JP3771604B2 - Paint surface treatment agent and paint surface scratch concealment method - Google Patents

Paint surface treatment agent and paint surface scratch concealment method Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法に関し、詳しくは、自動車等の塗装面に生じた擦り傷やみがき傷等の傷を殆ど目立たなくすることができる塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、自動車等の塗装面を艶出しするためにワックスを何度も塗布すると、ワックス処理の初期の頃は塗装面の艶出しが良好ではあるが、次第次第に塗装面に細かな傷がつく。塗装面に着いた傷は非常に細かな線状痕であるので、このような細かな傷はしばしばヘヤーライン傷と称されている。
【0003】
このヘヤーライン傷を隠蔽するには、塗装面と同じ色のたとえば顔料を有する艶出し処理剤や傷処理剤を塗装面に塗布して、ワックス被膜を塗装面上に形成し、その線状痕を前記ワックス被膜で埋めてしまうという手法が採用されている。
【0004】
しかしながら、市販の艶出し処理剤や傷処理剤による処理では、処理する塗装面と同一色の被膜を形成させる必要があるので、塗装面毎にその塗装の色に応じた処理剤を用意し、あるいは使用しなければならないという不都合があった。例えば、色の相違する複数の自動車を処理する場合には、その台数分の処理剤の種類を用意する必要があり、さらに一台の自動車であっても二色以上の配色である場合には、それに応じた二色以上の処理剤を用意しなければならないという問題があった。
【0005】
また、塗装の色に応じた処理剤の選択、および塗装面全体に渡る均一な処理は容易ではなく、そのために逆に傷を目立たせてしまったり、色むらが生じたりといった問題もあった。
【0006】
さらに、他の傷処理方法として、表面を研磨したり、再度塗装するといった方法もあるが、処理に熟練を要するとともに、コスト面での問題が大きい。
【0007】
この発明は、かかる事情に基づいて完成された。すなわち、この発明の目的は、従来における傷隠蔽手法である塗装面に生じた傷内に被膜を埋め込んで傷を隠蔽するという手法とは全く異なる手法により塗装面の傷を隠蔽することのできる塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供することにある。この発明の目的は、簡単な処理により塗装面に生じた擦り傷やみがき傷等の傷を目立たなくすることができる塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供することにある。また、この発明の目的は、塗装面の色が相違していても一種類の処理剤でこれらの処理を行うことができる塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供することにある。さらに、この発明の他の目的は、塗装面に色むら等を発生させずに擦り傷やみがき傷等の傷を目立たなくすることができ(傷隠蔽性)、さらに優れた艶出し効果をも有する塗装面処理剤を提供することにある。この発明の目的は、艶出し性、撥水性、作業性、汚れ付着防止性および傷隠蔽性に優れた塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために発明者らが鋭意研究した結果、従来のエマルジョンタイプワックスまたはオイルベースタイプワックスに、屈折率調整剤を含有させて得られる塗装面処理剤は、塗装面に透明な被膜を形成し、しかも塗装面に生じたヘヤーライン傷を効果的に見えにくくすることができ、しかも撥水性等も向上させることのできることを見出し、この発明を完成した。
【0009】
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、ワックス、フッ素化オルガノポリシロキサンを除くシリコーンオイル、石油系溶剤、非イオン性界面活性剤及び屈折率調整剤を含有することを特徴とする塗装面処理剤であり、
請求項2に記載の発明は、ワックスの含有量が0.1〜10重量%であり、シリコーンオイルの含有量が0.1〜20重量であり%、石油系溶剤の含有量が1〜70重量%であり、界面活性剤の含有量が0.1〜5重量%であり、屈折率調整剤の含有量が0.1〜10重量%である前記請求項1に記載の塗装面処理剤であり、
請求項3に記載の発明は、前記屈折率調整剤が多価アルコールである前記請求項1又は2に記載の塗装面処理剤であり、
請求項4に記載の発明は、水を含有するエマルジョンタイプである前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の塗装面処理剤であり、
請求項に記載の発明は、前記請求項1〜のいずれか1項に記載の塗装面処理剤を塗装面に塗布することを特徴とする塗装面傷隠蔽方法である。
【0010】
請求項に記載の発明は、前記請求項1〜のいずれか1項に記載の塗装面処理剤を塗装面に塗布して、塗装面に対し斜め上方から入射する光が塗装面で全反射する透明被膜を形成することを特徴とする塗装面傷隠蔽方法である。
【0011】
以下、この発明について詳細に説明する。
【0012】
この発明の塗装面処理剤で重要なことは、屈折率調整剤を含有することであり、屈折率調整剤と透明被膜形成基剤とが相俟って、この塗装面処理剤を塗布することにより形成された被膜により、塗装面に形成されている細かな線状痕が隠蔽される。
【0013】
−屈折率調整剤−
屈折率調整剤は、この発明の塗装面処理剤で形成された被膜を有する塗装面に対して斜め上方から入射する光を塗装面で全反射させることができる限り特に制限がなく、従来から公知の各種の物質を適宜に選択して使用されることができる。
【0014】
この場合、塗装面に対して斜め上方から入射する光を塗装面で全反射させることができる被膜の屈折率は、屈折率調整剤の種類にもよるので一概に規定することができないのであるが、概ね、少なくとも1.4である。
【0015】
このような物質として、多価アルコールを好適例として挙げることができ、多価アルコールとして液状グリコール、グリセリンおよびグリセリンの脱水縮合物等を好適例として挙げることができ、液状グリコールとしてエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等を挙げることができ、グリセリンおよびその脱水縮合物としてグリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等を挙げることができる。これらは一種を単独で用いても良く、二種以上を組合せて用いても良い。
【0016】
これらの中でも、特にジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、およびポリグリセリンよりなる群から選択される少なくとも一種が好ましい。
【0017】
この発明の塗装面処理剤における屈折率調整剤の含有量としては、通常0.1〜10重量%である。また、場合によっては、この発明の実施例に記載された屈折率調整剤の含有量のいずれかまたは前記0.1重量%を下限値としかつ屈折率調整剤の含有量のいずれかまたは10重量%を上限値とする含有量範囲を採用することもできる。
【0018】
前記屈折率調整剤の含有量がこの範囲内であると、処理面に汚れが付着しにくく、塗装面の傷を目立たなくすることができ、極めて良好な艶が長期間維持される。
【0019】
−透明被膜形成基剤−
この発明における透明被膜形成基剤は、前記屈折率調整剤と相俟って、塗装面に透明被膜を形成することのできる基剤であれば特に制限がないのであるが、好適例として、ワックス、シリコーンオイル、石油系溶剤、および界面活性剤を含有する基剤を挙げることができる。
【0020】
<ワックス>
この発明の塗装面処理剤においては、前記屈折率調整剤と相俟ってこの発明の効果を良く奏するには、ワックスを含有することが重要である。
【0021】
前記ワックスとしては、特に制限はなくそれ自体公知の物質を用いることができ、例えば、キャンデリラワックス、カルナバワックス(ロウ)、ライスワックス、木ロウ、オウリキュリーロウおよびエスパルロウ等の植物ロウ;蜜ロウ、ラノリン、昆虫ロウ、セラックロウおよび鯨ロウ等の動物ロウ;パラフィンワックス、マイクロクリスタンワックスおよびペトロラタム等の石油ロウ;ポリエチレンワックス等の合成炭化水素系ワックス;ならびに、モンタンロウ、オゾケライトおよびセレシン等の鉱物ロウ等のワックス類を挙げることができる。
【0022】
更にこれらのワックス類などの他に、パルミチン酸、ステアリン酸、マルガリン酸およびべへン酸等の高級脂肪酸;パルミチン酸セチル、パルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セチルおよびステアリン酸ミリシル等の高級脂肪酸エステル;アセトアミド、プロピオン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミドおよびアミドワックス等のアミド類;ならびに、ステアリルアミン、ベヘニルアミンおよびパルミチルアミン等の高級アミン類などを挙げることができる。更にまた、変性ワックス、水素化ワックス、グリセライドを挙げることができる。
【0023】
これらはその1種を単独で、あるいは2種以上を組合せて用いることができる。これらの中でも、植物ロウ、石油ロウおよび合成炭化水素系ワックスが好ましく、特にマイクロクリスタリンワックス、カルナバワックスおよびポリエチレンワックスよりなる群から選択される少なくとも一種が好ましい。
【0024】
この発明の塗装面処理剤におけるワックスの含有量としては、通常0.1〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%である。また、場合によっては、ワックスの含有量として、この発明の実施例に記載されたワックスの含有量のいずれかまたは0.1重量%を下限値とし、かつこの発明の実施例に記載されたワックスの含有量のいずれかまたは20重量%もしくは10重量%を上限値とする範囲を採用することもできる。含有量がこのような範囲内であると、極めて安定に乳化され、塗布時に塗りむらが生じることがなく、さらに極めて優れた撥水性も達成される。
【0025】
<シリコーンオイル>
この発明の塗装面処理剤においては、前記屈折率調整剤と相俟ってこの発明の効果を良く奏するには、シリコーンオイルを含有することが重要である。
【0026】
前記シリコーンオイルとしては、特に制限はなく従来の表面処理剤や艶出し剤に配合されているような従来公知の化合物を用いることができるが、例えば、ジメチルシリコーン、フェニルシリコーン、アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、ビニル変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、メチルフェニルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等を挙げることができる。
【0027】
これらは1種単独でも、あるいは2種以上を組合せて用いてもよい。
【0028】
これらの中でも、ジメチルシリコーン、フェニルシリコーン、およびカルボキシ変性シリコーンよりなる群から選択される少なくとも一種が好ましい。
【0029】
この発明の塗装面処理剤における前記シリコーンオイルの含有量としては、通常0.1〜20重量%であり、好ましくは0.1〜10重量%である。なお、場合によってはこの発明の実施例におけるいずれかの値もしくは前記0.1重量%を下限値とし、かつこの発明の実施例におけるいずれかの値または前記20重量%もしくは10重量%を上限値とする適宜の範囲を選択することもできる。塗装面処理剤における含有量がこの範囲内であると、塗布時に塗りむらが生じることがなく優れた艶が得られると共に、優れた洗浄性および撥水性が達成される。また、シリコーンオイルの粘度は、通常1〜15000c/sであり、好ましくは2〜10000c/sである。
【0030】
<石油系溶剤>
この発明の塗装面処理剤においては、前記屈折率調整剤と相俟ってこの発明の効果を良く奏するには、石油系溶剤を含有することが重要である。
【0031】
前記石油系溶剤としては、特に制限はなくそれ自体公知の物質を用いることができ、例えば、石油ナフサ、ソルベントナフサ、石油エーテル、石油ベンジン、イソパラフィン、ノルマルパラフィン、デカリン、工業ガソリン、リグロイン、灯油等を挙げることができる。
これらは1種単独でも、あるいは2種以上を組合せて用いてもよい。これらの中でも特に好ましいのは、イソパラフィンおよび/または灯油である。
【0032】
この発明の塗装面処理剤における石油系溶剤の含有量としては、この発明の塗装面処理剤が水を含有するエマルジョンタイプである場合には通常1〜70重量%、好ましくは1〜50重量%である。また、場合によっては、この発明の実施例におけるいずれかの含有量もしくは1重量%を下限値とし、かつこの発明の実施例におけるいずれかの含有量または50重量%もしくは70重量%を上限値とする範囲を選択することもできる。塗装面処理剤がエマルジョンタイプであるときのは、石油系溶剤の含有量がこの範囲内であると極めて安定に乳化する。一方、この発明の塗装面処理剤が水を含有しない、すなわち非水性である場合(これをオイルベースタイプと称することもある)には、通常30〜98重量%であり、好ましくは35〜95重量%であり、更に好ましくは40〜90重量%である。また、場合によっては、この発明の実施例におけるいずれかの含有量もしくは30重量%、35重量%もしくは40重量%を下限値とし、かつこの発明の実施例におけるいずれかの含有量または98重量%、95重量%もしくは90重量%を上限値とする範囲を選択することもできる。この範囲内であると、固形分が最適な量となり、撥水性、艶出し効果および傷隠し効果のいずれにも優れる。
【0033】
<界面活性剤>
この発明の塗装面処理剤においては、前記屈折率調整剤と相俟ってこの発明の効果を良く奏するには、界面活性剤を含有することが重要である。
【0034】
この発明における界面活性剤としては、非イオン界面活性剤および陰イオン界面活性剤を好適に採用することができる。
【0035】
前記非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等を挙げることができる。
【0036】
また、前記陰イオン界面活性剤としては、例えば、アルキルエーテル硫酸塩、硫酸化油、エステル硫酸塩、アルキル硫酸塩、エーテル硫酸塩、アルキルアリルエーテル硫酸塩、アミド硫酸塩等の硫酸エステル塩類;ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、脂肪酸塩、ロジン酸セッケン、N-アシルカルボン酸塩、エーテルカルボン酸塩等の高級脂肪酸塩類;アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩等のリン酸エステル塩類;アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、エステルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、N-アシルスルホン酸塩等のスルホン酸塩類;アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、ポリオキシアルキルエーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩等のリン酸エステル塩類;ホルマリン縮合系スルホン酸塩類などを挙げることができる。
【0037】
これらの界面活性剤は、1種単独で、あるいは2種以上を組合せて用いてもよい。これらの中でも好ましいのは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルである。
この発明の塗装面処理剤における界面活性剤の含有量としては、通常0.1〜5重量%であり、好ましくは0.1〜3重量%である。また場合によっては、この発明の実施例における界面活性剤のいずれかの含有量または0.1重量%を下限値とし、かつ
<研磨剤>
この発明の塗装面処理剤においては、上記成分に加えて研磨剤を含有させることもできる。
研磨剤としては、従来から使用されている粉体研磨剤を使用することができ、例えば、酸化アルミ(アルミナ)、酸化ケイ素、カーボランダム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、けい砂、酸化ジルコン、珪藻土等を挙げることができる。
【0038】
前記アルミナとしては特に制限がなく、γ型、α型を初めとしてどのような型でもよい。前記カーボランダムは、高硬度鉱物の粒子又は粉末であり、一般に炭化ケイ素と呼ばれるものである。この発明においては、炭化ケイ素であるならば、特に制限はない。前記けい砂は、SiO2 で示すことができ、特に制限はなく、例えば、酸性岩の風化によってできた石英の粒からなる砂を用いることができる。また、酸化ジルコン、珪藻土としては、特に制限はなくそれ自体公知のものを用いることができる。
【0039】
これらの中でも、酸化アルミ、酸化ケイ素、けい砂等が好ましい。また、特にその粒子径が0.1〜30μmである微粉末状である研磨剤が好ましい。このような研磨剤を採用すると、塗装面の汚れを除去することができると共に、擦り傷等を更に目立たなくさせることができる。
【0040】
この発明の塗装面処理剤における研磨剤の含有量としては、1.0〜30.0重量%であり、好ましくは1.0〜20.0重量%である。
<その他の成分>
この発明においては、更にその他の成分として防錆剤、蛍光顔料、塵埃付着防止剤等の適当量を、必要に応じて含有することができる。
<塗装面処理剤の調製>
この発明の塗装面処理剤は、エマルジョンタイプとして、あるいはオイルベースタイプとして使用される。
【0041】
エマルジョンタイプの塗装面処理剤は、水が含有される。水の含有量は、エマルジョンが形成される限り特に限定がないのであるが、塗装面処理剤全体に対して通常1〜7重量%、好ましくは1〜50重量%である。
【0042】
オイルベースタイプの塗装面処理剤は、水を含有せず、この意味で非水性である。
【0043】
いずれのタイプであるにしても、この発明の塗装面処理剤は、前記各成分を公知の装置を用いて適宜の方法により混合することにより調製することができる。前記混合は、例えばコロイドミル、ホモミキサー、ホモジナイザー、アジホモミキサー、コンビミックス、サンドグラインダー等の装置を使用して行なうこともできる。また、この混合は、二種以上の装置を組み合わせて行っても良い。各成分の混合の順序には、特に制限はなく、全ての成分を同時に混合しても良いし、一あるいは二以上の成分のみを混合してから残りの成分を加えて更に混合を行っても良い。
【0044】
<塗装面傷隠蔽方法>
この発明に係る塗装面傷隠蔽方法は、従来における塗装面傷隠蔽方法とはその原理を全く異にする。前述したように従来の塗装面傷隠蔽方法では、傷のある塗装面に何らかの被膜を形成して、傷により形成された塗装面における凹状部を被膜成分で埋め込むことにより、傷を目立たなくし、あるいは傷そのものを消失させようとする。しかしながら、この発明に係る隠蔽方法においては、傷のある塗装面に形成された被膜に対して斜め上方から入射する光が全反射を起こすことにより、傷を見えなくなるようにしている。
【0045】
したがって、この発明に係る塗装面傷隠蔽方法は、傷のある塗装面に形成された被膜に対して斜め上方から入射する光が全反射を生じる被膜を塗装面上に形成することが重要である。このような被膜は、その機能を有する限り種々の組成物で形成することができるが、特に好ましいのは、この発明に係る塗装面処理剤で形成される被膜である。
【0046】
この発明の塗装面処理剤は、塗装面あるいは素材自体の色が表面に現れている面を処理するのに好適に使用することができる。このような面としては、自動車、航空機、電車等の塗装面や、研磨により形成された鏡面等を挙げることができる。
【0047】
このような面に対して処理を施す方法としては、特に制限はなく、従来公知の表面処理剤や艶出し剤と同様な方法により処理を行うことができる。例えば、この発明の塗装面処理剤を布やスポンジに少量とり、これを塗装面に塗り広げ、所定時間経過後に拭き取るといった極めて簡単な操作により処理を行うことができる。
【0048】
【実施例】
実施例1〜11および比較例1〜9)
表1〜4に示した組成および配合量を有する試料組成物を得た。この試料組成物について以下に示す評価試験を行ない、その結果を表5に示した。表1および表2における水の欄に記載の「残」とは、100重量%から他の成分の含有率の合計を引いた残量のパーセンテージを意味する。
【0049】
実施例および比較例において用いた化合物を以下に示す。
【0050】
−ワックス−
マイクロクリスタリンワックス(東洋ペトライト(株)製:ペトライト1035)
カルナバワックス(野田ワックス(株)製:カルナバ1号フレーク)
ポリエチレンワックス(東洋ペトライト(株)製:カルナバ1号フレーク)
−シリコーンオイル−
ジメチルシリコーン(東芝シリコーン(株)製:TSF-451 1,000 c/s)
カルボキシ変性シリコーン(日本ユニカー(株)製:2,500 c/s)
フェニルシリコーン(東芝シリコーン(株)製:TSF-433 、450 c/s)
−屈折率1.4以上の液状物−
ジエチレングリコール(和光純薬工業(株)製:試薬一級)
ポリエチレングリコール(同上)
ジプロピレングリコール(同上)
ジグリセリン(同上)
ポリグリセリン(同上)
−界面活性剤−
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(第一工業製薬(株)製:ノイゲンET)
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(第一工業製薬(株)製:ノイゲンEA)
−研磨剤−
シリカ微粉体(日本アエロジル(株)製:#380 )
酸化アルミ(アルミナ)(昭和電工(株)製:A42−6)
−石油系溶剤−
イソパラフィン系溶剤(日本石油(株)製)
灯 油(日本石油(株)製)
《評価》
〈艶出し性〉
濃色系の塗装面(黒色および赤色塗装)を有する自動車を用いて艶出し性を評価した。通常の方法により洗車した後、ワックス用スポンジで前記塗装面に試料組成物を塗布した。布でふき取った後の光沢の濃淡を以下の基準で目視により評価した 。
【0051】
◎:深みのある濃い光沢である.
○:深みのある濃い光沢がところどころに認められる.
△:深みのある濃い光沢が僅かに認められる.
×:深みのある濃い光沢が全く認められない。
【0052】
〈撥水性〉
通常の方法により洗車した後、上記と同様に試料組成物を塗布し、布で拭き取ることにより塗装面を処理した。車体塗装面に、シャワー状に水をかけて、そのときの水滴の形状を目視により観察した。以下の基準で撥水性を評価した。
◎:水滴の形状が大きさの均一な球である.
○:水滴の形状が球である.
△:水滴の形状が不定形から球である.
×:水滴の形状が不定形である。
【0053】
〈作業性〉
通常の方法により洗車した後、上記と同様に試料組成物を塗布し、乾燥後に布で拭き取り作業を行った。このときの作業性を以下の基準で評価した。
【0054】
◎:抵抗感もなく1回の拭き上げで充分に仕上がる.
○:抵抗感はあるが1回の拭き上げで仕上がる.
△:抵抗感もあり2回拭き上げないと仕上がらない.
×:抵抗感が強く3回以上拭き上げないと仕上がらない。
【0055】
〈汚れ付着防止性〉
白色塗装の自動車を用いて汚れ付着防止性の評価試験を行った。塗装面に上記と同様に試料組成物を塗布し、乾燥後に布で拭き取った。そして、通常にこの自動車を走行させ、一か月後に水洗いをおこない、このときの汚れの落ち具合を以下の基準で評価した。
【0056】
◎:水洗い後に汚れが塗装面に残らない.
○:水洗い後に汚れが塗装面に僅かに残っている。
【0057】
△:水洗い後に汚れが塗装面に残っている。
【0058】
×:水洗い後に汚れが塗装面に筋状(スポンジ塗布跡)に残っている。
【0059】
〈傷隠蔽性〉
白色塗装の自動車の表面を従来より公知のコンパウンド型の自動車ワックスで艶出し処理した。その処理の後には、塗装表面にヘヤライン状の傷が形成された。この傷有り塗装面に、表1〜4に示した組成および配合量を有する試料組成物を塗布し、乾燥後に布で拭き取った。そして目視により以下の基準に従って傷隠蔽性を評価した。
【0060】
◎:ヘヤライン状の傷が殆ど目立たない.
○:ヘヤライン状の傷がわずかに認められる.
△:ヘヤライン状の傷が認められる.
×:ヘヤライン状の傷が目立つ。
【0061】
【表1】

Figure 0003771604
【0062】
【表2】
Figure 0003771604
【0063】
【表3】
Figure 0003771604
【0064】
【表4】
Figure 0003771604
【0065】
【表5】
Figure 0003771604
【0066】
この発明のさらに具体的な態様は、
(A)透明被膜形成基剤、または(1) 植物ロウ、石油ロウおよび合成炭化水素系ワックスよりなる群から選択される少なくとも一種のワックス、特に好ましくはマイクロクリスタリンワックス、カルナバワックスおよびポリエチレンワックスよりなる群から選択される少なくとも一種のワックス、(2) ジメチルシリコーン、フェニルシリコーン、およびカルボキシ変性シリコーンよりなる群から選択される少なくとも一種のシリコーンオイル、(3) イソパラフィンおよび灯油よりなる群から選択される少なくとも一種の石油系溶剤、ならびに(4) 非イオン界面活性剤および陰イオン界面活性剤よりなる群から選択される少なくとも一種の界面活性剤、好ましくはポリオキシエチレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルよりなる群から選択される少なくとも一種の界面活性剤を含有する透明被膜形成基剤と、(B)ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、およびポリグリセリンよりなる群から選択される少なくとも一種である屈折率調整剤と、(C)要すれば研磨剤、好ましくは酸化アルミ、酸化ケイ素、およびけい砂よりなる群から選択される少なくとも一種の研磨剤とを含有することを特徴とし、艶出し性、撥水性、作業性、汚れ付着防止性および傷隠蔽性に優れた塗装面処理剤である。
【0067】
【発明の効果】
この発明によると、作業性に優れると共に、極めて深い艶を塗装面に与えることができ、さらにその艶が長期間維持される塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供することができる。
【0068】
この発明によると、簡単な処理により塗装面に生じた擦り傷やみがき傷等の傷を目立たなくすることができる塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供することができる。
【0069】
この発明によると、塗装面の色が相違していても塗装色ごとに処理剤を選ぶ必要がなく、多色の塗装面に対応することのできる塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供することができる。
【0070】
この発明によると、塗装面に色むら等を発生させずに擦り傷やみがき傷等の傷を目立たなくすることができ、さらに優れた艶出し効果をも有する塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供することができる。この場合、この発明におけるように特定の屈折率を有する液状物を特に含有してなる塗装面処理剤が、塗装面の傷を目立たなくすることのできる理由は明確ではないが、特定の屈折率を有する液状物を含有することにより塗装面処理剤による塗膜の屈折率が大きくなり、塗膜中を通過する光の行路が短縮されるからとも考えられる。
【0071】
この発明によると、艶出し性、撥水性、作業性、汚れ付着防止性および傷隠蔽性に優れた塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供することができる。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a paint surface treatment agent and a paint surface scratch concealing method, and more particularly, a paint surface treatment agent and a paint surface scratch that can make scratches such as scratches and scratches generated on a paint surface of an automobile almost inconspicuous. It relates to a concealment method.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Conventionally, when wax is applied many times to polish the painted surface of an automobile or the like, the painted surface is polished well in the early stage of the wax treatment, but the coated surface is gradually scratched gradually. Since the scratches on the painted surface are very fine line marks, such fine scratches are often referred to as hairline scratches.
[0003]
In order to conceal the hairline scratches, a polish treatment or scratch treatment having the same color as the painted surface, for example, a pigment, is applied to the painted surface, and a wax film is formed on the painted surface. Is used to fill the surface with the wax coating.
[0004]
However, in the treatment with a commercially available glazing treatment agent and scratch treatment agent, it is necessary to form a coating with the same color as the painted surface to be treated, so prepare a treatment agent corresponding to the color of the paint for each painted surface, Or there was an inconvenience that it had to be used. For example, when processing a plurality of automobiles with different colors, it is necessary to prepare the types of treatment agents for the number of cars, and even if one car has two or more colors There has been a problem that it is necessary to prepare treatment agents of two or more colors corresponding thereto.
[0005]
In addition, it is not easy to select a treatment agent according to the color of the coating and to perform a uniform treatment over the entire coated surface, which causes problems such as conspicuous scratches and uneven color.
[0006]
Furthermore, there are other methods for treating scratches, such as polishing the surface or painting again, but this requires skill in the treatment and has a significant cost problem.
[0007]
The present invention has been completed based on such circumstances. That is, the object of the present invention is to provide a coating that can conceal scratches on the painted surface by a completely different method from the conventional method of concealing scratches by embedding a film in the scratches generated on the painted surface, which is a method for concealing scratches An object of the present invention is to provide a surface treatment agent and a method for concealing scratches on a painted surface. An object of the present invention is to provide a coating surface treatment agent and a coating surface scratch concealing method that can make scratches such as scratches and scratches generated on a painted surface by a simple treatment inconspicuous. Another object of the present invention is to provide a paint surface treatment agent and a paint surface scratch concealing method capable of performing these treatments with one kind of treatment agent even if the colors of the paint surfaces are different. Another object of the present invention is to make scratches such as scratches and scratches inconspicuous without causing uneven color on the painted surface (scratch concealing property), and also has an excellent polishing effect. The object is to provide a paint surface treatment agent. An object of the present invention is to provide a coating surface treating agent and a coating surface scratch concealing method which are excellent in glossiness, water repellency, workability, stain adhesion prevention property and scratch concealing property.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies by the inventors in order to solve the above-mentioned problems, a coating surface treatment agent obtained by adding a refractive index adjusting agent to a conventional emulsion type wax or oil base type wax is a transparent film on the coating surface. In addition, the present inventors have found that the hairline scratches generated on the painted surface can be effectively made difficult to see, and that the water repellency and the like can be improved.
[0009]
The invention according to claim 1 for solving the above-mentioned problems is characterized by containing a wax, silicone oil excluding fluorinated organopolysiloxane, petroleum solvent, nonionic surfactant and refractive index modifier. Paint surface treatment agent
The invention according to claim 2 has a wax content of 0.1 to 10% by weight, a silicone oil content of 0.1 to 20% by weight, and a petroleum solvent content of 1 to 70%. The coating surface treatment agent according to claim 1, wherein the content of the surfactant is 0.1 to 5% by weight and the content of the refractive index adjuster is 0.1 to 10% by weight. And
Invention of Claim 3 is the coating surface treatment agent of the said Claim 1 or 2 whose said refractive index regulator is a polyhydric alcohol,
Invention of Claim 4 is the coating surface treating agent of any one of the said Claims 1-3 which is an emulsion type containing water,
Claim 5 The invention according to claim 1 is characterized in that 4 A paint surface scratch concealing method, wherein the paint surface treatment agent according to any one of the above is applied to a paint surface.
[0010]
Claim 6 The invention according to claim 1 is characterized in that 4 A paint surface scratch characterized by applying a paint surface treatment agent according to any one of the above to a paint surface to form a transparent film in which light incident obliquely from above the paint surface is totally reflected by the paint surface It is a concealment method.
[0011]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0012]
What is important in the paint surface treatment agent of the present invention is that it contains a refractive index adjuster, and this paint surface treatment agent is applied together with the refractive index adjuster and the transparent film forming base. The fine line marks formed on the painted surface are concealed by the coating formed by the above.
[0013]
-Refractive index modifier-
The refractive index adjusting agent is not particularly limited as long as it allows light incident from obliquely above the coating surface having a coating formed of the coating surface treatment agent of the present invention to be totally reflected by the coating surface, and is conventionally known. These various substances can be appropriately selected and used.
[0014]
In this case, the refractive index of the coating that can totally reflect the light incident from the upper side with respect to the painted surface on the painted surface cannot be generally defined because it depends on the type of the refractive index adjusting agent. Generally at least 1.4.
[0015]
As such a substance, polyhydric alcohol can be mentioned as a suitable example, liquid glycol, dehydration condensate of glycerin and glycerin etc. can be mentioned as a suitable example as polyhydric alcohol, ethylene glycol, diethylene glycol, Examples include triethylene glycol, polyethylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, and polypropylene glycol. Examples of glycerin and its dehydration condensate include glycerin, diglycerin, and polyglycerin. These may be used singly or in combination of two or more.
[0016]
Among these, at least one selected from the group consisting of diethylene glycol, polyethylene glycol, dipropylene glycol, diglycerin, and polyglycerin is particularly preferable.
[0017]
The content of the refractive index adjusting agent in the paint surface treating agent of the present invention is usually 0.1 to 10% by weight. In some cases, any one of the contents of the refractive index adjusting agent described in the examples of the present invention, or any one of the contents of the refractive index adjusting agent of the above 0.1% by weight and 10% by weight. It is also possible to adopt a content range with% as the upper limit.
[0018]
When the content of the refractive index adjusting agent is within this range, dirt is less likely to adhere to the treated surface, scratches on the painted surface can be made inconspicuous, and extremely good gloss can be maintained for a long time.
[0019]
-Transparent film forming base-
The transparent film-forming base in the present invention is not particularly limited as long as it is a base capable of forming a transparent film on the painted surface in combination with the refractive index adjusting agent. And a base containing a silicone oil, a petroleum-based solvent, and a surfactant.
[0020]
<Wax>
In the coated surface treating agent of the present invention, it is important to contain a wax in order to achieve the effects of the present invention in combination with the refractive index adjusting agent.
[0021]
The wax is not particularly limited, and a publicly known substance can be used. For example, plant waxes such as candelilla wax, carnauba wax (wax), rice wax, wood wax, cucumber wax and espar wax; Animal waxes such as lanolin, insect wax, shellac wax and whale wax; petroleum waxes such as paraffin wax, microcristan wax and petrolatum; synthetic hydrocarbon waxes such as polyethylene wax; and mineral waxes such as montan wax, ozokerite and ceresin Can be mentioned.
[0022]
In addition to these waxes and the like, higher fatty acids such as palmitic acid, stearic acid, margaric acid and behenic acid; higher fatty acid esters such as cetyl palmitate, myricyl palmitate, cetyl stearate and myricyl stearate; acetamide And amides such as propionamide, palmitic acid amide, stearic acid amide and amide wax; and higher amines such as stearylamine, behenylamine and palmitylamine. Furthermore, modified wax, hydrogenated wax and glyceride can be mentioned.
[0023]
These can be used alone or in combination of two or more. Among these, vegetable wax, petroleum wax and synthetic hydrocarbon wax are preferable, and at least one selected from the group consisting of microcrystalline wax, carnauba wax and polyethylene wax is particularly preferable.
[0024]
As content of the wax in the coating surface treating agent of this invention, it is 0.1 to 20 weight% normally, Preferably it is 0.1 to 10 weight%. In some cases, the wax content may be any one of the wax contents described in the embodiments of the present invention or 0.1% by weight, and the wax described in the embodiments of the present invention. It is also possible to adopt a range having an upper limit of any one of the above contents or 20% by weight or 10% by weight. When the content is within such a range, the emulsion is very stably emulsified, and uneven coating is not generated at the time of application, and extremely excellent water repellency is also achieved.
[0025]
<Silicone oil>
In the coated surface treating agent of the present invention, it is important to contain silicone oil in order to achieve the effects of the present invention well in combination with the refractive index adjusting agent.
[0026]
The silicone oil is not particularly limited and may be a conventionally known compound that is blended in a conventional surface treatment agent or polishing agent. For example, dimethyl silicone, phenyl silicone, amino-modified silicone, alkyl Modified silicone, vinyl modified silicone, carboxy modified silicone, methylphenyl silicone, polyether modified silicone and the like can be mentioned.
[0027]
These may be used alone or in combination of two or more.
[0028]
Among these, at least one selected from the group consisting of dimethyl silicone, phenyl silicone, and carboxy-modified silicone is preferable.
[0029]
As content of the said silicone oil in the coating surface treating agent of this invention, it is 0.1 to 20 weight% normally, Preferably it is 0.1 to 10 weight%. In some cases, any value in the embodiment of the present invention or 0.1% by weight is set as the lower limit, and any value in the embodiment of the present invention, or 20% by weight or 10% by weight is set as the upper limit. An appropriate range can be selected. When the content in the coating surface treating agent is within this range, uneven gloss does not occur at the time of application, and excellent gloss is obtained, and excellent detergency and water repellency are achieved. The viscosity of the silicone oil is usually 1 to 15000 c / s, preferably 2 to 10000 c / s.
[0030]
<Petroleum solvent>
In the coated surface treating agent of the present invention, it is important to contain a petroleum solvent in order to achieve the effects of the present invention in combination with the refractive index adjusting agent.
[0031]
The petroleum-based solvent is not particularly limited and may be a substance known per se, such as petroleum naphtha, solvent naphtha, petroleum ether, petroleum benzine, isoparaffin, normal paraffin, decalin, industrial gasoline, ligroin, kerosene, etc. Can be mentioned.
These may be used alone or in combination of two or more. Of these, isoparaffin and / or kerosene are particularly preferred.
[0032]
The content of the petroleum solvent in the paint surface treatment agent of the present invention is usually 1 to 70% by weight, preferably 1 to 50% by weight when the paint surface treatment agent of the present invention is an emulsion type containing water. It is. In some cases, any content or 1% by weight in the examples of the present invention is set as a lower limit, and any content or 50% by weight or 70% by weight in the examples of the present invention is set as an upper limit. A range to be selected can also be selected. When the coating surface treatment agent is of an emulsion type, emulsification is extremely stable when the content of the petroleum solvent is within this range. On the other hand, when the paint surface treatment agent of the present invention does not contain water, that is, is non-aqueous (this may be referred to as an oil base type), it is usually 30 to 98% by weight, preferably 35 to 95%. % By weight, more preferably 40 to 90% by weight. In some cases, any content or 30 wt%, 35 wt% or 40 wt% in the embodiment of the present invention is the lower limit, and any content or 98 wt% in the embodiment of the present invention. , 95% by weight or 90% by weight may be selected as the upper limit range. If it is within this range, the solid content becomes an optimum amount, and it is excellent in all of the water repellency, the glossing effect and the flaw hiding effect.
[0033]
<Surfactant>
In the coated surface treating agent of the present invention, it is important to contain a surfactant in order to achieve the effects of the present invention in combination with the refractive index adjusting agent.
[0034]
As the surfactant in the present invention, a nonionic surfactant and an anionic surfactant can be suitably employed.
[0035]
Examples of the nonionic surfactant include sorbitan fatty acid ester, glycerin fatty acid ester, decaglycerin fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene glycerin fatty acid ester, polyethylene glycol fatty acid ester, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene alkyl ether, Examples thereof include oxyethylene alkylphenyl ether, polyoxyethylene polyoxypropylene alkyl ether, polyoxyethylene alkylphenyl ether and the like.
[0036]
Examples of the anionic surfactant include sulfate salts such as alkyl ether sulfates, sulfated oils, ester sulfates, alkyl sulfates, ether sulfates, alkyl allyl ether sulfates, amide sulfates; Higher fatty acid salts such as oxyethylene alkyl ether acetate, fatty acid salt, rosin acid soap, N-acyl carboxylate, ether carboxylate; alkyl phosphate, polyoxyethylene alkyl ether phosphate, ether phosphate, Phosphate esters such as alkyl allyl ether phosphates and amide phosphates; alkyl benzene sulfonates, alkyl sulfosuccinates, alkyl sulfonates, sulfosuccinates, ester sulfonates, alkyl allyl sulfonates, alkyl naphthalene sulfones Acid salt, N-acylsulfone Sulfonates such as acid salts; phosphoric acid ester salts such as alkyl phosphates, ether phosphates, polyoxyalkyl ether phosphates, alkylallyl ether phosphates, amide phosphates; formalin condensation sulfonates, etc. Can be mentioned.
[0037]
These surfactants may be used alone or in combination of two or more. Among these, polyoxyethylene alkyl ether and polyoxyethylene alkylphenyl ether are preferable.
The surfactant content in the paint surface treating agent of this invention is usually 0.1 to 5% by weight, preferably 0.1 to 3% by weight. In some cases, the content of any of the surfactants in Examples of the present invention or 0.1% by weight is set as the lower limit, and
<Abrasive>
In the coated surface treating agent of the present invention, an abrasive can be contained in addition to the above components.
Conventionally used powder abrasives can be used as the abrasive, for example, aluminum oxide (alumina), silicon oxide, carborundum, aluminum hydroxide, calcium carbonate, silica sand, zircon oxide, diatomaceous earth. Etc.
[0038]
The alumina is not particularly limited and may be any type including γ type and α type. The carborundum is particles or powder of high hardness mineral, and is generally called silicon carbide. In this invention, if it is silicon carbide, there will be no restriction | limiting in particular. The silica sand is SiO 2 There is no particular limitation. For example, sand made of quartz grains formed by weathering of acidic rock can be used. Moreover, as zircon oxide and diatomaceous earth, there is no restriction | limiting in particular and what is known per se can be used.
[0039]
Among these, aluminum oxide, silicon oxide, silica sand and the like are preferable. Moreover, the abrasive | polishing agent which is the fine powder form whose particle diameter is 0.1-30 micrometers especially is preferable. Employing such an abrasive can remove stains on the painted surface and make the scratches and the like less noticeable.
[0040]
As content of the abrasive | polishing agent in the coating surface treating agent of this invention, it is 1.0-30.0 weight%, Preferably it is 1.0-20.0 weight%.
<Other ingredients>
In the present invention, other components such as a rust preventive agent, a fluorescent pigment, and a dust adhesion preventive agent can be contained as necessary.
<Preparation of paint surface treatment agent>
The painted surface treating agent of the present invention is used as an emulsion type or as an oil base type.
[0041]
Emulsion type paint surface treatment agents contain water. The content of water is not particularly limited as long as an emulsion is formed, but is usually 1 to 7% by weight, preferably 1 to 50% by weight, based on the entire coating surface treating agent.
[0042]
The oil-based type coating surface treatment agent does not contain water and is non-aqueous in this sense.
[0043]
Whichever type is used, the coating surface treating agent of the present invention can be prepared by mixing the above-mentioned components by an appropriate method using a known apparatus. The mixing can also be performed using an apparatus such as a colloid mill, a homomixer, a homogenizer, an azimuth homomixer, a combination mix, or a sand grinder. Further, this mixing may be performed by combining two or more kinds of apparatuses. The order of mixing each component is not particularly limited, and all the components may be mixed simultaneously, or only one or two or more components may be mixed and then the remaining components may be added to perform further mixing. good.
[0044]
<Method for hiding paint scratches>
The principle of the paint surface flaw hiding method according to the present invention is completely different from that of the conventional paint surface flaw hiding method. As described above, in the conventional method of concealing scratches on the paint surface, a film is formed on the paint surface having scratches, and the concave portions on the paint surface formed by the scratches are embedded with the film component, thereby making the scratches inconspicuous, or Attempts to eliminate the wound itself. However, in the concealing method according to the present invention, the light incident obliquely from above on the coating formed on the scratched painted surface causes total reflection so that the scratch is invisible.
[0045]
Therefore, in the method for concealing a scratch on the painted surface according to the present invention, it is important to form a coating on the painted surface in which light incident from obliquely above the coating formed on the scratched painted surface causes total reflection. . Such a coating can be formed of various compositions as long as it has the function, but a coating formed with the paint surface treating agent according to the present invention is particularly preferable.
[0046]
The painted surface treating agent of the present invention can be suitably used for treating a painted surface or a surface where the color of the material itself appears on the surface. Examples of such surfaces include painted surfaces of automobiles, airplanes, trains, etc., mirror surfaces formed by polishing, and the like.
[0047]
There is no restriction | limiting in particular as a method of processing with respect to such a surface, It can process by the method similar to a conventionally well-known surface treating agent and a polish agent. For example, the treatment can be carried out by a very simple operation of taking a small amount of the coating surface treating agent of the present invention on a cloth or sponge, spreading it on the painted surface, and wiping it after a predetermined time.
[0048]
【Example】
( Examples 1-11 And Comparative Examples 1-9)
Sample compositions having the compositions and blending amounts shown in Tables 1 to 4 were obtained. The sample composition was subjected to the following evaluation test, and the results are shown in Table 5. The “residue” described in the column of water in Tables 1 and 2 means the percentage of the remaining amount obtained by subtracting the total content of other components from 100% by weight.
[0049]
The compounds used in Examples and Comparative Examples are shown below.
[0050]
-Wax-
Microcrystalline wax (Toyo Petlite Co., Ltd .: Petlite 1035)
Carnauba wax (Noda Wax Co., Ltd .: Carnauba No. 1 flakes)
Polyethylene wax (Toyo Petlite Co., Ltd .: Carnauba No. 1 flakes)
-Silicone oil-
Dimethyl silicone (Toshiba Silicone Co., Ltd .: TSF-451 1,000 c / s)
Carboxy-modified silicone (Nippon Unicar Co., Ltd .: 2,500 c / s)
Phenyl silicone (Toshiba Silicone Co., Ltd .: TSF-433, 450 c / s)
-Liquid material with a refractive index of 1.4 or more-
Diethylene glycol (Wako Pure Chemical Industries, Ltd .: reagent grade 1)
Polyethylene glycol (same as above)
Dipropylene glycol (same as above)
Diglycerin (same as above)
Polyglycerin (same as above)
-Surfactant-
Polyoxyethylene alkyl ether (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd .: Neugen ET)
Polyoxyethylene alkyl phenyl ether (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd .: Neugen EA)
-Abrasive-
Silica fine powder (Nippon Aerosil Co., Ltd .: # 380)
Aluminum oxide (alumina) (Showa Denko KK: A42-6)
-Petroleum solvent-
Isoparaffin solvent (manufactured by Nippon Oil Co., Ltd.)
Kerosene (Nippon Oil Co., Ltd.)
<Evaluation>
<Glossiness>
The glossiness was evaluated using an automobile having a dark painted surface (black and red paint). After washing the vehicle by a normal method, the sample composition was applied to the painted surface with a wax sponge. The glossiness after wiping with a cloth was visually evaluated according to the following criteria.
[0051]
A: Deep and deep luster.
○: Deep and deep luster is recognized in some places.
Δ: Deep deep gloss is slightly observed.
X: Deep deep gloss is not recognized at all.
[0052]
<Water repellency>
After washing the car by a normal method, the sample composition was applied in the same manner as described above, and the painted surface was treated by wiping with a cloth. Water was sprayed on the painted surface of the vehicle body, and the shape of the water droplets at that time was visually observed. The water repellency was evaluated according to the following criteria.
A: A sphere with a uniform water droplet shape.
○: The shape of the water droplet is a sphere.
Δ: The shape of the water droplet is indefinite to spherical.
X: The shape of the water droplet is indefinite.
[0053]
<Workability>
After the car was washed by a normal method, the sample composition was applied in the same manner as described above, and after being dried, the cloth was wiped off with a cloth. The workability at this time was evaluated according to the following criteria.
[0054]
A: There is no feeling of resistance, and it can be finished with a single wipe.
○: Although there is a feeling of resistance, it is finished by wiping once.
Δ: There is also a feeling of resistance, and it will not finish unless it is wiped twice.
X: A feeling of resistance is strong, and it is not finished unless it is wiped three times or more.
[0055]
<Prevention of dirt adhesion>
An evaluation test of antifouling property was performed using a white painted automobile. The sample composition was applied to the painted surface in the same manner as described above, and after drying, wiped off with a cloth. Then, this car was run normally, washed with water after one month, and the degree of dirt removal at this time was evaluated according to the following criteria.
[0056]
A: No dirt remains on the painted surface after washing with water.
○: Slight dirt remains on the painted surface after washing with water.
[0057]
Δ: Dirt remains on the painted surface after washing with water.
[0058]
X: Dirt remains on the painted surface in the form of streaks (sponge application marks) after washing with water.
[0059]
<Scratch concealment>
The surface of a white painted automobile was polished with a conventionally known compound type automobile wax. After the treatment, hairline-like scratches were formed on the painted surface. A sample composition having the composition and blending amount shown in Tables 1 to 4 was applied to the scratched painted surface, and after drying, wiped off with a cloth. The scratch concealment was evaluated visually according to the following criteria.
[0060]
A: Hairline scratches are hardly noticeable.
○: Hairline-like scratches are slightly observed.
Δ: Hairline scratches are observed.
X: Hairline-like scratches are conspicuous.
[0061]
[Table 1]
Figure 0003771604
[0062]
[Table 2]
Figure 0003771604
[0063]
[Table 3]
Figure 0003771604
[0064]
[Table 4]
Figure 0003771604
[0065]
[Table 5]
Figure 0003771604
[0066]
A more specific aspect of the present invention is as follows:
(A) a transparent film-forming base, or (1) at least one wax selected from the group consisting of plant wax, petroleum wax and synthetic hydrocarbon wax, particularly preferably microcrystalline wax, carnauba wax and polyethylene wax. At least one wax selected from the group, (2) at least one silicone oil selected from the group consisting of dimethyl silicone, phenyl silicone, and carboxy-modified silicone, (3) at least selected from the group consisting of isoparaffin and kerosene A kind of petroleum solvent, and (4) at least one surfactant selected from the group consisting of nonionic surfactants and anionic surfactants, preferably polyoxyethylene alkyl ethers and polyoxyethylene alkylphenyl agents A transparent film-forming base containing at least one surfactant selected from the group consisting of ter, and (B) at least selected from the group consisting of diethylene glycol, polyethylene glycol, dipropylene glycol, diglycerin, and polyglycerin A refractive index adjusting agent that is a kind, and (C) an abrasive if necessary, preferably at least one abrasive selected from the group consisting of aluminum oxide, silicon oxide, and silica sand, It is a paint surface treatment agent with excellent glossiness, water repellency, workability, dirt adhesion prevention and scratch concealment.
[0067]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide a paint surface treating agent and a paint surface scratch concealing method that are excellent in workability, can impart a very deep gloss to a painted surface, and can maintain the gloss for a long period of time.
[0068]
According to the present invention, it is possible to provide a paint surface treatment agent and a paint surface scratch concealing method that can make scratches such as scratches and scratches generated on a paint surface by simple treatment inconspicuous.
[0069]
According to the present invention, there is no need to select a treatment agent for each paint color even if the color of the paint surface is different, and a paint surface treatment agent and a paint surface scratch concealing method capable of dealing with multicolor paint surfaces are provided. can do.
[0070]
According to the present invention, a coating surface treatment agent and a coating surface scratch concealing method that can make scratches such as scratches and scratches inconspicuous without causing uneven color on the painted surface and also have an excellent glazing effect. Can be provided. In this case, it is not clear why the coating surface treatment agent specifically containing a liquid material having a specific refractive index as in the present invention can make the scratches on the painted surface inconspicuous, but the specific refractive index. It is also thought that the refractive index of the coating film by the coating surface treating agent is increased by containing the liquid material having the above and the path of light passing through the coating film is shortened.
[0071]
According to the present invention, it is possible to provide a paint surface treatment agent and a paint surface scratch concealing method that are excellent in glossiness, water repellency, workability, stain adhesion prevention property and scratch concealment property.

Claims (6)

ワックス、フッ素化オルガノポリシロキサンを除くシリコーンオイル、石油系溶剤、非イオン性界面活性剤及び屈折率調整剤を含有することを特徴とする塗装面処理剤。  A paint surface treatment agent comprising a wax, silicone oil excluding fluorinated organopolysiloxane, a petroleum solvent, a nonionic surfactant and a refractive index modifier. ワックスの含有量が0.1〜10重量%であり、シリコーンオイルの含有量が0.1〜20重量であり%、石油系溶剤の含有量が1〜70重量%であり、界面活性剤の含有量が0.1〜5重量%であり、屈折率調整剤の含有量が0.1〜10重量%である前記請求項1に記載の塗装面処理剤。  The content of the wax is 0.1 to 10% by weight, the content of the silicone oil is 0.1 to 20% by weight, the content of the petroleum solvent is 1 to 70% by weight, The coating surface treatment agent according to claim 1, wherein the content is 0.1 to 5% by weight and the content of the refractive index adjusting agent is 0.1 to 10% by weight. 前記屈折率調整剤が多価アルコールである前記請求項1又は2に記載の塗装面処理剤。  The painted surface treating agent according to claim 1 or 2, wherein the refractive index adjusting agent is a polyhydric alcohol. 水を含有するエマルジョンタイプである前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の塗装面処理剤。Painted surface treatment agent according to any one of the claims 1-3 is an emulsion type containing water. 前記請求項1〜のいずれか1項に記載の塗装面処理剤を塗装面に塗布することを特徴とする塗装面傷隠蔽方法。A paint surface scratch concealing method, wherein the paint surface treatment agent according to any one of claims 1 to 4 is applied to a paint surface. 前記請求項1〜のいずれか1項に記載の塗装面処理剤を塗装面に塗布して、塗装面に対し斜め上方から入射する光が塗装面で全反射する透明被膜を形成することを特徴とする塗装面傷隠蔽方法。Applying the coating surface treatment agent according to any one of claims 1 to 4 to a coating surface, and forming a transparent film in which light incident from obliquely above the coating surface is totally reflected on the coating surface. Characterized paint surface concealment method.
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