JP3784801B2 - 伝送制御方法、通信装置、通信システム及びプログラム - Google Patents
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その後、サーバ装置10'では、確認応答R1が受信されるが、上述の事情で当該確認応答R1がオリジナルデータセグメントS1に対応するものなのか又は再送データセグメントS′1に対応するものなのかを判定することができない。その結果、再送データセグメントS′1に対応するものであるとみなされて、シーケンス番号1000を有するデータセグメント(再送データセグメントS′2)が送信される。また、確認応答R1を受信することにより、ウィンドウサイズが1データセグメント分増加するため、後続のシーケンス番号2000を有するデータセグメント(再送データセグメントS′3)も送信される。
次に、サーバ装置10'は、クライアント装置50から送信された確認応答R2を受信する。サーバ装置10'は、確認応答R2に含まれる確認応答番号2000を参照し、同シーケンス番号を有するセグメント、即ち、オリジナルデータセグメントS3を再送する。また、この時、確認応答R2を受信することによりウィンドウサイズが1データセグメント分増加するので、後続のオリジナルデータセグメントS4(シーケンス番号3000)も送信される。
しかし、このような判断をすると、実際は再送データセグメントに対する確認応答であるのにオリジナルデータセグメントに対する確認応答であるとみなしてしまう場合が生じる。この場合、データセグメントの並びの後方にウィンドウがスライドされ、後続のオリジナルデータセグメントが送信される。このようなことが繰り返し発生すると、サーバ装置10'から送信され、クライアント装置50に到着していないデータセグメントの数が累増するおそれがある。
このような事態に陥るリスクを避けるため、確認応答がオリジナルデータセグメントに対するものなのか又は再送データセグメントに対するものなのかを判別することができない場合に、オリジナルデータセグメントに対するものであると判断することにしているのである。
しかし、このような判断手法を採った場合、データセグメントの無駄な再送が行われるのを回避することができない。
この文献では、送信装置と受信装置との間の通信コネクションが確立されているときにデータセグメントを送信してから確認応答が届くまでの時間を実測して得られるラウンドトリップタイムのうち最小のラウンドトリップタイムの1/2を閾値として上記の推定を行うことが提案されている。つまり、再送データセグメントを送信してからひとつめの確認応答を受信するまでの経過時間が閾値以上の場合(又は閾値を超過した場合)には再送データセグメントに対する確認応答とみなし、閾値未満の場合(又は閾値以下の場合)にはオリジナルデータセグメントに対する確認応答とみなす。
[事情1] 統計をとったところ、再送データセグメントを送信してから最小のラウンドトリップタイムの1/2が経過するまでの期間、3/4が経過するまでの期間、及び1/1が経過するまでの期間内にオリジナルデータセグメントに対する確認応答を受信する確率に大差はないことが分かった。
[事情2] 統計をとったところ、再送データセグメントを送信してから最小のラウンドトリップタイムの1/2が経過した辺りから再送データセグメントに対する確認応答を受信する確率が急激に増加することが分かった。
ックの1に対する確認応答であると判断する。
別の好ましい態様において、前記判断過程は、前記再送が行われたデータブロックに対する確認応答信号に含まれると予測されるシーケンス情報である予測確認応答番号と前記確認応答信号に含まれるシーケンス情報である比較対象確認応答番号を比較することにより前記判断を行い、前記比較対象確認応答番号により特定されるデータブロックが前記予測確認応答番号によって特定されるデータブロックに後続するデータブロックの1である場合に、前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であると判断するようにしてもよい。好ましくは、前記再送過程において前記データブロックが再送されたときに、前記予測確認応答番号を前記送信装置の記憶部に記憶する記憶過程をさらに有し、前記判断過程は、前記記憶部に記憶された予測確認応答番号と前記比較対象確認応答番号を比較することにより前記判断を行うようにしてもよい。この場合、前記予測確認応答番号は、前記再送が行われたデータブロックに後続するデータブロックのシーケンス情報である。また、前記判断過程は、前記予測確認応答番号としてsnd_nxtの値を用いるようにしてもよい。
(1.構成)
<通信システム1の構成>
図1は、この発明の第1実施形態に係る通信システム1の構成を例示する図である。
通信端末40は、クライアント装置50と接続され、クライアント装置50と通信を行う。移動パケット通信網30は、当該移動パケット通信網30に収容される通信端末40に対して、パケット通信サービスを提供する。サーバ装置10は、インターネット20、移動パケット通信網30、通信端末40を介してクライアント装置50とパケット通信を行う。なお、本実施形態においては、TCP(Transmission Control Protocol)に従って、パケット通信を行うことによりデータセグメントを送信するものとする。
次に、サーバ装置10の構成について説明する。サーバ装置10の構成は一般的なコンピュータと同様であるから、本発明に係る構成のみについて図2を参照しながら説明する。
CPU100は、記憶部105に記憶されるプログラムを実行することにより、サーバ装置10の装置各部の制御を行う。また、CPU100は、タイマ100aを備える。タイマ100aは、CPU100によりセットされた一定時間が経過すると、トリガ信号を出力する。
ROM103には、CPU100にデータセグメントの送信制御処理を行わせるためのプログラムが記憶されている。このデータセグメント送信制御処理において、CPU100は、クライアント装置50へデータを送信する場合、当該データをセグメント単位に分割し、分割したデータセグメントの各々にヘッダを付加し、これらを順次クライアント装置50へ送信する。
なお、本実施形態においては、CPU100は、データセグメントをクライアント装置50へ送信する場合、HD104に記憶したパラメータ変数(第2実施形態に詳述する)に基づいて上述したスライディングウィンドウ方式による制御を行うものとする。
また、比較対象確認応答番号の値が予測確認応答番号の値と同じである場合には、当該確認応答がオリジナルデータセグメントに対応するものであるか又は再送データセグメントに対応するものであるか判定できない。そのため、CPU100は、当該確認応答は再送データセグメントに対応するものだと推定する。即ち、オリジナルデータセグメントはクライアント装置50に受信されなかったと判定し、続いて、当該再送データセグメントに後続する再送データセグメントが有るか否かを判定する。この判定結果が肯定的で有れば、後続の再送データセグメントを送信し、この判定結果が否定的で有れば、後続のオリジナルデータセグメントを送信する。
以上のようにして、CPU100は判定処理を行う。
クライアント装置50は、一般的なコンピュータと同様であるから、本実施形態に係る機能についてのみ説明する。
クライアント装置50は、サーバ装置10からデータセグメントを受信すると、当該データセグメントを受信したことを示す確認応答をサーバ装置10へ送信する。具体的には、確認応答に含まれる確認応答番号に、当該データセグメントに後続するデータ位置を示すシーケンス番号をセットして、これをサーバ装置10へ送信する。
しかし、クライアント装置50がサーバ装置10とパケット通信を行っている際、例えば通信端末40と移動パケット通信網30との間の無線通信環境が悪化したとする。この場合、クライアント装置50はサーバ装置10から送信されたデータセグメントを遅延して順次受信することになる。このとき、例えば、2個のデータセグメントを受信する間隔が所定の時間よりも短い場合には、2つめのデータセグメントに対する確認応答により、2個のデータセグメントを受信したことをサーバ装置10に通知する。具体的には、確認応答の確認応答番号に、2つ目に受信したデータセグメントに後続するデータのシーケンス番号をセットし、これをサーバ装置10へ送信する。
次に本実施形態の動作について説明する。
図4は、サーバ装置10とクライアント装置50との間でパケット通信を行う場合の一例を示すシーケンスチャートである。また、図5は、サーバ装置10の本実施形態に係るデータセグメントの送信動作及び受信動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態の動作においては、スライディングウィンドウ方式を用いて、データセグメントを送信するものとする。本実施形態において、通信開始時点でのウィンドウサイズを「3」とし、クライアント装置50が受信可能なデータセグメントの容量は送信装置が設定するウィンドウのサイズに対して十分に大きいと仮定する。また、説明の簡易のため、ウィンドウサイズは「3」のまま固定とし、輻輳制御によるウィンドウの増加は行わない。また、再送タイムアウトが発生した場合には、再送タイムアウトの発生を検出する直前のウィンドウサイズをRAM102に記憶する。
しかし、図示の例では、通信端末40と移動パケット通信網30との間の無線通信環境が悪化し、当該オリジナルデータセグメントS1、S2、S3の送信が一時的に中断されてしまう。その後、無線通信環境が良好となり、通信が再開されると、オリジナルデータセグメントS1、S2、S3はクライアント装置50に送信される。
サーバ装置10のCPU100は、ステップS300において、オリジナルデータセグメントS1、S2、S3の送信を行う。次いで、オリジナルデータセグメントS1に対してクライアント装置50から送信される確認応答の受信を待機する。このため、CPU100は、タイマ100aにタイムアウト値をセットし、タイマ100aにその後の経過時間の計測をさせる(ステップS301)。
この場合、確認応答を受信することなく、タイマ100aによって測定される経過時間がタイムアウト値に達し、トリガ信号が出力される(ステップS302;NO、ステップS303;YES)。この場合、CPU100は、タイマ100aの値をリセットするとともに、処理をステップS304へ進める。
その後、タイムアウト値が経過する前に、即ちタイマ100aからトリガ信号が出力される前に、上述の確認応答R2を受信したとする。この場合、ステップS305に進んだとき、その判断結果が「YES」となって、処理はステップS307に移行する。
図4においては、ステップS309に対応する処理として、サーバ装置10からクライアント装置50へオリジナルデータセグメントS4およびS5が送信される。そして、処理は、ステップS301に戻り、タイマ100aによる経過時間の測定が開始される。
一方、サーバ装置10で上述の処理が行われている間、クライアント装置50にオリジナルデータセグメントS3が受信され、当該オリジナルデータセグメントS3に対応する、確認応答番号3000を有する確認応答R3が、サーバ装置10へ送信される。
図4においては、ステップS302に対応する処理として、サーバ装置10からオリジナルデータセグメントS6がクライアント装置50へ送信される。
以上のようにして、サーバ装置10からクライアント装置50へデータセグメントが送信される。
次に、サーバ装置10とクライアント装置50との間でパケット通信を行う場合の他の例について説明する。以下、上記第1実施形態と共通する部分については、その説明を省略したり、同一の符号を使用して説明したりする。
(1.構成)
<サーバ装置10の構成>
サーバ装置10の本実施形態に係る構成のみについて説明する。
サーバ装置10のROM103には、CPU100にデータセグメント送信制御処理を行わせるためのプログラムが記憶されている。本実施形態に係る送信制御処理とは、以下の処理のことであるが、上述の第1実施形態の送信制御処理と共通する部分についての説明は省略する。
サーバ装置10は、広告ウィンドウサイズ(snd_wnd)と輻輳ウィンドウサイズ(snd_cwnd)の値のより小さい方を送信ウィンドウサイズとして定め、これにより輻輳制御を実現する。このように、送信ウィンドウサイズは広告ウィンドウサイズを超えることがないため、クライアント装置50のバッファの空き容量を超える数のデータセグメントがクライアント装置50に対して送信されることはない。本実施形態では、広告ウィンドウサイズが、輻輳ウィンドウサイズに対して十分大きい値であると仮定し、説明の便宜上、送信ウィンドウサイズを「輻輳ウィンドウサイズ」と称する。
本実施形態においては、CPU100は、以上のような輻輳制御を行うことにより、タイムアウト発生前のデータの流量を即座に回復できる。
図7は、サーバ装置10とクライアント装置50との間でパケット通信を行う場合の他の例を示すシーケンスチャートである。図8は、サーバ装置10の本実施形態に係るセグメント送信動作及び受信動作を示すフローチャートである。また、図9(a)から図9(c)は、輻輳ウィンドウサイズの遷移例を説明するための概念図である。なお、上述の第1実施形態と共通するステップについては同一の符号を使用し、その詳細な説明を省略する。
クライアント装置50では、まず、オリジナルデータセグメントS11が受信されると、当該オリジナルデータセグメントS11に対応する、確認応答番号1000を有する確認応答R11が送信される。
その後、タイムアウト値が経過する前に即ちタイマ100aからトリガ信号が出力される前に、上述の確認応答R11を受信すると、処理はステップS307に移行する。
サーバ装置10のCPU100は、ステップS300において、輻輳ウィンドウサイズを5MSSとして、5つのオリジナルデータセグメントS11〜S15を送信する。次いで、S301〜S303の処理を行い、続いて、ステップS′304に進んだとする。ステップS′304では、CPU100は、輻輳ウィンドウサイズを1MSSとして、輻輳制御を行い、シーケンス番号0を有するデータセグメント(再送データセグメントS′11)を再送する。次いで、サーバ装置10は確認応答R11を受信するので(ステップS305;YES)、続いて、ステップS307の処理を行う。
一方、クライアント装置50では、オリジナルデータセグメントS12、S13、S14に対応する、確認応答番号2000,3000,4000を有するそれぞれの確認応答R12、R13、R14が送信されるが、無線通信環境の悪化により、確認応答R12、R13が喪失されたとする。この結果、確認応答R14のみがサーバ装置10へ送信される。
ステップS307においては、CPU100は、確認応答R14の有する確認応答番号(比較対象確認応答番号)の値(4000)と、再送データセグメントS′13に対する確認応答の予測確認応答番号の値(3000)とを比較する。ここでは、比較対象確認応答番号が予測確認応答番号の値より大きくなるため、CPU100は、セグメントの喪失は発生せずオリジナルデータセグメントS11〜S14はクライアント装置50に受信されたと判定し、ステップS′309へ進む。
これらオリジナルデータセグメントの送信を行っている間、CPU100は、確認応答R15を受信する。これにより、CPU100は、オリジナルデータセグメントS15がクライアント装置50により受信されたと判定し、snd_unaの値をオリジナルデータセグメントS16に対応するシーケンス番号5000とする。更に、輻輳ウィンドウサイズが1MSS増分され、7MSSとなる(図9(c)参照)。この結果、後続するオリジナルデータセグメントS21、S22の送信が可能となり、これらのデータセグメントがサーバ装置10からクライアント装置50へ送信される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はその主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形態で実施することが可能である。なお、変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
Claims (14)
- 送信装置から受信装置に連続的に送信されるべき各データブロックにシーケンス情報を割り当てる割り当て過程と、
複数のデータブロックに前記シーケンス情報を付加し、前記受信装置に対して順次送信する送信過程と、
前記受信装置に対して送信された複数のデータブロックのうち、前記受信装置から確認応答信号を受信していないデータブロックを再送する再送過程と、
前記受信装置に対して送信された複数のデータブロックのうち、前記受信装置が未だ受信していない先頭のデータブロックのシーケンス情報を含む確認応答信号を、前記受信装置から受信する受信過程と、
前記再送が行われたデータブロックのシーケンス情報および前記確認応答信号に含まれる前記シーケンス情報に基づいて、前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であるか否かを判断する判断過程とを有し、
前記送信過程は、前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であると判断された場合に、前記送信過程において送信された複数のデータブロックに後続するデータブロックを送信する
ことを特徴とする通信網における伝送制御方法。 - 前記判断過程は、前記再送が行われたデータブロックに対する確認応答信号に含まれると予測されるシーケンス情報である予測確認応答番号と前記確認応答信号に含まれるシーケンス情報である比較対象確認応答番号を比較することにより前記判断を行い、前記比較対象確認応答番号により特定されるデータブロックが前記予測確認応答番号によって特定されるデータブロックに後続するデータブロックの1である場合に、前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であると判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の伝送制御方法。 - 前記再送過程において前記データブロックが再送されたときに、前記予測確認応答番号を前記送信装置の記憶部に記憶する記憶過程をさらに有し、
前記判断過程は、前記記憶部に記憶された予測確認応答番号と前記比較対象確認応答番号を比較することにより前記判断を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の伝送制御方法。 - 前記予測確認応答番号は、前記再送が行われたデータブロックに後続するデータブロックのシーケンス情報である
ことを特徴とする請求項2または3に記載の伝送制御方法。 - 前記判断過程は、前記予測確認応答番号としてsnd_nxtの値を用いる
ことを特徴とする請求項2に記載の伝送制御方法。 - 前記送信過程において送信される前記複数のデータブロックの数は、確認応答信号を受信することなく送信できるデータブロックの数であるウィンドウサイズに従って定められ、
前記再送過程において、予測時間内に確認応答が受信されていないデータブロックの再送を行う場合には、前記ウィンドウサイズを最小値に変更し、変更後のウィンドウサイズにより定められる数のデータブロックを再送し、
前記送信過程は、前記判断過程において前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であると判断された場合には、前記再送過程において前記ウィンドウサイズが最小値に変更される前のウィンドウサイズと等しいかまたはより大きくなるように前記ウィンドウサイズを増加させ、増加後のウィンドウサイズにより定められる数の前記後続するデータブロックを送信する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の伝送制御方法。 - 受信装置に対して連続的に送信されるべき各データブロックにシーケンス情報を割り当てる割り当て手段と、
複数のデータブロックに前記シーケンス情報を付加し、前記受信装置に対して順次送信する送信手段と、
前記受信装置に対して送信された複数のデータブロックのうち、前記受信装置から確認応答信号を受信していないデータブロックを再送する再送手段と、
前記受信装置に対して送信された複数のデータブロックのうち、前記受信装置が未だ受信していない先頭のデータブロックのシーケンス情報を含む確認応答信号を、前記受信装置から受信する受信手段と、
前記再送が行われたデータブロックのシーケンス情報および前記確認応答信号に含まれる前記シーケンス情報に基づいて、前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であるか否かを判断する判断手段とを有し、
前記送信手段は、前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であると判断された場合に、前記受信装置に対して送信された複数のデータブロックに後続するデータブロックを送信する
ことを特徴とする通信装置。 - 前記再送されたデータブロックの直後に後続するデータブロックのシーケンス情報を記憶する記憶手段を更に有し、
前記判断手段は、前記記憶手段に記憶された前記シーケンス情報および前記確認応答信号に含まれる前記シーケンス情報を比較することにより前記判断を行う
ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。 - 前記判断手段は、前記確認応答信号に含まれる前記シーケンス情報により特定されるデータブロックが、前記記憶手段に記憶されている前記シーケンス情報によって特定されるデータブロックに後続するデータブロックの1である場合に、前記確認応答信号が前記送信手段により送信された前記複数のデータブロックの1に対する確認応答であると判断する
ことを特徴とする請求項8に記載の通信装置。 - 前記送信手段により送信される前記複数のデータブロックの数は、確認応答信号を受信することなく送信できるデータブロックの数であるウィンドウサイズに従って定められ、
前記再送手段は、予測時間内に確認応答が受信されていないデータブロックの再送を行う場合には、前記ウィンドウサイズを最小値に変更し、変更後のウィンドウサイズにより定められる数のデータブロックを再送し、
前記送信手段は、前記判断手段により前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であると判断された場合には、前記再送手段において前記ウィンドウサイズが最小値に変更される前のウィンドウサイズと等しいかまたはより大きくなるように前記ウィンドウサイズを増加させ、増加されたウィンドウサイズにより定められる数の前記後続するデータブロックを送信する
ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の通信装置。 - 送信装置から受信装置に連続的に送信されるべき各データブロックにシーケンス情報を割り当てる割り当て手段と、
複数のデータブロックに前記シーケンス情報を付加し、前記受信装置に対して順次送信する送信手段と、
前記受信装置に対して送信された複数のデータブロックのうち、前記受信装置から確認応答信号を受信していないデータブロックを再送する再送手段と、
前記受信装置に対して送信された複数のデータブロックのうち、前記受信装置が未だ受信していない先頭のデータブロックのシーケンス情報を含む確認応答信号を、前記受信装置から受信する受信手段と、
前記再送が行われたデータブロックのシーケンス情報および前記確認応答信号に含まれる前記シーケンス情報に基づいて、前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であるか否かを判断する判断手段とを有し、
前記送信手段は、前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であると判断された場合に、前記受信装置に対して送信された複数のデータブロックに後続するデータブロックを送信する
ことを特徴とする通信システム。 - 前記判断手段は、前記再送が行われたデータブロックに対する確認応答信号に含まれると予測されるシーケンス情報である予測確認応答番号と前記確認応答信号に含まれるシーケンス情報である比較対象確認応答番号を比較することにより前記判断を行い、前記比較対象確認応答番号により特定されるデータブロックが前記予測確認応答番号によって特定されるデータブロックに後続するデータブロックの1である場合に、前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であると判断する
ことを特徴とする請求項11に記載の通信システム。 - 受信装置に連続的に送信されるべき各データブロックにシーケンス情報を割り当てる処理と、
複数のデータブロックに前記シーケンス情報を付加し、前記受信装置に対して順次送信する処理と、
前記受信装置に対して送信された複数のデータブロックのうち、前記受信装置から確認応答信号を受信していないデータブロックを再送する再送処理と、
前記受信装置に対して送信された複数のデータブロックのうち、前記受信装置が未だ受信していない先頭のデータブロックのシーケンス情報を含む確認応答信号を、前記受信装置から受信する処理と、
前記再送が行われたデータブロックのシーケンス情報および前記確認応答信号に含まれる前記シーケンス情報に基づいて、前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であるか否かを判断する処理と
前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であると判断された場合に、前記受信装置に対して送信された複数のデータブロックに後続するデータブロックを送信する処理と
をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 前記判断を行う処理においては、前記再送が行われたデータブロックに対する確認応答信号に含まれると予測されるシーケンス情報である予測確認応答番号と前記確認応答信号に含まれるシーケンス情報である比較対象確認応答番号を比較することにより前記判断を行い、前記比較対象確認応答番号により特定されるデータブロックが前記予測確認応答番号によって特定されるデータブロックに後続するデータブロックの1である場合に、前記確認応答信号が前記送信された複数のデータブロックの1に対する確認応答であると判断する
ことを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
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