JP3754756B2 - Hydraulic pump unit for outboard motor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モーターボート等の小型船舶の船外機を複動型のパワーシリンダーを用いてチルトさせる油圧ポンプユニットの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から小型船舶に船外機を昇降可能に取り付けて、該船外機と船本体との間に複動型のパワーシリンダーを配置し、該パワーシリンダーを駆動させるための圧油を発生させる油圧ポンプを、正逆転可能なモーターで駆動するように構成していた。
また、この油圧ポンプはケースに収容され、このケース内にはパワーシリンダーの伸長方向及び縮小方向に圧油を送油するためのポートがそれぞれ設けられ、この各ポートとパワーシリンダーの伸長側油室と縮小側油室の間の油路途中にそれぞれチェック弁やリリーフ弁を配置するようにしていた。例えば、実開昭58−77177号、特開昭58−131481号、特開昭58−180879号、実開昭58−74601号の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記実開昭58−77177号、特開昭58−131481号、特開昭58−180879号の従来の技術では、油圧供給ユニットは図21に示すように、ケース19内に作動油を充填してケースカバー26で蓋をして、ケース19上にモーターMを固定し、ケースカバー26にチェック弁等を取り付けて、ケース19内のケースカバー26上に油圧ポンプPを配置して、該油圧ポンプPはケースカバーやケースとは別体の間座50や押さえ板51等でケースカバー26に取り付けられていたので、部品点数が多く、組立工数も多くなってコストアップの原因となっていた。また、リリーフバルブ24・25は押さえ板51に取り付けられ、取付ボルト33とは別体となっていたので、押さえ板51上面は複数の取付ボルト33とリリーフバルブ10・11・24・25等を配置することになり、そのためのスペースを確保するために広い面積が必要となっていたのである(実開昭58−74601号)。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる。
請求項1においては、船外機用油圧ポンプユニットUにおいて、上方を開放した有底のケース19上に可逆転モーターMを載置し、該可逆転モーターMによって上方の開放部分 を閉じ、該ケース19の底部下面にはケースカバー26が固設されており、該可逆転モーターMの駆動軸Maをケース19内の底部中央部下方へ突出し、該ケース19とケースカバー26との合わせ面に、前記可逆転モーターMにより正逆転される油圧ポンプPを配置し、前記ケース19の底部に、複動型のパワーシリンダー3への作動油圧を設定するリリーフ弁10を設けたものである。
請求項2においては、請求項1記載の船外機用油圧ポンプユニットにおいて、前記リリーフ弁10のバルブケース10aの下端は、ケース19の底部を貫通してケースカバー26にまで延出させ、該ケース19の底面に貫通孔を穿設し、該貫通孔の延長上のケースカバー26には連通孔32を開口し、該連通孔32に雌ネジ部分を形成して、該雌ネジ部分に前記バルブケース10aの小径部の外周に形成した雄ネジ部分を螺装して、バルブケース10aの大径部の端面をケース19の上底面に押し当てて固定すべく構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の解決すべき課題及び手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明の一構成例を説明する。図1はポンプユニットの油圧回路図である。図1において、小型船舶1の船尾に船外機2が上下左右に揺動自在に取り付けられ、該船外機2の駆動で推進力を得ている。該船外機2と船舶1の間には、船外機2の姿勢を変える図示しないトリム機構と、船外機2の昇降を行うチルト機構が配設されている。本発明のポンプユニットはこのチルト機構の一部を形成している。
【0006】
前記船舶1と船外機2の間にパワーシリンダー3が介装されて、該パワーシリンダー3を伸縮駆動することによって昇降が行われ、該パワーシリンダー3は片ロッド型の複動シリンダーにて構成され、パワーシリンダー3の縮小側室3aは油圧ポンプユニットUのDOWNポート4に接続され、伸長側室3bはUPポート5に連通されている。
【0007】
前記油圧ポンプユニットUの油圧回路構成は、正逆転可能なモーターMによって油圧ポンプPが駆動され、該油圧ポンプPの吐出ポートにはそれぞれ油路6・7が連通され、該油路6・7にはそれぞれチェック弁8・9と、吐出圧を設定するリリーフ弁10・11と、ピストンケース12の油圧作動室12a・12bとに連通され、前記チェック弁8・9の他側は油路15・16、フィルター17・18を介して油タンクを形成するケース19に連通されている。該チェック弁8・9はケース19より油圧ポンプP側へのみの油流通を許容している。
【0008】
前記ピストンケース12内にはピストン14が左右摺動自在に収納され、該ピストン14の両側には解除ロッド14a・14bが突出されている。該ピストンケース12の両側にはチェック弁20・21が設けられて、油路22・23と連通し、該チェック弁20・21はピストンケース12の油圧作動室12a・12bより油路22・23へのみ油流通を許容している。そして更に、該チェック弁20・21は前記ピストンケース12内に圧油が送油されることによってピストン14が摺動して、解除ロッド14aまたは14bがチェック弁20または21の弁体(ボール)を押して開放して、流通自在とすることができる。
【0009】
前記油路22・23にパワーシリンダー3が接続されており、油路22の他側はDOWNポート4を介して縮小側油室3aと連通され、油路23の他側はUPポート5を介して伸長側油室3bと連通され、油路22・23の途中には作動圧を規定するオーバーロードリリーフ弁24・25が連通されている。
【0010】
このような構成において、モーターMを正転させると、作動油は図1における矢印の如く右から左へ送油されるとすると、モーターMの正転によって、油圧ポンプPは油路7側から吸い上げて、チェック弁9が開かれて、フィルター18、油路16を介してケース19内の作動油を吸引する。一方、油圧ポンプPの吐出側は、この吸い上げた作動油を油路6側へ吐出し、チェック弁8は閉じられ、チェック弁20が開かれて、圧油は油路22からDOWNポート4を介してパワーシリンダー3の縮小側油室3aに送油されて、船外機2を下降させる。この動作と同時に、ピストンケース12内のピストン14が油路6からの圧油によって摺動され、該ピストン14より突出した解除ロッド14bがチェック弁21を押して開き、パワーシリンダー3の伸長側油室3b内の作動油が油圧ポンプPの吸入側に戻される。そして、最下降位置に至るとリリーフ弁10が開いてドレンされ、また、モーターMを停止させると、ケース19内の作動油が吸引されなくなり、チェック弁8・9が閉じられて、パワーシリンダー3はその停止時の位置に維持される。
【0011】
図2は本発明を採用した油圧ポンプユニットの平面図、図3は図2におけるA−A矢視断面図、図4R>4は図2におけるB−B矢視一部断面図、図5は図3におけるC−C矢視断面図、図6は油圧ポンプユニットの他の構成例を示す平面図、図7は図6におけるD−D矢視断面図、図8は図6におけるE−E矢視一部断面図、図9は同じく油圧回路図、図10はDOWN側のチェック弁をなくした構成例の断面図、図11は同じく油圧回路図、図12はDOWN側のチェック弁をなくし、リリーフ弁の代わりに絞りとした構成例の断面図、図13は同じく油圧回路図である。
【0012】
このような油圧回路構成を有する油圧ポンプユニットUの具体的構成を図2乃至図5により説明する。上方を開放した有底のケース19上にモーターMが載置されて、該モーターMによって上方の開放部分を閉じ、該モーターMは電動モーターよりなり、図示しないスイッチの操作で正逆転の切換操作ができるようにし、その駆動軸Maをケース19内の中央部下方へ突出している。
【0013】
該ケース19の下面にはケースカバー26が固設されており、該ケースカバー26とケース19の間の合わせ面に油圧ポンプPが配置されている。即ち、該ケースカバー26の上面中央に凹部を形成してポンプケースとし、ポンプギア27・28を互いに噛み合うように収納して、ケース19によって密閉して油圧ポンプPを形成している。なお、従来ではケース19内のケースカバー26上にポンプギアや間座や押さえ板を配置して油圧ポンプPを形成していたので、部品点数や組立工数が増加してコストアップとなっていた。本発明では間座や押さえ板をなくしている。但し、本構成例ではギア式の油圧ポンプとしているが、トロコイド式の油圧ポンプとしてもよく限定するものではない。
【0014】
前記ポンプギア27・28の中心にはポンプ軸27a・28aが軸心(上下)方向に延設され、上部はケース19に、下部はケースカバー26に回転自在に支持されている。該ポンプ軸28aの上端はジョイント13を介して(或いは延長して直接)前記駆動軸Maに連結されている。なお、前記ジョイント13とポンプ軸28a及び駆動軸Maの連結部は溝を設けて、それぞれ嵌合する構成としていたので、若干のガタがあり、回転させることによって振動して摩耗することがあった。そこで、図20に示すように、ジョイント13の外周面に螺旋状の溝13aを形成しておき、モーターMの駆動によってジョイント13が回転されると、ケース19内の作動油との抵抗によって、ジョイント13が上(または下)方向へ押されてガタをなくすことができる。なお、本構成例ではケースカバー26側に油圧ポンプPが形成されているが、ケース19側であっても、両者に跨がって配置してもよい。
【0015】
また、前記油路6・7がケースカバー26に水平方向に平行に穿設されており、該油路6・7は前記油圧ポンプPの吐出口(吸入口)とリリーフ弁10・11とチェック弁8・9と油圧作動室12a・12bに連通されており、該リリーフ弁10・11(以下リリーフ弁10に付いて説明する)は前記ケース19上に配置されており、そのバルブケース10aは軸心部に貫通孔10bを開口し、上部を大径部として、その上部の貫通孔10bにボール10cと、該ボール10cを下方へ付勢するバネ10dを収納して、調節ネジ10eを貫通孔10b上部に螺合して、この調節ネジ10eの締め込み程度を調整することによってリリーフ圧を調節できるようにしている。
【0016】
また、前記バルブケース10の外周面は、上部が大径に、下部が小径に構成されて、小径部の外周に雄ネジ部分が形成され、一方前記ケース19の底面には貫通孔が、ケースカバー26には貫通孔の延長上に油路6へ向かって連通孔32を開口して、該連通孔32に雌ネジ部分を形成して、該雌ネジ部分に前記小径部の外周に形成した雄ネジ部分を螺装して、大径部の端面をケース19の上底面に当てて、押さえつけて固定するように構成している。
【0017】
この二つのリリーフ弁10・11の螺着部分とボルト33によってケース19とケースカバー26とを締結固定している。このようにしてバルブケース10aで固定することにより、固定専用のボルトの個数を削減することができ、そのための設置スペースを削減してケース19をコンパクトに構成することもできる。また、図6乃至図9に示すように、(前記と同様の構成部品は、同じ図番を付与して、その説明は省略する。)DOWNポート4に通ずる側の油路22のオーバーロードリリーフ弁24をなくして構成することもできる。この場合、バルブケース10a・11aに雄ネジ部分を構成せずに、ケース19とケースカバー26はボルト33・33・・・によって固定するようにしている。なお、この場合図7に示すように、弁体10cはボールを使用せずポペットとし、バルブケース10aはなくしてケース19をバルブとしている。
【0018】
そして、図3、図5に示すように、ケースカバー26の下部には水平方向に貫通孔を穿設してピストンケース12が形成され、該ピストンケース12の中央部にピストン14が収納され、該ピストン14の中央外周にはシール35が設けられて左右の油圧作動室12a・12bの油が流通しないようにし、該ピストン14の両側にチェック弁20・21のバルブケース20a・21aを配置してそれぞれボール20b・21bを収納してバネ20c・21cによって中央側のバルブシート34・34に押しつけて、チェック弁20・21を構成している。前記ピストン14の両側にはロッド14a・14bが突出されて、該ロッド14a・14bはバルブケース20a・21a及びバルブシート34・34を貫通して、ピストン14の左右摺動によって前記ボール20bまたは21bに当接してチェック弁20または21を開放することを可能としている。
【0019】
なお、船舶1と船外機2との間にロック機構を設けている場合には、図10、図11に示すように、DOWN側のチェック弁20をなくすことができる。つまり、船舶1を後進させると、船外機2はその推力によって上昇しようとするが、ロック機構を設けていると、両者の間隔一定となり、モーターMを停止させても油圧で船外機2を下降位置に維持する必要がないからである。
【0020】
また、図12、図13に示すように、油路6・7とケース19との間を連通する通路途中に絞り38・39を設けて、前記リリーフ弁10・11の代わりに絞り38・39に置き換えることが可能であり、この場合構造が簡単となり製造が容易となり、部品点数も削減できて、コスト低減化に貢献できる。
【0021】
前記ピストンケース12内のピストン14両側とバルブケース20a・21aの間の油圧作動室12a・12bは油路6・7を介して油圧ポンプPの吐出口と連通され、該バルブケース20a・21aとピストンケース12の両端を閉じる栓部材36・36との間の空間は、一方は油路22を介してオーバーロードリリーフ弁24とDOWNポート4に連通され、他方は油路23を介してオーバーロードリリーフ弁25とUPポート5と連通されている。前記DOWNポート4及びUPポート5にはそれぞれカップリングを設けて配管を介してパワーシリンダー3と連通される。
【0022】
前記オーバーロードリリーフ弁25(24)は図3に示すように、ケース19の内壁が内側に膨出されて、肉厚部分にバルブケース19aが構成され、このバルブケース19aに垂直方向に貫通孔19bを開口して、さらに、該貫通孔19bの延長上のケースカバー26に連通孔37を穿設し、このケース19とケースカバー26の合わせ面部分の貫通孔19bと連通孔37に、バルブシート38とボール25aを配置し、貫通孔19bにボール25aを押すロッド25bと、該ロッド25bに外嵌して下方へ付勢するバネ25cを収納して、リリーフ圧を調節する調節ネジ25dを上端に螺装している。
【0023】
前記油圧ポンプPの吸入部は図4に示すように、吸入口29が油路7(6)と連通され、該油路7(6)はケースカバー26の側面より穿設されて、栓30によって閉じられている。そして、前記ケース19及びケースカバー26の上方より油路7(6)へ向かって連通孔31を開口して、ケースカバー26の連通孔31にボールを挿入してケース19の連通孔にバルブシートを形成してチェック弁9(8)を構成し、その上部にメッシュ等よりなるフィルター18(17)を配置している。
【0024】
この吸入部におけるチェック弁8・9と、前記リリーフ弁10・11の代わりに設ける絞り38・39は一体的に構成することが可能である。即ち、図14R>4は吸入側のチェック弁と絞りを一体構成とした構成例の断面図、図15はチェック弁と絞り部分の拡大断面図と底面図、図16は絞り形成治具の正面図と側面図、図1717はチェック弁と絞りを一体構成とした他の構成例を示す断面図、図18は同じくチェック弁と絞り部分の拡大断面図と底面断面図、図19は同じく油圧回路図である。
【0025】
図14、図15に示すように、吸入部に配置したチェック弁8’・9’のボール(弁体)が着座するバルブシート40に溝を構成して、この溝を絞り38’・39’として、チェック弁と絞りの一体構成を実現している。この溝は例えば、図16に示すような治具41を用いて形成する。つまり、治具41はロッド41aの先端にバルブシート40に合わせた大きさの球形部41bを有し、該球形部41bの下部にバルブシート40の一部に溝を形成する凸部41cを設けている。前記バルブシート40は切削加工等で成形した直後は、正確にボールと密着しない場合があるので、この治具41を用いてバルブシート40に打ち当てることで、球形部41bでバルブシート40の当接面が矯正されて、弁体と馴染むようになり、同時に、凸部41cによって溝が形成され、絞り38’・39’を得ることができる。
【0026】
また、チェック弁8・9と絞り38・39を一体的に構成する他の構成例として、図17、図18に示すように、前記ボールの代わりに円筒状の摺動体42をバルブシート40’に着座するように配置してバネ43によって付勢し、外周位置には複数の溝42b・42b・・・を設けて、摺動体42がバネに抗して押し上げられて、バルブシート40’から離れたときに、油が流通できるようにして、チェック弁を構成し、前記摺動体42は軸心位置に小径の貫通孔42aを開口して、この貫通孔42aを絞りとしている。このようにして、製造コストを低減するようにしている。なお、図10、図1414、図17ではケースカバー26上に間座と押さえ板によって油圧ポンプPを収納している構成例を示しているが、図3の如くにケース19とケースカバー26の合わせ面に油圧ポンプPを配置できることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上の如く構成したことにより、次のような効果が得られる。
請求項1の如く、船外機用油圧ポンプユニットUにおいて、上方を開放した有底のケー ス19上に可逆転モーターMを載置し、該可逆転モーターMによって上方の開放部分を閉じ、該ケース19の底部下面にはケースカバー26が固設されており、該可逆転モーターMの駆動軸Maをケース19内の底部中央部下方へ突出し、該ケース19とケースカバー26との合わせ面に、前記可逆転モーターMにより正逆転される油圧ポンプPを配置し、前記ケース19の底部に、複動型のパワーシリンダー3への作動油圧を設定するリリーフ弁10を設けたので、間座や押さえ板等を廃止して、部品点数を削減でき、構成が簡単となって組立も容易にできるようになり、製造コストを低減することができる。
【0028】
請求項2の如く、請求項1記載の船外機用油圧ポンプユニットにおいて、前記リリーフ弁10のバルブケース10aの下端は、ケース19の底部を貫通してケースカバー26にまで延出させ、該ケース19の底面に貫通孔を穿設し、該貫通孔の延長上のケースカバー26には連通孔32を開口し、該連通孔32に雌ネジ部分を形成して、該雌ネジ部分に前記バルブケース10aの小径部の外周に形成した雄ネジ部分を螺装して、バルブケース10aの大径部の端面をケース19の上底面に押し当てて固定すべく構成したので、ケースとバルブケースを固定するボルトを削減できるようになり、部品点数を減少でき、コスト低減化を図れる。そして、ボルトを少なくできたことにより、そのための設置スペースも削減することができ、コンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ポンプユニットの油圧回路図である。
【図2】 本発明を採用した油圧ポンプユニットの平面図である。
【図3】 図2におけるA−A矢視断面図である。
【図4】 図2におけるB−B矢視一部断面図である。
【図5】 図3におけるC−C矢視断面図である。
【図6】 油圧ポンプユニットの他の構成例を示す平面図である。
【図7】 図6におけるD−D矢視断面図である。
【図8】 図6におけるE−E矢視一部断面図である。
【図9】 同じく油圧回路図である。
【図10】 DOWN側のチェック弁をなくした構成例の断面図である。
【図11】 同じく油圧回路図である。
【図12】 DOWN側のチェック弁をなくし、リリーフ弁の代わりに絞りとした構成例の断面図である。
【図13】 同じく油圧回路図である。
【図14】 吸入側のチェック弁と絞りを一体構成とした構成例の断面図である。
【図15】 チェック弁と絞り部分の拡大断面図と底面図である。
【図16】 絞り形成治具の正面図と側面図である。
【図17】 チェック弁と絞りを一体構成とした他の構成例を示す断面図である。
【図18】 同じくチェック弁と絞り部分の拡大断面図と底面断面図である。
【図19】 同じく油圧回路図である。
【図20】 ジョイントのガタをなくす構成例の断面図である。
【図21】 従来の油圧ポンプユニットの断面図である。
【符号の説明】
M モーター
P 油圧ポンプ
3 パワーシリンダー
10・11 リリーフ弁
10a・11a バルブケース
19 ケース
26 ケースカバー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a configuration of a hydraulic pump unit that tilts an outboard motor of a small boat such as a motor boat using a double-action power cylinder.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, an outboard motor is attached to a small vessel so that it can be moved up and down, a double-action power cylinder is arranged between the outboard motor and the ship body, and hydraulic pressure is generated to generate pressure oil for driving the power cylinder. The pump was configured to be driven by a motor capable of forward and reverse rotation.
The hydraulic pump is housed in a case, and ports for feeding pressure oil in the extending direction and the reducing direction of the power cylinder are provided in the case, respectively. A check valve and a relief valve are arranged in the middle of the oil path between the oil chamber and the reduction side oil chamber. For example, Japanese Utility Model Laid-Open Nos. 58-77177, 58-131481, 58-180879, and 58-74601.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the prior art disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 58-77177, Japanese Patent Laid-Open No. 58-131481, and Japanese Patent Laid-Open No. 58-180879, the hydraulic pressure supply unit fills the
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention uses the following means in order to solve the above problems.
In
In
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The problems and means to be solved by the present invention are as described above. Next, a configuration example of the present invention shown in the accompanying drawings will be described. FIG. 1 is a hydraulic circuit diagram of the pump unit. In FIG. 1, an
[0006]
A power cylinder 3 is interposed between the
[0007]
The hydraulic circuit configuration of the hydraulic pump unit U is such that the hydraulic pump P is driven by a motor M that can be rotated forward and backward, and the
[0008]
A
[0009]
A power cylinder 3 is connected to the
[0010]
In such a configuration, when the motor M is rotated forward, the hydraulic oil is fed from the right to the left as indicated by the arrow in FIG. After sucking up, the
[0011]
2 is a plan view of a hydraulic pump unit employing the present invention, FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 2, FIG. 4R> 4 is a partial cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. 3, FIG. 6 is a plan view showing another configuration example of the hydraulic pump unit, FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line D-D in FIG. FIG. 9 is a hydraulic circuit diagram, FIG. 10 is a sectional view of a configuration example in which the DOWN check valve is eliminated, FIG. 11 is a hydraulic circuit diagram, and FIG. 12 is a DOWN check valve. FIG. 13 is a hydraulic circuit diagram of a configuration example in which a throttle is used instead of the relief valve.
[0012]
A specific configuration of the hydraulic pump unit U having such a hydraulic circuit configuration will be described with reference to FIGS. A motor M is placed on the bottomed
[0013]
A
[0014]
[0015]
The
[0016]
Further, the outer peripheral surface of the
[0017]
The
[0018]
As shown in FIGS. 3 and 5, a
[0019]
When a lock mechanism is provided between the
[0020]
12 and 13, throttles 38 and 39 are provided in the middle of the passage communicating between the
[0021]
The
[0022]
As shown in FIG. 3, the overload relief valve 25 (24) has an inner wall that bulges inward to form a
[0023]
As shown in FIG. 4, the
[0024]
The
[0025]
As shown in FIGS. 14 and 15, a groove is formed in the
[0026]
As another configuration example in which the
[0027]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
As of
[0028]
As in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a hydraulic circuit diagram of a pump unit.
FIG. 2 is a plan view of a hydraulic pump unit employing the present invention.
3 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 2;
4 is a partial cross-sectional view taken along arrow BB in FIG. 2;
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. 3;
FIG. 6 is a plan view showing another configuration example of the hydraulic pump unit.
7 is a cross-sectional view taken along the line DD in FIG.
8 is a partial cross-sectional view taken along the line EE in FIG. 6;
FIG. 9 is also a hydraulic circuit diagram.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a configuration example in which a DOWN side check valve is eliminated.
FIG. 11 is also a hydraulic circuit diagram.
FIG. 12 is a cross-sectional view of a configuration example in which a check valve on the DOWN side is eliminated and a throttle is used instead of the relief valve.
FIG. 13 is also a hydraulic circuit diagram.
FIG. 14 is a cross-sectional view of a configuration example in which a check valve and a throttle on the suction side are integrated.
FIG. 15 is an enlarged cross-sectional view and a bottom view of a check valve and a throttle portion.
FIG. 16 is a front view and a side view of an aperture forming jig.
FIG. 17 is a cross-sectional view showing another configuration example in which a check valve and a throttle are integrated.
FIG. 18 is an enlarged cross-sectional view and a bottom cross-sectional view of a check valve and a throttle portion, similarly.
FIG. 19 is also a hydraulic circuit diagram.
FIG. 20 is a cross-sectional view of a configuration example in which looseness of the joint is eliminated.
FIG. 21 is a sectional view of a conventional hydraulic pump unit.
[Explanation of symbols]
M Motor P Hydraulic pump 3
Claims (2)
Priority Applications (1)
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JP15994696A JP3754756B2 (en) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | Hydraulic pump unit for outboard motor |
Applications Claiming Priority (1)
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JP15994696A JP3754756B2 (en) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | Hydraulic pump unit for outboard motor |
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Family Applications (1)
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CN103101611A (en) * | 2011-11-15 | 2013-05-15 | 苏州百胜动力机器有限公司 | Electric hydraulic tilting device |
-
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- 1996-06-20 JP JP15994696A patent/JP3754756B2/en not_active Expired - Fee Related
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