JP3769245B2 - Rough rolling method for H-section steel - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、H形鋼の粗圧延方法に関わり、特に800×300を越えるようなウェブ高あるいはフランジ幅の大形H形鋼を特別に大きな素材断面や設備を使用することなく効率的かつ安価に製造する圧延方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
熱間圧延によるシニアサイズのH形鋼の製造工程は、例えば図9に示すように、二重式粗圧延機31(以下、「粗圧延機」と称する)、一対の上下水平ロールと一対の左右竪ロールを有する第1粗ユニバーサル圧延機32と、この第1粗ユニバーサル圧延機32に近接して配設されたエッジャー圧延機33からなる第1粗ユニバーサル圧延機群、さらに第2粗ユニバーサル圧延機34とこの第2粗ユニバーサル圧延機34に近接して配設されたエッジャー圧延機35からなる第2粗ユニバーサル圧延機群、および仕上げユニバーサル圧延機36により構成された圧延装置列により圧延成形される。
【0003】
H形鋼の素材としては、一般に連続鋳造で製造されるスラブやビームブランクなどが用いられる。スラブを素材とした場合、粗圧延機31には、図10のように、スラブ幅方向に圧下を行うエッジング孔型311〜313と、ウェブ厚の圧下を行う造形孔型314を配置し、まず孔型の中央部に突起を有するエッジング孔型311〜313により順次、スラブの短辺部を上下から複数パスで圧下してフランジ幅を生成させてドッグボーン鋼片37を成形する。この際、ウェブ内法Hiが製品の内幅にほぼ等しいか多少小さくなるようなウェブ外法Hoまで圧下される。また、このドッグボーン鋼片37のフランジ幅、すなわち、第3エッジング孔型313の孔底幅Bは、造形孔型314とユニバーサル圧延機群でのフランジの変形量を考慮して決定される。
【0004】
次に、このドッグボーン鋼片37を90°ないしは270°転回し、ウェブ厚の圧下とフランジ形状の整形を行う。ここで、造形孔型314の内幅Wiと外幅Woは、ドッグボーン鋼片37のウェブ内法Hiおよびウェブ外法Hoとほぼ等しく構成されており、孔型フランジ部深さdは製品のウェブ面からフランジ先端までの長さ(以下、「フランジ脚長」と称する)にほぼ等しく構成されている。この造形孔型314により複数パスで圧下を行い、ウェブ厚twに対するフランジ厚tfの比tf/twおよびフランジ脚長Lが製品の厚み比およびフランジ脚長にほぼ近い粗形鋼片38に成形する。
【0005】
こうして得られた粗形鋼片38を第1および第2粗ユニバーサル圧延機群において、粗ユニバーサル圧延機でウェブとフランジの圧下率をほぼバランスさせた状態で厚み圧下を行うとともに、エッジャー圧延機でフランジ幅圧下を行いフランジ幅と先端形状の整形を行う。そしてほぼ製品寸法にまで整形された被圧延材に対し、仕上げユニバーサル圧延機36でフランジをウェブに対して直角にし、厚みを最終寸法に仕上げる。
【0006】
このように、H形鋼の製品シリーズに応じて、H形鋼の主要な部位の概略寸法は、ほとんど粗圧延機31で決定され、造形孔型での変形特性からドッグボーン鋼片37の断面寸法もおのずとほぼ決まってしまう。エッジング圧延で成形できるフランジ幅は、スラブ幅方向の圧下量、すなわちスラブ幅とエッジング圧延終了のウェブ外法の差でほぼ決まり、エッジング圧延で必要なフランジ幅を成形できるようにスラブ幅が決定される。
【0007】
近年、建築物の高層化、大スパン化に伴い、これまでよりウェブ高やフランジ幅の大きなH形鋼に対するニーズが高まっているが、このようなH形鋼を製造するためには、前述の理由から一層大きなスラブ幅が必要となる。また、製品寸法に対応した粗圧延機1の各孔型の寸法が大きくなり、必要な孔型数を配置するためのロール胴長が大きくなる。
【0008】
例えば、ウェブ高さ1000mm、フランジ幅400mmのH形鋼を、上記圧延方法で製造圧延するためには、スラブ幅が1800mm以上、粗圧延機のロール胴長が3300mm以上必要となり、現状の一般的な設備では、ロールリフト量やロール胴長が制約となり、設備改造が必要となる。これに対して、分塊ミルを必要したり、粗圧延を途中まで行った後、粗圧延機のロールを組み替え、再加熱して製品まで圧延する、いわゆる2ヒート圧延も可能であるが、生産性や燃料原単位の低下、ロール数の増加によるコスト高やエネルギーロスが大きな問題となる。このように、限られた素材断面とロール胴長と孔型数の中でウェブ高やフランジ幅の大きいH形鋼を製造することが困難であった。
【0009】
こうした課題に対し、特許2534223号公報では、図11に示すようなウェブ部を相互に共用した3つ以上の造形孔型でウェブ厚を圧下することなくウェブ高さ拡大を行う圧延方法が提案されている。
また、特開2000-271601号公報では、1種類の粗圧延ロールで、広範囲の大きさの大形H形鋼用粗形鋼片を造り分けるため、粗圧延素材あるいは連続鋳造ビームブランクを図12のようなフランジ相当部の一部分を共用した複数の孔型を有するロールに挿通し、フランジ形状の調整とウェブ厚の圧下を行った後、ウェブ高さの拡大あるいは、ウェブ高さの縮小、フランジ幅の圧下のうち、少なくとも一つを行う圧延方法が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、本発明者らが、実験でこれらのウェブ内法の拡幅圧延法について詳細に調べたところ、被圧延材のウェブ内法よりも大きな内幅の孔型に挿通してウェブ高さを拡幅する場合、一般に、クロップ部のウェブ厚は定常部のそれに比べて小さいため圧下されにくく、図13のように、フランジ内側先端側の斜線部39が先に孔型に噛み込む。ここで、被圧延材が噛み込んだときの接触開始部39とロール中心Oを結ぶ直線mとロール中心Oから垂直に下ろした直線nに挟まれる中心角を噛み込み角ψ、噛み込み時の被圧延材と孔型の接線角度をθ(被圧延材は接触すると局部的に変形するため孔型の傾斜角度とほぼ等しいと見ることができる。)とし、摩擦力の方向をロール周速方向と一致すると仮定すると、被圧延材がロールにより押し戻される力に打ち勝ちロールバイトに引き込まれるためには、圧延方向の力の関係から次式が成り立つ。
μPcosθ・cosψ>Psinθ・sinψ
ψ<tan-1(μ/tanθ) …(1)
実際、この角度を超えるような条件になると急激に噛み込みが困難となることが判明した。
【0011】
特公昭55-30921号公報や特許2534223号公報、特開昭62-50002号公報に代表されるようなウェブ内法が小さなビームブランクや粗圧材から複数の孔型でウェブ内法を拡幅する従来の圧延方法は、従来一般的であるウェブ高さが900mm程度まででフランジ幅が300mm、すなわちフランジ脚長が150mm未満のH形鋼を対象としており、その場合、フランジ先端付近から孔型のコーナー部やその周辺部を接触させても、前述の噛み込み角が比較的小さいために、材料がロールに噛み込まないという問題が生じなかった。しかし、本発明で対象とするようなウェブ高さが800mmを越えて1200mm程度までと大きく、フランジ幅が300mm、すなわちフランジ脚長が150mmを越える広幅フランジのH形鋼の場合、フランジ先端付近から材料が接触すると噛み込み角が圧延限界を越えるため、1孔型あたりのウェブ内法拡幅量が大きくできない。また、フランジ先端付近から噛み込む場合には、フランジ幅の減少が大きくなるために、本発明が対象とするフランジ幅が大きなH形鋼ではフランジ幅の確保が困難となる。
【0012】
特許2534223号公報に記載された技術では、ウェブ拡幅孔型形状に特段工夫がなく、ウェブ厚を圧下することなく、単に被圧延材のウェブ内法よりも大きな孔型に挿通してウェブ高さを拡幅するものであり、大きなウェブ内法拡幅を行うとフランジ先端側からロールが接触し始めて噛み込み角が大きくなり、噛み込みが困難になるだけでなく、フランジ内面をスリ下げてコーナー部に折れ込み疵を発生させやすい。このために1孔型あたりの拡幅量は小さく制限され孔型が多数必要となったり、疵を発生させないためにウェブ厚を非常に小さくしてから拡幅する必要が生じて、材料のユニバーサル圧延工程で延び長さが十分大きくできなかったり、圧延工程ごとの圧延時間に大きなばらつきが生じて能率を低下するなどの問題がある。また、同一ロールにより異なるフランジ幅シリーズの製品を製造することについては考慮されていない。
【0013】
特開2000-271601号公報に記載された技術では、同一ロールで複数の種類の工程をとるために、粗圧延素材に対して配置されたウェブ内法拡幅用孔型は1つであり、実施例ではウェブ内法拡幅量は100mm程度である。そのため、大きなウェブ高の製品を製造するためには、予め大きな断面のビームブランクやスラブを使用する必要がある。この場合も、スラブを素材とすると粗圧延機のロールリフト制約で分塊ミルが必要となったり、ロール胴長制約で2ヒート圧延になるなどの問題がある。また、第1孔型でフランジ相当部の傾斜角度を、フランジ長さ方向に対し20°以上にするのが好ましいとしているが、これは第3孔型でウェブ高さを縮小した際にフランジ傾斜角度が小さくなり、第4孔型でフランジ幅圧下したときにフランジ厚の増加によって折れ込み等の疵が発生するのを防止するためである。すなわち、ウェブ内法拡幅圧延に関する条件については何も言及しておらず、特段工夫がない。
【0014】
本発明は、こうした従来技術の問題や製造限界をブレークスルーし、現状使用できる限られたスラブ幅やビームブランク断面および圧延設備の中で、効率的かつ安価に大きな断面の製品を製造する粗圧延方法を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、孔型によりウェブ内法を拡幅圧延するH形鋼の粗圧延方法において、少なくとも1つの拡幅孔型の鉛直線に対する内側面の傾斜角度を当該孔型で圧延する前の被圧延材のフランジ傾斜角度よりも小さく形成し、ウェブ内法拡幅圧延することを特徴とするH形鋼の粗圧延方法である。
【0016】
また、本発明は、複数の孔型によりウェブ内法を順次拡幅圧延するH形鋼の粗圧延方法において、鉛直線に対する孔型内側面の傾斜角度を被圧延材のフランジ傾斜角度よりも大きく形成した第1孔型で圧延し、フランジ傾斜角度を拡大し、かつウェブ内法を拡幅した後、少なくとも1つの拡幅孔型の鉛直線に対する内側面の傾斜角度を当該孔型で圧延する前の被圧延材のフランジ傾斜角度よりも小さく形成し、ウェブ内法拡幅圧延することを特徴とするH形鋼の粗圧延方法である。
【0017】
さらに加えて大きなウェブ内法拡幅を行うために、ウェブ内法拡幅圧延における被圧延材のウェブ周辺部からコーナー部にかけての領域あるいはウェブ中央部に増肉部を設け、該増肉部を圧下しつつウェブ内法拡幅圧延することを特徴とする。
さらに、本発明は、粗圧延機に配置したエッジング孔型と造形孔型により、ウェブ内法が製品のウェブ内法よりも小さい粗形鋼片を造形した後、拡幅孔型でウェブ内法を拡幅圧延するH形鋼の粗圧延方法において、前記エッジング孔型を孔底中央部に突起を有する形状として被圧延材のウェブ高さ方向に圧下を行いフランジを生成し、造形孔型でウェブ周辺部からコーナー部にかけての領域あるいはウェブ中央部に増肉部を形成した後、ウェブ内法拡幅孔型で該増肉部を圧下しつつウェブ内法拡幅圧延することを特徴とするH形鋼の粗圧延方法である。
【0018】
そして、同一ロールから異なるフランジ幅シリーズや厚みサイズのH形鋼を製造するため、前記造形孔型で圧延を終了するウェブ厚を製品のフランジ幅あるいはフランジ厚に応じて変更し、ウェブ内法拡幅孔型でウェブ内法の拡大を行いつつ、ウェブ厚を圧下することを特徴とするH形鋼の粗圧延方法である。
あるいは、孔型のウェブ内法とフランジ部深さが異なる孔型を少なくとも2つ以上配置し、フランジ幅の大きなサイズを圧延する場合には、フランジ部深さの小さな孔型で圧延する際にウェブと孔型との間に隙間を設けてウェブ内法拡幅圧延した後、フランジ部深さの大きな孔型でコーナー部の未圧下部を圧下しつつウェブ内法拡幅圧延を行い、フランジ幅の小さなサイズを圧延する場合には、フランジ部深さの小さな孔型で圧延する際にウェブと孔型を接触させてフランジ幅圧下とウェブ内法拡幅圧延した後、フランジ部深さの大きな孔型でフランジ幅を圧下することなくウェブ内法拡幅圧延を行うことを特徴とするH形鋼の粗圧延方法である。そのために、1つあるいは複数の拡幅孔型のフランジ部深さを、最終拡幅孔型のフランジ部深さよりも小さくする。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1を用いて本発明について詳細に説明する。図1は、製品のウェブ内法よりも小さいウェブ内法の被圧延材を複数のウェブ内法拡幅孔型に挿通して拡幅するにあたり、孔型の内幅Wが被圧延材のウェブ内法H1よりもαだけ大きい孔型に通材して圧延する場合の噛み込み状態を示している。この場合、垂直線に対する孔型内側面の傾斜角度(以下、「孔型傾斜角度」と称する)θを被圧延材のフランジ内面の傾斜角度(以下、「フランジ傾斜角度」と称する)δよりも小さくすることにより、両者の傾斜角度がほぼ同じ場合の限界拡幅量に比べてウェブ内法拡幅量が大きくても噛み込み角が小さくなり、噛み込みが容易となる。しかも、コーナー部付近の圧下量が他の部位に比べて大きくなるために、ウェブ高さ方向にメタルがスムーズに供給され、定常部では予変形によりロールバイト入側でウェブ内法が増加するため、フランジ内側の接触領域が幾何学的な関係に比べて小さくなり、フランジ内側のスリ下げが生じにくい。また、フランジ幅引けや圧延負荷が小さくなる効果もある。フランジ傾斜角度δを孔型傾斜角度θよりも5〜15°程度大きくすることが望ましいが、この前後でも効果はある。
【0020】
複数の孔型でウェブ内法拡幅を行う場合には、少なくとも1つ以上の拡幅孔型で上記圧延を実施すれば効果がある。上記圧延を1つ以上の孔型で行う場合も最終拡幅孔型を含むことが好ましい。最終拡幅孔型を含むとしたのは、フランジ傾斜角度を小さくした後、再び傾斜角度を大きくしたり、傾斜角度が小さいままで拡幅する場合には、1孔型で拡幅できる拡幅量が小さくなるからである。必要な拡幅量と孔型形状の関係は前述の(1)式を考慮して決定すればよい。
【0021】
2つの孔型でウェブ内法拡幅圧延を行う場合の孔型配置と孔型形状を図2に示す。被圧延材のフランジ傾斜角度と各孔型の孔型傾斜角度の関係で2孔型トータルの限界拡幅量を評価したところ、被圧延材6のフランジ傾斜角度δが小さい場合、図2のように第1孔型21の孔型傾斜角度θ1を被圧延材6のフランジ傾斜角度δよりも大きくしてウェブ内法拡幅圧延をした後、第1孔型21の孔型傾斜角度θ1よりも小さい孔型傾斜角度θ2を有する第2孔型22で圧延した方が、第1孔型での限界拡幅量は小さくなるものの、前述の噛み込み角およびフランジ内側のスリ下げ疵発生の関係から、第2孔型での限界拡幅量が飛躍的に増大して、2孔型トータルでの拡幅量が大きくなることが明らかとなった。
【0022】
なお、この第1孔型でのフランジ傾斜角度の拡大は、被圧延材のフランジ傾斜角度が約20°より小さい場合に特に有効であり、被圧延材のフランジ傾斜角度が特に20°を越えるような場合には、第1孔型でも孔型傾斜角度を被圧延材のフランジ傾斜角度よりも小さくして、ウェブ内法拡幅圧延を行ってもよい。
【0023】
図3には本発明による被圧延材6の断面形状と、ウェブ内法拡幅圧延での噛み込み時の接触領域を示している。通常、ウェブ内法拡幅圧延の段階ではウェブクロップが形成されており、ウェブ内法拡幅量をフランジの噛み込み限界を超えて大きくするためには、図3に網掛け8して示したようにウェブ周辺部からコーナー部にかけての圧下がフランジ内側先端付近の接触(図中の斜線部9)よりも先行して開始するように、被圧延材6のウェブ・フランジ境界部のコーナーRを大きくするか、さらにウェブ中央部付近から端部にかけて徐々に厚みが大きくなるような増肉部7を設けて、ウェブ内法拡幅の際に圧下を行う。一般に、噛み込み後の圧延限界角は、噛み込み時の限界角よりも大きく、ウェブの圧下により被圧延材がロールバイト内に引き込まれると、フランジ内側の噛み込み限界角を大きくできる。増肉部7を圧下することにより、予変形によってロールバイト入側でウェブ内法が拡大してフランジ内側の噛み込み角が小さくなる効果もある。コーナーRおよびウェブ周辺部からコーナー部にかけての増肉部7の適正量は、狙いとするウェブ内法拡幅量により決定すればよい。
【0024】
また、図4のようにウェブ中央部に増肉部10を設けたり、ウェブ全体にわたりウェブ厚を圧下しても同様の効果が得られる。ウェブ中央部に増肉部を設けて、この部分を圧下しつつウェブ内法を拡幅する場合には、定常部ではウェブ内法拡幅によりウェブ高さ方向に引張り力を作用させた状態でウェブ圧下を行うために、ウェブ中央部のメタルがウェブ高さ方向に移動してウェブ内法の拡幅が容易となる効果もある。
さらに、同一ウェブ内法拡幅孔型において、多パス圧延を行うことにより、第2パス以降でウェブ内法が孔型の内幅よりも拡がり、次のウェブ内法拡幅孔型への噛み込みが容易になる。
【0025】
複数のウェブ内法拡幅孔型において、孔型のコーナーRを段階的に小さくするか、あるいはウェブ周辺部からコーナーR部にかけての部分に対応する孔型形状を段階的にフラットに近づけるか、あるいはその両方を行うことにより、前述の増肉部をそれぞれのウェブ内法拡幅孔型で段階的に圧下すれば、すべての拡幅圧延で効果が得られ、トータルの拡幅量がさらに増大する。
【0026】
スラブを素材とした場合の本発明を適用した圧延装置列の代表例を図5に示す。この場合、第1粗圧延機1,第2粗圧延機2、粗ユニバーサル圧延機3とエッジャー圧延機4および仕上げユニバーサル圧延機5で構成されている。前述のウェブ内法拡幅圧延は第2粗圧延機2で行う。それぞれの粗圧延機の孔型例を図6に示す。第1粗圧延機1では、まず孔底中央部に突起11a〜13aを有するエッジング孔型11〜13でスラブをその幅方向に圧下してフランジを生成し、ドッグボーン鋼片とする。その際、大形H形鋼に対応したフランジ肉量を確保するために、ウェブ内法に相当する部分が製品のウェブ内法よりも小さくなるまで圧延を行う。この際、エッジング孔型12、13における突起の底部の幅A2、A3が、スラブの厚みを超えない範囲で大きくするとフランジ生成効率が高くなる。次に、造形孔型14でウェブ厚を圧下し粗形鋼片を造形するが、造形孔型14の内幅Wはドッグボーン鋼片のウェブ内法とほぼ同等か少し大きい程度とし、ウェブ周辺部からコーナー部にかけての部分15は、複数の円弧や直線で構成され、緩やかに傾斜した形状とする。これらの効果によって、ウェブ厚を圧下した際にフランジの肉引けが抑制され、十分なフランジ肉量が確保できる。
【0027】
続いて、第2粗圧延機2には前述の図2と同様な2つのウェブ内法拡幅孔型を配置し、順次ウェブ内法拡幅圧延を行う。ここで、粗形鋼片のフランジ傾斜角度が小さい場合、第1粗圧延機1で造形した粗形鋼片のフランジ傾斜角度よりも孔型傾斜角度θ1を大きくした第1拡幅孔型21で、増肉部を圧下しながらウェブ内法拡幅圧延を行う。続いて、第2拡幅孔型22では孔型傾斜角度θ2を第1拡幅孔型21よりも小さくしてウェブ内法拡幅圧延を行うことにより、大きなウェブ内法拡幅圧延を行うことができる。これにより比較的小さな断面のスラブから1ヒートでウェブ高さやフランジ幅の大きなH形鋼製品を製造可能となる。
【0028】
また、第1粗圧延機1で圧延を終了するウェブ厚を大きくすると、第2粗圧延機2でウェブ内法を拡幅した際にフランジ肉引け量が大きくなり、孔型傾斜角度の大きい第1拡幅孔型21で引き続きウェブ厚の圧下を行うことによりフランジ肉引け量が増大する。逆に、第1粗圧延機で圧延を終了するウェブ厚を小さくすると、粗形鋼片のフランジ肉量が相対的に多くなり、第2粗圧延機でウェブ内法を拡幅した際にもフランジ肉引け量が減少する。このように第1粗圧延機で圧延を終了するウェブ厚を制御することにより、フランジ幅の異なるシリーズや、フランジ厚とウェブ厚の比が広範なサイズの大形H形鋼を同一ロールから製造することができる。
【0029】
連続鋳造したビ−ムブランクや粗圧延した粗形材を加熱して製造する場合には、図5の第2粗圧延機を省略して、第1粗圧延機でウェブ内法拡幅圧延をする。もちろん、第1圧延機と第2粗圧延機の両方を使用して、フランジ傾斜角度の拡大とウェブ内法の拡幅を繰り返すことにより、さらに大きなウェブ内法の拡大ができ、小さな素材からよりウェブ高さやフランジ幅の大きなH形鋼製品を製造することが可能になる。
【0030】
以上は、ウェブ内法拡幅孔型が2つまでの例で説明したが、3つ以上にすればさらに効果があることはもちろんのことである。例えば、ロール胴長制約により、図7のようにウェブ部およびフランジ部を相互に共用し、3つの孔型でウェブ内法拡幅圧延を行う場合にも、ウェブ内法拡幅圧延の被圧延材にはウェブ周辺部からコーナー部にかけて増肉部を付与しておき、被圧延材のフランジ傾斜角度よりも孔型傾斜角度を大きくした第1孔型21で、増肉部を圧下しながらフランジ傾斜角度の増大とウェブ拡幅圧延を行い、続いて第2孔型22と第3孔型23で段階的に孔型傾斜角度を小さくしてウェブ内法拡幅圧延を行うことにより、噛み込み性やフランジ内側のスリ下げ疵の問題を発生することなく、1孔型あたりの拡幅量を大きくして圧延することができる。
【0031】
加えて、図8(a),(b)のように最終孔型を除く一つあるいは複数の孔型、図8(a)では第1孔型21のフランジ部深さD1、図8(b)では第2孔型22のフランジ部深さD2を、それぞれ最終孔型のフランジ深さD2,D3よりも小さくし、その孔型でウェブ内法拡幅圧延を行う際のロール隙を調整することによりフランジ幅圧下量が制御でき、異なるフランジ幅シリーズのH形鋼が同一ロールにより製造できる。
【0032】
具体的には、図8(a)の第1孔型および図8(b)の第2孔型のフランジ部深さを同一ロールで製造するフランジ幅シリーズのうち、最も小さいシリーズに対応させ、フランジ幅の小さいサイズではフランジ幅を大きく圧下し、フランジ幅の大きなサイズではウェブと孔型の間に隙間を設けてウェブ内法拡幅を行う。この場合、最終孔型のフランジ部深さはフランジ幅の最も大きい製品に対応させておき、フランジ幅の小さいサイズを圧延する際には、フランジ幅を圧下することなく、ウェブ内法拡幅圧延を行う。一方、フランジ幅の大きいサイズを圧延する際にはフランジ部深さの小さな孔型で未圧下となったコーナー部を圧下しつつウェブ内法拡幅圧延を行う。また、フランジ幅の大きなサイズをウェブと孔型の間に隙間を設けてウェブ内法拡幅をする際に、フランジ根元部の圧下境界部にスリ下げ疵を発生させないために、被圧延材のコーナー部に間隙に応じた高さを有する傾斜部を前孔型で付与することが好ましい。
【0033】
説明を省略したが、複数のウェブ内法拡幅孔型でウェブ内法を段階的に拡幅圧延する際に、途中の拡幅孔型で粗圧延を終了し、続いてユニバーサル圧延機で圧延を行えば、ウェブ高の異なる大形H形鋼を同一ロールにより製造できることは言うまでもない。また、ウェブ内法が拡幅孔型の中間に当たるウェブ高シリーズを製造する際には、そのシリーズの内法よりも大きい孔型でウェブ内法拡幅圧延を行う際に、孔型胴部のロール隙をウェブ厚に対して大きく設定してフランジ片幅の途中まで拡幅圧延を行い、続くユニバーサル圧延機群で未圧下のコーナー部の圧下を行う。これにより同一ロールで多シリーズの製品を製造できる。
【0034】
【実施例】
本発明の粗圧延方法によりウェブ高およびフランジ幅の大きいH形鋼を製造する場合の実施例について説明する。
<実施例1>
1350幅×250厚スラブを素材として、図5に示す圧延工程により900×400シリーズのH形鋼を製造した。製品のウェブ内法は840mm前後である。第1粗圧延機と第2粗圧延機の孔型配置は図6のとおりであり、第2粗圧延機にはウェブ内法拡幅孔型を2つ配置した。第1粗圧延機のエッジング孔型でウェブ高さ880mmまで圧下し、内幅540mmの造形孔型でウェブ厚を80mmまで圧下した。この際のフランジ傾斜角度は23°であった。造形孔型のウェブ周辺部からコーナー部には、複数のアールで構成される増肉部を設けた。この場合、第1孔型でも孔型傾斜角度を被圧延材のフランジ傾斜角度よりも小さくし、第1孔型は内幅W1=700mm、傾斜角度θ1=18°、第2孔型は内幅W2=820mm、傾斜角度θ2=13°に設定した。それぞれの孔型では、最初のパスで前記増肉部を圧下しつつウェブ内法拡幅圧延を行い、引き続き同一孔型を使用して1〜3パスでウェブ厚を圧下した。次に、粗ユニバーサル圧延工程でウェブ内法の若干の拡幅とフランジ角度および板厚の整形を行い、仕上げユニバーサル圧延機で最終製品とした。この結果、噛み込み不良やスリ下げ疵の発生、フランジ肉量の過不足などもなく良好な製品が製造できた。
【0035】
<実施例2>
1500幅×300厚スラブを素材として、1000×400シリーズのH形鋼を製造した。製品のウェブ内法は940mm前後である。第1粗圧延機と第2粗圧延機の孔型配置は図6のとおりである。第1粗圧延機のエッジング孔型でウェブ高さ980mmまで圧下し、内幅640mmの造形孔型でウェブ厚を80mmまで圧下した。造形孔型のウェブ周辺部からコーナー部には、複数のアールで構成される増肉部を設けた。この場合、第2粗圧延機の第1孔型では傾斜角度を被圧延材のフランジ傾斜角度よりも5°大きくしてウェブ内法を80mm拡幅し、第2孔型では傾斜角度を第1孔型の傾斜角度よりも10°小さくしてウェブ内法を180mm拡幅した。その他は実施例1と同様にして圧延を行い、噛み込み不良やスリ下げ疵の発生、フランジ肉量の過不足などもなく良好な製品が製造できた。
また、第1粗圧延機の圧延終了のウェブ厚を120mmとし、第2粗圧延機でウェブ内法の拡幅とウェブ厚の圧下を行うことによりフランジ肉引け量が増大し、同一ロールから1000×350シリーズのH形鋼が製造できた。さらに、第1拡幅孔型のフランジ部深さを第2拡幅孔型のフランジ部深さに対して25mm小さくし、第1拡幅孔型でフランジ幅を圧下することにより1000×300シリーズが造形でき、同一ロールから1000×400シリーズの造り分けも可能となった。
【0036】
<実施例3>
1500幅×300厚スラブを素材として、1100×400シリーズのH形鋼を製造した。第2粗圧延機には、図7のようにウェブ内法拡幅用孔型を3つ配置し、第1孔型で被圧延材のフランジ傾斜角度を拡大した後、第2、第3孔型で傾斜角度を小さくした。また各孔型で前記増肉部を段階的に圧下しつつウェブ内法拡幅圧延した。そして粗ユニバーサル圧延工程と仕上げユニバーサル圧延機で最終製品にしたところ、良好な製品が製造できた。
なお、実施例1〜3で説明した製品を連続鋳造製のビームブランクを素材として製造する場合には、それぞれの第1粗圧延機で製造した粗形断面とほぼ同じ寸法のビームブランクを準備すれば、第1粗圧延工程を省略し、実施例の第2粗圧延工程におけるウェブ内法拡幅圧延により容易に製造できる。
一方、それぞれ上記実施例と同一寸法のスラブを素材として従来のウェブ内法拡幅圧延方法で製造した場合には、噛み込み性が問題となり、1孔型あたりウェブ内法拡幅量は100mm程度が限界となり、いずれも第2粗圧延機に配置できる拡幅孔型数の制約で、必要なウェブ内法拡幅量が確保できず製品が製造できなかった。このように、従来技術では、1孔型あたりのウェブ内法拡幅量が100mm程度であったのに対し、本発明の技術では実施例にあるように最大180mm程度の拡幅も可能となり、少ない孔型数で目標とするウェブ内法の拡幅ができた。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、特別に大きな素材断面や設備を使用することなく、ウェブ高さとフランジ幅が大きなH形鋼を効率的かつ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるH形鋼のウェブ内法拡幅圧延方法の説明図である。
【図2】本発明における2つの孔型によるウェブ内法拡幅圧延方法の説明図である。
【図3】本発明による増肉部の断面形状と噛み込み状態の説明図である。
【図4】ウェブ中央部に増肉部を形成した被圧延材の概略図である。
【図5】本発明の代表的な圧延装置列である。
【図6】本発明によるスラブを素材とした場合のH形鋼の粗圧延方法についての説明図である。
【図7】ウェブ内法拡幅孔型を多数配置した粗圧延機の孔型図である。
【図8】(a),(b)はフランジ幅の異なる製品を造り分けるための粗圧延機の孔型図である。
【図9】従来の代表的な圧延装置列である。
【図10】従来のH形鋼の粗圧延方法についての説明図である。
【図11】従来のウェブ内法拡幅圧延方法における粗圧延機の孔型図である。
【図12】ウェブ高やフランジ幅の異なるH形鋼を造り分ける粗圧延機の孔型図である。
【図13】ウェブ内法拡幅圧延におけるフランジ内側の噛み込み状態の説明図である。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rough rolling method for H-section steel, and in particular, large H-section steel with a web height or flange width exceeding 800 × 300 is efficient and inexpensive without using a particularly large material section or equipment. The rolling method to manufacture is provided.
[0002]
[Prior art]
For example, as shown in FIG. 9, a manufacturing process of a senior size H-section steel by hot rolling includes a double roughing mill 31 (hereinafter referred to as “rough rolling mill”), a pair of upper and lower horizontal rolls, and a pair of A first rough universal rolling mill group comprising a first rough universal rolling mill 32 having left and right side rolls, an edger rolling mill 33 disposed in the vicinity of the first rough universal rolling mill 32, and a second rough universal rolling The rolling machine is formed by a rolling device array composed of a second rough universal rolling mill group including a mill 34 and an edger rolling mill 35 disposed in the vicinity of the second rough universal rolling mill 34 and a finishing universal rolling mill 36. The
[0003]
As a material of the H-shaped steel, a slab or a beam blank that is generally manufactured by continuous casting is used. When the slab is used as a raw material, the roughing mill 31 is provided with edging hole molds 311 to 313 for reducing in the slab width direction and a shaping hole mold 314 for reducing the web thickness as shown in FIG. The dogbone steel piece 37 is formed by sequentially rolling down the short side of the slab with a plurality of passes from above and below by a plurality of passes by the edging hole molds 311 to 313 having protrusions at the center of the hole mold. At this time, the web inner method Hi is reduced to the outer web method Ho such that the inner method Hi is substantially equal to or slightly smaller than the inner width of the product. Further, the flange width of the dog bone steel piece 37, that is, the hole bottom width B of the third edging hole mold 313 is determined in consideration of the deformation amount of the flange in the shaping hole mold 314 and the universal rolling mill group.
[0004]
Next, the dog bone steel piece 37 is turned 90 ° or 270 ° to reduce the web thickness and shape the flange shape. Here, the inner width Wi and the outer width Wo of the shaping hole mold 314 are substantially equal to the inner web method Hi and the outer web method Ho of the dogbone steel piece 37, and the hole flange portion depth d is the product depth. The length is approximately equal to the length from the web surface to the flange tip (hereinafter referred to as “flange leg length”). The forming hole mold 314 performs reduction in a plurality of passes to form a rough steel piece 38 in which the ratio tf / tw of the flange thickness tf to the web thickness tw and the flange leg length L are substantially close to the product thickness ratio and the flange leg length.
[0005]
In the first and second rough universal rolling mills, the obtained rough shaped steel slab 38 is subjected to thickness reduction in a state in which the reduction ratio of the web and the flange is substantially balanced by the coarse universal rolling mill, and at the edger rolling mill. The flange width is reduced and the flange width and tip shape are shaped. Then, with respect to the material to be rolled which has been shaped to almost the product dimensions, the finishing universal rolling machine 36 makes the flange perpendicular to the web and finishes the thickness to the final dimension.
[0006]
Thus, depending on the product series of H-section steel, the approximate dimensions of the main parts of the H-section steel are almost determined by the roughing mill 31, and the cross-section of the dogbone steel piece 37 is determined from the deformation characteristics of the shaping hole mold. The dimensions are almost determined naturally. The flange width that can be formed by edging rolling is almost determined by the reduction amount in the slab width direction, that is, the difference between the slab width and the outer web method at the end of edging rolling, and the slab width is determined so that the required flange width can be formed by edging rolling. The
[0007]
In recent years, the needs for H-section steels with larger web heights and flange widths have increased with the increase in the height and span of buildings. In order to manufacture such H-section steels, For this reason, a larger slab width is required. Moreover, the dimension of each hole type | mold of the rough rolling mill 1 corresponding to a product dimension becomes large, and the roll trunk | drum length for arrange | positioning the required number of hole types becomes large.
[0008]
For example, in order to produce and roll an H-section steel with a web height of 1000 mm and a flange width of 400 mm by the above rolling method, a slab width of 1800 mm or more and a roll body length of a rough rolling mill of 3300 mm or more are required. In such a facility, the amount of roll lift and the length of the roll body are limited, and it is necessary to modify the facility. On the other hand, a so-called two-heat rolling is also possible, in which a batch mill is required or rough rolling is performed halfway, and then the rolls of the roughing mill are rearranged and reheated to roll the product. High cost and energy loss due to decrease in performance and fuel intensity, and increase in the number of rolls are major problems. As described above, it is difficult to produce an H-section steel having a large web height and a large flange width in a limited material section, roll body length, and number of hole types.
[0009]
In response to these problems, Japanese Patent No. 2534223 proposes a rolling method that expands the web height without reducing the web thickness with three or more shaping hole molds that share the web portion as shown in FIG. ing.
In Japanese Patent Laid-Open No. 2000-271601, a rough rolling material or continuous cast beam blank is shown in FIG. After passing through a roll having a plurality of hole types that share a part of the flange equivalent part, such as adjusting the flange shape and reducing the web thickness, the web height is increased or the web height is reduced, the flange A rolling method has been proposed in which at least one of the width reductions is performed.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the present inventors examined in detail about the widening rolling method of the in-web method in an experiment, the web height was widened by inserting into a hole mold having a larger inner width than the in-web method of the material to be rolled. In this case, generally, the web thickness of the crop portion is smaller than that of the steady portion, so that it is difficult to be crushed. As shown in FIG. Here, the central angle between the straight line m connecting the contact start portion 39 and the roll center O when the material to be rolled is caught and the straight line n vertically lowered from the roll center O is the bite angle ψ, The tangent angle between the material to be rolled and the hole mold is θ (the material to be rolled is locally deformed when it comes into contact, so it can be seen that it is almost equal to the inclination angle of the hole mold), and the direction of the friction force is the roll circumferential speed direction. In order for the material to be rolled to overcome the force pushed back by the roll and be drawn into the roll bite, the following equation is established from the relationship of the force in the rolling direction.
μPcosθ ・ cosψ> Psinθ ・ sinψ
ψ <tan -1 (μ / tanθ) (1)
In fact, it has been found that it becomes difficult to bite suddenly under conditions that exceed this angle.
[0011]
The in-web method represented by Japanese Patent Publication No. 55-30921, Japanese Patent No. 2534223, and Japanese Patent Laid-Open No. 62-50002 widens the in-web method from a small beam blank or coarse pressure material with multiple hole types. The conventional rolling method is intended for H-section steel with a conventional web height of up to about 900 mm and a flange width of 300 mm, that is, a flange leg length of less than 150 mm. Even if the portion and its peripheral portion are brought into contact with each other, the problem that the material does not bite into the roll does not occur because the biting angle is relatively small. However, in the case of a H-shaped steel with a wide flange having a web height of more than 800 mm to about 1200 mm and a flange width of 300 mm, that is, a flange leg length of more than 150 mm. Since the biting angle exceeds the rolling limit when they come into contact with each other, the in-web method widening amount per hole mold cannot be increased. In addition, when biting from the vicinity of the flange tip, the reduction of the flange width becomes large, so that it is difficult to secure the flange width with the H-shaped steel having a large flange width targeted by the present invention.
[0012]
In the technology described in Japanese Patent No. 2534223, there is no special idea in the web widening hole mold shape, and the web height is simply inserted through a hole mold larger than the in-web method of the material to be rolled without reducing the web thickness. If a large in-web widening is performed, the roll starts to come into contact with the flange tip side, the biting angle increases, and not only the biting becomes difficult, but the flange inner surface is lowered to the corner. It is easy to generate folds. For this reason, the amount of widening per hole mold is limited to a small number, and a large number of hole molds are required, or in order not to generate wrinkles, it is necessary to widen the web after making the web thickness very small. There is a problem that the extension length cannot be made sufficiently large, or that the rolling time for each rolling process varies greatly and efficiency is lowered. Moreover, it does not consider about manufacturing the product of a different flange width series by the same roll.
[0013]
In the technique described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-271601, in order to take a plurality of types of steps with the same roll, there is one in-web method widening hole mold disposed on the rough rolled material. In the example, the in-web widening amount is about 100 mm. Therefore, in order to manufacture a product having a large web height, it is necessary to use a beam blank or a slab having a large cross section in advance. Also in this case, when the slab is used as a raw material, there is a problem that a lump mill is necessary due to the roll lift restriction of the rough rolling mill, or two-heat rolling is caused due to the roll body length restriction. In addition, the inclination angle of the flange equivalent part in the first hole type is preferably set to 20 ° or more with respect to the flange length direction. This is because the flange inclination is reduced when the web height is reduced in the third hole type. This is to prevent wrinkles such as folding due to an increase in the flange thickness when the angle is reduced and the flange width is reduced with the fourth hole mold. That is, nothing is mentioned about the conditions related to the in-web method widening rolling, and there is no special contrivance.
[0014]
The present invention breaks through such problems and limitations of the prior art, and provides a rough rolling that efficiently and inexpensively produces a product with a large cross section within the limited slab width, beam blank cross section and rolling equipment that can be used at present. A method is provided.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention provides a method for rough rolling of an H-section steel in which the in-web method is wide-rolled by a hole mold, and the inclination angle of the inner surface with respect to the vertical line of at least one wide-hole hole mold is measured before rolling with the hole mold. It is a rough rolling method for H-section steel, characterized in that it is formed smaller than the flange inclination angle of the rolled material and is subjected to in-web widening rolling.
[0016]
Further, according to the present invention, in the rough rolling method of the H-section steel in which the in-web method is sequentially widened by a plurality of hole molds, the inclination angle of the inner surface of the hole mold with respect to the vertical line is formed larger than the flange inclination angle of the material to be rolled. After rolling with the first hole mold, expanding the flange inclination angle and widening the in-web method, the inclination angle of the inner surface with respect to the vertical line of at least one wide hole mold is the same as that before rolling with the hole mold. It is a rough rolling method for H-section steel, characterized in that it is formed smaller than the flange inclination angle of the rolled material and is subjected to in-web widening rolling.
[0017]
In addition, in order to perform large in-web method widening, a thickened portion is provided in the area from the web periphery to the corner of the material to be rolled in the in-web widening rolling or in the center of the web, and the thickened portion is reduced. However, the method is characterized by carrying out in-web widening rolling.
Furthermore, the present invention provides a method for forming an in-web method with a widened hole mold after forming a rough steel slab having a smaller in-web method than the in-web method of the product by an edging hole mold and a shaping hole mold arranged in a rough rolling mill. In the rough rolling method of H-section steel for widening rolling, the edging hole mold is formed into a shape having a protrusion in the center of the hole bottom, and the flange is formed by reducing the roll in the web height direction of the rolled material. The H-section steel is characterized by forming a thickened portion in the region from the corner portion to the corner portion or in the central portion of the web, and then rolling in the web by expanding the thickened portion with the in-web widened hole mold. It is a rough rolling method.
[0018]
And in order to produce different flange width series and thickness H-shaped steel from the same roll, the web thickness for finishing rolling with the shaping hole mold is changed according to the flange width or flange thickness of the product, A rough rolling method for H-section steel, characterized in that the thickness of the web is reduced while expanding the in-web method with a hole mold.
Alternatively, when at least two or more hole molds having different flange depths from the hole inner web method are arranged and rolled with a large flange width, when rolling with a hole mold with a small flange depth. After in-web widening rolling with a gap between the web and the hole mold, in-web widening rolling is performed while rolling down the uncompressed lower part of the corner with a hole mold having a large flange depth. When rolling a small size, after rolling with a hole mold with a small flange depth, contact the web with the hole mold and perform flange width reduction and in-web widening rolling, then a hole mold with a large flange depth. In this method, the in-web widening rolling is performed without reducing the flange width. Therefore, the flange part depth of one or a plurality of widening hole types is made smaller than the flange part depth of the final widening hole type.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail with reference to FIG. FIG. 1 shows that when a material to be rolled in the web smaller than the method in the web of the product is inserted and widened through a plurality of in-web widened hole molds, the inner width W of the hole mold is the in-web method of the rolled material. The drawing shows the state of biting when rolling through a hole mold that is larger than α by α. In this case, the inclination angle θ of the inner surface of the hole mold with respect to the vertical line (hereinafter referred to as “hole inclination angle”) θ is greater than the inclination angle of the inner surface of the flange of the material to be rolled (hereinafter referred to as “flange inclination angle”) δ. By making it smaller, the biting angle becomes smaller and the biting becomes easy even if the in-web method widening amount is larger than the limit widening amount when both the inclination angles are substantially the same. Moreover, since the amount of reduction in the vicinity of the corner portion is larger than in other parts, the metal is smoothly supplied in the web height direction, and in the steady portion, the web internal method increases on the roll bite entry side due to pre-deformation. The contact area on the inner side of the flange becomes smaller than the geometrical relationship, and it is difficult for the inner surface of the flange to be lowered. In addition, there is an effect of reducing the flange width reduction and rolling load. Although it is desirable to make the flange inclination angle δ larger by about 5 to 15 ° than the hole inclination angle θ, there is an effect before and after this.
[0020]
When performing in-web method widening with a plurality of hole molds, it is effective if the rolling is performed with at least one or more widened hole molds. Even when the rolling is performed with one or more hole molds, it is preferable to include a final widened hole mold. The reason for including the final widened hole mold is that after the flange inclination angle is reduced, the inclination angle is increased again, or when the inclination angle is kept small, the widening amount that can be widened by the single hole mold is reduced. Because. The relationship between the necessary widening amount and the hole shape may be determined in consideration of the above-described equation (1).
[0021]
FIG. 2 shows a hole arrangement and a hole shape when performing in-web method widening rolling with two hole molds. When the limit widening amount of the two-hole type is evaluated based on the relationship between the flange inclination angle of the material to be rolled and the hole inclination angle of each hole type, when the flange inclination angle δ of the material to be rolled 6 is small, as shown in FIG. A hole smaller than the hole inclination angle θ1 of the first hole mold 21 after the in-web widening rolling is performed with the hole inclination angle θ1 of the first hole mold 21 larger than the flange inclination angle δ of the material 6 to be rolled. Although rolling with the second hole mold 22 having the mold inclination angle θ2 has a smaller limit widening amount in the first hole mold, the second is due to the relationship between the bite angle and the occurrence of the lowering wrinkle inside the flange. It has been clarified that the limit widening amount in the hole type greatly increases and the total widening amount in the two hole type increases.
[0022]
The expansion of the flange inclination angle in the first hole mold is particularly effective when the flange inclination angle of the material to be rolled is smaller than about 20 °, and the flange inclination angle of the material to be rolled exceeds 20 ° in particular. In such a case, in-web widening rolling may be performed with the hole inclination angle smaller than the flange inclination angle of the material to be rolled even in the first hole mold.
[0023]
FIG. 3 shows the cross-sectional shape of the material 6 to be rolled according to the present invention and the contact area at the time of biting in the in-web widening rolling. Usually, a web crop is formed at the stage of in-web method widening rolling, and in order to increase the in-web method widening amount beyond the bite limit of the flange, as shown by shading 8 in FIG. The corner R of the web / flange boundary portion of the material 6 to be rolled is enlarged so that the reduction from the web peripheral portion to the corner portion starts before the contact (shaded portion 9 in the figure) near the flange inner end. In addition, a thickened portion 7 is provided so that the thickness gradually increases from the vicinity of the center to the end of the web, and the reduction is performed during the in-web widening. In general, the rolling limit angle after biting is larger than the limit angle at the time of biting, and the biting limit angle inside the flange can be increased when the material to be rolled is drawn into the roll bite by web reduction. By rolling down the thickened portion 7, there is also an effect that the internal web method is enlarged on the roll bite entry side by pre-deformation and the biting angle inside the flange is reduced. The appropriate amount of the thickened portion 7 from the corner R and the peripheral portion of the web to the corner portion may be determined by the targeted in-web widening amount.
[0024]
Moreover, the same effect is acquired even if the thickening part 10 is provided in the center part of a web like FIG. 4, or web thickness is reduced over the whole web. When a thickened part is provided at the center of the web and the inner web method is widened while this part is being reduced, the web reduction is performed in the stationary part while a tensile force is applied in the web height direction by the inner web method. Therefore, there is an effect that the metal at the center of the web moves in the web height direction and the widening of the web inner method becomes easy.
Further, by performing multi-pass rolling in the same in-web method widened hole mold, the web inner method is expanded beyond the inner width of the hole mold in the second pass and the subsequent in-web inward widened hole mold is bitten. It becomes easy.
[0025]
In a plurality of in-web widening hole molds, the hole corner R is gradually reduced, or the hole shape corresponding to the portion from the web peripheral part to the corner R part is gradually flattened, or By performing both of them, if the above-mentioned thickened portion is stepped down by the in-web method widening hole type, the effect is obtained in all widening rolling, and the total widening amount is further increased.
[0026]
FIG. 5 shows a typical example of a rolling device array to which the present invention is applied when a slab is used as a material. In this case, the first rough rolling mill 1, the second rough rolling mill 2, the rough universal rolling mill 3, the edger rolling mill 4 and the finishing universal rolling mill 5 are configured. The above-mentioned in-web method widening rolling is performed by the second roughing mill 2. An example of the hole type of each roughing mill is shown in FIG. In the 1st rough rolling mill 1, first, a slab is crushed in the width direction by the edging hole molds 11 to 13 having the protrusions 11a to 13a at the center of the hole bottom, a flange is generated, and a dog bone steel piece is obtained. At that time, in order to secure the flange thickness corresponding to the large H-section steel, rolling is performed until the portion corresponding to the in-web method becomes smaller than the in-web method of the product. At this time, if the widths A2 and A3 of the bottoms of the protrusions in the edging hole molds 12 and 13 are increased within a range not exceeding the thickness of the slab, the flange generation efficiency is increased. Next, the web thickness is reduced with the shaping hole mold 14 to form a rough steel slab, and the inner width W of the shaping hole mold 14 is set to be approximately equal to or slightly larger than the web inner method of the dog bone steel slab. The part 15 from the part to the corner part is composed of a plurality of arcs and straight lines and has a gently inclined shape. By these effects, when the web thickness is reduced, the shrinkage of the flange is suppressed, and a sufficient flange thickness can be secured.
[0027]
Subsequently, two in-web method widening hole molds similar to those in FIG. 2 described above are arranged in the second rough rolling mill 2, and in-web method widening rolling is sequentially performed. Here, when the flange inclination angle of the rough steel slab is small, the first widened hole mold 21 in which the hole inclination angle θ1 is larger than the flange inclination angle of the rough steel slab formed by the first rough rolling mill 1, In-web widening rolling is performed while rolling down the thickened part. Subsequently, in the second widened hole mold 22, large in-web method widening rolling can be performed by performing the in-web method widening rolling with the hole inclination angle θ 2 smaller than that in the first widened hole mold 21. This makes it possible to manufacture an H-shaped steel product having a large web height and flange width in one heat from a slab having a relatively small cross section.
[0028]
Moreover, if the web thickness which complete | finishes rolling with the 1st rough rolling mill 1 is enlarged, when the web internal method is widened with the 2nd rough rolling mill 2, the amount of flange wall shrinkage will become large, and the 1st with a large hole-type inclination angle. By continuously reducing the web thickness with the widened hole mold 21, the amount of flange wall shrinkage increases. On the contrary, if the web thickness at which the rolling is finished with the first roughing mill is reduced, the flange thickness of the rough shaped steel slab is relatively increased, and the flange is also increased when the inner web method is widened with the second roughing mill. The amount of meat shrinkage decreases. By controlling the web thickness at the end of rolling in the first roughing mill in this way, series with different flange widths and large H-section steels with a wide ratio of flange thickness to web thickness are manufactured from the same roll. can do.
[0029]
When a continuously cast beam blank or a rough rolled rough shape is heated and manufactured, the second rough rolling machine in FIG. 5 is omitted, and in-web widening is performed by the first rough rolling machine. Of course, by using both the first rolling mill and the second rough rolling mill, the enlargement of the flange inclination angle and the widening of the in-web method can be repeated, so that the in-web method can be further expanded. It becomes possible to manufacture H-shaped steel products having a large height and flange width.
[0030]
The above has been described with an example of up to two in-web widening hole molds, but it goes without saying that more than three in-web method widening hole types are more effective. For example, due to the roll body length restriction, even when the web part and the flange part are shared with each other as shown in FIG. Is a first hole mold 21 in which a thickened part is provided from the web peripheral part to the corner part, and the hole inclination angle is larger than the flange inclination angle of the material to be rolled. Increase in width and web widening rolling, and then in-web method widening rolling with the second hole mold 22 and the third hole mold 23 gradually decreasing the hole inclination angle, the biting property and the inside of the flange It is possible to perform rolling while increasing the amount of widening per hole mold without causing the problem of the lowering wrinkles.
[0031]
In addition, as shown in FIGS. 8A and 8B, one or a plurality of hole types excluding the final hole type, in FIG. 8A, the flange portion depth D1 of the first hole type 21 is shown in FIG. ), The flange depth D2 of the second hole mold 22 is made smaller than the flange depths D2 and D3 of the final hole mold, respectively, and the roll gap is adjusted when performing in-web method widening rolling with the hole mold. Can control the amount of flange width reduction, and different flange width series H-section steel can be manufactured with the same roll.
[0032]
Specifically, the flange depth of the first hole mold of FIG. 8 (a) and the second hole mold of FIG. 8 (b) is made to correspond to the smallest series among the flange width series manufactured with the same roll, When the flange width is small, the flange width is greatly reduced, and when the flange width is large, a gap is provided between the web and the hole mold to increase the width in the web. In this case, the depth of the flange part of the final hole mold is made to correspond to the product with the largest flange width, and when rolling a small flange width size, the in-web widening rolling is performed without reducing the flange width. Do. On the other hand, when rolling a size having a large flange width, the in-web widening rolling is performed while rolling down the uncompressed corner portion with a hole mold having a small flange depth. In addition, when expanding the width of the flange with a large gap between the web and the hole mold, the corner of the material to be rolled is used to prevent generation of a freckle at the rolling boundary of the flange base. It is preferable to provide the front part with an inclined part having a height corresponding to the gap.
[0033]
Although the explanation was omitted, when rolling the web inner method stepwise with a plurality of in-web method widening hole molds, if rough rolling is finished with the intermediate widening hole mold and then rolling is performed with a universal rolling mill Needless to say, large H-section steels having different web heights can be produced by the same roll. In addition, when manufacturing a web height series in which the inner web method is in the middle of the wide hole mold, the roll gap of the bore body is reduced when the inner web widening rolling is performed with a larger hole mold than the inner method of the series. Is set to be larger than the web thickness, and the widening rolling is performed to the middle of the flange piece width, and the unrolled corner portion is reduced by the subsequent universal rolling mill group. This makes it possible to manufacture multi-series products with the same roll.
[0034]
【Example】
An example in the case of manufacturing an H-section steel having a large web height and a large flange width by the rough rolling method of the present invention will be described.
<Example 1>
Using a 1350 width × 250 slab as a raw material, a 900 × 400 series H-section steel was manufactured by the rolling process shown in FIG. The in-web method of the product is around 840mm. The hole arrangement of the first rough rolling mill and the second rough rolling mill is as shown in FIG. 6, and two in-web widening hole molds were arranged in the second rough rolling mill. The edging hole mold of the first rough rolling mill was used to reduce the web height to 880 mm, and the web thickness was reduced to 80 mm using a molding hole mold having an inner width of 540 mm. The flange inclination angle at this time was 23 °. A thickened portion composed of a plurality of rounds was provided from the periphery of the shaped hole type web to the corner portion. In this case, even in the first hole mold, the hole inclination angle is made smaller than the flange inclination angle of the material to be rolled, the first hole mold has an inner width W1 = 700 mm, the inclination angle θ1 = 18 °, and the second hole mold has an inner width. W2 = 820 mm and inclination angle θ2 = 13 ° were set. In each hole type, in-web method widening rolling was performed while reducing the increased thickness portion in the first pass, and subsequently the web thickness was reduced in 1 to 3 passes using the same hole type. Next, in the coarse universal rolling process, the web inner method was slightly widened, the flange angle and the plate thickness were shaped, and the finished universal rolling mill was used as the final product. As a result, it was possible to produce a good product without any biting failure, generation of flaws for lowering the threads, and excessive or insufficient flange thickness.
[0035]
<Example 2>
Using a 1500 width x 300 thickness slab as a raw material, a 1000 x 400 series H-section steel was manufactured. The product web internal law is around 940mm. The hole type arrangement of the first roughing mill and the second roughing mill is as shown in FIG. The web height was reduced to 980 mm with an edging hole mold of the first rough rolling mill, and the web thickness was reduced to 80 mm with a shaping hole mold having an inner width of 640 mm. A thickened portion composed of a plurality of rounds was provided from the periphery of the shaped hole type web to the corner portion. In this case, in the first hole type of the second roughing mill, the inclination angle is 5 ° larger than the flange inclination angle of the material to be rolled to widen the inner web method by 80 mm, and in the second hole type, the inclination angle is set to the first hole type. The in-web method was widened 180 mm by making it 10 ° smaller than the mold inclination angle. Other than that, rolling was carried out in the same manner as in Example 1, and a good product could be produced without the occurrence of biting defects, generation of fretting down flaws, excess or deficiency of the flange thickness.
Also, the web thickness at the end of rolling in the first roughing mill is set to 120 mm, and the width of the flange in the web is increased and the web thickness is reduced by the second roughing mill. 350 series H-section steel was manufactured. Furthermore, by reducing the flange depth of the first widened hole mold by 25mm compared to the flange width of the second widened hole mold and reducing the flange width with the first widened hole mold, the 1000x300 series can be formed. Also, it is possible to make 1000 × 400 series from the same roll.
[0036]
<Example 3>
1100 x 400 series H-section steel was manufactured using 1500 width x 300 thickness slabs. In the second rough rolling mill, three in-web method widening hole molds are arranged as shown in FIG. 7, and after the flange inclination angle of the material to be rolled is expanded by the first hole mold, the second and third hole molds are formed. The tilt angle was reduced. Further, in-web widening rolling was performed while stepping down the increased thickness portion in each hole mold. And when it was made into a final product by the rough universal rolling process and the finishing universal rolling mill, a good product could be manufactured.
In addition, when manufacturing the product demonstrated in Examples 1-3 using the beam blank made from continuous casting as a raw material, the beam blank of the substantially same dimension as the rough-shaped cross section manufactured with each 1st rough rolling mill should be prepared. For example, the first rough rolling step can be omitted and the web can be easily manufactured by in-web method widening rolling in the second rough rolling step of the embodiment.
On the other hand, when the slabs having the same dimensions as the above-mentioned examples are produced by the conventional in-web widening rolling method, the biting property becomes a problem, and the in-web widening amount per hole mold is limited to about 100 mm. In both cases, because of the restriction on the number of widening hole types that can be arranged in the second roughing mill, the required in-web method widening amount could not be ensured and the product could not be manufactured. As described above, in the prior art, the in-web method widening amount per hole mold was about 100 mm, but the technique of the present invention enables widening up to about 180 mm as in the embodiment, and the small number of holes We have widened the target in-web method by the number of types.
[0037]
【The invention's effect】
According to the present invention, an H-section steel having a large web height and a large flange width can be efficiently and inexpensively manufactured without using a particularly large material section or equipment.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view of an in-web widening rolling method for H-section steel according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of an in-web widening rolling method using two hole molds according to the present invention.
FIG. 3 is an explanatory view of a cross-sectional shape and a biting state of a thickened portion according to the present invention.
FIG. 4 is a schematic view of a material to be rolled with a thickened portion formed at the center of the web.
FIG. 5 is a representative rolling device train of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory view of a rough rolling method for H-section steel using a slab according to the present invention as a raw material.
FIG. 7 is a hole diagram of a roughing mill in which a number of in-web method widening hole molds are arranged.
FIGS. 8A and 8B are hole diagrams of a roughing mill for separately producing products having different flange widths.
FIG. 9 shows a conventional representative rolling device array.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a conventional rough rolling method for H-section steel.
FIG. 11 is a hole diagram of a roughing mill in a conventional in-web widening rolling method.
FIG. 12 is a hole pattern diagram of a roughing mill that separates H-section steels having different web heights and flange widths.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a state of biting inside the flange in the in-web method widening rolling.

Claims (8)

孔型によりウエブ内法を拡幅圧延するH形鋼の粗圧延方法において、少なくとも1つの拡幅孔型の鉛直線に対する内側面の傾斜角度を当該孔型で圧延する前の被圧延材のフランジ傾斜角度よりも小さく形成し、式(1)の関係でフランジ内側から孔型が接触開始する状態でウエブ内法拡幅圧延することを特徴とするH形鋼の粗圧延方法。
ψ<tan-1(μ/tanθ)・・・(1)
ここで、被圧延材が噛み込んだときの接触開始部とロール中心を結ぶ直線とロール中心から垂直に下ろした直線に挟まれる中心角を噛み込み角ψ、孔型の傾斜角度θ、摩擦係数μである。
In the rough rolling method of H-section steel, in which the in-web method is widened by a hole mold, the inclination angle of the inner surface with respect to the vertical line of at least one wide hole mold is the flange inclination angle of the material to be rolled before rolling with the hole mold. A method of rough rolling of H-section steel, characterized in that the method is in- web widening rolling in a state where the hole mold starts to contact from the inside of the flange according to the relationship of formula (1) .
ψ <tan −1 (μ / tan θ) (1)
Here, the central angle between the straight line connecting the contact start portion and the roll center when the material to be rolled is caught and the straight line vertically lowered from the roll center is the bite angle ψ, the hole inclination angle θ, the friction coefficient μ.
複数の孔型によりウエブ内法を順次拡幅圧延するH形鋼の粗圧延方法において、鉛直線に対する孔型内側面の傾斜角度を被圧延材のフランジ傾斜角度よりも大きく形成した第1孔型で圧延し、フランジ傾斜角度を拡大し、かつウエブ内法を拡幅した後、少なくとも1つの拡幅孔型の鉛直線に対する内側面の傾斜角度を当該孔型で圧延する前の被圧延材のフランジ傾斜角度よりも小さく形成し、式(1)の関係でフランジ内側から孔型が接触開始する状態でウエブ内法拡幅圧延することを特徴とするH形鋼の粗圧延方法。
ψ<tan-1(μ/tanθ)・・・(1)
ここで、被圧延材が噛み込んだときの接触開始部とロール中心を結ぶ直線とロール中心から垂直に下ろした直線に挟まれる中心角を噛み込み角ψ、孔型の傾斜角度θ、摩擦係数μである。
In the rough rolling method of H-section steel, in which the in-web method is sequentially widened and rolled by a plurality of hole molds, the first hole mold in which the inclination angle of the inner surface of the hole mold with respect to the vertical line is larger than the flange inclination angle of the material to be rolled. After rolling, expanding the flange inclination angle, and widening the in-web method, the inclination angle of the inner surface with respect to the vertical line of at least one wide hole mold is the flange inclination angle of the material to be rolled before rolling with the hole mold. A method of rough rolling of H-section steel, characterized in that the method is in- web widening rolling in a state where the hole mold starts to contact from the inside of the flange according to the relationship of formula (1) .
ψ <tan −1 (μ / tan θ) (1)
Here, the central angle between the straight line connecting the contact start portion and the roll center when the material to be rolled is caught and the straight line vertically lowered from the roll center is the bite angle ψ, the hole inclination angle θ, the friction coefficient μ.
ウエブ内法拡幅圧延における被圧延材のウエブ周辺部からコーナー部にかけての領域あるいはウエブ中央部に増肉部を設け、ウエブ内法拡幅孔型で該増肉部を圧下しつつウエブ内法を拡幅圧延することを特徴とする請求項1または2記載のH形鋼の粗圧延方法。In the in-web method widening rolling, a thickened part is provided in the area from the periphery of the web to the corner of the material to be rolled or in the center of the web, and the in-web method is widened while rolling down the thickened part with the in- web method widening hole type. The rough rolling method for H-section steel according to claim 1 or 2, wherein the rolling is performed. 粗圧延機に配置したエッジング孔型と造形孔型により、ウエブ内法が製品のウエブ内法より小さい粗形鋼片を造形した後、拡幅孔型でウエブ内法を拡幅圧延するH形鋼の粗圧延方法において、前記エッジング孔型を孔底中央部に突起を有する形状として被圧延材のウエブ高さ方向に圧下を行いフランジを生成し、造形孔型でウエブ周辺部からコーナー部にかけての領域あるいはウエブ中央部に増肉部を形成した後、ウエブ内法拡幅孔型で該増肉部を圧下しつつウエブ内法拡幅圧延することを特徴とする請求項1または2記載のH形鋼の粗圧延方法。  An H-shaped steel that is subjected to widening rolling in the in-web method using a widened hole mold after forming a rough steel slab having a smaller in-web method than the in-web method of the product by an edging hole mold and a shaping hole mold disposed in a rough rolling mill. In the rough rolling method, the edging hole mold is formed in a shape having a protrusion in the center of the hole bottom to reduce the rolled material in the web height direction to generate a flange, and the area from the web peripheral part to the corner part with the modeling hole mold Alternatively, after the thickened portion is formed in the center of the web, the in-web method widening rolling is performed while the thickened portion is being reduced by an in-web method widening hole mold. Rough rolling method. 前記造形孔型で圧延を終了するウエブ厚を製品のフランジ幅あるいはフランジ厚に応じて変更し、ウエブ内法拡幅孔型でウエブ内法の拡大を行いつつ、ウエブ厚を圧下することを特徴とする請求項4記載のH形鋼の粗圧延方法。  The web thickness at which rolling is finished with the shaping hole mold is changed according to the flange width or flange thickness of the product, and the web thickness is reduced while the in-web method is expanded with the in-web method widening hole mold. The rough rolling method of the H-section steel according to claim 4. 複数の孔型によりウエブ内法を順次拡幅圧延するH形鋼の粗圧延方法において、孔型のウエブ内法とフランジ深さが異なる孔型を少なくとも2つ以上配置し、フランジ幅の大きなサイズを圧延する場合には、フランジ部深さの小さな孔型で圧延する際にウエブと孔型との間に隙間を設けてウエブ内法拡幅圧延した後、フランジ部深さの大きな孔型でコーナー部の未圧下部を圧下しつつウエブ内法拡幅圧延を行い、フランジ幅の小さなサイズを圧延する場合には、フランジ部深さの小さな孔型で圧延する際にウエブと孔型を接触させてフランジ幅圧下とウエブ内法拡幅圧延した後、フランジ部深さの大きな孔型でフランジ幅を圧下することなくウエブ内法拡幅圧延を行うことを特徴とするH形鋼の粗圧延方法。  In the rough rolling method for H-section steel, in which the in-web method is sequentially widened and rolled by a plurality of perforations, at least two perforations with different flange depths from the perforation in-web method are arranged to increase the size of the flange. In the case of rolling, when rolling with a hole mold with a small flange part depth, a gap is provided between the web and the hole mold, and then in-web widening rolling is performed, and then a corner part with a hole mold with a large flange part depth is provided. When rolling in the web while rolling down the uncompressed lower part of the web and rolling a small flange width, when rolling with a hole mold with a small flange depth, the web and the hole mold are brought into contact with the flange. A rough rolling method for H-section steel, characterized by performing in-web method widening rolling without reducing the flange width with a hole mold having a large flange depth after width reduction and in-web widening rolling. 孔型のウエブ内法とフランジ深さが異なる孔型を少なくとも2つ以上配置し、フランジ幅の大きなサイズを圧延する場合には、フランジ部深さの小さな孔型で圧延する際にウエブと孔型との間に隙間を設けてウエブ内法拡幅圧延した後、フランジ深さの大きな孔型でコーナー部の未圧下部を圧下しつつウエブ内法拡幅圧延を行い、フランジ幅の小さなサイズを圧延する場合には、フランジ部深さの小さな孔型で圧延する際にウエブと孔型を接触させてフランジ幅圧下とウエブ内法拡幅圧延した後、フランジ部深さの大きな孔型でフランジ幅を圧下することなくウエブ内法拡幅圧延を行うことを特徴とする請求項1〜5の何れかの項に記載のH形鋼の粗圧延方法。  If there are at least two hole molds with different flange depths from the inner diameter method of the hole mold and rolling with a large flange width, when rolling with a hole mold with a small flange depth, the web and hole After in-web widening rolling with a gap between the mold, in-web widening rolling while rolling down the uncompressed lower portion of the corner with a hole mold with a large flange depth, rolling to a smaller flange width When rolling with a hole mold with a small flange depth, contact the web and the hole mold to reduce the flange width and widen in the web, and then increase the flange width with a hole mold with a large flange depth. 6. The rough rolling method for H-section steel according to any one of claims 1 to 5, wherein in-web widening rolling is performed without reduction. 1つあるいは複数の拡幅孔型のフランジ部深さを、最終拡幅孔型のフランジ部深さよりも小さくすることを特徴とする請求項6または7記載のH形鋼の粗圧延方法。  The rough rolling method for H-section steel according to claim 6 or 7, wherein the flange portion depth of one or a plurality of widened hole molds is made smaller than the flange depth of the final widened hole mold.
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