JP3768693B2 - Iodine laser equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、化学反応により発生させた励起酸素のエネルギーからレーザ光を得るヨウ素レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヨウ素レーザ装置は、ヨウ素をレーザ媒質に用いて過酸化水素の持つエネルギーをレーザ光として取り出すものである。
例えば、塩素ガスと過酸化水素を反応させて発生させた励起酸素中にヨウ素を注入して反応ガスとし、レーザ共振器に導くことにより、
が進行して、波長1.315μmの近赤外レーザ光が得られる(*は、励起状態を示す)。
【0003】
今日、市場の要求から、高出力かつ小型のヨウ素レーザ装置が要望されている。このため、レーザ共振器に供給する反応ガスの流速を、音速以上または数100m/sの高速とすることにより出力を高める方法が実用化されている。この場合、超高速ノズルと呼ばれるガス流速増速機構により、レーザ共振器に供給する反応ガスの流速が高められる。なお、超高速ノズルにより反応ガスの流速を高めるためには、ノズルの前段における反応ガスの圧力を、例えば、20Torr以上の高圧にする必要がある。このことから、励起酸素発生器内にヘリウムガスや窒素ガスといった不活性ガスを添加することにより、反応ガスの圧力が20Torr以上に維持される。
【0004】
その一方で、反応ガスの流速を高めることは、反応ガスのガス流がレーザ共振器と交差する位置すなわちレーザ発振領域あるいはその近傍における反応ガスの圧力を低下させることに他ならない。このため、レーザ共振器のレーザ発振領域を通過した反応ガスの圧力を回復させる(高める)ために、ディフューザと呼ばれる圧力回復(上昇)機構が設けられ、レーザ発振領域を通過する反応ガスの圧力が維持される。なお、ディフューザにより圧力が回復された反応ガスは、後段に配置される排気ブロワ装置(主としてルーツ型)および真空ポンプにより大気圧に戻され、排気される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、レーザ出力を高めるために、レーザ共振器のレーザ発振領域を通過する反応ガスの流速を音速または数100m/sに設定することは、レーザ発振領域を通過した反応ガスの圧力を著しく低下させることから、ディフューザ装置を用いたとしても、レーザ発振領域を通過した直後の反応ガスの圧力は、超高速ノズルの前段の反応ガスの圧力に比較して20%程度に低下してしまう(20%より高い圧力に回復できない)。このため、排気ブロワ装置には、非常に大きな容量すなわち吸い出し能力が要求される。
【0006】
しかしながら、容量の大きな排気ブロワ装置は、大型かつ高価であり、しかも後段に接続される真空ポンプに対しても大きな容量すなわち吸引能力を要求する問題がある。なお、当然のことながら、容量の大きな真空ポンプは非常に高価である。また、排気ブロワ装置が排気する反応ガスの量に比例して反応ガスの使用量(消費量もしくは劣化度合い)も増大するため、ランニングコストも増大することになる。その一方で、ディフューザ装置、排気ブロワ装置および真空ポンプがヨウ素レーザ装置全体の大きさに占める割合は、容量の大きさに関連して増大されることから、レーザ出力を高めることとレーザ装置を小型化するすることを同時に達成することは、非常に困難である。
この発明の目的は、レーザ出力が高く、小型でランニングコストの低いヨウ素レーザ装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した問題点に基づきなされたもので、過酸化水素と塩素ガスとを反応させて励起酸素を発生させる励起酸素発生器により供給される励起酸素にヨウ素を注入した反応ガスをレーザ共振器へ導く導入ダクトと、レーザ共振器と交差する位置でレーザ光の出力に寄与した反応ガスを排出する排出ダクトと、を有するヨウ素レーザ装置において、前記排出ダクトは、前記導入ダクトを流れる前記反応ガスの圧力を、前記反応ガスがレーザ共振器と交差する位置またはその近傍で10Torr以上および前記反応ガスの流速を、前記反応ガスがレーザ共振器と交差する位置またはその近傍で150m/s以下に維持しつつ前記反応ガスを前記排出ダクトに導入可能であることを特徴とするヨウ素レーザ装置を提供するものである。
【0009】
またこの発明のヨウ素レーザ装置は、反応ガスがレーザ共振器と交差する位置またはその近傍における前記反応ガスの圧力は、前記励起酸素発生器により発生される励起酸素の圧力に等しいか僅かに低いことを特徴とする。
【0011】
さらにこの発明のヨウ素レーザ装置は、排出ダクトの排出側すなわち反応ガスがレーザ共振器と交差する位置と反対側に定義される排出ダクトの端部に、ターボブロワ装置および真空ポンプ装置が順に接続されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の実施の形態である化学励起−ヨウ素レーザ装置(Chemical Oxygen Iodine Laser :COIL)の一例を示す概略図である。
【0013】
図1に示されるように、ヨウ素レーザ装置100は、ヨウ素(I)をレーザ媒体に用いてレーザ光を出力するレーザ共振器10、レーザ共振器10の軸線方向と直交する方向からレーザ共振器10に反応ガスを供給するとともにレーザ共振器10との交差部すなわちレーザ発振領域10aにおいてレーザ光の出力(発振)に寄与した反応ガスを後段に接続される排気ダクトに向けて誘導する高圧ガス流路(反応ガスダクト)12、反応ガスに利用される励起酸素を発生する励起酸素発生器14、励起酸素発生器14からレーザ共振器10に向けて供給される励起酸素にヨウ素を注入するヨウ素インジェクタ(ヨウ素注入部)16、レーザ共振器10のレーザ発振領域10aにおいてレーザ共振器10内を反復移動される光ビーム(レーザ光)にエネルギーを移乗した反応ガスを排気して回収する排気機構18からなる。
【0014】
反応ガスダクト12は、励起酸素発生器14に接続され、励起酸素発生器14で発生された励起酸素をレーザ共振器10に向けて案内する励起酸素取込部12aおよびレーザ発振器10の発振領域10aを通過した反応ガスを排気機構18側へ誘導する反応ガス排出部12bを含み、ヨウ素インジェクタ16からのヨウ素が励起酸素取込部12aに注入されることにより、過酸化水素を塩素により励起して得た励起酸素を反応ガスとしてレーザ共振器10のレーザ発振領域10aに案内する。なお、ヨウ素インジェクタ16には、図示しないバッファガス供給部が併設されており、励起酸素にヨウ素を注入した反応ガスに、例えば、ヘリウム(He)または窒素(H2 )もしくはアルゴン(Ar)のいづれかのバッファガスが所定圧力で供給(混合)される。
【0015】
励起酸素発生器14は、例えば、20Torrの真空に対してリークの無い容器14aに過酸化水素導入部14bと塩素ガス導入部14cと励起酸素出力部14dとが設けられた密閉容器であって、過酸化水素導入部14bに接続された図示しないアルカリ性過酸化水素水溶液タンクから供給されるアルカリ性過酸化水素水溶液に、図示しない塩素ガスボンベから供給される所定圧力の塩素ガスを接触反応させることにより、
で示される化学反応の結果として、過酸化水素の持つエネルギーを励起酸素O2 * として取り出す。なお、発生された励起酸素O2 * は、励起酸素出力部14dから反応ガスダクト12の励起酸素取込部12aに導入され、上述したバッファガスおよびヨウ素が混合されて、反応ガスとなる。
【0016】
以下に、図1に示したヨウ素レーザ装置における反応ガスの流れについて詳細に説明する。
所定量および圧力の塩素ガスおよび過酸化水素水溶液が、励起酸素発生器14に注入される。なお、このとき、励起酸素発生器14のガス圧力は、10〜20Torrの任意の圧力とする。
【0017】
励起酸素発生器14において発生された励起酸素には、反応ガスダクト12で上述したバッファガスとヨウ素が混合される。なお、このとき、反応ガスの圧力は、バッファガスの流量および圧力が適正化されることにより、励起酸素発生器14内の圧力に概ね等しいか僅かに低い圧力に維持される。また、反応ガスの流速は、反応ガスの圧力を不所望に低下させることのない、例えば、50〜150m/sのうちの任意の速度に設定される。
【0018】
反応ガスダクト12を通ってレーザ共振器10のレーザ発振領域10aに案内された反応ガスは、レーザ発振領域10aと交差する際に、図1において紙面と直交する方向にレーザ共振器10内を反復移動する光ビーム(レーザ光)に励起酸素のエネルギーを移乗して排出部12b側へ通過(排気)される。なお、このとき、レーザ発振領域10aを通過する反応ガスの圧力は、反応ガスの流速との関係から、励起酸素発生器14から出力された直後すなわちヨウ素インジェクタ16によりヨウ素が注入された時点の圧力と概ね等しいか僅かに低い圧力が確保されている。
【0019】
レーザ発振領域10aを横切ることでレーザ光の出力に寄与した反応ガスは、反応ガスダクト12のガス排出部12bを通って、排気機構18に誘導される。
排気機構18は、先に説明したルーツ型の排気ブロワ装置に比較して小型で、レーザ装置の大きさを支配する要因とはなりにくいターボブロワ装置20および真空ポンプ22を経由して排気ダクト24に導かれて、排気される。すなわち、レーザ発振領域10aを通過する反応ガスの圧力は、ヨウ素インジェクタ16によりヨウ素が注入された時点の圧力と概ね等しいか僅かに低い圧力であるから、周知のルーツ型の排気ブロワ装置に比較して大きさの小さいターボブロワ装置が利用可能であり、また、反応ガスの流速が音速に比較して、最大で1/2程度であるから、反応ガスの圧力を回復させるためのディフューザ装置も不要となる。従って、排気機構18に、レーザ光の出力に寄与した反応ガスを案内する排出部12bに要求される長さ(距離)が低減され、結果として、ヨウ素レーザ装置の大きさが低減される。なお、図1に示した排気機構を周知のルーツ型ブロワ装置とディフューザ機構とにより構成したとすれば、レーザ共振器10より後段側の大きさは、少なくとも2倍以上になることが認められる。また、反応ガス(レーザガス)を10Torr以上の高圧かつ150m/s以下の速度で流しているので、結果としてレーザ共振器10において非常に短い距離で反応ガスからエネルギーを光ビーム(レーザ光)に取り出すことが可能になることから、レーザ共振器10の構造が小型で単純なものでレーザ光の利用に適した小さなビーム径で取り出すことができる。
【0020】
以上説明したように、この発明のヨウ素レーザ装置によれば、レーザ共振器との交差部でエネルギーがレーザ光として取り出された反応ガスを、音速に比較して概ね1/2程度の流速かつ励起酸素発生器から供給される圧力に対する変動量が僅かな状態で排出機構のターボ型ブロワ装置20へ導入可能であるから、反応ガスの排気のために要求される排気機構の大きさおよび排気機構に用いられるブロワ装置の大きさが低減される。また、反応ガスに利用されるバッファガス及びヨウ素ガスの量も低減されることから、ランニングコストが抑制される。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のヨウ素レーザ装置は、ヨウ素ガスとバッファガスが注入された励起酸素流すなわち反応ガスの圧力および流速を低減することなくレーザ共振器に導くことにより、排気系の排気効率を向上させることができる。これにより、レーザ共振器と排気系との間に要求されるレーザ装置の構成要素の大きさを低減できる。
【0022】
また、レーザ装置の運転に必要なヨウ素ガスやバッファガスすなわち高価な材料の消費量を抑制できる。従って、運転コストが低減される。
さらに、要求されるレーザ光の断面ビーム径に対応して小さな断面ビーム径のレーザ光を容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態であるヨウ素レーザ装置の一例を示す概略図。
【符号の説明】
100 ・・・ヨウ素レーザ装置、
10 ・・・レーザ共振器、
12 ・・・反応ガスダクト(高圧ガス流路)、
12a・・・励起酸素取込部(高圧ガス流路)、
12b・・・反応ガス排出部(高圧ガス流路)、
14 ・・・励起酸素発生器、
14a・・・真空容器、
14b・・・過酸化水素流入部、
14c・・・塩素ガス流入部、
14d・・・励起酸素出力部、
16 ・・・ヨウ素注入部(ヨウ素インジェクタ)、
18 ・・・排気機構、
20 ・・・排気ターボブロワ、
22 ・・・排気ポンプ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an iodine laser device that obtains laser light from the energy of excited oxygen generated by a chemical reaction.
[0002]
[Prior art]
The iodine laser device uses iodine as a laser medium to extract the energy of hydrogen peroxide as laser light.
For example, iodine is injected into excited oxygen generated by reacting chlorine gas and hydrogen peroxide to form a reactive gas, which is then led to a laser resonator.
As a result, near-infrared laser light having a wavelength of 1.315 μm is obtained (* indicates an excited state).
[0003]
Today, high power and small iodine laser devices are required due to market demands. For this reason, a method has been put to practical use in which the flow rate of the reaction gas supplied to the laser resonator is set to be higher than the sound speed or several hundreds m / s to increase the output. In this case, the flow rate of the reaction gas supplied to the laser resonator is increased by a gas flow rate speed increasing mechanism called an ultra-high speed nozzle. Note that, in order to increase the flow rate of the reaction gas using the ultra-high speed nozzle, the pressure of the reaction gas in the front stage of the nozzle needs to be set to a high pressure of 20 Torr or more, for example. From this, the pressure of the reaction gas is maintained at 20 Torr or more by adding an inert gas such as helium gas or nitrogen gas into the excited oxygen generator.
[0004]
On the other hand, increasing the flow rate of the reaction gas is nothing but reducing the pressure of the reaction gas at the position where the gas flow of the reaction gas intersects the laser resonator, that is, at or near the laser oscillation region. Therefore, in order to recover (increase) the pressure of the reaction gas that has passed through the laser oscillation region of the laser resonator, a pressure recovery (rise) mechanism called a diffuser is provided, and the pressure of the reaction gas that passes through the laser oscillation region is reduced. Maintained. The reaction gas whose pressure has been recovered by the diffuser is returned to the atmospheric pressure by an exhaust blower device (mainly a roots type) and a vacuum pump disposed in the subsequent stage and exhausted.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to increase the laser output, setting the flow velocity of the reaction gas passing through the laser oscillation region of the laser resonator to the sonic speed or several hundred m / s significantly reduces the pressure of the reaction gas passing through the laser oscillation region. Therefore, even if the diffuser device is used, the pressure of the reaction gas immediately after passing through the laser oscillation region is reduced to about 20% compared to the pressure of the reaction gas upstream of the ultra-high speed nozzle (20% Can't recover to higher pressure). For this reason, the exhaust blower device is required to have a very large capacity, that is, a suction capacity.
[0006]
However, the exhaust blower apparatus having a large capacity is large and expensive, and there is a problem that a large capacity, that is, a suction capacity is required even for a vacuum pump connected to a subsequent stage. Of course, a large-capacity vacuum pump is very expensive. Further, since the amount of reaction gas used (consumption amount or degree of deterioration) increases in proportion to the amount of reaction gas exhausted by the exhaust blower device, the running cost also increases. On the other hand, the proportion of the diffuser device, exhaust blower device and vacuum pump in the total size of the iodine laser device is increased in relation to the size of the capacity, so that the laser output is increased and the laser device is made smaller. It is very difficult to achieve simultaneously.
An object of the present invention is to provide an iodine laser device having a high laser output, a small size and a low running cost.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made on the basis of the above-mentioned problems, and a laser is used as a reactive gas obtained by injecting iodine into excited oxygen supplied by an excited oxygen generator that reacts hydrogen peroxide with chlorine gas to generate excited oxygen. In the iodine laser device having an introduction duct that leads to a resonator and a discharge duct that discharges a reactive gas that contributed to the output of laser light at a position that intersects the laser resonator, the discharge duct flows through the introduction duct The pressure of the reaction gas is 10 Torr or more at the position where the reaction gas intersects the laser resonator or in the vicinity thereof, and the flow velocity of the reaction gas is 150 m / s or less at the position where the reaction gas intersects the laser resonator or in the vicinity thereof. The iodine laser device is characterized in that the reaction gas can be introduced into the discharge duct while maintaining the temperature.
[0009]
The iodine laser apparatus of this invention, the pressure of the reaction gas at the location or near the reaction gas crosses the laser cavity, equal squid slightly lower the pressure of the excited oxygen generated by the excited oxygen generator and wherein a call.
[0011]
Furthermore, in the iodine laser device of the present invention, a turbo blower device and a vacuum pump device are connected in order to the end of the discharge duct defined on the discharge side of the discharge duct, that is, the side opposite to the position where the reaction gas intersects the laser resonator. It is characterized by being.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic diagram showing an example of a chemical excitation-iodine laser apparatus (COIL) according to an embodiment of the present invention.
[0013]
As shown in FIG. 1, the
[0014]
The
[0015]
The
As a result of the chemical reaction indicated by the above, the energy of hydrogen peroxide is extracted as excited oxygen O 2 * . The generated excited oxygen O 2 * is introduced from the excited
[0016]
Below, the flow of the reactive gas in the iodine laser apparatus shown in FIG. 1 will be described in detail.
A predetermined amount and pressure of chlorine gas and an aqueous hydrogen peroxide solution are injected into the
[0017]
The buffer gas and iodine described above are mixed in the
[0018]
The reaction gas guided to the
[0019]
The reaction gas that has contributed to the output of the laser light by crossing the
The
[0020]
As described above, according to the iodine laser device of the present invention, the reaction gas whose energy is extracted as the laser beam at the intersection with the laser resonator is excited at a flow velocity of about ½ compared with the speed of sound. Since the fluctuation amount with respect to the pressure supplied from the oxygen generator can be introduced into the turbo
[0021]
【The invention's effect】
As described above, the iodine laser device according to the present invention introduces the exhaust gas in the exhaust system by introducing the excited oxygen flow into which the iodine gas and the buffer gas are injected, that is, the pressure and flow velocity of the reaction gas into the laser resonator. Efficiency can be improved. Thereby, the size of the constituent elements of the laser device required between the laser resonator and the exhaust system can be reduced.
[0022]
In addition, consumption of iodine gas and buffer gas necessary for the operation of the laser device, that is, expensive materials can be suppressed. Therefore, the operation cost is reduced.
Furthermore, it is possible to easily extract laser light having a small cross-sectional beam diameter corresponding to the required cross-sectional beam diameter of the laser light.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing an example of an iodine laser device according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
100: iodine laser device,
10: Laser resonator,
12 ... Reaction gas duct (high-pressure gas flow path),
12a ... excited oxygen intake part (high pressure gas flow path),
12b ... Reaction gas discharge part (high pressure gas flow path),
14: Excited oxygen generator,
14a ... vacuum vessel,
14b ... hydrogen peroxide inflow part,
14c ... Chlorine gas inflow part,
14d: Excited oxygen output unit,
16 ... iodine injection part (iodine injector),
18 ... exhaust mechanism,
20: Exhaust turbo blower,
22: Exhaust pump.
Claims (3)
前記排出ダクトは、前記導入ダクトを流れる前記反応ガスの圧力を、前記反応ガスがレーザ共振器と交差する位置またはその近傍で10Torr以上および前記反応ガスの流速を、前記反応ガスがレーザ共振器と交差する位置またはその近傍で150m/s以下に維持しつつ前記反応ガスを前記排出ダクトに導入可能であることを特徴とするヨウ素レーザ装置。An introduction duct for introducing a reactive gas obtained by injecting iodine into excited oxygen supplied by an excited oxygen generator that reacts hydrogen peroxide with chlorine gas to generate excited oxygen, and a position intersecting the laser resonator. In an iodine laser device having a discharge duct that discharges a reactive gas that contributed to the output of laser light at
The discharge duct has a pressure of the reaction gas flowing through the introduction duct, a pressure of 10 Torr or more at a position where the reaction gas intersects with the laser resonator or in the vicinity thereof, and a flow velocity of the reaction gas. An iodine laser device characterized in that the reaction gas can be introduced into the discharge duct while maintaining the crossing position or the vicinity thereof at 150 m / s or less .
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