JP3765303B2 - 共振変換回路及び定電流回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は回路に関係し、特に共振変換回路及び定電流回路を指す。
【0002】
【従来の技術】
負荷に電力を供給する回路には様々な種類がある。その1つは共振インバータ回路で、この種の回路は、例えば整流器で直流(DC)信号を受信して、さらに交流(AC)信号を出力するものである。共振インバータ回路は、例えばランプの定電流装置など、様々な装置中に用いることができる。AC出力は、例えば蛍光灯管などの負荷に連結されて、或いは整流器に連結して、AC/DCコンバータを形成する。
【0003】
共振インバータ回路は様々な配置ができる。例えば、半ブリッジのインバータ回路は、トランジスタなどの、半ブリッジ配置によって連結する第1および第2交換素子を含む。全ブリッジ回路は全ブリッジ配置によって連結する4つの交換素子を含む。全ブリッジおよび半ブリッジが反目する回路は通常、共振インダクタンス素子を含む様々な回路素子のインピ−ダンス値により決定される共振特性周波数によって駆動する。
【0004】
従来の定電流回路ではほとんどの場合、共振インダクタンス素子にインダクタンス連結される出力変圧器を有し、ランプと共振変換回路を隔離させている。この出力変圧器の配置は周知のもので、且つUL(米国保険業者実験所)のランプ定電流装置アース故障基準に合致している。一般に、定電流ランプ端子からの電流はアース側において所定値に制限される。こうした電流制限方式を用いれば、人がランプ端子に接触し、人体を経由しアースに通じるパスを形成することになっても、感電死することがない。
【0005】
図1は典型的な従来の定電流回路10を示し、従来の分離型の出力変圧器12が設置されている。整流器/濾波装置14は第1および第2の入力端子16a、16bでAC入力信号を受信し、さらに正の電圧軌道18、および負の電圧軌道20を提供する。正の電圧軌道18、および負の電圧軌道20上にそれぞれインダクタンス連結のインダクタL1−A、L1−Bを設置可能である。第1の交換素子22、および第2の交換素子24は周知の半ブリッジ配置によって電圧軌道を跨いで連結される。分離型の出力変圧器には例えば1.5mH巻き数50のような1次コイル26があり、共振コンデンサ28と結合して並列の共振変換回路を形成する。また該変圧器中に例えば巻き数100のような2次コイル30があり、第1および第2のランプLP1、LP2を励起させることが可能で、該ランプはそれぞれ対応するランプコンデンサCL1、CL2と並列に連結される。こうしたよく知られた配置においては、変圧器の2次コイル30がランプ端子と共振回路を隔離することで、アース故障電流を制限している。技術者が誤ってランプ端子に接触し、アースに通じる電流パスが形成された場合でも、負傷防止のため、この技術者の身体を通過する電流は安全なレベルに制限される。ULは定電流装置アース故障回路レベルの容認値を定めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の分離型の出力変圧器は安全であるが、寸法が大きいため、定電流回路板上に相当大きなスペ−スが必要になる。また、こうした変圧器の消費電量も大きい。さらに該変圧器は応用上、コロナ効果により性能がマイナス影響を受けることがある。例えば、いわゆる瞬間起動型の定電流装置において、例えば500VRMSなど比較的高い電圧をランプ端子に加えて電流がランプを流れるようにするため、該変圧器はこの電圧を供給してランプを触発しなければならない。だが、こうした電圧は一定期間が経過すると変圧器の作業特性を減損させる。そのため、増強型の出力隔離配置の定電流回路が必要であった。
したがって、本発明の主な目的は、増強分離型の出力変圧器回路を持つ回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明の請求項に記載の回路には比較的有効で信頼できる出力隔離変圧回路を備える共振インバータが含まれる。出力隔離変圧はほとんどの場合、必要なランプ触発電圧を供給するとともに、ランプ端子からのアース故障電流に対して制限を加えるよう、1次コイルと連結する少なくとも1つの2次コイルを備えている。こうした配置を採用すれば、必要電圧が安全性を損なうことなく、例えば、定電流装置の安全基準に合致する状態でランプに有効に加えられて電流を起動させることが可能である。本発明は主に定電流回路に合わせて表示および説明を行うが、本発明はまた、例えば電源供給装置および電気モーターなど、負荷の隔離が望ましく、アース故障電流を制限する他の回路にも適用できる。
【0008】
本発明は、共振変換回路を提供するもので、該回路は分離型の出力変圧器を有し、該変圧器にはランプ端子のうちの1つに連結する第1の2次コイルを設ける。変圧器の1次コイルは該第1の2次コイルと直列連結する回路パスを提供し、AC(交流)アースの1節点が第1の2次コイルと1次コイルとの間に位置するようにする。また、分離型の出力変圧器の1次コイルはインダクタを提供し、それによって該共振変換回路の一部分を形成する。必要な場合、2次コイルを増設することも可能である。
【0009】
本発明では、第2の2次コイルを1次コイルとランプとの間に連結させている。第1の2次コイル全体を越える電圧がランプの一端に加えられ、第2の2次コイルと1次コイル全体を越える電圧がランプの他端に加えられる。
第1のランプ端子からのアース故障電圧は第1の2次コイルの電圧に相当し、第2のランプ端子からの電圧は第2の2次コイルと1次コイルの結合電圧に相当する。
【0010】
本発明はさらに、ランプ付近の1点から始まる帰還パスを含む回路を提供するもので、これによって高調波ひずみを削減し、全体効率を増加させる。ある実施例では、該回路が変圧器コイルを設けた閉回路電流から環状に高周波整流器に至る帰還パスを有し、低周波入力整流器の線的作業を促進させている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、従来の定電流回路のブロックチャートである。
図2は、本発明による分離型の出力変圧器を有する、アース故障電流を制限する共振変換回路の実施例の回路図である。
図3は、本発明による分離型の出力変圧器を有する、アース故障電流を制限する共振変換回路の第2実施例の回路図である。
図4は、本発明による負荷帰還パスを有する共振変換回路の回路図である。
図5は、図4の回路が提供する整流器ダイオードの作動を説明するための図である。
【0012】
図2は、本発明による増強出力式隔離変圧器102配置を有するランプの定電流装置100の回路の実施例を示したものである。通常、分離型の出力変圧器102は高効率で弾性的に作動するとともに、アース故障電流を安全レベルに制限する。特に、分離型出力変圧器の第1の2次コイルL2−B、および1次コイルL2−Aはランプ端子部分に連結され、これにより所望する触発電圧を供給するとともに、ランプのアース電圧レベルを制限する(後に詳述する)。
【0013】
定電流装置100は整流器104を有しており、該整流器はダイオードDR1−4をブリッジングする全ブリッジ配置を有する。第1および第2の入力端子106a、106bは、例えば標準的な110VRMS、60Hz信号など、AC(交流)入力信号の受信に用いられる。従来の濾波装置108はインダクタンス連結の第1および第2インダクタンス素子L1−A、L1−B、濾波コンデンサC0、および図示したように連結する第1および第2ブリッジングコンデンサCB1、CB2を有している。相互伝導が生じた場合、すなわち交換素子Q1、Q2が同時伝導した場合、第1および第2のインダクタンス素子L1−A、L1−Bが作動して電流を制限する。
【0014】
図示したトランジスタの第1の交換素子Q1、および第2の交換素子Q2は、従来の半ブリッジ配置によってインバータの正の電圧軌道110、および負の電圧軌道112を跨いで連結される。第1の交換素子Q1、および第2の交換素子Q2の伝導状態はそれぞれ第1の制御回路114、および第2の116が制御する。実施例において、第1の制御素子114には共振分離型の出力変圧器102の1次コイルL2−Aにインダクタンス連結されたインダクタンス素子L2−Dが含まれる。該インダクタンス素子L2−DとコンデンサCQ1および抵抗器RQ1は共同で作動し、定期的に第1の交換素子Q1を伝導状態に偏向させ、共振変換回路の作業を達成させる。第2の制御回路116の配置は第1の制御回路114と同じでよい。本技術に習熟する者ならこの種の制御回路の配置を熟知しており、さらに他の代替可能な制御回路についても理解している。共振インバータの作動もまた、本技術の熟練者には熟知のものである。
【0015】
分離型の出力変圧器102の1次コイルL2−Aは、共振コンデンサC1と並列に連結されて、並列共振インバータ回路配置を形成する。分離型の出力変圧器102の第1の2次コイルL2−Bは1次コイルL2−Aに連結する第1の端子120、および直列ランプ端子LTA1−Nに連結する第2の端子122を有する。該ランプ端子LTA1−Nは、ランプLP1−Nの対向端に設けるランプ端子LTB1−Nと共に、該ランプ端子中に挿入するランプに対して電気接続を提供するのに用いられる。
【0016】
操作時、第1の2次コイルL2−Bおよび1次コイルL2−Aは共同で、例えば500VRMSといったランプ作業を直ちに起動させるのに十分な電圧を供給し、同時にランプ端子からアースまでの電圧を制限する。特に、すべての各ランプLP1−Nに印加する触発電圧は、例えば大体平均的に分裂するように、1次コイルL2−Aと第1の2次コイルL2−B間で推定値を設定することができる。本技術の熟練者ならいずれも、半分程度の触発電圧ではランプの電離作用の触発には不十分であることがわかっている。したがって、ランプに電圧を加えるときにも、ランプの電流が安全レベルに制限される。変圧器の電圧を分裂させる場合、あるランプ端子からACアースのA節点までの電位は、そのランプ端子とA節点間に接続するコイル上の電位に相当する。この配置はランプ端子のアース故障電流を制限し、同時に相当高い触発電圧を安全に発生させてランプを起動させることができる。
【0017】
図3に示す実施例では、回路に使用可能電圧の推定値を更に分配する第2の2次コイルL2−Cが設置されている。ある実施例では、変圧器の第2の2次コイルL2−Cは変圧器1次コイルL2−Aの他端に連結する第1の端子124、および各ランプのコンデンサCL1−Nに連結する第2の端子126を持ち、該コンデンサは各ランプLP1−Nと直列に連結する。
【0018】
第1のA節点は変圧器の1次コイルL2−Aの片側からACアースを提供する。第1のランプ端子LTA1から第1のA節点(ACアース)までの電位は、第1の2次コイルL2−B全体に加わる電圧に相当する。同様に、第2のランプ端子LTB1からACアース(A節点)までの電位は第2の2次コイルL2−Cおよび1次コイルL2−A全体に加わる電圧に相当する。
【0019】
ある実施例(未表示)では、該第2の2次コイルL2−Cの極性を反転させて、1次コイルL2−Aから各ランプに加わる電圧を低下させることが可能である。
本技術の熟練者なら、全回路上に所望する極性を有する他の2次コイルを設置させて、特定の応用ニ−ズに呼応させ得ることがわかる。さらに、本技術の熟練者は1次コイルを2つ以上のコイルに分けて、様々な2次コイルとの連結に供し得ることも承知している。
【0020】
ほとんどの場合、コイル電圧は相加方式によって各ランプに加わるため、第1および第2の2次コイルL2−A、L2−Bおよび1次コイルL2−Aの巻数比は、選択的に且つ必要に応じてランプ触発電圧の推定値を設定することが可能である。したがって、本発明の分離型の出力変圧器回路は、コイルに生じる電圧を制御できるというフレキシブル性が提供される。例えば、1次コイルおよび2次コイル上に合わせて長さ8フィ−トの照明灯を触発できる750VRMSの電位が生じ、1次コイルおよび2次コイル間でACアースによって電圧を分離すれば、750VRMSを安全に発生させることが可能である。触発電圧は必要により各コイル中に分配可能である。また、図1に示す従来の回路に比べて、この変圧器はコロナ放電効果が極めて低い状態で750VRMSを供給できる。
【0021】
表1は、図3に示す各種回路部品の回路特性の範例を示したものである。本技術の熟練者ならいずれも、本発明の主旨に違わない状況下で、該回路特性を容易に変更して、特定の応用ニ−ズに合致させることが可能である。
【0022】
【表1】
【0023】
本技術の熟練者であれば、特定の応用ニ−ズに合致させるべく、本発明の主旨に違わない状況下において、他に付加的2次コイルを増やして各ランプまたは他の付加的1次コイルに接続可能なことがわかる。さらに、本発明は有効でフレキシブルな出力隔離を所望する様々な回路および装置に適用できる。範例を挙げると、提供可能な回路および装置には、ランプの定電流装置、電気モーター、電源供給装置などがある。
【0024】
本発明の第2の面について言えば、共振変換回路には負荷からマルチブリッジ整流器までの帰還パスが含まれ、これによって該回路のパワ−因数(PF)および全高調波ひずみ(THD)性能が増強される。ほとんどの場合、変圧器のコイルおよび負荷からマルチブリッジ整流器のある1点までの閉ル−プ回路パスは入力整流器のダイオードの線的作動を促すことができる。
【0025】
図4は、本発明によるパワ−の帰還を有する共振変換回路200の実施例を示したものである。マルチブリッジ整流器201には(DF11、DF12)、(DF21、DF22)、・・・(DFN1、DFN2)端に対して対端連結する若干の整流器ダイオードが備わっている。このマルチブリッジ整流器200の頂部202は低周波入力整流器204の底部202に連結され、該底部206はインバータの負の軌道208に連結される。入力整流器210の頂部はインバータの正の軌道212に連結される。
【0026】
ある実施例では、提供される共振変換回路200を図3に類似したトポロジ−を持つ共振インバータ回路とし、同一素子にはすべて、同一の参照番号を与えている。この回路にはさらに第1の2次コイル端子122から第2の2次コイル端子126まで伸びる第1の直列負荷パスが備わっている。第1の直列負荷パスがさらに、直流ブロック(DC−blocking)配置によって連結する第1および第2の帰還コンデンサCF11、CF12および若干の端子を備え、例えば第1のランプLP1などの、第1の負荷の励起に供される。
【0027】
回路200には、それぞれ対になった帰還コンデンサ(CF21、CF22)、・・・(CFN1、CFN2)を持つ若干の類似した負荷パスを備えることができ、他のランプLP2、・・・LPNの励起に供する。
第1の帰還パスFP1は、第1および第2の帰還コンデンサCF11、CF12間の1点250aからマルチブリッジ整流器201の第1対のダイオードDF11、DF12間の1点252aまで伸びている。同様に、他の帰還回路FP2、…FPNはいずれも、対になった帰還コンデンサ間の対応点250b−Nからマルチブリッジ整流器201の対になったダイオード間の対応点252b−Nまで延伸する。
【0028】
操作時には、第1の2次コイルL2Bおよび第1の帰還コンデンサ全体のACアースのA点における総降圧は、マルチブリッジ整流器201の第1対のダイオードDF11、DF12間の点252aに加えられる。第1の帰還パス上の比較的高い周波数常数の振幅信号は、定期的に第1対のダイオード(DF11、DF12)を伝導状態に偏向させ、また該ダイオードは向きを変えて一対の入力整流器ダイオード、例えばDR1、DR3を伝導状態に偏向させる。
【0029】
図5に示すように、マルチブリッジ整流器201を経て、第1の帰還パスFP1上の高周波信号は比較的低周波の入力信号ISの正の半サイクルPHC期間において、定期的に入力整流器204の第1対のダイオードDR1、DR3を伝導状態に偏向させる。同様に、入力信号ISの負の半サイクルNHC期間において、入力整流器204の第2対のダイオードDR2、DR4が定期的に伝導する。こうした配置を採用すれば、入力信号ISの正の半サイクルPHC期間に第1の蓄積コンデンサC01を効果的に励起し、入力信号ISの負の半サイクルNHC期間に第2の蓄積コンデンサC02を励起できる。したがって、線的ダイオードの作業を備えない回路と比べた場合、この入力整流器ダイオードの線的作業によってより効果的な回路が提供される。
【0030】
このほか、作動中のランプの有無で言えば、各帰還パスFP1−Nが独立的なパワ−の帰還を提供する。すなわち、第1のランプLP1があり且つ作動している場合、第1の帰還パスFP1が実質的な帰還エネルギーを供給する。第1のランプがなく、または作動していない場合、第1の帰還信号は、変圧器の第1の2次コイルL2Bのエネルギーにほぼ相当する。しかし、大量の帰還エネルギーは作動中のランプに由来するものであるので、この回路が自動的に最適化信号を提供することにより、対応する負荷があるか否かをこの帰還エネルギーのベ−スにしている。
【0031】
帰還パスを備え、線的ダイオード作業を促す従来の回路においては、負荷の有無を問わず、帰還信号は通常、すべて存在している。負荷のない状況下で帰還エネルギーを回路内に注入した場合、回路が応力を受け、性能を損なう可能性がある。
【0032】
上記で特定の回路トポロジ−に合わせて本発明の帰還回路を表示し且つ説明したが、この帰還配置は1次コイル変圧器から始まる閉回路電流パスを備える様々な共振変換回路に適用できる。つまり、例えば図1に示す従来の分離型の出力変圧器を採用した場合でも、負荷と共振変換回路は隔離しない。
【0033】
さらに、独立的な帰還回路配置は、回路に異なる操作特性を有する様々な負荷を励起させる。例えば、回路200は長さの異なるランプを励起できる。各帰還パスがパワ−因数(PF)および全高調波ひずみ(THD)性能を増す「適量」の帰還エネルギーを供給する。
【0034】
上記双極トランジスタは本文記載の実施例の交換素子として用いられるが、本発明の主旨に違わない状況下において、様々な交換素子および交換制御回路を採用できることがわかる。例えば交換素子なら、BJTやFETのようなトランジスタ、およびシリコン制御整流器(SCRs)等が挙げられる。
また、特定の応用ニ−ズの面から言えば、様々なインバータ配置を採用できることがわかる。例えば、半ブリッジ、全ブリッジ、単独交換素子、および本技術の熟練者に知られる他のインバータ配置である。
【0035】
上記実施例は本発明を説明しているにすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。およそ本発明の主旨に違わず従事される種々の改正または変更は、すべて本発明の特許請求の範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の定電流回路のブロックチャートである。
【図2】本発明による分離型の出力変圧器を有するアース故障電流を制限する共振変換回路実施例の回路図である。
【図3】本発明による分離型出力変圧器を有するアース故障電流を制限する共振変換回路の第2の実施例の回路図である。
【図4】本発明による負荷帰還パスを有する共振変換回路の回路図である。
【図5】図4の回路が提供する整流器ダイオードの作動を説明するための図である。
【符号の説明】
100 定電流装置
102 出力式隔離変圧器
106A 第1入力端子
106B 第2入力端子
108 濾波装置
C0 濾波コンデンサ
Q1 第1交換素子
Q2 第2交換素子
114 第1制御回路
200 共振変換回路
202 頂部
202 底部
208 インバータ負線
212 インバータ正線
Claims (40)
- 1次コイルと第1の2次コイルとを有する変圧器を備え、
前記1次コイルの一端と前記第1の2次コイル一端は共通のACアースに接続され、
前記1次コイル上の電位および前記第1の2次コイル上の電位を結合し、前記1次コイルの前記一端と反対側の他端と前記第1の2次コイルの前記一端と反対側の他端とに接続される負荷を励起することを特徴とする共振変換回路。 - 第2の2次コイルをさらに有し、1次コイルと第1および第2の2次コイルが直列接続の回路パスを提供することを特徴とする請求項1記載の共振変換回路。
- 第1の2次コイル全体を越える電位により第1の負荷端子の第1のアース故障電位を提供することを特徴とする請求項1記載の共振変換回路。
- 第2の2次コイルおよび1次コイル全体を越える電位により第2の負荷端子の第2のアース故障電位を提供することを特徴とする請求項2記載の共振変換回路。
- 共振インバータ回路を有することを特徴とする請求項1記載の共振変換回路。
- 変圧器の1次コイルが共振インバータの共振インダクタンス素子に相当する請求項5記載の共振変換回路。
- 共振インバータ回路は半ブリッジの配置を有することを特徴とする請求項5記載の共振変換回路。
- 第1および第2の2次コイルがランプを励起することを特徴とする請求項5記載の共振変換回路。
- 第1の2次コイルはACアースの節点に接続する第1端と負荷の第1端に接続する第2端を有することを特徴とする請求項1記載の共振変換回路。
- 第2の2次コイルをさらに有し、該第2の2次コイルは1次コイルに接続する第1端と負荷の第2端に接続する第2端とを有することを特徴とする請求項9記載の共振変換回路。
- 第1アース故障パスは第1の2次コイルからACアースの節点に達するパスを有することを特徴とする請求項10記載の共振変換回路。
- 第2アース故障パスは第2の2次コイルおよび1次コイルを越えてACアースの節点に達するパスを有することを特徴とする請求項11記載の共振変換回路。
- AC入力信号の入力整流器、該入力整流器に接続する帰還整流器、および負荷から帰還整流器と入力整流器に対する供給エネルギーを有し、入力整流器中のダイオードの線的作業を促すことを特徴とする請求項1記載の共振変換回路。
- 第1の帰還パスは、第1の2次コイルの供給エネルギーをさらに有することを特徴とする請求項13記載の共振変換回路。
- 第1の帰還パスは負荷を通過して電流に励起されるコンデンサが供給するエネルギーをさらに有することを特徴とする請求項14記載の共振変換回路。
- 第1の帰還パスは、帰還整流器の端と端を接続する一対のダイオード間の1点から負荷と直列接続する1点まで延伸していることを特徴とする請求項13記載の共振変換回路。
- 他の負荷から帰還整流器中の他の一対のダイオード間の各点まで延伸する帰還パスをさらに有することを特徴とする請求項13記載の共振変換回路。
- 第1の帰還パスおよび他の帰還パスはそれぞれ独立していることを特徴とする請求項17記載の共振変換回路。
- 共振インバータと、
1次コイルおよび第1の2次コイルを有する変圧器とを備え、
前記1次コイルの一端と前記第1の2次コイルの一端は、共通のACアースに接続され、前記1次コイルは前記共振インバータの共振インダクタンス素子に相当し、前記1次コイルの前記一端と反対側の他端と前記第1の2次コイルの前記一端と反対側の他端との間の電圧が相加方式でランプ全体に加えられることを特徴とする定電流回路。 - 前記1次コイルの前記他端に接続されている第2の2次コイルをさらに備えることを特徴とする請求項19に記載の定電流回路。
- 前記1次コイルと前記第2の2次コイルは直列接続され、
前記第1の2次コイルの前記他端と前記第2の2次コイルの前記1次コイルと反対側の一端との間の電圧が相加方式でランプ全体に加えられることを特徴とする請求項20記載の定電流回路。 - 第1のランプ端子から第1の2次コイルを越えてACアースに延伸する第1アース故障パスを有することを特徴とする請求項20記載の定電流回路。
- 第2のランプ端子から第2の2次コイルおよび1次コイルを越えてACアースに延伸する第2アース故障パスを有することを特徴とする請求項22記載の定電流回路。
- 定電流装置は瞬間起動作業を提供することを特徴とする請求項19記載の定電流回路。
- 第1の整流器と、
1次コイルと2次コイルとを有する変圧器を有し、前記第1の整流器に連結される共振変換回路と、
前記第1の整流器および前記共振変換回路に連結される第2の整流器と、
前記共振変換回路と前記第2の整流器とを接続し、前記共振変換回路から前記第2の整流器中のある1点までの、第1の整流器の線的作業を促す帰還パスと、
を備えることを特徴とする回路。 - 第1の整流器は、端と端を連結する第1対および第2対のダイオードを有し、AC出力信号の整流に使用されることを特徴とする請求項25記載の回路。
- 第2の整流器が、第1の整流器と負の電圧軌道との間で端と端を連結する第1対のダイオードを備える請求項25記載の回路。
- 他の帰還パスを有し、各負荷から第2の整流器に達するエネルギーを供給することを特徴とする請求項25記載の回路。
- 第2の整流器における回路を励起する他の各負荷は、端と端を連結する他の若干対のダイオードを備えることを特徴とする請求項28記載の回路。
- 第1の帰還パスおよび他の帰還パスはそれぞれ独立していることを特徴とする請求項29記載の回路。
- 第1の帰還パスおよび他の帰還パスは自動的に最適化されることを特徴とする請求項30記載の回路。
- 1次コイルと2次コイルとの間に位置するACアースをさらに有し、負荷に加える電圧を1次コイルと2次コイルの間で分離させることを特徴とする請求項25記載の回路。
- 第1の2次コイルはACアースの節点に連結される第1端と負荷の第1端とに連結可能な第2端を有することを特徴とする請求項25記載の回路。
- 第2の2次コイルをさらに有し、該第2の2次コイルが1次コイルに連結される第1端と負荷の第2端に連結可能な第2端を備えることを特徴とする請求項33記載の回路。
- 第1の2次コイルからACアースの節点部分までのパスを含む第1アース故障パスを有することを特徴とする請求項34記載の回路。
- 第2の2次コイルと1次コイルを越えてACアースの節点部分に達するパスを含む第2アース故障パスを有することを特徴とする請求項35記載の回路。
- 帰還パスは共振変換回路上の負荷電流が通過する1点から第2の整流器中の端と端を連結する第1および第2のダイオードの間の1点まで延伸することを特徴とする請求項25記載の回路。
- 第2の整流器中の第1のダイオードは第1の整流器に連結され、第2の整流器中の第2のダイオードはインバータの負の軌道に連結されることを特徴とする請求項37記載の回路。
- 帰還パスは第2のコイルと負荷から第2の整流器のエネルギーを提供することを特徴とする請求項38記載の回路。
- 帰還パスは別に負荷と直列接続するコンデンサからエネルギーを提供することを特徴とする請求項39記載の回路。
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