JP3787308B2

JP3787308B2 - Optical fiber holder

Info

Publication number: JP3787308B2
Application number: JP2002002473A
Authority: JP
Inventors: 勝幸森田
Original assignee: Kitagawa Industries Co Ltd
Current assignee: Kitagawa Industries Co Ltd
Priority date: 2002-01-09
Filing date: 2002-01-09
Publication date: 2006-06-21
Anticipated expiration: 2022-01-09
Also published as: JP2003202428A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ用コーナーガイド及び光ファイバ保持具の技術分野に属する。
【０００２】
【従来の技術】
光ファイバの曲がり部分で光ファイバの曲率を適切な範囲に保持して損傷を防止するために、コーナーガイドが使用される。その一例として、特許第２８２３５４７号の光ファイバ用コーナーガイドがある。
【０００３】
この特許第２８２３５４７号の光ファイバ用コーナーガイドは、断面の外形が弧状の凸曲面となる一対のウイングと、該ウイング間に前記凸曲面に対して凹陥して形成されるクランプ保持溝とを備える本体部と、該本体部を他の物体に取付けるための固定手段とを備えており、他の物体、例えば光ファイバのダクト等に取付けられる。
【０００４】
この光ファイバ用コーナーガイドによれば、光ファイバをウイングの凸曲面に沿って配線することで光ファイバの曲率半径を適切な範囲に保持することができる。また、クランプ保持溝にクランプを例えば嵌合させて、光ファイバをそのクランプ内に通すことにより光ファイバを束線することができ、その際にクランプはクランプ保持溝に保持されるので、クランプ自体を固定するための手段は特に必要ない。しかも、クランプはクランプ保持溝にはめ込まれるので、光ファイバ用コーナーガイドとクランプとの連結作業も簡単で、作業効率が低下するおそれもない。さらに、クランプの内側にコーナーガイドが入り込まないから、クランプの束線許容量が減少することもない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
特許第２８２３５４７号の光ファイバ用コーナーガイドは上述のように優れているが、クランプの位置ずれ防止の点で改善の余地があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するための請求項１記載の光ファイバ保持具は、断面の外形が弧状の凸曲面となる一対のウイングと、該ウイング間に前記凸曲面に対して凹陥して形成されるクランプ保持溝とを備える本体部と、該本体部を他の物体に取付けるための固定手段とを備える光ファイバ用コーナーガイドであり、
前記ウイングの先端は前記クランプ保持溝の底裏面を基準にして前記クランプ保持溝とは反対側に位置しており、前記クランプ保持溝の底裏面を前記他の物体に接触させて該光ファイバ用コーナーガイドを前記他の物体に取付けると、前記ウイングの先端が前記他の物体に接触して、前記クランプ保持溝の開口幅を狭めるように弾性変形する光ファイバ用コーナーガイドと、
前記クランプ保持溝に保持されるクランプとからなり、
前記クランプ保持溝の壁と前記クランプとの一方に凸部を設け、他方には該凸部に対応する凹部を設けたことにより、
前記クランプ保持溝に前記クランプを保持した際に前記凸部が前記凹部にはめ合い状態となることで前記クランプ保持溝の長さ方向に沿った前記クランプの位置ずれを防止可能とした
ことを特徴とする。
クランプ保持溝にクランプを保持した際に凸部が凹部にはめ合い状態となることでクランプ保持溝の長さ方向に沿ったクランプの位置ずれを防止可能としているので、クランプ保持溝に保持されたクランプがクランプ保持溝の長さ方向に位置ずれするのを良好に防止できる。これにより、クランプ内を通されている光ファイバの配線位置がずれるのも防止される。
【０００７】
また、この光ファイバ用コーナーガイドによれば、光ファイバをウイングの凸曲面に沿って配線することで光ファイバの曲率半径を適切な範囲に保持することができる。
クランプ保持溝にクランプを例えば嵌合させて、光ファイバをそのクランプ内に通すことにより光ファイバを束線することができ、その際にクランプはクランプ保持溝に保持されるので、クランプ自体を固定するための手段は特に必要ない。しかも、クランプはクランプ保持溝にはめ込まれるので、光ファイバ用コーナーガイドとクランプとの連結作業も簡単で、作業効率が低下するおそれもない。
【０００８】
さらに、クランプの内側にコーナーガイドが入り込まないから、クランプの束線許容量が減少することもない。
なお、光ファイバ用コーナーガイドは単独でも使用でき、その場合にあっても光ファイバをウイングの凸曲面に沿って配線することで光ファイバの曲率半径を適切な範囲に保持することができる。
【０００９】
また、光ファイバ用コーナーガイドの弾性変形は、クランプ保持溝に嵌合したクランプを強固に保持する力として作用するから、クランプ保持溝に保持されたクランプがクランプ保持溝の長さ方向に位置ずれするのを良好に防止できる。これにより、クランプ内を通されている光ファイバの配線位置がずれるのも防止される。
請求項２記載の光ファイバ保持具は、請求項１記載の光ファイバ保持具において、前記クランプにピン状突起を設け、短径が前記クランプ保持溝の幅方向に沿い長径が該クランプ保持溝の長さ方向に沿い、前記ピン状突起を貫通させる長穴を前記クランプ保持溝の底の中心から外れる位置に設けたことを特徴とする。
【００１０】
クランプ保持溝にクランプを保持した際に、そのクランプに設けられたピン状突起がクランプ保持溝の底に設けられた長穴を貫通するので、その貫通したピン状突起を、光ファイバ用コーナーガイドが取り付けられた基板などの位置決め穴に嵌合させることが可能になる。
【００１１】
この位置決め穴とピン状突起との嵌合により、光ファイバ用コーナーガイドが回り変位するのを防止できる。それによって、クランプ内を通されている光ファイバの配線位置のずれも防止される。
また、長穴であるので、クランプのサイズの違い等でピン状突起の位置が変わっても対応できる。
【００１２】
請求項３記載の光ファイバ保持具は、請求項１又は２記載の光ファイバ保持具において、前記クランプ保持溝に保持した前記クランプが前記クランプ保持溝の底から離れる方向へ移動するのを阻む抜け止め突起を、前記クランプ保持溝の壁に設けたので、クランプがクランプ保持溝から抜けるのを防止できる。なお、抜け止め突起は、位置ずれ防止のための凹部又は凸部とは別に設けられる。
【００１３】
請求項４記載の光ファイバ保持具は、請求項１ないし３のいずれか記載の光ファイバ保持具において、前記クランプ保持溝の底の中心部に貫通穴が設けられ、前記クランプには、前記クランプ保持溝に保持されたときに前記貫通穴と重なり合うビス穴が設けられていることを特徴とする。
クランプ保持溝の底の中心部に貫通穴を設けたので、ビスを用いて基板などに光ファイバ用コーナーガイドを固定する使用方法に適している。
【００１５】
また、クランプには、クランプ保持溝に保持されたときに貫通穴と重なり合うビス穴が設けられているから、貫通穴及びビス穴に通した１本のビスによって光ファイバ用コーナーガイドとクランプとをとも締めして基板などに固定できる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のいくつかの実施例により発明の実施の形態を説明する。
【００１７】
【実施例１】
図１及び図２に示すように、この実施例の光ファイバ用コーナーガイド（以下、単にコーナーガイドともいう）１０は、円筒の側面状の凸曲面１２を有する一対のウイング１４を備えている。両ウイング１４間は、一段凹陥してクランプ保持溝（以下、単に保持溝ともいう）１６が形成されている。
【００１８】
保持溝１６はウイング１４に連続する一対の壁１７と、両壁１７間に配された底１８とによって形成されている。
壁１７の中央部には円弧状の凹部２０が設けられている。また、壁１７には、相手方の壁１７に向かって突き出すように形成された抜け止め突起２１が凹部２０の両側に設けられている。抜け止め突起２１は、図１（ｅ）に拡大して示すとおり略山形であるが、保持溝１６の開口側の傾斜は緩やかで底１８側は急傾斜になっている。
【００１９】
保持溝１６の底１８には保持溝１６の片方の端部に寄った位置に長穴１９が設けられている。また、底１８の裏面には、スナップ２３が連設されている。スナップ２３の構造は周知のものと同様で、主軸板２４と一対の斜板２５とからなり、主軸板２４の基部が底１８から延出されている。
【００２０】
周知のように、このスナップ２３は、例えば板に開けられている穴に斜板２５を主軸板２４側に弾性変形させながら押し込むと、斜板２５の先端部に設けられている階段状の係止部２５ａが穴の縁とかみ合い状態になり、また係止部２５ａと底１８とで板を挟持して、この板と連結状態になる。したがって、スナップ２３により、コーナーガイド１０を板状の物体に装着、固定することができる。
【００２１】
コーナーガイド１０が板状の物体等に取り付けられていないときには（未使用状態では）、ウイング１４の先端は底１８の裏面よりもスナップ２３側に位置する。このため、上記のようにスナップ２３にてコーナーガイド１０を板状の物体に装着、固定した際には、ウイング１４の先端が板状の物体等に接触して、保持溝１６の開口幅を狭めるように弾性変形する。この弾性変形は、保持溝１６に嵌合したクランプ４０（詳細は後述）をより強固に保持する力として作用する。
【００２２】
なお、コーナーガイド１０は、プラスチック材料（例えばポリプロピレン樹脂やナイロン樹脂など）の射出成形によって一体形成されている。
このコーナーガイド１０は、光ファイバを配線する際に光ファイバを曲げる位置に設置しておき、光ファイバをウイング１４に沿わせて配線することにより、光ファイバの曲がり部分の曲率を所定の曲率に維持できる。よって、光ファイバの曲率半径が小さくなりすぎて損傷されることを防止できる。
【００２３】
このコーナーガイド１０は、上記のように単独で使用してもよいのであるが、図３に例示するクランプ４０と連結して使用するといっそう効果的である。
図３に示すように、クランプ４０は、底部４１及び一対の腕部４２ａ、４２ｂからなるクランプ本体４３と、一対の腕部４２ａ、４２ｂに掛け渡されている可動ブリッジ４４とで構成されており、クランプ本体４３及び可動ブリッジ４４は、それぞれプラスチック材料（例えばポリプロピレン樹脂やナイロン樹脂など）の射出成形によって一体形成されている。
【００２４】
クランプ本体４３の底部４１の中央部にはビス孔４５が貫通して設けられている。ビス孔４５の周囲部分は底部４１から弧状に突出して凸部４７を形成している。また、底部４１の両方の側面には外周リブ４８が設けられており、その内側部分４９との間に段差を形成している。そして、底部４１の下面には腕部４２ａ寄りに円柱状のピン状突起４６が立設されている。
【００２５】
底部４１の厚み（側面の外周リブ４８の端面距離）はコーナーガイド１０の保持溝１６の幅（壁１７間距離）よりもわずかに小さく、凸部４７の外形は壁１７の凹部２０の形状に整合し、ピン状突起４６の径は長穴１９の短径よりもわずかに小さい。
【００２６】
したがって、図４に示すようにクランプ本体４３の底部４１をコーナーガイド１０の保持溝１６に嵌合させることが可能で、その嵌合時には凸部４７が凹部２０にはめ合い状態となる。このため、クランプ本体４３を保持溝１６に嵌合させた後は、凸部４７と凹部２０との位置ずれ即ちクランプ本体４３が保持溝１６の長さ方向にずれるのが防止される。なお、嵌合時にはピン状突起４６は長穴１９を貫通して突出する。
【００２７】
また、底部４１を保持溝１６に嵌合させるために保持溝１６の開口から押し込んだ際には、抜け止め突起２１が外周リブ４８に接触して抵抗となる。しかし、抜け止め突起２１の傾斜が保持溝１６の開口側では緩やかになっているから、底部４１を強く押し込めば抜け止め突起２１及び外周リブ４８が弾性変形して外周リブ４８を通過させる。一方、嵌合させた底部４１を引き抜こうとしても、今度は抜け止め突起２１の急傾斜が外周リブ４８の通過を阻むので、この引き抜きは簡単ではない。つまり、抜け止め突起２１が外周リブ４８を係止する状態となってクランプ本体４３の引き抜きを防止する。
【００２８】
図３に示すように、腕部４２ａ、４２ｂの正面側には鋸歯状凹凸部５１が設けられているが背面側には凹凸は設けられてはいない。
可動ブリッジ４４の右端部は、鋸歯状凹凸部５１の谷に対応する突起５２ａを備える歯合部５２とかかる突起を有さないスライド部５３とからなり、歯合部５２とスライド部５３とで腕部４２ｂを挟み付けている。また左端部も同様の歯合部５２とスライド部５３とで構成されている。鋸歯状凹凸部５１及び突起５２ａの形状は、可動ブリッジ４４を下降させる力が加えられた際にはこれを阻まないが、上昇させる力が加えられた場合には可動ブリッジ４４の移動を阻止する形状である。
【００２９】
左右の歯合部５２同士は弾性板５５によって連結され、スライド部５３同士はＬ字部材５６によって連結されている。そして、弾性板５５とＬ字部材５６とは柔軟支点５７にて連結されている。このため、弾性板５５の「ＰＲＥＳＳ」の文字付近をＬ字部材５６に押し付けるようにして弾性変形させると、柔軟支点５７を中心にして歯合部５２が変位し鋸歯状凹凸部５１から離れる。これにより、可動ブリッジ４４を上昇させることができる。
【００３０】
腕部４２ｂの上端は開放状態で歯合部５２及びスライド部５３の離脱を阻まないが、腕部４２ａの上端は円弧状のリブ５８によって閉じられているので歯合部５２及びスライド部５３の離脱を阻止する。このため、可動ブリッジ４４を上昇端にして腕部４２ｂから歯合部５２及びスライド部５３を離脱させれば、リブ５８付近を中心にして可動ブリッジ４４を回動させることができる。
【００３１】
従って、上記のようにして可動ブリッジ４４を回動させて腕部４２ａ、４２ｂの先端部間を開放状態にして、クランプ本体４３の腕部４２ａ、４２ｂ間に光ファイバを通してから、可動ブリッジ４４の一方の端部を腕部４２ｂに装着して可動ブリッジ４４を押し下げれば、光ファイバを可動ブリッジ４４と底部４１とで挟むようにして保持できる。つまり、光ファイバを結束状態にして保持できる。もちろん、１本の光ファイバでも保持できる。また、可動ブリッジ４４を腕部４２ｂから外さずに適宜上昇させた状態で光ファイバを通してもよい。
【００３２】
以上のように、光ファイバ用コーナーガイド１０は、クランプ保持溝１６に保持されるクランプ４０に設けられた凸部４７に対応する凹部２０をクランプ保持溝１６の壁１７に設けたことにより、クランプ保持溝１６にクランプ４０を保持した際に凸部４７が凹部２０にはめ合い状態となることでクランプ保持溝１６の長さ方向に沿ったクランプ４０の位置ずれを良好に防止できる。これにより、クランプ４０内を通されている光ファイバの配線位置がずれるのも防止される。
【００３３】
また、この光ファイバ用コーナーガイド１０によれば、光ファイバをウイング１４の凸曲面１２に沿って配線することで光ファイバの曲率半径を適切な範囲に保持することができる。
クランプ保持溝１６にクランプ４０を嵌合させて、光ファイバをそのクランプ４０内に通すことにより光ファイバを束線することができ、その際にクランプ４０はクランプ保持溝１６に保持されるので、クランプ４０自体を固定するための手段は特に必要ない。しかも、クランプ４０はクランプ保持溝１６にはめ込まれるので、光ファイバ用コーナーガイド１０とクランプ４０との連結作業も簡単で、作業効率が低下するおそれもない。
【００３４】
さらに、クランプ４０の内側にコーナーガイド１０が入り込まないから、クランプ４０の束線許容量が減少することもない。
クランプ保持溝１６にクランプ４０を保持した際に、そのクランプ４０に設けられたピン状突起４６がクランプ保持溝１６の底１８に設けられた長穴１９を貫通するので、その貫通したピン状突起４６を、光ファイバ用コーナーガイド１０が取り付けられた基板などの位置決め穴に嵌合させることが可能になる。
【００３５】
この位置決め穴とピン状突起４６との嵌合により、光ファイバ用コーナーガイド１０が回り変位するのを防止できる。それによって、クランプ４０内を通されている光ファイバの配線位置のずれも防止される。
また、長穴１９であるので、クランプ４０のサイズの違い等でピン状突起４６の位置が変わっても対応できる。
【００３６】
光ファイバ用コーナーガイド１０は、クランプ保持溝１６の壁１７に設けられた抜け止め突起２１が、クランプ保持溝１６に嵌合したクランプ４０の外周リブ４８を係止するので、クランプ４０がクランプ保持溝１６から抜けるのを防止できる。
【００３７】
また、光ファイバ用コーナーガイド１０を基板などに取り付けた際には、ウイング１４が弾性変形してクランプ保持溝１６の開口幅を狭めるので、クランプ４０をを保持する嵌合力が増し、クランプ４０の抜け落ちやずれがさらに良好に防止される。
【００３８】
【実施例２】
ビスを用いて基板などに固定する構造の光ファイバ用コーナーガイドを実施例２として説明する。
図５及び図６に示すように、この実施例の光ファイバ用コーナーガイド（以下、単にコーナーガイドともいう）５０は、円筒の側面状の凸曲面６２を有する一対のウイング６４を備えている。両ウイング６４間は、一段凹陥してクランプ保持溝（以下、単に保持溝という）５６が形成されている。
【００３９】
保持溝６６はウイング６４に連続する一対の壁６７と、両壁６７間に配された底６８とによって形成されている。また、ウイング６４と壁６７の端部同士を連結するようにしてリブ６５が設けられている。
壁６７の中央部には円弧状の凹部７０が設けられている。また、壁６７には、相手方の壁６７に向かって突き出すように形成された抜け止め突起７１が凹部７０の両側に設けられている。抜け止め突起７１は、図５（ｅ）に拡大して示すとおり略山形であるが、保持溝６６の開口側の傾斜は緩やかで底６８側は急傾斜になっている。
【００４０】
保持溝６６の底６８には保持溝６６の片方の端部に寄った位置に長穴６９が設けられている。また、底６８の中心部にはビス用の貫通穴７３が設けられており、この貫通穴７３に挿通させたビスにてコーナーガイド６０を板状の物体等に螺着して、固定ができる。
【００４１】
なお、コーナーガイド６０は、プラスチック材料（例えばポリプロピレン樹脂やナイロン樹脂など）の射出成形によって一体形成されている。
このコーナーガイド６０は、光ファイバを配線する際に光ファイバを曲げる位置に設置しておき、光ファイバをウイング６４に沿わせて配線することにより、光ファイバの曲がり部分の曲率を所定の曲率に維持できる。よって、光ファイバの曲率半径が小さくなりすぎて損傷されることを防止できる。
【００４２】
このコーナーガイド６０は、上記のように単独で使用してもよいのであるが、図３に例示するクランプ４０と連結して使用するといっそう効果的である。
クランプ４０の構造などは実施例１にて説明したとおりである。
図７に示すように、クランプ本体４３の底部４１をコーナーガイド６０の保持溝６６に嵌合させることが可能で、その嵌合時にはビス孔４５と貫通穴７３とが同心で重なり合い、凸部４７が凹部７０にはめ合い状態となり、ピン状突起４６は長穴６９を貫通して突出する。
【００４３】
このため、クランプ本体４３を保持溝１６に嵌合させた後は、凸部４７と凹部７０との位置ずれ即ちクランプ本体４３が保持溝６６の長さ方向にずれるのが防止される。
また、底部４１を保持溝６６に嵌合させるために保持溝６６の開口から押し込んだ際には、抜け止め突起７１が外周リブ４８に接触して抵抗となる。しかし、抜け止め突起７１の傾斜が保持溝６６の開口側では緩やかになっているから、底部４１を強く押し込めば抜け止め突起７１及び外周リブ４８が弾性変形して外周リブ４８を通過させる。一方、嵌合させた底部４１を引き抜こうとしても、今度は抜け止め突起７１の急傾斜が外周リブ４８の通過を阻むので、この引き抜きは簡単ではない。つまり、抜け止め突起７１が外周リブ４８を係止する状態となってクランプ本体４３の引き抜きを防止する。
【００４４】
ビス孔４５と貫通穴７３とが同心で重なり合うので、ビス孔４５側から貫通穴７３に挿通させたビスにて、クランプ４０とコーナーガイド６０とをとも締めして、それらを板状の物体等（例えば基板）に螺着して、固定ができる。
その際に、長穴６９を貫通して突出しているピン状突起４６を基板などの位置決め穴に嵌合させることによって、ビス締め時にコーナーガイド６０が回り変位するのを防止でき、ビス締め作業を良好に行える。また、基板などの位置決め穴に嵌合したピン状突起４６は、このようにして基板などに取り付けた後もコーナーガイド６０が回り変位するのを防止するから、クランプ４０内を通されている光ファイバの配線位置のずれも防止される。
【００４５】
以上のように、光ファイバ用コーナーガイド６０は、クランプ保持溝６６に保持されるクランプ４０に設けられた凸部４７に対応する凹部７０をクランプ保持溝６６の壁６７に設けたことにより、クランプ保持溝６６にクランプ４０を保持した際に凸部４７が凹部７０にはめ合い状態となることでクランプ保持溝６６の長さ方向に沿ったクランプ４０の位置ずれを良好に防止できる。これにより、クランプ４０内を通されている光ファイバの配線位置がずれるのも防止される。
【００４６】
また、この光ファイバ用コーナーガイド６０によれば、光ファイバをウイング６４の凸曲面６２に沿って配線することで光ファイバの曲率半径を適切な範囲に保持することができる。
クランプ保持溝６６にクランプ４０を嵌合させて、光ファイバをそのクランプ４０内に通すことにより光ファイバを束線することができ、その際にクランプ４０はクランプ保持溝６６に保持されるので、クランプ４０自体を固定するための手段は特に必要ない。しかも、クランプ４０はクランプ保持溝６６にはめ込まれるので、光ファイバ用コーナーガイド６０とクランプ４０との連結作業も簡単で、作業効率が低下するおそれもない。
【００４７】
さらに、クランプ４０の内側にコーナーガイド６０が入り込まないから、クランプ４０の束線許容量が減少することもない。
クランプ保持溝６６にクランプ４０を保持した際には、クランプ４０のビス孔４５とコーナーガイド６０の貫通穴７３とが同心で重なり合うので、ビス孔４５側から貫通穴７３に挿通させたビスにて、クランプ４０とコーナーガイド６０とをとも締めして、それらを板状の物体等（例えば基板）に螺着して、固定ができる。
【００４８】
また、クランプ４０のピン状突起４６がコーナーガイド６０の長穴６９を貫通するので、その貫通したピン状突起４６を、光ファイバ用コーナーガイド６０が取り付けられた基板などの位置決め穴に嵌合させることが可能になる。ピン状突起４６を基板などの位置決め穴に嵌合させれば、ビス締め時にコーナーガイド６０が回り変位するのを防止でき、ビス締め作業を良好に行える。また、基板などの位置決め穴に嵌合したピン状突起４６は、このようにして基板などに取り付けた後もコーナーガイド６０が回り変位するのを防止するから、クランプ４０内を通されている光ファイバの配線位置のずれも防止される。
【００４９】
また、長穴６９であるので、クランプ４０のサイズの違い等でピン状突起４６の位置が変わっても対応できる。
光ファイバ用コーナーガイド６０は、クランプ保持溝６６の壁６７に設けられた抜け止め突起７１が、クランプ保持溝６６に嵌合したクランプ４０の外周リブ４８を係止するので、クランプ４０がクランプ保持溝６６から抜けるのを防止できる。
【００５０】
以上、２つの実施例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらのような例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例１の光ファイバ用コーナーガイドの説明図であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は（ａ）におけるＡ−Ａ断面図、（ｄ）は同Ｂ−Ｂ断面図、（ｅ）は（ｄ）のＤ部拡大図。
【図２】実施例１の光ファイバ用コーナーガイドの説明図であり、（ａ）は裏面図、（ｂ）は（ａ）におけるＥ−Ｅ矢視図、（ｃ）は同Ｃ−Ｃ断面図。
【図３】実施例１、２で使用したクランプの３面図。
【図４】実施例１の光ファイバ用コーナーガイドにクランプを組み付けた状態の平面図。
【図５】実施例２の光ファイバ用コーナーガイドの説明図であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は（ａ）におけるＡ−Ａ断面図、（ｄ）は同Ｂ−Ｂ断面図、（ｅ）は（ｄ）のＤ部拡大図。
【図６】実施例２の光ファイバ用コーナーガイドの説明図であり、（ａ）は裏面図、（ｂ）は（ａ）におけるＥ−Ｅ矢視図、（ｃ）は同Ｃ−Ｃ断面図。
【図７】実施例２の光ファイバ用コーナーガイドにクランプを組み付けた状態の平面図。
【符号の説明】
１０光ファイバ用コーナーガイド
１２凸曲面
１４ウイング
１６クランプ保持溝
１７壁
１８底
１９長穴
２０凹部
２１突起
２３スナップ
４０クランプ
４１底部
４３クランプ本体
４４可動ブリッジ
４５ビス孔
４６ピン状突起
４７凸部
４８外周リブ
６０光ファイバ用コーナーガイド
６２凸曲面
６４ウイング
６５リブ
６６クランプ保持溝
６７壁
６８底
６９長穴
７０凹部
７１突起
７３貫通穴[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention belongs to the technical field of optical fiber corner guides and optical fiber holders.
[0002]
[Prior art]
Corner guides are used to prevent damage by keeping the curvature of the optical fiber in an appropriate range at the bent portion of the optical fiber. As an example, there is a corner guide for optical fiber of Japanese Patent No. 2823547.
[0003]
The corner guide for an optical fiber disclosed in Japanese Patent No. 2823547 includes a pair of wings having an arcuate convex curved surface in cross section, and a clamp holding groove formed between the wings so as to be recessed with respect to the convex curved surface. A main body part and a fixing means for attaching the main body part to another object are provided, and the main body part is attached to another object, such as a duct of an optical fiber.
[0004]
According to this optical fiber corner guide, the radius of curvature of the optical fiber can be maintained in an appropriate range by wiring the optical fiber along the convex curved surface of the wing. Further, for example, the optical fiber can be bundled by fitting the clamp into the clamp holding groove and passing the optical fiber through the clamp. At that time, the clamp is held in the clamp holding groove. There is no particular need for a means for fixing. In addition, since the clamp is fitted in the clamp holding groove, the connecting operation between the optical fiber corner guide and the clamp is easy, and there is no possibility that the working efficiency is lowered. Furthermore, since the corner guide does not enter the inside of the clamp, the allowable bundle amount of the clamp is not reduced.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The corner guide for optical fiber of Japanese Patent No. 2823547 is excellent as described above, but there is room for improvement in terms of preventing the displacement of the clamp.
[0006]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
An optical fiber holder according to claim 1 for solving the above-mentioned problem, a pair of wings whose cross-sectional outer shape is an arc-shaped convex curved surface, and a clamp formed by recessing the convex curved surface between the wings A corner guide for an optical fiber including a main body portion provided with a holding groove and a fixing means for attaching the main body portion to another object ;
The front end of the wing is located on the opposite side of the clamp holding groove with respect to the bottom back surface of the clamp holding groove, and the bottom back surface of the clamp holding groove is in contact with the other object. When a corner guide is attached to the other object, an optical fiber corner guide that elastically deforms so that the tip of the wing comes into contact with the other object and narrows the opening width of the clamp holding groove ;
A clamp held in the clamp holding groove,
By providing a convex portion on one of the wall of the clamp holding groove and the clamp, and providing a concave portion corresponding to the convex portion on the other,
When the clamp is held in the clamp holding groove, the convex portion is fitted to the concave portion, thereby preventing the displacement of the clamp along the length direction of the clamp holding groove.
It is characterized by that.
When the clamp is held in the clamp holding groove, the convex portion fits into the concave portion, so that the displacement of the clamp along the length direction of the clamp holding groove can be prevented . It is possible to satisfactorily prevent the clamp from being displaced in the length direction of the clamp holding groove. Thereby, it is also prevented that the wiring position of the optical fiber passing through the clamp is shifted.
[0007]
Further, according to this optical fiber corner guide, the radius of curvature of the optical fiber can be maintained in an appropriate range by wiring the optical fiber along the convex curved surface of the wing.
For example, the optical fiber can be bundled by fitting the clamp into the clamp holding groove and passing the optical fiber through the clamp. At that time, the clamp is held in the clamp holding groove, so the clamp itself is fixed. There is no particular need for means to do this. In addition, since the clamp is fitted in the clamp holding groove, the connecting operation between the optical fiber corner guide and the clamp is easy, and there is no possibility that the working efficiency is lowered.
[0008]
Furthermore, since the corner guide does not enter the inside of the clamp, the allowable bundle amount of the clamp is not reduced.
In addition, the corner guide for optical fibers can be used alone, and even in that case, the radius of curvature of the optical fiber can be maintained in an appropriate range by wiring the optical fiber along the convex curved surface of the wing.
[0009]
In addition, since the elastic deformation of the optical fiber corner guide acts as a force for firmly holding the clamp fitted in the clamp holding groove, the clamp held in the clamp holding groove is displaced in the length direction of the clamp holding groove. Can be prevented well. Thereby, it is also prevented that the wiring position of the optical fiber passing through the clamp is shifted.
The optical fiber holder according to claim 2 is the optical fiber holder according to claim 1 , wherein the clamp is provided with a pin-shaped protrusion, and a short diameter is along a width direction of the clamp holding groove and a long diameter is the clamp holding groove. Along the length direction, a long hole penetrating the pin-like protrusion is provided at a position deviating from the center of the bottom of the clamp holding groove.
[0010]
When the clamp is held in the clamp holding groove, the pin-shaped protrusion provided in the clamp penetrates the long hole provided in the bottom of the clamp holding groove. Can be fitted into a positioning hole such as a substrate to which is attached.
[0011]
The fitting between the positioning hole and the pin-shaped protrusion can prevent the optical fiber corner guide from rotating and displacing. Thereby, the displacement of the wiring position of the optical fiber passing through the clamp is also prevented.
Moreover, since it is a long hole, it can respond even if the position of the pin-shaped protrusion changes due to a difference in the size of the clamp.
[0012]
The optical fiber holder according to claim 3 is the optical fiber holder according to claim 1 or 2 , wherein the clamp held in the clamp holding groove prevents the clamp from moving away from the bottom of the clamp holding groove. Since the stop protrusion is provided on the wall of the clamp holding groove, it is possible to prevent the clamp from coming out of the clamp holding groove. Note that the retaining protrusion is provided separately from the concave portion or the convex portion for preventing displacement.
[0013]
The optical fiber holder according to claim 4 is the optical fiber holder according to any one of claims 1 to 3 , wherein a through hole is provided at a center portion of a bottom of the clamp holding groove, and the clamp includes the clamp. A screw hole that overlaps the through hole when held in the holding groove is provided.
Since the through hole is provided at the center of the bottom of the clamp holding groove, it is suitable for a usage method of fixing the corner guide for optical fiber to a substrate or the like using a screw.
[0015]
Also, since the clamp is provided with a screw hole that overlaps with the through hole when held in the clamp holding groove, the optical fiber corner guide and the clamp are connected by the single screw passed through the through hole and the screw hole. It can be fastened together and fixed to the substrate.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described by way of some examples of the present invention.
[0017]
[Example 1]
As shown in FIGS. 1 and 2, an optical fiber corner guide (hereinafter, also simply referred to as a corner guide) 10 of this embodiment includes a pair of wings 14 each having a cylindrical side-surface convex curved surface 12. A clamp holding groove (hereinafter also simply referred to as a holding groove) 16 is formed between the wings 14 by being recessed in one step.
[0018]
The holding groove 16 is formed by a pair of walls 17 continuing to the wing 14 and a bottom 18 disposed between the walls 17.
An arc-shaped recess 20 is provided at the center of the wall 17. Further, the wall 17 is provided with retaining projections 21 formed on both sides of the recess 20 so as to protrude toward the opposite wall 17. The retaining projection 21 has a substantially chevron shape as shown in FIG. 1E, but the inclination of the holding groove 16 on the opening side is gentle and the bottom 18 side is steep.
[0019]
An elongated hole 19 is provided in the bottom 18 of the holding groove 16 at a position close to one end of the holding groove 16. Further, a snap 23 is continuously provided on the back surface of the bottom 18. The structure of the snap 23 is the same as that known in the art, and includes a main shaft plate 24 and a pair of swash plates 25, and a base portion of the main shaft plate 24 extends from the bottom 18.
[0020]
As is well known, when the swash plate 25 is pushed into a hole formed in the plate while elastically deforming the swash plate 25 toward the main shaft plate 24, for example, a step-like engagement provided at the tip of the swash plate 25 is provided. The stop portion 25a is engaged with the edge of the hole, and the plate is sandwiched between the locking portion 25a and the bottom 18, and is connected to the plate. Therefore, the corner guide 10 can be attached and fixed to the plate-like object by the snap 23.
[0021]
When the corner guide 10 is not attached to a plate-like object or the like (in an unused state), the tip of the wing 14 is positioned closer to the snap 23 than the back of the bottom 18. For this reason, when the corner guide 10 is mounted and fixed to the plate-like object with the snap 23 as described above, the tip of the wing 14 comes into contact with the plate-like object and the opening width of the holding groove 16 is increased. Elastically deforms to narrow. This elastic deformation acts as a force for holding the clamp 40 (described later in detail) fitted in the holding groove 16 more firmly.
[0022]
The corner guide 10 is integrally formed by injection molding of a plastic material (for example, polypropylene resin or nylon resin).
The corner guide 10 is installed at a position where the optical fiber is bent when the optical fiber is wired, and the optical fiber is routed along the wing 14 so that the curvature of the bent portion of the optical fiber is set to a predetermined curvature. Can be maintained. Therefore, it can prevent that the curvature radius of an optical fiber becomes too small and is damaged.
[0023]
Although the corner guide 10 may be used alone as described above, it is more effective when used in connection with the clamp 40 illustrated in FIG.
As shown in FIG. 3, the clamp 40 includes a clamp main body 43 including a bottom portion 41 and a pair of arm portions 42a and 42b, and a movable bridge 44 spanned between the pair of arm portions 42a and 42b. The clamp body 43 and the movable bridge 44 are integrally formed by injection molding of a plastic material (for example, polypropylene resin or nylon resin).
[0024]
A screw hole 45 is provided through the center of the bottom 41 of the clamp body 43. A peripheral portion of the screw hole 45 projects in an arc shape from the bottom portion 41 to form a convex portion 47. In addition, outer peripheral ribs 48 are provided on both side surfaces of the bottom portion 41, and a step is formed between the inner portion 49. A cylindrical pin-shaped protrusion 46 is erected on the lower surface of the bottom portion 41 near the arm portion 42a.
[0025]
The thickness of the bottom portion 41 (the end surface distance of the outer peripheral rib 48 on the side surface) is slightly smaller than the width of the holding groove 16 of the corner guide 10 (the distance between the walls 17). In alignment, the diameter of the pin-like protrusion 46 is slightly smaller than the short diameter of the long hole 19.
[0026]
Therefore, as shown in FIG. 4, the bottom 41 of the clamp body 43 can be fitted into the holding groove 16 of the corner guide 10, and the convex portion 47 is engaged with the concave portion 20 during the fitting. For this reason, after the clamp main body 43 is fitted into the holding groove 16, the positional deviation between the convex portion 47 and the concave portion 20, that is, the clamp main body 43 is prevented from shifting in the length direction of the holding groove 16. In addition, the pin-like protrusion 46 protrudes through the long hole 19 at the time of fitting.
[0027]
Further, when the bottom 41 is pushed into the holding groove 16 so as to be fitted into the holding groove 16, the retaining protrusion 21 comes into contact with the outer peripheral rib 48 and becomes a resistance. However, since the inclination of the retaining projection 21 is gentle on the opening side of the holding groove 16, if the bottom portion 41 is pushed in strongly, the retaining projection 21 and the outer peripheral rib 48 are elastically deformed to pass through the outer peripheral rib 48. On the other hand, even if an attempt is made to pull out the fitted bottom portion 41, this step is not easy because the steep inclination of the retaining protrusion 21 prevents the passage of the outer peripheral rib 48 this time. That is, the retaining protrusion 21 is engaged with the outer peripheral rib 48 to prevent the clamp body 43 from being pulled out.
[0028]
As shown in FIG. 3, a serrated uneven portion 51 is provided on the front side of the arms 42a and 42b, but no unevenness is provided on the back side.
The right end portion of the movable bridge 44 includes a toothed portion 52 having a protrusion 52 a corresponding to the valley of the serrated uneven portion 51 and a slide portion 53 having no protrusion, and the toothed portion 52 and the slide portion 53 The arm portion 42b is sandwiched. The left end portion is also composed of a similar meshing portion 52 and a slide portion 53. The shape of the serrated irregularities 51 and the protrusions 52a does not prevent this when a force for lowering the movable bridge 44 is applied, but prevents the movement of the movable bridge 44 when a force for raising it is applied. Shape.
[0029]
The left and right teeth 52 are connected by an elastic plate 55, and the slides 53 are connected by an L-shaped member 56. The elastic plate 55 and the L-shaped member 56 are connected by a flexible fulcrum 57. For this reason, when the elastic plate 55 is elastically deformed by pressing the vicinity of the character “PRESS” against the L-shaped member 56, the meshing portion 52 is displaced about the flexible fulcrum 57 and is separated from the sawtooth uneven portion 51. Thereby, the movable bridge 44 can be raised.
[0030]
The upper end of the arm portion 42b is in an open state and does not block the separation of the meshing portion 52 and the slide portion 53. However, the upper end of the arm portion 42a is closed by the arc-shaped rib 58, so Stop withdrawal. For this reason, if the meshing part 52 and the slide part 53 are detached from the arm part 42b with the movable bridge 44 as the rising end, the movable bridge 44 can be rotated about the vicinity of the rib 58.
[0031]
Therefore, the movable bridge 44 is rotated as described above so that the end portions of the arm portions 42a and 42b are opened, and an optical fiber is passed between the arm portions 42a and 42b of the clamp body 43, and then the movable bridge 44 is moved. If one end is attached to the arm 42 b and the movable bridge 44 is pushed down, the optical fiber can be held so as to be sandwiched between the movable bridge 44 and the bottom 41. That is, the optical fiber can be held in a bundled state. Of course, even one optical fiber can be held. Alternatively, the movable bridge 44 may be passed through the optical fiber in a state where the movable bridge 44 is appropriately lifted without being removed from the arm portion 42b.
[0032]
As described above, the optical fiber corner guide 10 is provided with the concave portion 20 corresponding to the convex portion 47 provided on the clamp 40 held in the clamp holding groove 16 on the wall 17 of the clamp holding groove 16. When the clamp 40 is held in the holding groove 16, the convex portion 47 is fitted into the concave portion 20, so that the position shift of the clamp 40 along the length direction of the clamp holding groove 16 can be satisfactorily prevented. Thereby, it is also prevented that the wiring position of the optical fiber passing through the clamp 40 is shifted.
[0033]
Further, according to the optical fiber corner guide 10, the radius of curvature of the optical fiber can be maintained in an appropriate range by wiring the optical fiber along the convex curved surface 12 of the wing.
The optical fiber can be bundled by fitting the clamp 40 into the clamp holding groove 16 and passing the optical fiber through the clamp 40. At that time, the clamp 40 is held in the clamp holding groove 16, so No particular means is required for fixing the clamp 40 itself. In addition, since the clamp 40 is fitted into the clamp holding groove 16, the connecting operation between the optical fiber corner guide 10 and the clamp 40 is easy, and there is no possibility that the working efficiency is lowered.
[0034]
Furthermore, since the corner guide 10 does not enter the inside of the clamp 40, the allowable bundle amount of the clamp 40 is not reduced.
When the clamp 40 is held in the clamp holding groove 16, the pin-like protrusion 46 provided in the clamp 40 passes through the long hole 19 provided in the bottom 18 of the clamp holding groove 16. 46 can be fitted into a positioning hole such as a substrate to which the optical fiber corner guide 10 is attached.
[0035]
The fitting between the positioning hole and the pin-shaped protrusion 46 can prevent the optical fiber corner guide 10 from being displaced. Thereby, the displacement of the wiring position of the optical fiber passed through the clamp 40 is also prevented.
Moreover, since it is the long hole 19, even if the position of the pin-shaped protrusion 46 changes with the difference in the size of the clamp 40 etc., it can respond.
[0036]
In the optical fiber corner guide 10, the retaining protrusion 21 provided on the wall 17 of the clamp holding groove 16 locks the outer peripheral rib 48 of the clamp 40 fitted in the clamp holding groove 16. The escape from the groove 16 can be prevented.
[0037]
Further, when the optical fiber corner guide 10 is attached to a substrate or the like, the wing 14 is elastically deformed to narrow the opening width of the clamp holding groove 16, so that the fitting force for holding the clamp 40 increases, Omissions and shifts are prevented even better.
[0038]
[Example 2]
An optical fiber corner guide having a structure that is fixed to a substrate or the like using screws will be described as a second embodiment.
As shown in FIGS. 5 and 6, the optical fiber corner guide (hereinafter, also simply referred to as a corner guide) 50 of this embodiment includes a pair of wings 64 each having a cylindrical side-surface convex curved surface 62. A clamp holding groove (hereinafter simply referred to as a holding groove) 56 is formed between the wings 64 by being recessed in one step.
[0039]
The holding groove 66 is formed by a pair of walls 67 continuing to the wing 64 and a bottom 68 disposed between the walls 67. A rib 65 is provided so as to connect the ends of the wing 64 and the wall 67 to each other.
An arcuate recess 70 is provided at the center of the wall 67. The wall 67 is provided with retaining projections 71 formed on both sides of the recess 70 so as to protrude toward the other wall 67. The retaining protrusion 71 has a substantially chevron shape as shown in FIG. 5E, but the inclination of the holding groove 66 on the opening side is gentle and the bottom 68 side is steeply inclined.
[0040]
An elongated hole 69 is provided on the bottom 68 of the holding groove 66 at a position close to one end of the holding groove 66. Also, a screw through hole 73 is provided at the center of the bottom 68, and the corner guide 60 can be screwed and fixed to a plate-like object or the like with a screw inserted through the through hole 73. .
[0041]
The corner guide 60 is integrally formed by injection molding of a plastic material (for example, polypropylene resin or nylon resin).
The corner guide 60 is installed at a position where the optical fiber is bent when the optical fiber is wired, and the optical fiber is routed along the wing 64 so that the curvature of the bent portion of the optical fiber is set to a predetermined curvature. Can be maintained. Therefore, it can prevent that the curvature radius of an optical fiber becomes too small and is damaged.
[0042]
Although the corner guide 60 may be used alone as described above, it is more effective when used in connection with the clamp 40 illustrated in FIG.
The structure of the clamp 40 is as described in the first embodiment.
As shown in FIG. 7, the bottom 41 of the clamp body 43 can be fitted into the holding groove 66 of the corner guide 60, and at the time of fitting, the screw hole 45 and the through hole 73 are concentrically overlapped to form the convex portion 47. Is fitted into the recess 70, and the pin-like protrusion 46 protrudes through the long hole 69.
[0043]
For this reason, after the clamp main body 43 is fitted into the holding groove 16, it is possible to prevent the positional deviation between the convex portion 47 and the concave portion 70, that is, the clamp main body 43 from being displaced in the length direction of the holding groove 66.
Further, when the bottom portion 41 is pushed into the holding groove 66 to be fitted through the opening of the holding groove 66, the retaining protrusion 71 comes into contact with the outer peripheral rib 48 and becomes a resistance. However, since the inclination of the retaining projection 71 is gentle on the opening side of the holding groove 66, if the bottom 41 is pushed in strongly, the retaining projection 71 and the outer peripheral rib 48 are elastically deformed to pass through the outer peripheral rib 48. On the other hand, even if an attempt is made to pull out the fitted bottom portion 41, this time, the steep inclination of the retaining protrusion 71 prevents the passage of the outer peripheral rib 48, so that this pulling out is not easy. That is, the retaining protrusion 71 is engaged with the outer peripheral rib 48 to prevent the clamp body 43 from being pulled out.
[0044]
Since the screw hole 45 and the through hole 73 are concentrically overlapped with each other, the clamp 40 and the corner guide 60 are tightened together with a screw inserted into the through hole 73 from the screw hole 45 side, and the plate-like object or the like is tightened. It can be fixed by screwing (for example, a substrate).
At that time, the pin-like protrusion 46 protruding through the long hole 69 is fitted into a positioning hole such as a board, so that the corner guide 60 can be prevented from being displaced during screw tightening, and the screw tightening operation can be performed. It can be done well. Further, since the pin-like protrusions 46 fitted into the positioning holes of the substrate or the like prevent the corner guide 60 from rotating and turning even after being attached to the substrate or the like in this way, the light passing through the clamp 40 can be prevented. Misalignment of the fiber wiring position is also prevented.
[0045]
As described above, the optical fiber corner guide 60 is provided with the concave portion 70 corresponding to the convex portion 47 provided in the clamp 40 held in the clamp holding groove 66 on the wall 67 of the clamp holding groove 66. When the clamp 40 is held in the holding groove 66, the convex portion 47 is fitted into the concave portion 70, whereby the displacement of the clamp 40 along the length direction of the clamp holding groove 66 can be well prevented. Thereby, it is also prevented that the wiring position of the optical fiber passing through the clamp 40 is shifted.
[0046]
Moreover, according to this corner guide 60 for optical fibers, the curvature radius of an optical fiber can be hold | maintained in an appropriate range by wiring an optical fiber along the convex curve 62 of the wing 64. FIG.
The optical fiber can be bundled by fitting the clamp 40 into the clamp holding groove 66 and passing the optical fiber through the clamp 40. At this time, the clamp 40 is held in the clamp holding groove 66. No particular means is required for fixing the clamp 40 itself. In addition, since the clamp 40 is fitted in the clamp holding groove 66, the connecting operation between the optical fiber corner guide 60 and the clamp 40 is easy, and there is no possibility that the working efficiency is lowered.
[0047]
Further, since the corner guide 60 does not enter the inside of the clamp 40, the allowable amount of bundled wires of the clamp 40 is not reduced.
When the clamp 40 is held in the clamp holding groove 66, the screw hole 45 of the clamp 40 and the through hole 73 of the corner guide 60 are concentrically overlapped, so that the screw inserted through the through hole 73 from the screw hole 45 side is used. The clamp 40 and the corner guide 60 can be fastened together and screwed to a plate-like object or the like (for example, a substrate) to be fixed.
[0048]
Further, since the pin-like protrusion 46 of the clamp 40 penetrates the elongated hole 69 of the corner guide 60, the penetrated pin-like protrusion 46 is fitted into a positioning hole such as a substrate to which the optical fiber corner guide 60 is attached. It becomes possible. If the pin-shaped protrusions 46 are fitted in positioning holes such as a substrate, the corner guide 60 can be prevented from being displaced during screw tightening, and the screw tightening operation can be performed satisfactorily. Further, since the pin-like protrusions 46 fitted into the positioning holes of the substrate or the like prevent the corner guide 60 from rotating and turning even after being attached to the substrate or the like in this way, the light passing through the clamp 40 can be prevented. Misalignment of the fiber wiring position is also prevented.
[0049]
Moreover, since it is the long hole 69, it can respond even if the position of the pin-like protrusion 46 changes due to the difference in the size of the clamp 40 or the like.
In the optical fiber corner guide 60, the retaining protrusion 71 provided on the wall 67 of the clamp holding groove 66 locks the outer peripheral rib 48 of the clamp 40 fitted in the clamp holding groove 66, so that the clamp 40 holds the clamp. It is possible to prevent the groove 66 from coming off.
[0050]
Although the embodiments of the present invention have been described according to the two examples, it is needless to say that the present invention is not limited to these examples and can be implemented in various ways without departing from the gist of the present invention. Yes.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are explanatory views of a corner guide for an optical fiber according to a first embodiment, where FIG. 1A is a plan view, FIG. 1B is a front view, FIG. 1C is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. Is a cross-sectional view taken along the line B-B, and (e) is an enlarged view of a portion D in (d).
2A and 2B are explanatory views of a corner guide for an optical fiber according to a first embodiment, where FIG. 2A is a rear view, FIG. 2B is a view taken along the line EE in FIG. Figure.
FIG. 3 is a three-side view of a clamp used in Examples 1 and 2.
4 is a plan view of a state where a clamp is assembled to the corner guide for optical fiber according to Embodiment 1. FIG.
5A and 5B are explanatory views of a corner guide for an optical fiber according to a second embodiment, where FIG. 5A is a plan view, FIG. 5B is a front view, FIG. 5C is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. Is a cross-sectional view taken along the line B-B, and (e) is an enlarged view of a portion D in (d).
6A and 6B are explanatory views of a corner guide for an optical fiber according to a second embodiment, where FIG. 6A is a rear view, FIG. 6B is a view taken along the line EE in FIG. Figure.
7 is a plan view showing a state where a clamp is assembled to the corner guide for optical fiber according to Embodiment 2. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Optical fiber corner guide 12 Convex-curved surface 14 Wing 16 Clamp holding groove 17 Wall 18 Bottom 19 Long hole 20 Recess 21 Protrusion 23 Snap 40 Clamp 41 Bottom 43 Clamp main body 44 Movable bridge 45 Screw hole 46 Pin-shaped protrusion 47 Protrusion 48 Outer periphery Rib 60 Optical fiber corner guide 62 Convex surface 64 Wing 65 Rib 66 Clamp holding groove 67 Wall 68 Bottom 69 Recess 71 Protrusion 73 Through hole

Claims

A pair of wings in which the outer shape of the cross section is an arc-shaped convex curved surface;
A main body provided with a clamp holding groove formed to be recessed with respect to the convex curved surface between the wings;
A corner guide for an optical fiber comprising a fixing means for attaching the main body to another object ,
The tip of the wing is located on the opposite side of the clamp holding groove with respect to the bottom back surface of the clamp holding groove,
When the optical fiber corner guide is attached to the other object by bringing the bottom back surface of the clamp holding groove into contact with the other object, the tip of the wing contacts the other object, and the clamp holding groove An optical fiber corner guide that is elastically deformed to narrow the opening width ;
A clamp held in the clamp holding groove,
By providing a convex portion on one of the wall of the clamp holding groove and the clamp, and providing a concave portion corresponding to the convex portion on the other,
When the clamp is held in the clamp holding groove, the convex portion is fitted to the concave portion, thereby preventing the displacement of the clamp along the length direction of the clamp holding groove.
An optical fiber holder characterized by that .

The optical fiber holder according to claim 1, wherein
Provide a pin-like protrusion on the clamp,
The long diameter is along the width direction of the clamp holding groove and the long diameter is along the length direction of the clamp holding groove, and a long hole that penetrates the pin-like protrusion is provided at a position that is off the center of the bottom of the clamp holding groove. An optical fiber holder characterized by the above.

The optical fiber holder according to claim 1 or 2 ,
An optical fiber , wherein a retaining protrusion that prevents the clamp held in the clamp holding groove from moving in a direction away from the bottom of the clamp holding groove is provided on a wall of the clamp holding groove. Retaining tool.

The optical fiber holder according to any one of claims 1 to 3 ,
A through hole is provided at the center of the bottom of the clamp holding groove,
The optical fiber holder , wherein the clamp is provided with a screw hole that overlaps the through hole when held in the clamp holding groove .