JP3784628B2 - Engine idle speed control device - Google Patents

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JP3784628B2 JP2000296395A JP2000296395A JP3784628B2 JP 3784628 B2 JP3784628 B2 JP 3784628B2 JP 2000296395 A JP2000296395 A JP 2000296395A JP 2000296395 A JP2000296395 A JP 2000296395A JP 3784628 B2 JP3784628 B2 JP 3784628B2
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アイドル状態でのエンジン回転数が目標値になるよう、当該エンジンへの吸入空気量を制御するアイドル回転数制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来技術として、特開昭62−195430号公報の「エンジンのアイドル回転数制御装置」が開示されており、同公報の装置では、エンジンがアイドル状態から非アイドル状態へと移行した時、アイドル回転数制御弁(ISC弁)の制御量を時間減衰させるようにしていた。これにより、非アイドル状態への移行に際し、急激なる吸入空気量の減少に起因する、いわゆる息つき現象を解消するようにしていた。
【0003】
ところが、上記公報の装置では、単位時間に対して既定の割合でISC弁の制御量が減衰されるため、制御量の減衰の度合がエンジンの実際の暖機状態に合わず、エンジン回転数の制御性が悪化することが考えられる。すなわち、エンジン始動時には、その時の水温により非アイドル時の水温上昇度合が異なるため、非アイドルへの移行後、短時間でアイドル状態へ復帰する場合には、アイドル復帰時の制御量がエンジン暖機状態に合わず、吸入空気量を減らし過ぎたり、又は減量不足が生じたりしてしまう。また、時間減衰のための定数を決定すべく適合化が必要となり、設計の工数が増える等の問題を招く。
【0004】
その他に、特公平2−26691号公報の「絞り弁開度制御装置」が開示されており、同公報の装置では、非アイドル時において、エンジンの温度がエンジン状態に応じた所定値に達する毎に、絞り弁の開度を小さくなる方向に制御するようにしていた。これにより、エンジンの低温始動後に走行状態からアイドル状態に戻ったとき、適当な空気量を供給するようにしていた。実際には、アイドル状態からアクセルの踏み込み状態になったときのエンジン水温に応じて、温度上昇に対する戻しパルス(絞り弁閉じ側への制御量)の出力の割合を決定するようにしていた。
【0005】
ところが、上記特公平2−26691号公報の装置では、以下の問題が依然として残る。つまり、上記公報の装置では、絞り弁を閉じ側に制御するための水温しきい値はアクセルを踏み込む直前に決定され、エンジン水温が低いほど水温しきい値が低く設定される(戻しパルスの出力の間隔が狭められる)。そのため、仮に極低温時の始動直後に非アイドルとなり、その非アイドル状態が継続されて次第にエンジンの暖機が進む場合、有る程度暖機が進んだ状態では、水温しきい値が実際の暖機状態に合わなくなる。従ってやはり、非アイドルからアイドルへの復帰時において絞り弁の開度がエンジン暖機状態に合わず、回転数の制御性が悪化する。また、この場合にも細かな適合化が必要となり、設計の工数が増えてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に着目してなされたものであって、その目的とするところは、非アイドルからアイドルへの復帰時など、アイドル回転数のフィードバック制御が中断された後に再開される場合において、エンジンの暖機状態に合った好適な回転数制御を実施することができるエンジンのアイドル回転数制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のアイドル回転数制御装置では前提として、エンジンの暖機状態に応じてベース空気量が算出されると共に、アイドル回転数のフィードバック制御条件の成立時に、目標回転数と実回転数との偏差に基づき空気F/B量が算出される。そして、アイドル状態での回転数が目標値になるよう、前記ベース空気量及び空気F/B量に応じてエンジンへの吸入空気量が制御される。
【0008】
また、請求項1に記載の発明では、空気F/B量とベース空気量との比率が算出される(空気量比率算出手段)。そして、前記フィードバック制御条件が成立から不成立に移行する際、その直前に算出された空気F/B量とベース空気量との比率を用い、以降この条件不成立の状態では、前記比率に応じて空気F/B量が設定される(空気F/B量設定手段)。
【0009】
要するに、ベース空気量は、エンジンの暖機状態に応じて変化し、暖機が進むと小さくなる。この場合、上記の通り空気F/B量とベース空気量との比率を用い、この比率に応じて空気F/B量を設定することにより、空気F/B量とベース空気量とのバランスが常に保たれつつ空気F/B量が設定されるようになる。それ故に、フィードバック制御条件が不成立になった後において、空気F/B量は、ベース空気量の変化、すなわちエンジンの暖機の度合に応じて変化する。従って、その後フィードバック制御条件が再び成立し、アイドル回転数制御が再開される際、空気F/B量はその時点での暖機状態に相応したものとなり、フィードバック制御の復帰直後から回転数が目標回転数に収束する。つまり、エンジンの暖機状態に合った好適な回転数制御を実施することができるようになる。また、上記した従来公報の装置とは異なり、適合化が不要であるため設計工数が削減できる。
【0010】
具体的には、請求項2に記載したように、ベース空気量をa、前記フィードバック制御条件の成立時における空気F/B量をbとする場合、前記空気F/B量設定手段は、フィードバック制御条件が成立から不成立に移行する直前の空気F/B量とベース空気量との比率「b/a」を用い、この比率とベース空気量の最新値QBASEとの積、
QBASE×(b/a)
により空気F/B量を設定すると良い。この場合、フィードバック制御条件の不成立時には、その時々のベース空気量に対して必要となる空気F/B量が容易に算出できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態の装置は、車載多気筒エンジンのアイドル回転数を好適に制御するためのアイドル回転数制御装置を具体化するものであり、アイドル回転数を目標値に収束させるよう当該エンジンへの吸入空気量を調整する。以下には、アイドル回転数制御を実現するためのエンジン制御装置を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本実施の形態にかかるエンジン制御装置の概要を示す構成図である。図1において、エンジン1には吸気管2と排気管3とが接続されている。吸気管2にはスロットル弁4が設けられており、スロットル弁4の開度はスロットルアクチュエータ5の駆動により制御される。また、このスロットル弁4にはスロットル開度センサ6が配設され、吸気管2のサージタンク7には吸気圧センサ8が配設されている。
【0013】
シリンダ9内にはピストン10が配設され、ピストン10上方の燃焼室13は、吸気弁14及び排気弁15を介して前記吸気管2及び排気管3に連通している。また、シリンダ9(ウォータジャケット)には、冷却水温を検出するための水温センサ21が配設されている。エンジン1の吸気ポート17には、気筒毎に電磁駆動式のインジェクタ18が設けられており、インジェクタ18は図示しない燃料タンクから供給される燃料(ガソリン)を噴射する。シリンダヘッド12には点火プラグ19が配設されている。燃焼に伴う図示しないクランク軸の回転は回転数センサ20により検出される。
【0014】
ECU30は、CPU31、ROM32、RAM33、バックアップRAM34等からなるマイクロコンピュータを中心に構成される。ECU30には、前述したスロットル開度センサ6、吸気圧センサ8、回転数センサ20、水温センサ21等から各々の検出信号が入力され、ECU30は各検出信号に基づいてスロットル開度、吸気圧、エンジン回転数、エンジン水温を検知する。
【0015】
CPU31は、ROM32内のプログラムに従い各種演算を行い、その時々のエンジン運転状態に基づいて最適なる燃料噴射量、点火時期、吸入空気量を演算し、その演算結果に対応する制御信号によりインジェクタ18、点火プラグ19、スロットルアクチュエータ5の駆動を制御する。CPU31は、特に、アイドル状態でのエンジン回転数が目標値になるよう、スロットルアクチュエータ5を駆動してスロットル弁4の開度を調整し、エンジン1への吸入空気量を制御する。
【0016】
次に、アイドル回転数制御の詳細を説明する。図2は、アイドル回転数制御のための空気制御量の算出手順を示すフローチャートであり、この処理は、例えば各気筒の燃料噴射毎(4気筒エンジンでは180°CA毎)又は所定時間毎にCPU31により実施される。
【0017】
図2において、先ずステップ101では、その時の水温Twに応じてベース空気量QBASEを算出する。このとき、エンジン水温Twが低いほど、ベース空気量QBASEとして大きな値が設定される。続くステップ102では、アイドル回転数のF/B条件が成立するか否かを判別する。このF/B条件の判別に際して、主としてアイドル状態であるか否かを判別し、アイドル状態であればステップ102を肯定判別する。但しその他に、エンジン回転数の落ち込みに伴い点火時期F/B制御が実施されているか否かを判別し、点火時期F/B制御中あればステップ102を否定判別するようにしても良い。
【0018】
アイドル回転数のF/B条件が成立する場合、ステップ103に進み、エンジン回転数Neと目標回転数Ntとの偏差に基づいて空気F/B量QIを算出する。続くステップ104では、ベース空気量QBASEに対する空気F/B量QIの比率KQIを算出する(KQI=QI/QBASE)。なお、上記の通りベース空気量QBASEと空気F/B量QIとが算出されると、このQBASE及びQIに基づいてスロットルアクチュエータ5が駆動される。そして、それに伴い吸入空気量が調整され、結果としてアイドル回転数が目標値に制御される。
【0019】
一方、アイドル回転数のF/B条件が不成立となり、オープン制御が実施される場合、ステップ105に進み、それ以前に前記ステップ104で算出した比率KQIを用い、オープン時の空気F/B量QIOPNを算出する。すなわち、比率KQIと今回算出したベース空気量QBASEとを掛け合わせ、その積をオープン時の空気F/B量QIOPNとする(QIOPN=KQI・QBASE)。
【0020】
その後、ステップ106では、QI>0であり且つQIOPN<QIであるか否かを判別し、続くステップ107では、QI<0であり且つQIOPN>QIであるか否かを判別する。上記ステップ106,107は、空気F/B量QIOPNが制御量縮小の方向に変化しているかどうかを判定するものであり、ステップ106,107の何れかがYESの場合、ステップ108に進み、QIOPNにより空気F/B量QIを更新する(QI=QIOPNとする)。要するに、QIが正負何れであっても、QIOPNの絶対値が減少する場合のみQI更新が許可されることとなる。なお本実施の形態では、上記ステップ104が本発明の「空気量比率算出手段」に相当し、ステップ105,108が「空気F/B量設定手段」に相当する。
【0021】
次に、図3のタイムチャートを参照して、アイドル回転数制御の概要を説明する。図3は、エンジン始動時におけるエンジン回転数Neの挙動や各種制御量の推移を示している。
【0022】
エンジン回転数Neは、エンジン始動に伴い急激に上昇し、ピーク回転数に達した後下降に転じ、時刻t1で目標とする始動時アイドル回転数(目標回転数Nt)を一旦下回る。目標回転数Ntは、エンジン水温等に応じて設定されるアイドル回転数であり、一例としてエンジンの低温始動時にはNt=1200rpmとする。ベース空気量QBASEは、エンジン暖機状態(水温Tw)に応じて随時設定されている。
【0023】
また、時刻t1では、エンジン回転数Neを目標回転数Ntに収束させるべくアイドル回転数F/B制御が開始される。つまり、エンジン回転数Neと目標回転数Ntとの偏差に相当する制御量が逐次積算されて空気F/B量QIが算出される。そして、空気F/B量QIとベース空気量QBASEとに基づいて、アイドル回転数制御に要する空気制御量が算出され、それによりスロットルアクチュエータ5が駆動される。
【0024】
その後、時刻t2では、例えばアクセルペダルが踏み込まれてエンジン回転数Neが上昇する。このとき、アイドル状態から非アイドル状態へ移行するのでアイドル回転数のF/B条件が不成立となり、オープン制御が開始される。時刻t2以降、t2直前の空気F/B量QIとベース空気量QBASEとの比率(図の「QI1/QBASE1」)に応じてオープン時の空気F/B量QI(QIOPN)が算出される。この場合、ベース空気量QBASEに対するバランスが常に保たれつつ空気F/B量QIが設定されるようになる。つまり、エンジンの暖機(水温Twの変化)に伴いベース空気量QBASEが図示の如く変化すると、それに合わせるようにして空気F/B量QI(QIOPN)が徐々に変化(減衰)する。
【0025】
その後、時刻t3では、再びアイドル状態に戻り、アイドル回転数のF/B制御が再開されるが、この際、空気F/B量QIは、t3時点での暖機状態に相応したものとなっている。それ故に、F/B制御の復帰直後からエンジン回転数Neが目標回転数Ntに収束するようになる。従って、図に二点鎖線で示すように、アイドル復帰直後において、空気F/B量QIが多すぎてしまいエンジン回転数Neが高くなる(図の丸数字1)、或いは空気F/B量QIが少なすぎてしまいエンジン回転数Neが低くなる(図の丸数字2)、といった不都合が生じることはない。
【0026】
以上詳述した本実施の形態によれば、以下に示す効果が得られる。
アイドル回転数のF/B条件が不成立になる際、その直前の空気F/B量QIとベース空気量QBASEとの比率を用い、以降オープン制御時には、前記比率に応じて空気F/B量QIを設定するので、アイドル回転数のF/B制御が再開される際、空気F/B量QIはその時点での暖機状態に相応したものとなる。従って、F/B制御の復帰直後から回転数が目標回転数に収束し、エンジンの暖機状態に合った好適な回転数制御を実施することができる。また、上記装置では、制御量減衰のための適合化が不要であり、設計工数が削減できる。
【0027】
なお本発明は、上記以外に次の形態にて具体化できる。
上記実施の形態では、水温Twに応じてベース空気量QBASEを算出したが、これを変更する。例えば、水温Twに基づく水温補正項に、学習値や目標回転数変化補正項を加え、その和をベース空気量QBASEとしたり、始動開始からの経過時間等をQBASE算出のためのパラメータに加えたりしても良い。また、ベース空気量QBASEは、要はエンジンの暖機状態に応じて算出されれば良く、水温Twに代えて、シリンダ壁温や吸気温等に応じてベース空気量QBASEを算出するようにしても良い。
【0028】
上記実施の形態では、スロットルアクチュエータを用い、スロットル弁の開度を電子制御することによりアイドル運転時における吸入空気量を制御したが、これに代えて、吸気管のバイパス通路に絞り弁(いわゆる、ISC弁)を設け、アイドル運転時にこの絞り弁の開度を調節して吸入空気量を制御するようにしても良い。この場合にも、既述の優れた効果が同様に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態におけるエンジン制御装置の概要を示す構成図。
【図2】アイドル回転数制御のための空気制御量の算出手順を示すフローチャート。
【図3】アイドル回転数F/B制御の概要を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1…エンジン、30…ECU、31…CPU。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an idle speed control device that controls the amount of intake air to an engine so that the engine speed in an idle state becomes a target value.
[0002]
[Prior art]
As this type of prior art, Japanese Patent Application Laid-Open No. 62-195430 discloses an “engine idle speed control device”. In the device disclosed in this publication, when the engine shifts from an idle state to a non-idle state. The control amount of the idle speed control valve (ISC valve) is attenuated over time. This eliminates a so-called breathing phenomenon caused by a sudden decrease in the intake air amount when shifting to the non-idle state.
[0003]
However, in the device of the above publication, the control amount of the ISC valve is attenuated at a predetermined rate with respect to the unit time, so the degree of attenuation of the control amount does not match the actual warm-up state of the engine, and the engine speed It is conceivable that the controllability deteriorates. In other words, when the engine is started, the degree of water temperature rise during non-idle differs depending on the water temperature at that time. The amount of intake air is reduced too much or the amount of reduction is insufficient. Further, adaptation is required to determine a constant for time decay, which causes problems such as an increase in the number of man-hours for design.
[0004]
In addition, the “throttle valve opening control device” disclosed in Japanese Patent Publication No. 2-26691 is disclosed, and in the device disclosed in the publication, every time the engine temperature reaches a predetermined value according to the engine state when not idling. In addition, the opening of the throttle valve is controlled to be reduced. As a result, when the engine returns from the running state to the idle state after the engine is started at a low temperature, an appropriate amount of air is supplied. Actually, the ratio of the output of the return pulse (control amount to the throttle valve closing side) with respect to the temperature rise is determined according to the engine water temperature when the accelerator is depressed from the idle state.
[0005]
However, the apparatus described in Japanese Patent Publication No. 2-26691 still has the following problems. That is, in the apparatus of the above publication, the water temperature threshold value for controlling the throttle valve to the closed side is determined immediately before the accelerator is depressed, and the lower the engine water temperature, the lower the water temperature threshold value is set (return pulse output). Is reduced). For this reason, if the engine becomes non-idle immediately after starting at a very low temperature and the non-idle state is continued and the engine warms up gradually, the water temperature threshold is set to the actual warm-up in a certain degree of warm-up. It will not fit the state. Therefore, the opening degree of the throttle valve does not match the engine warm-up state when returning from non-idle to idle, and the controllability of the rotational speed deteriorates. Also in this case, fine adaptation is required, which increases the design man-hours.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made paying attention to the above-mentioned problem, and its purpose is in the case where the feedback control of the idle speed is resumed after being interrupted, such as when returning from non-idle to idle. Another object of the present invention is to provide an engine idling engine speed control device capable of performing a suitable engine speed control suitable for the warm-up state of the engine.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the idling engine speed control device of the present invention, the base air amount is calculated according to the warm-up state of the engine, and the deviation between the target engine speed and the actual engine speed when the idling engine speed feedback control condition is satisfied. Based on this, the air F / B amount is calculated. Then, the intake air amount to the engine is controlled in accordance with the base air amount and the air F / B amount so that the rotational speed in the idle state becomes the target value.
[0008]
In the first aspect of the invention, the ratio between the air F / B amount and the base air amount is calculated (air amount ratio calculating means). Then, when the feedback control condition shifts from satisfaction to failure, the ratio of the air F / B amount and the base air amount calculated immediately before is used. Thereafter, in the state where the condition is not satisfied, the air in accordance with the ratio is used. An F / B amount is set (air F / B amount setting means).
[0009]
In short, the base air amount changes according to the warm-up state of the engine and becomes smaller as the warm-up progresses. In this case, as described above, the ratio between the air F / B amount and the base air amount is used, and the air F / B amount and the base air amount are balanced by setting the air F / B amount according to this ratio. The air F / B amount is set while being always maintained. Therefore, after the feedback control condition is not satisfied, the air F / B amount changes according to the change in the base air amount, that is, the degree of warm-up of the engine. Therefore, when the feedback control condition is satisfied again and the idling speed control is resumed, the air F / B amount becomes commensurate with the warm-up state at that time, and the speed reaches the target immediately after the feedback control returns. It converges to the rotation speed. That is, it is possible to carry out a suitable rotational speed control that matches the warm-up state of the engine. In addition, unlike the above-described conventional device, the number of design steps can be reduced because no adaptation is required.
[0010]
Specifically, as described in claim 2, when the base air amount is a and the air F / B amount at the time when the feedback control condition is satisfied is b, the air F / B amount setting means provides feedback. Using the ratio “b / a” of the air F / B amount and the base air amount immediately before the control condition shifts from satisfaction to failure, the product of this ratio and the latest value QBASE of the base air amount,
QBASE x (b / a)
The air F / B amount may be set by In this case, when the feedback control condition is not satisfied, the air F / B amount required for the base air amount at that time can be easily calculated.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The apparatus of the present embodiment embodies an idle speed control device for suitably controlling the idling speed of an on-vehicle multi-cylinder engine, and applies the engine to the engine so as to converge the idling speed to a target value. Adjust the intake air volume. Hereinafter, an engine control device for realizing idle speed control will be described in detail.
[0012]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an outline of an engine control apparatus according to the present embodiment. In FIG. 1, an intake pipe 2 and an exhaust pipe 3 are connected to the engine 1. The intake pipe 2 is provided with a throttle valve 4, and the opening degree of the throttle valve 4 is controlled by driving a throttle actuator 5. The throttle valve 4 is provided with a throttle opening sensor 6, and the surge tank 7 of the intake pipe 2 is provided with an intake pressure sensor 8.
[0013]
A piston 10 is disposed in the cylinder 9, and a combustion chamber 13 above the piston 10 communicates with the intake pipe 2 and the exhaust pipe 3 via an intake valve 14 and an exhaust valve 15. The cylinder 9 (water jacket) is provided with a water temperature sensor 21 for detecting the cooling water temperature. The intake port 17 of the engine 1 is provided with an electromagnetically driven injector 18 for each cylinder. The injector 18 injects fuel (gasoline) supplied from a fuel tank (not shown). A spark plug 19 is disposed on the cylinder head 12. The rotation of a crankshaft (not shown) accompanying combustion is detected by a rotation speed sensor 20.
[0014]
The ECU 30 is mainly composed of a microcomputer including a CPU 31, a ROM 32, a RAM 33, a backup RAM 34, and the like. Each detection signal is input to the ECU 30 from the throttle opening sensor 6, the intake pressure sensor 8, the rotation speed sensor 20, the water temperature sensor 21, etc., and the ECU 30 determines the throttle opening, the intake pressure, Detects engine speed and engine water temperature.
[0015]
The CPU 31 performs various calculations according to the program in the ROM 32, calculates the optimal fuel injection amount, ignition timing, and intake air amount based on the engine operating state at that time, and controls the injectors 18 according to the control signals corresponding to the calculation results. The driving of the spark plug 19 and the throttle actuator 5 is controlled. In particular, the CPU 31 controls the intake air amount to the engine 1 by driving the throttle actuator 5 to adjust the opening degree of the throttle valve 4 so that the engine speed in the idle state becomes a target value.
[0016]
Next, details of idle speed control will be described. FIG. 2 is a flowchart showing a calculation procedure of an air control amount for idle speed control. This process is performed, for example, for each fuel injection of each cylinder (180 ° CA for a four-cylinder engine) or for every predetermined time. Is implemented.
[0017]
In FIG. 2, first, at step 101, the base air amount QBASE is calculated according to the water temperature Tw at that time. At this time, as the engine coolant temperature Tw is lower, a larger value is set as the base air amount QBASE. In the following step 102, it is determined whether or not the F / B condition for the idle speed is satisfied. When determining the F / B condition, it is determined mainly whether or not the engine is in the idle state. However, in addition, it may be determined whether or not the ignition timing F / B control is being performed as the engine speed falls, and if the ignition timing F / B control is being performed, a negative determination may be made in step 102.
[0018]
If the idle speed F / B condition is satisfied, the routine proceeds to step 103, where the air F / B amount QI is calculated based on the deviation between the engine speed Ne and the target speed Nt. In the following step 104, the ratio KQI of the air F / B amount QI to the base air amount QBASE is calculated (KQI = QI / QBASE). When the base air amount QBASE and the air F / B amount QI are calculated as described above, the throttle actuator 5 is driven based on the QBASE and QI. Accordingly, the intake air amount is adjusted, and as a result, the idle speed is controlled to the target value.
[0019]
On the other hand, if the F / B condition for the idling speed is not satisfied and the open control is performed, the process proceeds to step 105, and the air F / B amount QIOPN at the time of opening is calculated using the ratio KQI previously calculated in step 104. Is calculated. That is, the ratio KQI is multiplied by the base air amount QBASE calculated this time, and the product is set as the air F / B amount QIOPN at the time of opening (QIOPN = KQI · QBASE).
[0020]
Thereafter, in step 106, it is determined whether QI> 0 and QIOPN <QI. In subsequent step 107, it is determined whether QI <0 and QIOPN> QI. Steps 106 and 107 determine whether or not the air F / B amount QIOPN is changing in the direction of reducing the control amount. If any of steps 106 and 107 is YES, the process proceeds to step 108 and QIOPN. To update the air F / B amount QI (QI = QIOPN). In short, regardless of whether QI is positive or negative, QI update is permitted only when the absolute value of QIOPN decreases. In the present embodiment, step 104 corresponds to the “air amount ratio calculating means” of the present invention, and steps 105 and 108 correspond to “air F / B amount setting means”.
[0021]
Next, an outline of the idle rotation speed control will be described with reference to the time chart of FIG. FIG. 3 shows the behavior of the engine speed Ne and the transition of various control amounts when the engine is started.
[0022]
The engine speed Ne rapidly rises as the engine starts, reaches a peak speed, then turns down, and once falls below the target idling engine speed (target speed Nt) at time t1. The target rotational speed Nt is an idle rotational speed set according to the engine water temperature or the like, and as an example, Nt = 1200 rpm when the engine is cold started. The base air amount QBASE is set at any time according to the engine warm-up state (water temperature Tw).
[0023]
Further, at the time t1, the idling engine speed F / B control is started in order to converge the engine speed Ne to the target engine speed Nt. That is, the control amount corresponding to the deviation between the engine speed Ne and the target speed Nt is sequentially accumulated to calculate the air F / B amount QI. Then, based on the air F / B amount QI and the base air amount QBASE, an air control amount required for idle speed control is calculated, and the throttle actuator 5 is thereby driven.
[0024]
Thereafter, at time t2, for example, the accelerator pedal is depressed, and the engine speed Ne increases. At this time, since the state transitions from the idle state to the non-idle state, the F / B condition for the idle speed is not satisfied, and the open control is started. After time t2, the open air F / B amount QI (QIOPN) is calculated according to the ratio of the air F / B amount QI immediately before t2 and the base air amount QBASE ("QI1 / QBASE1" in the figure). In this case, the air F / B amount QI is set while the balance with respect to the base air amount QBASE is always maintained. That is, when the base air amount QBASE changes as shown in the figure as the engine warms up (changes in the water temperature Tw), the air F / B amount QI (QIOPN) gradually changes (attenuates) in accordance with the change.
[0025]
Thereafter, at time t3, the engine returns to the idle state again, and the F / B control of the idle rotation speed is resumed. At this time, the air F / B amount QI is commensurate with the warm-up state at time t3. ing. Therefore, the engine speed Ne converges to the target speed Nt immediately after the return of the F / B control. Accordingly, as indicated by a two-dot chain line in the figure, the air F / B amount QI is too large immediately after the return to idling, resulting in an increase in the engine speed Ne (circle numeral 1 in the figure) or the air F / B amount QI. The engine speed Ne will be low (circle numeral 2 in the figure), and there will be no inconvenience.
[0026]
According to the embodiment described in detail above, the following effects can be obtained.
When the F / B condition for the idling speed is not satisfied, the ratio of the air F / B amount QI and the base air amount QBASE just before that is used, and the air F / B amount QI according to the ratio at the time of open control thereafter. Therefore, when the F / B control of the idling engine speed is resumed, the air F / B amount QI corresponds to the warm-up state at that time. Therefore, the rotational speed converges to the target rotational speed immediately after the return of the F / B control, and suitable rotational speed control that matches the warm-up state of the engine can be performed. Further, the above apparatus does not require adaptation for control amount attenuation, and the design man-hour can be reduced.
[0027]
In addition to the above, the present invention can be embodied in the following forms.
In the above embodiment, the base air amount QBASE is calculated according to the water temperature Tw, but this is changed. For example, a learning value or a target rotational speed change correction term is added to the water temperature correction term based on the water temperature Tw, and the sum is used as the base air amount QBASE, or the elapsed time from the start of starting is added to the parameter for QBASE calculation. You may do it. The base air amount QBASE may be calculated according to the warm-up state of the engine, and the base air amount QBASE is calculated according to the cylinder wall temperature, the intake air temperature, etc. instead of the water temperature Tw. Also good.
[0028]
In the above embodiment, the throttle actuator is used to control the intake air amount during idle operation by electronically controlling the opening of the throttle valve. Instead of this, a throttle valve (so-called, An ISC valve) may be provided, and the intake air amount may be controlled by adjusting the opening of the throttle valve during idle operation. Also in this case, the above-described excellent effect can be obtained similarly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an outline of an engine control apparatus according to an embodiment of the invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a calculation procedure of an air control amount for idle speed control.
FIG. 3 is a time chart showing an outline of idle speed F / B control.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Engine, 30 ... ECU, 31 ... CPU.

Claims (2)

エンジンの暖機状態に応じてベース空気量を算出すると共に、アイドル回転数のフィードバック制御条件の成立時に、目標回転数と実回転数との偏差に基づき空気F/B量を算出し、アイドル状態での回転数が目標値になるよう、前記ベース空気量及び空気F/B量に応じてエンジンへの吸入空気量を制御するアイドル回転数制御装置において、
空気F/B量とベース空気量との比率を算出する空気量比率算出手段と、
前記フィードバック制御条件が成立から不成立に移行する際、その直前に前記空気量比率算出手段により算出した空気F/B量とベース空気量との比率を用い、以降この条件不成立の状態では、前記比率に応じて空気F/B量を設定する空気F/B量設定手段と、
を備えたことを特徴とするエンジンのアイドル回転数制御装置。
The base air amount is calculated according to the warm-up state of the engine, and the air F / B amount is calculated on the basis of the deviation between the target rotational speed and the actual rotational speed when the idle rotational speed feedback control condition is satisfied. In the idling engine speed control device that controls the intake air quantity to the engine in accordance with the base air quantity and the air F / B quantity so that the engine speed at the engine reaches a target value,
An air amount ratio calculating means for calculating a ratio between the air F / B amount and the base air amount;
When the feedback control condition shifts from satisfaction to failure, the ratio of the air F / B amount and the base air amount calculated by the air amount ratio calculation unit immediately before is used. Air F / B amount setting means for setting the air F / B amount according to
An engine idling speed control device comprising:
ベース空気量をa、前記フィードバック制御条件の成立時における空気F/B量をbとする場合、前記空気F/B量設定手段は、フィードバック制御条件が成立から不成立に移行する直前の空気F/B量とベース空気量との比率「b/a」を用い、この比率とベース空気量の最新値QBASEとの積、
QBASE×(b/a)
により空気F/B量を設定する請求項1に記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。
When the base air amount is a and the air F / B amount at the time when the feedback control condition is satisfied is b, the air F / B amount setting means has the air F / B immediately before the feedback control condition shifts from satisfaction to failure. Using the ratio “b / a” between the B amount and the base air amount, the product of this ratio and the latest value QBASE of the base air amount,
QBASE x (b / a)
The engine idle speed control device according to claim 1, wherein the air F / B amount is set by the engine.
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