JP3754931B2 - Method for producing freeze-dried sweet corn seeds with excellent hot water return - Google Patents

Method for producing freeze-dried sweet corn seeds with excellent hot water return Download PDF

Info

Publication number
JP3754931B2
JP3754931B2 JP2002107698A JP2002107698A JP3754931B2 JP 3754931 B2 JP3754931 B2 JP 3754931B2 JP 2002107698 A JP2002107698 A JP 2002107698A JP 2002107698 A JP2002107698 A JP 2002107698A JP 3754931 B2 JP3754931 B2 JP 3754931B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sweet corn
corn seed
freeze
hot water
seeds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002107698A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2003299455A (en
Inventor
拓也 上村
直哉 渡辺
純子 吉村
Original Assignee
クノール食品株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クノール食品株式会社 filed Critical クノール食品株式会社
Priority to JP2002107698A priority Critical patent/JP3754931B2/en
Publication of JP2003299455A publication Critical patent/JP2003299455A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3754931B2 publication Critical patent/JP3754931B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、著しく湯戻り性に優れたスイートコーン種実の凍結乾燥品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スイートコーン種実を凍結乾燥し、得られたスイートコーン種実の凍結乾燥品をインスタントスープ類や、インスタント麺類等の具材に使用することが広く行われている。
これらスイートコーン種実の凍結乾燥品は、熱湯又は温水を加えて攪拌したり、或いは熱湯又は温水を加えて加熱したりして湯戻しさせることにより、元の状態に復元させ食するものである。
しかしながら、これらスイートコーン種実の凍結乾燥品は、必ずしもこのような湯戻り性(熱湯又は温水復元性)が充分でないという問題がある。
【0003】
そこで、凍結乾燥の条件を選定したり、或いは助剤を加えるなどの方法により、スイートコーン種実の凍結乾燥品の湯戻り性を向上させようとする試みがなされている。
【0004】
しかしながら、いずれも必ずしも充分に満足すべきものではなく、その解決が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題を解消したものであって、簡単な方法で、しかも著しく湯戻り性(熱湯又は温水復元性)に優れたスイートコーン種実の凍結乾燥品を製造する方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、驚くべきことに、スイートコーン種実を凍結乾燥した後、スイートコーン種実の薄皮を剥離することにより、飛躍的に湯戻り性を向上させることができることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。なお、これまでスイートコーン種実を凍結乾燥した後に、その薄皮を剥離し、湯戻り性を向上させることは知られていない。
【0007】
即ち、請求項1に係る本発明は、スイートコーン種実を凍結乾燥した後、スイートコーン種実の薄皮を、(剥皮処理により取り除かれたスイートコーン種実の薄皮の質量)/(剥皮前のスイートコーン種実全体の質量)×100なる式で表される剥皮率(%)が3〜5%となるように剥離することを特徴とする、湯戻り性に優れたスイートコーン種実の凍結乾燥品の製造方法を提供するものである。
【0008】
請求項2に係る本発明は、ヘリカルコイル式粉粒体搬送機又は回転式ブレンダーを用いてスイートコーン種実の薄皮を機械的に剥離する、請求項1記載の方法を提供するものである。
【0009】
請求項3に係る本発明は、スイートコーン種実に糖類及び/又は糖アルコールをコーティングした後に凍結乾燥し、次いでスイートコーン種実の薄皮を、(剥皮処理により取り除かれたスイートコーン種実の薄皮の質量)/(剥皮前のスイートコーン種実全体の質量)×100なる式で表される剥皮率(%)が3〜5%となるように剥離することを特徴とする、湯戻り性に優れたスイートコーン種実の凍結乾燥品の製造方法を提供するものである。
【0010】
請求項4に係る本発明は、ヘリカルコイル式粉粒体搬送機又は回転式ブレンダーを用いてスイートコーン種実の薄皮を機械的に剥離する、請求項3記載の方法を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、詳細に説明する。
まず、請求項1に係る本発明について説明する。請求項1に係る本発明は、湯戻り性に優れたスイートコーン種実の凍結乾燥品の製造方法に関し、スイートコーン種実を凍結乾燥した後、スイートコーン種実の薄皮を、剥皮率が3〜5%となるように剥離することを特徴とするものである。
【0012】
トウモロコシには、デントコーン、フリントコーン、スイートコーンなど、種々の品種があるが、本発明においては、特にインスタントスープ類や、インスタント麺類等の具材に一般に使用されているスイートコーンを用いる。但し、必要に応じて、スイートコーン以外のものを用いてもよい。本発明で用いるスイートコーンとしては、甘味種、普通種など、特に制限はない。
【0013】
請求項1に係る本発明においては、このようなスイートコーンの種実を凍結乾燥する。凍結乾燥の方法、条件等は、一般にインスタントスープ類や、インスタント麺類等の具材用のスイートコーン種実の凍結乾燥品の製造において行われているものと特に異なるところはない。一般的には、−30〜−40℃程度の温度で予備凍結した後、棚温40℃前後で真空凍結乾燥すればよい。なお、必要に応じて、凍結乾燥に先がけてブランチング処理を行うこともできる。ブランチング処理は常法により行えばよい。例えば、90℃の熱湯中で1分間程度処理すればよい。
【0014】
請求項1に係る本発明においては、このようにスイートコーン種実を凍結乾燥した後、スイートコーン種実の薄皮を剥離する(すなわち剥皮処理する)ことを特徴とするものである。
ここでスイートコーン種実の薄皮の剥離は、請求項2に記載したように、ヘリカルコイル式粉粒体搬送機(スパイラルコンベアーともいう。)又は回転式ブレンダーを用いて行うことが好ましい。特にヘリカルコイル式粉粒体搬送機は本来、粉粒体輸送用の機械装置であるが、これを用いると、非常に効率良く、また剥皮率10%以上の剥皮も可能と、非常に剥皮率高く剥離することができる。そのようなヘリカルコイル式粉粒体搬送機としては、例えば日本興産株式会社製のものが挙げられる。また、回転式ブレンダーとしては、野菜類の混合などに用いられる回分型の回転式混合機が挙げられる。このような回転式ブレンダーの場合には、剥皮率3%程度までの比較的軽度な剥皮処理を行うことが可能である。
このようにいずれも剥離・剥皮用などに用いられる機械装置ではなく、ヘリカルコイル式粉粒体搬送機のような粉粒体輸送用の機械装置や、或いは回転式ブレンダーのように、野菜類の混合などに用いられる回分式混合機を用いることにより、スイートコーン種実の薄皮を剥離することができる。
【0015】
スイートコーン種実の薄皮の剥離は、全部である必要はなく、むしろその一部であってよい。
具体的には、請求項1に記載したように、(剥皮処理により取り除かれたスイートコーン種実の薄皮の質量)/(剥皮前のスイートコーン種実全体の質量)×100なる式で表される剥皮率(%)が3〜5%となるように剥離する。一般にスイートコーン種実の薄皮は、スイートコーン種実の質量の10%程度であるので、皮の30〜50質量%を剥離することになる。
ここで上記剥皮率が3%未満となるように剥離したとしても、著しい湯戻り性(熱湯又は温水復元性)の向上はみられない。一方、上記剥皮率が5%を超えるように剥離したとしても、それに見合った湯戻り性(熱湯又は温水復元性)の向上はみられないばかりか、歩留まりが悪化するので好ましくない。
【0016】
請求項1に係る本発明は、以上の如きものであり、スイートコーン種実を凍結乾燥した後、スイートコーン種実の薄皮を、剥皮率が3〜5%となるように剥離することにより、湯戻り性に優れたスイートコーン種実の凍結乾燥品を製造することができる。
【0017】
請求項3に係る本発明は、このような請求項1に係る本発明における凍結乾燥の前工程として、糖類及び/又は糖アルコールのコーティング工程を加えたことを特徴とするものである。
すなわち、請求項3に係る本発明は、スイートコーン種実に糖類及び/又は糖アルコールをコーティングした後に凍結乾燥し、次いでスイートコーン種実の薄皮を、剥皮率が3〜5%となるように剥離することを特徴とするものである。
【0018】
ここでコーティングに用いる糖類としては、砂糖,果糖,ブドウ糖,液糖など、食品に用いることが可能なものであれば、いずれも使用することができる。
また、コーティングに用いる糖アルコールとしては、例えばソルビトールなどを挙げることができる。
コーティングにあたっては、上記糖類、糖アルコールのうちの一種を用いても良いし、或いは二種以上を併用してもよい。
コーティングする方法は特に制限はなく、例えばこれら糖類及び/又は糖アルコールからなる液中(例えばBrix50程度のもの)に、スイートコーン種実を浸漬したり、或いはこれら糖類及び/又は糖アルコールをスイートコーン種実に添加混合したりすることにより行うことができる。
具体的には、例えばBrix50程度のショ糖液を乾燥前重量が6%程度(固形分としてショ糖3%程度)の割合でスイートコーン種実に添加混合することにより、コーティングする。
【0019】
このように予めスイートコーン種実に糖類及び/又は糖アルコールをコーティングした後に凍結乾燥し、次いで上記請求項1に係る発明と同様にしてスイートコーン種実の薄皮を、剥皮率が3〜5%となるように剥離することにより、より一層著しく湯戻り性に優れたスイートコーン種実の凍結乾燥品を製造することができる。
その理由は必ずしも定かではないが、糖類及び/又は糖アルコールのコーティングにより比重が増すことや表面が固くなることなどから、スイートコーン種実の薄皮を剥離する際に、ヘリカルコイル式粉粒体搬送機などの内部におけるスイートコーン種実同士の衝突時に崩壊し易くなるためと考えられる。また、糖類及び/又は糖アルコールのコーティングにより、凍結乾燥時の凍結変性防止や凍結乾燥品の保形性を向上させるといった副次的効果も併せて奏される。
【0020】
【実施例】
以下、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
【0021】
実施例1
試料としてスイートコーンの種実500kgを常法に従い−40℃にて10時間凍結し、次いで棚温40℃にて一昼夜真空凍結乾燥した後、ヘリカルコイル式粉粒体搬送機(日本興産株式会社製、商品名:トランジー、長さ5mのスパイラルホース付き)を用いて処理することにより、スイートコーン種実の薄皮の一部を種々の剥皮率で剥離した。剥皮率は、スパイラルホースの長さにより調整した。なお、ヘリカルコイル式粉粒体搬送機の代わりに回転式ブレンダーを用いることによって、剥皮率3%程度まで剥皮することができた。
このようにしてスイートコーン種実の薄皮の一部の剥離された、スイートコーンの種実の真空凍結乾燥品を、沸騰した熱湯150ml中に投下し、1分経過後の復水率を調べた。剥皮率と復水率との関係を第1表に示す。
ここで剥皮率(%)は、前記したとおり、(剥皮処理により取り除かれたスイートコーン種実の薄皮の質量)/(剥皮前のスイートコーン種実全体の質量)×100なる式で表される。
また、復水率(%)は、(注湯前の試料重量)/(注湯後の試料重量)×100なる式で表される。
【0022】
【表1】
第1表

Figure 0003754931
【0023】
第1表の結果によれば、3%以上の剥皮率でスイートコーンの種実の薄皮を剥離することにより、復水率を270%以上とすることができることが分かる。
【0024】
実施例2
種々の復水率を有するスイートコーンの種実の真空凍結乾燥品について、その10gを、沸騰した熱湯150ml中に投下し、1分経過後に評価パネル9名により、従前品をコントロールとした官能検査を行い、「工業における官能検査ハンドブック」第510頁(昭和37年2月19日、JUSE出版発行参照)に記載の嗜好評価用語に基づいて評価した。実施例1と同様にして計測した復水率と、スイートコーンの種実の真空凍結乾燥品の嗜好評価用語との関係を第2表に示す。
【0025】
【表2】
第2表
Figure 0003754931
【0026】
第2表の結果によれば、250%以上の復水率で、官能上良好な軟らかさである「非常に軟らかい」と判断することができることが分かった。
この第2表の結果を上記第1表の結果と合わせると、3%以上の剥皮率でスイートコーンの種実の薄皮を剥離することにより、復水率を270%以上とすることができ、その結果、充分な軟らかさが得られることが分かった。
【0027】
実施例3
実施例1において、試料としてスイートコーンの種実500kgの代わりに、スイートコーンの種実500kgに予めBrix50のショ糖を添加したものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして行い、さらに実施例2と同様にして評価した。剥皮処理前後の復水性と、嗜好評価用語に基づいて評価した食感の官能検査結果を第3表に示す。
【0028】
【表3】
第3表
Figure 0003754931
【0029】
実施例3の結果によれば、試料としてショ糖添加品を用いることにより、極めて剥皮率高く剥皮することができ、復水性により一層優れたものとすることができることが分かった。
【0030】
【発明の効果】
請求項1に係る本発明のスイートコーン種実の凍結乾燥品の製造方法によれば、スイートコーン種実を凍結乾燥した後、スイートコーン種実の薄皮を、剥皮率が3〜5%となるように剥離することにより、簡単な方法で、しかも著しく湯戻り性(熱湯又は温水復元性)に優れたスイートコーン種実の凍結乾燥品を製造することができる。
また、請求項3に係る本発明のスイートコーン種実の凍結乾燥品の製造方法によれば、スイートコーン種実に糖類及び/又は糖アルコールをコーティングした後に凍結乾燥し、次いでスイートコーン種実の薄皮を、剥皮率が3〜5%となるように剥離することにより、より一層著しく湯戻り性(熱湯又は温水復元性)に優れたスイートコーン種実の凍結乾燥品を製造することができる。
従って、本発明により得られるスイートコーン種実の凍結乾燥品は、インスタントスープ類や、インスタント麺類等の具材などとして有効に利用することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a freeze-dried product of sweet corn seeds that is remarkably excellent in hot water reversion.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, it has been widely practiced to freeze-dry sweet corn seeds and use the obtained freeze-dried sweet corn seeds for ingredients such as instant soups and instant noodles.
The freeze-dried products of these sweet corn seeds are restored to their original state by adding hot water or hot water and stirring, or by adding hot water or hot water and heating to restore the original state, and then eat.
However, the freeze-dried products of these sweet corn seeds have a problem that such hot water reversibility (hot water or hot water restoration property) is not always sufficient.
[0003]
Therefore, attempts have been made to improve the hot water reversion of sweet corn seed freeze-dried products by selecting freeze-drying conditions or adding an auxiliary agent.
[0004]
However, none of them is sufficiently satisfactory, and a solution has been desired.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the above-mentioned conventional problems and provides a method for producing a freeze-dried product of sweet corn seed with a simple method and remarkably excellent hot water reversibility (hot water or hot water restoration property). It is for the purpose.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above-mentioned problems, the present inventors have surprisingly found that the sweet corn seeds are freeze-dried, and then the sweet corn seeds are peeled off to release the hot water remarkably. Based on this finding, the present invention has been completed. Heretofore, it has not been known that sweet corn seeds are freeze-dried and then peeled off to improve the hot water return.
[0007]
That is, in the present invention according to claim 1, after the sweet corn seed is freeze-dried, the thin skin of the sweet corn seed is (mass of the thin skin of the sweet corn seed removed by the peeling process) / (sweet corn seed before peeling) A method for producing a freeze-dried product of sweet corn seeds with excellent hot-water reversibility, wherein the peel rate (%) represented by the formula of the total mass) × 100 is 3 to 5%. Is to provide.
[0008]
The present invention according to claim 2 provides the method according to claim 1, wherein the thin skin of the sweet corn seed is mechanically peeled off using a helical coil type powder carrier or a rotary blender.
[0009]
According to the third aspect of the present invention, sweet corn seed is coated with saccharides and / or sugar alcohol and then freeze-dried, and then the sweet corn seed thin skin is removed (the mass of the sweet corn seed thin skin removed by the debarking process). / (Mass of whole sweet corn seed before peeling) × 100 The peel rate (%) represented by the formula: 3-5%, the sweet corn with excellent hot-water removability A method for producing a seed freeze-dried product is provided.
[0010]
The present invention according to claim 4 provides the method according to claim 3 , wherein the thin skin of the sweet corn seed is mechanically peeled off using a helical coil type powder carrier or a rotary blender.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
First, the present invention according to claim 1 will be described. The present invention according to claim 1 relates to a method for producing a freeze-dried sweet corn seed having excellent hot-water reversibility, and after freeze-drying the sweet corn seed, the peel of the sweet corn seed is 3-5%. It peels so that it may become . It is characterized by.
[0012]
There are various varieties of corn such as dent corn, flint corn and sweet corn. In the present invention, sweet corn generally used for ingredients such as instant soups and instant noodles is used. However, other than sweet corn may be used as necessary. The sweet corn used in the present invention is not particularly limited, such as sweet and normal species.
[0013]
In the present invention according to claim 1, the seed of such sweet corn is freeze-dried. The method and conditions for freeze-drying are not particularly different from those generally used in the production of freeze-dried sweet corn seeds for ingredients such as instant soups and instant noodles. Generally, after pre-freezing at a temperature of about −30 to −40 ° C., vacuum freeze drying may be performed at a shelf temperature of about 40 ° C. If necessary, the blanching process can be performed prior to freeze-drying. The branching process may be performed by a conventional method. For example, what is necessary is just to process for about 1 minute in 90 degreeC hot water.
[0014]
In this invention which concerns on Claim 1, after freeze-drying sweet corn seed, the thin skin of sweet corn seed is peeled (namely, it peels off), It is characterized by the above-mentioned.
Here, as described in claim 2, the peeling of the sweet corn seed thin skin is preferably performed by using a helical coil type powder particle conveying machine (also referred to as a spiral conveyor) or a rotary blender. In particular, the helical coil-type granular material transporter is originally a mechanical device for transporting granular material. However, when this is used, it is very efficient and can be peeled at a skinning rate of 10% or more. Highly peelable. As such a helical coil type granular material conveyance machine, the thing by Nippon Kosan Co., Ltd. is mentioned, for example. Examples of the rotary blender include batch-type rotary mixers used for mixing vegetables and the like. In the case of such a rotary blender, it is possible to perform a relatively mild skinning process up to a skinning rate of about 3%.
In this way, all are not mechanical devices used for peeling / peeling, etc., but mechanical devices for transporting granular materials such as helical coil-type granular material transport machines, or rotary blenders, etc. By using a batch mixer used for mixing or the like, the thin skin of sweet corn seed can be peeled off.
[0015]
The peeling of the sweet corn seed peel does not have to be complete, but rather may be part of it.
Specifically, as described in claim 1 , (the mass of the sweet corn seed thin skin removed by the skinning process) / (the mass of the entire sweet corn seed before peeling) × 100 Peeling is performed so that the rate (%) is 3 to 5% . Generally, since the thin skin of sweet corn seed is about 10% of the mass of sweet corn seed, 30 to 50% by weight of the skin is peeled off.
Here, even if it peels so that the said peeling rate may be less than 3%, the remarkable improvement in hot water return property (hot water or warm water restoring property) is not seen. On the other hand, even if the peeling rate exceeds 5%, not only is the hot water return property (hot water or warm water rehabilitation property) improved, but the yield deteriorates.
[0016]
The present invention according to claim 1 is as described above. After freeze-drying the sweet corn seed, the sweet corn seed skin is peeled off so that the peel rate is 3 to 5%, thereby returning the hot water. A freeze-dried product of sweet corn seeds with excellent properties can be produced.
[0017]
The present invention according to claim 3 is characterized in that a saccharide and / or sugar alcohol coating step is added as a pre-freezing step in the present invention according to claim 1.
That is, in the present invention according to claim 3 , the sweet corn seeds are coated with saccharides and / or sugar alcohols and then freeze-dried, and then the sweet corn seeds are peeled so that the peel rate is 3 to 5%. It is characterized by this.
[0018]
As the saccharide used for coating, any sugar, fructose, glucose, liquid sugar, or the like that can be used for food can be used.
Examples of the sugar alcohol used for coating include sorbitol.
In coating, one of the above saccharides and sugar alcohols may be used, or two or more may be used in combination.
The coating method is not particularly limited. For example, sweet corn seeds are immersed in a liquid (for example, about Brix 50) containing these saccharides and / or sugar alcohols, or these saccharides and / or sugar alcohols are sweet corn seeds. It can be performed by adding and mixing.
Specifically, for example, a sucrose solution of about Brix 50 is added to and mixed with sweet corn seeds at a ratio of about 6% of the weight before drying (about 3% of sucrose as a solid content).
[0019]
In this way, sweet corn seeds are pre-coated with saccharides and / or sugar alcohols and then lyophilized, and then the skin of sweet corn seeds is peeled at a rate of 3 to 5% in the same manner as in the first aspect of the invention. By exfoliating in this manner, a freeze-dried product of sweet corn seeds that is remarkably excellent in hot-water reversibility can be produced.
The reason for this is not necessarily clear, but the helical coil type powder carrier is used when peeling the thin skin of sweet corn seeds because the specific gravity increases and the surface becomes hard due to the coating of saccharide and / or sugar alcohol. It is thought that it becomes easy to collapse when the sweet corn seeds collide with each other. In addition, the coating of saccharide and / or sugar alcohol also has secondary effects such as prevention of freeze denaturation during freeze-drying and improvement of shape retention of freeze-dried products.
[0020]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention in detail, the scope of the present invention is not limited at all by these Examples.
[0021]
Example 1
As a sample, 500 kg of sweet corn seeds were frozen at −40 ° C. for 10 hours according to a conventional method, and then freeze-dried overnight at a shelf temperature of 40 ° C., and then a helical coil type powder carrier (Nippon Kosan Co., Ltd., Part of the thin corn of the sweet corn seed was peeled at various peeling rates. The peel rate was adjusted by the length of the spiral hose. In addition, it was able to peel to about 3% of peeling rate by using a rotary blender instead of a helical coil type granular material conveyance machine.
The vacuum freeze-dried product of the sweet corn seed peeled off in a part of the thin skin of the sweet corn seed was dropped in 150 ml of boiling hot water, and the condensate rate after 1 minute was examined. Table 1 shows the relationship between the peeling rate and the condensate rate.
Here, the peel rate (%) is represented by the formula: (mass of thin corn seed sweet skin removed by skinning process) / (mass of sweet corn seed whole before peeling) × 100.
Further, the condensate rate (%) is expressed by an equation of (sample weight before pouring) / (sample weight after pouring) × 100.
[0022]
[Table 1]
Table 1
Figure 0003754931
[0023]
According to the results in Table 1, it is understood that the condensate rate can be increased to 270% or higher by peeling off the thin skin of the seeds of sweet corn with a peeling rate of 3% or higher.
[0024]
Example 2
About 10 grams of sweet corn seeds with various condensate ratios, freeze-dried, and poured into 150 ml of boiling hot water. After 1 minute, 9 panelists performed a sensory test using the previous product as a control. The evaluation was performed based on the preference evaluation terms described in “Sensory Inspection Handbook in Industry”, page 510 (refer to JUSE Publishing, published on February 19, 1937). Table 2 shows the relationship between the condensate rate measured in the same manner as in Example 1 and the taste evaluation terms of the vacuum lyophilized product of sweet corn seeds.
[0025]
[Table 2]
Table 2
Figure 0003754931
[0026]
According to the results in Table 2, it was found that it was possible to determine that the condensate rate was 250% or more, which was “very soft” which is a soft softness.
When the results in Table 2 are combined with the results in Table 1 above, the condensate rate can be increased to 270% or more by peeling the thin skin of the seeds of sweet corn with a peeling rate of 3% or more. As a result, it was found that sufficient softness can be obtained.
[0027]
Example 3
In Example 1, instead of 500 kg of sweet corn seed and seeds, the same procedure as in Example 1 was used except that 500 kg of sweet corn and seeds of Brix 50 added in advance were used. Evaluation was performed in the same manner as in 2. Table 3 shows the results of the sensory test on the water reconstitution before and after the peeling treatment and the texture evaluated based on the taste evaluation terms.
[0028]
[Table 3]
Table 3
Figure 0003754931
[0029]
According to the results of Example 3, it was found that by using a sucrose-added product as a sample, it was possible to peel off with a very high peeling rate, and it was possible to further improve reconstitution.
[0030]
【The invention's effect】
According to the method for producing a freeze-dried product of sweet corn seed according to claim 1 of the present invention, after the sweet corn seed is freeze-dried, the thin skin of the sweet corn seed is peeled off so that the peel rate is 3 to 5%. By doing so, a lyophilized product of sweet corn seed that is remarkably excellent in hot-water reversibility (hot water or hot-water recovery) can be produced by a simple method.
Moreover, according to the method for producing a freeze-dried product of sweet corn seed according to claim 3 , the corn and / or sugar alcohol is coated on the sweet corn seed and then freeze-dried . By exfoliating so that the peel rate is 3 to 5%, a freeze-dried product of sweet corn seeds that is remarkably excellent in hot-water reversibility (hot water or warm water restoration property) can be produced.
Therefore, the lyophilized product of sweet corn seed obtained by the present invention can be effectively used as ingredients such as instant soups and instant noodles.

Claims (4)

スイートコーン種実を凍結乾燥した後、スイートコーン種実の薄皮を、(剥皮処理により取り除かれたスイートコーン種実の薄皮の質量)/(剥皮前のスイートコーン種実全体の質量)×100なる式で表される剥皮率(%)が3〜5%となるように剥離することを特徴とする、湯戻り性に優れたスイートコーン種実の凍結乾燥品の製造方法。After freeze-drying the sweet corn seed, the sweet corn seed skin is expressed by the following formula: (mass of sweet corn seed skin removed by peeling treatment) / (mass of whole sweet corn seed before peeling) × 100 A method for producing a lyophilized product of sweet corn seed having excellent hot water reversibility, wherein the peel rate (%) is 3 to 5% . ヘリカルコイル式粉粒体搬送機又は回転式ブレンダーを用いてスイートコーン種実の薄皮を機械的に剥離する、請求項1記載の方法。  The method according to claim 1, wherein the thin skin of the sweet corn seed is mechanically peeled off using a helical coil type powder carrier or a rotary blender. スイートコーン種実に糖類及び/又は糖アルコールをコーティングした後に凍結乾燥し、次いでスイートコーン種実の薄皮を、(剥皮処理により取り除かれたスイートコーン種実の薄皮の質量)/(剥皮前のスイートコーン種実全体の質量)×100なる式で表される剥皮率(%)が3〜5%となるように剥離することを特徴とする、湯戻り性に優れたスイートコーン種実の凍結乾燥品の製造方法。The sweet corn seeds are coated with saccharides and / or sugar alcohols and then freeze-dried, and then the sweet corn seed skin is (mass of the sweet corn seed skin removed by the debarking process) / (whole sweet corn seeds before peeling) Mass) x 100. A method for producing a lyophilized product of sweet corn seeds having excellent hot water reversibility, wherein the peel rate (%) represented by the formula: 100 is 3 to 5% . ヘリカルコイル式粉粒体搬送機又は回転式ブレンダーを用いてスイートコーン種実の薄皮を機械的に剥離する、請求項3記載の方法。The method according to claim 3 , wherein the thin skin of the sweet corn seed is mechanically peeled off by using a helical coil type powder carrier or a rotary blender.
JP2002107698A 2002-04-10 2002-04-10 Method for producing freeze-dried sweet corn seeds with excellent hot water return Expired - Fee Related JP3754931B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002107698A JP3754931B2 (en) 2002-04-10 2002-04-10 Method for producing freeze-dried sweet corn seeds with excellent hot water return

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002107698A JP3754931B2 (en) 2002-04-10 2002-04-10 Method for producing freeze-dried sweet corn seeds with excellent hot water return

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003299455A JP2003299455A (en) 2003-10-21
JP3754931B2 true JP3754931B2 (en) 2006-03-15

Family

ID=29391653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002107698A Expired - Fee Related JP3754931B2 (en) 2002-04-10 2002-04-10 Method for producing freeze-dried sweet corn seeds with excellent hot water return

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3754931B2 (en)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6252972B2 (en) * 2013-08-26 2017-12-27 味の素株式会社 Freeze-dried corn seed and method for producing the same

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6196966A (en) * 1984-10-18 1986-05-15 Tochigi Pref Gov Preparation of formable food material using bottle gourd
JPH0549422A (en) * 1991-08-14 1993-03-02 Kosumosu Shokuhin:Kk Method for processing corn grain
JPH10309161A (en) * 1997-05-13 1998-11-24 Nippon Jifuii Shokuhin Kk Production of dry vegetable and dry vegetable produced by the method
JP3884875B2 (en) * 1999-01-22 2007-02-21 株式会社 フード インスティテュート インターナショナル Dried vegetables and method for producing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003299455A (en) 2003-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6124806B2 (en) Dried vegetable powder and method for producing the same
WO2008062776A1 (en) Sugar-containing dried vegetable, method for producing the same and use thereof
JP4964424B2 (en) Unmodified alpha starch with a new texture
EP1842435A1 (en) Potato stick candy and process for producing the same
CN103636715B (en) Endive five-kernel mooncake
JP3754931B2 (en) Method for producing freeze-dried sweet corn seeds with excellent hot water return
KR101581623B1 (en) Beef and Mushroom Gruel Cooking Method
JP2009050173A (en) Method for producing freeze-dried shrimp
KR101584179B1 (en) Peach Jam Manufacturing Method
JP2006191917A (en) Mixed powder given by using cauline leaf part and tuberous root part of yacon as raw material, method for producing the same, and pill or tablet obtained from the same
TR201807544T4 (en) Method for producing cooked noodles.
JP7333268B2 (en) Deep-fried food coating
WO2018034009A1 (en) Mochi-like food product
JP2002325545A (en) Grain-shaped sweet bean jam, method for preparing the same, method for boiling red bean, boiled red bean, frozen boiled red bean and dried boiled red bean
JP2021023285A (en) Sheet-like composition for food
JP2020120584A (en) Manufacturing method of packaged ready-to-eat food using potatoes
JP7525563B2 (en) Composition for improving the texture of fried food ingredients, composition for preventing batter from sticking, composition for reducing frying time and/or temperature, and method for producing fried food
JP2019054797A (en) Rice cake-like food product
JP2004105169A (en) Dried bean jam-containing food and drink
JP2001095530A (en) Method of producing health food containing bamboo charcoal powder
JP3107448B2 (en) Rice cake or dumpling for heat sterilization
JPH0549422A (en) Method for processing corn grain
JP4319022B2 (en) Corn powder with good flavor and method for producing the same
JPH02167032A (en) Preparation of 'daifuku-mochi'
JP5661228B2 (en) Processed fenugreek seed and method for producing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3754931

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees