JP3767340B2 - Production management tag and production system using the same - Google Patents

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JP3767340B2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • General Factory Administration (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の工程ステージよりなる生産ラインを流れる個々のワークに搭載されるタグとこのタグを用いた生産システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、多くの生産ラインにおいて、仕様の異なるワークを連続的に流し、それぞれのワークごとにそのワークにあった作業を実施する、所謂多品種混流生産が行われている。代表的なものとしては、自動車の生産ラインを挙げることができ、一つのライン上で異なる車種に対して様々な加工が行われている。
【0003】
従来、多品種混流生産において、様々なワークに対して実施する加工を、どの工程で行うかといった生産管理は、各ワークごとにワークの識別番号や種類などを書き込んだタグを取り付けて、このタグを各工程ステージを担当する作業員が見て、必要な作業を実施することにより行われている。また、このようなタグを用いた生産管理方法としては、無線通信を用いて、このタグが近付いてきた工程ステージに、タグに書き込まれているワークの識別番号を送信して、これを受信した工程ステージ上の設備が、予めワークの種類ごとに記憶している作業手順をその識別番号に合わせて切り替えて加工作業を実施しているものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなタグによる従来の生産管理では、タグに書き込まれている情報としてはワークの識別番号や種類などといったワークまたはワークの種類を特定するための情報のみであるため、実際に個々のワークに対して行う作業内容は、各工程ステージにある設備が記憶していて、タグのワーク情報を元に記憶した作業内容を行うこととなっている。このため、新たなワークの種類が追加された場合や、作業内容に変更が生じた場合には、追加や変更されたワーク種に対して行う作業を、全ての工程ステージに設けられている設備に記憶し直さなければならない。これは、追加や変更されたワークに対して作業を行わない設備であっても、その追加や変更されたワーク種がきた場合に、そのワークに対して「何もしない」といった作業内容の記憶が必要であり、ワークの追加や変更により作業が増えない設備でも作業内容の記憶を変更しなければならない。
【0005】
このため、従来のタグを用いた生産管理方法では、ワーク種の追加や作業の変更があった場合に、設備ごとに作業内容の記憶や変更が必要となり多くの手間と時間がかかるといった問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、個々のワークにタグを取り付けて生産管理を行っている多品種混流生産ラインにおいて、ワーク種の追加や作業内容の変更に際し、工程ステージ上の各設備ごとに作業内容の記憶を変更する必要のない生産管理用タグとこのタグを用いた生産システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
【0008】
(1)複数の工程ステージよりなる生産ラインを流れる個々のワークに搭載されるタグであって、前記タグが搭載されたワークに施される加工内容ごとに、前記工程ステージ上にある設備がその加工を実施するために必要な作業手順を記憶した作業手順記憶手段と、前記複数の工程ステージごとに設けられている設備と通信を行う通信手段と、前記工程ステージに前記ワークが到達したか否かを判断し、到達した場合にはその工程ステージで行う加工の作業手順を前記作業手順記憶手段から読み出して、前記通信手段により該到達した工程ステージの設備へ送信する作業指示手段と、他のワークのタグとの間で、所定の情報通信を行なうタグ間通信手段と、を有することを特徴とする生産管理タグ。
(2)前記タグは、自己のタグ情報と共に、前記タグ間通信手段により通信を行うことで他のワークに取り付けられたタグのタグ情報を自己のタグ内に記憶するメモリ領域を有することを特徴とする。
【0009】
)前記タグはさらに、自己の前記メモリ領域に記憶された他のワークに取り付けられたタグのタグ情報に基づいて、自己が取り付けられているワークが進む次工程ステージに、他のワークが存在するか否かを判断する次工程確認手段、を有することを特徴とする。
(4)前記タグにおいて、前記作業指示手段は、前記工程ステージに前記ワークが到達したとき、前記メモリ領域に記憶された前記タグ情報の一つであって現在仕掛中の工程を示す現在工程IDとして、到達した工程のIDを書き込むことを特徴とする。
【0010】
)複数の工程ステージよりなる生産ラインを流れる個々のワークに搭載されるタグと、該複数の工程ステージごとに設けられた設備とからなる生産システムであって、前記タグ内には、前記タグが搭載されたワークに施される加工内容ごとに、前記工程ステージ上にある設備がその加工を実施するために必要な作業手順を記憶した作業手順記憶手段と、前記複数の工程ステージに設けられている設備と通信を行うタグ側通信手段と、前記工程ステージに前記ワークが到達したか否かを判断し、到達した場合にはその工程ステージで行う加工の作業手順を前記作業手順記憶手段から読み出して、前記通信手段により該到達した工程ステージの設備へ送信する作業指示手段と、のワークのタグとの間で、所定の情報通信を行なうタグ間通信手段と、を有し、前記設備には、前記タグ側通信手段と通信を行うための設備側通信手段と、前記設備側通信手段が受信した自己の設備において実施する作業手順にしたがって作業を実施するように設備を制御する設備制御手段と、を有することを特徴とする生産システム。
(6)前記生産システムにおいて、前記タグは、自己のタグ情報と共に、前記タグ間通信手段により通信を行うことで他のワークに取り付けられたタグのタグ情報を自己のタグ内に記憶するメモリ領域を有することを特徴とする。
【0011】
前記生産システムにおいて、前記タグにはさらに、自己の前記メモリ領域に記憶された前記他のワークに取り付けられているタグのタグ情報に基づいて、自己が取り付けられているワークが進む次工程ステージに、他のワークが存在するか否かを判断する次工程確認手段、を有することを特徴とする。
(8)前記生産システムにおいて、前記タグの前記作業指示手段は、前記工程ステージに前記ワークが到達したとき前記設備側通信手段と通信して到達した工程のIDを取得し、前記メモリ領域に記憶された前記タグ情報の一つであって現在仕掛中の工程を示す現在工程IDとして、前記到達した工程のIDを書き込むことを特徴とする。
【0012】
)前記生産ラインには、前記ワークの種類ごとに加工内容とその加工内容ごとの作業手順とを記憶した中央管理装置が設けられており、前記作業手順は、該中央管理装置から前記タグ側通信手段を介して前記タグ内の前記作業手順記憶手段に書き込まれることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、請求項ごとに以下のような効果を奏する。
【0014】
請求項1記載の本発明によれば、ワークに搭載されるタグ内に、そのワークに施す加工のための作業手順を記憶し、このタグから必要な作業手順を工程ステージの設備に送信することとしたので、ワークを加工するための作業手順がワークに搭載されたタグ内にあるため、各工程ステージの設備ではワークごとの加工内容や作業手順を記憶する必要がなくなる。したがって、新たなワーク種の追加や作業手順の変更があった場合でも工程ステージ上の設備に対しては、プログラムの変更作業が不要になり、ワーク種の追加や作業手順の変更に伴う生産ラインの停止や作業待ち時間を減らすことが可能となる。そしてタグ間通信手段を設けたことで、他のワークのタグとの間で、互いに情報のやり取りを行なうことができる。
請求項2記載の本発明によれば、ワークに搭載されるタグ内のメモリ領域に、自己のタグ情報と共にタグ間通信手段により他のタグと通信することによって他のワークに取り付けられているタグのタグ情報を記憶することとしたので、複数のタグが互いに共通のデータを持ち合うことができる。
【0015】
請求項記載の本発明によれば、次に進む工程ステージに他のワークが存在するか否かを、他のタグと通信を行うことでメモリ領域に記憶されたタグ情報に基づいてワークに搭載されたタグ自体が判断することとしたので、工程ステージ間でのインターロック信号などのやり取りが不要になり、また、各工程ステージごとにワークが存在しているか否かを入力することも不要になる。
請求項4記載の本発明によれば、工程ステージにワークが到達したときにメモリ領域に記憶されたタグ情報の一つであって現在仕掛中の工程を示す現在工程IDとして、到達した工程のIDを書き込むこととしたので、ワークの進捗に合わせて、工程ステージに到着した時点で、その工程のIDがタグに書き込まれるようになる。
【0016】
請求項記載の本発明によれば、ワークに搭載されるタグ内には、そのワークに施す加工のための作業手順を記憶して、このタグから加工に必要な作業手順を工程ステージの設備に送信し、一方、工程ステージ上の設備は、このタグからの作業手順を受けとって加工を行うこととしたので、ワークを加工するための作業手順が全てワークに搭載されたタグ内にあるため、各工程ステージの設備ではワークごとの加工内容や作業手順を記憶する必要がなくなる。したがって、新たなワーク種の追加や作業手順の変更があった場合でも工程ステージ上の設備に対しては、プログラムの変更作業が不要になり、ワーク種の追加や作業手順の変更に伴う生産ラインの停止や作業待ち時間を減らすことが可能となる。そしてタグ間通信手段を設けたことで、工程ステージ上の設備を介さずに、他のワークのタグとの間で、互いに情報のやり取りを行なうことができる。
請求項6記載の本発明によれば、ワークに搭載されるタグ内のメモリ領域に、自己のタグ情報と共にタグ間通信手段により他のタグと通信することによって他のワークに取り付けられているタグのタグ情報を記憶することとしたので、複数のタグが互いに共通のデータを持ち合うことができる。
【0017】
請求項記載の本発明によれば、次に進む工程ステージに他のワークが存在するか否かを、他のタグと通信を行うことでメモリ領域に記憶されたタグ情報に基づいてワークに搭載されたタグ自体が判断することとしたので、工程ステージ間でのインターロック信号などのやり取りが不要になり、また、各工程ステージごとにワークが存在しているか否かを入力することも不要になる。
請求項8記載の本発明によれば、工程ステージにワークが到達したとき設備側通信手段と通信して到達した工程のIDを取得し、メモリ領域に記憶されたタグ情報の一つであって現在仕掛中の工程を示す現在工程IDとして、到達した工程のIDを書き込むこととしたので、ワークの進捗に合わせて、工程ステージに到着した時点で、その工程のIDがタグに書き込まれるようになる。
【0018】
請求項記載の本発明によれば、タグ内に記憶される作業手順を生産ラインに設けられている中央管理装置からタグに設けられているタグ側通信手段を介して書き込むこととしたので、ワークごとに施される加工内容に対応した作業手順を容易にタグに記憶させることができる。したがって、ワーク種の追加や作業内容の変更等に応じて、作業手順を簡単に書き替えて記憶させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。
【0020】
図1は、本発明による生産管理用タグの内部構成を説明するためのブロック図である。
【0021】
この生産管理用タグは、その内部に各種データを記憶させることからプログラマブルタグと称する。このプログラマブルタグ1の内部構成は、大別して、設備との間で無線通信により情報の受け渡しを行うためのリモートインプット/アウトプット(I/O)機能部分10と、プログラマブルタグ同士で通信を行うためのタグ間リンク機能部分20と、リモートI/O機能部分10およびタグ間リンク機能部分20を制御して、作業手順を設備に送信し、また、先行するワークの位置を確認するなどの制御を行うコントローラ機能部分30、およびバッテリ部40よりなる。
【0022】
リモートI/O機能部分10は、リモートI/O用無線インターフェース(I/F)部11と、リモートI/Oプロトコル部12からなる。
【0023】
リモートI/O用無線I/F部11は、設備にある無線通信手段との通信を行うもので、コントローラ機能部分30から指令により、工程ごとに異なる周波数のチャネルを使って設備との通信を行っている。
【0024】
リモートI/Oプロトコル部12は、コントローラ機能部分30で扱うデータ規格と、無線通信に使用するデータ規格との変換を行うものである。
【0025】
タグ間リンク機能部分20は、タグ間リンク用無線I/F部21と、タグ間リンクプロトコル部22からなる。
【0026】
タグ間リンク用無線I/F部21は、他のタグとの通信を行うもので、タグ同士が互いに同じ周波数のチャネルを使って通信を行っている。
【0027】
タグ間リンクプロトコル部22はコントローラ機能部分30で扱うデータ規格と、無線通信に使用するデータ規格との変換を行うものである。
【0028】
コントローラ機能部分30は、リモートI/Oデータ部31、プログラムデータ部32、コモンメモリデータ部33、およびプログラム実行部34からなる。リモートI/Oデータ部31は、入力部と出力部とからなる。入力部には各設備あるいは各設備内のアクチュエータの状態信号(主にセンサからのセンシング信号)が割り付けられる。一方、出力部には各設備あるいは各設備内のアクチュエータに対する作動信号が割り付けられる。プログラム実行部34は、入力部の信号を参照して、所定の設備制御処理演算を行なった後、演算結果を出力部にオン/オフ信号として展開し、設備に反映する仕組みとなっている。
【0029】
プログラムデータ部32は、このプログラマブルタグ1が搭載されるワークに対して行われる加工内容に応じて、その加工を行うための工程番号と、その工程ステージに設置されている設備が行う作業手順を記憶しているものである。
【0030】
コモンメモリデータ部33は、同一ライン内を流れているワークに搭載された複数のプログラマブルタグが互いに共通のデータを持ち合うためのメモリ領域である。
【0031】
プログラム実行部34は、予め記憶されているプログラムを実行することにより後述する動作手順に従って、プログラマブルタグ1全体の機能を制御するものである。
【0032】
次に、このように構成されたプログラマブルタグ1の各部の機能について説明する。
【0033】
まず、図2および図3を参照して、リモートI/O機能について説明する。
【0034】
リモートI/O機能は、プログラマブルタグ内にそのプログラマブルタグが取り付けられているワークに施す加工のための作業手順を記憶しておき、この作業手順を工程が進むたびに各工程の無線設備に送信することで、自己が取り付けられているワークに対する作業を管理するものである。
【0035】
このために、プログラマブルタグ1のプログラムデータ部32には、そのプログラマブルタグが搭載されるワークに行われる作業手順のデータが記憶されていて、プログラマブルタグ実行部34では、工程が進むたびにこの作業手順を読み出し、リモートI/O用無線I/F部11を通じて、各工程ステージにある無線設備に送信する。
【0036】
図2は、このプログラマブルタグ1に記憶される作業手順データの一例を示す図面であり、互いに異なるワーク種「イ」、「ロ」、および「ホ」のワークに搭載されたプログラマブルタグ#1、#2、および#3に記憶されている工程#50、#60および#70の作業手順データを示す。なお、ここで、ワークは自動車車体であり、生産ラインとしては、車体溶接ラインである。また、実際に記憶されている作業手順プログラムとしては、例えば溶接部位にロボットを動作させるためのロボット教示データや溶接条件データなどである。
【0037】
図2Aに示するように、車種「イ」のワークに搭載されるプログラマブルタグ#1には、工程番号に対応したリモートI/Oチャネル(詳細後述)ごとに、その工程で行われる作業のプログラム内容が記憶されていて、チャネル50にはフロントフェンダーA点溶接、チャネル60にはリアフェンダーA点溶接、チャネル70にはルーフB点溶接となっている。また、図2Bに示すように、車種「ロ」のワークに搭載されるプログラマブルタグ#2では、チャネル50にはフロントフェンダーB点溶接、チャネル60にはリアフェンダーA点溶接、チャネル70にはルーフA点溶接となっている。さらに、図2Cに示すように、車種「ホ」のワークに搭載されるプログラマブルタグ#3では、チャネル50にはフロントフェンダーD点溶接、チャネル70にはルーフA点溶接となっていて、チャネル60に対応するデータが存在しない。これは車種「ホ」については工程#60における加工がないからである。
【0038】
比較のために、図3に、各工程ステージにおけるコントローラが全ての車種について、その工程で行われる作業を管理している場合における各工程コントローラごとの作業手順の記憶内容を示す。図示するように、工程#50のコントローラ(図3A)、工程#60のコントローラ(図3B)、および工程#70のコントローラ(図3C)が、車種「イ」、「ロ」、「ハ」、「ニ」、および「ホ」といったそれぞれ異なる車種に対して実施する作業のプログラム内容を記憶している。このため、図3Bに示した工程#60のコントローラは、車種「ホ」についての作業がないことなら、「何もしない」といったプログラム内容を記憶している。
【0039】
したがって、このような各工程ステージのコントローラが全ての車種の作業内容を記憶する場合、ワーク種が追加されたり、作業内容が変更された場合は、全ての工程コントローラの記憶内容を変更する必要があるのである。
【0040】
これに対し、本実施の形態では、プログラマブルタグ内に自己が取り付けられているワークの作業手順を記憶しているため、作業のない工程にまで「何もしない」という作業手順を記憶する必要は無く、また、この作業手順は、プログラマブルタグ内にのみあればよいことから、ワーク種の追加や作業の変更が生じてもその追加や変更になったワークに搭載されるプログラマブルタグについてのみ記憶している作業内容を書き替えれば済み、各工程のコントローラには一切変更を加える必要がない。
【0041】
各工程の無線設備との通信は、各工程ごとに特有の周波数が割り当てられたチャネルにより行っており、このチャネルをリモートI/Oチャネルと称している。ここでは、このリモートI/Oチャネルの番号と工程番号が対応するようにして、分かり易くしている。リモートI/Oチャネルの選択はプログラム実行部34が工程の進捗に合わせて切り換える。
【0042】
次に、図4を参照して、タグ間リンク機能について説明する。
【0043】
タグ間リンク機能は、同一ライン内を流れているワークに取り付けられているプログラマブルタグ同士が互いに情報のやり取りを行う機能である。
【0044】
このために、プログラマブルタグ1は、タグ間リンク用無線I/F部21を介して、同一の生産ライン内において固定された周波数を用い、マスターレストークン方式により通信を行っている。マスターレストークン方式は、予め付与された局番の順に1つの送信権を渡しながら送信を行う方式で、送信権(トークン)を持つプログラマブルタグがブロードキャスト送信し、他のプログラマブルタグがこれを受信する。受信した情報は、全てのプログラマブルタグが、受信したプログラマブルタグIDごとに分類してコモンメモリデータ部33に記憶する。
【0045】
図4は、複数のプログラマブルタグによる通信形態を説明するための図面である。ここでは、プログラマブルタグ#1に送信権がある場合である。送信権のあるプログラマブルタグ#1は、自己の情報、すなわち、#1タグ情報をコモンメモリデータ部33から読み出して、これに次局に対するトークンをつけて送信する。このとき、送信権のない他のプログラマブルタグ#2〜5は、送信された情報を受信して、その中から#1タグ情報を分離し、自分のコモンメモリデータ部33に、#1タグ情報として記憶する。分離した残りのトークン部分は自局を示すものであれば送信権が移ったものと認識して、次の送信動作に入り、そうでなければそのまま受信状態を継続して次の情報が送信されるのを待つことになる。
【0046】
一つひとつのタグ情報としては、例えば個々のタグに固有のタグID、取り付けたワークを個々に識別するためのアクチャルNo、ワークの種類を示すワーク種No、現在仕掛中の工程を示す現在工程ID、既に終了した工程の履歴を示す工程加工履歴などである。各項目はいずれも書き替え可能である。タグIDは、一つひとつのタグを識別するために同一生産ライン内で個別の値として書き込まれる。アクチャルNoおよびワーク種Noは、プログラマブルタグをワークへ搭載するときに書き替えが行われる。現在工程IDはワークの進捗に合わせて、工程ステージに到着した時点で、その工程のIDが書き込まれる。工程加工履歴は、終了した工程について、例えば工程カウンタ、サイクルタイム、設備故障情報などが書き込まれる。
【0047】
このようにして複数のプログラマブルタグが互いの情報を共有することで、自分が次に進む工程に他のワークがいるか否かを、自己が有するコモンメモリデータ部を検索することで可能となる。したがって、工程ステージ間でワークが存在しているか否かを他の工程ステージに知らせて、他の工程ステージにおけるワークの進行を止めるためのインターロック信号が不要となる。
【0048】
次に、上述したプログラマブルタグを用いた生産システムの実施形態について説明する。
【0049】
図5および図6は、本実施形態に係る生産システムの概略構成を示す図面であり、図7は、プログラマブルタグによる生産管理手順を示すフローチャートである。
【0050】
図5および6に示した生産ラインは、先に説明したものと同様に自動車車体の溶接ラインであり、車体投入ステージ工程#0を始点として、順に、#10、#20、…#50、#60、…と溶接工程が並んでいる。
【0051】
車体投入ステージ工程#0には、生産ライン全体を管理し、全てのワーク70に対する加工内容と、各加工内容ごとの作業手順が記憶している生産管理ホスト51に接続されているプログラム書き込み無線端末52が設けられている。また、その他の作業工程#10、20、…50、60は、いずれも溶接工程で、作業手順にしたがって溶接を行うロボット61とともに、プログラマブルタグ1と無線通信を行うための設備側無線端末62が設けられている。各設備側無線端末62は、各工程ステージにおいて受信した作業手順をその工程ステージにおけるロボット制御コントローラ(不図示)に接続されている。
【0052】
この生産ラインでは、まず、ワーク70が車体投入ステージ#0に受け入れられたときに、そのワークに搭載されるプログラマブルタグ1に対し、生産管理ホスト51からプログラム書き込み無線端末52を介して、受け入れが行われたワークのアクチャルNo、ワーク種No、およびそのワークへ行われる全ての加工内容ごとの作業手順などがタグ情報として書き込まれる(S1)。なお、搭載されるプログラマブルタグ1は、工程#0へ来た時点で、リモートI/Oチャネルとして0番が指定される。リモートI/Oチャネル0番は、ここでは書き込み専用チャネルとして用いている。
【0053】
続いて、タグ情報が書き込まれたプログラマブルタグ1が、工程#0で受け入れられたワーク70に搭載される。そして、ワーク70への搭載と同時にタグ間リンク機能が実行される(S2)。タグ間リンク機能はワークの進捗とは関係なく、常に同一生産ライン内にある他のタグと通信を行っている。
【0054】
続いて、プログラム実行部34の制御により、次工程のリモートI/Oチャネルが設定される(S3)。これは、例えば図5に示したように、工程#50から次工程である工程#60へ移動する際に、次工程のリモートI/Oチャネルとして60番が設定されるものである。
【0055】
続いて、次工程に他のワーク70がいるか否かを確認する(S4)。この確認処理は自己のコモンメモリデータ部33内を検索して、全てのタグ情報内における現在工程IDが書き込まれているメモリエリアに、次工程のIDがあるか否かを調べることにより行われる。ここで、次工程のIDが検出された場合には、次工程に他のワーク70があることになるので、その場でワーク70を待機するように現在の工程ステージの設備側無線端末62に対して指令する(S12)。この指令を受信した設備側無線端末62では、ワーク70をその場で待機させる。一方、次工程のIDがなければ、次工程へワーク70を前進するように設備側無線端末62に指令する(S5)。この指令を受信した設備側無線端末62では、ワークを前進させる。
【0056】
続いて、ワーク70の前進により次工程の設備側無線端末62との間で無線交信が確立されたか否かを判断する(S6)。ここでは交信が確立するまで前進搬送が続けられる。そして、無線交信が確立したら所定位置で停止する(S7)。
【0057】
続いて、プログラム実行部34は、その工程における作業手順をプログラムデータ部32から読み出して、リモートI/O無線I/F部12を介して設備側無線端末62へ送信する。そして、設備側無線端末62からその工程のIDを取得して、自己のタグ情報内の現在工程IDエリアに書き込む(S8)。このとき加工手順を受信した工程ステージでは、その加工手順にしたがって各工程の作業が行われる。なお、プログラムデータ部32からの作業手順の読み出しは、次工程への前進が始まった時点で行い、次工程と交信が確立した時点で、次工程への作業手順の送信を開始してもよい。
【0058】
続いて、その工程ステージでの加工完了を待って(S9)、加工が完了したら完了した加工の工程が最終工程か否かを判断して(S10)、最終工程でなければステップS3へ戻り以降の処理を継続し、最終工程であれば、ワーク70からこのプログラマブルタグ1を取り外して(S11)、この生産ラインでの工程を全て終了する。
【0059】
このように本実施形態による生産システムでは、各工程ステージ上の設備がそこで行われる加工のための作業手順を、ワークに搭載されているプログラマブルタグから受信しているため、新たな種類のワークが追加になった場合や作業手順の変更があった場合でも、設備としての作業手順の追加や変更は必要ない。したがって、多品種混流生産において、ワーク種の変更や仕様変更などに即応した生産システムとして提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したプログラマブルタグの内部構成を示すブロック図である。
【図2】 上記プログラマブルタグに記憶される作業手順を説明するための図面である。
【図3】 工程ごとに各工程コントローラが作業手順を記憶した場合を示す図面である。
【図4】 上記プログラマブルタグにおけるタグ間リンク機能を説明するための図面である。
【図5】 上記プログラマブルタグを用いた生産システムを説明するための図面である。
【図6】 図5に続く生産システムを説明するための図面である。
【図7】 上記生産システムにおける生産管理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…プログラマブルタグ
10…リモートI/O機能部分
11…リモートI/O無線I/F部
12…リモートI/Oプロトコル部
20…タグ間リンク機能部分
21…タグ間リンク用無線I/F部
22…タグ間リンクプロトコル部
30…コントローラ機能部分
31…リモートI/Oデータ部
32…プログラムデータ部、
33…コモンメモリデータ部
34…プログラム実行部
40…バッテリ部
70…ワーク
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tag mounted on each workpiece flowing through a production line composed of a plurality of process stages, and a production system using the tag.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in many production lines, so-called multi-product mixed flow production is performed in which works having different specifications are continuously flowed and work corresponding to the work is performed for each work. A typical example is an automobile production line, and various types of processing are performed on different vehicle types on one line.
[0003]
Conventionally, in multi-mix mixed-flow production, production control, such as which process is performed on various workpieces, is attached to each workpiece with a tag on which the workpiece identification number and type are written. This is done by looking at the workers in charge of each process stage and performing the necessary work. In addition, as a production management method using such a tag, the identification number of the work written in the tag is transmitted to the process stage where the tag approaches using wireless communication, and this is received. Some equipment on the process stage switches the work procedure stored in advance for each type of work according to the identification number, and performs the machining work.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In conventional production management using such a tag, the information written in the tag is only information for identifying the work or work type, such as the work identification number or type. The work content to be performed is stored in the equipment at each process stage, and the work content stored based on the work information of the tag is to be performed. For this reason, when a new work type is added or when the work content changes, the equipment provided for all process stages is the work to be performed on the added or changed work type. You must remember again. Even if the equipment does not work on the added or changed work, when the added or changed work type arrives, the work content such as “do nothing” is stored for the work. It is necessary to change the memory of work contents even in equipment where work is not increased by adding or changing work.
[0005]
For this reason, in the conventional production management method using tags, there is a problem that when the work type is added or the work is changed, it is necessary to memorize or change the work contents for each equipment, which takes a lot of work and time. there were.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide work contents for each facility on the process stage when adding work types or changing work contents in a multi-product mixed flow production line in which tags are attached to individual works for production management. It is an object of the present invention to provide a production management tag and a production system using this tag, which do not require changing the memory.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention is achieved by the following means.
[0008]
  (1) A tag mounted on an individual workpiece flowing through a production line composed of a plurality of process stages, and the equipment on the process stage is provided for each processing content applied to the workpiece on which the tag is mounted. Work procedure storage means for storing work procedures necessary for carrying out machining, communication means for communicating with the equipment provided for each of the plurality of process stages, and whether the workpiece has reached the process stage If it reaches, the work instruction means for reading out the work procedure of the process performed at the process stage from the work procedure storage means, and transmitting to the equipment of the reached process stage by the communication means, A production management tag, comprising: an inter-tag communication means for performing predetermined information communication with a work tag.
  (2) The tag has a memory area for storing the tag information of the tag attached to another work by communicating with the tag intercommunication means together with the tag information of the tag. And
[0009]
  (3) The tagTag of a tag attached to another work stored in its memory areaBased on the information, it has a next process confirmation means for judging whether or not another work exists in the next process stage where the work to which the self is attached advances.
  (4) In the tag, when the work reaches the process stage, the work instruction means is a current process ID that is one of the tag information stored in the memory area and indicates a process that is currently in progress. As described above, the ID of the reached process is written.
[0010]
  (5) A production system comprising tags mounted on individual workpieces flowing through a production line composed of a plurality of process stages, and equipment provided for each of the plurality of process stages. For each machining content to be applied to the mounted workpiece, the equipment on the process stage stores work procedure storage means for storing work procedures necessary for performing the machining, and is provided in the plurality of process stages. Tag-side communication means for communicating with existing equipment, and whether or not the workpiece has reached the process stage, and if it has reached, reads out the work procedure of processing performed at the process stage from the work procedure storage means Inter-tag communication means for performing predetermined information communication between the work instruction means for transmitting to the equipment of the process stage reached by the communication means, and the work tag. The facility side communication unit for communicating with the tag side communication unit, and the facility side communication unit to perform the work in accordance with the work procedure performed in its own facility. And a facility control means for controlling the facility.
  (6) In the production system, the tag is a memory area for storing tag information of a tag attached to another work by communicating with the tag communication means together with the tag information of the tag in the tag. It is characterized by having.
[0011]
  (7)In the production system,The tag further includesTag of a tag attached to the other workpiece stored in the memory area of its ownBased on the information, it has a next process confirmation means for judging whether or not another work exists in the next process stage where the work to which the self is attached advances.
  (8) In the production system, when the work arrives at the process stage, the work instruction unit of the tag acquires the ID of the process reached by communicating with the facility side communication unit, and stores it in the memory area The ID of the reached process is written as a current process ID that is one of the tag information and indicates a process that is currently in progress.
[0012]
  (9) The production line is provided with a central management device that stores the machining content for each type of workpiece and the work procedure for each machining content, and the work procedure is transmitted from the central management device to the tag side communication. It is written in the work procedure storage means in the tag via the means.
[0013]
【The invention's effect】
According to the present invention described above, the following effects are obtained for each claim.
[0014]
  According to the first aspect of the present invention, a work procedure for machining applied to the workpiece is stored in a tag mounted on the workpiece, and a necessary work procedure is transmitted from the tag to the equipment of the process stage. Therefore, since the work procedure for machining the workpiece is in the tag mounted on the workpiece, it is not necessary to store the machining content and work procedure for each workpiece in the equipment of each process stage. Therefore, even if a new work type is added or the work procedure is changed, it is not necessary to change the program for the equipment on the process stage. It is possible to reduce the stoppage and work waiting time.By providing the inter-tag communication means, it is possible to exchange information with each other's tags.
According to the second aspect of the present invention, a tag attached to another work by communicating with the other tag by the inter-tag communication means together with its own tag information in the memory area in the tag mounted on the work. Since the tag information is stored, a plurality of tags can have common data.
[0015]
  Claim3According to the present invention described, whether or not another workpiece exists in the next process stage is communicated with another tag.Based on the tag information stored in the memory areaSince the tag mounted on the workpiece itself determines, it becomes unnecessary to exchange interlock signals between process stages, and whether or not a workpiece exists for each process stage must be entered. Is also unnecessary.
  According to the present invention described in claim 4, when the work arrives at the process stage, it is one of the tag information stored in the memory area, and the current process ID indicating the process currently in progress is used. Since the ID is written, the ID of the process is written to the tag when the process stage is reached in accordance with the progress of the work.
[0016]
  Claim5According to the described invention, the work procedure for machining applied to the workpiece is stored in the tag mounted on the workpiece, and the work procedure necessary for machining is transmitted from the tag to the equipment of the process stage. On the other hand, since the equipment on the process stage receives the work procedure from this tag and performs the machining, all the work procedures for machining the work are in the tag mounted on the work. The stage equipment eliminates the need to memorize the machining content and work procedure for each workpiece. Therefore, even if a new work type is added or the work procedure is changed, it is not necessary to change the program for the equipment on the process stage. It is possible to reduce the stoppage and work waiting time.By providing the inter-tag communication means, it is possible to exchange information with each other's tags without using the equipment on the process stage.
According to the sixth aspect of the present invention, a tag attached to another work by communicating with the other tag by the inter-tag communication means together with its own tag information in the memory area in the tag mounted on the work. Since the tag information is stored, a plurality of tags can have common data.
[0017]
  Claim7According to the present invention described, whether or not another workpiece exists in the next process stage is communicated with another tag.Based on the tag information stored in the memory areaSince the tag mounted on the workpiece itself determines, it becomes unnecessary to exchange interlock signals between process stages, and whether or not a workpiece exists for each process stage must be entered. Is also unnecessary.
According to the present invention described in claim 8, when the work arrives at the process stage, the ID of the process reached by communicating with the facility side communication means is obtained, and is one of the tag information stored in the memory area. Since the ID of the reached process is written as the current process ID indicating the process currently in progress, the process ID is written to the tag when it arrives at the process stage according to the progress of the work. Become.
[0018]
  Claim9According to the present invention described, the work procedure stored in the tag is written from the central management device provided in the production line via the tag side communication means provided in the tag. The work procedure corresponding to the processing content to be applied can be easily stored in the tag. Therefore, the work procedure can be easily rewritten and stored in accordance with the addition of the work type or the change of the work content.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0020]
FIG. 1 is a block diagram for explaining an internal configuration of a production management tag according to the present invention.
[0021]
This production management tag is referred to as a programmable tag because various data are stored therein. The internal configuration of the programmable tag 1 is broadly divided to communicate between a remote input / output (I / O) functional part 10 for exchanging information with the equipment by wireless communication and the programmable tag. The inter-tag link function part 20, the remote I / O function part 10 and the inter-tag link function part 20 are controlled to transmit the work procedure to the equipment and to control the position of the preceding work. It comprises a controller function part 30 to be performed and a battery part 40.
[0022]
The remote I / O function part 10 includes a remote I / O radio interface (I / F) part 11 and a remote I / O protocol part 12.
[0023]
The wireless I / F unit 11 for remote I / O communicates with the wireless communication means in the facility, and communicates with the facility using a channel having a different frequency for each process according to a command from the controller function part 30. Is going.
[0024]
The remote I / O protocol unit 12 performs conversion between a data standard handled by the controller function part 30 and a data standard used for wireless communication.
[0025]
The inter-tag link function part 20 includes an inter-tag link wireless I / F unit 21 and an inter-tag link protocol unit 22.
[0026]
The inter-tag link wireless I / F unit 21 communicates with other tags, and the tags communicate with each other using channels having the same frequency.
[0027]
The inter-tag link protocol unit 22 performs conversion between a data standard handled by the controller function part 30 and a data standard used for wireless communication.
[0028]
The controller function part 30 includes a remote I / O data part 31, a program data part 32, a common memory data part 33, and a program execution part 34. The remote I / O data unit 31 includes an input unit and an output unit. A state signal (mainly a sensing signal from a sensor) of each facility or an actuator in each facility is assigned to the input unit. On the other hand, an operation signal for each facility or an actuator in each facility is assigned to the output unit. The program execution unit 34 refers to the signal of the input unit, performs a predetermined facility control processing calculation, develops the calculation result as an on / off signal in the output unit, and reflects the result on the facility.
[0029]
The program data unit 32 includes a process number for performing the process and a work procedure performed by equipment installed at the process stage according to the content of the process performed on the workpiece on which the programmable tag 1 is mounted. It is something that is remembered.
[0030]
The common memory data part 33 is a memory area for a plurality of programmable tags mounted on a work flowing in the same line to have common data.
[0031]
The program execution part 34 controls the function of the whole programmable tag 1 according to the operation procedure mentioned later by running the program memorize | stored beforehand.
[0032]
Next, the function of each part of the programmable tag 1 configured as described above will be described.
[0033]
First, the remote I / O function will be described with reference to FIG. 2 and FIG.
[0034]
The remote I / O function stores a work procedure for processing applied to a workpiece to which the programmable tag is attached in the programmable tag, and transmits this work procedure to the radio equipment in each step as the process proceeds. By doing so, the work for the work to which the self is attached is managed.
[0035]
For this reason, the program data section 32 of the programmable tag 1 stores data of work procedures performed on the work on which the programmable tag is mounted, and the programmable tag execution section 34 performs this work every time the process proceeds. The procedure is read out and transmitted to the radio equipment in each process stage through the remote I / O wireless I / F unit 11.
[0036]
FIG. 2 is a diagram showing an example of work procedure data stored in the programmable tag 1. The programmable tag # 1 mounted on the workpieces of different work types “I”, “RO”, and “E”, The work procedure data of steps # 50, # 60 and # 70 stored in # 2 and # 3 are shown. Here, the workpiece is a car body, and the production line is a car body welding line. The work procedure program actually stored is, for example, robot teaching data or welding condition data for operating the robot on the welding site.
[0037]
As shown in FIG. 2A, the programmable tag # 1 mounted on the work of the vehicle type “I” has a program of work performed in the process for each remote I / O channel (detailed later) corresponding to the process number. The contents are stored. The channel 50 is front fender A spot welded, the channel 60 is rear fender A spot welded, and the channel 70 is roof B spot welded. In addition, as shown in FIG. 2B, in the programmable tag # 2 mounted on the work of the vehicle type “B”, the channel 50 has a front fender B spot weld, the channel 60 has a rear fender A spot weld, and the channel 70 has a roof. It is A point welding. Further, as shown in FIG. 2C, in the programmable tag # 3 mounted on the workpiece of the vehicle type “e”, the channel 50 is front fender D spot welded, the channel 70 is roof A spot welded, and the channel 60 There is no data corresponding to. This is because there is no processing in step # 60 for the vehicle type “e”.
[0038]
For comparison, FIG. 3 shows the storage contents of the work procedure for each process controller when the controller at each process stage manages the work performed in that process for all vehicle types. As shown in the figure, the controller of the process # 50 (FIG. 3A), the controller of the process # 60 (FIG. 3B), and the controller of the process # 70 (FIG. 3C) have the vehicle types “I”, “B”, “C”, The program contents of work to be performed on different vehicle types such as “d” and “e” are stored. For this reason, the controller of step # 60 shown in FIG. 3B stores the program content such as “do nothing” if there is no work for the vehicle type “e”.
[0039]
Therefore, when the controller of each process stage stores the work contents of all the vehicle types, when the work type is added or the work contents are changed, it is necessary to change the storage contents of all the process controllers. There is.
[0040]
On the other hand, in this embodiment, since the work procedure of the work to which the self is attached is stored in the programmable tag, it is not necessary to store the work procedure of “doing nothing” even in the process without work. In addition, since this work procedure only needs to be in the programmable tag, even if a work type is added or a work is changed, only the programmable tag mounted on the work that has been added or changed is stored. It is only necessary to rewrite the contents of work, and there is no need to make any changes to the controller of each process.
[0041]
Communication with the radio equipment in each process is performed by a channel to which a specific frequency is assigned for each process, and this channel is referred to as a remote I / O channel. Here, the remote I / O channel number and the process number correspond to each other for easy understanding. The program execution unit 34 switches the remote I / O channel according to the progress of the process.
[0042]
Next, the inter-tag link function will be described with reference to FIG.
[0043]
The inter-tag link function is a function in which programmable tags attached to a work flowing in the same line exchange information with each other.
[0044]
For this purpose, the programmable tag 1 performs communication by the masterless token method using the frequency fixed in the same production line via the inter-tag link wireless I / F unit 21. In the masterless token method, transmission is performed while passing one transmission right in the order of station numbers given in advance. A programmable tag having a transmission right (token) broadcasts and other programmable tags receive this. The received information is stored in the common memory data unit 33 by all programmable tags classified for each received programmable tag ID.
[0045]
FIG. 4 is a diagram for explaining a communication mode using a plurality of programmable tags. Here, it is a case where programmable tag # 1 has a transmission right. The programmable tag # 1 having the transmission right reads out its own information, that is, # 1 tag information from the common memory data unit 33, and transmits it with a token for the next station. At this time, the other programmable tags # 2 to 5 having no transmission right receive the transmitted information, separate the # 1 tag information from the received information, and store the # 1 tag information in their common memory data section 33. Remember as. If the remaining separated token part indicates the local station, the transmission right is recognized and the next transmission operation is started. Otherwise, the reception state is continued and the next information is transmitted. Will wait.
[0046]
As each piece of tag information, for example, a tag ID unique to each tag, an actual No. for identifying each attached work, a work type No. indicating the type of work, a current process ID indicating a process currently in progress, A process machining history indicating a history of processes that have already been completed. Each item can be rewritten. The tag ID is written as an individual value in the same production line in order to identify each tag. The actual No and the work type No are rewritten when the programmable tag is mounted on the work. The current process ID is written in accordance with the progress of the workpiece when the process ID arrives at the process stage. In the process machining history, for example, a process counter, cycle time, equipment failure information, and the like are written for the completed process.
[0047]
In this way, a plurality of programmable tags share each other's information, so that it is possible to search the common memory data part that the self has to determine whether there is another work in the next step. Therefore, it is not necessary to provide an interlock signal for notifying the other process stages whether or not a workpiece exists between the process stages and stopping the progress of the workpiece in the other process stages.
[0048]
Next, an embodiment of a production system using the above-described programmable tag will be described.
[0049]
5 and 6 are diagrams showing a schematic configuration of the production system according to the present embodiment, and FIG. 7 is a flowchart showing a production management procedure using programmable tags.
[0050]
The production line shown in FIGS. 5 and 6 is a car body welding line similar to that described above, and in turn, starting from the car body charging stage process # 0, # 10, # 20,... # 50, # 60, ... and the welding process are lined up.
[0051]
In the vehicle loading stage process # 0, the entire production line is managed, and the program writing wireless terminal connected to the production management host 51 that stores the machining content for all the workpieces 70 and the work procedure for each machining content is stored. 52 is provided. Also, the other work steps # 10, 20,..., 50, 60 are all welding steps, and the equipment-side wireless terminal 62 for performing wireless communication with the programmable tag 1 together with the robot 61 that performs welding according to the work procedure. Is provided. Each facility-side wireless terminal 62 is connected to a robot control controller (not shown) at the process stage of the work procedure received at each process stage.
[0052]
In this production line, first, when the workpiece 70 is received at the vehicle loading stage # 0, the programmable tag 1 mounted on the workpiece is received from the production management host 51 via the program writing wireless terminal 52. The actual work No., the work type No., and the work procedure for every machining content performed on the work are written as tag information (S1). Note that the programmable tag 1 to be mounted is designated No. 0 as the remote I / O channel when it reaches step # 0. The remote I / O channel number 0 is used here as a write-only channel.
[0053]
Subsequently, the programmable tag 1 in which the tag information is written is mounted on the work 70 received in step # 0. Then, the inter-tag link function is executed simultaneously with the mounting on the work 70 (S2). The inter-tag link function always communicates with other tags in the same production line regardless of the work progress.
[0054]
Subsequently, a remote I / O channel for the next process is set under the control of the program execution unit 34 (S3). For example, as shown in FIG. 5, when moving from step # 50 to the next step # 60, No. 60 is set as the remote I / O channel for the next step.
[0055]
Subsequently, it is confirmed whether there is another workpiece 70 in the next process (S4). This confirmation process is performed by searching the own common memory data section 33 and checking whether there is an ID of the next process in the memory area where the current process ID is written in all tag information. . Here, when the ID of the next process is detected, there is another work 70 in the next process, so that the equipment side wireless terminal 62 of the current process stage waits for the work 70 on the spot. A command is issued (S12). The equipment-side wireless terminal 62 that has received this command causes the work 70 to stand by on the spot. On the other hand, if there is no ID of the next process, the equipment side wireless terminal 62 is instructed to advance the work 70 to the next process (S5). The equipment-side wireless terminal 62 that has received this command advances the work.
[0056]
Subsequently, it is determined whether or not wireless communication has been established with the facility-side wireless terminal 62 in the next process by the advance of the work 70 (S6). Here, forward conveyance is continued until communication is established. Then, when wireless communication is established, it stops at a predetermined position (S7).
[0057]
Subsequently, the program execution unit 34 reads out the work procedure in the process from the program data unit 32 and transmits the work procedure to the equipment side wireless terminal 62 via the remote I / O wireless I / F unit 12. Then, the process ID is acquired from the facility-side radio terminal 62 and written in the current process ID area in its tag information (S8). At this time, in the process stage that has received the machining procedure, the work of each process is performed according to the machining procedure. The reading of the work procedure from the program data unit 32 may be performed when advancement to the next process starts, and transmission of the work procedure to the next process may be started when communication with the next process is established. .
[0058]
Subsequently, after completion of the processing at the process stage (S9), when the processing is completed, it is determined whether or not the completed processing process is the final process (S10). If it is a final process, this programmable tag 1 is removed from the workpiece | work 70 (S11), and all the processes in this production line are complete | finished.
[0059]
As described above, in the production system according to the present embodiment, since the equipment on each process stage receives the work procedure for processing performed there from the programmable tag mounted on the work, a new kind of work is created. Even if it is added or the work procedure is changed, it is not necessary to add or change the work procedure as equipment. Therefore, in multi-mixed mixed production, it can be provided as a production system that can respond quickly to changes in work types and specifications.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an internal configuration of a programmable tag to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram for explaining a work procedure stored in the programmable tag.
FIG. 3 is a diagram illustrating a case where each process controller stores a work procedure for each process.
FIG. 4 is a diagram for explaining an inter-tag link function in the programmable tag.
FIG. 5 is a diagram for explaining a production system using the programmable tag.
6 is a drawing for explaining the production system following FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a flowchart showing a production management procedure in the production system.
[Explanation of symbols]
1 ... Programmable tag
10 ... Remote I / O function part
11 ... Remote I / O wireless I / F section
12. Remote I / O protocol part
20 ... Inter-tag link function part
21 ... Wireless I / F unit for inter-tag link
22 ... Inter-tag link protocol section
30 ... Controller function part
31 ... Remote I / O data section
32 ... Program data part,
33 ... Common memory data section
34 ... Program execution section
40 ... Battery part
70 ... Work

Claims (9)

複数の工程ステージよりなる生産ラインを流れる個々のワークに搭載されるタグであって、
前記タグが搭載されたワークに施される加工内容ごとに、前記工程ステージ上にある設備がその加工を実施するために必要な作業手順を記憶した作業手順記憶手段と、
前記複数の工程ステージごとに設けられている設備と通信を行う通信手段と、
前記工程ステージに前記ワークが到達したか否かを判断し、到達した場合にはその工程ステージで行う加工の作業手順を前記作業手順記憶手段から読み出して、前記通信手段により該到達した工程ステージの設備へ送信する作業指示手段と、
他のワークのタグとの間で、所定の情報通信を行なうタグ間通信手段と、を有することを特徴とする生産管理タグ。
A tag mounted on individual workpieces flowing through a production line consisting of a plurality of process stages,
Work procedure storage means for storing work procedures necessary for the equipment on the process stage to carry out the machining for each machining content applied to the workpiece on which the tag is mounted,
Communication means for communicating with equipment provided for each of the plurality of process stages;
It is determined whether or not the workpiece has reached the process stage. When the workpiece has arrived, the work procedure of the machining performed at the process stage is read from the work procedure storage means, and the communication stage is used to read the process stage of the reached process stage. Work instruction means to send to the equipment;
A production management tag comprising: an inter-tag communication means for performing predetermined information communication with a tag of another work.
前記タグは、自己のタグ情報と共に、前記タグ間通信手段により通信を行うことで他のワークに取り付けられたタグのタグ情報を自己のタグ内に記憶するメモリ領域を有することを特徴とする請求項1記載の生産管理タグ。The tag has a memory area for storing tag information of a tag attached to another work by communicating by the inter-tag communication means together with its tag information. Item 1. A production management tag according to item 1. 前記タグはさらに、
自己の前記メモリ領域に記憶された他のワークに取り付けられたタグのタグ情報に基づいて、自己が取り付けられているワークが進む次工程ステージに、他のワークが存在するか否かを判断する次工程確認手段、を有することを特徴とする請求項記載の生産管理タグ。
The tag further includes:
Based on tag information of a tag attached to another work stored in the memory area of the self, it is determined whether another work exists in the next process stage where the work to which the self is attached proceeds. The production control tag according to claim 2 , further comprising a next process confirmation unit.
前記作業指示手段は、前記工程ステージに前記ワークが到達したとき、前記メモリ領域に記憶された前記タグ情報の一つであって現在仕掛中の工程を示す現在工程IDとして、到達した工程のIDを書き込むことを特徴とする請求項1〜3記載の生産管理タグ。When the work arrives at the process stage, the work instructing means is one of the tag information stored in the memory area and is a current process ID indicating a process currently in progress. The production management tag according to claim 1, wherein: 複数の工程ステージよりなる生産ラインを流れる個々のワークに搭載されるタグと、該複数の工程ステージごとに設けられた設備とからなる生産システムであって、
前記タグ内には、
前記タグが搭載されたワークに施される加工内容ごとに、前記工程ステージ上にある設備がその加工を実施するために必要な作業手順を記憶した作業手順記憶手段と、
前記複数の工程ステージに設けられている設備と通信を行うタグ側通信手段と、
前記工程ステージに前記ワークが到達したか否かを判断し、到達した場合にはその工程ステージで行う加工の作業手順を前記作業手順記憶手段から読み出して、前記通信手段により該到達した工程ステージの設備へ送信する作業指示手段と、
他のワークのタグとの間で、所定の情報通信を行なうタグ間通信手段と、を有し、
前記設備には、
前記タグ側通信手段と通信を行うための設備側通信手段と、
前記設備側通信手段が受信した自己の設備において実施する作業手順にしたがって作業を実施するように設備を制御する設備制御手段と、を有することを特徴とする生産システム。
A production system comprising tags mounted on individual workpieces flowing through a production line composed of a plurality of process stages, and equipment provided for each of the plurality of process stages,
In the tag,
Work procedure storage means for storing work procedures necessary for the equipment on the process stage to carry out the machining for each machining content applied to the workpiece on which the tag is mounted,
Tag-side communication means for communicating with equipment provided in the plurality of process stages;
It is determined whether or not the workpiece has reached the process stage. When the workpiece has arrived, the work procedure of the machining performed at the process stage is read from the work procedure storage means, and the communication stage is used to read the process stage of the reached process stage. Work instruction means to send to the equipment;
Inter-tag communication means for performing predetermined information communication with tags of other works,
The equipment includes
Facility communication means for communicating with the tag communication means;
A production system comprising: equipment control means for controlling equipment so as to carry out work in accordance with work procedures carried out in its own equipment received by said equipment-side communication means.
前記タグは、自己のタグ情報と共に、前記タグ間通信手段により通信を行うことで他のワークに取り付けられたタグのタグ情報を自己のタグ内に記憶するメモリ領域を有することを特徴とする請求項5記載の生産システム。The tag has a memory area for storing tag information of a tag attached to another work by communicating by the inter-tag communication means together with its tag information. Item 6. The production system according to Item 5. 前記タグにはさらに、自己の前記メモリ領域に記憶された前記他のワークに取り付けられているタグのタグ情報に基づいて、自己が取り付けられているワークが進む次工程ステージに、他のワークが存在するか否かを判断する次工程確認手段、を有することを特徴とする請求項記載の生産システム。Based on the tag information of the tag attached to the other workpiece stored in the memory area of the tag , the other workpiece is moved to the next process stage in which the workpiece to which the tag is attached proceeds. The production system according to claim 6 , further comprising a next process confirmation unit that determines whether or not it exists. 前記作業指示手段は、前記工程ステージに前記ワークが到達したとき前記設備側通信手段と通信して到達した工程のIDを取得し、前記メモリ領域に記憶された前記タグ情報の一つであって現在仕掛中の工程を示す現在工程IDとして、前記到達した工程のIDを書き込むことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の生産シスThe work instruction means is one of the tag information stored in the memory area, acquiring an ID of a process reached by communicating with the equipment side communication means when the work reaches the process stage. 8. The production system according to claim 5, wherein an ID of the reached process is written as a current process ID indicating a process currently in progress. テム。System. 前記生産ラインには、前記ワークの種類ごとに加工内容とその加工内容ごとの作業手順とを記憶した中央管理装置が設けられており、前記作業手順は、該中央管理装置から前記タグ側通信手段を介して前記タグ内の前記作業手順記憶手段に書き込まれることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一つに記載の生産システム。The production line is provided with a central management device that stores machining contents and work procedures for each machining content for each type of workpiece, and the work procedures are transmitted from the central management device to the tag side communication means. The production system according to any one of claims 5 to 8, wherein the production system is written in the work procedure storage means in the tag.
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