給容器が装置本体に装着された状態を示す図。
【図３３】第１カップリング部材の詳細形状を示す図。
【図３４】ギア部の詳細図。
【図３５】移動部材の詳細図。
【図３６】第２カップリング部材の詳細形状を示す図。
【図３７】駆動伝達爪の、（Ａ）は、正面断面図、（Ｂ）は、側面図、（Ｃ）は、正面図、（Ｄ）は、上面図。
【図３８】伝達部材の、（Ａ）は、正面断面図、（Ｂ）（Ｃ）は、側面図、（Ｄ）は、正面図。
【図３９】封止部材と搬送部材を一体的に構成した例を示す図。
【図４０】第３の実施の形態に係るトナー補給容器の変形例を示す図。
【符号の説明】
１ トナー補給容器
１ａ トナー補給開口部
１ｇ トナー補給口
１Ａ 容器本体
２ 搬送部材
２Ａ 軸部
２Ｂ 搬送羽根
２Ｃ 延在部分
３ 封止部材
３ａ 係合孔
３ｂ 封止部
３ｂ１ 嵌合部
３ｃ カップリング係合部
３ｄ スプライン突起
３ｅ 係止突起
４ カップリング部材
６ 係止部材
９ トナー受け入れ口
１５ 交換用カバー
１８ ヒンジ部
２１，２Ｂ' 翼部
５１ 容器チャッキング部材
６０ スライド台
１００ 装置本体
２０１ 現像部
２０１ａ トナーホッパー
２０１ｂ 現像器
１５ 交換用カバー
１００ 装置本体
１００ａ 操作部
１００ｂ 表示手段
１００ｃ 前面カバー
１００ｄ 天面部
１００ｅ 側壁部
３０１ トナー補給容器
３０１Ａ 容器本体
３０１Ａ１ 側面
３０１Ｂ 他側面
３０１Ｄ 下面
３０１Ｅ 上面
３０１Ｆ 湾曲部
３０１Ｇ 直線部
３０１Ｈ 半円部
３０１Ｊ 上フレーム
３０１Ｋ 下フレーム
３０１ａ トナー供給部（トナー補給開口部）
３０１ｂ１ 第１受け部
３０１ｂ２ 第２受け部
３０１ｃ 位置決め部（係合凸部）
３０１ｅ 把手
３０１ｆ 溝
３０１ｇ トナー供給口
３０１ｈ 軸受け部
３０１ｉ 充填口
３０１ｊ 容器ガイド部
３０１ｋ ボス
３０１ｌ ボス
３０１ｍ 誤装着防止用リブ
３０１ｎ トナー収納部
３０２ 搬送部材
３０２Ａ 軸部
３０２Ｂ 搬送羽根
３０２Ｃ 延在部分
３０２ａ 延在部分の一端部
３０２ｂ 他端部
３０３ 封止部材
３０３ａ 駆動力伝達部としての係合孔
３０３ｂ 封止部
３０３ｂ１ 封止部の嵌合部
３０３ｃ 駆動力被伝達部（駆動力受け部）
３０３ｃ１ 突出部
３０３ｄ 突起
３０３ｅ 係止部である係合突起
３０３ｆ 鍔部
３０４ 第１カップリング部材
３０５ 撹拌部材
３０５ａ 軸部
３０５ｂ 剛性翼部
３０５ｃ 可撓性翼部
３０５ｄ 一端
３０５ｅ 他端７
３０５ｆ ストッパー部材
３０５ｈ 切り欠き
３０５ｉ 両面テープ
３０６ 伝達部材
３０７ 第２カップリング部材
３０８ 第１軸受け部材
３０９ オイルシール
３１０ 第２軸受け部材（ストッパー部材）
３１１ 封止部材
３２０ 封止部材（搬送部材と一体に構成したもの）
３２０ａ 封止部
３２０ｂ 駆動力受け部
３２０ｃ トナー搬送部
３５０ 封止部材の変形例[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a toner supply container that can be attached to and detached from an electrophotographic image forming apparatus main body.
[0002]
Here, the electrophotographic image forming apparatus forms an image on a recording medium using an electrophotographic image forming system. Examples of the electrophotographic image forming apparatus include an electrophotographic copying machine, an electrophotographic printer (laser beam printer, LED printer, etc.), a facsimile machine, a word processor, and the like.
[0003]
[Prior art]
Conventionally, fine powder toner is used as a developer in an electrophotographic image forming apparatus such as an electrophotographic copying machine or a printer. When the developer in the image forming apparatus main body is consumed, toner is supplied to the image forming apparatus main body using a toner supply container (toner supply container).
[0004]
Here, since toner is an extremely fine powder, there is known a method in which a toner supply container is placed inside the image forming apparatus main body so that the toner is not scattered during toner replenishment, and the toner is discharged little by little from a small opening. It has been. In such a system, it is difficult for the toner to be naturally discharged by the action of gravity or the like, and some kind of toner conveying means is required.
[0005]
An example of a toner replenishing container provided with such a toner conveying means is a toner replenishing container disclosed in Japanese Patent Publication No. 7-113776. Here, the toner replenishing container has a substantially cylindrical shape as a whole, and a relatively small opening for discharging the toner is provided at one end of the outer peripheral surface thereof. Further, a helical toner conveying member is provided inside the container, and is driven from the outside of the container through the end wall surface of the container.
[0006]
Incidentally, some bearing seal mechanism is required to prevent toner leakage from the through hole in the portion where the side that receives the driving of the conveying member passes through the end wall of the container. In general, the seal mechanism is configured such that a gear member is connected to the end of the conveying member and the seal member is sandwiched between the gear member and the container wall surface. As the seal member, a donut-shaped wool felt or an oil seal is often used.
[0007]
The toner replenishing container is used while being mounted in the apparatus main body, and the toner is conveyed by rotating the toner conveying member by driving from the main body side, and the toner is discharged little by little from the opening. .
[0008]
On the other hand, as another toner replenishing container provided with toner conveying means, there is a toner replenishing container disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 7-44000. Here, the toner replenishing container has a cylindrical bottle shape, is provided with a spiral protrusion on the inner surface, and is provided with a small toner discharge port near the center on one end side.
[0009]
Unlike the conventional example, the toner replenishing container is not provided with a conveying member, and is used by being installed on the apparatus main body, and conveys toner by rotating the container main body upon receiving a drive from the main body side. The toner conveying means is configured. The toner conveyed to the end on the discharge port side is guided by the protruding shape near the opening, lifted up to the discharge port near the center of the container, and discharged outside the container.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is a further development of the above-described conventional toner supply container.
[0011]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a highly reliable toner supply container that can be installed inside an electrophotographic image forming apparatus main body and can supply toner to the apparatus main body.
[0012]
Another object of the present invention is to provide a toner replenishing container having a low manufacturing cost.
[0013]
Another object of the present invention is to provide a toner supply container capable of efficiently discharging toner from the toner supply opening.
[0014]
Another object of the present invention is to provide an electrophotographic image forming apparatus in which such a toner supply container can be attached and detached.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The main present invention is a toner replenishing container detachably attached to the electrophotographic image forming apparatus main body,
A toner storage chamber that is held in a non-rotating state in the apparatus main body and stores toner;
A stirring member provided in the toner storage chamber for stirring the toner;
A toner transport chamber smaller than the toner storage chamber provided below the toner storage chamber along the longitudinal direction of the toner storage chamber and having a toner supply opening extending so as to protrude from the toner storage chamber. When,
A toner conveying member provided in the toner conveying chamber for conveying toner toward the toner replenishing opening;
A sealing member that seals the toner replenishment opening provided at the front end of the toner replenishment opening in the extending direction;
The sealing member has a coupling portion that is engaged and supported by the apparatus main body, and the sealing member in a position where the toner replenishing opening is opened is rotated by the rotational force received by the coupling portion. And a toner replenishing container, wherein the toner replenishing container is configured to be rotatable together with the toner.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
First, the configuration of an electrophotographic copying machine as an example of an electrophotographic image forming apparatus to which a toner supply container according to the present invention is mounted will be described with reference to FIG.
[0018]
In the figure, reference numeral 100 denotes an electrophotographic copying machine main body (hereinafter referred to as an apparatus main body). A document 101 is placed on the document glass 102. Then, a light image corresponding to the image information is formed on the electrophotographic photosensitive drum 104 by a plurality of mirrors M and lenses Ln of the optical unit 103. 105 to 108 are cassettes. Among the recording media (hereinafter referred to as “paper”) P loaded in the cassettes 105 to 108, the optimum paper is selected from the information input by the user from the operation unit 100a or the paper size of the original 101 in the cassettes 105 to 108. Select from paper size information. Here, the recording medium is not limited to paper, and may be selected as appropriate, such as an OHP sheet.
[0019]
Then, one sheet P conveyed by the sheet feeding / separation devices 105A to 108A is conveyed to the registration roller 110 via the conveying unit 109, and the rotation of the drum 104 and the scanning timing of the optical unit 103 are synchronized. Then transport. Reference numerals 111 and 112 denote a transfer discharger and a separation discharger. Here, the toner image formed on the drum 104 is transferred onto the paper P by the transfer discharger 111. Then, the sheet P on which the toner image is transferred is separated from the drum 104 by the separation discharger 112.
[0020]
Thereafter, the sheet P conveyed by the conveying unit 113 is fixed to the toner image on the sheet by heat and pressure in the fixing unit 114, and then passes through the paper discharge reversing unit 115 in the case of single-sided copying. The paper is discharged to the paper discharge tray 117 by the paper roller 116. In the case of double-sided copying, the same path as in the case of single-sided copying after being transported to the registration roller 110 via the paper refeeding transport paths 119 and 120 under the control of the flapper 118 of the paper discharge reversing unit 115. Are discharged to the paper discharge tray 117.
[0021]
In the case of multiple copying, the paper P passes through the paper discharge reversing unit 115 and is once discharged out of the apparatus by the paper discharge roller 116. After that, the end of the paper P passes through the flapper 118, and the flapper 118 is controlled at the timing when it is still nipped by the paper discharge roller 116. Is done. Thereafter, the sheet is conveyed to the registration roller 110 via the re-feed conveyance units 119 and 120, and then discharged to the sheet discharge tray 117 along the same path as in the case of single-sided copying.
[0022]
Meanwhile, in the apparatus main body 100 having the above-described configuration, a developing unit 201, a cleaner unit 202, a primary charger 203, and the like are disposed around the drum 104. Here, the developing unit 201 develops the electrostatic latent image formed on the drum 104 by the optical unit 103 with the information of the document 101 using toner. A toner supply container 1 for supplying toner to the developing unit 201 is detachably provided on the apparatus main body 100 by a user. Here, the developing unit 201 includes a toner hopper 201a and a developing device 201b. The toner hopper 201a has a stirring member 201c for stirring the toner supplied from the toner supply container 1. The toner stirred by the stirring member 201c is sent to the developing device 201b by the magnet roller 201d. The developing device 201b includes a developing roller 201f and a feeding member 201e. The toner sent from the toner hopper 201a by the magnet roller 201d is sent to the developing roller 201f by the feeding member 201e, and is supplied to the photosensitive drum 104 by the developing roller 201f.
[0023]
The cleaner unit 202 is for removing the toner remaining on the photosensitive drum 104. The primary charger 203 is for charging the photosensitive drum 104.
[0024]
When the user opens the toner supply container replacement cover 15 (hereinafter referred to as a replacement cover), which is a part of the exterior cover shown in FIG. 2, as shown in FIG. 3, the container cradle 50 is driven by a drive system (not shown). Is pulled out to a predetermined position. Then, the toner supply container 1 is installed on the container cradle 50. When the user takes out the container 1 from the apparatus main body 100, the toner supply container 1 placed on the drawn-out container receiving base 50 is taken out. Here, the cover 15 is a dedicated cover for attaching / detaching (replacing) the toner replenishing container 1 and is opened / closed only for attaching / detaching the container 1. Note that maintenance of the apparatus main body 100 is performed by opening and closing the front cover 100c.
[0025]
Note that the toner replenishing container 1 may be directly installed in the apparatus main body 100 without using the container cradle 50 and may be detached from the apparatus main body 100.
[0026]
Next, the toner supply container according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 4A is a partial front sectional view of the toner supply container according to the present embodiment. (B) is a side view of the toner supply container. FIG. 3C is a side sectional view of the toner supply container. FIG. 5 is a front sectional view of the toner supply container installed in the apparatus main body and opened (opened).
[0027]
4 and 5, reference numeral 1A denotes a toner supply container part (hereinafter referred to as a container main body) which is a toner supply container main body. Here, the powder toner is for developing the electrostatic latent image formed on the drum 104, and so-called one-component toner or two-component toner is appropriately selected. Reference numeral 2 denotes a conveying member that supplies the powder toner stored in the container main body 1 </ b> A to a toner hopper 201 a that is a supply target attached to the apparatus main body 100. Reference numeral 3 denotes a sealing member, 4 denotes a coupling member, and 9 denotes a toner receiving port provided in a toner hopper 201 a provided in the apparatus main body 100. The toner discharged from the toner supply container 1 is guided from the receiving port 9 into the toner hopper 201a. Note that the toner discharged from the toner supply container 1 may be guided to the developing device 201b without passing through the toner hopper 201a.
[0028]
Here, in the present specification, the lower part is a part located below when the toner supply container 1 is mounted on the apparatus main body 100, the bottom is the bottom surface, the top is the top surface, and the bottom is the bottom side. The side surface and the side surface are lateral surfaces. 4, 5, 14, 15, 16, 21, 22, 23, 24, 25, 26, and 39, the toner supply container 1 is mounted on the apparatus main body. The same positional relationship is shown.
[0029]
A cylindrical toner replenishing opening 1a for supplying the toner stored in the toner storage portion 1n to the apparatus main body protrudes from a lower portion of one side surface 1A1 of the container main body 1A. A toner replenishing port 1g is provided at one end of the toner replenishing opening 1a. A receiving portion 1b for rotatably holding the conveying member 2 is formed at a position corresponding to the toner supply opening 1a on the other side surface 1B. Further, an engaging portion 1c for moving the toner supply container 1 in the attaching / detaching direction by being engaged with a toner supply port opening / closing means described later provided in the apparatus main body 100 is provided outside the bottom surface 1D. In the present embodiment, the engaging portion 1C is a dowel protruding outward from the bottom surface 1D. Further, the upper surface 1E is provided with a recess 1e serving as a handle that is gripped by a user when the toner supply container 1 is attached to or removed from the apparatus main body 100. Further, when the user attaches the toner supply container 1 to the apparatus main body 100, rib-shaped protrusions 1f for facilitating holding the container main body 1A are substantially parallel to each other along the longitudinal direction of the container. Is formed.
[0030]
The container body 1A is preferably manufactured by a method such as injection molding, blow molding, injection blow molding, or the like, but other materials and manufacturing methods may be used. Further, the container main body 1A may be manufactured by a method of dividing into two or more parts for convenience and integrating them by means such as welding and adhesion.
[0031]
In this example, two frames, an upper frame and a lower frame formed by injection molding high impact polystyrene, were manufactured by vibration welding. On the other hand, the conveying member 2 is for conveying the toner stored in the container main body 1A to the toner supply port 1g. As shown in FIG. 5, the conveying member 2 is provided with a shaft portion 2A and a helically rigid member that is provided on the shaft portion 2A and that conveys powder toner in a predetermined direction by the rotation of the shaft portion 2A. The conveyance blade 2B is provided. The conveying member 2 is attached to the container main body 1A in a state where the axis of the shaft portion 2A substantially coincides with the center of the substantially circular toner supply port 1g.
[0032]
The conveying member 2 is not limited to the so-called screw type described in the present embodiment, and may be, for example, a member in which a flexible blade is attached to the shaft portion 2A. Further, the shaft portion and the blade may be integrally formed or may be separate. In the present embodiment, the shaft portion 2A and the blade 2B are made of plastic and are integrally formed.
[0033]
Further, in the present embodiment, the conveying member 2 has an extending portion 2C that extends inside the cylindrical portion of the toner supply opening 1a. In the present embodiment, the extending portion 2C further protrudes outward from the toner supply opening 1a. Then, a rotational driving force is received from the apparatus main body 100 by the tip portion protruding outward of the extending portion 2C. Therefore, in this Embodiment, the sealing member 3 is attached to this front-end | tip part so that the movement to an axial direction is possible.
[0034]
Here, as described later, in the present embodiment, the sealing member 3 has four functions. (1) a function of sealing the toner replenishing opening 1a, (2) a function of receiving a rotational driving force from the apparatus main body 100, (3) a function of transmitting the rotational driving force to the conveying member 3, and (4) (2) It has a function of engaging with an engaging member 6 provided in the apparatus main body in order to open and close the toner supply opening 1a. Therefore, the driving force received by the sealing member 3 from the apparatus main body 100 can be transmitted to the shaft portion 2A via the extending portion 2C, and the conveying member 2 can be rotated.
[0035]
Here, one end portion (driving force receiving portion) 2a of the extending portion 2C has a shape capable of receiving a rotational driving force from the apparatus main body 100 via the sealing member 3, which is H in the present embodiment. It has a cut shape. And the one end part of 2 A of axial parts is supported by the sealing member 3 via the one end part 2a of the extension part 2C. Further, the other end 2b of the shaft portion 2A is rotatably engaged with the receiving portion 1b of the container main body 1A, whereby the conveying member 2 is rotatably supported when opened.
[0036]
The conveying member 2 is sealed in a state where the conveying blade 2B is not in contact with the inner wall surface 1a1 of the toner supply opening 1a and the inner wall surface of the toner supply opening 1a and the shaft portion 2a are substantially horizontal. Supported by member 3. By supporting the conveying member 2 in this way, the toner can be conveyed substantially horizontally toward the toner replenishing port 1g as the conveying member 2 rotates. Further, fine toner is caught between the inner wall surface 1a1 of the toner replenishing opening 1a and the conveying blade 2B, and is rubbed strongly to prevent the toner from being melted and fixed on the inner wall surface 1a1, thereby generating coarse particles. This phenomenon can be prevented.
[0037]
As described above, it is convenient and preferable that the conveying member 2 is made of a resin such as plastic by a method such as injection molding. However, other materials and manufacturing methods may be used. Moreover, you may divide and join arbitrarily and manufacture.
[0038]
Next, the sealing member 3 will be described with reference to FIG. In FIG. 6, (A) is a front view of the sealing member, (B) is an arrow A view of (A), (C) is an arrow B view of (A), and (D) is a front sectional view. It is.
[0039]
6A to 6D, 3b is a seal provided on the side of the sealing member 3 facing the toner supply container 1 so as to seal the toner supply port 1g of the toner supply container 1 so that it can be opened. Part. The outer diameter of the sealing portion 3b is set to be an appropriate amount larger than the inner diameter of the toner supply port 1g. The sealing member 3 seals the toner replenishing port 1g by press-fitting the fitting portion 3b1 of the sealing portion 3b from the toner replenishing port 1g into the toner replenishing opening 1a.
[0040]
In addition, 3c is a coupling engagement portion serving as a driving force receiving portion for receiving a driving force for rotating the conveying member 2 from the apparatus main body 100 when the toner supply container 1 is mounted on the apparatus main body 100. It is. The coupling engaging portion 3c is substantially coaxial with the axis of the shaft portion 2A of the conveying member 2 in the direction opposite to the toner container main body 1A from the sealing portion 3b when the sealing member 3 is attached to the container main body 1A. A projecting portion 3c1 formed to extend is provided. The coupling engaging portion 3C includes an elongated (spline-like) projection (rib) 3d as a driving force receiving portion that is provided on the peripheral surface of the protruding portion 3c1 and engages with the coupling member 4. ing. In the present embodiment, four spline protrusions 3d are provided at substantially equal intervals.
[0041]
By the way, the sealing member 3 has an engagement hole 3 a as a driving force transmitting portion for engaging the one end portion 2 a of the conveying member 2 and transmitting the driving force received from the apparatus main body 100 to the conveying member 2. The engaging hole 3a is configured by an opening (hole) formed over the forming portion of the sealing portion 3b and the coupling engaging portion 3c. Here, the engagement hole 3a has an H shape corresponding to the H cut shape of the shaft end portion 2a of the conveying member 2 protruding from the powder toner supply portion 1a, and slightly more than the shaft end portion 2a. Largely formed. As a result, the shaft end 2a is loosely fitted into the engagement hole 3a.
[0042]
The shaft end 2a is loosely fitted in the engagement hole 3a in this way, so that the transport member 2 and the sealing member 3 are locked to each other in the rotational direction of the transport member 2, while the axis line It is designed to be movable in each direction. As a result, when the toner supply container is mounted, the sealing member 3 and the container main body 1A can be separated as will be described later, and the powder toner supply port 1g can be opened (opened).
[0043]
By the way, the engagement length between the engagement hole 3a and the shaft end 2a has a length that does not come off when the sealing member 3 and the container body 1A are separated from each other. Thereby, even if the sealing member 3 is separated from the container main body 1A, the conveying member 2 can receive a driving force via the sealing member 3 (coupling coupling portion 3c).
[0044]
Also, between the coupling engaging portion 3c and the sealing portion 3b, there is a flange portion 3f that abuts against the end portion of the toner supply opening portion 1a when the sealing portion 3b is press-fitted into the toner supply opening portion 1a. Is provided. The outer diameter of the collar is substantially equal to the outer diameter of the toner supply opening 1a. The sealing portion 3b is press-fitted into the toner supply opening 1a by the length of the fitting portion 3b1 by the flange portion 3f.
[0045]
On the other hand, 3e is a locking projection 3e which is formed at the front end of the coupling engaging portion 3c and is locked to the locking member 6 provided in the apparatus main body 100 shown in FIG. By locking the locking member 6 to the locking protrusion 3e, the sealing member 3 can be fixed when the toner supply port 1g is opened.
[0046]
By the way, it is preferable to manufacture the sealing member 3 having such a configuration by injection molding a resin such as plastic. However, other materials and manufacturing methods may be arbitrarily divided and joined. I do not care. Further, since the sealing member 3 is press-fitted into the toner replenishing opening 1a and hermetically seals it, an appropriate elasticity is required. The material is most preferably low density polyethylene, and then polypropylene, nylon, high density polyethylene and the like can be preferably used.
[0047]
Next, a method for assembling the toner supply container 1 will be described.
[0048]
The toner replenishing container 1 is assembled by inserting the conveying member 2 from the toner replenishing port 1g into the lower portion of the container main body 1A (see FIG. 5). Next, a predetermined amount of toner (not shown) is filled in the container main body 1A, and finally the toner replenishing port 1g is sealed with the sealing member 3 to complete the toner replenishing container 1. As described above, the assembly of the toner replenishing container 1 is very simple, and the number of assembling steps is very small.
[0049]
The toner may be filled from the toner replenishing port 1g. Alternatively, a toner filling port (not shown) is provided at an arbitrary location on the container body 1A, and the toner is filled from the toner filling port. This may be hermetically sealed. Alternatively, the container body 1A may be divided into two or more and joined after the toner is filled. Further, if the toner replenishing port 1g of the integrally formed container main body 1A also serves as a filling port, no cap member is required and a joining step after filling is not required.
[0050]
By the way, the toner replenishing opening 1a has a conveying member 2 extending therein, and therefore it is necessary to ensure a size necessary for smoothly discharging the toner. The ratio of the cross-sectional area orthogonal to the longitudinal direction of the toner replenishment opening 1a and the cross-sectional area orthogonal to the longitudinal direction of the opening passing portion (shaft portion 2A) of the conveying member 2 will be described. Preferably, the cross-sectional area of the toner replenishment opening 1a is set to be 2 times or more, preferably 3 times or more, most preferably 5 times or more of the cross-sectional area of the shaft portion 2A of the conveying member 2.
[0051]
In this embodiment, it is set to about 9 times. In the present embodiment, since the toner supply opening 1a has a cylindrical shape, the inner diameter of the toner supply opening 1a is set to about three times the outer diameter of the shaft portion 2A of the conveying member 2.
[0052]
On the other hand, if the inner diameter of the toner replenishing opening 1a is too large, the degree of toner contamination around the toner replenishing port 1g becomes large, and it tends to be difficult to maintain hermeticity due to changes in physical distribution conditions and environment. For this reason, the inner diameter of the toner supply opening 1a is preferably set to 40 mm or less. In this embodiment, it is set to about 24 mm.
[0053]
Next, a method for replacing the toner supply container will be described.
[0054]
When substantially the entire amount of toner in the toner supply container 1 is consumed during the image formation process, a display means 100b (such as liquid crystal) is detected by detection by a toner supply container empty detection means (not shown) provided in the apparatus main body 100. FIG. 2) informs the user that the toner in the toner supply container 1 has run out.
[0055]
In the present embodiment, replacement of the toner supply container 1 is performed by the user himself, and the procedure is as follows.
[0056]
First, as shown in FIGS. 2 and 7 (A) and (B), the replacement cover 15 in the closed state is rotated around the hinge 18 as shown in FIGS. 3 and (C). Open to the position indicated by the broken line. The container main body 1A is moved by a toner replenishing portion opening / closing means described later in conjunction with the opening operation of the replacement cover 15, and is separated from the container main body 1A until the toner replenishing port 1g is opened. The stop member 3 (FIG. 9) is press-fitted into the toner supply opening 1a, and the toner supply port 1g is closed (FIG. 8).
[0057]
Next, the user pulls out the toner replenishing container 1 that has run out of toner attached to the apparatus main body 100 in the direction opposite to the arrow shown in FIG. Thereafter, the user inserts a new toner supply container 1 into the apparatus main body 100 in the direction of the arrow, and then closes the replacement cover 15 (see (A) and (B)). In conjunction with the operation of closing the replacement cover 15, the sealing member 3 is separated from the container main body 1A by the toner replenishing portion opening / closing means, and the toner replenishing port 1g is opened. The above is the procedure for replacing the toner supply container.
[0058]
Next, the opening / closing operation of the toner replenishing port 1g performed in conjunction with the opening / closing operation of the replacement cover 15 will be described with reference to FIGS. The structures described below are all provided in the apparatus main body 100. 8 and 9, reference numeral 6 denotes a locking member as a locking means that locks the sealing member 3 by locking with the locking protrusion 3 e of the coupling engaging portion 3 c. Reference numeral 57 denotes a support base to which the locking member 6 is attached. The support base 57 is rotatable about a rotation shaft 57 a and is urged clockwise by an urging member 58. Reference numeral 59 denotes a stopper for positioning the support base 57.
[0059]
Reference numeral 60 denotes a slide base that can slide with a roller 63 that is rotatably provided. Reference numeral 51 denotes a container chucking member provided on the slide table 60. The container chucking member 51 is rotatable about a rotation center 51a and is urged counterclockwise by a spring 52. Yes. Reference numeral 53 denotes a stopper for positioning the container chucking member 51.
[0060]
Here, the toner replenishing container moving member is constituted by the container chucking member 51 and the slide base 60. Further, the toner chucking member 51, the slide base 60 and the locking member 6 constitute a toner replenishing port opening / closing means.
[0061]
On the other hand, the container chucking member 51 has a locking part 51c that locks the engaging convex part 1c of the container main body 1A. When the engaging protrusion 1c enters the direction of the arrow C shown in FIG. 8 when the toner supply container 1 is inserted into the apparatus main body 100, the container chucking member 51 rotates while resisting the elastic force of the spring 52 in the direction of the arrow D. To do. Thereafter, when the engaging convex portion 1 c enters the locking portion 51 c, the chucking member 51 is returned by the elastic force of the spring 52 to lock the engaging convex portion 1 c. Then, as described above, the chucking member 51 locks the engaging projection 1c, so that the toner supply container 1 is attached and detached in the direction of attachment / detachment (directions of arrows A and B in FIGS. 7 and 8). Can be moved to.
[0062]
A slide shaft 54 is slidably held in the axial direction by a support means (not shown). The slide shaft 54 is urged in a direction away from the support base 57 (downward in FIG. 8) as indicated by an arrow A by an urging member (not shown). The position is determined by the shaft stopper 55.
[0063]
Reference numeral 56 denotes a lock member attached to the slide shaft 54. When the slide shaft 54 slides in the direction of the support base 57 as indicated by the arrow B, the lock member 56 engages with the rib-like protrusion 51e of the container chucking member 51 to lock the container chucking member 51. belongs to. Here, the arrow A direction is the direction in which the replenishing container 1 is taken out from the apparatus main body 100, and the arrow B direction is the direction in which the apparatus main body is mounted.
[0064]
By the way, the slide base 60 has a convex portion 60a. The convex portion 60a is engaged with an elongated hole 61b formed at one end of a swing arm 61 that swings around a swing shaft 61a. Here, the swing arm 61 is urged clockwise by the elastic force of the urging member 62, and its position is determined by a stopper 64. Further, a groove portion 61d having one end opened is formed at the other end portion of the swing arm 61.
[0065]
On the other hand, the replacement cover 15 is provided with a convex portion 15b that enters the groove portion 61d when being closed. When the convex portion 15b enters the groove portion 61d, the swing arm 61 can be swung counterclockwise against the elastic force of the biasing member 62 in conjunction with the closing operation of the replacement cover 15. .
[0066]
Further, the replacement cover 15 is provided with a wall portion 15a that comes into contact with one end portion 54a of the slide shaft 54 when being closed. By this wall portion 15a, the slide shaft 54 can be slid in the direction of arrow B in conjunction with the closing operation of the replacement cover 15. Then, by sliding the slide shaft 54 in this way, the other end 54 b of the slide shaft 54 comes into contact with the convex portion 57 b of the support base 57. As a result, the support base 57 and the locking member 6 rotate against the elastic force of the biasing member 58, and the locking member 6 locks the locking protrusion 3 e of the sealing member 3.
[0067]
With such a configuration, when the toner supply container 1 is inserted into the apparatus main body 100 as shown in FIG. 7C, the engaging convex portion 1c provided on the container main body 1 becomes an arrow C shown in FIG. Enter the direction. Thereafter, the engaging convex portion 1 </ b> C is locked to the locking portion 51 c of the container chucking member 51, and the new toner supply container 1 is mounted on the apparatus main body 100 in this state. That is, the position of the toner supply container 1 with respect to the apparatus main body 100 is determined by the engaging convex portion 1C.
[0068]
Next, when the replacement cover 15 is closed after the new toner supply container 1 is mounted in this way, first, the wall portion 15a of the replacement cover 15 comes into contact with one end portion 54a of the slide shaft 54, and the slide shaft 54 is moved to the arrow. Slide in direction B. Thereafter, the other end 54 b of the slide shaft 54 comes into contact with the convex portion 57 b of the support base 57. As a result, the support base 57 and the locking member 6 rotate against the elastic force of the biasing member 58, and the locking member 6 locks the locking protrusion 3 e of the sealing member 3.
[0069]
Further, the lock member 56 of the slide shaft 54 faces the container chucking member 51 as the slide shaft 54 slides, and engages with the rib-shaped protrusion 51 e of the container chucking member 51. Thereby, the container chucking member 51 is locked.
[0070]
Further, when the replacement cover 15 is closed to a predetermined position, the convex portion 15b of the replacement cover 15 enters the groove 61d of the swing arm 61, and the swing arm 61 resists the elastic force of the biasing member 62. And rock it counterclockwise. The slide base 60 slides in the direction of arrow A by the swing of the swing arm 61. As a result, the toner replenishing container 1 whose engaging projection 1c is locked by the container chucking member 51 also slides in the same direction.
[0071]
Here, when the replenishing container 1 moves in the direction of arrow A, the sealing member 3 is locked by the locking member 6 and cannot move in the direction of arrow A. Therefore, the container main body 1A is separated from the sealing member 3, and the toner supply port 1g is opened as shown in FIG. At this time, as shown in FIG. 5, the toner replenishment opening 1a is held in the holder 5 of the apparatus main body 100 in a state where the outer periphery is sealed by an annular seal member 7. Therefore, when the replenishing container 1 is mounted on the apparatus main body 100, the position of the replenishing container 1 with respect to the apparatus main body 100 is determined by the above-described engaging projection 1C and toner replenishing opening 1a. In this embodiment, the sealing member 3 is supported at a position away from the toner supply port 1g. Accordingly, the toner can be separated as much as necessary in accordance with the cohesiveness of the toner so as not to prevent the toner from being discharged. Thereby, the obstruction | occlusion near a discharge port and the various problems resulting from this do not generate | occur | produce.
[0072]
On the other hand, when the user opens the replacement cover 15 after almost all of the toner in the toner supply container 1 is consumed, the convex portion 15b of the replacement cover 15 starts from the state shown in FIG. The swing arm 61 is swung clockwise. As a result, the slide base 60 slides in the direction of arrow B, and the toner supply container 1 also slides in the same direction.
[0073]
At this time, the container chucking member 51 receives a force in the clockwise direction from the engaging convex portion 1 c of the toner supply container 1. However, since the locking member 56 locks the container chucking member 51 in the rotation direction, the engaging convex portion 1 c does not come off from the container chucking member 51. As a result, the toner supply container 1 slides until the toner supply port 1g contacts the flange 3f of the sealing member 3, so that the toner supply port 1g is closed.
[0074]
Next, when the replacement cover 15 is further opened, the slide shaft 54 is urged in the direction of the arrow A by the urging means as described above, and thus moves to a predetermined position determined by the shaft stopper 55. Along with this, the locking member 6 rotates clockwise and leaves the sealing member 3. Therefore, the locking of the sealing member 3 is released by the locking member 6. Further, the container chucking member 51 is unlocked by the lock member 56.
[0075]
In this state, the toner supply container 1 is removable from the apparatus main body 100. Therefore, if the user pulls out the toner supply container 1 in the direction of arrow A, it can be removed. Note that when a pulling force is applied in the direction of arrow A, the engagement of the engaging projection 1c by the container chucking member 51 is released.
[0076]
As described above, when the toner replenishing container 1 is attached to the apparatus main body 100, the locking protrusion 3 e of the sealing member 3 is locked by the locking member 6 and is detached from the toner replenishing port 1 g of the toner replenishing container 1. Retained. At this time, the engaging relationship in the rotational direction between the conveying member 2 and the sealing member 3 is maintained as it is.
[0077]
Therefore, the conveying member 2 rotates by the rotational driving force received by the sealing member 3 from the apparatus main body 100, and the toner is gradually supplied from the toner supply port 1g to the apparatus main body 100. In the present embodiment, a toner detection sensor 201g is provided in the toner hopper. When the detection sensor 201g detects that there is no toner, the sealing member 3 rotates. When the detection sensor 201g detects the presence of toner, the sealing member stops rotating. Thus, since the sealing member 3 rotates intermittently according to the consumption of the toner of the apparatus main body 100, the toner is also supplied to the apparatus main body 100 gradually and intermittently. However, when the toner supply container 1 is attached to the apparatus main body 100, it is also possible to supply all the toner to the apparatus main body 100 at once.
[0078]
On the other hand, when the toner supply container 1 is mounted, the coupling engaging portion 3c of the sealing member 3 engages with the coupling member 4 of the apparatus main body 100 as shown in FIG. Here, the coupling member 4 is for transmitting a driving force of a driving device (not shown) provided in the apparatus main body 100 to the sealing member 3.
[0079]
FIG. 10 is a diagram showing a detailed shape of the coupling member, in which (A) is a front view of the coupling member, (B) is a rear view, and (C) is a side sectional view. In FIG. 10, 4 a is a gear portion formed on the outer peripheral surface of the coupling member 4. The gear portion 4a receives driving from the apparatus main body 100 side.
[0080]
Reference numeral 4b denotes a receiving hole formed in the center of the coupling member 4 for receiving the sealing member 3. And the engagement groove | channel 4c for engaging with the spline protrusion 3d of the sealing member 3 mentioned above is formed in the internal peripheral surface of this receiving hole 4b. A tapered guide portion 4d is provided at the end of the receiving hole 4b facing the toner supply container 1.
[0081]
Here, in the present embodiment, four spline protrusions 3d of the sealing member 3 are formed at equal intervals on the outer peripheral surface. Further, twelve engagement grooves 4c of the coupling member 4 are formed. In this way, the number of the engagement grooves 4c is formed to be larger than that of the protrusions 3d, and the provision of the guide portions 4d makes the phases of the spline protrusions 3d and the engagement grooves 4c out of phase when the toner supply container is mounted. Even if, both can be engaged reliably. The number of protrusions 3d of the sealing member 3 is not limited to four, and can be selected as appropriate. Further, the number of the engagement grooves 4c is not limited to 12 and can be selected as appropriate.
[0082]
Next, toner discharge will be described.
[0083]
The coupling member 4 receives a rotational driving force from a driving source (not shown) such as a motor on the apparatus main body 100 side via a drive transmission means (not shown) such as a gear. This driving force is transmitted to the sealing member 3 by the engagement of the engagement groove 4c and the spline protrusion 3d, and further to the conveying member 2 by the engagement of the H-shaped engagement hole 3a and the H-cut tip 2a. Is communicated. In the present embodiment, the rotation speed of the conveying member 2 is set to 25 rotations / minute.
[0084]
When the conveying member 2 rotates, the toner stored in the container main body 1A is conveyed toward the toner replenishing port 1g, and then is discharged and dropped from the toner replenishing port 1g to be discharged from the toner receiving port 9 of the apparatus main body 100 to the toner hopper. Replenished to 201a. Since the portion from the toner supply port 1g to the toner receiving port 9 is hermetically sealed by the seal member 7 as described above, the toner discharged from the toner supply port 1g leaks to the outside. , Scattering is prevented.
[0085]
Note that although there is a rotary sliding portion at the portion where the sealing member 3 and the apparatus main body 100 are in contact, the coarse toner particles are generated because it is located away from the toner supply opening 1a and is not directly in contact with the toner. Such a problem does not occur. Further, the position of the rotary sliding portion can be separated from the toner replenishment opening portion 1a as necessary according to the fluidity of the toner, the conveyance capability of the conveyance member 2, the discharge speed of the toner, and the like.
[0086]
The present invention is not limited to the first embodiment described above.
[0087]
For example, even if the sealing member 3 is disengaged and fixed as described above and the container body 1A is moved as described above, the container body 1A is fixed and the sealing member 3 is moved. It doesn't matter. However, the rotational driving force is applied to the sealing member 3 from the apparatus main body 100 side as described above. Therefore, if the container main body 1A is fixed and the sealing member 3 is moved, the mechanism of that portion becomes complicated, so it is considered more preferable to fix the sealing member 3.
[0088]
In addition, the rotational speed of the transport member 2 may be arbitrarily set according to the required toner transport amount, but if it is too fast, the load on the drive source and the drive transmission mechanism provided in the apparatus main body 100 increases. On the other hand, if it is too late, there is a possibility that the toner cannot be sufficiently conveyed. Preferably it is set to 3 to 100 rotations / minute, more preferably 5 to 50 rotations / minute.
[0089]
Further, the shape of the container main body 1A may be any shape as long as the space can be used effectively, and the size and capacity of the toner container can be arbitrarily set. Even if the container has a large capacity and the toner filling amount is, for example, about 2 kg, only the conveying member 2 is driven to rotate, so the rotational torque can be at a level of 2 to 3 kgf · cm. Further, the sealing member 3 is press-fitted into the powder toner supply unit 1a. However, the sealing member 3 may be sealed using, for example, a sealing member, or corresponds to the container body 1A and the sealing member 3. It is also possible to provide a screw portion to be screwed and seal it.
[0090]
By the way, in 1st Embodiment, although the conveyance body of the conveyance member 2 was made into the helical form with the high conveyance capability, the helical shape V is not necessarily essential. For example, as shown in FIG. 11A, it is also possible to use a shaft portion 2A having a film-like wing portion 2Ba attached as a carrier. In this case, the toner is discharged using the fluidity of the toner. Furthermore, as shown in FIG. 11B, it is more preferable to provide a window 2B1 in the wing portion 2Ba because the driving torque of the conveying member 2 can be reduced.
[0091]
Next, as a second embodiment of the present invention, a toner replenishing container 1 having a conveying member 2 having such a wing portion will be described.
[0092]
FIG. 12 is a perspective view showing the structure of the conveying member 2 of the toner replenishing container according to the second example of the present embodiment. In the figure, reference numeral 21 denotes a wing portion of the conveying member 2 attached with the phase continuously changed with respect to the axial direction of the shaft portion 2A. In addition, it is preferable that the conveyance member 2 provided with such a wing part 21 is integrally formed by a method such as injection molding, for example, but it is divided into two parts or more parts, and these are welded, bonded, etc. A method of integrating by the above means may be adopted.
[0093]
Here, examples of the material of the shaft portion 2A when the conveying member 2 is divided into two or more parts include rigid plastic and metal. The wing portion 21 is preferably a sheet-like member having flexibility. Specifically, a single layer of polyester, polypropylene, nylon, polyethylene, fluororesin, or a composite layer thereof can be used. In addition, as for the thickness of the wing | blade part 21, 50 micrometers-about 1 mm are desirable.
[0094]
In the present embodiment, it is preferable to use a polyester sheet having a thickness of 188 to 250 μm.
[0095]
Further, the shape of the wing portion 21 does not have to be a special shape such as a trapezoid, and the length from the rotation center of the shaft portion 2A to the tip of the wing portion 21 is substantially the same over the entire length of the wing portion 21. For example, a rectangular shape may be used. In addition, from the viewpoint of assembling of the conveying member 2, it is desirable that the wing portion 21 is integral over the entire length.
[0096]
From the above, by integrally forming the wing portion 21, the wing portion 21 can be efficiently cut out from the original fabric, and waste of material can be prevented. Further, even when the apparatus main body 100 is left for a long time and the toner in the container main body 1A is hardened, it is possible to scrape out the toner continuously by integrating the wings 21 so that the toner can be discharged efficiently. can get.
[0097]
Next, a method for attaching the wing portion 21 to the shaft portion 2A will be described.
[0098]
When the conveying member 2 is divided into the shaft portion 2A and the wing portion 21, the wing portion 21 is twisted with respect to the axial direction of the shaft portion 2A so as to continuously change the phase with respect to the axial direction of the shaft portion 2A. It is necessary to attach to the shaft portion 2.
[0099]
As an attachment method, as shown in FIG. 12, caulking bosses 22 for attaching the wings 21 are provided at several places on the trunk portion of the shaft portion 2A. On the other hand, the wing portion 21 is provided with a plurality of caulking hole portions 23 into which the caulking bosses 22 of the shaft portion 2 are fitted. Then, the caulking boss 22 is inserted into the caulking hole 23, and both are combined and integrated by thermal caulking or ultrasonic caulking.
[0100]
On the other hand, when the method of twisting the blade attachment surface of the shaft portion 2A with respect to the axial direction is adopted, as shown in FIG. 13, the attachment surface 2d (shaded portion) of the blade portion 21 of the shaft portion 2 is set to the shaft portion 2A. Change continuously with respect to the axial direction. And the wing | blade part 21 is attached to this attachment surface 2d using an adhesive agent or a double-sided tape, etc., and both are integrated.
[0101]
Here, it is desirable that the phase angle difference with respect to the axial direction of the wing portion 21 is about 90 ° in any of the above two methods.
[0102]
Next, the toner discharging operation of the conveying member 2 configured as described above will be described with reference to FIG.
[0103]
When the shaft portion 2A of the conveying member 2 is rotated by 0 ° to 360 ° in the direction of arrow A shown by (1) in the figure, the entire conveying member 2 becomes (1) → (2) → (3) → (4) → Rotate sequentially in order of (1). Here, from (1) to (2), while the wing portion 21 is bent, the wing portion 21 bends into a space formed between the shaft portion 2A and the inner peripheral lower surface of the container body 1A. Further, the wing portion 21 rotates in the order of (2) → (3) → (4) while rubbing the inner peripheral lower surface of the container body 1A.
[0104]
At this time, since the phase of the wing portion 21 continuously changes in the axial direction of the shaft portion 2A, the way of bending of the wing portion 21 is at both ends of the wing portion in the axial direction of the shaft portion 2A as shown in FIG. Rotate in different ways. As a result, the toner conveying action in the axial direction of the shaft portion 2A occurs, and the toner can be conveyed in the longitudinal direction (lateral direction) of the container body 1A.
[0105]
Further, since the wing portion 21 is configured to contact the inner peripheral lower surface of the container main body 1A, the toner can be effectively conveyed even when the toner amount of the container main body 1A is reduced, and as a result, the discharge ends. The amount of residual toner in the subsequent container can be reduced.
[0106]
Furthermore, there is an effect that the toner is sent toward the discharge port also by the spring-up of the wing portion 21 when shifting from (4) to (1) in FIG. In other words, in addition to the toner conveying effect due to the wing 21 being bent up in addition to the toner conveying effect due to the deflection of the wing 21 when the wing 21 is in contact with the inner peripheral lower surface of the container body 1A, more efficient toner Transport is possible.
[0107]
Further, as shown in (5) of FIG. 14, if a sufficient length is secured from the shaft portion 2A to the tip of the wing portion 21, the solidified toner T1 can be discharged while being broken by the elasticity of the wing portion 21. That is, the container main body 1A is high in height, and the toner replenishment opening 1a can be applied to a container of a type positioned below the container main body 1A, so that a toner replenishment container having an unlimited shape can be manufactured. The space in the main body of the forming apparatus can be used effectively.
[0108]
By the way, when a toner discharge experiment was performed using the toner replenishing container 1 having the above-described configuration, a stable toner discharge property (toner discharge amount per unit time) was obtained. Only about 10 g. The initial rotational torque of the conveying member 2 was about 2 kgf · cm. In this experiment, the conveying member 2 was manufactured by using a polyester sheet having a thickness of about 188 μm for the wing portion 21 and sticking it to the shaft portion 2A made of ABS using a double-sided tape. The container main body 1A was filled with about 1,500 g of toner, and the toner was discharged with the conveying member 2 set at a rotational speed of about 30 revolutions / minute.
[0109]
Further, as a result of confirming the change in dischargeability by changing the rotation speed of the conveying member 2 at 20 to 50 rotations / minute, the toner discharge amount per unit time increased with the increase in the rotation speed. From this, it has been found that the toner discharge amount per unit time can be controlled by controlling the rotation speed of the conveying member 2.
[0110]
Further, assuming that the toner has hardened in the container main body 1A, a discharge experiment was performed after tapping the container main body 1A filled with the toner. The tapping was performed by fixing the toner-filled container to the tapping table in a discharging posture, and allowing the tapping table to freely drop 1000 times continuously at a height of 10 mm and a vibration frequency of 2 Hz.
[0111]
As a result, the same results as in the case where tapping is not performed for both the toner discharge property and the residual toner amount in the container are obtained, and it is effective to use the transport member 2 and the toner replenishing container 1 configured as described above and destroy the solidified toner. The toner could be discharged. However, although the initial rotational torque of the conveying member 2 slightly increased to about 5 kgf · cm, it was not at a level that would cause an excessive load on the drive source.
[0112]
The rotational torque becomes maximum when the wing portion 21 enters the hardened toner (between (1) and (2) in FIG. 14). Here, when the conveyance member 2 having a configuration in which the phase of the wing portion 21 in the axial direction is changed, the rotational torque can be reduced because the timing of the penetration of the wing portion 21 into the toner differs in the axial direction.
[0113]
In the case of the present embodiment, the phase of the wing part 21 is changed with respect to the axial direction. Therefore, even if a part of the wing part 21 is in the situation as shown in (3) in FIG. Then, since the situation is as shown in (1) of FIG. 14, the phenomenon that the wing part 21 is wound around the shaft part 2A does not occur.
[0114]
As described above, the present invention also has an effect of preventing the wing portion from being wound around the shaft portion.
[0115]
On the other hand, FIG. 16 shows the conveying member 2 according to the second example of the present embodiment in which a screw body 2e is added in the vicinity of the toner supply opening 1a of the conveying member 2 shown in FIG. A toner discharge experiment was performed under the same conditions using the toner supply container 1 having the same configuration as that of the first embodiment except that the screw body 2e was added.
[0116]
As a result, more stable toner discharging performance was obtained compared to that of the first embodiment, and the amount of residual toner in the container after discharging was about 10 g. Further, as a result of adding the screw body 2e, the variation of the toner discharge amount is 5 to 10 g / min, and the variation of the toner discharge amount of the first embodiment not provided with the screw body 2e is 10 to 20 g / min. Compared to the stability of toner discharge. The initial rotational torque of the conveying member 2 was about 4 kgf · cm.
[0117]
Further, as a result of confirming the change in dischargeability by changing the rotation speed of the conveying member 2 at 20 to 50 rotations / minute, the toner discharge amount per unit time increased as the rotation speed increased. From this, it is understood that the toner discharge amount per unit time can be controlled by controlling the rotation speed of the conveying member 2.
[0118]
It should be noted that the amount of toner discharged per unit time can be reduced by shaking the container by the user even when the container is tapped in advance and the toner is hardened, or before the supply container 1 is mounted on the apparatus main body 100. Even when loosened, it remained extremely stable from the beginning of discharge to the end of discharge. For example, when the conveying member 2 is rotated at 36 rpm, the toner discharge amount has changed in the range of 70 to 100 g per minute regardless of the state of the previous toner. In particular, when the toner is well loosened, a so-called flushing phenomenon in which toner with high fluidity rushes to the discharge port (toner replenishment port 1 g) and the toner flows out at an unnecessarily high speed tends to occur. Such a phenomenon was not observed in the embodiment shown in FIG. This is because the screw body 2e is arranged in the cylindrical toner replenishing portion 1a at least once so that it can be stopped even if toner with high fluidity rushes.
[0119]
Further, the toner supply container 1 filled with toner was tapped 1000 times, and then a discharge experiment was performed. As a result, the same results as those obtained when tapping was not performed for the toner dischargeability and the residual toner amount in the container were obtained. However, in this case as well, the initial rotational torque of the conveying member 2 slightly increased to about 8 kgf · cm, but it was not at a level that increased the load on the drive source.
[0120]
FIG. 17 shows a configuration in which a part of the wing portion 21 of the conveying member 2 shown in FIG. 13 is cut out and a window shape 21a is provided, showing the conveying member 2 according to the third example of the present embodiment. Yes. A toner discharge experiment was performed under the same conditions using the toner supply container 1 having the same configuration as in the first embodiment except that the window shape 21a was provided.
[0121]
As a result, the same results as those in the first embodiment were obtained for the toner dischargeability and the remaining toner amount in the container main body 1A after the discharge. When the tapping was not performed, the initial rotation torque of the conveying member 2 was about 2 kgf · cm as in the first embodiment. Further, the initial torque after tapping 1000 times was changed from about 5 kgf · cm when there was no window shape to about 4 kgf · cm, and the initial torque when the toner was hardened was reduced.
[0122]
FIG. 18 shows a configuration in which a screw body 2e as shown in FIG. 16 is added to the conveying member 2 shown in FIG. 17, and shows the conveying member 2 according to a fourth example of the present embodiment. A toner discharge experiment was performed under the same conditions using the toner supply container 1 having the same configuration as in the first embodiment except that the screw body 2e and the window shape 21a were provided.
[0123]
As a result, a more stable toner discharge performance was obtained compared to that of the third embodiment, and the amount of residual toner in the container after the end of discharge was equivalent to that of the third embodiment. Further, the initial rotational torque when tapping was not performed was about 4 kgf · cm as in the second embodiment. In addition, the initial torque after tapping 1000 times decreased from about 8 kgf · cm without the window shape to about 6 kgf · cm.
[0124]
As described above, by providing the wing portion 21 having the phase continuously changed with respect to the axial direction of the shaft portion 2A on the shaft portion 2A of the transport member 2, the toner transport action becomes more effective. The amount of toner remaining in the container body can be reduced. Furthermore, rotational torque can be reduced by providing a window shape in at least one location of the wing portion 21.
[0125]
Further, in the present invention, for example, the replacement cover 15 and its hinge portion 18 can be provided at the positions shown in FIG.
[0126]
Next, a configuration for opening and closing the toner supply port 1g with the replacement cover provided at such a position will be described with reference to FIGS. Here, FIG. 19 shows a state in which the replacement cover 15 is opened, and FIG. 20 shows a state in which the replacement cover 15 is closed. Note that the same reference numerals in FIG. 8 as those in FIG.
[0127]
19 and 20, reference numeral 19 denotes a toner replenishing container holding member having the toner receiving port 9 as a rotation center, and the toner replenishing container 1 is attached to the toner replenishing container holding member 19 at the time of replacement. ing. Reference numeral 20 denotes a guide member provided with an engagement groove 20a that engages an engagement projection 1c provided on the container body 1A. The guide member 20 is fixed to the apparatus body 100. Reference numeral 25 denotes a link 25 for connecting the replacement cover 15 and the toner supply container holding member 19 by connecting portions 25a and 25b. When the replacement cover 15 is closed by the link 25, the toner supply container holding member 19 rotates to the position shown in FIG.
[0128]
With such a configuration, when the user replaces the replacement cover 15 after the new toner supply container 1 is mounted on the toner supply container holding member 19 during replacement, the toner supply container holding member 19 is linked by the link 25. , It rotates to the position shown in FIG. Further, as the toner supply container holding member 19 is rotated, the container main body 1A is also rotated, and the engagement convex portion 1c provided on the container main body 1A is a trajectory of 1c → 1C1 → 1C2, as shown in FIG. Pass through. Here, with the rotation of the container body 1A, the sealing member 3 also rotates clockwise, and the locking protrusion 3e of the sealing member 3 is locked at the position where the engaging convex portion 1c reaches 1C1. It will be in the state latched by the member 6. FIG.
[0129]
When the replacement cover 15 is further closed after the sealing member 3 is locked to the locking member 6, the engagement convex portion 1 c enters the engagement groove 20 a of the guide member 20, and the engagement groove The toner supply container holding member 19 moves in a direction away from the rotation center along the wall portion 20b of 20a. As a result, the container main body 1A is separated from the sealing member locked to the locking member 6, and the toner supply port 1g is opened as shown in FIG.
[0130]
On the other hand, when the user opens the replacement cover 15 from the state shown in FIG. 20 after the toner in the toner replenishing container 1 is almost completely consumed, the engaging protrusion 1c of the container body 1A is formed on the wall 20c of the guide member 20. Move along. As the engaging projection 1c moves, the container body 1A moves until the toner replenishing port 1g contacts the flange 3f of the sealing member 3, and the toner replenishing port 1g is closed.
[0131]
Next, a third embodiment according to the present invention will be described.
[0132]
In the present embodiment, a toner supply container is provided with a conveying member and a stirring member separate from the conveying member.
[0133]
21 is a perspective view of a toner supply container 301 according to the third embodiment of the present invention.
[0134]
22A is a front view of the toner supply container according to the present embodiment, and FIG. 22B is a sectional view thereof. (C) is a left side view of the toner supply container, (D) is a right side view of the toner supply container, (E) is a side sectional view of the toner supply container, and (F) is a plan view of the toner supply container. It is. FIG. 23 is a front sectional view showing a state where the toner supply container is installed in the apparatus main body 100 and the supply opening is opened. FIG. 24 is a front cross-sectional view showing a state where the toner supply container is installed in the apparatus main body 100 and the supply opening is sealed.
[0135]
21 to 24, 301A is a container main body, and 302 is a conveying member for conveying the toner stored in the container main body 301A in the direction of the toner supply opening 301a. Reference numeral 303 denotes a sealing member for sealing the toner supply port 301g. Reference numeral 304 denotes a coupling member for transmitting a driving force to the sealing member 303 when the toner supply container is mounted on the apparatus main body 100. Reference numeral 305 denotes an agitating member for agitating the toner in the container main body 1A. Reference numeral 306 denotes a transmission member that engages with the stirring member 305 and transmits the rotational driving force from the image forming apparatus to the stirring member. Reference numeral 307 denotes a second coupling member that transmits a driving force to the transmission member 306 when the toner supply container is attached to the apparatus main body 100.
[0136]
Reference numeral 309 denotes an oil seal for preventing toner leakage.
[0137]
Here, the toner supply container part 301A as the toner supply container main body will be described with reference to FIGS. 25 and 26. FIG. FIG. 25 is a perspective view of the container body.
[0138]
26A is a front view of the container body, FIG. 26B is a cross-sectional view, FIG. 26C is a left side view, FIG. 26D is a right side view, and FIG. These are plan views.
[0139]
The toner replenishing container main body 1A has a curved portion 301F that becomes narrower toward the lower portion, a linear portion 301G having a substantially constant width provided at a lower portion of the curved portion, and a substantially lower portion provided below the linear portion. It has a semicircular semicircular portion 301H.
[0140]
A cylindrical toner replenishing opening 301a for supplying the toner stored in the toner storage portion 1n to the apparatus main body protrudes below the one side surface 1A1 of the container main body 301A. A toner supply port 301g is provided at one end of the toner supply opening 301a. A first receiving portion 301b for rotatably holding the conveying member 2 is formed at a position corresponding to the toner supply opening portion 301a on the other side surface 301B. Further, a positioning portion 301 </ b> C that is positioned by the apparatus main body 100 when the toner supply container 1 is attached to the apparatus main body 100 is provided outside the bottom surface 301 </ b> D. The positioning portion 301C also has a function as an engaging portion 301c for engaging the toner supply opening / closing means provided in the apparatus main body 100 and moving the toner supply container 301 in the attaching / detaching direction. In the present embodiment, the engaging portion 301C is a dowel protruding outward from the lower surface 301D. The upper surface 301E is provided with a handle 301e that is held by a user when the toner supply container 301 is attached to or removed from the apparatus main body 100. The front and back inclined surfaces (curved portions) 301F have grooves 301f in the longitudinal direction of the container for easily holding the container body 1A when the user attaches the toner supply container 1 to the apparatus body 100. Are formed substantially parallel to each other.
[0141]
Moreover, the 2nd receiving part 301b2 for supporting the stirring member 305 rotatably is provided above the 1st receiving part 301b1 of the other side surface 301B.
[0142]
Here, the toner supply opening 301a is provided on the side surface 301A1 opposite to the side surface 301B on which the handle 301e is provided in the longitudinal direction of the container body 301A. Therefore, it is possible to prevent the user from inadvertently touching the toner supply opening 301 a when the user supplies the toner supply container 301 to the apparatus main body 100. Further, the toner replenishing opening 301a is provided below the side surface 301A1. Therefore, the toner can be efficiently discharged even when the amount of toner stored in the container main body 301A decreases.
[0143]
Here, the toner replenishment opening protrudes from the side surface 301A by 20 mm to 40 mm, preferably about 27.8 mm. The toner replenishing opening 301a has a cylindrical shape, and the outer diameter of the cylindrical portion is 20 mm to 30 mm, more preferably 26 mm to 29 mm, and most preferably about 27.6 mm.
[0144]
As described above, the engaging portion 301C is provided outside the lower surface 301D. The engaging portion 301 </ b> C is positioned by a locking portion 51 </ b> C (FIG. 8) provided on the apparatus main body 100 when the toner supply container is mounted on the apparatus main body 100. As described above, the engaging portion 301C is a columnar protrusion (a dowel) protruding outward from the lower surface 301D. The cylindrical portion has an outer diameter 8 of 5 mm to 12 mm, preferably about 8 mm. The positioning portion is 2 mm to 8 mm from the lower surface 301D, and the engaging portion 301C (positioning portion) is from the side end surface 301B opposite to the side where the toner supply opening 301a is located in the longitudinal direction of the lower surface 301D. It is provided at a position of 60 mm to 80 mm, preferably about 71 mm.
[0145]
The engaging portion (positioning portion) 301C is preferably a columnar shape, but may be a prismatic shape, a semicircular shape, or the like.
[0146]
Each of the side surface 301A1 and the other side surface 301B is provided with two bosses 301k and 301l for positioning the container body when the container body is inspected before shipment from the factory.
[0147]
Reference numeral 301m denotes a rib for preventing erroneous mounting.
[0148]
By providing the rib 301m at a different position for each toner supply container, it is possible to prevent the user from mounting another type of container on the apparatus main body.
[0149]
The container body 301A is preferably manufactured by injection molding, blow molding, injection blow molding, or other methods such as plastic, but other materials and manufacturing methods may be used. The container body 301A may be manufactured by a method in which the container body 301A is divided into two or more parts for convenience and integrated by means such as welding and adhesion.
[0150]
In this example, two frames, an upper frame and a lower frame formed by injection molding high impact polystyrene, were manufactured by vibration welding.
[0151]
Further, as shown in FIG. 23, the conveying member 302 is provided with a shaft portion 302A and a helical rigidity that is provided on the shaft portion 302A and is a conveying portion that conveys powder toner in a predetermined direction by the rotation of the shaft portion 302A. Transport blades 302B. The conveying member 302 is attached to the container main body 301A in a state where the axis of the shaft portion 302A substantially coincides with the center of the substantially circular toner supply port 301g.
[0152]
The conveying member 302 is not limited to the so-called screw type described in the present embodiment, and may be, for example, a member in which a flexible blade is attached to the shaft portion 302A. Further, the shaft portion and the blade may be integrally formed or may be separate. In the present embodiment, shaft portion 302A and blade 302B are made of plastic and are integrally formed.
[0153]
Furthermore, in the present embodiment, the conveying member 302 has an extending portion 302C that extends inside the cylindrical portion of the toner supply opening 301a. In the present embodiment, the extended portion 302C further protrudes outward from the toner supply opening 301a. Then, a rotational driving force is received from the apparatus main body 100 by the tip portion protruding outward of the extending portion 302C. Therefore, in this embodiment, the sealing member 303 is attached to the tip portion so as to be movable in the axial direction.
[0154]
Here, one end portion (driving force receiving portion) 302a of the extending portion 302C has a shape that can receive a rotational driving force from the apparatus main body 100 via the sealing member 303, and is polygonal in the present embodiment. It has a shape, particularly a quadrangular shape. One end portion of the shaft portion 302A is supported by the sealing member 303 via one end portion 302a of the extending portion 302C. A first bearing member 308 is provided at the other end 302b of the shaft 302A. The container body 301A is rotatably supported by the container body 301A via the first bearing member 308 when opened.
[0155]
The conveying member 302 is sealed in a state where the conveying blade 302B is not in contact with the inner wall surface 301a1 of the toner supply opening 301a and the inner wall surface of the toner supply opening 301a and the shaft portion 302a are substantially horizontal. Supported by the member 303. By supporting the conveyance member 302 in this way, the rotation of the conveyance member 302 allows the toner to be conveyed substantially horizontally toward the toner supply port 301g. Further, fine toner is caught between the inner wall surface 301a1 of the toner replenishment opening 301a and the conveying blade 302B, and is rubbed strongly to prevent the toner from being melted and fixed on the inner wall surface 301a1, thereby generating coarse particles. This phenomenon can be prevented.
[0156]
As described above, it is convenient and preferable that the conveying member 2 is made of a resin such as plastic by a method such as injection molding. However, other materials and manufacturing methods may be used. Moreover, you may divide and join arbitrarily and manufacture.
[0157]
Next, the sealing member 303 will be described with reference to FIG. In FIG. 27, (A) is a front view of the sealing member, (B) is an arrow A view of (A), (C) is an arrow B view of (A), and (D) is a front sectional view. It is.
[0158]
27A to 27D, 303b is provided on the side of the sealing member 303 facing the toner supply container 301, and seals to seal the toner supply port 301g of the toner supply container 301 so that it can be opened. Part. The outer diameter of the sealing portion 303b is set to be an appropriate amount larger than the inner diameter of the toner supply port 301g. The sealing member 303 seals the toner supply port 301g by press-fitting the fitting portion 303b1 of the sealing portion 303b into the toner supply opening 301a from the toner supply port 301g.
[0159]
A cup 303c serves as a driving force transmitted portion (driving portion) for receiving a driving force for rotating the conveying member 302 from the apparatus main body 100 when the toner supply container 301 is attached to the apparatus main body 100. It is a ring engaging part. The coupling engaging portion 303c is substantially coaxial with the axis of the shaft portion 302A of the conveying member 302 in a direction opposite to the toner container main body 301A from the sealing portion 303b when the sealing member 303 is attached to the container main body 301A. A projecting portion 303c1 formed to extend is provided. The coupling engagement portion 303C includes an elongated (spline-like) protrusion (rib) 303d as a driving force receiving portion that is provided on the peripheral surface of the protrusion 303c1 and engages with the coupling member 304. ing. In the present embodiment, two spline protrusions 3d are provided at approximately equal intervals.
[0160]
Specifically, two pieces are provided at intervals of about 180 ° with the longitudinal direction of the sealing member as the center.
[0161]
Further, the rib 303d protrudes from the outer peripheral surface of the sealing member by 0.5 mm to 3 mm, preferably about 1.8 mm.
[0162]
The outer diameter of the protrusion 303C1 is 10 mm to 14 mm, preferably about 12 mm.
[0163]
By the way, the sealing member 303 has an engagement hole 303 a as a driving force transmitting portion for engaging the one end portion 302 a of the conveying member 302 and transmitting the driving force received from the apparatus main body 100 to the conveying member 302. is doing. In the engagement hole 303a, an engagement hole 303a is configured by an opening (a hollow portion) formed over the formation portion of the sealing portion 303b and the coupling engagement portion 303c. Here, the engagement hole 303a has a quadrangular shape corresponding to the quadrangular shape of the shaft end portion 302a of the conveying member 302 protruding from the toner supply opening portion 301a. The shaft end portion 302a is slightly larger than the shaft end portion 302a, and the shaft end portion 302a is loosely fitted in the engagement hole 303a.
[0164]
Then, the shaft end portion 302 a is loosely fitted in the engagement hole 303 a in this manner, so that the transport member 302 and the sealing member 303 are locked with each other in the rotation direction of the transport member 302. On the other hand, it is configured to be movable in the axial direction. Accordingly, when the toner supply container is mounted, the sealing member 303 and the container main body 301A can be separated from each other, and the toner supply port 301g can be opened (opened).
[0165]
By the way, the engagement length between the engagement hole 303a and the shaft end portion 302a has a length that does not come off when the sealing member 303 and the container main body 301A are separated from each other. Thereby, even if the sealing member 303 is separated from the container main body 301A, the conveying member 302 can receive a driving force via the sealing member 303 (coupling engaging portion 303c).
[0166]
Also, between the coupling engaging portion 303c and the sealing portion 303b, the flange portion 3f that abuts against the end portion of the powder toner supply portion 301a when the sealing portion 303b is press-fitted into the toner supply opening portion 301a. Is provided. The outer diameter of the flange is provided with a flange 303f that is substantially equal to the outer diameter of the toner supply opening 301a (preferably smaller than the outer diameter of the toner supply opening 301a). By this flange portion 303f, the sealing portion 303b is press-fitted into the toner supply opening portion 301a by the length of the sealing portion 303b.
[0167]
On the other hand, 303e is a locking projection 303e that is formed at the tip of the coupling engaging portion 303c and is locked to the locking member 6 provided in the apparatus main body 100. By locking the locking member 6 to the locking protrusion 303e, the sealing member 303 can be fixed when the toner supply port 301g is opened.
[0168]
By the way, it is preferable that the sealing member 303 having such a configuration is manufactured by injection molding of a resin such as plastic. However, other materials and manufacturing methods may be arbitrarily divided and bonded. I do not care. In addition, the sealing member 303 needs to have an appropriate elasticity in order to press-fit and seal the toner supply unit 301a. The material is most preferably low density polyethylene, and then polypropylene, nylon, high density polyethylene and the like can be preferably used.
[0169]
Reference numeral 303j denotes a locking groove into which the locking member 6 provided in the apparatus main body 100 is fitted. The width of the locking groove 303j is 1.5 mm to 5 mm, preferably about 3 mm. The depth of the locking groove is 0.5 mm to 5 mm, preferably about 2.5 mm.
[0170]
As described above, the sealing member 303 has the substantially cylindrical fitting portion 303b1 that fits into the toner supply opening portion 303a. And it has the collar part 303f on this fitting part 303b1 and a substantially coaxial line. Further, on the side opposite to the side on which the fitting portion 303b1 is provided from the flange portion 303f, there is a protruding portion 303c1 that protrudes substantially coaxially with the fitting portion 303b1, and the drive receiving portion 303d is at its root. Is provided. Further, a locking groove 303c is provided at the leading end of the protruding portion 303c1 in the protruding direction, and a locking portion 303e is further provided at the tip. Moreover, it has a cavity part from the fitting part 303b1 side to the latching | locking part 303e side, and the driving force transmission part 303a is provided in this cavity part. Since the engagement portion 303e side of the hollow portion is not opened, when the fitting portion 303b1 is fitted into the toner replenishment opening portion 303a, the toner that has entered the hollow portion does not leak out of the container. . Accordingly, by attaching the sealing member 303, the toner supply opening 303a is sealed.
[0171]
In the present embodiment as in the first and second embodiments, the sealing member 303 has four functions. That is, (1) a function for sealing the toner replenishing opening 301a, (2) a function for receiving a rotational driving force from the apparatus main body 100, (3) a function for transmitting the rotational driving force to the conveying member 303, and (4) (2) It has a function of engaging with an engaging member 6 provided in the apparatus main body to open and close the toner supply opening 301a. Accordingly, the driving force received by the sealing member 303 from the apparatus main body 100 can be transmitted to the shaft portion 302A via the extending portion 302C, and the conveying member 302 can be rotated.
[0172]
Next, the stirring member 305 will be described. 28A is a front view of the stirring member 305, FIG. 28B is a left side view, and FIG. 28C is a right side view. As shown in FIG. 28, the stirring member 305 includes a shaft portion 305a, a rigid wing portion 305b, and a flexible wing portion 305c. FIG. 29 shows an enlarged side view of the rigid wing 305, and FIG. 30 shows an enlarged view of the flexible wing 305c. The shaft portion 305a was manufactured by injection molding of a relatively high-rigidity plastic. The rigid wing portion 305b is made of a metal such as stainless steel or a material having very high rigidity, and the flexible wing portion 305c is made of a material having low rigidity, such as a plastic film or sheet, or an elastomer sheet. In this example, a polyester sheet was used.
[0173]
One end 305d of the stirring member 305 engages with the transmission member 306 described above in the bearing portion 301h of the toner supply container main body. The other end 305e engages with a stopper member (second bearing member) 310f in the second receiving portion 301b2 of the toner supply container main body. In addition, in this embodiment, the shaft portion 305a is formed by injection molding a plastic having a relatively high rigidity, but other materials such as metal may be used.
[0174]
The rigid wing portion 305b is preferably simple and preferably integrally formed of metal or the like, but may be another material or a manufacturing method, or may be divided into two or more parts and welded and bonded. A method of integrating by such means may be used. In this example, a stainless steel plate having a thickness of about 0.8 mm was used. Further, the engaging portion of the rigid wing portion 305b with the shaft portion 305a has a shape matched to the shaft portion 305a so as to receive driving from the shaft portion 305a, and rotates together with the rotational movement of the shaft portion 305a. Then, the toner inside the container is agitated.
[0175]
At that time, as shown in FIG. 28, if a notch 305h is made at one end, assembly becomes easier. Further, the rigid wing portion 305b has a plate shape substantially parallel to the rotational tangential direction over the entire length, and the downstream side in the rotational direction of the wing portion is bent toward the inner wall surface side of the toner supply container. However, the length r of the bent portion 305b1 shown in FIG. 29 is preferably about 2 mm to 8 mm, and the bent angle θ is preferably about 30 to 50 degrees. More preferably, the length r of the bent portion 305b is about 3 mm to 5 mm, and the bent angle θ is about 45 degrees.
[0176]
In this embodiment, the length of the bent portion 305b1 is about 5 mm and the bent angle is about 45 degrees. The distance from the center of the rotation axis to the tip of the rigid wing may be appropriately determined depending on the size of the container body, but is preferably about 70 to 95% of the radius within the container body. In this embodiment, the inner diameter of the container body is about 44.5 mm, so that it is about 39.4 mm (89%).
[0177]
The flexible wing 305c is made of a material with low rigidity, such as a plastic film or sheet, or an elastomer sheet. The thickness is preferably about 50 μm to 500 μm, and particularly preferably 100 μm to 300 μm. In this example, a polyester sheet having a thickness of about 100 μm was used.
[0178]
The flexible wing portion 305c is attached so that the tip thereof contacts the inner wall surface of the container body over the entire length of the bent portion 305b1 of the rigid wing portion 305b. Then, it rotates while scraping off the toner on the inner wall surface of the container together with the rigid wing portion. Here, the length of the flexible wing portion 305c in the radial direction of rotation is configured to be about 0.5 mm to 10 mm longer than the distance from the tip of the rigid wing portion 305b to the inner wall surface of the container. Can be increased.
[0179]
In this example, the length was about 6 mm longer. Further, in this embodiment, double-sided tape 305i (DIC # 8800CH) is used for bonding the rigid wing 305b and the flexible wing 305c as shown in FIG. Affixed. In addition, it may be attached by a conventionally known means such as riveting or caulking, or may be formed integrally with the rigid wing portion.
[0180]
Further, as shown in FIG. 31, the rigid wing portion 305b may be divided at a substantially central portion so as to have a phase difference of 180 degrees with respect to the axial direction, and may be formed in a staggered manner. Here, the number of divisions may be appropriately determined depending on the shape and length of the container body, and may be three divisions, four divisions or more. Further, it may be formed in a spiral shape by changing the phase continuously over the entire length in the longitudinal direction of the rigid wing portion 305b. Further, when notches 305h are inserted into the engaging portions of both ends of the rigid wing 305b and the substantially central shaft as shown in the figure, the assemblability is improved. Further, in order to reduce the projected area of the rigid wing portion in the rotation direction and reduce the resistance of the toner, the length of the rigid wing portion bent portion is about 3 mm. In addition, about the length and bending angle of this bending part, 2-8 mm and about 30-50 degree are preferable, More preferably, it is good to set to about 3-5 mm and about 45 degree.
[0181]
Further, a caulking method using an aluminum rivet 4i may be used as a joining means between the rigid wing portion 305b and the flexible wing portion 305c. In this case, if the position of the rivet hole of the flexible wing 305c is slightly shifted, it may be wavy, so that the portion of the flexible wing 305c that hits the rigid wing 305b bent portion C has a perforation or half It is good to insert a cut. Moreover, as a sticking means, you may attach by other conventionally well-known methods, such as a double-sided tape.
[0182]
Next, a method for assembling the toner supply container 301 will be described.
[0183]
The toner replenishing container 301 is assembled by first inserting the conveying member 302 into the lower portion of the lower frame 301K from above. And after inserting the oil seal 309 in the 1st receiving part 301b1, the bearing member 308 is engaged with the other end part 302b of the conveying member 302. Further, the toner supply port 301 g is sealed with a sealing member 303. Next, the stirring member 305 is inserted from above. After the oil seal 309 is inserted into the container body, the second bearing member 310 and the transmission member 306 are engaged with both ends of the stirring member 305. Thereafter, the upper frame 301J is vibration welded to the lower frame 301K.
[0184]
Next, a predetermined amount of toner is filled into the container body 301 </ b> A through the filling port 301 i of the toner supply container 301 body, and the filling port 301 i is sealed from the sealing member 311 to complete. As described above, the assembly of the toner replenishing container 301 is very simple, and the number of assembling steps is very small.
[0185]
The toner may be filled from the toner supply port 301g.
[0186]
The replacement of the toner supply container 301 according to the present embodiment is performed in the container main body 301A when the toner supply opening 301a is opened by the above-described toner supply opening / closing means. A force is applied to the toner supply opening 301a and the engaging portion 301c. At this time, as described above, the engaging portion 301C is provided on the side opposite to the side where the toner supply opening 301a is located in the longitudinal direction of the lower surface of the container main body 301A. It is possible to suppress the rise. Even if 301A is lifted up, the upper surface 301E abuts on the top surface portion 100d (FIG. 32) provided on the apparatus main body 100 to restrict the container main body 301A from moving upward by a predetermined distance. Can do.
[0187]
Further, it is desirable that the engagement protrusion 301c and the toner supply port 301g of the toner supply container 301 are arranged on the same vertical line with respect to the sliding direction of the container as shown in FIG. By arranging in this way, it is possible to prevent the toner supply container 301 from generating either moment in the left-right direction in FIG. 32 with respect to the sliding direction. Even if a moment in either of the left and right directions occurs, the ribs 301j as the lateral restriction portions provided on the side surfaces 301A1 and 301B come into contact with the side wall portion 100e provided on the apparatus main body 100, The container main body 301A can be restricted from moving in the lateral direction by a predetermined distance or more.
[0188]
By the way, the height of the engagement protrusion 301c of the toner supply container 301 is determined by the relationship X between the engagement protrusion 301c and the container chucking member 51 (see FIG. 32) in order to prevent the toner supply container 301 from falling off when the toner supply container 301 slides. Is set larger than the clearance Y (see FIG. 32) between the container upper portion 301E and the top surface portion 100d of the apparatus main body.
[0189]
Further, the rib 301j in the left-right direction in FIG. 32 of the toner supply container 301 is preferably provided on the upper part of the toner supply container 301 to suppress the backlash. In this embodiment, the side wall is located above the central part in the height direction of the toner supply container 1. The portion 100e is provided with an appropriate clearance.
[0190]
Next, the drive mechanism of the toner supply container 301 according to the present embodiment will be described.
[0191]
When the toner supply container 301 is mounted, the coupling engaging portion 303c of the sealing member 303 engages with the first coupling member 304 on the apparatus main body 100 side as shown in FIG. Here, the first coupling member 304 is for transmitting a driving force of a driving device (not shown) provided on the apparatus main body 100 side to the sealing member 303.
[0192]
FIG. 33 is a view showing the detailed shape of the first coupling member 304.
[0193]
Reference numeral 512 denotes a gear member having a gear formed on the outer peripheral surface 512a. The gear member 512 includes two members, a gear portion 512A and a lid portion 512B, both of which are fixed and fixed by snap fit, adhesion, or the like. An urging means 514 and a moving member 513 are provided inside the gear member 512. The biasing means 514 abuts against the 512b portion of the gear member 512 and the 513b portion of the moving member 513.
[0194]
FIG. 34 is a detailed view of the gear portion 512, (A) is a front sectional view, and (B), (C) are side views. FIG. 35 is a detailed view of the moving member 513 (A) is a front sectional view, (B) and (C) are side views, and (D) is a front view.
[0195]
In FIG. 34, the gear portion 512A is provided with four slide guide ribs 512A1 in a circumferential shape. In FIG. 35, the moving member 513 has four slide guide holes 513c on the circumference, and the moving member 513 is brought into the gear member 512 by engaging with the slide guide rib 512A1 of the gear portion 512A described above. Can be moved by sliding.
[0196]
In the moving member 513, reference numeral 513a denotes a groove-shaped drive transmission portion. The drive transmission unit 513a engages with the elongated protrusion 303d of the sealing member 303 in a state where the toner supply container 1 is mounted on the apparatus main body 100, and transmits the rotational driving force to the sealing member.
[0197]
In FIG. 33, reference numerals 517 and 515 denote bearing members that rotatably support the gear member 512, and reference numeral 516 denotes an oil seal. The toner discharged from the toner supply port 301g by the oil seal 516 is prevented from entering the bearing members 515 and 517 and the gear member 512 being locked. Reference numeral 519 denotes a gear seal member that prevents the toner discharged from the toner supply port 301g from entering the gear member 512 by being pressed against the sealing member 303 in a state where the toner supply container 301 is mounted on the apparatus main body 100. To do. Reference numerals 511 and 510 denote driving side plates that support the first coupling member 304. Reference numeral 518 denotes a bearing holder, which holds the bearing 515 and the oil seal 516 and is fixedly fixed to the driving side plate 511 by screwing or bonding. A holder seal member 520 prevents toner from leaking between the holder 5 and the bearing holder 518 shown in FIG.
[0198]
The gear seal member 519 and the holder seal member 518 are respectively fixed to the gear member 512 and the bearing holder 518 with double-sided tape or the like, and the material thereof is a member having elasticity such as urethane foam.
[0199]
Next, the operation of the first coupling member 304 will be described. The moving member 513 of the coupling member can be retracted in the direction A in FIG. 33 by the configuration described above. Usually, it is urged to the position shown in FIG. When the toner supply container 301 is attached to the apparatus main body 100, the sealing member 303 enters the coupling member as shown in FIG. At this time, if there is a phase between the protrusion 303d of the sealing member 303 and the drive transmission portion 513a of the moving member 513, the gear member 512 and the moving member 513 are rotated by the main body drive (not shown) and sealed via the drive transmission portion 513a. The stop member 303 is rotated. When the projection 303d of the sealing member 303 and the drive transmission portion 513a of the moving member 513 are out of phase, the moving member 513 is pushed in the direction A in FIG. 33 by the projection 303d of the sealing member 3. When the gear member 512 and the moving member 513 are rotated by the main body driving unit, the moving member 513 rotates idly until the phase of the projection 303d of the sealing member 303 and the driving transmission unit 513a of the moving member 513 are matched. When the phase is matched, the urging means 514 causes the moving member 513 to slide to the state shown in FIG. 33 where the drive transmission portion 513a and the elongated protrusion 303d of the sealing member 303 engage with each other. Tell the drive.
[0200]
FIG. 36 is a view showing the detailed shape of the second coupling member 307. Reference numeral 521 denotes a drive transmission claw. 37A is a front sectional view of the drive transmission claw 521, FIG. 37B is a side view, FIG. 37C is a front view, and FIG. 37D is a top view. In FIG. 37, 521a is a claw portion, 521b is a slide guide portion, 521c is a parallel pin groove portion, and 521d is a spring receiving surface. FIG. 38 is a detailed view of the transmission member 306 shown in FIG. 26, where (A) is a front sectional view, (B) and (C) are side views, and (D) is a front view. In FIG. 38, 307a is a transmission nail | claw part.
[0201]
36, reference numeral 522 denotes a drive shaft, and the drive shaft 522 is rotatably supported by the drive side plates 510 and 511 via bearings 525 and 526. The drive shaft 522 is provided with a one-way gear 527, and the one-way gear 527 is integrally provided with a one-way clutch 527a (a member that transmits rotation only in a predetermined rotation direction) at a contact position with the drive shaft 522. Yes.
[0202]
The drive transmission claw 521 is slidable when the slide guide portion 521b and the drive shaft 522 are engaged, and the parallel pin 523 is engaged with the parallel pin groove portion so that the rotation of the drive shaft 522 is transmitted to the drive transmission claw 521. introduce. Reference numeral 524 denotes urging means, and the urging means 524 is in contact with the spring seat 528 and the spring receiving surface 521d of the drive transmission claw 521.
[0203]
Next, the operation of the second coupling member 307 will be described. The drive transmission claw 521 of the second coupling member 307 can be moved in the direction A in FIG. 36 by the configuration described above, and is normally urged to the position shown in FIG. 36 by the urging means 524. When the toner supply container 301 is attached to the apparatus main body 100, the transmission member 306 enters the second coupling member 307. Here, when the phase is such that the transmission claw portion 307a of the transmission member 307 and the claw portion 521a of the drive transmission claw 521 hit each other, the claw portion 521a of the drive transmission claw 521 is rotated by the transmission claw portion 307a of the transmission member 307. It is done. At this time, the drive shaft 522 also rotates along with the rotation of the transmission member 306, but the drive shaft 522 rotates in the one-way clutch 527 a portion of the one-way gear 527. 306 does not interfere.
[0204]
Further, in the toner supply container moved from the state of FIG. 24 to the state of FIG. 23 by the means described above, the drive transmission claw 521 is moved by the biasing means 524 as the transmission member 306 is retracted in the left direction. The transmission claw portion 306a of the transmission member 306 and the claw portion 521a of the drive transmission claw 521 continue to maintain the engaged state.
[0205]
Therefore, rotation of the transmission member 306 is transmitted through the one-way gear 527, the drive shaft 522, and the drive transmission claw 521 by the main body drive means (not shown), and the stirring member 305 further rotates.
[0206]
Next, toner discharge will be described.
[0207]
When the toner replenishing container 301 is attached to the apparatus main body 100, the engaging portion 303e at the tip of the sealing member 303 is engaged with the engaging member 51C of the image forming apparatus, and is familiar from the toner replenishing port 301g of the container main body 301A. Held in position. At this time, the engaging relationship in the rotation direction between the conveying member 302 and the sealing member 303 is maintained as it is.
[0208]
Further, the sealing member 303 is engaged with the first coupling member 304 of the apparatus main body at a coupling engaging portion (driving force receiving portion) 303C. The first coupling member 304 receives a rotational drive from a drive source (not shown) such as a motor of the apparatus main body via a drive transmission means (not shown) such as a gear, and this is engaged with the spline-like protrusion 303d. It is transmitted to the sealing member 303. Further, it is transmitted to the conveying member 302 by engagement between the square hole 303 a and the tip 302 a of the conveying member 302. Similarly, the transmission member 306 that engages with the one end 304d of the stirring member 304 engages with the second coupling member 307 of the apparatus main body. The second coupling member 307 of the apparatus main body is rotationally driven from a drive source (not shown) such as a motor of the apparatus main body via drive transmission means (not shown) such as a gear, and this engages with the engaging claw 306a. Is transmitted to the stirring member 304. The rotation speeds of the conveying member 302 and the stirring member 304 were set to be about 52 rotations / minute and about 10 rotations / minute, respectively.
[0209]
When the agitating member 304 rotates, the toner that has been agglomerated due to vibration during transportation or storage for a long period of time is released, and further, the toner is conveyed toward the toner replenishing opening 301a by the rotation of the conveying member 302, and the toner replenishing port 1g. The toner is discharged and dropped from the toner and supplied to the toner hopper 201a of the apparatus main body.
[0210]
As described above, the toner discharge experiment was performed using the container having the above-described configuration. The container main body was filled with toner, and the toner was discharged by setting the rotation speed of the stirring member to about 10 rotations / minute and the rotation speed of the conveying member to about 52 rotations / minute. The amount of coarse particles generated from the toner discharged from the container was confirmed using a sieve (aperture 75 μm, manufactured by SUS), but no coarse particles were observed. Furthermore, the amount of residual toner in the container was 20 g, and the effect of reducing the remaining amount of toner was also confirmed.
[0211]
In this embodiment, the sealing member 303 is configured to be movable in the axial direction with respect to the conveying member 302. However, as shown in FIG. 39, the sealing member and the conveying member are integrally configured. Also good. 39, the sealing member 320 has a sealing part 320a, a driving force receiving part 320b, and a toner conveying part 320C. And the sealing member 320 is movable to the A direction in FIG. 39 with respect to a container main body.
[0212]
Further, one end of the conveying member 302b is not necessarily required to protrude outward from the toner supply opening 320a. For example, as shown in FIG. 40, the toner conveying member may be configured to receive a driving force from the apparatus main body 100 in the toner supply opening 320a or the toner storage portion 301h. In this case, the sealing member 350 receives a driving force from the apparatus main body 100 by the rib 350b. Then, the driving force is transmitted to the toner conveying member 302 by the protrusion 350C.
[0213]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a highly reliable toner supply container that can be installed inside the electrophotographic image forming apparatus main body and can supply toner to the apparatus main body.
[0214]
In addition, according to the present invention, it is possible to provide a toner supply container that can efficiently discharge toner from the toner supply opening.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of an electrophotographic copying machine as an example of an electrophotographic image forming apparatus to which a toner supply container according to the present invention is attached.
FIG. 2 is a perspective view of the electrophotographic copying machine.
FIG. 3 is a view showing a state where a toner supply container replacement cover of the electrophotographic copying machine is opened and a toner supply container is mounted on the electrophotographic copying machine.
4A is a partial front sectional view, FIG. 4B is a side sectional view, and FIG. 4C is a side sectional view of the toner supply container according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a front cross-sectional view of the toner supply container mounted on the image forming apparatus main body and opened (opened).
6A is a front view of the sealing member of the toner replenishing container, FIG. 6B is an A arrow view of FIG. 6A, FIG. 6C is a B arrow view of FIG. Is a front sectional view.
7A is a side view, FIG. 7B is a front view, and FIG. 7C is a plan view showing a state where a toner supply container replacement cover is opened.
FIG. 8 is a view showing a state of a toner replenishing portion opening / closing means and the like when the replacement cover of the electrophotographic copying machine is open.
FIG. 9 is a view showing a state of a toner replenishing port opening / closing means and the like when the replacement cover of the electrophotographic copying machine is closed.
10A is a front view, FIG. 10B is a rear view, and FIG. 10C is a side sectional view of a coupling member of the electrophotographic copying machine.
11A is a front view of a transport body according to another example attached to the shaft portion of the transport member of the toner supply container, and FIG. 11B is a front view of the transport body having a window.
FIG. 12 is a perspective view illustrating a structure of a conveying member of a toner supply container according to a first example of the second embodiment of the invention.
FIG. 13 is a view showing an assembly example of a transport member according to the first embodiment.
FIG. 14 is a cross-sectional view of a container showing a toner discharging operation of a toner supply container according to the present embodiment.
FIG. 15 is a perspective view of a container showing the toner discharging principle of the toner supply container according to the present embodiment.
FIG. 16 is a diagram showing a structure of a conveying member according to a second example of the present embodiment.
FIG. 17 is a diagram illustrating a structure of a conveying member according to a third example of the present embodiment.
FIG. 18 is a diagram illustrating a structure of a conveying member according to a fourth example of the present embodiment.
FIG. 19 is a view showing a state of a toner supply port opening / closing means and the like according to another configuration when the replacement cover of the electrophotographic copying machine is open.
FIG. 20 is a diagram illustrating a state of a toner replenishing port opening / closing unit according to another configuration when the replacement cover of the electrophotographic copying machine is closed.
FIG. 21A is a perspective view of a toner supply container according to a third embodiment of the present invention as viewed from the side where a sealing member is provided, and FIG. The perspective view seen from the side.
22A is a front view, FIG. 22B is a cross-sectional view, FIG. 22C is a left side view, and FIG. 22D is a left side view of a toner supply container according to a third embodiment of the present invention. Right side view, (E) is a side cross-sectional view, and (F) is a plan view.
FIG. 23 is a front cross-sectional view of a state where a toner supply container is installed in the apparatus main body and a supply opening is sealed.
FIG. 24 is a front cross-sectional view of a state where a toner supply container is installed in the apparatus main body and a supply opening is opened.
FIG. 25A is a perspective view of a toner container component according to a third embodiment of the present invention as viewed from the side where a replenishment opening is provided, and FIG. 25B is a handle provided. The perspective view seen from the side which is.
26A is a front view, FIG. 26B is a cross-sectional view, FIG. 26C is a left side view, FIG. 26D is a right side view, and FIG. Sectional drawing and (F) are top views.
27A is a front view, FIG. 27B is an A arrow view, FIG. 27C is a B arrow view, and FIG. 27D is a front sectional view of the sealing member.
28A is a front view, FIG. 28B is a left side view, and FIG. 28C is a right side view of the stirring member.
FIG. 29 is an enlarged side view of a rigid wing portion.
FIG. 30 is an enlarged view of a flexible wing part.
31A is a front view, FIG. 31B is a left side view, FIG. 31C is a right side view, and FIG. 31D is a bottom view of a stirring member according to another embodiment.
FIG. 32 is a diagram illustrating a state where the toner supply container is attached to the apparatus main body.
FIG. 33 is a view showing a detailed shape of a first coupling member.
FIG. 34 is a detailed view of a gear unit.
FIG. 35 is a detailed view of a moving member.
FIG. 36 is a view showing a detailed shape of a second coupling member.
37A is a front cross-sectional view, FIG. 37B is a side view, FIG. 37C is a front view, and FIG. 37D is a top view of a drive transmission claw.
38A is a front sectional view, FIG. 38B is a side view, and FIG. 38D is a front view of a transmission member.
FIG. 39 is a diagram illustrating an example in which a sealing member and a conveying member are configured integrally.
FIG. 40 is a view showing a modified example of the toner supply container according to the third embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Toner supply container
1a Toner supply opening
1g Toner supply port
1A Container body
2 Conveying members
2A Shaft
2B conveying blade
2C extension
3 Sealing member
3a engagement hole
3b Sealing part
3b1 fitting part
3c Coupling engagement part
3d spline protrusion
3e Locking protrusion
4 Coupling member
6 Locking member
9 Toner receiving port
15 Replacement cover
18 Hinge part
21,2B 'Wings
51 Container chucking member
60 slide base
100 Main unit
201 Development unit
201a toner hopper
201b Developer
15 Replacement cover
100 Main unit
100a operation unit
100b display means
100c Front cover
100d top surface
100e side wall
301 Toner supply container
301A Container body
301A1 side
301B Other side
301D bottom surface
301E top surface
301F Curved part
301G straight section
301H Semicircle
301J Upper frame
301K Lower frame
301a Toner supply unit (toner supply opening)
301b1 first receiving part
301b2 second receiving part
301c Positioning part (engagement convex part)
301e handle
301f groove
301g Toner supply port
301h Bearing part
301i filling port
301j Container guide part
301k boss
301l boss
301m Incorrect mounting prevention rib
301n toner container
302 Conveying member
302A Shaft
302B conveying blade
302C Extension part
302a One end of the extended portion
302b The other end
303 Sealing member
303a Engagement hole as drive force transmission part
303b Sealing part
303b1 fitting part of sealing part
303c Driving force transmitted portion (driving force receiving portion)
303c1 protrusion
303d protrusion
303e Engagement protrusion which is a locking part
303f buttock
304 first coupling member
305 Stirring member
305a Shaft
305b Rigid wing
305c Flexible wing
305d one end
305e The other end 7
305f Stopper member
305h Notch
305i Double-sided tape
306 Transmission member
307 Second coupling member
308 First bearing member
309 Oil seal
310 Second bearing member (stopper member)
311 Sealing member
320 Sealing member (configured integrally with the conveying member)
320a Sealing part
320b Driving force receiving portion
320c Toner transport unit
350 Modification of sealing member

Claims (15)

電子写真画像形成装置本体に着脱可能に装着されるトナー補給容器であって、
前記装置本体に非回転状態で保持されトナーを収容するトナー収容室と、
前記トナー収容室内に設けられトナーを攪拌する攪拌部材と、
前記トナー収容室の下方に前記トナー収容室の長手方向に沿って設けられ、前記トナー収容室よりも突出するようにトナー補給開口部が延出して設けられた前記トナー収容室より小さなトナー搬送室と、
前記トナー搬送室内に設けられ前記トナー補給開口部に向けてトナーを搬送するトナー搬送部材と、
前記トナー補給開口部の延出方向先端に設けられたトナー補給開口を封止する封止部材と、を有し、
前記封止部材は前記装置本体に係合支持されるカップリング部を有し、前記トナー補給開口を開封した位置にある前記封止部材は前記カップリング部が受けた回転力により前記トナー搬送部材と一体的に回転自在な構成とされていることを特徴とするトナー補給容器。A toner replenishing container detachably attached to the electrophotographic image forming apparatus main body;
A toner storage chamber that is held in a non-rotating state in the apparatus main body and stores toner;
A stirring member provided in the toner storage chamber for stirring the toner;
A toner transport chamber smaller than the toner storage chamber provided below the toner storage chamber along the longitudinal direction of the toner storage chamber and having a toner supply opening extending so as to protrude from the toner storage chamber. When,
A toner conveying member provided in the toner conveying chamber for conveying toner toward the toner replenishing opening;
A sealing member that seals the toner replenishment opening provided at the front end of the toner replenishment opening in the extending direction;
The sealing member has a coupling portion that is engaged and supported by the apparatus main body, and the sealing member in a position where the toner replenishing opening is opened is rotated by the rotational force received by the coupling portion. And a toner replenishing container, wherein the toner replenishing container is rotatable integrally with the toner supply container. 前記トナー収容室は断面略Ｕ字状で前記トナー収容室下方のトナー搬送室部分はトナー収容室よりも小さな断面略Ｕ字状であることを特徴とする請求項１のトナー補給容器。  2. The toner supply container according to claim 1, wherein the toner storage chamber has a substantially U-shaped cross section, and a toner transport chamber portion below the toner storage chamber has a substantially U-shaped cross section smaller than the toner storage chamber. 前記トナー搬送室は前記トナー収容室の長手方向と直行する方向において前記トナー収容室の中央部のみに設けられている請求項１又は２のトナー補給容器。  3. The toner supply container according to claim 1, wherein the toner transfer chamber is provided only in a central portion of the toner storage chamber in a direction perpendicular to the longitudinal direction of the toner storage chamber. 前記封止部材は前記装置本体との係合により位置決めされる溝状の位置決め部が周面に設けられた突出部を有することを特徴とする請求項１乃至３のいずれかのトナー補給容器。  4. The toner replenishing container according to claim 1, wherein the sealing member has a protrusion having a groove-shaped positioning portion positioned on the peripheral surface thereof that is positioned by engagement with the apparatus main body. 前記位置決め部は前記突出部の回転方向全体にわたって設けられ、前記カップリング部は前記突出部の回転方向において部分的に複数箇所設けられていることを特徴とする請求項４のトナー補給容器。  The toner replenishing container according to claim 4, wherein the positioning portion is provided over the entire rotation direction of the protruding portion, and the coupling portion is provided at a plurality of locations partially in the rotation direction of the protruding portion. 前記位置決め部は前記カップリング部よりも前記トナー補給容器の前記装置本体への挿入方向下流側に設けられていることを特徴とする請求項５のトナー補給容器。  6. The toner replenishing container according to claim 5, wherein the positioning part is provided on the downstream side of the coupling part in the insertion direction of the toner replenishing container into the apparatus main body. 前記トナー搬送室の下面に設けられ、前記封止部材が固定された状態で前記トナー補給開口を開封するため前記装置本体から前記トナー搬送室を移動させる力を受ける突起部を有することを特徴とする請求項１乃至６のいずれかのトナー補給容器。  And a protrusion provided on a lower surface of the toner transfer chamber for receiving a force for moving the toner transfer chamber from the apparatus main body to open the toner supply opening in a state where the sealing member is fixed. The toner supply container according to claim 1. 前記トナー補給開口部は円筒形状であることを特徴とする請求項１乃至７のいずれかのトナー補給容器。  The toner replenishing container according to claim 1, wherein the toner replenishing opening has a cylindrical shape. 前記トナー収容室は端面に前記装置本体から前記トナー攪拌部材の駆動力を受ける駆動入力部を有することを特徴とする請求項１乃至８のいずれかのトナー補給容器。  9. The toner supply container according to claim 1, wherein the toner storage chamber has a drive input unit that receives a driving force of the toner stirring member from the apparatus main body on an end surface thereof. 前記駆動入力部は前記カップリング部よりも径が大きいことを特徴とする請求項９のトナー補給容器。  The toner replenishing container according to claim 9, wherein the drive input portion has a diameter larger than that of the coupling portion. 前記封止部材は前記トナー搬送部材と同軸的に一体構成であることを特徴とする請求項１乃至１０のいずれかのトナー補給容器。  11. The toner replenishing container according to claim 1, wherein the sealing member is integrally formed coaxially with the toner conveying member. 前記封止部材と前記トナー搬送部材は回転方向への係合関係を維持したままスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項１乃至１０のいずれかのトナー補給容器。  The toner replenishing container according to claim 1, wherein the sealing member and the toner conveying member are configured to be slidable while maintaining the engagement relationship in the rotation direction. 前記トナー搬送部材は、前記トナー補給開口から延出して設けられ、前記封止部材とスライド可能に係合する回転軸を備えることを特徴とする請求項１２のトナー補給容器。  The toner replenishing container according to claim 12, wherein the toner conveying member includes a rotating shaft that extends from the toner replenishing opening and slidably engages with the sealing member. 前記封止部材は前記トナー補給開口を再封する位置へ移動可能に構成されていることを特徴とする請求項１乃至１３のいずれかのトナー補給容器。  14. The toner supply container according to claim 1, wherein the sealing member is configured to be movable to a position where the toner supply opening is resealed. 前記トナー補給容器は、前記トナー補給開口が前記装置本体の奥側に設けられたトナー受入れ口の上部に位置するように、前記装置本体の前側に設けられたトナー補給容器交換用カバーを開放することで露出した開口から前記トナー補給開口を先頭にして前記装置本体の奥側に向けて挿入されることを特徴とする請求項１乃至１４のいずれかのトナー補給容器。  The toner replenishing container opens a toner replenishing container replacement cover provided on the front side of the apparatus main body so that the toner replenishing opening is located above a toner receiving port provided on the back side of the apparatus main body. The toner replenishing container according to claim 1, wherein the toner replenishing container is inserted from the exposed opening toward the back side of the apparatus main body with the toner replenishing opening at the top.
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