JP3770430B2 - Nose fairing separation device for flying objects - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロケット等の飛翔体の先端部に設けられたノーズフェアリングの分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロケット等の飛翔体の先端領域に設けられたノーズフェアリングとしては、例えば、特開昭56−1544号公報、特開昭58−36800号公報等に記載されたものがある。
【0003】
このノーズフェアリング分離装置は、例えば、図1に示すように、ノーズフェアリング2を構成する第1フェアリング半体3及び第2フェアリング半体4の後端部3a,4aをテーパビス5等を用いて飛翔体の胴体1に結合し、かつ、先端部3b,4bに先端コーン9を嵌着した状態において、第1フェアリング半体3及び第2フェアリング半体4の先端部に嵌着した先端コーン9を突き離すと共にシャーピン10を切断するためのピストン7、このピストン7を作動させるための火工品8、先端コーン9の分離後、第1フェアリング半体3及び第2フェアリング半体4をお互いに離れるように付勢する圧縮スプリング6等により構成されている。
【0004】
また、第1フェアリング半体3及び第2フェアリング半体4の後端部3a,4aは、胴体1に対してテーパビス5等により結合され、さらには、胴体1の軸線方向に開放する環状溝1aに嵌着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構成からなる分離装置を作動させると、先ず火工品8の作動によりガスが発生してピストン7が移動し、シャーピン10を切断すると共に先端コーン9を突き離す。そして、圧縮状態にあったスプリング6が伸びようとする付勢力により、第1フェアリング半体3及び第2フェアリング半体4はお互いに反対の方向に押し離される。
【0006】
この際、第1フェアリング半体3及び第2フェアリング半体4の後端部3a,4aは、上述の如くテーパビス5及び環状溝1aへの嵌着により結合されていることから、両半体3,4の分離動作においては、テーパビスを切断あるいは脱落させ、かつ、後端部3a,4aが環状溝1aから抜ける際の抵抗力が加わることになる。
【0007】
従って、第1フェアリング半体3及び第2フェアリング半体4の分離動作は、図2に示すように、先に先端部が矢印Sの方向に開いて、続いて、後端部が胴体1から離脱するように行われる。ここで、飛翔体は安定化の点から高速(例えば3Hz)でスピンしているため、各々の半体3,4には、矢印S方向の展開移動に併せて、それぞれ矢印R1,R2方向の回転運動が生じる。
【0008】
この回転運動により、各々の半体3,4の分割面寄りの後端部3a,4aが、搭載機器11に衝突し、この搭載機器11を破損させる場合がある。
【0009】
一方、この搭載機器11の破損等を防止するには、プロテクターを搭載機器11の外周に設けたり、あるいは搭載機器11とノーズフェアリング2(すなわち両半体3,4)との離隔空間を予め十分確保した設計とすることが必要になり、これにより、飛翔体の大型化及び重量増化等を招くことになる。
【0010】
さらには、飛翔体のスピン速度を低下させて、ノーズフェアリングの分離を行わなければならず、この場合、飛翔体の姿勢安定性の低下を招くことになる。
【0011】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて達成されたものであり、その目的とするところは、飛翔体の姿勢安定性を低下させることなく、ノーズフェアリングが搭載機器等に衝突せずに確実に分離できるような飛翔体のノーズフェアリング分離装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置は、飛翔体の頭部に設けられてお互いに対向して接合するように締結された第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体からなるノーズフェアリングを飛翔体の胴体部から開頭分離させる飛翔体のノーズフェアリング分離装置であって、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体をお互いに反対の方向に分離させるように付勢する付勢手段と、前記付勢手段により分離される際に前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体が前記胴体部に対して所定距離だけ平行移動するようにして回転運動を規制する規制手段と、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体が前記胴体部に対して前記平行移動する方向において接合及び離脱し得るようにかつ前記胴体部の軸線方向において相対的に移動するのを規制するように前記第1フェアリング半体,第2フェアリング半体,及び胴体部に形成された接合手段と、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体を接合させた状態で締結する締結手段と、前記締結手段による前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の締結を解除する解除手段と、を設けた構成となっている。
【0013】
本発明の請求項2に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置は、前記規制手段が、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体が前記胴体部に接合された状態で、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体のうちの一方に設けられかつ前記胴体の軸線方向に対して略垂直な方向に所定長さだけ伸長する棒状部材と、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体のうちの他方に設けられかつ前記棒状部材の断面輪郭に適合する断面形状をなして前記棒状部材を挿脱可能に案内するガイド穴を形成するガイド部材と、を有する構成となっている。
【0014】
本発明の請求項3に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置は、前記棒状部材が、断面輪郭が各々円形をなしかつお互いに平行に配置された少なくとも2つの筒状部材からなる構成となっている。
【0015】
本発明の請求項4に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置は、前記棒状部材が、断面輪郭が円形以外の形状をなす少なくとも1つの筒状部材からなる構成となっている。
【0016】
本発明の請求項5に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置は、前記付勢手段が、圧縮した状態で前記筒状部材の内部に収納された圧縮スプリングからなる構成となっている。
【0017】
本発明の請求項6に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置は、前記接合手段が、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体と前記胴体部とのうちの一方に形成されて前記胴体の軸線に対し略垂直な方向に開放する環状の溝と、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体と前記胴体部とのうちの他方に形成されて前記溝に嵌合される突出部と、を有する構成となっている。
【0018】
本発明の請求項7に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置は、前記締結手段が、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の先端部を締結する第1締結部及び前記胴体部に接合される前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の後端部を締結する第2締結部を有し、前記解除手段が、前記第1締結部による締結を解除する第1解除部及び前記第2締結部による締結を解除する第2解除部を有し、前記第2締結部は、前記第1締結部に対して同時又は先に解除される構成となっている。
【0019】
本発明の請求項8に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置は、前記第2締結部が、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体に設けられた各々の係合孔及び前記各々の係合孔に係合されて前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体を接合状態に保持する係合ピンを有し、前記第2解除部が、前記係合ピンを移動させて係合孔との係合を解除させるガス発生器を有する構成となっている。
【0020】
本発明の請求項9に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置は、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の後端部近傍において、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体をお互いに反対の方向に分離させるように付勢する圧縮スプリングを設けた構成となっている。
【0021】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置によれば、解除手段の作動により第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の締結状態が解除されると、付勢手段の付勢力により、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体はお互いに半体の方向に離れるように移動し始める。この際、規制手段により回転運動が生じないように規制されている為、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体は、所定距離、すなわち、搭載機器等から十分離れるまで、胴体部に対して平行移動のみを行いつつ、お互いに離れていく。さらに、接合手段による胴体部との接合部分は、上記平行移動方向において離脱するようになっている為、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体は、容易に平行移動を行うことができる。
【0022】
従って、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体すなわちノーズフェアリングは、搭載機器等に衝突することなく、確実に分離して飛翔体の胴体部から離脱することになる。
【0023】
これにより、飛翔体を高速でスピンさせつつ、すなわち、飛翔体の姿勢を安定した状態に維持しつつ、又、プロテクター等を設けることなく、ノーズフェアリング分離の際の搭載機器等の損傷等を防止することができる。
【0024】
本発明の請求項2に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置によれば、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の回転運動を禁止して所定距離だけ平行移動させる規制手段を棒状部材とこの棒状部材を挿脱可能に案内するガイド部材とにより形成したことにより、規制手段としての本来的な機能を確保しつつ、装置全体としての簡略化が達成できる。
【0025】
本発明の請求項3に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置によれば、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の回転運動を禁止して所定距離だけ平行移動させることができるのはもちろんのこと、2つの筒状部材をお互いに離隔して配置することで、特に、この2つの筒状部材の間に挟まれた空間、すなわち、ノーズフェアリング内の中央部領域を他の機器等のために利用したい場合に都合が良く、これにより、ノーズフェアリング内空間の有効利用による集約化等が達成される。
【0026】
本発明の請求項4に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置によれば、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の回転運動を禁止して所定距離だけ平行移動させることができるのはもちろんのこと、規制手段を構成する棒状部材を1つの筒状部材により形成したことで、ノーズフェアリング内空間に占める規制手段の領域を小さくすることができ、これにより、ノーズフェアリング内空間を他の機器等のために有効に利用することができる。
【0027】
本発明の請求項5に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置によれば、付勢手段としての圧縮スプリングを規制手段の一部を形成する筒状部材の内部に配置したことで、空間の有効利用が行えるのはもちろんのこと、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体が平行移動のみ行うように案内する領域において圧縮スプリングの付勢力が作用することになるため、筒状部材から離れた位置に圧縮スプリングを配置する場合に比べて、筒状部材は、片当たり等を生じることなくガイド部材内をスムーズに移動することができる。これにより、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の平行移動による分離動作上の信頼性が向上する。
【0028】
本発明の請求項6に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置によれば、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体すなわちノーズフェアリングと胴体部との接合手段が、両半体が平行移動する方向において接合及び離脱が可能な環状溝とこの環状溝に嵌合される相補形状をなす突出部とにより形成されていることから、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体は胴体部からスムーズに離脱することができ、これにより、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の平行移動による分離動作上の信頼性が一層向上する。
【0029】
本発明の請求項7に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置によれば、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の締結状態は、胴体部との接合部分すなわち後端側が先端側よりも先に、あるいは、同時に解除されるので、分離動作の際に後端側を支点として第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体が展開するようなことはない。従って、平行移動のみを許容する規制手段は、よりスムーズに作動することができ、これにより、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の分離動作を一層確実なものとすることができる。
【0030】
本発明の請求項8に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置によれば、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体と胴体部との接合部における締結手段と解除手段を簡略な構造により形成することで、締結及び解除という機能上の信頼性を向上させることができる。
【0031】
本発明の請求項9に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置によれば、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体が分離移動する際に、胴体部との接合側すなわち後端側が圧縮スプリングの付勢力により分離方向に向けてそれぞれ付勢されるため、第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の平行移動による分離動作がより一層確実に行われることになり、分離動作上の信頼性がより一層向上する。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0033】
図3は、本発明に係る飛翔体のノーズフェアリング分離装置の一実施例を示す一部断面図である。図3に示すように、ノーズフェアリングを形成する第1フェアリング半体30と第2フェアリング半体40とは、分割面Lsにてお互いに接合され、又、各々の半体30,40内側面には、後述する付勢手段,規制手段等を保持する保持部材31,32がそれぞれ固着されている。そして、この接合状態において、突出形状をなす各々の上端部31a,41aに第1締結部としての締結リング部材20が嵌着されている。さらに、締結リング部材20には先端コーン9が嵌着されており、又、この先端コーン9の後端部がシャーピン9a等により保持部材31,32に固定されている。
【0034】
保持部材31の上端部31a略中央に形成された孔には、第1解除部としてのピストン22を挿通させるシリンダ部材21が嵌着されており、シリンダ部材21の後端には、ピストン22を移動させるためのガス圧を発生する第1解除部としてのガス発生器24が設けられている。尚、ピストン22の先端は、ボルト23により締結リング部材20に固定されている。
【0035】
上記構成において、ガス発生器24が点火作動すると、高圧のガスが発生してピストン22を先端側に向けて移動させ、このピストン22の移動により、締結リング部材20が押されて、保持部材上端部31a,41aから抜けると同時に、シャーピン9aも切断されて、先端コーン9と共に離脱し、両半体30,40先端部の締結状態が解除されることになる。
【0036】
一方、保持部材31,41の後方部(図3中下方部)には、第1フェアリング半体30及び第2フェアリング半体40をお互いに反対の方向P1,P2(図3中水平方向外向き)に分離させるように付勢する付勢手段としての圧縮スプリング50,押しロッド51等と、この付勢手段により分離される際に、両半体30,40が胴体部に対して所定距離だけ平行移動するようにし、かつ、回動運動を規制する規制手段としての棒状部材,ガイド部材等が設けられている。
【0037】
図4は、この付勢手段及び規制手段を詳細に示した図3中のA−A部における断面図である。図4に示すように、保持部材31,41の内側面には、お互いに対向するように突出した突出フランジ32,42が各々2個ずつ形成されている。そして、一方の突出フランジ42には、貫通孔42bが形成されると共に、各々の端面42aに棒状部材としての断面が円形をなす筒状部材43がそれぞれ溶接等により接続されている。
【0038】
また、この筒状部材43の内部には、略中間部において、中央に貫通孔43bを有する当接壁43aが設けられており、この当接壁43aから開放端側の領域において、付勢手段としての圧縮スプリング50及びこの圧縮スプリングにより付勢される筒状の押しロッド51が移動自在に挿着されている。
【0039】
さらに、押しロッド51の内部,当接壁43aの貫通孔43b,突出フランジ42の貫通孔42b,及び第2フェアリング半体40に形成された貫通孔40bを通るように、組み付けボルト52が挿通されており、組み付けボルト52の先端フランジ部52aは、押しロッド51の底部51a内側面に当接し、押しロッド51の底部51a外側面は当接壁43aに当接するようになっている。
【0040】
従って、上記付勢手段を組み付ける際は、圧縮スプリング50を筒状部材43の内部に挿入し、続いて、組み付けボルト52を挿通した押しロッド51を挿入しつつ、図4中の下側に示す如く、押しロッド51の底部51aが当接壁43aに当接するように組み付けボルト52を引き出した状態で、第1フェアリング半体30と第2フェアリング半体40とを接合締結する。その後、組み付けボルト52をフェアリング内部へ戻して、第2フェアリング半体40の貫通孔40bを塞ぐ。
【0041】
これにより、押しロッド51は圧縮スプリング50に付勢され、第1フェアリング半体30側に設けられた突出フランジ32の端面32aに当接した状態で保持されることになる。
【0042】
また、第1フェアリング半体30側の保持部材31の後端壁31bには、2つの筒状部材43のまわりを取り囲み、かつ、この筒状部材43をその軸線方向にのみ所定距離Lだけ案内するガイド部材33がボルト34等により固着されている。
【0043】
図5は、図4中のB−B部における断面図で、ガイド部材33と筒状部材43との位置関係を示すものである。図5に示すように、第2フェアリング半体40側に設けられた2つの筒状部材43は、ガイド部材33及び保持部材31の後端壁31bの一部により四方から囲まれており、筒状部材43の軸線方向(図5中の紙面に垂直な方向)にのみ移動できるようになっている。
【0044】
従って、圧縮スプリング50及び押しロッド51の付勢力により両フェアリング半体30,40が分離する際は、回転運動が禁止され、平行移動のみが許容されることになる。
【0045】
ここで、上記ガイド部材33は、2つの筒状部材43を一緒に囲むような形状となっているが、各々の筒状部材43を別々に囲むような形状のものでもよい。また、上記筒状部材43の断面は円形形状をしているため、回転を防止する点から少なくとも2つの筒状部材を必要としたが、円形以外の断面形状をなすものであれば、少なくとも1つ設ければよい。
【0046】
図6及び図7は、規制手段としての筒状部材及びガイド部材の他の実施例を示す断面図である。尚、図7は、図6中のC−C部における断面図である。図6及び図7に示すように、本実施例に係る筒状部材63及びガイド部材64は、突出フランジ61,62に対してそれぞれ1個ずつ設けられており、各々の断面が略正方形をなしており、筒状部材63は、ガイド部材64の内部において軸まわりに回転できないようになっている。
【0047】
従って、1つの筒状部材63とこれをガイドするガイド部材64とにより、両フェアリング半体30,40の回転を禁止しつつ軸線方向においてのみの平行移動を可能にすることができる。
【0048】
図8は、第1フェアリング半体30及び第2フェアリング半体40と胴体部70との接合部を示す断面図である。図8に示すように、第1フェアリング半体30と第2フェアリング半体40との後端部をお互いに締結する第2締結部90が、各々の分割面Ls近傍に設けられている。
【0049】
この第2締結部90は、図9及び図10(図10は、図9中のE−E部における断面図である。)に示すように、第1フェアリング半体30に固着されたシリンダ部材81の貫通孔81a(第1フェアリング半体30側の係合孔に相当する)に挿通された係合ピンとしてのピストン82が、連結部材91の一端側に形成された貫通孔91a(第2フェアリング半体40側の係合孔に相当する)にも挿通され、この連結部材91の他端側に形成された雄ねじに、第2フェアリング半体40に固着されたナット保持部材92の穴92aに保持されたナット93が螺合されて、両フェアリング半体30,40を引き寄せるように締め付ける構成となっている。
【0050】
一方、上記第2締結部90による締結状態を解除する場合は、図10に示すように、シリンダ部材81の側部に設けられたガス発生器83を点火作動させると、発生した高圧ガスでピストン82が(図10中上方に)移動し、連結部材91の貫通孔91aから離脱する。
【0051】
これにより、締結状態が解除され、両フェアリング半体30,40は、分離可能となる。すなわち、上記ピストン82,ガス発生器83等により、第2締結部90による締結を解除する第2解除部80が構成されている。
【0052】
この第2解除部80は、前述の第1解除部21,24と同時か、あるいは、先に作動させられるのが好ましい。これによれば、分離動作の際に、後端側を支点として両フェアリング半体30,40が展開するようなことはなく、ガイド部材33,64によって案内される方向に平行移動して、確実な分離動作が行われることになる。
【0053】
また、両フェアリング半体30,40の後端部分と、胴体部70の上端部分には、両者を連結接合する接合手段としての突出部及び環状溝が設けられている。すなわち、図10に示すように、両フェアリング半体30,40の後端内側面には、胴体部70の軸線に対して略垂直な方向(図10中水平方向)に突出しかつ断面がV字形状をなすV字状突出部30a,40a(尚,40aは不図示)が形成されている。また、胴体部70の先端外周面には、同様に胴体部70の軸線に対して略垂直な方向にくぼみかつ上記V字状突出部30a,40aと相補形状をなす断面V字状の環状溝70aが形成されている。
【0054】
上記構成によれば、両フェアリング半体30,40を胴体部70に連結接合する場合は、図10中水平方向から両フェアリング半体30,40を近づけて接合するだけで、各々のV字状突出部30a,40aを環状溝70aに嵌合させることができ、これにより両者の接合が完了する。また、この接合により、軸線方向における両フェアリング半体30,40と胴体部70との相対的な移動が拘束されることになる。
【0055】
一方、両フェアリング半体30,40を胴体部70から離脱させる場合は、前述の第1及び第2締結部が解除されて、圧縮スプリング80の付勢力が作用することで、V字状突出部30a,40aは環状溝70aから容易に抜け落ち、これにより両フェアリング半体30,40の離脱が完了する。
【0056】
尚、上記突出部30a,40a及び環状溝70aの断面形状は、V字形状に限られるものではなく、U字形状であってもよく、お互いが相補関係をなす形状でかつ両フェアリング半体30,40が平行移動する方向において容易に嵌合及び離脱できる形状であればよい。
【0057】
図11は、両フェアリング半体30,40の後端部近傍に設けられて、両フェアリング半体30,40をそれぞれ反対の方向に分離させるように付勢する圧縮スプリングを示すものであり、図8中のD−D部における断面図である。
【0058】
図11に示すように、第1フェアリング半体30の後端側内側面に形成された突起30dに圧縮スプリング95が嵌着されており、この圧縮スプリング95は、第1フェアリング半体30と胴体部70とが接合状態にあるとき、胴体部70に形成された保持穴70bに圧縮させられた状態で収容されている。尚、第2フェアリング半体40においても同様の突起40d(不図示),圧縮スプリング95等が設けられている。
【0059】
上記構成によれば、両フェアリング半体30,40が分離移動する際に、圧縮スプリング95のアシスト作用により、平行移動による分離動作がより一層確実に行われることになる。
【0060】
次に、上記構成からなるノーズフェアリング分離装置の動作について説明する。先ず、第1解除部を形成するガス発生器24と第2解除部を形成するガス発生器83を同時に、又はガス発生器83を若干早めに作動させる。
【0061】
これらガス発生器24,83の作動により、高圧ガスが発生し、ピストン22及びピストン82が移動する。そして、締結リング部材20がピストン22により押されて離脱すると共にシャーピン9aが切断されて、先端コーン9が分離される。これにより、両フェアリング半体30,40の先端部の締結が解除される。
【0062】
一方、この先端部の締結解除と同時か、あるいは若干早めに、ピストン82が連結部材91の貫通孔91aから抜け落ちて、両フェアリング半体30,40の後端部の締結が解除される。
【0063】
これら締結状態の解除により、両フェアリング半体30,40は、圧縮スプリング50の付勢力により押しロッド51を介して、それぞれ反対の方向P1,P2に押し出されて分離移動を開始する。この際、飛翔体は高速にてスピンしているため、両フェアリング半体30,40には遠心力も作用することになる。
【0064】
ここで、両フェアリング半体30,40が分離移動する際に、筒状部材43,63は、ガイド部材33,64により所定距離Lだけ筒状部材の伸長方向にのみ案内されるため、胴体部70に対して回転移動することなく、平行移動のみにより分離することになる。
【0065】
また、この分離移動に際し、両フェアリング半体30,40の後端側に設けられた圧縮スプリング95がアシスト力を及ぼすことにより、両フェアリング半体30,40はよりスムーズに平行移動を行って分離し、胴体部70から離脱することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のノーズフェアリング分離装置を示す断面図である。
【図2】 従来のノーズフェアリング分離装置によりノーズフェアリングが分離される状態を示した外観斜視図である。
【図3】 本発明に係るノーズフェアリング分離装置の一実施例を示す断面図である。
【図4】 本発明に係る規制手段の一実施例を示す図3中のA−A部における断面図である。
【図5】 図4中のB−B部における断面図である。
【図6】 本発明に係る規制手段の他の実施例を示す断面図である。
【図7】 図6中のC−C部における断面図である。
【図8】 本発明に係るノーズフェアリングと胴体部との接合状態を示す断面図である。
【図9】 図8中のF部を拡大した本発明に係る締結手段の一実施例を示す断面図である。
【図10】 本発明に係る解除手段の一実施例を示す図9中のE−E部における断面図である。
【図11】 図8中のD−D部における断面図である。
【符号の説明】
9 先端コーン
20 締結リング部材(第1締結部)
21 シリンダ部材
22 ピストン(第1解除部)
24 ガス発生器(第1解除部)
30 第1フェアリング半体
30a V字状突出部(接合手段)
31 保持部材
32 突出フランジ
33 ガイド部材(規制手段)
40 第2フェアリング半体
41 保持部材
42 突出フランジ
43 筒状部材(規制手段)
43a 当接壁
50 圧縮スプリング(付勢手段)
51 押しロッド
52 組み付けボルト
61,62 突出フランジ
63 筒状部材
64 ガイド部材
70 胴体部
70a V字状環状溝(接合手段)
81 シリンダ部材
81a 貫通孔(係合孔)
82 ピストン(係合ピン,第2解除部)
83 ガス発生器(第2解除部)
91 連結部材(第2締結部)
91a 貫通孔(係合孔)
92 ナット保持部材(第2締結部)
93 ナット(第2締結部)
95 圧縮スプリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a separation device for a nose fairing provided at the tip of a flying object such as a rocket.
[0002]
[Prior art]
Examples of the nose fairing provided in the tip region of a flying object such as a conventional rocket include those described in Japanese Patent Laid-Open Nos. 56-1544 and 58-36800.
[0003]
In this nose fairing separating apparatus, for example, as shown in FIG. 1, the
[0004]
Further, the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when the separation device having the above-described configuration is operated, gas is first generated by the operation of the pyrotechnic 8 and the
[0006]
At this time, since the
[0007]
Therefore, as shown in FIG. 2, the separation operation of the
[0008]
Due to this rotational movement, the
[0009]
On the other hand, in order to prevent the damage of the mounted device 11, a protector is provided on the outer periphery of the mounted device 11, or a separation space between the mounted device 11 and the nose fairing 2 (that is, both
[0010]
Furthermore, the nose fairing must be separated by lowering the spin speed of the flying object, and in this case, the attitude stability of the flying object will be lowered.
[0011]
The present invention has been achieved in view of the above-mentioned problems of the prior art, and the object of the present invention is that the nose fairing does not collide with the mounted equipment or the like without deteriorating the posture stability of the flying object. It is an object of the present invention to provide a nose fairing separation device for a flying object that can be reliably separated.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
A flying object nose fairing separation device according to
[0013]
In the nose fairing separation device for a flying object according to
[0014]
In the nose fairing separation device for a flying object according to
[0015]
In the nose fairing separation device for a flying object according to
[0016]
In the flying nose fairing separating apparatus according to
[0017]
In the flying nose fairing separating apparatus according to claim 6 of the present invention, the joining means is formed on one of the first fairing half, the second fairing half, and the body part. An annular groove that opens in a direction substantially perpendicular to the axis of the fuselage, and the other of the first fairing half, the second fairing half, and the fuselage, and fits into the groove And a projecting portion.
[0018]
In the nose fairing separation device for a flying object according to
[0019]
In the nose fairing separation device for a flying object according to
[0020]
A flying nose fairing separation device according to a ninth aspect of the present invention includes a first fairing half and a second fairing in the vicinity of rear ends of the first fairing half and the second fairing half. The structure is provided with a compression spring that urges the ring halves to separate in opposite directions.
[0021]
【The invention's effect】
According to the flying nose fairing separating apparatus of the first aspect of the present invention, when the fastening state of the first fairing half and the second fairing half is released by the operation of the release means, the biasing means The first and second fairing halves begin to move away from each other in the direction of the half. At this time, since the rotational movement is restricted by the restricting means, the first fairing half and the second fairing half are separated from each other by a predetermined distance, that is, until they are sufficiently separated from the mounted equipment. While only moving in parallel, they move away from each other. Furthermore, since the joining portion with the body portion by the joining means is separated in the translation direction, the first fairing half and the second fairing half can easily translate. it can.
[0022]
Therefore, the first fairing half and the second fairing half, that is, the nose fairing, are surely separated and separated from the body of the flying body without colliding with the on-board equipment.
[0023]
As a result, while the flying object is spun at high speed, that is, while maintaining the attitude of the flying object in a stable state, and without providing a protector, etc., damage to the mounted equipment during nose fairing separation, etc. Can be prevented.
[0024]
According to the flying nose fairing separating apparatus of the second aspect of the present invention, the restricting means for prohibiting the rotational movement of the first fairing half and the second fairing half and moving them in parallel by a predetermined distance is a rod-like shape. By forming the member and the guide member that guides the rod-like member so as to be detachable, simplification of the entire apparatus can be achieved while ensuring the original function as the restricting means.
[0025]
According to the flying nose fairing separating apparatus according to
[0026]
According to the flying nose fairing separation device of the fourth aspect of the present invention, the first fairing half and the second fairing half are prohibited from rotating and can be translated by a predetermined distance. Of course, since the rod-shaped member constituting the restricting means is formed by one cylindrical member, the area of the restricting means occupying the inner space of the nose fairing can be reduced. Can be used effectively for other devices.
[0027]
According to the nose fairing separation device for a flying object according to
[0028]
According to the flying nose fairing separating apparatus of the sixth aspect of the present invention, the first fairing half and the second fairing half, that is, the joining means of the nose fairing and the body part are both half-halves. The first fairing half and the second fairing half are formed by an annular groove that can be joined and detached in the direction of parallel movement and a complementary protrusion that is fitted in the annular groove. Can be smoothly detached from the body portion, thereby further improving the reliability of the separation operation by the parallel movement of the first fairing half and the second fairing half.
[0029]
According to the nose fairing separation device for a flying body according to
[0030]
According to the flying nose fairing separating apparatus according to
[0031]
According to the nose fairing separation device for a flying object according to claim 9 of the present invention, when the first fairing half and the second fairing half are separated and moved, the joining side with the body part, that is, the rear end side is Since the urging force of the compression springs urge each in the separation direction, the separation operation by the parallel movement of the first fairing half and the second fairing half is performed more reliably, and the separation operation is performed. The above reliability is further improved.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0033]
FIG. 3 is a partial cross-sectional view showing an embodiment of a flying object nose fairing separating apparatus according to the present invention. As shown in FIG. 3, the
[0034]
A
[0035]
In the above-described configuration, when the
[0036]
On the other hand, the
[0037]
FIG. 4 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 3 showing the urging means and the regulating means in detail. As shown in FIG. 4, two projecting
[0038]
In addition, a
[0039]
Further, the
[0040]
Therefore, when assembling the urging means, the
[0041]
As a result, the
[0042]
In addition, the
[0043]
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 4 and shows the positional relationship between the
[0044]
Therefore, when the fairing halves 30 and 40 are separated by the urging force of the
[0045]
Here, although the
[0046]
6 and 7 are cross-sectional views showing another embodiment of a cylindrical member and a guide member as regulating means. 7 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. As shown in FIGS. 6 and 7, one
[0047]
Accordingly, the single
[0048]
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a joint portion between the
[0049]
The
[0050]
On the other hand, when releasing the fastening state by the
[0051]
Thereby, a fastening state is cancelled | released and both the fairing halves 30 and 40 can be isolate | separated. That is, the
[0052]
The
[0053]
Further, the rear end portions of the fairing halves 30 and 40 and the upper end portion of the
[0054]
According to the above configuration, when both the fairing halves 30 and 40 are joined and joined to the
[0055]
On the other hand, when both the fairing halves 30 and 40 are separated from the
[0056]
The cross-sectional shapes of the
[0057]
FIG. 11 shows a compression spring that is provided near the rear ends of both fairing
[0058]
As shown in FIG. 11, a
[0059]
According to the above configuration, when the fairing halves 30 and 40 are separated and moved, the separation operation by the parallel movement is more reliably performed by the assisting action of the
[0060]
Next, the operation of the nose fairing separation device having the above configuration will be described. First, the
[0061]
By the operation of the
[0062]
On the other hand, at the same time or slightly earlier than the fastening release of the front end portion, the
[0063]
By releasing these fastened states, the fairing halves 30 and 40 are moved in opposite directions P through the
[0064]
Here, when the fairing halves 30 and 40 are separated and moved, the
[0065]
Further, during this separation movement, the compression springs 95 provided at the rear ends of the fairing halves 30 and 40 exert an assisting force so that the fairing halves 30 and 40 move more smoothly in parallel. And separated from the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a conventional nose fairing separation device.
FIG. 2 is an external perspective view showing a state in which a nose fairing is separated by a conventional nose fairing separation device.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an embodiment of a nose fairing separation device according to the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 3 showing an embodiment of the regulating means according to the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along a line BB in FIG.
FIG. 6 is a sectional view showing another embodiment of the regulating means according to the present invention.
7 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a joined state of a nose fairing and a body portion according to the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing an embodiment of a fastening means according to the present invention in which an F portion in FIG.
10 is a cross-sectional view taken along line EE in FIG. 9 showing an embodiment of the releasing means according to the present invention.
FIG. 11 is a cross-sectional view taken along a line DD in FIG.
[Explanation of symbols]
9 Tip cone
20 Fastening ring member (first fastening part)
21 Cylinder member
22 Piston (first release part)
24 Gas generator (first release part)
30 First fairing half
30a V-shaped protrusion (joining means)
31 Holding member
32 Protruding flange
33 Guide member (regulating means)
40 Second fairing half
41 Holding member
42 Protruding flange
43 Cylindrical member (regulator)
43a Abutting wall
50 Compression spring (biasing means)
51 Push rod
52 Assembly bolt
61, 62 Protruding flange
63 Cylindrical member
64 Guide member
70 torso
70a V-shaped annular groove (joining means)
81 Cylinder member
81a Through hole (engagement hole)
82 Piston (engagement pin, second release part)
83 Gas generator (second release part)
91 Connecting member (second fastening part)
91a Through hole (engagement hole)
92 Nut holding member (second fastening part)
93 Nut (second fastening part)
95 Compression spring
Claims (9)
前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体をお互いに反対の方向に分離させるように付勢する付勢手段と、前記付勢手段により分離される際に前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体が前記胴体部に対して所定距離だけ平行移動するようにして回転運動を規制する規制手段と、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体が前記胴体部に対して前記平行移動する方向において接合及び離脱し得るようにかつ前記胴体部の軸線方向において相対的に移動するのを規制するように前記第1フェアリング半体,第2フェアリング半体,及び胴体部に形成された接合手段と、前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体を接合させた状態で締結する締結手段と、前記締結手段による前記第1フェアリング半体及び第2フェアリング半体の締結を解除する解除手段と、を設けたことを特徴とする飛翔体のノーズフェアリング分離装置。A flight in which a nose fairing comprising a first fairing half and a second fairing half, which are provided at the head of the flying body and fastened so as to face each other, is separated from the body of the flying body. Body nose fairing separation device,
An urging means for urging the first fairing half and the second fairing half to be separated in directions opposite to each other; and the first fairing half when separated by the urging means. And a restricting means for restricting rotational movement so that the second fairing half moves in parallel with the body portion by a predetermined distance, and the first fairing half and the second fairing half are the body portion. The first fairing half, the second fairing half, so as to be able to join and disengage in the parallel movement direction and to restrict relative movement in the axial direction of the body part, And a joining means formed on the body part, a fastening means for fastening the first fairing half and the second fairing half in a joined state, and the first fairing half by the fastening means Beauty nose fairing separator projectile, characterized and release means, that was provided to release the engagement of the second fairing halves.
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