JP3768154B2

JP3768154B2 - Pivot axis operation device

Info

Publication number: JP3768154B2
Application number: JP2001386709A
Authority: JP
Inventors: 元治山根
Original assignee: Ryobi Ltd
Current assignee: Ryobi Ltd
Priority date: 2001-12-19
Filing date: 2001-12-19
Publication date: 2006-04-19
Anticipated expiration: 2021-12-19
Also published as: JP2003184405A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピボットヒンジに用いられるピボット軸操作装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
建築物における出入口のドアは壁等と一体の出入口枠にピボットヒンジを介して取り付けられる場合がある。特開２００１−９０４２５はピボットヒンジの一例について開示する。このピボットヒンジは、次のような構成のピボット軸操作装置を備えている。すなわち、出入口のドアに形成されたピボット穴と、出入口枠に固定された固定体と、固定体側からピボット穴に対し出入可能なピボット軸と、ピボット軸をスライド自在に支持する固定体に形成されたスライド穴と、ピボット軸に連結される固定体に支持されたレバーと、固定体の内側に螺進するときにレバーを介しピボット軸をピボット穴内に突出させ固定体の外側に螺進するときにレバーを介しピボット軸をピボット穴外に離脱させる固定体に螺合したレバー操作ネジとを具備している。レバー操作ネジを一方に回して固定体の内側へと螺進させると、レバーが一方の向きに回動してピボット軸をピボット穴内に侵入させる。これにより、ピボットヒンジが結合し、ドアはピボット軸を支点にして開閉可能になる。また、レバー操作ネジを逆向きに回して固定体の外側に螺進させると、レバーが他方の向きに回動してピボット軸をピボット穴から離脱させる。これにより、ピボットヒンジが分離され、ドアは出入口枠から取り外し可能になる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従来のレバー操作ネジのネジ穴は、例えば特開２００１−９０４２５に開示されているように、ドアが出入口枠に取り付けられた後は、化粧板により完全に遮蔽される。そのため、一旦ドアの取り付け工事が完了した後は、レバー操作ネジの締め付け具合、レバー操作ネジの存否等について確認することができない。
【０００４】
化粧板を省略した場合は、レバー操作ネジを誤って操作する可能性がある。
【０００５】
本発明の目的は、レバー操作ネジの締め付け具合、レバー操作ネジの存否等を簡易に確認することができ、また修理等に際しドアを出入口枠から簡易かつ迅速に外すことができ、しかもレバー操作ネジの誤操作を防止することができるピボット軸操作装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項１に係る発明は、出入口のドア（１）に形成されたピボット穴（２）と、出入口枠（３）に固定された固定体（４）と、固定体（４）側からピボット穴（２）に対し出入可能なピボット軸（５）と、ピボット軸（５）をスライド自在に支持する固定体（４）に形成されたスライド穴（６）と、ピボット軸（５）に連結される固定体（４）に支持されたレバー（７）と、固定体（４）の内側に螺進するときにレバーを介しピボット軸（５）をピボット穴（２）内に突出させ固定体（４）の外側に螺進するときにレバー（７）を介しピボット軸（５）をピボット穴（２）外に離脱させる固定体（４）に螺合したレバー操作ネジ（８）とを具備してなるピボット軸操作装置において、レバー操作ネジ（８）の操作によりレバー（７）がピボット軸（５）をピボット穴（２）内に突出させたときにレバー（７）を当該位置にロックするロック手段（２５）を備え、レバー操作ネジ（８）を固定体（４）の内側に螺進させた時にロック手段（２５）をアンロック状態からロック状態へと自動的に移行させる弾性体（２６）を備えたピボット軸操作装置を採用する。
【０００７】
また、請求項４に係る発明は、請求項１乃至請求項３のいずれかに記載のピボット軸操作装置において、ロック手段（２５）がロック状態とアンロック状態のいずれにあるかを表示する表示手段（３６，３７）を備えたピボット軸操作装置を採用する。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るピボット軸操作装置の実施の形態について添付図面を参照して詳述する。
【００１０】
＜実施の形態１＞
図１に示すように、建物における出入口のドア１は壁等と一体の出入口枠３にピボットヒンジを介して取り付けられる。このピボットヒンジのうち上側のピボットヒンジは、次のような構成のピボット軸操作装置を備えている。
【００１１】
図１乃至図６に示すように、このピボット軸操作装置は、出入口のドア１に形成されたピボット穴２と、出入口枠３に固定された固定体４と、固定体４側からピボット穴２に対し出入可能なピボット軸５と、ピボット軸５をスライド自在に支持する固定体４に形成されたスライド穴６と、ピボット軸５に連結される固定体４に支持されたレバー７と、固定体４の内側に螺進するときにレバー７を介しピボット軸５をピボット穴２内に突出させ固定体４の外側に螺進するときにレバー７を介しピボット軸５をピボット穴２外に離脱させる固定体４に螺合したレバー操作ネジ８とを具備する。
【００１２】
ピボット穴２は、図１に示すように、ピボット軸５に対して回動可能に支持する軸受の穴としてドア１の上端に形成される。ドア１の下側にも同様なピボット軸等が設けられるが、これらは公知の構造であるからその詳細な説明は省略する。
【００１３】
図１乃至図５に示すように、固定体４は略長方形の板材で形成される。この固定体４は、出入口枠３におけるドア１の上縁に対向する面に固定ネジ等の所望の固定手段により固定される。出入口枠３の固定体４よりも上側には、このピボット軸５の操作装置を収納するための空洞が設けられている。
【００１４】
図１乃至図５に示すように、ピボット軸５は丸棒等の棒材で形成される。固定体４にはピボット軸５がドア１側に向かってスライドするスライド穴６が筒体１０によって付与される。固定体４には嵌合穴が形成され、この嵌合穴に筒体１０が出入口枠３側から嵌め込まれ、固定体４と一体化される。ピボット軸５はスライド穴６内を固定体４に対し垂直方向にスライドし、固定体４の下面から出没することでドア１のピボット穴２に対し出入する。
【００１５】
図１乃至図５に示すように、レバー７は固定体４の上方をその長さ方向に沿って伸び、固定体４に設けられたブラケット１１に水平軸１２を介して上下方向に回動可能に支持される。レバー７の水平軸１２を中心にした片側は筒体１０の方に伸び、その細い棒状の先端が筒体１０の側面に形成された縦溝１３を筒体１０内へと貫通し、ピボット軸５の側面に形成された横穴１４内に入り込む。このため、レバー７が水平軸１２を支点にして上下に回動すると、ピボット軸５がスライド穴６内を上下にスライドする。
【００１６】
図４に示すように、レバー操作ネジ８は固定体４を上下に貫通するように設けられ、その上端がレバー７における水平軸１２を中心にした他の片側に玉継手１７を介し連結されている。レバー操作ネジ８のネジ軸８ａの雄ネジは固定体４に垂直に形成されたネジ穴８ｂの雌ネジに螺合している。ネジ軸８ａの下端にはねじ回し用ドライバ等の工具（図示せず）を挿入するための溝８ｃが形成される。溝８ｃに工具を挿入してレバー操作ネジ８を固定体４の内側に螺進するように回すと、レバー７が水平軸１２の回りを反時計方向に回動し、ピボット軸５をピボット穴２に侵入させる。レバー操作ネジ８が固定体４の外側に螺進するようにレバー操作ネジ８を逆方向に回すと、レバー７が水平軸１２の回りを時計方向に回動し、ピボット軸５をピボット穴２から離脱させる。
【００１７】
このピボット軸操作装置は、レバー操作ネジ８の操作によりレバー７がピボット軸５をピボット穴２内に突出させたときにレバー７を当該位置にロックするロック手段を備える。
【００１８】
すなわち、図２乃至図５に示すように、このロック手段は、固定体４上におけるレバー７の近傍に配置されたロックレバー２５と、ロックレバー２５をロック位置へと常時付勢するロックバネ２６と、ロックレバー２５をロック位置とアンロック位置との間で切換え操作する操作片１５とを具備する。
【００１９】
ロックレバー２５は、固定体４上におけるブラケット１１の近傍に立設された枢軸２８に水平面内で回動可能に支持される。ロックレバー２５の一端からはレバー７に対し係脱しうるロック片２７が突出する。ロック片２７は、具体的にはレバー７がピボット軸５をピボット穴２内に突出させるように傾斜したときにレバー操作ネジ８とブラケット１１との間におけるレバー７と固定体４との隙間に入り込み得るように形成される。ロック片２７がこの隙間に入り込むことにより、レバー７がロックされ水平軸１２の回りを回動することができず、従ってピボット軸５を離脱操作する方向にレバー操作ネジ８を回すことが出来ない。ロック片２７が上記隙間から離脱するように操作片１５を回すと、レバー７はアンロックされ、水平軸１２の回りを回動可能になる。
【００２０】
ロック片２７のロック箇所は上記隙間に限らず、筒体１０とブラケット１１との間におけるレバー７の上側であってもよい。
【００２１】
ロックバネ２６は例えば捩りコイルバネであり、上記枢軸２８に巻回され、両端がブラケット１１とロックレバー２５とに係止される。これにより、ロックレバー２５はそのロック片２７がレバー７下に入り込むロック位置の方へ常時付勢される。ロックバネ２６の付勢力により、図２に示すようにロック片２７が上記レバー７下の隙間内のロック位置に停止してレバー７をロックする。ロックバネ２６の付勢力に抗して操作片１５を操作すると、ロック片２７はレバー７下の隙間から離脱し、レバー７をアンロックする。また、レバー操作ネジ８を固定体４の内側へ螺進させると、ロックバネ２６の弾性作用によりロック片２７が上記隙間内に自動的に嵌り込む。すなわち、ロックバネ２６はロック手段をアンロック状態からロック状態へと自動的に移行させる弾性体として機能する。
【００２２】
なお、ロック手段をアンロック状態からロック状態へと自動的に移行させる機能をロックバネ２６に与える必要がない場合は、ロックバネ２６を反転バネとして設け、ロック片２７をロック位置とアンロック位置との二位置間で振り分けて付勢するようにし、ロックレバー２５をいずれかの位置に選択的に停止させるようにしてもよい。
【００２３】
操作片１５は、固定体４に穿設された窓穴１６内に突出する。操作片１５はロックバネ２６によりロック方向に付勢される結果、窓穴の縁に当たって停止する。これにより、図２に示すようにロックレバー２５はそのロック片２７がレバー７下に入り込むロック位置に停止し、レバー７をロックする。また、ロックバネ２６の付勢力に抗して操作片１５を操作すると、ロックレバー２５はそのロック片２７がレバー７下から離脱する方向に回動し、レバー７をアンロックする。
【００２４】
このピボット軸操作装置は、上記ロック手段がロック状態とアンロック状態のいずれにあるかを表示する表示手段を備える。
【００２５】
すなわち、図６に示すように、ロック手段の操作片１５が接触して停止する窓穴１６の縁にはレバー７のロックを意味する「固定」の文字３６が刻印、印刷等により施されている。窓穴１６の反対側の縁にはレバー７のアンロックを意味する「操作」の文字３７が刻印、印刷等により施されている。これらの文字３６，３７は固定体４の下面に表示してもよいが、具体的には後述する化粧板１８の下面に表示される。ロック手段である操作片１５がインジケータの指針として「固定」の文字３６又は「操作」の文字３７を指示することにより、レバー７がロック状態にあるかアンロック状態にあるかがドア１を開けた状態において固定体４の下方の外部から認識される。作業者はレバー７がロック状態にあるかアンロック状態にあるかを直ちに判別して速やかにロック状態とアンロック状態の切換えを行うことができる。「固定」又は「操作」の文字３６，３７の表示はその他の文字又は文字に限らず、図形、記号等で行うこともできる。
【００２６】
図２乃至図６に示すように、固定体４のドア１に対向する面には化粧板１８が必要に応じて取り付けられる。化粧板１８は止めネジ１９により固定体４に固定され、固定体４から覗く筒体１０の端面、ブラケット１１の切り出し部等を遮蔽する。化粧板１８には、筒体１０のスライド穴６に連通するガイド穴２０、操作片１５の窓穴１６に連通する覗き穴２１、レバー操作ネジ８が貫通する貫通穴２２が夫々設けられ、各穴からピボット軸５、操作片１５、レバー操作ネジ８が露出する。
【００２７】
次に、上記構成のピボット軸操作装置の作用を説明する。
【００２８】
ドア１を出入口枠３に取り付ける場合、図６に示すように窓穴１６から露出する操作片１５を「固定」側から「操作」側に操作してロックレバー２５を図２に示すロック位置から図３に示すアンロック位置に切り替える。続いてレバー操作ネジ８の溝８ｃにドライバ等の工具を挿入し、レバー操作ネジ８を固定体４の外側へと螺進させる。これにより、図４中、レバー７が水平軸１２の回りを時計方向に回動し、ピボット軸５を押し上げる。ピボット軸５はスライド穴６に案内されて固定体４の上方へスライドし、スライド穴６内に引っ込む。
【００２９】
次いで、ドア１の下側のピボット軸をピボット穴に挿入した後、ドア１の上側のピボット穴２をピボット軸５のスライド穴６に臨ませる。続いてレバー操作ネジ８の溝８ｃにドライバ等の工具を挿入し、レバー操作ネジ８を固定体４の内側へと螺進させる。これにより、図４に示すようにレバー７が水平軸１２の回りを反時計方向に回動し、ピボット軸５を下方へ押し下げる。ピボット軸５はスライド穴６に案内されて固定体４の下方へ突出し、ドア１の上側のピボット穴２内へと侵入する。
【００３０】
図１に示すように、ピボット軸５がピボット穴２内に適正に入り込むと、レバー操作ネジ８のネジ軸８ａは固定体４の内側へと没し、レバー７が回動してレバー操作ネジ８とブラケット１１との間においてレバー７と固定体４との間に隙間が形成される。ロックレバー２５はロックバネ２６によりロック方向に常時付勢されているので、隙間が形成されると同時にロックレバー２５が枢軸２８を支点に回動し、図２及び図５に示すごとくロック片２７がこの隙間内に自動的に入り込みレバー７をロックする。
【００３１】
また、ロックレバー２５がロック位置へと回動すると、同時に操作片１５が図６において「操作」側から「固定」側に復帰し、ピボット軸５がピボット穴２に適正に挿入され、かつレバー７がロックされたことを表示する。
【００３２】
ドア１の修理、保守、点検等に際しドア１を出入口枠３から外すには、図６に示すように窓穴１６から露出する操作片１５を「固定」側から「操作」側に操作してロックレバー２５を図２に示すロック位置から図３に示すアンロック位置に切り替える。
【００３３】
続いてレバー操作ネジ８の溝８ｃにドライバ等の工具を挿入し、レバー操作ネジ８を固定体４の外側へと螺進させる。これにより、レバー７が水平軸１２の回りを時計方向に回動し、ピボット軸５を押し上げ、ピボット軸５はスライド穴６に案内されて固定体４の上方へスライドし、スライド穴６内に引っ込む。ドア１はピボット軸５による拘束から解かれ、出入口枠３から取り外し可能になる。
【００３４】
＜実施の形態２＞
この実施の形態２におけるピボット軸の操作装置は実施の形態１のものと同様な構成を備えるが、さらにピボット軸５がピボット穴２に完全に挿入されたことを表示するためのインジケータ部材であるインジケータキャップ２３を備えている。
【００３５】
すなわち、図７に示すように、レバー操作ネジ８が固定体４内に没入した状態において、円盤状のインジケータキャップ２３がネジ穴８ｂの開口部に装着される。インジケータキャップ２３は図１に示すドア１の上縁と出入口枠３との隙間に収まり、従ってドア１はインジケータキャップ２３に干渉されることなく開閉可能である。インジケータキャップ２３がネジ穴８ｂの開口部に装着されていることでドア１のピボット穴２にピボット軸５が適正に挿入されていることが外部から視認される。
【００３６】
インジケータキャップ２３は化粧板１８の下から化粧板１８の貫通穴２２の縁に嵌め込まれ固定される。この嵌め込みを円滑に行うことができるように、望ましくはインジケータキャップ２３に切欠２９が形成されバネ性が付与される。貫通穴２２にはインジケータキャップ２３をより強固に保持するため、逆テーパ面を形成してもよい。また、化粧板１８が省略される場合等においてはインジケータキャップ２３を固定体４のネジ穴８ｂに嵌め込むようにして固定体４に直に取り付けても良い。インジケータキャップ２３の存在を視認しやすくするため、インジケータキャップ２３に彩色しておいてもよい。
【００３７】
インジケータキャップ２３の中央には、望ましくはレバー操作ネジ８のネジ軸８ａよりも小径の工具挿入穴２４が形成される。これにより、工具を工具挿入穴２４からネジ穴８ｂ内に挿入してレバー操作ネジ８の溝８ｃに係止し、レバー操作ネジ８を緩めると、ピボット軸５をピボット穴２から筒体１０内へと抜き取ると同時にインジケータキャップ２３を固定体４から除去することができる。このため、インジケータキャップ２３の固定体４への残留が防止され誤表示が防止される。インジケータキャップ２３はドア１が出入口枠３に装着された後、レバー操作ネジ８のネジ穴８ｂの開口部に再度装着される。
【００３８】
工具挿入穴２４はレバー操作ネジ８の状態を見るための覗き穴としても機能する。覗き穴からレバー操作ネジ８の存否又はレバー操作ネジ８の下端の位置を観察することで、ピボット軸５とピボット穴２との係合状態の良否を判別することができる。
【００３９】
＜実施の形態３＞
この実施の形態３におけるピボット軸操作装置は実施の形態１のものと同様に、レバー操作ネジ８の操作によりレバー７がピボット軸５をピボット穴６内に突出させたときにレバー７を当該位置にロックするロック手段を備える。
【００４０】
すなわち、図８乃至図１１に示すように、このロック手段は、固定体４上におけるレバー７の近傍に配置されたロック片３０と、ロック片３０をロック位置とアンロック位置との間で切換え操作する操作軸３１とを具備する。
【００４１】
操作軸３１は、固定体４上にレバー操作ネジ８と平行に穿設された軸穴３２に回動可能に支持され、この軸穴３２から抜け出ないように止めリング３３で係止される。操作軸３１の固定体４を上方向に貫通した箇所には、ロック片３０が固定される。ロック片３０は、レバー７が傾斜しピボット軸５をピボット穴６内に突出させたときに、レバー７の反ピボット軸側の端と固定体４との間に形成される隙間に入り込み得るように設けられる。具体的には、ロック片３０は操作軸３１の上端に固着した円柱を操作軸３１の軸心を含む平面で半裁して得られる半円柱体である。操作軸３１が図９に示す位置から約１８０度回動操作されると、ロック片３０は図９に示すアンロック位置から図１０に示すロック位置へと移動して上記隙間に入り込む。これにより、レバー７がロックされ水平軸１２の回りを回動することができず、従ってピボット軸５を離脱操作する方向にレバー操作ネジ８を回すことが出来ない。ロック片３０が上記隙間から離脱するように操作軸３１を回すと、レバー７はアンロックされ、水平軸１２の回りを回動可能になる。
【００４２】
このピボット軸操作装置は、上記ロック手段がロック状態とアンロック状態のいずれにあるかを表示する表示手段を備える。
【００４３】
すなわち、図１１に示すように、ロック手段の操作軸３１が固定体４下に露出する軸穴３２の縁には上記ロック位置に対応するように「固定」の文字等が刻印、印刷等により施されている。軸穴３２の反対側の縁には上記アンロック位置に対応するように「操作」の文字等が刻印、印刷等により施されている。これらの文字等は固定体４の下面に表示してもよいが、具体的には後述する化粧板１８の下面に表示される。「固定」又は「操作」の文字３６，３７に代えて、他の文字、図形、記号等を用いることも可能である。ロック手段である操作軸３１の下端の指針３４が「固定」又は「操作」を指示することにより、レバー７がロック状態にあるかアンロック状態にあるかがドア１を開けた状態において固定体４の外部から認識される。作業者はレバー７がロック状態にあるかアンロック状態にあるかを直ちに判別して速やかにロック状態とアンロック状態の切換えを行うことができる。
【００４４】
固定体４のドア１に対向する面には化粧板１８が必要に応じて取り付けられる。化粧板１８は止めネジ１９により固定体４に固定され、固定体４から覗く筒体１０の端面、ブラケット１１の切り出し部等を遮蔽する。化粧板１８には、操作軸３１の軸穴３２とレバー操作ネジ８のネジ穴８ｂの双方を囲む覗き穴３５が設けられ、この覗き穴３５から操作軸３２とレバー操作ネジ８とが露出する。
【００４５】
次に、上記構成のピボット軸操作装置の作用を説明する。
【００４６】
ドア１を出入口枠３に取り付ける場合、図１１に示すように軸穴３２から露出する操作軸を「固定」側から「操作」側に操作してロック片３０を図１０に示すロック位置から図９に示すアンロック位置に切り替える。続いてレバー操作ネジ８の溝８ｃにドライバ等の工具を挿入し、レバー操作ネジ８を固定体４の外側へと螺進させる。これにより、図９中、レバー７が水平軸１２の回りを時計方向に回動し、ピボット軸５を押し上げる。ピボット軸５はスライド穴６に案内されて固定体４の上方へスライドし、スライド穴内に引っ込む。
【００４７】
次いで、ドア１の下側のピボット軸をピボット穴に挿入した後、ドア１の上側のピボット穴２をピボット軸５のスライド穴６に臨ませる。続いてレバー操作ネジ８の溝８ｃにドライバ等の工具を挿入し、レバー操作ネジ８を固定体４の内側へと螺進させる。これにより、図９に示すようにレバー７が水平軸１２の回りを反時計方向に回動し、ピボット軸５を下方へ押し下げる。ピボット軸５はスライド穴６に案内されて固定体４の下方へ突出し、ドア１の上側のピボット穴２内へと侵入する。
【００４８】
図１に示すように、ピボット軸５がピボット穴２内に適正に入り込むと、レバー操作ネジ８のネジ軸８ａは固定体４の内側へと没し、レバー７が回動してレバー７の端と固定体４との間の隙間が大きくなる。そこで、操作軸３１をアンロック位置からロック位置へと回動操作し、ロック片３０を上記隙間内に侵入させてレバー７をロックする。このロック操作の際、指針３４と「操作」及び「固定」の表示との位置関係を目安にすることでアンロックからロックへの切換えを外部から正確に行うことができ、また、切換え操作後においてピボット軸５がピボット穴２に適正に挿入されかつレバー７がロックされたことが表示される。
【００４９】
ドア１の修理、保守、点検等に際しドア１を出入口枠３から外すには、軸穴３２から露出する操作軸３１を「固定」側から「操作」側に操作してロック片３０を図１０に示すロック位置から図９に示すアンロック位置に切り替える。
【００５０】
続いてレバー操作ネジ８の溝８ｃにドライバ等の工具を挿入し、レバー操作ネジ８を固定体４の外側へと螺進させる。これにより、レバー７が水平軸１２の回りを時計方向に回動し、ピボット軸５を押し上げ、ピボット軸５はスライド穴６に案内されて固定体４の上方へスライドし、スライド穴６内に引っ込む。ドア１はピボット軸５による拘束から解かれ、出入口枠３から取り外し可能になる。
【００５１】
【発明の効果】
請求項１の発明によれば、出入口のドアに形成されたピボット穴と、出入口枠に固定された固定体と、固定体側からピボット穴に対し出入可能なピボット軸と、ピボット軸をスライド自在に支持する固定体に形成されたスライド穴と、ピボット軸に連結される固定体に支持されたレバーと、固定体の内側に螺進するときにレバーを介しピボット軸をピボット穴内に突出させ固定体の外側に螺進するときにレバーを介しピボット軸をピボット穴外に離脱させる固定体に螺合したレバー操作ネジとを具備してなるピボット軸操作装置において、レバー操作ネジの操作によりレバーがピボット軸をピボット穴内に突出させたときにレバーを当該位置にロックするロック手段を備えたことから、ピボットヒンジが結合状態にあるときにレバーをロックし、レバー操作ネジの誤操作を防止してピボット軸のピボット穴からの脱け出しを確実に防止することができる。
また、レバー操作ネジをアンロック位置からロック位置へ螺進させた時にロック手段をアンロック状態からロック状態へと自動的に移行させる弾性体を備えたことから、レバー操作ネジをアンロック位置からロック位置に移行させる際にロック手段が弾性体により自動的にロック位置に復帰し、従って作業者によるロックのし忘れを防止することができる。
【００５２】
請求項４の発明によれば、請求項１乃至請求項３のいずれかに記載のピボット軸操作装置において、ロック手段がロック状態とアンロック状態のいずれにあるかを表示する表示手段を備えることから、ロック手段がロック状態とアンロック状態のいずれにあるかを外部から直ちに視認してロック・アンロック操作をすることができ、ドアの取付施工、保守点検等を速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１に係るピボット軸操作装置を備えたピボットヒンジをドア及び出入口枠と共に示す立面図である。
【図２】図１中、ＩＩ−ＩＩ線矢視図であり、ロック状態にあるピボット軸操作装置を示す。
【図３】アンロック状態にあるピボット軸操作装置を示す図２と同様な図である。
【図４】図２中、ＩＶ−ＩＶ線矢視断面図である。
【図５】図２中、Ｖ方向矢視図である。
【図６】ピボット軸操作装置の部分底面図である。
【図７】（Ａ）は本発明の実施の形態２に係るピボット軸操作装置の部分拡大図、（Ｂ）はインジケータの底面図である。
【図８】本発明の実施の形態３に係るピボット軸操作装置をアンロック状態で示す平面図である。
【図９】図８中、ＩＸ−ＩＸ線矢視断面図である。
【図１０】ピボット軸操作装置をロック状態で示す部分断面図である。
【図１１】図１０に示す箇所の底面図である。
【符号の説明】
１…ドア
２…ピボット穴
３…出入口枠
４…固定体
５…ピボット軸
６…スライド穴
７…レバー
８…レバー操作ネジ
２５…ロックレバー
２６…ロックバネ
３６，３７…文字[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pivot shaft operating device used for a pivot hinge.
[0002]
[Prior art]
The door of the entrance / exit in a building may be attached to an entrance / exit frame integral with a wall or the like via a pivot hinge. Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-90425 discloses an example of a pivot hinge. This pivot hinge includes a pivot shaft operating device having the following configuration. That is, it is formed in a pivot hole formed in the door of the entrance, a fixed body fixed to the entrance / exit frame, a pivot shaft that can enter and exit the pivot hole from the fixed body side, and a fixed body that slidably supports the pivot shaft. Slide hole, lever supported by the fixed body connected to the pivot shaft, and when pivoting to the inside of the fixed body, when the pivot shaft protrudes into the pivot hole via the lever and screwed to the outside of the fixed body And a lever operating screw threadedly engaged with a fixed body for detaching the pivot shaft from the pivot hole via the lever. When the lever operating screw is turned in one direction and is screwed into the fixed body, the lever rotates in one direction and the pivot shaft enters the pivot hole. As a result, the pivot hinge is coupled, and the door can be opened and closed with the pivot shaft as a fulcrum. Further, when the lever operating screw is rotated in the opposite direction and is screwed out to the outside of the fixed body, the lever is rotated in the other direction to disengage the pivot shaft from the pivot hole. This separates the pivot hinge and allows the door to be removed from the doorway frame.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The screw hole of the conventional lever operation screw is completely shielded by the decorative plate after the door is attached to the entrance / exit frame as disclosed in, for example, JP-A-2001-90425. For this reason, once the door installation work is completed, it is impossible to confirm the tightening condition of the lever operation screw, the presence or absence of the lever operation screw, and the like.
[0004]
If the decorative plate is omitted, there is a possibility that the lever operation screw is operated by mistake.
[0005]
The object of the present invention is to easily check the tightening condition of the lever operating screw, the presence / absence of the lever operating screw, etc., and to easily and quickly remove the door from the entrance / exit frame for repair, etc. An object of the present invention is to provide a pivot shaft operating device that can prevent erroneous operation.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above-described problem, the invention according to claim 1 includes a pivot hole (2) formed in the door (1) of the doorway, a fixed body (4) fixed to the doorway frame (3), A pivot shaft (5) that can be moved in and out of the pivot hole (2) from the fixed body (4) side, and a slide hole (6) formed in the fixed body (4) that slidably supports the pivot shaft (5); The lever (7) supported by the fixed body (4) connected to the pivot shaft (5), and the pivot shaft (5) through the lever when screwed inwardly of the fixed body (4), the pivot hole ( 2) A lever screwed into a fixed body (4) that protrudes into the fixed body (4) so that the pivot shaft (5) is detached from the pivot hole (2) via the lever (7) when screwed out of the fixed body (4). In a pivot shaft operating device comprising an operating screw (8), the lever operating screw (8) Comprising a lever (7) is a locking means for locking the lever (7) to the position when projecting pivot shaft (5) to pivot hole (2) in (25) by workAnd an elastic body (26) for automatically shifting the locking means (25) from the unlocked state to the locked state when the lever operating screw (8) is screwed into the fixed body (4).Adopt a pivot shaft operating device.
[0007]
  Also,Claim 4The invention according toAny one of claims 1 to 3In the pivot shaft operating device described in 1), a pivot shaft operating device including display means (36, 37) for displaying whether the lock means (25) is in the locked state or the unlocked state is employed.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of a pivot shaft operating device according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0010]
<Embodiment 1>
As shown in FIG. 1, the door 1 of the entrance / exit in a building is attached to the entrance / exit frame 3 integral with a wall etc. via a pivot hinge. Of the pivot hinges, the upper pivot hinge includes a pivot shaft operating device having the following configuration.
[0011]
As shown in FIGS. 1 to 6, the pivot shaft operating device includes a pivot hole 2 formed in the door 1 of the doorway, a fixed body 4 fixed to the doorway frame 3, and a pivot hole 2 from the fixed body 4 side. A pivot shaft 5 that can be moved in and out, a slide hole 6 formed in a fixed body 4 that slidably supports the pivot shaft 5, a lever 7 supported by the fixed body 4 connected to the pivot shaft 5, and a fixed The pivot shaft 5 protrudes into the pivot hole 2 through the lever 7 when screwed into the inside of the body 4 and detached from the pivot hole 2 through the lever 7 when screwed out of the fixed body 4. And a lever operating screw 8 screwed to the fixed body 4 to be engaged.
[0012]
As shown in FIG. 1, the pivot hole 2 is formed at the upper end of the door 1 as a bearing hole that is rotatably supported with respect to the pivot shaft 5. A similar pivot shaft or the like is also provided on the lower side of the door 1, but since these are known structures, detailed description thereof is omitted.
[0013]
As shown in FIGS. 1 to 5, the fixed body 4 is formed of a substantially rectangular plate material. The fixed body 4 is fixed to a surface of the doorway frame 3 facing the upper edge of the door 1 by a desired fixing means such as a fixing screw. A cavity for accommodating the operating device of the pivot shaft 5 is provided above the fixed body 4 of the entrance / exit frame 3.
[0014]
As shown in FIGS. 1 to 5, the pivot shaft 5 is formed of a bar material such as a round bar. A slide hole 6 through which the pivot shaft 5 slides toward the door 1 is provided in the fixed body 4 by the cylinder 10. A fitting hole is formed in the fixed body 4, and the cylindrical body 10 is fitted into the fitting hole from the entrance / exit frame 3 side and integrated with the fixed body 4. The pivot shaft 5 slides in the slide hole 6 in the vertical direction with respect to the fixed body 4, and moves in and out of the lower surface of the fixed body 4 to enter and exit the pivot hole 2 of the door 1.
[0015]
As shown in FIGS. 1 to 5, the lever 7 extends above the fixed body 4 along the length direction thereof, and can be pivoted up and down via a horizontal shaft 12 to a bracket 11 provided on the fixed body 4. Supported by One side of the lever 7 centered on the horizontal shaft 12 extends toward the cylindrical body 10, and a thin rod-shaped tip penetrates the vertical groove 13 formed on the side surface of the cylindrical body 10 into the cylindrical body 10, and the pivot shaft 5 enters the side hole 14 formed on the side surface of the member 5. Therefore, when the lever 7 rotates up and down with the horizontal shaft 12 as a fulcrum, the pivot shaft 5 slides up and down in the slide hole 6.
[0016]
As shown in FIG. 4, the lever operating screw 8 is provided so as to penetrate vertically through the fixed body 4, and its upper end is connected to the other side of the lever 7 around the horizontal shaft 12 via a ball joint 17. Yes. The male screw of the screw shaft 8 a of the lever operating screw 8 is screwed into the female screw of the screw hole 8 b formed perpendicular to the fixed body 4. A groove 8c for inserting a tool (not shown) such as a screwdriver is formed at the lower end of the screw shaft 8a. When a tool is inserted into the groove 8c and the lever operation screw 8 is turned so as to be screwed into the inside of the fixed body 4, the lever 7 rotates counterclockwise around the horizontal shaft 12, and the pivot shaft 5 is pivoted into the pivot hole. 2 is invaded. When the lever operating screw 8 is turned in the reverse direction so that the lever operating screw 8 is screwed out of the fixed body 4, the lever 7 is rotated clockwise around the horizontal shaft 12, and the pivot shaft 5 is moved to the pivot hole 2. To leave.
[0017]
This pivot shaft operating device is provided with a lock means for locking the lever 7 in this position when the lever 7 projects the pivot shaft 5 into the pivot hole 2 by operating the lever operating screw 8.
[0018]
That is, as shown in FIGS. 2 to 5, the locking means includes a lock lever 25 disposed on the fixed body 4 in the vicinity of the lever 7, and a lock spring 26 that constantly urges the lock lever 25 to the lock position. And an operating piece 15 for switching the lock lever 25 between a locked position and an unlocked position.
[0019]
The lock lever 25 is rotatably supported in a horizontal plane by a pivot 28 erected in the vicinity of the bracket 11 on the fixed body 4. A lock piece 27 that can be engaged with and disengaged from the lever 7 protrudes from one end of the lock lever 25. Specifically, the lock piece 27 is formed in a gap between the lever 7 and the fixed body 4 between the lever operating screw 8 and the bracket 11 when the lever 7 is inclined so that the pivot shaft 5 protrudes into the pivot hole 2. It is formed so that it can enter. When the lock piece 27 enters the gap, the lever 7 is locked and cannot be rotated around the horizontal shaft 12, and therefore the lever operation screw 8 cannot be turned in the direction of detaching the pivot shaft 5. . When the operation piece 15 is turned so that the lock piece 27 is detached from the gap, the lever 7 is unlocked and can rotate around the horizontal shaft 12.
[0020]
The lock location of the lock piece 27 is not limited to the gap, and may be on the upper side of the lever 7 between the cylinder 10 and the bracket 11.
[0021]
The lock spring 26 is, for example, a torsion coil spring, wound around the pivot 28, and both ends are locked to the bracket 11 and the lock lever 25. Thereby, the lock lever 25 is always urged toward the lock position where the lock piece 27 enters under the lever 7. Due to the urging force of the lock spring 26, the lock piece 27 stops at the lock position in the gap below the lever 7 as shown in FIG. When the operation piece 15 is operated against the urging force of the lock spring 26, the lock piece 27 is detached from the gap below the lever 7 and unlocks the lever 7. When the lever operating screw 8 is screwed inward of the fixed body 4, the lock piece 27 is automatically fitted into the gap by the elastic action of the lock spring 26. That is, the lock spring 26 functions as an elastic body that automatically shifts the lock means from the unlocked state to the locked state.
[0022]
When it is not necessary to give the lock spring 26 the function of automatically shifting the lock means from the unlocked state to the locked state, the lock spring 26 is provided as a reversing spring, and the lock piece 27 is placed between the lock position and the unlock position. The lock lever 25 may be selectively stopped at any position by allocating and urging between the two positions.
[0023]
The operation piece 15 protrudes into a window hole 16 formed in the fixed body 4. As a result of the operation piece 15 being urged in the locking direction by the lock spring 26, the operation piece 15 comes into contact with the edge of the window hole and stops. Thereby, as shown in FIG. 2, the lock lever 25 stops at the lock position where the lock piece 27 enters under the lever 7 and locks the lever 7. Further, when the operation piece 15 is operated against the urging force of the lock spring 26, the lock lever 25 rotates in a direction in which the lock piece 27 is detached from below the lever 7, and unlocks the lever 7.
[0024]
The pivot shaft operating device includes display means for displaying whether the lock means is in a locked state or an unlocked state.
[0025]
That is, as shown in FIG. 6, the “fixed” character 36, which means that the lever 7 is locked, is engraved or printed on the edge of the window hole 16 where the operation piece 15 of the locking means comes into contact and stops. Yes. On the opposite edge of the window hole 16, an “operation” character 37, which means unlocking of the lever 7, is given by stamping, printing or the like. Although these characters 36 and 37 may be displayed on the lower surface of the fixed body 4, specifically, they are displayed on the lower surface of the decorative board 18 described later. The operation piece 15 as a locking means indicates the "fixed" character 36 or the "operation" character 37 as an indicator pointer, thereby opening the door 1 to determine whether the lever 7 is in the locked state or unlocked state. In this state, it is recognized from the outside below the fixed body 4. The operator can immediately determine whether the lever 7 is in the locked state or the unlocked state, and can quickly switch between the locked state and the unlocked state. The display of the “fixed” or “operation” characters 36 and 37 is not limited to other characters or characters, and can also be performed with figures, symbols, and the like.
[0026]
As shown in FIGS. 2 to 6, a decorative plate 18 is attached to the surface of the fixed body 4 facing the door 1 as necessary. The decorative plate 18 is fixed to the fixed body 4 by a set screw 19 and shields the end face of the cylindrical body 10, the cutout portion of the bracket 11, and the like viewed from the fixed body 4. The decorative plate 18 is provided with a guide hole 20 that communicates with the slide hole 6 of the cylinder 10, a peep hole 21 that communicates with the window hole 16 of the operation piece 15, and a through hole 22 through which the lever operation screw 8 passes. The pivot shaft 5, the operation piece 15, and the lever operation screw 8 are exposed from the hole.
[0027]
Next, the operation of the pivot shaft operating device having the above configuration will be described.
[0028]
When the door 1 is attached to the entrance / exit frame 3, as shown in FIG. 6, the operating piece 15 exposed from the window hole 16 is operated from the “fixed” side to the “operating” side, and the lock lever 25 is moved from the locked position shown in FIG. Switch to the unlock position shown in FIG. Subsequently, a tool such as a screwdriver is inserted into the groove 8 c of the lever operation screw 8, and the lever operation screw 8 is screwed out to the outside of the fixed body 4. As a result, in FIG. 4, the lever 7 rotates clockwise around the horizontal shaft 12 and pushes up the pivot shaft 5. The pivot shaft 5 is guided by the slide hole 6, slides above the fixed body 4, and retracts into the slide hole 6.
[0029]
Next, after the lower pivot shaft of the door 1 is inserted into the pivot hole, the upper pivot hole 2 of the door 1 is made to face the slide hole 6 of the pivot shaft 5. Subsequently, a tool such as a screwdriver is inserted into the groove 8 c of the lever operation screw 8, and the lever operation screw 8 is screwed into the fixed body 4. As a result, as shown in FIG. 4, the lever 7 rotates counterclockwise around the horizontal shaft 12 and pushes the pivot shaft 5 downward. The pivot shaft 5 is guided by the slide hole 6 and protrudes below the fixed body 4 and enters the pivot hole 2 on the upper side of the door 1.
[0030]
As shown in FIG. 1, when the pivot shaft 5 properly enters the pivot hole 2, the screw shaft 8 a of the lever operation screw 8 is submerged inside the fixed body 4, and the lever 7 rotates to rotate the lever operation screw. A gap is formed between the lever 7 and the fixed body 4 between the bracket 8 and the bracket 11. Since the lock lever 25 is always urged in the lock direction by the lock spring 26, a gap is formed, and at the same time the lock lever 25 rotates about the pivot 28, and the lock piece 27 is moved as shown in FIGS. The lever 7 is automatically entered into the gap and the lever 7 is locked.
[0031]
Further, when the lock lever 25 is rotated to the lock position, the operation piece 15 is simultaneously returned from the “operation” side to the “fixed” side in FIG. 6, the pivot shaft 5 is properly inserted into the pivot hole 2, and the lever 7 is locked.
[0032]
In order to remove the door 1 from the entrance / exit frame 3 during repair, maintenance, inspection, etc. of the door 1, the operating piece 15 exposed from the window hole 16 is operated from the “fixed” side to the “operating” side as shown in FIG. The lock lever 25 is switched from the lock position shown in FIG. 2 to the unlock position shown in FIG.
[0033]
Subsequently, a tool such as a screwdriver is inserted into the groove 8 c of the lever operation screw 8, and the lever operation screw 8 is screwed out to the outside of the fixed body 4. As a result, the lever 7 pivots clockwise around the horizontal axis 12 to push up the pivot shaft 5, and the pivot shaft 5 is guided by the slide hole 6 and slides above the fixed body 4. Retract. The door 1 is released from the restraint by the pivot shaft 5 and can be detached from the entrance / exit frame 3.
[0034]
<Embodiment 2>
The pivot shaft operating device according to the second embodiment has the same configuration as that of the first embodiment, but is an indicator member for displaying that the pivot shaft 5 is completely inserted into the pivot hole 2. An indicator cap 23 is provided.
[0035]
That is, as shown in FIG. 7, the disk-shaped indicator cap 23 is attached to the opening of the screw hole 8b when the lever operating screw 8 is immersed in the fixed body 4. The indicator cap 23 fits in the gap between the upper edge of the door 1 and the entrance / exit frame 3 shown in FIG. 1, so that the door 1 can be opened and closed without being interfered by the indicator cap 23. By attaching the indicator cap 23 to the opening of the screw hole 8b, it can be visually recognized from the outside that the pivot shaft 5 is properly inserted into the pivot hole 2 of the door 1.
[0036]
The indicator cap 23 is fitted and fixed to the edge of the through hole 22 of the decorative plate 18 from below the decorative plate 18. In order to perform this fitting smoothly, a notch 29 is desirably formed in the indicator cap 23 to provide springiness. In order to hold the indicator cap 23 more firmly in the through hole 22, a reverse tapered surface may be formed. When the decorative plate 18 is omitted, the indicator cap 23 may be directly attached to the fixed body 4 so as to be fitted into the screw hole 8b of the fixed body 4. In order to make the presence of the indicator cap 23 visible, the indicator cap 23 may be colored.
[0037]
A tool insertion hole 24 having a diameter smaller than that of the screw shaft 8 a of the lever operating screw 8 is preferably formed in the center of the indicator cap 23. As a result, when the tool is inserted into the screw hole 8b from the tool insertion hole 24 and locked in the groove 8c of the lever operation screw 8, and the lever operation screw 8 is loosened, the pivot shaft 5 is moved from the pivot hole 2 into the cylindrical body 10. The indicator cap 23 can be removed from the fixed body 4 at the same time as it is pulled out. For this reason, the indicator cap 23 is prevented from remaining on the fixed body 4 and erroneous display is prevented. After the door 1 is attached to the entrance / exit frame 3, the indicator cap 23 is attached again to the opening of the screw hole 8 b of the lever operation screw 8.
[0038]
The tool insertion hole 24 also functions as a peep hole for viewing the state of the lever operation screw 8. By observing the presence or absence of the lever operation screw 8 or the position of the lower end of the lever operation screw 8 from the peep hole, it is possible to determine whether the pivot shaft 5 and the pivot hole 2 are engaged.
[0039]
<Embodiment 3>
In the same manner as in the first embodiment, the pivot shaft operating device in the third embodiment moves the lever 7 to the position when the lever 7 projects the pivot shaft 5 into the pivot hole 6 by operating the lever operating screw 8. There is a locking means for locking.
[0040]
That is, as shown in FIGS. 8 to 11, the lock means is configured to switch the lock piece 30 disposed on the fixed body 4 in the vicinity of the lever 7 and the lock piece 30 between the lock position and the unlock position. And an operation shaft 31 to be operated.
[0041]
The operation shaft 31 is rotatably supported by a shaft hole 32 formed in parallel with the lever operation screw 8 on the fixed body 4, and is locked by a stop ring 33 so as not to come out of the shaft hole 32. A lock piece 30 is fixed at a position penetrating the fixed body 4 of the operation shaft 31 upward. When the lever 7 is inclined and the pivot shaft 5 protrudes into the pivot hole 6, the lock piece 30 can enter a gap formed between the end of the lever 7 on the side opposite to the pivot shaft and the fixed body 4. Is provided. Specifically, the lock piece 30 is a semi-cylindrical body obtained by half-cutting a cylinder fixed to the upper end of the operation shaft 31 with a plane including the axis of the operation shaft 31. When the operation shaft 31 is rotated about 180 degrees from the position shown in FIG. 9, the lock piece 30 moves from the unlock position shown in FIG. 9 to the lock position shown in FIG. As a result, the lever 7 is locked and cannot be rotated around the horizontal shaft 12, and therefore the lever operating screw 8 cannot be turned in the direction of detaching the pivot shaft 5. When the operation shaft 31 is rotated so that the lock piece 30 is detached from the gap, the lever 7 is unlocked and can rotate around the horizontal shaft 12.
[0042]
The pivot shaft operating device includes display means for displaying whether the lock means is in a locked state or an unlocked state.
[0043]
That is, as shown in FIG. 11, the "fixed" character or the like is imprinted or printed on the edge of the shaft hole 32 where the operation shaft 31 of the lock means is exposed below the fixed body 4 so as to correspond to the lock position. It has been subjected. On the opposite edge of the shaft hole 32, “operation” characters and the like are applied by stamping, printing, or the like so as to correspond to the unlock position. Although these characters and the like may be displayed on the lower surface of the fixed body 4, specifically, they are displayed on the lower surface of the decorative board 18 described later. Instead of the “fixed” or “operation” characters 36, 37, other characters, figures, symbols, or the like may be used. When the pointer 34 at the lower end of the operation shaft 31 that is the locking means instructs “fixing” or “operation”, the fixed body is in a state where the door 1 is opened whether the lever 7 is in the locked state or the unlocked state. 4 is recognized from the outside. The operator can immediately determine whether the lever 7 is in the locked state or the unlocked state, and can quickly switch between the locked state and the unlocked state.
[0044]
A decorative plate 18 is attached to the surface of the fixed body 4 facing the door 1 as necessary. The decorative plate 18 is fixed to the fixed body 4 by a set screw 19 and shields the end face of the cylindrical body 10, the cutout portion of the bracket 11, and the like viewed from the fixed body 4. The decorative plate 18 is provided with a viewing hole 35 that surrounds both the shaft hole 32 of the operating shaft 31 and the screw hole 8b of the lever operating screw 8, and the operating shaft 32 and the lever operating screw 8 are exposed from the viewing hole 35. .
[0045]
Next, the operation of the pivot shaft operating device having the above configuration will be described.
[0046]
When the door 1 is attached to the entrance / exit frame 3, as shown in FIG. 11, the operating shaft exposed from the shaft hole 32 is operated from the “fixed” side to the “operating” side, and the lock piece 30 is viewed from the locked position shown in FIG. Switch to the unlock position shown in FIG. Subsequently, a tool such as a screwdriver is inserted into the groove 8 c of the lever operation screw 8, and the lever operation screw 8 is screwed out to the outside of the fixed body 4. As a result, in FIG. 9, the lever 7 rotates clockwise around the horizontal shaft 12 and pushes up the pivot shaft 5. The pivot shaft 5 is guided by the slide hole 6, slides above the fixed body 4, and retracts into the slide hole.
[0047]
Next, after the lower pivot shaft of the door 1 is inserted into the pivot hole, the upper pivot hole 2 of the door 1 is made to face the slide hole 6 of the pivot shaft 5. Subsequently, a tool such as a screwdriver is inserted into the groove 8 c of the lever operation screw 8, and the lever operation screw 8 is screwed into the fixed body 4. As a result, as shown in FIG. 9, the lever 7 rotates counterclockwise around the horizontal shaft 12 and pushes the pivot shaft 5 downward. The pivot shaft 5 is guided by the slide hole 6 and protrudes below the fixed body 4 and enters the pivot hole 2 on the upper side of the door 1.
[0048]
As shown in FIG. 1, when the pivot shaft 5 properly enters the pivot hole 2, the screw shaft 8 a of the lever operation screw 8 is submerged inside the fixed body 4, and the lever 7 rotates to rotate the lever 7. The gap between the end and the fixed body 4 is increased. Therefore, the operation shaft 31 is rotated from the unlock position to the lock position, and the lock piece 30 is inserted into the gap to lock the lever 7. At the time of this locking operation, by using the positional relationship between the pointer 34 and the indications of “operation” and “fixed” as a guide, switching from unlocking to locking can be performed accurately from the outside. It is displayed that the pivot shaft 5 is properly inserted into the pivot hole 2 and the lever 7 is locked.
[0049]
In order to remove the door 1 from the entrance / exit frame 3 at the time of repair, maintenance, inspection, etc. of the door 1, the operating shaft 31 exposed from the shaft hole 32 is operated from the “fixed” side to the “operating” side, and the lock piece 30 is moved as shown in FIG. Is switched to the unlock position shown in FIG.
[0050]
Subsequently, a tool such as a screwdriver is inserted into the groove 8 c of the lever operation screw 8, and the lever operation screw 8 is screwed out to the outside of the fixed body 4. As a result, the lever 7 pivots clockwise around the horizontal axis 12 to push up the pivot shaft 5, and the pivot shaft 5 is guided by the slide hole 6 and slides above the fixed body 4. Retract. The door 1 is released from the restraint by the pivot shaft 5 and can be detached from the entrance / exit frame 3.
[0051]
【The invention's effect】
  According to the first aspect of the present invention, the pivot hole formed in the door of the entrance / exit, the fixed body fixed to the entrance / exit frame, the pivot shaft capable of entering / exiting the pivot hole from the fixed body side, and the pivot shaft are slidable. A slide hole formed in the fixed body to be supported, a lever supported by the fixed body connected to the pivot shaft, and a fixed body that projects the pivot shaft into the pivot hole via the lever when screwed into the fixed body. In a pivot shaft operating device comprising a lever operating screw threadedly engaged with a fixed body that allows the pivot shaft to be removed from the pivot hole via a lever when screwing outward, the lever is pivoted by operating the lever operating screw. The lever is locked when the pivot hinge is in the coupled state because the lever is locked in this position when the shaft protrudes into the pivot hole. , It can be removed only the out reliably prevented from pivoting holes of the pivot shaft to prevent erroneous operation of the lever screw.
  The lever operation screw is also provided with an elastic body that automatically shifts the locking means from the unlocked state to the locked state when the lever operating screw is screwed from the unlocked position to the locked position. When shifting to the lock position, the lock means automatically returns to the lock position by the elastic body, so that it is possible to prevent the operator from forgetting to lock.
[0052]
  Claim 4According to the invention ofAny one of claims 1 to 3The pivot shaft operating device according to claim 1, further comprising a display means for displaying whether the locking means is in a locked state or an unlocked state, so that whether the locking means is in a locked state or an unlocked state is externally provided. It can be visually recognized and locked / unlocked, and door installation and maintenance can be performed promptly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an elevational view showing a pivot hinge provided with a pivot shaft operating device according to a first embodiment of the present invention, together with a door and an entrance / exit frame.
FIG. 2 is a view taken along the line II-II in FIG. 1, and shows the pivot shaft operating device in a locked state.
FIG. 3 is a view similar to FIG. 2 showing the pivot shaft operating device in an unlocked state.
4 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 2;
FIG. 5 is a view in the direction of arrow V in FIG.
FIG. 6 is a partial bottom view of the pivot shaft operating device.
7A is a partially enlarged view of a pivot shaft operating device according to Embodiment 2 of the present invention, and FIG. 7B is a bottom view of an indicator.
FIG. 8 is a plan view showing a pivot shaft operating device according to a third embodiment of the present invention in an unlocked state.
9 is a cross-sectional view taken along line IX-IX in FIG.
FIG. 10 is a partial cross-sectional view showing the pivot shaft operating device in a locked state.
11 is a bottom view of the portion shown in FIG.
[Explanation of symbols]
1 ... Door
2 ... Pivot hole
3 ... Entrance / exit frame
4 ... Fixed body
5 ... Pivot shaft
6 ... Slide hole
7 ... Lever
8 ... Lever operation screw
25 ... Lock lever
26 ... Lock spring
36, 37 ... characters

Claims

A pivot hole formed in the door of the entrance / exit, a fixed body fixed to the entrance / exit frame, a pivot shaft capable of entering / exiting the pivot hole from the fixed body side, and a slide formed on the fixed body that slidably supports the pivot shaft A hole, a lever supported by a fixed body connected to the pivot shaft, and a lever when projecting the pivot shaft into the pivot hole via the lever and screwing it outside the fixed body In a pivot shaft operating device comprising a lever operating screw threadedly engaged with a fixed body for separating the pivot shaft out of the pivot hole via the lever, when the lever projects the pivot shaft into the pivot hole by operating the lever operating screw locked with a locking means for locking the lever to the position, the locking means when is screwed the lever screw on the inside of the fixed body from the unlocked state to the Pivot shaft operating device characterized by comprising an elastic member for automatically transition.

A pivot hole formed in the door of the entrance / exit, a fixed body fixed to the entrance / exit frame, a pivot shaft capable of entering / exiting the pivot hole from the fixed body side, and a slide formed on the fixed body that slidably supports the pivot shaft A hole, a lever supported by a fixed body connected to the pivot shaft, and a lever when projecting the pivot shaft into the pivot hole via the lever and screwing it outside the fixed body In a pivot shaft operating device comprising a lever operating screw threadedly engaged with a fixed body for separating the pivot shaft out of the pivot hole via the lever, when the lever projects the pivot shaft into the pivot hole by operating the lever operating screw Provided with a locking means for locking the lever at the position, and the locking means is disposed on the fixed body in the vicinity of the lever and the locking lever. Comprising an operating piece for switching operation between the lock lever to the locked position and the unlocked position, the said fixed body pivot shaft operating device, characterized in that a window hole in which the operation piece is protruded is provided.

A pivot hole formed in the door of the entrance / exit, a fixed body fixed to the entrance / exit frame, a pivot shaft capable of entering / exiting the pivot hole from the fixed body side, and a slide formed on the fixed body that slidably supports the pivot shaft A hole, a lever supported by a fixed body connected to the pivot shaft, and a lever when projecting the pivot shaft into the pivot hole via the lever and screwing it outside the fixed body In a pivot shaft operating device comprising a lever operating screw threadedly engaged with a fixed body for separating the pivot shaft out of the pivot hole via the lever, when the lever projects the pivot shaft into the pivot hole by operating the lever operating screw Provided with a locking means for locking the lever at the position, and the locking means includes a locking piece disposed in the vicinity of the lever on the fixed body, And an operation shaft for switching the lock piece between a lock position and an unlock position. The operation shaft is rotatably supported in a shaft hole formed in the fixed body in parallel with the lever operation screw. The pivot shaft operating device is characterized in that the end of the operating shaft is exposed from the fixed body.

4. The pivot shaft operating device according to claim 1, further comprising display means for displaying whether the lock means is in a locked state or an unlocked state. .