JP3758400B2 - Fuel injection device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の燃料噴射装置に関するものであり、特に燃料の噴射量を調整可能な燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジン等の内燃機関には、その運転状況に応じた燃料噴射量があり、一般に高負荷・高回転運転時では燃料噴射量が多いと良く、低負荷・低回転運転時では燃料噴射量が少ないと良いことが知られている。
【0003】
このように、内燃機関の多様な運転状況に対応する手段の一つとして、ディーゼルエンジン等の内燃機関に多用される燃料噴射装置には、燃料を噴射する燃料噴射孔の径を変化させる等して燃料の噴射量を制御可能な燃料噴射装置が知られている。
【0004】
この燃料噴射装置の中には、上記燃料噴射孔の少なくとも一部を、電圧の印加によって膨張、或いは収縮する圧電素子で囲み、この圧電素子に電圧を印加することによって燃料噴射孔の径を変え、燃料の噴射量を制御する可変噴孔径燃料噴射装置が知られている(特開昭62−248868号公報、特開平3−70863号公報)。
【0005】
また、可変噴孔径燃料噴射装置以外の燃料噴射装置としては、ノズル先端部に互いに近接して設けられる複数の燃料噴射孔と、これらの燃料噴射孔を開閉自在な開閉手段とを有し、この開閉手段によって燃料噴射孔を順次開口、或いは閉口することにより燃料の噴射量を制御する燃料噴射装置が知られている。これらの燃料噴射装置は、燃料の噴射量を制御することによって、内燃機関の運転状況に即した燃料の燃焼を可能にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記可変噴孔径燃料噴射装置は、圧電素子という特殊な材料を必要とする上、圧電素子に印加する電圧の供給源である電源を必要とし、製造コストが高くなると共に、燃料噴射装置の構成が複雑化してしまう。
【0007】
また、近接する複数の燃料噴射孔とこれらの燃料噴射孔を順次開閉可能な開閉手段とを有する燃料噴射装置は、図9に示されるように、噴射時において燃料噴射孔から噴射された燃料の噴射形状が互いに重なる部分(液相部分)を生じ、微粒化した燃料の粒が互いに接触してより大きな粒になるため、噴射された燃料の微粒化特性が劣るという欠点がある。
【0008】
本発明は上記事項に鑑みなされたもので、内燃機関の運転状況に応じて燃料の噴射量を調整できる燃料噴射装置を提供することを第1の技術的課題とする。また、本発明は、燃焼に良好な噴射形状に燃料を噴射可能な燃料噴射装置を提供することを第2の技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は燃料噴射装置であり、上記少なくとも第1の技術的課題を解決するために以下に示す構成とされている。すなわち、本発明の燃料噴射装置は、燃料噴射孔を有するとともに、この燃料噴射孔へと加圧燃料を供給する燃料通路を有し、さらに、この燃料通路の途中に弁座を有するノズル本体と、このノズル本体内に設けられ、前記弁座に対し着座・離反可能に設けられた弁体とを備え、前記燃料通路に供給される燃料圧力によって、前記弁体が弁座に対して離反せしめられて前記燃料通路が開き、前記燃料噴射孔から燃料を噴射する燃料噴射装置において、前記ノズル本体内の前記燃料噴射孔に臨む位置に、燃料通路に介在する形で前記燃料噴射孔に向かって進退自在に設けられ、燃料通路の燃料圧力を受けて燃料噴射孔から退行する方向へと燃料圧力を受ける受圧面を有する流量調整弁と、この流量調整弁を燃料通路内の燃料圧力に抗して進出方向に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
上記燃料噴射装置は、上記燃料圧力と上記付勢手段による付勢力の差によって上記流量調整弁が上記燃料噴射孔に対して進出・退行することにより、燃料噴射孔との間に形成される上記加圧燃料の流路面積を変えることができる。よって、加圧燃料の燃料圧力、付勢力、或いはこれら両方を変えることにより、燃料噴射孔から噴射される燃料の噴射量を変えることができる。
【0011】
上記付勢手段としては、燃料圧力を可変とする場合、スプリング・板バネ等の一定の弾性力を有する弾性体を例示できるが、ノズル本体内の前記燃料噴射孔に臨む位置に前記流量調整弁を進退摺動自在に収容するガイド孔を有する支持コアを備え、この支持コアは、流量調整弁押圧用の作動液を収容した液圧室を有し、この液圧室内の作動液圧での押圧力を前記付勢手段による付勢力とすると、付勢力を可変とするのに好適である。
【0012】
さらに、上記支持コアは、上記液圧室に供給される流量調整弁押圧用の作動液が燃料であり、前記燃料噴射孔へと燃料を供給する燃料通路内の燃料圧力と、前記液圧室内へと供給される燃料圧力とを調整する燃圧調整手段を備えた構成とすると、流量調整弁を燃料噴射孔から退行させる燃料圧力と上記付勢力との調整が容易になり、また、燃料圧力と上記付勢力の両方を可変にすることができる。
【0013】
上記燃圧調整手段としては、上記燃料通路に供給される燃料を加圧する蓄圧配管と、上記液圧室に供給される燃料を加圧する蓄圧配管と、これらの蓄圧配管にそれぞれ配置される圧力センサと、圧力センサによって検出された燃料圧力を制御する制御装置とを備えた構成を例示できる。
【0014】
上記支持コアには、外側に上記弁体が摺動自在に外嵌する有底の筒状体であり、その底部に上記流量調整弁を収容するガイド孔を有し、筒状体の内部が上記液圧室であり、この液圧室は、作動液としての燃料が供給され、かつ液圧室と上記蓄圧配管とが接続されている構成を例示できる。なお、上記支持コアのガイド孔又はガイド孔近傍の液圧室内には、ガイド孔に収容したガイドロッドが上記液圧室に入り込まないように、ガイドロッドの液圧室への進入を規制する規制部材を設けても良い。
【0015】
上記流量調整弁は、ガイド孔に摺動自在に支持されるガイドロッドと、このガイドロッドの前記燃料噴射孔に向かう面に設けた先細りのテーパ部とを有すると、燃料噴射孔へ流れる上記加圧燃料の流量の精密な調整に好適である。また、上記テーパ部は、少なくともその一部が燃料通路内に位置するテーパ部であると、このテーパ部を上記受圧面とすることができるのでより好ましい。
【0016】
なお、流量調整弁の受圧面には図8に示されるように、直胴のガイドロッドと燃料噴射孔に嵌合するテーパ部との間に、ガイドロッドよりも小径の直胴部を設け、この直胴部とガイドロッドとの段部に形成される平面を例示できる。
【0017】
流量調整弁のテーパ部は、燃料噴射孔との間に燃料流路を形成する。この燃料流路を流れる加圧燃料は、燃料圧力を有するため上記テーパ部、或いは燃料噴射孔に沿って流れる。従って、テーパ部に沿って流れる加圧燃料は、テーパ部の先端に集中し、互いに反発した後に外方に向けて噴射する。
【0018】
従って、上記燃料噴射孔は、外方に進むに従って漸次断面が縮小するテーパ状に形成されていると、上記燃料流路を流れる加圧燃料の流れ方向をテーパ部の先端に集中することができ、加圧燃料はテーパ部の先端で互いに反発して噴射することから、噴射された加圧燃料の噴射形状は、外方へ向けて漸次断面が拡大する中空の略円錐形状(ラッパ形状)を呈し、噴射によって微粒化した燃料と空気との接触面積を大きくすることができる。
【0019】
そして、上記加圧燃料が流量調整弁のテーパ部の先端で反発した後に燃料噴射孔の側面、或いは端部とぶつかると、上記燃料流路を流れる加圧燃料の流出方向は一定の方向性を失い、燃料噴射孔の最先端における断面全域から外方に向けて任意に噴射してしまうので、燃料噴射孔の形状を流量調整弁におけるテーパ部に平行なテーパ状に形成すると、流量調整弁のテーパ部の先端で反発する燃料が燃料噴射孔にぶつからないのでより好ましい。なお、燃料噴射孔は、燃料の燃焼に有利な位置に複数設けても良い。
【0020】
上記弁座に着座離反可能な弁体としては、弁座に着座するシール部と、このシール部よりも上流側に、弁座から離反する方向へと燃料圧力を受ける受圧部とを有する弁体を例示できる。なお、この弁体は、スプリング等によって弁座に着座する方向へと付勢されていても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明である燃料噴射装置について、図面に示される実施形態に沿って詳細に説明する。まず、本発明の一実施形態である燃料噴射装置の構成について説明する。
【0022】
図1は本実施形態における燃料噴射装置1の概略全体システムを示しており、燃料噴射装置1の周辺には、図1に示されるように燃料タンク20と、燃料タンク20から燃料を吸い上げ、2系統へ独立して圧送可能な燃料ポンプ21と、燃料ポンプ21から圧送される燃料を加圧状態で貯蔵する2本の蓄圧配管22a、22bとが配置されている。蓄圧配管22aは、噴射用の燃料を供給する第1燃料供給管5aで燃料噴射装置1と接続されており、蓄圧配管22bは、作動液となる燃料を供給する第2燃料供給管5bで燃料噴射装置1と接続されている。また、燃料タンク20からは第3燃料供給管5cが出ており燃料噴射装置1と接続されている。なお、燃料噴射装置1は、図示しないが内燃機関の燃焼室に燃料を噴射するよう配置されている。
【0023】
蓄圧配管22a、22bには、それぞれ圧力センサ23a、23bが設けられ、これらの圧力センサ23a、23bはエンジンコントロールユニット(以下、ECUと略す)24と接続されている。圧力センサ23a、23bは、各々の蓄圧配管22a、22bの燃料圧力を検出し、電気信号に変換してECU24に入力する。圧力センサ23a、23bからの出力信号等に基づいて燃料ポンプ21がフィードバック制御され、それぞれの蓄圧配管22a、22b内の燃料圧力が、所定の圧力に保たれるようになっている。つまり、燃料ポンプ21、蓄圧配管22a、22b、圧力センサ23a、23b、及びECU24によって燃圧調整手段を形成している。また、燃料噴射装置1もECU24と接続されており、内燃機関の運転状況に応じてECU24によって制御される。
【0024】
燃料噴射装置1は、図2に示されるように、主にノズル本体2、ノズルホルダ3、ノズルナット4とから構成とされており、ノズル本体2は、ノズルホルダ3の下方に配置され、ノズルナット4によってノズルホルダ3に固定されている。
【0025】
ノズルホルダ3には、蓄圧配管22aに接続される第1燃料供給管5aと、蓄圧配管22bに接続される第2燃料供給管5bと、燃料タンク20に接続される第3燃料供給管5cとが接続されている。
【0026】
ノズルホルダ3の内側には、ノズルホルダ3を軸線方向に貫通し第1燃料供給管5aと接続される第1燃料供給孔6aと、ノズルホルダ3を中心軸線で貫通し第2燃料供給管5bと接続される第2燃料供給孔6bと、第2燃料供給孔6bの下部を形成するコア固定管7と、コア固定管7の外周面を内包するスプリング8と、スプリング8を収納する円筒状のスプリング収納室9と、ノズルホルダ3の軸線方向に延びスプリング収納室9と第3燃料供給管5cとを接続する第3燃料供給孔6cとが設けられている。
【0027】
ノズル本体2は、図3に示されるように、ノズル本体2の上端に位置する大径孔部2aと、大径孔部2aの下方に連なる環状の燃料溜まり室2bと、燃料溜まり室2bの下方に連なる中径孔部2cと、中径孔部2cの下方に連なり下方に向けて縮径するテーパ状の弁座2dと、弁座2dの下方に連なるカップ状の小径孔部2eとから構成されている。
【0028】
なお、燃料溜まり室2bは第1燃料供給孔6aと接続されており、小径孔部2eの下端部であるノズル本体2の先端部には、外方に進むに従って漸次断面が縮小するテーパ状に形成された複数の燃料噴射孔10が周方向所定間隔おきに設けられている。
【0029】
ノズル本体2の内側には、弁体11が配置されている。弁体11は、弁体11の上端に位置しスプリング8の下端に当接する突起11aと、突起11aの下方に連なり大径孔部2aに摺動自在に内嵌する大径部11bと、大径部11bの下方に連なり下方に向けて縮径するテーパ状で、燃料溜まり室2bの一側面を形成する受圧部11cと、受圧部11cの下方に連なり中径孔部2cとの間に隙間を有する小径部11dと、小径部11dの下方に連なり下方に向けて縮径するテーパ状のシール部11eとから構成されている。
【0030】
なお、中径孔部2cと小径部11dとの間の隙間は、燃料溜まり室2bに連なる第1燃料通路12となっている。この第1燃料通路12は、ノズル本体2内に形成される燃料通路のうち、弁座2dよりも上流側の燃料通路である。また、弁体11は、スプリング8によって弁体11の閉弁方向である下方に付勢されており、弁座2dに着座している。
【0031】
弁体11の内側には支持コア13が配置されている。支持コア13は、コア固定管7の下端に当接し、外側に弁体11を摺動自在に外嵌すると共に小径孔部2eとの間に隙間を有する円筒部13aと、円筒部13aの下方に連なると共に下方に向けて収束する円錐状の底部13bとから構成されている。底部13bの先端は小径孔部2eに当接しており、支持コア13はノズル本体2に対して移動不能に固定されている。
【0032】
また、底部13bの周面には、燃料噴射孔10の同軸上に複数のガイド孔13cが設けられている。なお、円筒部13aの内側は、コア固定管7を介して第2燃料供給孔6bと接続される液圧室13dであり、支持コア13と小径孔部2eとの間の隙間は、弁座2dを介して第1燃料通路12と接続される第2燃料通路14となっている。なお、第2燃料通路14は、ノズル本体2内に形成される燃料通路のうち、弁座2dよりも下流側の燃料通路である。
【0033】
燃料噴射孔10には、図4に示されるように、支持コア13のガイド孔13cに摺動自在に収容されると共に燃料噴射孔10に向かって進退自在な流量調整弁15が嵌合している。流量調整弁15は、ガイド孔13cに摺動自在に支持される直胴のガイドロッド15aと、ガイドロッド15aに連なり燃料噴射孔10と一部の周面で嵌合するテーパ部15bとから構成されている。流量調整弁15は、テーパ部15bの一部が第2燃料通路14内に位置して燃料噴射孔10と嵌合している。
【0034】
続いて、本実施形態における燃料噴射装置1の作動状況について説明する。スプリング収納室9には、第3燃料供給管5c及び第3燃料供給孔6cを介して常圧の燃料が供給されている。この燃料は、スプリング8の潤滑油として作用する。
【0035】
また、液圧室13dには、第2燃料供給管5b、第2燃料供給孔6b、及びコア固定管7を介して加圧燃料(以下、作動液と称す)が供給されている。この作動液の圧力は、ガイド孔13cに収容された流量調整弁15を押圧し、流量調整弁15を燃料噴射孔10に進出する方向へ付勢する付勢力として作用している。従って流量調整弁15は、その閉弁方向である燃料噴射孔10に進出する方向へ付勢されて燃料噴射孔10と嵌合している。
【0036】
燃料噴射孔10から噴射される加圧燃料(以下、噴射用燃料と称す)は、第1燃料供給管5a、第1燃料供給孔6a、及び燃料溜まり室2bを介して第1燃料通路12に供給される。噴射用燃料の圧力は受圧部11cに作用して、弁体11のシール部11eが弁座2dから離反する方向である開弁方向に移動させる作用力となる。
【0037】
第1燃料通路12に噴射用燃料が供給されると、第1燃料通路12及び燃料溜まり室2bは噴射用燃料で満たされる。すると、噴射用燃料の燃料圧力は受圧部11cに作用して、弁体11に開弁方向への力が作用する。
【0038】
一方で弁体11は、弁座2dに着座する方向へスプリング8によって付勢されているが、噴射用燃料の燃料圧力による弁体11の開弁方向への作用力がスプリング8の付勢力を上回ると、図5に示されるように、シール部11eが弁座2dから離反して弁体11が開弁する。
【0039】
弁体11が開弁すると、第1燃料通路12から第2燃料通路14へ噴射用燃料が供給され、第2燃料通路14は噴射用燃料で満たされる。テーパ部15bはその一部が第2燃料通路14内に位置して燃料噴射孔10と嵌合しているので、第2燃料通路14内に位置するテーパ部15bの一部が流量調整弁15の閉弁時に噴射用燃料の圧力を受ける受圧面15cとなる。
【0040】
この受圧面15cに作用する燃料圧力は、流量調整弁15が燃料噴射孔10から退行する方向、すなわち開弁方向へ作用する力となる。一方で、流量調整弁15は、液圧室13dに供給された作動液の圧力によって閉弁方向に付勢されているが、流量調整弁15の開弁方向に作用する燃料圧力が流量調整弁15の付勢力を上回ると、図6に示されるように流量調整弁15が開弁する。
【0041】
流量調整弁15が開弁すると、テーパ部15bの周面と燃料噴射孔10との間に噴射用燃料の燃料流路が形成され、噴射用燃料はこの燃料流路内を流れる。このとき噴射用燃料は、テーパ部15bの周面と燃料噴射孔10とによってその流れ方向が規制され、テーパ部15bの先端に向けて勢い良く流れ、燃料噴射孔10から噴射される。
【0042】
流量調整弁15の開弁時においては、テーパ部15bの全周面が受圧面15cとなっており、第2燃料通路14に供給された噴射用燃料の燃料圧力を受けて、流量調整弁15の開弁位置を維持する。また、開弁時にガイドロッド15aは、液圧室13d内で互いに当たるため、流量調整弁15が液圧室13d内に入り込まないようになっている。
【0043】
また、液圧室13dに収容される作動液の圧力を上記燃圧調整手段で制御すると、流量調整弁15に対する付勢力を自在に設定できる。作動液の圧力を大きくすると、流量調整弁15に対する付勢力が強まることから、流量調整弁15が燃料噴射孔10に向かって進出するため、上記燃料流路を狭くすることができ、燃料噴射孔10から噴射される燃料の噴射量を小さくすることができる。同様に作動液の圧力を小さくすると、燃料噴射孔10からの燃料の噴射量を大きくすることができる。
【0044】
従って、上記内燃機関の運転状況に即して作動液の圧力を連続制御すると、燃料の噴射量を自在に制御することができる。また、作動液の圧力と噴射用燃料の圧力の両方を制御することによって、燃料の噴射量をより精密に制御することも可能である。
【0045】
噴射用燃料は、テーパ部15bの先端でぶつかり合って反発し、燃料噴射孔10から外方に向けて噴射される。このときの噴射形状は、図7に示されるように、外側からは略円錐形状であるが、内側に同じく略円錐形状の中空部が形成される中空コーン形状(ラッパ形状)となる。従って、燃焼室に噴射された燃料は、噴射形状の中空部で空気と接触する分、燃焼室中の空気との接触面積が大きく、燃焼に良好な混合気を形成する。
【0046】
第1燃料通路12への噴射用燃料の供給を止めると、第1燃料通路12及び第2燃料通路14に供給された噴射用燃料の燃料圧力は低下し、スプリング8による付勢力が、受圧部11cに作用する燃料圧力を上回り、シール部11eが弁座2dに対して着座して弁体11が閉弁し、燃料噴射孔10からの噴射用燃料の噴射が停止する。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明からわかるように、本発明の燃料噴射装置は、燃料噴射孔を有するとともに、この燃料噴射孔へと加圧燃料を供給する燃料通路を有し、さらに、この燃料通路の途中に弁座を有するノズル本体と、このノズル本体内に設けられ、前記弁座に対し着座・離反可能に設けられた弁体とを備え、前記燃料通路に供給される燃料圧力によって、前記弁体が弁座に対して離反せしめられて前記燃料通路が開き、前記燃料噴射孔から燃料を噴射する燃料噴射装置において、前記ノズル本体内の前記燃料噴射孔に臨む位置に、燃料通路に介在する形で前記燃料噴射孔に向かって進退自在に設けられ、燃料通路の燃料圧力を受けて燃料噴射孔から退行する方向へと燃料圧力を受ける受圧面を有する流量調整弁と、この流量調整弁を燃料通路内の燃料圧力に抗して進出方向に付勢する付勢手段とを備えたことにより、上記付勢手段による付勢力と、流量調整弁が燃料噴射孔から退行する方向へ作用する力となる燃料圧力との強弱を制御することで、流量調整弁と燃料噴射孔との間に形成される隙間(燃料流路)面積を制御し、噴射される加圧燃料の噴射量を自在に制御することができ、よって、内燃機関の運転状況に応じた燃料の噴射が可能である。
【0048】
また、上記付勢手段を、ノズル本体内の前記燃料噴射孔に臨む位置に前記流量調整弁を進退摺動自在に収容するガイド孔を有するとともに、流量調整弁押圧用の作動液を収容した液圧室を有する支持コアとし、さらに、前記液圧室に供給される流量調整弁押圧用の作動液を燃料とし、前記燃料噴射孔へと燃料を供給する燃料通路内の燃料圧力と、前記液圧室内へと供給される燃料圧力とを調整する燃圧調整手段を備えた構成としたことで、上記付勢力となる液圧室内の燃料圧力と上記燃料通路に供給される燃料圧力と圧力調整が、構成を複雑化することなく容易に行うことが可能である。
【0049】
そして、前記流量調整弁を、ガイド孔に摺動自在に支持されるガイドロッドと、このガイドロッドの前記燃料噴射孔に向かう面に設けた先細りのテーパ部とを有する流量調整弁としたことにより、より精密な燃料噴射量の制御に好適であり、さらに、前記燃料噴射孔を、外方に進むに従って漸次断面が縮小するテーパ状に形成することにより、流量調整弁と燃料噴射孔との隙間である燃料流路を、流量調整弁のテーパ部周面に沿って流れる加圧燃料が、テーパ部の先端において互いにぶつかり合い、流量調整弁の先端で互いに反発して燃料噴射孔から噴射されるので、噴射された加圧燃料は中空の略円錐形状(ラッパ形状)である噴射形状を呈し、空気との接触面積を大きくすることができ、よって、燃焼に良好な噴射形状に燃料を噴射可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である燃料噴射装置における概略全体システムを示す図である。
【図2】本発明の一実施形態である燃料噴射装置の全体縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態である燃料噴射装置の閉弁時におけるノズルボディの拡大縦断面図である。
【図4】本発明の一実施形態である燃料噴射装置の閉弁時における流量調整弁近傍の要部拡大縦断面図である。
【図5】本発明の一実施形態である燃料噴射装置の開弁時におけるノズルボディの拡大縦断面図である。
【図6】本発明の一実施形態である燃料噴射装置の開弁時における流量調整弁近傍の要部拡大縦断面図である。
【図7】本発明の一実施形態である燃料噴射装置が噴射燃料の噴射形状を示す縦断面図である。
【図8】本発明における流量調整弁の一例を示す流量調整弁近傍の要部拡大縦断面図である。
【図9】従来技術における他の燃料噴射装置であって、近接する2つの燃料噴射孔から噴射された燃料の噴射形状を示す燃料噴射孔近傍の要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射装置
2 ノズル本体
2a 大径孔部
2b 燃料溜まり室
2c 中径孔部
2d 弁座
2e 小径孔部
3 ノズルホルダ
4 ノズルナット
5a 第1燃料供給管
5b 第2燃料供給管
5c 第3燃料供給管
6a 第1燃料供給孔
6b 第2燃料供給孔
6c 第3燃料供給孔
7 コア固定管
8 スプリング
9 スプリング収納室
10 燃料噴射孔
11 弁体
11a 突起
11b 大径部
11c 受圧部
11d 小径部
11e シール部
12 第1燃料通路
13 支持コア
13a 円筒部
13b 底部
13c ガイド孔
13d 液圧室
14 第2燃料通路
15 流量調整弁
15a ガイドロッド
15b テーパ部
15c 受圧面
16 圧電素子
17 圧電板
20 燃料タンク
21 燃料ポンプ
22a、22b 蓄圧配管
23a、23b 圧力センサ
24 エンジンコントロールユニット(ECU)
A 液相部分[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel injection device for an internal combustion engine, and more particularly to a fuel injection device capable of adjusting the fuel injection amount.
[0002]
[Prior art]
An internal combustion engine such as a diesel engine has a fuel injection amount according to its operating condition. Generally, a fuel injection amount should be large during a high load / high rotation operation, and a fuel injection amount during a low load / low rotation operation. Less is known to be good.
[0003]
As described above, as one of means for dealing with various operating conditions of the internal combustion engine, a fuel injection device frequently used in an internal combustion engine such as a diesel engine has a diameter of a fuel injection hole for injecting fuel. There is known a fuel injection device capable of controlling the fuel injection amount.
[0004]
In this fuel injection device, at least a part of the fuel injection hole is surrounded by a piezoelectric element that expands or contracts when a voltage is applied, and the diameter of the fuel injection hole is changed by applying a voltage to the piezoelectric element. A variable-bore-diameter fuel injection device that controls the fuel injection amount is known (Japanese Patent Laid-Open Nos. 62-248868 and 3-70863).
[0005]
Further, as a fuel injection device other than the variable injection hole diameter fuel injection device, it has a plurality of fuel injection holes provided close to each other at the nozzle tip, and an opening / closing means that can open and close these fuel injection holes. 2. Description of the Related Art There is known a fuel injection device that controls a fuel injection amount by sequentially opening or closing fuel injection holes by an opening / closing means. These fuel injection devices control the fuel injection amount, thereby enabling combustion of fuel in accordance with the operation state of the internal combustion engine.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the variable injection hole diameter fuel injection device requires a special material such as a piezoelectric element, and also requires a power source as a voltage source to be applied to the piezoelectric element. The configuration becomes complicated.
[0007]
A fuel injection device having a plurality of adjacent fuel injection holes and an opening / closing means capable of sequentially opening and closing these fuel injection holes, as shown in FIG. Since the injection shapes overlap each other (liquid phase portion) and the atomized fuel particles come into contact with each other to become larger particles, there is a disadvantage that the atomization characteristics of the injected fuel are inferior.
[0008]
The present invention has been made in view of the above-mentioned matters, and a first technical problem is to provide a fuel injection device capable of adjusting the fuel injection amount in accordance with the operation state of the internal combustion engine. Moreover, this invention makes it a 2nd technical subject to provide the fuel-injection apparatus which can inject a fuel in the injection shape favorable for combustion.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a fuel injection device having the following configuration in order to solve at least the first technical problem. That is, the fuel injection device of the present invention has a fuel injection hole, a fuel passage for supplying pressurized fuel to the fuel injection hole, and a nozzle body having a valve seat in the middle of the fuel passage. And a valve body provided in the nozzle body so as to be seated / separated from the valve seat, and the valve body is separated from the valve seat by the fuel pressure supplied to the fuel passage. In the fuel injection device that opens the fuel passage and injects fuel from the fuel injection hole, toward the fuel injection hole in a position facing the fuel injection hole in the nozzle body and in the form of a fuel passage. A flow rate adjusting valve that is provided so as to be able to advance and retreat, and has a pressure receiving surface that receives the fuel pressure in the fuel passage and receives the fuel pressure in a direction retreating from the fuel injection hole, and the flow rate adjusting valve is opposed to the fuel pressure in the fuel passage. How to advance And further comprising a biasing means for biasing the.
[0010]
The fuel injection device is formed between the fuel injection hole and the fuel injection hole as a result of the flow rate adjusting valve advancing and retreating with respect to the fuel injection hole due to a difference between the fuel pressure and the urging force of the urging means. The flow area of the pressurized fuel can be changed. Therefore, the amount of fuel injected from the fuel injection hole can be changed by changing the fuel pressure, the biasing force, or both of the pressurized fuel.
[0011]
As the urging means, when the fuel pressure is variable, an elastic body having a certain elastic force such as a spring or a leaf spring can be exemplified, but the flow rate adjusting valve is located at a position facing the fuel injection hole in the nozzle body. A support core having a guide hole for slidably moving back and forth. The support core has a hydraulic chamber that stores a hydraulic fluid for pressing the flow rate adjustment valve, and the hydraulic fluid in the hydraulic chamber has a hydraulic pressure chamber. If the pressing force is the urging force by the urging means, it is suitable for making the urging force variable.
[0012]
Further, the support core is configured such that the hydraulic fluid for pressing the flow rate adjusting valve supplied to the hydraulic pressure chamber is fuel, the fuel pressure in the fuel passage for supplying the fuel to the fuel injection hole, and the hydraulic pressure chamber If the fuel pressure adjusting means for adjusting the fuel pressure supplied to the fuel is adjusted, it is easy to adjust the fuel pressure that causes the flow rate adjusting valve to retreat from the fuel injection hole and the urging force. Both of the urging forces can be made variable.
[0013]
As the fuel pressure adjusting means, a pressure accumulating pipe for pressurizing the fuel supplied to the fuel passage, a pressure accumulating pipe for pressurizing the fuel supplied to the hydraulic pressure chamber, and pressure sensors respectively disposed in these pressure accumulating pipes A configuration including a control device that controls the fuel pressure detected by the pressure sensor can be exemplified.
[0014]
The support core is a bottomed tubular body on which the valve body is slidably fitted on the outside, and has a guide hole for housing the flow rate adjusting valve at the bottom, and the inside of the tubular body is It is the said hydraulic pressure chamber, This hydraulic pressure chamber can illustrate the structure by which the fuel as hydraulic fluid is supplied and the hydraulic pressure chamber and the said pressure accumulation piping are connected. A regulation for restricting the guide rod from entering the hydraulic chamber so that the guide rod accommodated in the guide hole does not enter the hydraulic chamber in the guide hole of the support core or in the vicinity of the guide hole. A member may be provided.
[0015]
The flow rate adjusting valve has a guide rod that is slidably supported in the guide hole, and a tapered portion provided on a surface of the guide rod facing the fuel injection hole. It is suitable for precise adjustment of the flow rate of pressurized fuel. Further, it is more preferable that at least a part of the tapered portion is a tapered portion located in the fuel passage because the tapered portion can be used as the pressure receiving surface.
[0016]
As shown in FIG. 8, the pressure receiving surface of the flow rate adjusting valve is provided with a straight body portion having a diameter smaller than that of the guide rod between the guide rod of the straight body and the tapered portion fitted to the fuel injection hole, The plane formed in the step part of this straight body part and a guide rod can be illustrated.
[0017]
The taper portion of the flow rate adjusting valve forms a fuel flow path with the fuel injection hole. Since the pressurized fuel flowing through the fuel flow path has fuel pressure, it flows along the tapered portion or the fuel injection hole. Accordingly, the pressurized fuel flowing along the tapered portion concentrates at the tip of the tapered portion, and repels each other and then is injected outward.
[0018]
Therefore, if the fuel injection hole is formed in a tapered shape whose cross section gradually decreases as it goes outward, the flow direction of the pressurized fuel flowing through the fuel flow path can be concentrated at the tip of the tapered portion. Since the pressurized fuel is repelled and injected at the tip of the taper portion, the injection shape of the injected pressurized fuel has a hollow, substantially conical shape (a trumpet shape) whose cross section gradually expands outward. It is possible to increase the contact area between the fuel atomized by the injection and the air.
[0019]
Then, when the pressurized fuel repels at the tip of the taper portion of the flow rate adjusting valve and collides with the side surface or the end portion of the fuel injection hole, the flow direction of the pressurized fuel flowing through the fuel flow path has a certain directivity. Since the fuel injection hole is arbitrarily injected outward from the entire cross section at the forefront of the fuel injection hole, if the shape of the fuel injection hole is formed in a tapered shape parallel to the taper portion of the flow adjustment valve, the flow adjustment valve It is more preferable because the fuel repelling at the tip of the tapered portion does not hit the fuel injection hole. A plurality of fuel injection holes may be provided at a position advantageous for fuel combustion.
[0020]
The valve body that can be separated from the valve seat includes a seal portion that is seated on the valve seat, and a pressure receiving portion that receives fuel pressure in a direction away from the valve seat on the upstream side of the seal portion. Can be illustrated. In addition, this valve body may be urged | biased by the direction seated on a valve seat with a spring etc.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a fuel injection device according to the present invention will be described in detail according to embodiments shown in the drawings. First, the configuration of a fuel injection device according to an embodiment of the present invention will be described.
[0022]
FIG. 1 shows a schematic overall system of a fuel injection device 1 according to the present embodiment, and a
[0023]
The
[0024]
As shown in FIG. 2, the fuel injection device 1 is mainly composed of a
[0025]
The
[0026]
Inside the
[0027]
As shown in FIG. 3, the
[0028]
The
[0029]
A valve body 11 is disposed inside the
[0030]
A gap between the medium
[0031]
A
[0032]
Further, a plurality of guide holes 13 c are provided on the peripheral surface of the
[0033]
As shown in FIG. 4, the
[0034]
Next, the operation status of the fuel injection device 1 in the present embodiment will be described. Normal pressure fuel is supplied to the
[0035]
Further, pressurized fuel (hereinafter referred to as hydraulic fluid) is supplied to the
[0036]
Pressurized fuel injected from the fuel injection hole 10 (hereinafter referred to as injection fuel) enters the
[0037]
When the fuel for injection is supplied to the
[0038]
On the other hand, the valve body 11 is urged by the
[0039]
When the valve body 11 is opened, the fuel for injection is supplied from the
[0040]
The fuel pressure acting on the
[0041]
When the flow
[0042]
When the flow
[0043]
Further, when the pressure of the hydraulic fluid stored in the
[0044]
Therefore, if the pressure of the hydraulic fluid is continuously controlled in accordance with the operating state of the internal combustion engine, the fuel injection amount can be freely controlled. It is also possible to control the fuel injection amount more precisely by controlling both the pressure of the hydraulic fluid and the pressure of the fuel for injection.
[0045]
The fuel for injection collides and repels at the tip of the
[0046]
When the supply of the fuel for injection to the
[0047]
【The invention's effect】
As can be seen from the above description, the fuel injection device of the present invention has a fuel injection hole, a fuel passage for supplying pressurized fuel to the fuel injection hole, and a valve in the middle of the fuel passage. A nozzle body having a seat and a valve body provided in the nozzle body so as to be seated / separated from the valve seat, and the valve body is valved by fuel pressure supplied to the fuel passage. In the fuel injection device that is separated from the seat and opens the fuel passage, and injects fuel from the fuel injection hole, the fuel passage is disposed at a position facing the fuel injection hole in the nozzle body so as to be interposed in the fuel passage. A flow rate adjusting valve that is provided so as to be able to advance and retreat toward the fuel injection hole and receives the fuel pressure in the fuel passage and receives the fuel pressure in a direction retreating from the fuel injection hole, and the flow rate adjusting valve in the fuel passage. Fuel Urging means for urging in the advancing direction against the force, the urging force by the urging means, and the fuel pressure that becomes the force that acts in the direction in which the flow rate adjusting valve retreats from the fuel injection hole, By controlling the strength of the fuel, the area of the gap (fuel flow path) formed between the flow rate adjustment valve and the fuel injection hole can be controlled, and the injection amount of pressurized fuel injected can be controlled freely Therefore, it is possible to inject fuel according to the operating condition of the internal combustion engine.
[0048]
The urging means has a guide hole for slidably moving the flow rate adjusting valve at a position facing the fuel injection hole in the nozzle body, and a liquid containing hydraulic fluid for pressing the flow rate adjusting valve. A support core having a pressure chamber; and a fuel pressure in a fuel passage for supplying a fuel to the fuel injection hole by using a hydraulic fluid for pressing a flow rate adjustment valve supplied to the fluid pressure chamber as a fuel; and the fluid Since the fuel pressure adjusting means for adjusting the fuel pressure supplied to the pressure chamber is provided, the fuel pressure in the hydraulic chamber serving as the urging force and the fuel pressure supplied to the fuel passage and the pressure adjustment can be adjusted. It can be easily performed without complicating the configuration.
[0049]
The flow rate adjusting valve is a flow rate adjusting valve having a guide rod slidably supported in the guide hole and a tapered portion provided on the surface of the guide rod facing the fuel injection hole. Further, it is suitable for more precise control of the fuel injection amount, and further, by forming the fuel injection hole into a tapered shape whose cross section gradually decreases as it goes outward, the gap between the flow regulating valve and the fuel injection hole The pressurized fuel that flows along the circumferential surface of the taper portion of the flow rate adjustment valve collides with each other at the tip of the taper portion, repels each other at the tip of the flow rate adjustment valve, and is injected from the fuel injection hole. Therefore, the injected pressurized fuel has an injection shape that is a hollow, substantially conical shape (trumpet shape), and can increase the contact area with the air, so that the fuel can be injected into a good injection shape for combustion. A.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic overall system in a fuel injection device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an overall longitudinal sectional view of a fuel injection device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged longitudinal sectional view of a nozzle body when the fuel injection device according to the embodiment of the present invention is closed.
FIG. 4 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part in the vicinity of a flow rate adjustment valve when the fuel injection device according to an embodiment of the present invention is closed.
FIG. 5 is an enlarged longitudinal sectional view of a nozzle body when the fuel injection device according to an embodiment of the present invention is opened.
FIG. 6 is an enlarged longitudinal sectional view of a main part in the vicinity of a flow rate adjustment valve when the fuel injection device according to one embodiment of the present invention is opened.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing an injection shape of injected fuel by the fuel injection device according to one embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an enlarged vertical cross-sectional view of the main part in the vicinity of the flow rate adjustment valve showing an example of the flow rate adjustment valve in the present invention.
FIG. 9 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part in the vicinity of a fuel injection hole showing another fuel injection device in the prior art and showing an injection shape of fuel injected from two adjacent fuel injection holes.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
A Liquid phase part
Claims (5)
前記ノズル本体内の前記燃料噴射孔に臨む位置に、燃料通路に介在する形で前記燃料噴射孔に向かって進退自在に設けられ、燃料通路の燃料圧力を受けて燃料噴射孔から退行する方向へと燃料圧力を受ける受圧面を有する流量調整弁と、
この流量調整弁を燃料通路内の燃料圧力に抗して進出方向に付勢する付勢手段と、
前記ノズル本体内の前記燃料噴射孔に臨む位置に前記流量調整弁を進退摺動自在に収容するガイド孔を有する支持コアと、を備え、
前記支持コアが、流量調整弁押圧用の作動液を収容した液圧室を有しており、この液圧室内の作動液圧での押圧力を前記付勢手段による付勢力としたことを特徴とする燃料噴射装置。A fuel injection hole, a fuel passage for supplying pressurized fuel to the fuel injection hole, a nozzle body having a valve seat in the middle of the fuel passage, and provided in the nozzle body. A valve body that can be seated on and separated from the valve seat, and by the fuel pressure supplied to the fuel passage, the valve body is separated from the valve seat to open the fuel passage, In a fuel injection device for injecting fuel from a fuel injection hole,
The nozzle body is provided at a position facing the fuel injection hole in the nozzle body so as to be able to advance and retreat toward the fuel injection hole in a form intervening in the fuel passage, and in a direction of retreating from the fuel injection hole upon receiving fuel pressure in the fuel passage. And a flow regulating valve having a pressure receiving surface for receiving fuel pressure,
An urging means for urging the flow regulating valve in the advancing direction against the fuel pressure in the fuel passage;
A support core having a guide hole that slidably accommodates the flow rate adjusting valve at a position facing the fuel injection hole in the nozzle body;
The support core has a hydraulic pressure chamber containing hydraulic fluid for pressing the flow rate adjustment valve, and the pressing force at the hydraulic pressure in the hydraulic pressure chamber is used as the biasing force by the biasing means. A fuel injection device.
前記液圧室に供給される作動液を加圧状態で貯蔵する作動液蓄圧配管と、
前記燃料蓄圧配管内の燃料圧力を検出する燃圧センサと、
前記作動液蓄圧配管内の作動液圧力を検出する作動液圧センサと、
前記燃圧センサと前記作動液圧センサとの検出値に基づいて、前記燃料蓄圧配管内の燃料圧力と前記作動液蓄圧配管内の作動液圧力とをそれぞれ別々に調整する調整手段と、を備え、
前記調整手段によって、前記燃料蓄圧配管内の燃料圧力を調整することで前記燃料通路に供給される燃料圧力を制御し、前記作動液蓄圧配管内の作動液圧力を調整することで前記付勢手段による付勢力を制御することを特徴とする請求項1記載の燃料噴射装置。A fuel accumulator pipe for storing the fuel supplied to the fuel passage in a pressurized state;
A hydraulic fluid pressure storage pipe for storing the hydraulic fluid supplied to the hydraulic pressure chamber in a pressurized state;
A fuel pressure sensor for detecting a fuel pressure in the fuel pressure accumulation pipe;
A hydraulic fluid pressure sensor for detecting hydraulic fluid pressure in the hydraulic fluid pressure storage pipe;
Adjusting means for separately adjusting the fuel pressure in the fuel accumulator piping and the hydraulic fluid pressure in the hydraulic fluid accumulator piping based on the detection values of the fuel pressure sensor and the hydraulic fluid pressure sensor,
The adjustment means controls the fuel pressure supplied to the fuel passage by adjusting the fuel pressure in the fuel pressure storage pipe, and the biasing means by adjusting the hydraulic pressure in the hydraulic pressure storage pipe. The fuel injection device according to claim 1, wherein an urging force by the control is controlled.
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