JP3774129B2 - Thermal transfer thermal printer - Google Patents
Thermal transfer thermal printer Download PDFInfo
- Publication number
- JP3774129B2 JP3774129B2 JP2001182359A JP2001182359A JP3774129B2 JP 3774129 B2 JP3774129 B2 JP 3774129B2 JP 2001182359 A JP2001182359 A JP 2001182359A JP 2001182359 A JP2001182359 A JP 2001182359A JP 3774129 B2 JP3774129 B2 JP 3774129B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribbon
- paper tube
- recording paper
- platen roller
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Common Mechanisms (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、普通紙にリボンを用いて印字する熱転写方式のサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のサーマルプリンタは、記録紙にラベルを使用する場合を考慮して、記録紙の移送路に配置されたラベルピッチセンサーが、ラベルを仮着した台紙の裏側にラベルピッチに対応して印刷されたセンサーマークを確実に検出できるようにするために、インクリボンとヘッドが記録紙を挟んでプラテンローラと接触する平行な状態において、記録紙をセンサー側へ押し付ける記録紙押さえが配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
記録紙押さえは、ラベルピッチセンサーの大きさ(幅)に対応した大きさに作られ、そして、センサーの位置に対応して記録紙を幅方向の部分的な場所を押すことになる。従って、インクリボンを記録紙と記録紙押さえとの間に通した場合、リボンも幅方向の部分的な場所を押されることになり、記録紙より遙かに薄いインクリボンは印字部に到達するまでに皺になって鮮明な印字が行えないようになってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
サーマルヘッドとプラテンローラとの印字部にインクリボンと記録紙を挟んで印字し、プラテンローラが本体固定部に配置され、インクリボンとサーマルヘッドとが一緒にプラテンローラに対して接離するようにする熱転写方式のサーマルプリンタであって、サーマルヘッドとインクリボンとを支持する共通の基盤は、プラテンローラの側方で記録紙の移送方向と平行な一端部を支点として本体固定部に片持ち支持されていると共に、該リボンとヘッドが記録紙を挟んでプラテンローラと接触する状態と、略90゜の起立までの離反回動状態を採ることができ、また、インクリボンは、未使用部分がリボン供給紙管に巻装されていると共に、その先端がサーマルヘッドのプラテンローラとの対向面を通ってリボン巻取紙管に取り付けられ、そして、リボン供給紙管及びリボン巻取紙管における夫々の一方の端部が前記基盤に結合されているリボンベースに配置されたベース側供給紙管軸及びベース側巻取紙管軸に嵌合され、そしてまた、該供給紙管及び巻取紙管における夫々の他方の端部がこの開放端側を連結するリボンカバーに配置されたカバー側供給紙管軸及びカバー側巻取紙管軸に嵌合され、更に、サーマルヘッドをプラテンローラに接触させた状態で、印字部に至るまでのインクリボンと記録紙の並走部において該リボンと記録紙を分離する分離ピンが、前記基盤に対してその一端部側で片持ち支持されるとともに、印字時にインクリボンと記録紙を分離する印字状態形成位置と、インクリボンの装着路を開放する開放位置との間を回動自在に設けられ、しかも、該分離ピンが、記録紙を移送路のインクリボンとは反対側に位置するラベルピッチセンサー側へ押し付ける記録紙押さえを支持しており、更にまた、開閉作用部とカム作用部とを備えたリボン着脱規制部材を、基盤の他端側に、第1の位置と第2の位置との間で回動自在となるように設け、リボン着脱規制部材を第1の位置に回動させた際には、開閉作用部により、リボン供給紙管及びリボン巻取紙管に対するリボンカバーの着脱動作が不可能となり、リボン着脱規制部材を第2の位置に回動させた際には、リボン供給紙管及びリボン巻取紙管に対するリボンカバーの着脱動作が可能となるとともに、カム作用部により、分離ピンを前記開放位置に移動させるようにした熱転写方式のサーマルプリンタを提供する。
【0005】
【作用】
インクリボンとサーマルヘッドとをプラテンローラから離反させた状態において、リボン着脱規制部材の操作により、インクリボンの着脱を可能にすることと、分離ピンに支持された記録紙押さえの反記録紙押さえ側にリボン装着路を形成させることとが連動するようになっていて、インクリボンの交換/装着が適正に行える。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0007】
図1は、本発明のサーマルプリンタの外観を示す斜視図であり、図2は、図1から上蓋を後方へ略90゜開いた状態を示す斜視図であり、図3は、下面にサーマルヘッドを配置し、上面にオープンタイプのインクリボンを装架できるヘッド・リボン構造体を、図2からサーマルヘッドをプラテンローラより離間させるように略90゜起立させた状態を示す斜視図であり、図4は、ダイヤル保持板及びリボン着脱規制ダイヤルを取り除いたヘッド・リボン構造体の展開斜視図であり、図5は、ダイヤル保持板及びリボン着脱規制ダイヤルを中心とした展開斜視図であり、図6は、リボン着脱規制ダイヤルを右旋回動させ始めた途中状態を示す図3の平面図であり、図7は、リボン着脱規制ダイヤルを完全に右旋回動させて、リボンカバーをリボンベース側から連設させた位置決め部材より外し、リボンベース及びリボンカバーを展開させた状態の斜視図であり、図8は、リボンカバーが取り除かれていると共に、突堤部を省略して、インクリボンを装着した初期の状態の図2に対応した側面図であり、図9は、同じく、電源投入直後の状態の同じく側面図である。
【0008】
図1において、サーマルプリンタ本体1は、固定部100と上蓋200とから構成されていて、上蓋200は、背面部の蝶番により固定部100に対して前後に開閉できるようになっており、上面に横に3つ並んだ「feed」、「on line」及び「test」の各操作キーが、また、縦に4つ並んだ「paper」、「battery」、「ribbon」及び「machine」の各エラー表示用の発光素子が夫々配置され、一方、固定部100の前面において数条の山形の突起が並んで見える部分は、上蓋200における顎部202(図2参照)との協同による排紙口102である。
【0009】
図2乃至9において、固定部100の後方部がロール状の記録紙300に対するロールホルダー(ロール収容部)104になっており、前方部にプラテンローラ106,ヘッド・リボン構造体120及びプラテンローラ106に対するサーマルヘッドのヘッド開閉レバー108が配置されている。図2では、インクリボンを介したサーマルヘッドがプラテンローラに対して、記録紙を挟んで接触した平行な状態になっている。
【0010】
ヘッド開閉レバー108は、フック板110に一体に取り付けられていて、フック板110が固定部100の見えない内部下方において枢支されていると共に、図示(図2,3)位置で制限されている左旋習性が与えられているもので、その習性に抗して右旋操作される。
【0011】
ヘッド・リボン構造体120は、固定部100におけるプラテンローラの側方(記録紙の移送方向と平行)に位置する一対の起立した柱112(右側は隠れて見えない)に対して、軸122により方持ちに枢支された基盤124を中心にして、その下側にヘッドユニット及び記録紙リボン分離ユニットが、その上側にリボンユニットが夫々配置されている。
【0012】
基盤124は、2つの板金部材124A,124B(図5参照)を一体にした形に構成されていると共に、初動のみロールホルダー104から延設されたバネアーム105の復元力により左旋習性が与えられ、その後略90゜の起立状態までのどの角度位置でも止まるように軸摩擦を作用させているものであり、また、機能部分は、図4に示す如く、基盤124の左右に渡されたヘッド支持板140に対するヘッド軸126と、同じくヘッド支持板140に対するストッパーとしての一対(左右方向)の外側から内側への折り曲げ128(片方は見えない)と、リボンユニットを位置決めする一対(前後方向)の凸条部130と、図2に示すように、フック板110に係止されるピン132及び該ピンに近設されたゴムかプラスチックのカバー(図5参照)を施される摘み134である。
【0013】
ヘッドユニットは、基盤124のヘッド軸126に回動可能に配置されたヘッド支持板140と、該支持板140に取り付けられたラインタイプのサーマルヘッド142とから成り、サーマルヘッド142の裏側近辺において基盤124と支持板140との間に複数個並べられた図示しない圧縮バネにより支持板140の両側が折り曲げ128に当接して制限されるまでの左旋性が与えられていると共に、図2のように基盤124のピン部132がフック板110に係止されている状態では、支持板140の両側と折り曲げ128との間に隙間が生じる形にサーマルヘッド142が記録紙またはインクリボンと記録紙を挟んでプラテンロール106に弾接される。
【0014】
記録紙リボン分離ユニットは、基盤124の左右に渡された分離軸150と、該軸150の一端に固定された連結アーム152と、軸150の他端に固定された押されアーム153と、連結アーム152の先端側で片持ちに支持された分離ピン154,155と、両ピン154,155に嵌合固定された記録紙押さえ156と、分離ピン154に遊嵌された輪切り状の記録紙ガイドローラ群157と、分離軸150に遊嵌された輪切り状の第2リボンガイドローラ群159とによって構成されている。そして、分離ピン154,155及び記録紙押さえ156は、図2の状態において、印字部へ向かうインクリボンと記録紙との並走部に位置している。
【0015】
固定部100におけるロールホルダー104とプラテンローラ106との間の記録紙移送路に反射式のラベルピッチセンサー114が配置されていて、図3から図2の状態に復帰した時に、記録紙押さえ156が記録紙300をセンサー114側へ押し付け、記録紙がラベルである場合における台紙の裏側にラベルのピッチに対応して印刷されたセンサーマークが確実に検出されるようになっている。
【0016】
リボンユニットは、リボンベース160とリボンカバー169とによりインクリボン400を挟み込むようにして構成され、リボンベース160にはリボン供給部とリボン巻取部とを分ける突堤部162と基盤124における一対の凸条部130を抱え込める一対の切り欠き163とが形成され、また、リボン供給部を出た直後位置において軸164に遊嵌された輪切状の第1のリボンガイドローラ群165が配置され、更に、リボン巻取部に入る直前位置においてプラテンローラとサーマルヘッドの印字部(サーマルヘッドとプラテンローラとの対向面)を通過して向きを変え、リボン巻取部へ向かうリボンの移送路に出没できるように軸167により回動可能なリボン検知板166が配置され、更にまた、自己の復帰力で検知板166をリボンの移送路へ侵入させるようにマイクロスイッチSW(図8,9参照)が配置されている。
【0017】
また、リボンベース160の基底部170には、ツバ付きのベース側リボン供給紙管軸172とツバ付きのベース側リボン巻取紙管軸173とが配置され、供給紙管軸172が摩擦抵抗を受けている(或いは供給紙管軸172にトルクリミッターが配置されている)一方、巻取紙管軸173がツバの裏側で減速歯車を介して突堤部162の内部に配置されたリボン巻取モータに連結されている。
【0018】
更に、リボンカバー169には、基底部170との対向面側に同様のカバー側リボン供給紙管軸(175となるが見えない)とカバー側リボン巻取紙管軸(176となるが見えない)が回転可能に取り付けられ、また、リボンカバー169は、点対称形状であると共に、一対のほぞ178を形成している。そして、紙管軸は共通して、モールド成型部品であり、周囲に複数の弾性膨出部を形成していて、インクリボン400に対する供給紙管402または巻取紙管404を嵌合によって弾性保持できるようになっている。
【0019】
図5及び6,7を参照して、片持ち支持された基盤124(板金部材124B)の開放側端面124Xには、モールド成型されたダイヤル保持版180が、ヘッド軸126及び分離軸150の夫々の他端側(片持ち支持の開放端側と同じ方向)を支持できる形に取り付けられている。
【0020】
ダイヤル保持板180は複雑な形状をしており、開放側端面124Xとの間にリボン着脱規制ダイヤル190の基部を収容する段差部181と該ダイヤル190を露出させる丸孔182を形成していると共に、その段差部181には、分離軸150の他端に固定された押されレバー153も収容する形になる。また、ダイヤル保持板180は、板金部材124Bの開放側端面124X直交したリボンユニット対向面124Yに臨むほぞ穴ブロック183を連設しており、このほぞ穴ブロック183には、リボンカバー169のほぞ178を両側から収容するほぞガイド184が形成されている。
【0021】
更に、ダイヤル保持板180には、分離ピン154,155の夫々の他端を収容する凹部185,186が形成されている。一方、板金部材124Aと124Bとが一体に固定される時にその間に挟み込まれるスペーサー187には、分離ピン154,155の連結アーム152から突出した夫々の一端を収容する凹部188,189が形成されている。(図3,5参照)
【0022】
リボン着脱規制ダイヤル190は、ダイヤル保持板180の段差部181と板金部材124Bの開放側端面124Xとの間に収容されると共に、丸孔182から露出することで回動可能に配置され、また、押されアーム153を押して分離軸150を左旋させることができるカム192と、ほぞガイド184の開放側端面を開閉する開閉アーム194とを形成している。
【0023】
未使用のインクリボン400は、リボン供給紙管402に巻装され、その先端が所定の経路を経てリボン巻取紙管404に取り付けられるものであるが、その手順は次の通りである。
【0024】
図1の状態から両サイド手前側のプッシュボタンを押してロックを外し、上蓋200を後方へ開けると図2の状態になる。図2では未使用のインクリボン400が供給側にセットされ、先端のリボン巻取紙管404への取り付けが省略された形に示されているが、未使用のインクリボン400を装填しようとしている訳であるから、使用を開始する時のように全部の紙管軸172,173及び175,176が丸裸で見えている(175,176は図示上隠れている)か、交換時では、図とは逆に、使用済のインクリボン400が巻取紙管404に巻装され、リボン供給紙管402が裸で見えている状態である。
【0026】
リボン着脱規制ダイヤル190は、第1の位置である回動左旋の制限位置(図2及び図5参照)にあって、開閉アーム194がほぞガイド184を塞いで、ほぞ178を抜けなくし、リボンカバー169を外せなくしており、また、カム192が押されレバー153(分離軸150に固定:図4参照)から退避していて、分離軸150に固定の連結アーム152に取り付けられた分離ピン154,155の夫々の両端が凹部185,186及び188,189に収容されるようにしている。即ち、インクリボン400は、取り外せなかったり、装着できない。
【0027】
ダイヤル保持板180の一部上面を取り除いて示した図6は、リボン着脱規制ダイヤル190を右旋回動させ始めた初期の状態であり、開閉アーム194がほぞガイド184の開放側端面を露呈させ始め、またカム192が押されレバー153を押し始めて、分離軸150を介して、連結アーム152及び記録紙押さえ156支持した分離ピン154,155を一体に左旋変位させるので、分離ピン154,155の夫々の一端が、凹部185,186から収容を解かれるように抜け出し始めており、奥の方でも分離ピン154,155の夫々の他端が、凹部188,189から抜け出し始めている。
【0028】
図7はダイヤル190は、第2の位置である完全に右旋回動させた状態であり、開閉アーム194がほぞガイド184の開放側端面を完全に露呈させ、また、分離ピン154,155が凹部185,186から完全に抜け出ている。従って、ほぞ178を抜いて、リボンカバー169をリボンベース170側から外す(紙管軸と紙管の嵌合がどこかで外れる)ことができ、また、分離ピン154,155の一端側が、凹部185,186から完全に抜け出て、インクリボン400の装着路を開放する。
【0029】
インクリボン400の交換操作で説明すると、先ず、カバー側リボン供給紙管軸(175)を供給紙管402から、また、カバー側リボン巻取紙管軸(176)を巻取紙管404から夫々抜くように、リボンカバー169を基底部170側から外すと、使用済みのインクリボン400が巻取紙管404に巻き取られ、インクリボン400の終端が供給紙管402に取り付けられている状態が露呈する。(インクリボン400の終端が供給紙管402から取れている場合もある。)
【0030】
次に、使用済のインクリボン400を巻き取った巻取紙管404と供給紙管402を夫々ベース側リボン巻取紙管軸173とベース側リボン供給紙管軸172から抜けば、両紙管間の繋がったリボン部も、分離ピン154,155と凹部185,186との間の開放された部分から抜き取れ、供給紙管402は、リボン400の終端を取り除けば、今度は巻取紙管404に供することができるので、ベース側リボン巻取紙管軸173に差し込んでおく。
【0031】
そこで、未使用のインクリボン400巻装した供給紙管402を、左回転でリボンを解く関係にベース側リボン供給紙管軸172へ嵌合させ、リボンの先端を、引っぱり出して、第1リボンガイドローラ郡165−第2リボンガイドローラ郡159−分離ピン154,155を及び記録紙押さえ156の反記録紙側(分離ピン154,155が特に夫々の一端を凹部185,186から抜け出された開放位置に回動されているので、リボンの幅方向からの挿入ができる)−サーマルヘッド142の下側(プラテンローラ106との対向面側)−リボン検知板166の順に引き回し、最後に右回転で巻き取られる関係にベース側リボン巻取紙管軸173に嵌合されている巻取紙管404へ取り付ける。
【0032】
その後は、前述のリボンカバー169を取り外したのとは逆の手順で、点対称形状のリボンカバー169を取り付け、最後にリボン着脱規制ダイヤル190を左旋させて、開閉アーム194によりほぞガイド184の開放側端面を塞いで、リボンカバー169を外れなくすると共に、カム192を押されレバー153から退避させて、分離軸150系を右旋可能にする。
【0033】
これでほぼ図3と同じ状態に戻ったものであり、記録紙300の先端側がプラテンローラ106の直後まで引き出した状態で、ヘッド・リボン構造体120を摘み134によって右旋させ、バネアーム105の弾性に抗しながら、ピン132を左旋習性が与えられているフック板110の斜面を乗り越えさせるようにして、そのフック板110の斜面を乗り越えさせるようにしてフック板110に係合させれば、図2の状態に戻る。この右旋の最終間際から、記録紙押さえ156が引き出されている記録紙300に接触し始め、ラベルピッチセンサー114の構造物によって相対的に押されることで、分離軸150系が右旋させられて、分離ピン154,155の夫々の両端が、ダイヤル保持板180の凹部185,186及びスペーサー187の凹部188,189に収容される。なお、先にリボン分離ユニット(分離軸150系)を右旋させ、分離ピン154,155の夫々の両端をダイヤル保持板180の凹部185,186及びスペーサー187の凹部188,189に収容させてから、ヘッド・リボン構造体120の右旋操作を行うようにしても良い。これで、分離ピン154,155が印字部の手前でインクリボン400と記録紙300を分離する印字状態形成位置に置かれる。また、インクリボン400の先端側は、リボン検知板166を包み込むようにして巻取紙管404に取り付けられているが、その状態は省略している。
【0034】
図2の状態から、上蓋200を下げて閉じれば、図1の状態となって、インクリボン400の交換作業が終了する。なお、図2の状態でリボン着脱規制ダイヤル190を右旋させようとしても、記録紙押さえ156が記録し300を介してラベルピッチセンサー114の構造物にぶつかるので、少ししか動かない。
【0035】
このインクリボン400を交換した初期の状態は、図8に示す如く、インクリボン400が未だ弛んでいる(緊張していない)ので、マイクロスイッチSWは、ピンプランジャが内部で与えられている付勢力により突出して、リボン検知板166を右旋させたノーマルな状態に置かれている。
【0036】
そして、サーマルプリンタの使用に際して、電源投入が行われると、リボン巻取モータが極短い所定時間駆動され、図示していない減速機構(歯車)を介してベース側リボン巻取紙管軸173が右回転させられ、サーマルヘッド142及びプラテンローラ106による印字部と、ベース側リボン巻取紙管軸173との間のインクリボン400を巻き取り、図9に示す如く、弛みを取って緊張させ、その結果、リボン検知板166が左旋させられ、マイクロスイッチSWのピンプランジャを付勢力に抗して押し込んだ状態にして、マイクロスイッチSWのオン、オフ状態を反転させる。なお、マイクロスイッチSWのオン、オフ状態の反転の意味は、本発明の課題ではないので、その説明は省略する。
【0037】
【発明の効果】
本発明のサーマルプリンタは、インクリボンとサーマルヘッドとをプラテンローラから離反させた状態において、リボン着脱規制部材の操作により、インクリボンの着脱を可能にすることと、分離ピンに支持された記録紙押さえの反記録紙押さえ側にリボン装着路を形成させることが連動するようになっていて、インクリボンの交換/装着が適正に行え、インクリボンは記録紙押さえの反記録紙側へ装着されて皺になることはないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルプリンタの外観を示す斜視図である。
【図2】図1から上蓋を後方へ略90゜開いた状態を示す斜視図である。
【図3】下面にサーマルヘッドを配置し、上面にオープンタイプのインクリボンを装架できるヘッド・リボン構造体を、図2からサーマルヘッドをプラテンローラより離間させるように側方へ略90゜起立させた状態を示す斜視図である。
【図4】ダイヤル保持板及びリボン着脱規制ダイヤルを取り除いたヘッド・リボン構造体の展開斜視図である。
【図5】ダイヤル保持板及びリボン着脱規制ダイヤルを中心とした展開斜視図である。
【図6】リボン着脱規制ダイヤルを右旋回動させ始めた途中状態を示す図3の平面図である。
【図7】リボン着脱規制ダイヤルを完全に右旋回動させて、リボンカバーをリボンベース側から連設された位置決め部より外し、リボンベースとインクリボン及びリボンカバーを展開させた状態の斜視図である。
【図8】リボンカバーが取り除かれていると共に、突堤部を省略し、インクリボンを装着した初期の状態の図2に対応した側面図である。
【図9】同じく、電源投入直後の状態の側面図である。
【符号の説明】
1・・・サーマルプリンタ本体
100・・・固定部
104・・・ロールホルダー(ロール収容部)
105・・・バネアーム
106・・・プラテンローラ
108・・・ヘッド開閉レバー
110・・・フック板
112・・・柱
114・・・ラベルピッチセンサー
120・・・ヘッド・リボン構造体
122・・・軸
124・・・基盤
124A,124B・・・板金部材
124X・・・開放側端面
124Y・・・リボンユニット対向面
126・・・ヘッド軸
130・・・凸条部
132・・・ピン
134・・・摘み
140・・・ヘッド支持板
142・・・サーマルヘッド
150・・・分離軸
152・・・連結アーム
153・・・押されレバー
154,155・・・分離ピン
157・・・記録紙ガイドローラ群
159・・・第2リボンガイドローラ群
160・・・リボンベース
162・・・突堤部
163・・・切り欠き
165・・・第1リボンガイドローラ群
166・・・リボン検知板
167・・・軸
169・・・リボンカバー
170・・・基底部
172・・・ベース側リボン供給紙管軸
173・・・ベース側リボン巻取紙管軸
178・・・ほぞ
180・・・ダイヤル保持板
181・・・段差部
182・・・丸孔
183・・・ほぞ穴ブロック
184・・・ほぞガイド
185,186・・・凹部
187・・・スペーサー
188,189・・・凹部
190・・・リボン着脱規制ダイヤル
192・・・カム
194・・・開閉アーム
200・・・上蓋
300・・・記録紙
400・・・インクリボン
402・・・リボン供給紙管
404・・・リボン巻取紙管
SW・・・・マイクロスイッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a thermal transfer type thermal printer for printing on plain paper using a ribbon.
[0002]
[Prior art]
In this type of thermal printer, in consideration of the case where labels are used for recording paper, the label pitch sensor arranged in the recording paper transport path prints on the back side of the backing paper temporarily attached to the label according to the label pitch. In order to reliably detect the sensor mark, a recording paper presser is provided that presses the recording paper toward the sensor side in a parallel state in which the ink ribbon and the head are in contact with the platen roller across the recording paper. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The recording paper presser is made to have a size corresponding to the size (width) of the label pitch sensor, and the recording paper is pressed at a partial position in the width direction corresponding to the position of the sensor. Accordingly, when the ink ribbon is passed between the recording paper and the recording paper presser, the ribbon is also pressed at a partial position in the width direction, and the ink ribbon that is much thinner than the recording paper reaches the printing unit. By this time, it becomes a habit and it becomes impossible to perform clear printing.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
Print with the ink ribbon and recording paper sandwiched between the print section of the thermal head and the platen roller, and the platen roller is placed on the fixed part of the main body so that the ink ribbon and the thermal head come in contact with and separate from the platen roller. The thermal transfer type thermal printer that supports the thermal head and the ink ribbon is cantilevered on the fixing part of the main body with one end parallel to the recording paper transport direction at the side of the platen roller. In addition, the ribbon and the head can be in contact with the platen roller with the recording paper sandwiched between them, and can be separated and rotated up to approximately 90 °. It is wound around the ribbon supply paper tube, and its tip is attached to the ribbon winding paper tube through the surface facing the platen roller of the thermal head. One end of each of the ribbon supply paper tube and the ribbon winding paper tube is fitted into a base side supply paper tube shaft and a base side winding paper tube shaft disposed on the ribbon base coupled to the base, and also The other end of each of the supply paper tube and the winding paper tube is fitted to a cover-side supply paper tube shaft and a cover-side winding paper tube shaft arranged on a ribbon cover connecting the open end sides, and further a thermal head The separation pin for separating the ribbon and the recording paper in the parallel running portion of the ink ribbon and the recording paper up to the printing section while being in contact with the platen roller is cantilevered on one end side with respect to the base. while being supported, and printing state forming position for separating the ink ribbon and the recording paper during printing, provided rotatably between an open position for opening the attachment path of the ink ribbon, moreover, the separation pin But the ink ribbon of the transfer path of the recording sheet supports a recording paper presser to press the label pitch sensor side located opposite furthermore ribbon detachable regulating member and a closing action portion and the camming portion Is provided at the other end of the base so as to be rotatable between the first position and the second position, and when the ribbon attachment / detachment restricting member is rotated to the first position, it is opened and closed. The action part makes it impossible to attach / detach the ribbon cover to / from the ribbon supply paper tube and the ribbon take-up paper tube, and when the ribbon attachment / removal restricting member is turned to the second position, Provided is a thermal transfer type thermal printer in which a ribbon cover can be attached / detached and a separating pin is moved to the open position by a cam action portion .
[0005]
[Action]
In the state where the ink ribbon and the thermal head are separated from the platen roller, the ink ribbon can be attached / detached by operating the ribbon attachment / removal regulating member, and the recording paper presser side of the recording paper press supported by the separation pin In other words, the ink ribbon can be exchanged / attached properly.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0007]
FIG. 1 is a perspective view showing the appearance of the thermal printer of the present invention, FIG. 2 is a perspective view showing a state in which the upper lid is opened rearward from FIG. 1 by about 90 °, and FIG. Is a perspective view showing a state in which a head / ribbon structure on which an open type ink ribbon can be mounted is erected approximately 90 ° from FIG. 2 so as to separate the thermal head from the platen roller. 4 is an exploded perspective view of the head / ribbon structure with the dial holding plate and the ribbon attachment / removal restriction dial removed, and FIG. 5 is an exploded perspective view centering on the dial holding plate and the ribbon attachment / removal restriction dial. Fig. 7 is a plan view of Fig. 3 showing a state in which the ribbon attachment / removal restriction dial starts to be turned rightward, and Fig. 7 is a state in which the ribbon attachment / removal restriction dial is completely turned rightward and the ribbon cover is revolved. FIG. 8 is a perspective view of a state in which the ribbon base and the ribbon cover are unfolded from the positioning member continuously provided from the base side, and FIG. 8 is an ink ribbon in which the ribbon cover is removed and the jetty is omitted. FIG. 9 is a side view corresponding to FIG. 2 in an initial state in which the device is mounted, and FIG.
[0008]
In FIG. 1, the thermal printer
[0009]
2 to 9, the rear part of the
[0010]
The head opening /
[0011]
The
[0012]
The
[0013]
The head unit includes a
[0014]
The recording paper ribbon separation unit includes a
[0015]
A reflective
[0016]
The ribbon unit is configured such that the
[0017]
Further, a base-side ribbon supply
[0018]
Further, the
[0019]
Referring to FIGS. 5, 6, and 7, a
[0020]
The
[0021]
Furthermore, the
[0022]
The ribbon attachment /
[0023]
The
[0024]
The state shown in FIG. 2 is obtained when the push buttons on the front side of both sides are released from the state of FIG. In FIG. 2, the
[0026]
The ribbon attachment /
[0027]
FIG. 6 with a part of the upper surface of the
[0028]
FIG. 7 shows a state in which the
[0029]
To explain in exchange operation of the
[0030]
Next, when the winding
[0031]
Therefore, the
[0032]
After that, the point-
[0033]
The state is almost the same as that shown in FIG. 3. With the leading end of the
[0034]
If the
[0035]
In the initial state after the
[0036]
Then, in use of the thermal printer, when the power-on is performed, the ribbon take-up motor is driven a very short predetermined time, the speed reduction mechanism not shown (gear) base-side ribbon web tube shaft 17 3 is rotated clockwise through the let be wound up the printing portion by the
[0037]
【The invention's effect】
The thermal printer of the present invention enables the ink ribbon to be attached / detached by operating the ribbon attachment / removal restricting member while the ink ribbon and the thermal head are separated from the platen roller, and the recording paper supported by the separation pin. Forming a ribbon loading path on the side opposite to the recording paper presser is linked, so that the ink ribbon can be replaced / installed properly, and the ink ribbon is loaded on the side opposite to the recording paper. It is something that will not become a trap.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an external appearance of a thermal printer of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a state in which the upper lid is opened rearward approximately 90 ° from FIG. 1;
FIG. 3 shows a head / ribbon structure in which a thermal head is arranged on the lower surface and an open type ink ribbon can be mounted on the upper surface. It is a perspective view which shows the state made to do.
FIG. 4 is a developed perspective view of the head / ribbon structure with the dial holding plate and the ribbon attachment / removal restriction dial removed.
FIG. 5 is a developed perspective view centering on a dial holding plate and a ribbon attachment / detachment regulating dial.
6 is a plan view of FIG. 3 showing a state in the middle of starting to turn the ribbon attachment / removal restriction dial to the right.
FIG. 7 is a perspective view showing a state in which the ribbon base, the ink ribbon, and the ribbon cover are unfolded by completely rotating the ribbon attachment / removal restriction dial to remove the ribbon cover from the positioning portion continuously provided from the ribbon base side. It is.
FIG. 8 is a side view corresponding to FIG. 2 in an initial state in which the ribbon cover is removed, the jetty is omitted, and an ink ribbon is attached.
FIG. 9 is a side view of the state immediately after power is turned on.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
105 ...
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001182359A JP3774129B2 (en) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | Thermal transfer thermal printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001182359A JP3774129B2 (en) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | Thermal transfer thermal printer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002370417A JP2002370417A (en) | 2002-12-24 |
JP3774129B2 true JP3774129B2 (en) | 2006-05-10 |
Family
ID=19022479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001182359A Expired - Fee Related JP3774129B2 (en) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | Thermal transfer thermal printer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3774129B2 (en) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4611324B2 (en) * | 2007-01-31 | 2011-01-12 | 株式会社サトー | Label printer |
JP5993161B2 (en) | 2012-02-29 | 2016-09-14 | サトーホールディングス株式会社 | Opening and closing device and printer having the opening and closing device |
JP6203500B2 (en) * | 2013-01-25 | 2017-09-27 | サトーホールディングス株式会社 | Printer |
WO2013129267A1 (en) * | 2012-02-29 | 2013-09-06 | サトーホールディングス株式会社 | Printer |
JP5927084B2 (en) * | 2012-08-28 | 2016-05-25 | 富士通コンポーネント株式会社 | Printer device |
JP6198691B2 (en) * | 2014-07-31 | 2017-09-20 | 東芝テック株式会社 | Thermal printer |
-
2001
- 2001-06-15 JP JP2001182359A patent/JP3774129B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002370417A (en) | 2002-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3599595B2 (en) | Thermal printer | |
JPH01101178A (en) | Thermal transfer printer | |
JP3774129B2 (en) | Thermal transfer thermal printer | |
JP3830578B2 (en) | Thermal printer | |
JPH05155067A (en) | Image forming apparatus | |
JP2985911B2 (en) | Tape cassette mounting structure in tape printer | |
JP3852215B2 (en) | Tape printer | |
WO2007111235A1 (en) | Printer having detachable recording paper container | |
US5441586A (en) | Label adhesion device and printer for index labels | |
JP3694331B2 (en) | Ink ribbon cassette device in thermal transfer printer | |
JPH05112022A (en) | Printer | |
JP2547462B2 (en) | Transfer printer | |
JPH0366221B2 (en) | ||
JP2002370394A (en) | Thermal printer | |
JPH0318198Y2 (en) | ||
JP2533908Y2 (en) | Ink ribbon cassette | |
JP3570003B2 (en) | Long member storage case | |
JP3714203B2 (en) | Printing device | |
JP2574676Y2 (en) | Printer | |
JPH05116417A (en) | Printer | |
JP2591997Y2 (en) | Printer | |
JP2522877Y2 (en) | Tape printer | |
JPH0726118Y2 (en) | Thermal transfer printer | |
JPH05169750A (en) | Image forming apparatus | |
JPH06340135A (en) | Tape cassette mounting device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040706 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050712 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060216 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090224 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |