JP3768410B2 - Press machine and method for deep drawing - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイとブランクホルダとにより固定された加工対象物を深絞り加工する深絞り加工用のプレス機械及び方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、プレス機械を用いた深絞り加工方法として、加工対象物であるブランク(例えば、板状のアルミ材)を、プレス機械のダイとブランクホルダとで固定し、ブランクホルダにしわ押さえ力を与えながらパンチを下降、上昇させることにより、ブランクを、例えば、円筒形状に成形する手法が知られている。
【0003】
このような深絞り加工を行う場合、その生産性を高めるためには、プレス機械のパンチスピードを速くする必要があるが、パンチスピードを高めると、加工対象物の破断の発生の可能性が高まり、加工が困難になるという問題が発生する。
【0004】
従って、従来の深絞り加工では、破断が発生することがないことが保証された速度範囲内でプレス加工を行なっていたため、生産性を高める上で限界があった。
【0005】
また、パンチスピードを可変させて、深絞り加工する手法の検討も行われていたが、この種の従来の手法では、破断の発生するリスクが理論上高いと考えられる条件をさけて、パンチスピードを可変制御していたため、スピード制御のための演算が複雑となり、しかも、今ひとつ成形品の生産性を高めることができないという問題があった。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、良好な成形品の生産性を高めることが可能な深絞り加工用のプレス機械及び方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)前記目的を達成するため、本発明は、
ダイとブランクホルダとにより固定された加工対象物をパンチスピードを可変させて深絞り加工する深絞り加工用のプレス機械において、
加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表すように解析を行って求められる理想加工曲線のデータと、実測により求められる加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表す実測加工曲線と前記理想加工曲線との偏差に関連付けされた評価関数から得られる評価関数データと、を含むファジー制御用基礎データを加工対象物の種別及び種別に関連付けられた加工条件の少なくともいずれか一方の項目毎にデータベースとして記憶する手段と、
実加工時に実測された加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関係を取得するとともに、上記データベースから加工対象物の上記項目に適合するファジー制御用基礎データを特定し、特定された基礎データに含まれる理想加工曲線のデータと前記実測データとの偏差に関連付けた実時間評価データを求め、求めた実時間評価データと特定された基礎データに含まれる評価関数データとに基づき、上記パンチの絞りスピードをフィードバック制御する制御手段と、
を含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の深絞り加工方法は、
ダイとブランクホルダとにより固定された加工対象物をパンチスピードを可変させて深絞り加工するプレス機械を用いた深絞り加工方法において、
加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表すように解析を行って求められる理想加工曲線のデータと、実測により求められる加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表す実測加工曲線と前記理想加工曲線との偏差に関連付けされた評価関数から得られる評価関数データと、を含むファジー制御用基礎データを加工対象物の種別及び種別に関連付けられた加工条件の少なくともいずれか一方の項目毎にデータベースとして記憶しておき、
実加工時に実測された加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関係を取得するとともに、上記データベースから加工対象物の項目に適合するファジー制御用基礎データを特定し、特定された基礎データに含まれる理想加工曲線のデータと前記実測データとの偏差に関連付けた実時間評価データを求め、求めた実時間評価データと特定された基礎データに含まれる評価関数データとに基づき、上記パンチの絞りスピードをフィードバック制御することを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明が適用される深絞り加工用のプログラムは、
加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表すように解析を行って求められる理想加工曲線のデータと、実測により求められる加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表す実測加工曲線と前記理想加工曲線との偏差に関連付けされた評価関数から得られる評価関数データと、を含むファジー制御用基礎データが、加工対象物の種別及び種別に関連付けられた加工条件の少なくともいずれか一方の項目毎に構築されたデータベースのデータに基づき、ダイとブランクホルダとにより固定された加工対象物をパンチスピードを可変させて深絞り加工するようにプレス機械をコンピュータに制御させる、前記コンピュータに読み取り可能なプログラムであって、
実加工時に実測された加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関係を取得するとともに、上記データベースから加工対象物の項目に適合するファジー制御用基礎データを特定し、特定された基礎データに含まれる理想加工曲線のデータと前記実測データとの偏差に関連付けた実時間評価データを求め、求めた実時間評価データと特定された基礎データに含まれる評価関数データとに基づき、上記パンチの絞りスピードをフィードバック制御する制御手段、
を実現する。
【0010】
前記プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することが好ましい。
【0011】
ここにおいて、加工対象物は、例えば、材料及びその他の種別条件によりその種別が特定される。
【0012】
また、前記加工条件としては、例えば、材料の板厚、大きさ、加工温度、潤滑剤、しわ押さえ力、工具形状及びその他の条件等がある。
【0013】
本発明によれば、加工対象物の種別及び種別に関連付けられた加工条件の少なくともいずれか一方の項目毎に、予めファジー制御用基礎データを求め、これをデータベースとして記憶しておく。
【0014】
前記ファジー制御用基礎データは、理想加工曲線のデータ及び評価関数データを含んで構成される。
【0015】
ここで理想加工曲線は、例えば、所定の設定条件(例えば、板厚不変、体積一定等)に基づいた有限要素解析により求められるものであり、加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表す。
【0016】
また、実測加工曲線は、実測により求められるものであり、加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表すものである。例えば、パンチスピードをパラメータとし、パラメータであるスピードを次第に上げながら複数の実測加工曲線を求めていくと、スピードがある上限値となったときに加工対象物の加工が完了する前に加工対象物に破断が発生する。本発明では、このときのスピードをパラメータとして得られた実測加工曲線を、ここでいう実測加工曲線として用いても良い。
【0017】
ファジー制御用の評価関数は、破断に関する評価関数として用いられるものであり、具体的には、前記実測加工曲線と理想加工曲線との偏差に関連付けられた関数として求められる。評価関数データは、例えば、評価関数の最小値及び最大値として求められる。
【0018】
そして、本発明においては、加工対象物を実際に加工する場合に、センサ等を用いて加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関係をリアルタイムで測定し、この測定データを取得する。
【0019】
そして、前記データベースから、加工対象物の項目に適合するファジー制御用基礎データを特定し、特定したファジー制御用基礎データと前記実測データとを用いて、パンチスピードをフィードバック制御する。
【0020】
具体的には、特定された基礎データに含まれる理想加工曲線のデータと、実測されたデータとの偏差に関連付けた実時間評価データをリアルタイムで求める。
【0021】
そして、求めた実時間評価データと、ファジー制御用基礎データに含まれる前記評価関数とに基づき、パンチの絞りスピードをフィードバック制御する。
【0022】
以上の構成を採用することにより、本発明によれば、加工対象物を深絞り加工する際に、加工対象物を破断させることなくその生産性を高めるようにパンチスピードを最適スピードにフィードバック制御することができ、良好な成形品の生産性を高めた深絞り加工を実現することが可能となる。
【0023】
特に、本発明によれば、加工対象物の種別や、種別に関連付けられた上述したパンチの絞りスピードを除く加工条件に合わせた最適スピードに、パンチの絞りスピードをフィードバック制御できるため、作業者の熟練度等に影響されることなく、良好な成形品の生産性を高めることが可能なプレス機械を用いた深絞り加工を実現することが可能となる。
【0024】
(2)また、本発明において、
前記ファジー制御用基礎データは、
加工対象物の種別及び加工条件毎にデータベース化され、
前記制御手段は、
上記データベースから加工対象物の種別及び加工条件に適合するファジー制御用基礎データを特定し、上記パンチの絞りスピードをフィードバック制御を行うことを特徴とする。
【0025】
このように、加工対象物の種別及び加工条件(パンチの絞りスピードを除く)毎にファジー制御用基礎データをデータベース化しておくことにより、加工対象物の種別が異なった場合でも、またその加工条件が異なった場合でも、最適なファジー制御基礎データを選択し、当該種別及び加工条件に合わせた最適スピードに、パンチの絞りスピードをフィードバック制御することができる。
【0026】
特に、本発明によれば、多品種、少量生産を行う場合に、これらの製品をその品質を損なうことなく効率よく生産することが可能となる。
【0027】
(3)また、本発明において、
前記フィードバック制御が、前記評価関数データに基づいて作成されたファジー推論規則に従ってファジー推論により行われることを特徴とする。
【0028】
このようなファジー推論により行われるフィードバック制御の手法としては、必要に応じて各種の手法を採用することができる。
【0029】
例えば、このような手法の1つとして、
前記評価関数データは、
前記実測加工曲線と前記理想加工曲線との偏差を表す第1の評価関数から得られる第1の評価関数データと、
前記第1の評価関数を微分して得られる第2の評価関数から得られる第2の評価関数データとを含み、
前記フィードバック制御が、前記第1及び第2の評価関数データに基づいて作成されたファジー推論規則に従ってファジー推論により行われることを特徴とする手法を採用してもよい。ここで第1,第2の評価関数データとして、例えば、第1,第2の評価関数の最小値,最大値を用いても良い。
【0030】
また、前記フィードバック制御が、前記第1及び第2の評価関数データ及びこれらを用いたメンバーシップ関数に基づいて作成されたファジー推論規則に従ってファジー推論により行われるという手法を採用してもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0032】
(1) プレス機械の概略
図1には、本実施の形態に係る深絞り加工用のプレス機械の概略が示されている。本実施の形態のプレス機械は、板状に形成された加工対象物であるブランク20を用い、底付きの容器を形成するものであり、具体的には、所定のダイ孔12を有するダイ10と、パンチ14とを含んで構成される。
【0033】
そして、前記ブランク20は、ブランクホルダ30によりダイ10上に所望のしわ押さえ力Hで保持固定される。
【0034】
この状態で、図1(A)、(B)、(C)に示すように、パンチ14を所与の絞りスピードVで下降することにより、ブランク20をダイ孔12の形状に沿ってカップ形状に深絞り加工し、カップ形状をした成形品を生成する。
【0035】
このとき、パンチ14の絞りスピードVが低いと、成形品の生産効率が低くなる。このため、加工途中でブランク20に破断が発生しない範囲内で、パンチ14の絞りスピードVをできるだけ高く設定することが好ましい。
【0036】
本実施の形態の特徴は、ブランク20の実際の加工時に、ブランク20の引き込み量r及びパンチストロークSをリアルタイム測定し、この測定値に基づきファジー推論の手法を用いて、パンチ14の絞りスピードVをフィードバック制御することにある。
【0037】
特に、本実施の形態では、予めブランク20の種類及び加工条件毎に、ファジー制御用基礎データを作成してこれをデータベース化して記憶しておき、実際に加工するブランク20の種類及び加工条件に合わせて最適なファジー制御用基礎データを読み出し、これを利用してブランク20に破断を発生させることなく効率良く深絞り加工を実現するように、パンチの絞りスピードVをフィードバック制御する構成を採用する。
【0038】
図3には、本実施の形態に係るプレス機械の速度制御特性と、従来の手法を用いたプレス機械の速度制御特性の比較例が示されている。
【0039】
同図において、横軸は、ブランク20の絞り加工の進行の程度を引き込み量rの関数として表したものであり、具体的には、図4(A)に示すように、絞り加工開始からのブランク20の引き込み量rと、パンチ14の半径Rpとの比をΔDR*=r/Rpと定義し、その値を記載している。
【0040】
縦軸は、ΔDR*に対応するパンチ14の絞り加工スピードVを表す。
【0041】
図中、100で示す一点鎖線で囲まれた領域は、ブランク20に対する絞り加工時に、ブランク20に対し破断が発生する危険性の高いエリアを表すものであり、これを解析上の破断限界エリアという。
【0042】
従来の、パンチ絞りスピードVを一定とする手法では、この解析上の破断限界エリア100を避けるようにパンチスピードVを、図中110aで示すように設定する。すなわち、この限界エリア100を避けた上限値にパンチスピードVを設定し、加工物の生産効率を上げるように配慮している。
【0043】
パンチスピードVを、この上限値110a以上の値、例えば、図中110bで示すような値に設定すると、絞り加工時の途中の図中×印で示す個所において、加工中のブランク20に破断が発生してしまう。
【0044】
これに対し、本実施の形態のファジー推論の手法を用いたパンチスピードのフィードバック制御を行うと、同一のブランク20に対し同一の加工条件の元において、パンチの絞りスピードVを図中120で示すように可変制御することができ、しかもこのようにパンチスピードVが解析上の破断限界エリア100内の値を取った場合でも、ブランク20を実際に破断させることなく良好に絞り加工成形可能であることが確認された。
【0045】
このように、本実施形態の手法によれば、従来、ブランク20の絞り加工中における破断を避けるために避けざるを得なかった分析上の破断限界エリア100内においても、パンチスピードVを後述するファジー推論の手法を用いてフィードバック可変制御することにより、破断を発生させることなく、ブランク20を効率良くかつ良好に生産可能であることが確認され、従って、本実施の形態によれば、プレス加工品の品質を維持したままその生産効率を高めることが可能となる。
【0046】
特に、本実施の形態の手法では、プレス加工品の多品種少量生産を行う場合でも、使用するブランク20の種別及び加工条件に適合したファジー制御用基礎データを用いることにより、この多品種少量生産を品質を維持しつつ高い生産効率で実現可能である。
【0047】
(2)本実施の形態のファジー制御のための原理
以下に、本実施の形態のファジー制御のための原理を説明する。
【0048】
まず加工対象物であるブランク20の種別及び加工条件を変えながら、加工対象物の種別及び加工条件毎にファジー制御用基礎データを求め、これをデータベース化する手法について説明し、次にこのデータベースを用い、実際に加工対象物を加工成形する手法について説明する。
【0049】
(データベースの構築)
加工対象物であるブランク20の種別毎に、当該ブランク20をその加工条件で絞り加工制御し、このとき得られるデータ及び有限要素解析の手法を用いてファジー制御用基礎データを生成する。このようなファジー制御用基礎データの生成を、ブランク20の種別及び加工条件を変えて繰り返して行い、これをデータベース化する。
【0050】
第1段階
まず、対象となる種別のブランク20に対して、その板厚、体積を一定と仮定する。そして、深絞り加工時のブランク20のフランジ端からの流入量rに対するパラメータΔDR*及びパンチストロークSを変数として、有限要素解析(FEN)の手法を用い、図5(A)に示す理想加工曲線200を求める。
【0051】
ここで、ΔDR*は、図4(A)に示すように、ブランク20のフランジ端からの流入量(引き込み量)rを、パンチ14の半径RPで無次元化したパラメータである。
【0052】
第2段階
次に、図4(B)に示すように、ブランク20を一定のパンチスピードVで実際にプレス絞り加工し、このときのΔDR*とパンチストロークSとの関連付けを表す実測加工曲線210を求める。この実測加工曲線210は、パンチスピードVを一定にして深絞り加工した際の、ΔDR*とパンチストロークSとの関係を表す実測データである。この実測加工曲線210は、スピードVをパラメータとして複数求める。
【0053】
パンチスピードVを高くすればするほど、実測加工曲線は210a、210b、210c,210dで表すように、理想加工曲線200から離れていく。
【0054】
図4(B)において、270は、ブランク20の絞り加工時に、ブランク20に破断の発生するリスクが高いエリアを表す。従って、パンチスピードVをパラメータとして、このパラメータである速度Vを次第に上げて実測加工曲線210を求めていくと、絞り加工速度Vがある上限値となった時点で、加工成形が完了する前にブランク20に破断が発生する。このときの速度Vをパラメータとして得られた実測加工曲線210を、図5(A)に示すように、第1の評価関数φを求めるための実測加工曲線230として用いる。
【0055】
第3段階
図5(A)に示すように、前記第1段階で求めた理想加工曲線200と、第2段階で求めた実測加工曲線230との偏差φを、破断の危険度を示す第1の評価関数φとして求める。
【0056】
そして、この評価関数φの最小値をφaとして求め、実測加工曲線230に従ってパンチストロークSを大きくしてみたときに、ブランク20に破断が発生する破断発生ポイント272の位置における評価関数φを、φbとして求める。
【0057】
本実施の形態において、この第1の評価関数φから得られるφa、φbを第1の評価関数データと定義する。
【0058】
そして、このようにして求めた第1の評価関数データφa、φbに基づき、図5(C)、図6(A)に示す破断危険度を評価するための入力側メンバーシップ関数μφを生成し、このメンバーシップ関数μφを用いて後述する破断の評価を行う。
【0059】
第4段階
さらに、評価の信頼性を向上させるために、前述した第3段階で求めた第1の評価関数φの微分値φ´を第2の評価関数として求め、さらにその微分値φ´の最小値φ´a及び最大値φ´bを求め、これらを第2の評価関数データと定義する。
【0060】
そして、このようにして求めた第2の評価関数データφ´a、φ´bに基づき、図5(C)、図6(B)に示す破断危険度を評価するための入力側メンバーシップ関数μφ´を生成し、これを用いて破断の評価を行う。
【0061】
評価関数φが大きくなるほどこの危険度が増加し、φbと一致するときが、危険度最大となる。逆にφaと一致する場合は、危険度が最小となる。
【0062】
また、φの微分成分φ´は、加工中のパンチスピードが破断危険度の高い方向(φb方向)あるいは低い方向(φa方向)のいずれの方向に変化しているかを表しており、φ´がφb´と一致するときは危険度最大となり、φa´と一致するときが危険度最小となる。
【0063】
これら図6(A)(または図5(C))に示すメンバーシップ関数と、図6(B)(または図5(C))に示すメンバーシップ関数を組み合わせた評価を行うことにより、本実施の形態では、実加工時におけるブランク20の破断の危険度をより正確に評価することができる。
【0064】
なお、理解を容易なものとするため、図5(C)、図6及び図7(A)、図8にそれぞれメンバーシップ関数を図示するが、これらの内容は基本的に同一である。
【0065】
第5段階
以上のように、第1〜第4段階で求めた理想加工曲線200、第1の評価関数φ、その最小値φa及び最大値φbを表す第1の評価関数データ、第2の評価関数φ´、その最小値φ´a及び最大値φ´bを表す第2の評価関数データ、これら第1及び第2の評価関数データからそれぞれのメンバーシップ関数μφ、μφ´を生成するためのデータを、ファジー制御用基礎データとして、ブランク20の種別及び加工条件に関連付けてデータベース化して図2に示す記憶手段40へ記憶する。
【0066】
以上のように、第1〜第5の段階の処理を繰り返して行い、各種材料のブランク20毎に、その加工条件を変えて、ファジー制御用基礎データを求め、このようにして求めたデータに基づき構築したデータベースを記憶手段40に予め記憶する。
【0067】
(ファジー推論規則)
次に、前述したように求めたブランク20の種別及び加工条件毎に対応付けられたファジー制御用基礎データを用い、実際の加工時に、パンチ14の絞りスピードVをフィードバックするためのファジー推論規則について説明する。
【0068】
第1段階
記憶手段40に記憶されたデータベースから、実際に加工するブランク20の種別及び加工条件に対応付けられたファジー制御用基礎データを読み出し、図7(A)(図6(A)、(B))に示す第1の評価関数に基づくメンバーシップ関数μφと、第2の評価関数に基づく入力側メンバーシップ関数μφ´を用意する。
【0069】
第2段階
ブランク20を、その加工条件に従って図1に示すように実際に絞り加工する際に、図4(A)に示すパンチストロークS及びブランク20の引き込み量rをリアルタイム測定する。
【0070】
そして、引き込み量rと、パンチ14の半径RPとからΔDR*=r/RPを演算し、この演算値ΔDR*に対応付けられた理想加工曲線200上におけるパンチストロークSと、実測により得られたパンチストロークSとの偏差φを第1の実時間評価データとして求める。
【0071】
さらに、この第1の実時間評価データφの微分値φ´を第2の実時間評価データとして求める。
【0072】
第3段階
図7(B)には、このようにして求めた実時間評価データφ、φ´から、パンチ絞りスピードVの変化量ΔVを推定する、If−thenルールが示されている。
【0073】
図7(B)において、左側のif(φ、φ´)は、このファジー推論規則の入力条件を表し、右側のthen(ΔV)はその出力を表しており、その値は、具体的には図7(C)の出力制御用メンバーシップ関数の出力に反映される。
【0074】
例えば、実測により求められた第1、第2の実時間評価データが図8に示すようなφ、φ´である場合を想定する。この場合、図7(B)に示すif−thenルールの入力側メンバーシップ関数の面積を求める。具体的には、図8に示すように、実時間評価データφ、φ´によって特定される入力側メンバーシップ関数μφ、μφ´の300−1、300−2、300−3、300−4の三角形の面積をAφL、AφS、Aφ´L、Aφ´Sとして求める。
【0075】
第4段階
次に、前述したように求めた各三角形の面積である各部分ファジー集合(AφL、Aφ´L、AφS、Aφ´S)の面積を算出し、if−thenルールに従って、図9に示すように、出力値決定用のメンバーシップ関数に代入する。
【0076】
すなわち、図8に示す入力側メンバーシップ関数の面積を図9に示す出力側メンバーシップ関数に代入する。図9において、出力値決定用メンバーシップ関数のΔVLL、ΔVLS、ΔVSL、ΔVSSの代入エリアは、400−1、400−2、400−3、400−4で示す領域となる。
【0077】
これら各領域400−1、400−2、400−3、400−4の面積は、ALL、ALS、ASL、ASSである。
【0078】
具体的には、以下の式で表される。
ALL=AφL+Aφ´L
ALS=AφL+Aφ´S
ASL=AφS+Aφ´L
ASS=AφS+Aφ´S
【0079】
次に、出力値決定用のメンバーシップ関数に代入された部分ファジー集合(エリア400−1〜400−4の面積)から重心法によりパンチスピードの制御値ΔVを求める。
【0080】
本実施の形態では、図9に示す出力値決定用メンバーシップ関数の各エリア400−1〜400−4の面積a、重心gを求め、次式に基づきこのエリア400の重心位置をフィードバック制御される速度Vの可変量ΔVとして演算により求める。
【0081】
ΔV=Σangn/Σan
(Σan=ALL∪ALS∪ASL∪ASS)
【0082】
なお、anは出力値決定用メンバーシップ関数の部分ファジー集合を任意に分割した領域の面積、gnはその領域の重心を示す。
【0083】
第5段階
このようにして求めたΔVは、ブランク20を実際に深絞り加工しているときに、破断を引き起こすことのない最適なパンチ絞りスピードVを得るための変化量を表す。
【0084】
従って、このようにしてリアルタイムでファジー推論された変化量ΔV分だけ、パンチ14の絞り速度をフィードバック制御することにより、図3において120で示すように、破断を発生させることなく最適なスピードで効率良く深絞り加工ができる。
【0085】
特に、従来のパンチスピードの定速制御では使用できなかった解析上の破断限界エリア100内においても、本実施の形態によれば、破断を発生させることなくブランク20の深絞り加工を行うことが可能となる。
【0086】
これは、前述した図6(A)、(B)に示すように、実際の加工中に破断の危険度を表す実時間評価データとしてのφのみならず、この微分値φ´を用いて入力側メンバーシップ関数を生成し、破断の危険度の動向をも推定して、パンチスピードのフィードバック量ΔVを決定する手法を採用することに起因する。これにより、パンチスピードVを固定値に設定した場合にはなし得なかった解析上の破断限界エリア100内におけるパンチスピードを実現でき、従来に増して、絞り加工の生産性を高めることができる。
【0087】
(3)プレス機械の要部の構成ブロック図
図2には、前述した原理を用い、パンチの絞りスピードVをフィードバック制御するための構成の機能ブロック図が示されている。
【0088】
本実施の形態のプレス機械は、各種部分における計測を行うセンサ群60と、各種部分を駆動するアクチュエータ群70と、制御手段50と、記憶手段40とを含んで構成される。
【0089】
前記センサ群60は、パンチストロークセンサ60a、パンチ速度センサ60b、しわ押さえ力センサ60c、引き込み量センサ60d及びその他のセンサを含んで構成される。
【0090】
パンチストロークセンサ60aは、図4(A)に示すように、パンチ14の初期位置からの移動量であるストロークSを検出し、パンチ速度センサ60bは、パンチ14の下降及び上昇速度、特に実加工時におけるパンチの絞りスピードVを測定するように構成されている。
【0091】
しわ押さえ力センサ60cは、ブランクホルダ30がダイ10との間においてブランク20を保持するしわ押さえ力Hを測定し、引き込み量センサ60dは、図1(A)〜(C)に示す一連の絞り加工工程において、図1(A)に示す加工前の状態の初期位置からパンチ14の絞り加工によりブランク20がどの程度の距離だけ引き込まれたかの引き込み量rを測定する。具体的には、図4(A)に示すように、加工前の状態からの引き込み量rをリアルタイム測定する。
【0092】
アクチュエータ群70は、プレス機械各部を駆動する複数のアクチュエータを含んで構成され、具体的には、ブランクホルダ30によるしわ押さえ力Hの発生や、パンチ14の上昇、下降及びこれに伴う速度制御及びその他各種の駆動を行うように構成されている。
【0093】
記憶手段40には、前述したように、加工対象物であるブランク20の種別及び加工条件毎に作成されたファジー制御用基礎データがデータベース化して記憶されている。
【0094】
制御手段50は、実際のブランク20の絞り加工時に、当該ブランク20の種別及び加工条件に適合するファジー制御用基礎データを記憶手段40に記憶されたデータベースから読み出し、この読み出したファジー制御用基礎データと、前記センサ60a、60dによりリアルタイム測定されるパンチストロークS及びブランク20の引き込み量rとに基づき、パンチ14の絞りスピードVを前述したファジー推論の手法に従ってフィードバック制御する。
【0095】
このため、本実施の形態の制御手段50は、基礎データ特定手段52と、実時間評価データ演算手段54と、フィードバック制御手段56として機能するように構成されている。
【0096】
図10には、本実施の形態の絞り加工装置の動作フローチャートが示されている。
【0097】
本実施の形態のプレス機械を用いて、図1に示すように、ブランク20を絞り加工する場合には、まず、オペレータが、加工に先立って加工対象物となるブランク20の種別(例えば、材料)を指定するとともに(ST10)、当該ブランク20の加工条件を指定する(ST11)。
【0098】
このような種別及び加工条件の入力は、例えば、ディスプレイ上に選択画面として表示し、オペレータはこれを適宜画面上において選択して行うように構成してもよい。
【0099】
ブランク20の種別及び加工条件が入力されると、制御手段50は基礎データ特定手段52として機能し、これら種別及び加工条件に適合したファジー制御用基礎データを記憶手段40のデータベースから読み出す(ST12)。
【0100】
このような一連の処理が終了すると、制御手段50は、パンチ14の絞り加工用の移動を開始させ(ST13)、ファジー推論処理を行い(ST15)、パンチ14の絞りスピードVをフィードバック制御する(ST16)という一連の処理を、ST14で加工終了と判断するまで繰り返して行う。
【0101】
そして、加工終了と判断した場合には、パンチ14を停止し(ST17)、その後、パンチを上昇退避させ(ST18)、所定の基準位置に戻った時点で一連の絞り加工を終了する。
【0102】
ここにおいて、前記ST13、ST16、ST17等の一連の処理は、制御手段50が、フィードバック制御手段56として機能し、アクチュエータ群70を駆動することにより行う。
【0103】
図11は、前述したST15のファジー推論の詳細を表す。
【0104】
この一連の処理は、制御手段50が、実時間評価データ演算手段54及びフィードバック制御手段56として機能することにより行われる。
【0105】
まず、センサ60a、60dからパンチストロークS及びブランク20の引き込み量rのリアルタイム測定値を取得し(ST30)、理想加工曲線200と実測データとの偏差から第1、第2の実時間評価データφ、φ´を算出する(ST31)。そして、実時間評価データφ、φ´を入力側のメンバーシップ関数μφ、μφ´の入力値として用い、入力側メンバーシップ関数の部分ファジー集合の面積AφL、AφS、Aφ´L、Aφ´Sを求める(ST32)。
【0106】
そして、図7(B)に示すif−thenルールに基づく判断処理を行い(ST33)、この判断ルールに従って前述した入力側メンバーシップ関数の各部分ファジー集合の面積(AφL、Aφ´L、AφS、Aφ´S)を、図9に示すように、出力側メンバーシップ関数に代入する処理を行う(ST34)。
【0107】
そして、図9に示す出力値決定用メンバーシップ関数の代入面積400の重心位置Gを特定し、この重心位置Gと基準位置との偏差ΔVをパンチスピードの変化量ΔVとして求める(ST35)。
【0108】
図10に示すST16では、パンチの絞りスピードVをこのようにして求めた変化量ΔVだけ変化させるように、フィードバック制御を行う。
(本実施の形態の検証)
【0109】
次に、本実施の形態を適用して深絞り加工を行った場合における、その成果の検証実験を行った。以下にその詳細を説明する。
【0110】
図12(A)には、この実験に用いた加工装置の概略が示されており、同図(B)には実験に使用した装置の寸法データが示されている。
【0111】
ここでは、ブランク20として、0.7mmの板厚の冷間圧延鋼板を用いた。
【0112】
図13には、この鋼板の機械的特性が示されている。
【0113】
ブランク20の大きさを表す絞り比は、2.58とした。潤滑剤は速度の影響を受けにくいスプレータイプの乾式フッ素潤滑剤を適用した。
【0114】
図3は、このような実験条件のもとにおいて、本実施の形態のファジー制御の手法を用いてパンチ絞りスピードVをフィードバック制御した場合の実測データを表す。図中120がこのときの実測データである。
【0115】
フィードバック制御されるパンチスピードVは、加工開始時の速度が低く、加工初期において、速度が急激に130mm/minまで増加して、加工中期から後期にかけて一定速度で破断した条件150mm/minを超え、およそ330mm/minまで増加し、絞り加工は成功した。
【0116】
図14には、実験により形成された深絞り容器のパンチ型部における最小板厚の歪みが示されている。この実験結果からもわかるように、パンチ絞りスピードを150mm/min、125mm/minの一定値として深絞り加工した場合の測定値に比べ、本実施の形態のように、パンチ絞りスピードをフィードバック制御により可変速制御した場合、その歪みが大幅に小さくなるように改善されていることが確認された。
【0117】
図15には、パンチ絞りスピードVを125mm/minの一定速度で深絞り加工した場合の加工時間と、本実施の形態のように、ファジー推論の手法を用いてフィードバック制御し可変速制御した場合の加工時間との対比が示されている。同図から、本実施の形態の可変速制御のほうが、一定速度の加工時間で深絞り加工した場合に比べ、その加工時間が大幅に短縮されたことが確認された。本実験では、具体的には22%加工時間を短縮できたことが確認された。
【0118】
以上のように、本実施の形態のシステムを用いて、深絞り加工時におけるパンチの加工速度をファジー適応制御することにより、製品精度を高めかつ加工時間の短縮が図れることが確認された。
【0119】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で各種の変形実施が可能である。
【0120】
例えば、ブランクに対するブランクホルダのしわ押さえ力Hを加工条件の1つに加えて、このしわ押さえ力を変化させた場合におけるファジー制御用基礎データを予め複数用意し、これをデータベース化して記憶手段に記憶するように構成してもよい。
【0121】
これにより、同一のブランクに対し、しわ押さえ力を変化させながらパンチの絞りスピードを可変速制御する場合でも、その値をより最適な値にフィードバック制御することが可能となる。
【0122】
また、前記実施の形態では、制御手段をハードウエアとして形成した場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限らず、制御手段として、汎用のコンピュータを用い、このコンピュータを前記制御手段として機能させるためのプログラム、具体的には基礎データ特定手段、実時間評価データ演算手段、フィードバック制御手段等の手段として機能させるためのプログラムを記憶媒体に記憶しておき、このプログラムに基づきコンピュータを制御手段として機能させるように構成してもよい。
【0123】
この場合、記憶手段に記憶されたデータベースは、プログラムと同一の記憶手段に格納するように形成してもよく、またそれぞれ異なる記憶手段に格納するように形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(A)〜(C)は、一連の深絞り加工を行うプレス加工機械の要部の概略動作説明図である。
【図2】本実施の形態のプレス機械におけるパンチ絞りスピードの制御機構の機能ブロック図である。
【図3】フランジ端減少率とパンチスピードとの関係を示す説明図である。
【図4】同図(A)は、深絞り加工時におけるブランクの引き込み量の説明図であり、同図(B)は、フランジ端減少率とパンチストロークとの関係の説明図である。
【図5】同図(A)は、理想曲線と実測加工曲線との関係を示す説明図であり、同図(B)は、評価関数の最大値及び最小値の説明図である。
【図6】入力側メンバーシップ関数の説明図である。
【図7】同図(A)は、入力側メンバーシップ関数の説明図であり、同図(B)は、ファジー推論のif−thenルールの説明図であり、同図(C)は、出力側メンバーシップ関数の説明図である。
【図8】実評価データを入力した際における破断危険度を評価する入力側メンバーシップ関数の説明図である。
【図9】入力側メンバーシップ関数の面積を代入した、破断危険度を評価する出力側メンバーシップ関数の説明図である。
【図10】本実施の形態のプレス装置の動作の一例を示すフローチャート図である。
【図11】本実施の形態のファジー推論の動作フローチャート図である。
【図12】実験に用いるプレス機械及びその寸法の説明図である。
【図13】実験に用いるブランクの材料特性値の説明図である。
【図14】深絞り加工時における最小板厚歪みの実測値の説明図である。
【図15】パンチスピードを可変速制御した場合と一定速度で制御した場合の加工時間の比較説明図である。
【符号の説明】
10 ダイ
14 パンチ
20 ブランク
30 ブランクホルダ
40 記憶手段
50 制御手段
60 センサ群
70 アクチュエータ群
200 理想加工曲線
230 実測加工曲線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a deep drawing press machine and method for deep drawing a workpiece fixed by a die and a blank holder.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
Conventionally, as a deep drawing method using a press machine, a blank (for example, a plate-like aluminum material) that is an object to be processed is fixed with a die of the press machine and a blank holder, and the blank holder has a wrinkle holding force. A technique is known in which a blank is formed into, for example, a cylindrical shape by lowering and raising the punch while being applied.
[0003]
When performing such deep drawing, it is necessary to increase the punching speed of the press machine in order to increase the productivity. However, if the punching speed is increased, the possibility of breakage of the workpiece increases. The problem that processing becomes difficult occurs.
[0004]
Therefore, in the conventional deep drawing, since the press working is performed within a speed range in which it is guaranteed that no breakage occurs, there is a limit in increasing the productivity.
[0005]
In addition, a method of deep drawing by varying the punch speed has been studied, but with this type of conventional method, the punch speed is avoided by avoiding the condition that the risk of fracture is theoretically high. Therefore, there is a problem that the calculation for the speed control becomes complicated and the productivity of the molded product cannot be improved.
[0006]
This invention is made | formed in view of such a subject, The objective is to provide the press machine and method for deep drawing which can improve productivity of a favorable molded article.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
(1) In order to achieve the above object, the present invention provides:
In a deep drawing press machine that performs deep drawing by varying the punch speed of a workpiece fixed by a die and a blank holder,
Data on the ideal machining curve obtained by performing analysis to represent the relationship between the amount of workpiece to be drawn and the punch stroke, and the actual machining curve representing the relationship between the amount of workpiece to be drawn and the punch stroke And evaluation function data obtained from the evaluation function associated with the deviation between the ideal machining curve and the fuzzy control basic data including at least one item of the type of the workpiece and the machining condition associated with the type Means for storing each as a database;
Acquire the relationship between the amount of workpiece pull-in actually measured during actual machining and the punch stroke, and specify the basic data for fuzzy control that matches the above-mentioned items of the workpiece from the database. Real-time evaluation data associated with the deviation between the data of the ideal machining curve included and the actual measurement data is obtained, and based on the obtained real-time evaluation data and the evaluation function data contained in the identified basic data, Control means for feedback control of speed;
It is characterized by including.
[0008]
In addition, the deep drawing method of the present invention,
In the deep drawing method using a press machine that performs deep drawing by changing the punch speed of the workpiece fixed by the die and the blank holder,
Data on the ideal machining curve obtained by performing analysis to represent the relationship between the amount of workpiece to be drawn and the punch stroke, and the actual machining curve representing the relationship between the amount of workpiece to be drawn and the punch stroke And evaluation function data obtained from the evaluation function associated with the deviation between the ideal machining curve and the fuzzy control basic data including at least one item of the type of the workpiece and the machining condition associated with the type Remember each as a database,
Acquire the relationship between the amount of workpiece pull-in actually measured during actual machining and the punch stroke, and specify the basic data for fuzzy control that matches the item of the workpiece from the above database and include it in the identified basic data Real time evaluation data associated with the deviation between the ideal machining curve data and the actual measurement data is obtained, and the punch drawing speed is determined based on the obtained real time evaluation data and the evaluation function data included in the identified basic data. Is feedback-controlled.
[0009]
Furthermore, a program for deep drawing to which the present invention is applied is as follows:
Data on the ideal machining curve obtained by performing analysis to represent the relationship between the amount of workpiece to be drawn and the punch stroke, and the actual machining curve representing the relationship between the amount of workpiece to be drawn and the punch stroke And the evaluation function data obtained from the evaluation function associated with the deviation between the ideal machining curve and the fuzzy control basic data include at least one of the type of the workpiece and the machining condition associated with the type. Based on the data of the database constructed for each item, the press machine can be controlled by the computer so that the workpiece fixed by the die and blank holder can be deep drawn at variable punch speeds. A program that
Acquire the relationship between the amount of workpiece pull-in actually measured during actual machining and the punch stroke, and specify the basic data for fuzzy control that matches the item of the workpiece from the above database and include it in the identified basic data Real time evaluation data associated with the deviation between the ideal machining curve data and the actual measurement data is obtained, and the punch drawing speed is determined based on the obtained real time evaluation data and the evaluation function data included in the identified basic data. Control means for feedback control,
Is realized.
[0010]
The program is preferably stored in a computer-readable storage medium.
[0011]
Here, the type of the processing object is specified by, for example, the material and other type conditions.
[0012]
The processing conditions include, for example, the material thickness, size, processing temperature, lubricant, wrinkle holding force, tool shape, and other conditions.
[0013]
According to the present invention, basic data for fuzzy control is obtained in advance for each item of at least one of the types of processing objects and the processing conditions associated with the types, and stored as a database.
[0014]
The basic data for fuzzy control includes ideal machining curve data and evaluation function data.
[0015]
Here, the ideal machining curve is obtained by, for example, finite element analysis based on a predetermined setting condition (for example, invariable thickness, constant volume, etc.), and the relationship between the amount of the workpiece to be drawn and the punch stroke is correlated. To express.
[0016]
The measured machining curve is obtained by actual measurement and represents the association between the amount of the workpiece to be drawn and the punch stroke. For example, when the punch speed is a parameter and multiple actual machining curves are obtained while gradually increasing the parameter speed, the workpiece is processed before the machining of the workpiece is completed when the speed reaches a certain upper limit. Breakage occurs. In the present invention, an actual machining curve obtained using the speed at this time as a parameter may be used as the actual machining curve here.
[0017]
The evaluation function for fuzzy control is used as an evaluation function related to fracture, and is specifically obtained as a function associated with the deviation between the measured machining curve and the ideal machining curve. The evaluation function data is obtained as, for example, the minimum value and the maximum value of the evaluation function.
[0018]
In the present invention, when the workpiece is actually machined, the relationship between the drawing amount of the workpiece and the punch stroke is measured in real time using a sensor or the like, and this measurement data is acquired.
[0019]
Then, basic data for fuzzy control matching the item of the workpiece is specified from the database, and the punch speed is feedback controlled using the specified basic data for fuzzy control and the measured data.
[0020]
Specifically, real-time evaluation data associated with the deviation between the ideal machining curve data included in the identified basic data and the actually measured data is obtained in real time.
[0021]
Based on the obtained real-time evaluation data and the evaluation function included in the basic data for fuzzy control, feedback control of the punch drawing speed is performed.
[0022]
By adopting the above configuration, according to the present invention, when deep drawing a workpiece, the punch speed is feedback controlled to the optimum speed so as to increase the productivity without breaking the workpiece. Therefore, it is possible to realize deep drawing with improved productivity of a good molded product.
[0023]
In particular, according to the present invention, since the punch drawing speed can be feedback-controlled to the optimum speed in accordance with the processing conditions excluding the punch drawing speed described above associated with the type of the workpiece and the type, the operator's It is possible to realize deep drawing using a press machine that can increase the productivity of a good molded product without being affected by the skill level.
[0024]
(2) In the present invention,
The basic data for fuzzy control is
A database is created for each type of processing object and processing conditions.
The control means includes
The basic data for fuzzy control suitable for the type and processing conditions of the workpiece is specified from the database, and the punching speed of the punch is feedback controlled.
[0025]
In this way, by creating a database of fuzzy control basic data for each type of workpiece and machining conditions (excluding punch drawing speed), even if the type of workpiece is different, the machining conditions Even if they are different, the optimum fuzzy control basic data can be selected, and the punch drawing speed can be feedback controlled to the optimum speed according to the type and processing conditions.
[0026]
In particular, according to the present invention, it is possible to efficiently produce these products without impairing the quality when producing a variety of products in a small quantity.
[0027]
(3) In the present invention,
The feedback control is performed by fuzzy inference according to a fuzzy inference rule created based on the evaluation function data.
[0028]
As a feedback control method performed by such fuzzy inference, various methods can be adopted as necessary.
[0029]
For example, one such technique is
The evaluation function data is
First evaluation function data obtained from a first evaluation function representing a deviation between the measured machining curve and the ideal machining curve;
Second evaluation function data obtained from a second evaluation function obtained by differentiating the first evaluation function,
A method may be adopted in which the feedback control is performed by fuzzy inference according to a fuzzy inference rule created based on the first and second evaluation function data. Here, as the first and second evaluation function data, for example, the minimum value and the maximum value of the first and second evaluation functions may be used.
[0030]
Further, a method may be employed in which the feedback control is performed by fuzzy inference according to fuzzy inference rules created based on the first and second evaluation function data and a membership function using them.
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0032]
(1) Outline of press machine
FIG. 1 schematically shows a press machine for deep drawing according to the present embodiment. The press machine of the present embodiment forms a bottomed container using a blank 20 which is a workpiece to be formed in a plate shape. Specifically, the die 10 having a
[0033]
The blank 20 is held and fixed on the die 10 by a
[0034]
In this state, as shown in FIGS. 1 (A), (B), and (C), the
[0035]
At this time, if the drawing speed V of the
[0036]
The feature of this embodiment is that the blank pull-in amount r and the punch stroke S are measured in real time during the actual processing of the blank 20, and the drawing speed V of the
[0037]
In particular, in this embodiment, basic data for fuzzy control is created in advance for each type and processing condition of the blank 20 and stored in a database, and the type and processing conditions of the blank 20 to be actually processed are stored. In addition, an optimum fuzzy control basic data is read out, and a configuration is employed in which the punch drawing speed V is feedback-controlled so that deep drawing can be efficiently performed without causing breakage of the blank 20. .
[0038]
FIG. 3 shows a comparative example of the speed control characteristics of the press machine according to the present embodiment and the speed control characteristics of a press machine using a conventional method.
[0039]
In the same figure, the horizontal axis represents the degree of drawing of the blank 20 as a function of the pull-in amount r. Specifically, as shown in FIG. The ratio between the pull-in amount r of the blank 20 and the radius Rp of the
[0040]
The vertical axis is ΔDR*Represents the drawing speed V of the
[0041]
In the figure, a region surrounded by an alternate long and short dash line indicated by 100 represents an area where there is a high risk of breakage of the blank 20 during drawing of the blank 20, and this is referred to as an analytical breakage limit area. .
[0042]
In the conventional method of keeping the punch drawing speed V constant, the punch speed V is set as indicated by 110a in the figure so as to avoid the
[0043]
When the punch speed V is set to a value equal to or higher than the
[0044]
On the other hand, when the punch speed feedback control using the fuzzy inference method of the present embodiment is performed, the punch drawing speed V is indicated by 120 in the figure under the same processing conditions for the same blank 20. In addition, even when the punch speed V takes a value within the analytical
[0045]
As described above, according to the method of the present embodiment, the punch speed V will be described later even in the analytical
[0046]
In particular, in the method of the present embodiment, even in the case of performing multi-product small-volume production of press-processed products, by using basic data for fuzzy control suitable for the type and processing conditions of the blank 20 to be used, this multi-product small-volume production Can be realized with high production efficiency while maintaining quality.
[0047]
(2) Principle for fuzzy control of this embodiment
Hereinafter, the principle for fuzzy control of the present embodiment will be described.
[0048]
First, a method for obtaining basic data for fuzzy control for each type and processing condition of the processing target while changing the type and processing conditions of the blank 20 that is the processing target, and explaining this as a database will be described. A method for actually processing and forming a workpiece will be described.
[0049]
(Database construction)
For each type of blank 20 that is a workpiece, the blank 20 is subjected to drawing control under the processing conditions, and fuzzy control basic data is generated using the data obtained at this time and a finite element analysis technique. Such generation of basic data for fuzzy control is repeatedly performed by changing the type and processing conditions of the blank 20, and this is made into a database.
[0050]
1st stage
First, it is assumed that the thickness and volume of the target type blank 20 are constant. The parameter ΔDR with respect to the inflow amount r from the flange end of the blank 20 during deep drawing.*The
[0051]
Where ΔDR*4A, the inflow amount (retraction amount) r from the flange end of the blank 20 is set to the radius R of the
[0052]
Second stage
Next, as shown in FIG. 4B, the blank 20 is actually press-drawn at a constant punch speed V, and ΔDR at this time*And an actually measured machining curve 210 representing an association between the stroke stroke S and the punch stroke S. This measured machining curve 210 shows ΔDR when deep drawing is performed with a constant punch speed V.*And actual measurement data representing the relationship between the punch stroke S and the punch stroke S. A plurality of actual machining curves 210 are obtained using the speed V as a parameter.
[0053]
The higher the punch speed V, the further away from the
[0054]
In FIG. 4B, 270 represents an area where the blank 20 has a high risk of breaking when the blank 20 is drawn. Accordingly, when the measured processing curve 210 is obtained by gradually increasing the speed V, which is the parameter, using the punch speed V as a parameter, when the drawing speed V reaches a certain upper limit value, before the processing is completed. Breakage occurs in the blank 20. The measured machining curve 210 obtained using the velocity V at this time as a parameter is used as an measured machining curve 230 for obtaining the first evaluation function φ as shown in FIG.
[0055]
Third stage
As shown in FIG. 5A, a deviation φ between the
[0056]
Then, when the minimum value of the evaluation function φ is obtained as φa and the punch stroke S is increased in accordance with the measured machining curve 230, the evaluation function φ at the position of the
[0057]
In the present embodiment, φa and φb obtained from the first evaluation function φ are defined as first evaluation function data.
[0058]
Then, based on the first evaluation function data φa and φb obtained in this way, the input side membership function μφ for evaluating the risk of fracture shown in FIGS. 5C and 6A is generated. The fracture function described later is evaluated using this membership function μφ.
[0059]
4th stage
Further, in order to improve the reliability of the evaluation, the differential value φ ′ of the first evaluation function φ obtained in the third stage is obtained as a second evaluation function, and the minimum value φ of the differential value φ ′ is further obtained. 'A and the maximum value φ'b are obtained and defined as second evaluation function data.
[0060]
Then, based on the second evaluation function data φ′a and φ′b obtained in this way, the input side membership function for evaluating the risk of fracture shown in FIGS. 5C and 6B. μφ ′ is generated and used to evaluate the fracture.
[0061]
The degree of risk increases as the evaluation function φ increases, and the degree of risk becomes maximum when it coincides with φb. On the other hand, when the value coincides with φa, the degree of risk is minimized.
[0062]
Further, the differential component φ ′ of φ represents whether the punching speed during processing changes in a direction in which the risk of fracture is high (φb direction) or low (φa direction). When it coincides with φb ′, the degree of danger is maximum, and when it coincides with φa ′, the degree of danger is minimum.
[0063]
This evaluation is performed by performing a combination of the membership function shown in FIG. 6 (A) (or FIG. 5 (C)) and the membership function shown in FIG. 6 (B) (or FIG. 5 (C)). In this embodiment, the risk of breakage of the blank 20 during actual processing can be more accurately evaluated.
[0064]
In order to facilitate understanding, the membership functions are shown in FIGS. 5C, 6, 7A, and 8, respectively, but their contents are basically the same.
[0065]
5th stage
As described above, the
[0066]
As described above, the processes of the first to fifth stages are repeatedly performed, and for each blank 20 of various materials, the processing conditions are changed to obtain basic data for fuzzy control. The database constructed based on the data is stored in the storage means 40 in advance.
[0067]
(Fuzzy inference rules)
Next, fuzzy inference rules for feeding back the drawing speed V of the
[0068]
1st stage
The basic data for fuzzy control associated with the type of blank 20 to be actually processed and the processing conditions are read from the database stored in the storage means 40, and FIG. 7A (FIGS. 6A and 6B). A membership function μφ based on the first evaluation function and an input side membership function μφ ′ based on the second evaluation function are prepared.
[0069]
Second stage
When the blank 20 is actually drawn as shown in FIG. 1 according to the processing conditions, the punch stroke S and the pull-in amount r of the blank 20 shown in FIG. 4A are measured in real time.
[0070]
And the drawing amount r and the radius R of the
[0071]
Further, a differential value φ ′ of the first real time evaluation data φ is obtained as second real time evaluation data.
[0072]
Third stage
FIG. 7B shows an If-then rule for estimating the variation ΔV of the punch drawing speed V from the real-time evaluation data φ and φ ′ obtained in this way.
[0073]
In FIG. 7B, if (φ, φ ′) on the left side represents the input condition of this fuzzy inference rule, and then then (ΔV) on the right side represents the output thereof. This is reflected in the output of the output control membership function in FIG.
[0074]
For example, it is assumed that the first and second real-time evaluation data obtained by actual measurement are φ and φ ′ as shown in FIG. In this case, the area of the input side membership function of the if-then rule shown in FIG. Specifically, as shown in FIG. 8, the input-side membership functions μφ, μφ ′ specified by the real-time evaluation data φ, φ ′ are 300-1, 300-2, 300-3, 300-4. The area of the triangle is AφL, AφS, Aφ'L, Aφ´SAsking.
[0075]
4th stage
Next, each partial fuzzy set (AφL, Aφ'L, AφS, Aφ´S) And is substituted into the membership function for determining the output value as shown in FIG. 9 according to the if-then rule.
[0076]
That is, the area of the input side membership function shown in FIG. 8 is substituted into the output side membership function shown in FIG. In FIG. 9, ΔV of the membership function for determining the output valueLL, ΔVLS, ΔVSL, ΔVSSThe substituting areas are areas indicated by 400-1, 400-2, 400-3, and 400-4.
[0077]
The area of each of these regions 400-1, 400-2, 400-3, 400-4 is ALL, ALS, ASL, ASSIt is.
[0078]
Specifically, it is represented by the following formula.
ALL= AφL+ Aφ'L
ALS= AφL+ Aφ´S
ASL= AφS+ Aφ'L
ASS= AφS+ Aφ´S
[0079]
Next, a punch speed control value ΔV is obtained from the partial fuzzy set (areas of areas 400-1 to 400-4) assigned to the membership function for determining the output value by the center of gravity method.
[0080]
In the present embodiment, the area a and the center of gravity g of each of the areas 400-1 to 400-4 of the output value determining membership function shown in FIG. 9 are obtained, and the center of gravity position of the area 400 is feedback-controlled based on the following equation. It is obtained by calculation as a variable amount ΔV of the speed V.
[0081]
ΔV = Σangn/ Σan
(Σan= ALL∪ALS∪ASL∪ASS)
[0082]
AnIs the area of the region obtained by arbitrarily dividing the partial fuzzy set of the membership function for determining the output value, gnIndicates the center of gravity of the region.
[0083]
5th stage
ΔV thus obtained represents the amount of change for obtaining an optimum punch drawing speed V that does not cause breakage when the blank 20 is actually deep drawn.
[0084]
Therefore, by performing feedback control of the drawing speed of the
[0085]
In particular, even in the analytical
[0086]
As shown in FIGS. 6A and 6B described above, this is input using not only φ as real-time evaluation data indicating the risk of fracture during actual machining but also this differential value φ ′. This is because the side membership function is generated, the trend of the risk of fracture is also estimated, and the method of determining the feedback amount ΔV of the punch speed is adopted. Thereby, it is possible to realize the punch speed in the analytical
[0087]
(3) Configuration block diagram of the main parts of the press machine
FIG. 2 shows a functional block diagram of a configuration for performing feedback control of the punch drawing speed V using the principle described above.
[0088]
The press machine according to the present embodiment includes a sensor group 60 that performs measurement at various portions, an
[0089]
The sensor group 60 includes a
[0090]
As shown in FIG. 4A, the
[0091]
The wrinkle pressing
[0092]
The
[0093]
As described above, the storage means 40 stores the basic data for fuzzy control created for each type and processing condition of the blank 20 that is the processing target in a database.
[0094]
The control means 50 reads the basic data for fuzzy control suitable for the type and processing conditions of the blank 20 from the database stored in the storage means 40 during the drawing process of the actual blank 20, and the read basic data for fuzzy control. Based on the punch stroke S measured in real time by the
[0095]
For this reason, the control means 50 of this Embodiment is comprised so that it may function as the basic data specific | specification means 52, the real time evaluation data calculating means 54, and the feedback control means 56. FIG.
[0096]
FIG. 10 shows an operation flowchart of the drawing apparatus of the present embodiment.
[0097]
As shown in FIG. 1, when the blank 20 is drawn by using the press machine according to the present embodiment, first, the operator first determines the type (for example, material) of the blank 20 to be processed before the processing. ) Is designated (ST10), and the processing conditions of the blank 20 are designated (ST11).
[0098]
Such type and processing condition input may be displayed as a selection screen on a display, for example, and the operator may select and perform this on the screen as appropriate.
[0099]
When the type and processing conditions of the blank 20 are input, the
[0100]
When such a series of processing ends, the control means 50 starts the movement of the
[0101]
If it is determined that the processing is finished, the
[0102]
Here, a series of processing such as ST13, ST16, ST17 and the like is performed by the control means 50 functioning as the feedback control means 56 and driving the
[0103]
FIG. 11 shows details of the fuzzy inference of ST15 described above.
[0104]
This series of processing is performed by the
[0105]
First, real-time measurement values of the punch stroke S and the blank 20 pull-in amount r are obtained from the
[0106]
Then, a determination process based on the if-then rule shown in FIG. 7B is performed (ST33), and the area (A of each partial fuzzy set of the input side membership function described above according to the determination rule)φL, Aφ'L, AφS, Aφ´S) Is substituted for the output side membership function as shown in FIG. 9 (ST34).
[0107]
Then, the center-of-gravity position G of the substitution area 400 of the output value determining membership function shown in FIG. 9 is specified, and the deviation ΔV between the center-of-gravity position G and the reference position is obtained as the punch speed change amount ΔV (ST35).
[0108]
In ST16 shown in FIG. 10, feedback control is performed so that the punch drawing speed V is changed by the change amount ΔV thus obtained.
(Verification of this embodiment)
[0109]
Next, the verification experiment of the result in the case of performing deep drawing by applying this embodiment was performed. Details will be described below.
[0110]
FIG. 12A shows an outline of the processing apparatus used in this experiment, and FIG. 12B shows dimensional data of the apparatus used in the experiment.
[0111]
Here, a cold-rolled steel sheet having a thickness of 0.7 mm was used as the blank 20.
[0112]
FIG. 13 shows the mechanical properties of this steel sheet.
[0113]
The aperture ratio representing the size of the blank 20 was 2.58. As the lubricant, a spray-type dry fluorine lubricant that is less affected by speed was applied.
[0114]
FIG. 3 shows actual measurement data when the punch drawing speed V is feedback-controlled using the fuzzy control method of the present embodiment under such experimental conditions. In the figure, 120 is actual measurement data at this time.
[0115]
The punch speed V that is feedback-controlled is low at the start of machining, and in the initial stage of machining, the speed increases rapidly to 130 mm / min, exceeding the condition of 150 mm / min that breaks at a constant speed from the middle stage to the latter stage, The drawing process was successful up to about 330 mm / min.
[0116]
FIG. 14 shows the distortion of the minimum plate thickness in the punch mold part of the deep-drawn container formed by experiment. As can be seen from the experimental results, the punch drawing speed is controlled by feedback control as in this embodiment, compared to the measured value when deep drawing is performed with the punch drawing speed being constant values of 150 mm / min and 125 mm / min. It was confirmed that when the variable speed control was performed, the distortion was greatly reduced.
[0117]
FIG. 15 shows the processing time when deep drawing is performed at a constant punch punch speed V of 125 mm / min, and the case where feedback control is performed using a fuzzy inference method and variable speed control is performed as in this embodiment. The comparison with the processing time is shown. From the figure, it was confirmed that the variable speed control of the present embodiment significantly shortened the machining time compared to the case of deep drawing with a constant speed machining time. Specifically, in this experiment, it was confirmed that the machining time could be shortened by 22%.
[0118]
As described above, it was confirmed that by using the system of the present embodiment, fuzzy adaptive control of the punching speed at the time of deep drawing can improve the product accuracy and shorten the processing time.
[0119]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, A various deformation | transformation implementation is possible within the range of the summary of this invention.
[0120]
For example, a blank holder wrinkle holding force H against a blank is added to one of the processing conditions, and a plurality of basic data for fuzzy control when this wrinkle holding force is changed is prepared in advance, and this is stored in a storage means as a database. You may comprise so that it may memorize | store.
[0121]
As a result, even when the punch drawing speed is controlled to be variable with respect to the same blank while changing the wrinkle pressing force, the value can be feedback controlled to a more optimal value.
[0122]
In the above embodiment, the case where the control means is formed as hardware has been described as an example. However, the present invention is not limited to this, and a general-purpose computer is used as the control means, and this computer functions as the control means. A program for functioning as a means such as basic data specifying means, real-time evaluation data calculating means, feedback control means, etc. is stored in a storage medium, and the computer is controlled based on this program. It may be configured to function as.
[0123]
In this case, the database stored in the storage means may be formed so as to be stored in the same storage means as the program, or may be formed so as to be stored in different storage means.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A to 1C are schematic operation explanatory views of the main part of a press machine that performs a series of deep drawing.
FIG. 2 is a functional block diagram of a punch drawing speed control mechanism in the press machine according to the present embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a relationship between a flange end reduction rate and a punch speed.
FIG. 4A is an explanatory diagram of the blank pull-in amount during deep drawing, and FIG. 4B is an explanatory diagram of the relationship between the flange end reduction rate and the punch stroke.
FIG. 5A is an explanatory diagram showing a relationship between an ideal curve and an actually measured machining curve, and FIG. 5B is an explanatory diagram of a maximum value and a minimum value of an evaluation function.
FIG. 6 is an explanatory diagram of an input-side membership function.
FIG. 7A is an explanatory diagram of an input-side membership function, FIG. 7B is an explanatory diagram of an if-then rule for fuzzy inference, and FIG. 7C is an output diagram; It is explanatory drawing of a side membership function.
FIG. 8 is an explanatory diagram of an input side membership function for evaluating the risk of fracture when actual evaluation data is input.
FIG. 9 is an explanatory diagram of an output side membership function that evaluates the risk of fracture, with the area of the input side membership function substituted.
FIG. 10 is a flowchart showing an example of the operation of the press device according to the present embodiment.
FIG. 11 is an operational flowchart of fuzzy inference according to the present embodiment.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a press machine used in the experiment and its dimensions.
FIG. 13 is an explanatory diagram of material characteristic values of a blank used in an experiment.
FIG. 14 is an explanatory diagram of an actual measurement value of a minimum thickness distortion at the time of deep drawing.
FIG. 15 is a comparative explanatory view of machining time when the punch speed is controlled at a variable speed and when controlled at a constant speed.
[Explanation of symbols]
10 die
14 Punch
20 blank
30 Blank holder
40 storage means
50 Control means
60 sensors
70 Actuators
200 Ideal processing curve
230 Actual machining curve
Claims (5)
加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表すように解析を行って求められる理想加工曲線のデータと、実測により求められる加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表す実測加工曲線と前記理想加工曲線との偏差に関連付けされた評価関数データと、前記評価関数データから得られるパンチの絞りスピードのフィードバック制御値決定用のメンバーシップ関数と、を含むファジー制御用基礎データとを、加工対象物の種別及び種別に関連付けられた加工条件の項目毎にデータベースとして記憶する手段と、
実加工時に実測された加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関係を取得するとともに、上記データベースから加工対象物の上記項目に適合するファジー制御用基礎データを特定し、特定されたファジー制御用基礎データに含まれる理想加工曲線のデータと前記実測データとの偏差に関連付けた実時間評価データを求め、求めた実時間評価データと、特定されたファジー制御用基礎データに含まれる前記評価関数データとに基づき前記パンチの絞りスピードをフィードバック制御する制御手段と、
を含み、
前記評価関数のデータは、
前記実測加工曲線と前記理想加工曲線との偏差を表す第1の評価関数から得られる第1の評価関数データと、
前記第1の評価関数を微分して得られる第2の評価関数から得られる第2の評価関数データとを含み、
前記パンチの絞りスピードのフィードバック制御が、
特定されたファジー制御用基礎データに含まれる前記第1及び第2の評価関数データと、これらを用いたメンバーシップ関数とに基づいて作成されたファジー推論規則と、求めた実時間評価データと、絞りスピードの出力決定用メンバーシップ関数に関連付けられる if-then ルールとに基づきファジー推論により前記パンチの絞りスピードのフィードバック制御値を求めることにより行なわれることを特徴とする深絞り加工用のプレス機械。In a deep drawing press machine that performs deep drawing by varying the punch speed of a workpiece fixed by a die and a blank holder,
Data on the ideal machining curve obtained by performing analysis to represent the relationship between the amount of workpiece to be drawn and the punch stroke, and the actual machining curve representing the relationship between the amount of workpiece to be drawn and the punch stroke and the evaluation function data to the associated deviation between the ideal working curve, and membership functions for the feedback control value determination of the stop speed punch obtained from the evaluation function data, and a fuzzy control basic data including and means for storing the types and database for each item of the associated processing conditions on the type of the object,
Acquire the relationship between the amount of workpiece pull-in actually measured at the time of actual machining and the punch stroke, and specify the basic data for fuzzy control that matches the above items of the workpiece from the above database, and for the specified fuzzy control Finds the real time evaluation data associated with the deviation between the ideal working curve data and the actual data contained in the basic data, and real time evaluation data obtained, the evaluation function data contained in the fuzzy control basic data identified and control means for feedback controlling the aperture speed of the punch based on the bets,
Including
The data of the evaluation function is
First evaluation function data obtained from a first evaluation function representing a deviation between the measured machining curve and the ideal machining curve;
Second evaluation function data obtained from a second evaluation function obtained by differentiating the first evaluation function,
Feedback control of the punch drawing speed is
Fuzzy inference rules created based on the first and second evaluation function data included in the identified basic data for fuzzy control, and a membership function using these, real-time evaluation data obtained, A press machine for deep drawing, which is performed by obtaining a feedback control value of the drawing speed of the punch by fuzzy inference based on an if-then rule associated with a membership function for determining the drawing speed output .
前記理想加工曲線は、所定の設定条件に基づいた有限要素解析により求められることを特徴とする深絞り加工用のプレス機械。In claim 1 ,
The press machine for deep drawing, wherein the ideal machining curve is obtained by finite element analysis based on predetermined setting conditions.
加工対象物の種別及び種別を入力する手段を含み、 Means for inputting the type and type of the workpiece,
前記制御手段は、 The control means includes
入力された加工対象物の種別及び種別から、上記データベースから加工対象物の上記項目に適合するファジー制御用基礎データを特定する手段を含むことを特徴とする深絞り加工用のプレス機械。 A press machine for deep drawing characterized by including means for specifying basic data for fuzzy control that matches the above-mentioned item of the processing object from the database from the type and type of the input processing object.
加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表すように解析を行って求められる理想加工曲線のデータと、実測により求められる加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関連付けを表す実測加工曲線と前記理想加工曲線との偏差に関連付けされた評価関数データと、前記評価関数データから得られるパンチの絞りスピードのフィードバック制御値決定用のメンバーシップ関数と、を含むファジー制御用基礎データとを、加工対象物の種別及び種別に関連付けられた加工条件の項目毎にデータベースとして記憶しておき、
実加工時に実測された加工対象物の引き込み量とパンチストロークとの関係を取得し、
上記データベースから加工対象物の上記項目に適合するファジー制御用基礎データを特定し、特定されたファジー制御用基礎データに含まれる理想加工曲線のデータと前記実測データとの偏差に関連付けた実時間評価データを求め、求めた実時間評価データと、特定されたファジー制御用基礎データに含まれる前記評価関数データとに基づき前記パンチの絞りスピードをフィードバック制御し、
前記評価関数のデータは、
前記実測加工曲線と前記理想加工曲線との偏差を表す第1の評価関数から得られる第1の評価関数データと、
前記第1の評価関数を微分して得られる第2の評価関数から得られる第2の評価関数データとを含み、
前記パンチの絞りスピードのフィードバック制御が、
特定されたファジー制御用基礎データに含まれる前記第1及び第2の評価関数データと、これらを用いたメンバーシップ関数とに基づいて作成されたファジー推論規則と、求めた実時間評価データと、絞りスピードの出力決定用メンバーシップ関数に関連付けられる if-then ルールとに基づきファジー推論により前記パンチの絞りスピードのフィードバック制御値を求めることにより行なわれることを特徴とするプレス機械の制御方法。In a control method of a press machine that deep-draws a workpiece to be processed fixed by a die and a blank holder by varying the punch speed,
Data on the ideal machining curve obtained by performing analysis to represent the relationship between the amount of workpiece to be drawn and the punch stroke, and the actual machining curve representing the relationship between the amount of workpiece to be drawn and the punch stroke and the evaluation function data to the associated deviation between the ideal working curve, and membership functions for the feedback control value determination of the stop speed punch obtained from the evaluation function data, and a fuzzy control basic data including , is stored as the type and database for each item of the associated processing conditions on the type of the object,
Acquire the relationship between the amount of workpiece pull-in actually measured during actual machining and the punch stroke,
Fuzzy control basic data conforming to the above items of the workpiece is identified from the database, and real-time evaluation is associated with the deviation between the ideal machining curve data included in the identified basic data for fuzzy control and the measured data for data, and real time evaluation data obtained, the aperture speed of the punch and feedback control on the basis of said evaluation function data contained in the fuzzy control basic data specified,
The data of the evaluation function is
First evaluation function data obtained from a first evaluation function representing a deviation between the measured machining curve and the ideal machining curve;
Second evaluation function data obtained from a second evaluation function obtained by differentiating the first evaluation function,
Feedback control of the punch drawing speed is
Fuzzy inference rules created based on the first and second evaluation function data included in the identified basic data for fuzzy control, and a membership function using these, real-time evaluation data obtained, A control method for a press machine, comprising: obtaining a feedback control value of a punching speed of the punch by fuzzy inference based on an if-then rule associated with a membership function for determining an output of a drawing speed .
前記理想加工曲線は、所定の設定条件に基づいた有限要素解析により求められることを特徴とするプレス機械の制御方法。In claim 4 ,
The ideal working curve, a control method of a press machine, characterized in that it is determined by the finite element analysis based on a predetermined setting condition.
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