JP3780012B2 - Camera system - Google Patents
Camera system Download PDFInfo
- Publication number
- JP3780012B2 JP3780012B2 JP20966895A JP20966895A JP3780012B2 JP 3780012 B2 JP3780012 B2 JP 3780012B2 JP 20966895 A JP20966895 A JP 20966895A JP 20966895 A JP20966895 A JP 20966895A JP 3780012 B2 JP3780012 B2 JP 3780012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emission
- photometry
- flash
- light
- light emission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストロボのプリ発光により測光を行い、さらにこの測光値を用いてメイン発光を制御するカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラシステムにおいては、例えば特開平6−250255号公報にて提案されているように、ストロボを露出時のメイン発光に先だってプリ発光させ、このプリ発光時の被写体反射光の測光値に基づいてメイン発光の発光強度や発光時間を制御する手法が従来用いられている。
【0003】
ここで、プリ発光時の被写体反射光には、ストロボ光の反射光と外光の反射光の双方が含まれており、メイン発光を制御するためには、上記被写体反射光から外光成分を除去し、ストロボ光成分のみを抽出する必要がある。このため、予め外光反射光の測光を行った上でプリ発光測光を行い、前者の測光値を後者の測光値から差し引く演算を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、蛍光灯等の電灯線光源下において撮影を行う場合に、例えば、図17(A)に示すように、電灯線フリッカー(外光フリッカー)の1周期のうち谷に近い部分でプリ発光前測光Aaを行い、山に近い部分でプリ発光時測光Faを行ったのでは、Fa測光値からAa測光値を差し引いたとしても、差引結果にはプリ発光時までに増加した外光成分Aa′が含まれるので、ストロボ光成分のみを抽出することができない。このため、この差引結果に基づいてメイン発光を制御しても、適正な発光制御が得られず、システムの信頼性が低くなるという問題がある。
【0005】
しかも、プリ発光前測光およびプリ発光時測光のタイミングがフリッカー周期に対して変化すると、撮影ごとに異なる差引測光値が得られることとなり、メイン発光のいわゆる「切りむら」が発生して、同一シーンに対して露出の再現性が低くなるという問題もある。
【0006】
そこで、本発明の第1の目的は、できるだけ正確にプリ発光時のストロボ光成分のみを抽出できるようにしたカメラシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、ストロボをメイン発光させる前に、外光フリッカーの周期よりも短い時間でのフラット発光によるプリ発光させるカメラシステムにおいて、前記ストロボに発光指令を出す制御手段と、前記プリ発光が開始する直前に、前記外光フリッカーの周期よりも短い時間での第1の測光を行うとともに、当該プリ発光の期間内に、前記外光フリッカーの周期よりも短い時間での第2の測光を行う測光制御手段とを有し、前記プリ発光の指令の直前に終了するよう行われる前記第1の測光の後であって、かつ、当該プリ発光の指令に伴うストロボの発光期間内において所定時間待った後であって当該発光期間内後半に前記第2の測光を行い、直後のストロボメイン発光の際には前記第1の測光及び前記第2の測光の測光値を用いて算出される前記第2の測光の際のストロボ発光成分に基づいてメイン発光させる。
すなわち、プリ発光前に外光測光を行った直後、外光成分がフリッカーによりあまり変化しないうちにほぼ連続してプリ発光測光を行うことにより、プリ発光時測光値からプリ発光前測光値を差し引いたものをできるだけストロボ光成分に近付ける。そして、このストロボ光成分に基づいてメイン発光を適正に制御する。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は、カメラの主なセンサーおよび光学部材等を記した図である。この図において01はフィルム面、02はペンタプリズム、03は主ミラー、04はサブミラー、05はスーパーインポーズ用プリズムである。また、06はピント板であり、その中央部には、スーパーインポーズ用のマイクロプリズムアレーが設けられている。07は測光レンズ、08は視線検知回路32に光を導くプリズム、09は撮影者の目である。また、38はカメラ本体に取り付けられるストロボである。
【0010】
このストロボ38には、反射笠45とキセノン管44とを有しており、さらにキセノン管44の発光量をモニターするSPC1(49)と、キセノン管44からの光の発光強度をモニターするSPC2(51)とを有する。ストロボ38から発せられた光は、不図示の被写体で反射し、レンズ23を通ってカメラ内に入り、その一部は、中央部がハーフミラーになっている主ミラー03を通り抜けた後、サブミラー04によって反射されてAFセンサー31に導かれる。また、その残りは、主ミラー03により反射された後ペンタプリズム02で反射され、撮影者の目09に達する。また、ピント板06上の像はペンタプリズム02で反射しながら測光レンズ07を通って測光センサ21に達する。また、ファインダー内表示器30はバックライト、LCD、プリズム等で構成され、ファインダー下部に情報表示を行なう。
【0011】
27はスーパーインポーズの表示器であり、この表示器による表示は、プリズム05を介して主ミラー03で反射され、ピント板06上のマイクロプリズムアレーで方向を変えて、撮影者の目09に達する。
【0012】
図4(A)には、ファインダーレイアウトが示してある。64はファインダーであり、61,62,63は各々、左,中,右のスーパーインポーズにて点灯する測距点である。65は合焦LED、30はファインダー内LCD表示器である。この表示器30にシャッター秒時や絞り値を7セグメント表示するとともに、ストロボ充電完了マーク30aやFEロック状態を示すマーク30bや高速同調を示すマーク30cを表示する。図4(B)は、分割測光センサー(以下、AEセンサーという)21の配置図であり、この図から分かるようにAEセンサー21は、S0〜S5までの6つに分割され、S0〜S2は各測距点61〜63を含むように設定されている。図4(C)は、AFセンサー31の配置図である。
【0013】
図2および図3はカメラ、レンズ、ストロボの電気のシステムブロック図である。なお、両図は、図中の丸囲み記号Aの部分でつながっている。
【0014】
21はAEセンサーであり、10は中央の分割センサー(S0)、11は左側の分割センサー(S1)、12は外周の分割センサー(S5)である。なお、右側の分割センサーS2、中間周左側の分割センサーS3および中間周右側の分割センサーS4にここでは図示を省略している。13は圧縮ダイオード(D0)であり、このダイオード(D0)13は、オペアンプ(AP0)14とともにセンサー(S0)10の光電流をログ圧縮しつつ、電流電圧変換している。同様に圧縮ダイオード(D1)15、オペアンプ(AP1)16、圧縮ダイオード(D5)17、オペアンプ(AP5)18でも、各々センサーS1,S5の光電流がログ圧縮され、電流電圧変換されている。
【0015】
これらの変換出力は、マルチプレクサ(MPX2)19に入力される。マルチプレクサ19では、カメラのMPU22の選択信号AESELによって、センサーS0〜S5のいずれかの測光信号が選択され、選択された測光信号は、AD変換器(AD2)20によってデジタル測光値に変換された後、MPU22にとり込まれる。
【0016】
23は交換レンズであり、24はピント合わせをするAF制御部である。25はZOOM検知部であり、26は絞り制御部である。カメラのMPU22とレンズとはレンズ通信のバスによって接続されている。
【0017】
27はスーパーインポーズ測距点表示器、28はシャッター制御部、29はシーケンス制御部、30はファインダー表示器、31はAFセンサー、32は視線検知部である。
【0018】
37は測光スイッチSW1、36はレリーズスイッチSW2、35はFELKボタンである。33と34はそれぞれ測距点選択スイッチであり、AFSEL値を0〜3までで切り換える。38はストロボであり、カメラとストロボ38はストロボ通信のバスにより接続されている。
【0019】
図3に示すストロボ38は、システム制御回路39を有しており、この制御回路39は、図5のストロボ制御回路のシーケンスフローを制御している。
【0020】
44はキセノン管、45は反射笠、46はトリガー回路、48は充電制御回路、47はズーム制御回路、43はIGBTのような発光制御回路である。
【0021】
センサー(SPC1)49は、キセノン管44からの光を直接受ける。センサー49により検出された光は圧縮積分回路50で積分処理される。この積分値は、AD変換器(AD1)45により変換される一方、比較器1(53)によりDA変換器(DA1)56の出力電圧と比較され、積分値がDA変換器56の出力電圧に達したら発光を停止させる、いわゆる調光制御ができるようになっている。
【0022】
フラット発光を行なう時にはセンサー(SPC2)51の光電流を電流電圧変換器52で発光強度に対応した出力電圧(発光強度電圧)に変換される。発光強度電圧は、比較器2(54)によりDA変換器(DA2)57の出力電圧と比較され、発光強度電圧がDA変換器57の出力電圧を超えるとストロボの発光を停止させ、下まわると再び発光させる。
【0023】
これにより、発光強度をほぼ一定に維持するフラット発光が行なわれる。なお、比較器2(54)の出力は、ワンショットタイマー1(40)の出力とゲート1(41)においてANDゲートされているので、タイマー1(40)がカウントアップするまでの時間はフラット発光を継続する。42はマルチプレクサ(MPX1)である。このマルチプレクサ42は、システム制御回路39によりコントロールして切り換え可能な2つのチャンネルCH1,CH2を有する。なお、閃光発光を行なう時はCH1が選択され、フラット発光を行なう時はCH2が選択される。
【0024】
図5はプリ発光を利用したメイン発光制御システムの基本概念をわかりやすく解説したフローチャートである。
【0025】
ステップ01(#01)では、基準外光測光(プリ発光前測光)を行う。なお、ここでは、測光値をA(i)(i=0〜5)で表す。iは分割測光センサーS0〜S5に対応する数字であり、各センサーの外光測光値は、A(0)〜A(5)で表わされる。
【0026】
ステップ02(#02)では、プリフラット発光測光を行う。この時の被写体からの反射光を測光した測光値をF(i)で表す。
【0027】
ステップ03(#03)では、カメラの制御EVt値を制御秒時Tvと制御絞り値Avから算出する。
【0028】
ステップ04(#04)では、各測光センサーの領域ごとに、適正露光を行うためにはプリ発光の発光強度に対してメイン発光の発光強度を何倍とすべきかを計算する。具体的には、プリ発光が測光にどの程度影響を与えているかを表す数値である2F(i)−2A(i)で、必要な影響度を表す数値2EVt −2A(i)を割り算する。なお、算出された倍率を、各センサー毎に、2G(i)で表わす。
【0029】
例えば、ISO感度100のときに、EV5程度の暗中で普通にストロボ発光させる場合に、同調秒時を考慮して、1/60秒、F5.6で制御すると仮定すると、制御EVt=Tv+Av=6+5=11となる。この時のA(i)は、ほぼEV5なので、ステップ04における右辺の分子は2EVt −2A(i) 〜2EVt となり、第2項はほぼ無視できる。すなわち、外光が制御EVtに比べて著しく小さい時はG(i)〜EVt−F(i)と考えてもよい。もちろんこれは、プリフラット発光による測光値F(i)もA(i)より大きいことが前提である。
【0030】
プリフラット発光の測定値F(i)が、EV13あったとすると、上記例ではEVt=11なのでメイン発光時はG(i)=11−13=−2となり、プリフラット発光の発光強度より2段小さな発光強度で制御すれば制御EVt=11において適正な露出が得られる。
【0031】
ステップ05(#05)では、分割測光の各領域毎に求めたフラット発光ゲインG(i)の最小値を選択する。これにより、近いもの優先のストロボ制御を行える。一般に、ストロボ撮影時には、主被写体は中央部に広く、しかもフレーム中では最至近に存在することが多いので、このようなアルゴリズムを一種の評価調光として採用したものである。なお、単純に最小値を選択するだけでなく、中央に重点を置いた選択を行ってもよい。また、このままでは、手前に白いテーブルクロスなどがあったりすると、その後にいる主被写体がアンダー制御されてしまうといった問題もあり、この辺のアルゴリズムについては、充分に検討の余地があるが、評価調光の基本は、上述した近いもの優先のアルゴリズムが原則と考えられる。
【0032】
ステップ06(#06)では、制御秒時Tvが同調秒時よりも高速か否かを判別し、高速の時はステップ07(#07)に進んで、メイン発光をフラット発光で行なう。このステップ07において、メインフラット発光を、プリ発光よりもG段分強い発光強度で制御すれば、適正な露出が得られる。このときの発光時間は、少なくともシャッター先幕がアパチャー内に突出する前からシャッター後幕がアパチャーを完全に覆うまでの時間に対応して設定される。
【0033】
ステップ07において、制御秒時Tvが同調秒時よりも低速と判別したときはステップ08(#8)に進み、閃光発光用の演算を行う。ここで、ステップ07で演算された発光強度によりメインフラット発光されたときにシャッターのスリットを通過してきた光の総和は、閃光発光時にもフィルム露出が適正となる発光量と考えられる。そして、ステップ02で測定したプリ発光時間T0 のストロボの発光積分値がKpであるとすると、プリフラット発光の発光強度はKp/T0 となり、メインフラット発光に必要な発光強度は、Kp/T0 ×2G なので、総発光量は、制御シャッター秒時をT1 とすると、Kp/T0 ×2G ×T1 となる。従ってステップ08では、ストロボに対してメイン閃光発光ゲインrを指示し、ステップ09(#09)に進む。
【0034】
ステップ09では、プリ発光の積分値Kpの2r 倍のメイン発光積分値でストロボを制御する。
【0035】
以上のようにプリフラット発光を測光し、またストロボ側でプリフラット発光積分量を測定しておくことで、メイン発光時には、スリット露光秒時ならばプリ発光の発光強度の2G 倍でフラット発光制御し、閃光発光秒時ならば、プリ発光の積分値の2r 倍で閃光発光制御するだけで、適正露光を得るためのストロボ調光システムが実現できる。
【0036】
次に、図6を用いて、図3に示したストロボ制御回路39のシーケンスフローについて説明する。
【0037】
システム制御回路39は通信やストロボ内のシーケンスを担当するマイコンであり、まずステップ11(#11)では、充電制御器48を介して電池を昇圧し、300V程度を不図示のメインコンデンサに充電する。
【0038】
ステップ12(#12)では、カメラからのデータを受信したか否かを判別し、データ受信があるときはステップ13(#13)進み、受信したデータを発光強度ゲインG、閃光発光ゲインr、プリフラット発光時間T0 、メインフラット発光時間T2 のように各変数としてメモリする。一方、データ受信がないときはそのままステップ14(#14)に進む。
【0039】
ステップ14(#14)では、カメラからプリ発光指令があったか否かを判別し、プリ発光指令がなかったときはステップ15(#15)に進み、プリ発光指令があったときはステップ17(#17)に進む。
【0040】
ステップ15(#15)では、メインフラット発光指令があったか否かを判別し、メインフラット発光指令がなかったときはステップ16(#16)に進み、メインフラット発光指令があったときはステップ24(#24)に進む。
【0041】
ステップ16(#16)では、メイン閃光発光指令があったか否かを判別し、メイン閃光発光指令がなかったときはステップ12(#12)に戻り、メイン閃光発光指令があったときはステップ28(#28)に進む。
【0042】
ステップ17(#17)では、所定の発光強度(発光強度)h0 をhに代入してステップ18(#18)に進み、このhを発光強度制御のDA変換器57にセットする。
【0043】
続いてステップ19(#19)では、フラット発光をするためにマルチプレクサ(MPX1)42をCH2にセットし、ステップ20(#20)では、タイマー1(40)に発光時間T0 をプリセットする。
【0044】
次に、ステップ21(#21)では、トリガー制御回路をオンにしてキセノン管44の発光を開始させるとともに、タイマー1(40)のカウントを開始させる。前述したように、キセノン管44の発光は、センサーSPC2でモニターされ、その発光強度がDA変換器57にセットされたh(=h0 )よりも高くなるとキセノン管44の発光をオフし、h0 よりも低くなるとオンするように制御され、安定したフラット発光が維持される。ステップ22(#22)では、タイマー1(40)がカウントアップしたか否かを判別し、タイマー1がカウントアップしたときは発光を停止させる。そしてカウントアップしていないときは発光制御を継続する。
【0045】
ステップ23(#23)では、AD変換器55でプリフラット発光量の積分値をAD変換し、Kpとしてメモリーし、その後ステップ11(#11)に戻る。ステップ24(#24)では、プリ発光の発光強度h0 の2G 倍に相当するhを演算し、次に、ステップ25(#25)では、演算した発光強度hをDA変換器(DA2)57にセットする。
【0046】
ステップ26(#26)では、マルチプレクサ(MPX1)42をCH2にセットし、ステップ27(#27)ではメインフラット発光時間T2 をタイマー1(40)にセットする。そして、ステップ21(#21)〜ステップ23(#23)に進み、メインフラット発光を行う。
【0047】
ステップ28(#28)では、プリ発光積分値Kpの2r 倍に相当する積分値Kxを演算し、ステップ29(#29)では、この積分値KxをDA変換器(DA1)56にセットする。さらに、ステップ30(#30)では、マルチプレクサ(MPX1)42をCH1にセットし、閃光発光回路を接続する。次にステップ31(#31)では、トリガー回路をオンにしてキセノン管44の閃光発光を開始させる。閃光発光の光量はSPC1(49)で光電変換され、圧縮積分回路50で、積分され、その積分量がDA変換器(DA1)56にセットされたKxに達すると比較器1(53)が反転し、閃光発光が終了する。閃光発光終了後は、ステップ11(#11)に戻る。
【0048】
なお、本フローでは、比較器1(53)が反転しても、閃光発光開始から100ms(閃光発光が終了するのに十分な時間)が経過するまではステップ11に戻らないように構成したが、比較器1(53)が反転したらすぐにステップ11に戻るようにしてもよい。
【0049】
以上のようにして、プリ発光時は、図12(A)〜(D)に示すように、発光強度h0 と発光時間T0 をカメラから受けて、発光強度h0 で発光時間T0 の間フラット発光する。また、図12(A),(C)に示すように、メインフラット発光時は、ゲインGと発光時間T2 をカメラから受けて、発光強度h0 ×2G で発光時間T2 の間フラット発光する。さらに、図12(B),(D)に示すように、メイン閃光発光時は、プリフラット発光の積分値Kpをもとにカメラから指示されたゲインrに従い、閃光積分量Kp×2r で閃光発光する。
【0050】
図7にカメラのメインシーケンスフローを示す。ステップ41(#41)でスタートすると、ステップ42(#42)では、FELKボタンが押されたか否かを判別し、押されたときはステップ43(#43)に進み、押されていないときはステップ46(#46)に進む。
【0051】
ここで、FEロックは、ストロボをプリ発光させ、その時の反射光量に基づいてレリーズの時のストロボ発光量を決定するものである。このFEロックの操作性を向上させるためには、比較的狭い領域、すなわち部分測光に相当する領域で測光を行なうのが便利である。具体的には、測距点等にストロボの露出を適正にしたい被写体を入れ、FELKボタンを押す。FELKボタンが押されると、主被写体の距離と反射率に依存する情報として、プリフラット発光の反射光が測光され、測光値がロックされる。こうして、プリ発光が行なわれた後に、例えばフレーミングを変更する等しても、従来のTTL調光と異なり、ロックされた測定値に基づく適正な露光が得られる。
【0052】
ステップ43(#43)では、FEロック中にフレーミング変更等をするのに十分な時間をタイマーにセットする。そしてステップ44(#44)では、プリ発光aを呼び出す。
【0053】
ここで後述するステップ57(#57)ではプリ発光bが選択されるが、プリ発光bは、いわゆる評価調光を行なうために分割測光センサーのほとんどを使って、測光するものである。
【0054】
一方、プリ発光aは、測距点等を含む1個のセンサに対応する狭い部分での測光を行うようにして操作性をよくしたものである。しかも、プリ発光aでは、図12から分かるように、同じ発光強度で発光時間をプリ発光bよりもかなり短い時間に設定しており、ストロボ発光用エネルギの無駄な消費を防止している。
【0055】
ステップ45(#45)では、FEロック状態であることを示すPREEND=1をセットする。
【0056】
ステップ46(#46)では、SW1が押されたか否かを判別し、押されたときはステップ47(#47)に進み、押されていないときはステップ49(#49)に進む。ステップ47(#47)では、視線検知を行なう。
【0057】
なお、スイッチ33,34によりAFSEL=0〜2に設定されているときは、中央,左,右のうち任意の測距点が選択されているので、ステップ47(#47)の視線検知は行わずステップ48(#48)で選択された測距点に基づき測距する。また、AFSEL=3のときは、視線検知により選択された測距点に基づき、ステップ48(#48)でAF制御する。
【0058】
ステップ49(#49)では、測光タイマーのカウントを開始させる。ステップ50(#50)では、タイマーがカウントアップしたか否かを判別し、カウントアップ(タイムアップ)したときはステップ51(#51)に進み、タイムアップ前のときはステップ52(#52)に進む。ステップ51(#51)では、FEロック中を示すPREEND=0をセットし、ステップ42(#42)に戻る。
【0059】
ステップ52(#52)では、通常測光し、ステップ53(#53)では、その測光値に基づいて、評価測光やプログラム線図等に基づくシャッター秒時Tvや絞り値Avの決定を行う。
【0060】
そして、ステップ54(#54)では、Tv値やAv値の表示を行なう。
【0061】
ステップ55(#55)では、SW2がオンか否かを判別し、オンのときはステップ56(#56)に進んで、レリーズシーケンスに移り、オフのときはステップ42(#42)に戻る。
【0062】
ステップ56(#56)ではPREEND=1か否かを判別し、1のときはステップ58(#58)に進み、0のときは、ステップ57(#57)に進む。
【0063】
ステップ57(#57)では、主ミラー03のアップの前に、プリ発光bを行なう。これは、その直後にメイン発光をひかえているので、プリ発光bとメイン発光とを合せて一括発光と称する。
【0064】
ステップ58(#58)では、FEロックか一括発光かに応じて、各々1コのセンサー又は複数のセンサーに対応したフラット発光のためのゲインG又は閃光発光のためのゲインrを求める。また、シャッター秒時が同調秒時(シャッターが全開になる最高速秒時)よりも高速か否かに応じてG,rを算出する。
【0065】
ステップ59(#59)では、主ミラー03をアップさせ、ステップ60(#60)では、シャッター制御を行なう。
【0066】
また、ステップ60では、シャッター制御と同時に、ストロボへのデータ通信とストロボ発光のための種々の指令の通信を行う。
【0067】
ステップ61(#61)では、主ミラー03をダウンし、シャッターチャージおよびフィルム巻上げを行ない、ステップ62(#62)では、PREEND=0をセットし、ステップ42(#42)に戻る。
【0068】
次に、ステップ52,53,54,44,57,58で用いられるサブルーチンについて説明する。
【0069】
図8(A)は、ステップ52にて行われる通常測光のサブルーチンを示している。ここでは、蛍光灯等のフリッカーの影響を減らすために、約10msかけて平均的な測光をする。具体的には、6つの測光センサーS0〜S5のすべての測光値を用いる。また、各々の測光とともに、センサー毎にも8回AD変換し、これらの平均値をとっている。
【0070】
さらに、より平均的な値を算出するためサンプリングを10msの間できるだけ分散させている。具体的には、ステップ74(#74)とステップ75(#75)の2重のループとし、ステップ76(#76)でセンサー切り換えを行うことでこれを実現している。こうして10ms間に、6×8=48回のAD変換が行われるので、ステップ79(#79)では、測光センサーを切換えた後、10ms÷48回=208μsの間待ってステップ75又はステップ74に戻る。なお、ステップ74〜81(ステップ79を除く)において実行に時間がかかれば、その分を208μsより前もって差引いておくべきである。
【0071】
ステップ71〜73(#71〜#73)では、変数SUM(i)を0にセットする。
【0072】
ステップ76(#76)では、測光センサーを選択し、ステップ77(#77)では、選択された測光センサーによる測光値をAD変換し、ステップ78(#78)では、SUM(i)にセンサー毎のAD変換値を加算していく。それを、2重ループで10ms間に48回くり返した後、センサー毎の平均測光値M(i)をステップ82〜84(#82〜#84)で求め、ステップ85(#85)でサブルーチンを終了する。
【0073】
次に、ステップ53(#53)で行われるTv値、Av値の演算ルーチンを図7(B)を用いて説明する。
【0074】
ステップ86(#86)では、各測光センサーの平均測光値M(i)に基づいて制御EV値EVtを求める。
【0075】
EVtを求めるに当り、測光値に対し、レベル補正、ゲイン補正、温度補正、レンズの開放絞りによる補正等の各種補正と、ISO感度(SV値)の加算等を行なう。
【0076】
また、ステップ86(#86)では、分割測光センサーの測光値M(i)よりEVtを求めるために、評価測光などの測距点重点化や、逆光補正や、レンズの距離情報等による評価演算などが行なわれることがある。
【0077】
ステップ87(#87)では、得られた制御EVtに基づいて、図示しないプログラム線図からTv値、Av値を求める。プログラムモード以外のTv優先モードや、Av優先モードでは、Tv値、Av値の片方がプリセットされ、もう一方が演算される。
【0078】
ステップ88(#88)でこのサブルーチンを終了する。
【0079】
図9には、ステップ54(#54)で用いられる表示サブルーチンを示す。
【0080】
ステップ91(#91)では、ファインダー表示器30にシャッター秒時Tvを表示させる。
【0081】
また、ステップ92(#92)では絞り値Avを表示させ、ステップ93(#93)では、合焦LED65にAF表示させる。
【0082】
さらに、ステップ94(#94)では、測距点61〜63をスーパーインポーズ表示させる。具体的には、図1に示したLED(実際には3コある)27を選択的に点灯させることにより、撮影者には、それに対応する測距点が光って見える。
【0083】
次に、ステップ95(#95)ではシャッター秒時が同調秒時よりも高速か否かを判別し、高速ならばステップ96(#96)に進み、図4(A)に示したマーク30aおよびマーク30cを表示させる。すなわち、ハイスピードシンクロ表示を行う。高速でないときは、ステップ97(#97)に進み、マーク30aのみ表示させる。
【0084】
さらに、ステップ98(#98)ではFELK中か否か(PREEND=1か否か)を判別し、PREEND=1のときはステップ99(#99)に進み、マーク30bの表示を追加する。
【0085】
ステップ100(#100)では、AEモードか否かを判別し、AEモードであるときはステップ101(#101)に進み、マーク30a〜30cの表示を消灯させ、ステップ102(#102)に進む。一方、AEモードでないときは、そのままステップ102(#102)に進み、このサブルーチンを終了する。
【0086】
図10(A)には、ステップ44で用いられるプリ発光aのサブルーチンを示している。プリ発光aは、FELKボタンを押すことにより実行されるFEロックのためのプリ発光のことである。
【0087】
まず、ステップ111(#111)では高速測光aを行なう。高速測光aは、図11のサブルーチンに示すように、まずステップ141(#141)で測距点を決定する。この決定は図14のサブルーチンに示すように、まずステップ171(#171)で、2bitのAFSELスイッチによる設定値を読み込む。
【0088】
次に、ステップ172(#172)で、AFSEL=3か否かを判別し、AFSEL=3すなわち視線検知モードならば、ステップ173(#173)に進み、視線検知された測距点をPとする。デフォルトはP=0すなわち中央とする。AFSEL=0〜2のときは任意の測距点を選択できるので、ステップ174(#174)でP=AFSELとする。そして、ステップ175(#175)で測距点決定ルーチンを終了する。
【0089】
このようにして決定された測距点において、高速測光aのルーチンで100μsの間測光を行なう。すなわち、ステップ142(#142)でSUM=0とし、ステップ144(#144)で測距点Pに対応するセンサーを選択する。
【0090】
ステップ145(#145)で選択されたセンサーによる測光値をAD変換し、ステップ146(#146)でAD変換値を積算し、ステップ147(#147)で12.5μsの経過を待って、ステップ148(#148)からステップ143に戻る。こうして、ステップ143〜148を8回繰り返す。次にステップ149(#149)で測光値の平均値M(p)を算出し、ステップ150(#150)で高速測光aのルーチンを終了する。
【0091】
高速測光aが終了すると、プリ発光aのルーチンでは、ステップ112(#112)で、定常外光測光値A(p)としてメモリする。次に、ステップ113(#113)で、プリ発光時間T0=200μsとしストロボに通信する。そして、ステップ114(#114)で、ストロボに対しプリ発光指令を出す。
【0092】
なお、高速測光aの時間100μsに対し、プリ発光時間T0を200μsとしたのは、ストロボのフラット発光開始後しばらくは、キセノン管44が、定常状態になっていないために、発光強度が不安定になる上、測光センサーも、急に光電流が増えるために、測光値出力もしばらくの間不安定になるので、これらが安定するまで所要の待ち時間を設ける必要があるからである。このため、ステップ115(#115)では、200μs−100μs=100μsのダミー待ち時間を設定している。
【0093】
ダミー待ち時間終了すると、ステップ116(#116)で高速測光aを呼び出して、発光強度h0 でフラット発光しているストロボによる被写体反射光を測光し、平均測光値M(p)をステップ117(#117)でF(p)としてメモリーする。F(p)は、図15のゲイン演算ルーチンにおいてゲインG(p)を求める時に使われる。ステップ118(#118)で、プリ発光aのルーチンを終了する。
【0094】
図10(B)に、ステップ57で用いられるプリ発光bのサブルーチンを示す。これはFELKボタンのオン操作によって実行されるものではなく、レリーズボタンのSW2のオン操作により実行されるものである。また、操作性を向上させることを目的に、評価調光としてフレーム全体の被写体の調光バランスをとるため、6つの測光センサー全てを使ってプリ測光する。
【0095】
まず、ステップ121(#121)では、高速測光bを行なう。この高速測光bは、図13のサブルーチンに示すように、まず、ステップ153〜158(#153から#158)で、1つのセンサーSiについて、100μs間に8回AD変換して、その平均値をステップ159(#159)でM(i)として求めている。これらのステップ153〜159(#153〜#159)は、前述した高速測光aのサブルーチンのステップ143〜159(#143〜#149)に対応している。
【0096】
ステップ152(#152)では、作業領域の平均測光値SUMを0にセットする。ここで、ステップ151(#151)からステップ160(#160)の間で、6つの測光センサーの全てについて平均測光値を求めているが、領域S5の平均測光値の算出から始まって領域S0の平均測光値の算出に終わるという、通常とは逆の順序で平均測光値の算出を行っている。これは、外光の定常光の測光と異なり、プリフラット発光の場合はキセノン管や測光センサーの事情により発光開始後しばらくは測光センサー出力が不安定なので、重要な測光領域であるS0やS2をできるだけ後に回して、より正確な測定値を得るためである。
【0097】
こうして各領域S0〜S5の平均測光値を算出した後、ステップ161(#161)に進み、高速測光bのルーチンを終了する。プリ発光bのルーチンに戻ると、ステップ122〜124(#122〜#124)では各々外光定常光測光値を算出し、A(i)としてメモリーする。次にステップ125(#125)において、プリ発光時間をT0=700μsにセットし、ストロボに通信する。700μsに設定したのは、高速測光bが全部で600μsかかるので、待ち時間を100μs確保し、プリフラット発光の立上り時の不安定な発光状態での測光を避けるためである。
【0098】
ステップ126(#126)でプリ発光指令を出し、ストロボの発光を開始させる。ステップ127(#127)で100μs間待った後、ステップ128(#128)で再度高速測光bを行なう。
【0099】
そして、プリフラット発光の被写体反射光を各分割センサーで測光した測光値M(i)を、ステップ129〜131(#129〜#131)でF(i)としてメモリーする。そして、ステップ132(#132)でプリ発光bのルーチンを終了する。
【0100】
ところで、図17(B)に示すように、ステップ121のA(i)測光(図中のAb)とステップ128のF(i)測光(図中のFb)は、約700μs程離れた時間で行われるが、本来、これらの測光は、後にプリ発光時の測光値から外光成分を除去してストロボ光成分を算出する演算である2F(i)−2A(i)を行なうために、できるだけ近い時刻で行うことが望ましい。ここで、700μsはフリッカー周期10msに比べて極めて小さく、700μs間のフリッカー出力の変化は小さいので、2F(i)−2A(i)の演算結果は、ストロボ光成分のみの測光値に近いものと考えられる。このため、この演算結果を用いてメイン発光を制御すれば、適正なメイン発光を得ることができる。
【0101】
なお、プリ発光aのときのステップ111のA(p)測光動作とステップ116のF(p)測光動作との間ではさらに条件がよい。この時は時間差はわずか200μsであり、フリッカーの影響はほぼ完全に除去できる。
【0102】
また、図10(C)に示すように、ステップ111でA(i)測光動作を行った後、ステップ119(#119)においてA(i)測光動作開始から電灯線フリッカー1周期分の時間が経過するまで待った上でステップ112に進み、F(i)測光動作を行うようにしてもよい。ここで、例えば、周波数50Hzの電灯線フリッカーの下では、実効値周期は10msであるため、プリ発光aを行う場合は、10ms−200μs=9.8msをステップ119における待ち時間とするのが望ましい。これにより、図17(C)から分かるように、A(i)測光時Acの測光値とF(i)測光時Fcの外光成分とがほぼ一致し、演算2F(i)−2A(i)を行なうことにより正確なストロボ光成分が得られる。
【0103】
なお、周波数60Hzの電灯線フリッカーの下では、実効値周期は8.3msであるため、プリ発光bを行う場合は、ステップ124とステップ125の間に、8.3ms−700μs=7.6msだけ待つステップを挿入すればよい。
【0104】
また、測光センサによりフリッカー周期を測定できるようにして、50Hzの場合と60Hzの場合とで待ち時間の自動切換えを行えるようにすれば、より完全なストロボ光成分の抽出が行える。
【0105】
図15に、ステップ58で用いられるゲイン演算ルーチンを示している。このルーチンについては、すでに、図5を用いてプリ発光によるメイン発光制御システムの概念として説明してあり、ステップ181〜183(#181〜#183)では、ステップ04と同じようにゲインG(i)を求める演算を行う。
【0106】
ステップ185(#185)では、ステップ05と同じようにG(i)からGを求めるいわゆる至近優先評価調光を行なう。但し、ステップ184(#184)でFEロック中でない、いわゆる一括発光であると判別されたときに限りステップ185が実行され、FEロック中と判別されたときはステップ186(#186)に進み、測距点Pに依存するG(p)をGとして採用する。ステップ187(#187)では制御シャッター秒時Tv(アペックス演算値)を実時間伸長してT1 とする。
【0107】
ステップ188(#188)では、シャッター秒時が同調秒時よりも高速である場合も含めてステップ8と同様にして閃光ゲインrを求める。ステップ189(#189)でゲイン演算ルーチンを終了する。
【0108】
図16に、ステップ60で用いられるシャッター制御及びストロボ発光指令のルーチンを示す。
【0109】
ステップ191(#191)では、シャッター秒時が同調秒時より高速か否かを判別し、高速のときはステップ192(#192)に進み、発光強度ゲインGをストロボに通信し、さらにステップ193(#193)でシャッター秒時T1に安全しろであるαmsを加算したT2 をメインフラット発光時間としてストロボに通信する。そして、ステップ194(#194)で発光指令を行う。
【0110】
その後、ステップ195(#195)で先幕走行をスタートさせ、ステップ196(#196)でシャッター秒時T1 の間待った後、ステップ197(#197)で後幕走行をスタートさせ、ステップ198(#198)で待ち時間100msまたは後幕走行の完了を待って、ステップ199(#199)に進み、このルーチンを終了する。
【0111】
ステップ191(#191)でシャッター秒時が同調秒時より低速と判別したときは、ステップ200(#200)で閃光発光ゲインrをストロボに通信し、ステップ201(#201)で先幕走行をスタートさせ、スイッチ202(#202)でシャッター秒時T1 のカウントを開始し、ステップ203(#203)で先幕走行の完了を待って、ステップ204(#204)でメイン閃光発光指令を出す。なお、ステップ203(#203)では、X接点がオンになったことによりステップ204に進んでもよい。
【0112】
ステップ205(#205)でシャッター秒時T1 がカウントアップしたことを判別したときは、ステップ197(#197)に進んで、後幕走行をスタートさせ、後幕走行が完了したらステップ199(#199)に進んで、このルーチンを終了する。
【0113】
なお、本発明は、フィルム以外の画像記録媒体を用いるカメラシステムにも適用でき、磁気以外の方法で撮影情報が書き込める画像記録媒体を用いるカメラシステムにも適用できる。
【0114】
また、本発明は、以上の実施形態および変形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせて用いてもよい。
【0115】
しかも、本発明は、一眼レフカメラ、レンズシャッタカメラ、ビデオカメラ等、種々の形態のカメラ、さらにはカメラ以外の光学機器やその他の装置、さらにはそれらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置またはこれらを構成する要素に対しても適用できる。
【0116】
(実施形態と請求の範囲との関係)
上記実施形態におけるステップ01,ステップ116およびステップ128は、請求項1および2にいう測光制御手段のうちプリ発光時に測光を行う手段に相当し、上記実施形態におけるステップ02,ステップ111およびステップ121は、請求項1および請求項2にいう測光制御手段のうちプリ発光前に測光を行う手段に相当する。また、上記実施形態におけるステップ119は、請求項2にいう測光制御手段のうち外光フリッカーの周期に同期させて測光を行う手段に相当する。
【0117】
なお、以上が本発明の各構成と実施形態の各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の構成に限られるものではなく、請求項に示した機構または実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであってもよい。
【0118】
【発明の効果】
本願発明によれば、プリ発光前に外光測光を行った後、外光成分が外光フリッカーによりあまり変化しないうちにほぼ連続してプリ発光測光を行うことができ、プリ発光時測光値からプリ発光前の外光測光値を差し引いたものをストロボ光成分に近づけることができる。したがって、本発明により得られたストロボ光成分を用いれば、メイン発光を適正かつ安定的に制御することができ、信頼性が高く同一シーンに対する再現性も高いカメラシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のカメラシステムの光学系全体図である。
【図2】上記カメラシステムの電気回路ブロック図である。
【図3】上記カメラシステムの電気回路ブロック図である。
【図4】上記カメラシステムのファインダー図、多分割測光センサおよび多点AFセンサの配置図である。
【図5】上記カメラシステムの制御フローである。
【図6】上記カメラシステムの制御フローである。
【図7】上記カメラシステムの制御フローである。
【図8】上記カメラシステムの制御フローである。
【図9】上記カメラシステムの制御フローである。
【図10】上記カメラシステムの制御フローである。
【図11】上記カメラシステムの制御フローである。
【図12】上記カメラシステムによるストロボ発光制御の概念図である。
【図13】上記カメラシステムの制御フローである。
【図14】上記カメラシステムの制御フローである。
【図15】上記カメラシステムの制御フローである。
【図16】上記カメラシステムの制御フローである。
【図17】従来および上記カメラシステムにおける外光測光とプリ発光測光との関係を示す概念図である。
【符号の説明】
21 分割測光センサ
33,34 測距点選択スイッチ
35 FEロックボタン
36 レリーズボタン
44 キセノン管
49 積分センサ
51 発光強度制御用センサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a camera system that performs photometry by pre-flash of a strobe and controls main flash using the photometric value.
[0002]
[Prior art]
In the camera system, for example, as proposed in Japanese Patent Laid-Open No. 6-250255, the strobe is pre-flashed before the main flash at the time of exposure, and the main flash is based on the photometric value of the subject reflected light at the pre-flash. Conventionally, techniques for controlling the emission intensity and emission time of emitted light have been used.
[0003]
Here, the subject reflected light at the time of pre-flash includes both strobe light reflected light and external light reflected light. In order to control main light emission, the external light component is extracted from the subject reflected light. It is necessary to remove and extract only the strobe light component. For this reason, pre-emission photometry is performed after measuring external light reflected light in advance, and the former photometry value is subtracted from the latter photometry value.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when photographing is performed under a power line light source such as a fluorescent lamp, for example, as shown in FIG. 17A, before pre-emission is performed in a portion close to a valley in one cycle of power line flicker (external light flicker). When the photometry Aa is performed and the pre-emission photometry Fa is performed near the mountain, even if the Aa photometry value is subtracted from the Fa photometry value, the subtraction result shows that the external light component Aa ′ increased up to the pre-emission time. Therefore, only the strobe light component cannot be extracted. For this reason, there is a problem that even if main light emission is controlled based on the subtraction result, proper light emission control cannot be obtained and the reliability of the system is lowered.
[0005]
Moreover, if the pre-flash metering timing and pre-flash metering timing change with respect to the flicker cycle, a different subtractive metering value will be obtained for each shooting, and so-called “non-uniformity” of main flash occurs, resulting in the same scene. However, there is a problem that the reproducibility of exposure is lowered.
[0006]
Accordingly, a first object of the present invention is to provide a camera system capable of extracting only the strobe light component during pre-emission as accurately as possible.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the present invention, before the strobe is turned on,,Outside lightBy flat light emission in a shorter time than the flicker cycleIn a pre-flash camera system, control means for issuing a flash command to the strobe, and immediately before the pre-flash starts, In a time shorter than the cycle of the external light flickerWhile performing the first photometry, within the pre-flash period, In a time shorter than the cycle of the external light flickerA metering control means for performing second metering, and the flash emission after the first metering performed so as to end immediately before the pre-emission command and in response to the pre-emission command After waiting for a predetermined time in the period, the second photometry is performed in the latter half of the light emission period, and the first photometry and the photometry values of the second photometry are used in the next strobe main light emission. Main light emission is performed based on the calculated strobe light emission component in the second photometry.
That is, immediately after performing external light metering before pre-flash, the pre-flash metering value is subtracted from the pre-flash metering value by performing pre-flash metering almost continuously before the external light component is not significantly changed by flicker. As close as possible to the strobe light component. And main light emission is controlled appropriately based on this strobe light component.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
FIG. 1 is a diagram showing main sensors and optical members of the camera. In this figure, 01 is a film surface, 02 is a pentaprism, 03 is a main mirror, 04 is a sub-mirror, and 05 is a superimposing prism.
[0010]
The
[0011]
[0012]
FIG. 4A shows a viewfinder layout.
[0013]
2 and 3 are electric system block diagrams of the camera, lens, and strobe. Both figures are connected by a circled symbol A in the figure.
[0014]
[0015]
These conversion outputs are input to the multiplexer (MPX2) 19. In the
[0016]
[0017]
[0018]
37 is a photometric switch SW1, 36 is a release switch SW2, and 35 is a FELK button.
[0019]
The
[0020]
44 is a xenon tube, 45 is a reflective shade, 46 is a trigger circuit, 48 is a charge control circuit, 47 is a zoom control circuit, and 43 is a light emission control circuit such as an IGBT.
[0021]
The sensor (SPC1) 49 directly receives light from the
[0022]
When flat light emission is performed, the photocurrent of the sensor (SPC2) 51 is converted into an output voltage (light emission intensity voltage) corresponding to the light emission intensity by the current-
[0023]
Thereby, flat light emission that maintains the light emission intensity substantially constant is performed. Since the output of the comparator 2 (54) is ANDed with the output of the one-shot timer 1 (40) in the gate 1 (41), the time until the timer 1 (40) counts up is flat light emission. Continue.
[0024]
FIG. 5 is a flowchart explaining the basic concept of the main light emission control system using pre-light emission in an easy-to-understand manner.
[0025]
In step 01 (# 01), non-reference light metering (pre-pre-light metering) is performed. Here, the photometric value is represented by A (i) (i = 0 to 5). i is a number corresponding to the divided photometric sensors S0 to S5, and the external light photometric values of the sensors are represented by A (0) to A (5).
[0026]
In step 02 (# 02), pre-flat emission photometry is performed. A photometric value obtained by measuring the reflected light from the subject at this time is represented by F (i).
[0027]
In step 03 (# 03), the control EVt value of the camera is calculated from the control second time Tv and the control aperture value Av.
[0028]
In step 04 (# 04), for each area of each photometric sensor, it is calculated how many times the light emission intensity of the main light emission should be increased with respect to the light emission intensity of the pre-light emission in order to perform proper exposure. Specifically, it is a
[0029]
For example, when the ISO sensitivity is 100 and the flash is normally emitted in the dark of about EV5, the control EVt = Tv + Av = 6 + 5, assuming that the control is performed at 1/60 seconds and F5.6 in consideration of the tuning time. = 11. Since A (i) at this time is almost EV5, the numerator on the right side in
[0030]
If the measured value F (i) of the pre-flat emission is EV13, EVt = 11 in the above example, so G (i) = 11−13 = −2 at the main emission, which is two steps from the emission intensity of the pre-flat emission. If the light emission intensity is controlled, a proper exposure can be obtained at the control EVt = 11.
[0031]
In step 05 (# 05), the minimum value of the flat light emission gain G (i) obtained for each area of the divided photometry is selected. As a result, strobe control can be performed with priority given to the closest one. In general, at the time of flash photography, the main subject is wide at the center, and is often present in the closest position in the frame. Therefore, such an algorithm is adopted as a kind of evaluation light control. In addition to simply selecting the minimum value, it is also possible to make a selection with an emphasis on the center. In addition, if there is a white table cloth or the like in front of it, there is a problem that the main subject behind it is under-controlled, and there is room for further examination of the algorithm in this area, but evaluation dimming is possible. The basic principle of the above is considered to be the above-mentioned algorithm with priority on the closest one.
[0032]
In Step 06 (# 06), it is determined whether or not the control second time Tv is faster than the synchronized second time. If the control second time Tv is higher, the process proceeds to Step 07 (# 07) to perform main light emission by flat light emission. In this
[0033]
In
[0034]
In
[0035]
By measuring the pre-flat emission as described above and measuring the pre-flat emission integration amount on the strobe side, the main emission is 2 times the emission intensity of the pre-emission at the slit exposure time.GThe flat light emission is controlled by a factor of 2, and if the flash emission time is 2, the integral value of pre-emission is 2rJust by controlling the flash emission at double magnification, a stroboscopic light control system for obtaining proper exposure can be realized.
[0036]
Next, the sequence flow of the
[0037]
The
[0038]
In step 12 (# 12), it is determined whether or not data from the camera has been received. If there is data reception, the process proceeds to step 13 (# 13), and the received data is converted into the emission intensity gain G, the flash emission gain r, Memory is stored as each variable such as pre-flat light emission time T0 and main flat light emission time T2. On the other hand, when there is no data reception, the process proceeds to step 14 (# 14).
[0039]
In step 14 (# 14), it is determined whether or not a pre-flash command is issued from the camera. If there is no pre-flash command, the process proceeds to step 15 (# 15). Go to 17).
[0040]
In step 15 (# 15), it is determined whether or not there is a main flat light emission command. If there is no main flat light emission command, the process proceeds to step 16 (# 16). Go to # 24).
[0041]
In step 16 (# 16), it is determined whether or not a main flash emission command has been issued. If there is no main flash emission command, the process returns to step 12 (# 12). Go to # 28).
[0042]
In step 17 (# 17), a predetermined emission intensity (emission intensity) h0 is substituted for h, and the process proceeds to step 18 (# 18), where h is set in the
[0043]
Subsequently, in step 19 (# 19), the multiplexer (MPX1) 42 is set to CH2 to emit flat light, and in step 20 (# 20), the light emission time T0 is preset in the timer 1 (40).
[0044]
Next, in step 21 (# 21), the trigger control circuit is turned on to start light emission of the
[0045]
In step 23 (# 23), the
[0046]
In step 26 (# 26), the multiplexer (MPX1) 42 is set to CH2, and in step 27 (# 27), the main flat emission time T2 is set to the timer 1 (40). And it progresses to step 21 (# 21)-step 23 (# 23), and main flat light emission is performed.
[0047]
In step 28 (# 28), the pre-emission integrated value Kp of 2rThe integral value Kx corresponding to the double is calculated, and in step 29 (# 29), this integral value Kx is set in the DA converter (DA1) 56. Further, in step 30 (# 30), the multiplexer (MPX1) 42 is set to CH1, and the flash light emitting circuit is connected. Next, in step 31 (# 31), the trigger circuit is turned on to start flash emission of the
[0048]
In this flow, even if the comparator 1 (53) is inverted, the flow does not return to step 11 until 100 ms (a time sufficient for the flash emission to end) has elapsed since the start of the flash emission. As soon as the comparator 1 (53) is inverted, the process may return to step 11.
[0049]
As described above, at the time of pre-emission, as shown in FIGS. 12A to 12D, the emission intensity h0 and the emission time T0 are received from the camera, and the flat emission is performed at the emission intensity h0 for the emission time T0. . Also, as shown in FIGS. 12A and 12C, at the time of main flat light emission, the gain G and the light emission time T2 are received from the camera, and the light emission intensity h0 × 2GThe flat light emission occurs during the light emission time T2. Further, as shown in FIGS. 12B and 12D, during the main flash emission, the flash integration amount Kp × 2 according to the gain r instructed from the camera based on the integral value Kp of the pre-flat emission.rA flash is emitted.
[0050]
FIG. 7 shows a main sequence flow of the camera. When starting in step 41 (# 41), in step 42 (# 42), it is determined whether or not the FELK button has been pressed. If it has been pressed, the process proceeds to step 43 (# 43). Proceed to step 46 (# 46).
[0051]
Here, the FE lock pre-flashes the strobe, and determines the strobe emission amount at the time of release based on the amount of reflected light at that time. In order to improve the operability of the FE lock, it is convenient to perform photometry in a relatively narrow area, that is, an area corresponding to partial photometry. Specifically, the subject for which the flash is to be properly exposed is placed at a distance measuring point and the FELK button is pressed. When the FELK button is pressed, pre-flat reflected light is measured as information dependent on the distance and reflectance of the main subject, and the photometric value is locked. Thus, even if the framing is changed after the pre-emission is performed, for example, unlike the conventional TTL dimming, appropriate exposure based on the locked measurement value can be obtained.
[0052]
In step 43 (# 43), a time sufficient for changing the framing or the like during the FE lock is set in the timer. In step 44 (# 44), the pre-light emission a is called.
[0053]
Here, pre-emission b is selected in step 57 (# 57), which will be described later, and the pre-emission b is to perform photometry using most of the split photometry sensors in order to perform so-called evaluation dimming.
[0054]
On the other hand, the pre-light emission a improves the operability by performing photometry in a narrow portion corresponding to one sensor including a distance measuring point. In addition, as can be seen from FIG. 12, in the pre-light emission a, the light emission time is set to be considerably shorter than the pre-light emission b at the same light emission intensity, thereby preventing wasteful consumption of the strobe light emission energy.
[0055]
In step 45 (# 45), PREEND = 1 indicating the FE lock state is set.
[0056]
In step 46 (# 46), it is determined whether or not SW1 is pressed. If it is pressed, the process proceeds to step 47 (# 47), and if it is not pressed, the process proceeds to step 49 (# 49). In step 47 (# 47), line-of-sight detection is performed.
[0057]
When AFSEL = 0 to 2 is set by the
[0058]
In step 49 (# 49), the photometry timer starts counting. In step 50 (# 50), it is determined whether or not the timer has counted up. When the timer is counted up (time up), the process proceeds to step 51 (# 51), and before the time is up, step 52 (# 52). Proceed to In step 51 (# 51), PREEND = 0 indicating that the FE is locked is set, and the process returns to step 42 (# 42).
[0059]
In step 52 (# 52), normal photometry is performed, and in step 53 (# 53), the shutter time Tv and the aperture value Av are determined based on the evaluation photometry, the program diagram, and the like.
[0060]
In step 54 (# 54), the Tv value and Av value are displayed.
[0061]
In step 55 (# 55), it is determined whether or not SW2 is on. If it is on, the process proceeds to step 56 (# 56), and the process proceeds to the release sequence. If it is off, the process returns to step 42 (# 42).
[0062]
In step 56 (# 56), it is determined whether or not PREEND = 1. When it is 1, the routine proceeds to step 58 (# 58), and when it is 0, the routine proceeds to step 57 (# 57).
[0063]
In step 57 (# 57), pre-emission b is performed before the
[0064]
In step 58 (# 58), a gain G for flat light emission or a gain r for flash light emission corresponding to one sensor or a plurality of sensors is obtained in accordance with FE lock or collective light emission. Further, G and r are calculated according to whether or not the shutter speed is higher than the synchronization time (the highest speed when the shutter is fully opened).
[0065]
In step 59 (# 59), the
[0066]
In
[0067]
In step 61 (# 61), the
[0068]
Next, a subroutine used in
[0069]
FIG. 8A shows a subroutine of normal photometry performed at
[0070]
Furthermore, sampling is dispersed as much as possible for 10 ms in order to calculate a more average value. Specifically, this is realized by forming a double loop of step 74 (# 74) and step 75 (# 75) and switching the sensor at step 76 (# 76). Thus, since AD conversion is performed 6 × 8 = 48 times in 10 ms, in step 79 (# 79), after the photometric sensor is switched, 10 ms ÷ 48 times = 208 μs is waited for in
[0071]
In
[0072]
In step 76 (# 76), a photometric sensor is selected. In step 77 (# 77), the photometric value obtained by the selected photometric sensor is AD-converted. In step 78 (# 78), SUM (i) is set for each sensor. The AD conversion values are added. After repeating it 48 times in 10 ms in a double loop, the average photometric value M (i) for each sensor is obtained in
[0073]
Next, the Tv value and Av value calculation routine performed in step 53 (# 53) will be described with reference to FIG.
[0074]
In step 86 (# 86), a control EV value EVt is obtained based on the average photometric value M (i) of each photometric sensor.
[0075]
In obtaining EVt, various corrections such as level correction, gain correction, temperature correction, and correction using an open aperture of the lens, and addition of ISO sensitivity (SV value) are performed on the photometric value.
[0076]
Further, in step 86 (# 86), in order to obtain EVt from the photometric value M (i) of the divided photometric sensor, evaluation calculation is performed based on distance measurement point emphasis such as evaluation photometry, backlight correction, lens distance information, and the like. Etc. may be performed.
[0077]
In step 87 (# 87), based on the obtained control EVt, a Tv value and an Av value are obtained from a program diagram (not shown). In the Tv priority mode other than the program mode and the Av priority mode, one of the Tv value and the Av value is preset, and the other is calculated.
[0078]
In step 88 (# 88), this subroutine is terminated.
[0079]
FIG. 9 shows a display subroutine used in step 54 (# 54).
[0080]
In step 91 (# 91), the shutter time Tv is displayed on the
[0081]
In step 92 (# 92), the aperture value Av is displayed, and in step 93 (# 93), AF is displayed on the focusing
[0082]
In step 94 (# 94), the ranging points 61 to 63 are displayed in a superimpose manner. Specifically, by selectively lighting the LEDs 27 (in reality, there are three) shown in FIG. 1, the corresponding distance measuring point appears to shine to the photographer.
[0083]
Next, in step 95 (# 95), it is determined whether or not the shutter speed is higher than the synchronization time. If it is higher, the process proceeds to step 96 (# 96), and the
[0084]
Further, in step 98 (# 98), it is determined whether or not FELK is being performed (whether or not PREEND = 1). If PREEND = 1, the process proceeds to step 99 (# 99) to add the display of the
[0085]
In step 100 (# 100), it is determined whether or not the AE mode is selected. If the AE mode is selected, the process proceeds to step 101 (# 101), the display of the
[0086]
FIG. 10A shows a sub-emission a subroutine used in
[0087]
First, in step 111 (# 111), high-speed photometry a is performed. In the high-speed photometry a, as shown in the subroutine of FIG. 11, first, in step 141 (# 141), a distance measuring point is determined. For this determination, as shown in the subroutine of FIG. 14, first, in step 171 (# 171), the set value by the 2-bit AFSEL switch is read.
[0088]
Next, in step 172 (# 172), it is determined whether or not AFSEL = 3. If AFSEL = 3, that is, in the line-of-sight detection mode, the process proceeds to step 173 (# 173), and the distance measurement point detected in line-of-sight is set to P. To do. The default is P = 0, that is, the center. When AFSEL = 0-2, an arbitrary distance measuring point can be selected, so that P = AFSEL is set at step 174 (# 174). In step 175 (# 175), the distance measuring point determination routine is terminated.
[0089]
At the distance measuring point thus determined, photometry is performed for 100 μs in the routine of high-speed photometry a. That is, SUM = 0 is set at step 142 (# 142), and a sensor corresponding to the distance measuring point P is selected at step 144 (# 144).
[0090]
The photometric value obtained by the sensor selected in step 145 (# 145) is AD converted, the AD conversion value is integrated in step 146 (# 146), and after the elapse of 12.5 μs in step 147 (# 147), step Return to step 143 from 148 (# 148). Thus, steps 143 to 148 are repeated eight times. Next, in step 149 (# 149), the average value M (p) of the photometric values is calculated, and in step 150 (# 150), the routine for high-speed photometry a is completed.
[0091]
When the high-speed photometry a is completed, in the routine for the pre-light emission a, in step 112 (# 112), it is stored as a non-steady-light photometric value A (p). Next, in step 113 (# 113), the pre-flash time T0 is set to 200 μs, and communication is performed with the flash. In step 114 (# 114), a pre-flash command is issued to the strobe.
[0092]
Note that the pre-emission time T0 was set to 200 μs for the high-speed photometry time of 100 μs because the
[0093]
At the end of the dummy waiting time, high-speed photometry a is called at step 116 (# 116), subject reflected light from the strobe flashing at a light emission intensity h0 is metered, and the average photometric value M (p) is set to step 117 (#). At 117), it is memorized as F (p). F (p) is used when the gain G (p) is obtained in the gain calculation routine of FIG. In step 118 (# 118), the pre-emission a routine is terminated.
[0094]
FIG. 10B shows a subroutine of pre-emission b used in
[0095]
First, in step 121 (# 121), high-speed photometry b is performed. In the high-speed photometry b, as shown in the subroutine of FIG. 13, first, in
[0096]
In step 152 (# 152), the average photometric value SUM of the work area is set to zero. Here, between step 151 (# 151) and step 160 (# 160), the average photometric value is obtained for all six photometric sensors, but starting from the calculation of the average photometric value of the region S5, the average photometric value of the region S0 is obtained. The calculation of the average photometric value is performed in the reverse order of normal, that is, the calculation of the average photometric value ends. This is different from the normal light metering of external light. In the case of pre-flat light emission, the photometric sensor output is unstable for a while after the start of light emission due to the circumstances of the xenon tube and the photometric sensor. This is to turn it as late as possible to obtain a more accurate measurement.
[0097]
After calculating the average photometric value of each of the areas S0 to S5 in this way, the process proceeds to step 161 (# 161), and the high-speed photometry b routine is terminated. Returning to the routine of pre-emission b, in
[0098]
In step 126 (# 126), a pre-flash command is issued to start flash emission. After waiting for 100 μs in step 127 (# 127), high-speed photometry b is performed again in step 128 (# 128).
[0099]
Then, the photometric value M (i) obtained by measuring the reflected light of the subject with pre-flat emission with each of the divided sensors is stored as F (i) in
[0100]
By the way, as shown in FIG. 17B, the A (i) photometry (Ab in the figure) in
[0101]
It should be noted that there are more favorable conditions between the A (p) photometry operation in
[0102]
Further, as shown in FIG. 10C, after performing the A (i) photometry operation in
[0103]
Note that the effective value period is 8.3 ms under a power line flicker with a frequency of 60 Hz. Therefore, when performing pre-emission b, only 8.3 ms−700 μs = 7.6 ms is performed between
[0104]
If the flicker cycle can be measured by the photometric sensor so that the waiting time can be automatically switched between 50 Hz and 60 Hz, a more complete strobe light component can be extracted.
[0105]
FIG. 15 shows the gain calculation routine used in
[0106]
In step 185 (# 185), as in
[0107]
In step 188 (# 188), the flash gain r is obtained in the same manner as in
[0108]
FIG. 16 shows a routine of shutter control and strobe light emission command used in
[0109]
In step 191 (# 191), it is determined whether or not the shutter speed is higher than the synchronization time. If the shutter speed is high, the process proceeds to step 192 (# 192), and the emission intensity gain G is communicated to the strobe. In (# 193), T2 obtained by adding .alpha.ms, which is safe to the shutter time T1, is communicated to the strobe as the main flat light emission time. In step 194 (# 194), a light emission command is issued.
[0110]
Thereafter, the leading curtain travel is started in step 195 (# 195), and after waiting for the shutter time T1 in step 196 (# 196), the trailing curtain traveling is started in step 197 (# 197), and step 198 (#) In 198), a waiting time of 100 ms or the completion of rear curtain travel is waited for, and then the routine proceeds to step 199 (# 199) and this routine is terminated.
[0111]
If it is determined in step 191 (# 191) that the shutter speed is slower than the synchronization time, the flash emission gain r is communicated to the strobe in step 200 (# 200), and the front curtain travel is performed in step 201 (# 201). Start, the count of shutter time T1 is started by the switch 202 (# 202), the completion of the leading curtain running is waited at step 203 (# 203), and a main flash emission command is issued at step 204 (# 204). In step 203 (# 203), the process may proceed to step 204 when the X contact is turned on.
[0112]
If it is determined in step 205 (# 205) that the shutter time T1 has been counted up, the process proceeds to step 197 (# 197) to start the rear curtain travel. When the rear curtain travel is completed, step 199 (# 199) is completed. ) To finish this routine.
[0113]
The present invention can also be applied to a camera system using an image recording medium other than film, and can also be applied to a camera system using an image recording medium in which shooting information can be written by a method other than magnetism.
[0114]
Moreover, you may use this invention combining the above embodiment and modification, or those technical elements as needed.
[0115]
Moreover, the present invention is applied to various types of cameras such as single-lens reflex cameras, lens shutter cameras, and video cameras, optical devices other than cameras, and other devices, and further to these cameras, optical devices, and other devices. The present invention can also be applied to a device or an element constituting the device.
[0116]
(Relationship between embodiment and claims)
[0117]
The above is the correspondence between each configuration of the present invention and each configuration of the embodiment. However, the present invention is not limited to the configuration of these embodiments, and the mechanism or the configuration of the embodiment shown in the claims has. Any configuration that can achieve the function may be used.
[0118]
【The invention's effect】
According to the present invention, after performing external light metering before pre-emission, pre-emission photometry can be performed almost continuously before the external light component is not significantly changed by the external light flicker. The value obtained by subtracting the external light metering value before the pre-flash can be brought close to the strobe light component. Therefore, if the strobe light component obtained by the present invention is used, the main light emission can be controlled appropriately and stably, and a camera system with high reliability and high reproducibility for the same scene can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view of an optical system of a camera system according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an electric circuit block diagram of the camera system.
FIG. 3 is an electric circuit block diagram of the camera system.
FIG. 4 is a view of a viewfinder, a multi-division photometric sensor, and a multi-point AF sensor in the camera system.
FIG. 5 is a control flow of the camera system.
FIG. 6 is a control flow of the camera system.
FIG. 7 is a control flow of the camera system.
FIG. 8 is a control flow of the camera system.
FIG. 9 is a control flow of the camera system.
FIG. 10 is a control flow of the camera system.
FIG. 11 is a control flow of the camera system.
FIG. 12 is a conceptual diagram of strobe light emission control by the camera system.
FIG. 13 is a control flow of the camera system.
FIG. 14 is a control flow of the camera system.
FIG. 15 is a control flow of the camera system.
FIG. 16 is a control flow of the camera system.
FIG. 17 is a conceptual diagram showing the relationship between external light metering and pre-flash metering in the conventional and the camera systems.
[Explanation of symbols]
21 split photometric sensor
33, 34 AF point selection switch
35 FE lock button
36 Release button
44 Xenon tube
49 Integral sensor
51 Emission intensity control sensor
Claims (1)
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20966895A JP3780012B2 (en) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | Camera system |
US08/680,804 US6094536A (en) | 1995-07-21 | 1996-07-16 | Flash photography system using preliminary emission and controlled main emission |
EP96111602A EP0754963B1 (en) | 1995-07-21 | 1996-07-18 | Flash photography system |
DE69624181T DE69624181T2 (en) | 1995-07-21 | 1996-07-18 | Flash photography system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20966895A JP3780012B2 (en) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | Camera system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0954364A JPH0954364A (en) | 1997-02-25 |
JP3780012B2 true JP3780012B2 (en) | 2006-05-31 |
Family
ID=16576633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20966895A Expired - Fee Related JP3780012B2 (en) | 1995-07-21 | 1995-08-17 | Camera system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3780012B2 (en) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4612225B2 (en) * | 2001-05-24 | 2011-01-12 | Hoya株式会社 | Camera strobe control device |
JP2006050337A (en) * | 2004-08-05 | 2006-02-16 | Sony Corp | Imaging apparatus, imaging method, and imaging control program |
JP2006243381A (en) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photographing apparatus |
JP2011139115A (en) * | 2009-12-25 | 2011-07-14 | Saitama Univ | High-speed camera equipment and image processing method for the same |
JP2012053265A (en) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Nikon Corp | Imaging device |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP20966895A patent/JP3780012B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0954364A (en) | 1997-02-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3077791B2 (en) | Camera with built-in strobe | |
JP4124874B2 (en) | camera | |
JP3695380B2 (en) | camera | |
JP3780012B2 (en) | Camera system | |
JPH037086B2 (en) | ||
JP3647085B2 (en) | Camera system | |
JPH0943670A (en) | Camera system | |
JP2000081647A (en) | Camera | |
JP3382422B2 (en) | Strobe control system | |
JP4380300B2 (en) | Camera system and flash device | |
JP2000267151A (en) | Camera | |
JPH11109453A (en) | Camera system | |
JP3103620B2 (en) | Camera with zooming device during exposure | |
JPH0961910A (en) | Camera system and stroboscopic device | |
JP3294885B2 (en) | Camera with zoom | |
JP3221817B2 (en) | Strobe dimming system | |
JPH0915490A (en) | Automatic focusing device and camera | |
JPH035569B2 (en) | ||
JPH077173B2 (en) | Exposure calculator | |
JP3461220B2 (en) | Automatic control camera | |
JPH0933992A (en) | Stroboscopic light control system | |
JPH11174542A (en) | Stroboscopic device | |
JPS6290633A (en) | Flash photography device | |
JPH04212134A (en) | Camera provided with exposure interval zooming device | |
JPH0713718B2 (en) | Flash dimmer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060306 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140310 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |