JP3757310B2 - Resin sleeve and manufacturing method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばファンモータの回転軸等を支持する樹脂製のスリーブとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファンモータの回転軸等の比較的小径で、略一定の負荷が掛かるような軸を回転自在に支持する軸受として、例えば内周面にラジアル動圧溝を刻設してなる樹脂製スリーブが多用されている。この種の樹脂製スリーブは全体として円筒体であり、図4に2個の樹脂製スリーブ41を直列的に並べて用いる場合の使用状態における断面図を模式的に示すように、各樹脂製スリーブ41はその外周面がハウジング42(ファンモータの場合はステータ)に形成されている孔42a内に嵌め込まれた状態で固定される。なお、この際、図示のように、各樹脂製スリーブ41の外周とハウジング42の孔42aの間にゴム等の弾性体43を介在させる場合もある。
【0003】
樹脂製スリーブ41のハウジング42ないしは弾性体43に対する固定の方法としては、接着剤を用いて樹脂製スリーブ41をハウジング42の孔42aないしは弾性体43に接着固定する方法と、樹脂製スリーブ41をハウジング42の孔42a内に、あるいはその内側の弾性体43に対して圧入することによって固定する方法のいずれかが採用されている。なお、回転軸44(ファンモータの場合はロータ軸)は、動圧溝が形成されたスリーブ41の内面に挿入され、回転自在に支持される。
【0004】
以上のような樹脂製スリーブ41は、従来、図5に断面図を例示するような金型構成のもとに射出成形法により成形されている。すなわち、互いに接近・離隔自在の金型51と52の間に円柱状の空洞を形成するとともに、その空洞の中心部にコア金型53を挿入することにより、金型51、52およびコア金型53により円筒状のキャビティ54を形成する。そして、キャビティ54の一方の端面側にゲート55を設け、そのゲート55を通じてキャビティ54内に溶融樹脂を射出注入して固化させる方法が一般に採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような従来の樹脂製スリーブ41においては、ハウジング42の孔42aないしはその内側に介在配置された弾性体43に対する固定方法として、接着剤を用いる方法を採用する場合には組立工数が大となり、また、圧入により固定する方法を採用する場合には、樹脂製スリーブ41の外径寸法と孔42aの内径寸法の双方を厳密に寸法管理する必要があり、いずれの場合においてもコストを上昇させる原因となっている。
【0006】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、接着剤を用いることなく、かつ、スリーブ外径面とハウジングの孔の内径面の寸法管理を厳密に行うことなく、ハウジングの孔に対して堅固に固定することができ、もってコストダウンを達成することのできる樹脂製スリーブとその製造方法の提供を目的としている。
【0007】
上記の目的を達成するため、本発明の樹脂製スリーブは、ハウジングに形成された孔内に外周が嵌め込まれて固定された状態で使用される樹脂製スリーブにおいて、
外周面に周方向に一定の間隔を開けて複数の凸部が形成され、この各凸部は、スリーブ軸方向への長さが当該スリーブ自体の軸方向長さよりも短いとともに、このスリーブは、上記ハウジングに形成された孔の内径面に対して円筒状の弾性体を介して嵌め込まれ、上記凸部を除く部分の外径寸法は上記円筒状の弾性体の内径寸法よりも小さく、かつ、当該スリーブの中心から上記各凸部の先端までの寸法は、上記円筒状の弾性体の内径寸法よりも大きいことによって特徴づけられる。
【0008】
また、本発明の樹脂製スリーブの製造方法は、ハウジングに形成された孔内に外周が嵌め込まれて固定された状態で使用される樹脂製スリーブで、上記ハウジングの孔に対する嵌合面である外周面に、周方向に一定の間隔を開けて複数の凸部が形成されてなる樹脂製スリーブを射出成形法を用いて製造する方法であって、相対的に接近・離隔自在の2つの金型と、その2つの金型により形成される空洞内に挿脱自在に挿入されるコア金型とからなる射出成形金型を用いて円筒状のキャビティを形成するとともに、その円筒状のキャビティの外周面に周方向に一定の間隔を開けて設けた複数のゲートから、当該キャビティ内に溶融樹脂を射出注入して固化させることにより、各ゲート後が成形品の外周面から突出して上記凸部を形成することによって特徴づけられる。
【0009】
本発明は、樹脂製スリーブをハウジングの孔に対して面接触による嵌合で固定するのではなく、ハウジングの孔に対する嵌合面である樹脂製スリーブの外周面に、当該スリーブの軸方向寸法よりも短い同方向寸法を有する複数の凸部を周方向に一定の間隔で設ける一方、このスリーブをハウジングの孔の内径面に対して円筒状の弾性体を介して嵌め込む構成を採用することにより、樹脂製スリーブの各凸部を円筒状の弾性体に食い込ませて相互に固定することで、所期の目的を達成しようとするものである。
【0010】
すなわち、樹脂製スリーブの外周面に周方向に一定の間隔を開けて、スリーブの軸方向寸法よりも短い同方向寸法を有する複数の凸部を形成しておき、そのスリーブを円筒状の弾性体を介在配置した状態でハウジングの孔内に固定することにより、各凸部が弾性体内に食い込むことにより、樹脂製スリーブがハウジングの孔に対して実質的に圧入された状態となって、接着剤を使用することなくハウジングに対して確実に固定することができる。しかも、各凸部の形成部分を除く樹脂製スリーブの外径寸法と、ハウジングの孔の内径寸法は、従来の圧入による嵌合固定方法を採用する場合に比して、寸法管理を大幅に緩くすることができる。
【0011】
また、本発明の樹脂製スリーブの製造方法は、上記した請求項1に係る発明の樹脂製スリーブのように、外周面に周方向に一定の間隔で複数の凸部を形成した樹脂製スリーブにおける当該各凸部の形成を、射出成形時におけるゲート跡を利用することによって容易に実現するものである。すなわち、射出成形金型により形成される円筒状のキャビティの外周に周方向に一定の間隔を開けてゲートを設けて溶融樹脂を射出注入して固化させることにより樹脂製スリーブを成形し、その外周面に残った各ゲート跡をそのまま利用して上記の各凸部とすることにより、金型構成並びに製造工程を複雑化することなく、従って低コストのもとに請求項1に係る発明の樹脂製スリーブを得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る樹脂製スリーブの実施の形態の外観図である。
この実施の形態の樹脂製スリーブ1は、従来と同様に全体として円筒形をしており、その内周面11に動圧溝11aが形成されているとともに、外周面12には、軸方向中央部の円周に沿って、周方向に一定の間隔を開けて複数の凸部12aが形成されている。
【0013】
以上の樹脂製スリーブ1は、図4に示したものと同等の使用に際して、ハウジング42の孔42a内に配置された円筒状の弾性体43の内面に対し、各凸部12aを除く部分の外径寸法が若干小さく設定され、かつ、スリーブ中心から各凸部12aの先端部までの寸法は、弾性体43の内面の半径よりも若干大きく設定される。そして、弾性体43の内面に対して嵌合固定する際、各凸部12aが弾性体43に対して食い込むことにより、実質的に樹脂製スリーブ1が弾性体43に対して圧入された状態となり、接着剤を用いることなく、弾性体43に対して堅固に固定された状態となる。
【0014】
このような形状を有する樹脂製スリーブ1は、以下に示す金型構成のもとに射出成形法により成形することができる。図2にその金型構成を縦断面図で示す。また、図3には図2のA−A断面図を示す。
【0015】
この例においては、相対的に接近・離隔可能な上部金型21と下部金型22の内側に円柱状の空洞を形成するとともに、その空洞内にコア金型23を挿脱自在に設けて、これらの上部金型21、下部金型22およびコア金型23により円筒状のキャビティ24を形成している。また、コア金型23の外周面には、動圧溝型23aが形成されている。
【0016】
上部金型21と下部金型22のパーティングラインPはキャビティ24の上下方向中央部に設けられており、このパーティングラインPに沿って、キャビティ24の外周に周方向に一定に間隔を開けて複数のゲート25が設けられている。各ゲート25は、キャビティ24に接する小円筒状部25aを含み、その小円筒部25aに続いて細く絞った狭窄部25bを備えた形状を有している。そして、各ゲート25は、図3に示すように、キャビティ24の周囲を一周する円周部とその円周部から各ゲート25に通じる放射状部とからなるランナ26を介してスプル27に通じている。
【0017】
以上の金型構成によりキャビティ24内に溶融樹脂を射出注入して固化させた後に離型して成形品を取り出し、各ゲート25は狭窄部25bにおいてカットすると、その成形品の外周面には、各ゲート25の位置に対応して小円筒状部25aが突出した状態となり、これらをそのまま残すことによって、外周面12に周方向一定の間隔を開けて凸部12aが形成されてなる、図1に示した樹脂製スリーブ1が得られる。
【0018】
なお、以上の実施の形態においては、各凸部12aを外周面12の軸方向中央部の円周に沿って形成した例を示したが、本発明はこれに限定されることなく、各凸部12aの形成位置は軸方向任意の位置とすることができる。
【0019】
また、本発明は、図4に例示したようにハウジング42内に直列的に2個並べて配置して使用する樹脂製スリーブのほか、内周面に軸方向所定の間隔を開けて2組の動圧溝を形成した構造を有し、回転軸を1個の樹脂製スリーブにより支持するものにも等しく適用し得ることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明の樹脂製スリーブによれば、外周面に周方向に一定の間隔を開けて複数の凸部を形成し、これを円筒状の弾性体を介在させた状態でハウジングの孔に固定するように構成しているので、樹脂製スリーブの弾性体に対する組込み時において、その各凸部がハウジング側の弾性体に食い込むことによって、ハウジング側の弾性体に対して圧入した場合と同等もしくはそれ以上の堅固さで固定することができ、接着剤により固定する場合に比して組立工数を減らすことができ、また、ハウジングに対して圧入することにより固定する場合に比して、ハウジング並びに樹脂製スリーブの寸法管理を大幅に緩くすることができ、コストを削減することができる。
【0021】
また、本発明の樹脂製スリーブの製造方法によると、キャビティの外周に周方向一定の間隔を開けて複数のゲートを形成し、そのゲート跡を残すことによって上記した凸部を形成するので、簡単な金型構成と簡単な製造工程のもとに本発明の樹脂製スリーブを製造することができ、その製造コストの上昇を伴うことなく、上記した本発明に係る樹脂製スリーブの効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した樹脂製スリーブの外観図である。
【図2】 図1の樹脂製スリーブを製造するための金型構成の例を示す縦断面図である。
【図3】 図2のA−A断面図である。
【図4】 従来の樹脂製スリーブの使用状態の例を示す断面図である。
【図5】 図4の樹脂製スリーブを成形するための射出成形用金型の構成例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂製スリーブ
12 外周面
12a 凸部
21 上部金型
22 下部金型
23 コア金型
24 キャビティ
25 ゲート
25a 小円筒部
25b 狭窄部
26 ランナ
27 スプル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a resin sleeve that supports, for example, a rotating shaft of a fan motor and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
As a bearing that rotatably supports a shaft with a relatively small diameter, such as a rotating shaft of a fan motor, for example, a resin sleeve formed by engraving a radial dynamic pressure groove on the inner peripheral surface is often used. Has been. This type of resin sleeve is a cylindrical body as a whole, and each
[0003]
As a method of fixing the
[0004]
The
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the
[0006]
The present invention has been made in view of such circumstances, and without using an adhesive, and without strictly controlling the dimensions of the outer diameter surface of the sleeve and the inner diameter surface of the housing. It is an object of the present invention to provide a resin sleeve and a method for manufacturing the resin sleeve that can be firmly fixed and can be reduced in cost.
[0007]
In order to achieve the above object, the resin sleeve of the present invention is a resin sleeve used in a state where the outer periphery is fitted and fixed in a hole formed in the housing.
A plurality of convex portions are formed on the outer peripheral surface with a certain interval in the circumferential direction, and each convex portion has a length in the sleeve axial direction shorter than the axial length of the sleeve itself . The outer diameter dimension of the portion excluding the convex portion is fitted to the inner diameter surface of the hole formed in the housing via a cylindrical elastic body, and is smaller than the inner diameter dimension of the cylindrical elastic body, and The dimension from the center of the sleeve to the tip of each convex part is characterized by being larger than the inner diameter dimension of the cylindrical elastic body.
[0008]
The resin sleeve manufacturing method of the present invention is a resin sleeve used in a state where the outer periphery is fitted and fixed in a hole formed in the housing, and the outer periphery is a fitting surface with respect to the hole of the housing. A method of manufacturing a resin sleeve having a plurality of convex portions formed on a surface with a certain interval in the circumferential direction by using an injection molding method, and two molds that are relatively close to and away from each other A cylindrical cavity is formed using an injection mold that is removably inserted into a cavity formed by the two molds, and an outer periphery of the cylindrical cavity. By injecting and injecting molten resin into the cavity from a plurality of gates provided at regular intervals in the circumferential direction on the surface, the gate protrudes from the outer peripheral surface of the molded product and the projections are formed. To form It characterized me.
[0009]
In the present invention, the resin sleeve is not fixed to the housing hole by surface contact, but is attached to the outer peripheral surface of the resin sleeve, which is the fitting surface with respect to the housing hole, from the axial dimension of the sleeve. at regular intervals a plurality of convex portions in the circumferential direction also have a shorter same dimension set Keru other hand, adopting the structure of fitting through a cylindrical elastic body this sleeve against the inner diameter surface of the housing of the hole Thus, each convex portion of the resin sleeve is bitten into a cylindrical elastic body and fixed to each other, thereby achieving the intended purpose.
[0010]
That is, a plurality of convex portions having the same dimension shorter than the axial dimension of the sleeve are formed at a certain interval in the circumferential direction on the outer peripheral surface of the resin sleeve, and the sleeve is formed into a cylindrical elastic body. By fixing in the hole of the housing in a state of interposing the resin, each convex part bites into the elastic body, so that the resin sleeve is substantially press-fitted into the hole of the housing, and the adhesive It can be securely fixed to the housing without using. Moreover, the outer diameter dimension of the resin sleeve excluding the formation of each convex part and the inner diameter dimension of the hole in the housing are significantly less dimensional management than when using a conventional press-fitting method. can do.
[0011]
Further, the resin sleeve manufacturing method of the present invention is a resin sleeve in which a plurality of convex portions are formed at regular intervals in the circumferential direction on the outer peripheral surface, like the resin sleeve of the invention according to claim 1 described above . the formation of each of the convex part which easily realized by utilizing a gate mark at the time of injection molding. That is, a resin sleeve is formed by injecting and solidifying molten resin by providing a gate at a certain interval in the circumferential direction on the outer periphery of a cylindrical cavity formed by an injection mold, and the outer periphery thereof. By using the gate traces remaining on the surface as they are to form the convex portions, the resin of the invention according to claim 1 can be obtained without complicating the mold configuration and the manufacturing process, and thus at a low cost. A sleeve can be obtained.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is an external view of an embodiment of a resin sleeve according to the present invention.
The resin sleeve 1 of this embodiment has a cylindrical shape as a whole as in the prior art, and a
[0013]
When the above-described resin sleeve 1 is used in the same manner as shown in FIG. 4, the outer surface of the cylindrical
[0014]
The resin sleeve 1 having such a shape can be molded by an injection molding method based on the following mold configuration. FIG. 2 shows the mold configuration in a longitudinal sectional view. FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
[0015]
In this example, a cylindrical cavity is formed inside the
[0016]
The parting line P between the
[0017]
With the above mold configuration, the molten resin is injected and injected into the
[0018]
In the above embodiment, an example in which each
[0019]
Further, in the present invention, as shown in FIG. 4, in addition to the resin sleeves that are used by arranging two in series in the
[0020]
【The invention's effect】
As described above, according to the resin sleeve of the present invention, a plurality of convex portions are formed on the outer peripheral surface at regular intervals in the circumferential direction, and this is formed in a state where the cylindrical elastic body is interposed. Since it is configured to be fixed to the hole, when the resin sleeve is incorporated into the elastic body, each convex portion bites into the housing-side elastic body, thereby pressing into the housing-side elastic body. It can be fixed with the same or higher firmness, can reduce the number of assembly steps compared to fixing with an adhesive, and compared to fixing by press-fitting to the housing, The dimensional control of the housing and the resin sleeve can be greatly relaxed, and the cost can be reduced.
[0021]
In addition, according to the method for manufacturing a resin sleeve of the present invention, a plurality of gates are formed on the outer periphery of the cavity at a constant interval in the circumferential direction, and the above-described convex portions are formed by leaving the gate marks. The resin sleeve of the present invention can be manufactured under a simple mold configuration and a simple manufacturing process, and the above-described effect of the resin sleeve according to the present invention can be achieved without increasing the manufacturing cost. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view of a resin sleeve to which the present invention is applied.
2 is a longitudinal sectional view showing an example of a mold configuration for producing the resin sleeve of FIG. 1; FIG.
3 is a cross-sectional view taken along a line AA in FIG.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing an example of a usage state of a conventional resin sleeve.
5 is a longitudinal sectional view showing a configuration example of an injection mold for molding the resin sleeve of FIG. 4; FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (2)
外周面に周方向に一定の間隔を開けて複数の凸部が形成され、この各凸部は、スリーブ軸方向への長さが当該スリーブ自体の軸方向長さよりも短いとともに、このスリーブは、上記ハウジングに形成された孔の内径面に対して円筒状の弾性体を介して嵌め込まれ、上記凸部を除く部分の外径寸法は上記円筒状の弾性体の内径寸法よりも小さく、かつ、当該スリーブの中心から上記各凸部の先端までの寸法は、上記円筒状の弾性体の内径寸法よりも大きいことを特徴とする樹脂製スリーブ。In the resin sleeve used in a state where the outer periphery is fitted and fixed in the hole formed in the housing,
A plurality of convex portions are formed on the outer peripheral surface with a certain interval in the circumferential direction, and each convex portion has a length in the sleeve axial direction shorter than the axial length of the sleeve itself . The outer diameter dimension of the portion excluding the convex portion is fitted to the inner diameter surface of the hole formed in the housing via a cylindrical elastic body, and is smaller than the inner diameter dimension of the cylindrical elastic body, and A resin sleeve characterized in that a dimension from the center of the sleeve to the tip of each convex portion is larger than an inner diameter dimension of the cylindrical elastic body.
相対的に接近・離隔自在の2つの金型と、その2つの金型により形成される空洞内に挿脱自在に挿入されるコア金型とからなる射出成形金型を用いて円筒状のキャビティを形成するとともに、その円筒状のキャビティの外周面に周方向に一定の間隔を開けて設けた複数のゲートから、当該キャビティ内に溶融樹脂を射出注入して固化させることにより、各ゲート後が成形品の外周面から突出して上記凸部を形成することを特徴とする樹脂製スリーブの製造方法。 A resin sleeve that is used in a state where the outer periphery is fitted and fixed in a hole formed in the housing. A method of manufacturing a resin sleeve formed with a convex portion using an injection molding method,
Cylindrical cavity using an injection mold comprising two molds that are relatively close to and away from each other and a core mold that is removably inserted into a cavity formed by the two molds. And forming a solid resin by injecting molten resin into the cavity from a plurality of gates provided at regular intervals in the circumferential direction on the outer peripheral surface of the cylindrical cavity. A method for producing a resin sleeve, wherein the convex portion is formed by projecting from an outer peripheral surface of a molded product.
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