JP3761464B2 - Packing material and underfloor ventilation structure construction method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の基礎の上端と該基礎上に敷設される土台との間に通気用の隙間を形成するパッキング材、及びそれを用いた床下換気用の床下換気構造の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、木造住宅等の建物においては、基礎と土台との間に隙間を形成し、該隙間を介して床下と外部との通気を図るようにした床下換気構造が広く採用されている。
従来の床下換気構造の施工方法は、図8に示すようなものが一般的である。
即ち、基礎用の型枠10を組み、所定の箇所に土台固定用のアンカーボルト20を配置した後〔図8(a)〕、型枠10内にコンクリート40を打設し〔図8(b)〕、コンクリート40の硬化後にその上端面の不陸(傾斜や凹凸等)を、ならしモルタル等のレベラー材50を用いて調整し〔図8(c)〕、レベラー材50の硬化後に型枠10を除去する〔図8(d)〕。
次いで、完成した基礎60の上端面60a上に、複数のパッキング材70を、パッキング材70同士間に間隔を開けて載置し〔図8(e)〕、複数のパッキング材70上に跨るように土台80を敷設する。そして、土台80と基礎60との間をアンカーボルト20を介して緊結し〔図8(f)〕、パッキング材同士間に床下換気用の隙間Sが形成された床下換気構造が完成する。
この従来の構築方法は、工程数が多く、また、レベラー材50による不陸の調整がコンクリート40の硬化後でなければ施工できない等の理由から、工期の短縮を図ることが困難であった。
【0003】
そこで、本出願人は、レベラー材による基礎天端の不陸の調整を不要とする新たな技術として、コンクリート打設前の型枠内にパッキング材を配置し、該型枠内に、該パッキング材の一部が上方に突出し残部が埋没されるようにコンクリートを打設した後、該パッキング材上に土台を設置する工法を提案した(特開2001−98651号)。
しかし、提案した工法においては、パッキング材を適正位置に配置するのに手間が掛かるという問題があった。本発明は、斯かる事情に基づいてなされたものである。
【0004】
従って、本発明の目的は、レベラー材による不陸の調整を不要にすることができると共に、床下換気構造の構築に伴う労力の軽減及び工期の短縮を図ることのできる、パッキング材及びそれを用いた床下換気構造の構築方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物の基礎と該基礎上に敷設される土台との間に通気用の隙間を形成するパッキング材であって、本体と、該本体に回転自在に設けられた雌ねじ部材とからなり、該雌ねじ部材は、前記基礎形成用の型枠内に固定されるアンカーボルトに螺合され、且つ前記本体に対する傾斜角度を調節可能であることを特徴とするパッキング材を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
【0006】
また、本発明は、建物の基礎と該基礎上に敷設される土台との間に、請求項1〜6の何れかに記載のパッキング材を介在させて、該基礎と該土台との間に通気用の隙間を形成する床下換気構造の構築方法であって、前記パッキング材を、前記雌ねじ部材をアンカーボルトに螺合させて該アンカーボルトに取り付ける工程、該アンカーボルトを前記建物基礎形成用の型枠内に配設された鉄筋に固定すると共に該パッキング材が水平に配置されるように該パッキング材の該アンカーボルトに対する傾斜角度を調整する工程、形成される基礎の上端部に該パッキング材が固定されるように前記型枠内にコンクリートを打設する工程、及び該パッキング材上に土台を敷設する工程を具備することを特徴とする床下換気構造の構築方法を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
【0007】
尚、本発明におけるアンカーボルトは、パッキング材の雌ねじ部材と螺合し得る雄ねじ部が形成されているものであれば良く、その全長に亘ってネジが切ってあるものでも、長さ方向の一部にのみネジが切ってあるものでも良い。また、アンカーボルトは、土台を貫通させることなく、パッキング材の配置及び固定にのみ用いられるものであっても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。
先ず、本発明のパッキング材の一実施形態について説明する。
図1〜6に示すパッキング材1は、本体2と、該本体2に回転自在に設けられた雌ねじ部材3とからなる。
本体2は、土台9がその上面に載置されるなる肉厚部21と、該肉厚部21の両側から突出して、その先端部が型枠5の内壁面5Aに当接する型枠当接部22,22とからなる。
【0009】
肉厚部21は、その上面21aが平坦に形成されており、平面視形状は、一辺の長さが5〜15cm程度の矩形状で、厚みTが1.5〜5cm程度の略立方体の形態を有している。
【0010】
型枠当接部22は、肉厚部21の両側から突出して、その先端部が型枠5の内壁面5Aに当接する部分であり、本実施形態においては、斯かる型枠当接部22を設けることにより、本体2の幅が、型枠5の内壁面5A,5A同士間の幅と実質的に等しい幅となっている。
【0011】
本体2の幅を、型枠5の内壁面5A,5A同士間の幅と実質的に等しい幅とすることにより、アンカーボルトの固定後にパッキング材の高さを調整する必要がある場合に、雌ねじ部材3の回転に連動して本体2が回転することが抑制されると共に、パッキング材1を、基礎の幅方向の適正な位置(通り芯等)に精度良く配置することが可能となる。
また、肉厚部21とその両側の型枠当接部22,22との合計幅を、型枠5の内壁面5A,5A同士間の幅と実質的に等しい幅とすることにより、肉厚部21により、建物の基礎の上端と該基礎上に敷設される土台との間に充分な隙間を確保しながら、パッキング全体としての材料使用量の低減を図ることができる。
【0012】
型枠当接部22は、平板状に形成された平板部と、該平板部の先端に設けられた、下方に向けて突出する当接面形成部22aとからなり、全体としての概略形状は薄肉の平板体である。
型枠当接部22は、その上下面間を貫通する複数の開口部22bを有している。斯かる開口部22bを設けることにより、バイブレーター等によるコンクリートの締め固めの際に、型枠当接部22上のコンクリートが、該開口部22bを通じてスムーズに移動するため、型枠当接部22上にコンクリートが残留して不都合(水切り金具等を配置する際に障害となる等)が生じることを防止することができる。開口部の形状は、図示した略円形状に限られず、矩形、三角形、菱形等、任意の形状とすることができる。
【0013】
各型枠当接部22の突出幅W1(図3参照)は、斯かる効果が一層確実に奏されるようにする観点から、それぞれ本体2の全体幅W(図3参照)の5〜30%であることが好ましい。
また、型枠当接部22は、肉厚部21の下半部に設けられていることが好ましく、特に、型枠当接部22の上面と本体下面21bとの間の高さT1(図3参照)が、肉厚部21の厚みTの15〜30%であることが好ましい。
尚、本体2の全体幅Wは、型枠5の内壁面5A,5A同士間の幅をどの程度に設定するかに応じて適宜に決定され、肉厚部の幅は、土台の寸法に応じて適宜に決定される。
【0014】
雌ねじ部材3は、図3に示すように、軸方向の両端部に大径部32,33を有する略糸巻き状の形態を有しており、雌ねじ部材3の内周面には、アンカーボルト4の雄ねじ部に対応する雌ねじ部31が形成されている。
雌ねじ部材3は、後述する角度調整部材23に回転自在に保持された状態で本体1に設けられている。パッキング材1は、雌ねじ部材3を回転させることで、アンカーボルト4に対する取付位置を適宜に調節可能である。
【0015】
本発明のパッキング材1における雌ねじ部材3は、前記本体2に対する傾斜角度を調節可能になされている。
本実施形態のパッキング材1について詳細に説明すると、図3に示すように、本体2は、角度調節部材23と、該角度調節部材23を内部に保持する嵌合凹部26とを有している。角度調節部材23は、雌ねじ部材3の軸心線Lの傾きを、図3に示す直立状態からその両側に角度45度程度まで傾けることができ、また、基礎の幅方向に対応する方向(図2〜5の左右方向)にスライド移動可能に、嵌合凹部26内に保持されている。
【0016】
角度調節部材23は、図3及び図6に示すように、雌ねじ部材3の外周面に嵌合し該雌ねじ部材3を回転自在に保持する自由傾斜体24と、該自由傾斜体24の軸部24aを枢支し該自由傾斜体24を角度可変な状態に保持する一対のスライド体25とからなる。自由傾斜体24の枢支面は、角度の調整を容易にするため、粗面状になっていることが好ましい。
本体2の嵌合凹部26は、本体2の上下面にそれぞれ開口する上方開口部及び下方開口部を有しており、また、相対向する内側面それぞれに、前記スライド体25の上下端部に摺接する一対の凸条部21c,21cを有している。
角度調節部材23は、一対のスライド体25が凸条部21c,21c間に嵌合した状態で嵌合凹部26内に保持されており、嵌合凹部26内を、基礎の幅方向に対応する方向(図2〜5の左右方向)にスライド移動可能である。
角度調節部材23は、下方開口部の幅広部21dから嵌合凹部26内に挿入されるが、角度調節部材23に設けられた脱落防止部23a(図6参照)により該嵌合凹部26から脱落しない。
【0017】
尚、本体2の肉厚部21は、図4及び5に示すように、下方に向けて開口する複数のボックス状の凹部27を有しており、各凹部27内には、該本体2の上面21aに開口する空気抜き用の孔28が形成されている。この凹部27により、コンクリートに対する係合力が高まって基礎形成後のパッキング材1のズレ等が防止されると共に、空気抜き用の孔28により、コンクリート打設の際のパッキング材のズレ等が防止される。更に、凹部27を形成することにより、材料使用量の低減を図ることもできる。
【0018】
次に、上述したパッキング材1を用いた、本発明の床下換気構造の構築方法の一実施形態について、図7を参照して説明する。
先ず、パッキング材1を、雌ねじ部材をアンカーボルト4に螺合させ該アンカーボルト4に取り付ける〔図7(a)〕。
そして、パッキング材1が水平に配置されるように該パッキング材1の該アンカーボルト4に対する傾斜角度を調整しながら、該アンカーボルト4を建物基礎形成用の型枠5内に配設された鉄筋6に固定する〔図7(b)〕。
アンカーボルト4の鉄筋6への固定は、各種公知の固定方法を採用し得るが、例えば、図1に示すような、弾性により棒体を把持可能なクリップを2つ背中合わせに結合させた固定具7を用いることができる。尚、パッキング材1の傾斜角度の調整は、アンカーボルト4を鉄筋に固定した後に行っても良い。
【0019】
そして、必要に応じて、雌ねじ部材を回転させることにより、パッキング材1の高さ位置を調節する。尚、上述したパッキング材1における雌ねじ部材3は、その上端部が六角形状に形成されている。雌ねじ部材3は、六角レンチ等の回転器具により直接回転させても良いし、回転用治具、例えば、下端部に雌ねじ部材と嵌合する内面略六角形状の嵌合部を有し上端部に手動又は自動の回転器具を連結可能な連結部を有する回転用治具を用いて回転させても良い。
【0020】
そして、形成される基礎81の上端部にパッキング材1が固定されるように、型枠5内にコンクリート8を打設する〔図7(c)〕。即ち、パッキング材1の少なくとも一部が、該コンクリート8が硬化して形成される基礎81に埋没し、残部が基礎81上に突出するようにする。
【0021】
上記のパッキング材1においては、型枠当接部22が、打設するコンクリートの天端レベルの目安となり、また、コンクリートの上面を均す場合の目安ともなる。即ち、型枠当接部22の上面又は下面と一致する高さに、コンクリート8の上面を合わせることで、基礎上端面と土台との間に、予定した高さ(鉛直方向の高さ)の換気用の隙間を容易に形成することができる。
尚、基礎81の上端と土台9との間に形成する床下換気用の隙間Sの高さH〔図7(e)参照〕や、パッキング材を配置する間隔等は、特に制限されず、例えばパッキング材を用いた従来の床下換気構造と同様である。また、コンクリート8の充填方法や組成等についても、従来法と同様である。
【0022】
コンクリート8が完全に又はある程度硬化した後、アンカーボルト4の突出部分の傾斜が大きい場合等には、必要に応じて、その突出部分を直立状態に補正する〔図7(d)参照〕。突出部分の傾斜の補正は、例えばパイプ41等を用いて行うことができる。
【0023】
そして、パッキング材1上に土台9を敷設する。具体的には、図7(e)に示すように、土台9に形成した貫通孔に、アンカーボルト4を貫通させ、アンカーボルト4の先端部4aにナット42を螺合させて締め上げる。尚、型枠材5の除去は、コンクリート8の硬化後の任意の時点で行う。
【0024】
本実施形態のパッキング材及びそれを用いた床下換気構造の構築方法によれば、パッキング材1により土台の載置面が形成されるので、レベラー材によりコンクリート8の上端面の不陸(傾斜や凹凸等)の調整をしなくても、水平精度の高い土台の載置面を形成することができ、そのため、不陸の調整が必要な従来の床下換気構造の構築方法に比べて、大幅な工期の短縮が可能である。
【0025】
また、パッキング材1をアンカーボルト4に保持させた状態で型枠内に配置でき、その高さ位置を雌ねじ部材3を回転させるだけで調整できるので、パッキング材1の配置に、専用の配置具を別に用意する必要がない。
しかも、雌ねじ部材3の本体2に対する傾斜角度を調節可能であるため、図7(b)に示すように、アンカーボルト4を起立させる位置(又はパッキング材1の配設位置)の直下に鉄筋6が存在する場合等であっても、該鉄筋との干渉を回避して、パッキング材1を適正な位置に精度良く配置することができる。
また、アンカーボルト4を起立させる位置(又はパッキング材1の配設位置)の直下に鉄筋6が存在しない場合であっても、アンカーボルト4が鉛直方向に対して傾斜する場合がある。そのような場合においても、パッキング材1を適正な位置に精度良く配置することができる。
これにより、本実施形態のパッキング材及びそれを用いた床下換気構造の構築方法によれば、床下換気構造の構築に伴う労力を大幅に軽減し、工期の更なる短縮を図ることができる。
【0026】
更に、上述したパッキング材1の雌ねじ部材3は、基礎の幅方向に対応する方向に移動可能に設けられているため、図7(b)に示すように、パッキング材1を型枠5内に配置する際に、該雌ねじ部材を適宜にスライドさせつつ配置することができるので、所定位置への配置が容易であり、また、図7(d)に示すようにアンカーボルトの突出部分の傾斜を補正する際に、雌ねじ部材やその付近が破壊されることを防止できる。
【0027】
以上、本発明のパッキング材及び床下換気構造の構築方法のそれぞれについて実施形態を示して説明したが、各発明は、上記の実施形態に制限されず、種々変更可能である。
【0028】
例えば、型枠当接部22は、板状体のものに代えて、枠体のみからなるものや、肉厚部21の側面部に並べて設けた同一長さの複数の棒状体等からなるものであっても良い。また、型枠当接部22は左右で突出幅が異なっていても良い。また、上述した空気抜き用の孔28は、その全部又は一部を本体2の側面に開口させても良い。
【0029】
また、床下換気構造の構築方法においては、アンカーボルト4を前記建物基礎形成用の型枠内に配設された鉄筋6に固定した後に、該アンカーボルト4にパッキング材1を取り付けることもできる。また、アンカーボルト1は、パッキング材1の配置にのみ用いても良く、ボルト1の上部をパッキング材の上端から突出させなくても良い。
【0030】
また、基礎は、布基礎の他、べた基礎の立ち上がり部であっても良い。布基礎とする場合、フーチング部及び立ち上がり部を同時に形成しても良いし、フーチング部形成用の型枠52を設置してフーチング部のみを先に形成した後、立ち上がり部形成用の型枠51を設置して立ち上がり部を形成しても良い。
尚、パッキング材1の材質としては、パッキング材の材質として従来公知の各種のものを特に制限なく用いることができるが、合成樹脂製や合成ゴム製であることが好ましい。また、パッキング材の平面視形状は、円形、楕円形、長方形、菱形等、任意の形状とすることができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、レベラー材による不陸の調整を不要とすることができると共に、床下換気構造の構築に伴う労力の軽減及び工期の短縮を図ることのできる、パッキング材及び床下換気構造の構築方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態としてのパッキング材を、アンカーボルトに保持させた状態で型枠内に設置した状態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示すパッキング材の平面図である。
【図3】図3は、図2のX−X線断面図である。
【図4】図4は、図1に示すパッキング材の底面図である。
【図5】図5は、図4のY−Y線断面図である。
【図6】図6は、雌ねじ部材及び角度調節部材を示す分解斜視図である。
【図7】図7は、本発明の一実施形態としての床下換気構造の構築方法を示す概略工程図である。
【図8】従来の床下換気構造の構築方法を示す概略工程図である。
【符号の説明】
1 パッキング材
2 本体
21 肉厚部
22 型枠当接部
22b 開口部
23 角度調節部材
24 自由傾斜体
25 スライド体
26 嵌合凹部
3 雌ねじ部材
4 アンカーボルト
5 型枠
5A 型枠の内壁面
6 鉄筋
8 コンクリート
81 基礎
9 土台[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a packing material that forms a ventilation gap between an upper end of a foundation of a building and a base laid on the foundation, and a method for constructing an underfloor ventilation structure for underfloor ventilation using the packing material.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
2. Description of the Related Art Conventionally, in buildings such as wooden houses, an underfloor ventilation structure in which a gap is formed between a foundation and a base and ventilation between the underfloor and the outside is achieved through the gap.
The construction method of the conventional underfloor ventilation structure is generally as shown in FIG.
That is, after the
Next, a plurality of
This conventional construction method has a large number of processes, and it has been difficult to shorten the construction period because the adjustment of unevenness by the
[0003]
Therefore, as a new technology that eliminates the need to adjust the unevenness of the top of the foundation with a leveler material, the present applicant places a packing material in a formwork before placing concrete, and the packing material is placed in the formwork. After placing concrete so that a part of the material protrudes upward and the remaining part is buried, a method of installing a base on the packing material was proposed (Japanese Patent Laid-Open No. 2001-98651).
However, the proposed method has a problem that it takes time to arrange the packing material at an appropriate position. The present invention has been made based on such circumstances.
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to make use of a packing material that can eliminate the need for adjustment of unevenness with a leveler material, and can reduce labor and construction time associated with the construction of a subfloor ventilation structure. It is in providing the construction method of the underfloor ventilation structure.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a packing material for forming a ventilation gap between a foundation of a building and a base laid on the foundation, and includes a main body and a female screw member rotatably provided on the main body. The packing member is characterized in that the female screw member is screwed into an anchor bolt fixed in the foundation forming mold and the inclination angle with respect to the main body is adjustable. The purpose of this is achieved.
[0006]
Moreover, this invention interposes the packing material in any one of Claims 1-6 between the foundation of a building, and the foundation laid on this foundation, Between this foundation and this foundation. A method for constructing an underfloor ventilation structure for forming a gap for ventilation, the step of attaching the packing material to the anchor bolt by screwing the female screw member to the anchor bolt, and the anchor bolt for forming the building foundation A step of adjusting the inclination angle of the packing material with respect to the anchor bolt so that the packing material is horizontally arranged and fixed to the reinforcing bars disposed in the mold, and the packing material at the upper end of the formed base Providing a method for constructing an underfloor ventilation structure, comprising the steps of placing concrete in the formwork so that is fixed, and laying a base on the packing material Ri, in which to achieve the above object.
[0007]
The anchor bolt in the present invention may be any anchor bolt that can be screwed with the female thread member of the packing material, even if the thread is cut over its entire length. It may be a screw that is cut only at the part. Further, the anchor bolt may be used only for arranging and fixing the packing material without penetrating the base.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on preferred embodiments.
First, an embodiment of the packing material of the present invention will be described.
A packing material 1 shown in FIGS. 1 to 6 includes a
The
[0009]
The
[0010]
The mold
[0011]
When the width of the
Further, by making the total width of the
[0012]
The mold
The
[0013]
The protrusion width W1 (see FIG. 3) of each
The
The overall width W of the
[0014]
As shown in FIG. 3, the
The
[0015]
The
The packing material 1 of the present embodiment will be described in detail. As shown in FIG. 3, the
[0016]
As shown in FIGS. 3 and 6, the
The
The
The
[0017]
As shown in FIGS. 4 and 5, the
[0018]
Next, an embodiment of a method for constructing an underfloor ventilation structure of the present invention using the above-described packing material 1 will be described with reference to FIG.
First, the packing material 1 is attached to the anchor bolt 4 by screwing the female screw member into the anchor bolt 4 (FIG. 7A).
Then, the reinforcing bars disposed in the building
For fixing the anchor bolt 4 to the reinforcing
[0019]
And the height position of the packing material 1 is adjusted by rotating an internal thread member as needed. The
[0020]
Then, concrete 8 is placed in the
[0021]
In the packing material 1 described above, the
In addition, the height H of the clearance S for underfloor ventilation formed between the upper end of the foundation 81 and the base 9 [see FIG. 7 (e)], the interval at which the packing material is disposed, and the like are not particularly limited. This is the same as a conventional underfloor ventilation structure using a packing material. The filling method and composition of the concrete 8 are also the same as the conventional method.
[0022]
If the slope of the protruding portion of the anchor bolt 4 is large after the concrete 8 has hardened completely or to some extent, the protruding portion is corrected to an upright state as necessary (see FIG. 7D). The inclination of the protruding portion can be corrected using, for example, the
[0023]
Then, the base 9 is laid on the packing material 1. Specifically, as shown in FIG. 7 (e), the anchor bolt 4 is passed through the through-hole formed in the base 9, and the nut 42 is screwed into the
[0024]
According to the packing material of this embodiment and the construction method of the underfloor ventilation structure using the same, the mounting surface of the base is formed by the packing material 1, so that the leveler material is not flat (inclined or It is possible to form the mounting surface of the foundation with high horizontal accuracy without adjusting the unevenness, etc., and therefore, compared with the conventional construction method of the underfloor ventilation structure that requires adjustment of unevenness The construction period can be shortened.
[0025]
Further, since the packing material 1 can be disposed in the mold frame while being held by the anchor bolt 4 and the height position thereof can be adjusted only by rotating the
In addition, since the inclination angle of the
Further, even when the reinforcing
Thereby, according to the packing material of this embodiment and the construction method of the underfloor ventilation structure using the same, the labor accompanying construction of the underfloor ventilation structure can be greatly reduced, and the construction period can be further shortened.
[0026]
Furthermore, since the
[0027]
As mentioned above, although embodiment was shown and demonstrated about each of the construction | assembly method of the packing material and underfloor ventilation structure of this invention, each invention is not restrict | limited to said embodiment and can be variously changed.
[0028]
For example, the
[0029]
Moreover, in the construction method of the underfloor ventilation structure, after fixing the anchor bolt 4 to the reinforcing
[0030]
Moreover, the foundation may be a rising part of a solid foundation in addition to the cloth foundation. In the case of a fabric foundation, the footing portion and the rising portion may be formed at the same time, or after the footing
In addition, as a material of the packing material 1, various conventionally known materials can be used as the material of the packing material without any particular limitation, but it is preferably made of synthetic resin or synthetic rubber. Further, the shape of the packing material in a plan view can be an arbitrary shape such as a circle, an ellipse, a rectangle, and a rhombus.
[0031]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the present invention, the construction of the packing material and the underfloor ventilation structure that can eliminate the adjustment of the unevenness by the leveler material and can reduce the labor and the construction period due to the construction of the underfloor ventilation structure. A method can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a state in which a packing material according to an embodiment of the present invention is installed in a mold frame while being held by anchor bolts.
FIG. 2 is a plan view of the packing material shown in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
FIG. 4 is a bottom view of the packing material shown in FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line YY of FIG.
FIG. 6 is an exploded perspective view showing a female screw member and an angle adjusting member.
FIG. 7 is a schematic process diagram showing a construction method of an underfloor ventilation structure as one embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a schematic process diagram showing a conventional method for constructing an underfloor ventilation structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (7)
本体と、該本体に回転自在に設けられた雌ねじ部材とからなり、該雌ねじ部材は、前記基礎形成用の型枠内に固定されるアンカーボルトに螺合され、且つ前記本体に対する傾斜角度を調節可能であることを特徴とするパッキング材。A packing material that forms a gap for ventilation between a foundation of a building and a base laid on the foundation,
It comprises a main body and a female screw member rotatably provided on the main body. The female screw member is screwed into an anchor bolt fixed in the formwork for forming the foundation, and an inclination angle with respect to the main body is adjusted. Packing material characterized in that it is possible.
前記パッキング材を、前記雌ねじ部材をアンカーボルトに螺合させて該アンカーボルトに取り付ける工程、該アンカーボルトを前記建物基礎形成用の型枠内に配設された鉄筋に固定すると共に該パッキング材が水平に配置されるように該パッキング材の該アンカーボルトに対する傾斜角度を調整する工程、形成される基礎の上端部に該パッキング材が固定されるように前記型枠内にコンクリートを打設する工程、及び該パッキング材上に土台を敷設する工程を具備することを特徴とする床下換気構造の構築方法。An air gap is formed between the foundation and the foundation by interposing the packing material according to any one of claims 1 to 6 between the foundation of the building and the foundation laid on the foundation. A method for constructing an underfloor ventilation structure,
The step of attaching the packing material to the anchor bolt by screwing the female screw member to the anchor bolt, fixing the anchor bolt to a reinforcing bar disposed in the formwork for building foundation, and the packing material A step of adjusting an inclination angle of the packing material with respect to the anchor bolt so as to be horizontally disposed, and a step of placing concrete in the mold so that the packing material is fixed to an upper end portion of a foundation to be formed. And a method for constructing an underfloor ventilation structure comprising a step of laying a base on the packing material.
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