JP3786884B2 - Ferrule for optical connector, optical connector, and optical connector assembling method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信における光ファイバ相互間の接続部や、光半導体等の光モジュールの接続部等で使用される光コネクタ用フェルール、光コネクタおよび光コネクタ組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバ網を含む情報網の発達により、伝送の大容量化が急速に進んでいる。したがって、光ファイバ相互間の接続部や、光半導体等の光モジュールの接続部等で使用される光コネクタ用フェルールにおいては、高密度化が要求されている。
【0003】
上記高密度化を実現するために、光コネクタ用フェルールは、外観形状・大きさを従来と同程度に維持しながら、多数の光ファイバを一括して接続できるように多心化が進められている。
【0004】
特に、近年では、多数光ファイバを支持するための多心ファイバ挿入穴(微細穴)を1段有する一段多心{1段×n心}フェルールから、より高密度化を追求した多段多心(m段×n心)フェルールに移行している。
【0005】
図9は、多段(m段)に設けられた多心(n心)ファイバ挿入穴を有する(m段×n心)光コネクタ用フェルール50の一例を示す図である。すなわち、図9に示す光コネクタ用フェルール50は、例えば、図中横方向に並べられたn(=12)心のファイバ挿入穴51が図中縦方向にm(=5)段に設けられた(5段×12心)の60心フェルールである。
【0006】
この光コネクタ用フェルール50は、上記多心ファイバ挿入穴に対応する多心光ファイバテープ心線53の露出側端部の光ファイバ(この場合裸ファイバ)を上記多心ファイバ挿入穴を介して固定支持し、接続相手の光コネクタや光モジュール等に対する接続を容易にするものである。
【0007】
光ファイバの外径およびフェルールのファイバ挿入穴の内径はそれぞれ非常に小さい。そこで、各ファイバ挿入穴への各光ファイバの挿入作業性を向上させるため、フェルールは、各ファイバ挿入穴に対する各光ファイバの挿入をガイドするためのガイド溝を備えている。
【0008】
図10は、図9に示すフェルール50を、ファイバ挿入穴51の中心を通り段方向に沿って切った場合の縦断面図である。図10に示すように、多心光コネクタ用フェルール50において、各段のガイド溝52は、その一段上のガイド溝52の軸方向に沿った終端位置から軸方向に沿って延長されている。
【0009】
このような多心光コネクタ用フェルール50を用いて光コネクタを組み立てる場合、段数に対応する複数(5個)の多心光ファイバテープ心線53a1〜53a5を用意する。そして、用意した多心光ファイバテープ心線53a1〜53a5における1段目に対応する多心光ファイバテープ心線53a1のテープ部分が剥かれて露出した各光ファイバ(この場合裸ファイバ)54a1を、一番下の段(1段目)の各ファイバ挿入穴51a1に挿入する。
【0010】
このとき、各光ファイバ54a1を、多心光ファイバテープ心線53a1における光ファイバ露出側端部(テープ剥き際端部)53b1が対応する1段目の各ファイバ挿入穴51a1のガイド溝52に当接する位置まで当該各ファイバ挿入穴51a1に挿入する(図11参照)。
【0011】
次いで、2段目以降の各段(2段〜5段)の各ファイバ挿入穴51a2〜51a5に対して、上段側に向かって順次多心光ファイバテープ心線53a2〜53a5の各光ファイバ54a2〜54a5を挿入していく。
【0012】
このとき、2段〜5段の各光ファイバ54a2〜54a5を、対応する多心光ファイバテープ心線53a2〜53a5における光ファイバ露出側端部(テープ剥き際端部)53b2〜53b5のファイバ穴中心軸方向に沿った位置が上記1段目の光ファイバ露出側端部53b1のファイバ穴中心軸方向に沿った位置と同一になるように、対応する各ファイバ挿入穴51a2〜51a5に挿入する(図11参照)。
【0013】
このようにして、多心光ファイバテープ心線53a1〜53a5の各光ファイバ54a1〜54a5が各ファイバ挿入穴51a1〜51a5に挿入された状態で、窓穴55から接着剤等のファイバ固定用部材を注入して各光ファイバ54a1〜54a5を固定して光コネクタを組み立てている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
多段(m段)に設けられた多心(n心)ファイバ挿入穴を有する(m段×n心)光コネクタ用フェルール50では、そのファイバ挿入穴51a1〜51a5における段方向(以下、縦方向ともいう)に隣接する穴間のピッチ(隣接する穴それぞれ中心軸間の縦方向ピッチ)は、一般的に0.25mmである。一方、各多心光ファイバテープ心線53a1〜53a5の縦方向に沿った厚みは、一般的に0.3mmである。
【0015】
したがって、2段目以降の各段のファイバ挿入穴51a2〜51a5の中心軸の段方向に沿った位置と対応する多心光ファイバテープ心線53a2〜53a5の段方向に沿った中心位置との間において、上記ファイバ挿入穴間縦方向ピッチと多心光ファイバテープ心線の厚みとの差分だけ縦方向にズレが発生する。
【0016】
ここで、最下段(1段目)の各ファイバ挿入穴51a1の段方向に沿った位置と、対応する多心光ファイバテープ心線53a1の段方向に沿った位置とのズレは、フェルール内部構造によって異なる。このため、上記ズレをαとすると、最下段からk{1≦k≦m(=5)}段目におけるファイバ挿入穴51akの中心軸の段方向に沿った位置と多心光ファイバテープ心線53akの段方向に沿った中心位置との間のズレ量Gkは、ファイバ挿入穴間縦方向ピッチと多心光ファイバテープ心線の厚みとの差分0.05mmを用いて、次式(1)で表すことができる。
【0017】
【式1】
【0018】
上式(1)から分かるように、段数kが大きくなれば大きくなるほど、上記ズレ量Gkは大きくなる。このように、2段目以降の各段のファイバ挿入穴の中心軸の段方向に沿った位置と多心光ファイバテープ心線53akの段方向に沿った中心位置との間にズレ量Gkが生じている状態で、各段のファイバ挿入穴51a1〜51a5に各多心光ファイバテープ心線53a1〜53a5の各光ファイバ54a1〜54a5を挿入すると、図11に示すように、2段目以降の各段に対応する各光ファイバ54a2〜54a5に特に曲がりが生じる。すなわち、2段目以降の各段に対応する各光ファイバ54a2〜54a5は曲がった状態で固定される。
【0019】
この光ファイバ(裸ファイバ)の曲がりは、光学特性の面から見ると、接続損失を上昇させる恐れがある。また、強度特性の面から見ると、上記曲がり部分が、温度変化や吸湿等に起因したフェルール内の膨張収縮により変形すると、裸ファイバの断線を誘発することも考えられる。
【0020】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、光ファイバ(裸ファイバ)の曲がりを、その光ファイバの光学特性および強度特性に対して影響を及ぼさない範囲内に設定することができる光コネクタ用フェルール、光コネクタおよび光コネクタ組立方法を提供することにより、上記ファイバ曲がりに起因したフェルール全体および光コネクタ全体の光学特性・強度特性の劣化を防止することをその目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
【0022】
上述した目的を達成するための本発明の第1の態様によれば、端部の被覆が除去され光ファイバが露出した光ファイバテープ心線を支持する光コネクタ用フェルールであって、複数の段状に配置され、前記光ファイバが挿入される複数のファイバ挿入穴と、前記各ファイバ挿入穴のファイバ挿入側端部に対して一端部が連通するように形成されており、当該各ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って延びる光ファイバ挿入ガイド用のガイド部と、前記各ファイバ挿入穴のファイバ挿入側端部とは反対側の開口側端部から前記ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って所定距離を隔てて形成されており、前記各段の各ファイバ挿入穴に前記光ファイバテープ心線の各光ファイバが挿入された際に、当該光ファイバテープ心線のテープ状部材のファイバ露出側端部が当接する当接部と備えている。
【0023】
本発明の第1の態様において、前記各ファイバ挿入穴の開口側端部から前記当接部までの前記ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿った所定距離を、前記各段の各ファイバ挿入穴に前記光ファイバテープ心線の各光ファイバが挿入された時の当該各段における各光ファイバの曲がりの曲率半径r1〜rm(但し、mは2以上の整数であり、段数に対応する)が所定値以上となるように設定している。
【0024】
上述した目的を達成するための本発明の第2の態様によれば、端部の被覆が除去され光ファイバが露出した光ファイバテープ心線と、前記光ファイバテープ心線支持用のフェルールとを備え、前記フェルールは、複数の段状に配置され、前記光ファイバが挿入される複数のファイバ挿入穴と、前記各ファイバ挿入穴のファイバ挿入側端部に対して一端部が連通するように形成されており、当該各ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って延びる光ファイバ挿入ガイド用のガイド部と、前記各ファイバ挿入穴のファイバ挿入側端部とは反対側の開口側端部から前記ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って所定距離を隔てて形成されており、前記各段の各ファイバ挿入穴に前記光ファイバテープ心線の各光ファイバが挿入された際に、当該光ファイバテープ心線のテープ状部材のファイバ露出側端部が当接する当接部とを備えている。
【0025】
上述した目的を達成するための本発明の第3の態様によれば、端部の被覆が除去され光ファイバが露出した光ファイバテープ心線を用いて光コネクタを組み立てる光コネクタ組立方法であって、複数の段状に配置され、前記光ファイバが挿入される複数のファイバ挿入穴、前記各ファイバ挿入穴のファイバ挿入側端部に対して一端部が連通するように形成されており、当該各ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って延びる光ファイバ挿入ガイド用のガイド部および前記各ファイバ挿入穴のファイバ挿入側端部とは反対側の開口側端部から前記ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って所定距離を隔てて形成された当接部をそれぞれ有するフェルールを用意するステップと、前記各段の各ファイバ挿入穴に前記光ファイバテープ心線の各光ファイバを、当該光ファイバテープ心線のテープ状部材のファイバ露出側端部が前記当接部に当接する位置まで挿入するステップとを備えている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、本発明の実施の形態に係わる光コネクタCを構成する光コネクタ用フェルール(以下、単にフェルールとする)1の概略構成およびこのフェルール1内に挿入されて固定支持される複数(本実施形態では、5個)の光ファイバテープ心線2a1〜2a5の概略構成とをそれぞれ示す斜視図である。
【0028】
また、図2は、図1に示すフェルール1を、ファイバ挿入穴3の中心を通り段方向(高さ方向)に沿って切った場合の縦断面図であり、後掲図3に示すII−II矢視縦断面図である。
【0029】
図1および図2に示すように、フェルール1は方形体状を成しており、例えばプラスチック材料樹脂による成形により一体に形成されている。
【0030】
すなわち、フェルール1は、その長手方向に沿って複数(複数心;本実施形態では、12心とする)のファイバ挿入穴3を有している。この複数のファイバ挿入穴3は、フェルール高さ方向に沿って複数段(本実施形態では、第1段〜第5段とする)に配置されている。また、各段の複数のファイバ挿入穴3は、フェルール1の短手方向に沿って一定間隔(ピッチ)を空けて互いに並置されており、また、段方向に沿ったファイバ挿入穴3の間隔(ピッチ)も一定となっている。
【0031】
以下、本実施形態においては、第1段のファイバ挿入穴3の12心のファイバ挿入穴3を3N1とし、同様に、第2段〜第5段の複数のファイバ挿入穴3を3N2〜3N5とも記載する。
【0032】
各光ファイバテープ心線2a1〜2a5は、図1に示すように、各段の複数(12心)のファイバ挿入穴3に対応する複数(12心)の光ファイバと、この複数の光ファイバをテープ状に被覆するテープ状部材2c1〜2c5とを備えてている。
【0033】
第1段目に対応する光ファイバテープ心線2a1の端部においては、その端部におけるテープ状部材2c1が除去されて12心の光ファイバ(この場合裸ファイバ)2b1が露出されている。同様に、第2段〜第5段の光ファイバテープ心線2a2〜2a5の端部においては、12心の光ファイバ2b2〜2b5が露出されている。
【0034】
各ファイバ挿入穴3N1〜3N5の穴径は、対応する光ファイバ2b1〜2b5が挿入できる程度に当該光ファイバ2b1〜2b5の線径と略等しくなっている。
【0035】
さらに、フェルール1は、複数段に配置された複数のファイバ挿入穴3の開口側端部を含む開口面を有する第1のハウジング部5を備え、この第1のハウジング部5の上記開口面が光コネクタや光モジュール等の他の光部品との接続端面5aとなる。また、フェルール1は、この第1のハウジング部5から前記ファイバ挿入穴中心軸方向に沿って延在した第2のハウジング部6を備えている。
【0036】
第2のハウジング部6は、第1のハウジング部5における接続端面5aの段方向に沿った端部からファイバ穴の軸方向に沿って連接する上面7を有し、この上面7には、各段のファイバ挿入穴3に対する各光ファイバテープ心線2の光ファイバ挿入時における光ファイバ固定用の部材(例えば、接着剤)を注入するための窓穴8が形成されている。
【0037】
そして、フェルール1は、図1および図2に示すように、各段の各ファイバ挿入穴3N1〜3N5の下半周縁部に対して一端部が連通するように形成されており、ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って同軸状に延びる光ファイバ挿入ガイド用のガイド溝10N1〜10N5を備えている。
【0038】
第1段〜第5段のファイバ挿入穴3N1〜3N5は、その隣接する上段のファイバ挿入穴のガイド溝の光ファイバ挿入方向とは反対側の端部位置まで延びており、この結果、第1段〜第5段のガイド溝10N1〜10N5およびファイバ挿入穴3N1〜3N5全体は、図2に示す断面視において上段から下段に向かって広がる階段状を成している。したがって、各段のファイバ挿入穴3N1〜3N5の光ファイバ挿入側端部の位置は、上段から下段に向かって次第に接続端面5aから離間している。
【0039】
図3は、図2に示すフェルール1を、3段目のファイバ挿入穴3N3に対応するガイド溝10N3の周縁部上端面に沿って切った場合のIII−III矢視横断面図である。
【0040】
図2および図3に示すように、第2のハウジング部6は、第1のハウジング部5の開口面5aに対向する光ファイバテープ心線2を挿入するための挿入口12と、この挿入口12形成部分の外周部に形成されたフランジ部13とを備えている。
【0041】
そして、第2のハウジング部6は、図2および図3に示すように、接続端面5aからファイバ挿入穴中心軸方向に沿って所定距離Dを隔てて形成された当接部15を備えている。
【0042】
図3に示すように、当接部15は、第2のハウジング部6における互いに対向する挿入口内周縁部6aおよび6bから対向方向へ段状にそれぞれ突出する突出部15a、15bとして形成されている。
【0043】
突出部15aおよび突出部15bの間の距離D10は、光ファイバテープ心線2a1〜2a5のテープ状部材2c1〜2c5におけるファイバ露出側端部(端面)2d1〜2d5の横幅W10よりも短い長さとなっている。
【0044】
また、突出部15aおよび突出部15bの間の距離D10は、光ファイバテープ心線2a1〜2a5の光ファイバ2b1〜2b5の挿入時の妨げになることを防止するため、その光ファイバテープ心線2a1〜2a5のにおける両端の光ファイバ2b1およびb5間の横幅(以下、光ファイバ幅とする)W11よりも長くなっている。
【0045】
この当接部15は、各段のファイバ挿入穴3N1〜3N5に光ファイバテープ心線2a1〜2a5の各光ファイバ2b1〜2b5が挿入された際に、光ファイバテープ心線2a1〜2a5のテープ状部材2c1〜2c5におけるファイバ露出側端部(端面)2d1〜2d5が当接する位置に形成されている。
【0046】
また、フェルール1は、階段状を成す各ガイド溝10N1〜10N5を含むファイバ挿入穴3N1〜3N5と挿入口8との間に形成されており、各段のファイバ挿入穴3N1〜3N5に挿入された光ファイバ2b1〜2b5を収容するための収容部16を備えている。
【0047】
さらに、フェルール1は、ファイバ挿入穴3の並列方向に沿った両側に当該挿入穴と平行に配設されており、位置あわせ用のガイドピンを挿入するための2つのガイドピン穴17a1、17a2を有している。
【0048】
このように構成されたフェルール1に対して、挿入口12を介して1段目に対応するファイバテープ心線2a1を収容部16内に挿入する。
【0049】
そして、光ファイバテープ心線2a1の光ファイバ2b1を、ガイド溝10N1に沿って対応する1段目のファイバ挿入穴3N1内に挿入する。
【0050】
このとき、光ファイバテープ心線2a1の各光ファイバ2b1は、そのテープ状部材2c1におけるファイバ露出側端部2d1が当接部15に当接する位置まで、対応する各ファイバ挿入穴3N1内に挿入され、その各ファイバ挿入穴3N1に支持される。
【0051】
上記ファイバ2b1のファイバ挿入穴3N1に対する挿入時において、当接部15である突出部15aおよび突出部15bの間の距離D10がファイバ露出側端部(端面)2d1〜2d5の横幅W10よりも短いため、光ファイバテープ心線2a1のテープ状部材2c1におけるファイバ露出側端部2d1は、当接部15に当接し、その当接状態で固定される。
【0052】
以下、第2段目〜第5段目の光ファイバテープ心線2a2〜2a5を、第2段目から昇順に段毎に収容部16内に挿入し、光ファイバテープ心線2a2〜2a5の光ファイバ2b2〜2b5を、ガイド溝10N2〜10N5に沿って対応する2段目〜5段目のファイバ挿入穴3N2〜3N5内に挿入する。
【0053】
このとき、1段目と同様に、光ファイバテープ心線2a2〜2a5の各光ファイバ2b2〜2b5は、そのテープ状部材2c2〜2c5におけるファイバ露出側端部2d2〜2d5が当接部15に当接する位置まで、対応する各ファイバ挿入穴3N2〜3N5内にそれぞれ挿入され、その各ファイバ挿入穴3N2〜3N5に支持される。また、光ファイバテープ心線2a2〜2a5のテープ状部材2c2〜2c5におけるファイバ露出側端部2d2〜2d5は当接部15に当接した状態で固定される。
【0054】
図4は、フェルール1の第1段〜第5段のファイバ挿入穴3N1〜3N5に対して光ファイバテープ心線2a1〜2a5の光ファイバ2b1〜2b5が挿入された状態のフェルール1および光ファイバテープ心線2a1〜2a5を、ファイバ挿入穴3N1〜3N5の中心を通り段方向(高さ方向)に沿って切った場合の図2に対応する縦断面図である。
【0055】
また、図5は、図4に示す光ファイバテープ心線2a1〜2a5の光ファイバ2b1〜2b5が挿入された状態のフェルール1を、3段目のファイバ挿入穴3N3に対応するガイド溝10N3の周縁部上端面に沿って切った場合のV−V矢視横断面図である。
【0056】
図4および図5に示すように、全ての光ファイバテープ心線2a1〜2a5の光ファイバ2b1〜2b5は、そのテープ状部材2c1〜2c5におけるファイバ露出側端部2d1〜2d5が当接部15に当接・固定される位置まで挿入されることになる。
【0057】
このように、光ファイバ2b1〜2b5がファイバ挿入穴3N1〜3N5に挿入・支持された状態で、窓穴8を介して接着剤をフェルール1内に注入して光ファイバ2b1〜2b5を固定することにより、光コネクタCが作成される。
【0058】
次に、本実施形態のフェルール1およびコネクタCの構成に基づく作用について説明する。
【0059】
図6は、従来の第1段目〜第3段目のファイバ挿入穴51a1〜51a3に各多心光ファイバテープ心線53a1〜53a3の各光ファイバ54a1〜54a3を挿入した状態での光ファイバ54a2および54a3の曲がりを示す図である。
【0060】
すなわち、k段目(kは1以上の整数)の光ファイバ54akの曲がりは、その光ファイバ54akの曲率半径rとして表すことができる。そして、光ファイバ54akの曲率半径rは、k段目の光ファイバテープ心線53akの剥き際端部(光ファイバ露出側端部)53bkと、対応するファイバ挿入穴51akのガイド溝52との間の距離Dk´、およびk段目におけるファイバ挿入穴51akの中心軸の段方向に沿った位置と多心光ファイバテープ心線53akの段方向に沿った中心位置との間のズレ量Gkをパラメータとして表すことができる。
【0061】
次に、曲がりの曲率半径rを近似的に示す方法について説明する。
【0062】
図7に示すように、両端(固定点a)が位置ズレした状態(上記ズレ量Gkに対応する位置ズレ量:G)で固定された光ファイバの軌跡を、まず、固定点aを原点とするxy座標系においてsinカーブ近似する。すなわち、図7に示す光ファイバの軌跡は、固定点間の距離をD(上記距離Dk´に対応)とすると、固定点aを原点とするcos関数(y=cos x)の波長を2Dとして反転したカーブとして近似できる。
【0063】
すなわち、
【式2】
【0064】
(2)式の原点を固定点に合わせると、(2)式は、次式のように表せる。
【式3】
【0065】
図7に示すように、振幅がGに対応するため、最終的に、光ファイバの軌跡は、次式
【式4】
として表すことができる。
【0066】
さらに、xy座標系で表せる軌跡のx地点での曲率半径rは、次式(5)で表せる。
【式5】
【0067】
曲率半径は両端で最小(すなわち、曲がりが最大)となるので、(4)式を2階微分して(5)式に代入し、さらにx=0を代入して(5)式を計算すると、次式(6)が導出される。
【0068】
【式6】
【0069】
すなわち、光ファイバの曲がりの大きさは、曲率半径rに反比例するため、(6)式から分かるように、距離Dを長くとれば、曲率半径rを大きくして曲がりを小さくできる。
【0070】
この点、従来のフェルール50においては、図6に示すように、1段目の光ファイバテープ心線53a1の各光ファイバ54a1を、その光ファイバ露出側端部53b1が対応する各ファイバ挿入穴51a1のガイド溝52に当接する位置まで当該各ファイバ挿入穴51a1に挿入し、2段〜5段の各光ファイバ54a2〜54a5を、対応する光ファイバ露出側端部53b2〜53b5のファイバ穴中心軸方向に沿った位置が上記1段目の光ファイバ露出側端部53b1のファイバ穴中心軸方向に沿った位置と同一になるように、対応する各ファイバ挿入穴51a2〜51a5に挿入している。
【0071】
このため、2段目以降(k≧2)におけるk段目の光ファイバテープ心線53akの光ファイバ露出側端部53bkとファイバ挿入穴51akのガイド溝52との間の距離Dk´は、対応するk段目のガイド溝52のファイバ穴中心軸方向の長さをLとすると、次式(7)として表すことができる。
【式7】
【0072】
すなわち、上記距離Dk´は、対応するk段目のガイド溝52のファイバ穴中心軸方向の長さLに依存するため非常に短く、大きな曲がり(歪)が発生することになる。
【0073】
従来のフェルール50を用いて光ファイバテープ心線2a1〜2a5の光ファイバ2b1〜2b5を挿入・固定して組み立てられた光コネクタCにおいては、2段目以降の光ファイバ2b2〜2b5に大きな曲がり(歪)が発生することになる。
【0074】
しかしながら、本実施形態の構成においては、図4、図5および図8等に示すように、ガイド溝10N1〜10N5のファイバ挿入穴とは反対側の他端部E1〜E5から各段のファイバ挿入穴3N1〜3N5の中心軸方向に沿って所定距離Dk(D1〜D5)を隔てて形成された当接部15を設けている。このため、各段のファイバ挿入穴3N1〜3N5に光ファイバテープ心線2a1〜2a5の各光ファイバ2b1〜2b5が挿入された際に、光ファイバテープ心線2a1〜2a5のテープ状部材2c1〜2c5におけるファイバ露出側端部(端面)2d1〜2d5は、当接部15に当接して固定されることになる。
【0075】
すなわち、本実施形態の構成においては、k段目のファイバテープ心線2akの光ファイバ露出側端部2dkと対応するファイバ挿入穴3Nkのガイド溝10Nkの他端部Ekとの間の距離Dkを、当接部15のファイバ挿入穴中心軸方向に沿った配設位置、言い換えれば、当接部15のガイド溝10Nkの他端部Ekからのファイバ挿入穴3Nkの中心軸方向に沿った距離Dk(D1〜D5)として表すことができる。
【0076】
したがって、上記当接部15の距離に対応するk段目のファイバテープ心線2akの光ファイバ露出側端部2dkと対応するファイバ挿入穴3Nkのガイド溝10Nkの他端部Ekとの間の距離Dkを十分長く設定して、各光ファイバ2b1〜2b5の曲率半径rを大きくすれば、各光ファイバ2b1〜2b5に生じる曲がり(歪)を最小限度に抑制することができる。
【0077】
一般に、各光ファイバ2b1〜2b5に生じる曲がりは、その曲率半径rが30mm以上であれば、各光ファイバの光学特性および強度特性に対して影響を及ぼさないことが知られている。
【0078】
したがって、本実施形態では、k段目のファイバテープ心線2akの光ファイバ露出側端部2dkと対応するファイバ挿入穴3Nkのガイド溝10Nkの他端部Ekとの間の距離Dkを、各光ファイバ2b1〜2b5の曲率半径rが30mm以上となるように設定している。
【0079】
例えば、本実施形態において、k(1≦k≦5)段目のファイバ位置ズレ量Gkは、段方向のファイバピッチとテープ状部材の厚みとの差0.05を用いて上式(1){Gk=0.05(k−1)+α}で表すことができる。そして、各段のガイド溝10N1〜10N5のファイバ挿入穴中心軸方向に沿った長さをL=0.3(mm)とし、上記式(6)を用いて、r≧30mm以上となる距離Dkを求めると、表1に示す結果が得られた。
【0080】
【表1】
【0081】
ここで、本実施形態のフェルール1において、接続端面5aからファイバ挿入穴中心軸方向に沿った5段目のガイド溝10N5の他端部E5までの距離を2.0(mm)とすると、接続端面5aからファイバ挿入穴中心軸方向に沿った4段目のガイド溝10N4の他端部E4までの距離は2.3(mm)、接続端面5aからファイバ挿入穴中心軸方向に沿った3段目のガイド溝10N3の他端部E3までの距離は2.6(mm)、接続端面5aからファイバ挿入穴中心軸方向に沿った2段目のガイド溝10N2の他端部E2までの距離は2.9(mm)、接続端面5aからファイバ挿入穴中心軸方向に沿った1段目のガイド溝10N1の他端部E1までの距離は3.2(mm)となる。
【0082】
したがって、各段(1段〜5段)のフェルール端面5aと第1段目〜第5段目のファイバテープ心線2a1〜2a5の光ファイバ露出側端部2d1〜2d5との間の距離Ds1〜Ds5は、次の表2のように求められる。
【表2】
【0083】
すなわち、フェルール端面5aから第1段目〜第5段目のファイバテープ心線2a1〜2a5の光ファイバ露出側端部2d1〜2d5までの距離Ds1〜Ds5を、各段毎に個別に、表2に示す値Ds1=3.20(mm)〜Ds5=7.44(mm)に設定すれば、光ファイバ2b1〜2b5の曲がりの曲率半径r≧30mm以上にすることが可能になる。
【0084】
しかしながら、第1段目〜第5段目のファイバテープ心線2a1〜2a5の光ファイバ露出側端部2d1〜2d5の距離Ds1〜Ds5を各段毎に個別に設定することは困難である。
【0085】
そこで、本実施形態では、第1段目〜第5段目のファイバテープ心線2a1〜2a5の光ファイバ露出側端部2d1〜2d5の距離Ds1〜Ds5の中で、最も長い段(第5段)の距離Ds5を、各段(1段〜5段)のフェルール端面5aと第1段目〜第5段目のファイバテープ心線2a1〜2a5の光ファイバ露出側端部2d1〜2d5との間の共通の距離として設定している。
【0086】
すなわち、接続端面5aとファイバ挿入穴中心軸方向に沿った当接部15との間の距離Dを、上記Ds5=7.44(mm)に設定している。
【0087】
この結果、本実施形態では、全てのファイバテープ2a1〜2a5のテープ状部材2c1〜2c5におけるファイバ露出側端部2d1〜2d5が当接部15に当接・固定されているため、上記ファイバ露出側端部(剥きぎわ端部)2d1〜2d5を、対応する各光ファイバ2b1〜2b5の曲率半径rが30mm以上となる位置に固定することができる。
【0088】
したがって、各光ファイバ2b1〜2b5の曲がりを、その各光ファイバ2b1〜2b5の光学特性および強度特性に対して影響を及ぼさない最小限度に抑制することができる。
【0089】
この結果、成形歪、温度変化、吸湿による歪等の影響による光ファイバ2b1〜2b5の曲がりに起因した光学特性および強度特性の劣化を抑止し、フェルール1全体および光コネクタC全体の信頼性を高く維持することができる。
【0090】
なお、上述した接続端面5aとファイバ挿入穴中心軸方向に沿った当接部15との間の距離D=7.44(mm)はあくまで具体例であり、この数値自体に限定されないことは当然である。
【0091】
また、本実施形態では、各光ファイバ2b1〜2b5に生じる曲がりの曲率半径rの信頼性許容範囲を30mm以上とし、接続端面5aとファイバ挿入穴中心軸方向に沿った当接部15との間の距離Dを、上記曲率半径rが30mm以上となるように設定したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0092】
すなわち、信頼性を多少犠牲にしてフェルール自体を小型化する等の理由から、上記曲率半径rを30mm未満を許容する場合でも、その曲率半径rを満足するように接続端面5aとファイバ挿入穴中心軸方向に沿った当接部15との間の距離Dを設定すればよい。
【0093】
さらに、本実施形態では、12心のファイバ挿入穴が第1段〜第5段に亘って配置された60心フェルールおよびこの60心フェルールを用いた光コネクタについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数心のファイバ挿入穴が複数段状に配置されたフェルールおよびこのフェルールを用いた光コネクタであればよい。
【0094】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係わる光コネクタ用フェルール、光コネクタおよび光コネクタ組立方法によれば、各ファイバ挿入穴のファイバ挿入側端部とは反対側の開口側端部からファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って所定距離を隔てて形成され、各段の各ファイバ挿入穴にテープ心線端部の各光ファイバが挿入された際に、当該テープ心線のテープ状部材のファイバ露出側端部が当接する当接部を設けているため、上記当接部の所定距離を、各光ファイバの曲がりが影響を与えない値(曲がりの曲率半径が30mm以上)に設定することができる。
【0095】
したがって、各光ファイバの曲がりを、その各光ファイバの光学特性および強度特性に対して影響を及ぼさない最小限度に抑制することができる。この結果、光ファイバの曲がりに起因した光学特性および強度特性の劣化を抑止し、フェルール全体および光コネクタ全体の信頼性を高く維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる光コネクタを構成する光コネクタ用フェルールの概略構成およびこのフェルール内に挿入されて固定支持される複数の光ファイバテープ心線の概略構成とをそれぞれ示す斜視図。
【図2】図1に示すフェルールを、ファイバ挿入穴の中心を通り段方向(高さ方向)に沿って切った場合の縦断面図であり、図3に示すII−II矢視縦断面図。
【図3】図2に示すフェルールを、3段目のファイバ挿入穴に対応するガイド溝の周縁部上端面に沿って切った場合のIII−III矢視横断面図。
【図4】フェルールの第1段〜第5段のファイバ挿入穴に対して光ファイバテープ心線の光ファイバが挿入された状態のフェルールおよび光ファイバテープ心線を、ファイバ挿入穴の中心を通り段方向(高さ方向)に沿って切った場合の図2に対応する縦断面図。
【図5】図4に示す光ファイバテープ心線の光ファイバが挿入された状態のフェルールを、3段目のファイバ挿入穴に対応するガイド溝の周縁部上端面に沿って切った場合のV−V矢視横断面図。
【図6】従来の第1段目〜第3段目のファイバ挿入穴に各多心光ファイバテープ心線の各光ファイバを挿入した状態での光ファイバおよびの曲がりを拡大して示す図。
【図7】両端が位置ズレ固定された光ファイバの軌跡を表す図。
【図8】本実施形態の第1段目〜第3段目のファイバ挿入穴に各多心光ファイバテープ心線の各光ファイバを挿入した状態での光ファイバおよびの曲がりを拡大して示す図。
【図9】従来の光コネクタ用フェルールの概略構成を示す斜視図。
【図10】図9に示すフェルールを、ファイバ挿入穴の中心を通り段方向に沿って切った場合の縦断面図。
【図11】図10に示すフェルールに対して、ファイバテープの光ファイバを挿入した状態を表す縦断面図。
【符号の説明】
1 フェルール
2a1〜2a5 光ファイバテープ
2b1〜2b5 光ファイバ(裸ファイバ)
2c1〜2c5 テープ状部材
2d1〜2d5 ファイバ露出側端部
3、3N1〜3N5 ファイバ挿入穴
5 第1のハウジング部
5a 接続端面
6 第2のハウジング部
7 上面
8 窓穴
10N1〜10N5 ガイド溝
12 挿入口
13 フランジ部
15 当接部
15a、15b 突出部
16 収容部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a ferrule for an optical connector, an optical connector, and an optical connector assembling method used at a connection portion between optical fibers in optical communication, a connection portion of an optical module such as an optical semiconductor, or the like.
[0002]
[Prior art]
With the development of information networks including optical fiber networks, transmission capacity has been rapidly increasing. Therefore, high density is required for the ferrule for optical connectors used in the connection between optical fibers, the connection of an optical module such as an optical semiconductor, and the like.
[0003]
In order to achieve the above high density, optical connector ferrules have been increased in number so that a large number of optical fibers can be connected together while maintaining the appearance and size of the conventional optical fiber. Yes.
[0004]
In particular, in recent years, a multi-stage multi-core pursuing higher density from a single-stage multi-core {1 stage × n-core} ferrule having one stage of multi-fiber insertion holes (fine holes) for supporting a large number of optical fibers ( (m stage x n core) The ferrule has been moved.
[0005]
FIG. 9 is a diagram showing an example of an
[0006]
The
[0007]
The outer diameter of the optical fiber and the inner diameter of the fiber insertion hole of the ferrule are very small. Therefore, in order to improve the workability of inserting each optical fiber into each fiber insertion hole, the ferrule includes a guide groove for guiding insertion of each optical fiber into each fiber insertion hole.
[0008]
FIG. 10 is a longitudinal sectional view of the
[0009]
Ferrules for such multi-fiber
[0010]
At this time, each optical fiber 54a1 is made to contact the
[0011]
Next, the optical fibers 54a2 of the multi-core optical fiber ribbons 53a2 to 53a5 are sequentially applied toward the upper stage side with respect to the fiber insertion holes 51a2 to 51a5 of the second stage and subsequent stages (2 to 5 stages). 54a5 is inserted.
[0012]
At this time, the optical fibers 54a2 to 54a5 of the 2nd to 5th stages are connected to the center of the fiber holes of the optical fiber exposed side ends (ends when the tape is peeled off) 53b2 to 53b5 in the corresponding multi-core optical fiber ribbons 53a2 to 53a5 It inserts into each corresponding fiber insertion hole 51a2-51a5 so that the position along an axial direction may become the same as the position along the fiber-hole center axial direction of the said 1st step | paragraph optical fiber exposure side edge part 53b1 (FIG. 11).
[0013]
In this way, with the optical fibers 54a1 to 54a5 of the multi-core optical fiber ribbons 53a1 to 53a5 being inserted into the fiber insertion holes 51a1 to 51a5, fiber fixing members such as adhesives are passed through the
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
In an
[0015]
Therefore, between the position along the step direction of the central axis of the fiber insertion holes 51a2 to 51a5 of the second and subsequent steps and the center position along the step direction of the corresponding multi-core optical fiber ribbons 53a2 to 53a5. In FIG. 2, a deviation occurs in the vertical direction by the difference between the vertical pitch between the fiber insertion holes and the thickness of the multi-core optical fiber ribbon.
[0016]
Here, the deviation between the position along the step direction of each fiber insertion hole 51a1 at the lowest stage (first stage) and the position along the step direction of the corresponding multi-fiber optical fiber ribbon 53a1 is the internal structure of the ferrule. It depends on. For this reason, when the above deviation is α, the position along the step direction of the central axis of the fiber insertion hole 51ak at the k {1 ≦ k ≦ m (= 5)} step from the lowest step and the multi-core optical fiber ribbon The amount of deviation Gk between the center position along the step direction of 53ak is expressed by the following equation (1) using a difference of 0.05 mm between the longitudinal pitch between the fiber insertion holes and the thickness of the multi-core optical fiber ribbon. Can be expressed as
[0017]
[Formula 1]
[0018]
As can be seen from the above equation (1), the larger the number k of stages, the larger the deviation amount Gk. As described above, the deviation amount Gk is between the position along the center direction of the center axis of the fiber insertion hole of each stage after the second stage and the center position along the stage direction of the multi-fiber optical fiber ribbon 53ak. When the optical fibers 54a1 to 54a5 of the multi-core optical fiber ribbons 53a1 to 53a5 are inserted into the fiber insertion holes 51a1 to 51a5 in the respective stages in the generated state, as shown in FIG. In particular, the optical fibers 54a2 to 54a5 corresponding to the respective stages are bent. That is, the optical fibers 54a2 to 54a5 corresponding to the second and subsequent stages are fixed in a bent state.
[0019]
This bending of the optical fiber (bare fiber) may increase the connection loss from the viewpoint of optical characteristics. Further, from the viewpoint of strength characteristics, if the bent portion is deformed due to expansion and contraction in the ferrule due to temperature change, moisture absorption, or the like, it may be considered that the bare fiber is disconnected.
[0020]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an optical connector that can set the bending of an optical fiber (bare fiber) within a range that does not affect the optical characteristics and strength characteristics of the optical fiber. It is an object of the present invention to provide a ferrule, an optical connector, and an optical connector assembling method for preventing deterioration of optical characteristics and strength characteristics of the entire ferrule and the entire optical connector due to the bending of the fiber.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
[0022]
According to the first aspect of the present invention for achieving the above-mentioned object, there is provided an optical connector ferrule for supporting an optical fiber ribbon in which an end portion is removed and an optical fiber is exposed. Are formed in such a manner that one end thereof communicates with a plurality of fiber insertion holes into which the optical fibers are inserted and end portions of the fiber insertion holes on the fiber insertion side. A guide portion for an optical fiber insertion guide extending along the central axis direction of the optical fiber, and an opening side end opposite to the fiber insertion side end of each fiber insertion hole along the central axis direction of the fiber insertion hole When each optical fiber of the optical fiber ribbon is inserted into each fiber insertion hole of each stage, the fiber of the tape-like member of the optical fiber ribbon is formed at a predetermined distance The outlet end is provided with abutment portion abutting.
[0023]
1st aspect of this invention WHEREIN: The predetermined distance along the center-axis direction of the said fiber insertion hole from the opening side edge part of each said fiber insertion hole to the said contact part is made into each fiber insertion hole of each said step | level. The curvature radii r1 to rm of the bending of each optical fiber at each stage when each optical fiber of the optical fiber ribbon is inserted (where m is an integer of 2 or more and corresponds to the number of stages) are predetermined. It is set to be greater than or equal to the value.
[0024]
According to the second aspect of the present invention for achieving the above-described object, an optical fiber tape core wire from which an end portion is removed and an optical fiber is exposed, and a ferrule for supporting the optical fiber tape core wire are provided. The ferrule is arranged in a plurality of steps, and is formed so that one end portion thereof communicates with a plurality of fiber insertion holes into which the optical fibers are inserted, and fiber insertion side ends of the respective fiber insertion holes. A guide portion for an optical fiber insertion guide extending along the central axis direction of each fiber insertion hole, and the fiber from the opening side end opposite to the fiber insertion side end of each fiber insertion hole. The optical fiber tape is formed when each optical fiber of the optical fiber ribbon is inserted into each fiber insertion hole of each stage. Fiber exposed end of the tape-like member flop core wire and an abutment portion abutting.
[0025]
According to the third aspect of the present invention for achieving the above-described object, there is provided an optical connector assembling method for assembling an optical connector using an optical fiber ribbon having an end portion removed and an optical fiber exposed. A plurality of fiber insertion holes that are arranged in a plurality of steps, and are formed so that one end thereof communicates with a fiber insertion side end of each of the fiber insertion holes, A guide part for an optical fiber insertion guide extending along the central axis direction of the fiber insertion hole and an opening side end opposite to the fiber insertion side end of each fiber insertion hole in the direction of the central axis of the fiber insertion hole Preparing a ferrule having a contact portion formed at a predetermined distance along the optical fiber tape, and inserting each optical fiber of the optical fiber ribbon into each fiber insertion hole of each stage. And a step of fiber exposed end of the tape-like member of the optical fiber ribbon is inserted to a position abutting the abutting portion.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0027]
FIG. 1 shows a schematic configuration of an optical connector ferrule (hereinafter simply referred to as a ferrule) 1 that constitutes an optical connector C according to an embodiment of the present invention, and a plurality of (this book) inserted and fixedly supported in the
[0028]
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the
[0029]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0030]
That is, the
[0031]
Hereinafter, in the present embodiment, the 12
[0032]
As shown in FIG. 1, each of the optical fiber ribbons 2 a 1 to 2 a 5 includes a plurality (12 cores) of optical fibers corresponding to a plurality (12 cores) of
[0033]
At the end of the optical fiber ribbon 2a1 corresponding to the first stage, the tape-like member 2c1 at the end is removed, and the 12-fiber optical fiber (bare fiber in this case) 2b1 is exposed. Similarly, 12 optical fibers 2b2 to 2b5 are exposed at the ends of the second to fifth optical fiber ribbons 2a2 to 2a5.
[0034]
The hole diameter of each of the fiber insertion holes 3N1 to 3N5 is substantially equal to the wire diameter of the optical fibers 2b1 to 2b5 to such an extent that the corresponding optical fibers 2b1 to 2b5 can be inserted.
[0035]
Further, the
[0036]
The second housing portion 6 has an
[0037]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0038]
The first to fifth-stage fiber insertion holes 3N1 to 3N5 extend to the end positions of the adjacent upper-stage fiber insertion holes on the side opposite to the optical fiber insertion direction. The step to fifth step guide grooves 10N1 to 10N5 and the fiber insertion holes 3N1 to 3N5 as a whole have a stepped shape extending from the upper step toward the lower step in the cross-sectional view shown in FIG. Therefore, the positions of the optical fiber insertion side end portions of the fiber insertion holes 3N1 to 3N5 of each stage are gradually separated from the
[0039]
3 is a cross-sectional view taken along arrow III-III when the
[0040]
As shown in FIGS. 2 and 3, the second housing portion 6 includes an
[0041]
2 and 3, the second housing portion 6 includes a
[0042]
As shown in FIG. 3, the
[0043]
The distance D10 between the
[0044]
Moreover, in order to prevent the distance D10 between the
[0045]
The
[0046]
Further, the
[0047]
Further, the
[0048]
With respect to the
[0049]
Then, the optical fiber 2b1 of the optical fiber ribbon 2a1 is inserted into the corresponding first-stage fiber insertion hole 3N1 along the guide groove 10N1.
[0050]
At this time, each optical fiber 2b1 of the optical fiber ribbon 2a1 is inserted into the corresponding fiber insertion hole 3N1 until the fiber exposed side end 2d1 of the tape-like member 2c1 contacts the
[0051]
When the fiber 2b1 is inserted into the fiber insertion hole 3N1, the distance D10 between the protruding
[0052]
Hereinafter, the second to fifth stage optical fiber ribbons 2a2 to 2a5 are inserted into the
[0053]
At this time, as in the first stage, the optical fiber 2b2 to 2b5 of the optical fiber ribbons 2a2 to 2a5 has the fiber exposed side end portions 2d2 to 2d5 of the tape-like members 2c2 to 2c5 abutting against the
[0054]
4 shows the
[0055]
5 shows the
[0056]
As shown in FIGS. 4 and 5, the optical fibers 2b1 to 2b5 of all the optical fiber ribbons 2a1 to 2a5 have fiber exposed side end portions 2d1 to 2d5 in the tape-like members 2c1 to 2c5 at the
[0057]
In this manner, with the optical fibers 2b1 to 2b5 inserted and supported in the fiber insertion holes 3N1 to 3N5, the adhesive is injected into the
[0058]
Next, the operation based on the configuration of the
[0059]
FIG. 6 shows an optical fiber 54a2 in a state where the optical fibers 54a1 to 54a3 of the multicore optical fiber ribbons 53a1 to 53a3 are inserted into the conventional first to third fiber insertion holes 51a1 to 51a3. It is a figure which shows the curve of 54a3.
[0060]
That is, the bend of the optical fiber 54ak in the k-th stage (k is an integer of 1 or more) can be expressed as the radius of curvature r of the optical fiber 54ak. The radius of curvature r of the optical fiber 54ak is between the end portion (optical fiber exposed side end) 53bk of the k-th stage optical fiber ribbon 53ak and the
[0061]
Next, a method for approximately indicating the curvature radius r of the bend will be described.
[0062]
As shown in FIG. 7, the locus of the optical fiber fixed in a state where both ends (fixed point a) are displaced (positional deviation amount G corresponding to the above-described deviation amount Gk) is first set with the fixed point a as the origin. The sin curve is approximated in the xy coordinate system. That is, in the locus of the optical fiber shown in FIG. 7, when the distance between the fixed points is D (corresponding to the distance Dk ′), the wavelength of the cos function (y = cos x) having the fixed point a as the origin is 2D. It can be approximated as an inverted curve.
[0063]
That is,
[Formula 2]
[0064]
When the origin of equation (2) is set to a fixed point, equation (2) can be expressed as the following equation.
[Formula 3]
[0065]
As shown in FIG. 7, since the amplitude corresponds to G, the trajectory of the optical fiber finally becomes
[Formula 4]
Can be expressed as
[0066]
Further, the radius of curvature r at the point x of the locus that can be expressed in the xy coordinate system can be expressed by the following equation (5).
[Formula 5]
[0067]
Since the radius of curvature is minimum at both ends (that is, the curve is maximum), the equation (4) is second-order differentiated and substituted into the equation (5), and further, x = 0 is substituted and the equation (5) is calculated. The following equation (6) is derived.
[0068]
[Formula 6]
[0069]
That is, since the bend of the optical fiber is inversely proportional to the radius of curvature r, as can be seen from equation (6), if the distance D is increased, the radius of curvature r can be increased to reduce the bend.
[0070]
In this regard, in the
[0071]
Therefore, the distance Dk ′ between the optical fiber exposed side end portion 53bk of the k-th stage optical fiber ribbon 53ak and the
[Formula 7]
[0072]
In other words, the distance Dk ′ is the corresponding k-
[0073]
In the optical connector C assembled by inserting and fixing the optical fibers 2b1 to 2b5 of the optical fiber ribbons 2a1 to 2a5 using the
[0074]
However, in the configuration of the present embodiment, as shown in FIGS. 4, 5, and 8, etc., fiber insertion at each stage is performed from the other ends E1 to E5 on the opposite side of the fiber insertion holes of the guide grooves 10N1 to 10N5. A
[0075]
That is, in the configuration of the present embodiment, the distance Dk between the optical fiber exposed side end 2dk of the k-th stage fiber tape core 2ak and the corresponding other end Ek of the guide groove 10Nk of the corresponding fiber insertion hole 3Nk is set. The arrangement position of the
[0076]
Therefore, the distance between the optical fiber exposed side end 2dk of the k-th stage fiber tape core 2ak corresponding to the distance of the
[0077]
In general, it is known that the bending that occurs in each of the optical fibers 2b1 to 2b5 does not affect the optical characteristics and strength characteristics of each optical fiber if the curvature radius r is 30 mm or more.
[0078]
Therefore, in this embodiment, the distance Dk between the optical fiber exposed side end 2dk of the k-th stage fiber tape core 2ak and the corresponding other end Ek of the guide groove 10Nk of the corresponding fiber insertion hole 3Nk is set to each light. The radius of curvature r of the fibers 2b1 to 2b5 is set to be 30 mm or more.
[0079]
For example, in the present embodiment, the k (1 ≦ k ≦ 5) stage fiber position deviation amount Gk is expressed by the above equation (1) using the difference 0.05 between the fiber pitch in the stage direction and the thickness of the tape-shaped member. {Gk = 0.05 (k−1) + α}. A length Dk of the guide grooves 10N1 to 10N5 of each step along the center axis direction of the fiber insertion hole is L = 0.3 (mm), and a distance Dk that satisfies r ≧ 30 mm or more using the above formula (6). The results shown in Table 1 were obtained.
[0080]
[Table 1]
[0081]
Here, in the
[0082]
Therefore, the distances Ds1 between the
[Table 2]
[0083]
That is, the distances Ds1 to Ds5 from the
[0084]
However, it is difficult to set the distances Ds1 to Ds5 of the optical fiber exposed side ends 2d1 to 2d5 of the first to fifth stage fiber tape cores 2a1 to 2a5 individually for each stage.
[0085]
Therefore, in the present embodiment, the longest stage (fifth stage) among the distances Ds1 to Ds5 of the optical fiber exposed side ends 2d1 to 2d5 of the first to fifth stage fiber tape cores 2a1 to 2a5. ) Between the
[0086]
That is, the distance D between the
[0087]
As a result, in this embodiment, since the fiber exposed side end portions 2d1 to 2d5 of the tape-like members 2c1 to 2c5 of all the fiber tapes 2a1 to 2a5 are in contact with and fixed to the
[0088]
Therefore, the bending of each optical fiber 2b1-2b5 can be suppressed to the minimum that does not affect the optical characteristics and strength characteristics of each optical fiber 2b1-2b5.
[0089]
As a result, deterioration of optical characteristics and strength characteristics due to bending of the optical fibers 2b1 to 2b5 due to the influence of molding distortion, temperature change, distortion due to moisture absorption, etc. is suppressed, and the reliability of the
[0090]
The distance D = 7.44 (mm) between the
[0091]
Further, in the present embodiment, the reliability allowable range of the curvature radius r of the bend generated in each of the optical fibers 2b1 to 2b5 is set to 30 mm or more, and between the
[0092]
That is, even if the radius of curvature r is less than 30 mm for reasons such as reducing the size of the ferrule itself at the expense of some reliability, the
[0093]
Furthermore, in the present embodiment, a 60-fiber ferrule in which 12 fiber insertion holes are arranged from the first stage to the fifth stage and an optical connector using the 60-core ferrule have been described. The present invention is not limited, and any ferrule having a plurality of fiber insertion holes arranged in a plurality of stages and an optical connector using the ferrule may be used.
[0094]
【The invention's effect】
As described above, according to the ferrule for optical connector, the optical connector, and the optical connector assembling method according to the present invention, the fiber insertion hole is formed from the opening side end opposite to the fiber insertion side end of each fiber insertion hole. When the optical fiber at the end of the tape core is inserted into each fiber insertion hole of each stage formed at a predetermined distance along the central axis direction, the fiber exposed side of the tape-shaped member of the tape core Since the abutting portion with which the end abuts is provided, the predetermined distance of the abutting portion can be set to a value that does not affect the bending of each optical fiber (the radius of curvature of the bending is 30 mm or more).
[0095]
Therefore, the bending of each optical fiber can be suppressed to the minimum that does not affect the optical characteristics and strength characteristics of each optical fiber. As a result, it is possible to suppress deterioration of the optical characteristics and strength characteristics due to the bending of the optical fiber, and to maintain high reliability of the entire ferrule and the entire optical connector.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a schematic configuration of an optical connector ferrule that constitutes an optical connector according to an embodiment of the present invention, and a schematic configuration of a plurality of optical fiber ribbons that are inserted and fixedly supported in the ferrule. Perspective view.
2 is a longitudinal sectional view when the ferrule shown in FIG. 1 is cut along the step direction (height direction) through the center of the fiber insertion hole, and is a longitudinal sectional view taken along the line II-II shown in FIG. 3; .
3 is a cross-sectional view taken along arrow III-III when the ferrule shown in FIG. 2 is cut along the upper end surface of the peripheral edge portion of the guide groove corresponding to the third-stage fiber insertion hole.
FIG. 4 shows the ferrule and optical fiber ribbon in a state where the optical fiber of the optical fiber tape is inserted into the fiber insertion holes of the first to fifth stages of the ferrule, passing through the center of the fiber insertion hole. The longitudinal cross-sectional view corresponding to FIG. 2 at the time of cutting along a step direction (height direction).
5 is a view showing a case where the ferrule with the optical fiber of the optical fiber ribbon shown in FIG. 4 inserted therein is cut along the upper end surface of the peripheral edge of the guide groove corresponding to the third-stage fiber insertion hole. -V arrow cross-sectional view.
FIG. 6 is an enlarged view showing bending of an optical fiber and a state where each optical fiber of each multi-core optical fiber ribbon is inserted into a conventional first to third stage fiber insertion hole.
FIG. 7 is a diagram illustrating a trajectory of an optical fiber in which both ends are fixed to misalignment.
FIG. 8 is an enlarged view of the bending of the optical fiber in a state where each optical fiber of each multi-fiber optical fiber ribbon is inserted into the first to third-stage fiber insertion holes of the present embodiment. Figure.
FIG. 9 is a perspective view showing a schematic configuration of a conventional ferrule for an optical connector.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view of the ferrule shown in FIG. 9 cut along the step direction through the center of the fiber insertion hole.
11 is a longitudinal sectional view showing a state where an optical fiber of a fiber tape is inserted into the ferrule shown in FIG.
[Explanation of symbols]
1 Ferrule
2a1-2a5 Optical fiber tape
2b1-2b5 optical fiber (bare fiber)
2c1-2c5 Tape-shaped member
2d1-2d5 Fiber exposed side end
3, 3N1-3N5 Fiber insertion hole
5 First housing part
5a Connection end face
6 Second housing part
7 Top surface
8 Window holes
10N1-10N5 guide groove
12 insertion slot
13 Flange
15 Contact part
15a, 15b Projection
16 containment
Claims (5)
複数の段状に配置され、前記光ファイバが挿入される前記複数のファイバ挿入穴と、
前記各ファイバ挿入穴のファイバ挿入側端部に対して一端部が連通するように形成されており、当該各ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って延びる光ファイバ挿入ガイド用のガイド部と、
前記各ファイバ挿入穴の前記接続端面とは反対側の前記開口側端部から前記ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って、前記光ファイバテープ各段の前記各ファイバ挿入穴に前記光ファイバテープ心線の各光ファイバが挿入された時の当該各段における各光ファイバの曲がりの曲率半径r1〜rm(但し、mは2以上の整数であり、段数に対応する)が30mm以上となるように設定した所定距離を隔てて形成されており、前記各段の各ファイバ挿入穴に前記光ファイバテープ心線の各光ファイバが挿入された際に、当該光ファイバテープ心線のテープ状部材のファイバ露出側端部が当接する当接部と、
を備えたことを特徴とする光コネクタ用フェルール。 A plurality of fiber insertion holes are formed at a predetermined step pitch on the connection end surface of the ferrule, and an optical fiber tape core is formed at an opening side end opposite to the connection end surface at a step pitch larger than the predetermined step pitch. An optical connector ferrule in which a plurality of wires are arranged, and the optical fiber of each stage exposed by removing the coating of the end portion of the optical fiber ribbon is arranged in the fiber insertion hole of each stage for each stage. And
Are arranged in a plurality of stepped, and the plurality of fiber insertion hole in which the optical fiber is inserted,
One end portion is formed to communicate with the fiber insertion side end portion of each fiber insertion hole, and a guide portion for an optical fiber insertion guide extending along the central axis direction of each fiber insertion hole,
Wherein the said connecting end face of each fiber insertion holes along from the opening side end opposite the center axis direction of the fiber insertion hole, the optical fiber tape center to the each fiber insertion hole of the optical fiber tapes each stage The radius of curvature r1-rm (where m is an integer greater than or equal to 2 and corresponds to the number of stages) of the bending of each optical fiber at each stage when each optical fiber of the wire is inserted is 30 mm or more. When the respective optical fibers of the optical fiber ribbon are inserted into the respective fiber insertion holes of the respective stages, the fibers of the tape-like member of the optical fiber ribbon are formed at a set predetermined distance. A contact portion with which the exposed side end abuts,
An optical connector ferrule characterized by comprising:
前記当接部は、前記第2のハウジング部における互いに対向する挿入口内周縁部から前記対向方向へ段状にそれぞれ突出する突出部であることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ用フェルール。A plurality of fiber insertion holes are formed, a first housing part having an opening surface including an opening side end part of the plurality of fiber insertion holes, and the fiber insertion hole central axis direction from the first housing part And a second housing part including an insertion port for inserting the optical fiber ribbon, facing the opening surface,
2. The ferrule for an optical connector according to claim 1 , wherein the contact portion is a protruding portion that protrudes stepwise in the opposing direction from the inner peripheral edge portions of the second housing portion that face each other.
端部の被覆が除去され光ファイバが露出した前記光ファイバテープ心線と、前記光ファイバテープ心線支持用の前記フェルールとを備え、
前記フェルールは、
複数の段状に配置され、前記光ファイバが挿入される前記複数のファイバ挿入穴と、
前記各ファイバ挿入穴のファイバ挿入側端部に対して一端部が連通するように形成されており、当該各ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って延びる光ファイバ挿入ガイド用のガイド部と、
前記各ファイバ挿入穴のファイバ挿入側端部とは反対側の前記開口側端部から前記ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って、前記光ファイバテープ各段の前記各ファイバ挿入穴に前記光ファイバテープ心線の各光ファイバが挿入された時の当該各段における各光ファイバの曲がりの曲率半径r1〜rm(但し、mは2以上の整数であり、段数に対応する)が30mm以上となるように設定した所定距離を隔てて形成されており、前記各段の各ファイバ挿入穴に前記光ファイバテープ心線の各光ファイバが挿入された際に、当該光ファイバテープ心線のテープ状部材のファイバ露出側端部が当接する当接部と、
を備えたことを特徴とする光コネクタ。 A plurality of fiber insertion holes are formed at a predetermined inter-step pitch on the connection end face of the ferrule, and an optical fiber tape core is formed at an opening side end opposite to the connection end face at an inter-step pitch larger than the predetermined inter-step pitch. An optical connector in which a plurality of wires are arranged, and an optical fiber for each step exposed by removing the coating at the end of the optical fiber ribbon is arranged in each fiber insertion hole for each step ,
With said optical fiber ribbon is coated end is removed optical fiber is exposed, and the ferrule of the optical fiber ribbon supporting,
The ferrule is
Are arranged in a plurality of stepped, and the plurality of fiber insertion hole in which the optical fiber is inserted,
One end portion is formed to communicate with the fiber insertion side end portion of each fiber insertion hole, and a guide portion for an optical fiber insertion guide extending along the central axis direction of each fiber insertion hole,
Along said central axis of said fiber insertion hole from the opening side end portion opposite to the fiber insertion side end portion of each of the fiber insertion hole, the optical fiber to the each fiber insertion hole of the optical fiber tapes each stage The curvature radii r1 to rm of the bending of each optical fiber in each stage when each optical fiber of the tape core is inserted (where m is an integer of 2 or more and corresponds to the number of stages) is 30 mm or more. When the optical fibers of the optical fiber ribbon are inserted into the fiber insertion holes of the respective stages, the tape-like member of the optical fiber ribbon is formed at a predetermined distance set as described above. A contact portion with which the fiber exposed side end of the
An optical connector comprising:
フェルールの接続端面に複数のファイバ挿入穴が所定段間ピッチで複数段形成され、前記光ファイバが挿入される前記複数のファイバ挿入穴、前記各ファイバ挿入穴のファイバ挿入側端部に対して一端部が連通するように形成されており、当該各ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って延びる光ファイバ挿入ガイド用のガイド部および前記接続端面とは反対側の開口側端部に前記所定段間ピッチよりも大きい段間ピッチで前記光ファイバテープ心線が複数段配置され、前記開口側端部から前記ファイバ挿入穴の中心軸方向に沿って、前記光ファイバテープ各段の前記各ファイバ挿入穴に前記光ファイバテープ心線の各光ファイバが挿入された時の当該各段における各光ファイバの曲がりの曲率半径r1〜rm(但し、mは2以上の整数であり、段数に対応する)が30mm以上となるように設定した所定距離を隔てて形成された当接部をそれぞれ有するフェルールを用意するステップと、
前記各段の各ファイバ挿入穴に前記光ファイバテープ心線の各光ファイバを、当該光ファイバテープ心線のテープ状部材のファイバ露出側端部が前記当接部に当接する位置まで挿入するステップと、
を備えたことを特徴とする光コネクタ組立方法。An optical connector assembling method for assembling an optical connector using an optical fiber ribbon with an end portion removed and an optical fiber exposed.
A plurality of fiber insertion holes in the connection end face of the ferrule is a plurality of stages formed in a predetermined interstage pitch, said plurality of fiber insertion hole in which the optical fiber is inserted, the one end with respect to the fiber insertion side end portion of each of the fiber insertion hole The optical fiber insertion guide guide portion extending along the central axis direction of each fiber insertion hole and the opening-side end opposite to the connection end face are formed between the predetermined steps. A plurality of the optical fiber ribbons are arranged at a step-to-step pitch larger than the pitch, and each fiber insertion hole of each step of the optical fiber tape extends from the opening side end along the central axis direction of the fiber insertion hole. The radius of curvature r1 to rm of each optical fiber at each stage when each optical fiber of the optical fiber ribbon is inserted (where m is an integer of 2 or more, Comprising the steps of: providing a ferrule having abutments corresponding to the number) are formed at a predetermined distance set to be equal to or greater than the 30mm respectively,
Inserting each optical fiber of the optical fiber ribbon into each fiber insertion hole in each stage to a position where a fiber exposed side end of a tape-like member of the optical fiber ribbon is in contact with the contact portion When,
An optical connector assembling method comprising:
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