JP3772218B2 - Handle hammer type soil collector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、先端部を開口させた筒状の採土管を土壌中に所定深さ貫入させ、引き抜いて採土管内に貫入した土壌サンプルを採取する作業を、人力により省力的に行えるようにしたハンドルハンマー式採土器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、先端部を開口した筒状の採土管を土壌中に所定深さ貫入させ、引き抜いて、採土管内に貫入された円柱状の土壌サンプルを採取する採土器が周知である。この採土器には、人力式のものと、動力式のものがある。本願発明者らは、スラリー連用圃場やソルガム栽培土壌枠等から、人力式の採土器及び動力式の採土機を用いて定期的に土壌採取を行っている。人力式の採土器は、採土管(長さ20cm)の先端部を採取しようとする土壌表面に立て、採土管の頂部に当て木をして該当て木をハンマー(1.5kg)により叩打し、採土管を土壌中に所定深さ(20cm)まで打ち込み、その後採土管を引き抜いて土壌サンプルを採取しているが、土壌採取点数が多いことや圃場土壌が経時変化により固く締まっている際には、採土管の打ち込み、引き抜きに困難を生じている。
【0003】
とりわけ、スラリー連用圃場周囲の草地部分からの土壌採取は、土壌が極めて固いため採取土壌の深度により、携行が困難な動力式(パーカッション式)の採土機を用いて土壌サンプルを採取(50〜400cm)していた。ところで、人力式の採土器において、上下端が開放され、外周部に螺旋状の掘進刃を有する中空の外筒と、この外筒内にその上端側から挿脱可能に収容され、収容された状態で外筒に対する回転を阻止する係止手段を有するサンプル収納筒と、サンプル収納筒内に収容される複数個に分割された採土管と、外筒を土壌表面側から土中に掘進または土中から引抜く方向に回動させる回動手段とを備え、土壌サンプル採取作業を省力的に行えるようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実公昭63−32220号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記採土管の頂部に当て木をし、該当て木をハンマーにより叩打して採土管を土壌中に所定深さまで打ち込み、土壌中に打ち込まれた採土管を引き抜いて採土管に貫入した土壌サンプルを採取するものでは、採土管をハンマーで土中に打ち込み、土中に打ち込まれた採土管を引き抜く作業は腕に掛かる負担が大きく、重労働である。また、上記先行技術に記載のものは、構造が複雑となる上、土壌サンプル採取時には、回動手段により外筒を回動させて土壌表面側から土中に掘進させ、または土中から引抜く方向に移動させる作業を必要とすることから、重作業であった。また、採土器の重量も重いものとなっている。さらに、動力式の採土機は、重量が重い(本体重量が26kg)ため数名のサポート人員を必要としている。
【0006】
そこで本発明は、上記のような各種の課題(問題点)に対応すべく、簡単に採土管を土壌中に打ち込むことができる人力(手動)式の採土器を開発した。この人力用採土器はハンドルハンマー式のもので、50cmまでの深さの土壌サンプルを簡便に採取することが可能で、耕起経歴のない草地においても、ウエイト部を装着することにより容易に土壌サンプルが採取できる。また、採土管の外側面に、長さ方向に沿って目盛りが刻んであるので、任意の深度での採土が容易に行える。
【0007】
本発明の採土器は、全重量が3kg(ウエイト部を除く)程度と軽いものであり、使用するときは、本体部に採土管を装着し、採土管の先端部を採取しようとする土壌表面に立て、ハンドル・ハンマー部を両手で主軸に沿って上下往復動させ、ハンドル・ハンマー部の下端部により本体部を叩打し採土管を土壌中に所定深さまで貫入させ、固定手段によりハンドル・ハンマー部を主軸に固定し、ハンドル・ハンマー部により採土管を土壌中から引き抜いて土壌サンプルを簡便に採取する。上記従来の採土器に比べ、迅速に、かつ確実に土中に打ち込むことが可能であるのみならず、より深い土層の土壌採取が可能である。また、従来の動力式採土機と比べると、採土管の打ち込み深さがやや劣るものの、重量がはるかに軽量であり、携行性に富んでいる。このように本発明の採土器は、人力用として極めて利便性に優れ、簡便に、しかも省力的に採土が行え、上記従来の問題点を解決するようにしたハンドルハンマー式採土器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を有することを特徴とする。
A.先端部を開口した筒状の採土管を土壌中に所定深さ貫入させ、引き抜いて採土管内に貫入した土壌サンプルを採取する採土器であって、
前記採土管の基端部を取付ける本体部と、該本体部の下部に取付けられる採土管と同心状に上方に向けて延び、該本体部より細径で所定長さを有する主軸と、該主軸に対して上下方向に往復移動可能に嵌挿され、ハンドルとハンマーを兼ねるハンドル・ハンマー部と、該ハンドル・ハンマー部の下端部が本体部の上端部に当接した状態でハンドル・ハンマー部を主軸に対して固定する固定手段とを備え、
前記ハンドル・ハンマー部を人力により主軸に沿って上下往復動させることにより、ハンドル・ハンマー部の下端部が本体部の上端部を叩打し、その衝撃により採土管を土壌中に貫入させ、該採土管が土壌中に所定深さまで貫入した時点で前記固定手段によりハンドル・ハンマー部を主軸に固定し、ハンドル・ハンマー部により採土管を土壌中から引き抜いて土壌サンプルを採取する。
【0009】
B.前記本体部に対して採土管を着脱可能とし、長さの異なる採土管と交換可能とした。
C.前記ハンドル・ハンマー部に、ハンドル・ハンマー部の慣性を増大させるためのウエイト部を着脱可能に設けた。
D.前記採土管に、その長さ方向に沿って目盛りを付設すると共に、土壌サンプルが観察でき、また土壌サンプルを取り出すことができる窓部を設けた。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を添付の図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図3において、符号1はハンドルハンマー式採土器で、本体部2の下部に採土管3の基端部が着脱可能に取付けられる。この本体部2に取付けられた採土管3と同心状に、下端部を本体部2の上面中心部に固着して上方に向けて延び、本体部2より細径で、断面がほぼ正方形のパイプ材からなり、所定長さを有する主軸4が設けられている。この主軸4の上端部には、抜け止めのためのストッパ4aが固着されている。該主軸4に対して、上部嵌挿部5a及び下部嵌挿部5bを介して、丸パイプからなるハンドル・ハンマー部5が上下方向にlの摺動ストロークで往復移動可能に嵌挿されている。このハンドル・ハンマー部5は、作業者が両手で持って操作するハンドルと、本体部2の上面を叩打して採土管3を土中に打ち込むハンマーの働きとを兼ねている。
【0011】
前記上部嵌挿部5aには、採土管3が土壌中に所定深さまで打ち込まれたとき、ハンドル・ハンマー部5の下端部、即ち、下部嵌挿部5bの下端部が本体部2の上端部に当接した状態で、ハンドル・ハンマー部5を主軸4に対して固定する固定・固定解除手段としてのハンドル・ハンマー部固定・固定解除用ノブ6が図4に示すように設けられている。このハンドル・ハンマー部固定・固定解除用ノブ6は、固定を解除することによりハンドル・ハンマー部5は主軸4に対して摺動自在となる。そして、前記ハンドル・ハンマー部5を人力により主軸4に沿って上下往復動させることにより、ハンドル・ハンマー部5の下端部が本体部2の上端部を叩打し、その衝撃により採土管3を土壌中に貫入させ、該採土管3が土壌中に所定深さまで貫入した時点でハンドル・ハンマー部固定・固定解除用ノブ6によりハンドル・ハンマー部5を主軸4に固定し、ハンドル・ハンマー部5により採土管3を土壌中から引き抜いて土壌サンプルを採取する。
【0012】
前記本体部2に採土管3を装着し、この採土管3を採取しようとする土壌表面に対してほぼ垂直方向に立てた状態で、ハンドル・ハンマー部5を主軸4に沿って上下往復動させ、ハンドル・ハンマー部5の下端部(下部嵌挿部5bの下端部)が本体部2の上面を叩打して採土管3を土壌中に打ち込む際、その衝撃を緩和させるために本体部2の上面に緩衝材7としてゴム板を設けている。本体部2の下部には、図3,図6,図8などにも示すように、採土管3を着脱するための一対の採土管着脱穴2aが対向して設けられ、この採土管3の基端部に設けた一対の嵌合突起3aを採土管着脱穴2aに嵌合、嵌合離脱可能としている。その嵌合、嵌合離脱操作は、採土管3の嵌合突起3aを採土管着脱穴2aに嵌挿した状態で、採土管3を周方向に所定角度回動させることにより行われる。そして、長さの異なる採土管11と交換可能にしている。
【0013】
図5に示すように、採土管3,11は、直径が60.2mm、長さが採土管3で250mm(取付け部50mm、打ち込み部200mm)、採土管11で550mm(取付け部50mm、打ち込み部500mm)、基端部に一対の嵌合突起3a、11aを設けたステンレス製のパイプからなり、先端部はテーパ(15度)を形成して鋭利にし、採土管3,11の土壌への貫入抵抗が少なくなるようにしている。採土管3,11をステンレス製にしたのは、土壌調査において、鉄分の含有量を測定する場合があり、サンプル土壌に錆などが付着しないようにするためである。また、採土管3,11には、その長さ方向に沿って50mm間隔で目盛り10を付設(刻設)して土壌への打ち込み深さが分かるようにすると共に、採土管3,11内に採取された土壌サンプルが外側から観察でき、また、土壌サンプルを取り出すことができる複数の窓部3b,11b(採土管3で2個、採土管11で3個)を設けている。
【0014】
本発明のハンドルハンマー式採土器1により土壌サンプルを採取するとき、本体部2に採土管3を装着した場合とか、採取しようとする土壌が柔らかい場合には、ハンドル・ハンマー部5を人力により主軸4に沿って上下往復動させることにより、ハンドル・ハンマー部5の下端部が緩衝材7(ゴム板)を介して本体部2の上端部を叩打し、その衝撃により採土管3を土壌中に比較的容易に貫入させ、該採土管3が土壌中に所定深さまで貫入した時点でハンドル・ハンマー部固定・固定解除用ノブ6によりハンドル・ハンマー部5を主軸4に固定し、ハンドル・ハンマー部5により採土管3を土壌中から引き抜いて土壌サンプルを採取することができる。しかし、本体部2に採土管11を装着した場合とか、採取しようとする土壌が固い場合とか、スラリー連用圃場周囲の草地部分から土壌採取するような場合には、ハンドル・ハンマー部5の慣性だけでは打ち込み力が不足し、打ち込み作業に困難を生じることになる。
【0015】
このため本発明では、ハンドル・ハンマー部5の慣性を増大させることを目的に、図7,図8に示すように、2個一組のウエイト部8を着脱可能に設けている。このウエイト部8は1個が1.5kgで計3kgの重量が追加されることになる。因みに、ウエイト部8を除くハンドルハンマー式採土器1全体の重量は3kgで、ウエイト部8を装着すると2倍の重量(6kg)になる。両ウエイト部8は、中心側に主軸4の外周部に嵌挿される主軸嵌合溝8bを有する半円柱形状のもので、下端部を下部嵌挿部5bの上部に形成した嵌合部に嵌合させ、主軸嵌合溝8bを主軸4に沿わせ、ウエイト部着脱具8aをウエイト部8上に被せてウエイト部着脱具8aに設けたウエイト部固定・固定解除用ノブ9を締め付けてウエイト部8をハンドル・ハンマー部5に固設する。なお、ウエイト部8及びウエイト部着脱具8aは、ウエイト部8をハンドル・ハンマー部5に固着した状態で主軸4に対し上下動自在である。
【0016】
このような構成のハンドルハンマー式採土器1によれば、土壌サンプルを採取するときは、本体部2に採土管3または採土管11を装着し、採土管3または採土管11の先端部を採取しようとする土壌に対してほぼ垂直方向に立て、ハンドル・ハンマー部5を持って主軸4に沿って摺動ストロークlの範囲内で上下往復動させる。ハンドル・ハンマー部5は、その下端部が緩衝材7(ゴム板)を介して本体部2の上端部を叩打し、その衝撃により採土管3を土壌中に打ち込み、貫入させる。このとき、本体部2に採土管3を装着した場合とか、採取しようとする土壌が柔らかい場合には、ハンドル・ハンマー部5の重量のみの慣性により採土管3を土壌中に比較的容易に貫入させることができる。そして、該採土管3が土壌中に所定深さまで貫入した時点でハンドル・ハンマー部固定・固定解除用ノブ6によりハンドル・ハンマー部5を主軸4に固定し、ハンドル・ハンマー部5により採土管3を土壌中から引き抜いて土壌サンプルを採取する。なお、この作業時には、ウエイト部着脱具8aを下部嵌挿部5bの上部に固定しておく。
【0017】
しかし、本体部2に採土管11を装着した場合とか、本体部2に採土管3を装着した場合でも、採取しようとする土壌が固い場合とか、スラリー連用圃場周囲の草地部分から土壌採取するような場合には、ハンドル・ハンマー部5の慣性だけでは打ち込み力が不足し、打ち込み作業が困難となるので、ハンドル・ハンマー部5にウエイト部着脱具8aを介してウエイト部8を装着してから打ち込み作業を行うことにより、ハンドル・ハンマー部5の慣性力が増大して採土管3を土壌中に容易に打ち込むことができる。採土管3,11の土壌中への打ち込み深さは、目盛り10により確認できる。また、採土管3または採土管11により採取された土壌サンプルは、採土管3または採土管11から取り出して分析される。また、窓部3b,11bから、採土管3または採土管11内に採取された土壌サンプルの状態を観察することができ、また、窓部3b,11bから各土層毎の土壌サンプルを取り出すことができる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のハンドルハンマー式採土器は、請求項1〜4に記載の構成を有することにより、以下の作用効果を奏することができる。
▲1▼.採土管の基端部を取付ける本体部と、該本体部の下部に取付けられる採土管と同心状に上方に向けて延び、該本体部より細径で所定長さを有する主軸と、該主軸に対して上下方向に往復移動可能に嵌挿され、ハンドルとハンマーを兼ねるハンドル・ハンマー部と、該ハンドル・ハンマー部の下端部が本体部の上端部に当接した状態でハンドル・ハンマー部を主軸に対して固定する固定手段とを備えているので、一人の作業者により簡単に、かつ省力的に採土管を土壌中に所定深さまで打ち込んで、引き抜くことができ、土壌サンプルを簡便に採取することが可能となる。また、軽量なので、携行性、利便性に優れている。従って、従来の人力式採土器に比べ、採土管を迅速に、かつ確実に土中に打ち込むことができるのみならず、より深い土層の土壌採取を行うことができる。
【0019】
▲2▼.本体部に対して採土管を着脱可能とし、長さの異なる採土管と交換可能としたので、採土管を付け替えることにより、任意の深度での土壌サンプルの採取作業を、容易に行うことができる。
▲3▼.ハンドル・ハンマー部に、ハンドル・ハンマー部の慣性を増大させるためのウエイト部を着脱可能に設けたので、固い土壌や耕起経歴のない草地においても、ウエイト部を装着することにより、採土管を容易に打ち込んで土壌サンプルを採取することができる。
▲4▼.採土管に、その長さ方向に沿って目盛りを付設すると共に、土壌サンプルが観察でき、また土壌サンプルを取り出すことができる窓部を設けたので、目盛りにより任意の深度での土壌採取作業を容易に行うことができる。また、採土管内に採取された土壌サンプルの状態を窓部から観察することができ、また、る窓部から土壌サンプルを取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハンドルハンマー式採土器の正面図である。
【図2】図1におけるハンドル・ハンマー部の動作説明図である。
【図3】本発明によるハンドルハンマー式採土器の部分拡大正面図である。
【図4】同部分拡大斜視図である。
【図5】(a)及び(b)は、本発明による長さが異なる採土管の斜視図である。
【図6】本体部に採土管を着脱する状態の部分斜視図である。
【図7】ウエイト部の斜視図である。
【図8】ハンドル・ハンマー部にウエイト部を着脱する状態の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 ハンドルハンマー式採土器
2 本体部 2a 採土管着脱穴
3,11 採土管 3a,11a 嵌合突起 3b,11b 窓部
4 主軸 4a ストッパ(抜け止め)
5 ハンドル・ハンマー部 5a 上部嵌挿部 5b 下部嵌挿部
6 ハンドル・ハンマー部固定・固定解除用ノブ
7 緩衝材(ゴム板)
8 ウエイト部 8a ウエイト部着脱具 8b 主軸への嵌挿溝
9 ウエイト部固定・固定解除用ノブ
10 目盛り
l ハンドル・ハンマー部の摺動(上下動)ストローク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, a cylindrical soil collecting pipe having an open end is penetrated into the soil to a predetermined depth, and the work of extracting and penetrating the soil sample penetrating into the soil collecting pipe can be labor-saving by human power. It relates to a handle hammer type soil collector.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a soil collecting device is known in which a cylindrical soil collecting pipe having an open end is penetrated into a soil to a predetermined depth and pulled out to collect a cylindrical soil sample penetrating into the soil collecting pipe. There are two types of soil miners: human powered and powered. The inventors of the present application regularly collect soil from a slurry continuous field, a sorghum cultivation soil frame, and the like using a human-powered soil collector and a power-type soil collector. In a human-powered soil collector, the tip of a soil collecting pipe (length: 20 cm) is placed on the surface of the soil to be sampled, a tree is placed on the top of the soil collecting pipe, and the corresponding tree is struck with a hammer (1.5 kg). The soil collecting pipe is driven into the soil to a predetermined depth (20 cm), and then the soil collecting pipe is pulled out to collect a soil sample. However, when the number of soil sampling points is large or the field soil is tight due to changes over time. Has difficulty in driving and pulling the soil collecting pipe.
[0003]
In particular, when collecting soil from grassland around the slurry continuous field, soil samples are collected using a power-type (percussion) soil collector that is difficult to carry due to the depth of the collected soil because the soil is extremely hard (50- 400cm). By the way, in the human-powered earth extractor, the upper and lower ends are opened, and a hollow outer cylinder having a spiral digging blade on the outer periphery, and the outer cylinder is removably accommodated and accommodated from the upper end side. A sample storage cylinder having locking means for preventing rotation relative to the outer cylinder in a state, a plurality of divided sampling pipes accommodated in the sample storage cylinder, and the outer cylinder is dug into the soil from the soil surface side. There is disclosed a technique that includes a rotating means that rotates in a direction of pulling out from the inside so that a soil sample can be collected labor-saving (for example, see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 63-32220 [0005]
[Problems to be solved by the invention]
Put a batten on the top of the above-mentioned soil collecting pipe, hit the corresponding tree with a hammer to drive the soil collecting pipe into the soil to a predetermined depth, pull out the soil collecting pipe that has been driven into the soil, and insert a soil sample that has penetrated into the soil collecting pipe As for what to collect, the work of driving the soil collecting pipe into the soil with a hammer and pulling out the soil collecting pipe that has been driven into the soil has a heavy burden on the arm and is a heavy labor. In addition, the structure described in the above prior art has a complicated structure, and at the time of collecting a soil sample, the outer cylinder is rotated by a rotating means so as to dig into the soil from the soil surface side or pulled out from the soil. Because it requires work to move in the direction, it was heavy work. In addition, the soil collector is heavy. Furthermore, since the power-type earthmoving machine is heavy (main body weight is 26 kg), it requires several support personnel.
[0006]
Therefore, the present invention has developed a human-powered (manual) type soil collecting device that can easily drive a soil collecting pipe into the soil in order to cope with various problems (problems) as described above. This human-powered soil collector is a handle hammer type, and can easily collect soil samples up to 50 cm deep. Even in pastures with no plowing history, it is easy to install soil by attaching a weight part. Samples can be collected. Moreover, since the scale is engraved along the length direction on the outer surface of the soil collecting pipe, the soil can be easily collected at an arbitrary depth.
[0007]
The soil collector of the present invention has a light weight of about 3 kg (excluding the weight part), and when it is used, the soil surface on which the soil collecting pipe is attached to the main body part and the tip of the soil collecting pipe is to be collected. The handle / hammer is reciprocated up and down along the main shaft with both hands, the main body is struck by the lower end of the handle / hammer, and the soil collecting pipe is penetrated into the soil to a predetermined depth. The part is fixed to the main shaft, and the soil sample is simply collected by pulling out the soil collecting pipe from the soil with the handle / hammer part. Compared to the above conventional soil collecting device, it is possible not only to swiftly and surely dig into the soil but also to collect a deeper soil layer. In addition, compared with conventional power-type soil mining machines, the depth of the soil collecting pipe is slightly inferior, but the weight is much lighter and the portability is high. As described above, the earth extractor according to the present invention provides a handle hammer type earth extractor that is extremely convenient for manpower, can perform earthing simply and labor-saving, and solves the above-mentioned conventional problems. For the purpose.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is characterized by having the following configuration.
A. It is a soil collector that collects a soil sample that has been inserted into the soil collecting pipe by pulling a cylindrical soil collecting tube having an open end into the soil to a predetermined depth,
A main body portion for attaching a base end portion of the soil collecting pipe, a main shaft extending concentrically upward with a soil collecting pipe attached to a lower portion of the main body portion, having a smaller diameter and a predetermined length than the main body portion, and the main shaft The handle / hammer part is inserted so that it can be reciprocated in the vertical direction, and the handle / hammer part is in contact with the upper end part of the main body part. Fixing means for fixing to the main shaft,
The handle / hammer is reciprocated up and down along the main shaft by human power, so that the lower end of the handle / hammer hits the upper end of the main body, and the impact causes the soil collecting pipe to penetrate into the soil. When the soil pipe penetrates into the soil to a predetermined depth, the handle / hammer part is fixed to the main shaft by the fixing means, and the soil sample pipe is pulled out from the soil by the handle / hammer part to collect a soil sample.
[0009]
B. The soil collecting pipe can be attached to and detached from the main body and can be replaced with a soil collecting pipe having a different length.
C. The handle / hammer portion is detachably provided with a weight portion for increasing the inertia of the handle / hammer portion.
D. A scale was provided along the length direction of the soil collecting pipe, and a window portion through which a soil sample could be observed and a soil sample could be taken out was provided.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
1 to 3, reference numeral 1 denotes a handle hammer type soil collecting device, and a base end portion of the
[0011]
When the
[0012]
A
[0013]
As shown in FIG. 5, the
[0014]
When the soil sample is collected by the handle hammer type soil collecting device 1 of the present invention, when the
[0015]
For this reason, in the present invention, for the purpose of increasing the inertia of the handle /
[0016]
According to the handle hammer type soil collecting device 1 having such a configuration, when collecting a soil sample, the
[0017]
However, even when the
[0018]
【The invention's effect】
As described above, the handle hammer type soil collecting device of the present invention can have the following operational effects by having the configuration described in claims 1 to 4.
(1). A main body portion for attaching a base end portion of the soil collecting pipe, a main shaft extending concentrically upward with a soil collecting pipe attached to a lower portion of the main body portion, having a smaller diameter and a predetermined length than the main body portion, On the other hand, the handle / hammer part is inserted so as to be reciprocally movable in the vertical direction, and the handle / hammer part serves as the handle and the hammer, and the handle / hammer part is in a state where the lower end part of the handle / hammer part is in contact with the upper end part of the main body part. Since it is equipped with a fixing means for fixing to the soil, it can be easily and labor-savingly driven by a single operator, and the soil collecting pipe can be driven into the soil to a predetermined depth and pulled out, and a soil sample can be easily collected. It becomes possible. Moreover, since it is lightweight, it is excellent in portability and convenience. Therefore, as compared with the conventional manual-powered earth extractor, not only can the soil collecting pipe be driven into the soil quickly and surely, but also a deeper soil layer can be collected.
[0019]
(2). Since the soil collection tube can be attached to and detached from the main body and can be replaced with a soil collection tube of a different length, it is possible to easily collect a soil sample at an arbitrary depth by replacing the soil collection tube. .
(3). The handle / hammer has a detachable weight to increase the inertia of the handle / hammer, so even on hard soil or grassland with no plowing history, the weight can be attached to the soil collecting pipe. A soil sample can be taken easily.
(4). A scale is provided along the length of the soil collecting pipe, and a soil sample can be observed and a window for taking out the soil sample is provided, making it easy to collect soil at any depth using the scale. Can be done. Further, the state of the soil sample collected in the soil collecting pipe can be observed from the window portion, and the soil sample can be taken out from the window portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a handle hammer type soil collector according to the present invention.
2 is an operation explanatory view of a handle / hammer portion in FIG. 1; FIG.
FIG. 3 is a partially enlarged front view of a handle hammer type earth extractor according to the present invention.
FIG. 4 is an enlarged perspective view of the same part.
FIGS. 5A and 5B are perspective views of soil collecting pipes having different lengths according to the present invention.
FIG. 6 is a partial perspective view of a state in which the soil collecting pipe is attached to and detached from the main body.
FIG. 7 is a perspective view of a weight portion.
FIG. 8 is a partial perspective view of a state in which a weight part is attached to and detached from a handle / hammer part.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Handle hammer type
5 Handle /
8 Weight
Claims (4)
前記採土管の基端部を取付ける本体部と、該本体部の下部に取付けられる採土管と同心状に上方に向けて延び、該本体部より細径で所定長さを有する主軸と、該主軸に対して上下方向に往復移動可能に嵌挿され、ハンドルとハンマーを兼ねるハンドル・ハンマー部と、該ハンドル・ハンマー部の下端部が本体部の上端部に当接した状態でハンドル・ハンマー部を主軸に対して固定する固定手段とを備え、
前記ハンドル・ハンマー部を人力により主軸に沿って上下往復動させることにより、ハンドル・ハンマー部の下端部が本体部の上端部を叩打し、その衝撃により採土管を土壌中に貫入させ、該採土管が土壌中に所定深さまで貫入した時点で前記固定手段によりハンドル・ハンマー部を主軸に固定し、ハンドル・ハンマー部により採土管を土壌中から引き抜いて土壌サンプルを採取すること特徴とするハンドルハンマー式採土器。It is a soil collector that collects a soil sample that has been inserted into the soil collecting pipe by pulling a cylindrical soil collecting tube having an open end into the soil to a predetermined depth,
A main body portion for attaching a base end portion of the soil collecting pipe, a main shaft extending concentrically upward with a soil collecting pipe attached to a lower portion of the main body portion, having a smaller diameter and a predetermined length than the main body portion, and the main shaft The handle / hammer part is inserted so that it can be reciprocated in the vertical direction, and the handle / hammer part is in contact with the upper end part of the main body part. Fixing means for fixing to the main shaft,
The handle / hammer is reciprocated up and down along the main shaft by human power, so that the lower end of the handle / hammer hits the upper end of the main body, and the impact causes the soil collecting pipe to penetrate into the soil. When the soil pipe penetrates into the soil to a predetermined depth, the handle hammer is fixed to the main shaft by the fixing means, and the soil sample is taken out from the soil by the handle hammer to collect a soil sample. Type soil collector.
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