JP3773588B2 - Epidermis for headrest and manufacturing method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車両等のシートバック上部に装備されるヘッドレストに使われる表皮及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車などのシートバック上端には、快適さを得るためにヘッドレストが取付けられている。このヘッドレスト向け表皮は、ファブリックや本革を使って縫製したもの、或いは、ゾルスラッシュ成形によるもの、更には、ブロー成形で造られたもの等がある。
そして、上記ブロー成形表皮にあっては、シームレスタイプ(従来技術1)と、通称、腹割りタイプ(従来技術2)と呼ばれる二種類のものが存在していた。従来技術1によるヘッドレストの製法によれば、芯体付きステーをブロー型にセットして袋状表皮を成形し、しかる後、これらを発泡型へ移し、表皮内に発泡原料を注入して発泡成形でヘッドレストに仕上げていた。
一方、従来技術2によるヘッドレストの製法によれば、袋状表皮だけをまず成形し、次いで、表皮底面をカッター等で切って芯体付きステーや発泡原料注入口を形成し、その後、芯体付きステーを表皮に組込み、続いて、表皮内に発泡原料を注入して発泡成形でヘッドレストに仕上げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来技術1においては、ヘッドレストを造る場合、ブロー成形時における芯体付きステーのブロー型へのセットが意外と手間取り(40秒〜45秒/個)、成形工数がアップし、製品コストが高くなっていた。
一方、従来技術2では、表皮底面をカッター等で切って、芯体付きステー,発泡原料注入口を作っているため、発泡成形時、カット部から発泡原料が漏れ出すことが多かった。そして、漏れ箇所を拭き取り除去しても、跡が残り見栄えが悪かった。
【0004】
本発明は上記問題点を解決するもので、ブロー成形を終え、後から表皮に芯体付きステーを組込むヘッドレストの製法でありながら、組付け作業は簡単で、しかも、カッター等で芯体付きステー,発泡原料注入口を切ってつくる必要がなく、発泡成形時の発泡原料漏れを解消するヘッドレスト向け表皮及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の本発明の要旨は、ダイヘッドから垂下するパリソンが、一対のステー孔形成のためのピン軸と、表皮底面に一体化される漏斗形成のためのノズルと、をくわえ込んで、ブロー型が閉じられ、次いで、前記ノズルからブロー型内へエアを吹込み、ブロー成形を行なうことを特徴とするヘッドレスト向け表皮の製造方法にある。
請求項2に記載の発明に係るヘッドレスト向け表皮の製造方法は、請求項1のブロー型の型閉じで、表皮底面を形成するキャビティから前記ピン軸が型外へ延びる方向に、該ピン軸を取り巻く環状窪みと、該環状窪みの底面を絞り込む喰い切り突起を介して、前記ピン軸を取り巻く帯状空間と、が形成されるようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明に係るヘッドレスト向け表皮は、表皮底面に設けられる漏斗と共に、ステーが表皮底面より外方に突き出るステー孔部分に、ステー外径にほぼ等しいバンド部と、該バンド部から薄肉部を介して延設され、ステーとの間に空洞部が設けられるようにした帯状部とが、ブロー成形で一体化されてなることを特徴とするヘッドレスト向け表皮にある。
【0006】
請求項1のごとくの発明のように、一対のステー孔形成のためのピン軸と、表皮底面に一体化される漏斗形成のためのノズルと、をくわえ込んでブロー型を閉じ、ブロー成形すると、ブロー成形表皮の底面にはステー孔と、発泡原料を注入するための漏斗が出来上っているので、後からカッター等で切り込まなくてよい。そして、必要箇所だけが開口しているので、発泡成形で発泡原料が表皮外へ漏れ出す虞れが少ない。また、発泡成形段階では、漏斗を使用して表皮内へ発泡原料を注入できるので、好都合になっている。
本発明では、ステー孔が形成されて、該ステー孔を利用して芯体付きステーを表皮に後から組込んでいくことになるが、芯体付きステーの形状は限定される。ただ、自動車のヘッドレストに用いられる芯体付きステーは、単に「コ」字状に曲げたものが最近多くなってきており、この芯体付きステーを使用する限り支障はない。
請求項2,3のごとくの発明のように、ブロー型の型閉じで、表皮底面を形成するキャビティから前記ピン軸が型外へ延びる方向に、環状窪みと喰い切り突起を介して帯状空間とが形成されるようにすると、表皮底面にはステーの外周面を巻回するバンド部だけでなく、該バンド部に薄肉部を隔てて帯状部も延設された表皮ができるので、発泡成形時のステーをつたってリークする発泡原料は制限される。加えて、ステーをつたい、バンド部,薄肉部を越えてリークする発泡原料があっても、その発泡原料は空洞部内に溜る。そして、空洞部に収容された発泡原料は、固化し、最終ヘッドレストの製品化する段階で帯状部を取り去るとき一緒に取り除かれることとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るヘッドレスト向け表皮及びその製造方法の実施形態について詳述する。
図1〜図6は本発明のへッドレスト用表皮の製造方法の一形態で、図1は型開状態にあるブロー型の縦断面図、図2は図1の下方に位置する受け具の斜視図、図3は図1のブロー型が型閉じした場合のピン軸周りの拡大断面図、図4はへッドレスト向け表皮の成形後、ブロー型を型開したところの縦断面図、図5は図4のブロー成形された表皮底面の部分拡大斜視図、図6はバンド部周りの縦断面図である。
【0008】
へッドレスト向け表皮及びその製造方法に先立ち、先ず、ヘッドレスト向け表皮1を成形するブロー型Bについて説明する。
ブロー型Bは、分割型4と受け具5とダイヘッド6とを備える(図1)。
分割型4は、型閉じ状態でへッドレスト表皮1のキャビティαを形成する。左右両サイド方向に型開する二分割構成の分割型である。本ブロー型Bは、型閉じ状態下、表皮本体部のキャビティαを形成する他、表皮底面を形成するキャビティαからステー21が表皮外へ延びる部分で、図3に示すようなピン軸54(後述)を取巻く環状窪み41を形成する。そして、いわゆる喰い切り用突起に近似する突起42が上記環状窪み41の底面を絞ってその先端をピン軸54に近接(ないし当接)させるようにし、更に、該突起42を隔てて、この下側に帯状空間43を形成するようにしている。帯状空間43の下面は、喰い切り用突起44を絞ってその先端をピン軸54に近接(ないし当接)させている。
図3の環状窪み41から帯状空間43に至る部分は、ピン軸54の軸方向に対し同心円で形成される軸対称形状である。
【0009】
受け具5は、ブロック51を介して、エアシリンダ52に支えられた板状体55の真中にノズル53を、そして、その両サイドに前記ピン軸54,54を起立固定したものである(図2)。
ノズル53は、表皮底面に一体化される漏斗14を形成するもので、円錐台の先端部に短管が溶接された格好になっている。このノズル53は、型閉じ後、型内のパリソン中へ圧縮空気を吹込んで膨らます空気の吹出し口531にもなっている。
ピン軸54は、表皮底面にステー孔16を形成するためのもので、ステー21の外径にほぼ等しいパイプ(丸棒でもよい)で造られている。
受け具5は、エアシリンダ52の作動でピストンロッド521が進退動することで、上下動する。受け具5を上点位置に配し、型閉じすれば、ブロー型Bがピン軸54及びノズル53の上半部を挟着する構成になっている(図1,図4)。ブロー成形で、ピン軸54とノズル53の先端はパリソンP内へ挿入される。
ダイヘッド6は、受け具5の上方に位置し、半溶融状態の筒状パリソンPを押し出し供給する。
【0010】
へッドレスト向け表皮の製造は、図1のようなブロー型Bの型開状態下からスタートする。
ダイヘッド6からは半溶融状態のパリソンPが供給される。押出機(図示せず)で可塑化した熱可塑性樹脂(ここでは、塩化ビニル樹脂)が、ダイヘッド6から筒状パリソンとして押し出される。このパリソン下端が受け具5のピン軸54,54及びノズル53を覆うところまで、パリソンPは垂下する。
【0011】
斯る状態を確保した後、次に、左右の分割型4a,4bを閉じる。この時点までには、エアシリンダ52を作動させ、受け具5が上点位置に配されている。かくして、パリソンPにピン軸54,54およびノズル53をくわえ込ませて、ブロー型Bは閉じることになる。
分割型4は、型閉じにより、表皮本体部のキャビティαを形成する。そして、ピン軸周りには、既述したように環状窪み41,突起42,帯状空間43,喰い切り用突起44を形成するが、そこにはパリソンPが介在している。
【0012】
型閉め完了後、前記漏斗14を形成するための受け具5のノズル53からパリソン内へエアを供給する。0.5〜1.1MPa程度の圧縮空気が、導管9を通ってブロック51に入り、エア吹出し口531から吹出す。
この圧縮空気の注入により、ブロー型Bに挟まれたパリソンPは、膨らみ、ブロー型Bのキャビティ面46に溶着固定し、型面に沿った形状に賦形される。溶融押出されたパリソンPは、冷却しないうちにブロー成形されるため、型面に密着するのである。
【0013】
上記ブロー成形によってヘッドレスト向け表皮1が得られるが、該表皮1には、ステー21が表皮1から外方へ突き出るステー孔部分に、バンド部11と薄肉部12と帯状部13とが設けられる(図4,図5)。
環状窪み41によってバンド部11が造られ、帯状空間43によって帯状部13が造られる。そして、突起42が薄肉部12をつくって、バンド部11と帯状部13とを隔てる。
バンド部11は、文字どおりステー21を締め付けれるよう、その内径がステー外径にほぼ等しい。ただ、ブロー成形にあっては内径を管理することは困難で、発泡成形過程での発泡原料の表皮外へのリークが考えらえる。そこで、本発明では、帯状部13の空洞部131を発泡原料のリーク対策に役立てている(後述)。帯状部13は図6のごとく薄皮で、底面の孔径はステー外径にほぼ等しいが、その本体部はステー外径より大きく、空洞部131が存在する。
また、表皮1の底面で、一対のステー21,21のほぼ中間位置には、ラッパ状の漏斗14が一体化成形される。漏斗14を形成するノズル53が、ブロー成形のエア吹出し口531に利用されたため、漏斗14は必然的に袋状の表皮内と導通する。
その後、賦形された半溶融樹脂は冷却,固化される。
【0014】
しかる後、型開し(図4)、脱型を経て、喰い切り用突起44で分断されたバリロス分を取り除く。喰い切り突起44によって、捨て袋部分19は簡単に取除かれる。
かくして、全体が図7のごとくの形状で、且つ、ステー21が表皮1の外方へ突き出すバンド部周りについては、図5に示すような所望のへッドレスト向け表皮1が出来上る。尚、符号15はパーティング部の跡を示す。
【0015】
上述のごとく製造された表皮1は、最終製品たるヘッドレストに組込まれていくのであるが、その手順は次のようになる。
先ず、コ字状ステー2を表皮1に挿着する(図7)。コ字状ステー2の一のステー21を帯状部13の孔132から薄肉部12,バンド部11,ステー孔16を経て表皮内へ差し込む。そして、ステー21の先を旋回させながら、ステー先端部211を他方のステー孔16へ到達させ、そのまま、ステー孔16,バンド部11,薄肉部12,帯状部13とくぐり抜け表皮外へ取り出す(図8)。
次いで、ステー21を上にして、コ字状ステー2を挿着した表皮1を発泡型7へセットする(図9)。
発泡型7は半割り構成になっており、表皮1がキャビティβに収納されるようにして、バンド部11,薄肉部12,帯状部13,ステー下部のそれぞれの縦半分を発泡型7に設けた凹部に嵌め込む。該凹部は、バンド部穴75と帯状部穴74とステー下部穴76とからなる。帯状部穴74(又はバンド部穴75)に薄肉部12が収容される部分を包含する。
ここで、帯状部穴74の大きさについては、帯状部13より大きく余裕があるものの、バンド部穴75については、その直径はブロー成形でできたバンド部11の径D2 より小さめに作るのが好ましい。バンド部11を半割り部に嵌め込むと、半割り部がバンド部11を締めつける格好となるからである。バンド部11は、樹脂表皮からなり、多少弾性があるために収縮させてバンド部穴75へ押し込むことができる。
尚、バンド部11の内径にバラツキがあるため、ステー21は図示しない位置決め手段で保持されている。
【0016】
続いて、発泡型7の型閉じを行なう。他方の発泡型7(図示せず)の半割り部も上記半割り部と同様の形状であり、発泡型7の型閉じが完了すると、発泡型7に係る二つの半割り部がバンド部11の全周を締めつけるようになる。
その後、漏斗14から表皮内へ液状発泡原料(例えば、液状ウレタンフォーム原料)を流し込み、発泡成形で発泡体3を形成する。
ここで、前述したようにブロー成形での内径管理は難しく、バンド部11の内径とステー21の外径との間に隙間が生じることがある。バンド部穴75でバンド部11を締めつけても、発泡成形過程でバンド部11を越え表皮外へ出ようとする発泡原料がある。本発明においては、斯るバンド部内径のバラツキも考慮して、発泡原料が表皮外へ出たとしても帯状部11の空洞部131でその発泡原料をとりおさえている。発泡圧が高まりリークした発泡原料は、空洞部131におさまり、表皮1やステー21を汚すことはない。発泡原料のような液状体にあっては僅かの液量が抜ければ急激に圧が下がるため、空洞部131は、その液量を保持できる程の空間を要すれば足りる。
かくして、発泡硬化を終え、冷却し、脱型で図10に示すようなへッドレストが取り出される。
最後に、表皮1から帯状部13と漏斗14を取除いて、所望のヘッドレストが出来上る。帯状部13は薄肉部12を境に簡単に取除かれる。そして、帯状部13を取り去れば、発泡成形過程でリークし、空洞部131内に収容され固化した発泡原料も一緒にきれいに取り除かれる。
【0017】
このように構成したヘッドレスト向け表皮の製造方法は、表皮1に後から芯体付きステーを組付けいくものであり、一見、芯体付きステーをブロー型Bにセットして袋状表皮を製造する従来技術1に比べ、手間取るように思われる。しかし、コ字状ステー2を用いて、表皮1に後から簡単に組付けヘッドレストに仕上げることができる。
まず、コ字状ステー2の先端部211は一般にテーパ状になっており、帯状部13の孔132にステー先端部を簡単に差し込むことができる。そして、ステー21をそのまま表皮内へと差し込んでいくと、帯状部13の円錐部分がバンド部11へと導いてくれる。コ字状ステー2のステー間隔と両ステー孔16,16の距離とは、当然一致しており、ステー先端部211を他方のステー孔16へ到達させるのに苦労はない。そして、ステー先端部211が、そのままステー孔16〜帯状部13をくぐり抜け表皮外へ出る。実際、この組付けは僅か5秒で済ませれることが確認できている。
また、表皮1に組付けられたコ字状ステー2は、両ステー孔周りに設けたバンド部11,11だけであれば、二点止めでぐらつくが、帯状部13の孔部分132でもステー21を支えているので、四点止めになりコ字状ステー2は安定する。従って、後工程の発泡成形の作業も楽にする。
【0018】
更に、発泡成形段階では、バンド部11〜帯状部13のステー接触面積の増大や薄肉部12における機械的接合力の増強により、コ字状ステー2のセット不良は減る。また、表皮1にバンド部11が形成されていることで、発泡成形段階でのステー孔部分からの漏れは抑えられる。そして、発泡型7(具体的には、半割り部)がバンド部11を締めつけることによって、発泡原料は表皮外へ漏れ難くなっている。また、ブロー成形におけるバンド部内径の管理の困難性から、発泡原料がバンド部11を通過してしまうことも考えられるが、斯る場合にあっても、空洞部131がその発泡原料を収納し、表皮意匠面等を汚すことがない。
一方、ノズル53によって漏斗14が形成されているので、発泡成形における発泡原料の表皮内への注入はたやすくなっている。
勿論、コ字状ステー2は表皮1に後組みするのであるが、表皮1に設けなければならないステー孔16,発泡原料注入口が、ピン軸54とノズル53によってブロー成形過程で一緒に形成されるので、従来技術2のようにカッター等で表皮底面を切る必要はない。従って、発泡成形時のカット部から発泡原料が漏れ出す不具合、更には、カッター等で切る工数も解消できる。
芯体付きステーは、芯体がステーと同径のコ字状ステー2等に限られるが、ステー21,21をつなぐ芯体部22は芯体としての役割を十分果たす。最近、芯体付きステーにコ字状ステー2を使うことが多くなってきており、本発明のヘッドレスト向け表皮の製造方法は大変重宝になる。
【0019】
尚、本発明においては、前記実施例に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。表皮1,コ字状ステー2(芯体付きステー),発泡体3,分割型4,受け具5,ダイヘッド6,発泡型7の形状,大きさ等は用途に応じ適宜選択できる。ヘッドレストは穴あきへッドレスト等あらゆるへッドレストに適用可能である。その際、芯体付きステーはコ字状ステーから多少変形したものとなる。
【0020】
【発明の効果】
以上のごとく、本発明のへッドレスト向け表皮及びその製造方法によれば、芯体付きステーが後組みになるにもかかわらず、ステー孔や発泡原料注入口等をカッターで切るに及ばず、更に、ステーの組付けが簡単であるなど、生産性向上,品質向上等に優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のへッドレスト向け表皮の製造方法の一形態で、型開状態にあるブロー型の縦断面図である。
【図2】図1の下方に位置する受け具の斜視図である。
【図3】図1のブロー型が型閉じした場合のピン軸周りの拡大断面図である。
【図4】へッドレスト向け表皮の成形後、ブロー型を型開した状態を示す縦断面図である。
【図5】図4のブロー成形された表皮底面の部分拡大斜視図である。
【図6】バンド部周りの縦断面図である。
【図7】表皮にコ字状ステーを挿着する姿態を示す斜視図である。
【図8】表皮にコ字状ステーが挿着された姿態を示す斜視図である。
【図9】図8のコ字状ステーが挿着された表皮を発泡型にセットする姿態を示す部分斜視図である。
【図10】図9の発泡型で発泡成形を終え、脱型された発泡成形品の全体斜視図である。
【符号の説明】
1 表皮
11 バンド部
12 薄肉部
13 帯状部
131 空洞部
14 漏斗
16 ステー孔
21 ステー
41 環状窪み
42 突起
43 帯状空間
53 ノズル
54 ピン軸
6 ダイヘッド
B ブロー型
P パリソン[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a skin used for a headrest mounted on an upper part of a seat back of a vehicle or the like and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
A headrest is attached to an upper end of a seat back of an automobile or the like for comfort. The skin for headrests includes those that are sewn using fabric or genuine leather, those that are made by Zolslash molding, and those that are made by blow molding.
In the blow-molded skin, there are two types, a seamless type (conventional technology 1) and a so-called split stomach type (conventional technology 2). According to the headrest manufacturing method according to the
On the other hand, according to the headrest manufacturing method according to the
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the
On the other hand, in the
[0004]
The present invention solves the above-mentioned problems, and is a method of manufacturing a headrest that finishes blow molding and later incorporates a stay with a core into the skin, but the assembly work is simple, and a stay with a core with a cutter or the like. , It is an object of the present invention to provide a skin for a headrest that eliminates foaming material leakage during foam molding and a method for manufacturing the same, without the need to cut the foaming material inlet.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the gist of the present invention described in
According to a second aspect of the present invention, there is provided a method of manufacturing a skin for a headrest, wherein the pin shaft is disposed in a direction in which the pin shaft extends out of the mold from a cavity forming a skin bottom surface when the blow mold is closed. An annular recess surrounding the pin shaft and a band-like space surrounding the pin shaft are formed via an annular recess that narrows the bottom surface of the annular recess.
A skin for a headrest according to a third aspect of the invention includes a funnel provided on the bottom surface of the skin, a stay hole portion where the stay protrudes outward from the bottom surface of the skin, a band portion substantially equal to the outer diameter of the stay, A strip for a headrest is characterized in that a band-shaped portion extending through a thin portion and having a hollow portion provided between the stay and the stay is integrated by blow molding.
[0006]
As in the first aspect of the present invention, when a pin shaft for forming a pair of stay holes and a nozzle for forming a funnel integrated with the bottom surface of the skin are included, the blow mold is closed, and blow molding is performed. The bottom surface of the blow-molded skin has stay holes and a funnel for injecting the foaming raw material, so that it does not have to be cut later with a cutter or the like. And since only a required part is opening, there is little possibility that a foaming raw material will leak out of an outer skin by foam molding. Also, in the foam molding stage, it is convenient because the foaming raw material can be injected into the skin using a funnel.
In the present invention, the stay hole is formed, and the stay with the core body is assembled into the skin later using the stay hole, but the shape of the stay with the core body is limited. However, a stay with a core used for a headrest of an automobile has recently been frequently bent in a “U” shape, and there is no problem as long as the stay with a core is used.
As in the second and third aspects of the invention, in the mold closing of the blow mold, the band-shaped space is formed through the annular recess and the biting protrusion in the direction in which the pin shaft extends out of the mold from the cavity forming the skin bottom surface. When the foam is formed, not only the band part that winds the outer peripheral surface of the stay but also the band part that extends from the band part across the thin part is formed on the bottom surface of the skin. The foam material that leaks through the stay is limited. In addition, even if there is a foam material that leaks beyond the band portion and the thin wall portion to connect the stay, the foam material accumulates in the cavity. And the foaming raw material accommodated in the cavity is solidified and removed together when the strip is removed at the stage of commercialization of the final headrest.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a skin for a headrest and a method for manufacturing the same according to the present invention will be described in detail.
1 to 6 show an embodiment of a method for manufacturing a headrest skin according to the present invention. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a blow mold in a mold open state, and FIG. 2 is a perspective view of a receiver positioned below FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view around the pin shaft when the blow mold of FIG. 1 is closed, FIG. 4 is a longitudinal cross-sectional view of the blow mold opened after forming the skin for the headrest, and FIG. 4 is a partially enlarged perspective view of the bottom surface of the blow-molded skin shown in FIG. 4, and FIG. 6 is a longitudinal sectional view around the band portion.
[0008]
Prior to the headrest skin and the manufacturing method thereof, first, the blow mold B for molding the
The blow mold B includes a
The split
The portion from the
[0009]
The
The
The
The
The die
[0010]
Production of the skin for the headrest starts from the blow-opened state of the blow mold B as shown in FIG.
A parison P in a semi-molten state is supplied from the
[0011]
After securing such a state, the left and right split dies 4a and 4b are then closed. By this time, the
The
[0012]
After completion of mold closing, air is supplied into the parison from the
Due to the injection of the compressed air, the parison P sandwiched between the blow molds B swells, is welded and fixed to the
[0013]
A
The
The
Further, a trumpet-shaped
Thereafter, the shaped semi-molten resin is cooled and solidified.
[0014]
Thereafter, the mold is opened (FIG. 4), and after demolding, the variros that has been divided by the biting
Thus, a desired
[0015]
The
First, the
Next, with the
The foaming
Here, the size of the band portion holes 74, although there is greater margin of strip-shaped
Since the inner diameter of the
[0016]
Subsequently, the
Thereafter, a liquid foam raw material (for example, liquid urethane foam raw material) is poured from the
Here, as described above, it is difficult to manage the inner diameter in blow molding, and a gap may be formed between the inner diameter of the
Thus, foam curing is finished, cooled, and the headrest as shown in FIG. 10 is taken out by demolding.
Finally, the
[0017]
The method for manufacturing the headrest skin configured in this way is to assemble a stay with a core to the
First, the
Further, the
[0018]
Further, in the foam molding stage, the set failure of the
On the other hand, since the
Of course, the
The stay with the core body is limited to the
[0019]
The present invention is not limited to those shown in the above-described embodiments, and various modifications can be made within the scope of the present invention depending on the purpose and application. The shape, size, and the like of the
[0020]
【The invention's effect】
As described above, according to the skin for the headrest of the present invention and the manufacturing method thereof, the stay with the core body is a rear assembly, but the stay hole, the foaming material injection port, etc. can be cut with a cutter. It is easy to assemble the stay, and exhibits excellent effects in improving productivity and quality.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a blow mold in a mold open state in an embodiment of a method for producing a skin for a headrest of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a receiving member located below FIG.
3 is an enlarged cross-sectional view around a pin axis when the blow mold of FIG. 1 is closed. FIG.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing a state in which a blow mold is opened after molding a skin for a headrest.
FIG. 5 is a partially enlarged perspective view of the bottom surface of the blow-molded skin of FIG. 4;
FIG. 6 is a longitudinal sectional view around a band part.
FIG. 7 is a perspective view showing a state in which a U-shaped stay is inserted into the epidermis.
FIG. 8 is a perspective view showing a state in which a U-shaped stay is inserted into the epidermis.
FIG. 9 is a partial perspective view showing a state in which the epidermis with the U-shaped stay of FIG. 8 is set in a foaming mold.
10 is an overall perspective view of a foam molded product that has been subjected to foam molding with the foam mold of FIG. 9 and has been removed from the mold.
[Explanation of symbols]
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