JP3779099B2 - Small engine intake system for portable working machines - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チェンソー、刈払機、送風機等の携帯用作業機に用いる空冷式の小型エンジンの吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯用作業機での作業は一般に切屑、切粉、砂塵等の塵埃を発生することが多く、そのため、携帯用作業機に用いる空冷式の小型エンジンの気化器の吸引口に設けられたフィルターの目づまりを発生し易く、清掃間隔が短くて作業効率が悪いという問題があった。その対策としては、例えば特開平6−173797号公報に開示されたものがある。
【0003】
以下に特開平6−173797号公報に開示されたエンジンの吸気装置に基づいて従来技術の説明を行うが、同公報に記載された内容を解り易く説明するために、同公報に開示されたエンジンの吸気装置と同等の構成図面により説明する。図4は従来技術に係るチェンソー1aの側面図であり、ファンケースを取り外した状態を示している。図5は平面図であり、一部は図4のC−C矢視断面図を示している。
【0004】
図4、図5において、空冷式のエンジン2は上部に持ち運び用のハンドル3を有するエンジンケース4に内設されており、前方に向ってエンジンケース4の右側面に取着されたサイドカバー4aとエンジンケース4との間の前部に固着されたガイドバー9aの外周にソーチェン9が回転自在に係合している。エンジン2の図示しないクランク軸の端部には冷却風送風用のファン10が取着されており、エンジン2を駆動すると図4に示す矢印Y方向に回転するようになっている。ファン10は、円形の回転体11の側面外周部に複数の翼板12,12…を放射状に設けてなっている。また、エンジンケース4の後端部には密閉された吸気室5が設けられており、吸気室5には図示しない気化器の吸引口6に取着されたフィルタ7が内設されている。さらに、吸気室5の下部には吸気口8が設けられている。
【0005】
図5において、ファン10が配設された側のエンジンケース4の側面には、外カバー21aと内カバー31aとを有するファンケース20aがファン10を被覆するように取着されている。図6は、図5のD−D矢視図である。図5、図6において、外カバー21aのファン10の回転中心部に相当する部位にはリコイルスタータプーリ13が設けられており、リコイルスタータプーリ13とリコイルスタータハンドル14とは所定長さのワイヤ等で連結されている。外カバー21aのファン10外周部の近傍には外気を吸入するための外気取入口22が設けられており、外カバー21aと内カバー31aとにはファン10の外周部に沿って渦巻き型導風溝23,32が形成されている。内カバー31aの内面には導風板33が設けられ、この導風板33によりエンジン2に冷却風を導くための導風部34を形成している。また、外気取入口22に対して他端側(後部側)の内カバー31aの前記吸気室5の吸気口8に対応する位置には、エンジン2に燃焼用の空気を送るための送気口35が設けられている。さらに、外カバー21aの内面には2つの仕切壁24a,24aが設けられており、仕切壁24a,24a、外カバー21a及び内カバー31aによって、リコイルスタータプーリ13の外周に沿って設けられた燃焼用空気の吸入口25aと、吸入口25a及び送気口35間を連通する吸気通路26とを形成している。吸入口25aは、図4の細い2点鎖線により示すように、また図5、図6に示すように、ファン10の翼板12の回転中心寄りに位置し、かつリコイルスタータプーリ13の外周に沿って設けられている。図5に示すように、吸入口25aを形成する仕切壁24aの端面28aの仕切壁24a立設方向の高さは、内カバー31aの渦巻き型導風溝32の内周壁36の端面37の立設方向高さよりもtだけ低く設定されている。送気口35と吸気口8とは、図5に示すように接続管29により接続されている。
【0006】
次に、作用について説明する。作業時は、作業者はエンジン2を駆動してソーチェン9を回転させ、ハンドル3を把持してソーチェン9で枝打ち作業等を行う。エンジン2を駆動すると、ファン10は図4に示す矢印Y方向に回転し、これにより外気は外カバー21aの外気取入口22から吸入され、渦巻き型導風溝23,32で加圧されて導風部34に到り、導風板33によりエンジン2の外周部に導かれてエンジン2を冷却する。また、外気取入口22から吸入された外気の一部は、吸入口25aから吸気通路26、送気口35及び吸気口8を順次経て吸気室5に送られ、この後フィルタ7で濾過されて気化器に入る。エンジン2が高速回転すると吸気室5の多量の空気がエンジン2に吸入される。そのため吸気室5及び吸気通路26の圧力は低下し、外気取入口22から吸入された空気は吸入口25aから吸入される。切屑や切粉等の塵埃は遠心力により渦巻き型導風溝23,32の外周部に多く集まり、比較的塵埃の少ない空気が吸入口25aから吸入される。したがって、フィルタ7の目づまりは少なくなり、清掃間隔も長くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平6−173797号公報に開示されているような吸気装置の構成においては、次のような理由によって、上向きの枝打ち作業時に前述した塵埃除去機能を十分に発揮することが困難である。すなわち、高い木の枝打ち作業では上向きの作業となるため、多量の切屑や切粉がチェンソー本体にふりかかり、燃焼用空気の中にも多量の切粉等が混入して早期にフィルタ7の目詰まりを起こす。特に、檜、杉の皮の切粉は非常に細かく、檜、杉の上向きの枝打ち作業を行うと細かい切粉がフィルター7に詰まり、短時間おきに清掃しなければならない。例えば、通常作業においては清掃間隔は30時間程度であるのに対し、檜、杉の上向き枝打ち作業では2時間おきに清掃しなければならず、作業効率が極めて悪いという問題がある。
【0008】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、細かい塵埃を生ずる場合の上向き作業においても、フィルターの目詰まりが発生しにくく、作業効率を向上できる携帯用作業機に用いる小型エンジンの吸気装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記目的を達成するため、本発明に係る携帯用作業機に用いる小型エンジンの吸気装置の第1発明は、外周部に放射状に複数の翼板を配設したファンを、外気取入口を有する外カバーと、外カバーに内設された内カバーとを備えたファンケース内に回転自在に配設し、外カバー及び内カバーにより、外気取入口からの空気をファンの外周部に沿って導く渦巻き型導風通路溝とこの導かれた空気をエンジンに送るための導風部とを形成すると共に、前記翼板の径方向の回転中心寄り近傍に開口し、かつ渦巻き型導風通路溝により導かれた空気の一部を吸入する吸入口と、この吸入口とエンジンの気化器の吸引口に取着されたフィルタを内設する吸気室とを連通する吸気通路とを形成する仕切壁を外カバー又は内カバーに設けてなる携帯用作業機に用いる小型エンジンの吸気装置において、
吸入口を形成する仕切壁の部位にファンの回転方向に対向してほぼ径方向に沿って壁面を設け、また、仕切壁にファンの回転中心に近い外壁を設け、側面視で、壁面と外壁とで略3角形状を成す防塵壁を、その3角形の外壁 (27) と防塵壁 (41) とで成す一頂点側をファンの回転方向に対向する方向に向けて壁面に設けて、外気取入口から渦巻き型導風通路溝に沿って吸入口に向かう空気の一部を導風部に導くようにした構成としている。
【0010】
上記構成によれば、外カバーの外気取入口から吸入されたファン外周部の空気の防塵壁近傍から導風部への通路が、略3角形状の防塵壁(41)により滑らかな形状に形成される。このため、外気取入口から吸入された切屑、切粉及び砂塵等の塵埃を含んだ空気が直接吸入口の略径方向の壁面に衝突して乱流を発生させることが無くなる。したがって、塵埃を多く含んだファン外周部の空気は渦巻き型導風通路溝の防塵壁近傍から導風部に円滑に誘導され、よって塵埃の少ないファン内周部の空気がファンと仕切壁との隙間を通って吸入口から吸入される。この結果、フィルタの目詰まりが発生し難くなって目詰まりまでの時間が延長されるので、清掃間隔時間が長くなり作業効率を向上できる。
【0011】
第2発明は、第1発明に基づき、渦巻き型導風通路溝の内周側に有する内周壁で、防塵壁近傍の部位に、切欠部を形成した構成としている。
【0012】
第2発明によれば、フアン外周部の空気の防塵壁近傍から導風部への通路が広く形成される。このため、塵埃を多く含んだファン外周部の空気は、抵抗がほとんどなくスムースに導風部に誘導されるので、吸入口から吸入される空気に含まれる塵埃を一層低減させることができる。
【0013】
第3発明は、第1発明に基づき、仕切壁の吸入口を形成する部位及び防塵壁の、ファンの回転中心に近い外壁の立設方向高さを、渦巻き型導風通路溝の内周側に有する内周壁よりも高くした構成としている。
【0014】
第3発明によれば、仕切壁の吸入口を形成する部位及び防塵壁の、ファン回転中心に近い外壁の立設方向高さが、渦巻き型導風通路溝の内周壁よりも高く、すなわち従来のものより高くなる。したがって、ファン内周部の空気の塵埃はこの外壁を直接乗り越えて吸入口から入り難くなり、よって吸入口から吸入される塵埃の量はさらに低減される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る携帯用作業機に用いる小型エンジンの吸気装置の実施形態について、図面を参照して詳述する。
【0016】
図1はチェンソー1のファンケースを除いた状態の側面図であり、図2はチェンソー1の本発明に係る要部の図1のA−A矢視断面図であり、図3は図2のB−B矢視図である。なお以下では、図4、図5、図6に示した構成要素と同一の構成要素には同一符号を付して前記と重複する説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0017】
図3に示すように、吸入口25は仕切壁24と内カバー31とにより形成されている。仕切壁24のファン10の回転方向(矢印X方向)と対向する部位には、ファン10のほぼ径方向に沿った壁面40(図7参照)が設けられている。壁面40には、側面視で、ファン10の径方向に沿った壁面40の長さKを一辺として外壁27 ( 後述 )( 図7参照 ) とともに略3角形状 ( 図3参照 ) を成す防塵壁41 ( 図7参照 ) が、その3角形の一頂点側をファン10の回転方向(矢印X方向)に対向する方向に向けて、かつリコイルスタータプーリ13に沿って設けられている。防塵壁41の外カバー21に対する立設方向高さは、仕切壁24の立設方向高さと同一に設定されている。そして、防塵壁41近傍の、渦巻き型導風溝32の内周壁36には、所定幅Lの切欠部42が設けられている。すなわち、防塵壁41と切欠部42とは、外気取入口22から吸入した空気を導風部34に導入する通路を形成している。また、吸入口25を形成する仕切壁24の部位と防塵壁41とのファン10の回転中心に近い外壁27、すなわちリコイルスタータプーリ13の外周に沿った円弧長さR部分の端面28の立設方向高さを、図2に示すように、内カバー31の渦巻き型導風溝32の内周壁36の端面37の同方向高さよりも所定長さSだけ高く設定している。
【0018】
次に、作用及び効果について図3を参照して説明する。
エンジン2を駆動すると、ファン10が回転し、外気は外気取入口22から吸入され、ファン10の外周部に設けられた渦巻き型導風溝23,32を通って導風部34に導入される。このとき、切屑、切粉及び砂塵等の塵埃は遠心力で渦巻き型導風溝23,32の外周壁面に沿って流れる。また、渦巻き型導風溝23,32の内周壁36より内側の空気もファン10の回転により矢印X方向に回転し、防塵壁41と切欠部42とにより形成された通路を通って導風部34に円滑に流れる。したがって、外気はファン10の径方向に沿って設けた壁面40に衝突して流れを乱されることはなく、ファン10と防塵壁41及び仕切壁24との隙間を通った、切粉の比較的少ない空気が、吸入口25に吸入される。さらに、吸入口25を形成する仕切壁24のファン10の回転中心に近い外壁27の立設方向高さを高くしたため、切粉等がファン10の回転中心側から直接外壁27を乗り越えにくくなるので、吸入口25から吸気通路26、送気口35及び吸気口8を経て吸気室5に吸入される切粉等の量を低減することができる。
以上の結果、フィルタの目づまりを防止し、清掃間隔を数倍にすることが可能である。
【0019】
なお、本発明の携帯用作業機に用いる小型エンジンの吸気装置は、チェンソー以外の用途に使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸気装置を備えたチェンソーのファンケースを取り外した状態を示す側面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図2のB−B矢視図である。
【図4】従来の吸気装置を備えたチェンソーのファンケースを取り外した状態を示す側面図である。
【図5】チェンソーの平面図で、一部図4のC−C矢視断面図である。
【図6】図5のD−D矢視図である。
【図7】図3に示すチェンソーの斜視図である。
【符号の説明】
2:エンジン、10:ファン、12:翼板、20:ファンケース、21:外カバー、22:外気取入口、23,32:渦巻き型導風溝、24:仕切壁、25:吸入口、26:吸気通路、27:外壁、28,37:端面、31:内カバー、33導風板、34:導風部、36:内周壁、40:壁面、41:防塵壁、42:切欠部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air-cooled small engine intake device used for portable working machines such as a chain saw, a brush cutter, and a blower.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, operations on portable work machines generally generate dust such as chips, chips, sand dust, etc. Therefore, they are provided at the suction port of the vaporizer of an air-cooled small engine used for portable work machines. There was a problem that filter clogging was likely to occur, the cleaning interval was short, and work efficiency was poor. As a countermeasure, for example, there is one disclosed in JP-A-6-1773797.
[0003]
The prior art will be described below based on the engine intake device disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 6-1773797. In order to easily explain the content described in the same publication, the engine disclosed in the same publication is disclosed. This will be described with reference to the same configuration drawing as that of the intake device. FIG. 4 is a side view of the chain saw 1a according to the prior art, and shows a state where the fan case is removed. FIG. 5 is a plan view, and a part thereof shows a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
[0004]
4 and 5, the air-cooled
[0005]
In FIG. 5, a
[0006]
Next, the operation will be described. When working, the operator drives the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration of the air intake device as disclosed in the above-mentioned JP-A-6-1773797, it is difficult to sufficiently perform the above-described dust removing function during upward pruning work for the following reason. is there. That is, since a high tree pruning operation is an upward operation, a large amount of chips and chips are sprinkled on the chain saw body, and a large amount of chips and the like are mixed into the combustion air, so that the eyes of the filter 7 can be quickly observed. Cause clogging. In particular, the cuttings of straw and cedar bark are very fine. When the upward pruning operation of the straw and cedar is performed, the fine chips are clogged in the filter 7 and must be cleaned every short time. For example, the cleaning interval is about 30 hours in the normal operation, whereas the upward pruning operation of the reeds and cedars must be cleaned every 2 hours, which causes a problem that the work efficiency is extremely poor.
[0008]
The present invention has been made paying attention to the above-mentioned problems, and even in upward work when fine dust is generated, the filter is not easily clogged, and a small engine used for a portable work machine that can improve work efficiency. It aims to provide an intake device .
[0009]
[Means, actions and effects for solving the problems]
In order to achieve the above object, a first invention of a small engine intake device for use in a portable work machine according to the present invention provides a fan having a plurality of blades arranged radially on an outer peripheral portion, and an outside air intake port. A swirl that is rotatably arranged in a fan case having a cover and an inner cover provided in the outer cover, and guides air from the outside air intake along the outer peripheral portion of the fan by the outer cover and the inner cover. Forming a wind guide passage groove and a wind guide portion for sending the guided air to the engine, opening near the rotational center in the radial direction of the wing plate, and guiding by the spiral wind guide passage groove. The partition wall that forms an intake port for sucking a part of the air and an intake passage that communicates the intake port and an intake chamber in which a filter attached to the suction port of the carburetor of the engine is connected is removed. portable working machine which is provided on the cover or the inner cover An intake system for a small engine to be used,
A wall surface is provided along the radial direction at the part of the partition wall that forms the suction port so as to face the rotation direction of the fan, and an outer wall that is close to the rotation center of the fan is provided on the partition wall. A dust-proof wall having a substantially triangular shape is provided on the wall surface so that one apex side formed by the triangular outer wall (27) and the dust-proof wall (41) faces the direction of rotation of the fan. A part of the air directed from the intake port along the spiral-type air guide passage groove toward the suction port is guided to the air guide portion.
[0010]
According to the above configuration, the passage from the vicinity of the dust-proof wall of the outer periphery of the fan sucked from the outside air inlet of the outer cover to the wind guide portion is formed in a smooth shape by the substantially triangular dust-proof wall (41). Is done. For this reason, air containing dust such as chips, chips, and sand sucked in from the outside air inlet does not directly collide with the substantially radial wall surface of the suction port to generate turbulent flow. Therefore, the air on the outer periphery of the fan containing a large amount of dust is smoothly guided from the vicinity of the dust-proof wall of the spiral type air guide passage groove to the air guide, so that the air on the inner periphery of the fan with less dust is It is inhaled from the inlet through the gap. As a result, clogging of the filter is less likely to occur and the time until clogging is extended, so that the cleaning interval time is increased and work efficiency can be improved.
[0011]
The second aspect of the invention is based on the first aspect of the invention and has a configuration in which a notch is formed in a portion near the dust-proof wall on the inner peripheral wall of the spiral-type air guide passage groove on the inner peripheral side.
[0012]
According to the second invention, the passage from the vicinity of the dust-proof wall of the air at the outer periphery of the fan to the air guide portion is formed widely. For this reason, the air in the outer peripheral portion of the fan containing a large amount of dust has almost no resistance and is smoothly guided to the air guide portion, so that the dust contained in the air sucked from the suction port can be further reduced.
[0013]
The third invention is based on the first invention, and the height of the outer wall of the partition wall that forms the suction port of the partition wall and the dust-proof wall near the rotation center of the fan is set to the inner peripheral side of the spiral-type air guide passage groove. It is set as the structure made higher than the inner peripheral wall which has.
[0014]
According to the third aspect of the present invention, the height of the outer wall of the partition wall that forms the suction port and the dust-proof wall near the fan rotation center is higher than the inner peripheral wall of the spiral-type air guide passage groove. Higher than the ones. Therefore, the dust in the air at the inner periphery of the fan directly gets over the outer wall and is difficult to enter from the suction port, so that the amount of dust sucked from the suction port is further reduced.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an intake device for a small engine used in a portable work machine according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0016]
FIG. 1 is a side view of the chain saw 1 with a fan case removed, FIG. 2 is a cross-sectional view of the main part of the chain saw 1 according to the present invention, taken along line AA in FIG. 1, and FIG. It is a BB arrow line view. In the following, the same components as those shown in FIGS. 4, 5, and 6 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted, and only different portions are described.
[0017]
As shown in FIG. 3, the
[0018]
Next, functions and effects will be described with reference to FIG.
When the
As a result, clogging of the filter can be prevented and the cleaning interval can be increased several times.
[0019]
The intake device for a small engine used in the portable working machine of the present invention can be used for purposes other than a chain saw.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a state in which a fan case of a chain saw provided with an intake device of the present invention is removed.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 3 is a view taken along arrow BB in FIG. 2;
FIG. 4 is a side view showing a state where a fan case of a chain saw provided with a conventional air intake device is removed.
5 is a plan view of the chain saw and is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG.
6 is a view taken along the line DD in FIG. 5;
7 is a perspective view of the chain saw shown in FIG. 3; FIG.
[Explanation of symbols]
2: engine, 10: fan, 12: vane plate, 20: fan case, 21: outer cover, 22: outside air intake, 23, 32: spiral-type air guide groove, 24: partition wall, 25: suction port, 26 : Intake passage, 27: outer wall, 28, 37: end face, 31: inner cover, 33 air guide plate, 34: air guide part, 36: inner peripheral wall, 40: wall surface, 41: dustproof wall, 42: notch part.
Claims (3)
吸入口(25)を形成する仕切壁(24)の部位にファン(10)の回転方向に対向してほぼ径方向に沿って壁面(40)を設け、また、前記仕切壁(24)にファン(10)の回転中心に近い外壁(27)を設け、側面視で、壁面(40)と外壁(27)とで略3角形状を成す防塵壁(41)を、その3角形の外壁 (27) と防塵壁 (41) とで成す一頂点側をファン(10)の回転方向(矢印X方向)に対向する方向に向けて壁面(40)に設けて、外気取入口(22)から渦巻き型導風通路溝(23,32)に沿って吸入口(25)に向かう空気の一部を導風部(34)に導くようにしたことを特徴とする携帯用作業機に用いる小型エンジンの吸気装置。A fan (10) having a plurality of blades (12, 12 ...) arranged radially on the outer periphery is provided in an outer cover (21) having an outside air inlet (22) and an outer cover (21). The fan case (20) having the inner cover (31) formed therein is rotatably arranged, and the air from the outside air inlet (22) is supplied to the fan (22) by the outer cover (21) and the inner cover (31). And 10) a spiral-type air guide passage groove (23, 32) guided along the outer peripheral portion and an air guide portion (34) for sending the guided air to the engine (2). An inlet (25) that opens near the radial center of (12,12 ...) and sucks a part of the air guided by the spiral air guide passage groove (23,32); An intake passage (26) is formed which communicates the suction port (25) with an intake chamber (5) in which a filter (7) attached to the suction port (6) of the carburetor of the engine (2) is installed. with partition walls (24) to the outer cover (21) or inner cover (31) formed by providing a portable working machine to An intake system for a small engine,
A wall surface (40) is provided substantially along the radial direction at the part of the partition wall (24) forming the suction port (25) so as to oppose the rotation direction of the fan (10), and the fan is provided on the partition wall (24). The outer wall (27) close to the rotation center of (10) is provided, and the dust-proof wall (41) having a substantially triangular shape by the wall surface (40) and the outer wall (27) in a side view is provided with the triangular outer wall (27 ) and provided one corner side forming with the dust-proof wall (41) to the fan (direction of rotation of 10) (the wall in the direction opposite to the arrow X) (40), spiral wound from the outside air inlet (22) Intake of a small engine used in a portable working machine characterized in that a part of the air directed to the inlet (25) along the air guide passage groove (23, 32) is guided to the air guide (34) Equipment .
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