JP3773920B2 - 利用者端末認証装置および利用者端末認証プログラム - Google Patents

利用者端末認証装置および利用者端末認証プログラム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル著作物の権利を遵守しつつ、利用者の利便性に配慮した利用者端末認証装置および利用者端末認証プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
IT(Information Technology)技術の高度化や、インターネット技術の普及等により、著作物の利用形態が多様化されている。例えば、かつては音楽といったジャンルの著作物は、テープ・レコード・CD(Compact Disc)など、ハードとして存在するメディアを用いて、個人が購入した機器で著作物を利用していたが、現在では、これらハードに保存された著作物を、別形式(例えば、MP3(MPEG-1 Audio Layer-3)形式など)でコピーし、または、インターネット上に保存されている著作物を購入し、再書き込み可能なメディア(メモリー等)に保存し、利用するようになってきた。
【0003】
この際、問題となるのは、品質を劣化させることなく無限にコピーできてしまうことである。かつてのコピー(レコードからテープなど)は、品質が劣化することから、ある程度の許容がされていたが、現在の技術を用いると、同品質のものが劣化することなく、簡単にかつ無制限に複製されてしまうので、著作物の違法流通のきっかけとなってしまっている。特に、P2P(Peer to Peer)と呼ばれる個人間での著作物の違法流通が盛んとなり、大きな問題となっている。
【0004】
このような状況を踏まえ、現状では、著作権管理(Digital Rights Management、以下、DRMという)システムを用いた著作権保護や、MD(Mini Disk)に見られるようなコピー回数の制限や、再生できる端末を固定することにより、違法な著作物の複製行為を防止する手段が講じられている。
【0005】
尚、この出願に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−314533公報
【0007】
【特許文献2】
特表平10−512074公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような対策手段においては、個人内部での利用を行う場合にも制限がかけられてしまうことになる。例えば、個人が正当な理由で音楽を複製し、ある機器で利用していたとする。この機器とは異なる別の機器を用いて再生するためには、再度権利保護処理を行う必要がある。このことから、自己の所有する機器間においてデジタル著作物の個人利用がしにくいという課題がある。
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、デジタル著作物の権利保護を担保したまま、デジタル著作物利用の利便性向上を図ることができる利用者端末認証装置および利用者端末認証プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、デジタル著作物を視聴する1又は複数の利用者端末と第1のコンピュータネットワークを介して接続されているとともに、第2のコンピュータネットワークを介して、該第2のコンピュータネットワークを利用する顧客に関する情報を記憶している顧客情報記憶手段を備える利用者証明装置と接続されている利用者端末認証装置であって、前記利用者端末を利用する利用者に関する情報を前記第2のコンピュータネットワークを介して前記利用者証明装置に送信する利用者情報送信手段と、前記利用者証明装置が、前記利用者に関する情報、及び前記顧客に関する情報に基づいて前記利用者の認証を行い、認証に成功した場合には送信する利用者証明書を、前記第2のコンピュータネットワークを介して受信する証明書受信手段と、前記利用者証明書を受信することにより、前記利用者端末認証装置の利用を有効化させる装置有効化手段と、暗号化された前記デジタル著作物を復号化する著作物復号鍵を暗号化する個人別鍵を、前記利用者端末認証装置を一意に定める情報に基づいて共通鍵として生成する個人別鍵生成手段と、前記利用者端末から前記利用者端末を一意に定める利用者端末識別情報を前記第1のコンピュータネットワークを介して受信する利用者端末情報受信手段と、前記利用者端末識別情報に基づいて前記利用者端末を認証した際には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を前記第1のコンピュータネットワークを介して送信する個人別鍵送信手段と、を有し、前記利用者端末は、暗号化された前記デジタル著作物、及び前記著作物復号鍵を前記個人別鍵で暗号化した前記復号鍵保存部を取得すると、前記利用者端末認証装置から送信された前記個人別鍵を用いて前記復号鍵保存部を復号し、かつ復号された前記著作物復号鍵を用いて暗号化された前記デジタル著作物を復号し、再生することを要旨とする。
【0011】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記利用者証明装置は、前記利用者端末認証装置と前記利用者証明装置が接続される際に取得される前記第2のコンピュータネットワークの回線識別情報に従って、前記顧客情報記憶手段から該当する前記顧客に関する情報を検索し、検索した前記顧客に関する情報と前記利用者に関する情報を比較して、前記利用者の認証を行うことを要旨とする。
【0012】
請求項3記載の本発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記利用者端末認証装置を一意に定める情報は、前記利用者端末認証装置の機器識別番号、前記利用者証明装置から送信される前記顧客情報記憶手段に記憶されている前記利用者を特定する利用者特定情報、又は前記機器識別番号と前記利用者特定情報を加味した情報であることを要旨とする。
【0013】
請求項4記載の本発明は、デジタル著作物を視聴する1又は複数の利用者端末とコンピュータネットワークを介して接続されている利用者端末認証装置であって、暗号化された前記デジタル著作物を復号化する著作物復号鍵を暗号化する個人別鍵を、前記利用者端末認証装置を一意に定める機器識別情報に基づいて共通鍵として生成する個人別鍵生成手段と、前記利用者端末から前記利用者端末を一意に定める利用者端末識別情報を前記コンピュータネットワークを介して受信する利用者端末情報受信手段と、前記利用者端末識別情報に基づいて前記利用者端末を認証した際には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を前記コンピュータネットワークを介して送信する個人別鍵送信手段と、を有し、前記利用者端末は、暗号化された前記デジタル著作物、及び前記著作物復号鍵を前記個人別鍵で暗号化した前記復号鍵保存部を取得すると、前記利用者端末認証装置から送信された前記個人別鍵を用いて前記復号鍵保存部を復号し、かつ復号された前記著作物復号鍵を用いて暗号化された前記デジタル著作物を復号し、再生することを要旨とする。
【0014】
請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記個人別鍵送信手段は、前記利用者端末を認証すると、前記利用者端末に保有する前記個人別鍵を送信するよう要求し、前記利用者端末から保有する前記個人別鍵を受信した場合には、前記利用者端末に保有する前記個人別鍵を削除するよう要求し、前記利用者端末から個人別鍵削除完了通知を受けた場合には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を送信することを要旨とする。
【0015】
請求項6記載の本発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明において、前記個人別鍵送信手段は、前記利用者端末の認証数が、前記利用者端末認証装置内に記憶されている鍵発行制限数以下の場合には、前記個人別鍵を送信することを要旨とする。
【0016】
請求項7記載の本発明は、デジタル著作物を視聴する1又は複数の利用者端末と第1のコンピュータネットワークを介して接続されているとともに、第2のコンピュータネットワークを介して、該第2のコンピュータネットワークを利用する顧客に関する情報を記憶している顧客情報記憶手段を備える利用者証明装置と接続されている利用者端末認証装置における利用者端末認証プログラムであって、前記利用者端末を利用する利用者に関する情報を前記第2のコンピュータネットワークを介して前記利用者証明装置に送信する利用者情報送信ステップと、前記利用者証明装置が、前記利用者に関する情報、及び前記顧客に関する情報に基づいて前記利用者の認証を行い、認証に成功した場合には送信する利用者証明書を、前記第2のコンピュータネットワークを介して受信する証明書受信ステップと、前記利用者証明書を受信することにより、前記利用者端末認証装置の利用を有効化させる装置有効化ステップと、暗号化された前記デジタル著作物を復号化する著作物復号鍵を暗号化する個人別鍵を、前記利用者端末認証装置を一意に定める情報に基づいて共通鍵として生成する個人別鍵生成ステップと、前記利用者端末から前記利用者端末を一意に定める利用者端末識別情報を前記第1のコンピュータネットワークを介して受信する利用者端末情報受信ステップと、前記利用者端末識別情報に基づいて前記利用者端末を認証した際には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を前記第1のコンピュータネットワークを介して送信する個人別鍵送信ステップと、を前記利用者端末認証装置に実行させ、前記利用者端末は、暗号化された前記デジタル著作物、及び前記著作物復号鍵を前記個人別鍵で暗号化した前記復号鍵保存部を取得すると、前記利用者端末認証装置から送信された前記個人別鍵を用いて前記復号鍵保存部を復号し、かつ復号された前記著作物復号鍵を用いて暗号化された前記デジタル著作物を復号し、再生することを要旨とする。
【0017】
請求項8記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記利用者証明装置は、前記利用者端末認証装置と前記利用者証明装置が接続される際に取得される前記第2のコンピュータネットワークの回線識別情報に従って、前記顧客情報記憶手段から該当する前記顧客に関する情報を検索し、検索した前記顧客に関する情報と前記利用者に関する情報を比較して、前記利用者の認証を行うことを要旨とする。
【0018】
請求項9記載の本発明は、請求項7又は8記載の発明において、前記利用者端末認証装置を一意に定める情報は、前記利用者端末認証装置の機器識別番号、前記利用者証明装置から送信される前記顧客情報記憶手段に記憶されている前記利用者を特定する利用者特定情報、又は前記機器識別番号と前記利用者特定情報を加味した情報であることを要旨とする。
【0019】
請求項10記載の本発明は、デジタル著作物を視聴する1又は複数の利用者端末とコンピュータネットワークを介して接続されている利用者端末認証装置における利用者端末認証プログラムであって、暗号化された前記デジタル著作物を復号化する著作物復号鍵を暗号化する個人別鍵を、前記利用者端末認証装置を一意に定める機器識別情報に基づいて共通鍵として生成する個人別鍵生成ステップと、前記利用者端末から前記利用者端末を一意に定める利用者端末識別情報を前記コンピュータネットワークを介して受信する利用者端末情報受信ステップと、前記利用者端末識別情報に基づいて前記利用者端末を認証した際には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を前記コンピュータネットワークを介して送信する個人別鍵送信ステップと、を前記利用者端末認証装置に実行させ、前記利用者端末は、暗号化された前記デジタル著作物、及び前記著作物復号鍵を前記個人別鍵で暗号化した前記復号鍵保存部を取得すると、前記利用者端末認証装置から送信された前記個人別鍵を用いて前記復号鍵保存部を復号し、かつ復号された前記著作物復号鍵を用いて暗号化された前記デジタル著作物を復号し、再生することを要旨とする。
【0020】
請求項11記載の本発明は、請求項7乃至10のいずれか1項に記載の発明において、前記個人別鍵送信ステップは、前記利用者端末を認証すると、前記利用者端末に保有する前記個人別鍵を送信するよう要求し、前記利用者端末から保有する前記個人別鍵を受信した場合には、前記利用者端末に保有する前記個人別鍵を削除するよう要求し、前記利用者端末から個人別鍵削除完了通知を受けた場合には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を送信することを要旨とする。
【0021】
請求項12記載の本発明は、請求項7乃至11のいずれか1項に記載の発明において、前記個人別鍵送信ステップは、前記利用者端末の認証数が、前記利用者端末認証装置内に記憶されている鍵発行制限数以下の場合には、前記個人別鍵を送信することを要旨とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態に係る権利保護システム10の概略構成図である。図1に示す権利保護システム10は、利用者端末認証装置1、利用者端末認証装置1に接続可能な複数の利用者端末2i(i=a,b,…n)、顧客管理データベース(以下、顧客管理DBという)5を備えている利用者証明装置3、及び利用者証明装置3と利用者端末認証装置1とを接続するインターネット網などのコンピュータネットワーク4、を備えており、デジタル著作物を利用する利用者が個人利用の範囲内において自由にデジタル著作物を視聴することができるコンピュータシステムとなっている。
【0024】
利用者端末認証装置1は、利用者単位に備えるもので、個人利用の範囲(デジタル著作物を自由に視聴できる権利範囲)を明確にする装置である。即ち、利用者端末認証装置1が利用者所有の利用者端末2iであることを認証することにより、認証された利用者端末2iでは、自由にデジタル著作物を利用、および複製することが可能となるものである。
【0025】
そのため、利用者端末認証装置1は、後述する個人別鍵key3を生成する機能を備えており、該個人別鍵key3を利用者端末2iに配布するようになっている。
【0026】
ここで、本実施の形態におけるデジタル著作物の個人利用の範囲について説明する。図2は、デジタル著作物の個人利用範囲を示す図である。図2によれば、各利用者が備えるそれぞれの利用者端末認証装置1i(i=a,b,…n)の配下に接続され、かつ認証された利用者端末2iにおいては、利用者は正当に入手したデジタル著作物の利用複製が可能となっており、この利用複製可能な範囲がデジタル著作物の個人利用範囲となっている。従って、図2に示す通り、この範囲外の利用者端末2iに複製して利用しようとしても利用することはできず、デジタル著作物の権利保護が十分に図られるようになっている。
【0027】
また、利用者端末認証装置1は、コンピュータネットワーク4を介して、利用者証明装置3と相互通信可能となっており、これにより、利用者証明装置3から権利保護システム10の正当なる利用者であることが保証されるようになっている。
【0028】
尚、利用者端末認証装置1における利用者端末2iの認証の際には、認証データベース(以下、認証DBという)11を用いて上述した利用範囲を明確化している。図4は、認証DB11のDB構成の具体例を示すものであるが、同図によれば、認証DB11は、利用者個人の特定を行える利用者特定情報、利用者証明装置3との連携状況を示す利用者証明装置情報、認証した利用者端末2iに関する利用者端末情報、及び利用するデジタル著作物のライセンス情報を管理しており、利用者端末2iの端末IDが認証DB11のレコードを一意に決定する識別情報となっている。
【0029】
利用者端末2iは、有線もしくは無線のコンピュータネットワーク6を介して利用者認証端末装置1と相互通信可能となっており、利用者が所有するデジタル著作物を視聴する端末、具体的には、パーソナルコンピュータ、映像端末、音楽再生端末などである。そして、上述した利用者端末認証装置1で端末認証されることにより、利用者端末2iでのデジタル著作物の自由利用が可能となるものである。
【0030】
この利用者端末2iで利用されるデジタル著作物は、図3に示すようなデジタル著作物d10の構成で権利保護システム10内を流通している。デジタル著作物d10は、暗号化されたデジタル著作物本体(以下、権利保護済みのデジタル著作物ともいう)d11、及び該デジタル著作物本体d11を復号する著作物復号用鍵key2を個人別鍵key3により暗号化した復号鍵保存部d12とから構成されている。
【0031】
ここで、デジタル著作物本体d11は、再生可能な状態のデジタル著作物d1(暗号化する前のデジタル著作物)を著作物暗号用鍵key1で暗合化したものであり、個人別鍵key3は、利用者端末認証装置1において生成されるもので、暗号および復号を同一の鍵で行える共通鍵となっている。また、著作物暗号用鍵key1及び著作物復号用鍵key2は、デジタル著作物ごとに異なる鍵となっており、個人別鍵key3は、各利用者端末認証装置1に固有な情報(例えば、利用者端末認証装置1を一意に決定する識別番号である機器IDなど)をもとに生成されるので、各利用者端末認証装置1ごとに異なる鍵となっている。さらに、このデジタル著作物d11の権利保護は、従来の一般的な権利保護技術を用いたものでも構わないものである。
【0032】
尚、個人別鍵key3を上述したように利用者端末認証装置1に固有な情報から生成するのではなく、利用者証明装置3から送信される利用者固有の情報(顧客管理DB5に記憶されている顧客情報)をもとに生成するようにしてもよい。また、個人保有鍵key3のセキュリティをさらに高めるため、機器ID及び利用者証明装置3から送信される利用者固有の情報を加味して個人別鍵key3を生成するようにしてもよい。
【0033】
利用者証明装置3は、利用者端末認証装置1と利用者証明装置3とを接続するコンピュータネットワーク4の通信回線(電話回線網、光ファイバ網、ADSL網など)、利用者端末認証装置1から送信される利用者情報、及び顧客管理DB5に記憶されている顧客情報に基づき、利用者端末認証装置1ごとに利用者を特定し、権利保護システム10を利用する利用者の正当性を証明する装置である。
【0034】
顧客管理DB5は、利用者証明装置3が利用者の正当性を証明する際に用いられる顧客情報を記憶しているデータベースであり、例えば、具体的には、図5に示すようなDB構成をしているものである。図5に示す顧客管理DB5は、回線ID(上述した通信回線を一意に決定する識別番号)ごとに、電話番号、契約者名、使用者名、連絡先番号、引き落とし口座、利用者端末認証装置1の機器IDに関する情報を管理している。
【0035】
尚、以上の利用者端末認証装置1、利用者端末2i、及び利用者証明装置3は、少なくとも演算機能および制御機能を備えた中央演算装置(CPU)、プログラムやデータを格納する機能を有するRAM等からなる主記憶装置(メモリ)を有する電子的な装置から構成されているものである。
【0036】
次に、本実施の形態に係る権利保護システム10の動作を図6乃至10を用いて各処理ごとに説明する。ここで、図6は、利用者端末認証装置1と利用者証明装置3との連携処理を説明するシーケンス図であり、図7は、利用者端末認証装置1と利用者端末2iとの連携処理を説明するシーケンス図である。図6および図7に示す処理は、利用者が権利保護システム10を利用する上で必要となる事前処理である。これに対して、図8乃至10は、権利保護システム10の利用、即ち、利用者端末2iにおけるデジタル著作物の利用を説明する図である。
【0037】
(1) 利用者端末認証装置1と利用者証明装置3との連携処理
利用者端末認証装置1が、権利保護システム10を利用できるようになるには、利用者証明装置3に利用者端末認証装置情報を登録し、証明書を発行してもらう必要がある。以下、この利用者端末認証装置1と利用者証明装置3との連携処理について説明する。
【0038】
まず、利用者端末認証装置1は、コンピュータネットワーク4を介して利用者証明装置3に接続する(ステップS10,S20)。これは、利用者端末認証装置1の認証DB11に記憶されている利用者証明装置3のアドレスをもとに利用者証明装置3に接続するものである(尚、利用者端末認証装置1の初期状態において、機器IDおよび利用者証明装置3のアドレスに関する情報は認証DB11に既に記憶されている。また、氏名および住所など利用者を特定する情報は、利用者により認証DB11に登録されているものとする)。
【0039】
次に、利用者端末認証装置1からの接続要求を受信した利用者証明装置3は、利用者端末認証装置1に利用者情報を要求するので、利用者端末認証装置1は、これを受けて、利用者情報を利用者証明装置3に送信する(ステップS30〜S60)。この利用者情報は、認証DB11に記憶されている氏名及び住所に関する情報である。
【0040】
次に、利用者証明装置3は、利用者端末認証装置1から受信した利用者情報、及び利用者端末認証装置1との接続中に自動的に取得できる回線IDを受け取り、この情報の真偽を確認する(ステップS70,S80)。これは、回線IDに従って顧客管理DB11から該当する顧客情報データを取得し、該顧客情報と利用者端末認証装置1から受信した利用者情報とが一致するか否かによりチェックするものである(ステップS90,S100)。
【0041】
そして、利用者情報が正しい場合には、利用者証明装置3は、利用者端末認証装置1に利用者端末認証装置情報を要求し、利用者端末認証装置1は、これに応じて認証DB11に記憶された機器IDを利用者端末認証装置情報として送信する(ステップS110,S120,S150〜S170)。
【0042】
これに対して、利用者情報が正しくない場合には、利用者証明装置3は、利用者端末認証装置1に権利保護システム10の利用不可メッセージを送信する(ステップS110〜S140)。
【0043】
次に、機器IDを受信した利用者証明装置3は、この機器IDを顧客管理DB5の該当顧客情報データに反映する(ステップS180〜S210)。そして、顧客管理DB5から利用者端末情報登録完了通知を受け取ると、登録終了通知としての証明書を発行し、利用者端末認証装置1に送信する(ステップS220〜S240)。
【0044】
証明書を受信した利用者端末認証装置1は、該証明書を受信した日時を認証DB11の最新連携日時に反映し、これにより、自己の装置を有効化させ、利用者証明装置3とのやりとりを終了させる(ステップS260〜S280)。
【0045】
従って、本実施の形態の権利保護システム10によれば、利用者端末認証装置1が利用者証明装置3に利用者情報を送信し、利用者証明装置3が該利用者情報及び顧客管理DBに記憶された顧客情報から利用者の正当性を証明し、証明後に利用者端末認証装置1を有効化させるので、正当なる利用者が有する利用者端末認証装置1においては、権利保護システム10の利用が可能となる。
【0046】
(2) 利用者端末認証装置1と利用者端末2iとの連携処理
次に、利用者端末2iが、権利保護システム10を利用できるようになるには、利用者端末認証装置1に利用者端末情報を登録する必要がある。以下、この利用者端末認証装置1と利用者端末2iとの連携処理について説明する。例えば、利用者が新規に購入した利用者端末2iを利用者端末認証装置1に登録する場合を想定して説明する。
【0047】
まず、利用者端末2iは、コンピュータネットワーク6を介して利用者端末認証装置1に接続する(ステップS310,S320)。
【0048】
次に、利用者端末2iからの接続要求を受信した利用者端末認証装置1は、利用者端末2iに利用者端末情報を要求するので、利用者端末2iは、これを受けて、利用者端末情報を利用者端末認証装置1に送信する(ステップS330〜S360)。これは、利用者端末2iが有する端末ID(利用者端末2iを一意に決定する識別情報)を利用者端末情報として送信するものである。
【0049】
利用者端末情報(端末ID)を受信した利用者端末認証装置1は、利用者端末情報の確認を行うと、利用者端末2iに保有している個人別鍵key3を送信するように要求する(ステップS370〜S390)。ここで、利用者端末情報の確認とは、端末IDをもとに認証DB11に記憶されているデータから、受信した利用者端末情報が新規の利用者端末2iに関する情報であるか否かを確認することをいう。
【0050】
利用者端末2iは、未だ権利保護システム10で利用されていないので、個人別鍵key3を保有していないという個人別鍵非保有情報を利用者端末認証装置1に送信する(ステップS400,S410)。これは、利用者端末2iは、端末上に個人別鍵key3を1つのみ記憶できる個人別鍵記憶領域を備えているが、初期状態においては、この個人別鍵記憶領域には鍵情報が記憶されていないので(nullデータが記憶されている)、該nullデータを個人別鍵非保有情報として送信するものである。
【0051】
次に、利用者端末認証装置1は、個人別鍵非保有情報を受信すると、個人別鍵非保有情報を確認し、ステップS370で受信した端末IDを認証DB11に反映し、個人別鍵削除要求を利用者端末2iに送信する(ステップS420〜S450)。
【0052】
個人別鍵削除要求を受信した利用者端末2iは、個人別鍵の削除を行い、削除完了通知を利用者端末認証装置1に送信する(ステップS460,S470)。ここで、利用者端末2iは、個人別鍵記憶領域に鍵情報を記憶していないので、この場合においては削除の必要はないが、何らかのアクシデントで利用者端末2iに個人別鍵情報が残っている場合も考え得るので、その際の対処方法として削除処理を行うものである。
【0053】
次に、個人別鍵削除完了通知を受信した利用者端末認証装置1は、自己が生成した個人別鍵key3を利用者端末2iに送信するとともに、個人別鍵key3が発行済み、即ち、利用者端末2iが認証済であることを認証DB11に反映する(ステップS480〜S500)。
【0054】
これに対して、利用者端末2iは、個人別鍵key3を受信すると、個人別鍵記憶領域に個人別鍵key3を上書き保存するので、以後、該個人別鍵key3を用いてデジタル著作物を利用することが可能となる(ステップS510〜S530)。
【0055】
尚、上述した利用者端末認証装置1と利用者端末2iとの連携処理においては、利用者端末2iの認証処理をすべて自動化しているが、処理の途中に利用者による確認動作を入れてもよい。この場合においては、ステップS380の利用者端末情報確認ステップにおいて、利用者端末認証装置1は、利用者端末2iから登録要求があることを利用者に通知し(例えば、電子メールなどの電子的コミュニケーションツールによる)、利用者の許可があってから、以後の処理を続行するようにするものである。これにより、自動化処理の場合に比べて、よりセキュリティの向上を図ることができる。
【0056】
また、上述した利用者端末認証装置1と利用者端末2iとの連携処理は、新規に購入した利用者端末2iを利用者端末認証装置1に登録する場合を具体例として説明したが、既に権利保護システム10の他人の個人利用範囲で利用されていた利用者端末2iを自己の個人利用範囲に移動した場合においても、図7に示す処理フローは実行されるものである。
【0057】
ただ、既に権利保護システム10の他人の個人範囲で利用されていた利用者端末2iを自己の個人範囲に移動した場合においては、利用者端末2iは、既に別の個人別鍵key3を有しているので、ステップS410において、上述したように非保有情報ではなくて、該個人別鍵key3を送信し、ステップS470において、保有している個人別鍵key3を削除することになる。また、ステップS430において、利用者端末認証装置1は、自己の個人別鍵key3とは異なることを確認するので、利用者端末2iが他人の個人範囲から移動されたことを把握することができる。
【0058】
従って、本実施の形態の権利保護システム10は、利用者端末2iが利用者端末情報を利用者端末認証装置1に送信し、利用者端末認証装置1が利用者端末情報、及び認証DB11に記憶されている情報から利用者端末が新規な端末であると確認した場合には、利用者端末2iに自己が生成した個人別鍵を送信するので、該個人別鍵key3を有する利用者端末2iにおいては、権利保護システム10の利用が可能となる。
【0059】
また、個人別鍵key3は利用者端末認証装置1ごとに生成され、利用者の個人利用範囲においてのみ機能するので、デジタル著作物の権利保護を図ることができる。さらに、他の個人利用範囲から利用者端末2iを移動したとしても、利用者端末2iは、保有する個人別鍵key3の送信機能、及び削除機能を有しているので、柔軟に権利保護システム10を利用することができる。
【0060】
(3) 権利保護システム10の利用
まず、デジタル著作物の取得について説明する。デジタル著作物の取得に関しては、ハードに記録された著作物からの取得と、コンピュータネットワーク経由による取得とが考えられるので、以下それぞれの場合について説明する。
【0061】
図8(a)は、ハードに記録された著作物からの取得処理を示す図である。ここで、ハードに記録された著作物からの取得とは、記録媒体に記憶されたデジタル著作物d1を自己の利用者端末2iを用いて正当に複製するとともに、利用者端末2iの電子的処理機能900及び個人別鍵key3を用いて、デジタル著作物d10を生成することをいう。
【0062】
より詳しくは、ハードに記録されたデジタル著作物d1を電子的処理機能900(従来のデジタル著作物の権利保護の仕組みを適用したものである。尚、従来のデジタル著作物の権利保護の仕組みとは、暗号化されたデジタル著作物d11及びこれを復号する著作物復号鍵key2が利用者に提供されるものである。)の複製処理部901において一定のファイル形式に複製し、次に保護処理部902において暗号化されたデジタル著作物本体d11と該デジタル著作物d11を復号するための著作物復号鍵key2とを生成する。
【0063】
次に、復号鍵保護処理部101において、利用者端末認証装置1から送信された個人別鍵key3を用いて著作物復号鍵key2を暗号化し、復号鍵保存部d12とする。
【0064】
最後に、最終処理部102において、デジタル著作物本体d11と復号鍵保存部d12を結合し、一つのデジタル著作物d10として生成する。これにより、権利保護システム10で流通可能なデジタル著作物d10を取得することができる。
【0065】
図8(b)は、コンピュータネットワーク経由による取得処理を示す図である。ここで、コンピュータネットワーク経由による取得とは、インターネット網などを介して販売しているデジタル著作物(従来のデジタル著作物の権利保護の仕組みを適用したもので、正確には、デジタル著作物d11及び著作物復号鍵key2を意味する。コンピュータネットワーク経由で販売されているデジタル著作物は権利保護済みであるということを前提にしている)を正当に取得して、利用者端末2iが保持する個人別鍵key3を用いて、デジタル著作物d10を生成することをいう。
【0066】
より詳しくは、コンピュータネットワーク経由でデジタル著作物本体d11及び著作物復号鍵key2を取得すると、復号鍵保護処理部101において、利用者端末認証装置1から送信された個人別鍵key3を用いて著作物復号鍵key2を暗号化し、復号鍵保存部d12とする。
【0067】
そして、最終処理部102において、デジタル著作物本体d11と復号鍵保存部d12を結合し、一つのデジタル著作物d10として生成する。これにより、権利保護システム10で流通可能なデジタル著作物d10を取得することができる。即ち、コンピュータネットワーク経由による取得の場合においては、ハードに記録された著作物からの取得の場合に比べて、デジタル著作物d1の複製処理及び保護処理を行う必要がない。
【0068】
尚、上述したデジタル著作物の取得に関する処理は、利用者端末2iで行われるものであるが、利用者端末認証装置1がこの機能を備え、デジタル著作物の取得に関する処理を行うようにしてもよい。この場合においては、利用者端末認証装置1がデジタル著作物を一元的に管理することが可能となる。
【0069】
次に、このようにして取得したデジタル著作物を利用する場合について説明する。図9は、デジタル著作物の利用処理を示す図である。
【0070】
まず、利用者端末2iは、著作物前処理部103において、取得したデジタル著作物d10をデジタル著作物本体d11と復号鍵保存部d12とに分離する。
【0071】
次に、復号鍵抽出部104において、分離された復号鍵保存部d12を個人別鍵key3を用いて復号化し、著作物復号鍵key2を取得する。
【0072】
最後に、復号化部105において、デジタル著作物本体d11を著作物復号鍵key2を用いて復号化し、再生可能な状態のデジタル著作物d1を生成し、該デジタル著作物d1を再生(視聴)する。
【0073】
そして、上述したデジタル著作物の利用処理は、個人利用範囲内の他の利用者端末2iからデジタル著作物を取得する場合であっても、同一の個人別鍵key3を用いて復号するため、同一作用を奏するものである。尚、ここで、個人利用範囲内の他の利用者端末2iからデジタル著作物を取得する場合とは、例えば、図2に示す利用者端末2aから利用者端末2bにデジタル著作物を複製するような場合である。
【0074】
従って、本実施の形態の権利保護システム10によれば、個人利用範囲内の利用者端末2i間であれば、権利保護を担保しつつ、自由にデジタル著作物を複製・利用することができる。
【0075】
尚、利用者端末認証装置1においてデジタル著作物d10が管理されている場合には、上述した処理に加えて、デジタル著作物d10を利用者端末2iに複製する処理が事前に必要となる。
【0076】
また、図10は、個人利用範囲外の他の利用者端末2iからデジタル著作物d10を取得し、該デジタル著作物d10を利用する場合の処理を示す図である。尚、ここで、個人利用範囲外の他の利用者端末2iからデジタル著作物を取得する場合とは、例えば、図2に示す利用者端末2gから利用者端末2aにデジタル著作物を複製するような場合である。
【0077】
この場合においても、図9に示す処理と同じ流れをたどることになるが、復号鍵抽出部104において、復号鍵保存部d12を復号することができない。これは、復号鍵保存部d12は、自己の個人別鍵key3で暗号化されていないからである。そして、復号が失敗した場合には、復号鍵再取得部106において、コンピュータネットワーク経由で正規な著作物復号鍵key2を取得することを促す。これは、コンピュータネットワークを介してデジタル著作物を販売している者から、デジタル著作物を権利購入するように促すものである。尚、このようなデジタル著作物の権利購入処理により、著作物復号鍵key2を取得した場合の取得後の処理は、図9に示す著作物利用処理と同じである。
【0078】
従って、本実施の形態の権利保護システム10によれば、個人利用範囲外のデジタル著作物を利用する場合には、デジタル著作物を利用することができないという効果がある。また、これに加えて、正式な購入を促すことが可能なので、権利購入した際には、デジタル著作物を利用することができるという効果もある。
【0079】
尚、上記実施の形態の利用者端末認証装置1の動作は、利用者端末認証装置1に格納されたプログラムを実行することにより実現される。そして、このプログラムは、ハードディスクはもちろん、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも、通信ネットワークを介して配信することも可能である。
【0080】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。例えば、上記実施の形態の権利保護システム10においては、利用者端末認証装置1は、利用者証明装置3に正当な利用者であることを証明してもらわなければならなかったが、利用者端末認証装置1が購入もしくは貸与される時点において、購入もしくは貸与する利用者の認証ができるのであれば、利用者証明装置3を用いずに、利用者端末認証装置1及び利用者端末2iからなる権利保護システムを構築することができる。
【0081】
また、上記実施の形態の権利保護システム10においては、利用者端末認証装置1が認証する利用者端末数に制限を設けなかったが、不正利用の防止をより厳格なものとするために、利用者端末認証装置1が認証する利用者端末数に制限を設けるようにしてもよい。この場合においては、利用者端末認証装置1は、予め定められた鍵発行制限数を記憶しており、該鍵発行制限数以下であれば、自由に利用者端末2iの登録及び個人保有鍵の発行を行うことができるものである。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、デジタル著作物の権利保護を担保したまま、デジタル著作物利用の利便性向上を図る利用者端末認証装置および利用者端末認証プログラムを提供することができるので、以て、デジタル著作物の流通を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る権利保護システムの概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る権利保護システムにおいてデジタル著作物を利用できる個人利用範囲を説明する図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る権利保護システムにおけるデジタル著作物の構成を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る権利保護システムにおける認証DBの構成を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る権利保護システムにおける顧客管理DBの構成を説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る権利保護システムの利用者登録処理を説明するシーケンス図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る権利保護システムの利用者端末登録処理を説明するシーケンス図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る権利保護システムにおいて、デジタル著作物の取得を説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る権利保護システムにおいて、デジタル著作物の再生を説明する図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る権利保護システムにおいて、個人利用範囲外から入手したデジタル著作物の再生を説明する図である。
【符号の説明】
1 利用者端末認証装置
2i 利用者端末
3 利用者証明装置
4 コンピュータネットワーク
5 顧客管理DB
10 権利保護システム
11 認証DB
101 復号鍵保護処理部
102 最終処理部
103 著作物前処理部
104 復号鍵抽出部
105 復号化部
106 復号鍵再取得部
900 市販システム適用部
901 複製処理部
902 保護処理部
d1 デジタル著作物
d10 流通するデジタル著作物
d11 デジタル著作物本体
d12 復号鍵保存部
key2 著作物復号鍵
key3 個人保有鍵

Claims (12)

  1. デジタル著作物を視聴する1又は複数の利用者端末と第1のコンピュータネットワークを介して接続されているとともに、第2のコンピュータネットワークを介して、該第2のコンピュータネットワークを利用する顧客に関する情報を記憶している顧客情報記憶手段を備える利用者証明装置と接続されている利用者端末認証装置であって、
    前記利用者端末を利用する利用者に関する情報を前記第2のコンピュータネットワークを介して前記利用者証明装置に送信する利用者情報送信手段と、
    前記利用者証明装置が、前記利用者に関する情報、及び前記顧客に関する情報に基づいて前記利用者の認証を行い、認証に成功した場合には送信する利用者証明書を、前記第2のコンピュータネットワークを介して受信する証明書受信手段と、
    前記利用者証明書を受信することにより、前記利用者端末認証装置の利用を有効化させる装置有効化手段と、
    暗号化された前記デジタル著作物を復号化する著作物復号鍵を暗号化する個人別鍵を、前記利用者端末認証装置を一意に定める情報に基づいて共通鍵として生成する個人別鍵生成手段と、
    前記利用者端末から前記利用者端末を一意に定める利用者端末識別情報を前記第1のコンピュータネットワークを介して受信する利用者端末情報受信手段と、
    前記利用者端末識別情報に基づいて前記利用者端末を認証した際には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を前記第1のコンピュータネットワークを介して送信する個人別鍵送信手段と、
    を有し、
    前記利用者端末は、暗号化された前記デジタル著作物、及び前記著作物復号鍵を前記個人別鍵で暗号化した前記復号鍵保存部を取得すると、前記利用者端末認証装置から送信された前記個人別鍵を用いて前記復号鍵保存部を復号し、かつ復号された前記著作物復号鍵を用いて暗号化された前記デジタル著作物を復号し、再生することを特徴とする利用者端末認証装置。
  2. 前記利用者証明装置は、
    前記利用者端末認証装置と前記利用者証明装置が接続される際に取得される前記第2のコンピュータネットワークの回線識別情報に従って、前記顧客情報記憶手段から該当する前記顧客に関する情報を検索し、検索した前記顧客に関する情報と前記利用者に関する情報を比較して、前記利用者の認証を行うことを特徴とする請求項1記載の利用者端末認証装置。
  3. 前記利用者端末認証装置を一意に定める情報は、
    前記利用者端末認証装置の機器識別番号、前記利用者証明装置から送信される前記顧客情報記憶手段に記憶されている前記利用者を特定する利用者特定情報、又は前記機器識別番号と前記利用者特定情報を加味した情報であることを特徴とする請求項1又は2記載の利用者端末認証装置。
  4. デジタル著作物を視聴する1又は複数の利用者端末とコンピュータネットワークを介して接続されている利用者端末認証装置であって、
    暗号化された前記デジタル著作物を復号化する著作物復号鍵を暗号化する個人別鍵を、前記利用者端末認証装置を一意に定める機器識別情報に基づいて共通鍵として生成する個人別鍵生成手段と、
    前記利用者端末から前記利用者端末を一意に定める利用者端末識別情報を前記コンピュータネットワークを介して受信する利用者端末情報受信手段と、
    前記利用者端末識別情報に基づいて前記利用者端末を認証した際には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を前記コンピュータネットワークを介して送信する個人別鍵送信手段と、
    を有し、
    前記利用者端末は、暗号化された前記デジタル著作物、及び前記著作物復号鍵を前記個人別鍵で暗号化した前記復号鍵保存部を取得すると、前記利用者端末認証装置から送信された前記個人別鍵を用いて前記復号鍵保存部を復号し、かつ復号された前記著作物復号鍵を用いて暗号化された前記デジタル著作物を復号し、再生することを特徴とする利用者端末認証装置。
  5. 前記個人別鍵送信手段は、
    前記利用者端末を認証すると、前記利用者端末に保有する前記個人別鍵を送信するよう要求し、前記利用者端末から保有する前記個人別鍵を受信した場合には、前記利用者端末に保有する前記個人別鍵を削除するよう要求し、前記利用者端末から個人別鍵削除完了通知を受けた場合には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を送信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の利用者端末認証装置。
  6. 前記個人別鍵送信手段は、
    前記利用者端末の認証数が、前記利用者端末認証装置内に記憶されている鍵発行制限数以下の場合には、前記個人別鍵を送信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の利用者端末認証装置。
  7. デジタル著作物を視聴する1又は複数の利用者端末と第1のコンピュータネットワークを介して接続されているとともに、第2のコンピュータネットワークを介して、該第2のコンピュータネットワークを利用する顧客に関する情報を記憶している顧客情報記憶手段を備える利用者証明装置と接続されている利用者端末認証装置における利用者端末認証プログラムであって、
    前記利用者端末を利用する利用者に関する情報を前記第2のコンピュータネットワークを介して前記利用者証明装置に送信する利用者情報送信ステップと、
    前記利用者証明装置が、前記利用者に関する情報、及び前記顧客に関する情報に基づいて前記利用者の認証を行い、認証に成功した場合には送信する利用者証明書を、前記第2のコンピュータネットワークを介して受信する証明書受信ステップと、
    前記利用者証明書を受信することにより、前記利用者端末認証装置の利用を有効化させる装置有効化ステップと、
    暗号化された前記デジタル著作物を復号化する著作物復号鍵を暗号化する個人別鍵を、前記利用者端末認証装置を一意に定める情報に基づいて共通鍵として生成する個人別鍵生成ステップと、
    前記利用者端末から前記利用者端末を一意に定める利用者端末識別情報を前記第1のコンピュータネットワークを介して受信する利用者端末情報受信ステップと、
    前記利用者端末識別情報に基づいて前記利用者端末を認証した際には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を前記第1のコンピュータネットワークを介して送信する個人別鍵送信ステップと、
    を前記利用者端末認証装置に実行させ、
    前記利用者端末は、暗号化された前記デジタル著作物、及び前記著作物復号鍵を前記個人別鍵で暗号化した前記復号鍵保存部を取得すると、前記利用者端末認証装置から送信された前記個人別鍵を用いて前記復号鍵保存部を復号し、かつ復号された前記著作物復号鍵を用いて暗号化された前記デジタル著作物を復号し、再生することを特徴とする利用者端末認証プログラム。
  8. 前記利用者証明装置は、
    前記利用者端末認証装置と前記利用者証明装置が接続される際に取得される前記第2のコンピュータネットワークの回線識別情報に従って、前記顧客情報記憶手段から該当する前記顧客に関する情報を検索し、検索した前記顧客に関する情報と前記利用者に関する情報を比較して、前記利用者の認証を行うことを特徴とする請求項7記載の利用者端末認証プログラム。
  9. 前記利用者端末認証装置を一意に定める情報は、
    前記利用者端末認証装置の機器識別番号、前記利用者証明装置から送信される前記顧客情報記憶手段に記憶されている前記利用者を特定する利用者特定情報、又は前記機器識別番号と前記利用者特定情報を加味した情報であることを特徴とする請求項7又は8記載の利用者端末認証プログラム。
  10. デジタル著作物を視聴する1又は複数の利用者端末とコンピュータネットワークを介して接続されている利用者端末認証装置における利用者端末認証プログラムであって、
    暗号化された前記デジタル著作物を復号化する著作物復号鍵を暗号化する個人別鍵を、前記利用者端末認証装置を一意に定める機器識別情報に基づいて共通鍵として生成する個人別鍵生成ステップと、
    前記利用者端末から前記利用者端末を一意に定める利用者端末識別情報を前記コンピュータネットワークを介して受信する利用者端末情報受信ステップと、
    前記利用者端末識別情報に基づいて前記利用者端末を認証した際には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を前記コンピュータネットワークを介して送信する個人別鍵送信ステップと、
    を前記利用者端末認証装置に実行させ、
    前記利用者端末は、暗号化された前記デジタル著作物、及び前記著作物復号鍵を前記個人別鍵で暗号化した前記復号鍵保存部を取得すると、前記利用者端末認証装置から送信された前記個人別鍵を用いて前記復号鍵保存部を復号し、かつ復号された前記著作物復号鍵を用いて暗号化された前記デジタル著作物を復号し、再生することを特徴とする利用者端末認証プログラム。
  11. 前記個人別鍵送信ステップは、
    前記利用者端末を認証すると、前記利用者端末に保有する前記個人別鍵を送信するよう要求し、前記利用者端末から保有する前記個人別鍵を受信した場合には、前記利用者端末に保有する前記個人別鍵を削除するよう要求し、前記利用者端末から個人別鍵削除完了通知を受けた場合には、前記利用者端末識別情報を送信した前記利用者端末に、前記個人別鍵を送信することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の利用者端末認証プログラム。
  12. 前記個人別鍵送信ステップは、
    前記利用者端末の認証数が、前記利用者端末認証装置内に記憶されている鍵発行制限数以下の場合には、前記個人別鍵を送信することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の利用者端末認証プログラム。
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