JP3772710B2 - Optical disk device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスク装置、特に記録可能な光ディスクにデータを記録する際のパワーの最適化に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、記録可能な光ディスクの所定領域(PCAエリア)にテストデータを記録し、このテストデータを再生してその信号品質を評価することにより記録パワーの最適化を図る技術(OPC)が知られている。
【0003】
しかしながら、光ディスクドライブ内の温度変化やレーザダイオード(LD)のばらつき等により、再生信号品質が最適値となる記録パワーがLDの最大許容パワーを越えてしまう場合があり、このような場合には本来の最適記録パワーで記録することができず最適パワーよりも小さいLDの最大許容パワーで記録せざるを得ない。
【0004】
そこで、たとえば特開平9−288827号公報では、OPCを行った場合に最適記録パワーがLDの最大許容パワーを越えた場合、データ記録時の光ディスク回転数を調整することで記録品質を維持することが記載されている。具体的には、OPCにより得られた最適記録パワーがLDの最大許容パワーを超えている場合には、
【数1】
f’=f・(Plim/Po)2
により回転数を小さく補正する。ここで、f’は調整後の回転数、fは調整前の通常の回転数、Plimは最大許容パワー、Poは最適パワーである。このように回転数を下げることで、最適パワーを最大許容パワーに一致させてデータを記録できるとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般に回転数を高精度に制御することは困難である。また、回転数の低下は記録速度の低下を招くことになり、高速記録の要求を満たすことが困難となる。
【0006】
一方、特開2001−143263号公報には、記録パルスが先頭パルスと後続のパルス列で構成される場合に、先頭パルスと後続パルスのデューティと記録パワー条件を同時に変化させてOPCを行い、ジッタが最小となる記録条件を探索する技術が記載されているが、基本的には3つのパラメータの組み合わせの数だけテスト記録する必要があり、OPCの処理が複雑化する問題がある。
【0007】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みなされたものであり、その目的は、光ディスクドライブの温度やLDのばらつきなどにより、最適記録パワーがLDの最大許容パワーを越えるような場合であっても、記録速度の低下を招くことなく、かつ容易にデータを記録することができる光ディスク装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、光ディスクの所定領域に記録パワーを変化させてテスト記録し、該テスト記録データの再生信号品質に基づいて最適記録パワーを決定する光ディスク装置であって、記録ストラテジを第1記録ストラテジに固定し、前記第1記録ストラテジを用いてテスト記録した場合に得られた最適記録パワーが許容記録パワーを超えるか否かを判定する手段と、前記最適記録パワーが許容記録パワーを超えないと判定された場合に前記第1記録ストラテジをそのまま維持し、超えると判定された場合にのみ前記第1記録ストラテジと異なる第2記録ストラテジに記録ストラテジを変更して最適記録パワーを再度決定する手段とを有することを特徴とする。
【0009】
ここで、前記第2記録ストラテジは、前記第1記録ストラテジよりも必要記録パワーが少ない記録ストラテジとすることが好適である。この場合、前記第2記録ストラテジは、前記第1記録ストラテジよりも記録パルス時間幅が大きい記録ストラテジとすることができる。また、前記第2記録ストラテジは、前記最適記録パワーと前記許容記録パワーとの相違に基づき第1記録ストラテジの記録パルス時間幅を増大させたものとすることができる。
【0010】
また、本発明は、光ディスクの所定領域に記録パワーを変化させてテスト記録し、該テスト記録データの再生信号品質に基づいて最適記録パワーを決定する光ディスク装置であって、基準ストラテジ及び前記基準ストラテジよりも必要記録パワーの少ない低パワーストラテジを用いてテスト記録する手段と、前記基準ストラテジ及び前記低パワーストラテジによるテスト記録データの再生信号品質を評価する手段と、前記基準ストラテジによるテスト記録データの前記再生信号品質に基づいて第1最適記録パワーを算出する手段と、前記低パワーストラテジによるテスト記録データの前記再生信号品質に基づいて第2最適記録パワーを算出する手段と、前記第1最適記録パワーが許容記録パワー以下である場合には前記第1最適記録パワーを最適記録パワーに決定し、前記第1最適記録パワーが許容記録パワーを超える場合には前記第2最適記録パワーを最適記録パワーに決定する手段とを有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、光ディスクの所定領域に記録パワーを変化させてテスト記録し、該テスト記録データの再生信号品質に基づいて最適記録パワーを決定する光ディスク装置であって、基準ストラテジを用いてテスト記録する手段と、前記基準ストラテジによるテスト記録データの再生信号品質を評価する手段と、前記基準ストラテジによるテスト記録データの前記再生信号品質に基づいて仮の最適記録パワーを算出する手段と、前記仮の最適記録パワーが許容記録パワー以下である場合には前記基準ストラテジを用いて前記テスト記録を続行し最適記録パワーを決定し、前記仮の最適記録パワーが許容記録パワーを超える場合には前記基準ストラテジよりも必要記録パワーの少ない低パワーストラテジを用いて前記テスト記録を続行し最適記録パワーを決定する手段とを有することを特徴とする。
【0012】
前記低パワーストラテジは、前記基準ストラテジよりも記録パルス時間幅が大きいストラテジとすることができる。
【0013】
このように、本発明に係る光ディスク装置においては、ある記録ストラテジ(第1ストラテジあるいは基準ストラテジ)で最適記録パワーを算出した場合に、この記録パワーが光ディスク装置の最大許容パワーを超えた場合に他の記録ストラテジに切り換えて最適記録パワーの減少を図るものである。これにより、従来のように最適記録パワー以外のパワーで記録を行う、あるいは可能な組み合わせの中から最適な組み合わせを選択するなどの処理を行うことなく、記録品質を維持することができる。
【0014】
記録ストラテジを規定するパラメータとしては、記録パルス時間幅、デューティ、マルチパルスの場合のパルス数などがあるが、例えばパルス時間幅を増大させることで必要パワーを減少させることができる。もちろん、これ以外に必要パワーを減少させ得る任意のパラメータを調整して記録ストラテジを設定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
【0016】
<第1実施形態>
図1には、本実施形態に係る光ディスク装置の要部構成ブロック図が示されている。光ディスク10は、スピンドルモータ12によりCAVあるいはCLV制御される。
【0017】
光ピックアップ部14は光ディスク10に対向して設けられ、レーザダイオード(LD)から記録パワーのレーザ光を射出して光ディスク10にデータを記録する。データの記録は、光ディスク10の記録膜の一部を溶融昇華してピットを形成してもよく、結晶状態を加熱急冷してアモルファス状態に遷移させることで行ってもよい。
【0018】
データ記録時には、記録データがエンコーダ18に供給され、エンコーダ18にてエンコードされたデータがLD駆動部16に供給される。LD駆動部16は、エンコードされたデータに基づき駆動信号を作成し、光ピックアップ部14のLDに供給する。また、LD駆動部16には、制御部24からの制御信号が供給され、この制御信号により記録ストラテジ並びに記録パワーが決定される。
【0019】
一方、データ再生時には、光ピックアップ部14のLDは再生パワー(再生パワー<記録パワー)のレーザ光を照射し、その反射光を受光して電気信号に変換し再生RF信号を得る。再生RF信号は再生RF信号処理部20に供給される。
RF信号処理部20は、増幅アンプやイコライザ、二値化部、PLL部などを有し、再生RF信号を二値化し、さらに同期クロックを生成してデコーダ22に供給する。デコーダ22は、供給されたこれらの信号に基づきデータをデコードし、再生データとして出力する。
【0020】
また、RF信号処理部20からの再生RF信号は、信号品質評価用に制御部24にも供給される。なお、データ再生時には、この他にトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号を生成してフォーカスサーボあるいはトラッキングサーボを制御する回路、光ディスク10に形成されたウォブル信号を再生してアドレス復調あるいは回転数制御に用いる回路もあるが、これらについては従来技術と同様であるのでその説明は省略する。
【0021】
制御部24は、LD駆動部16を駆動してOPCを実行させるとともに、各テスト記録データの信号品質を評価し、最適記録パワーを決定する。この際、制御部24は、予め定められた記録ストラテジでOPCを行い、最適パワーを算出する。そして、この最適パワーがLDの最大許容パワー以下である場合にはそのときの記録ストラテジ及び最適パワーを用いて記録を行い、最適パワーがLDの最大許容パワーを超える場合にのみ記録ストラテジを変化させて再度最適パワーの探索を実行する。最適パワーが最大許容パワーを超える場合にのみ記録ストラテジを変化させることで、OPCの処理を簡略化しつつ、高品質のデータ記録を行うことができる。
【0022】
本実施形態の光ディスク装置は以上のような構成であり、以下、制御部24における最適記録パワー決定処理について詳細に説明する。
【0023】
図2には、制御部24の処理フローチャートが示されている。まず、制御部24は、光ピックアップ部14からの読み取り信号に基づき光ディスク10の所定領域に予め書き込まれているディスクIDを読み取り、光ディスク10の種類を判別する。光ディスク10の種類は、CD−R、RW、DVD−R等の区別やメーカの区別である。本実施形態では、一例としてDVD−Rの場合を例にとり説明する。記録条件、例えば再生信号品質の目標値が書き込まれている場合には、これらの条件も再生し、制御部24のメモリに記憶する。目標値としては、本実施形態では再生信号のベータ値(β値)を用いる。
【0024】
光ディスク10の種類を判別した後、制御部24はデータを記録する際の記録ストラテジを設定する(S102)。記録ストラテジとは、所望の大きさ、形状のピットを形成するための記録用LD駆動パルスであり、本実施形態では多数の組み合わせの中から「しらみつぶし」的に選択するのではなく、基準ストラテジStrと、低パワーストラテジStlを設定する。基準ストラテジStrは、S101で読み取ったディスクIDから決定され、低パワーストラテジStlはこの基準ストラテジStrを修正して得られる。
【0025】
図3には、S102におけるストラテジ設定の一部が示されている。図において、(a)はエンコーダから供給される記録パルスであり、例えば3T信号及び4T信号を含むものとする。(b)は基準記録ストラテジStrであり、3T、4Tに対してそれぞれ
3T→1.5T
4T→1.5T+0.6T
が割り当てられ、このようなパルス信号でLDを駆動しデータを記録する。なお、3Tでは単一のパルスであるが、4Tでは複数のパルス(マルチパルス)でデータを記録する。マルチパルスの先頭パルスの時間幅が1.5Tであり、その後に続くパルスの時間幅が0.6Tである。この例では4Tとして2つのパルスでデータを記録しているが、必要に応じて3個以上のマルチパルスでデータを記録することもできる、5T以上の信号についても同様である。 この基準ストラテジは、一般に光ディスク10の種類やメーカ毎に設定される最適と思われるストラテジである。
【0026】
一方、(c)には低パワー用記録ストラテジStsが示されており、基準記録ストラテジStrに対して
3T信号について
1.5T→1.6T
4T信号について、その先頭パルスが、
1.5T→1.6T
と基準ストラテジに対して時間幅が増大している。このように時間幅を増大させることで、光ディスク10に対してより多くレーザ光エネルギーを与えることができ、したがって同一ピットを形成する際の記録パワーが少なくてすむようになる。「低パワーストラテジ」とは、このように基準ストラテジよりも同一ピットを形成する際に必要となるLDの記録パワーが低いことを意味する。低パワーストラテジを得るためには、このように基準ストラテジの時間幅を増大させればよいが、その増大量については所定量としてもよく、あるいは後述するように適宜調整することもできる。
【0027】
再び図2に戻り、以上のようにして基準ストラテジStrと低パワーストラテジStlを設定した後、制御部24はこれら基準ストラテジStr及び低パワーストラテジStlを用いてテスト記録する(S103)。このテスト記録は、例えば光ディスク10のPCAエリアに16セクタが存在する場合、最初の8セクタを基準ストラテジStrでテスト記録し、残りの8セクタを低パワーストラテジStlでテスト記録することができる。
【0028】
2個のストラテジStr、Stlでそれぞれ記録パワーを変化させてテスト記録した後、各テスト記録データの再生RF信号をRF信号処理部20から入力し、各ストラテジにおける再生信号品質としてβ値を測定する(S104)。β値は、再生RF信号をAC結合(直流成分を遮断した信号)した時の波形におけるピークレベルA1とボトムレベルA2とから
【数2】
β=(|A1|−|A2|)/(|A1|+|A2|)
により算出される。βは記録パワーに従って単調増加する。制御部24は、上式に従い基準ストラテジStrのβと低パワーストラテジStlのβとを記録パワー毎にそれぞれ算出する。
【0029】
そして、各ストラテジにおいて、制御部24のメモリに記憶された目標値β0が得られる最適記録パワーを各ストラテジ毎に算出する(S105)。最適記録パワーは、記録パワー毎にβ値をプロットし、目標値β0(例えば0.04)が得られる記録パワーを直線近似或いは外挿により算出することができる。基準ストラテジStrにおける最適記録パワーをPtr、低パワーストラテジStlにおける最適記録パワーをPtlとする。記録パルスの時間幅が増大すると、その分だけ必要なパワーは減少するからPtr>Ptlである。
【0030】
図4には、基準ストラテジStrにおける最適記録パワーPtr算出の様子が示されている。図において、横軸は基準ストラテジStr下における記録パワーであり、縦軸は再生RF信号のβ値である。目標値β0が得られる最適記録パワーPtrが外挿で算出されることを示している。
【0031】
各ストラテジにおける最適記録パワーを算出した後、制御部24は予め制御部24のメモリに記録されているLDの最大許容パワーPlimと基準ストラテジにおける最適記録パワーPtrとを大小比較する(S106)。なお、最大許容パワーPlimはLDが出し得る最大パワーでもよいが、マージンを考慮して最大パワーよりも所定量だけ低いパワーに設定してもよい。そして、基準ストラテジの最適記録パワーPtrが最大許容パワーPlim以下である場合(S106にてYES)には、このままデータを記録できると判定し、記録ストラテジを基準ストラテジStrのままとし、最適記録パワーをPtrとして光ディスク10にデータを記録する(S107)。
【0032】
一方、S106にて最適記録パワーPtrが最大許容パワーPlimを越える場合、この条件ではデータを記録することができないため、制御部24はS102で設定した低パワーストラテジStlを記録ストラテジに決定し、また最適記録パワーとしてS105で算出したPtlに決定して光ディスク10にデータを記録する(S108)。PtlはPtrより小さく、また低パワーストラテジStlを適当に設定することでPtlをPlim以下とすることができるため、Ptlでデータを記録することで記録速度を低下させることなく高品質なデータ記録を行うことができる。
【0033】
なお、本実施形態においては基準ストラテジのパルス時間幅を増大させることで低パワー記録ストラテジを作成しているが、図5に示されるマルチパルスにおいて、先頭パルスの時間幅T1を増大させる他、マルチパルスのパルス数Cを増大させる、あるいはマルチパルスのデューティを変化させる、あるいは時間幅T1とデューティの両方を変化させることにより低パワーストラテジを得ることができる。
【0034】
また、ピット形状を所望の形に整形するために、図6に示されるように記録パルスの初期において記録パワーをブーストするような記録ストラテジを用いる場合もある(なお、図ではマルチパルスではなく、CD−Rのように単一パルスを用いる場合を想定している。マルチパルスでも同様なブーストパルスを用いることが可能である)。このようなストラテジにおいては、低パワーストラテジを設定するためには基準ストラテジに対してブースト期間T2を増大させるなども好適である。
【0035】
<第2実施形態>
図7及び図8には、本実施形態における制御部24の処理フローチャートが示されている。なお、基本構成は図1と同様である。
【0036】
まず、制御部24は光ディスク10のIDを読み取り、光ディスク10の種類を判別する(S201)。光ディスク10の種類を判別した後、制御部24は記録ストラテジを設定する(S202)。記録ストラテジとしては、上述した第1実施形態と同様に基準ストラテジStr及び低パワーストラテジStlを設定する。
【0037】
2つの記録ストラテジを設定した後、PCAエリアの16セクタのうち4セクタのみを用いて基準ストラテジStrによるテスト記録を行う(S203)。なお、16セクタのうち4セクタのみにテスト記録を行うのは、ここでは最適記録パワーを求めるのではなく、最適と考えられる記録パワーを大まかに決定し、この仮最適記録パワーが最大許容パワーを越えるか否かを判定するためである。したがって、大まかに最適記録パワーを求めるに足るセクタ数だけ用いればよく、例えば3セクタあるいは5セクタを用いてもよい。セクタ数は任意である。4セクタのみで基準ストラテジStrによるテスト記録(記録パワーを振った記録)を行った後、その再生RF信号から基準ストラテジによるβ値を測定する。そして、記録パワーとβ値の関係に基づき、予め定められた目標値β0が得られる最適記録パワーPpを算出する(S205)。第1実施形態と異なり、本実施形態ではテスト記録は基準ストラテジのみにより実行し、低パワーストラテジによるテスト記録はこの段階では実行していない点に注意されたい。
【0038】
基準ストラテジによる仮の最適記録パワーPpを算出した後、制御部24は予め定められた最大許容パワーPlimと仮の最適記録パワーPpとを大小比較する(S206)。仮の最適記録パワーPpが最大許容パワーPlim以下であれば、基準ストラテジStrで記録しても問題ないと判定し、記録ストラテジをStrに決定し(S207)、PCAエリアの16セクタのうちテスト記録していない残り12セクタを用いて真の最適記録パワーを算出する。すなわち、12セクタを用いてテスト記録を続行し(S208)、それぞれの記録パワーにおけるβを算出して(S209)、目標値β0となる記録パワーPtrを最適記録パワーに決定する(S210)。この場合、低パワーストラテジによるテスト記録は一切行われず、OPCの処理が簡略化することになる。
【0039】
一方、仮の最適記録パワーPpが最大許容パワーPlimを越える場合には、図8に示されるように記録ストラテジを低パワーストラテジStlに決定し(S211)、PCAエリア16セクタのうちの残り12セクタで低パワーストラテジStlによるテスト記録を行い(S212)、各記録パワーにおけるβを算出して(S213)、目標値β0となるPtlを算出する(S214)。そして、最適記録パワーとしてこのPtlを採用し、光ディスク10にデータを記録する。
【0040】
このように、本実施形態においてはまず基準ストラテジのみでテスト記録を行い、該テスト記録に基づく最適記録パワー(仮の最適記録パワー)が最大許容パワーを越えた場合にのみ低パワーストラテジStlによるテスト記録を行うため、処理が簡易化する。
【0041】
<第3実施形態>
図9には、本実施形態における制御部24の処理フローチャートが示されている。なお、基本構成は図1と同様である。
【0042】
本実施形態において上述した第2実施形態と異なる点は、制御部24が低パワーストラテジとして固定的なものを用いるのではなく、適応的に設定する点である。すなわち、第2実施形態においては、予め基準ストラテジStrに対して低パワーストラテジStlを設定していたが、本実施形態においては基準ストラテジでテスト記録を行って得られた仮の最適記録パワーPpが最大許容パワーPlimを越える場合に、最大許容パワーPlimと仮の最適記録パワーPpとの差分量(Plim−Pp)に応じて低パワーストラテジStlを設定する(S308)。差分量(Plim−Pp)に応じて設定する方法としては種々考えられ、例えば図10に示されるように差分量(Plim−Pp)に対して比例するように基準ストラテジに対する記録パルスの時間幅増大量Δtを増大させる等である。
【0043】
差分量(Plim−Pp)が大きいほどΔtを増大させて記録パルス幅を大きくすることで、より少ないパワーで最適化できる。差分量(Plim−Pp)ではなく、両者の比率Pp/Plimに応じて時間幅を増大させることも可能である。
【0044】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では低パワーストラテジとして1つのストラテジStlを設定しているが、低パワーストラテジとして2つ以上設定し、これらのストラテジに対応する最適記録パワーのうち、最大許容パワーPlim以下であって最もパワーの大きいあるいは最もマージンの大きいものを選択することも好適である。但し、低パワーストラテジとして多くのストラテジを容易するとその分だけOPCの処理が複雑化するため、低パワーストラテジとして数個程度が適当であろう。
【0045】
また、基準ストラテジとしては、光ディスク10から読み取ったディスクIDに対応するストラテジとしているが、ディスクIDから決定されたストラテジに対して所定量補正したストラテジを基準ストラテジに設定することも可能である。 また、光ディスク10のランドとグルーブそれぞれにデータを記録する場合、ランドとグルーブそれぞれにおいて基準ストラテジと低パワーストラテジを設定し、それぞれにおいて記録パワーと記録ストラテジを決定することもできる。この場合、最適記録パワーを算出するための目標β0はランドとグルーブで異なる値を用いてもよい。
【0046】
また、本実施形態では、再生信号品質としてβ値を用いているが、これに限らずジッタやエラーレートを用いて評価してもよい。
【0047】
また、本実施形態において基準ストラテジにおいて最適記録パワーを算出する際の目標β値と低パワーストラテジにおいて最適記録パワーを算出する際の目標β値を同一としたが、ストラテジに応じて目標β値を変化させてもよい。
【0048】
また、本実施形態では、DVD−Rを例にとり説明したが、CD−RやCD−RWの場合にも同様に適用することができる。この場合、記録すべきデータの長さ3T〜11Tに対応したパルス長を有する基準ストラテジに対し、それぞれのパルス時間幅を増大させた低パワー記録ストラテジを用いることができる。
【0049】
さらに、本実施形態ではセクタ単位でOPCを行っているが、プリピット単位で記録パワーを変化させてOPCを行うこともできる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば光ディスクドライブ内の温度やLDのばらつきによらず、かつ、記録速度を低下させることなく高品質のデータ記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態にかかる光ディスク装置の構成ブロック図である。
【図2】 第1実施形態における制御部の処理フローチャートである。
【図3】 基準ストラテジと低パワーストラテジの関係を示す説明図である。
【図4】 記録パワーとβ値の関係を示すグラフ図である。
【図5】 他の低パワーストラテジ説明図である。
【図6】 さらに他の低パワーストラテジ説明図である。
【図7】 第2実施形態における制御部の処理フローチャート(その1)である。
【図8】 第2実施形態における制御部の処理フローチャート(その2)である。
【図9】 第3実施形態における制御部の処理フローチャートである。
【図10】 差分量Plim−Ppと時間幅増大量Δtとの関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
10 光ディスク、12 スピンドルモータ、14 光ピックアップ部、16LD駆動部、18 エンコーダ、20 RF信号処理部、22 デコーダ、24 制御部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical disc apparatus, and more particularly to optimization of power when recording data on a recordable optical disc.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a technique (OPC) for optimizing recording power by recording test data in a predetermined area (PCA area) of a recordable optical disc, reproducing the test data, and evaluating the signal quality is known. ing.
[0003]
However, there are cases where the recording power at which the reproduction signal quality reaches the optimum value exceeds the maximum allowable power of the LD due to temperature changes in the optical disk drive or variations in the laser diode (LD). In other words, recording cannot be performed with the optimum recording power, and recording must be performed with the maximum allowable power of the LD smaller than the optimum power.
[0004]
Therefore, for example, in Japanese Patent Laid-Open No. 9-288827, when the optimum recording power exceeds the maximum allowable power of the LD when OPC is performed, the recording quality is maintained by adjusting the number of revolutions of the optical disk at the time of data recording. Is described. Specifically, when the optimum recording power obtained by OPC exceeds the maximum allowable power of the LD,
[Expression 1]
f ′ = f · (Plim / Po) 2
The rotation speed is corrected to be small. Here, f ′ is the rotation speed after adjustment, f is the normal rotation speed before adjustment, Plim is the maximum allowable power, and Po is the optimum power. By reducing the rotational speed in this way, data can be recorded with the optimum power matched to the maximum allowable power.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, it is generally difficult to control the rotational speed with high accuracy. In addition, a decrease in rotational speed causes a decrease in recording speed, making it difficult to satisfy the demand for high-speed recording.
[0006]
On the other hand, in Japanese Patent Laid-Open No. 2001-143263, when a recording pulse is composed of a leading pulse and a succeeding pulse train, OPC is performed by changing the duty of the leading pulse and the succeeding pulse and the recording power condition at the same time, and jitter is reduced. Although a technique for searching for the minimum recording condition is described, it is basically necessary to perform test recording for the number of combinations of three parameters, and there is a problem that the OPC processing becomes complicated.
[0007]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems of the prior art, and its purpose is that the optimum recording power exceeds the maximum allowable power of the LD due to the temperature of the optical disk drive or the variation of the LD. It is another object of the present invention to provide an optical disc apparatus capable of easily recording data without causing a decrease in recording speed.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is an optical disc apparatus that performs test recording by changing the recording power in a predetermined area of the optical disc, and determines the optimum recording power based on the reproduction signal quality of the test recording data, the recording strategy is fixed to the first recording strategy, and means for determining whether the optimum recording power obtained when test recording exceeds the allowable recording power by using the first recording strategy, the optimum recording power When it is determined that the allowable recording power is not exceeded, the first recording strategy is maintained as it is, and only when it is determined that the allowable recording power is exceeded , the recording strategy is changed to a second recording strategy different from the first recording strategy and optimal recording is performed. And means for determining power again .
[0009]
Here, it is preferable that the second recording strategy is a recording strategy that requires less recording power than the first recording strategy. In this case, the second recording strategy may be a recording strategy having a recording pulse time width larger than that of the first recording strategy. Further, the second recording strategy may be obtained by increasing a recording pulse time width of the first recording strategy based on a difference between the optimum recording power and the allowable recording power.
[0010]
The present invention also provides an optical disc apparatus that performs test recording by changing recording power in a predetermined area of an optical disc, and determines an optimum recording power based on a reproduction signal quality of the test recording data, the reference strategy and the reference strategy Means for performing test recording using a low power strategy having a required recording power less than the above, means for evaluating the reference strategy and reproduction signal quality of test recording data by the low power strategy, and the test record data by the reference strategy Means for calculating a first optimum recording power based on reproduction signal quality; means for calculating a second optimum recording power based on the reproduction signal quality of test recording data by the low power strategy; and the first optimum recording power. Is less than the allowable recording power, the first optimum recording power is Determining the proper recording power, when the first optimum recording power exceeds the allowable recording power is characterized by having a means for determining the optimum recording power the second optimum recording power.
[0011]
The present invention also relates to an optical disc apparatus that performs test recording by changing the recording power in a predetermined area of the optical disc, and determines the optimum recording power based on the reproduction signal quality of the test recording data, and uses the reference strategy to perform the test. Means for recording, means for evaluating the reproduction signal quality of the test recording data according to the reference strategy, means for calculating a temporary optimum recording power based on the reproduction signal quality of the test recording data according to the reference strategy, and the temporary If the optimum recording power is less than or equal to the allowable recording power, the test recording is continued using the reference strategy to determine the optimum recording power. If the temporary optimum recording power exceeds the allowable recording power, the reference recording is performed. Continue the test recording using a low power strategy that requires less recording power than the strategy and And having a means for determining a power.
[0012]
The low power strategy may be a strategy having a larger recording pulse time width than the reference strategy.
[0013]
As described above, in the optical disc apparatus according to the present invention, when the optimum recording power is calculated with a certain recording strategy (first strategy or reference strategy), when the recording power exceeds the maximum permissible power of the optical disc apparatus, The optimum recording power is reduced by switching to this recording strategy. Thereby, it is possible to maintain the recording quality without performing processing such as recording with a power other than the optimum recording power as in the past or selecting the optimum combination from the possible combinations.
[0014]
The parameters that define the recording strategy include a recording pulse time width, a duty, and the number of pulses in the case of multi-pulses. For example, the required power can be reduced by increasing the pulse time width. Of course, the recording strategy can be set by adjusting other parameters that can reduce the necessary power.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0016]
<First Embodiment>
FIG. 1 shows a block diagram of a main part of the optical disc apparatus according to the present embodiment. The
[0017]
The
[0018]
At the time of data recording, the recording data is supplied to the
[0019]
On the other hand, at the time of data reproduction, the LD of the
The RF
[0020]
The reproduced RF signal from the RF
[0021]
The
[0022]
The optical disc apparatus of the present embodiment has the above-described configuration, and the optimum recording power determination process in the
[0023]
FIG. 2 shows a process flowchart of the
[0024]
After determining the type of the
[0025]
FIG. 3 shows a part of the strategy setting in S102. In the figure, (a) is a recording pulse supplied from an encoder and includes, for example, a 3T signal and a 4T signal. (B) is a reference recording strategy Str, and 3T → 1.5T for 3T and 4T, respectively.
4T → 1.5T + 0.6T
The LD is driven by such a pulse signal to record data. In 3T, a single pulse is used, but in 4T, data is recorded with a plurality of pulses (multi-pulse). The time width of the first pulse of the multi-pulse is 1.5T, and the time width of the subsequent pulse is 0.6T. In this example, data is recorded with two pulses as 4T, but the same applies to a signal with 5T or more, in which data can be recorded with three or more multipulses as required. This reference strategy is generally an optimal strategy that is set for each type or manufacturer of the
[0026]
On the other hand, (c) shows a recording strategy Sts for low power, and 1.5T → 1.6T for the 3T signal with respect to the reference recording strategy Str.
For the 4T signal, the leading pulse is
1.5T → 1.6T
And the time width has increased with respect to the reference strategy. By increasing the time width in this way, more laser beam energy can be applied to the
[0027]
Returning again to FIG. 2, after setting the reference strategy Str and the low power strategy Stl as described above, the
[0028]
After performing test recording by changing the recording power with each of the two strategies Str and St1, the reproduction RF signal of each test recording data is input from the RF
β = (| A1 | − | A2 |) / (| A1 | + | A2 |)
Is calculated by β increases monotonically according to the recording power. The
[0029]
Then, in each strategy, the optimum recording power for obtaining the target value β0 stored in the memory of the
[0030]
FIG. 4 shows how the optimum recording power Ptr is calculated in the reference strategy Str. In the figure, the horizontal axis represents the recording power under the reference strategy Str, and the vertical axis represents the β value of the reproduction RF signal. It shows that the optimum recording power Ptr for obtaining the target value β0 is calculated by extrapolation.
[0031]
After calculating the optimum recording power for each strategy, the
[0032]
On the other hand, if the optimum recording power Ptr exceeds the maximum allowable power Plim in S106, data cannot be recorded under this condition, so the
[0033]
In this embodiment, the low power recording strategy is created by increasing the pulse time width of the reference strategy. However, in the multi-pulse shown in FIG. 5, in addition to increasing the time width T1 of the leading pulse, A low power strategy can be obtained by increasing the number C of pulses, changing the duty of a multi-pulse, or changing both the time width T1 and the duty.
[0034]
Further, in order to shape the pit shape into a desired shape, a recording strategy that boosts the recording power at the initial stage of the recording pulse as shown in FIG. 6 may be used (in the figure, not a multi-pulse, It is assumed that a single pulse is used as in the case of CD-R, and a similar boost pulse can be used for multiple pulses). In such a strategy, in order to set a low power strategy, it is also preferable to increase the boost period T2 with respect to the reference strategy.
[0035]
Second Embodiment
7 and 8 show processing flowcharts of the
[0036]
First, the
[0037]
After setting the two recording strategies, test recording is performed with the reference strategy Str using only 4 sectors out of 16 sectors in the PCA area (S203). Note that the test recording is performed in only 4 sectors out of 16 sectors, but the optimum recording power is not obtained here, but the optimum recording power is roughly determined, and the provisional optimum recording power is set to the maximum allowable power. This is because it is determined whether or not it exceeds. Therefore, it is sufficient to use only the number of sectors sufficient to obtain the optimum recording power. For example, 3 sectors or 5 sectors may be used. The number of sectors is arbitrary. After performing test recording (recording with varying recording power) using the reference strategy Str in only four sectors, the β value based on the reference strategy is measured from the reproduced RF signal. Based on the relationship between the recording power and the β value, the optimum recording power Pp for obtaining the predetermined target value β0 is calculated (S205). Note that, unlike the first embodiment, in this embodiment, test recording is executed only by the reference strategy, and test recording by the low power strategy is not executed at this stage.
[0038]
After calculating the provisional optimum recording power Pp based on the reference strategy, the
[0039]
On the other hand, if the provisional optimum recording power Pp exceeds the maximum allowable power Plim, the recording strategy is determined to be the low power strategy St1 as shown in FIG. 8 (S211), and the remaining 12 sectors of the 16 sectors in the PCA area. Then, test recording is performed with the low power strategy St1 (S212), β at each recording power is calculated (S213), and Ptl which is the target value β0 is calculated (S214). Then, this Ptl is adopted as the optimum recording power, and data is recorded on the
[0040]
As described above, in the present embodiment, test recording is first performed using only the reference strategy, and the test using the low power strategy Stl is performed only when the optimum recording power based on the test recording (temporary optimum recording power) exceeds the maximum allowable power. Since recording is performed, processing is simplified.
[0041]
<Third Embodiment>
FIG. 9 shows a process flowchart of the
[0042]
In this embodiment, the difference from the second embodiment described above is that the
[0043]
By increasing Δt and increasing the recording pulse width as the difference amount (Plim−Pp) increases, optimization can be performed with less power. It is also possible to increase the time width according to the ratio Pp / Plim of both instead of the difference amount (Plim−Pp).
[0044]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to this, A various change is possible. For example, in the present embodiment, one strategy Stl is set as the low power strategy, but two or more are set as the low power strategies, and the optimum recording power corresponding to these strategies is less than the maximum allowable power Plim. It is also preferable to select the one having the largest power or the largest margin. However, if a large number of strategies are facilitated as a low power strategy, the OPC process is complicated accordingly, so several low power strategies may be suitable.
[0045]
Further, although the strategy corresponding to the disk ID read from the
[0046]
In this embodiment, the β value is used as the reproduction signal quality. However, the present invention is not limited to this, and evaluation may be performed using a jitter or an error rate.
[0047]
In this embodiment, the target β value for calculating the optimum recording power in the reference strategy and the target β value for calculating the optimum recording power in the low power strategy are the same, but the target β value is set according to the strategy. It may be changed.
[0048]
In this embodiment, the DVD-R has been described as an example. However, the present invention can be similarly applied to a CD-R or a CD-RW. In this case, it is possible to use a low power recording strategy in which each pulse time width is increased with respect to a reference strategy having a pulse length corresponding to the length 3T to 11T of data to be recorded.
[0049]
Furthermore, although OPC is performed in units of sectors in this embodiment, OPC can be performed by changing the recording power in units of prepits.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, high-quality data recording can be performed regardless of variations in temperature and LD in the optical disk drive and without reducing the recording speed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of an optical disc apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a process flowchart of a control unit in the first embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a relationship between a reference strategy and a low power strategy.
FIG. 4 is a graph showing the relationship between recording power and β value.
FIG. 5 is an explanatory diagram of another low power strategy.
FIG. 6 is an explanatory diagram of still another low power strategy.
FIG. 7 is a process flowchart (No. 1) of a control unit in the second embodiment.
FIG. 8 is a process flowchart (No. 2) of the control unit in the second embodiment.
FIG. 9 is a processing flowchart of a control unit in the third embodiment.
FIG. 10 is a graph showing a relationship between a difference amount Plim−Pp and a time width increase amount Δt.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (7)
記録ストラテジを第1記録ストラテジに固定し、前記第1記録ストラテジを用いてテスト記録した場合に得られた最適記録パワーが許容記録パワーを超えるか否かを判定する手段と、
前記最適記録パワーが許容記録パワーを超えないと判定された場合に前記第1記録ストラテジをそのまま維持し、超えると判定された場合にのみ記録速度を維持しつつ前記第1記録ストラテジと異なる第2記録ストラテジに記録ストラテジを変更して最適記録パワーを再度決定する手段と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。An optical disc apparatus that performs test recording by changing a recording power in a predetermined area of an optical disc, and determines an optimum recording power based on a reproduction signal quality of the test recording data,
Means for fixing the recording strategy to the first recording strategy and determining whether or not the optimum recording power obtained when performing test recording using the first recording strategy exceeds an allowable recording power;
The optimum recording power is permitted not to exceed the recording power and the first recording strategy when it is determined as to maintain, exceeds determined as the first only while maintaining the recording speed when recording strategy different from the second Means for changing the recording strategy to the recording strategy and determining the optimum recording power again;
An optical disc apparatus comprising:
前記第2記録ストラテジは、前記第1記録ストラテジよりも必要記録パワーが少ない記録ストラテジであることを特徴とする光ディスク装置。The apparatus of claim 1.
The optical disc apparatus characterized in that the second recording strategy is a recording strategy that requires less recording power than the first recording strategy.
前記第2記録ストラテジは、前記第1記録ストラテジよりも記録パルス時間幅が大きい記録ストラテジであることを特徴とする光ディスク装置。The apparatus of claim 2.
2. The optical disc apparatus according to claim 1, wherein the second recording strategy is a recording strategy having a recording pulse time width larger than that of the first recording strategy.
前記第2記録ストラテジは、前記最適記録パワーと前記許容記録パワーとの相違に基づき第1記録ストラテジの記録パルス時間幅を増大させたものであることを特徴とする光ディスク装置。The apparatus of claim 2.
The optical disc apparatus characterized in that the second recording strategy is obtained by increasing a recording pulse time width of the first recording strategy based on a difference between the optimum recording power and the allowable recording power.
基準ストラテジ及び同一記録速度において前記基準ストラテジよりも必要記録パワーの少ない低パワーストラテジを用いてテスト記録する手段と、
前記基準ストラテジ及び前記低パワーストラテジによるテスト記録データの再生信号品質を評価する手段と、
前記基準ストラテジによるテスト記録データの前記再生信号品質に基づいて第1最適記録パワーを算出する手段と、
前記低パワーストラテジによるテスト記録データの前記再生信号品質に基づいて第2最適記録パワーを算出する手段と、
前記第1最適記録パワーが許容記録パワー以下である場合には前記第1最適記録パワーを最適記録パワーに決定し、前記第1最適記録パワーが許容記録パワーを超える場合には前記第2最適記録パワーを最適記録パワーに決定する手段と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。An optical disc apparatus that performs test recording by changing a recording power in a predetermined area of an optical disc, and determines an optimum recording power based on a reproduction signal quality of the test recording data,
Means for performing test recording using a low power strategy having a required recording power less than that of the reference strategy at the same recording speed as the reference strategy;
Means for evaluating the reproduction signal quality of test recording data according to the reference strategy and the low power strategy;
Means for calculating a first optimum recording power based on the reproduction signal quality of the test recording data according to the reference strategy;
Means for calculating a second optimum recording power based on the reproduction signal quality of the test recording data by the low power strategy;
When the first optimum recording power is less than or equal to the allowable recording power, the first optimum recording power is determined as the optimum recording power, and when the first optimum recording power exceeds the allowable recording power, the second optimum recording power is determined. Means for determining the power to the optimum recording power;
An optical disc apparatus comprising:
基準ストラテジを用いてテスト記録する手段と、
前記基準ストラテジによるテスト記録データの再生信号品質を評価する手段と、
前記基準ストラテジによるテスト記録データの前記再生信号品質に基づいて仮の最適記録パワーを算出する手段と、
前記仮の最適記録パワーが許容記録パワー以下である場合には前記基準ストラテジを用いて前記テスト記録を続行し最適記録パワーを決定し、前記仮の最適記録パワーが許容記録パワーを超える場合には同一記録速度において前記基準ストラテジよりも必要記録パワーの少ない低パワーストラテジを用いて前記テスト記録を続行し最適記録パワーを決定する手段と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。An optical disc apparatus that performs test recording by changing a recording power in a predetermined area of an optical disc, and determines an optimum recording power based on a reproduction signal quality of the test recording data,
Means for recording a test using a reference strategy;
Means for evaluating the reproduction signal quality of the test recording data according to the reference strategy;
Means for calculating a provisional optimum recording power based on the reproduction signal quality of the test recording data according to the reference strategy;
When the provisional optimum recording power is less than or equal to the allowable recording power, the test recording is continued using the reference strategy to determine the optimum recording power, and when the provisional optimum recording power exceeds the allowable recording power. Means for determining the optimum recording power by continuing the test recording using a low power strategy that requires less recording power than the reference strategy at the same recording speed ;
An optical disc apparatus comprising:
前記低パワーストラテジは、前記基準ストラテジよりも記録パルス時間幅が大きいストラテジであることを特徴とする光ディスク装置。The device according to any one of claims 5 and 6,
The optical disc apparatus characterized in that the low power strategy is a strategy having a recording pulse time width larger than that of the reference strategy.
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