JP3754199B2 - Disc recording / reproducing apparatus and error processing method applied to the same - Google Patents
Disc recording / reproducing apparatus and error processing method applied to the same Download PDFInfo
- Publication number
- JP3754199B2 JP3754199B2 JP35734297A JP35734297A JP3754199B2 JP 3754199 B2 JP3754199 B2 JP 3754199B2 JP 35734297 A JP35734297 A JP 35734297A JP 35734297 A JP35734297 A JP 35734297A JP 3754199 B2 JP3754199 B2 JP 3754199B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- error
- track
- sector
- recovery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばハードディスクドライブに適用し、特にエラー処理機能を有するディスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハードディスクドライブ(HDD)などのディスク記録再生装置は、ヘッドによりディスク記憶媒体(以下単にディスクと呼ぶ)に対してデータのリード/ライトを実行するための機械的なメカニズムを有する。このため、動作中に外部から衝撃(ショック)を受けると、ヘッドがディスク上の指定位置に位置決めされた後に、そのショックにより許容範囲外まで移動するような事態が発生する可能性が高い。特に、データのライト動作時にショックを受けると、ヘッドが指定トラックから隣接トラックなどの近傍のトラックに移動して、データを書込むことになり(オーバーライト)、当該トラックに記録されたデータを破壊するような事態となる。
【0003】
このような事態を防止するために、HDDの本体内に衝撃を検出するためのショックセンサを設けて、当該ショックセンサにより衝撃が検出されたときはライト動作を中止する機能を備えた装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、ショックセンサを使用するHDDでは、衝撃の検出時にライト動作を中止することができる。しかしながら、ショックセンサの検出性能は例えば0.数μsの遅延時間があるため、この遅延時間で隣接トラックなどの近傍のトラックのデータの大部分を破壊してしまう可能性が高い。
【0005】
そこで、エラー訂正コード(ECCデータと呼ぶ)を使用したエラー訂正処理により、衝撃により破壊されたデータを回復させる方式が提案されている。通常のHDDでは、セクタ単位のエラー訂正処理が可能なECCデータが各セクタの最後尾に記録されている。しかし、そのようなECCデータでは、セクタ単位の記録データしか訂正できないため、トラック全体またはECCデータ自体が破壊された場合には、エラー訂正は不可能である。このため、ECCデータを使用する方式として、トラック単位のECCデータ(通常では各トラックの最後尾のセクタの後に記録されているECC)を使用して、トラック単位のエラー訂正処理と、前記のセクタ単位のエラー訂正処理とを合わせた方式が提案されている。
【0006】
この方式では、データが破壊されたトラックからリード動作を実行して、リードエラーが発生すると、まずセクタ単位のECCデータを使用したエラー訂正処理を実行し、訂正不能の場合にはトラック単位のエラー訂正処理に移行する。即ち、リードエラーの発生に伴うリトライ処理は、2段階の手順によるリード動作が必要であり、最低限ディスクの1回転時間分の処理時間を要する。このようなリトライ処理を、リードエラーが発生するトラック(即ち、衝撃によりデータ破壊のあるトラック)に対するリード要求がなされる度に実行することになる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、特に外部からの衝撃によるデータ破壊に伴うリードエラーが発生したトラックなどのデータエリアから、エラー訂正処理を伴うリトライ処理に要する処理時間の短縮化を図り、結果的に衝撃などに対するデータ回復性能の向上を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、特にライト動作時に外部からの衝撃により、アクセス対象のセクタの記録データが破壊されている場合に、当該セクタに対するリード動作によりリードエラーが発生すると、エラー訂正処理とデータ回復処理を実行するエラー訂正手段を有するディスク記録再生装置である。さらに、本装置は、データ回復処理により回復された回復データから再度のリードエラーを検出したときには当該セクタの記録データが破壊されていることを示すデータ破壊フラグをセットし、回復データからリードエラーが検出されない場合には当該セクタに回復データを再記録するようにライト動作を実行させる制御手段を有する。
【0009】
具体的には、エラー訂正手段は、リードエラーが発生したセクタに記録されているECCデータを使用して、当該セクタからのリードデータを訂正し、正常な記録データに回復する。制御手段は、回復データに対するエラー判定処理を実行して、回復データからエラーが発生しなければ、当該セクタに再記録するようにライト動作を実行させる。これにより、外部からの衝撃が原因でデータが破壊されたセクタには、正常に回復された記録データが再記録されることになるため、当該セクタをアクセスする度にエラー訂正処理を実行するような処理は不要となる。
【0010】
一方、回復データに対するエラー判定処理により、再度のエラーが発生した場合には、制御手段は当該セクタの記録データが破壊されていることを示すデータ破壊フラグをセットする。このデータ破壊フラグを利用して、当該セクタを含むトラックのエラー訂正処理及びデータ回復処理を実行するトラックエラー処理手段を設けることにより、エラー訂正機能を向上させることが可能となる。具体的には、トラックエラー処理手段は、各トラックに記録されたトラック単位のECCデータを使用して、当該セクタを含むトラックの全データに対するエラー訂正処理及びデータ回復処理を実行する。そして、データ回復処理により回復したトラック単位の回復データを当該トラックに再記録するようにライト動作を実行させる。
【0011】
本発明の別の観点として、外部からの衝撃を検出する衝撃検出手段(ショックセンサ)を有し、データのライト動作時に衝撃を検出したときに、衝撃の検出を示す衝撃フラグをセットし、ライト動作のアクセス対象であるトラック番号を記憶する手段を有するディスク記録再生装置である。さらに、本装置は、衝撃フラグがセットされている場合には、データ破壊が発生しているトラックを推定する推定手段およびエラー処理手段を起動させる。
【0012】
即ち、推定手段は、衝撃フラグと共に記憶されたトラック番号を基準として、例えば±3トラック分の範囲がデータ破壊の発生したデータエリアであると推定する。これは、外部からの衝撃により、ヘッドがライト動作時のトラックから±2トラック分の範囲内に移動する可能性が高いという推定に基づいている。エラー処理手段は、推定された範囲の各トラック毎にエラー検出処理とエラー訂正処理を実行する。ここで、エラー処理手段は、前述したセクタ単位のエラー訂正処理とエラー回復処理を実行すると共に、トラック単位のエラー訂正処理とエラー回復処理を実行することが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本実施形態に関係するHDDの要部を示すブロック図であり、図2と図3は第1の実施形態に関係するディスクの構成を示す概念図であり、図4と図5は第1の実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
(システム構成)
本実施形態は、図1に示すように、ディスク記録再生装置としてハードディスク・ドライブ(HDD)を想定し、ディスク記憶媒体としてディスク1を使用する装置である。HDDは、ディスク1に対してデータのリード/ライトを実行するヘッド2と、ヘッド2を保持して移動させるヘッドアクチュエータ3とを有する。ディスク1はスピンドルモータ(SPM)5により高速回転している。ヘッドアクチュエータ3は、ボイスコイルモータ(VCM)4により駆動し、ヘッド2をディスク1の半径方向に移動(シーク)させて、目標位置(アクセス対象のトラック)に位置決めするためのヘッド移動機構である。
【0014】
ヘッド2は、記録再生兼用の誘導型ヘッドまたは記録再生分離型ヘッドからなる。記録再生分離型ヘッドは、通常ではMR(magnetoresistive)素子からなるリードヘッドと誘導型ヘッドからなるライトヘッドとから構成されている。HDDは、ヘッド2から読出されたリード信号およびヘッド2に供給するライト信号をそれぞれ処理するためのヘッドアンプ回路6およびリード/ライト回路7を有する。ヘッドアンプ回路6はリード信号を増幅するための再生アンプとライト信号を増幅するための記録アンプとを有する。リード/ライト回路7は専用IC(リードチャネルとも呼ばれる)からなり、記録再生動作に関係するリード/ライト信号処理を実行する。
【0015】
さらに、HDDは、サーボ回路8と、マイクロプロセッサ(CPU)9と、メモリ10と、ディスクコントローラ(HDC)11と、モータドライバ12とを有する。HDC11は、HDDとホストシステム(パーソナルコンピュータなどのホストコンピュータ)13とのインターフェースを構成し、主としてホストシステム13からのリード/ライトコマンドに応じてリード/ライトデータの転送制御を実行する。さらに、HDC11は、本実施形態に関係するECCデータを使用したエラー訂正処理およびデータ回復処理を実行する機能を有する。
【0016】
サーボ回路8は、リード/ライト回路7により再生されたリード信号から、サーボエリアに記録されたサーボデータを抽出するための回路である。リード信号は、ヘッド2のリードヘッドにより読出されて、再生アンプを介してリード/ライト回路7に入力される。サーボデータはCPU9によりヘッド2の位置決め制御に使用される。
【0017】
CPU9は、HDDのメイン制御装置を構成し、リード/ライト動作の制御及びヘッド2の位置決め制御を実行する。CPU9は、本実施形態に関係するエラー訂正処理およびデータ回復処理の制御を実行する。メモリ10は、CPU9のプログラム以外に、本実施形態に関係するフラグ情報(後述するDDフラグ10aとSSフラグ10b)および衝撃検出時のトラック番号(第2の実施形態を参照)を格納する。モータドライバ12は、CPU9により算出されたヘッド位置決め制御のための制御量(ディジタル値)を入力し、VCM4を駆動するための駆動電流に変換するためのD/Aコンバータを有する。また、モータドライバ12は、スピンドルモータ5を駆動するための駆動電流を生成する。さらに、本実施形態のHDDは、ドライブ内の例えばヘッドアクチュエータ3の近傍に、外部からの衝撃を検出するためのショックセンサ14を有する。CPU9は、ショックセンサ14からの検出信号に応じて、許容範囲外(特にライト動作時のデータ破壊の発生)の衝撃を受けた場合には、後述するエラー処理(エラー判定処理やリトライ処理)を実行する。
(第1の実施形態)
前記のHDDにおいて、は、セクタ単位およびトラック単位のエラー処理に関する第1の実施形態を、図2から図5を参照して説明する。
【0018】
まず、同実施形態のディスク1の1面は、図2に示すように、スピンドルモータ5の回転軸ホールとCSSエリアとを含む中央部22およびデータエリア20からなる。データエリア20は、同心円状の多数のトラック21が配置されている。各トラック21は、図3に示すように、例えば50個程度の複数のセクタ(データセクタ)30に分割されている。各セクタ30には、データを記録するためのデータ領域とエラー訂正処理に使用するためのECCデータの領域とを有する。
【0019】
また、データエリア20には、半径方向において同一位置に例えば50個のサーボエリア23が所定の間隔で配置されている。サーボエリア23はヘッド2の位置決め制御(シーク制御とトラック追従制御)に使用するためのサーボデータが記録されている。なお、HDDは通常では複数枚のディスク1を使用するが、本実施形態では便宜的に1枚として、その1面のみを前提とする。
(第1の実施形態の動作)
同実施形態では、CPU9は、ホストシステム13からのリード要求に応じて、アクセス対象の指定トラックまでヘッド2をシークして位置決めして、リード動作を実行する場合を想定する(ステップS1,S2)。CPU9は、指定トラックに含まれるセクタ30から記録データを読出して再生するセクタ単位のリード動作を実行する。リード動作では、ヘッド2のリードヘッドにより読出されたリード信号がリード/ライト回路7により信号処理されて、HDC11に送られる。HDC11はエラー判定処理によりリードエラーの発生がなければ、再生したセクタ単位のリードデータ(再生データ)をホストシステム13に転送する(ステップS3,S4のNO)。
【0020】
ここで、リード動作以前のライト動作時に、HDDが外部からの衝撃を受けて、アクセス対象のセクタの記録データが破壊されている場合を想定する。即ち、HDC11はエラー判定処理により、読出されたリードデータからリードエラーが発生したことを検出する(ステップS3,S4のYES)。ここで、本実施形態ては、CPU9は、HDC11において当該セクタのECCデータを使用して、エラー訂正処理とデータ回復処理を実行させる(ステップS5)。
【0021】
さらに、CPU9は、データ回復処理により回復したデータ(当該セクタの記録データを回復した回復データ)に対するエラー判定処理を実行させる。このエラー判定処理により、回復データが正常であれば、CPU9は当該セクタに回復データを再記録するようにライト動作を実行させる(ステップS6のNO,S8)。即ち、リードエラーの発生したセクタには、エラー訂正処理とデータ回復処理とにより回復した記録データ(セクタデータ)が再記録される。
【0022】
一方、エラー判定処理により、回復データから再度のエラーが発生した場合には、CPU9はメモリ10にデータ破壊を示すデータ破壊フラグ(DDフラグ)10aをセットする(ステップS7)。即ち、当該セクタは、外部からの衝撃により、記録データだけでなく、ECCデータも破壊された可能性が高い。従って、セクタのECCデータを使用したセクタ単位のエラー訂正処理およびデータ回復処理は不可能となる。
【0023】
CPU9は、指定トラックの全セクタに対して、前記のエラー処理(エラー判定処理、エラー訂正処理、データ回復処理、再度のエラー判定処理)を実行する(ステップS9)。次に、CPU9は、メモリ10を参照してDDフラグ10aがセットされている場合には、トラックエラー判定処理に移行する(ステップS10のYES,S11)。トラックエラー判定処理では、CPU9は、エラーが発生したセクタを含むトラックから全データ(全セクタの記録データ)を読出して、エラー判定処理を実行させる(ステップS20,S21)。
【0024】
ここで、同実施形態では、図3に示すように、各トラックには、トラック単位のエラー訂正処理が可能なECCデータ31が、最後尾のセクタ30の後に記録されている。HDC11は、CPU9の制御により、当該トラックから読出した全データに対するエラー判定処理をECCデータ31に基づいて実行する。
【0025】
このエラー判定処理によりエラーが発生すると、CPU9はHDC11に対して、ECCデータ31を使用してトラック単位のエラー訂正処理とデータ回復処理を実行させる(ステップS23)。さらに、CPU9は、データ回復処理により回復したデータ(当該トラックの全記録データを回復した回復データ)に対するエラー判定処理を実行させる。このエラー判定処理により、回復データが正常であれば、CPU9は当該トラックに回復データを再記録するようにライト動作を実行させる(ステップS24のNO,S25)。即ち、リードエラーが発生して回復不可能なセクタを含むトラックには、エラー訂正処理とデータ回復処理とにより回復した記録データ(トラックデータ)が再記録される。
【0026】
一方、エラー判定処理により、回復データから再度のエラーが発生した場合には、CPU9はトラック単位でのエラー訂正処理およびデータ回復処理も不可能であるとして、従来の代替処理に移行する(ステップS24のYES,S26)。代替処理は、エラー発生したセクタを欠陥セクタとして使用不可とし、当該トラックに含まれる代替セクタを設定する。また、当該欠陥セクタを含むトラックを欠陥トラックとして使用不可とし、予め用意された代替トラックを設定する。
【0027】
以上のように本実施形態によれば、ライト動作時の衝撃により、アクセス対象のセクタの記録データが破壊されている場合に、当該セクタのECCデータを使用して、エラー訂正処理およびデータ回復処理を実行する。このデータ回復処理により得られた回復データがエラー判定処理により正常であれば、当該セクタに再記録する。従って、当該セクタが再アクセスされたときに、リードエラーが発生せずに、再記録された正常な記録データが再生される。換言すれば、従来ではリードエラーが発生したセクタがアクセスされる度にエラー訂正処理が実行されるが、本実施形態ではエラー訂正処理は1回のみで、その後は通常のリード動作となる。即ち、データ回復処理により記録データを回復した後に(エラー訂正だけでなく、正常なデータも含めて元の記録データを構成する)、当該回復データを記録データとして再記録するため、エラー訂正処理の回数を大幅に減少させることが可能となる。
【0028】
また、ECCデータ自体の破壊により、セクタ単位のエラー訂正処理およびデータ回復処理では、エラー訂正とデータ回復が不可能な場合には、データ破壊フラグ(DDフラグ10a)をセットする。このDDフラグのセットに基づいて、トラック単位のエラー訂正処理およびデータ回復処理に移行する。なお、ECCデータ自体の破壊については、例えばECCデータに付加されているCRC(巡回冗長符号)などを使用した判定処理により判定する。トラック単位の回復データが正常でれば、当該回復データをトラックに再記録する。従って、前記と同様に、アクセスの度にエラー訂正処理を実行する必要はなく、1回のエラー訂正処理およびデータ回復処理により、通常のリード動作となる。これにより、結果的にエラーの発生に伴うリトライ処理の処理時間を短縮化することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、外部からの衝撃を受けたときに、ライト動作時であれば、アクセス対象のトラック以外のトラックに誤ってデータを書込みして、記録データを破壊している可能性が高いことを前提として、そのデータ破壊が発生したトラックを推定する機能に関する。以下、図6から図8を参照して具体的に説明する。
【0029】
同実施形態は、図6に示すように、CPU9は、アクセス対象の指定トラックとしてトラック番号(N)のトラックに、ヘッド2を位置決めしてライト動作を実行させている状態を想定する(ステップS30,S31)。この状態で、ショックセンサ14からの検出信号により、CPU9は外部から衝撃を受けたことを感知すると、メモリ10にショック検出フラグ(SSフラグ10b)をセットする(ステップS32のYES,S33)。このSSフラグ10bのセットと共に、CPU9はライト動作中のトラック番号(N)をメモリ10に記憶する(ステップS34)。
【0030】
このような処理を実行した後に、CPU9は衝撃に伴うリトライ処理、即ちデータ破壊が発生したトラックを推定し、かつ所定のエラー処理(前述したエラー判定処理、エラー訂正処理、データ回復処理)を実行する(図8のフローチャートを参照)。
【0031】
まず、CPU9は、メモリ10を参照してSSフラグ10bのセットを確認し、かつセット時(衝撃発生時)のトラック番号(N)を特定する(ステップS40のYES,S41)。ここで、CPU9は、データ破壊が発生したトラックの範囲を設定するためのオフセット値OFとして所定の値(ここでは2とする)を設定する(ステップS42)。このオフセット値の設定(OF=2)は、図6に示すように、ライト動作中のトラック番号(N)のトラックを基準として、±2トラック分の範囲(トラック番号(N+2)〜(N−2))を設定することを意味する。
【0032】
CPU9は、オフセット値OFに基づいて、設定した範囲のトラックについてエラー判定処理を実行させる(ステップS43〜S45)。即ち、ここではトラック番号(N+2)のトラックまでヘッド2をシークさせて、リード動作を実行させる。HDC11は、CPU9の制御によりリード動作により得られたトラックの記録データについてエラー判定処理を実行する。このような一連の処理を、CPU9は、設定した範囲の全トラックについて実行させる(ステップS46〜53)。
【0033】
ここで、同実施形態のエラー判定処理とは、前述の第1の実施形態で説明した様に、最初はセクタ単位のエラー判定処理からエラー訂正およびデータ回復処理を実行した後に、さらにトラック単位のエラー判定処理からエラー訂正およびデータ回復処理へ移行する。従って、同実施形態においても、衝撃の影響に伴って、例えばトラック番号(N+2)のトラックのあるセクタの記録データが破壊されている場合には、まずはセクタ単位のエラー訂正およびデータ回復処理が実行される。このセクタ単位のエラー処理ではデータ回復が不可能な場合には、トラック単位のエラー訂正およびデータ回復処理が実行される。そして、トラック単位のエラー処理においてもデータ回復が不可能な場合には、代替処理に移行する。以上のエラー処理を、設定した全トラック(トラック番号±N+2,±N−1)について実行する。
【0034】
以上のように本実施形態によれば、ライト動作時にショックセンサ14から衝撃を受けたことが検出されると、SSフラグ10bをセットし、ライト動作中のトラック番号を記憶する。ライト動作中に衝撃を受けると、ライト動作中のヘッドが近傍のトラックに移動して誤ったデータ書込みを実行して、記録データの破壊が発生している可能性が高い。このため、同実施形態では、ライト動作中のトラックを基準として、近傍の数トラック分の範囲を記録データの破壊が発生していると推定する。そして、推定した範囲の各トラックに対して、第1の実施形態で説明したセクタ単位およびトラック単位のエラー処理(エラー判定処理、エラー訂正処理、データ回復処理)を実行することにより、衝撃に伴って破壊された記録データを回復させる可能性が高くなる。換言すれば、衝撃に伴うリトライ処理について、前もって推定したエラー発生のトラックに対するエラー処理を実行するためリードエラーの発生の度にエラー訂正処理を実行することがないため、処理時間を短縮化して、リトライ処理の効率化を図ることが可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第1の実施形態の変形例に相当するものであり、図9に示すように、ディスク1上のデータエリア20を複数のゾーン24a〜24cに区画し、各ゾーン24a〜24c毎にゾーン単位のECCデータが記録されたトラック25a〜25cが設けられたHDDを想定している。各ゾーン24a〜24cにはそれぞれ、多数のトラックが配置されている。このトラック25a〜25cは各ゾーンの最内周トラックであり、トラック全体または一部にゾーン単位のECCデータが記録されている。
【0035】
前述の第1の実施形態は、トラック単位のエラー訂正処理およびデータ回復処理を実行したときに、当該回復データにエラーが発生した場合には代替処理に移行している場合を想定している。これに対して、同実施形態では、図10のフローチャートに示すように、CPU9は、エラーが発生した場合には、当該トラックが含むゾーン(24bとする)のトラック25bに記録されているECCデータを使用したゾーン単位のエラー訂正処理およびデータ回復処理を実行する(ステップS61のYES,S63)。なお、トラック単位の回復データにエラーが発生しない場合には、前述したように、当該トラックに再記録する処理を実行する(ステップS61のNO,S62)。
【0036】
一方、ゾーン単位の回復データに対するエラー判定処理により、エラーが発生しない場合には、当該ゾーン単位の回復データを対応するゾーン(24b)に最記録する(ステップS64のNO,S65)。また、エラーが発生した場合には、所定のエラー処理を実行する(ステップS64のYES,S66)。所定のエラー処理とは、例えばドライブ単位のエラー訂正処理およびデータ回復処理が想定される。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、HDDなどのディスク記録再生装置において、特にライト動作時に衝撃を受けると、ライト動作中のトラックの近傍のトラックの記録データが破壊される可能性が高いため、セクタ単位およびトラック単位のエラー訂正処理およびデータ回復処理によるリトライ処理を実行し、破壊された記録データを回復させることが可能である。従って、従来のようにリードエラーが発生する度にリトライ処理を実行する必要はないため、エラー訂正処理を伴うリトライ処理に要する処理時間の短縮化を図り、結果的に衝撃などに対するデータ回復性能を向上することができる。また、衝撃の検出に基づいて、記録データが破壊された可能性の高いトラックの範囲を推定することにより、事前にエラー訂正処理を伴うリトライ処理を実行することが可能となる。従って、結果的に衝撃に伴うリトライ処理の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関係するHDDの要部を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態に関係するディスクの構成を示す概念図。
【図3】第1の実施形態に関係するディスクの構成を示す概念図。
【図4】第1の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】第1の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】第2の実施形態に関係するディスクの構成を示す概念図。
【図7】第2の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】第2の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図9】第3の実施形態に関係するディスクの構成を示す概念図。
【図10】第3の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…ディスク(ディスク記憶媒体)
2…ヘッド
3…ヘッドアクチュエータ
4…ボイスコイルモータ(VCM)
5…スピンドルモータ(SPM)
6…ヘッドアンプ回路
7…リード/ライト回路
8…サーボ回路
9…マイクロプロセッサ(CPU)
10…メモリ(DDフラグ,SSフラグ)
11…ディスクコントローラ(HDC)
12…モータドライバ
13…ホストシステム
14…ショックセンサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a disk recording / reproducing apparatus which is applied to, for example, a hard disk drive and has an error processing function.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a disk recording / reproducing apparatus such as a hard disk drive (HDD) has a mechanical mechanism for reading / writing data from / to a disk storage medium (hereinafter simply referred to as a disk) by a head. For this reason, when an impact (shock) is received from the outside during the operation, there is a high possibility that a situation will occur in which the head moves out of the allowable range after being positioned at a specified position on the disk. In particular, when a shock occurs during data write operations, the head moves from a specified track to a nearby track, such as an adjacent track, and data is written (overwrite), destroying the data recorded on that track. It becomes a situation to do.
[0003]
In order to prevent such a situation, there is a device provided with a shock sensor for detecting an impact in the main body of the HDD, and having a function of stopping the write operation when the impact is detected by the shock sensor. .
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in an HDD using a shock sensor, the write operation can be stopped when an impact is detected. However, the detection performance of the shock sensor is, for example, 0. Since there is a delay time of several μs, there is a high possibility that most of the data of adjacent tracks such as adjacent tracks will be destroyed by this delay time.
[0005]
Therefore, a method has been proposed in which data destroyed by impact is recovered by error correction processing using an error correction code (referred to as ECC data). In a normal HDD, ECC data that can be subjected to error correction processing in units of sectors is recorded at the end of each sector. However, since such ECC data can only correct recording data in units of sectors, error correction is impossible when the entire track or the ECC data itself is destroyed. For this reason, as a method of using ECC data, ECC data in units of tracks (usually, ECC recorded after the last sector of each track) is used to perform error correction processing in units of tracks and the sectors described above. A method that combines unit error correction processing has been proposed.
[0006]
In this method, when a read error occurs when a read operation is performed from a track in which data is destroyed, error correction processing using ECC data in units of sectors is first executed. Shift to correction processing. In other words, the retry process associated with the occurrence of a read error requires a read operation according to a two-step procedure, and requires a processing time corresponding to at least one disk rotation time. Such retry processing is executed every time a read request is made to a track in which a read error occurs (that is, a track whose data is destroyed due to an impact).
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to reduce the processing time required for retry processing accompanied by error correction processing from a data area such as a track in which a read error caused by data destruction due to external impact is generated, and as a result. The object is to improve the data recovery performance against shock and the like.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention performs error correction processing and data recovery processing when a read error occurs due to a read operation on a sector to be accessed, particularly when the recording data of the sector to be accessed is destroyed due to an external impact during a write operation. And a disk recording / reproducing apparatus having error correction means. Furthermore, when this apparatus detects a read error again from the recovered data recovered by the data recovery process, it sets a data destruction flag indicating that the recording data of the sector has been destroyed, and a read error is detected from the recovered data. When it is not detected, it has a control means for executing a write operation so as to re-record the recovery data in the sector.
[0009]
Specifically, the error correction means corrects the read data from the sector using ECC data recorded in the sector where the read error has occurred, and recovers the normal recorded data. The control means executes an error determination process for the recovery data, and if an error does not occur from the recovery data, the control means executes a write operation so as to re-record in the sector. As a result, normally recovered recording data is re-recorded in a sector whose data has been destroyed due to an external impact, so that error correction processing is executed each time the sector is accessed. No special processing is required.
[0010]
On the other hand, when an error occurs again due to the error determination process for the recovery data, the control means sets a data destruction flag indicating that the recording data of the sector is destroyed. An error correction function can be improved by providing track error processing means for executing error correction processing and data recovery processing of a track including the sector by using the data destruction flag. Specifically, the track error processing means executes error correction processing and data recovery processing for all data of the track including the sector, using ECC data for each track recorded in each track. Then, the write operation is executed so that the recovery data for each track recovered by the data recovery processing is re-recorded on the track.
[0011]
As another aspect of the present invention, there is provided an impact detection means (shock sensor) for detecting an impact from the outside, and when an impact is detected during a data write operation, an impact flag indicating the detection of the impact is set, and the write A disk recording / reproducing apparatus having means for storing a track number to be accessed for operation. Furthermore, when the impact flag is set, the apparatus activates an estimation unit and an error processing unit that estimate a track in which data destruction has occurred.
[0012]
That is, the estimation means estimates that, for example, a range of ± 3 tracks is a data area in which data destruction has occurred with reference to the track number stored together with the impact flag. This is based on the assumption that there is a high possibility that the head will move within a range of ± 2 tracks from the track during the write operation due to an external impact. The error processing means executes error detection processing and error correction processing for each track in the estimated range. Here, it is desirable that the error processing means execute the error correction processing and error recovery processing in units of sectors as described above, and execute error correction processing and error recovery processing in units of tracks.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing the main part of the HDD related to this embodiment, FIG. 2 and FIG. 3 are conceptual diagrams showing the configuration of the disk related to the first embodiment, and FIG. 4 and FIG. It is a flowchart for demonstrating operation | movement of 1st Embodiment.
(System configuration)
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, a hard disk drive (HDD) is assumed as a disk recording / reproducing apparatus, and a
[0014]
The
[0015]
Furthermore, the HDD includes a
[0016]
The
[0017]
The
(First embodiment)
In the HDD, a first embodiment relating to error processing in units of sectors and tracks will be described with reference to FIGS.
[0018]
First, as shown in FIG. 2, one surface of the
[0019]
In the
(Operation of the first embodiment)
In the present embodiment, it is assumed that the
[0020]
Here, it is assumed that, during a write operation before the read operation, the HDD receives an impact from the outside and the recording data of the sector to be accessed is destroyed. That is, the HDC 11 detects that a read error has occurred from the read data that has been read by error determination processing (YES in steps S3 and S4). Here, in the present embodiment, the
[0021]
Further, the
[0022]
On the other hand, when an error occurs again from the recovered data by the error determination process, the
[0023]
The
[0024]
In this embodiment, as shown in FIG. 3,
[0025]
When an error occurs due to this error determination process, the
[0026]
On the other hand, if an error occurs again from the recovered data by the error determination process, the
[0027]
As described above, according to the present embodiment, when the recording data of the sector to be accessed is destroyed due to the impact during the write operation, error correction processing and data recovery processing are performed using the ECC data of the sector. Execute. If the recovery data obtained by this data recovery process is normal by the error determination process, it is re-recorded in the sector. Therefore, when the sector is re-accessed, normal re-recorded data is reproduced without causing a read error. In other words, conventionally, error correction processing is executed every time a sector in which a read error has occurred is accessed, but in this embodiment, error correction processing is performed only once, and thereafter normal read operation is performed. That is, after recovering the recording data by the data recovery processing (which constitutes the original recording data including not only error correction but also normal data), in order to re-record the recovery data as recording data, The number of times can be greatly reduced.
[0028]
If error correction and data recovery are impossible in the error correction processing and data recovery processing in units of sectors due to the destruction of the ECC data itself, the data destruction flag (DD flag 10a) is set. Based on the set of the DD flag, the process proceeds to error correction processing and data recovery processing in units of tracks. The destruction of the ECC data itself is determined by a determination process using, for example, a CRC (cyclic redundancy code) added to the ECC data. If the recovery data for each track is normal, the recovery data is re-recorded on the track. Therefore, as described above, it is not necessary to execute an error correction process every access, and a normal read operation is performed by one error correction process and data recovery process. As a result, it is possible to shorten the processing time of the retry process associated with the occurrence of an error.
(Second Embodiment)
In the second embodiment, when a write operation is performed when an external impact is received, there is a possibility that data is erroneously written to a track other than the track to be accessed and the recorded data is destroyed. It is related to the function of estimating the track where the data destruction has occurred, assuming that the data is high. Hereinafter, a specific description will be given with reference to FIGS.
[0029]
In this embodiment, as shown in FIG. 6, the
[0030]
After executing such processing, the
[0031]
First, the
[0032]
Based on the offset value OF, the
[0033]
Here, as described in the first embodiment, the error determination process of the embodiment is performed by performing error correction and data recovery process from the error determination process for each sector at first, and then further for each track. Shift from error determination processing to error correction and data recovery processing. Therefore, also in the embodiment, when the recording data of a sector with a track number (N + 2) is destroyed due to the impact, for example, error correction and data recovery processing for each sector is first executed. Is done. If data recovery is impossible by this sector unit error processing, track unit error correction and data recovery processing are executed. If data recovery is impossible even in the error processing for each track, the processing shifts to alternative processing. The above error processing is executed for all the set tracks (track numbers ± N + 2, ± N−1).
[0034]
As described above, according to the present embodiment, when it is detected that the shock is received from the
(Third embodiment)
The third embodiment corresponds to a modification of the first embodiment. As shown in FIG. 9, the
[0035]
In the first embodiment described above, it is assumed that when error correction processing and data recovery processing are performed in units of tracks and an error occurs in the recovery data, the processing shifts to alternative processing. On the other hand, in the embodiment, as shown in the flowchart of FIG. 10, when an error occurs, the
[0036]
On the other hand, if an error does not occur as a result of the error determination process for the recovery data in units of zones, the recovery data in units of zones is recorded in the corresponding zone (24b) (NO in step S64, S65). If an error occurs, predetermined error processing is executed (YES in step S64, S66). As the predetermined error processing, for example, error correction processing and data recovery processing in units of drives are assumed.
[0037]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, in a disk recording / reproducing apparatus such as an HDD, when a shock is applied particularly during a write operation, there is a high possibility that recorded data in a track near the track during the write operation is destroyed. Therefore, it is possible to recover the destroyed recording data by executing retry processing by error correction processing and data recovery processing in units of sectors and tracks. Therefore, since it is not necessary to execute retry processing every time a read error occurs as in the prior art, the processing time required for retry processing accompanied by error correction processing is shortened, and as a result, data recovery performance against impact etc. is improved. Can be improved. Further, by estimating the range of the track where the recording data is likely to be destroyed based on the detection of the impact, it is possible to execute a retry process with an error correction process in advance. As a result, the efficiency of the retry process associated with the impact can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a main part of an HDD related to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a conceptual diagram showing the configuration of a disk related to the first embodiment.
FIG. 3 is a conceptual diagram showing the configuration of a disk related to the first embodiment.
FIG. 4 is a flowchart for explaining the operation of the first embodiment;
FIG. 5 is a flowchart for explaining the operation of the first embodiment;
FIG. 6 is a conceptual diagram showing a disk configuration related to the second embodiment.
FIG. 7 is a flowchart for explaining the operation of the second embodiment;
FIG. 8 is a flowchart for explaining the operation of the second embodiment;
FIG. 9 is a conceptual diagram showing the configuration of a disk related to the third embodiment.
FIG. 10 is a flowchart for explaining the operation of the third embodiment;
[Explanation of symbols]
1 ... Disk (disk storage medium)
2 ... Head
3. Head actuator
4. Voice coil motor (VCM)
5 ... Spindle motor (SPM)
6 ... Head amplifier circuit
7. Read / write circuit
8. Servo circuit
9 ... Microprocessor (CPU)
10: Memory (DD flag, SS flag)
11 ... Disk controller (HDC)
12 ... Motor driver
13 ... Host system
14 ... Shock sensor
Claims (6)
アクセス対象のセクタから記録データを読出すリード動作時に、リードエラーの発生を検出するためのエラー検出手段と、
前記エラー検出手段によりリードエラーが検出されたときに、セクタ単位のリードデータに対するエラー訂正処理、及び当該エラー訂正処理によるエラー訂正後のデータと正常データを含む元の記録データを構成するデータ回復処理を実行するエラー訂正手段と、
前記データ回復処理により回復された回復データからエラーを検出したときには当該セクタの記録データが破壊されていることを示すデータ破壊フラグをセットし、前記回復データからエラーが検出されない場合には当該セクタに前記回復データを再記録するようにライト動作を実行させるセクタエラー処理手段と、
前記データ破壊フラグのセットに従って、当該セクタを含むトラックをアクセスし、トラック単位のエラー訂正処理及び前記データ回復処理を実行し、当該データ回復処理により回復したトラック単位の回復データを当該トラックに再記録するようにライト動作を実行させるトラックエラー処理手段と
を具備したことを特徴とするディスク記録再生装置。A disk recording / reproducing apparatus in which sectors as data access units are arranged on a disk storage medium, tracks configured by a predetermined number of sectors are arranged , and read / write of data in sector units is performed.
Error detection means for detecting the occurrence of a read error during a read operation of reading recorded data from a sector to be accessed ;
When a read error is detected by the error detection means, an error correction process for read data in units of sectors , and a data recovery process that constitutes original recording data including data after error correction by the error correction process and normal data Error correction means for executing
When an error is detected from the recovery data recovered by the data recovery process, a data destruction flag indicating that the recording data of the sector is destroyed is set, and when no error is detected from the recovery data, the sector is set. Sector error processing means for executing a write operation so as to re-record the recovery data ;
According to the set of the data destruction flag, the track including the sector is accessed, the error correction processing for the track unit and the data recovery processing are executed, and the recovery data for the track unit recovered by the data recovery processing is re-recorded on the track. A disc recording / reproducing apparatus comprising: track error processing means for executing a write operation as described above .
前記エラー検出手段および前記エラー訂正手段はそれぞれ、前記セクタECCデータを使用してセクタ単位のリードエラーの検出処理およびエラー訂正処理を実行し、
前記トラックエラー処理手段は、前記トラックECCデータを使用して、トラック単位のエラー訂正処理及びデータ回復処理を実行するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスク記録再生装置。 Sector ECC data for performing error detection and error correction for each sector is recorded in each sector, and track ECC data for performing error detection and error correction for each track is recorded for each track. And
The error detection unit and the error correction unit respectively execute a read error detection process and an error correction process in units of sectors using the sector ECC data ;
2. The disc recording / reproducing apparatus according to claim 1 , wherein the track error processing means is configured to execute an error correction process and a data recovery process in units of tracks using the track ECC data. .
前記トラックエラー処理手段のデータ回復処理により得られたトラック単位の回復データからエラーが発生したときには、前記ゾーンECCデータを使用して当該トラックを含むゾーンをアクセスし、ゾーン単位のエラー訂正処理及びデータ回復処理を実行し、当該データ回復処理により回復したゾーン単位の回復データを当該ゾーンに再記録するようにライト動作を実行させるゾーンエラー処理手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のディスク記録再生装置。 A zone area composed of a plurality of tracks is set on the disk storage medium, and zone ECC data for performing error detection and error correction in units of zones is recorded on a predetermined track included in the zone area,
When an error has occurred from the recovery data in units of tracks obtained by the data recovery processing of the track error processing means, the zone including the track is accessed using the zone ECC data, and error correction processing and data in units of zones are performed. 3. A zone error processing means for executing a recovery operation and executing a write operation so as to re-record the recovery data for each zone recovered by the data recovery processing in the zone. The disc recording / reproducing apparatus according to any one of the above.
前記衝撃検出手段による衝撃の検出を示す衝撃フラグをセットし、かつライト動作のアクセス対象のデータエリアを識別する識別情報を記憶する手段と、
前記衝撃フラグのセットに従って、前記識別情報により識別されたデータエリアに基づいてデータ破壊が発生しているデータエリアを推定する推定手段と、
前記推定手段により推定したデータエリアから記録データを読出し、所定のエラー処理を実行するエラー処理手段と
をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のディスク記録再生装置。 An impact detection means for detecting an impact from outside during a data write operation;
Means for setting an impact flag indicating detection of impact by the impact detection means, and storing identification information for identifying a data area to be accessed for write operation;
Estimating means for estimating a data area where data corruption has occurred based on the data area identified by the identification information according to the set of the impact flag;
Error processing means for reading recorded data from the data area estimated by the estimating means and executing predetermined error processing;
The disc recording / reproducing apparatus according to claim 1, further comprising:
アクセス対象のセクタから記録データを読出すリード動作時にリードエラーの発生を検出したときに、当該セクタのリードデータに対するエラー訂正処理、及び当該エラー訂正処理によるエラー訂正後のデータと正常データを含む元の記録データを構成するデータ回復処理を実行するステップと、
前記データ回復処理により回復された回復データからエラーを検出したときには当該セクタの記録データが破壊されていることを示すデータ破壊フラグをセットし、前記回復データからエラーが検出されない場合には当該セクタに前記回復データを再記録するようにライト動作を実行するステップと、
前記データ破壊フラグのセットに従って、当該セクタを含むトラックをアクセスし、トラック単位のエラー訂正処理及びデータ回復処理を実行するステップと、
前記データ回復処理により回復したトラック単位の回復データを当該トラックに再記録するようにライト動作を実行するステップと
からなる手順を実行することを特徴とするエラー処理方法。 An access unit of data on a disk storage medium sector is arranged, is arranged the track consists of a predetermined number of sectors, it is applied to a disk recording and reproducing apparatus which executes read / write of data in sectors An error handling method,
When the occurrence of a read error is detected during a read operation for reading recorded data from the sector to be accessed, an error correction process for the read data of the sector, and a source including normal data and data after error correction by the error correction process Executing a data recovery process that constitutes the recorded data;
When an error is detected from the recovery data recovered by the data recovery process, a data destruction flag indicating that the recording data of the sector is destroyed is set, and when no error is detected from the recovery data, the sector is set. Performing a write operation to re-record the recovery data;
Accessing a track including the sector according to the set of the data destruction flag, and performing an error correction process and a data recovery process in units of tracks;
Performing a write operation so as to re-record the recovery data in units of tracks recovered by the data recovery processing on the track; and
An error processing method characterized by executing a procedure consisting of:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35734297A JP3754199B2 (en) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | Disc recording / reproducing apparatus and error processing method applied to the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35734297A JP3754199B2 (en) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | Disc recording / reproducing apparatus and error processing method applied to the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11185204A JPH11185204A (en) | 1999-07-09 |
JP3754199B2 true JP3754199B2 (en) | 2006-03-08 |
Family
ID=18453642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35734297A Expired - Fee Related JP3754199B2 (en) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | Disc recording / reproducing apparatus and error processing method applied to the same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3754199B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021140835A (en) * | 2020-03-02 | 2021-09-16 | 株式会社東芝 | Magnetic disk device |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP35734297A patent/JP3754199B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11185204A (en) | 1999-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6781780B1 (en) | Method and system for preventing data loss from an off-track write condition in a disk drive by rewriting data buffered from an adjacent track | |
US7423828B2 (en) | Off-track write error recovery | |
JP3847435B2 (en) | Magnetic disk unit | |
US8190575B1 (en) | Disk drive maintaining multiple copies of code segments | |
JP3273502B2 (en) | Disk drive device, disk drive error recovery method, and disk drive control device | |
KR100233319B1 (en) | Method for executing an error recovery procedure | |
US6530034B1 (en) | Method and apparatus for error recovery in a storage device | |
JP2008027499A (en) | Magnetic recording system, magnetic recording method, and magnetic recording program | |
JP3865723B2 (en) | Method for recording data in hard disk drive and control device therefor | |
JPH08255432A (en) | Recording/reproducing apparatus and alternate processing method | |
JP2001014606A (en) | Magnetic disk device | |
JP2001118343A (en) | Magnetic disk device | |
JP3754199B2 (en) | Disc recording / reproducing apparatus and error processing method applied to the same | |
JP3590390B2 (en) | Self-mirroring method in disk storage device and disk storage device to which the method is applied | |
CN110880337B (en) | Magnetic disk device and data reading method for magnetic disk device | |
JP3688670B2 (en) | Data writing method and data storage system | |
JPH10275429A (en) | Disk device and write retry control method in it | |
JPH0652635A (en) | Method for controlling external storage device | |
JPH0520789A (en) | Recording and reproducing device | |
JP3803209B2 (en) | Method for controlling rotary memory device and rotary memory device | |
JP2001093104A (en) | Operation error recovering method of magnetic disk device, and magnetic disk device | |
JP4739027B2 (en) | Data storage device and defect area management method thereof | |
JP3130805B2 (en) | Magnetic disk device and head positioning control device applied thereto | |
JPH11224474A (en) | Writing device of servo pattern, servo pattern control system, and magnetic disk device | |
JP2003085904A (en) | Magnetic disk unit and servo writing method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050928 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |